JPH09133688A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JPH09133688A
JPH09133688A JP28871195A JP28871195A JPH09133688A JP H09133688 A JPH09133688 A JP H09133688A JP 28871195 A JP28871195 A JP 28871195A JP 28871195 A JP28871195 A JP 28871195A JP H09133688 A JPH09133688 A JP H09133688A
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displacement
measuring
axis
optical path
measurement
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JP28871195A
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English (en)
Inventor
Naoshi Haraguchi
直士 原口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09133688A publication Critical patent/JPH09133688A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な光学的構成で且つ高分解能に変位測定可
能なコンパクトな走査型プローブ顕微鏡を提供する。 【解決手段】カンチレバー22をステージ24上の試料
26に対して走査させるように、所定方向に所定量だけ
変位制御されるチューブスキャナ28と、このチューブ
スキャナの変位量を光学的に測定するための測定用レー
ザー光を出射する光源30と、チューブスキャナの変位
量を光学的に測定する測長光学系とを備えており、この
測長光学系には、チューブスキャナに取り付けられ且つ
光源からの測定用レーザー光を互いに位相の異なる複数
の光に変換して射出する変位測定補助部材32と、これ
ら複数の光を干渉させることによって、チューブスキャ
ナの変位量を光学的に測定する変位測定系とが設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料を原子オーダ
ーの分解能で観察するために用いられる走査型プローブ
顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の走査型プローブ顕微鏡と
して、例えば走査型トンネル顕微鏡や原子間力顕微鏡等
が知られているが、これら顕微鏡には、3軸方向に高い
分解能が要求されている。そして、この要求を実現する
ために、これら顕微鏡には、プローブと試料とを相対的
に走査させるアクチュエータが設けられている。
【0003】アクチュエータとしては、ピエゾ素子等の
駆動分解能の高い圧電素子が用いられているが、その一
例として3軸方向に移動可能な円筒型圧電素子(即ち、
チューブスキャナ)が知られている。
【0004】以下、このようなチューブスキャナを備え
た走査型プローブ顕微鏡について、図3を参照して説明
する。図3に示すように、チューブスキャナ2は、XY
スキャンコントローラ4からのX及びYトリガ信号の出
力タイミングに基づいて、X軸及びY軸スキャンドライ
バ6,8から出力される駆動信号によって、試料10が
載置されたステージ12をXY軸方向に変位させるよう
に制御されている。
【0005】ステージ12の変位に伴って試料10がプ
ローブ14に対して相対的に走査されると、試料10表
面とプローブ14先端との間に働く相互作用によってプ
ローブ14の撓み量が変化して、プローブ14先端がZ
軸方向に変位する。
【0006】プローブ14先端の変位量は、Z軸変位セ
ンサ16によって検出され、その検出信号がZ軸スキャ
ンドライバ18に出力される。このとき、Z軸スキャン
ドライバ18は、Z軸変位センサ16の出力が予め設定
