JPH09132437A - 光ファイバ被覆装置 - Google Patents

光ファイバ被覆装置

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JPH09132437A
JPH09132437A JP7288909A JP28890995A JPH09132437A JP H09132437 A JPH09132437 A JP H09132437A JP 7288909 A JP7288909 A JP 7288909A JP 28890995 A JP28890995 A JP 28890995A JP H09132437 A JPH09132437 A JP H09132437A
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JP
Japan
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die
nozzle
optical fiber
resin
coating
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Application number
JP7288909A
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English (en)
Inventor
Kaoru Okuno
薫 奥野
Kohei Kobayashi
宏平 小林
Toshiaki Kakii
俊昭 柿井
Kazumasa Oishi
和正 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/12General methods of coating; Devices therefor

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で線引きされる光ファイバに対する被覆
の品質を向上し得るコンパクトな光ファイバ被覆装置を
提供する。 【解決手段】 筒状をなすポイント19との間に第一の
樹脂溜め20を形成すると共に第一のノズル13を有す
る第一のダイ12と、この第一のダイ12との間に第二
の樹脂溜め28を形成すると共に第一のノズル13より
も大径の第二のノズル26を有する第2のダイ27と、
第一および第二のノズル13, 26が同軸をなすように
ポイント19と第一および第二のダイ12, 27とを光
ファイバ17の通過方向に沿って一直線状に収納するダ
イホルダ14と、このダイホルダ14に設けられて第一
および第二の樹脂溜め20, 28に被覆樹脂22を供給
するための樹脂供給通路23, 29とを具え、第一およ
び第二のノズル13, 26の少なくとも一方に、光ファ
イバ17の通過方向に沿って径が漸減する円錐部24を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを保護
する被覆層の膜厚を均一化し得る光ファイバ被覆装置に
関し、特に光ファイバを高速線引きする際に用いて好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】線引き炉から引き出された光ファイバ
は、巻き取りローラなどの何らかの固形物に接触する前
に、通常、緩衝層となる一次被覆を紫外線硬化樹脂やシ
リコン樹脂などで施しており、さらに、補強のための二
次被覆が紫外線硬化樹脂やナイロンなどの熱可塑性樹脂
で施される。
【0003】このような従来の光ファイバ被覆装置の一
例を表す図4に示すように、ダイ1とポイント2とを収
納した筒状をなすケーシング3の側壁部には、このケー
シング3内に形成した樹脂溜め4内に液体状態の紫外線
硬化樹脂などの被覆樹脂5を供給するための樹脂供給管
6が設けられている。ダイ1と同軸状をなすようにポイ
ント2を通ってダイ1の下端のノズル部1aから引き出
される光ファイバ7の外周には、この光ファイバ7の通
過に伴って引き出される被覆樹脂5が所定の膜厚で付着
し、ケーシング3の直下に配置した図示しない紫外線照
射装置などを通過する間に、この被覆樹脂5が硬化して
光ファイバ7の外周に固定されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバに形成され
る一次被覆や二次被覆の膜厚が不均一であると、外気温
の変動や光ファイバに作用する外力などに起因してマイ
クロベンディング現象、すなわち不規則な微小の曲げが
