JPH09135251A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH09135251A
JPH09135251A JP29309895A JP29309895A JPH09135251A JP H09135251 A JPH09135251 A JP H09135251A JP 29309895 A JP29309895 A JP 29309895A JP 29309895 A JP29309895 A JP 29309895A JP H09135251 A JPH09135251 A JP H09135251A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害発生時の自律的な通信機能の回復を確実
に行うことができかつ柔軟性の高いネットワーク構築が
可能な通信システムを提供する。 【解決手段】 データ発生源を収容する複数のノード装
置12と複数のセンタ装置11間をATM技術を用いた
通信路13で結び、あたかも分散配置型のATMスイッ
チの機能を持つような構成とする。ノード装置12-2,
12-3間の通信路13が分断された場合、センタ装置1
1-2は、上記障害箇所を検出し、もともと自らの管理下
にあったノード装置12-2を、センタ装置11-1の管理
下に変更することにより、自律的に通信機能の回復を行
う。この場合は、センタ装置11-2は、上記障害により
通信路13を介しては通信ができなくなるため、広域網
16等のローカル通信手段を利用してセンタ装置11-1
との通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの発生源ま
たはデータ受信装置が直線状またはループ状に配置され
た場合の、当該データ発生源およびデータ受信装置とこ
れら各装置の集中管理制御を司るデータ処理センタとを
結ぶ通信網により構成される通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、データの発生源が直線状また
はループ状に配置される場合の、データ処理センタとデ
ータ発生源を結ぶ通信系で用いられる通信装置に関する
もので、このようなデータの発生源が直線状またはルー
プ状に配置された通信系の代表的な例としては、鉄道管
理システム、道路管理システム、下水道管理システム、
飛行場管理システム、河川管理システム、地下鉄管理シ
ステムなどが知られている。 鉄道管理システムでは、
管理センタが管理区間内に存在し、管理区間には監視カ
メラや列車感知センサなどが鉄道に沿って配置され、こ
れらカメラあるいはセンサからの情報が管理センタに集
められている。また、信号機等の列車制御情報報知手段
もやはり鉄道に沿って配置されている。管理センタには
隣接管理区間からの事故等の情報も集められ、それらの
情報と当該管理区間の情報を使用して各種の判断がなさ
れ、その判断結果に基づき、信号機等を用いて列車の運
行制御等の鉄道の管理が行われる。
【0003】この鉄道管理システムの例からも分かるよ
うに、この種の通信システムでは、情報発生源と管理セ
ンタを1対1の通信線で接続して情報を集め、また管理
センタからも1対1の通信線で信号機の表示等に係る制
御を実施してきた。ところが、昨今、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode:非同期転送モード)交換方式の実
用化に向けた開発が急速に進んできており、このATM
技術を上述したような通信システムに応用することで、
ATMのメリットを活かした柔軟性のあるシステムの構
築が可能になってきている。
【0004】図13は、上記種々の管理システムをAT
M技術を適用して実現した場合のシステム構成の概要を
示すものであり、特に、障害発生時の様子を示してい
る。このシステムは、スイッチ構成部分92を複数個分
散配置し、それらとセンタースイッチ構成部分91とを
伝送路93により接続する構成をとる。今、このシステ
ムの伝送路93において、同図に×印で示す如くの障害
箇所95が発生した場合、該システムではその障害箇所
95に隣接するスイッチ構成部分92-2と92-3とがそ
れぞれループバックを実行し、自律的に、同図に破線で
示されるルートで通信機能の回復を行うことが可能とな
っている。
【0005】このように、上記構成のシステムは、障害
発生時にループバックにより通信維持を図ることが可能
であるが、この通信システムを実際の鉄道管理システム
にあてはめた場合、以下のような問題が発生した。鉄道
管理システムの構成としては、図14に示すように、ス
イッチ構成部分92-1,〜,92-5を鉄道(レール10
0)の両側に分散させて配置する一方、各スイッチ構成
部分92-1,〜,92-5を制御管理するセンタースイッ
チ構成部分91を管理センタ−等が存在する場所に配置
し、これらセンタースイッチ構成部分91と各スイッチ
構成部分92-1,〜,92-5を伝送路93によりループ
状に接続する構成が考えられる。ここで、各スイッチ構
成部分92-1,〜,92-5にはそれぞれ入出力ポート9
4が備わり、該入出力ポート94を介して上述した監視
カメラ、列車感知センサあるいは信号機等に相当するロ
ーカル通信端末が収容されている。
【0006】ところで、かかる構成にあっては、地震等
の災害が発生して鉄道が寸断される場合に、障害箇所は
図13に示した障害箇所95のように1箇所のみに留ま
らず、図14に示す障害箇所101のように上記ループ
における対向する位置を2箇所同時に分断するような障
害となる場合が普通である。かかる事態が発生した場
合、センタースイッチ構成部分91側に接続されている
スイッチ構成部分92-1,92-2,92-3は、伝送路9
3を介して上述したループバックを実施することで自律
的に通信機能を回復できるが、反対側のスイッチ構成部
分92-4,92-5ではセンタースイッチ構成部分91と
の間の伝送路93が完全に分断される結果、通信機能の
回復が不可能となる。
【0007】こうした不都合を克服するシステム構成と
しては、スイッチ構成部分92をレール100の上り路
線と下り路線の両側に臨ませてループ状に配置するので
はなく、地震等によっても障害となる部分が1箇所に留
まるように、鉄道の路線単位でループ状のネットワーク
を構築する方法が考えれる。しかしながら、鉄道でルー
プ状のネットワークを構築する場合は、地域によって
は、そのループが数百kmに及ぶ場合もあり、センター
スイッチ構成部分91を1つしか持たない従来システム
では対応能力に限界があり、鉄道等の管理体制を考慮す
ると柔軟性の低いネットワークであると言わざるを得な
かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
システムでは、障害発生箇所に隣接するスイッチ構成部
分からセンタースイッチ構成部分へのループバックによ
り自律的に通信機能を回復せしめるようにしていたが、
分散配置された複数のスイッチ構成部分をあくまでも1
つのセンタースイッチ構成部分で制御管理する構成を基
本としていたため、障害発生パターンによっては、上記
1つのセンタースイッチ構成部分との間のループバック
伝送路も失われるケースが少なくなく、自律的に通信機
能を回復せしめるにあたって致命的な打撃を受け易いと
