JPH09135593A - スイッチドリラクタンスモータの駆動装置 - Google Patents
スイッチドリラクタンスモータの駆動装置Info
- Publication number
- JPH09135593A JPH09135593A JP7289678A JP28967895A JPH09135593A JP H09135593 A JPH09135593 A JP H09135593A JP 7289678 A JP7289678 A JP 7289678A JP 28967895 A JP28967895 A JP 28967895A JP H09135593 A JPH09135593 A JP H09135593A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- coil
- exciting coil
- switching
- reluctance motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定子の励磁コイルに流れる電流の立ち上が
り及び立ち下がり時間を短縮して高効率なスイッチドリ
ラクタンスモータの駆動装置を提供する。 【解決手段】 固定子3の突極に巻架されたコイルC1
〜C3を順次励磁する駆動装置は、演算回路7の分周器
7Aにおいて回転角センサ4の出力信号をコイルC1〜
C3の両端に接続するトランジスタQ1〜Q6の駆動信
号に変換し、この駆動信号により各トランジスタQ1〜
Q6をスイッチング動作させコイルC1〜C3への電流
の通電・遮断を制御し励磁するコイルを切り替える。励
磁コイルの切り替えの際、切り替え前の励磁コイルに遮
断後流れる電流を、ダイオードD4〜D6を介して切り
替え後の励磁コイルに転流して、電流の立ち上がり及び
立ち下がりを急峻にする。
り及び立ち下がり時間を短縮して高効率なスイッチドリ
ラクタンスモータの駆動装置を提供する。 【解決手段】 固定子3の突極に巻架されたコイルC1
〜C3を順次励磁する駆動装置は、演算回路7の分周器
7Aにおいて回転角センサ4の出力信号をコイルC1〜
C3の両端に接続するトランジスタQ1〜Q6の駆動信
号に変換し、この駆動信号により各トランジスタQ1〜
Q6をスイッチング動作させコイルC1〜C3への電流
の通電・遮断を制御し励磁するコイルを切り替える。励
磁コイルの切り替えの際、切り替え前の励磁コイルに遮
断後流れる電流を、ダイオードD4〜D6を介して切り
替え後の励磁コイルに転流して、電流の立ち上がり及び
立ち下がりを急峻にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチドリラク
タンスモータ(以下、SRモータとする)の高効率駆動
を行う駆動装置に関する。
タンスモータ(以下、SRモータとする)の高効率駆動
を行う駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のSRモータの駆動装置としては、
例えば、'95 モータ技術シンポジウム前刷集「リラクタ
ンスモータ〜ポストACモータになり得るか」松井信行
著、等で公知であり、図6及び図7に示すようなものが
ある。図6は、従来のSRモータの構造の一例を示す図
である。図6において、SRモータは、90度刻みで4つ
の突極を有し軟磁性材からなる回転子1と、回転子1の
中心を通り回転子1に固定された回転軸2と、円筒形状
で内側に60度刻みで6つの突極を有し回転子1と同じく
軟磁性材からなる固定子3と、固定子3の対向する突極
にそれぞれ巻線を同じ向き及び同じ巻数で巻架した3相
のコイルC1,C2,C3とから構成される。また、回
転軸2の一端には回転子1の固定子3に対する回転角を
検出する回転角センサ4が設置されて後述の演算回路6
に回転角を示す信号を出力する。
例えば、'95 モータ技術シンポジウム前刷集「リラクタ
ンスモータ〜ポストACモータになり得るか」松井信行
著、等で公知であり、図6及び図7に示すようなものが
ある。図6は、従来のSRモータの構造の一例を示す図
である。図6において、SRモータは、90度刻みで4つ
の突極を有し軟磁性材からなる回転子1と、回転子1の
中心を通り回転子1に固定された回転軸2と、円筒形状
で内側に60度刻みで6つの突極を有し回転子1と同じく
軟磁性材からなる固定子3と、固定子3の対向する突極
にそれぞれ巻線を同じ向き及び同じ巻数で巻架した3相
のコイルC1,C2,C3とから構成される。また、回
転軸2の一端には回転子1の固定子3に対する回転角を
検出する回転角センサ4が設置されて後述の演算回路6
に回転角を示す信号を出力する。
【0003】図7は、従来のコイルC1,C2,C3の
駆動回路を示す図である。図において、駆動回路は、E
〔V〕なる電圧を発生する直流電源5と、回転角センサ
4の出力信号に基づいて励磁させるコイルを決定する前
記演算回路6と、ベースが演算回路6の出力端子に接続
し、コレクタが直流電源5に接続し、エミッタが一端の
接地されたコイルC1,C2,C3の他端にそれぞれ接
続するトランジスタQ1,Q2,Q3と、コイルC1,
C2,C3の両端にそれぞれ並列に接続する還流ダイオ
ードD1,D2,D3とで構成される。また、コイルC
1,C2,C3は等価的にインダクタンスL1,L2,
L3及び抵抗R1,R2,R3(ただし、R1=R2=
R3=Rとする)の直列接続で表される。
駆動回路を示す図である。図において、駆動回路は、E
〔V〕なる電圧を発生する直流電源5と、回転角センサ
4の出力信号に基づいて励磁させるコイルを決定する前
記演算回路6と、ベースが演算回路6の出力端子に接続
し、コレクタが直流電源5に接続し、エミッタが一端の
接地されたコイルC1,C2,C3の他端にそれぞれ接
続するトランジスタQ1,Q2,Q3と、コイルC1,
C2,C3の両端にそれぞれ並列に接続する還流ダイオ
ードD1,D2,D3とで構成される。また、コイルC
1,C2,C3は等価的にインダクタンスL1,L2,
L3及び抵抗R1,R2,R3(ただし、R1=R2=
R3=Rとする)の直列接続で表される。
【0004】演算回路6の出力信号によってトランジス
タQ1,Q2,Q3はスイッチング動作し、トランジス
タQ1,Q2,Q3のいずれか1つがON状態になると
そのトランジスタに接続するコイルが通電状態になり電
流が流れる。例えば、トランジスタQ1がON状態にな
るとコイルC1に電流が流れ、この電流はコイルC1が
