JPH09297111A - 放射線透過試験装置 - Google Patents

放射線透過試験装置

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JPH09297111A
JPH09297111A JP13749996A JP13749996A JPH09297111A JP H09297111 A JPH09297111 A JP H09297111A JP 13749996 A JP13749996 A JP 13749996A JP 13749996 A JP13749996 A JP 13749996A JP H09297111 A JPH09297111 A JP H09297111A
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radiation
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scintillator
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JP13749996A
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Hiroshi Miyamoto
宏 宮本
Atsushi Matsuda
松田  淳
Kunihiko Shinoda
邦彦 篠田
Takuichi Imanaka
拓一 今中
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HIHAKAI KENSA KK
Original Assignee
HIHAKAI KENSA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子化された解像度の高い撮像を得ることが
できると共に、微細な亀裂等の欠陥をより鮮明に撮像す
ることの可能な放射線透過試験装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 線源たるX線発生装置のターゲットT
と、鋼管Sを挟んでこの線源Tの反対側に位置する撮像
装置とを備える。撮像装置は、シンチレーター21、こ
のシンチレーター21による像を撮像するCCD素子及
びこのCCD素子を冷却するペルチェ素子等の冷却装置
を備えたカメラ本体を有する。相対移動手段は、カメラ
本体及び線源Tを鋼管Sの表面にほぼ沿う鋼管の長手方
向Lに微小距離ずつ相対移動させる。この相対移動手段
による各移動位置毎に前記CCD素子により撮像された
複数の画像を画像記憶手段で記憶すると共にこれら複数
の画像を各移動位置毎に画像処理手段により合成し、解
像度の高い撮像を得る。線源Tを鋼管長手方向Lに移動
させることで、亀裂等Dと透過X線X2との方向を一致
させ易く、より鮮明な亀裂等Dの撮像を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線の線源と、
溶接部を有する鋼管等の試験体を挟んでこの線源の反対
側に位置する撮像装置とを備えた放射線透過試験装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の如き放射線透過試験装置に
あっては、線源としてX線発生装置を用いると共に、撮
像装置としてII(イメージインテンシファイア)装置
や放射線フィルムを用いていた。そして、線源及び撮像
装置を鋼管等に対して固定した状態で、溶接部等の撮像
を行っていた。
【0003】ところで、撮像装置にII装置を用いた場
合には、撮像を電子化できることから、放射線フィルム
を用いた場合に比較してリアルタイムに試験体の透過像
を可視化できると共に画像処理を行いやすい。しかし、
II装置を用いた構成では、放射線フィルムに比較して
画像の質が劣っており、非常に微細な亀裂等を発見し難
いといった問題がある。また、上述の放射線透過試験装
置の如く線源及び撮像装置を鋼管等に対して固定する
と、線源から撮像装置に至る放射線の向きと亀裂等の向
きとが一致しなくなればなる程、撮像も不鮮明となり易
い問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実状に鑑
みて、本発明の第一の目的は、電子化された解像度の高