した値になるように、チューブスキャナ2にZ軸駆動信
号を出力する。
【0007】このようにチューブスキャナ2に対するフ
ィードバック制御が行われている間、XYスキャンコン
トローラ4からのX及びXトリガ信号の出力タイミング
に基づいて、サンプリング部20には、Z軸スキャンド
ライバ18からのZ軸駆動信号がサンプリングされる。
そして、サンプリングされたZ軸駆動信号は、画像処理
が施された後、表示装置(図示しない)上にSPM像と
して表示されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなチューブス
キャナは、所定電圧を印加することによって所定方向に
変位するように構成されているが、これら印加電圧と変
位量との間の関係は、チューブスキャナのヒステリシス
現象やクリープ現象等によって、非直線的な特性を奏す
る。このため、試料とプローブとの相対位置を高精度に
位置決めすることが困難になっている。しかも、上述し
たような非直線性による影響は、SPM像の歪みとなっ
て現れるため、試料の表面情報を定量的に測定すること
ができなくなってしまう。
【0009】SPM像の歪みを解消させるために、直接
チューブスキャナの変位を測定する方法が考えられる。
なお、チューブスキャナの変位量は極めて微量であるた
め、その変位測定には、高分解能且つ直線性の良い測定
方法を用いる必要がある。
【0010】このような高分解能な測定方法としては、
例えば、レーザー干渉測長器を用いた測定方法が考えら
れる。このようなレーザー干渉測長器によってチューブ
フキャナの3軸方向の変位量を測定する場合、走査型プ
ローブ顕微鏡には、X軸及びY軸方向の変位量を測定す
るために試料表面に対して平行に配置した測定光学系
と、Z軸方向の変位量を測定するために試料表面に対し
て鉛直方向に配置した測定光学系とを増設しなければな
らない。この結果、走査型プローブ顕微鏡の光学的構成
が増大して、装置全体が大型化してしまうといった問題
がある。
【0011】また、夫々の測定光学系は、その光路がプ
ローブ近傍で互いに接近する関係上、プローブ近傍に測
定光学系が近接し、光路構成が複雑化してしまうといっ
た問題もある。
【0012】更に、このような光学的構成の増大と光路
の複雑化は、測定光学系相互のアライメントエラーの要
因となり、変位測定時の測定誤差を増大させるといった
問題も発生する。
【0013】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされており、その目的は、簡単な光学的構成で且
つ高分解能に変位測定可能なコンパクトな走査型プロー
ブ顕微鏡を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、プローブ
を試料に対して走査させるように、所定方向に所定量だ
け変位制御される圧電素子と、この圧電素子の変位量を
光学的に測定するための測定用レーザー光を出射する光
源と、前記圧電素子の変位量を光学的に測定する測長光
学系とを備えており、この測長光学系には、前記圧電素
子に取り付けられ且つ前記光源からの測定用レーザー光
を互いに位相の異なる複数の光に変換して射出する変位
測定補助部材と、この変位測定補助部材から射出された
前記複数の光を干渉させることによって、前記圧電素子
の変位量を光学的に測定する変位測定系とが設けられて
いる。
【0015】また、本発明において、前記変位測定系に
は、前記光源から出射された測定用レーザー光を前記変
位測定補助部材方向へ分岐させる光路分岐用部材と、こ
の光路分岐用部材から射出した測定用レーザー光の偏光
方向を変換するための偏光板と、前記変位測定補助部材
によって位相差が与えられて射出された複数の光を干渉
させることによって、前記圧電素子の変位量を光学的に
測定する変位測定用レーザー測長系とが設けられてい
る。
【0016】更に、本発明において、前記光路分岐用部
材は、互いに直交する3軸方向の前記圧電素子の変位量
が夫々独立して光学的に測定されるように、3つの光路
分岐用偏光ビームスプリッタから構成されており、ま
た、前記変位測定補助部材は、前記3つの光路分岐用偏
