JPH09132332A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH09132332A
JPH09132332A JP10965196A JP10965196A JPH09132332A JP H09132332 A JPH09132332 A JP H09132332A JP 10965196 A JP10965196 A JP 10965196A JP 10965196 A JP10965196 A JP 10965196A JP H09132332 A JPH09132332 A JP H09132332A
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JP
Japan
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gear
planetary gear
paper feed
paper
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP10965196A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kato
浩幸 加藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ローラの回転を、遊星歯車機構を介して
給紙ローラに伝達するものにおいて、歯車の騒音を抑制
する。 【解決手段】 搬送ローラの歯車に太陽歯車51が噛合
し、太陽歯車51と同軸上にある揺動フレーム53に太
陽歯車51と噛合する2個の遊星歯車55,57を支持
している。給紙ローラの給紙歯車61は切欠部61a有
している。搬送ローラが逆転するとき、軸67上で自由
に揺動可能な歯車63を遊星歯車57が押上げて、給紙
歯車61に噛合する。この状態で所定量用紙を搬送した
後、搬送ローラが正転すると遊星歯車55が給紙歯車6
1と噛合し、給紙ローラを継続回転する。このとき、歯
車63は自重で給紙歯車61から離間しており、給紙歯
車61の切欠部61aが歯車63と対向する位置を通過
するが、両者の歯の山と山とがぶつかり合うことはなく
騒音を発生しない。切欠部61aが遊星歯車55と対向
したとき、給紙ローラは停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給紙ローラおよび搬
送ローラを介して用紙を給紙する給紙装置に関し、詳し
くは、搬送ローラが正逆両方向に回転可能な給紙装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置は、例えば、プ
リンタ,ファクシミリなど、種々の機器に使用され、給
紙トレイなどから画像形成部などへ用紙を給紙するのに
使用されている。また、この種の給紙装置では、給紙ロ
ーラにより給紙トレイなどから用紙を給紙し始めたと
き、給紙ローラの下流にある搬送ローラを逆転させるこ
とが考えられている。この場合、給紙された用紙の先端
を搬送ローラに突き当てることで、給紙ローラと搬送ロ
ーラとの間で用紙がたわみ、その用紙の先端を位置決め
したり、搬送ローラの回転軸と平行にすることができ
る。
【0003】また、このような給紙ローラおよび搬送ロ
ーラの動作を、一つの動力源により実現するために、例
えば、次のような構成が考えられている。すなわち、搬
送ローラと連動して回転する太陽歯車と、該太陽歯車と
噛合しながらその太陽歯車を中心に揺動する第1遊星歯
車および第2遊星歯車と、上記給紙ローラと連動して回
転可能に構成され、上記太陽歯車の所定方向の回転に伴
い上記第1遊星歯車が上記所定方向に揺動したとき上記
第1遊星歯車と噛合し、上記太陽歯車の上記所定方向と
は逆方向(以下、単に逆方向という)の回転に伴い上記
第2遊星歯車が上記逆方向に揺動したとき中間歯車を介
して上記第2遊星歯車と噛合する給紙歯車と、該給紙歯
車に形成され、上記給紙ローラが所定の停止位置まで回
転したとき、上記中間歯車と対向して当該歯車からの回
転力の伝達を中断する切欠部と、を備えた給紙装置の構
成がそれである。
【0004】このように構成された給紙装置では、例え
ば、搬送ローラの正転に連動して太陽歯車が上記所定方
向に回転すると、それに伴い、第1遊星歯車が上記所定
方向に揺動し、太陽歯車はその第1遊星歯車を介して給
紙歯車と噛合する。このため、給紙歯車は太陽歯車から
