JPH09132575A - 1、4−ジケトピロロピロールの固溶体 - Google Patents

1、4−ジケトピロロピロールの固溶体

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JPH09132575A
JPH09132575A JP8245802A JP24580296A JPH09132575A JP H09132575 A JPH09132575 A JP H09132575A JP 8245802 A JP8245802 A JP 8245802A JP 24580296 A JP24580296 A JP 24580296A JP H09132575 A JPH09132575 A JP H09132575A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 下記式(I)のピロロピロール と、(a)下記式(II)のピロロピロール 〔式中、A及びBは下記式の基など、 及びRは水素、ハロゲン、アルキルなどを示す〕
または(b)下記式(III)のキナクリドン とからなり、I:IIまたはI:III の比が20乃至90
重量%:80乃至10重量%である固溶体。 【効果】 上記の新規固溶体は高分子有機材料の着色に
極めて好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、3、6−ビス(ビフェニル)−
4−イル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピ
ロール−1、4−ジオンとキナクリドンまたは他のピロ
ロピロールとの新規な単相固溶体、その製造方法、なら
びに顔料としてのその使用に関する。
【0002】米国特許第4783540号明細書および
第4810304号明細書から、2つの異なる1、4−
ジケトピロロピロールを混合するか、または1、4−ジ
ケトピロロピロールとキナクリドンとを混合し、ついで
その混合物を、たとえば混練り、摩砕または再沈殿によ
って処理すると、固溶体が得られることが知られてい
る。これらの固溶体は、そのX線回折図によって特徴ず
けられる。すなわち、固溶体のX線回折図は、個々の各
成分のX線回折図を合算したものとは異なる。しかしな
がら、それらの特許文献に記載されている生成物は多相
固溶体であることが確認された;すなわち、対応するX
線回折図は固溶体の新らしい線を示すだけではなく、各
成分の一方および/または他方の線をも示す。
【0003】今回、誠に驚くべきことながら、3、6−
ビス(ビフェニル−4−イル)−2、5−ジヒドロピロ
ロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオン[従来特許
文献においては、1、4−ジケト−3、6−ビス(ビフ
ェニル−4−イル)ピロロ[3,4−c]ピロールと呼
ばれていた]の存在下においては、他のピロロピロール
およびキナクリドンがその結晶格子(ホスト格子)の中
にゲストとして配置されて単相固溶体が形成されること
が見い出された。したがって、得られた固溶体は、3、
6−ビス(ビフェニル−4−イル)−2、5−ジヒドロ
ピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオンと同じ
結晶格子を有し、そして対応する2つのX線回折図は実
質的に同じである。このような固溶体を形成することに
より、すでに確定されている3、6−ビス(ビフェニル
−4−イル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]
ピロール−1、4−ジオンの優れた顔料特性に悪影響を
及ぼすことなくきわめて有利な色のシフトを達成するこ
とが可能である。従って、本発明は、下記式のピロロピ
ロール
【化11】 と、(a)下記式のピロロピロール
【化12】 [式中、AとBとは互いに独立的に下記式のいずれかの
基である
【化13】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、ハロゲン、C
1-C18アルキル、C1-C18アルコキシ、C1-C18アルキ
ルメルカプト、C1-C18アルキルアミノ、C1-C18アル
コキシカルボニル、C1-C18アルキルアミノカルボニ
ル、−CN、−NO2 、トリフルオロメチル、C5-C6-
シクロアルキル、−C=N−(C1-C18アルキル)、
【化14】 イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピペラジニ
ル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベ
ンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、モルホリニル、
ピペリジニルまたはピロリジニルであり、Gは -CH
2-、 -CH(CH3)- ,-C(CH32 - 、 -CH=N
- -N=N-,-O-, -S- 、 -SO- 、 -SO2-、 -C
ONH- または -NR7- であり、R3とR4とは互いに独立
的に水素、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C18アル
コキシまたは−CNであり、R5とR6とは互いに独立的に
水素、ハロゲンまたはC1-C6-アルキルであり、そして
R7は水素またはC1-C6-アルキルである)]、または
(b)下記式のキナクリドン
【化15】 (式中、R8は水素、ハロゲン、C1-C6 アルキルまたは
1-C6 アルコキシである)とからなり、I:IIの比ま
たはI:III の比が20乃至90重量%:80乃至10
重量%である固溶体に関する。
【0005】ハロゲン置換基の例はヨウ素、フッ素、臭
素、塩素、好ましくは臭素および塩素、最も好ましくは
塩素である;
