JPH091319A - アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法 - Google Patents
アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法Info
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- JPH091319A JPH091319A JP17566395A JP17566395A JPH091319A JP H091319 A JPH091319 A JP H091319A JP 17566395 A JP17566395 A JP 17566395A JP 17566395 A JP17566395 A JP 17566395A JP H091319 A JPH091319 A JP H091319A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金
ダイカストにおいて、均一染色性と光輝性のある陽極酸
化皮膜を簡易に得ること。 【構成】 アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金
ダイカストからなる被処理材を研掃処理する研掃処理工
程と、研掃処理後の被処理材の表面チル層のSiを溶解
除去する表面性状調整処理工程と、表面性状調整処理後
の被処理材に陽極酸化、染色及び封孔の各処理を順次施
すもの。
ダイカストにおいて、均一染色性と光輝性のある陽極酸
化皮膜を簡易に得ること。 【構成】 アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金
ダイカストからなる被処理材を研掃処理する研掃処理工
程と、研掃処理後の被処理材の表面チル層のSiを溶解
除去する表面性状調整処理工程と、表面性状調整処理後
の被処理材に陽極酸化、染色及び封孔の各処理を順次施
すもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム合金鋳物又
はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法に関する。
はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車用部品等のアルミニウム合金
鋳物又はアルミニウム合金ダイカストにおいては、外観
商品性確保の表面処理において常識的になっている塗装
に代わるものとして、ガラス様光沢、金属光沢等の光輝
性を長期維持できる陽極酸化処理が望まれている。とこ
ろが、アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイ
カストの陽極酸化処理は、下記〜の如くにより、装
飾目的には向かないということが常識となっている。
鋳物又はアルミニウム合金ダイカストにおいては、外観
商品性確保の表面処理において常識的になっている塗装
に代わるものとして、ガラス様光沢、金属光沢等の光輝
性を長期維持できる陽極酸化処理が望まれている。とこ
ろが、アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイ
カストの陽極酸化処理は、下記〜の如くにより、装
飾目的には向かないということが常識となっている。
【0003】アルミニウム合金鋳物は砂型、金型等に
溶湯を流し込んで製造されるが、型に接触した部分は急
冷されてその表面にチル層が発生する。このチル層には
鋳造性を改善するために添加されたSiが高密度に存在
する。陽極酸化においてはこのSiが溶解や酸化を受け
ずに皮膜中に取り残されるため色調は濃い灰色(黒墨)
となる。
溶湯を流し込んで製造されるが、型に接触した部分は急
冷されてその表面にチル層が発生する。このチル層には
鋳造性を改善するために添加されたSiが高密度に存在
する。陽極酸化においてはこのSiが溶解や酸化を受け
ずに皮膜中に取り残されるため色調は濃い灰色(黒墨)
となる。
【0004】アルミニウム合金ダイカストは金型に溶湯
を高速注入するものであるが、チル層とそれに基づく上
記黒墨の発生についてはアルミニウム合金鋳物と同様で
ある。
を高速注入するものであるが、チル層とそれに基づく上
記黒墨の発生についてはアルミニウム合金鋳物と同様で
ある。
【0005】アルミニウム合金鋳物においては溶湯中
に含まれる水素ガスが凝固の際放出されるため鋳物の表
面近くのチル層の下に微細な穴(ピンホール)が存在す
る。また、凝固の際の押し湯不足による引け巣の発生等
があり陽極酸化処理時の電解液(酸)がそれらピンホー
ル、引け巣等の鋳造欠陥に留まり陽極酸化被膜不良(不
染色)が発生する。
に含まれる水素ガスが凝固の際放出されるため鋳物の表