伝達される回転力により、上記所定方向に回転する。ま
た、搬送ローラの逆転に連動して太陽歯車が上記逆方向
に回転すると、それに伴い、上記第2遊星歯車が上記逆
方向に揺動し、太陽歯車はその第2遊星歯車および中間
歯車を介して給紙歯車と噛合する。このため、給紙歯車
は、太陽歯車から伝達される回転力により、上記所定方
向に回転する。従って、搬送ローラが正転しているとき
も逆転しているときも、共に給紙歯車を上記所定方向に
回転させることができ、延いては給紙ローラを一定方向
に回転させ続けることができる。
【0005】また、給紙ローラが所定の停止位置まで回
転すると、給紙歯車に設けた切欠部が中間歯車と対向
し、その中間歯車から給紙歯車へ回転力が伝達されなく
なる。このため、給紙ローラは上記停止位置に停止す
る。従って、給紙ローラが用紙を搬送した後に搬送ロー
ラが回転を続け、太陽歯車が回転し続けても、給紙ロー
ラは上記停止位置に停止するので新たな用紙の給紙が防
止される。
【0006】更に、給紙ローラが停止した後、太陽歯車
の回転方向を切り換えると、第1遊星歯車を介して太陽
歯車の回転力が伝達され、前述のように、給紙ローラを
上記方向に回転させることができる。このため、搬送ロ
ーラの正転,逆転を前述のように切り換える度に、給紙
ローラにより一枚ずつ用紙を給紙することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の給
紙装置では、中間歯車と給紙歯車との位置関係は常に変
わらないように構成されている。このため、中間歯車が
切欠部と対向した後、給紙歯車に第1遊星歯車を介して
回転力が伝達されると、中間歯車は切欠部と対向しなく
なり再び給紙歯車と噛合する。また、中間歯車が切欠部
と対向してから給紙歯車と噛合するまでの間、中間歯車
はいずれの歯車とも噛合せず、自由に回転可能となる。
従って、中間歯車と給紙歯車とが噛合し始めるとき、両
歯車の山と山とがぶつかり合い、騒音が発生することが
あった。
【0008】そこで、本発明は、中間歯車と給紙歯車と
が噛合し始めるときの騒音を良好に抑制することのでき
る給紙装置を提供することを目的としてなされた。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達するためになされた請求項1記載の発明は、積層
した用紙から給紙ローラの回転によって一枚ずつ用紙を
送り出し、その用紙を搬送ローラの回転によって更に下
流側へ送る給紙装置において、上記搬送ローラと連動し
て回転する太陽歯車と、該太陽歯車と噛合しながらその
太陽歯車を中心に揺動する第1遊星歯車および第2遊星
歯車と、上記給紙ローラと連動して回転可能に構成さ
れ、上記太陽歯車の所定方向の回転に伴い上記第1遊星
歯車が上記所定方向に揺動したとき上記第1遊星歯車と
噛合し、上記太陽歯車の上記所定方向とは逆方向の回転
に伴い上記第2遊星歯車が上記逆方向に揺動したとき中
間歯車を介して上記第2遊星歯車と噛合する給紙歯車
と、該給紙歯車に形成され、上記給紙ローラが所定の停
止位置まで回転したとき、上記第1遊星歯車または上記
中間歯車と対向して当該歯車からの回転力の伝達を中断
する切欠部と、を備えると共に、上記中間歯車が揺動可
能に構成され、上記第2遊星歯車の上記所定方向への揺
動時に、上記給紙歯車と上記中間歯車とが噛合不能に離
間可能なことを特徴とする。
【0010】このように構成された本発明では、中間歯
車が揺動可能に構成され、第2遊星歯車の上記所定方向
への揺動時、すなわち、太陽歯車の回転力が第1遊星歯
車を介して給紙歯車に伝達されるときには、中間歯車は
給紙歯車と噛合不能に離間することができる。このた
め、中間歯車との対向位置を給紙歯車の切欠部が通過し
ても、中間歯車は給紙歯車と噛合せず、両歯車の山がぶ
つかり合うこともない。
【0011】続いて、第2遊星歯車が上記逆方向へ揺動
すると、それに伴って第2遊星歯車が中間歯車を介して
給紙歯車と噛合する。このときも、中間歯車が揺動によ
って給紙歯車と噛合するので、騒音は殆ど発生しない。
そして、上記噛合の後、太陽歯車→第2遊星歯車→中間
歯車→給紙歯車と回転力が伝達され、給紙を行うことが
できる。従って、本発明では、中間歯車と給紙歯車とが
噛合し始めるときの騒音を良好に抑制することができ
る。また、中間歯車および給紙歯車に余分な力が加わら
ないので、給紙装置の耐久性を良好に向上させることも
