JPH09135109A - 車載用アンテナ装置 - Google Patents

車載用アンテナ装置

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Publication number
JPH09135109A
JPH09135109A JP29133995A JP29133995A JPH09135109A JP H09135109 A JPH09135109 A JP H09135109A JP 29133995 A JP29133995 A JP 29133995A JP 29133995 A JP29133995 A JP 29133995A JP H09135109 A JPH09135109 A JP H09135109A
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JP
Japan
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antenna
vehicle
unit
state
directivity
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Withdrawn
Application number
JP29133995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sasa
隆司 笹
Koichi Tsutsui
浩一 筒井
Hironori Kobayashi
弘典 小林
Munenori Maeda
宗則 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に低速走行中にフェージングによる電界強度
の変化の影響を抑えることができ、常に良好な受信状態
が得られるような車載用アンテナ装置を提供する。 【解決手段】電波を受信して受信装置に信号を送出する
アンテナを備えた車載用アンテナ装置において、アンテ
ナの指向性又は位置を継続的に変化させる制御手段を備
えて、車速、電界強度等の状態によりアンテナを制御し
て良好な受信状態を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線電波を受信し
て受信装置に受信信号を送出する車載用アンテナ装置に
係り、特に、低速走行中にフェージングによる受信障害
を防止する車載用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電波を受信する場合には、直接ア
ンテナに到達する電波と、ビル等で反射して時間的に少
し遅れて到達する電波を受信することになる。これらの
電波は互いに干渉し合ってマルチパスフェージングが発
生し、比較的狭い範囲において電界強度の強い所と弱い
所が生ずる。
【0003】図8はアンテナ位置と電界強度の関係を示
した図で、アンテナがB点、C点にある時には、電界強
度が強く良好に受信できるが、アンテナがA点にある時
には電界強度が弱く受信が不可能になる。従来の車載用
アンテナ装置は車両等に固定した状態で受信用アンテナ
が取り付けられていた。もし、電波の受信状態が悪い場
所(例えば、アンテナがA点にある)に車両を停車した
場合には受信状態が悪くなる。このため、従来は例えば
車両を少し移動させて受信状態のよい場所(B点または
C点)を探す等のことを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法では、電界
強度の強い場所を探して車両を停車させる必要があり面
倒である。また、車両が低速で走行中にはフェージング
による電界強度の弱い場所に車両が入っている時間が高
速走行に比べて長くなる。その結果、長時間にわたって
受信不可能な状態が継続することになる。
【0005】本発明は、フェージングによる電界強度の
変化の影響を受けずに、常に良好な受信状態が得られる
ような車載用アンテナ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電波を受信して受信装置に信号を送出する
アンテナを備えた車載用アンテナ装置において、前記ア
ンテナの状態を継続的に変化させる制御手段を備えたこ
とを特徴とするものである。また、前記制御手段は、前
記アンテナの指向性を変更する指向性変更手段であるこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、前記制御手段は、前記アンテナの位
