JPH09132660A - ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法Info
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- JPH09132660A JPH09132660A JP29086995A JP29086995A JPH09132660A JP H09132660 A JPH09132660 A JP H09132660A JP 29086995 A JP29086995 A JP 29086995A JP 29086995 A JP29086995 A JP 29086995A JP H09132660 A JPH09132660 A JP H09132660A
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Abstract
の融点付近の高めに設定されていても、剛性、耐衝撃性
が優れ、かつ表面美麗なポリプロピレン系樹脂発泡体を
安定して製造することができるポリプロピレン系樹脂発
泡体の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】樹脂分がエチレン含有量が5〜20重量
%、メルトフローレート2〜10g/10minである
エチレン−プロピレンブロック共重合体60〜80重量
%と密度が0.93g/cm3以上0.94g/cm3未
満、メルトフローレート0.1〜2g/10minであ
るポリエチレン40〜20重量%とからなる樹脂混合物
(A)である樹脂組成物に発泡剤を配合し、押し出して
発泡させる。
Description
樹脂発泡体の製造方法に関する。
ル、木材、ベニア板などにくらべ、軽量で、加工性、耐
熱性、耐水性に優れることから、各種分野にて前記従来
物に置き換えられ幅広く使用されている。
法としては、押出機内で樹脂と発泡剤とを溶融混練した
後、押し出して発泡させる方法が知られている。良好な
発泡体を得るためには、押出樹脂温度の調整が重要であ
るが、ポリプロピレン系樹脂発泡体を製造する場合に
は、樹脂を発泡させる時の押出樹脂温度を、樹脂の融点
付近、すなわち160〜180℃付近に設定するのが好
ましいとされている。
度が低下し発泡ガスを樹脂内に保持できず、気泡が不均
一となったり、気泡構造が連続気泡化したりして発泡倍
率が低下する。このような不均一な気泡を有する低発泡
倍率のポリプロピレン系樹脂発泡体は、耐衝撃性に劣
り、成形品を加工する際に割れやすいという問題があ
る。特に低温での耐衝撃性の低下は顕著である。
特に低温での耐衝撃性に優れた発泡体を得るためには、
押出樹脂温度をポリプロピレン系樹脂の融点付近の低温
側にシフトするのが好ましい。
で急激に樹脂粘度が変化するという特性がある。そのた
めに、ポリプロピレン系樹脂の押出温度を融点付近の低
温側に調整しようとして、押出樹脂温度が好ましい押出
樹脂温度を少しでも下回ると急激に樹脂粘度が低下し、
押出機内で樹脂が詰まって押出しを困難にしたり、部分
的に滞留部分が発生し、製品にスジ状のキズを付けた
り、発泡体表面が鮫肌状に荒れたり、光沢がなくなるな
ど、発泡体の表面性が低下するというおそれがある。特
に、Tダイを用いた製造では前記傾向が顕著である。
解決することを目的としてなされたもので、押出樹脂温
度がポリプロピレン系樹脂温度の融点付近の高めに設定
されていても、剛性、耐衝撃性が優れ、かつ表面美麗な
ポリプロピレン系樹脂発泡体を安定して製造することが
できるポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法を提供す
ることを目的とする。
項1においては、樹脂分がエチレン含有量が5〜20重
量%、メルトフローレート2〜10g/10minであ
るエチレン−プロピレンブロック共重合体60〜80重
量%と密度が0.93g/cm3以上0.94g/cm3
未満、メルトフローレート0.1〜2g/10minで
あるポリエチレン40〜20重量%とからなる樹脂混合
物(A)である樹脂組成物に発泡剤を配合し、押し出し
て発泡させることを特徴とするポリプロピレン系樹脂発
泡体の製造方法を提供する。また、本発明の請求項2に
おいては、樹脂分がエチレン含有量が5〜20重量%、
メルトフローレート0.1〜2g/10minであるエ
チレン−プロピレンブロック共重合体30〜70重量%
とエチレン含有量が5〜20重量%、メルトフローレー
ト5〜15g/10minのエチレン−プロピレンブロ
ック共重合体またはエチレン−プロピレンランダム共重
合体70〜30重量%とからなるエチレン−プロピレン
共重合体混合物60〜80重量%と、密度が0.93g
/cm 3以上0.94g/cm3未満、メルトフローレー
ト0.1〜2g/10minであるポリエチレン40〜
20重量%とからなる樹脂混合物(B)である樹脂組成