光ビームスプリッタを介して伝波された測定用レーザー
光を夫々位相の異なる複数の光に変換して射出するよう
に、3つの変位測定補助部材から構成されている。
【0017】このような構成において、光源から出射し
た測定用レーザー光は、互いに直交する3軸方向の圧電
素子の変位量が夫々独立して光学的に測定されるよう
に、光路分岐用部材の3つの光路分岐用偏光ビームスプ
リッタによって3つの測定用レーザー光に変換された
後、圧電素子に取り付けられた変位測定補助部材の3つ
の変位測定補助部材に伝波される。3つの変位測定補助
部材に伝波された3つの測定用レーザー光は、夫々、位
相の異なる複数の光に変換された後、夫々の変位測定補
助部材から変位測定用レーザー測長系に伝波される。そ
して、変位測定用レーザー測長系において、位相差が与
えられた複数の光を干渉させることによって、圧電素子
の3軸方向の変位量が光学的に測定される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る走査型プローブ顕微鏡について、図1及び図2を参照
して説明する。なお、図1には、本実施の形態の走査型
プローブ顕微鏡の全体の構成が示されており、図2に
は、圧電素子即ちチューブスキャナ周辺の構成が示され
ている。
【0019】図1及び図2に示すように、本実施の形態
の走査型プローブ顕微鏡は、プローブ即ちカンチレバー
22をステージ24上の試料26に対して走査させるよ
うに、所定方向に所定量だけ変位制御されるチューブス
キャナ28と、このチューブスキャナ28の変位量を光
学的に測定するための測定用レーザー光を出射する光源
30と、チューブスキャナ28の変位量を光学的に測定
する測長光学系とを備えており、この測長光学系には、
チューブスキャナ28に取り付けられ且つ光源30から
の測定用レーザー光を互いに位相の異なる複数の光に変
換して射出する変位測定補助部材32と、この変位測定
補助部材32から射出された複数の光を干渉させること
によって、チューブスキャナ28の変位量を光学的に測
定する変位測定系とが設けられている。
【0020】チューブスキャナ28は、XYスキャンコ
ントローラ34からのX及びYトリガ信号の出力タイミ
ングに基づいて、X軸及びY軸スキャンドライバ36,
38から出力される駆動信号によって、XY軸方向に駆
動制御されている。
【0021】このようなチューブスキャナ28には、ス
テージ24に対面する側面上に変位測定補助部材32が
固定されており、カンチレバー22は、その基端が変位
測定補助部材32に支持されている。
【0022】このような構成によれば、チューブスキャ
ナ28をXY軸方向に駆動させて変位測定補助部材32
を移動させることによって、ステージ24上の試料26
に沿ってカンチレバー22をXY走査させることができ
る。
【0023】カンチレバー22を試料26に沿ってXY
走査させている間、試料26表面とカンチレバー22先
端との間に働く相互作用によってカンチレバー22の撓
み量が変化して、カンチレバー22先端がZ軸方向に変
位する。
【0024】カンチレバー22先端のZ軸方向の変位量
は、例えば光てこ法等を適用したZ軸変位センサ40に
よって検出され、その検出信号がZ軸スキャンドライバ
42に出力される。このとき、Z軸スキャンドライバ4
2は、Z軸変位センサ40の出力が予め設定した値にな
るように、チューブスキャナ28にZ軸駆動信号を出力
する。
【0025】このようなフィードバック制御が行われて
いる間、カンチレバー22と試料26との間の相対的な
XYZ軸方向の変位量は、測長光学系によって、光学的
に測定されることになる。
【0026】図2に示すように、この測長光学系に設け
られた変位測定補助部材32及び変位測定系は、それら
の光軸が光源30の光軸と同一平面上になるように、位
置決めされている。
【0027】変位測定系には、光源30から出射された
測定用レーザー光を変位測定補助部材32方向へ分岐さ
せる光路分岐用部材44と、この光路分岐用部材44か
ら射出した測定用レーザー光の偏光方向を変換するため
のλ/4板46と、変位測定補助部材32によって位相