置を変更する位置変更手段であることを特徴とするもの
である。また、車両の速度を検出する車速検出手段と、
前記車速検出手段が前記車両の速度が所定の速度よりも
遅い低速走行状態にあることを検出した時に、前記制御
手段を起動する第1の起動手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0008】また、フェージングの周期を検出するフェ
ージング周期検出手段と、前記フェージングの周期検出
手段により検出されたフェージング周期が所定の周期よ
り長い時に前記制御手段を起動する第2の起動手段を備
えたことを特徴とするものである。また、前記受信電波
の電界強度を検出する電界強度検出手段と、前記電界強
度検出手段が受信電波の電界強度が所定の強度以下であ
ることを検出した時に、前記制御手段を起動する第3の
起動手段を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、前記受信信号がデジタル変復調方式
の受信データであって、データの誤りを検出する誤り検
出手段と、前記誤り検出手段が受信データに所定以上の
頻度で誤りを検出した時に、前記制御手段を起動する第
4の起動手段を備えたことを特徴とするものである。ま
た、前記受信信号がデジタル変復調方式の受信データで
あって、フレーム同期信号を検出する同期信号検出手段
と、前記同期信号検出手段が前記フレーム同期信号を検
出できない時に、前記制御手段を起動する第5の起動手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、前記アンテナは無指向性のアンテナ
であって、前記位置変更手段は、前記アンテナを所定の
位置を中心に回転させる回転手段であることを特徴とす
るものである。また、前記アンテナは無指向性のアンテ
ナであって、前記位置変更手段は、前記アンテナを直線
状に往復させる往復手段であることを特徴とするもので
ある。
【0011】また、前記アンテナは無指向性のアンテナ
であって、前記位置変更手段は、前記アンテナを所定の
位置を中心に揺動させる揺動手段であることを特徴とす
るものである。また、前記アンテナは指向性を有するア
ンテナであって、前記指向性変更手段は、前記アンテナ
を回転させる回転手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0012】また、前記アンテナは無指向性のアンテナ
であって、前記指向性変更手段は、前記アンテナに対向
して前記受信電波を前記アンテナの方向に反射させる反
射手段と、該反射手段を前記アンテナを中心に回転させ
る回転手段を備えたことを特徴とするものである。ま
た、前記反射手段は前記受信電波を前記アンテナの方向
又は前記アンテナの方向とは異なる方向に反射させる反
射角度調整手段を備えたことを特徴とするものである。
【0013】また、前記指向性変更手段は、複数の無指
向性のアンテナと、該複数のアンテナに接続され受信電
波の位相を個々に調整する移相器と、該移相器を制御す
る位相制御手段と、該位相制御手段からの出力信号を混
合する混合器を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例の車載用アンテナ装
置の基本システムの構成を示す図で、(a)はシステム
構成図、(b)はアンテナ調整機構部の詳細図である。
図2は本発明の一実施例の車載用アンテナ装置の出力波
形を説明するための図である。以下、図に従って説明す
る。
【0015】1は電波を受信して受信装置9及び信号検
出部5に受信信号を送出するアンテナで、アンテナ調整
機構部2に搭載されアンテナ位置変更部21により水平
方向に移動(図8に示すB−C間に対応して)又はアン
テナ指向性変更部22によりアンテナ1の指向性が変更
される。2はアンテナの位置又は指向性を調整するアン
テナ調整機構部で、アンテナ状態切換器3の指示により
アンテナ1の位置を水平方向に移動させるアンテナ位置
変更部21とアンテナ1の指向性を変化させるアンテナ
指向性変更部22により構成される。アンテナ位置変更
部21にはアンテナ1を水平方向に往復運動させる往復
移動機構211、アンテナ1を水平面上を回転運動させ
る回転移動機構212、アンテナ1を垂直面上で首振り
運動させる首振り移動機構213等があり、モータ、ギ
ャ、クランク機構等により構成される。また、アンテナ
指向性変更部22には指向性を有するアンテナ1を回転
させる指向性アンテナ回転機構221、無指向性のアン