できる。
【0012】なお、中間歯車の構成としては、その中間
歯車の自重によって下方に離間する構成、バネなどの付
勢力によって上方または側方に離間する構成など種々の
構成を採用することができる。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の構成に加え、上記中間歯車が上下方向に
揺動可能に構成され、上記第2遊星歯車の上記所定方向
への揺動時には、上記中間歯車が自重により上記給紙歯
車と噛合不能に離間することを特徴とする。
【0013】このため、本発明では、特別な構成を用い
ることなく、中間歯車と給紙歯車とを確実に隔離するこ
とができる。従って、請求項1記載の発明の効果に加え
て、簡単な構成にして、一層確実に騒音の発生を抑制す
ることができるといった効果が生じる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の構成に加え、上記中間歯車が回転中心に円形の
穴を備え、該穴を楕円形の軸に嵌合させることにより揺
動可能に構成されたことを特徴とする。すなわち、本発
明では、円形の穴が楕円形の軸の短軸方向に揺動するこ
とにより中間歯車が揺動可能となっている。中間歯車を
揺動させる構成としては、この他、中間歯車の軸自体を
揺動可能に支承するなどの構成が考えられるが、本発明
では、きわめて簡単な構成により中間歯車を揺動させる
ことができる。従って、本発明では、請求項1または2
記載の発明の効果に加えて、給紙装置の構成を一層簡略
化することができるといった効果が生じる。
【0015】請求項4記載の発明は、積層した用紙から
給紙ローラの回転によって一枚ずつ用紙を送り出し、そ
の用紙を搬送ローラの回転によって更に下流側へ送る給
紙装置において、上記搬送ローラと連動して回転する太
陽歯車と、該太陽歯車と噛合しながらその太陽歯車を中
心に揺動する第1遊星歯車および第2遊星歯車と、上記
給紙ローラと連動して回転可能に構成され、上記太陽歯
車の所定方向の回転に伴い上記第1遊星歯車が上記所定
方向に揺動したとき上記第1遊星歯車と噛合し、上記太
陽歯車の上記所定方向とは逆方向の回転に伴い上記第2
遊星歯車が上記逆方向に揺動したとき中間歯車を介して
上記第2遊星歯車と噛合する給紙歯車と、該給紙歯車に
形成され、上記給紙ローラが所定の停止位置まで回転し
たとき、上記第1遊星歯車または上記中間歯車と対向し
て当該歯車からの回転力の伝達を中断する切欠部と、を
備えると共に、上記中間歯車が、通常は上記給紙歯車と
噛合可能に配設され、上記給紙歯車から半径方向の押圧
力が加わったとき、上記給紙歯車から離間する方向に揺
動して上記給紙歯車と噛合不能となることを特徴とす
る。
【0016】このように構成された本発明では、中間歯
車が、通常は給紙歯車と噛合可能に配設され、請求項1
記載の発明と同様に両遊星歯車が作動する一方、中間歯
車が給紙歯車の切欠部と対向する位置からその給紙歯車
と噛合し始めるとき、給紙歯車から半径方向の押圧力が
加わり、給紙歯車から離間する方向に揺動してその給紙
歯車と噛合不能となる。このため、中間歯車と給紙歯車
とが噛合し始めるときに両歯車の山がぶつかり合ったと
しても、そのとき給紙歯車から半径方向に加わる力によ
り、中間歯車が上記方向に揺動して給紙歯車と噛合不能
となる。このため、騒音の発生が防止される。
【0017】続いて、給紙歯車の回転などにより両歯車
の山が対向しなくなると、上記半径方向の力は加わらな
くなり、中間歯車が通常の位置に戻る。このため、中間
歯車と給紙歯車とが噛合し、太陽歯車→第2遊星歯車→
中間歯車→給紙歯車と回転力が伝達され、給紙を行うこ
とができる。このときも、中間歯車が揺動によって給紙
歯車と噛合するので、騒音は殆ど発生しない。従って、
本発明では、中間歯車と給紙歯車とが噛合し始めるとき
の騒音を良好に抑制することができる。また、中間歯車
および給紙歯車に余分な力が加わらないので、給紙装置
の耐久性を良好に向上させることもできる。
【0018】請求項5記載の発明は請求項4記載の構成
に加え、上記中間歯車が、少なくとも一部に弾性部を有
する軸によって支持され、通常は上記弾性部の付勢力に
よって上記給紙歯車と噛合可能に配設され、上記給紙歯
車から半径方向の押圧力が加わったとき、上記弾性部の
変形によって上記方向に揺動することを特徴とする。
【0019】すなわち、本発明では、中間歯車を支持す
る軸が少なくとも一部に弾性部を有し、この弾性部の変