インダクタンスL1と直流抵抗R1を持つことから時定
数τ(=L1/R)を持って立ち上がる。そして、十分
時間が経過した後、即ち、定常状態にあってはその電流
値はI=E/R〔A〕になる。更に、この状態でトラン
ジスタQ1がOFF状態に転じると、それまでコイルC
1に流れていた電流Iは直ちに零にはならずコイルC1
に並列に接続する還流ダイオードD1を通って閉ループ
を構成し徐々に減衰する。
タQ1,Q2,Q3はスイッチング動作し、トランジス
タQ1,Q2,Q3のいずれか1つがON状態になると
そのトランジスタに接続するコイルが通電状態になり電
流が流れる。例えば、トランジスタQ1がON状態にな
るとコイルC1に電流が流れ、この電流はコイルC1が
インダクタンスL1と直流抵抗R1を持つことから時定
数τ(=L1/R)を持って立ち上がる。そして、十分
時間が経過した後、即ち、定常状態にあってはその電流
値はI=E/R〔A〕になる。更に、この状態でトラン
ジスタQ1がOFF状態に転じると、それまでコイルC
1に流れていた電流Iは直ちに零にはならずコイルC1
に並列に接続する還流ダイオードD1を通って閉ループ
を構成し徐々に減衰する。
【0005】次に、演算回路6がトランジスタQ1,Q
2,Q3をON状態あるいはOFF状態に切り替えるタ
イミングを決定する方法、即ち、SRモータの駆動原理
について説明する。一般に、SRモータのトルクTは次
の(1)式で表せることが知られている。 T=(i2 /2)・(dL/dθ) (1) ただし、iは励磁コイルに流れる電流、θは回転子の回
転角である。
2,Q3をON状態あるいはOFF状態に切り替えるタ
イミングを決定する方法、即ち、SRモータの駆動原理
について説明する。一般に、SRモータのトルクTは次
の(1)式で表せることが知られている。 T=(i2 /2)・(dL/dθ) (1) ただし、iは励磁コイルに流れる電流、θは回転子の回
転角である。
【0006】ここで、トランジスタQ1〜Q3のいずれ
か1つがON状態となり対応するコイルが励磁したとき
の励磁コイルのインダクタンスを考える。この時のイン
ダクタンスは、励磁コイルが巻架されている固定子3の
対向する突極の位置に対する回転子1の突極の位置によ
って変化する。つまり、前記固定子3の突極と回転子1
の突極が対向する位置にあるときにはそれぞれの突極を
磁心とする励磁コイルのインダクタンスは最大となり、
一方、前記固定子3の突極が回転子1の突極間の谷間に
対向するときには励磁コイルのインダクタンスは最小と
なる。
か1つがON状態となり対応するコイルが励磁したとき
の励磁コイルのインダクタンスを考える。この時のイン
ダクタンスは、励磁コイルが巻架されている固定子3の
対向する突極の位置に対する回転子1の突極の位置によ
って変化する。つまり、前記固定子3の突極と回転子1
の突極が対向する位置にあるときにはそれぞれの突極を
磁心とする励磁コイルのインダクタンスは最大となり、
一方、前記固定子3の突極が回転子1の突極間の谷間に
対向するときには励磁コイルのインダクタンスは最小と
なる。
【0007】そこで、例えば、コイルC1,C2,C3
を同時に励磁すると仮定した場合の回転子1の回転角θ
に対するコイルC1,C2,C3のインダクタンスL
1,L2,L3の変化を図8(a) に示す。図8(a) は横
軸に回転子1の回転角θをとり、縦軸に各コイルのイン
ダクタンスL1,L2,L3をとって、回転角θ=0°
のとき、図6に示すように回転子1の2つの突極が固定
子3のコイルC1が巻架された突極と対向する位置にあ
って、回転子1をa方向に回転させたときの様子を示し
ている。回転角θ=0°のとき、コイルC1のインダク
タンスL1は最大(L1MAX )であり、回転子1が30度
回転するごとにインダクタンスが最大となるコイルはC
2、C3へと順次移行し、各コイルのインダクタンスは
90度の回転角周期で変化する。
を同時に励磁すると仮定した場合の回転子1の回転角θ
に対するコイルC1,C2,C3のインダクタンスL
1,L2,L3の変化を図8(a) に示す。図8(a) は横
軸に回転子1の回転角θをとり、縦軸に各コイルのイン
ダクタンスL1,L2,L3をとって、回転角θ=0°
のとき、図6に示すように回転子1の2つの突極が固定
子3のコイルC1が巻架された突極と対向する位置にあ
って、回転子1をa方向に回転させたときの様子を示し
ている。回転角θ=0°のとき、コイルC1のインダク
タンスL1は最大(L1MAX )であり、回転子1が30度
回転するごとにインダクタンスが最大となるコイルはC
2、C3へと順次移行し、各コイルのインダクタンスは
90度の回転角周期で変化する。
【0008】また、(1)式より、回転角θについてのイ
ンダクタンスの微分値(dL/dθ)が正のときにトル
クTが正となることがわかるので、上記の図8(a) に示
した現象を考慮して、図8(b) に示すようなタイミング
で各トランジスタQ1,Q2,Q3をON状態にすれば
SRモータより連続して正のトルクを得ることができ
る。
ンダクタンスの微分値(dL/dθ)が正のときにトル
クTが正となることがわかるので、上記の図8(a) に示
した現象を考慮して、図8(b) に示すようなタイミング
で各トランジスタQ1,Q2,Q3をON状態にすれば
SRモータより連続して正のトルクを得ることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のSRモータの駆動装置にあっては、前述した
ように、固定子3のコイルを励磁するために印加される
電圧に対して励磁コイルに流れる電流は時定数τの時間
的な遅れが生じるので、電流の立ち上がり時にはSRモ
ータが十分なトルクを発生しない時間域が存在する。ま
た、逆に電流の立ち下がり時にはSRモータのトルクの
発生に関与しない無駄な電流がコイルに流れることにな
る。従って、これらのためにSRモータの効率が低下す
るという問題が存在した。
うな従来のSRモータの駆動装置にあっては、前述した
ように、固定子3のコイルを励磁するために印加される
電圧に対して励磁コイルに流れる電流は時定数τの時間
的な遅れが生じるので、電流の立ち上がり時にはSRモ
ータが十分なトルクを発生しない時間域が存在する。ま
た、逆に電流の立ち下がり時にはSRモータのトルクの
発生に関与しない無駄な電流がコイルに流れることにな
る。従って、これらのためにSRモータの効率が低下す