テナ1と電波を反射する反射板を対向させて配置し反射
板を回転させる反射板回転機構222、複数のアンテナ
1を配置して各アンテナ1からの出力信号の位相を調整
した後、合成して指向性を持たせる電気的指向性発生部
223等があり、モータ、ギャ、クランク機構と電子回
路により構成されている。尚、アンテナ位置変更部2
1、アンテナ指向性変更部22は単独または併用して用
いられる。
【0016】3は切換指示信号発生部4の指示によりア
ンテナ1の状態を切り換えるアンテナ状態切換器で、ア
ンテナ調整機構部2に指示してアンテナ1を固定状態と
移動状態(指向性変更を含む)に切り換える。4は良好
な受信状態を確保するためにアンテナ状態切換部3にア
ンテナ1の状態を調整するように指示する切換指示信号
発生部で、搭乗者のマニュアル操作により行うマニュア
ルスイッチ41、車速メータにより車速を検出して所定
の速度以下になると切換指示信号を出力する車速検出部
A42、フェージングピッチ(周期)を検出して車速を
推定して車速が所定の速度以下になると切換指示信号を
出力する車速検出部B43、受信した電波の電界強度を
検出して電界強度が所定の値以下になると切換指示信号
を出力する電界強度検出部44、デジタル方式受信装置
において受信データの誤りを検出して切換指示信号を出
力する誤り検出部45、デジタル方式受信装置において
受信データの同期信号が検出できなくなると切換指示信
号を出力する同期検出部46等により構成される。尚、
これらの検出部(41〜46)は単独また併用して用い
られる。また、電界強度検出部44、誤り検出部45、
同期検出部46は受信装置9の内部回路が兼用され、ま
たマイクロコンピュータ等により構成される。
【0017】5はアンテナ1により検出した受信状態が
良好か否かを判断してアンテナ1の位置または角度(指
向性)を最良の状態に調整するための信号検出部で、受
信した電波の電界強度を検出する電界強度検出部51、
デジタル方式受信装置において受信データの誤りを検出
する誤り検出部52、デジタル方式受信装置において受
信データの同期信号を検出する同期検出部53等により
構成される。尚、これらの検出部(51〜53)は単独
また併用して用いられる。また、電界強度検出部51、
誤り検出部52、同期検出部53は受信装置9の内部回
路が兼用される。9は放送局からの電波を受信あるいは
車両間等で音声またはデータの受信を行うための受信装
置である。
【0018】次に、動作について述べる。例えば乗務員
のマニュアル操作(マニュアルスイッチ41)によりア
ンテナ状態切換器3はアンテナ調整機構部2のアンテナ
位置変更部21の往復移動機構211を作動させる。ア
ンテナ往復移動機構211は図6(a)のごとく両側の
ガイドレール211a上を移動する移動台211bを動
かす。移動台211bにはアンテナ1が設置されてお
り、アンテナ1はB−C間を一定の周期で往復移動す
る。例えば車両がフェージングにより図8に示す電界強
度の弱いA点に停止した場合にも、アンテナ1がフェー
ジングにより電界強度の変化しているB−C間を往復す
るので、アンテナ1が移動(B−C間を往復)するに従
ってアンテナ1からの受信信号の強度はフェージング周
期に関係なく、アンテナ1の往復する周期に一致して図
2のごとく変化することになる。
【0019】受信装置9がデジタル方式の受信装置の場
合は、受信信号の平均電界強度は点線のごとくなり、電
界強度の低い時間が短くなるので誤り補正等の手段によ
り良好に受信できる。尚、受信装置9がアナログ方式の
受信装置の場合は、電界強度の低い時には従来と同様に
良好には受信できない。しかし、その期間を従来より短
くできる。また、車両が低速でフェージングにより電界
強度の変化している区間を走行中にも、アンテナ1が常
に往復運動しているのでアンテナ1の出力としてはフェ
ージング周期に殆ど関係なく、停止時と同様にアンテナ
1の往復周期で決まる出力波形が得られる。その結果、
車両が低速走行中でも長時間にわたってアンテナ1が電
界強度の弱い中に放置されることはなくなり、良好な受
信状態が確保できる。
【0020】アンテナ1の受信信号の強度を信号検出部
5の電界強度検出部51で検出して、その出力をアンテ
ナ調整機構部2に送り、受信出力が最大になるアンテナ
1の位置を求めて、その位置にアンテナ1を固定するこ
とにより受信装置9において受信できる信号を最大にで
きる。このようにサーチ手段を使用することによりアナ
ログ方式の受信装置でも常に良好な受信状態が確保でき
る。
【0021】以下、切換指示信号発生部4、アンテナ調
