JPH09134793A - インバータ式x線高電圧装置 - Google Patents
インバータ式x線高電圧装置Info
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- JPH09134793A JPH09134793A JP31489995A JP31489995A JPH09134793A JP H09134793 A JPH09134793 A JP H09134793A JP 31489995 A JP31489995 A JP 31489995A JP 31489995 A JP31489995 A JP 31489995A JP H09134793 A JPH09134793 A JP H09134793A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】交流電源を整流するコンバータ1側からの直流
をインバータ2で高周波交流に変換した後、昇圧し、そ
れを整流してX線管4に印加するもので、目標管電圧値
とX線管の実際の管電圧値が一致するようインバータを
制御するインバータ制御回路32を備えてなるインバー
タ式X線高電圧装置において、電源電圧歪みと皮相電力
を低減し、またインバータでの損失と電磁ノイズを低減
する。 【解決手段】コンバータ1を、自己消弧可能スイッチに
よるフルブリッジ回路と、このフルブリッジ回路の直流
出力端に並列接続された直流リアクトル54と、この直
流リアクトルの入力側端子にカソード側端子を接続した
ダイオード30と、このダイオードのアノード側端子及
び直流リアクトル54の出力側端子相互間に接続された
直流コンデンサ6とを備えてなり、当該コンバータ1を
その出力電圧が目標電圧値に一致するように制御するコ
ンバータ制御回路31を設ける。
をインバータ2で高周波交流に変換した後、昇圧し、そ
れを整流してX線管4に印加するもので、目標管電圧値
とX線管の実際の管電圧値が一致するようインバータを
制御するインバータ制御回路32を備えてなるインバー
タ式X線高電圧装置において、電源電圧歪みと皮相電力
を低減し、またインバータでの損失と電磁ノイズを低減
する。 【解決手段】コンバータ1を、自己消弧可能スイッチに
よるフルブリッジ回路と、このフルブリッジ回路の直流
出力端に並列接続された直流リアクトル54と、この直
流リアクトルの入力側端子にカソード側端子を接続した
ダイオード30と、このダイオードのアノード側端子及
び直流リアクトル54の出力側端子相互間に接続された
直流コンデンサ6とを備えてなり、当該コンバータ1を
その出力電圧が目標電圧値に一致するように制御するコ
ンバータ制御回路31を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を一旦、
直流に変換し、この直流をインバータを用いて高周波の
交流に変換し、その出力電圧を高電圧変圧器で昇圧する
と共に整流して直流の高電圧を発生し、これをX線管に
印加してX線を放射させるインバータ式X線高電圧装置
に関するものである。
直流に変換し、この直流をインバータを用いて高周波の
交流に変換し、その出力電圧を高電圧変圧器で昇圧する
と共に整流して直流の高電圧を発生し、これをX線管に
印加してX線を放射させるインバータ式X線高電圧装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のインバータ式X線高電圧装
置は、図6に示すように商用の3相交流電源U,V,W
からの交流電圧をダイオード40〜45で構成された3
相全波整流回路(以下、単にコンバータと呼ぶ)1′で
直流電圧に変換し、これをコンデンサ6で平滑してイン
バータ2へ入力していた。インバータ2は、コンデンサ
7と高電圧変圧器5の漏れインダクタンスとの共振現象
を利用してインバータ2の位相差と周波数を制御するこ
とにより負荷であるX線管4に管電圧を印加するもので
ある。すなわち、インバータ2から出力された交流電圧
を上記高電圧変圧器5で昇圧し、これを高電圧整流回路
3で高電圧の直流に変換してX線管4に印加していた。
コンバータ1′の出力電圧は、U,V,Wの線間電圧の
ピーク値を最大電圧として、平滑コンデンサ6の容量と
インバータ2へ供給する電力に応じてやや電圧が下が
り、線間電圧と同程度を最低電圧として、ほぼ線間電圧
〜線間電圧×√2の範囲になり、積極的にこれを制御す
ることはできない。
置は、図6に示すように商用の3相交流電源U,V,W
からの交流電圧をダイオード40〜45で構成された3
相全波整流回路(以下、単にコンバータと呼ぶ)1′で
直流電圧に変換し、これをコンデンサ6で平滑してイン
バータ2へ入力していた。インバータ2は、コンデンサ
7と高電圧変圧器5の漏れインダクタンスとの共振現象
を利用してインバータ2の位相差と周波数を制御するこ
とにより負荷であるX線管4に管電圧を印加するもので
ある。すなわち、インバータ2から出力された交流電圧
を上記高電圧変圧器5で昇圧し、これを高電圧整流回路
3で高電圧の直流に変換してX線管4に印加していた。
コンバータ1′の出力電圧は、U,V,Wの線間電圧の
ピーク値を最大電圧として、平滑コンデンサ6の容量と
インバータ2へ供給する電力に応じてやや電圧が下が
り、線間電圧と同程度を最低電圧として、ほぼ線間電圧
〜線間電圧×√2の範囲になり、積極的にこれを制御す
ることはできない。
【0003】なお図6において、インバータ2は実際の
管電圧値Vx を検出し、これと目標値 kVrとをインバ
ータ制御回路32に入力してインバータ2の位相差と周
波数を求め、これを制御する。管電流は、フィラメント
加熱回路(図示せず)によってX線管4のフィラメント
の温度を調節することによって制御する。
管電圧値Vx を検出し、これと目標値 kVrとをインバ
ータ制御回路32に入力してインバータ2の位相差と周
波数を求め、これを制御する。管電流は、フィラメント
加熱回路(図示せず)によってX線管4のフィラメント