【0006】C1-C6-アルキルの例はメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、n−アミル、tert−アミ
ル、ヘキシルであり、C1-C18- アルキルの例は、さら
に加えてヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノ
ニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル
またはオクタデシルである;C1-C18アルコキシの例
は、C1-C18アルコキシカルボニルの中においても、C
1-C6 アルコキシの場合と同じく、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ヘキ
シルオキシであり、さらに加えてデシルオキシ、ドデシ
ルオキシ、ヘキサデシルオキシまたはオクタデシルオキ
シである;C1-C18アルキルメルカプトの例はメチルメ
ルカプト、エチルメルカプト、プロピルメルカプト、ブ
チルメルカプト、オクチルメルカプト、デシルメルカプ
ト、ヘキサデシルメルカプトまたはオクタデシルメルカ
プトである;C1-C18アルキルアミノの例は、C1-C18
アルキルアミノカルボニルの中においても、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ヘキシルアミノ、
デシルアミノ、ヘキサデシウアミノまたはオクタデシル
アミノである。C5-C6 シクロアルキルの例はシクロペ
ンチルおよび好ましくはシクロヘキシルである。
【0007】AとBとが互いに独立的に下記式のいずれ
かの基である式IIのピロロピロールが、好ましいピロロ
ピロールであり
【化16】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、塩素、臭素、
1-C4 アルキル、C1-C6 アルコキシ、C1-C6 アル
キルアミノまたはCNであり、Gは -O- 、 -NR7- 、
−N=N−または -SO2-であり、R3とR4とは水素であ
り、そしてR7は水素、メチルまたはエチルである)、特
に好ましいのは、式中のAとBとが下記式の基である式
IIのピロロピロールである
【化17】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、メチル、te
rt−ブチル、塩素、臭素またはCNである)。R2は好
ましくは水素であり、そしてAとBとは好ましくは同種
である。式III の中で好ましいキナクリドンは、式中の
R8が水素、メチルまたは特に塩素であるキナクリドンで
ある。
【0008】本新規固溶体は、上記に定義した式IとII
または式IとIII の物理的混合物から出発して、それ自
体公知である下記のいずれかの方法によって製造するこ
とができる: −極性有機溶剤中、還流温度において、好ましくは撹拌
によって、成分混合物を相互に接触させる、 −極性有機溶剤中において成分混合物をアルカリ性再沈
殿させる、すなわちアルカリ金属アルコラート、アルカ
リ金属水酸化物または第四アンモニウム化合物の存在下
において極性有機溶剤中において成分混合物を撹拌する
ことによってアルカリ性再沈殿させる、あるいは −酸性再沈殿させる、すなわち、成分混合物を酸に溶解
し、そして水によって希釈することによって固溶体を沈
殿させる、または −成分混合物を強力に摩砕または混練し、必要な場合に
は、次に水および/または有機溶剤中において再結晶す
る。 この方法は、たとえば米国特許第4783540号明細
書に詳細に記載されている操作にしたがって実施するこ
とができる。
【0009】さらに別の新規な製造方法として下記の方
法がある。すなわち、触媒としての塩基の存在下、非プ
ロトン有機溶剤中において、式IとIIの化合物または式
IとIII の化合物を、それ自体公知の方法によって、下
記式のジカーボネート D−O−D (IV) または下記式トリハロアセテテート (R93 C−D (V) または下記式のアジド DN3 (VI) または下記式のカーボネート D−R10 (VII) または下記式のアルキリデンイミノオキシホルメート
【化18】 (上記各式中、Dは下記式のいずれかの基であり
【化19】 R9は塩素、フッ素または臭素であり、R10 はC1-C4
ルキル、置換されていないフェニルまたはハロゲン、C
1-C4アルキル、C1-C4 アルコキシまたはCNによって置換
されたフェニルであり、R11 は−CNまたは−COOR
10 であり、R12 は置換されていないフェニルまたはハ
ロゲン、C1-C4 アルキル、-C1-C4アルコキシまたは
CNによって置換されたフェニルであり、R13 、R14
よびR15 は互いに独立的に水素、C1-C6-アルキルまた
はC2-C5アルケニルである、ただしR13 、R14 およびR
15 のうちの少なくとも2つはアルキルまたはアルケニ
ルでなければならない)と1:2のモル比で反応させて
下記式のいずれかの可溶性化合物を生成させ、
【化20】 −この化合物IXとXまたは化合物IXとXIを、
(i)1:1のモル比、粉末形状で一般に公知の方法に
よって均質混合するか、または(ii)1:1のモル比、
粉末形状で一般に公知の方法によって均質混合し、続い
てこの混合物を溶剤に溶解するか、または(iii)まず
最初に溶解し、そして次に1:1の比、溶液の形態で混
合し、そして次に、 −この乾燥混合物または溶解混合物から、熱処理、光分
解処理または化学処理によって所望の混晶を沈殿させ
る。C2-C5 アルケニルとしてのR13 、R14 およびR15
の例はビニル、アリル、メタリル、n−ブテ−2−ニ
ル、2−メチルプロペ−2−ニル、n−ペンテ−2−ニ
ルである。R13 およびR15 は好ましくはメチルであり、
そしてR14 は好ましくはC1−C6−アルキル、特にメチ
ルである。式IとIIまたは式IとIII の化合物を、式I