光ファイバに発生し、光ファイバの伝送損失を増大させ
る結果を招く。また、一次被覆や二次被覆の膜厚が不均
一の場合、被覆層が薄い部分は相対的に強度が低くな
り、この部分から破断しやすくなるという不具合もあ
る。
【0005】このため、図4に示した従来の光ファイバ
被覆装置においては、ダイ1の内周の一部を先細りのテ
ーパ面1bに形成し、このテーパ面1bで囲まれた樹脂
溜め4の部分に介在する被覆樹脂5が発生するセルフセ
ンタリングフォース(自己中心力)によって、光ファイ
バ7をダイ1のノズル部1aに対して自動的に調心さ
せ、被覆樹脂5の膜厚が一定となるように配慮してい
る。
【0006】なお、図ではテーパ面1bの角度を強調し
て描いているが、実際にはダイ1の中心軸線から1〜1
0度程度の微小なテーパ角に設定されている。
【0007】近年、光ファイバ用母材の長尺化に伴い、
その線引き速度も高速化しつつある。このような高速度
で光ファイバを線引きした場合、被覆樹脂の膜厚を充分
に確保しつつその膜厚を均一にするためには、図4に示
した従来の光ファイバ被覆装置を用いた場合、テーパ部
の非対称性に起因するノズルのわずかな偏心や、被覆装
置の微妙な傾きが影響し、無偏肉率が悪化する。しか
し、ノズル加工は、非常に細穴形状のため、その高精度
化は難しく、多少ながらもテーパ部が非対称となる。ま
た水平レベルに調整することも作業上、困難である。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、多少の偏心があるノズ
ルを用いたり、多少の傾きがある状態でも、高速で線引
きされる光ファイバに対する被覆の品質を向上し得るコ
ンパクトな光ファイバ被覆装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第一の形態
は、被覆樹脂が介在すると共に光ファイバが通過するノ
ズルをそれぞれ形成した複数のダイと、これら複数のダ
イを前記ノズルが同軸をなすように前記光ファイバの通
過方向に沿って順に保持するダイホルダとを具え、上流
側と下流側とに並ぶ二つの前記ダイの前記ノズルの何れ
か一方には、前記光ファイバの通過方向に沿って径が漸
減するテーパ部が形成されていることを特徴とする光フ
ァイバ被覆装置にある。
【0010】ここで、前記テーパ部を上流側に位置する
前記ダイのノズルに形成した場合、このダイのノズルの
内径をdU 、当該ダイに入る前記光ファイバの径をDと
表した時、その下流側に隣合う前記ダイのノズルの内径
D が、 dD >11dU −10D の関係を満たすことが好ましい。また、前記テーパ部を
下流側に位置する前記ダイのノズルに形成した場合、こ
のダイのノズルの内径をdD 、当該ダイに入る前記光フ
ァイバの径をDと表した時、その上流側に隣合う前記ダ
イのノズルの内径dU が、 dU >(dD +D)/2 の関係を満たすことが有効である。
【0011】一方、本発明の第二の形態は、筒状をなす
ポイントとの間に第一の樹脂溜めを形成すると共に光フ
ァイバが通過する第一のノズルを形成した第一のダイ
と、この第一のダイとの間に第二の樹脂溜めを形成し、
かつ前記光ファイバが通過すると共に第二のノズルを形
成した第二のダイと、前記第一のノズルと前記第二のノ
ズルとが同軸をなすように前記ポイントおよび前記第一
のノズルおよび前記第二のダイを前記光ファイバの通過
方向に沿って順に収納するダイホルダと、このダイホル
ダに設けられて前記第一および第二の樹脂溜めに前記被
覆樹脂を供給するための樹脂供給通路とを具え、前記第
一のノズルおよび前記第二のノズルの何れか一方には、
前記光ファイバの通過方向に沿って径が漸減するテーパ
部が形成されていることを特徴とする光ファイバ被覆装
置にある。
【0012】ここで、前記樹脂供給通路を、前記第一お
よび第二の樹脂溜めにそれぞれ連通させるようにしても
良い。さらに、前記樹脂供給通路を前記第一の樹脂溜め
に連通し、前記第一のダイに前記第一の樹脂溜めと前記
第二の樹脂溜めとを連通する樹脂連通路を形成すること
も可能である。
【0013】なお、前記テーパ部を前記第一のダイの第
一のノズルに形成した場合、この第一のダイの第一のノ
ズルの内径をdU 、当該第一のダイに入る前記光ファイ
バの径をDと表した時、その下流側に隣合う前記第二の
ダイの第二のノズルの内径dD が、 dD >11dU −10D の関係を満たすことが好ましい。また、前記テーパ部を
下流側に位置する前記第二のダイの第二のノズルに形成
した場合、この第二のダイの第二のノズルの内径を