るという問題が存在した。
【0010】本発明は上記のような問題点に着目してな
されたもので、励磁コイルに流れる電流の立ち上がり及
び立ち下がり時間を短縮して高効率なSRモータの駆動
装置を提供することを目的とする。
されたもので、励磁コイルに流れる電流の立ち上がり及
び立ち下がり時間を短縮して高効率なSRモータの駆動
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明のうちの
請求項1に記載の発明では、複数の突極を有する回転子
及びコイルを巻架した複数の突極を有する固定子を備え
たスイッチドリラクタンスモータの前記回転子の位置を
検出する回転子位置検出手段と、前記固定子の複数のコ
イルへの電流の通電・遮断を行う励磁スイッチ手段と、
前記回転子位置検出手段で検出した前記回転子の位置に
基づいて前記励磁スイッチ手段の制御を行う励磁制御手
段とを有し、前記複数のコイルを順次励磁する構成のス
イッチドリラクタンスモータの駆動装置において、励磁
するコイルの切り替えの際、切り替え前の励磁コイルに
遮断後流れる電流を切り替え後の励磁コイルに転流する
転流手段を備えて構成されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、複数の突極を有する回転子
及びコイルを巻架した複数の突極を有する固定子を備え
たスイッチドリラクタンスモータの前記回転子の位置を
検出する回転子位置検出手段と、前記固定子の複数のコ
イルへの電流の通電・遮断を行う励磁スイッチ手段と、
前記回転子位置検出手段で検出した前記回転子の位置に
基づいて前記励磁スイッチ手段の制御を行う励磁制御手
段とを有し、前記複数のコイルを順次励磁する構成のス
イッチドリラクタンスモータの駆動装置において、励磁
するコイルの切り替えの際、切り替え前の励磁コイルに
遮断後流れる電流を切り替え後の励磁コイルに転流する
転流手段を備えて構成されることを特徴とする。
【0012】また請求項2に記載の発明では、前記転流
手段の具体的な構成として、前記複数のコイル間を、励
磁するコイルの切り替え順序に従って切り替え前の励磁
コイルから切り替え後の励磁コイルに向かう方向を順方
向として、それぞれダイオードで直列に接続したことを
特徴とする。かかる構成によれば、回転子位置検出手段
より励磁制御手段に回転子の位置を示す検出信号が出力
される。励磁制御手段ではこの検出信号に基づいて固定
子の複数の突極に巻架されたコイルのうちで励磁するコ
イルを決定し励磁スイッチ手段を制御する信号が生成さ
れる。この制御信号に基づき励磁スイッチ手段によって
コイルが順次通電されて励磁状態となり、励磁したコイ
ルに回転子が引きよせられて回転子が動作する。また、
励磁コイルが切り替わる際には、切り替え前の励磁コイ
ルに通電遮断後流れる電流が、転流手段を介して切り替
え後の励磁コイルに転流されるようになる。
手段の具体的な構成として、前記複数のコイル間を、励
磁するコイルの切り替え順序に従って切り替え前の励磁
コイルから切り替え後の励磁コイルに向かう方向を順方
向として、それぞれダイオードで直列に接続したことを
特徴とする。かかる構成によれば、回転子位置検出手段
より励磁制御手段に回転子の位置を示す検出信号が出力
される。励磁制御手段ではこの検出信号に基づいて固定
子の複数の突極に巻架されたコイルのうちで励磁するコ
イルを決定し励磁スイッチ手段を制御する信号が生成さ
れる。この制御信号に基づき励磁スイッチ手段によって
コイルが順次通電されて励磁状態となり、励磁したコイ
ルに回転子が引きよせられて回転子が動作する。また、
励磁コイルが切り替わる際には、切り替え前の励磁コイ
ルに通電遮断後流れる電流が、転流手段を介して切り替
え後の励磁コイルに転流されるようになる。
【0013】また請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明の構成に加えて、前記励磁コイルに
流れる定常電流を予め設定した目標電流値に制御する電
流制御手段を備えて構成されることを特徴とする。また
請求項4に記載の発明では、前記電流制御手段の具体的
な構成として、前記励磁コイルに流れる電流を検出する
電流検出部と、該電流検出部で検出した電流値と前記目
標電流値との差に応じてパルス幅変調された高周波制御
信号を出力する電流制御部と、前記高周波制御信号によ
りスイッチング動作して前記励磁コイルに流れる電流を
制御する電流スイッチ部からなることを特徴とする。
又は2に記載の発明の構成に加えて、前記励磁コイルに
流れる定常電流を予め設定した目標電流値に制御する電
流制御手段を備えて構成されることを特徴とする。また
請求項4に記載の発明では、前記電流制御手段の具体的
な構成として、前記励磁コイルに流れる電流を検出する
電流検出部と、該電流検出部で検出した電流値と前記目
標電流値との差に応じてパルス幅変調された高周波制御
信号を出力する電流制御部と、前記高周波制御信号によ
りスイッチング動作して前記励磁コイルに流れる電流を
制御する電流スイッチ部からなることを特徴とする。
【0014】かかる構成によれば、請求項1又は2に記
載の発明の作用に加えて、電流検出部で励磁コイルを流
れる定常電流が検出され、電流制御部において電流検出
部で検出された電流値と目標電流値との差を演算し、こ
の差に応じて高周波パルスのパルス幅を変調した高周波
制御信号が電流スイッチ部に出力される。電流スイッチ
部では高周波制御信号に応じて高速にON状態とOFF
状態とが切り替わり励磁コイルに流れる電流が制御され
るようになる。
載の発明の作用に加えて、電流検出部で励磁コイルを流
れる定常電流が検出され、電流制御部において電流検出
部で検出された電流値と目標電流値との差を演算し、こ
の差に応じて高周波パルスのパルス幅を変調した高周波
制御信号が電流スイッチ部に出力される。電流スイッチ
部では高周波制御信号に応じて高速にON状態とOFF
状態とが切り替わり励磁コイルに流れる電流が制御され
るようになる。
【0015】また請求項5に記載の発明では、請求項1
〜4に記載の発明の構成において、前記励磁制御手段
は、CPUを用いて構成することを特徴とする。かかる
構成によれば、請求項1〜4に記載の発明の作用におい
て、励磁コイルの切り替え制御がCPUで行われるよう
になる。
〜4に記載の発明の構成において、前記励磁制御手段
は、CPUを用いて構成することを特徴とする。かかる
構成によれば、請求項1〜4に記載の発明の作用におい