V のジカーボネートと反応させるのが好ましい。式IV
のジカーボネート、式Vのトリハロアセテート、式VI
のアジド、式VIIのカーボネートおよび式VIII のアル
キリデンイミノオキシホルメートは公知の物質である。
もし新規化合物である場合でも、それら新規化合物は一
般に公知である方法に準じて製造することができる。
【0010】適当な非プロトン有機溶剤の例は、エーテ
ルたとえばテトラヒドロフランまたはジオキサン、また
はグリコールエーテルたとえばエチレングリコールメチ
ルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテルまたはジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、さらには双極性非プロ
トン溶剤、たとえばアセトニトリル、ベンゾニトリル、
N、N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ニトロベンゼン、N−メチルピロリドン、ハ
ロゲン化脂肪族または芳香族炭化水素たとえばトリクロ
ロエタン、ベンゼン、あるいはアルキル、アルコキシま
たはハロゲンによって置換されたベンゼン、たとえばト
ルエン、キシレン、アニソール、クロロベンゼン、ある
いは芳香族性N−ヘテロ環式化合物たとえばピリジン、
ピコリンまたはキノリンである。好ましい溶剤の例はテ
トラヒドロフラン、N、N−ジメチルホルムアミドおよ
びN−メチルピロリドンである。これら溶剤は混合物と
して使用することもできる。反応物の1重量部に対して
溶剤5乃至20重量部を使用するのが適当である。
【0011】触媒として適当な塩基の例はつぎのもので
ある。リチウム、ナトリウム、カリウムのごときアルカ
リ金属それ自体、およびそれらの水酸化物および炭酸
塩、あるいはアルカリ金属のアミドたとえばリチウムア
ミド、ナトリウムアミドまたはカリウムアミド、あるい
はアルカリ金属水素化物たとえば水素化リチウム、水素
化ナトリウム、水素化カリウム、あるいはまたアルカリ
土類金属またはアルカリ金属のアルコラート。これらの
アルコラートは、特に、1乃至10個の炭素原子を有す
る第一、第二または第三脂肪族アルコールから誘導され
たものが好ましい。例示すればリチム、ナトリウムまた
はカリウムのメチラート、エチラート、n−プロピラー
ト、イソプロピラート、n−ブチラート、sec−ブチ
ラート、tert−ブチラート、2−メチル−2−ブチ
ラート、2−メチル−2−ペンチラート、3−メチル−
3−ペンチラートおよび3−エチル−3−ペンチラート
である。さらにまた有機脂肪族、芳香族または複素環式
窒素塩基、たとえばジアザビシクロオクタン、ジアザビ
シクロウンデセン、4−ジメチルアミノピリジン、およ
びトリアルキルアミンたとえばトリメチルアミンまたは
トリエチルアミンも適当である。これら塩基の混合物を
使用することもできる。好ましいのは有機窒素塩基であ
り、特に例示すれば、ジアザビシクロオクタン、ジアザ
ビシクロウンデセンおよび特に4−ジメチルアミノピリ
ジンである。反応は10乃至100℃の温度において都
合よく実施され、特に18乃至40℃、たとえば室温に
おいて、そして大気圧下において実施することができ
る。
【0012】式I、IIまたはIII の化合物は、粉末形状
で、一般に公知の方法で、所望の割合で混合され、そし
てその混合物が溶剤に溶解されるか、あるいはまたそれ
ら化合物が最初に溶解され、そしてそれらの溶液が所望
の割合で混合される。この場合、下記のごとき溶剤を使
用するのが好都合である:エーテルたとえばテトラヒド
ロフランまたはジオキサン、またはグリコールエーテル
たとえばエチレングリコールメチルエーテル、エチレン
グリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ポリアルコールたとえばポリエチレングリコ
ール、ケトンたとえばアセトン、エチルメチルケトン、
イソブチルメチルケトンまたはシクロヘキサノン;さら
には双極性非プロトン溶剤、たとえばアセトニトリル、
ベンゾニトリル、N、N−ジメチルホルムアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、ニトロベンゼン、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ハロゲン化脂肪
族または芳香族炭化水素たとえばトリクロロエタン、ジ
クロロメタン、クロロホルム、ベンゼン、あるいはアル
キル、アルコキシまたはハロゲンによって置換されたベ
ンゼン、たとえばトルエン、キシレン、アニソール、ク
ロロベンゼン、あるいは芳香族性N−ヘテロ環式化合物
たとえばピリジン、ピコリンまたはキノリン、あるいは
デカリン、n−ドデカンまたはケロシンのごとき高沸点
溶剤、ならびにこれらの混合物。好ましい溶剤の例はト
ルエン、ジフェニルエーテル、N−メチルピロリドン、
N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
およびキノリンである。溶剤または溶剤系中の式I、II
および/またはIII の化合物の濃度は溶剤の種類に大き
く依存する。溶液全体を基準にして、式I、IIおよび/
またはIII の化合物を0.1乃至20重量%、好ましく
は0.2乃至5重量%使用するのが好ましい。
【0013】乾燥混合物または溶解された混合物から、
式I、IIまたはIII の化合物からなる固溶体が、当該乾
燥または溶解混合物を次の方法で処理することによって
簡単に得ることができる: (a)熱処理、たとえば50乃至400℃の温度、好ま
しくは100乃至200℃の温度に加熱するか、または
レーザー照射する; (b)光分解処理、たとえば375nm以下の波長の光
に曝露する;または、 (c)化学的処理、たとえば酢酸、トルエンスルホン
酸、トリフルオロ酢酸、塩酸または硫酸のごとき有機酸