差が与えられて射出された複数の光(本実施の形態で
は、参照光及び変位測長光)を干渉させることによっ
て、チューブスキャナ28の変位量を光学的に測定する
変位測定用レーザー測長系とが設けられている。
【0028】光路分岐用部材44は、チューブスキャナ
28のXYZ軸方向の変位量が夫々独立して光学的に測
定されるように、X軸光路分岐用偏光ビームスプリッタ
(以下、X軸光路分岐用PBSという)44aと、Y軸
光路分岐用偏光ビームスプリッタ(以下、Y軸光路分岐
用PBSという)44bと、Z軸光路分岐用偏光ビーム
スプリッタ(以下、Z軸光路分岐用PBSという)44
cとから構成されている。
【0029】変位測定用レーザー測長系は、チューブス
キャナ28のXYZ軸方向の変位量が夫々独立して光学
的に測定されるように、X軸変位測定用レーザー測長器
48aと、Y軸変位測定用レーザー測長器48bと、Z
軸変位測定用レーザー測長器48cとから構成されてい
る。
【0030】このような構成において、X軸光路分岐用
PBS44aとλ/4板46とX軸変位測定用レーザー
測長器48aとによって、X軸測長センサ50a(図1
参照)が構成され、また、Y軸光路分岐用PBS44b
とλ/4板46とY軸変位測定用レーザー測長器48b
とによって、Y軸測長センサ50b(図1参照)が構成
され、また、Z軸光路分岐用PBS44cとλ/4板4
6とZ軸変位測定用レーザー測長器48cとによって、
Z軸測長センサ50c(図1参照)が構成されている。
【0031】このような構成によれば、光源30から出
射された測定用レーザー光は、光路分岐用部材44に入
射した後、まず、Y軸光路分岐用PBS44bによって
2方向に分割される。その一方の測定用レーザー光は、
Y軸光路分岐用PBS44bから反射することによっ
て、光路分岐用部材44からY軸変位測定用レーザー光
となって射出され、その他方の測定用レーザー光は、Y
軸光路分岐用PBS44bを透過した後、Z軸光路分岐
用PBS44cによって2方向に分割される。
【0032】その一方の測定用レーザー光は、Z軸光路
分岐用PBS44cから反射することによって、光路分
岐用部材44からZ軸変位測定用レーザー光となって射
出され、その他方の測定用レーザー光は、Z軸光路分岐
用PBS44cを透過した後、X軸光路分岐用PBS4
4aによって2方向に分割される。
【0033】その一方の測定用レーザー光は、X軸光路
分岐用PBS44aから反射することによって、光路分
岐用部材44からX軸変位測定用レーザー光となって射
出され、その他方の測定用レーザー光は、X軸光路分岐
用PBS44aを透過した後、光路分岐用部材44から
外方へ射出される。
【0034】一方、変位測定補助部材32は、X軸,Y
軸及びZ軸変位測定用レーザー光を夫々位相の異なる参
照光と変位測長光に変換して射出することを目的とし、
X軸変位測定補助部材と、Y軸変位測定補助部材と、Z
軸変位測定補助部材とを一体成形することにより構成さ
れている。また、これらX,Y,Z軸変位測定補助部材
には、射出されるレーザー光が夫々直交するように、後
述するX軸変位測定用偏光ビームスプリッタ52a、Y
軸変位測定用偏光ビームスプリッタ52b、Z軸変位測
定用偏光ビームスプリッタ52cが設けられている。
【0035】X軸変位測定補助部材は、X軸変位測定用
レーザー光を参照光とX軸変位測長光とに分割するX軸
変位測定用偏光ビームスプリッタ(以下、X軸変位測定
用PBSという)52aと、このX軸変位測定用PBS
52aから反射した参照光を再びX軸変位測定用PBS
52a方向へ反射する参照光用反射面54と、X軸変位
測定用PBS52aを透過したX軸変位測長光を再びX
軸変位測定用PBS52a方向へ反射するX軸変位測長
光用反射面56とを備えている。なお、X軸変位測長光
用反射面56は、ステージ24に固定されている。
【0036】Y軸変位測定補助部材は、Y軸変位測定用
レーザー光を参照光とY軸変位測長光とに分割するY軸
変位測定用偏光ビームスプリッタ(以下、Y軸変位測定
用PBSという)52bと、このY軸変位測定用PBS
52bを透過した参照光を再びY軸変位測定用PBS5