形または復元により、中間歯車が上記方向に揺動したり
通常の位置に戻ったりする。中間歯車を揺動させる構成
としては、この他、中間歯車の軸全体を揺動可能にする
などの構成が考えられるが、本発明では、きわめて簡単
な構成により中間歯車を揺動させることができる。従っ
て、本発明では、請求項4記載の発明の効果に加えて、
給紙装置の構成を一層簡略化することができるといった
効果が生じる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の構成に加え、インクジェットプリンタに
使用されたことを特徴とする。インクジェットプリンタ
では、一般の画像形成装置に比べて、小型の本体ながら
高解像度の画像形成が要求され、処理すべきデータ量が
増大する傾向がある。このため、前述のように、遊星歯
車や切欠部を用いた機械的構成により給紙ローラの回転
を、CPUに負担をかけずに簡単に制御することの必要
性が一層高くなる。従って、本発明では、請求項1〜5
のいずれかに記載の発明の効果が一層顕著になる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明が適用されたインクジ
ェットプリンタ1の構成を表す断面図である。図1に示
すように、インクジェットプリンタ1では、ベースフレ
ーム3に立設された支持部3aには、円柱状のレール5
と略コの字状に屈曲した板状のレール7とが固定され、
キャリッジ11がそのレール5,7に沿って移動可能に
設けられている。キャリッジ11にはインクジェット式
の記録ヘッド13が搭載され、記録ヘッド13のインク
噴射面13aは、ベースフレーム3上に固定された樹脂
製のボックス15に対向している。
【0022】ボックス15の上部には、用紙保持台17
を備えた給紙カセット19が装着可能に構成され、ま
た、ボックス15の上側および記録ヘッド13側表面に
は、用紙保持台17上の用紙(図示せず)を一枚ずつ搬
送する給紙ローラ21,給紙ローラ21にて搬送された
用紙を更にインク噴射面13aとの対向面まで搬送する
搬送ローラ23(後述の歯車47と同軸同径),図示し
ないバネの付勢力により搬送ローラ23に圧接されて用
紙を押さえつけるローラ(図示しない)を先端に支持す
る用紙押え25,および記録ヘッド13により画像が形
成された用紙をベースフレーム3上に形成された排紙ト
レイ27に排出する排紙ローラ29(後述の歯車43と
同軸同径)が設けられている。なお、ボックス15の上
記表面は、用紙の搬送経路を規定するガイド面を構成し
ている。また、給紙ローラ21は、円弧状の搬送面と、
円の一部を切欠いた弦部21aとを有する断面略扇型に
構成されている。
【0023】更に、ボックス15の側面(図1の手前
側)には金属製の取付板31が固定され、この取付板3
1上に、上記給紙ローラ21,搬送ローラ23,排紙ロ
ーラ29を駆動するための次のような機構が設けられて
いる。ボックス15内には正逆両方向に回転可能なモー
タ33が設けられ、その回転軸33aは取付板31より
突出して小径歯車35が固定されている。小径歯車35
は大径歯車37aと噛合し、その大径歯車37aは小径
歯車37b(以下、区別の必要のないときは両者をまと
めて歯車37という)と一体成形されている。小径歯車
37bは、歯車39,41を介して、排紙ローラ29と
一体に回転する歯車43と噛合している。なお、モータ
33に電力を供給する電源装置45は、ボックス15内
に配設されている。
【0024】また、小径歯車37bは、搬送ローラ23
と一体に回転する歯車47と噛合し、その歯車47は太
陽歯車51と噛合している。太陽歯車51の回転軸に
は、揺動フレーム53が揺動自在に設けられ、その揺動
フレーム53の両端には、共に太陽歯車51と噛合する
遊星歯車55,57が設けられている。このため、揺動
フレーム53は、太陽歯車51の回転方向と同一方向に
揺動する。更に、給紙ローラ21は一体に回転する給紙
歯車61を備えている。給紙歯車61は、揺動フレーム
53の図中左方向(以下、単に左方向という)への揺動
時には遊星歯車55と噛合し、揺動フレーム53の右方
向への揺動時には歯車63を介して遊星歯車57と噛合
する。
【0025】図2(A)〜(C)は、給紙歯車61近傍
の歯車機構の構成および動作を表す説明図である。揺動
フレーム53の遊星歯車55側端部には、係合片53a
が給紙歯車61の略中心へ向けて突出形成され、給紙歯