D 、当該第二のダイに入る前記光ファイバの径をDと
表した時、その上流側に隣合う前記第一のダイの第一の
ノズルの内径dU が、 dU >(dD +D)/2 の関係を満たすことが有効である。
【0014】本発明によると、光ファイバの通過方向に
沿ってノズルが同軸状に並ぶ複数のダイを光ファイバが
通過することにより、この光ファイバには被覆樹脂が次
第に厚く被覆されて行く。
【0015】これらダイのうちの少なくとも一つのダイ
のノズルに形成されたテーパ部を光ファイバが通過する
際、このテーパ部に介在する被覆樹脂には、光ファイバ
の移動に伴って光ファイバをノズルの中心に付勢するセ
ルフセンタリングフォースが発生して安定する。しか
し、このテーパ部が偏心していたり、傾斜していたりす
ると、ノズルの中心からずれた位置で安定する。
【0016】本発明では、テーパ部を持つダイで被覆さ
れる被覆厚さを極力薄くし、第一のノズルと第二のノズ
ルとを同軸に保持することにより、テーパ部の偏心など
の異常による外乱を少なくし、全体として(上流側で被
覆される被覆厚さも含めた)均一な膜厚で被服樹脂が塗
布される。
【0017】例えば、第一のダイがテーパ部を有せず、
第二のダイにテーパ部があるような光ファイバ被覆装置
においては、第一のダイを通過した光ファイバは、第二
のダイのテーパ部にてセルフセンタリングフォースを受
けて安定するが、この第二のダイのテーパ部が左右非対
称に偏心していた場合、光ファイバは第二のダイに対し
て偏心状態となるため、この第二のダイを通過する光フ
ァイバには、その被覆樹脂が偏肉状態で塗布されること
となる。
【0018】ここで、第一のダイにて被覆される被覆樹
脂の膜厚が厚くなり、第二のダイにて塗布される被覆樹
脂の膜厚が薄くなるように、これらのダイのノズル径を
適当に設定すると、第二のダイにて塗布される被覆樹脂
の膜厚は、第一のダイにて塗布される被覆樹脂の膜厚に
対して充分薄いため、被覆樹脂全体としての偏肉量は、
第一のダイにて塗布される被覆樹脂にほとんど依存する
結果、ほぼ均一な膜厚の被覆樹脂が塗布されることとな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による光ファイバ被覆装置
の実施の形態について、図1〜図3を参照しながら詳細
に説明する。
【0020】第一の実施形態の断面構造を表す図1およ
びそのII−II矢視断面構造を表す図2に示すように、環
状のフランジ部11を外周縁部に形成した円板状をなす
上部ダイ(第一のダイ)12の中央部には、一定の内径
1 を有する第一ノズル(第一のノズル)13が形成さ
れており、この上部ダイ12のフランジ部11は、円筒
状をなすダイホルダ14の中央部に形成した段部15に
複数本(図示例では4本)の係止ピン16を介して位置
決め状態で保持されている。
【0021】また、ダイホルダ14の上端部には、光フ
ァイバ17が図1中、上方から下方へと通過するテーパ
状の通し孔18を中央部に形成した環状のポイント19
が固定され、このポイント19と上部ダイ12との間に
形成される隙間が第一の樹脂溜め20として機能する。
この第一の樹脂溜め20に連通するようにダイホルダ1
4の側壁部に形成された貫通孔21には、基端側が図示
しない樹脂供給源に接続して被覆樹脂22を第一の樹脂
溜め20に供給するための被覆樹脂供給管23の先端部
が接続している。
【0022】さらに、前記ダイホルダ14の下部には、
中央部に円錐部(テーパ面)24と円筒部25とからな
る第二ノズル26を形成した下部ダイ(第二のダイ)2
7が上部ダイ12と隙間を隔てて収納され、この隙間が
第二の樹脂溜め28として機能する。前記上部ダイ12
には、その第一ノズル13を囲むように複数(図示例で
は4つ)の樹脂連通路29が形成されており、第一の樹
脂溜め20に供給された被覆樹脂22がこの樹脂連通路
29を介して第二の樹脂溜め28内にも供給されるよう
になっている。前記第二ノズル26の円錐部24は、こ
こに介在する被覆樹脂22にセルフセンタリングフォー
スを発生させ、第二ノズル26に対して光ファイバ17
を自動的に調心させるために光ファイバ17の通過方向
に沿って内径が漸減するように円筒部25に接続してお
り、この円筒部25は一定の内径d2 を有する。
【0023】従って、光ファイバ17は、ダイホルダ1
4およびポイント19の通し孔18から第一の樹脂溜め
20を介して上部ダイ12の第一ノズル13に入り、こ
こを通過する間に所定の膜厚の被覆樹脂22が塗布され
た状態となって、第二の樹脂溜め28に送られる。そし