整機構部2及び信号検出部5について具体的な構成、動
作について詳細に述べる。先ず、切換指示信号発生部4
について詳細に述べる。図3は本発明の一実施例の車載
用アンテナ装置の切換信号発生部を説明する図で、
(a)は車速検出、(b)は電界強度検出、(c)は誤
り検出・同期検出である。図4は本発明の一実施例の車
載用アンテナ装置の誤り検出処理を行うフローチャート
である。図5は本発明の一実施例の車載用アンテナ装置
の同期検出処理を行うフローチャートである。以下、図
に従って説明する。
【0022】車両が低速走行状態であることを検出する
とアンテナの状態を変更する方法を図3(a)を使用し
て述べる。車軸に連結され車軸の回転数を計数する車速
センサ等の車速パルス発生部42aからは常時車速に対
応した周期のパルス出力が低速走行検出部42bに出力
される。低速走行検出部42bは車速パルス発生部42
aからの信号により求められた実車速と予め設定された
設定速度と比較して、実車速が設定速度以下に低下した
ことを検出すると切換指示信号を出力し、低速走行を検
出して電界強度の弱い所に長時間アンテナが位置しない
ようにアンテナを移動させて良好な受信状態を確保す
る。本例の場合、常時アンテナを移動させる場合に比べ
てバッテリー及びアンテナ調整機構部2の消耗も少なく
なる。
【0023】尚、車速の検出方法としてフェージングの
ピッチ(周期)を測定して、そのピッチから概略の車速
(車速検出B43)を算出してアンテナ状態切換器3に
信号を送る方法もある。フェージングピッチ測定の一方
法として、受信レベルを一定時間間隔(例えば5mse
c)でサンプリングして各差分を求め、所定時間内(例
えば250msec)にその差分が所定の値(例えば6
dB)以上変化した回数をカウントする方法がある。フ
ェージングピッチとカウントされた検出回数の間には相
関関係があるので検出回数からフェージングピッチを求
めことができる。この方法で車速を推定すれば、特別な
車速パルス発生部(車速センサ)は不要で、受信装置9
の内部だけで車速の推定ができる。
【0024】電界強度が所定値以下になり良好に受信で
きなくなるとアンテナの状態を変更する方法を図3
(b)を使用して述べる。アンテナ1で受信された信号
は受信装置9の電界強度検出部44に送られる。電界強
度検出部44は受信信号を検波して、その信号レベルを
基準信号レベルと比較する。比較結果、受信信号レベル
が基準信号レベルよりも低いと、電界強度検出部44は
アンテナ状態切換器3に切換指示信号を出力する。アン
テナ状態切換器3はアンテナ調整機構部2に対してアン
テナ1を移動させるように指示する。尚、本例の場合、
受信装置9の内部回路を使用するので切換指示信号発生
のための特別な装置は必要とせず、電界強度を検出して
電界強度の弱い所に長時間アンテナが位置しないように
アンテナを移動させて良好な受信状態を確保することが
できる。本例の場合、常時アンテナを移動させる場合に
比べてバッテリー及びアンテナ調整機構部2の消耗も少
なくなる。
【0025】受信状態が低下して受信データに誤りが増
加したことを検出するとアンテナの状態を変更する方法
を図3(c)及び図4を使用して述べる。アンテナ1で
受信された信号は受信装置9のデータ誤りを検出する誤
り検出部45に送られる。誤り検出部45は受信したデ
ータに誤りが連続して10回を超えて検出するとアンテ
ナ状態切換器3に切換指示信号を出力する。アンテナ状
態切換器3はアンテナ調整機構部2に対してアンテナ1
を移動させるように指示する。尚、本例の場合、受信装
置9の内部回路を使用するので切換信号発生のかめの特
別な装置は必要とせず、連続してデータの誤りが検出さ
れるような所に長時間アンテナが位置しないようにアン
テナを移動させて良好な受信状態を確保することができ
る。常時アンテナを移動させる場合に比べてバッテリー
及びアンテナ調整機構部2の消耗も少なくなる。
【0026】図4のフローチャートを用いてマイコンの
行う処理について詳細に述べる。ステップS1では、カ
ウンタを0にセットしてステップS2に移る。つまり、
本例は受信データに誤りが連続して10回を超えて発生
すると、アンテナ状態を変化するように指示する(切換
指示信号を出力する)ので、誤り回数をカウントするた
めにカウンタを0にセットする。
【0027】ステップS2では、誤り訂正処理を行い、
ステップS3に移る。つまり、受信データを誤り訂正デ
ータに基づき、誤りを訂正する。ステップS3では、誤
り検出処理を行い、ステップS4に移る。つまり、受信