面近くのチル層の下に微細な穴(ピンホール)が存在す
る。また、凝固の際の押し湯不足による引け巣の発生等
があり陽極酸化処理時の電解液(酸)がそれらピンホー
ル、引け巣等の鋳造欠陥に留まり陽極酸化被膜不良(不
染色)が発生する。
【0006】アルミニウム合金ダイカストにおいては更
に前記した如く溶湯の高速注入によるエアーの巻き込み
が著しくアルミニウム合金鋳物と同様の鋳造欠陥に基づ
く不染色が発生する。
に前記した如く溶湯の高速注入によるエアーの巻き込み
が著しくアルミニウム合金鋳物と同様の鋳造欠陥に基づ
く不染色が発生する。
【0007】アルミニウム合金鋳物とアルミニウム合
金ダイカストのいずれにおいても、溶湯の表面酸化物
(スラグ)の巻き込み及び塗型剤、離型剤等の鋳物表面
への付着物による陽極酸化処理不良。
金ダイカストのいずれにおいても、溶湯の表面酸化物
(スラグ)の巻き込み及び塗型剤、離型剤等の鋳物表面
への付着物による陽極酸化処理不良。
【0008】アルミニウム合金鋳物とアルミニウム合
金ダイカストのいずれにおいても、湯口及びバリ除去部
分を選択的にバフ研磨した後に陽極酸化処理を施したと
き、バフ研磨した部分と他の部分(型面のままの部分)
との光沢、面粗度に差を生じ、外観性、商品性の低下と
なる。
金ダイカストのいずれにおいても、湯口及びバリ除去部
分を選択的にバフ研磨した後に陽極酸化処理を施したと
き、バフ研磨した部分と他の部分(型面のままの部分)
との光沢、面粗度に差を生じ、外観性、商品性の低下と
なる。
【0009】然るに、従来技術では、アルミニウム合金
鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの陽極酸化処理に
よる均一染色性と光輝性確保のために、下記(a) 又は、
(b)が採用されている。
鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの陽極酸化処理に
よる均一染色性と光輝性確保のために、下記(a) 又は、
(b)が採用されている。
【0010】(a) 弗酸又は弗素化合物を含む溶液にて表
面チル層のSiを除去処理した後に、ブラスト処理し、
その後陽極酸化処理を施す(特公平1-25831 号公報)。
表面チル層のSi除去により、黒墨の発生回避を図るも
のである。
面チル層のSiを除去処理した後に、ブラスト処理し、
その後陽極酸化処理を施す(特公平1-25831 号公報)。
表面チル層のSi除去により、黒墨の発生回避を図るも
のである。
【0011】(b) 表面チル層及び鋳造欠陥を切削加工に
より機械的に削り取る。これにより、黒墨や不染色の発
生回避を図るものである。
より機械的に削り取る。これにより、黒墨や不染色の発
生回避を図るものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
(a) では下記〜の問題点がある。 表面チル層のSiを除去した表面をブラスト処理する
ものであるため、このブラスト処理により表面が研削さ
れて再度Siが露出してくることが考えられる。
(a) では下記〜の問題点がある。 表面チル層のSiを除去した表面をブラスト処理する
ものであるため、このブラスト処理により表面が研削さ
れて再度Siが露出してくることが考えられる。
【0013】弗酸又は弗素化合物を含む溶液が表面ピ
ンホールに残留することが考えられる。その後、ピンホ
ール開口がブラスト処理により閉じられると、このピン
ホールに封じ込められることになった残留溶液がその後
陽極酸化被膜を変質せしめる。
ンホールに残留することが考えられる。その後、ピンホ
ール開口がブラスト処理により閉じられると、このピン
ホールに封じ込められることになった残留溶液がその後
陽極酸化被膜を変質せしめる。
【0014】表面処理の工程は普通ハンガー等に掛け
られた被処理材が脱脂、水洗、化学研磨、陽極酸化等の
各浴槽を順次連続的に自動で移動処理される。従って、
弗酸の浴槽と陽極酸化の浴槽との間にブラスト処理のよ
うな機械加工を入れることは作業性、品質上の点等から
好ましくない。弗酸浴でせっかく綺麗になった表面がブ
ラスト処理のために再度汚れてしまうし、弗酸又は弗素
化合物を含む溶液による処理工程後にブラスト工程が入
ることにより連続した化学処理が途切れその間に被処理
材の表面が酸化したりするのである。
られた被処理材が脱脂、水洗、化学研磨、陽極酸化等の
各浴槽を順次連続的に自動で移動処理される。従って、
弗酸の浴槽と陽極酸化の浴槽との間にブラスト処理のよ
うな機械加工を入れることは作業性、品質上の点等から
好ましくない。弗酸浴でせっかく綺麗になった表面がブ
ラスト処理のために再度汚れてしまうし、弗酸又は弗素
化合物を含む溶液による処理工程後にブラスト工程が入
ることにより連続した化学処理が途切れその間に被処理
材の表面が酸化したりするのである。