2b方向へ反射する参照光用反射面58と、Y軸変位測
定用PBS52bから反射したY軸変位測長光を再びY
軸変位測定用PBS52b方向へ反射するY軸変位測長
光用反射面60とを備えている。なお、Y軸変位測長光
用反射面60は、ステージ24に固定されている。
【0037】Z軸変位測定補助部材は、Z軸変位測定用
レーザー光を参照光とZ軸変位測長光とに分割するZ軸
変位測定用偏光ビームスプリッタ(以下、Z軸変位測定
用PBSという)52cと、このZ軸変位測定用PBS
52cを透過した参照光を再びZ軸変位測定用PBS5
2c方向へ反射する参照光用反射面62と、Z軸変位測
定用PBS52cから反射したZ軸変位測長光を再びZ
軸変位測定用PBS52c方向へ反射するZ軸変位測長
光用反射面64とを備えている。なお、Z軸変位測長光
用反射面64は、チューブスキャナ8を固定している部
材(図示しない)の裏面に固定されている。
【0038】また、λ/4板46は、その光軸(一般的
には、結晶軸)が、光源30からの測定用レーザー光の
偏光方向に対して45°の角を成すように配置されてい
るものとする。
【0039】このような構成によれば、X軸光路分岐用
PBS44aから反射されたX軸変位測定用レーザー光
は、λ/4板46を介して、その偏光方向が45°回転
された後、X軸変位測定用PBS52aによって参照光
とX軸変位測長光とに分割される。
【0040】参照光は、参照光用反射面54から反射し
た後、再び、X軸変位測定用PBS52aからλ/4板
46を介してX軸光路分岐用PBS44aに入射され
る。X軸光路分岐用PBS44aに入射した参照光の偏
光方向は、λ/4板46によって元の射出光とは90°
異なったものに変換されている。従って、かかる参照光
は、X軸光路分岐用PBS44aを透過した後、X軸変
位測定用レーザー測長器48aに入射されることにな
る。
【0041】一方、X軸変位測長光は、X軸変位測長光
用反射面56から反射した後、再び、X軸変位測定用P
BS52aからλ/4板46を介してX軸光路分岐用P
BS44aに入射される。X軸光路分岐用PBS44a
に入射したX軸変位測長光の偏光方向は、λ/4板46
によって元の射出光とは90°異なったものに変換され
ている。従って、かかるX軸変位測長光は、X軸光路分
岐用PBS44aを透過した後、X軸変位測定用レーザ
ー測長器48aに入射されることになる。
【0042】X軸変位測定用レーザー測長器48aに入
射した参照光とX軸変位測長光とは、X軸変位測定用レ
ーザー測長器48a内において、互いに重ね合わされ
る。この場合、X軸変位測定用レーザー測長器48aに
入射した参照光とX軸変位測長光とは、その位相即ち光
路長が異なっているため、互いに干渉を起こして干渉縞
となって現れる。
【0043】このような干渉現象は、X軸方向へのチュ
ーブスキャナ28の変位量の2倍に相当する光路差とな
って現れることになる。従って、X軸変位測定用レーザ
ー測長器48a内に発生する干渉現象の変化を光学的に
検知することによって、チューブスキャ28ナのX軸方
向への変位量を高分解能に測定することができる。
【0044】同様に、Y軸光路分岐用PBS44bから
反射されたY軸変位測定用レーザー光は、λ/4板46
を介して、その偏光方向が45°回転された後、Y軸変
位測定用PBS52bによって参照光とY軸変位測長光
とに分割される。
【0045】参照光は、参照光用反射面58から反射し
た後、再び、Y軸変位測定用PBS52bからλ/4板
46を介してY軸光路分岐用PBS44bに入射され
る。Y軸光路分岐用PBS44bに入射した参照光の偏
光方向は、λ/4板46によって元の射出光とは90°
異なったものに変換されている。従って、かかる参照光
は、Y軸光路分岐用PBS44bを透過した後、Y軸変
位測定用レーザー測長器48bに入射されることにな
る。
【0046】一方、Y軸変位測長光は、Y軸変位測長光
用反射面60から反射した後、再び、Y軸変位測定用P
BS52bからλ/4板46を介してX軸光路分岐用P
BS44bに入射される。Y軸光路分岐用PBS44b
に入射したY軸変位測長光の偏光方向は、λ/4板46