いう問題点があった。
【0009】また、センタースイッチ構成部分との間の
ループバック伝送路も失われるという点については、鉄
道でループ状のネットワークを構築する等、スイッチ構
成部分の配置に工夫を凝らすことである程度の対処が可
能であるが、センタースイッチ構成部分を1つしか持た
ない現状にあっては、数百kmにも及ぶループ状のネッ
トワーク構築に対して能力的な限界があり、鉄道等の管
理体制を考慮した場合に、ネットワーク変更の柔軟性に
欠けるという問題点があった。
【0010】本発明は上記問題点を除去し、障害時にお
ける自律的な通信機能の回復動作を確実に行うことがで
き、しかも種々の管理制御の要望に対して柔軟性の高い
ネットワーク構築が可能な通信システムを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の箇所に
分散配置される複数のノード装置と、前記ノード装置の
それぞれに接続される1または複数のローカル通信端末
と、前記ノード装置および前記ローカル通信端末を制御
管理する複数のセンタ装置と、前記ノード装置と前記セ
ンタ装置を直列に接続する対向する通信路手段とを具備
し、前記センタ装置は、管理対象の前記ローカル通信端
末に対するセル化データを前記通信路手段に送信し、前
記ノード装置は、前記通信路手段から前記セル化データ
を受信し、該受信データの中から自ノード装置に接続さ
れたローカル通信端末宛のセル化データを抽出して当該
ローカル通信端末に出力するとともに、自ノード装置に
接続された前記ローカル通信端末から前記センタ装置に
対するセル化データを前記通信路手段を通じて送信する
ことを特徴とする。
【0012】望ましくは、本発明において、通信路手段
は、前記ノード装置と前記センタ装置を直線状に接続
し、前記複数のセンタ装置のうちの少なくとも2つは、
当該直線状の通信路手段の両端に配置されることを特徴
とする。
【0013】また、通信路手段は、前記ノード装置と前
記センタ装置をループ状に接続することを特徴とする。
【0014】また、センタ装置は、ローカル通信手段を
介して相互に接続され、前記通信路手段または前記ロー
カル通信手段を通じてシステム構成等の管理情報を送受
して、前記ノード装置および前記ローカル通信端末の管
理範囲を変更する手段を具備することを特徴とする。
【0015】また、センタ装置は、ローカル通信手段を
介して相互に接続され、前記通信路手段の一部に障害が
発生した時、前記ローカル通信手段を通じて障害箇所情
報およびシステム構成等の管理情報を送受して、前記障
害によりあるセンタ装置と通信不能に陥ったノード装置
を他のセンタ装置の管理対象に変更する手段を具備する
ことを特徴とする。
【0016】また、通信路手段の一部に障害が発生した
ことを検出して、センタ装置をローカル通信手段を介し
て相互に接続させ、前記ローカル通信手段を通じて障害
箇所情報およびシステム構成等の管理情報を送受して、
前記障害によりあるセンタ装置と通信不能に陥ったノー
ド装置を他のセンタ装置の管理対象に変更する手段を具
備することを特徴とする。
【0017】また、センタ装置は、ローカル通信手段を
介して相互に接続され、前記通信路手段の一部に障害が
発生した時、障害のない迂回した前記通信路手段または
前記ローカル通信手段を通じて障害箇所情報およびシス
テム構成等の管理情報を送受して、前記障害によりある
センタ装置と通信不能に陥ったノード装置を他のセンタ
装置の管理対象に変更する手段を具備することを特徴と
する。
【0018】また、通信路手段の一部に障害が発生した
ことを検出して、センタ装置をローカル通信手段を介し
て相互に接続させ、障害のない迂回した前記通信路手段
または前記ローカル通信手段を通じて障害箇所情報およ
びシステム構成等の管理情報を送受して、前記障害によ
りあるセンタ装置と通信不能に陥ったノード装置を他の
センタ装置の管理対象に変更する手段を具備することを
特徴とする。
【0019】また、センタ装置は、前記ノード装置から
送られてくる当該ノード装置の情報が搭載された障害セ
ルに基づき前記障害箇所を特定することを特徴とする。
【0020】また、ノード装置は、センタ装置または上
流のノード装置からのセルの伝送が停止されたことによ
り障害を検出する手段を具備し、障害検出時、自己特有
の情報を搭載した障害セルを特定の仮想通信路でセンタ
装置または下流のノード装置に転送することを特徴とす
る。
【0021】また、ノード装置は、自己特有の情報を搭
載した障害監視セルを一定時間間隔で常に下流のノード
装置に送信し、上流のノード装置からの前記障害監視セ
ルの伝送が停止されたことにより障害を検出する手段を
具備し、障害検出時、自己特有の情報を搭載した障害セ
ルを特定の仮想通信路でセンタ装置または下流のノード
装置に転送することを特徴とする。
【0022】また、ノード装置は、自己特有の情報を搭
載した障害監視セルを一定時間間隔で常にセンタ装置に
送信し、前記センタ装置は、前記ノード装置からの前記
障害監視セルの伝送が停止されたことにより障害箇所を
特定することを特徴とする。また、ノード装置およびセ
ンタ装置および通信路手段は、ATM交換機能により実
現されることを特徴とする。
【0023】このように、本発明では、データ発生源を
収容する複数のノード装置と複数のセンタ装置間をAT
M技術を用いた通信路で結び、あたかも分散配置型のA
TMスイッチの機能を実現し得る構成としている。かか
る構成によって、例えばあるセンタ装置とその制御管理
下のノード装置との通信路が切断された場合も、このノ
ード装置を上記本来のセンタ装置以外のセンタ装置の管
理下に移すことによって、障害発生時の自律的な通信機
能の回復動作を確実なものにできる。
【0024】また、分散配置された複数のノード装置を
複数のセンタ装置で制御管理する上記構成において、各
センタ装置間で管理対象のノード装置等を規定した構成
管理情報を上記障害発生とは別に適宜変更し得る機能を
付加したため、複数のセンタ装置間にまたがる制御が不
可欠なシステムに適用してその制御範囲の変更に容易に
対処でき、例えば鉄道等の管理体制を考慮に入れた場合
にも、極めて柔軟性に富むネットワーク構築が可能とな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
の第1の実施の形態に係る通信システムの概略構成図で
ある。この通信システムは、3つのセンタ装置11-1,
11-2,11-3と6つのノード装置12-1,12-2,1
2-3,12-4,12-5,12-6とを対向する通信路13
で直線状に接続して構成される。また、3つのセンタ装
置11-1,11-2,11-3広域網16を介して相互に接
続されている。
【0026】上記ノード装置12は、通信路13を経て
上流から送られてくる信号を下流に流すと同時に、入出
力ポート14を経由してローカル通信端末15との間で
信号のやりとりを行う。センタ装置11は、各ノード装
置12に接続されるローカル通信端末15からの種々の
情報を上記通信路13を通じて収集する一方、該収集結
果に基づき、上記複数のノード装置12を順次経由して
必要な制御情報を上記通信路13を通じて対象となる各
ローカル通信端末15に送信することにより所要の動作
制御を行う。
【0027】特に、本システムでは、センタ装置11,