【0015】また、従来技術(b) では下記の問題点が
ある。 鋳物表面にボス、リブが突出している等の複雑な表面
形状の鋳物においては、全表面を同様の表面性状に切削
加工することが困難であり、仮にできたとしても多大な
コストアップになる。
ある。 鋳物表面にボス、リブが突出している等の複雑な表面
形状の鋳物においては、全表面を同様の表面性状に切削
加工することが困難であり、仮にできたとしても多大な
コストアップになる。
【0016】本発明は、アルミニウム合金鋳物又はアル
ミニウム合金ダイカストにおいて、均一染色性と光輝性
のある陽極酸化皮膜を簡易に得ることを目的とする。
ミニウム合金ダイカストにおいて、均一染色性と光輝性
のある陽極酸化皮膜を簡易に得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカ
ストからなる被処理材を研掃処理する研掃処理工程と、
研掃処理後の被処理材の表面チル層のSiを溶解除去す
る表面性状調整処理工程と、表面性状調整処理後の被処
理材に陽極酸化、染色及び封孔の各処理を順次施すよう
にしたものである。
は、アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカ
ストからなる被処理材を研掃処理する研掃処理工程と、
研掃処理後の被処理材の表面チル層のSiを溶解除去す
る表面性状調整処理工程と、表面性状調整処理後の被処
理材に陽極酸化、染色及び封孔の各処理を順次施すよう
にしたものである。
【0018】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記研掃処理工程が被処理材
の表面及び表面付近のピンホール、ブローホール、引け
巣等の鋳造欠陥を潰す処理であるようにしたものであ
る。
載の本発明において更に、前記研掃処理工程が被処理材
の表面及び表面付近のピンホール、ブローホール、引け
巣等の鋳造欠陥を潰す処理であるようにしたものであ
る。
【0019】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記研掃処理がスチー
ルボール、又はスチールグリットによるショットブラス
ト処理であるようにしたものである。
2に記載の本発明において更に、前記研掃処理がスチー
ルボール、又はスチールグリットによるショットブラス
ト処理であるようにしたものである。
【0020】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記表面性状
調整処理工程が、弗酸又は弗素化合物を含む溶液にて処
理するとともに、更に化学研磨又は電解研磨により表面
平滑処理するものである。
のいずれかに記載の本発明において更に、前記表面性状
調整処理工程が、弗酸又は弗素化合物を含む溶液にて処
理するとともに、更に化学研磨又は電解研磨により表面
平滑処理するものである。
【0021】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記表面性状
調整処理工程が、リン酸と硝酸を含む溶液にて処理する
ものである。
のいずれかに記載の本発明において更に、前記表面性状
調整処理工程が、リン酸と硝酸を含む溶液にて処理する
ものである。
【0022】
【作用】まず、本発明成立の経過について説明する。ア
ルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの
陽極酸化処理改善の方向性はもっぱら 陽極酸化処理し易い被処理材の材料成分への展開 鋳造欠陥を減らす方向への鋳造法案の見直し 陽極酸化処理液(前処理含む)、陽極酸化処理法案の
開発 であった。然しながら製品によっては形状、機械的特性
を維持するために上記、の対応が取れないものもあ
り開発において既存材料、既存鋳造法案を前提に進め
た。弗酸浴等により表面チル層のSiを溶解除去して染
色時の黒墨発生を防止し、或いは化学研磨により光輝性
を確保することは種々薬品を使用しテストすることで比
較的容易に達成できた。ところが、不染色による鋳造欠
陥部の露出(黒墨除去のための弗酸浴処理や光輝性を出
すための化学研磨等の前処理に伴う素材肌荒れ)の如く
の染色不良問題がつきまとった。黒墨防止のための弗酸
浴処理や化学研磨等の光輝性を出すための前処理をすれ
ば不染色が発生するという相反する事象に対し、不染色
部を調査すると表面に腐食生成物が存在しており、不染
色の原因が当初素材表面の汚れに起因するものとの判断
から上記の方法にて展開したが改善されなかった。然
るに、不染色部分の電子顕微鏡観察、成分分布等の調査
を通じ素材の表面下200 μm 〜 1mm程度に微小なピンホ
ールの存在が確認された。これは素材段階では極めて小
さいものであるが黒墨防止のための弗酸浴処理や光輝性
を出すための化学研磨等の処理により侵食拡大すること