て、励磁コイルの切り替え制御がCPUで行われるよう
になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係るSRモータの駆動装置の回路図を示す。ただし、従
来のSRモータの駆動装置と同一の構成部分には同一符
号を付してある。また、駆動装置以外のSRモータの構
造は図6に示した従来SRモータの構造と同一であるの
で説明を省略する。
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係るSRモータの駆動装置の回路図を示す。ただし、従
来のSRモータの駆動装置と同一の構成部分には同一符
号を付してある。また、駆動装置以外のSRモータの構
造は図6に示した従来SRモータの構造と同一であるの
で説明を省略する。
【0017】図1において、第1の実施形態の駆動回路
は、E〔V〕なる電圧を発生する直流電源5と、回転軸
2の一端に設置され回転子1の固定子3に対する回転角
を検出する回転子位置検出手段としての回転角センサ4
と、回転角センサ4の検出信号を励磁スイッチ手段とし
ての後述するトランジスタQ1〜Q6の駆動信号に変換
する励磁制御手段としての分周器7Aを有する演算回路
7と、ベースが演算回路7の出力端子に接続し、コレク
タが直流電源5に接続し、エミッタがコイルC1,C
2,C3の一端にそれぞれ接続する前記トランジスタQ
1,Q2,Q3と、ベースが演算回路7の出力端子に接
続し、エミッタが接地され、コレクタがコイルC1,C
2,C3の他端にそれぞれ接続する前記トランジスタQ
4,Q5,Q6と、アノード端子がコイルC1,C2,
C3の他端とトランジスタQ4,Q5,Q6のコレクタ
との間にそれぞれ接続し、カソード端子がコイルC2,
C3,C1の一端とトランジスタQ2,Q3,Q1のエ
ミッタとの間にそれぞれ接続した転流手段としてのダイ
オードD4,D5,D6とによって構成される。トラン
ジスタQ1,Q2,Q3とトランジスタQ4,Q5,Q
6とは、それぞれ演算回路7から出力される駆動信号に
よって同じタイミングでスイッチング動作する。ダイオ
ードD4,D5,D6は、それぞれ励磁が終了したコイ
ルから次に励磁するコイルに電流が流れるように接続さ
れている。また、コイルC1,C2,C3は等価的にイ
ンダクタンスL1,L2,L3及び抵抗R1,R2,R
3(ただし、R1=R2=R3=Rとする)の直列接続
で表される。
は、E〔V〕なる電圧を発生する直流電源5と、回転軸
2の一端に設置され回転子1の固定子3に対する回転角
を検出する回転子位置検出手段としての回転角センサ4
と、回転角センサ4の検出信号を励磁スイッチ手段とし
ての後述するトランジスタQ1〜Q6の駆動信号に変換
する励磁制御手段としての分周器7Aを有する演算回路
7と、ベースが演算回路7の出力端子に接続し、コレク
タが直流電源5に接続し、エミッタがコイルC1,C
2,C3の一端にそれぞれ接続する前記トランジスタQ
1,Q2,Q3と、ベースが演算回路7の出力端子に接
続し、エミッタが接地され、コレクタがコイルC1,C
2,C3の他端にそれぞれ接続する前記トランジスタQ
4,Q5,Q6と、アノード端子がコイルC1,C2,
C3の他端とトランジスタQ4,Q5,Q6のコレクタ
との間にそれぞれ接続し、カソード端子がコイルC2,
C3,C1の一端とトランジスタQ2,Q3,Q1のエ
ミッタとの間にそれぞれ接続した転流手段としてのダイ
オードD4,D5,D6とによって構成される。トラン
ジスタQ1,Q2,Q3とトランジスタQ4,Q5,Q
6とは、それぞれ演算回路7から出力される駆動信号に
よって同じタイミングでスイッチング動作する。ダイオ
ードD4,D5,D6は、それぞれ励磁が終了したコイ
ルから次に励磁するコイルに電流が流れるように接続さ
れている。また、コイルC1,C2,C3は等価的にイ
ンダクタンスL1,L2,L3及び抵抗R1,R2,R
3(ただし、R1=R2=R3=Rとする)の直列接続
で表される。
【0018】ここで、第1の実施形態の作用について説
明する。回転角センサ4は、出力として回転子1が1度
回転するごとに図1に示すような1度刻みのパルス信号
を演算回路7に出力する。演算回路7の分周器7Aは、
このパルス信号の30度分のパルス幅を持つHiレベルパ
ルスが順次発生する3相の駆動信号を生成して、各相の
駆動信号は演算回路7からトランジスタQ1,Q4、ト
ランジスタQ2,Q5及びトランジスタQ3,Q6にそ
れぞれに出力される。ただし、この3相の駆動信号の各
Hiレベルパルスが順次発生するタイミングは、上述の
図8(b) に示した各トランジスタQ1,Q2,Q3がO
N状態となるタイミングと同一とする。上記3相の駆動
信号をベース入力信号とするトランジスタQ1〜Q6
は、駆動信号がHiレベルのときにON状態となり、L
owレベルのときにOFF状態となる。
明する。回転角センサ4は、出力として回転子1が1度
回転するごとに図1に示すような1度刻みのパルス信号
を演算回路7に出力する。演算回路7の分周器7Aは、
このパルス信号の30度分のパルス幅を持つHiレベルパ
ルスが順次発生する3相の駆動信号を生成して、各相の
駆動信号は演算回路7からトランジスタQ1,Q4、ト
ランジスタQ2,Q5及びトランジスタQ3,Q6にそ
れぞれに出力される。ただし、この3相の駆動信号の各
Hiレベルパルスが順次発生するタイミングは、上述の
図8(b) に示した各トランジスタQ1,Q2,Q3がO
N状態となるタイミングと同一とする。上記3相の駆動
信号をベース入力信号とするトランジスタQ1〜Q6
は、駆動信号がHiレベルのときにON状態となり、L
owレベルのときにOFF状態となる。
【0019】いま、例えば、第1の相としてコイルC1
に電流が流れる、即ち、トランジスタQ1,Q4をON
状態とした場合を考える。電流の立ち上がり時におい
て、コイルC1にはインダクタンス成分L1と直流抵抗
成分R1(=R)があるため、コイルC1に流れる電流
I1 は一般に知られているRL直列回路の式より、次の
(2)式となる。
に電流が流れる、即ち、トランジスタQ1,Q4をON
状態とした場合を考える。電流の立ち上がり時におい
て、コイルC1にはインダクタンス成分L1と直流抵抗
成分R1(=R)があるため、コイルC1に流れる電流
I1 は一般に知られているRL直列回路の式より、次の
(2)式となる。