または無機酸で処理し、そして得られた生成物を常用方
法で単離する。
【0014】本新規固溶体を構成する成分間の比率は、
好ましくは、式Iのピロロピロール60乃至90重量%
対式IIのピロロピロール40乃至10重量%、または式
Iのピロロピロール80乃至90重量%対式III のキナ
クリドン20乃至10重量%である。
【0015】本新規固溶体の再結晶または熱的後処理が
必要な場合には、それは顔料のために通常使用されてい
る方法で実施される。通常その方法は、水中または有機
溶剤中において、常圧または高められた圧力下における
熱的後処理である。この場合、次のような有機溶剤を使
用するのが好ましい:ハロゲン原子、アルキル基または
ニトロ基によって置換されたベンゼン、たとえばキシレ
ン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンまたはニト
ロベンゼン;ピリジン塩基たとえばピリジン、ピコリン
またはキノリン;ケトンたとえばシクロヘキサノン;ア
ルコールたとえばイソプロパノール、ブタノールまたは
ペンタノール;エーテルたとえばエチレングリコールモ
ノメチルエーテルまたはモノエチルエーテル;アミドた
とえばジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリド
ン;ジメチルスルホキシドまたはスルホラン。後処理
は、また常圧または高められた圧力下、有機溶剤の存在
下および/または界面活性剤の添加を伴った水中におい
て実施することもできる。
【0016】本固溶体は、高分子有機材料を着色するた
めの顔料として使用できる。本新規固溶体によって着色
されうる高分子有機材料の代表例は、セルロースエーテ
ルおよびセルロースエステルたとえばエチルセルロー
ス、ニトロセルロース、酢酸セルロースまたは酪酸セル
ロース、天然樹脂または合成樹脂たとえば付加重合樹脂
または縮重合樹脂、たとえばアミノ樹脂、特に尿素/ホ
ルムアルデヒド樹脂およびメラミン/ホルムアルデヒド
樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ABS、ポ
リフェニレンオキシド、ゴム、カゼイン、シリコーンお
よびシリコーン樹脂である。これらは単体または混合物
の形でありうる。上記に例示した高分子有機材料は単独
または混合して、プラスチック塊または溶融物として、
または紡糸液、ワニス、コーティング材料または印刷イ
ンクなどの形態でありうる。意図される用途によって
は、本発明の固溶体をトナーとして、または調合物の形
で使用するのが有利である。本発明の固溶体は、被着色
高分子有機材料を基準にして、0.01乃至30重量%
の量で、好ましくは0.1乃至10重量%の量で使用さ
れうる。
【0017】本発明の固溶体を使用した高分子有機材料
の着色は、たとえば固溶体をそのままで、または所望の
場合には、マスターバッチの形で、ローラー、ミキサー
または摩砕器を使用して基質材料中に配合することによ
って実施される。着色された材料は、つぎにそれ自体公
知の方法、たとえば、カレンダー加工、圧縮成形、押出
し、スプリーディング、注形または射出成形によって所
望の最終形状に成形加工される。多くの場合、非硬質成
形品を製造するため、あるいは成形品の脆弱性を低減す
るために、成形前に高分子有機材料に可塑剤を配合する
のが望ましい。使用されうる可塑剤の例はリン酸エステ
ル、フタル酸エステルまたはセバシン酸エステルであ
る。このような可塑剤は、本新規固溶体の配合前または
後に、ポリマー中に配合することができる。さらに、各
種の色を得るために、本固溶体のほかに、さらにフィラ
ーおよび/または他の着色成分たとえば白色顔料、彩色
顔料または黒色顔料を任意の量で高分子有機化合物に添
加することもできる。ワニス、コーティング材料および
印刷インクを着色するためには、高分子有機材料と本発
明の固溶体とを、所望の場合にはフィラー、他の顔料、
乾燥剤、可塑剤などの任意添加物を加えて、共通の有機
溶剤または溶剤混合物の中に溶解するか、または微分散
する。この場合、まず各成分を個々に分散または溶解す
るか、あるいはいくつかの成分を一緒に分散または溶解
し、しかるのちにすべての成分を一緒に集めるようにし
てもよい。
【0018】本新規固溶体はプラスチック、特にポリ塩
化ビニルおよびポリオレフィンの着色のため、ならびに
塗料特に自動車用塗料の着色のために格別に好適であ
る。たとえば、ポリ塩化ビニルまたはポリオレフィンの
着色のために使用された場合、本新規固溶体は優れた全
般的顔料特性を示す。たとえば良好な分散性、優れた色
濃度と純度、耐マイグレーション性、耐光性、耐熱性、
耐候性ならびに良好な隠蔽力を示す。以下、実施例によ
って本発明を説明する。
【0019】実施例1a) (可溶性ジケトピロロピロー
ルの製造) テトラヒドロフランの500ml中において、3、6−ジ
フェニル−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピロ
ール−1、4−ジオンの14.75g(0.0512モ
ル)とジ−tert−ブチルジカーボネートの27.9
4g(0.128モル)との混合物を4−ジメチルアミ
ノピリジンの3.23g(0.0264g)と混合す
る。得られた赤色懸濁物を、大気湿分を遮断した条件下
において室温で2時間撹拌する。この後、減圧下で溶剤
を留去する。黄色残留物をメタノールで洗い、室温にお
いて真空乾燥して、N、N−ジ−tert−ブトキシカ
ルボニル−3、6−ジフェニル−ジヒドロピロロ[3,
4−c]ピロール−1、4−ジオンの23.8g(理論
値の95%)を得た。 分析: C H N 計算値 68.84% 5.78% 5.73% 測定値 68.71% 5.79% 5.71%
【0020】実施例1b) (可溶性ジケトピロロピロー
ルの製造) N、N−ジメチルホルムアミドの500ml中の3、6−
ビス(4−ビフェニリル)−2、5−ジヒドロピロロ