車61の表面にはピン65が設けられている。ピン65
と係合片53aとは、揺動フレーム53が右方向へ揺動
し、かつ、給紙ローラ21が停止位置(すなわち、弦部
21aが用紙保持台17と対向する位置)に配設された
とき、互いに係合するように位置決めされている。ま
た、給紙歯車61は歯の形成されていない切欠部61a
を有しており、この切欠部61aは、ピン65と係合片
53aとの係合時に遊星歯車55と対向するように位置
決めされている。
【0026】更に、歯車63は中心に円形の穴63aを
備え、その穴63aをボックス15より突設された軸6
7に嵌合させることにより支承されている。軸67は、
給紙歯車61の真下に突設され、短軸を上下方向に向け
た楕円形断面を有している。このため、歯車63は上記
楕円形の短軸方向に揺動可能である。また、軸67は、
歯車63が上方に揺動したとき給紙歯車61と噛合し、
下方に揺動したとき噛合しなくなるように位置決めされ
ている。
【0027】続いて、このように構成されたインクジェ
ットプリンタ1の動作、特に、給紙動作について説明す
る。先ず、給紙ローラ21の停止時には、給紙歯車61
および揺動フレーム53は図2(A)に示す位置に配設
される。すなわち、ピン65と係合片53aとが係合
し、遊星歯車55は切欠部61aと対向している。ま
た、このとき、歯車63は自重により下方に揺動してお
り、給紙歯車61と噛合していない。
【0028】次に、給紙を開始すると、モータ33は左
回りに回転(以下、逆転という)する。すると、歯車3
7を介して回転力が伝達された歯車47は搬送ローラ2
3と一体に左回り(矢印A)(用紙の搬送方向とは逆方
向)に回転し、歯車37,39,41を介して回転力が
伝達された歯車43も排紙ローラ29と一体に左回り
(用紙搬送方向とは逆方向)に回転する。また、歯車4
7の回転に応じて太陽歯車51は右回り(矢印B)に回
転し、このため、揺動フレーム53は、図2(B)に示
すように右に揺動する。
【0029】すると、ピン65と係合片53aとの係合
が外れると共に、遊星歯車57により歯車63が押し上
げられて給紙歯車61と噛合する。このため、太陽歯車
51の回転力が遊星歯車57,歯車63を介して給紙歯
車61に伝達され、給紙歯車61は給紙ローラ21と一
体に左回り(矢印C)(用紙搬送方向)に回転する。従
って、用紙保持台17上の用紙が搬送ローラ23に向け
て搬送される。ところが、搬送ローラ23は、前述のよ
うに用紙搬送方向とは逆方向に回転しているので、用紙
先端が搬送ローラ23と用紙押え25のローラとの接触
部に突き当てられる。そして、給紙ローラ21と搬送ロ
ーラ23、用紙押え25のローラとの間で用紙がたわむ
ことにより、その用紙先端が位置決めされると共に、搬
送ローラ23の軸と平行になる。
【0030】続いて、切欠部61aが遊星歯車55との
対向位置を通過した後、モータ33を正転させると、上
記とは逆の回転が歯車37〜47に伝達される。このた
め、搬送ローラ23および排紙ローラ29が右回り(矢
印Aと反対方向)(用紙搬送方向)に回転し、搬送ロー
ラ23と用紙押え25のローラとに先端を突き当てた用
紙を同ローラに挟んで記録ヘッド13と対向する位置へ
搬送する。そして、用紙には記録ヘッド13による画像
形成が行われ、排紙トレイ27に排出される。また、こ
の回転に伴い、太陽歯車51が左回り(矢印D)に回転
すると共に揺動フレーム53が左に揺動する。このた
め、図2(C)に示すように、遊星歯車55が給紙歯車
61と噛合して、太陽歯車51の回転力が伝達され、給
紙ローラ21は用紙搬送方向に回転し続ける。
【0031】そして、この給紙ローラ21の回転は、ピ
ン65と係合片53aとが係合すると共に遊星歯車55
が切欠部61aと対向するまで、すなわち、図2(A)
の状態となるまで続けられる。給紙ローラ21が停止し
ても、搬送ローラ23の回転は更に継続し、用紙の後端
を給紙ローラ21の弦部21aの下を通って引き出す。
なお、このとき、遊星歯車57が下方へ移動するので、
歯車63は自重により下方へ揺動し、給紙歯車61と離
間する。このため、図2(C)の状態から図2(A)の
状態に移行する間に歯車63が切欠部61aと対向して
も、歯車63はなんら騒音を発生しない。
【0032】すなわち、歯車63が下方へ揺動せず、給
紙歯車61と噛合したままであると、切欠部61aと対
向するとき一旦噛合が外れ、切欠部61aが通過すると