物に発泡剤を配合し、押し出して発泡させることを特徴
とするポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法を提供す
る。また、本発明の請求項3においては、樹脂分が前記
樹脂混合物(A)または前記樹脂混合物(B)70〜9
3重量%とメルトフローレート0.1〜10g/10m
in、酢酸ビニル含有量7〜20重量%のエチレン−酢
酸ビニル共重合体7〜30重量%とからなる樹脂混合物
(C)である樹脂組成物に発泡剤を配合し、押し出して
発泡させることを特徴とするポリプロピレン系樹脂発泡
体の製造方法を提供する。さらに、本発明の請求項4に
おいては、前記樹脂組成物の融解ピーク温度の最高温度
+10℃でのメルトテンションが5g以上であることを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリプロピ
レン系樹脂発泡体の製造方法を提供する。
レン−プロピレンブロックもしくはランダム共重合体の
エチレン含有量は5〜20重量%が好ましい。エチレン
含有量が20重量%を越えると得られる発泡体の剛性が
劣る傾向にある。エチレン含有量がこの範囲内であるエ
チレン−プロピレン共重合体を用いることによって、均
一な気泡、高独立気泡率、高発泡倍率の発泡体であっ
て、耐衝撃性に優れた発泡体を得ることができる。
重合体は、メルトフローレート(以下MFRとする)2
〜10g/10minのものが用いられる。なお、本発
明におけるMFRは190℃で測定した値である。
/10min、好ましくは0.1〜1g/10minの
エチレン−プロピレンブロック共重合体とMFR5〜1
5g/10min、好ましくは7〜10g/10min
のエチレン−プロピレンブロックまたはランダム共重合
体からなるエチレン−プロピレン共重合体混合物が用い
られる。特に、MFR5〜15g/10minのエチレ
ン−プロピレン共重合体は、ブロック共重合体を選択す
ると剛性、耐衝撃性の点でより優れた発泡体となる。
共重合体混合物は、それぞれ前記の範囲のMFRを有す
る、エチレン−プロピレンブロック共重合体30〜70
重量%とエチレン−プロピレンブロックまたはランダム
共重合体70〜30重量%からなる。配合比を特に30
〜50重量%と70〜50重量%とすると、押出加工時
の加工性に優れ、かつ得られる発泡体の表面が平滑で、
気泡径が均一となる。
ンは、密度0.93g/cm3以上0.94g/cm3未
満、MFR0.1〜2g/10minのものが好まし
い。密度が上記の範囲内である場合には、押出加工時の
加工性に優れ、かつ得られる発泡体が剛性に優れたもの
となる。
樹脂混合物(B)は、エチレン−プロピレンブロック共
重合体またはエチレン−プロピレン共重合体混合物60
〜80重量%とポリエチレン40〜20重量%とからな
っている。本発明においては、特定の樹脂が前記の割合
で配合されている樹脂混合物を使用しているために、発
泡に適した粘弾性を広い温度範囲にわたって達成するこ
とができ、エチレン−プロピレン共重合体の融点よりも
20℃程度高い温度で押し出すことができるのである。
酸ビニル共重合体は、MFR0.1〜10g/10mi
n、好ましくは0.5〜5g/10min、酢酸ビニル
含有量7〜20重量%、好ましくは7〜10重量%であ
る。MFR、酢酸ビニル含有量がこの範囲外である場
合、樹脂混合物(A)、(B)との相溶性を低下させ、
得られる発泡体の気泡径が不均一となる傾向がみられ
る。
は、樹脂混合物(A)または(B)と前記特性のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体とからなる。請求項3において
得られるポリプロピレン系樹脂発泡体は、エチレン−酢
酸ビニル共重合体が配合されているために、耐衝撃性、
特に低温での耐衝撃性が改善されたものとなる。エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の配合量は、樹脂混合物(C)
中7〜30重量%、好ましくは7〜15重量%である。
配合量が30重量%を越えると発泡体の剛性の低下傾向
がみられ、7重量%未満では耐衝撃性の改善効果が低
い。
S K7121による示差走査熱量計(DSC)にて測
定される最高融解ピーク温度+10℃におけるメルトテ
ンションが5g以上であれば、連続気泡化に対する抑制
効果が大きく、剛性、耐衝撃性ともに優れたものとな
る。
テンションは、JIS K 7121により測定した最
高融解ピーク温度+10℃に樹脂組成物の温度を保ち、
キャピラリーレオメーターに取り付けられたダイス(直
径2mm、長さ8mm)から速度10mm/minで樹
脂組成物を押し出し、プーリーを介して速度4m/mi
nで安定に引き取ったときに、プーリーに取り付けられ
たロードセルによって検出された張力の測定値とする