の温度を調節することによって制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、コ
ンバータ1′の出力電圧、すなわちインバータ2の入力
電圧を任意に設定することができず、これによって、イ
ンバータ2で大きな電力損失が発生したり、電磁ノイズ
が生じるという問題点があった。また、交流電源U,
V,Wからコンバータ1′に供給される電流が急峻に変
化し、電源電圧に電圧歪み生じさせたり、皮相電力が大
きくなって電源設備の負担が大きくなるという問題点も
あった。以下、これらの問題点について詳細に説明す
る。
ンバータ1′の出力電圧、すなわちインバータ2の入力
電圧を任意に設定することができず、これによって、イ
ンバータ2で大きな電力損失が発生したり、電磁ノイズ
が生じるという問題点があった。また、交流電源U,
V,Wからコンバータ1′に供給される電流が急峻に変
化し、電源電圧に電圧歪み生じさせたり、皮相電力が大
きくなって電源設備の負担が大きくなるという問題点も
あった。以下、これらの問題点について詳細に説明す
る。
【0005】まず、インバータ2の入力電圧を任意に設
定できないために電力損失と電磁ノイズが生じる問題点
について説明する。図7はインバータ2の位相差によっ
てインバータ2の出力電圧を制御し、結果として、管電
圧を制御する原理を説明するためのインバータ動作を示
すタイミング図である。図6におけるインバータ2の各
スイッチ16〜19は、図7(a)〜(d)に示すよう
に、スイッチ16に対してスイッチ19を位相差φ1だ
け遅らせ、スイッチ17に対してスイッチ18を位相差
φ1だけ遅らせてオン,オフする。また上下のスイッ
チ、すなわちスイッチ16と17、スイッチ18と19
とは位相を90゜ずらしてオン,オフする。このとき、
インバータ2の出力側に接続されたコンデンサ7と高電
圧変圧器5の漏れインダクタンスとで共振電流が流れ、
スイッチ16〜19と逆並列ダイオード26〜29とに
流れる電流は、各々図7(e)〜(h)に示すようにな
る。また、インバータ2の出力電圧は図7(j)に示す
ように、出力電流は図7(i)に示すようになる。
定できないために電力損失と電磁ノイズが生じる問題点
について説明する。図7はインバータ2の位相差によっ
てインバータ2の出力電圧を制御し、結果として、管電
圧を制御する原理を説明するためのインバータ動作を示
すタイミング図である。図6におけるインバータ2の各
スイッチ16〜19は、図7(a)〜(d)に示すよう
に、スイッチ16に対してスイッチ19を位相差φ1だ
け遅らせ、スイッチ17に対してスイッチ18を位相差
φ1だけ遅らせてオン,オフする。また上下のスイッ
チ、すなわちスイッチ16と17、スイッチ18と19
とは位相を90゜ずらしてオン,オフする。このとき、
インバータ2の出力側に接続されたコンデンサ7と高電
圧変圧器5の漏れインダクタンスとで共振電流が流れ、
スイッチ16〜19と逆並列ダイオード26〜29とに
流れる電流は、各々図7(e)〜(h)に示すようにな
る。また、インバータ2の出力電圧は図7(j)に示す
ように、出力電流は図7(i)に示すようになる。
【0006】図8は、このときの位相差φと管電圧の関
係を示している。位相差φが小さいほど高い管電圧が出
力され、φが180゜で出力がゼロになる。また、X線
管4に流れる電流(以下、管電流という)が大きい時と
小さい時では同じ位相差でも出力電圧が異なる。更に、
この図8ではコンバータ出力電圧(管電圧)が低いとき
の特性を実線で、コンバータ出力電圧(管電圧)が高い
ときは点線で示している。このように位相差φか、コン
バータ出力電圧を変化させることによって所望の管電圧
を得ることができる。例えば管電流が小さい時、ある管
電圧を得るには、コンバータ出力電圧を低くし位相差を
φ1としてもよいし、コンバータ出力電圧を高くしてお
いて位相差をφ2としてもよいことになる。
係を示している。位相差φが小さいほど高い管電圧が出
力され、φが180゜で出力がゼロになる。また、X線
管4に流れる電流(以下、管電流という)が大きい時と
小さい時では同じ位相差でも出力電圧が異なる。更に、
この図8ではコンバータ出力電圧(管電圧)が低いとき
の特性を実線で、コンバータ出力電圧(管電圧)が高い
ときは点線で示している。このように位相差φか、コン
バータ出力電圧を変化させることによって所望の管電圧
を得ることができる。例えば管電流が小さい時、ある管
電圧を得るには、コンバータ出力電圧を低くし位相差を
φ1としてもよいし、コンバータ出力電圧を高くしてお
いて位相差をφ2としてもよいことになる。
【0007】次に図7に戻り、コンバータ出力電圧の大
きさによって、インバータ2のスイッチ16〜19の電
流と電圧波形が異なることを説明する。図7において、
点線で示す波形は、コンバータ出力電圧が高いときの各
部の電流と電圧を示している。コンバータ出力電圧が高
いときは、位相差をφ1より大きいφ2として、スイッ
チ16と19、あるいはスイッチ17と18の重なりを
小さくし、インバータの出力電圧を図7(j)の点線に
示すようにすることによって、結果的に所望の管電圧を
得る。しかしこのとき、インバータ2を構成するスイッ
チ16〜19には、図7(e)〜(h)の点線で示すよ
うな波形で電流が流れる。これは、スイッチ16,17
についてはターンオフ、スイッチ18,19については
ターンオンする電流が大きいばかりでなく、電流のピー
ク値も大きくなり、コンバータ出力電圧が低い場合に比
べてスイッチ16〜19や高電圧変圧器5で発生する損
失や電磁ノイズは著しく大きい。
きさによって、インバータ2のスイッチ16〜19の電
流と電圧波形が異なることを説明する。図7において、
点線で示す波形は、コンバータ出力電圧が高いときの各
部の電流と電圧を示している。コンバータ出力電圧が高
いときは、位相差をφ1より大きいφ2として、スイッ
チ16と19、あるいはスイッチ17と18の重なりを