再び給紙歯車61と噛合する。また、切欠部61aと対
向する間、歯車63は自由に回転可能である。このた
め、歯車63と給紙歯車61とが噛合し始めるとき、両
歯車61,63の山と山とがぶつかり合い、騒音が発生
することがある。これに対して、インクジェットプリン
タ1では、切欠部61aの通過時に給紙歯車61と歯車
63とが離間しているので、上記騒音の発生を良好に抑
制することができる。
【0033】また、図2(A)の状態から図2(B)の
状態に移行する際も、歯車63は上方に揺動することに
よって給紙歯車61と噛合するので、騒音は殆ど発生し
ない。従って、インクジェットプリンタ1では、騒音の
発生を良好に抑制すると共に、歯車63や給紙歯車61
に余分な力が加わるのを防止して装置の耐久性を向上さ
せることができる。
【0034】なお、上記実施の形態において、遊星歯車
55が第1遊星歯車に、遊星歯車57が第2遊星歯車
に、歯車63が中間歯車に、それぞれ相当する。また、
本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の態様で実施
することができる。例えば、歯車63の穴63aを軸6
7よりも充分大きくするとか、また歯車63の中心に断
面円柱状の軸が貫通固定されていたとしても、その軸を
長円状の軸受穴などを介して上下に揺動自在に支承すれ
ば、歯車63を上記実施の形態と同様に揺動させること
ができる。但し、上記実施の形態のように楕円形の軸6
7を利用する場合、きわめて装置の構成を簡略化するこ
とができる。
【0035】また、上記実施の形態では、歯車63が自
重により下方に揺動して給紙歯車61と離間するが、歯
車63を給紙歯車61から離間させる構成はこの他種々
考えられる。例えば、ボックス15の側面から図3に示
す軸167を突設し、この軸167によって歯車63を
支承してもよい。なお、図3において、(A)は通常の
状態における歯車63および軸167の構成を表す正面
図、(B)はそのA−A線断面図、(C)は歯車63に
下方への押圧力が加わったときのA−A線断面図であ
る。
【0036】図3(A)〜(C)に示すように、軸16
7は、上部(すなわち給紙歯車61と対向する側)が切
り欠かれた略円柱状の剛性部167aと、その剛性部1
67a上方に少し間隔を開けて配設され、上下方向に変
形可能な弾性部167bとから構成されている。そし
て、通常の状態における剛性部167aおよび弾性部1
67bの外周面は、歯車63の円形の穴63aと略同径
の円柱面を構成している。
【0037】ここで、歯車63に下方への押圧力が加わ
ると、図3(C)に示すように弾性部167bが下方に
変形し、その変形量だけ歯車63が下方に揺動する。な
お、弾性部167bの先端はフック状に形成されてお
り、その弾性部167bが下方に変形したときにも歯車
63が抜け落ちないようになっている。また、この揺動
時には歯車63と給紙歯車61とが噛合しないように、
その揺動量が設定されている。一方、押圧力が加わらな
くなると、弾性部167bの形状が復元し、歯車63は
給紙歯車61と噛合可能な位置に戻る。
【0038】このため、本実施の形態では、次のように
して騒音の発生を抑制することができる。すなわち、前
記実施の形態に対し歯車63が置き換えられただけで、
他の歯車の配置,動作は同じである。本実施の形態で
は、図2(C)に相当する状態において、歯車63が給
紙歯車61と噛合している。矢印C方向の回転によって
歯車63が切欠部61aと対向した後再びその給紙歯車
61と噛合し始めるとき、両歯車61,63の山がぶつ
かり合ったとすると、給紙歯車61から歯車63に下方
(半径方向)への押圧力が加わる。このため、弾性部1
67bの変形によって歯車63が下方へ揺動し、給紙歯
車61と噛合不能となる。よって、騒音の発生を抑制す
ることができる。
【0039】続いて、給紙歯車61の回転などにより両
歯車61,63の山が対向しなくなると、上記押圧力が
加わらなくなり、歯車63は上記通常の位置に戻る。こ
のため、歯車63と給紙歯車61とが噛合し、前述のよ
うに給紙を行うことができる。このときも、歯車63が
揺動によって給紙歯車61と噛合するので、騒音の発生
を抑制することができる。
【0040】このように、本実施の形態でも、騒音の発
生を良好に抑制すると共に、歯車63や給紙歯車61に
余分な力が加わるのを防止して装置の耐久性を向上させ
ることができる。また、本実施の形態も、歯車63の軸