ノード装置12,ローカル通信端末15間の各信号はセ
ル化されたデータとして通信路13上を伝送され、該通
信路13上に分散配置されたノード装置12では、該ノ
ード装置12に接続されるローカル通信端末15とセン
タ装置11との間で、上記セル化されたデータの中継交
換を行うATM交換システムが前提となっている。
【0028】ここで、本システムの個々の装置構成につ
いて説明する。図2は、本システムにおけるノード装置
12の構成を示すものである。本発明における通信路1
3は通信系とループバック系との2系統で2重化されて
おり、ノード装置12は、上記2つの系を収容する受信
部21及び送信部24を有し、これら受信部21と送信
部24との間には分離部22及び多重化部23が設けら
れる。
【0029】受信部21においては、STS−3Cある
いはSTM−1などの多重化モジュールが終端され、モ
ジュールのペイロードで運ばれてきたセルが取り出され
る。分離部22の入力側と多重化部23の出力側には、
通信系とループバック系の各信号を区別し、ループバッ
ク系をバイパスする切替スイッチ210,240がそれ
ぞれ設けられている。これにより、ループバック系信号
は分離部22及び多重化部23を通らずに直接送信部2
4へ接続される。
【0030】入出力ポート14に接続されるローカル通
信端末15へのセンタ装置11からのセルは上記通信系
を通じて送られ、そのセルの中の当該ノード装置12宛
のセルは、分離部22により、該ノード装置12の入出
力ポート14を経てローカル通信端末15へと渡され
る。
【0031】一方、多重化部23に送られたセルはロー
カル通信端末15から出力されるセルと重なることなく
混在させられた後、送信部24経由でSTS−3Cある
いはSTM−1などの多重化モジュールのペイロードで
運ばれて、次段のノード装置12へと送られる。すなわ
ち、多重化部23においてローカル通信端末15からセ
ンタ装置11へ送られるセルを通信系に加算する際、該
セルがループバック系には加算されないように制御が行
われる。
【0032】例えば、図1のセンタ装置11-2がノード
装置12-4,12-5を制御管理しているとする。センタ
装置11-2からの制御情報は、ノード装置12-4の方向
の通信路13へ送り出される。この方向の通信路13が
上述した通信系に相当し、逆方向の通信路13が上述の
ループバック系に当たる。ノード装置12-4に接続され
るローカル通信端末15からセンタ装置11-2への情報
は、通信系の通信路13を通じてノード装置12-5へ送
られる。
【0033】センタ装置11-2が更にノード装置12-6
までも制御管理しているのであれば、その情報はノード
装置12-5を経由してノード装置12-6へ送られるので
あるが、実際は、ノード装置12-5までしか制御管理し
ていないので、上記情報をセンタ装置11-2まで送るた
めに、ノード装置12-5は切替スイッチ240を切り替
えるループバックを行い、ループバック系の通信路13
を通じて上記情報をセンタ装置11-2まで中継する。更
に、センタ装置11-2が左側のノード装置12-2,12
-3も制御管理している場合、左方向の通信路13が通信
系、右方向の通信路13がループバック系に相当し、同
様の動作を行う。
【0034】ここで、ノード装置12-2,12-3間の通
信路13が障害により切断された時、ノード装置12-3
は、自ノード装置12-3に接続されたローカル通信端末
15からの情報をセンタ装置11-2へ送るために、上述
の切替スイッチ240を切り替えるループバックを行
い、通信機能を回復する。また、センタ装置11-1は、
ノード装置12-2の制御管理を代行するために、今まで
上述した切替スイッチ240を切り替えるループバック
を行っているノード装置12-1を通常の通信系のみを用
いている状態に戻し、ノード装置12-2の切替スイッチ
210,240を切り替える。
【0035】ノード装置12の構成要素としては、以上
に述べた受信部21、分離部22、多重化部23、送信
部24の他に、該ノード装置12の各部の制御を行うC
PU部26、クロック部27、電源部28及び障害/警
報通知部25がある。CPU部26は、障害が発生し、
上流からの信号が途絶したことを検出すると、クロック
部27を自走させて、障害/警報通知部25からの障害
警報をセルとして多重化部23を経由して下流に向かっ
て送信させる。この場合、このノード装置12の識別情
報を載せるとか、使用するVPI/VCIにこのノード
装置12特有のコードを用いることによって、これを受
信したセンタ装置11が障害箇所を推定できるようにな
っている。
【0036】図3は、ノード装置12における受信部2
1と分離部22の構成を示すものである。受信部21の
光電気変換部(O/E)211と直列並列変換部(S/
P)212とは通信系とループバック系と設けられて2
重化され、ループバック系信号をバイパスする切替スイ
ッチ210に接続されている。
【0037】通信路13の具体的実現手段である光ファ
イバー上の光信号は、受信部21の光電気変換部211
に入り、電気信号に変換された後、直列並列変換部21
2で並列信号になる。切替スイッチ210では、その並
列信号のうちの通信系の信号をRX部213に送出する
一方、ループバック系の信号は、分離部22のセルフィ
ルタリング部221には入力させずに、直接、送信部2
4の切替スイッチ(図4の240)に転送する。
【0038】RX部213では、STS−3Cあるいは
STM−1信号が終端され、ペイロードで送られてきた
セルが取り出される。RX部213で取り出されたセル
は分離部22に送られる。セルは先ずセルフィルタリン
グ部221に入り、該当するノード装置12宛のセルが
取り出された後、セルバッファ222,TX部223を
経てローカル通信端末15へと送られる。上記処理に際
し、受信部21のRX部213で取り出されたセルは分
離部22と並列に多重化部23にも送られる。この他、
分離部22には、この分離部22のTX部223と受信
部21のRX部213との間の信号の調停処理を行う調
停部224が設けられる。
【0039】図4は、ノード装置12における多重化部
23と送信部24の構成を示したものである。送信部2
4の並列直列変換部(P/S)242と電気光変換部
(E/O)243とは通信系とループバック系とそれぞ
れ設けられて2重化され、これら各系の信号の切り替え
を行う切替スイッチ240に接続されている。この他、
送信部24には、切替スイッチ240の切り替え対象の
一方の信号発生源として、ローカル通信端末15からの
情報を送信するためのTX部241が設けられる。 多
重化部23は、スイッチ要素部231及びRX部232
を具備して構成される。スイッチ要素部231は、受信
部21のRX部213,ローカル通信端末15,障害/
警報通知部25から入力されるセルに対し、バス入り口
で調停回路2311によりこれらセルの交通整理を行
い、どの入力からのセルをバスに出力してよいかどうか
の指示を行い、バス上でセルが衝突することを防止して
いる。なお、ここではスイッチ要素部231をバス型の
スイッチ構造とした例を示したが、この他、共通バッフ
ァ型あるいはセルフルーティング型等の種々の方式を採
用することができる。障害/警報通知部25は、上流か