【0020】 I1 =(E/R)・〔1−exp(−t/τ1)〕 (2) ただし、tはトランジスタQ1,Q4がON状態となっ
てからの経過時間、τ1は時定数(=L1/R)を表
す。(2)式は、コイルC1に流れる電流I1 が時定数τ
1で指数関数的に定常電流E/Rまで増加することを示
している。その後、第1の相の駆動信号のHiレベルパ
ルス信号が終了してトランジスタQ1,Q4がOFF状
態に転じると、電流I1 はダイオードD4を通ってコイ
ルC2に流れ込む(以下、転流動作とする)。このとき
コイルC2に流れ込む電流I12は、電磁気学の鎖交磁束
不変の原理(回路状態が急変する直前と直後を通じて、
その回路に鎖交する磁束は一定不変である)より、次の
(3)式で表せる。
てからの経過時間、τ1は時定数(=L1/R)を表
す。(2)式は、コイルC1に流れる電流I1 が時定数τ
1で指数関数的に定常電流E/Rまで増加することを示
している。その後、第1の相の駆動信号のHiレベルパ
ルス信号が終了してトランジスタQ1,Q4がOFF状
態に転じると、電流I1 はダイオードD4を通ってコイ
ルC2に流れ込む(以下、転流動作とする)。このとき
コイルC2に流れ込む電流I12は、電磁気学の鎖交磁束
不変の原理(回路状態が急変する直前と直後を通じて、
その回路に鎖交する磁束は一定不変である)より、次の
(3)式で表せる。
【0021】 I12={L1/(L1+L2)}・I1 (3) コイルC1からコイルC2への励磁切り替え時において
は、L1>L2であるから電流I12は少なくともI1 /
2以上の電流値まで瞬時に立ち上がり、逆にコイルC1
の電流はI1 /2以下まで瞬時に低下する。この転流動
作が終了した後は、コイルC1に流れる電流I1 は時定
数τ1で徐々に零まで減衰し、コイルC2に流れる電流
についてはトランジスタQ2,Q5が切り替えと同時に
ON状態になるので定常電流E/Rまで時定数τ2(=
L2/R)で増加していく。
は、L1>L2であるから電流I12は少なくともI1 /
2以上の電流値まで瞬時に立ち上がり、逆にコイルC1
の電流はI1 /2以下まで瞬時に低下する。この転流動
作が終了した後は、コイルC1に流れる電流I1 は時定
数τ1で徐々に零まで減衰し、コイルC2に流れる電流
についてはトランジスタQ2,Q5が切り替えと同時に
ON状態になるので定常電流E/Rまで時定数τ2(=
L2/R)で増加していく。
【0022】上記一連の動作を励磁コイルがコイルC2
からコイルC3に、コイルC3からコイルC1に切り替
わるごとに順次繰り返すことで、励磁コイルに流れる電
流の立ち上がり及び立ち下がりが速くなる。この様子を
図2に示す。図2において、実線は第1の実施形態の各
コイルに流れる電流を示し、破線は上述した従来の駆動
装置による各コイルに流れる電流を示している。コイル
C1に流れる電流I1 の立ち上がりは、起動時のため転
流動作を伴わないので従来の場合と同様に遅れて立ち上
がる。一方、電流I1 の立ち下がりは転流動作による電
流I12によって従来の場合と比較して急速に減衰する。
コイルC1から切り替わったコイルC2に流れる電流の
立ち上がりは転流動作によって電流I12まで瞬時に立ち
上がり、立ち下がりはコイルC1の立ち下がりと同様
に、コイルC3への転流動作によって急速に減衰する。
以降順次、各コイルの電流の立ち上がり及び立ち下がり
は従来の動作よりも高速になる。
からコイルC3に、コイルC3からコイルC1に切り替
わるごとに順次繰り返すことで、励磁コイルに流れる電
流の立ち上がり及び立ち下がりが速くなる。この様子を
図2に示す。図2において、実線は第1の実施形態の各
コイルに流れる電流を示し、破線は上述した従来の駆動
装置による各コイルに流れる電流を示している。コイル
C1に流れる電流I1 の立ち上がりは、起動時のため転
流動作を伴わないので従来の場合と同様に遅れて立ち上
がる。一方、電流I1 の立ち下がりは転流動作による電
流I12によって従来の場合と比較して急速に減衰する。
コイルC1から切り替わったコイルC2に流れる電流の
立ち上がりは転流動作によって電流I12まで瞬時に立ち
上がり、立ち下がりはコイルC1の立ち下がりと同様
に、コイルC3への転流動作によって急速に減衰する。
以降順次、各コイルの電流の立ち上がり及び立ち下がり
は従来の動作よりも高速になる。
【0023】また、図3にはSRモータの回転数とトル
クとの関係を表すグラフを示す。図3において、実線で
示した第1の実施形態の駆動装置によるモータ特性は、
破線で示した従来の駆動装置によるモータ特性と比較し
て、特に高回転領域で高いトルクが発生する特性を示し
ており、第1の実施形態によってトルク特性の向上が図
られていることがわかる。
クとの関係を表すグラフを示す。図3において、実線で
示した第1の実施形態の駆動装置によるモータ特性は、
破線で示した従来の駆動装置によるモータ特性と比較し
て、特に高回転領域で高いトルクが発生する特性を示し
ており、第1の実施形態によってトルク特性の向上が図
られていることがわかる。
【0024】上述のように第1の実施形態によれば、励
磁コイルに流れる電流の立ち上がり及び立ち下がり動作
が急峻になることによって、電流の立ち上がり時よりS
Rモータに十分なトルクが発生し、且つ電流の立ち下が
り時にコイルに流れるSRモータのトルクの発生に関与
しない無駄な電流が低減される。従って、SRモータの
効率を向上することが可能であり、特に、高回転領域に
おいて好適な結果が得られる。
磁コイルに流れる電流の立ち上がり及び立ち下がり動作
が急峻になることによって、電流の立ち上がり時よりS
Rモータに十分なトルクが発生し、且つ電流の立ち下が
り時にコイルに流れるSRモータのトルクの発生に関与
しない無駄な電流が低減される。従って、SRモータの
効率を向上することが可能であり、特に、高回転領域に
おいて好適な結果が得られる。
【0025】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。図4は、本発明の第2の実施形態に係るSRモータ
の駆動装置の回路図を示す。ただし、第1の実施形態に
係るSRモータの駆動装置と同一の構成部分には同一符
号を付して説明を省略する。図4において、第2の実施
形態の回路構成が第1の実施形態の回路構成と異なる部
分は、演算回路7に設けられたコイルC1,C2,C3
に流れる電流を制御する電流制御部7Bと、ベースが電
流制御部7Bの出力端子に接続し、コレクタが直流電源