が分かった。そして、陽極酸化処理のための電解液(硫
酸等)がそのピンホールに入り、或いは陽極酸化処理後
の水洗でその電解液をピンホールから除去できず、その
電解液がその後の染色工程での染色液の適正濃度(PH)
を狂わせて不染色部を生ぜしめ、或いは高温の染色液に
より膨張する上記電解液がピンホールまわりに滲出して
不染色部を拡大発生せしめるものと考えられる。そこで
ブラスト処理等により被処理材の表面を均一に研掃して
鋳造欠陥部を除去、潰し込むことが有効との知見に至っ
た。
ルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの
陽極酸化処理改善の方向性はもっぱら 陽極酸化処理し易い被処理材の材料成分への展開 鋳造欠陥を減らす方向への鋳造法案の見直し 陽極酸化処理液(前処理含む)、陽極酸化処理法案の
開発 であった。然しながら製品によっては形状、機械的特性
を維持するために上記、の対応が取れないものもあ
り開発において既存材料、既存鋳造法案を前提に進め
た。弗酸浴等により表面チル層のSiを溶解除去して染
色時の黒墨発生を防止し、或いは化学研磨により光輝性
を確保することは種々薬品を使用しテストすることで比
較的容易に達成できた。ところが、不染色による鋳造欠
陥部の露出(黒墨除去のための弗酸浴処理や光輝性を出
すための化学研磨等の前処理に伴う素材肌荒れ)の如く
の染色不良問題がつきまとった。黒墨防止のための弗酸
浴処理や化学研磨等の光輝性を出すための前処理をすれ
ば不染色が発生するという相反する事象に対し、不染色
部を調査すると表面に腐食生成物が存在しており、不染
色の原因が当初素材表面の汚れに起因するものとの判断
から上記の方法にて展開したが改善されなかった。然
るに、不染色部分の電子顕微鏡観察、成分分布等の調査
を通じ素材の表面下200 μm 〜 1mm程度に微小なピンホ
ールの存在が確認された。これは素材段階では極めて小
さいものであるが黒墨防止のための弗酸浴処理や光輝性
を出すための化学研磨等の処理により侵食拡大すること
が分かった。そして、陽極酸化処理のための電解液(硫
酸等)がそのピンホールに入り、或いは陽極酸化処理後
の水洗でその電解液をピンホールから除去できず、その
電解液がその後の染色工程での染色液の適正濃度(PH)
を狂わせて不染色部を生ぜしめ、或いは高温の染色液に
より膨張する上記電解液がピンホールまわりに滲出して
不染色部を拡大発生せしめるものと考えられる。そこで
ブラスト処理等により被処理材の表面を均一に研掃して
鋳造欠陥部を除去、潰し込むことが有効との知見に至っ
た。
【0023】然るに、請求項1〜3に記載の本発明によ
れば、下記〜の作用がある。 アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカス
トの鋳物表面チル層のSiを溶解除去する前に、ショッ
トブラスト処理、液体ホーニング処理、バレル処理等の
研掃処理を施して、素材表面の酸化物除去、ピンホー
ル、ブローホール、引け巣等の鋳造欠陥の潰し込みを行
なう。これにより、陽極酸化処理時に、表面鋳造欠陥に
電解液が侵入することに起因する不染色の発生を防止で
きる。
れば、下記〜の作用がある。 アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカス
トの鋳物表面チル層のSiを溶解除去する前に、ショッ
トブラスト処理、液体ホーニング処理、バレル処理等の
研掃処理を施して、素材表面の酸化物除去、ピンホー
ル、ブローホール、引け巣等の鋳造欠陥の潰し込みを行
なう。これにより、陽極酸化処理時に、表面鋳造欠陥に
電解液が侵入することに起因する不染色の発生を防止で
きる。
【0024】上記従来技術(a) の如く、鋳物表面チル
層のSiを溶解除去した後に、研掃処理を施すものでな
いから、上記Siの溶解除去後に再度Siの露出を生ず
る等がない。従って、表面Siの存在による黒墨の発生
を防止できる。また、Si溶解液が素材表面のピンホー
ル、ブローホール、引け巣等の鋳造欠陥に残留すること
を防止できる。
層のSiを溶解除去した後に、研掃処理を施すものでな
いから、上記Siの溶解除去後に再度Siの露出を生ず
る等がない。従って、表面Siの存在による黒墨の発生
を防止できる。また、Si溶解液が素材表面のピンホー
ル、ブローホール、引け巣等の鋳造欠陥に残留すること
を防止できる。
【0025】鋳物表面に付着したスラグ、塗型剤、離
型剤等は、研掃処理により完全に除去される。従って、
これらの付着物による陽極酸化処理不良もない。
型剤等は、研掃処理により完全に除去される。従って、
これらの付着物による陽極酸化処理不良もない。
【0026】湯口及びバリ除去部分を選択的にバフ研
磨したとしても、その後の研掃処理が鋳物表面の面粗度