て、この第二の樹脂溜め28から下部ダイ27の第二ノ
ズル26に入り、ここを通過する間に非常に薄い膜厚の
被覆樹脂22がさらに上塗りされた状態となって、ダイ
ホルダ14から外部の図示しない紫外線照射装置へと送
り出される。
【0024】ここで、光ファイバ17が下部ダイ27の
第二ノズル26を通過する場合、その円錐部24にて発
生する被覆樹脂22のセルフセンタリングフォースによ
り、円錐部24に対して第一ノズル13で塗布された被
覆状態の光ファイバ17が自動的に調心され、安定す
る。ただし、この円錐部24が偏心していたり、あるい
は傾いていたりすると、中心からずれた位置で安定する
が、第二ノズル26では非常に薄く塗布されるため、第
一ノズル13で塗布された被覆状態の光ファイバ17
は、同軸に設定された第一ノズル13に対して大きなず
れとはならず、全体として被覆樹脂22の膜厚が均一化
される。
【0025】本実施形態では、上部ダイ12の第一ノズ
ル13と下部ダイ27の第二ノズル26とを、正確に同
軸をなすようにダイホルダ14内に固定する必要があ
り、例えば上部ダイ12に対する下部ダイ27の水平方
向位置や傾斜角などの相対位置を微調整できるように、
位置調整機構をダイホルダ14と下部ダイ27との間に
組み込むことが有効である。
【0026】ところで、上述した偏肉は、上部ダイ12
の第一ノズル13の内径に対応した膜厚の被覆樹脂22
が光ファイバ17に塗布されたと見なした場合、第一ノ
ズル13で塗布された被覆樹脂22がさらに第二ノズル
26で被覆樹脂22が塗布された全体の樹脂被覆22の
膜厚の大小の比に左右されることから、下部ダイ27で
形成される被覆樹脂22の膜厚が厚くなると、円錐部2
4の異常によって第一ノズル13で塗布された被覆状態
の光ファイバ17が第二ノズル26の中心からずれて偏
肉の度合いに対する悪影響も大きくなる。つまり、上部
ダイ12の第一ノズル13の内径に対応した膜厚の被覆
樹脂22が光ファイバ17に塗布されたと見なした場
合、この上部ダイ12の第一ノズル13によって塗布さ
れる被覆樹脂22の膜厚よりも、その後に通過する下部
ダイ27の第二ノズル26によって塗布される被覆樹脂
22の膜厚が薄くなるように、第二ノズル26の円筒部
25の内径d2 を設定する必要がある。
【0027】このような観点から、光ファイバ17の径
をDとした場合、 d2 <d1 +(d1 −D) の関係を満たすように、特に、上部ダイ12の第一ノズ
ル13によって塗布される被覆樹脂22の膜厚に対して
下部ダイ27の第二ノズル26によって塗布される被覆
樹脂22の膜厚が例えば20%以下となるように、例え
ば、 d2 ≦d1 +{(d1 −D)/5} の関係を満たすように円筒部25の内径d2 を設定する
ことがより好ましい。この場合、下部ダイ27の第二ノ
ズル26によって塗布される被覆樹脂22の膜厚を(d
1 −D)で表すことは、厳密には誤りであるが、これを
実際の膜厚に対応する参照値として利用することができ
る。
【0028】次に、毎分700メートルの速度で移動す
る一次被覆を施した180μmの径の光ファイバ17に
対し、図4ならびに下部ダイ27が円錐部24を持つ図
1,図2に示した光ファイバ塗布装置を用い、240μ
mの径に二次被覆を施した結果について表1に示す。こ
の場合、被覆樹脂5, 22は、20〜40℃に保持する
と共に2000〜5000センチポアズの粘度に調整
し、2kg/cm3 のゲージ圧で樹脂溜め4および第一の樹
脂溜め20にそれぞれ注入した。試料番号1〜5のノズ
ル径0. 275mmの下部ダイはすべて同一のダイを用い
た。
【0029】
【表1】
【0030】なお、無偏肉率は、ある断面における光フ
ァイバ17の最小被覆厚さti と最大被覆厚さta との
比、つまり (ti /ta )×100(%) で表されるものである。また、試料番号1は、図4に示
した従来の光ファイバ17被覆装置を用いた場合であ
り、上部ダイ12の第一ノズル13の内径に対して相対
的に下部ダイ27の円筒部25の内径を抑制する方が無
偏肉率を大きくできることが判る。
【0031】上述した実施形態では、下部ダイ27の第
二ノズル26に円錐部24を形成したが、上部ダイ12
の第一ノズル13側に形成することも可能である。この
場合、先に説明したように、第一ノズル13の内径を、
第二ノズル26に比べて非常に小さくし、第一ノズル1
3で塗布される膜厚を極力薄くすることが重要である。
また、被覆樹脂22を第一および第二の樹脂溜め20,
28に対して別々に供給するようにしても良い。