5の一端に接続し、エミッタがトランジスタQ1〜Q3
のコレクタに接続する電流スイッチ部としてのトランジ
スタQ7と、一端が接地され、他端がトランジスタQ
4,Q5,Q6のエミッタにそれぞれ接続する電流検出
部としての抵抗器R4,R5,R6と、カソード端子が
電流制御部7Bの入力端子に接続し、アノード端子が抵
抗器R4,R5,R6の他端にそれぞれ接続するダイオ
ードD7,D8,D9とが設けられた点である。抵抗器
R4,R5,R6は、それぞれ接続するコイルC1,C
2,C3に流れる電流を検出するための微小抵抗器であ
り、検出した電流値をダイオードD7,D8,D9を介
して電流制御部7Bにフィードバックする。電流制御部
7Bは、抵抗器R4,R5,R6で検出した電流値と、
SRモータから所望の出力特性を得るために必要な励磁
コイルの目標電流値との差を演算して、その差に対応し
た高周波制御信号としてのPWM(Pulse Width Modula
tion: パルス幅変調)信号をトランジスタQ7のベース
に出力する。トランジスタQ7は、電流制御部7Bから
のPWM信号により高速にスイッチング動作を繰り返し
てコイルC1,C2,C3に流れる電流を制御する。
る。図4は、本発明の第2の実施形態に係るSRモータ
の駆動装置の回路図を示す。ただし、第1の実施形態に
係るSRモータの駆動装置と同一の構成部分には同一符
号を付して説明を省略する。図4において、第2の実施
形態の回路構成が第1の実施形態の回路構成と異なる部
分は、演算回路7に設けられたコイルC1,C2,C3
に流れる電流を制御する電流制御部7Bと、ベースが電
流制御部7Bの出力端子に接続し、コレクタが直流電源
5の一端に接続し、エミッタがトランジスタQ1〜Q3
のコレクタに接続する電流スイッチ部としてのトランジ
スタQ7と、一端が接地され、他端がトランジスタQ
4,Q5,Q6のエミッタにそれぞれ接続する電流検出
部としての抵抗器R4,R5,R6と、カソード端子が
電流制御部7Bの入力端子に接続し、アノード端子が抵
抗器R4,R5,R6の他端にそれぞれ接続するダイオ
ードD7,D8,D9とが設けられた点である。抵抗器
R4,R5,R6は、それぞれ接続するコイルC1,C
2,C3に流れる電流を検出するための微小抵抗器であ
り、検出した電流値をダイオードD7,D8,D9を介
して電流制御部7Bにフィードバックする。電流制御部
7Bは、抵抗器R4,R5,R6で検出した電流値と、
SRモータから所望の出力特性を得るために必要な励磁
コイルの目標電流値との差を演算して、その差に対応し
た高周波制御信号としてのPWM(Pulse Width Modula
tion: パルス幅変調)信号をトランジスタQ7のベース
に出力する。トランジスタQ7は、電流制御部7Bから
のPWM信号により高速にスイッチング動作を繰り返し
てコイルC1,C2,C3に流れる電流を制御する。
【0026】ここで、第2の実施形態の作用について説
明する。まず、第1の実施形態の作用と同様に、回転角
センサ4からのパルス信号によって演算回路7の分周器
7Aより3相の駆動信号が各トランジスタQ1〜Q6に
出力され、駆動信号のパルスがHiレベルのときに接続
するトランジスタをON状態にしてコイルに電流を流し
そのコイルを励磁する。励磁コイルを流れる電流は接続
する電流検出用の抵抗器で電圧に変換され、この電圧に
よって抵抗器に接続するダイオードに電流が流れて励磁
コイルを流れる電流に対応する検出電流が演算回路7の
電流制御部7Bに入力される。電流制御部7Bでは、入
力された検出電流に基づいて励磁コイルを流れる電流値
と目標電流値との差を演算し、この差に応じて高周波パ
ルス信号のパルス幅を変調したPWM信号をトランジス
タQ7に出力する。トランジスタQ7ではこのPWM信
号に応じて高速にON状態とOFF状態の切り替えが行
われ励磁コイルに流れる定常電流を制御する。例えば、
励磁コイルを流れる電流値が目標電流値よりも小さいと
きには、電流制御部7Bより出力される高周波パルス信
号のパルス幅を広くしたPWM信号をトランジスタQ7
に出力しトランジスタQ7がON状態になる時間を長く
して励磁コイルに流れる電流を増加させる制御を行う。
一方、励磁コイルを流れる電流値が目標電流値よりも大
きいときには、パルス幅を狭くしてトランジスタQ7が
ON状態になる時間を短くして励磁コイルに流れる電流
を減少させる制御を行う。
明する。まず、第1の実施形態の作用と同様に、回転角
センサ4からのパルス信号によって演算回路7の分周器
7Aより3相の駆動信号が各トランジスタQ1〜Q6に
出力され、駆動信号のパルスがHiレベルのときに接続
するトランジスタをON状態にしてコイルに電流を流し
そのコイルを励磁する。励磁コイルを流れる電流は接続
する電流検出用の抵抗器で電圧に変換され、この電圧に
よって抵抗器に接続するダイオードに電流が流れて励磁
コイルを流れる電流に対応する検出電流が演算回路7の
電流制御部7Bに入力される。電流制御部7Bでは、入
力された検出電流に基づいて励磁コイルを流れる電流値
と目標電流値との差を演算し、この差に応じて高周波パ
ルス信号のパルス幅を変調したPWM信号をトランジス
タQ7に出力する。トランジスタQ7ではこのPWM信
号に応じて高速にON状態とOFF状態の切り替えが行
われ励磁コイルに流れる定常電流を制御する。例えば、
励磁コイルを流れる電流値が目標電流値よりも小さいと
きには、電流制御部7Bより出力される高周波パルス信
号のパルス幅を広くしたPWM信号をトランジスタQ7
に出力しトランジスタQ7がON状態になる時間を長く
して励磁コイルに流れる電流を増加させる制御を行う。
一方、励磁コイルを流れる電流値が目標電流値よりも大
きいときには、パルス幅を狭くしてトランジスタQ7が
ON状態になる時間を短くして励磁コイルに流れる電流
を減少させる制御を行う。
【0027】このように第2の実施形態によれば、第1
の実施形態の効果に加えて、SRモータの駆動回路に励
磁コイルを流れる定常電流を制御する機能を付加するこ
とによって、定常電流を目標電流値に確実に制御できる
ため、SRモータの出力特性を安定化することが可能で
ある。次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
の実施形態の効果に加えて、SRモータの駆動回路に励
磁コイルを流れる定常電流を制御する機能を付加するこ
とによって、定常電流を目標電流値に確実に制御できる