を全面に渡って均等化する。このため、バフ研磨した部
分と他の部分(型面のままの部分)との光沢、面粗度の
差を生ずることがなく、商品性を向上する。
磨したとしても、その後の研掃処理が鋳物表面の面粗度
を全面に渡って均等化する。このため、バフ研磨した部
分と他の部分(型面のままの部分)との光沢、面粗度の
差を生ずることがなく、商品性を向上する。
【0027】研掃処理は、鋳物表面にボス、リブが突
出している等の複雑な表面形状の被処理材についても全
表面を均等に加工でき、そのような複雑形状の被処理材
についても優れた陽極酸化処理皮膜を形成できる。
出している等の複雑な表面形状の被処理材についても全
表面を均等に加工でき、そのような複雑形状の被処理材
についても優れた陽極酸化処理皮膜を形成できる。
【0028】また、特に、スチールボール、スチールグ
リット等を用いたショットブラストによる研掃処理は被
処理材に大きな圧縮残留応力を残留せしめ、結果として
被処理材の耐疲労性を向上できる。
リット等を用いたショットブラストによる研掃処理は被
処理材に大きな圧縮残留応力を残留せしめ、結果として
被処理材の耐疲労性を向上できる。
【0029】機械的な研掃処理を、表面性状調整処理
の前工程においた。従って、表面性状調整処理→陽極酸
化処理の順次連続する浴槽間に機械的な研掃処理が入ら
ず作業性、品質を向上できる。
の前工程においた。従って、表面性状調整処理→陽極酸
化処理の順次連続する浴槽間に機械的な研掃処理が入ら
ず作業性、品質を向上できる。
【0030】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 表面性状調整処理工程が、弗酸又は弗素化合物を含む
溶液にて処理するとともに、研磨により表面平滑処理す
るものとした。従って、弗酸又は弗素化合物を含む溶液
にて表面チル層のSiを溶解除去し、被処理材の陽極酸
化処理における黒墨発生を防止できる。そして、化学研
磨、又は電解研磨により表面平滑処理して被処理材の光
輝性を向上し得る。
作用がある。 表面性状調整処理工程が、弗酸又は弗素化合物を含む
溶液にて処理するとともに、研磨により表面平滑処理す
るものとした。従って、弗酸又は弗素化合物を含む溶液
にて表面チル層のSiを溶解除去し、被処理材の陽極酸
化処理における黒墨発生を防止できる。そして、化学研
磨、又は電解研磨により表面平滑処理して被処理材の光
輝性を向上し得る。
【0031】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 表面性状調整処理工程が、リン酸と硝酸を含む溶液に
て処理するものとした。従って、リン酸溶液にて表面溶
解し、Siも除去し、被処理材の陽極酸化処理における
黒墨発生を防止できる。また、硝酸溶液にて表面酸化物
を除去して被処理材の光輝性を向上し得る。
作用がある。 表面性状調整処理工程が、リン酸と硝酸を含む溶液に
て処理するものとした。従って、リン酸溶液にて表面溶
解し、Siも除去し、被処理材の陽極酸化処理における
黒墨発生を防止できる。また、硝酸溶液にて表面酸化物
を除去して被処理材の光輝性を向上し得る。
【0032】
【実施例】自動二輪車のフロントフォークを形成する油
圧緩衝器のためのアルミニウム合金鋳物製アウターチュ
ーブ(AC4D)に本発明を適用した例について説明す
る。
圧緩衝器のためのアルミニウム合金鋳物製アウターチュ
ーブ(AC4D)に本発明を適用した例について説明す
る。
【0033】(実施例1)実施例1は、本発明の表面性
状調整処理を、弗酸又は弗素化合物を含む溶液にて処理
するとともに、化学研磨により表面平滑処理するものと
したものである。
状調整処理を、弗酸又は弗素化合物を含む溶液にて処理
するとともに、化学研磨により表面平滑処理するものと
したものである。
【0034】(1) 研掃 鋳造された被処理材を研掃処理することにより、被処理
材表面の塗型剤、砂、酸化物を除去し、湯口やバリ除去
跡と他の部分とを均一表面性状にできる。
材表面の塗型剤、砂、酸化物を除去し、湯口やバリ除去
跡と他の部分とを均一表面性状にできる。
【0035】同様に、研掃処理により、被処理材のピン
ホール、ブローホール、引け巣等の鋳造欠陥の除去、潰
し込みができる。これは、陽極酸化処理における不染色
発生防止に有効となる。
ホール、ブローホール、引け巣等の鋳造欠陥の除去、潰
し込みができる。これは、陽極酸化処理における不染色
発生防止に有効となる。
【0036】研掃処理は、ショットブラスト、液体ホー
ニング、バレル研磨等を採用できる。ショットブラス
ト、液体ホーニングは鋳造欠陥の除去、潰し込みに有用
であり、バレル研磨は光輝性向上に有用である。従っ
て、本発明の目的から、研掃処理は、ショットブラス
トのみ、ショットブラスト+バレル研磨、液体ホー
ニング+バレル研磨等にて実施できる。本実施例では0.