の構成を若干変更するだけて容易に構成することがで
き、きわめて装置の構成を簡略化することができる。但
し、最初に説明した実施の形態では、両歯車61,63
の山がぶつかり合う前に両歯車61,63を離間させる
ことができるので、本実施の形態に比べて一層良好に騒
音等を防止することができる。
【0041】歯車63を給紙歯車61から離間させる構
成としては、この他にも、歯車63がバネなどの付勢力
により側方または上方(歯車63が給紙歯車61の側方
または上方に配設された場合)へ揺動して離間する構
成、歯車63が任意の揺動位置に摩擦で停止するように
なっており、給紙歯車61の歯に押されて離間し、遊星
歯車57に押されて給紙歯車61と噛合する構成などが
考えられる。但し、前者の場合、歯車63を揺動させる
ための特別な構成を追加する必要があり、装置の構成が
複雑化する。また、後者の場合、両歯車61,63が当
接することを利用しているので、騒音の防止効果が若干
小さくなる。これに対して、最初に説明した実施の形態
では、歯車63が自重により離間するので、簡単な構成
にして、一層確実に騒音の発生を抑制することができ
る。
【0042】更に、上記各実施の形態では、遊星歯車5
5,57を共に一つの揺動フレーム53に設けている
が、各遊星歯車55,57を個々の揺動フレームに設け
てもよい。また更に、本発明は、インクジェットプリン
タ以外の種々の装置の給紙装置にも適用することができ
る。但し、一般にインクジェットプリンタでは、他の画
像形成装置に比べて、小型の本体ながら高解像度の画像
形成が要求され、処理すべきデータ量が増大する傾向が
ある。このため、前述のように、揺動フレーム53や切
欠部61aを用いた機械的構成により、給紙ローラ21
の回転をCPUに負担をかけずに簡単に制御することの
必要性が一層高くなる。従って、上記各実施の形態のよ
うに、インクジェットプリンタ1に本発明を適用した場
合、その効果が一層顕著になる。
【0043】また、上記各実施の形態では、遊星歯車5
5が切欠部61aと対向することにより給紙ローラ21
が停止する装置に、本発明を適用しているが、歯車63
が切欠部61aと対向することにより給紙ローラ21が
停止する装置にも、同様にして本発明を適用することが
できる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェットプリンタの
構成を表す断面図である。
【図2】その給紙歯車近傍の歯車機構の構成および動作
を表す説明図である。
【図3】歯車を揺動させる他の形態の構成を表す正面図
および断面図である。
【符号の説明】
1…インクジェットプリンタ 13…記録ヘッド
17…用紙保持台 21…給紙ローラ 23…搬送ローラ 33…モ
ータ 51…太陽歯車 53…揺動フレーム 55,57…遊星歯車 61
…給紙歯車 61a…切欠部 63…歯車 63a…穴
67,167…軸 167b…弾性部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層した用紙から給紙ローラの回転によ
    って一枚ずつ用紙を送り出し、その用紙を搬送ローラの
    回転によって更に下流側へ送る給紙装置において、 上記搬送ローラと連動して回転する太陽歯車と、 該太陽歯車と噛合しながらその太陽歯車を中心に揺動す
    る第1遊星歯車および第2遊星歯車と、 上記給紙ローラと連動して回転可能に構成され、上記太
    陽歯車の所定方向の回転に伴い上記第1遊星歯車が上記
    所定方向に揺動したとき上記第1遊星歯車と噛合し、上
    記太陽歯車の上記所定方向とは逆方向の回転に伴い上記
    第2遊星歯車が上記逆方向に揺動したとき中間歯車を介
    して上記第2遊星歯車と噛合する給紙歯車と、 該給紙歯車に形成され、上記給紙ローラが所定の停止位
    置まで回転したとき、上記第1遊星歯車または上記中間
    歯車と対向して当該歯車からの回転力の伝達を中断する
    切欠部と、 を備えると共に、 上記中間歯車が揺動可能に構成され、上記第2遊星歯車
    の上記所定方向への揺動時に、上記給紙歯車と上記中間
    歯車とが噛合不能に離間可能なことを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 上記中間歯車が上下方向に揺動可能に構
    成され、上記第2遊星歯車の上記所定方向への揺動時に