[3,4−c]ピロール−1、4−ジオンの11.01
g(0.025モル)の懸濁物を4−ジメチルアミノピ
リジンの1.70g(0.014モル)と混合し、次に
ジ−tert−ブチルジカーボネートの13.64g
(0.062モル)と混合する。この反応混合物を、大
気湿分を遮断した条件下において室温で撹拌する。20
時間後、さらにジ−tert−ブチルジカーボネートの
13.64g(0.062モル)を添加し、撹拌を70
時間続ける。沈殿物を濾別し、メタノールで洗い、室温
で真空乾燥して、オレンジ色の生成物14.0g(理論
値の87%)を得た。 分析: C H N 計算値 74.98% 5.66% 4.37% 測定値 74.22% 5.75% 4.92%
【0021】実施例1c) (固溶体の製造) 上記1a)からの生成物0.98g(2.0ミリモル)
と1b)からの生成物5.13g(8.0ミリモル)と
を、トルエン200ml中において、撹拌しながら70℃
に加熱する。得られた混合物にトルエン−4−スルホン
酸一水和物20.0g(0.10モル)を添加し、そし
て110℃に加熱し、この温度において混合物を2時間
撹拌し、そして室温に冷却する。生成した固体物質を濾
別し、最初にメタノールで、次に水で洗い、80℃にお
いて真空乾燥して、赤色粉末3.3g(理論値の80
%)を得た。 分析: C H N 計算値 80.84% 4.52% 6.83% 測定値 81.09% 4.31% 6.67% 完全X線回折図を、SIEMENS D 500 (商標)X 線回折計
(CuKα照射線)を使用して常用方法で測定した。そ
のX線回折図は、下記の回折線によって特性化される:
【表1】 ホスト格子を与える化合物、3、6−ビス(4−ビフェ
ニリル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピロ
ール−1、4−ジオンのX線回折図は、下記の回折線に
よって特性化される:
【表2】 比較して見ると、2つのX線回折図が実質的に一致して
いることがわかる。
【0022】実施例2 3、6−ビス(4−クロロフェニル)-2、5−ジヒド
ロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオンの
0.80g(2.24ミリモル)、3、6−ビス(4−
ビフェニリル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−
c]ピロール−1、4−ジオンの2.24g(5.08
ミリモル)および水酸化カリウム0.93g(16.5
8ミリモル)の混合物を、ジメチルスルホキシドの65
ml中において、撹拌しながら50℃に加熱し、そしてこ
の温度において2時間撹拌する。得られたバイオレット
色の溶液を、水150ml、メタノール60ml、濃硫酸
0.91ml(16.63ミリモル)の20℃の混合物中
に注入し、そしてこの混合物を室温において6時間撹拌
する。沈殿した顔料を濾別し、最初にメタノールで、次
に水で洗い、そして60℃において真空乾燥して、赤色
粉末2.64g(理論値の87%)を得た。 分析: C H N Cl 計算値 76.31% 4.12% 6.74% 5.12% 測定値 74.79% 4.29% 6.57% 5.22% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表3】
【0023】実施例3 実施例2に記載した操作に従って、ただし対応する顔料
を2、9−ジクロロキナクリドン(1.54ミリモル)
と3、6−ビス(4−ビフェニリル)−2、5−ジヒド
ロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオン
(6.02ミリモル)とに変更して、赤色粉末2.98
g(理論値の92%)を得た。 分析: C H N Cl 計算値 78.46% 4.23% 6.53% 3.31% 測定値 76.92% 4.31% 6.35% 3.32% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表4】
【0024】実施例4 3、6−ビス(4−クロロフェニル)−2、5−ジヒド
ロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオンの
1.43g(4ミリモル)、3、6−ビス(4−ビフェ
ニリル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピロ
ール−1、4−ジオンの2.64g(6ミリモル)およ
び水酸化カリウム1.68gの混合物を、ジメチルスル
ホキシドの70ml中において60℃に加熱し、そしてこ
の温度において2時間半撹拌する。次に、この反応混合
物を、濃硫酸0.81mlと水240mlとの溶液中に注入
し、そして60℃において3時間撹拌する。この赤色懸
濁物を濾過し、そして残留物を最初メタノールで、次に
水で洗い、そして60℃において真空乾燥して、赤色粉
末3.5g(理論値の84%)を得た。 分析: C H N Cl 計算値 73.29% 3.88% 6.96%
7.94% 測定値 74.47% 4.07% 6.87% 6.93% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表5】
【0025】実施例5 3、6−ビス(4−クロロフェニル)−2、5−ジヒド
ロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオンの
5.7g(16ミリモル)、3、6−ビス(4−ビフェ
ニリル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピロ
ール−1、4−ジオンの10.6g(24ミリモル)お
よび水酸化カリウム6.73gの混合物を、tert−
アミルアルコールの250ml中において100℃に加熱