らの信号が途絶された場合に異常を検出し、クロックを
自走させ、障害警報信号を出力し、異常発生の事実と異
常発生箇所をセンタ装置11に通知する。
【0040】上記スイッチ要素部231の出力は送信部
24に送られる。送信部24では、先ずTX部241で
STS−3CあるいはSTM−1フレームのペイロード
にセルを載せ、並列直列変換部242で直列信号に変換
した後、電気光変換部243で光信号に変換して光ファ
イバーに送出する。
【0041】次に、図5は本システムにおけるセンタ装
置11の概略構成図であり、ATMスイッチ(SW)1
11とネットワーク管理装置112を具備している。こ
の例において、センタ装置11のATMスイッチ111
には、ITVモニタ50と計算機60が接続されている
が、これらは必須のものではない。ローカル通信端末1
5からノード装置12を経て送られたセルはATMスイ
ッチを経由してITVモニタ50や計算機60に送られ
る。ノード装置12の障害/警報通知部25から送られ
てくる信号はネットワーク管理装置112へ送られて障
害箇所の検出等の処理が行われる。
【0042】上記各構成から成るセンタ装置11,ノー
ド装置12及び通信路13によって構築された本システ
ムは、鉄道等の管理システムに適用できる。これによ
り、例えば、鉄道管理システムに適用した場合、ローカ
ル通信端末15として踏切毎に監視カメラあるいは信号
機等を設置し、上記監視カメラより必要な画像情報を入
手してセンタ装置11に設けたITVモニタ50により
監視するとともに、必要に応じて、センタ装置11に設
けた計算機60から上記監視カメラの方向指示信号やズ
ーム信号を与えて上記監視カメラをより望ましい監視体
勢を維持するようにしたり、あるいは上記ITVモニタ
50の表示画面から踏切事故を掌握し、適宜な制御信号
を与えて上記信号機を制御することにより列車を事故発
生位置前方で停止させる等の運行管理が可能となる。
【0043】特に、本システムは、ネットワーク内に複
数のセンタ装置11を配置した構成を採用したものであ
り、図1における3つのセンタ装置11-1,11-2,1
1-3は、6つのノード装置12-1,12-2,12-3,1
2-4,12-5,12-6およびこれら各ノード装置12の
それぞれの入出力ポート14に接続される1または複数
のローカル通信端末15の制御管理を行う。
【0044】この制御管理においては、各センタ装置1
1の負荷を考慮に入れた場合、例えば、ノード装置12
-1はセンタ装置11-1で制御管理し、ノード装置12-
2,12-3,12-4,12-5はセンタ装置11-2で制御
管理し、ノード装置12-6はセンタ装置11-3で制御管
理するというように、システムの構成すなわちセンタ装
置11およびノード装置12の配置および通信路13の
接続状況に応じて簡易的に制御管理することが望まし
い。
【0045】他方、管理の対象によっては、1つのノー
ド装置12を複数のセンタ装置11で管理する方が良い
場合もある。例えば、上述した鉄道管理システムでは、
安全性が最優先されるため、ある箇所で事故が発生した
場合、その進行方向の十分手前で列車を停止させる等の
措置をとる必要があり、このような場合には、むしろ1
つのノード装置12を複数のセンタ装置11で制御管理
するのが望ましい。
【0046】今、図1のシステムを鉄道管理システムに
適用したものとし、同図の右側方向を鉄道の進行方向と
して列車の運行管理を考えてみる。ここで、ノード装置
12-5に接続されるローカル通信端末15を踏切に設置
された監視カメラとすると、当該踏切で事故があった場
合、これを管轄するセンタ装置11-2では上記監視カメ
ラの制御を行うことにより必要な画像情報を入手する。
【0047】この場合、ノード装置12-1に接続される
ローカル通信端末15を信号機とすると、この信号機を
制御するセンタ装置11-1においても、進行方向前方の
事故を状況を迅速に把握するため、上記監視カメラの画
像情報をモニタできることが望ましい。
【0048】かかる要望に対し、本システムでは、信号
機を管轄するセンタ装置11-1と監視カメラを管轄する
センタ装置11-2とで後述する排他的な制御を行うこと
により、当該センタ装置11-1における監視カメラの遠
隔制御を可能としている。これにより、センタ装置11
-1も遠隔地すなわち列車の進行方向前方の事故状況等の
情報を迅速に入手でき、その後、上述の如く入手した事
故状況等の情報および列車のダイヤ等を考慮に入れて、
ノード装置12-1に接続された信号機を制御することに
より、列車の運行をスムーズかつ安全に遂行することが
可能となる。ここで、上記制御情報及び画像情報等のデ
ータは、セル化されたデータとして通信路13上を伝送
され、ノード装置12は、自装置に接続されるローカル
通信端末15とセンタ装置11との間で、上記セル化さ
れたデータを中継交換することにより、上記制御を実現
する。
【0049】なお、上記センタ装置11-1,11-2間で
上述のような排他的制御を実現するためには、これらセ
ンタ装置11間での調停が必要であり、その調停は通信
路13を介して行われる。また、障害等により、通信路
13による通信が不可能になった場合には、該当するセ
ンタ装置11間で上述した広域網16あるいは専用線等
の通信路13以外の通信手段であるローカル通信手段を
介して通信を維持する。その場合には、上述した監視カ
メラの制御および画像情報の入手も上記ローカル通信手
段を通して行われる。
【0050】また、本システムでは、ノード装置12に
接続されるローカル通信端末15の増設、更にはセンタ
装置11で制御管理されるノード装置12の増設にも対
応可能である。この増設に際しては、センタ装置11の
処理能力が問題になることがあるが、この点に対して
は、センタ装置11間で通信路13あるいは広域網16
等のローカル通信手段を介してシステム構成等の管理情
報をやり取りし、各センタ装置11毎に制御管理するノ
ード装置12の構成管理情報を変更することにより対処
している。
【0051】このように、本発明では、制御管理するノ
ード装置12を各センタ装置11間で任意に変更する機
能を有し、その変更は、障害が発生した場合の強制的な
変更以外にも、例えばセンタ装置11の負荷の分散や管
理上の都合等も考慮に入れて、各センタ装置11が管轄
するノード装置12の数を柔軟に変更可能な構成を実現
している。
【0052】ここで、図1におけるシステム構成におい
て、複数のセンタ装置11のうちの2つのセンタ装置1
1-1,11-3を直線状の両端に配置する理由を説明す
る。今、地震等の自然災害により、例えばノード装置1
2-2,12-3間の対向する通信路13が障害を受けたも
のとする。この場合、それまでセンタ装置11-2の管理
対象であったノード装置12-2がセンタ装置11-2と物
理的に分断される。
【0053】本システム構成の場合、上記障害により、
具体的には、ノード装置12-2のセンタ装置11-2側の
通信路13が分断されることになるが、この分断位置に
対するセンタ装置11-1側の通信路13は障害を受けて
いないので、同図の左側方向にあるノード装置12-1お
よびセンタ装置11-1との通信は可能である。ここでも
し、センタ装置11-1が直線状の左端に配置されていな
い場合には、ノード装置12-1,12-2が完全に孤立し