小さくし、インバータの出力電圧を図7(j)の点線に
示すようにすることによって、結果的に所望の管電圧を
得る。しかしこのとき、インバータ2を構成するスイッ
チ16〜19には、図7(e)〜(h)の点線で示すよ
うな波形で電流が流れる。これは、スイッチ16,17
についてはターンオフ、スイッチ18,19については
ターンオンする電流が大きいばかりでなく、電流のピー
ク値も大きくなり、コンバータ出力電圧が低い場合に比
べてスイッチ16〜19や高電圧変圧器5で発生する損
失や電磁ノイズは著しく大きい。
【0008】そして従来装置は、図6で示したように、
コンバータ1′がダイオードで構成されているために、
インバータ2の入力電圧を適正に制御して位相差φを小
さく、すなわち、インバータ2で生じるスイッチ16〜
19の損失や電磁ノイズを最小化することができなかっ
た。このため、特にX線管4に供給する電力が小さいと
きに、インバータ2のスイッチ16〜19が発熱した
り、電磁ノイズによってこのインバータ式装置周辺にあ
る図示しないモニタや各種画像処理装置などに悪影響を
与えるものであった。次に、ダイオード40〜45によ
る全波整流回路で構成されたコンバータ1′を用いてい
る従来装置において、交流入力電流が急峻に変化し、皮
相電力が大きくなったり交流電源U,V,Wに大きな歪
みを生じさせる問題点について説明する。
コンバータ1′がダイオードで構成されているために、
インバータ2の入力電圧を適正に制御して位相差φを小
さく、すなわち、インバータ2で生じるスイッチ16〜
19の損失や電磁ノイズを最小化することができなかっ
た。このため、特にX線管4に供給する電力が小さいと
きに、インバータ2のスイッチ16〜19が発熱した
り、電磁ノイズによってこのインバータ式装置周辺にあ
る図示しないモニタや各種画像処理装置などに悪影響を
与えるものであった。次に、ダイオード40〜45によ
る全波整流回路で構成されたコンバータ1′を用いてい
る従来装置において、交流入力電流が急峻に変化し、皮
相電力が大きくなったり交流電源U,V,Wに大きな歪
みを生じさせる問題点について説明する。
【0009】図9は、従来装置についてU相の交流入力
電圧(ここでは、線間電圧ではなく相電圧で表現してい
る)と交流入力電流を表している。ダイオード40〜4
5で整流し、平滑コンデンサ6で出力電圧を平滑するコ
ンバータ1′では、交流入力電流はピークが大きく尖っ
た波形になる。このように急峻な電流によって、図9に
示すように相電圧に歪みを生じさせる。この電圧歪み
は、同じ電源設備(図示せず)に接続された周囲の機器
の電源電圧をも変動させ、故障や誤動作の原因になっ
た。また図9で、各時刻における相電圧と交流入力電流
との積から求められる皮相電力は非常に大きく、実際に
エネルギとしてインバータ式X線高電圧装置に取り込む
ことのできる有効電力との比にあたる力率(=有効電力
/皮相電力)は0.3〜0.8程度である。したがっ
て、実際に必要な電力の1.3〜3倍もの皮相電力を電
源設備から供給しなければならず、電源設備の設置や保
守に多大な経費を要していた。
電圧(ここでは、線間電圧ではなく相電圧で表現してい
る)と交流入力電流を表している。ダイオード40〜4
5で整流し、平滑コンデンサ6で出力電圧を平滑するコ
ンバータ1′では、交流入力電流はピークが大きく尖っ
た波形になる。このように急峻な電流によって、図9に
示すように相電圧に歪みを生じさせる。この電圧歪み
は、同じ電源設備(図示せず)に接続された周囲の機器
の電源電圧をも変動させ、故障や誤動作の原因になっ
た。また図9で、各時刻における相電圧と交流入力電流
との積から求められる皮相電力は非常に大きく、実際に
エネルギとしてインバータ式X線高電圧装置に取り込む
ことのできる有効電力との比にあたる力率(=有効電力
/皮相電力)は0.3〜0.8程度である。したがっ
て、実際に必要な電力の1.3〜3倍もの皮相電力を電
源設備から供給しなければならず、電源設備の設置や保
守に多大な経費を要していた。
【0010】また、前述したようにコンバータ1′の出
力電圧は、U,V,Wの線間電圧のピーク値を最大電圧
として、平滑コンデンサ6の容量とインバータ2へ供給
する電力に応じてやや電圧が下がり、線間電圧と同程度
を最低電圧として、ほぼ線間電圧〜線間電圧×√2の範
囲になり、積極的にこれを制御することはできない。こ
れを解決するため、特願平5−194544号及び特願
平6−3092号の発明が提案されているが、特願平5
−194544号の発明による方式(以下、この方式を
昇圧型コンバータと呼ぶ)においては、出力電圧をおよ
そ交流電源の相間電圧以上の電圧にしか設定することが
できず、また、特願平6−3092号の発明では、出力
電圧を交流電源U,V,Wの相間電圧以下の電圧にしか
設定することができない方式(以下、この方式を降圧型
コンバータと呼ぶ)であった。このため、交流電源U,
V,Wの電圧値の違いによっては、望ましい出力電圧を
得ることができなかった。すなわち従来、X線高電圧装
置に用いる3相交流電源U,V,Wとしては、主に20
0V系と400V系があるが、上述した理由により、2
00V系の電源設備に対しては昇圧型コンバータを、4
00V系の電源に対しては降圧型のコンバータを適用す
る必要がある等、使用する電源設備(交流電源電圧値)
によって異なる型のコンバータを使い分けなければなら
なく、この点の改善が望まれていた。
力電圧は、U,V,Wの線間電圧のピーク値を最大電圧
として、平滑コンデンサ6の容量とインバータ2へ供給
する電力に応じてやや電圧が下がり、線間電圧と同程度
を最低電圧として、ほぼ線間電圧〜線間電圧×√2の範
囲になり、積極的にこれを制御することはできない。こ
れを解決するため、特願平5−194544号及び特願
平6−3092号の発明が提案されているが、特願平5
−194544号の発明による方式(以下、この方式を
昇圧型コンバータと呼ぶ)においては、出力電圧をおよ