し、そしてこの温度において1時間撹拌する。次に、こ
の反応混合物を60℃に冷却し、そしてメタノール17
0mlと水170mlとの、0℃に冷却された溶液中に注ぎ
入れる。このあと、0℃において2時間撹拌する。赤色
懸濁物を濾過し、残留物をメタノールと水とで洗い、そ
して80℃において真空乾燥して、赤色粉末14.8g
(理論値の90.8%)を得た。 分析: C H N Cl 計算値 73.29% 3.88% 6.96% 7.94% 測定値 73.48% 3.89% 6.70% 7.21% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表6】
【0026】実施例6 3、6−ビス(4−クロロフェニル)-2、5−ジヒド
ロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオンの
2.14g(6ミリモル)、3、6−ビス(4−ビフェ
ニリル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピロ
ール−1、4−ジオンの10.57g(24ミリモル)
および水酸化カリウム5.05gの混合物を、tert
−アミルアルコールの200ml中において100℃に加
熱し、そしてこの温度において1時間撹拌する。次に、
この反応混合物を80℃に冷却し、そして濃硫酸2.6
4ml、メタノール300mlおよび水300mlの、0℃に
冷却された溶液中に注ぎ入れる。このあと、0℃におい
て2時間撹拌する。赤色懸濁物を濾過し、そして残留物
をメタノールと水とで洗い、80℃において真空乾燥し
て、赤色粉末11.85g(理論値の93%)を得た。 分析: C H N Cl 計算値 77.55% 4.22% 6.66% 3.97% 測定値 77.52% 4.41% 6.44% 3.44% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表7】
【0027】実施例7 実施例6に記載した操作に従って、ただし対応する顔料
を、それぞれ2、9−ジクロロキナクリドン(6ミリモ
ル)と3、6−ビス(4−ビフェニリル)−2、5−ジ
ヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオン
(24ミリモル)とに変更して、赤色粉末12.6g
(理論値の98%)を得た。 分析: C H N Cl 計算値 78.04% 4.19% 6.56% 3.72% 測定値 76.32% 4.13% 6.24% 3.40% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表8】
【0028】実施例8 2、9−ジクロロキナクリドンの0.76g(2ミリモ
ル)、3、6−ビス(4−ビフェニリル)-2、5−ジ
ヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオン
の3.52g(8ミリモル)およびDowtherm(商標)A
120mlの混合物を250℃に加熱し、そしてこの温度
において4時間撹拌する。ついで、この反応混合物を8
0℃に冷却する。赤色懸濁物を濾過し、残留物を最初メ
タノールで、次に水で洗い、80℃において真空乾燥し
て、赤色粉末3.85g(理論値の90%)を得た。 分析: C H N Cl 計算値 78.04% 4.19% 6.56% 3.72% 測定値 77.68% 4.07% 6.40% 3.42% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表9】 Dowtherm(商標)A =ビフェニル/ジフェニルエーテル
混合物。
【0029】実施例9 3−フェニル−6−(4−ビフェニリル)−2、5−ジ
ヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−ジオン
の1.09g(3ミリモル)、3、6−ビス(4−ビフ
ェニリル)−2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピ
ロール−1、4−ジオンの2.64g(6ミリモル)お
よび水酸化カリウム1.51gの混合物を、ジメチルス
ルホキシドの60ml中において50℃に加熱し、そして
この温度において4時間半撹拌する。次に、この反応混
合物をメタノール60mlと水240mlの溶液中に注入
し、室温において4時間撹拌する。赤色懸濁物を濾過
し、そして残留物を最初メタノールで、次に水で洗い、
60℃において真空乾燥して、赤色粉末3.4g(理論
値の91%)を得た。 分析: C H N 計算値 80.90% 4.53% 6.80% 測定値 79.52% 4.60% 6.47% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表10】
【0030】実施例10 3、6−ジフェニル−2、5−ジヒドロピロロ[3,4
−c]ピロール−1,4−ジオンの0.42g(1.4
6ミリモル)、3、6−ビス(4−ビフェニリル)−
2、5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1、
4−ジオンの2.58g(5.86ミリモル)および水
酸化カリウム0.91gの混合物を、ジメチルスルホキ
シドの90ml中において50℃に加熱し、そしてこの温
度において2時間撹拌する。次に、この反応混合物を、
濃硫酸0.88ml、メタノール90mlおよび水180ml
の溶液中に注入し、そして60℃において3時間撹拌す
る。赤色懸濁物を濾過し、そして残留物を最初メタノー
ルで、次に水で洗い、60℃において真空乾燥して、赤
色粉末2.5g(理論値の82%)を得た。 分析: C H N 計算値 80.84% 4.52% 6.86% 測定値 79.95% 4.72% 6.71% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表11】