データを共に送られてくる誤り訂正データ及び誤り検出
データに基づき、訂正できない誤りであるかを確認す
る。
【0028】ステップS4では、誤りを検出したか否か
を判断して、誤りを検出するとステップS5に移り、誤
りを検出しないと処理を終える。ステップS5では、カ
ウンタを1つ進めてステップS6に移る。つまり、受信
データ中に誤りを検出したのでカウンタを1つ進める。
ステップS6では、カウンタが10を超えたか否かを判
断して、カウンタが10を超えるとステップS7に移
り、カウンタが10以下ではステップS2に戻る。つま
り、受信データ中に誤りが連続して発生した回数が10
回超えたか否かで切換指示信号を出力するか否かを決め
る。
【0029】ステップS7では、アンテナ状態を変化さ
せて処理を終える。つまり、連続して受信データに誤り
を検出したので、このアンテナ位置では受信不可能な状
態にあると判断できる。そこで、アンテナ状態切換器3
にアンテナ1の状態を変更するように指示する。受信状
態が低下してデータの同期信号が検出できなくなるとア
ンテナの状態を変更する方法を図3(c)及び図5を使
用して述べる。アンテナ1で受信された信号は受信装置
9のデータ中の同期信号を検出する同期検出部46に送
られる。同期検出部46は受信した同期信号が連続して
10を超えて検出できないとアンテナ状態切換器3に切
換指示信号を出力する。そして、この場合アンテナ状態
切換器3はアンテナ調整機構部2に対してアンテナ1を
移動させるように指示する。尚、本例の場合、受信装置
9の内部回路を使用するので切換信号発生のための特別
な装置は必要とせず、連続して同期信号が検出できない
ような所に長時間アンテナが位置しないようにアンテナ
を移動させて良好な受信状態を確保することができる。
そして、本例の場合、常時アンテナを移動させる場合に
比べてバッテリー及びアンテナ調整機構部2の消耗も少
なくなる。
【0030】図5のフローチャートを用いてマイコンの
行う処理について詳細に述べる。ステップS11では、
カウンタを0にセットしてステップS12に移る。つま
り、本例は受信データに連続して同期信号が検出できな
い状態が発生すると、アンテナ状態を変化するように指
示する(切換指示信号を出力する)ので、同期信号が検
出できない回数をカウントするためにカウンタを0にセ
ットする。
【0031】ステップS12では、同期信号の検出処理
を行い、ステップS13に移る。つまり、受信データ中
の同期信号を検出する。ステップS13では、同期信号
を検出したか否かを判断して、同期信号を検出しないと
ステップS14に移り、同期信号を検出すると処理を終
える。ステップS14では、カウンタを1つ進めてステ
ップS15に移る。つまり、受信データ中に同期信号が
検出できないとカウンタを1つ進める。
【0032】ステップS15では、カウンタが10を超
えたか否かを判断して、カウンタが10を超えるとステ
ップS16に移り、カウンタが10以下ではステップS
12に戻る。つまり、受信データ中に同期信号が連続し
て検出できない回数が10回超えたか否かで切換指示信
号を出力するか否かを決める。ステップS16では、ア
ンテナ状態を変化させて処理を終える。つまり、連続し
て10回を超えて同期信号が検出できないので、このア
ンテナ位置では受信不可能な状態にあると判断できる。
そこで、アンテナ状態切換器3にアンテナ1の状態を変
更するように指示する。
【0033】尚、切換指示信号発生部4により低速度、
低電界強度、誤り検出等受信状態に悪影響を及ぼす時に
は、アンテナ1の状態を変更するように切換信号が出力
され、アンテナ1の状態(位置、指向性)が変更される
が、切換指示信号発生部4により低速度、低電界強度、
誤り検出等が検出できなくなった時は、受信状態がよく
なったのでアンテナ1の状態(位置、指向性)を変更す
る必要がないので停止信号を出力してアンテナ1を停止
させる。
【0034】次に、アンテナ調整機構部2について詳細
に述べる。図6は本発明の一実施例の車載用アンテナ装
置のアンテナ位置変更機構部を説明する図で、(a)は
アンテナ往復移動機構図、(b)はアンテナ回転移動機
構図、(c)はアンテナ首振り移動機構図である。図7
は本発明の一実施例の車載用アンテナ装置のアンテナ指
向性変更機構図で、(a)は無指向性のアンテナと電波
を反射する反射板を対向させて配置し反射板を回転させ
る反射板回転機構図、(b)は複数のアンテナを配置し
て各アンテナからの信号の位相を調整した後、合成して