【0032】このような本発明の他の実施形態の断面構
造を図3に示すが、先の実施形態と同一機能の部材など
には、これと同一の符号を記し、その説明は省略するも
のとする。
【0033】すなわち、上部ダイ31の中央部には、円
錐部32と円筒部33とからなる第一ノズル34が形成
されている。この第一ノズル34の円錐部32は、ここ
に介在する被覆樹脂22にセルフセンタリングフォース
を発生させ、第一ノズル34に対して光ファイバ17を
自動的に調心させるために光ファイバ17の通過方向に
沿って内径が漸減するように円筒部33に接続してお
り、この円筒部33は一定の内径d1 を有する。また、
この上部ダイ31との間に第二の樹脂溜め28を形成す
る下部ダイ35の中央部には、一定の内径d2 を有する
第二ノズル36が形成されており、本実施形態では第一
ノズル34にて形成される被覆樹脂の膜厚に対し、第二
ノズル36にて形成される被覆樹脂の膜厚が10倍以上
となるように、つまり第二ノズル36の内径d2 に対し
て円筒部33の内径d1 が下式を満たすように非常に小
さく設定している。
【0034】d2 >11d1 −10D ポイント19と上部ダイ31との間に形成される第一の
樹脂溜め20および上部ダイ31と下部ダイ35との間
に形成される第二の樹脂溜め28にそれぞれ連通するよ
うにダイホルダ14の側壁部に形成された貫通孔21,
37には、基端側が図示しない樹脂供給源に接続して被
覆樹脂22を第一および第二の樹脂溜め20, 28に並
行して供給するための被覆樹脂供給管38の先端部が接
続している。
【0035】従って、光ファイバ17は、ダイホルダ1
4およびポイント19の通し孔18から第一の樹脂溜め
20を介して上部ダイ31の第一ノズル34に入り、こ
こを通過する間に極力薄い膜厚の被覆樹脂22が塗布さ
れた状態となって、第二の樹脂溜め28に送られる。そ
して、この第二の樹脂溜め28から下部ダイ35の第二
ノズル36に入り、ここを通過する間に所定の膜厚の被
覆樹脂22がさらに上塗りされた状態となって、ダイホ
ルダ14から外部の図示しない紫外線照射装置へと送り
出される。
【0036】ここで、光ファイバ17が上部ダイ31の
第一ノズル34を通過する場合、その円錐部32にて発
生する被覆樹脂22のセルフセンタリングフォースによ
り、円錐部32に対して光ファイバ17が自動的に調心
される。しかし、このテーパ部が偏心していたり、傾い
ていたりすると、中心よりずれた位置で安定するが、第
一ノズル34では非常に薄く塗布され、偏肉への寄与は
小さい。さらに、第二ノズル36で比較的厚く塗布され
るので、全体として被覆樹脂22の膜厚が均一化され
る。
【0037】上述した二つの実施形態では、上部ダイ1
2, 31および下部ダイ27, 35の内の何れか一方に
円錐部24, 32を形成したが、全てのダイのノズルに
それぞれ円錐部を形成するようにしても良い。この場
合、それぞれのダイのテーパ部に偏心や傾きがあると、
それぞれの中心から光ファイバ17がずれて被覆樹脂の
偏肉が発生してしまうので、光ファイバ17の軸線に対
して各ダイの位置や姿勢を適正に調整する必要がある。
【0038】
【発明の効果】本発明の光ファイバ被覆装置によると、
被覆樹脂が介在すると共に光ファイバが通過するノズル
をそれぞれ形成した複数のダイをノズルが同軸となるよ
うに光ファイバの通過方向に沿って順に保持し、上流側
と下流側とに隣接する二つのダイの何れか一方のノズル
に光ファイバの通過方向に沿って径が漸減するテーパ部
を形成したので、光ファイバの通過速度が高速であって
も、充分な膜厚の被覆樹脂を光ファイバに均一に塗布す
ることができる。
【0039】また、テーパ部のダイが偏心していたり、
傾いていたりしても、、すなわち加工精度が悪いダイで
も高速で線引きし、被覆樹脂を対的に短尺化して装置全
体をコンパクト化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバ被覆装置の一実施形態
の概略構造を表す断面図である。
【図2】図1中のII−II矢視断面図である。
【図3】本発明による光ファイバ被覆装置の他の実施形
態の概略構造を表す断面図である。
【図4】従来の光ファイバ被覆装置の一例の概略構造を
表す断面図である。
【符号の説明】