てしまうことになるが、左端にセンタ装置11-1を配置
した本システム構成によれば、上記の障害に対しても、
該センタ装置11-1がノード装置12-2の制御管理を代
行することにより通信を維持できる。
【0054】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
通信システムの概略構成を示したものである。図1にお
けるシステムと構成上異なる点は、センタ装置11とノ
ード装置12とを通信路13でループ状に接続している
点のみである。
【0055】このループ状の接続構成によって、本シス
テムは、直線状の接続構成を有する図1におけるシステ
ムには無い以下のようなメリットを有する。すなわち、
図1におけるシステムでは、例えば、ノード装置12-
1,12-2,12-3を接続するセンタ装置11-1,11-
2間の通信は通信路13を介して行うわけであるが、直
線状の接続構成であることによって、これらセンタ装置
11-1,11-2間の通信路13は当然1つしかない。従
って、もし障害等により上記通信路13を介しての通信
が不可能になった場合には、センタ装置11-1,11-2
間では、広域網16等のローカル通信手段を介して通信
をせざるを得ないことになる。
【0056】これに対して、図6に示すシステムの如く
ループ状の接続構成とした場合、センタ装置11-1,1
1-2間の通信路13としては、ノード装置12-1,12
-2,12-3を経由するルートの他、ノード装置12-4,
12-5,12-6,センタ装置11-3,ノード装置12-
7,12-8,12-9,12-10 を経由するルートも存在
する。従って、もしノード装置12-1,12-2,12-3
を経由する通信路13に障害が発生した場合でも、必ず
しも広域網16等のローカル通信手段を介さなくても、
障害のない迂回したルートすなわちセンタ装置11-3を
経由する通信路13を介してセンタ装置11-1,11-2
間の通信を維持できる。
【0057】上述の如く、本発明において、センタ装置
11はノード装置12の制御管理を行うわけであるが、
この制御管理は、センタ装置11内に予めシステム構成
等の管理情報を管理する管理テーブルを持つことによっ
て実現される。この管理テーブルは、センタ装置11の
例えばネットワーク管理装置112(図5参照)内に設
けられる。この管理テーブルの一例を図7に示す。同図
における管理テーブルは、図1に示すシステム構成にお
けるセンタ装置11内の管理テーブルの例であり、具体
的には、図7(a)がセンタ装置11-1、同図(b)が
センタ装置11-2、同図(c)がセンタ装置11-3の管
理テーブルに相当する。
【0058】この管理テーブルにあっては、ノード装置
12の配置および通信路13の接続を考慮に入れて、
“テーブルNo. (ナンバー)”に対応して“ノード装置
名”が記述され、更に、この“ノード装置名”の右側に
は、該ノード装置名によって示されるノード装置12を
制御管理する“管理センタ装置”が記述される。各セン
タ装置11-1,11-2,11-3は、これらの情報を基に
各ノード装置12-1,〜,12-6を制御管理する。
【0059】上述した、図1のシステムでのノード装置
12-2,12-3間における障害発生時の制御管理の代行
において、センタ装置11-1,11-2は、後述するよう
に、ノード装置12-2,12-3間の通信路13に障害が
発生したことを検出し、それぞれの管理テーブルを上記
代行制御に見合う内容に自律的に変更する。その変更に
よって、更新された管理テーブルの例をそれぞれ同図
(d),(e)に示している。これらの図からも分かる
ように、この更新においては、センタ装置11-1,11
-2とも、“ノード装置12-2”に対応する“管理センタ
装置”の欄がセンタ装置11-2からセンタ装置11-1に
書き換えられており、ノード装置12-2の被制御管理が
センタ装置11-2からセンタ装置11-1へ移行している
ことを裏付ける内容となっている。
【0060】上述した、センタ装置11-1,11-2にお
ける障害箇所の検出方法としては、センタ装置11-1若
しくはセンタ装置11-2からノード装置12-1,12-
2,12-3毎にそれぞれ折り返してくるような宛先のセ
ルを送出し、各ノード装置12-1,12-2,12-3毎に
一定時間を定め、センタ装置11-1若しくはセンタ装置
11-2で当該セルが上記一定時間後に送り返されてきた
かどうかを検出する方法により実現できる。
【0061】なお、図7に示した管理テーブルは、特
に、各センタ装置11-1,11-2,11-3毎に、それぞ
れ対向するセンタ装置11までの“ノード装置名”と
“管理センタ装置”が記述されている場合の例である。
この例の場合は、センタ装置11は障害時に、他のセン
タ装置11と管理テーブルの情報のやり取りを行うこと
なく、例えば図1のシステム構成で言えば、広域網16
等のローカル通信手段を介して通信することなく、管理
テーブルの更新が行える。
【0062】これに対して、上述したノード装置12の
増設等に伴うセンタ装置11の負荷増大の軽減を目的と
して、あるノード装置12を他のセンタ装置11の管理
対象に変更する場合には、障害のない通信路13あるい
は広域網16等のローカル通信手段を介してセンタ装置
11間で管理テーブルの情報のやり取りを行うことによ
り管理テーブルの更新を行う必要がある。
【0063】また、先に図1を参照して説明したよう
に、鉄道等の管理システムにおける監視カメラの制御に
関して、センタ装置11-2にまたがる制御の必要性があ
る場合には、図7におけるセンタ装置11-1の管理テー
ブル〔同図(a)参照〕においても、当該制御が及ぶノ
ード装置12-5までの情報が必要である。更に、この場
合、同図(a)及び(b)の管理テーブルのそれぞれの
“ノード装置名”12-5に対応する“管理センタ装置”
欄には、11-1,11-2という複数の“管理センタ装
置”が記述される。このように、管理テーブルの“管理
センタ装置”欄に、複数の“管理センタ装置”が記述さ
れている場合は、これら複数の“管理センタ装置”間で
調停を行い、該ノード装置12を制御する必要がある。
【0064】また、ノード装置12に複数のローカル通
信端末15が接続される場合は、管理テーブル上に“ロ
ーカル通信端末名”の項目を追加した図8に示すような
構成の管理テーブルを利用する。図8の例では、ノード
装置12-4には15-8,15-9という2つのローカル通
信端末15が接続され、更に、それぞれのローカル通信
端末15-8,15-9はセンタ装置11-2,11-3で別々
に管理されていることが分かる。
【0065】また、各センタ装置11が自らが管理する
ノード装置12のみの管理テーブルしか持たない場合
は、これらセンタ装置11間での管理範囲の変更に際し
て、当該センタ装置11間では、障害のない通信路13
あるいは広域網16等のローカル通信手段を介して通信
を行う必要がある。すなわち、この通信において、管理
テーブルの情報のやり取りを行い、管理テーブルの追
加、削除といった更新処理を実行することにより、上記
管理範囲の変更が可能となる。
【0066】次に、本発明の別の実施の形態について述
べる。図9は、本発明の第3の実施の形態として、図1
における直線状のシステム構成と図6におけるループ状
のシステム構成とを混在させて成る通信システムの概略