電気的に指向性を持たせるブロック図である。以下、図
に従って説明する。
【0035】アンテナを水平面上を往復運動させる方法
を図6(a)を使用して述べる。往復移動機構211は
両側のガイドレール211aとガイドレール211a上
を移動する移動台211bにより構成され、移動台21
1bにはアンテナ1が設置されている。尚、移動台21
1bを移動させるために、モータ、ギャ等の機構構造が
用いられている。そして、アンテナ状態切換器3(図示
せず)の指示により、アンテナ1はB−C間を一定の周
期で往復移動する。車両がフェージングにより図8に示
す電界強度の弱いA点に停止した場合にも、アンテナ1
がフェージングにより電界強度の変化しているB−C間
を往復するので、アンテナ1が移動(B−C間を往復)
することにより、B、C点のような電界強度が高い地点
に移動できる。
【0036】アンテナを水平面上を回転運動させる方法
を図6(b)を使用して述べる。回転移動機構212は
モータ等により回転する回転部212aと回転部212
aに一端が連結されたアーム212bにより構成され、
アーム212bの他端には無指向性のアンテナ1が設け
られている。アンテナ状態切換器3(図示せず)の指示
により回転移動機構212の回転部212aが回転し、
それに連結されたアーム212bが回転部212aの周
囲を回転する。アーム212bの長さをLとすると、ア
ンテナ1は車両の前後、左右2Lの範囲で移動できる。
車両がフェージングにより図8に示す電界強度の弱いA
点に停止した場合にも、アンテナ1がフェージングによ
り電界強度の変化しているので、B、C点のような電界
強度が高い地点に移動できる。この方法では、アンテナ
がX、Y両方向に移動可能になり、より一層の効果が期
待される。尚、アーム212bの長さL(アンテナ1の
設置位置で決まる)を可変できるようにすることによ
り、最大半径Lの円内において位置調整が微細に行え
る。
【0037】アンテナを所定の位置を中心に首振りさせ
る方法を図6(c)を使用して述べる。首振り移動機構
213はモータ等の回転により1方向(X方向)に揺動
する揺動部213aと揺動部213aに一端が連結され
たアーム213bにより構成され、アーム213bの他
端には無指向性のアンテナ1が設けられている。アンテ
ナ状態切換器3(図示せず)の指示により首振り移動機
構213の揺動部213aが前後(または左右)に揺動
し、それに連結されたアーム213bが揺動部213a
を中心として扇状に首振りする。アーム213bの長さ
をL、揺動角θとするとアンテナ1は車両の前後(また
は左右)に2L・sin(θ/2)の範囲で移動でき
る。車両がフェージングにより図8に示す電界強度の弱
いA点に停止した場合にも、アンテナ1がフェージング
により電界強度の変化しているので、B、C点のような
電界強度が高い地点に移動できる。この方法では、車両
への取り付け部が小さくできる利点がある。
【0038】無指向性のアンテナと電波を反射する反射
板を対向させて配置し反射板を回転させる方法を図7
(a)を使用して述べる。反射板回転機構222はモー
タ等により回転する回転部222a、回転部222aに
一端が連結されたアーム222b及びアーム222bの
先端も設けられた反射板8と、反射板8を水平状態また
は垂直状態に切り換える切換部222cにより構成され
ている。通常、反射板8は水平状態になっているので、
車両の高速走行には支障はない。アンテナ状態切換器3
(図示せず)の指示により水平状態にあった反射板8が
水平状態に角度が変更される。その結果、無指向性のア
ンテナ1であっても反射板8により指向性が生ずる。同
時に反射板回転機構222の回転部222aが回転し、
それに連結されたアーム222bが回転部222aの周
囲を回転する。アーム222bの回転に対応して反射板
8の位置が変化するので、アンテナ1から出力される信
号強度が変化する。この方法では、反射板8の位置によ
りアンテナ1に指向性をもたせて、受信電波の強い方向
に向けられるので受信状態が良好になる。
【0039】複数のアンテナを配置して各アンテナから
の信号の位相を調整した後、合成して電気的に指向性を
持たせる方法を図7(b)を使用して述べる。電気的指
向性発生部223は、所定の間隔で配置された複数の無
指向性のアンテナ1で受信した信号の位相を調整する移
相器223a、移相器223aでの受信信号の位相を制
御する位相制御装置223b及び複数の位相調整された
信号を混合する混合器223cで構成される。アンテナ
状態切換器3(図示せず)の指示により位相制御装置2