そ交流電源の相間電圧以上の電圧にしか設定することが
できず、また、特願平6−3092号の発明では、出力
電圧を交流電源U,V,Wの相間電圧以下の電圧にしか
設定することができない方式(以下、この方式を降圧型
コンバータと呼ぶ)であった。このため、交流電源U,
V,Wの電圧値の違いによっては、望ましい出力電圧を
得ることができなかった。すなわち従来、X線高電圧装
置に用いる3相交流電源U,V,Wとしては、主に20
0V系と400V系があるが、上述した理由により、2
00V系の電源設備に対しては昇圧型コンバータを、4
00V系の電源に対しては降圧型のコンバータを適用す
る必要がある等、使用する電源設備(交流電源電圧値)
によって異なる型のコンバータを使い分けなければなら
なく、この点の改善が望まれていた。
【0011】請求項1の発明の目的は、インバータで生
じる損失と電磁ノイズを低減し、また電源電圧の歪みと
皮相電力を低減することのできるインバータ式X線高電
圧装置を提供することにある。請求項2の発明の目的
は、使用する電源設備(交流電源電圧値)によって異な
る型のコンバータを使い分ける必要のない実用上、極め
て便利なインバータ式X線高電圧装置を提供することに
ある。
じる損失と電磁ノイズを低減し、また電源電圧の歪みと
皮相電力を低減することのできるインバータ式X線高電
圧装置を提供することにある。請求項2の発明の目的
は、使用する電源設備(交流電源電圧値)によって異な
る型のコンバータを使い分ける必要のない実用上、極め
て便利なインバータ式X線高電圧装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の目的
は、交流電源を受電しこれを整流するコンバータと、こ
のコンバータ側からの直流電圧を高周波の交流電圧に変
換するインバータと、このインバータの出力電圧を昇圧
する高電圧変圧器と、この高電圧変圧器の出力電圧を整
流してX線管に印加する高電圧整流回路と、目標管電圧
値を入力しこれと上記X線管の実際の管電圧値が一致す
るように上記インバータを制御するインバータ制御回路
とを備えてなるインバータ式X線高電圧装置において、
上記コンバータは、自己消弧可能なスイッチを用いたフ
ルブリッジ回路と、このフルブリッジ回路の直流出力端
に並列に接続された直流リアクトルと、この直流リアク
トルの入力側端子にカソード側端子を接続したダイオー
ドと、このダイオードのアノード側端子及び上記直流リ
アクトルの出力側端子相互間に接続された直流コンデン
サとを備えてなり、当該コンバータをその出力電圧が目
標電圧値に一致するように制御するコンバータ制御回路
を設けることによって達成される。請求項1の発明によ
れば、交流電源に接続された自己消弧可能なスイッチに
より交流電源から供給させる電流を適宜制御することが
できる。これによって、急峻な変化や高いピーク電流を
抑制しつつ電力を受電することができ、交流入力電流を
正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同期させることが
でき、このため、有害な電源電圧の歪みと皮相電力を低
減することができる。また、コンバータの出力電圧を任
意に制御することができるので、コンバータの出力電圧
を調整して最適化し、インバータのスイッチで生じる損
失と電磁ノイズを最小限に抑制できることになる。
は、交流電源を受電しこれを整流するコンバータと、こ
のコンバータ側からの直流電圧を高周波の交流電圧に変
換するインバータと、このインバータの出力電圧を昇圧
する高電圧変圧器と、この高電圧変圧器の出力電圧を整
流してX線管に印加する高電圧整流回路と、目標管電圧
値を入力しこれと上記X線管の実際の管電圧値が一致す
るように上記インバータを制御するインバータ制御回路
とを備えてなるインバータ式X線高電圧装置において、
上記コンバータは、自己消弧可能なスイッチを用いたフ
ルブリッジ回路と、このフルブリッジ回路の直流出力端
に並列に接続された直流リアクトルと、この直流リアク
トルの入力側端子にカソード側端子を接続したダイオー
ドと、このダイオードのアノード側端子及び上記直流リ
アクトルの出力側端子相互間に接続された直流コンデン
サとを備えてなり、当該コンバータをその出力電圧が目
標電圧値に一致するように制御するコンバータ制御回路
を設けることによって達成される。請求項1の発明によ
れば、交流電源に接続された自己消弧可能なスイッチに
より交流電源から供給させる電流を適宜制御することが
できる。これによって、急峻な変化や高いピーク電流を
抑制しつつ電力を受電することができ、交流入力電流を
正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同期させることが
でき、このため、有害な電源電圧の歪みと皮相電力を低
減することができる。また、コンバータの出力電圧を任
意に制御することができるので、コンバータの出力電圧
を調整して最適化し、インバータのスイッチで生じる損
失と電磁ノイズを最小限に抑制できることになる。
【0013】請求項2の発明の目的は、上記コンバータ
に、そのスイッチの動作モードとして、直流コンデンサ
の正側へ電流を流す各相の自己消弧可能なスイッチのう
ち常にいずれか1つは導通状態とし、かつ直流コンデン
サの負側より交流電源側へ電流を流す自己消弧可能なス
イッチのうち常に1つは導通状態とする第1動作モード
と、自己消弧可能なスイッチの全てがオフ状態にある第
2動作モードとをもたせることによって達成される。コ
ンバータに、上記のような2つのモードをもたせること
により、使用する電源設備(交流電源電圧値)によって
異なる型のコンバータを使い分ける必要がなくなり、実
用上、極めて便利なものとなる。
に、そのスイッチの動作モードとして、直流コンデンサ
の正側へ電流を流す各相の自己消弧可能なスイッチのう
ち常にいずれか1つは導通状態とし、かつ直流コンデン
サの負側より交流電源側へ電流を流す自己消弧可能なス
イッチのうち常に1つは導通状態とする第1動作モード