【0031】実施例11 実施例9に記載した操作を繰り返した。ただし、対応す
る顔料を、それぞれ2、9−ジメチルキナクリドン(2
ミリモル)と3、6−ビス(4−ビフェニリル)-2、
5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1、4−
ジオン(8ミリモル)に変更して、赤色粉末3.8g
(理論値の91%)を得た。 分析: C H N 計算値 80.97% 4.61% 6.74% 測定値 79.50% 4.75% 6.35% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表12】
【0032】実施例12 実施例8に記載したと同様な操作に従って、ただし2、
9−ジクロロキナクリドンの0.76gの代わりに、
2、9−ジメチルキナクリドンの0.68gを使用し
て、赤色粉末3.9g(理論値の93%)を得た。 分析: C H N 計算値 80.97% 4.61% 6.74% 測定値 80.60% 4.50% 6.39% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表13】
【0033】実施例13 実施例8と同様に操作を実施した。ただし、2、9−ジ
クロロキナクリドンの0.76gの代わりに、キナクリ
ドンの0.62gを使用し、仕上げ操作を実施例8に記
載したように実施して、赤色粉末(3.8g、理論値の
92%)を得た。 分析: C H N 計算値 80.82% 4.43% 6.88% 測定値 80.82% 4.34% 6.53% そのX線回折図は、下記の回折線によって特性化され
る:
【表14】
【0034】実施例14 実施例1の固溶体 7.5g 後記組成のCAB溶液 98.9g ポリエステル樹脂、(商標)DYNAPOL H700(Dynamit Nobel社) 36.5g メラミン樹脂、(商標)MAPRENAL MF650(Hoecht 社) 4.6g 分散剤、(商標)DISPERBYK 160(Byk Chemie社) 2.5g を、振り混ぜ器を使用して一緒に90分間分散させた
(塗料総量150g;顔料5%)。 [CAB溶液の組成]アセト酪酸セルロース、(商標)
CAB 531.1ブタノール/キシレン2:1混合物中 20%(Eastman Chem. 社) 41.0g, オクトン酸ジルコニウム 1.5g, (商標)SOLVESS0 150 (SOLVESSO: 芳香族炭化水素; ESSO社) 18.5g, 酢酸ブチル 21.5g, キシレン 17.5g。 得られたマストーン・ラッカー27.69gを、下塗り
塗層の調合のために、下記組成のアルミニウムストック
(8%)17.31gと混合した: (商標)SILBERLINE SS 3334AR, 60%(Silberline社) 12.65g, CAB溶液(組成は前記) 56.33g, ポリエステル樹脂、(商標)DYNAPOL H700 20.81g, メラミン樹脂、(商標)MAPRENAL MF650 2.60g, (商標)SOLVESSO 150 7.59g。 この混合物をアルミパネルにスプレー塗布した(ウエッ
ト膜厚約20μm)。室温において30分間蒸発させた
後、下記組成の熱硬化性アクリルワニスをトップコート
調合物としてスプレー塗布した(ウエット膜厚約50μ
m)。 アクリル樹脂、(商標)URACRON 2263 XB、キシレン/ブタノール中50% (Chem. Fabrik Schweizerhalle 社) 29.60g, メラミン樹脂、(商標)CYMEL 327, イソブタノール中90% 5.80g, 酢酸ブチルグリコール 2.75g, キシレン 5.70g, n−ブタノール 1.65g, シリコーン油、キシレン中1% 0.50g, 光安定化剤、(商標)TINUVIN 900 、キシレン中10%(Ciba社)3.00g, 光安定化剤、(商標)TINUVIN 292 、キシレン中10%(Ciba社)1.00g。 さらに室温で30分間蒸発させた後、130℃において
30分間焼付けた。堅牢性のきわめて優れた赤色塗装を
得た。
【0035】実施例15 実施例2の固溶体0.6gを、ポリ塩化ビニル67g,
ジオクチルフタレート33g,ジブチルスズジラウリン
酸エステル2gおよび二酸化チタン2gと混合し、そし
てこの混合物をローラー・テーブル上で160℃におい
て15分間加工して、薄いフィルムを製造した。得られ
た赤色PVCフィルムは非常に高い色濃度を有し、そし
てマイグレーションおよび光に対して安定であった。
【0036】実施例16 ポリプロピレン顆粒[(商標)DAPLEN PT-55, Chemie L
INZ] 1000gと、実施例3の固溶体10gとベヘン
酸マグネシウム10gとからなる50%顔料調合物20
gとを、混合ドラム中において、よく混合した。このよ
うに処理された顆粒を、溶融紡糸法により、260乃至
285℃において紡糸して、優れた耐光堅牢性ならびに
織物堅牢性を有する赤色に着色された繊維を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 7/12 PSL C09D 7/12 PSL

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式のピロロピロール 【化1】 と、(a)下記式のピロロピロール 【化2】 [式中、AとBとは互いに独立的に下記式のいずれかの
    基である 【化3】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、ハロゲン、C
    1-C18アルキル、C1-C18アルコキシ、C1-C18アルキ
    ルメルカプト、C1-C18アルキルアミノ、C1-C18アル
    コキシカルボニル、C1-C18アルキルアミノカルボニ