によって元の射出光とは90°異なったものに変換され
ている。従って、かかるY軸変位測長光は、Y軸光路分
岐用PBS44bを透過した後、Y軸変位測定用レーザ
ー測長器48bに入射されることになる。
【0047】Y軸変位測定用レーザー測長器48bに入
射した参照光とY軸変位測長光とは、Y軸変位測定用レ
ーザー測長器48b内において、互いに重ね合わされ
る。この場合、Y軸変位測定用レーザー測長器48bに
入射した参照光とY軸変位測長光とは、その位相即ち光
路長が異なっているため、互いに干渉を起こして干渉縞
となって現れる。
【0048】このような干渉現象は、Y軸方向へのチュ
ーブスキャナ28の変位量の2倍に相当する光路差とな
って現れることになる。従って、Y軸変位測定用レーザ
ー測長器48b内に発生する干渉現象の変化を光学的に
検知することによって、チューブスキャナ28のY軸方
向への変位量を高分解能に測定することができる。
【0049】また、同様に、Z軸光路分岐用PBS44
cから反射されたZ軸変位測定用レーザー光は、λ/4
板46を介して、その偏光方向が45°回転された後、
Z軸変位測定用PBS52cによって参照光とZ軸変位
測長光とに分割される。
【0050】参照光は、参照光用反射面62から反射し
た後、再び、Z軸変位測定用PBS52cからλ/4板
46を介してZ軸光路分岐用PBS44cに入射され
る。Z軸光路分岐用PBS44cに入射した参照光の偏
光方向は、λ/4板46によって元の射出光とは90°
異なったものに変換されている。従って、かかる参照光
は、Z軸光路分岐用PBS44cを透過した後、Z軸変
位測定用レーザー測長器48cに入射されることにな
る。
【0051】一方、Z軸変位測長光は、Z軸変位測長光
用反射面64から反射した後、再び、Z軸変位測定用P
BS52cからλ/4板46を介してX軸光路分岐用P
BS44cに入射される。Z軸光路分岐用PBS44c
に入射したZ軸変位測長光の偏光方向は、λ/4板46
によって元の射出光とは90°異なったものに変換され
ている。従って、かかるZ軸変位測長光は、Z軸光路分
岐用PBS44cを透過した後、Z軸変位測定用レーザ
ー測長器48cに入射されることになる。
【0052】Z軸変位測定用レーザー測長器48cに入
射した参照光とZ軸変位測長光とは、Z軸変位測定用レ
ーザー測長器48c内において、互いに重ね合わされ
る。この場合、Z軸変位測定用レーザー測長器48cに
入射した参照光とZ軸変位測長光とは、その位相即ち光
路長が異なっているため、互いに干渉を起こして干渉縞
となって現れる。
【0053】このような干渉現象は、Z軸方向へのチュ
ーブスキャナ28の変位量の2倍に相当する光路差とな
って現れることになる。従って、Z軸変位測定用レーザ
ー測長器48c内に発生する干渉現象の変化を光学的に
検知することによって、チューブスキャナ28のZ軸方
向への変位量を高分解能に測定することができる。
【0054】上述したように測定されたXYZ軸方向へ
のチューブスキャナ28の変位量は、X軸,Y軸及びZ
軸変位測定用レーザー測長器48a,48b,48cに
よって所定の電気信号に変換された後、図1に示すよう
に、X軸,Y軸及びZ軸測長センサ50a,50b,5
0cからサンプリングパルス発生部66及びサンプリン
グ部68へ出力されることになる。
【0055】このとき、サンプリング部68は、サンプ
リングパルス発生部66から所定タイミングで出力され
るサンプリングパルスに基づいて、X軸,Y軸及びZ軸
測長センサ50a,50b,50cから出力される電気
信号をサンプリングする。
【0056】そして、サンプリング部68にサンプリン
グされたX軸,Y軸及びZ軸測長センサ50a,50
b,50cからの電気信号は、所定の表示装置(図示し
ない)によって画像処理が施された後、試料26のSP
M像として表示されることになる。
【0057】このように本実施の形態の走査型プローブ
顕微鏡によれば、カンチレバー22を支持するチューブ
スキャナ28の近傍に配置された変位測定補助部材32
及びX軸,Y軸及びZ軸測長センサ50a,50b,5
0cによって、チューブスキャナの変位量を高分解能に