構成図である。同図では、簡単のため、各センタ装置1
1-1,11-2,11-3,11-4のそれぞれの管理対象下
のノード装置12毎に、図に破線で示す領域A,B,
C,Dにより分割している。各領域A,B,C,D内の
センタ装置11-1,11-2,11-3,11-4は、それぞ
れ、当該各領域内に属するノード装置12およびそれら
に接続されるローカル通信端末15を制御管理する。
【0067】次に、このシステムの動作について説明す
る。例えば、領域A内でのデータ伝送に関して、センタ
装置11-1の制御管理下のローカル通信端末15で得ら
れた情報は、このローカル通信端末15を収容している
ノード装置12へ、セル化されたデータとして送信され
る。この送信データは、上記ノード装置12を経由し
て、更にこのノード装置12の管理局であるセンタ装置
11-1へと通信路13を介して送信される。
【0068】他方、センタ装置11-1では、管理対象の
各ローカル通信端末15からそれぞれのノード装置12
を経て送られてきた上記データを処理し、更には、通信
路13またはセンタ装置11相互間を結ぶ広域網16等
のローカル通信手段を介して入手した他領域の各センタ
装置11からのデータを加えた処理を行った後、各ロー
カル通信端末15毎に適切なデータを送るべく、データ
をセル化して通信路13へと送り出す。
【0069】センタ装置11-1から送出されたセル化デ
ータは、管轄下の各ノード装置12で受信される。各ノ
ード装置12は、受信されたセル化データの中から当該
ノード装置12に接続されたローカル通信端末15宛の
セル化されたデータのみを抽出し、このデータを宛先の
ローカル通信端末15に送出する。これにより、ローカ
ル通信端末15はそれらの情報を受信して表示させる等
の対応動作が可能となる。
【0070】更に、領域外のノード装置12に接続され
たローカル通信端末15にデータを送る時は、まず、通
信路13を介してあるいはセンタ装置11相互間を結ぶ
広域網16等のローカル通信手段を介してその他領域の
センタ装置11へデータを送信し、該センタ装置11の
制御管理の下に、宛先のローカル通信端末15へと上記
データを送信する。なお、この領域外のローカル通信端
末15へのデータ伝送においては、他領域のセンタ装置
11の制御管理下で実施する以外にも、例えば、両セン
タ装置11間で調停の後、直接領域外の該ローカル通信
端末15へデータを送出することも可能である。
【0071】また、図9におけるシステム構成において
は、図1における鉄道管理システムの監視カメラ制御に
代表されるような、領域にまたがった制御管理にも対応
できる。しかしながら、本システムの場合は、図9に示
すように通信路13がループ状の構成を成していること
から、上記領域にまたがる制御を行う場合、通信路13
中にどのローカル通信端末15宛でもないデータが発生
し、ループ上を周り続ける危険性がある。そのため、本
システム構成において、各センタ装置11は、ループ状
に構成されたネットワーク全体の管理情報を確保し、そ
の都度、上記のような不要データを廃棄する機能を有す
る必要がある。
【0072】次に、本システムにおける障害時の動作に
ついて説明する。図10は、図9に示す通信システムに
おいて、ループ状に構成された通信路13に障害が発生
した場合の、当該システムの自律的な通信機能の回復動
作を説明する図である。同図に示すように、ノード装置
12-1,12-2間の通信路13が分断され、障害箇所6
1が発生した場合、本来は領域A(図9参照)内にあっ
たノード装置12-2は、この障害により、領域A内のセ
ンタ装置11-1との正常な通信路13を切断され、孤立
した状態になる。この時、センタ装置11-1では、上記
障害箇所61を後述の方法により検出することにより、
上記ノード装置12-2が孤立したことを判断し、本来の
領域B(図9参照)内のセンタ装置11-2と領域C内の
センタ装置11-3を経由した通信路13あるいは領域A
内のセンタ装置11-1と領域B内のセンタ装置11-2と
を結ぶ広域網16等のローカル通信手段を介して、障害
箇所情報および管理情報等をやり取りし、孤立した上記
ノード装置12-2を領域B内のセンタ装置11-2の管理
対象に変更することにより、自律的に通信機能の回復を
行う。
【0073】なお、その際に、領域B内のセンタ装置1
1-2が領域A内のセンタ装置11-1と直線状につながれ
た領域A内のノード装置12-1,12-2の被管理情報等
までも保持している場合には、この領域B内のノード装
置11-2は、上記障害箇所情報を受信するだけで、すな
わち両センタ装置11-1,11-2間の通信なしに自律的
な通信機能の回復が可能となる。通信機能の回復後は、
図10に示す如く、新たな領域A′,B′内のノード装
置12をそれぞれ各センタ装置11-1,11-2が管理す
ることになる。
【0074】次に、図11は、図9に示す通信システム
において、直線状に構成された通信路13に障害が発生
した場合の、当該システムの自律的な通信機能の回復動
作を説明する図である。同図に示すように、ノード装置
12-10 ,12-11 間の通信路13が分断され、障害箇
所71が発生した場合、本来は領域C(図9参照)内に
あったノード装置12-11 は、この障害により、領域C
内のセンタ装置11-3との正常な通信路13を切断さ
れ、孤立した状態になる。この時、領域C内のセンタ装
置11-3では、上記障害箇所71を後述の方法により検
出し、上記ノード装置12-11 が孤立したことを判断す
る。その後、このセンタ装置11-3は、上記ノード装置
12-11 を、領域D内のセンタ装置11-4の管理対象に
変更することにより、自律的に通信機能の回復を行う。
この場合は、センタ装置11-3は、上記障害箇所71に
より通信路13を介しては通信ができなくなるため、広
域網16等のローカル通信手段を利用してセンタ装置1
1-4との通信を行う。
【0075】また、この場合において、領域D内のセン
タ装置11-4が領域C内のセンタ装置11-3と直線状に
つながれた領域C内のノード装置12-10 ,12-11 の
被管理情報等までも保持している場合には、この領域D
内のノード装置11-4は、領域C内のセンタ装置11-3
との上記ローカル通信手段による通信を行わないまま、
管理情報等の構成情報すなわち管理テーブルを変更する
ことにより自律的な通信機能の回復も可能であることは
上述の通りである。通信機能の回復後は、図11に示す
如く、新たな領域C′,D′内のノード装置12をそれ
ぞれ各センタ装置11-3,11-4が管理することにな
る。
【0076】次に、障害検出および通信機能の回復動作
に関して更に詳しく述べる。なお、簡単のため、ここで
は、図12に示すように、センタ装置11-1,11-2間
に存在するノード装置12-1,12-2,12-3,12-
4,12-5をバス型の通信路13で接続した場合のシス
テム構成を念頭において説明する。この場合における障
害検出の方法としては、まず、ノード装置12がセンタ
装置11または上流のノード装置12からのセルの伝送
が停止されたことで行う方法がある。つまり、通信路1
3が切断された場合にはセルの伝送はおろか信号自体が
伝送されてこないため、その状態を検出することにより
障害の発生を認識できる。また、通信路13は正常で、