    ル、−CN、−NO2 、トリフルオロメチル、C5-C6-
    シクロアルキル、−C=N−(C1-C18アルキル)、 【化4】 イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピペラジニ
    ル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベ
    ンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、モルホリニル、
    ピペリジニルまたはピロリジニルであり、Gは -CH
    2-、 -CH(CH3)-, -C(CH32 - 、 -CH=N
    -、 -N=N-、-O-, -S- 、 -SO- 、 -SO2-、 -C
    ONH- または -NR7- であり、R3とR4とは互いに独立
    的に水素、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C18アル
    コキシまたは−CNであり、R5とR6とは互いに独立的に
    水素、ハロゲンまたはC1-C6-アルキルであり、そして
    R7は水素またはC1-C6-アルキルである)]、または
    (b)下記式のキナクリドン 【化5】 (式中、R8は水素、ハロゲン、C1-C6 アルキルまたは
    1-C6 アルコキシである)とからなり、I:IIの比ま
    たはI:III の比が20乃至90重量%:80乃至10
    重量%である固溶体。
  2. 【請求項2】 式中のAとBとが互いに独立的に下記式
    のいずれかの基である式IIのピロロピロールを含有する
    請求項1記載の固溶体 【化6】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、塩素、臭素、
    1-C4 アルキル、C1-C6 アルコキシ、C1-C6 アル
    キルアミノまたはCNであり、Gは -O- 、 -NR7- 、
    −N=N−または -SO2-であり、R3とR4とは水素であ
    り、そしてR7は水素、メチルまたはエチルである)。
  3. 【請求項3】 式中のAとBとが下記式の基である式II
    のピロロピロールを含有する請求項2記載の固溶体 【化7】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、メチル、te
    rt−ブチル、塩素、臭素またはCNである)。
  4. 【請求項4】 式中のR8が水素、メチルまたは塩素であ
    る式III のキナクリドンを含有する請求項1記載の固溶
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の(a)と(b)とによる
    固溶体の製造方法において、触媒としての塩基の存在
    下、非プロトン有機溶剤中において式IとIIの化合物ま
    たは式IとIII の化合物を、それ自体公知の方法によっ
    て、下記式のジカーボネート D−O−D (IV) または下記式トリハロアセテテート (R93 C−D (V) または下記式のアジド DN3 (VI) または下記式のカーボネート D−R10 (VII) または下記式のアルキリデンイミノオキシホルメート 【化8】 (上記各式中、Dは下記式のいずれかの基であり、 【化9】 R9は塩素、フッ素または臭素であり、R10 はC1-C4
    ルキル、置換されていないフェニルまたはハロゲン、C
    1-C4アルキル、C1-C4 アルコキシまたはCNによっ
    て置換されたフェニルであり、R11 は−CNまたは−C
    OOR10 であり、R12 は置換されていないフェニルまた
    はハロゲン、C1-C4 アルキル、C1-C4アルコキシま
    たはCNによって置換されたフェニルであり、R13 、R
    14 およびR15 は互いに独立的に水素、C1-C6- アルキ
    ルまたはC2-C5アルケニルである、ただしR13 、R14
    およびR15 のうちの少なくとも2つはアルキルまたはア
    ルケニルでなければならない)と1:2のモル比で反応
    させ、これにより下記式のいずれかの可溶性化合物を生
    成させ、 【化10】 式IXとXの化合物または式IXとXIの化合物を、
    (i)1:1のモル比、粉末形状で一般に公知の方法に
    よって均質混合するか、または(ii)1:1のモル比、
    粉末形状で一般に公知の方法によって均質混合し、続い
    てその混合物を溶剤に溶解するか、または(iii)まず
    最初に溶解し、そして次に1:1の比、溶液の形態で混
    合し、そして次に、この乾燥混合物または溶解混合物か
    ら、熱処理、光分解処理または化学処理によって所望の
    混晶を沈殿させることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 式Iのピロロピロールと式IIのピロロピ
    ロールとよりなり、I:IIの比が60乃至90重量%:
    40乃至10重量%である請求項1記載の固溶体。
  7. 【請求項7】 式Iのピロロピロールと式III のキナク
    リドンとよりなり、I:III の比が80乃至90重量
    %:20乃至10重量%である請求項1記載の固溶体。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の固溶体を含有する高分子
    有機材料。
  9. 【請求項9】 それがプラスチックである請求項8記載
    の高分子有機材料。
  10. 【請求項10】 それが表面塗料である請求項8記載の
    高分子有機材料。
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