測定することができる。変位測定補助部材32が一体成
形されているため、部品点数を抑えることが可能にな
り、また、X,Y,Z軸方向へのレーザー光の直角指向
性を容易に実現することができる。そして、光学的構成
の簡略化と光路の単純化を実現し、測定光学系相互のア
ライメントエラーの発生要因を減少させつつ、変位測定
時の測定誤差を大幅に減少させることができる。この結
果、本実施の形態によれば、チューブスキャナ28のヒ
ステリシス現象やクリープ現象等の影響を受けることな
く、高分解能且つ歪みの無いSPM像を再現性よく得る
ことが可能となる。
【0058】なお、本発明は、上述した実施の形態の構
成に限定されることはなく、新規事項を追加しない範囲
でその仕様を種々変更することが可能である。例えば、
カンチレバー22を移動させる代わりに、ステージ24
を移動させるように、チューブスキャナ28をステージ
24に固定させてもよい。また、光路分岐用部材44の
X軸光路分岐用PBS44aを透過した測定用レーザー
光をデッドパスエラー等の補正手段(図示しない)への
入力光をして用いることもできる。更に、変位測定補助
部材32の内部に構成した干渉計を各軸の光路中に配置
させてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な光学的構成で且
つ高分解能に変位測定可能なコンパクトな走査型プロー
ブ顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る走査型プローブ顕
微鏡の全体の構成を示す図。
【図2】本実施の形態に適用されたチューブスキャナ周
辺の構成を示す斜視図。
【図3】従来の走査型プローブ顕微鏡の全体の構成を示
す図。
【符号の説明】
22…カンチレバー、24…ステージ、26…試料、2
8…チューブスキャナ、30…光源、32…変位測定補
助部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブを試料に対して走査させるよう
    に、所定方向に所定量だけ変位制御される圧電素子と、 この圧電素子の変位量を光学的に測定するための測定用
    レーザー光を出射する光源と、 前記圧電素子の変位量を光学的に測定する測長光学系と
    を備えており、 この測長光学系には、前記圧電素子に取り付けられ且つ
    前記光源からの測定用レーザー光を互いに位相の異なる
    複数の光に変換して射出する変位測定補助部材と、この
    変位測定補助部材から射出された前記複数の光を干渉さ
    せることによって、前記圧電素子の変位量を光学的に測
    定する変位測定系とが設けられていることを特徴とする
    走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記変位測定系には、前記光源から出射
    された測定用レーザー光を前記変位測定補助部材方向へ
    分岐させる光路分岐用部材と、この光路分岐用部材から
    射出した測定用レーザー光の偏光方向を変換するための
    偏光板と、前記変位測定補助部材によって位相差が与え
    られて射出された複数の光を干渉させることによって、
    前記圧電素子の変位量を光学的に測定する変位測定用レ
    ーザー測長系とが設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記光路分岐用部材は、互いに直交する
    3軸方向の前記圧電素子の変位量が夫々独立して光学的
    に測定されるように、3つの光路分岐用偏光ビームスプ
    リッタから構成されており、また、前記変位測定補助部
    材は、前記3つの光路分岐用偏光ビームスプリッタを介
    して伝波された測定用レーザー光を夫々位相の異なる複
    数の光に変換して射出するように、3つの変位測定補助
    部材から構成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の走査型プローブ顕微鏡。
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