(東洋精機(株)製、キャピログラフにより測定)。
により分解し気体を発生する熱分解型、例えば、アゾジ
カルボンアミド、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラ
ジド、などがあげられ、場合によっては、亜鉛華、ステ
アリン酸亜鉛などの発泡助剤により分解温度を適宜調整
することができる。
スを圧入し発泡させてもよい、発泡剤として用いるガス
は、窒素ガス、炭酸ガス、ブタン、ペンタン、プロパン
などが挙げられる。熱分解型発泡剤の配合量、ガス注入
量は、所望の発泡倍率に応じて適宜調整する。
より気泡を均一微細にするためには、タルク、炭酸カル
シウム、重炭酸ナトリウム、クエン酸などを気泡核剤と
して添加することが望ましい。また、必要に応じて各種
添加剤として、酸化防止剤、帯電防止剤、紫外線防止
剤、難燃剤、導電性付与剤、着色剤を適量配合してもよ
い。
1、表2に示した組成比の樹脂組成物を押出機(φ90
mm)を用いて溶融混練し、発泡倍率3倍、発泡体厚さ
5mmとなるように、押出機途中より炭酸ガスを圧入
し、押出機先端に取り付けられた幅1000mmのTダ
イより押出樹脂温度193〜195℃または164〜1
66℃で押出発泡した後、金属ロールにより冷却、成形
して発泡体を得た。実施例、比較例にて使用した樹脂は
表3にまとめて示す。
度193〜195℃で製造された発泡体について測定) ・MFR:JIS K 7210に準拠する。 ・見かけ密度:JIS K6767に準拠する。 ・曲げ弾性率:JIS K7203に準拠する。 ・衝撃試験:ASTM D4272に準拠する(タップ
φ1/2インチ、荷重2.72kgでの最大荷重値を測
定)。 ・メルトテンション:本文中記載の方法による。 ・独立気泡率:ASTM D2856に準拠する。 ・発泡特性(表中194℃は押出樹脂温度を193〜1
95℃とした場合、165℃は164〜166℃とした
場合): ○:表面平滑で、気泡径が均一なもの △:部分的に発泡体が得られるが、ダイに滞留してスジ
が発生するもの ×:表面凹凸大で、発泡ガスが脱離して気泡径、発泡倍
率が不均一なもの
ていないか、本発明で規定されている密度の範囲外のポ
リエチレンが配合されているために、押出樹脂温度19
5℃で作製された発泡体は発泡特性が劣るものとなって
いる。
5℃、195℃いずれの押出樹脂温度で作製された発泡
体も、すべての測定項目において優れた発泡体となって
いる。また、衝撃試験項目中の総エネルギーとは、発泡
体の耐衝撃性でも与えられた衝撃により発泡体が破壊す
るまでに要するエネルギーを示し、最大荷重値が脆性破
壊特性を示す値であるのに対して、延性破壊という特性
を表すものであるが、実施例5〜12は、特定のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体が適当量配合されているため
に、この延性破壊特性がさらに改善されたものとなって
いる。
微細で高い独立気泡率を有し、剛性、衝撃性に優れ、か
つ表面平滑なポリプロピレン系樹脂発泡体を得ることが
できる。さらに、特定のエチレン−酢酸ビニル共重合体
を配合することにより、延性破壊特性を改善することが
できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂分がエチレン含有量が5〜20重量
%、メルトフローレート2〜10g/10minである
エチレン−プロピレンブロック共重合体60〜80重量
%と密度が0.93g/cm3以上0.94g/cm3
未満、メルトフローレート0.1〜2g/10minで
あるポリエチレン40〜20重量%とからなる樹脂混合
物(A)である樹脂組成物に発泡剤を配合し、押し出し
て発泡させることを特徴とするポリプロピレン系樹脂発
泡体の製造方法。 - 【請求項2】 樹脂分がエチレン含有量が5〜20重量
%、メルトフローレート0.1〜2g/10minであ
るエチレン−プロピレンブロック共重合体30〜70重
量%とエチレン含有量が5〜20重量%、メルトフロー
レート5〜15g/10minのエチレン−プロピレン
ブロック共重合体またはエチレン−プロピレンランダム
共重合体70〜30重量%とからなるエチレン−プロピ
レン共重合体混合物60〜80重量%と、密度が0.9
3g/cm3以上0.94g/cm3未満、メルトフロー
レート0.1〜2g/10minであるポリエチレン4
0〜20重量%とからなる樹脂混合物(B)である樹脂
組成物に発泡剤を配合し、押し出して発泡させることを
特徴とするポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法。 - 【請求項3】 樹脂分が前記樹脂混合物(A)または前
記樹脂混合物(B)70〜93重量%とメルトフローレ
ート0.1〜10g/10min、酢酸ビニル含有量7
〜20重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体7〜30