ため、SRモータの出力特性を安定化することが可能で
ある。次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
【0028】図5は、本発明の第3の実施形態に係るS
Rモータの駆動装置の回路図を示す。ただし、第2の実
施形態に係るSRモータの駆動装置と同一の構成部分に
は同一符号を付して説明を省略する。図5において、第
3の実施形態の回路構成が第2の実施形態の回路構成と
異なる部分は、演算回路7が、回転角センサ4からのパ
ルス信号を3相の駆動信号に分周してトランジスタQ1
〜Q6のスイッチング動作を制御すると同時に、トラン
ジスタQ7のスイッチング動作を制御して励磁コイルに
流れる電流を制御するCPU7Cによって構成される点
である。従って、第2の実施形態の分周器7Aと電流制
御部7Bとの機能を1つのCPU7Cで行うものであ
る。その他の構成及び作用については第2の実施形態と
同一であるので説明を省略する。
Rモータの駆動装置の回路図を示す。ただし、第2の実
施形態に係るSRモータの駆動装置と同一の構成部分に
は同一符号を付して説明を省略する。図5において、第
3の実施形態の回路構成が第2の実施形態の回路構成と
異なる部分は、演算回路7が、回転角センサ4からのパ
ルス信号を3相の駆動信号に分周してトランジスタQ1
〜Q6のスイッチング動作を制御すると同時に、トラン
ジスタQ7のスイッチング動作を制御して励磁コイルに
流れる電流を制御するCPU7Cによって構成される点
である。従って、第2の実施形態の分周器7Aと電流制
御部7Bとの機能を1つのCPU7Cで行うものであ
る。その他の構成及び作用については第2の実施形態と
同一であるので説明を省略する。
【0029】第3の実施形態によれば、第1、2の実施
形態の効果に加えて、演算回路7をCPU7Cで構成す
ることによって、SRモータの駆動装置を簡素な構成で
安価に実現することができる。
形態の効果に加えて、演算回路7をCPU7Cで構成す
ることによって、SRモータの駆動装置を簡素な構成で
安価に実現することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうちの請
求項1、2に記載の発明は、励磁コイルの切り替え時
に、転流手段によって切り替え前の励磁コイルに遮断後
流れる電流を切り替え後の励磁コイルに瞬時に転流させ
ることにより、励磁コイルに流れる電流の立ち上がり及
び立ち下がりが急峻になるため、各励磁コイルの電流の
立ち上がり時よりSRモータに十分なトルクが発生し、
且つ電流の立ち下がり時にコイルに流れるSRモータの
トルクの発生に関与しない無駄な電流が低減される。従
って、SRモータの駆動効率が向上して高出力を得るこ
とが可能である。
求項1、2に記載の発明は、励磁コイルの切り替え時
に、転流手段によって切り替え前の励磁コイルに遮断後
流れる電流を切り替え後の励磁コイルに瞬時に転流させ
ることにより、励磁コイルに流れる電流の立ち上がり及
び立ち下がりが急峻になるため、各励磁コイルの電流の
立ち上がり時よりSRモータに十分なトルクが発生し、
且つ電流の立ち下がり時にコイルに流れるSRモータの
トルクの発生に関与しない無駄な電流が低減される。従
って、SRモータの駆動効率が向上して高出力を得るこ
とが可能である。
【0031】また請求項3、4に記載の発明は、請求項
1、2に記載の発明の効果に加えて、電流制御手段によ
って励磁コイルを流れる定常電流が目標電流値となるよ
うに制御することにより、SRモータの出力特性を安定
にすることができる。また請求項5に記載の発明は、請
求項1〜4に記載の発明の効果に加えて、励磁コイルの
切り替え制御をCPUで行うことによって、SRモータ
の駆動装置を簡素な構成で安価に実現することが可能で
ある。
1、2に記載の発明の効果に加えて、電流制御手段によ
って励磁コイルを流れる定常電流が目標電流値となるよ
うに制御することにより、SRモータの出力特性を安定
にすることができる。また請求項5に記載の発明は、請
求項1〜4に記載の発明の効果に加えて、励磁コイルの
切り替え制御をCPUで行うことによって、SRモータ
の駆動装置を簡素な構成で安価に実現することが可能で
ある。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るSRモータの駆
動装置の回路図
動装置の回路図
【図2】同上第1の実施形態の各コイルに流れる電流の
変化を示す図
変化を示す図
【図3】同上第1の実施形態の回転数とトルクとの関係
を表すグラフ
を表すグラフ
【図4】本発明の第2の実施形態に係るSRモータの駆
動装置の回路図
動装置の回路図
【図5】本発明の第3の実施形態に係るSRモータの駆
動装置の回路図
動装置の回路図
【図6】SRモータの構造の一例を示す図
【図7】従来のSRモータの駆動装置の回路図
【図8】SRモータの駆動装置について各コイルのイン
ダクタンスの変化及び各トランジスタの動作を説明する
図
ダクタンスの変化及び各トランジスタの動作を説明する
図
1 回転子 2 回転軸 3 固定子 4 回転角センサ 5 直流電源 7 演算回路 7A 分周器 7B 電流制御部 7C CPU C1,C2,C3 コイル Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6,Q7 トラ
ンジスタ D4,D5,D6,D7,D8,D9 ダイオード R4,R5,R6 抵抗器
ンジスタ D4,D5,D6,D7,D8,D9 ダイオード R4,R5,R6 抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 浩之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】複数の突極を有する回転子及びコイルを巻
架した複数の突極を有する固定子を備えたスイッチドリ
ラクタンスモータの前記回転子の位置を検出する回転子
位置検出手段と、前記固定子の複数のコイルへの電流の
通電・遮断を行う励磁スイッチ手段と、前記回転子位置
検出手段で検出した前記回転子の位置に基づいて前記励
磁スイッチ手段の制御を行う励磁制御手段とを有し、前
記複数のコイルを順次励磁する構成のスイッチドリラク
タンスモータの駆動装置において、励磁するコイルの切
り替えの際、切り替え前の励磁コイルに遮断後流れる電
流を切り替え後の励磁コイルに転流する転流手段を備え
て構成されることを特徴とするスイッチドリラクタンス
モータの駆動装置。 - 【請求項2】前記転流手段は、前記複数のコイル間を、
励磁するコイルの切り替え順序に従って切り替え前の励
磁コイルから切り替え後の励磁コイルに向かう方向を順
方向として、それぞれダイオードで直列に接続したこと
を特徴とする請求項1記載のスイッチドリラクタンスモ
ータの駆動装置。 - 【請求項3】前記励磁コイルに流れる定常電流を予め設
定した目標電流値に制御する電流制御手段を備えて構成
されることを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチ
ドリラクタンスモータの駆動装置。 - 【請求項4】前記電流制御手段は、前記励磁コイルに流
れる電流を検出する電流検出部と、該電流検出部で検出
した電流値と前記目標電流値との差に応じてパルス幅変
調された高周波制御信号を出力する電流制御部と、前記
高周波制御信号によりスイッチング動作して前記励磁コ
イルに流れる電流を制御する電流スイッチ部からなるこ
とを特徴とする請求項3記載のスイッチドリラクタンス
モータの駆動装置。 - 【請求項5】前記励磁制御手段は、CPUを用いて構成
することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記
載のスイッチドリラクタンスモータの駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7289678A JPH09135593A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | スイッチドリラクタンスモータの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7289678A JPH09135593A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | スイッチドリラクタンスモータの駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09135593A true JPH09135593A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17746335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7289678A Pending JPH09135593A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | スイッチドリラクタンスモータの駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09135593A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014147270A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Fukuoka Institute Of Technology | Srモータの駆動回路およびその制御方法 |
-
1995
- 1995-11-08 JP JP7289678A patent/JPH09135593A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014147270A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Fukuoka Institute Of Technology | Srモータの駆動回路およびその制御方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5929590A (en) | Method and apparatus for implementing sensorless control of a switched reluctance machine | |
| JPS6139892A (ja) | ブラシレスdcモータ駆動回路 | |
| CN1099532A (zh) | 直流无刷电机的驱动控制装置和驱动方法 | |
| KR100288770B1 (ko) | 센서리스 3상 비엘디시 모터의 정류 회로 | |
| US6512342B2 (en) | Brushless motor driving device | |
| JP4226224B2 (ja) | インバータ装置 | |
| US6304045B1 (en) | Commutation of split-phase winding brushless DC motor | |
| JPS644439B2 (ja) | ||
| JPH10146086A (ja) | モータ用インバータ駆動回路 | |
| JPH07115791A (ja) | 電気自動車用制御装置 | |
| JP2789658B2 (ja) | 可変リラクタンスモータの駆動装置 | |
| JP3244853B2 (ja) | 直流ブラシレスモータの駆動制御装置 | |
| JP3258743B2 (ja) | ブラシレスモータ駆動装置 | |
| KR102238456B1 (ko) | 스위치드 릴럭턴스 모터를 구동하는 구동 회로 | |
| JPH06141587A (ja) | ブラシレスモータ駆動装置 | |
| JPH05199793A (ja) | 可変リラクタンスモータの駆動装置 | |
| JP3124397B2 (ja) | センサレス多相直流モータの起動方法 | |
| JP2001309691A (ja) | スイッチドリラクタンスモータ及びそのセンサレス駆動回路 | |
| JPS60204292A (ja) | モ−タ駆動装置 | |
| JPH11150978A (ja) | Dcブラシレスモータの制御装置 | |
| CN113169685A (zh) | 控制无刷永磁电机的方法 | |
| JPS6188784A (ja) | ブラシレスモ−タの制御装置 | |
| JPH07327395A (ja) | 直流ブラシレスモータの駆動方法 | |
| JP2653111B2 (ja) | パルスモータの駆動方法 | |
| JP3402700B2 (ja) | ブラシレスモータの運転方法 |