上流のノード装置12の交換機能が故障した場合、空き
セルの伝送だけは維持されるため、この空きセル以外の
セルが到着しないことにより障害発生として認識するこ
とも可能である。
【0077】具体的な例をあげれば、ノード装置12
(図2に参照)において、CPU部26が上記セル若し
くは空きセルの伝送状況を監視し、セルの伝送が停止し
たこと、あるいは空きセル以外のセルが到来しないこと
を認識して、このCPU部26からセンタ装置11(図
5参照)のネットワーク管理装置112へと障害検出を
通知する。
【0078】更に、別の方法としては、ノード装置12
が自己特有の情報を搭載した障害監視セルを一定時間間
隔で常に下流のノード装置12に送信し、下流のノード
装置12では、上流のノード装置12からの前記障害監
視セルの伝送が停止されたことで障害を検出することも
できる。そして、ノード装置12は、障害検出時に、自
己特有の情報を搭載した障害セルを特定の仮想通信路で
センタ装置11または下流のノード装置12に転送す
る。
【0079】具体的な例をあげれば、ノード装置12
(図2に参照)において、障害が発生し、上流からの前
記障害監視セルが途絶したことを障害/警報通知部25
で検出すると、CPU部26ではクロック部27を自走
させ、障害/警報通知部25から多重化部23を経由し
て障害警報信号をセル(障害セル)として下流に向かっ
て送信する。
【0080】このように、通信路13の寸断により上流
からのクロックが途絶えた場合は、ノード装置12は内
蔵クロックを自走させて、上記障害セルを転送する。障
害が発生するとその箇所以降の下流の全てのノード装置
12で信号が途絶えるため、ほぼ一斉に上述の障害セル
送出の動作を開始し、混乱が発生する。そのため、過渡
的にはセンタ装置11のネットワーク管理装置112
(図5参照)には各種の障害セルが届く。しかしなが
ら、一定の時間が経過すると、それ以降は安定した障害
セルを受信するようになる。その理由は、例えばある途
中のノード装置12を例にとった場合、一旦、上流から
の信号が途絶えると該ノード装置12は障害セルの送出
を開始するが、ある時間が経つと該ノード装置12より
も上流のノード装置12がやはり同様な動作を行ってい
て、そこからの障害セルが到着するようになる。そこ
で、当該ノード装置12は障害セルの送信をやめ、上流
からの障害セルの中継のみを行うようになるからであ
る。このようにして、定常状態に落ち着いた時には、障
害箇所に隣接するノード装置12のみが障害セルの送信
を行っていることになる。
【0081】図12に示すシステムにおいて、点線で分
割される領域A,Bの境界に隣接するノード装置12-
2,12-3でループバックを行い、通信路13をループ
構成とするシステムに変更した場合も、上述の説明の中
の上流・下流を、上記ループにおけるデータの流れに沿
った上流・下流と読換えることによって、上記障害監視
セルを用いた障害検出方法が適用できる。この障害検出
方法により、例えば、領域B内の左から2つ目のノード
装置12-4と3つ目のノード装置12-5の間の通信路1
3が障害箇所だと判断された場合、本来の領域B内の左
から2つのノード装置12-3,12-4を領域A内のセン
タ装置11-1の制御管理下に変更する。
【0082】この場合において、変更の対象となるノー
ド装置12のデータ伝送方向が問題となる。図12に示
すようなバス型の通話路13を用いたシステム構成にあ
っては、領域AとBとではノード装置12内のデータの
流れが、同図の下方に示すように、全く異なっている。
すなわち、領域A内のノード装置12では、入出力ポー
ト14から入力されるデータはセンタ装置11-1方向に
流れ、領域B内のノード装置12では上記データがセン
タ装置11-2方向に流れる。つまり、領域A,B内のノ
ード装置12の構成が異なっている。この点に配慮し、
障害時には、上記データの流れを変更すること、すなわ
ちノード装置12の構成を変更することで、あるいは障
害箇所に隣接したノード装置12-4,12-5をループバ
ックモードで使用することにより通信機能の回復を図る
必要がある。なお、通話路13がループ型を構成する場
合は、ループバック点を障害箇所に変更することによ
り、通信機能の回復が可能となる。
【0083】更に、別の障害検出方法としては、各ノー
ド装置12が自己特有の情報を搭載した障害監視セルを
一定時間間隔で常にセンタ装置11に送信し、前記セン
タ装置11は上流のノード装置12からの前記障害監視
セルの伝送が停止されたことで障害箇所を特定すること
も可能である。この他、本発明は上記の主旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形あるいは応用が可能であることは言
うまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ発生源を収容する複数のノード装置と複数のセン
タ装置間をATM技術を用いた通信路で結び、あたかも
分散配置型のATMスイッチの機能を持つような構成と
したため、あるセンタ装置とその制御管理下のノード装
置との通信路が途絶した場合も、このノード装置を上記
本来のセンタ装置以外のセンタ装置の管理下に移すこと
により、災害等による障害発生時の自律的な通信機能の
回復を確実かつ安定して行えるようになる。
【0085】また、複数のノード装置を複数のセンタ装
置で分散管理する上記構成において、各センタ装置間で
管理対象のノード装置等を規定した構成管理情報を上記
障害発生とは別に適宜変更し得る機能を付加したため、
複数のセンタ装置間をまたがる制御が不可欠なシステム
に適用してその制御範囲の変更に容易に対処でき、例え
ば鉄道等の管理体制を考慮に入れた場合にも、極めて柔
軟性に富むネットワーク構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
の概略構成図。
【図2】図1のシステムにおけるノード装置の構成を示
す図。
【図3】図2のノード装置における受信部及び分離部の
構成を示す図。
【図4】図2のノード装置における多重化部及び送信部
の構成を示す図。
【図5】図1のシステムにおけるセンタ装置の概略構成
図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る通信システム
の概略構成図。
【図7】図1のシステムにおける各センタ装置内の管理
テーブルの一例を示す図。
【図8】図7における管理テーブルの拡張例を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る通信システム
の概略構成図。
【図10】図9のシステムにおけるループ状通信路部分
での障害発生時の自律的通信機能回復動作を説明するた
めの図。
【図11】図9のシステムにおける直線状通信路部分で
の障害発生時の自律的通信機能回復動作を説明するため
の図。
【図12】本発明に係るシステムにおいてノード装置を
バス型の通信路で接続した場合のデータの流れをイメー
ジ化した図。
【図13】この種の従来の通信システムの概略構成図。
【図14】従来の通信システムの鉄道管理システムへの
適用例を示す図。
【符号の説明】