11 フランジ部 12, 31上部ダイ(第一のダイ) 13, 34 第一ノズル(第一のノズル) 14 ダイホルダ 15 段部 16 係止ピン 17 光ファイバ 18 通し孔 19 ポイント 20 第一の樹脂溜め 21, 37 貫通孔 22 被覆樹脂 23, 38 被覆樹脂供給管 24, 32 円錐部 25, 33 円筒部 26, 36 第二ノズル(第二のノズル) 27, 35 下部ダイ(第二のダイ) 28 第二の樹脂溜め 29 樹脂連通路 d1 第一ノズルの径 d2 円筒部の内径 D 光ファイバの径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 和正 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆樹脂が介在すると共に光ファイバが
    通過するノズルをそれぞれ形成した複数のダイと、 これら複数のダイを前記ノズルが同軸をなすように前記
    光ファイバの通過方向に沿って順に保持するダイホルダ
    とを具え、上流側と下流側とに並ぶ二つの前記ダイの前
    記ノズルの何れか一方には、前記光ファイバの通過方向
    に沿って径が漸減するテーパ部が形成されていることを
    特徴とする光ファイバ被覆装置。
  2. 【請求項2】 前記テーパ部は、上流側に位置する前記
    ダイのノズルに形成されており、このダイのノズルの内
    径をdU 、当該ダイに入る前記光ファイバの径をDと表
    した時、その下流側に隣合う前記ダイのノズルの内径d
    D が、 dD >11dU −10D の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載した光
    ファイバ被覆装置。
  3. 【請求項3】 前記テーパ部は、下流側に位置する前記
    ダイのノズルに形成されており、このダイのノズルの内
    径をdD 、当該ダイに入る前記光ファイバの径をDと表
    した時、その上流側に隣合う前記ダイのノズルの内径d
    U が、 dU >(dD +D)/2 の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載した光
    ファイバ被覆装置。
  4. 【請求項4】 筒状をなすポイントとの間に第一の樹脂
    溜めを形成すると共に光ファイバが通過する第一のノズ
    ルを形成した第一のダイと、 この第一のダイとの間に第二の樹脂溜めを形成し、かつ
    前記光ファイバが通過すると共に第二のノズルを形成し
    た第二のダイと、 前記第一のノズルと前記第二のノズルとが同軸をなすよ
    うに前記ポイントおよび前記第一のノズルおよび前記第
    二のダイを前記光ファイバの通過方向に沿って順に収納
    するダイホルダと、 このダイホルダに設けられて前記第一および第二の樹脂
    溜めに前記被覆樹脂を供給するための樹脂供給通路とを
    具え、前記第一のノズルおよび前記第二のノズルの何れ
    か一方には、前記光ファイバの通過方向に沿って径が漸
    減するテーパ部が形成されていることを特徴とする光フ
    ァイバ被覆装置。
  5. 【請求項5】 前記樹脂供給通路は、前記第一および第
    二の樹脂溜めにそれぞれ連通していることを特徴とする
    請求項4に記載した光ファイバ被覆装置。
  6. 【請求項6】 前記樹脂供給通路は、前記第一の樹脂溜
    めに連通し、前記第一のダイには、前記第一の樹脂溜め
    と前記第二の樹脂溜めとを連通する樹脂連通路が形成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載した光ファイ
    バ被覆装置。
  7. 【請求項7】 前記テーパ部は、前記第一のダイの第一
    のノズルに形成されており、この第一のダイの第一のノ
    ズルの内径をdU 、当該第一のダイに入る前記光ファイ
    バの径をDと表した時、その下流側に隣合う前記第二の
    ダイの第二のノズルの内径dD が、 dD >11dU −10D の関係を満たすことを特徴とする請求項4に記載した光
    ファイバ被覆装置。
  8. 【請求項8】 前記テーパ部は、下流側に位置する前記
    第二のダイの第二のノズルに形成されており、この第二
    のダイの第二のノズルの内径をdD 、当該第二のダイに
    入る前記光ファイバの径をDと表した時、その上流側に
    隣合う前記第一のダイの第一のノズルの内径dU が、 dU >(dD +D)/2 の関係を満たすことを特徴とする請求項4に記載した光
    ファイバ被覆装置。
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