23bは、各アンテナ1について受信信号が干渉して互
いに強調されるように位相を調整して混合器3に送出す
る。その結果、各アンテナ1が無指向性であっても複数
のアンテナ1の合成により特定の方向に指向性が生じ、
アンテナ1から出力される信号強度が変化する。この方
法では、機械的な可動部なしにアンテナ1に指向性をも
たせて、受信電波の強い方向に向けられる。
【0040】続いて、信号検出部5について述べる。信
号検出部5は切換指示信号発生部4の指示でアンテナ状
態切換器3がアンテナ調整機構部2を作動させた時に、
アンテナ1を最良の点(受信信号の出力が最大になる位
置または方向)で固定するかめの信号(サーチ信号)を
検出するものである。切換指示信号発生部4の電界強度
検出部44、誤り検出部45、同期信号検出部46を兼
用する。そして、その出力が最良になるようにアンテナ
調整機構部2にフィードバックするものである。個々の
構成、動作は切換指示信号発生部4で述べたので省略す
る。
【0041】以上のように本実施例では、受信電波の状
態が悪いときには、そのことを検出してアンテナの位置
または指向性を変更して、常に最良の状態で受信でき
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではフェー
ジングによる電界強度の変化の影響を抑えることがで
き、常に良好な受信状態が得られるようなアンテナ装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車載用アンテナ装置の基本
システムの構成を示す図で、(a)はシステム構成図、
(b)はアンテナ調整機構部の詳細図である。
【図2】本発明の一実施例の車載用アンテナ装置の出力
波形を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例の車載用アンテナ装置の切換
信号発生部を説明する図で、(a)は車速検出、(b)
は電界強度検出、(c)は誤り検出・同期検出である。
【図4】本発明の一実施例の車載用アンテナ装置の誤り
検出処理を行うフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例の車載用アンテナ装置の同期
検出処理を行うフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例の車載用アンテナ装置のアン
テナ位置変更機構部を説明する図で、(a)はアンテナ
往復移動機構図、(b)はアンテナ回転移動機構図、
(c)はアンテナ首振り移動機構図である。
【図7】本発明の一実施例の車載用アンテナ装置のアン
テナ指向性変更機構図で、(a)は無指向性のアンテナ
と電波を反射する反射板を対向させて配置し反射板を回
転させる反射板回転機構図、(b)は複数のアンテナを
配置して各アンテナからの信号の位相を調整した後、合
成して電気的に指向性を持たせるブロック図である。
【図8】アンテナ位置と電界強度の関係を示した図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・アンテナ 21・・・アン
テナ位置変更部 2・・・・アンテナ調整機構部 22・・・アン
テナ指向性変更部 3・・・・アンテナ状態切換器 44・・・電界
強度検出部 4・・・・切換指示信号発生部 45・・・デー
タ検出回路 5・・・・信号検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 宗則 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信して受信装置に信号を送出す
    るアンテナを備えた車載用アンテナ装置において、 前記アンテナの状態を継続的に変化させる制御手段を備
    えたことを特徴とする車載用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記アンテナの指向性
    を変更する指向性変更手段であることを特徴とする請求
    項1記載の車載用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記アンテナの位置を
    変更する位置変更手段であることを特徴とする請求項1
    記載の車載用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 車両の速度を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段が前記車両の速度が所定の速度よりも