3 〜1.0 mmφのスチールボールを用いてショットブラス
ト処理を行なった。
ニング、バレル研磨等を採用できる。ショットブラス
ト、液体ホーニングは鋳造欠陥の除去、潰し込みに有用
であり、バレル研磨は光輝性向上に有用である。従っ
て、本発明の目的から、研掃処理は、ショットブラス
トのみ、ショットブラスト+バレル研磨、液体ホー
ニング+バレル研磨等にて実施できる。本実施例では0.
3 〜1.0 mmφのスチールボールを用いてショットブラス
ト処理を行なった。
【0037】ブラスト処理はエアー、バキューム、ウォ
ーター、遠心等種々の方法があり、鋳物の汚れ、外観品
質に応じ選択すればよいが鋳造欠陥の多いものにおいて
はブラスト力を上げることにより表面欠陥の除去や内部
ピンホールの潰し込みができる。例えばアウタチューブ
においては表面のチル層の下、約200 μm 〜 1mmにピン
ホールが多く存在している。エアー、バキューム、遠心
式ブラストにおいてはスチールグリット、スチールショ
ットにて、またウォーター式ブラストにおいてはけい
砂、ガラス球にて処理することで表面欠陥の除去ができ
る。
ーター、遠心等種々の方法があり、鋳物の汚れ、外観品
質に応じ選択すればよいが鋳造欠陥の多いものにおいて
はブラスト力を上げることにより表面欠陥の除去や内部
ピンホールの潰し込みができる。例えばアウタチューブ
においては表面のチル層の下、約200 μm 〜 1mmにピン
ホールが多く存在している。エアー、バキューム、遠心
式ブラストにおいてはスチールグリット、スチールショ
ットにて、またウォーター式ブラストにおいてはけい
砂、ガラス球にて処理することで表面欠陥の除去ができ
る。
【0038】液体ホーニングは、細かい研掃材を混合し
圧縮空気にて噴射ガンより噴射する。ショットブラスト
より微小の研掃材を使用できる。
圧縮空気にて噴射ガンより噴射する。ショットブラスト
より微小の研掃材を使用できる。
【0039】バレル研磨も鋳物品の汚れ、外観品質に応
じ種々の方法を選択すればよい。
じ種々の方法を選択すればよい。
【0040】以下、脱脂、弗酸及び弗素化合物、化学研
磨、陽極酸化、染色、封孔について順次行うが、いずれ
もアルミニウム合金鋳物において通常行われる方法を採
用できる。
磨、陽極酸化、染色、封孔について順次行うが、いずれ
もアルミニウム合金鋳物において通常行われる方法を採
用できる。
【0041】(2) 脱脂 被処理材に付着した油やその分解物、研磨材更には表面
の腐食生成物等の除去のために行うが、酸脱脂、浴剤脱
脂、界面活性剤脱脂、電解脱脂等がある。アウタチュー
ブにおいては硫酸脱脂がよく、反応が進行しにくいとき
は加温してもよい。更に界面活性剤を添加すると洗浄効
果は良好となる。尚、アルカリ脱脂は侵食力が強く処理
面が荒れるので注意が必要である。表1、表2に具体例
を示す。
の腐食生成物等の除去のために行うが、酸脱脂、浴剤脱
脂、界面活性剤脱脂、電解脱脂等がある。アウタチュー
ブにおいては硫酸脱脂がよく、反応が進行しにくいとき
は加温してもよい。更に界面活性剤を添加すると洗浄効
果は良好となる。尚、アルカリ脱脂は侵食力が強く処理
面が荒れるので注意が必要である。表1、表2に具体例
を示す。
【表1】
【表2】
【0042】(3) 弗酸及び弗素化合物処理 鋳物表面に存在するチル層内の微細Siは弗酸及び弗素
化合物により除去する。これは、陽極酸化処理における
黒墨発生防止に有効となる。ショットブラスト或いはバ
レル等の研掃処理により潰し込んだ鋳造欠陥を再び露出
させないように反応を抑制するため、界面活性剤、尿素
等を添加してもよい。表3に具体例を示す。
化合物により除去する。これは、陽極酸化処理における
黒墨発生防止に有効となる。ショットブラスト或いはバ
レル等の研掃処理により潰し込んだ鋳造欠陥を再び露出
させないように反応を抑制するため、界面活性剤、尿素
等を添加してもよい。表3に具体例を示す。
【表3】
【0043】(4) 化学研磨 化学研磨浴としてはリン酸、硝酸、硫酸のいずれかを組
み合わせた浴を用いてよい。リン酸に硝酸を添加した浴
は被処理材表面の細かな凹凸を平滑化して光輝性を向上
する。このとき、リン酸は表面溶解し、硝酸は表面酸化
物を除去し光輝性を得る。表4に具体例を示す。
み合わせた浴を用いてよい。リン酸に硝酸を添加した浴
は被処理材表面の細かな凹凸を平滑化して光輝性を向上
する。このとき、リン酸は表面溶解し、硝酸は表面酸化
物を除去し光輝性を得る。表4に具体例を示す。
【表4】
【0044】尚、この化学研磨と前記(3) の弗酸及び弗
素化合物処理とは工程順位を入れ替え、(3) の弗酸及び