重量%とからなる樹脂混合物(C)である樹脂組成物に
発泡剤を配合し、押し出して発泡させることを特徴とす
るポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法。 - 【請求項4】 前記樹脂組成物の融解ピーク温度の最高
温度+10℃でのメルトテンションが5g以上であるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリプ
ロピレン系樹脂発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29086995A JP3634469B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29086995A JP3634469B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09132660A true JPH09132660A (ja) | 1997-05-20 |
| JP3634469B2 JP3634469B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=17761561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29086995A Expired - Lifetime JP3634469B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3634469B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006252820A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
| JP2006253114A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-09-21 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
| JP2006286619A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-10-19 | Fujikura Ltd | 細径発泡同軸ケーブル |
| JP2011086638A (ja) * | 2005-02-14 | 2011-04-28 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
| JP2011091061A (ja) * | 2005-03-08 | 2011-05-06 | Fujikura Ltd | 細径発泡同軸ケーブル |
| JP2011119271A (ja) * | 2011-02-02 | 2011-06-16 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP29086995A patent/JP3634469B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006253114A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-09-21 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
| JP2011086638A (ja) * | 2005-02-14 | 2011-04-28 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
| JP2006252820A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
| JP2006286619A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-10-19 | Fujikura Ltd | 細径発泡同軸ケーブル |
| JP2011091061A (ja) * | 2005-03-08 | 2011-05-06 | Fujikura Ltd | 細径発泡同軸ケーブル |
| JP2011119271A (ja) * | 2011-02-02 | 2011-06-16 | Fujikura Ltd | 発泡同軸ケーブル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3634469B2 (ja) | 2005-03-30 |
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