    遅い低速走行状態にあることを検出した時に、前記制御
    手段を起動する第1の起動手段とを備えたことを特徴と
    する請求項2または請求項3記載の車載用アンテナ装
    置。
  5. 【請求項5】 フェージングの周期を検出するフェージ
    ング周期検出手段と、前記フェージングの周期検出手段
    により検出されたフェージング周期が所定の周期より長
    い時に前記制御手段を起動する第2の起動手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の車載用
    アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記受信電波の電界強度を検出する電界
    強度検出手段と、 前記電界強度検出手段が受信電波の電界強度が所定の強
    度以下であることを検出した時に、前記制御手段を起動
    する第3の起動手段を備えたことを特徴とする請求項2
    または記載請求項3の車載用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記受信信号がデジタル変復調方式の受
    信データであって、データの誤りを検出する誤り検出手
    段と、 前記誤り検出手段が受信データに所定以上の頻度で誤り
    を検出した時に、前記制御手段を起動する第4の起動手
    段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の車載用アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記受信信号がデジタル変復調方式の受
    信データであって、フレーム同期信号を検出する同期信
    号検出手段と、 前記同期信号検出手段が前記フレーム同期信号を検出で
    きない時に、前記制御手段を起動する第5の起動手段を
    備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    車載用アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記アンテナは無指向性のアンテナであ
    って、前記位置変更手段は、前記アンテナを所定の位置
    を中心に回転させる回転手段であることを特徴とする請
    求項1記載の車載用アンテナ装置。
  10. 【請求項10】 前記アンテナは無指向性のアンテナで
    あって、前記位置変更手段は、前記アンテナを直線状に
    往復させる往復手段であることを特徴とする請求項1記
    載の車載用アンテナ装置。
  11. 【請求項11】 前記アンテナは無指向性のアンテナで
    あって、前記位置変更手段は、前記アンテナを所定の位
    置を中心に揺動させる揺動手段であることを特徴とする
    請求項1記載の車載用アンテナ装置。
  12. 【請求項12】 前記アンテナは指向性を有するアンテ
    ナであって、前記指向性変更手段は、前記アンテナを回
    転させる回転手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の車載用アンテナ装置。
  13. 【請求項13】 前記アンテナは無指向性のアンテナで
    あって、前記指向性変更手段は、前記アンテナに対向し
    て前記受信電波を前記アンテナの方向に反射させる反射
    手段と、該反射手段を前記アンテナを中心に回転させる
    回転手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車載
    用アンテナ装置。
  14. 【請求項14】 前記反射手段は前記受信電波を前記ア
    ンテナの方向又は前記アンテナの方向とは異なる方向に
    反射させる反射角度調整手段を備えたことを特徴とする
    請求項13記載の車載用アンテナ装置。
  15. 【請求項15】 前記指向性変更手段は、複数の無指向
    性のアンテナと、該複数のアンテナに接続され受信電波
    の位相を個々に調整する移相器と、該移相器を制御する
    位相制御手段と、該位相制御手段からの出力信号を混合
    する混合器を備えたことを特徴とする請求項1記載の車
    載用アンテナ装置。
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