と、自己消弧可能なスイッチの全てがオフ状態にある第
2動作モードとをもたせることによって達成される。コ
ンバータに、上記のような2つのモードをもたせること
により、使用する電源設備(交流電源電圧値)によって
異なる型のコンバータを使い分ける必要がなくなり、実
用上、極めて便利なものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は、本発明によるインバータ式X
線高電圧装置の第1の実施例を示す回路図である。この
図1において、51〜53は交流電源U,V,Wの各相
U,V,Wに挿入したリアクトルである。61〜63は
リアクトル51〜53に接続されたコンデンサで、この
コンデンサ51〜53はスター結線されている。10〜
15は自己消弧可能なスイッチ、ここでは絶縁ゲート型
バイポーラトランジスタ(以下、IGBTという)、2
0〜25はIGBT10〜15に直列に接続されたダイ
オードである。これらIGBT10〜15とダイオード
20〜25で各々自己消弧型スイッチを構成し、それら
6組の自己消弧型スイッチで3相のフルブリッジ回路を
構成している。
施例を説明する。図1は、本発明によるインバータ式X
線高電圧装置の第1の実施例を示す回路図である。この
図1において、51〜53は交流電源U,V,Wの各相
U,V,Wに挿入したリアクトルである。61〜63は
リアクトル51〜53に接続されたコンデンサで、この
コンデンサ51〜53はスター結線されている。10〜
15は自己消弧可能なスイッチ、ここでは絶縁ゲート型
バイポーラトランジスタ(以下、IGBTという)、2
0〜25はIGBT10〜15に直列に接続されたダイ
オードである。これらIGBT10〜15とダイオード
20〜25で各々自己消弧型スイッチを構成し、それら
6組の自己消弧型スイッチで3相のフルブリッジ回路を
構成している。
【0015】54は直流リアクトル、6は平滑用の直流
コンデンサ(平滑コンデンサともいう)である。上述フ
ルブリッジ回路及びこれら直流リアクトル54、ダイオ
ード30及び直流コンデンサ6とからコンバータ1が構
成される。7はインバータ2の出力側に挿入された共振
用コンデンサ、5はインバータ2と共振用コンデンサ7
とに接続され、インバータ出力電圧を昇圧し高周波の交
流高電圧を発生するための高電圧変圧器、3は高電圧変
圧器5の2次側に接続された高電圧整流回路、4は高電
圧整流回路3に接続されたX線管である。31はコンバ
ータ1のIGBT10〜15を制御するコンバータ制御
回路で、詳細を後述する。32はX線管4の両端の電圧
(実際の管電圧値)Vx を検出し、これと目標値 kVr
とによりインバータ2のIGBT16〜19を制御する
インバータ制御回路である。
コンデンサ(平滑コンデンサともいう)である。上述フ
ルブリッジ回路及びこれら直流リアクトル54、ダイオ
ード30及び直流コンデンサ6とからコンバータ1が構
成される。7はインバータ2の出力側に挿入された共振
用コンデンサ、5はインバータ2と共振用コンデンサ7
とに接続され、インバータ出力電圧を昇圧し高周波の交
流高電圧を発生するための高電圧変圧器、3は高電圧変
圧器5の2次側に接続された高電圧整流回路、4は高電
圧整流回路3に接続されたX線管である。31はコンバ
ータ1のIGBT10〜15を制御するコンバータ制御
回路で、詳細を後述する。32はX線管4の両端の電圧
(実際の管電圧値)Vx を検出し、これと目標値 kVr
とによりインバータ2のIGBT16〜19を制御する
インバータ制御回路である。
【0016】以下、上述構成の本発明装置の動作を説明
するが、平滑コンデンサ6以降の各部の動作については
従来装置と同様であるのでその説明を省略する。すなわ
ち本発明装置は、自己消弧可能なスイッチを用いてコン
バータ1を構成した点に大きな特徴があるもので、ま
ず、このコンバータ1の動作について図2を併用して説
明する。図2はコンバータ1のIGBT10〜15の動
作(スイッチング動作)を概念的に示したタイミング図
である。
するが、平滑コンデンサ6以降の各部の動作については
従来装置と同様であるのでその説明を省略する。すなわ
ち本発明装置は、自己消弧可能なスイッチを用いてコン
バータ1を構成した点に大きな特徴があるもので、ま
ず、このコンバータ1の動作について図2を併用して説
明する。図2はコンバータ1のIGBT10〜15の動
作(スイッチング動作)を概念的に示したタイミング図
である。
【0017】コンバータ1は、上記フルブリッジ回路の
動作によって、直流リアクトル54を交流入力側に接続
する「交流側接続モード」と直流入力側に接続する「直
流側接続モード」とを有し、コンバータ1の直流リアク
トル54は、上記2つのモードが交互に選択されながら
作動するもので、前者の「交流側接続モード」期間に電
源側から入力されたエネルギを一旦蓄え、後者の「直流
側接続モード」期間にそのエネルギを直流コンデンサ6
に放出する。コンバータ出力電圧は、上記「交流側接続
モード」と「直流側接続モード」を選択する時比率によ
って制御する。上記IGBT10〜15は、「交流側接
続モード」においては、以下の規則(1)〜(3)に従
って一定周期毎にオン,オフ動作させる。一方、「直流
側接続モード」においては全てのIGBT10〜15は
オフである。なお、この実施例では、説明を簡単にする
ためにIGBT10〜15は一定周期毎に動作させてい
るが、必ずしもそうである必要はない。
動作によって、直流リアクトル54を交流入力側に接続
する「交流側接続モード」と直流入力側に接続する「直
流側接続モード」とを有し、コンバータ1の直流リアク
トル54は、上記2つのモードが交互に選択されながら
作動するもので、前者の「交流側接続モード」期間に電
源側から入力されたエネルギを一旦蓄え、後者の「直流
側接続モード」期間にそのエネルギを直流コンデンサ6
に放出する。コンバータ出力電圧は、上記「交流側接続
モード」と「直流側接続モード」を選択する時比率によ
って制御する。上記IGBT10〜15は、「交流側接
続モード」においては、以下の規則(1)〜(3)に従
って一定周期毎にオン,オフ動作させる。一方、「直流
側接続モード」においては全てのIGBT10〜15は
オフである。なお、この実施例では、説明を簡単にする
ためにIGBT10〜15は一定周期毎に動作させてい
るが、必ずしもそうである必要はない。
【0018】(1)下側のIGBT10,12,14の
少なくとも1つはオンさせ、上側のIGBT11,1
3,15の少なくとも1つはオンさせることによって、
リアクトル54に連続的に電流を流す。 (2)図2において、例えば区間Iのとき、U相から供
給する電流を増加させたいときには、IGBT10のオ
ン時間を長くする。同様にV相から供給する電流を増加
させたいときは、IGBT14のオン時間を長くする。
そして残りの時間はIGBT12をオンさせる。 (3)この期間、IGBT13はオンさせておく。コン
バータ制御回路31は、上記動作原理に基づいてコンバ
ータ1を構成するスイッチであるIGBT10〜15の
オン,オフを制御するもので、コンバータ出力電圧の目
標値V1 に一致するように、コンバータ1の出力電圧
(平滑コンデンサ6の両端の電圧Vc )を検出して上記
制御をするものである。このように、本発明装置は、図
2中、区間I〜VIに対応して図2に示すようにコンバ
ータ1(IGBT10〜15)を制御するもので、これ
により、交流入力電流は自由に制御できるようになり、
交流入力電流を正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同
期させることができる。また、出力電圧の制御範囲は、
原理的には相間電圧よりも低くすることも高くすること
も可能であり、例えば、3相200V,400V等に対
しても、皮相電力を最小化した状態で一定の出力電圧を
得ることができ、多様な電源設備(交流電源電圧値)に
対応可能である。
少なくとも1つはオンさせ、上側のIGBT11,1
3,15の少なくとも1つはオンさせることによって、
リアクトル54に連続的に電流を流す。 (2)図2において、例えば区間Iのとき、U相から供
給する電流を増加させたいときには、IGBT10のオ
ン時間を長くする。同様にV相から供給する電流を増加
させたいときは、IGBT14のオン時間を長くする。
そして残りの時間はIGBT12をオンさせる。 (3)この期間、IGBT13はオンさせておく。コン
バータ制御回路31は、上記動作原理に基づいてコンバ
ータ1を構成するスイッチであるIGBT10〜15の
オン,オフを制御するもので、コンバータ出力電圧の目
標値V1 に一致するように、コンバータ1の出力電圧
(平滑コンデンサ6の両端の電圧Vc )を検出して上記
制御をするものである。このように、本発明装置は、図
2中、区間I〜VIに対応して図2に示すようにコンバ
ータ1(IGBT10〜15)を制御するもので、これ
により、交流入力電流は自由に制御できるようになり、
交流入力電流を正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同
期させることができる。また、出力電圧の制御範囲は、
原理的には相間電圧よりも低くすることも高くすること
も可能であり、例えば、3相200V,400V等に対
しても、皮相電力を最小化した状態で一定の出力電圧を
得ることができ、多様な電源設備(交流電源電圧値)に
対応可能である。
【0019】図3は、本発明の上述第1の実施例におけ
る交流電源U,V,Wの相電圧と入力電流波形を示す図
で、この図3で示すように、本発明によれば電源電圧の
歪みと皮相電力を低減することができる。また、交流入
力電流が制御可能になると、結果的にコンバータ1の出
力電圧を調整して最適化可能となり、インバータ2での
損失と電磁ノイズを低減できることになる。
る交流電源U,V,Wの相電圧と入力電流波形を示す図
で、この図3で示すように、本発明によれば電源電圧の
歪みと皮相電力を低減することができる。また、交流入
力電流が制御可能になると、結果的にコンバータ1の出
力電圧を調整して最適化可能となり、インバータ2での
損失と電磁ノイズを低減できることになる。
【0020】なお交流リアクトル51〜53は、本発明
装置の電源設備(図示せず)のインダクタンスと、コン
バータ1のスイッチングによって生じる電圧変動を電源
側へ戻さないように、必要に応じて付加したリアクトル
とを表わすもので、動作原理上は必ずしも必要とするも
のではない。コンデンサ61〜63も同様に、リアクト
ル51〜53と共にコンバータ1のスイッチングによる
高周波の電圧変動を電源側へ戻すことを防ぐため、ま
た、リアクトル51〜53に流れる電流を連続させてサ
ージ電圧の発生することを防ぐ目的で設けてあり、動作
原理上は必ずしも必要とするものではない。ダイオード
20〜25は、IGBT10〜15に流れる電流が一定
方向になるように、また、逆電圧がかからないように挿
入してある。ゲート・ターンオフ・サイリスタ(GT
O)に代表されるように、元々一方向にしか電流を流せ
ないスイッチを用いた場合には不要である。
装置の電源設備(図示せず)のインダクタンスと、コン
バータ1のスイッチングによって生じる電圧変動を電源
側へ戻さないように、必要に応じて付加したリアクトル
とを表わすもので、動作原理上は必ずしも必要とするも
のではない。コンデンサ61〜63も同様に、リアクト
ル51〜53と共にコンバータ1のスイッチングによる
高周波の電圧変動を電源側へ戻すことを防ぐため、ま
た、リアクトル51〜53に流れる電流を連続させてサ
ージ電圧の発生することを防ぐ目的で設けてあり、動作
原理上は必ずしも必要とするものではない。ダイオード
20〜25は、IGBT10〜15に流れる電流が一定
方向になるように、また、逆電圧がかからないように挿
入してある。ゲート・ターンオフ・サイリスタ(GT
O)に代表されるように、元々一方向にしか電流を流せ
ないスイッチを用いた場合には不要である。
【0021】図4は、本発明装置の第2の実施例とし
て、交流電源U,V,Wとコンバータ1との接続部の上
記コンデンサ61〜63を線間に挿入した場合を示す回
路図である。これらのコンデンサ61〜63の接続方法
はデルタ型でもスター型でもよい。
て、交流電源U,V,Wとコンバータ1との接続部の上
記コンデンサ61〜63を線間に挿入した場合を示す回
路図である。これらのコンデンサ61〜63の接続方法
はデルタ型でもスター型でもよい。
【0022】図5は、第3の実施例として、本発明を単
相交流電源用のインバータ式X線高電圧装置に適用した
場合を示す回路図である。単相交流電源U,Wでは、I
GBT10〜15とダイオード20〜25による4組の
自己消弧型スイッチでコンバータ1を構成する。入力の
各相には、リアクトル51と53、線間にコンデンサ6
1を挿入し、電源側へ高周波の電圧変動が戻ることを防
いでいる。リアクトル54と平滑コンデンサ6は第1の
実施例と同様である。
相交流電源用のインバータ式X線高電圧装置に適用した
場合を示す回路図である。単相交流電源U,Wでは、I
GBT10〜15とダイオード20〜25による4組の
自己消弧型スイッチでコンバータ1を構成する。入力の
各相には、リアクトル51と53、線間にコンデンサ6
1を挿入し、電源側へ高周波の電圧変動が戻ることを防
いでいる。リアクトル54と平滑コンデンサ6は第1の
実施例と同様である。
【0023】なお上述実施例では、コンバータ1を構成
するスイッチとしてIGBTを用いたが、IGBTに代
えて、バイポーラトランジスタ、電解効果トランジスタ
(MOS−FET)等の他の自己消弧型のスイッチを用
いてもよい。また、MOSコントロールドサイリスタ(
MCT)、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)等の
ように逆方向に電流が流れないスイッチを使用した場合
には、IGBTに接続された逆電流阻止用のダイオード
は不要となる。また上述実施例では、インバータ2が位
相差によって管電圧を制御する方式であったが、パルス
幅変調や周波数変調等、他の制御方式であってもよい。
またインバータ2では管電圧を制御せず、単に直流−交
流変換だけを行い、コンバータ1で管電圧を制御するよ
うにしてもよい。更に上述実施例では、インバータ2の
出力側に共振用コンデンサ7を設けたが、これは必ずし
もなくてよい。
するスイッチとしてIGBTを用いたが、IGBTに代
えて、バイポーラトランジスタ、電解効果トランジスタ
(MOS−FET)等の他の自己消弧型のスイッチを用
いてもよい。また、MOSコントロールドサイリスタ(
MCT)、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)等の
ように逆方向に電流が流れないスイッチを使用した場合
には、IGBTに接続された逆電流阻止用のダイオード
は不要となる。また上述実施例では、インバータ2が位
相差によって管電圧を制御する方式であったが、パルス
幅変調や周波数変調等、他の制御方式であってもよい。
またインバータ2では管電圧を制御せず、単に直流−交
流変換だけを行い、コンバータ1で管電圧を制御するよ
うにしてもよい。更に上述実施例では、インバータ2の
出力側に共振用コンデンサ7を設けたが、これは必ずし
もなくてよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、交流入力電流
を正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同期させること
ができる。このため、有害な電源電圧の歪みと皮相電力
を低減することができる。また、コンバータの出力電圧
を調整して最適化し、インバータでの損失と電磁ノイズ
を低減できるという効果がある。請求項2の発明によれ
ば、コンバータに2つの動作モードをもたせ、使用する
電源設備(交流電源電圧値)によって異なる型のコンバ
ータを使い分ける必要がなくなったので、実用上、極め
て便利になるという効果がある。
を正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同期させること
ができる。このため、有害な電源電圧の歪みと皮相電力
を低減することができる。また、コンバータの出力電圧
を調整して最適化し、インバータでの損失と電磁ノイズ
を低減できるという効果がある。請求項2の発明によれ
ば、コンバータに2つの動作モードをもたせ、使用する
電源設備(交流電源電圧値)によって異なる型のコンバ
ータを使い分ける必要がなくなったので、実用上、極め
て便利になるという効果がある。
【図1】本発明装置の第1の実施例を示す回路図であ
る。
る。
【図2】図1中のコンバータのIGBTの動作を示すタ
イミング図である。
イミング図である。
【図3】本発明装置による相電圧,交流入力電流の波形
図である。
図である。
【図4】本発明装置の第2の実施例の要部を示す回路図
である。
である。
【図5】本発明装置の第3の実施例の要部を示す回路図
である。
である。
【図6】従来装置を示す回路図である。
【図7】図6中のインバータの動作を示すタイミング図
である。
である。
【図8】図7中の位相差φと管電圧の関係を示すグラフ
である。
である。
【図9】従来装置による相電圧,交流入力電流の波形図
である。
である。
U,V,W…交流電源、1,1′…コンバータ、2…イ
ンバータ、3…高電圧整流回路、4…X線管、5…高電
圧変圧器、6…直流コンデンサ(平滑コンデンサ)、7
…共振コンデンサ、10〜19…スイッチ(IGB
T)、20〜29…ダイオード、31… コンバータ制
御回路、32… インバータ制御回路、54…直流リア
クトル、61〜63…コンデンサ。
ンバータ、3…高電圧整流回路、4…X線管、5…高電
圧変圧器、6…直流コンデンサ(平滑コンデンサ)、7
…共振コンデンサ、10〜19…スイッチ(IGB
T)、20〜29…ダイオード、31… コンバータ制
御回路、32… インバータ制御回路、54…直流リア
クトル、61〜63…コンデンサ。
Claims (2)
- 【請求項1】交流電源を受電しこれを整流するコンバー
タと、このコンバータ側からの直流電圧を高周波の交流
電圧に変換するインバータと、このインバータの出力電
圧を昇圧する高電圧変圧器と、この高電圧変圧器の出力
電圧を整流してX線管に印加する高電圧整流回路と、目
標管電圧値を入力しこれと上記X線管の実際の管電圧値
が一致するように上記インバータを制御するインバータ
制御回路とを備えてなるインバータ式X線高電圧装置に
おいて、 上記コンバータは、自己消弧可能なスイッチを用いたフ
ルブリッジ回路と、このフルブリッジ回路の直流出力端
に並列に接続された直流リアクトルと、この直流リアク
トルの入力側端子にカソード側端子を接続したダイオー
ドと、このダイオードのアノード側端子及び上記直流リ
アクトルの出力側端子相互間に接続された直流コンデン
サとを備えてなり、当該コンバータをその出力電圧が目
標電圧値に一致するように制御するコンバータ制御回路
を具備することを特徴とするインバータ式X線高電圧装
置。 - 【請求項2】上記コンバータは、そのスイッチの動作モ
ードとして、直流コンデンサの正側へ電流を流す各相の
自己消弧可能なスイッチのうち常にいずれか1つは導通
状態とし、かつ直流コンデンサの負側より交流電源側へ
電流を流す自己消弧可能なスイッチのうち常に1つは導
通状態とする第1動作モードと、自己消弧可能なスイッ
チの全てがオフ状態にある第2動作モードとをもつこと
を特徴とする請求項1に記載のインバータ式X線高電圧
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31489995A JP3644610B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | インバータ式x線高電圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31489995A JP3644610B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | インバータ式x線高電圧装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09134793A true JPH09134793A (ja) | 1997-05-20 |
| JP3644610B2 JP3644610B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=18058983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31489995A Expired - Fee Related JP3644610B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | インバータ式x線高電圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3644610B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0926121A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-01-28 | Tokyo Yogyo Co Ltd | ゴミ焼却炉 |
| CN102833934A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-19 | 成都理工大学 | 一种x射线灯丝电源 |
| WO2013065703A1 (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-10 | 株式会社 日立メディコ | X線高電圧装置およびその運転方法 |
| CN115642796A (zh) * | 2022-09-26 | 2023-01-24 | 深圳力能时代技术有限公司 | 一种降低pfc母线工频纹波的控制电路及射线源电路 |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP31489995A patent/JP3644610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0926121A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-01-28 | Tokyo Yogyo Co Ltd | ゴミ焼却炉 |
| WO2013065703A1 (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-10 | 株式会社 日立メディコ | X線高電圧装置およびその運転方法 |
| JPWO2013065703A1 (ja) * | 2011-11-04 | 2015-04-02 | 株式会社日立メディコ | X線高電圧装置およびその運転方法 |
| CN102833934A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-19 | 成都理工大学 | 一种x射线灯丝电源 |
| CN115642796A (zh) * | 2022-09-26 | 2023-01-24 | 深圳力能时代技术有限公司 | 一种降低pfc母线工频纹波的控制电路及射线源电路 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3644610B2 (ja) | 2005-05-11 |
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