11 センタ装置 111 ATMスイッチ(SW) 112 ネットワーク管理装置 12 ノード装置 21 受信部 22 分離部 23 多重化部 24 送信部 25 障害/警報通知部 26 CPU部 27 クロック部 28 電源部 210,240 切替スイッチ 13 通信路 14 入出力ポート 15 ローカル通信端末 16 広域網 61,71 障害箇所 91 センタースイッチ構成部分 92 スイッチ構成部分 93 伝送路 94 入出力ポート 100 レール 95,101 障害箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 英一 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 坂尻 浩孝 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の箇所に分散配置される複数のノー
    ド装置と、 前記ノード装置のそれぞれに接続される1または複数の
    ローカル通信端末と、 前記ノード装置および前記ローカル通信端末を制御管理
    する複数のセンタ装置と、 前記ノード装置と前記センタ装置を直列に接続する対向
    する通信路手段とを具備し、前記センタ装置は、管理対
    象の前記ローカル通信端末に対するセル化データを前記
    通信路手段に送信し、前記ノード装置は、前記通信路手
    段から前記セル化データを受信し、該受信データの中か
    ら自ノード装置に接続されたローカル通信端末宛のセル
    化データを抽出して当該ローカル通信端末に出力すると
    ともに、自ノード装置に接続された前記ローカル通信端
    末から前記センタ装置に対するセル化データを前記通信
    路手段を通じて送信することを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 通信路手段は、前記ノード装置と前記セ
    ンタ装置を直線状に接続し、前記複数のセンタ装置のう
    ちの少なくとも2つは、当該直線状の通信路手段の両端
    に配置されることを特徴とする請求項1記載の通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 通信路手段は、前記ノード装置と前記セ
    ンタ装置をループ状に接続することを特徴とする請求項
    1記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 センタ装置は、ローカル通信手段を介し
    て相互に接続され、前記通信路手段または前記ローカル
    通信手段を通じてシステム構成等の管理情報を送受し
    て、前記ノード装置および前記ローカル通信端末の管理
    範囲を変更する手段を具備することを特徴とする請求項
    2または3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 センタ装置は、ローカル通信手段を介し
    て相互に接続され、前記通信路手段の一部に障害が発生
    した時、前記ローカル通信手段を通じて障害箇所情報お
    よびシステム構成等の管理情報を送受して、前記障害に
    よりあるセンタ装置と通信不能に陥ったノード装置を他
    のセンタ装置の管理対象に変更する手段を具備すること
    を特徴とする請求項2記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 通信路手段の一部に障害が発生したこと
    を検出して、センタ装置をローカル通信手段を介して相
    互に接続させ、前記ローカル通信手段を通じて障害箇所
    情報およびシステム構成等の管理情報を送受して、前記
    障害によりあるセンタ装置と通信不能に陥ったノード装
    置を他のセンタ装置の管理対象に変更する手段を具備す
    ることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 センタ装置は、ローカル通信手段を介し
    て相互に接続され、前記通信路手段の一部に障害が発生
    した時、障害のない迂回した前記通信路手段または前記
    ローカル通信手段を通じて障害箇所情報およびシステム
    構成等の管理情報を送受して、前記障害によりあるセン
    タ装置と通信不能に陥ったノード装置を他のセンタ装置
    の管理対象に変更する手段を具備することを特徴とする
    請求項3記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 通信路手段の一部に障害が発生したこと
    を検出して、センタ装置をローカル通信手段を介して相
    互に接続させ、障害のない迂回した前記通信路手段また
    は前記ローカル通信手段を通じて障害箇所情報およびシ
    ステム構成等の管理情報を送受して、前記障害によりあ
    るセンタ装置と通信不能に陥ったノード装置を他のセン
    タ装置の管理対象に変更する手段を具備することを特徴
    とする請求項3記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 センタ装置は、前記ノード装置から送ら
    れてくる当該ノード装置の情報が搭載された障害セルに
    基づき前記障害箇所を特定することを特徴とする請求項
    5乃至8のいずれかに記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 ノード装置は、センタ装置または上流
    のノード装置からのセルの伝送が停止されたことにより
    障害を検出する手段を具備し、障害検出時、自己特有の
    情報を搭載した障害セルを特定の仮想通信路でセンタ装
    置または下流のノード装置に転送することを特徴とする
    請求項9記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 ノード装置は、自己特有の情報を搭載
    した障害監視セルを一定時間間隔で常に下流のノード装
    置に送信し、上流のノード装置からの前記障害監視セル
    の伝送が停止されたことにより障害を検出する手段を具
    備し、障害検出時、自己特有の情報を搭載した障害セル
    を特定の仮想通信路でセンタ装置または下流のノード装
    置に転送することを特徴とする請求項9記載の通信シス
    テム。
  12. 【請求項12】 ノード装置は、自己特有の情報を搭載
    した障害監視セルを一定時間間隔で常にセンタ装置に送
    信し、前記センタ装置は、前記ノード装置からの前記障
    害監視セルの伝送が停止されたことにより障害箇所を特
    定することを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記
    載の通信システム。
  13. 【請求項13】 ノード装置およびセンタ装置および通
    信路手段は、ATM交換機能により実現されることを特
    徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の通信シス
    テム。
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