弗素化合物処理の前にこの化学研磨を実施してもよい。
素化合物処理とは工程順位を入れ替え、(3) の弗酸及び
弗素化合物処理の前にこの化学研磨を実施してもよい。
【0045】また、前記(4) の化学研磨に続いて、被処
理材表面の汚れ(スマット)を除去するため、硝酸、弗
酸を含む液にてデスマット(汚れ落し)してもよい。
理材表面の汚れ(スマット)を除去するため、硝酸、弗
酸を含む液にてデスマット(汚れ落し)してもよい。
【0046】(5) 陽極酸化 硫酸、しゅう酸、有機酸の少なくとも一種以上を含む溶
液で直流、交流、交直重畳、パルス法等の通常行われる
方法で陽極酸化処理を行う。表5に具体例を示す。
液で直流、交流、交直重畳、パルス法等の通常行われる
方法で陽極酸化処理を行う。表5に具体例を示す。
【表5】
【0047】(6) 染色 アルミニウム陽極酸化染色用染料を用いて、染色する。
表6に具体例を示す。
表6に具体例を示す。
【表6】
【0048】(7) 封孔 酢酸ニッケルを主成分とする封孔剤を用い、染色皮膜の
封孔処理を行う。表7に具体例を示す。
封孔処理を行う。表7に具体例を示す。
【表7】
【0049】以上により得られた被処理品は、全表面に
渡り、黒墨、不染色の如くの染色不良のない、均一染色
性と光輝性に優れた外観を得ることができる。尚、本実
施例において、チル層は20μm 程度、陽極酸化処理皮膜
層は 5〜 7μm であった。
渡り、黒墨、不染色の如くの染色不良のない、均一染色
性と光輝性に優れた外観を得ることができる。尚、本実
施例において、チル層は20μm 程度、陽極酸化処理皮膜
層は 5〜 7μm であった。
【0050】(実施例2)実施例2が実施例1と異なる
点は、本発明の表面性状調整処理工程をリン酸と硝酸を
含む溶液にて処理するものとしたところにある。
点は、本発明の表面性状調整処理工程をリン酸と硝酸を
含む溶液にて処理するものとしたところにある。
【0051】従って、実施例1の(1) 研掃工程、(2) 脱
脂工程の後の(3) 弗酸及び弗素化合物処理、(4) 化学研
磨に代えて、表8に具体例を示すリン酸硝酸処理を施し
た。その後、実施例1の(5) 陽極酸化、(6) 染色、(7)
封孔の各処理を施した。
脂工程の後の(3) 弗酸及び弗素化合物処理、(4) 化学研
磨に代えて、表8に具体例を示すリン酸硝酸処理を施し
た。その後、実施例1の(5) 陽極酸化、(6) 染色、(7)
封孔の各処理を施した。
【0052】リン酸は被処理材の表面を溶解し、表面S
i層も除去する。硝酸は被処理材の表面の酸化物を除去
し光輝性を得る。
i層も除去する。硝酸は被処理材の表面の酸化物を除去
し光輝性を得る。
【0053】尚、本発明の表面性状調整処理工程にあっ
ては、リン酸溶液単独とし、硝酸溶液は必ずしも併用す
ることを要しない。
ては、リン酸溶液単独とし、硝酸溶液は必ずしも併用す
ることを要しない。
【0054】尚、本発明は、アルミニウム合金ダイカス
トに適用しても極めて有用である。
トに適用しても極めて有用である。
【表8】
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アルミニ
ウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストにおい
て、均一染色性と光輝性のある陽極酸化皮膜を簡易に得
ることができる。
ウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストにおい
て、均一染色性と光輝性のある陽極酸化皮膜を簡易に得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C25D 11/16 C25D 11/16 11/18 305 11/18 305 C25F 3/20 C25F 3/20
Claims (5)
- 【請求項1】 アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム
合金ダイカストからなる被処理材を研掃処理する研掃処
理工程と、 研掃処理後の被処理材の表面チル層のSiを溶解除去す
る表面性状調整処理工程と、 表面性状調整処理後の被処理材に陽極酸化、染色及び封
孔の各処理を順次施すことを特徴とするアルミニウム合
金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法。 - 【請求項2】 前記研掃処理工程が被処理材の表面及び
表面付近のピンホール、ブローホール、引け巣等の鋳造
欠陥を潰す処理である請求項1記載のアルミニウム合金
鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法。 - 【請求項3】 前記研掃処理がスチールボール、又はス
チールグリットによるショットブラスト処理である請求
項1又は2記載のアルミニウム合金鋳物又はアルミニウ
ム合金ダイカストの表面処理法。 - 【請求項4】 前記表面性状調整処理工程が、弗酸又は
弗素化合物を含む溶液にて処理するとともに、更に化学
研磨又は電解研磨により表面平滑処理するものである請
求項1〜3のいずれかに記載のアルミニウム合金鋳物又
はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法。 - 【請求項5】 前記表面性状調整処理工程が、リン酸と
硝酸を含む溶液にて処理するものである請求項1〜3の
いずれかに記載のアルミニウム合金鋳物又はアルミニウ
ム合金ダイカストの表面処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17566395A JPH091319A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17566395A JPH091319A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091319A true JPH091319A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=16000053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17566395A Withdrawn JPH091319A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091319A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003042208A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-13 | Showa Corp | 油圧緩衝器のピストンロッド |
| JP2008150644A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Kobe Steel Ltd | 半導体又は液晶製造装置用アルミニウム合金およびその製造方法 |
| JP2011032540A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Denso Wave Inc | ロボットのアームカバーの製造方法 |
| US8083490B2 (en) | 2006-12-27 | 2011-12-27 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Propeller for watercraft, outboard motor and watercraft including the same and the method for producing the same |
| US8105046B2 (en) | 2006-08-25 | 2012-01-31 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Propeller for watercraft and outboard motor |
| CN103334115A (zh) * | 2013-07-15 | 2013-10-02 | 东莞市安美润滑科技有限公司 | 压铸喷砂铝合金表面清洗剂、制备方法及使用方法 |
| CN111809211A (zh) * | 2020-07-22 | 2020-10-23 | 中山市三美高新材料技术有限公司 | 一种铸造铝表面阳极氧化加工方法 |
| CN119260482A (zh) * | 2024-11-27 | 2025-01-07 | 东莞市铝宝金属科技有限公司 | 应用于铝合金压铸件的自动抛光控制方法、装置及系统 |
| USD1083391S1 (en) | 2022-08-15 | 2025-07-15 | Smile Makers, Llc | Oral care device |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP17566395A patent/JPH091319A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |