JPH09135829A - 医療用x線断層撮影装置 - Google Patents

医療用x線断層撮影装置

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Publication number
JPH09135829A
JPH09135829A JP7297228A JP29722895A JPH09135829A JP H09135829 A JPH09135829 A JP H09135829A JP 7297228 A JP7297228 A JP 7297228A JP 29722895 A JP29722895 A JP 29722895A JP H09135829 A JPH09135829 A JP H09135829A
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JP
Japan
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ray
image pickup
cassette
pickup means
imaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP7297228A
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English (en)
Inventor
Akifumi Tachibana
昭文 橘
Keisuke Mori
恵介 森
Koji Yasuda
浩司 安田
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J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の種類の異なるX線検出手段を具備して
選択的に使用できるようにし、X線断層撮影に必要とさ
れる時間を短縮して、診療の円滑化および迅速化を図
る。 【解決手段】 支柱4に設けられるアーム支持体5に旋
回アーム11が鉛直な旋回軸線12aまわりに旋回可能
に支持され、この旋回アーム11の一端部にはX線発生
器13が設けられ、旋回アーム11の他端部にはX線検
出部14が設けられ、X線検出部14が設けられる。こ
のX線検出部14には、X線フィルムを内蔵するX線フ
ィルムカセット16と、CCDセンサまたはMOSセン
サが内蔵されるX線センサカセット17とを設け、各カ
セット16,17のいずれか一方を選択したとき、各カ
セット16,17のいずれか他方が撮像位置から退避し
て、前記一方のカセットを撮像位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線フィルムカセ
ットが装着される旋回アームのX線検出部にCCDセン
サなどの電気的撮像手段を付加して、この電気的撮像手
段とX線フィルムカセットとを選択的に用いて、歯科お
よび耳鼻科などの医療用X線断層撮影を行うための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科や耳鼻科などにおいて、患部を含む
撮像部位の断層像を撮影するために、平面断層撮影をも
行うことができるデジタルパノラマX線断層撮影装置が
用いられている。このX線断層撮影装置は、支柱と、こ
の支柱に沿って昇降自在なアーム支持体と、アーム支持
体に鉛直な軸線まわりに旋回可能に支柱される旋回アー
ムと、旋回アームの一端部に設けられるX線発生器と、
旋回アームの他端部に前記X線発生器と対向して設けら
れるX線検出部とを有する。X線検出部には、X線フィ
ルムが装填されたX線フィルムカセット、およびCCD
センサなどの電気的X線検出素子が内蔵されるデジタル
カセットのいずれか一方を選択的に装着して、X線フィ
ルムによる光学的撮影および電気的撮影を任意に選択し
て行うことができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、X線フィルムカセットとCCDカセットとを操作
者が差し替えなければならず、手間を要する。また、断
層撮影を行うにあたって、X線フィルムによって断層像
を撮影する必要がある場合と、X線フィルムによらずと
もモニタテレビなどによって一時的に断層像を確認すれ
ばよい場合と、さらに断層像をX線フィルムよりも高画
像品位で撮影したい場合とがあるため、X線フィルムに
よる断層撮影とCCDセンサによる断層撮影とを迅速に
切換えることができるようにして、この切換え作業に要
する時間を削減し、X線断層撮影に必要とされる時間を
短縮して、治療の円滑化および迅速化を図ることが望ま
れている。
【0004】したがって本発明の目的は、X線断層撮影
に必要な時間を短縮して、治療の円滑化および迅速化を
図ることができるようにした医療用X線断層撮影装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、支柱と、支柱に設けられるアーム支持体と、アーム
支持体に旋回可能に支持される旋回アームと、旋回アー
ムの一端部に設けられるX線発生器と、旋回アームの他
端部にX線発生器と対向して設けられるX線検出部とを
含む医療用X線断層撮影装置において、X線検出部に
は、光学的X線記録媒体を備える光学的撮像手段と、検
知X線を撮像素子によって電気信号に変換し、該X線検
出部に電気的に接続される電気的撮像手段とが設けら
れ、各撮像手段のいずれか一方が撮像可能な状態となる
ように各撮像手段を選択的に駆動することを特徴とする
医療用X線断層撮影装置である。本発明に従えば、旋回
アームのX線検出部には、光学的撮像手段と電気的撮像
手段とが設けられる。各撮像手段は、そのいずれか一方
が選択的に駆動され、設定された撮影モードに応じてX
線発生器に対する相対関係を維持しながら移動させ、選
択された撮影モードで患部などの被撮像部位を断層撮影
することができる。したがって、光学的撮像手段および
電気的撮像手段のいずれの撮像手段を用いて撮像する場
合であっても、操作者が各撮像手段を交換する必要がな
く、これによって操作者の交換作業の手間をなくし、撮
影に必要とされる時間を短縮して、診療の円滑化および
迅速化を図ることができる。
【0006】請求項2記載の本発明の一方の撮像手段
は、旋回アームにその旋回軸線に垂直な軸線まわりに回
動自在に連結され、他方の撮像手段は、前記一方の撮像
手段よりもX線照射方向の背後側でX線発生器に近接/
離反変位可能に設けられることを特徴とする。本発明に
従えば、各撮像手段のいずれか一方は、旋回アームの旋
回軸線に垂直な軸線まわりに回動自在に設けられ、他方
の撮像手段は前記一方の撮像手段の背後側で、X線発生
器に近接/離反変位可能に設けられる。このような構成
によって、一方の撮像手段を前記軸線まわりに角変位さ
せて他方の撮像手段をX線発生器に対向させ、そのまま
X線発生器に近接させて断層面を撮影することができ
る。また、この他方の撮像手段をX線発生器から離反す
る方向に変位させた後、前記一方の撮像手段を、旋回軸
線に垂直な軸線まわりに上記の角変位方向とは逆方向に
角変位させて初期位置に復帰させ、この一方の撮像手段
を用いて撮像することができる。前記一方の撮像手段の
軸線まわりの角変位は、操作者が手動で行うようにして
もよく、またモータなどの既存の駆動装置を用いるよう
にしてもよい。このような構成によって、各撮像手段を
切換え、手間を要することなしに、各撮像手段のいずれ
か一方を選択的に用いてX線断層撮影を行うことができ
る。
【0007】請求項3記載の本発明の一方の撮像手段
は、旋回アームにその旋回軸線に平行な一平面に沿って
移動自在に支持され、他方の撮像手段は、前記一方の撮
像手段よりもX線照射方向の背後側でX線発生器に近接
/離反変位可能に設けられることを特徴とする。本発明
に従えば、一方の撮像手段によって断層撮影を行うとき
には、その背後側に他方の撮像手段が配置された状態と
され、この他方の撮像手段によって断層撮影を行うとき
には、前記一方の撮像手段を旋回軸線に平行な一平面に
沿って、たとえば上下方向または左右方向に移動させて
他方の撮像手段の前方から退避させた後、他方の撮像手
段をX線発生器に近接する方向に変位させて撮影を行う
ことができる。また、他方の撮像手段をX線発生器から
離反する方向に変位させた後、一方の撮像手段を前記一
平面に沿って移動させて初期位置へ復帰させ、この一方
の撮像手段によって断層撮影を行うことができる。この
ような構成によってもまた、各撮像手段を選択的に切換
えて、迅速に撮影可能な状態とすることができる。
【0008】請求項4記載の本発明の各撮像手段は、旋
回アームのX線検出部に旋回アームの旋回軸線に平行で
かつ共通な回転軸線まわりに回動可能に設けられ、選択
された撮像手段のX線撮像面がX線発生器に対向するよ
うに配置されることを特徴とする。本発明に従えば、各
撮像手段は旋回軸線に平行な軸線を共通な回転軸線とし
て、回動可能に設けられる選択した撮像手段をX線発生
器に対向するように配置することによって、断層撮影を
行うことが可能である。このような構成によってもま
た、迅速に各撮像手段のいずれか一方を撮像可能な状態
とすることができる。
【0009】請求項5記載の本発明は、各撮像手段のう
ちのいずれかを選択するための入力手段と、入力手段に
よって選択された撮像手段に対応して、旋回アーム、X
線発生器および撮像手段を駆動させる制御手段とを含む
ことを特徴とする。本発明に従えば、入力手段によって
入力された撮像手段を選択するための信号は、制御手段
に与えられ、この制御手段からの制御信号によって旋回
アーム、X線発生器および撮像手段が選択された撮像手
段に対応して同期的に駆動される。
【0010】請求項6記載の本発明は、各撮像手段のう
ち、選択された撮像手段が検出位置に移動したことを検
出する位置検出手段により選択された撮像手段に対応し
て旋回アーム、X線発生器および撮像手段を駆動させる
制御手段を含むことを特徴とする。本発明に従えば、位
置検出手段によって選択された撮像手段に対応して、制
御手段は旋回アーム、X線発生器および撮像手段を駆動
する。これによって操作者は上記の入力手段により撮像
手段を選択するだけで、自動的にX線撮影を行うことが
可能となる。
【0011】請求項7記載の本発明の電気的撮像手段
は、X線を可視光に変換するX線/可視光変換手段と、
このX線/可視光変換手段からの可視光を電気信号に変
換する2次元配列した複数の光電変換素子を有する画像
信号発生手段とを含むことを特徴とする。本発明に従え
ば、前記電気的撮像手段は、X線/可視光変換手段およ
び画像信号発生手段を有する。X線/可視光変換手段
は、たとえばシンチレータによって実現することがで
き、また画像信号発生手段はCCDセンサによって実現
することができる。このような構成によって、電気的撮
像手段を用いて所望の解像度で断層面を撮影することが
でき、利便性が向上される。
【0012】請求項8記載の本発明の光電変換素子はC
CDセンサであり、画像信号をX線の検出速度に応じて
時間遅延積分を行って出力することを特徴とする。本発
明に従えば、前記請求項7記載の本発明において、画像
信号発生手段は画像信号をX線の検出速度に応じて時間
遅延積分を行う、いわゆるTDI方式で出力するように
構成されるので、画像信号発生手段へのX線/可視光変
換手段からの可視光の受光速度、すなわちX線/可視光
変換手段のX線の受光速度に応じて画像信号発生手段か
ら画像信号の電荷が転送され、撮像速度に拘わらず、適
当なX線断層像を得ることができる。
【0013】請求項9記載の本発明の電気的撮像手段
は、2次元配列した複数の画素を有するMOSセンサで
あることを特徴とする。本発明に従えば、前記光電変換
素子はMOSセンサが用いられるので、たとえば上記の
CCDセンサなどに比べて感度を向上することができ、
画像品位の高いX線断層像を得ることができる。
【0014】請求項10記載の本発明は、予め各撮像手
段に対応するX線撮影モードが決定され、各撮像手段が
一方から他方に切換えられたとき、X線撮影モードが選
択された撮像手段に対応するX線撮影モードに切換えら
れ、またはX線撮影モードが切換えられたとき、撮像手
段が切換えられたX線撮影モードに対応する撮像手段に
切換えられることを特徴とする。本発明に従えば、各撮
像手段が一方から他方に切換えられたとき、前記一方の
撮像手段に対応するX線撮影モードから、前記他方の撮
像手段に対応するX線撮影モードにいわば自動的に切換
えられ、あるいはX線撮影モードが切換えられることに
よってその切換えに応じて撮像手段が切換えられる。し
たがって、操作者がX線撮影モードを各撮像手段の切換
えに応じて設定し直す必要がなくなり、一方の撮像手段
から他方の撮像手段に円滑に撮影作業を連続的に続けて
撮影することが可能となり、各撮像手段の切換え時間を
短縮することができる。
【0015】請求項11記載の本発明の電気的撮像手段
には第1コネクタが設けられ、旋回アームには第1コネ
クタに着脱自在に接続可能な第2コネクタが設けられる
ことを特徴とする。本発明に従えば、電気的撮像手段を
旋回アームのX線検出部に装着することによって、第1
コネクタは第2コネクタに接続され、このような第1お
よび第2コネクタを介して電気的撮像手段を旋回アーム
に電気的に導通させ、この旋回アームからアーム支持体
および支柱を介して本装置の制御手段、表示手段、画像
処理手段などの関連設備に接続することが可能となる。
これらの第1および第2コネクタは、電気的撮像手段の
切換え時における移動方向や、上記請求項6〜8に示さ
れるような構成上の相違によって配置箇所、ピントプラ
グの数、および構造は周知の技術によって適宜選択すれ
ばよく、電気的撮像手段を旋回アームのX線検出部に装
着することによって同時に電気的に接続することがで
き、また、X線検出部から電気的撮像手段を抜取ること
によって前記電気的接続状態が解除される。
【0016】請求項12記載の本発明のX線撮影モード
が、歯科用パノラマX線撮影モードを含むことを特徴と
する。本発明に従えば、歯科用パノラマ撮影モードに設
定して、光学的撮像手段および電気的撮像手段のいずれ
か一方を用いて全顎総覧断層撮影を行うことができる。
したがって、歯科治療の目的などに応じて各撮像手段を
選択し、鮮明な断層撮影を得ることができる。
【0017】請求項13記載の本発明のX線撮影モード
が、歯科用リニアX線撮影モードを含むことを特徴とす
る。本発明に従えば、歯科用リニアX線撮影モードに設
定して、光学的撮像手段および電気的撮像手段のいずれ
か一方を用いて平面断層撮影を行うことができる。した
がって、歯科治療の目的などに応じて各撮像手段を選択
し、鮮明な平面断層写真を得ることができる。しかも、
電気的撮像手段を選択した場合には、断層写真だけでな
く、モニタテレビなどの表示手段によって断層画像を表
示することができ、これによってX線フィルムだけによ
って写し出された断層像を診断する必要がなくなり、撮
影態様の選択情報の自由度が向上される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある歯科用X線断層撮影装置1を示す全体の斜視図であ
る。偏平な基台2には、患者用の椅子3と支柱4とが立
設され、支柱4にはアーム支持体5が昇降自在に設けら
れる。アーム支持体5は、支柱4が挿入する昇降フレー
ム6aと、昇降フレーム6aの上端部から直角に延びる
水平アーム6bとを有する。昇降フレーム6aの下端部
近傍には、患者フレーム7がほぼ直角に突設され、この
患者フレーム7の先端部には、患者の顎を載置するため
のチンレスト8と、チンレスト8の両側に配置され、患
者の側頭部を左右両側から押える一対の側頭部押え部材
9a,9bとが設けられる。水平アーム6bには、XY
テーブルおよび回転テーブルを内蔵したアーム駆動手段
10が設けられ、このアーム駆動手段10の下端部には
略C字状の旋回アーム11が設けられる。この旋回アー
ム11は、前記アーム駆動手段10によって、前記水平
アーム6bに平行なX方向およびX方向に直交するY方
向に水平移動することができるとともに、旋回軸線12
まわりに旋回することができる。
【0019】旋回アーム11の一端部には、図示しない
X線源を備えるX線発生器13が設けられ、他端部には
X線発生器13から照射されたX線を検出するためのX
線検出部14が設けられる。X線発生器13は、第1モ
ータM1によって旋回軸線12に平行な軸線まわりに角
変位して、いわば首振り動作を行うことができる。X線
発生器13の前方には、X線照射野を制限する1次スリ
ット板15が設けられ、その開口範囲は第2モータM2
によって調整することができる。
【0020】前記X線検出部14には、X線が入射した
部分から可視光を発する2枚の増感紙によって挟まれ、
両面に前記可視光によって感光する感光剤が塗布された
光学的X線記録媒体であるX線フィルムが内蔵される光
学的撮像手段であるX線フィルムカセット16と、この
X線フィルムカセット16よりもX線発生器13側の前
方に平行に配置され、後述するCCDセンサまたはMO
Sセンサが内蔵される電気的撮像手段であるX線センサ
カセット17と、X線センサカセット17の前方に配置
され、X線センサカセット17またはX線フィルムカセ
ット16へのX線入射領域を制限する2次スリット板1
8とが設けられる。図1に示される状態では、X線発生
器13から1次スリット板15のスリットを介して照射
されたX線は、X線検出部14において2次スリット板
18のスリットを介してX線センサカセット17によっ
て検出され、後述するように、X線センサカセット17
を上方または側方に退避させたとき、X線フィルムカセ
ット16が前記X線センサカセット17が配置されてい
た位置へ変位して、X線フィルムカセット16によっ
て、2次スリット板18のスリットを介するX線を検出
することができるように構成されており、このようにし
て、種類の異なる2つのカセット16,17を選択的に
使い分けて撮像することができる。
【0021】図2は、図1の歯科用X線断層撮影装置1
を含む歯科用X線断層撮影設備21の構成を示す図であ
る。前記旋回アーム11のX線検出部14には、リニア
断層撮影時に、X線フィルムカセット16を断層面22
に対して平行に直線移動するための第3モータM3を備
え、X線センサカセット17が配置されていた所定の撮
像位置と、X線センサカセット17の背後側の退避位置
とにわたって変位させる移動手段23が設けられ、X線
フィルムカセット16を用いて断層面22をリニア断層
撮影する際には、前記X線センサカセット17を退避さ
せた状態で、X線フィルムカセット16を前記撮像位置
に前進させ、前記アーム駆動手段10を、回転テーブル
26を回転駆動する第4モータM4によって旋回アーム
11を旋回軸線12まわりに旋回させ、X線発生器13
から1次スリット板15を、断層面22および2次スリ
ット板18を透過したX線をX線フィルムカセット16
内のX線フィルムによって検出し、前記断層面22の平
面断層像を撮影することができる。前記旋回アーム11
の旋回角度は、角度センサ24によって検出される。前
記第4モータM4は、XYテーブル25の可動部に搭載
されており、旋回中心となる前記旋回軸線12を水平方
向に任意に移動させて、旋回軸線12が断層面22上で
ほぼ中央を通過するように矯正することができる。ま
た、曲面断層撮影において、X線センサカセット17を
用いて撮影を行うときには、前記X線フィルムカセット
16は図1および図2の実線で示されるように、X線発
生器13から照射方向後方に退避しており、この状態
で、旋回アーム11をアーム駆動手段10によって旋回
軸線12が歯列弓に沿う予め定める曲面断層曲線に沿っ
て、断層面22とX線発生器13のX線源との間の距離
に対して断層面22と、X線センサカセット17の撮像
面との間の距離が一定の比を保った状態で移動させるこ
とによって、曲面断層撮影を行うことができる。
【0022】X線センサカセット17から出力される画
像信号は、AD変換器27によってたとえば10ビット
(=1024レベル)のデジタル信号に変換され、中央
演算処理装置28によって信号処理された後、フレーム
メモリ29に格納される。このフレームメモリ29に格
納された画像信号は、再び中央演算処理装置28によっ
て任意の断層面22に沿った断層画像に演算処理され、
ビデオメモリ30へ出力され、DA変換器31によって
アナログ信号に変換された後、陰極線管(略称「CR
T」)などの画像表示部32によって表示され、各種の
診断に用いられる。
【0023】中央演算処理装置28には、信号処理に必
要なワークメモリ33が接続され、さらに撮影モードを
選択するパネルスイッチ、およびX線照射をオン/オフ
制御するためのX線照射スイッチなどを備える入力手段
である操作パネル34が接続される。中央演算処理装置
28にはまた、前記第4モータM4を駆動するモータ駆
動回路35、1次スリット板15のスリットの開口範囲
を切換え制御する1次スリット制御回路36、および2
次スリット板18のスリットの開口範囲を切換え制御す
る2次スリット制御回路37、X線発生器13を制御す
るX線制御回路38、および各制御回路35〜38によ
る制御動作を同期させるためのクロック信号を出力する
クロック回路39がそれぞれ接続される。前記X線制御
回路38は、X線センサカセット17内のCCDセンサ
またはMOSセンサで撮像された信号に基づいて、被写
体へのX線照射量を帰還制御することが可能である。こ
れらのAD変換器27、中央演算処理装置28、フレー
ムメモリ29、ワークメモリ33、操作パネル34、モ
ータ駆動回路35、1次スリット制御回路36、2次ス
リット制御回路37、X線制御回路38およびクロック
回路39を含んで制御手段20は構成される。
【0024】図3は、X線検出部14の基本的構成を示
す簡略化した拡大断面図である。旋回アーム11のX線
検出部14には、X線フィルムカセット16、X線セン
サカセット17および移動手段23が収納される第1収
納空間41と、旋回アーム11の一端部に臨んで開放
し、X線センサカセット17を収納することができる第
2収納空間42とが形成される。移動手段23は、第1
収納空間41内でX線発生器13に近接する方向A1、
および離反する方向A2に変位自在に設けられ、前記第
3モータM3が内蔵される移動体43と、移動体43に
案内レール44によって、旋回軸線12に垂直な水平軸
線方向(図3の紙面に垂直方向)に移動自在に支持さ
れ、前記X線フィルムカセット16が着脱自在に装着さ
れるカセットホルダ45と、X線検出部14の前記第1
収納空間41に臨む背後壁46と移動体43との間に介
在される複数の圧縮ばね47とを含む。背後壁46は、
旋回アーム11の旋回軸線12と平行な軸線80まわり
に旋回手段77によって回転自在に設けられる。2次ス
リット板18は、図3の紙面に垂直な幅方向の一側部寄
りの上部で、ヒンジ片48によって鉛直な軸線まわりに
回動自在に連結され、X線センサカセット17は、その
上部に固定される連結片49を挿通するピン50によっ
て水平な軸線まわりに回動自在に連結される。旋回アー
ム11には、前記第1収納空間41を挟んで移動体43
がX線発生器13側に移動したことを検出する前進位置
センサ51と、移動体43が後退したことを検出する後
退位置センサ52と、第2収納空間42に臨んで設けら
れ、X線センサカセット17が第2収納空間42に収納
されたことを検出する退避センサ53とが設けられる。
これらのセンサ51〜53は、前述した図2に示される
ように、中央演算処理装置28に接続される。各センサ
51〜53は、たとえばリミットスイッチによって実現
され、そのオン/オフ状態を制御動作の判別条件とし
て、操作パネル34によって設定された撮影モードに応
じた制御信号を導出する。
【0025】前記X線センサカセット17内には、本形
態において、X線を可視光に変換するX線/可視光変換
手段であるシンチレータと、シンチレータによって発せ
られる可視光を検出して、光電変換を行う光電変換素子
であるCCDセンサとが内蔵される。このようなCCD
センサを用いたX線センサカセット17は周知であるの
で、構成に関する説明は省略する。このようなX線セン
サカセット17は、前記中央演算処理装置28からの制
御信号に応答して駆動される。すなわち、中央演算処理
装置28は、CCDセンサ上に旋回アーム11の旋回動
作に伴うX線像の移動に対して、電荷転送クロックの周
波数を変化させて、AD変換器27に出力される画像信
号を、時間遅延積分を行ういわゆるTDI(Time DlayI
ntegration)方式で制御を行う。これによって、旋回ア
ーム11の旋回動作に対するCCDセンサのX線受光に
よる蓄積電荷の転送時期のずれによる画像品位の低下を
防止することができる。
【0026】本形態の歯科用X線断層撮影装置1は、曲
面断層撮影と平面断層撮影とが可能な装置であり、X線
発生器13から照射されるX線の照射野形状と、X線検
出部14側の受光形状とを上記撮影形態に応じて切換え
られる。そのため、1次スリット板15には、曲面断層
撮影用の縦長のスリットと、平面断層撮影用の矩形のス
リットとが形成される照射野形状切換え板およびその駆
動モータなどが設けられ、また、2次スリット板18に
は、曲面断層撮影用の縦長のスリットと、平面断層撮影
用の矩形のスリットとが形成される受光形状切換え板お
よびその駆動モータなどが設けられている。前記X線セ
ンサカセット17を用いる場合には、図3に示されるよ
うに、X線センサカセット17をX線フィルムカセット
16よりもX線発生器13側に配置した状態で、2次ス
リット板18の受光形状切換え板を曲面断層撮影および
平面断層撮影のいずれか一方に応じて切換え、X線断層
撮影を行うことができる。この状態では、前進位置セン
サ51はオフ状態であり、後退位置センサ52はオン状
態であり、退避センサ53はオフ状態である。このよう
な各センサ51〜53からの出力は、前記中央演算処理
装置28に入力され、中央演算処理装置28はX線フィ
ルムカセット16が退避位置にあり、X線センサカセッ
ト17は撮像位置にあるものと判断して、操作パネル3
4から入力された所定の撮影モードに対応した制御信号
を導出して、旋回アーム11およびX線発生器13を作
動させ、断層撮影動作を行わせる。X線センサカセット
17は、前述したTDI方式によって画像信号をAD変
換器27に導出し、AD変換されたデジタル画像信号は
中央演算処理装置28において信号を処理された後、フ
レームメモリ29に格納された後、このフレームメモリ
29に格納された画像データから所定の演算処理によっ
て任意の断層面に沿った断層画像が再生され、その再生
画像は、ビデオメモリ30およびDA変換器31を経て
画像表示部32によって表示され、この表示によって各
種の診断が行われる。
【0027】次に、X線フィルムカセット16を用いて
X線断層像を撮影するときには、図4に示されるよう
に、2次スリット板18をヒンジ片48の鉛直軸線まわ
りに押し開き、X線センサカセット17をX線発生器1
3に臨ませた状態に開放する。この状態で、X線センサ
カセット17をピン50の水平軸線まわりに上方に角変
位させ、図5に示されるように第2収納空間42に収納
させる。これによって、退避センサ53はオフ状態から
オン状態に切換わり、X線センサカセット17が退避位
置に退避したことが検出される。次に、後退位置に配置
されている移動体43の下方に係合している係合爪54
を外すと、移動体43は図5に示されるように、圧縮ば
ね47のばね力によって、X線フィルムカセット16を
保持するカセットホルダ45とともに、X線発生器13
に近接する方向A1に押し出され、X線フィルムカセッ
ト16の撮像面が撮像位置に配置される。次に開いた2
次スリット板18を元の位置に戻す。このとき、後退位
置センサ52は、オン状態からオフ状態に切換わり、ま
た前進位置センサ51はオフ状態からオン状態に切換わ
る。このように、前進位置センサ51がオン、後退位置
センサ52がオフ、退避センサ53がオンすることによ
って、中央演算処理装置28は、X線フィルムカセット
16による撮像が可能であるものと判断し、前記操作パ
ネル34から入力された撮影モードにしたがって、X線
発生器13および旋回アーム11を作動させる。この場
合もまた、1次スリット板15および2次スリット板1
8が切換えられて、曲面断層撮影または平面断層撮影を
行うことができる。
【0028】図6は、本発明の実施の他の形態を示すX
線検出部14a付近の拡大断面図である。本形態では、
前述の形態の第2収納空間42に代えて、第1収納空間
41に臨んで開口する第2収納空間42aが形成され
る。この第2収納空間42a内において、図6の紙面に
垂直な幅方向に対向する両側面には一対の逆T字状の案
内レール57が固定され、この案内レールにはX線セン
サカセット17の上端部に設けられる複数(本形態では
4)の案内ローラ58が挟持して、上下に昇降自在に構
成される。X線センサカセット17が撮像位置に配置さ
れた状態では、下側の案内ローラ58が案内レール57
の下端部に形成される突出部59に支持され、下方に移
動することが阻止され、この状態で撮像位置に位置決め
される。この突出部59は、カセットホルダ45の上面
よりも上方に配置され、図7に示されるように移動体4
3が前進したとき、カセットホルダ45が案内レール5
7の上部に緩衝しないように構成される。その他の構成
は前述の図1〜図5に示される形態と同様であるため、
対応する部分には同一の参照符を付し、説明は省略す
る。
【0029】X線センサカセット17が前記案内レール
57に沿って図7に示されるように上昇して、第2収納
空間42a内に収納されると、退避センサ53がX線セ
ンサカセット17または案内ローラ58を軸支するブラ
ケット60を検出し、その後係合爪54を外すことによ
って移動体43が圧縮ばね47のばね力によって前進
し、X線フィルムカセット16を撮像位置に配置して、
曲面断層撮影または平面断層撮影を行うことができる。
【0030】図8は、本発明の実施のさらに他の形態を
示すX線検出部14b付近の拡大断面図であり、図9は
図8に示されるX線センサカセット17の下端部17a
付近の拡大断面図である。なお、前述の実施例と対応す
る部分には同一の参照符を付す。本形態では、X線セン
サカセット17の下端部17aには、移動体43がX線
発生器13に近接する方向A1、すなわち図8の右方に
なるにつれて下方に傾斜した案内面61を有する断面形
状が台形状の案内片62が固着される。またカセットホ
ルダ45の上端部には、当接片63が固定される。この
当接片63はカセットホルダ45の上端部にその長手方
向全長にわたって設けるようにしてもよく、また幅方向
両端部だけに間隔をあけて設けるようにしてもよい。ま
た案内片62はX線センサカセット17の下端部にその
幅方向全長にわたって設けるようにしてもよく、また幅
方向両端部だけに設けるようにしてもよい。このように
してX線センサカセット17の下端部に案内片62を設
けかつX線ホルダ45の上端部に当接片63を設けるこ
とによって、X線センサカセット17を上昇させて第2
収納空間42a内に収納した状態で移動体43を前進さ
せたとき、当接片63が案内片62の案内面61に当接
してその図10に示されるように移動体43の前方、す
なわち図10の右方への変位が阻止され、X線フィルム
カセット16を正確に撮像位置に位置決めすることがで
きる。
【0031】図11は、本発明の実施のさらに他の形態
を示すX線検出部14c付近の拡大断面図であり、図1
2は図11の切断面線12−12から見た断面図であ
る。なお、図1〜図10の各形態と対応する部分には同
一の参照符を付す。本形態では、旋回アーム11の第1
収納空間41内へ突出する突部55の下面には、案内レ
ール64が設けられる。X線センサカセット17の上部
には前記案内レール64に嵌まり込む案内ローラ65が
設けられる。この案内ローラ65は、X線センサカセッ
ト17の上面から突出する軸66にその軸線まわりに回
転自在に設けられてもよく、またX線センサカセット1
7に内蔵されるモータによって回転駆動されてもよい。
【0032】図13は、図11および図12に示される
形態においてX線センサカセット17を退避させかつX
線フィルムカセット16を撮像位置に配置した状態を示
す断面図であり、図14は図13の切断面線14−14
から見た断面図である。前記案内ローラ65および軸6
6は、X線センサカセット17の上部の幅方向(図14
の上下方向)一端部に複数(本実施例では2)設けら
れ、案内レール64は、図11および図12に示す位置
にX線フィルムカセット16およびカセットホルダ45
が配置された状態において、X線フィルムカセット16
の前方ではそのX線フィルムカセット16と平行に延
び、図14の下方となる一側方で、図13および図14
に示される撮像位置にX線フィルムカセット16および
カセットホルダ45が移動体43によって配置された状
態において、X線フィルムカセット16の撮像時におけ
る直線移動するX線フィルムカセット16との干渉を避
けるために、背後壁67に近接する方向に屈曲して設け
られる。X線センサカセット17は、図11および図1
2に示す状態からX線フィルムカセット16およびカセ
ットホルダ45を図12の上方側に退避させた後に、案
内レール64に沿って、図13および図14に示すよう
に背後壁67の幅方向の外方に配置される状態に移動さ
れる。したがって図13および図14に示されるよう
に、X線フィルムカセット16が撮像位置に配置された
状態において、X線センサカセット17は図13の紙面
に垂直なX線フィルムカセット16の移動経路よりも背
後側(図13および図14の左側)に退避した位置に配
置されており、撮像時におけるX線フィルムカセット1
6のスライドによって、X線センサカセット17にX線
フィルムカセット16が接触することが回避される。
【0033】図15は、本発明の実施のさらに他の形態
を示すX線検出部14d付近の拡大断面図であり、図1
6は図15に示される形態においてX線センサカセット
17を退避させかつX線フィルムカセット16を撮像位
置に配置した状態を示す断面図である。本形態では、前
述の図1〜図4に示される各形態で述べた移動体43に
代えて、背後壁67が前後方向移動手段69によってX
線発生器13に近接/離反する方向A1,A2に変位駆
動される。図16に示されるように、X線フィルムカセ
ット16がカセットホルダ45および背後壁67ととも
に撮像位置に変位した状態では、カセットホルダ45に
形成される当接部70に駆動ロール71が当接して、第
3モータM3の駆動によってカセットホルダ45が図1
6の紙面に垂直な方向に変位駆動され、これによってカ
セットホルダ45に保持されているX線フィルムカセッ
ト16を撮像動作に同期して移動させることができる。
前記前後方向移動手段69は、モータによって駆動され
るオピニオンが背後壁67側に固定されるラックに噛合
して駆動するようにしてもよく、あるいはリニアスライ
ダなどと呼ばれる複動空気圧シリンダを用いた案内駆動
機構を用いるようにしてもよい。
【0034】図17は、本発明の実施のさらに他の形態
を示すX線検出部14e付近の拡大断面図であり、図1
8は図17に示される形態においてX線センサカセット
17を退避させかつX線フィルムカセット16を撮像位
置に配置した状態を示す断面図である。本形態では、背
後壁67は前述の図15および図16に示される形態と
同様な構成を有する前後方向移動手段69によって前後
方向、すなわちX線発生器13に近接/離反する方向A
1,A2に変位駆動され、またX線センサカセット17
は前述の図6および図7に示される形態と同様に、第2
収納空間42a内に設けられる案内レール57によって
X線センサカセット17の上部に設けられる案内ローラ
58が案内され、X線センサカセット17を第2収納空
間42a内に出没自在に設けるように構成される。この
ような構成によってもまた、移動体43を必要とせず、
第1収納空間41を広く確保することができ、配置上の
自由度が向上される。
【0035】図19は、本発明の実施のさらに他の形態
を示すX線検出部14f付近の拡大断面図であり、図2
0は図19に示される形態においてX線センサカセット
17を退避させかつX線フィルムカセット16を撮像位
置に配置した状態を示す断面図である。本形態では、前
述の図15および図16に示される前後方向移動手段6
9と同様な構成によって背後壁67を前後方向に移動す
ることができるように構成され、またX線センサカセッ
ト17は前述の図8〜図10に示される形態と同様に、
第2収納空間42a内に設けられる案内レール57に沿
って、X線センサカセット17の上部に設けられる案内
ローラ58を移動自在に装着し、このX線センサカセッ
ト17の下部には案内面61を有する案内片62が設け
られるとともに、カセットホルダ45の上端面には、当
接片63が固定され、図20に示されるようにX線フィ
ルムカセット16が撮像位置に前進したときに、前記当
接片63が案内片62の案内面61に当接して位置決め
することができるように構成される。このような構成に
おいてもまた、前記移動体43を設ける必要はなく、第
1収納空間41を広い空間として配置上の自由度を向上
することができる。
【0036】図21は本発明の実施のさらに他の形態を
示すX線検出部14g付近の拡大断面図であり、図22
は図21の切断面線22−22から見た断面図であり、
図23は図21に示される形態においてX線センサカセ
ット17を退避させかつX線フィルムカセット16を撮
像位置に配置した状態を示す断面図であり、図24は図
23の切断面線24−24から見た断面図である。本形
態では、前述した図15および図16に示される前後方
向移動手段69と同様な構成によって背後壁67が前後
方向に移動するように構成されるとともに、前述した図
11〜図14に示される案内レール64によってX線セ
ンサカセット17の上部に設けられる案内ローラ65を
案内して、図23および図24に示されるようにX線フ
ィルムカセット16が前進して撮像位置に配置されたと
きに、X線センサカセット17は前記案内レール64に
よってX線フィルムカセット16よりも背後側(図23
および図24の左側)でかつ一側方に退避した位置に配
置される。このような構成によってもまた、前記移動体
43を必要とせず、広い第1収納空間41を確保するこ
とができ、配置上の自由度を向上することができる。
【0037】図25は、本発明の実施のさらに他の形態
を示すX線検出部14h付近の拡大断面図であり、図2
6は図25に示される形態においてX線センサカセット
17を退避させかつX線フィルムカセット16を撮像位
置に配置した状態を示す断面図である。本形態では、断
面形状が略T状の回転体73の仕切壁74によってX線
フィルムカセット16が収納される第3収納空間75と
第4収納空間76とが仕切られ、この仕切壁74の第3
収納空間75に臨む壁面には案内レール44によってカ
セットホルダ45が水平方向に移動自在に支持され、カ
セットホルダ45にはX線フィルムカセット16が着脱
自在に装着される。このX線フィルムカセット16の前
方(図25の左方)には、X線フィルム用2次スリット
板18aが固定され、カセットホルダ45の上部には前
述と同様な当接片70が幅方向に延びて形成され、当接
片70には第3モータM3によって回転駆動される駆動
ローラ71が当接する。第3モータM3が回転駆動され
ることによって、X線フィルムカセット16を保持した
カセットホルダ45を図25の紙面に対して垂直な方向
に移動させることができる。
【0038】仕切壁74の第4収納空間76に臨む壁面
には、X線センサカセット17が固着され、このX線セ
ンサカセット17の前方(図25の右方)にはX線セン
サ用2次スリット板18bが固定される。回転体73
は、旋回アーム11に設けられる旋回手段77によって
旋回アーム11の旋回軸線12と平行な軸線80まわり
に回転自在に設けられる。X線フィルムカセット16を
用いて撮像するときには、旋回手段77によって回転体
73が180°旋回される。そのためX線フィルムカセ
ット16の撮像面とX線センサカセット17の撮像面と
は前記軸線80に関して線対称にX線フィルムカセット
16とX線センサカセット17とが配置される。このよ
うな構成によって、X線フィルムカセット16をX線セ
ンサカセット17が配置された位置へ前進させ、または
後退させる必要がなく、X線センサフィルムカセット1
6およびX線センサカセット17のいずれか一方を迅速
に撮像位置に配置することが可能となる。
【0039】図27は、本発明の実施のさらに他の形態
を示すX線検出部14i付近の拡大断面図であり、図2
8は図27に示される形態においてX線フィルムカセッ
ト16を退避させかつX線センサカセット17を撮像位
置に配置した状態を示す断面図であり、図29は図27
および図28に示されるX線センサカセット17の斜視
図であり、図30は図28の切断面線30−30から見
た断面図である。本形態では、カセットホルダ45にX
線センサカセット17が出没自在に嵌まり込む第1嵌合
凹所81と、第1嵌合凹所81よりも幅方向および上下
方向に広く、X線フィルムカセット16が図27の紙面
に垂直な幅方向に変位自在に装着される第2嵌合凹所8
2とが形成される。カセットホルダ45にはまた、前記
第1嵌合凹所81に臨んで接点を露出させた第1コネク
タ83が設けられ、X線センサカセット17の上部には
上方に臨んで複数の接点が露出する第2コネクタ84が
設けられる。X線センサカセット17が図28に示され
るように突出して撮像位置に配置された状態では、第2
コネクタ84の各接点は第1コネクタ83の各接点に接
触して電気的に導通する。このときX線フィルムカセッ
ト16は図30に示されるようにX線センサカセット1
7の一側方に退避した状態でカセットホルダ45に保持
されており、このようなX線フィルムカセット16の退
避動作はモータなどの機械的機構によって移動させても
よく、また操作者が手で引張って移動させるようにして
もよい。
【0040】上記の図27〜図30に示される形態にお
いて、X線センサカセット17内にはMOSセンサが内
蔵される。このMOSセンサは、図31の駆動回路図に
示されるように、受光画素となる複数のフォトダイオー
ドPDがm行×n列のマトリクス状に配列されており、
各フォトダイオードPDに接合容量C1が並列に接続さ
れ、読出用スイッチSWが直列に接続される。スイッチ
SWのゲートは、アドレス選択回路SLに接続され、前
記中央演算処理装置28からの信号に基づいて読出すべ
きフォトダイオードPDが選択される。
【0041】スイッチSWの出力側は列単位で共通に接
続され、電流電圧変換回路を構成する演算増幅器Q1に
入力される。演算増幅器Q1の出力は、サンプルホール
ド回路S/Hによってサンプリングされる。各サンプル
ホールド回路はm段のシフトレジスタSRによって開閉
するスイッチSWbに接続される。各開閉スイッチSW
bが順次的に開閉動作することによって、サンプリング
された信号は次系列信号としてビデオライン上に転送さ
れ、ガイドバッファBFに出力される。このようなMO
Sセンサを本体では前記CCDセンサに代えて用いるこ
とができる。MOSセンサは図29に示すようにX線セ
ンサカセット17の表面の一部に設けるだけでなく、X
線センサカセット17のほぼ全面にMOSセンサを設け
て広い撮像面を用いてX線断層撮影を行うようにしても
よい。
【0042】図32には、本発明の実施のさらに他の形
態を示すカセットホルダ45ならびにそれに装着される
X線フィルムカセット16およびX線センサカセット1
7の正面図である。本形態では、カセットホルダ45の
一側部の上部に、凹所86が形成され、この凹所86に
臨んで第1コネクタ83aが設けられる。第1コネクタ
83aには、ライン87が接続され、このライン87は
カセットホルダ45の他側部から外部へ突出して延び、
旋回アーム11からアーム駆動手段10、アーム支持体
5を介して信号線は中央演算処理装置28へ、またパワ
ーラインは電源回路などへ接続される。X線センサカセ
ット17の上部には、前記凹所86に嵌まり込む突部8
8が設けられ、この突部88内には第2コネクタ84a
が内蔵される。したがってX線センサカセット17がカ
セットホルダ45に装着すると、第2コネクタ84aは
第1コネクタ83aに接続されて前述のMOSセンサま
たはCCDセンサなどによって実現される電気的検出手
段を駆動させることができる。またカセットホルダ45
には、X線フィルムカセット16が移動自在に装着され
る。前記X線センサカセット17を用いるときには、X
線フィルムカセット16はカセットホルダ45の一側方
に退避した状態でその一側部に一部が嵌まり込んだ状態
となって保持されており、またX線フィルムカセット1
6を用いて撮影するときには、X線センサカセット17
はカセットホルダ45の他側方へ退避させて、X線フィ
ルムカセット16を中央に配置し、X線フィルムによっ
て撮像することができる。このとき、第1コネクタ83
aから第2コネクタ84aが離反するので、X線センサ
カセット17への制御信号および駆動電力は遮断され
る。このようにしてX線フィルムカセット16およびX
線センサカセット17のいずれか一方を選択的に、しか
も迅速に切換えて用いることができる。
【0043】以上のような実施の各形態において、撮像
手段であるX線フィルムカセット16およびX線センサ
カセット17は自動でも手動でも切換えることができ
る。これらのX線フィルムカセット16およびX線セン
サカセット17の切換えのための移動は、中央演算処理
装置28への入力によってモータなどを駆動して、図2
5に関連して述べたように制御することも可能であり、
また図3〜図24あるいは図27〜図30のように手動
でX線フィルムカセット16とX線センサカセット17
とを選択的に切換えたとき、自動的に選択したX線フィ
ルムカセット16またはX線センサカセット17に対応
した撮影条件を設定することもできる。さらに、上記の
図3〜図24および図27〜図30に示される手動によ
る切換えを行う場合であっても、MOSセンサのホルダ
への着脱を除いて、モータなどの駆動機構を備えること
によって自動化することも可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、旋回ア
ームのX線検出部には、光学的撮像手段と電気的撮像手
段とが設けられる。各撮像手段は、そのいずれか一方が
選択的に駆動され、設定された撮影モードに応じてX線
発生器に対する相対関係を維持しながら移動させ、選択
された撮影モードで患部などの被撮像部位を断層撮影す
ることができる。したがって、光学的撮像手段および電
気的撮像手段のいずれの撮像手段を用いて撮像する場合
であっても、操作者が各撮像手段を交換する必要がな
く、これによって操作者の交換作業の手間をなくし、撮
影に必要とされる時間を短縮して、診療の円滑化および
迅速化を図ることができる。
【0045】また請求項2記載の本発明によれば、各撮
像手段のいずれか一方は、旋回アームの旋回軸線に垂直
な軸線まわりに回動自在に設けられ、他方の撮像手段は
前記一方の撮像手段の背後側で、X線発生器に近接/離
反変位可能に設けられる。このような構成によって、一
方の撮像手段を前記軸線まわりに角変位させて他方の撮
像手段をX線発生器に対向させ、そのままX線発生器に
近接させて断層面を撮影することができる。また、この
他方の撮像手段をX線発生器から離反する方向に変位さ
せた後、前記一方の撮像手段を、旋回軸線に垂直な軸線
まわりに上記の角変位方向とは逆方向に角変位させて初
期位置に復帰させ、この一方の撮像手段を用いて撮像す
ることができる。前記一方の撮像手段の軸線まわりの角
変位は、操作者が手動で行うようにしてもよく、またモ
ータなどの既存の駆動装置を用いるようにしてもよい。
このような構成によって、各撮像手段を切換え、手間を
要することなしに、各撮像手段のいずれか一方を選択的
に用いてX線断層撮影を行うことができる。
【0046】また請求項3記載の本発明によれば、一方
の撮像手段によって断層撮影を行うときには、その背後
側に他方の撮像手段が配置された状態とされ、この他方
の撮像手段によって断層撮影を行うときには、前記一方
の撮像手段を旋回軸線に平行な一平面に沿って、たとえ
ば上下方向または左右方向に移動させて他方の撮像手段
の前方から退避させた後、他方の撮像手段をX線発生器
に近接する方向に変位させて撮影を行うことができる。
また、他方の撮像手段をX線発生器から離反する方向に
変位させた後、一方の撮像手段を前記一平面に沿って移
動させて初期位置へ復帰させ、この一方の撮像手段によ
って断層撮影を行うことができる。このような構成によ
ってもまた、各撮像手段を選択的に切換えて、迅速に撮
影可能な状態とすることができる。
【0047】また請求項4記載の本発明によれば、各撮
像手段は旋回軸線に平行な軸線を共通な回転軸線とし
て、回動可能に設けられる選択した撮像手段をX線発生
器に対向するように配置することによって、断層撮影を
行うことが可能である。このような構成によってもま
た、迅速に各撮像手段のいずれか一方を撮像可能な状態
とすることができる。
【0048】また請求項5記載の本発明によれば、入力
手段によって入力された撮像手段を選択するための信号
は、制御手段に与えられ、この制御手段からの制御信号
によって旋回アーム、X線発生器および撮像手段が選択
された撮像手段に対応して同期的に駆動される。
【0049】また請求項6記載の本発明によれば、位置
検出手段によって選択された撮像手段に対応して、制御
手段は旋回アーム、X線発生器および撮像手段を駆動す
る。これによって操作者は上記の入力手段により撮像手
段を選択するだけで、自動的にX線撮影を行うことが可
能となる。
【0050】また請求項7記載の本発明によれば、前記
電気的撮像手段は、X線/可視光変換手段および画像信
号発生手段を有する。X線/可視光変換手段は、たとえ
ばシンチレータによって実現することができ、また画像
信号発生手段はCCDセンサによって実現することがで
きる。このような構成によって、電気的撮像手段を用い
て所望の解像度で断層面を撮影することができ、利便性
が向上される。
【0051】また請求項8記載の本発明によれば、前記
請求項7記載の本発明において、画像信号発生手段は画
像信号をX線の検出速度に応じて時間遅延積分を行う、
いわゆるTDI方式で出力するように構成されるので、
画像信号発生手段へのX線/可視光変換手段からの可視
光の受光速度、すなわちX線/可視光変換手段のX線の
受光速度に応じて画像信号発生手段から画像信号の電荷
が転送され、撮像速度に拘わらず、適当なX線断層像を
得ることができる。
【0052】また請求項9記載の本発明によれば、前記
光電変換素子はMOSセンサが用いられるので、たとえ
ば上記のCCDセンサなどに比べて感度を向上すること
ができ、画像品位の高いX線断層像を得ることができ
る。
【0053】また請求項10記載の本発明によれば、各
撮像手段が一方から他方に切換えられたとき、前記一方
の撮像手段に対応するX線撮影モードから、前記他方の
撮像手段に対応するX線撮影モードにいわば自動的に切
換えられ、あるいはX線撮影モードが切換えられること
によってその切換えに応じて撮像手段が切換えられる。
したがって、操作者がX線撮影モードを各撮像手段の切
換えに応じて設定し直す必要がなくなり、一方の撮像手
段から他方の撮像手段に円滑に撮影作業を連続的に続け
て撮影することが可能となり、各撮像手段の切換え時間
を短縮することができる。
【0054】また請求項11記載の本発明によれば、電
気的撮像手段を旋回アームのX線検出部に装着すること
によって、第1コネクタは第2コネクタに接続され、こ
のような第1および第2コネクタを介して電気的撮像手
段を旋回アームに電気的に導通させ、この旋回アームか
らアーム支持体および支柱を介して本装置の制御手段、
表示手段、画像処理手段などの関連設備に接続すること
が可能となる。これらの第1および第2コネクタは、電
気的撮像手段の切換え時における移動方向や、上記請求
項7〜9に示されるような構成上の相違によって配置箇
所、ピントプラグの数、および構造は周知の技術によっ
て適宜選択すればよく、電気的撮像手段を旋回アームの
X線検出部に装着することによって同時に電気的に接続
することができ、また、X線検出部から電気的撮像手段
を抜取ることによって前記電気的接続状態が解除され
る。
【0055】また請求項12記載の本発明によれば、歯
科用パノラマ撮影モードに設定して、光学的撮像手段お
よび電気的撮像手段のいずれか一方を用いて全顎総覧断
層撮影を行うことができる。したがって、歯科治療の目
的などに応じて各撮像手段を選択し、鮮明な断層撮影を
得ることができる。
【0056】また請求項13記載の本発明によれば、歯
科用リニアX線撮影モードに設定して、光学的撮像手段
および電気的撮像手段のいずれか一方を用いて平面断層
撮影を行うことができる。したがって、歯科治療の目的
などに応じて各撮像手段を選択し、鮮明な平面断層写真
を得ることができる。しかも、電気的撮像手段を選択し
た場合には、断層写真だけでなく、モニタテレビなどの
表示手段によって断層画像を表示することができ、これ
によってX線フィルムだけによって写し出された断層像
を診断する必要がなくなり、撮影態様の選択情報の自由
度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である歯科用X線断層撮
影装置1を示す全体の斜視図である。
【図2】図1の歯科用X線断層撮影装置1を含む歯科用
X線断層撮影設備21の構成を示す図である。
【図3】X線検出部14の基本的構成を示す簡略化した
拡大断面図である。
【図4】2次スリット板18を開いた状態を示すX線検
出部14付近の斜視図である。
【図5】X線センサカセット17を退避させかつX線フ
ィルムカセット16を撮像位置に配置した状態を示す断
面図である。
【図6】本発明の実施の他の形態を示すX線検出部14
a付近の拡大断面図である。
【図7】図6に示される形態においてX線センサカセッ
ト17を退避させかつX線フィルムカセット16を撮像
位置に配置した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検出
部14b付近の拡大断面図である。
【図9】図8に示されるX線センサカセット17の下端
部17a付近の拡大断面図である。
【図10】図8および図9に示される形態においてX線
センサカセット17を退避させかつX線フィルムカセッ
ト16を撮像位置に配置した状態を示す断面図である。
【図11】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検
出部14c付近の拡大断面図である。
【図12】図11の切断面線12−12から見た断面図
である。
【図13】図11および図12に示される形態において
X線センサカセット17を退避させかつX線フィルムカ
セット16を撮像位置に配置した状態を示す断面図であ
る。
【図14】図13の切断面線14−14から見た断面図
である。
【図15】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検
出部14d付近の拡大断面図である。
【図16】図15に示される形態においてX線センサカ
セット17を退避させかつX線フィルムカセット16を
撮像位置に配置した状態を示す断面図である。
【図17】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検
出部14e付近の拡大断面図である。
【図18】図17に示される形態においてX線センサカ
セット17を退避させかつX線フィルムカセット16を
撮像位置に配置した状態を示す断面図である。
【図19】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検
出部14f付近の拡大断面図である。
【図20】図19に示される形態においてX線センサカ
セット17を退避させかつX線フィルムカセット16を
撮像位置に配置した状態を示す断面図である。
【図21】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検
出部14g付近の拡大断面図である。
【図22】図21の切断面線22−22から見た断面図
である。
【図23】図21に示される形態においてX線センサカ
セット17を退避させかつX線フィルムカセット16を
撮像位置に配置した状態を示す断面図である。
【図24】図23の切断面線24−24から見た断面図
である。
【図25】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検
出部14h付近の拡大断面図である。
【図26】図25に示される形態においてX線センサカ
セット17を退避させかつX線フィルムカセット16を
撮像位置に配置した状態を示す断面図である。
【図27】本発明の実施のさらに他の形態を示すX線検
出部14i付近の拡大断面図である。
【図28】図27に示される形態においてX線フィルム
カセット16を退避させかつX線センサカセット17を
撮像位置に配置した状態を示す断面図である。
【図29】図27および図28に示されるX線フィルム
カセット16の斜視図である。
【図30】図28の切断面線30−30から見た断面図
である。
【図31】X線センサカセット17に内蔵されるMOS
センサの駆動回路図である。
【図32】本発明の実施のさらに他の形態を示すカセッ
トホルダ45ならびにそれに装着されるX線フィルムカ
セット16およびX線センサカセット17の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 歯科用X線断層撮影装置 2 基台 3 椅子 4 支柱 5 アーム支持体 6a 昇降アーム 6b 水平アーム 6 患者フレーム 8 チンレスト 9a,9b 側頭部押え部材 10 アーム駆動手段 11 旋回アーム 12 旋回軸線 13 X線発生器 14;14a〜14i X線検出部 15 1次スリット板 16 X線フィルムカセット 17 X線センサカセット 18;18a,18b 2次スリット板 21 歯科用X線断層撮影設備 23 移動センサ 28 中央演算処理装置 32 画像表示部 34 操作パネル 43 移動体 45 カセットホルダ 69 前後方向移動手段 77 旋回手段 83,84;83a,84a コネクタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と、支柱に設けられるアーム支持体
    と、アーム支持体に旋回可能に支持される旋回アーム
    と、旋回アームの一端部に設けられるX線発生器と、旋
    回アームの他端部にX線発生器と対向して設けられるX
    線検出部とを含む医療用X線断層撮影装置において、 X線検出部には、 光学的X線記録媒体を備える光学的撮像手段と、 検知X線を撮像素子によって電気信号に変換し、該X線
    検出部に電気的に接続される電気的撮像手段とが設けら
    れ、 各撮像手段のいずれか一方が撮像可能な状態となるよう
    に各撮像手段を選択的に駆動することを特徴とする医療
    用X線断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 一方の撮像手段は、旋回アームにその旋
    回軸線に垂直な軸線まわりに回動自在に連結され、他方
    の撮像手段は、前記一方の撮像手段よりもX線照射方向
    の背後側でX線発生器に近接/離反変位可能に設けられ
    ることを特徴とする請求項1記載の医療用X線断層撮影
    装置。
  3. 【請求項3】 一方の撮像手段は、旋回アームにその旋
    回軸線に平行な一平面に沿って移動自在に支持され、他
    方の撮像手段は、前記一方の撮像手段よりもX線照射方
    向の背後側でX線発生器に近接/離反変位可能に設けら
    れることを特徴とする請求項1記載の医療用X線断層撮
    影装置。
  4. 【請求項4】 各撮像手段は、旋回アームのX線検出部
    に旋回アームの旋回軸線に平行でかつ共通な回転軸線ま
    わりに回動可能に設けられ、選択された撮像手段のX線
    撮像面がX線発生器に対向するように配置されることを
    特徴とする請求項1記載の医療用X線断層撮影装置。
  5. 【請求項5】 各撮像手段のうちのいずれかを選択する
    ための入力手段と、 入力手段によって選択された撮像手段に対応して、旋回
    アーム、X線発生器および撮像手段を駆動させる制御手
    段とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の医療用X線断層撮影装置。
  6. 【請求項6】 各撮像手段のうち、選択された撮像手段
    が検出位置に移動したことを検出する位置検出手段によ
    り選択された撮像手段に対応して旋回アーム、X線発生
    器および撮像手段を駆動させる制御手段を含むことを特
    徴とする請求項1〜5記載のいずれかに記載の医療用X
    線断層撮影装置。
  7. 【請求項7】 電気的撮像手段は、X線を可視光に変換
    するX線/可視光変換手段と、このX線/可視光変換手
    段からの可視光を電気信号に変換する2次元配列した複
    数の光電変換素子を有する画像信号発生手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の医療用
    X線断層撮影装置。
  8. 【請求項8】 光電変換素子はCCDセンサであり、画
    像信号をX線の検出速度に応じて時間遅延積分を行って
    出力することを特徴とする請求項7記載の医療用X線断
    層撮影装置。
  9. 【請求項9】 電気的撮像手段は、2次元配列した複数
    の画素を有するMOSセンサであることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の医療用X線断層撮影装
    置。
  10. 【請求項10】 予め各撮像手段に対応するX線撮影モ
    ードが決定され、各撮像手段が一方から他方に切換えら
    れたとき、X線撮影モードが選択された撮像手段に対応
    するX線撮影モードに切換えられ、またはX線撮影モー
    ドが切換えられたとき、撮像手段が切換えられたX線撮
    影モードに対応する撮像手段に切換えられることを特徴
    とする請求項1〜9のいずれかに記載の医療用X線断層
    撮影装置。
  11. 【請求項11】 電気的撮像手段には第1コネクタが設
    けられ、旋回アームには第1コネクタに着脱自在に接続
    可能な第2コネクタが設けられることを特徴とする請求
    項1〜10のいずれかに記載の医療用X線断層撮影装
    置。
  12. 【請求項12】 X線撮影モードが、歯科用パノラマX
    線撮影モードを含むことを特徴とする請求項5〜11の
    いずれかに記載の医療用X線断層撮影装置。
  13. 【請求項13】 X線撮影モードが、歯科用リニアX線
    撮影モードを含むことを特徴とする請求項5〜12のい
    ずれかに記載の医療用X線断層撮影装置。
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