    は、上記中間歯車が自重により上記給紙歯車と噛合不能
    に離間することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 上記中間歯車が回転中心に円形の穴を備
    え、該穴を楕円形の軸に嵌合させることにより揺動可能
    に構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の給紙装置。
  4. 【請求項4】 積層した用紙から給紙ローラの回転によ
    って一枚ずつ用紙を送り出し、その用紙を搬送ローラの
    回転によって更に下流側へ送る給紙装置において、 上記搬送ローラと連動して回転する太陽歯車と、 該太陽歯車と噛合しながらその太陽歯車を中心に揺動す
    る第1遊星歯車および第2遊星歯車と、 上記給紙ローラと連動して回転可能に構成され、上記太
    陽歯車の所定方向の回転に伴い上記第1遊星歯車が上記
    所定方向に揺動したとき上記第1遊星歯車と噛合し、上
    記太陽歯車の上記所定方向とは逆方向の回転に伴い上記
    第2遊星歯車が上記逆方向に揺動したとき中間歯車を介
    して上記第2遊星歯車と噛合する給紙歯車と、 該給紙歯車に形成され、上記給紙ローラが所定の停止位
    置まで回転したとき、上記第1遊星歯車または上記中間
    歯車と対向して当該歯車からの回転力の伝達を中断する
    切欠部と、 を備えると共に、 上記中間歯車が、通常は上記給紙歯車と噛合可能に配設
    され、上記給紙歯車から半径方向の押圧力が加わったと
    き、上記給紙歯車から離間する方向に揺動して上記給紙
    歯車と噛合不能となることを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 上記中間歯車が、少なくとも一部に弾性
    部を有する軸によって支持され、通常は上記弾性部の付
    勢力によって上記給紙歯車と噛合可能に配設され、上記
    給紙歯車から半径方向の押圧力が加わったとき、上記弾
    性部の変形によって上記方向に揺動することを特徴とす
    る請求項4記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 インクジェットプリンタに使用されたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の給紙装
    置。
JP10965196A 1995-09-07 1996-04-30 給紙装置 Pending JPH09132332A (ja)

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JP10965196A JPH09132332A (ja) 1995-09-07 1996-04-30 給紙装置

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JP23008795 1995-09-07
JP7-230087 1995-09-07
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0879731A2 (en) 1997-05-22 1998-11-25 Nissan Motor Company, Limited Integrated control system for electronically-controlled engine and automatic steplessly variable transmission
CN107973166A (zh) * 2016-10-21 2018-05-01 京瓷办公信息系统株式会社 驱动传递装置、薄片体输送装置以及图像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0879731A2 (en) 1997-05-22 1998-11-25 Nissan Motor Company, Limited Integrated control system for electronically-controlled engine and automatic steplessly variable transmission
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