い撮像を得ることの可能な放射線透過試験装置を提供す
ることにある。
【0005】また、本発明の第二の目的は、微細な亀裂
等の欠陥をより鮮明に撮像することの可能な放射線透過
試験装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため、本発の特徴は、放射線の線源と、試験体を挟ん
でこの線源の反対側に位置する撮像装置とを備えた放射
線透過試験装置であって、前記撮像装置に、シンチレー
ター、このシンチレーターによる像を撮像するCCD素
子及びこのCCD素子を冷却する冷却装置を備えたカメ
ラ本体と、このカメラ本体及び前記線源を試験体の表面
にほぼ沿わせて微小距離ずつ相対移動させる相対移動手
段と、この相対移動手段による各移動位置毎に前記CC
D素子により撮像された画像を記憶する画像記憶手段
と、この画像記憶手段により記憶された画像を合成する
画像処理手段とを設けたことにある。
【0007】本特徴によれば、冷却装置によりCCD素
子を冷却することで、CCD素子における量子ノイズを
低減でき、その結果、複数の画像を重ね合わせても量子
ノイズの積算に起因する画像のぼけが非常に少なくな
り、画質が改善される。一方、カメラ本体及び前記線源
を試験体の表面にほぼ沿わせて微小距離ずつ相対移動さ
せることで、各移動位置毎に少しずつ異なる位置の試験
体の透過画像を撮像できる。そして、各移動位置毎に数
分間で多数の画像を撮像し、これらを画像処理手段によ
り重ね合わせて合成画像を生成すると、結果的に高解像
度の画像を得ることが可能となる。「カメラ本体及び前
記線源を試験体の表面にほぼ沿わせて微小距離ずつ相対
移動させる相対移動手段」とは、カメラ本体又は線源の
一方のみを試験体に対して移動させる手段と、これらカ
メラ本体及び線源の双方を試験体に対して移動させる手
段との双方を含む趣旨である。
【0008】特に、前記線源を前記試験体の表面に沿っ
て移動させるように前記相対移動手段を構成すること
で、上記本発明の第一、第二の目的を達成することが可
能となる。すなわち、かかる構成によれば、亀裂等の向
きと、線源から当該亀裂等を透過してシンチレーターに
到達するX線等の放射線の向きとが一致し易くなり、亀
裂等のより鮮明な撮像を得ることが可能となる。
【0009】加えて、前記相対移動手段が前記カメラ本
体と前記線源との双方を前記試験体の表面に沿って互い
に逆方向に移動させるようにしてもよい。かかる構成に
よれば、亀裂等の部分を透過する放射線と当該亀裂等と
の角度をかなり大幅に変化させることができ、さらに一
層鮮明な亀裂等の撮像を得易くなる。
【0010】前記試験体は例えば溶接部を有する管であ
り、その場合には、前記カメラ本体又は前記線源を前記
管の長手方向に沿って移動させるものとして前記相対移
動手段を構成すれば良い。前記冷却装置にペルチェ素子
を用いれば、液体窒素等を用いる場合に比較して構成が
簡易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。図1に示すように、本
発明にかかる放射線透過試験装置1は、大略、X線を発
生する放射線の線源たる放射線発生装置2と、カメラ本
体20を備えた撮像装置3と、これら放射線発生装置2
及びカメラ本体20を鋼管Sの管の長手方向Lに対し移
動させるための相対移動手段4とを備えている。この相
対移動手段4は、鋼管Sの溶接部Sw近傍にターゲット
T及びカメラ本体20のシンチレーター21を位置させ
るように取り付けてある。相対移動手段4における固定
クランプ11及び一対の回転クランプ12,12は、ヒ
ンジ11a,12aを介して鋼管Sの直径方向に開閉可
能でありヒンジ11a,12aの他端を鋼管Sに対する
取付後に閉鎖する。固定クランプ11は、鋼管Sに対し
回転不能に固定される一方、一対の回転クランプ12,
12は、鋼管Sの中心軸周りで回転可能であり、固定ク
ランプ11に対する回転クランプ12の相対位置を図示
しない固定手段で固定することにより、溶接部Sw近傍
の円周方向における検査位置を適宜変更可能である。ま
た、回転クランプ12,12同士を四本のブリッジ12
bで連結することにより、これら左右一対の回転クラン
プ12,12が鋼管Sの中心軸周りに一体的に回転でき
るように構成してある。
【0012】カメラ本体20は、その左右からそれぞれ
突出する第一スライド軸14a,14bと、左右の回転
クランプ12,12に設けられた第一ガイド部材15
a,15bとの摺動により左右へ移動可能に支持され
る。左側及び右側の第一スライド軸14a,14bは、
図1の紙面垂直方向に重なり合うように、カメラ本体2
0の左右にそれぞれ一対ずつ設けられている。左側の第
一ガイド部材15aには、ピニオンギヤを有するステッ
ピングモーターとして構成された第一モーター41を設
けてあり、スライド軸14aの上面にはこのピニオンギ
ヤに噛合うラックを設けてある。そして、ステッピング
モーター41の回転によりカメラ本体20を左右へ微少
距離ずつ移動させることが可能である。放射線発生装置
2も、上記符号14a,14b,15a,15b,41
に対応する第二ガイド軸16a,16b、第二ガイド部
材17a,17b及び第二モーター42により、左右へ
微少距離ずつ移動制御可能である。
【0013】図2は、放射線透過試験装置1の概略を示
す論理ブロック図である。放射線透過試験装置1は、放
射線発生装置2と撮像装置3とからなり、この撮像装置
3は、大略、相対移動手段4,カメラ本体20及びパー
ソナルコンピュータ60を備えている。
【0014】放射線発生装置2は、高圧トランス2a及
びフィラメント2bにより熱電子を発生させる。そし
て、この熱電子を高電圧により加速してターゲットTに
衝突させることによりX線を発生させる。
【0015】鋼管Sの溶接部Swを透過したX線は、カ
メラ本体20におけるシンチレーター21に到達して光
信号に変換され、その光信号がミラー22により反射さ
れ、レンズ23を介してCCD素子24に結像する。C
CD素子24は、常時ペルチェ素子25により冷却さ
れ、このペルチェ素子25に接続した冷却フィン26に
伝わる熱はブロア27により強制冷却される。さらに、
カメラ本体20内部には冷却器32aにより冷却空気が
吸入され、吸引機32bによりカメラ本体20からの強
制排気がなされる。CCD素子24は、−30℃程度に
まで冷却されるように維持することが望ましい。
【0016】CCD素子24により撮像された信号は、
インターフェース28及びコントローラー29を介して
パーソナルコンピュータ60に送出される。また、レン
ズ23よりCCD素子24に到達する光信号は、インタ
ーフェース28によって制御されるシャッターモーター
30及シャッターび31により1/30秒程度の間隔で
撮像される。先の相対移動手段4におけるカメラ本体2
0及び放射線発生装置2を移動させる第一、第二モータ
ー41,42は、モータードライバー43を介してパー
ソナルコンピュータ60により制御される。
【0017】パーソナルコンピュータ60は、カメラ本
体20によって撮像された画像をコントローラ29及び
第一A/Dコンバーター61aを介して画像記憶手段6
2に各撮像位置に記憶する。この記憶された画像を画像
処理手段63により重ね合わせて合成画像を生成するよ
うに処理する。画像処理手段63における画像の合成
は、座標制御部64に蓄積された各撮像位置の情報に基
づき、各移動位置毎に多数の撮像を合成する。相対移動
手段4によるカメラ本体20及び放射線発生装置2の位
置制御は、操作手段65の操作に基づき第二A/Dコン
バーター61b及びモータードライバー43を介して行
われる。また、操作手段65は、第三A/Dコンバータ
ー61c及びスイッチング回路2cを介して先の放射線
発生装置2におけるX線の発生を制御する。画像処理手
段63により合成された画像は、ビデオ回路66により
CRTモニター67に映像として表示される他、プリン
ター68に印刷情報として出力される。
【0018】図3に示すように、カメラ本体20を構成
するケース本体33の内面は、鉛シールド板33aによ
りX線から遮蔽されている。特に、鋼管Sの表面側に対
向する鉛シールド板33aは、X線の遮蔽効果を向上さ
せるために特に肉厚のものを用いている。カメラ本体2
0の内部は、仕切り板35により左右に仕切られてお
り、その左側にはシンチレーター21及びミラー22を
配置しており、その右側にはカメラモジュール34を配
置してある。シンチレーター21は、光ファイバーの束
その繊維垂直方向に切り出したものであり、ケース本体
33の下面に設けられた開口部に取り付けられている。
シンチレーター21の表面に達したX線は、シンチレー
ター21により光影像に変換される。そして、シンチレ
ーター21により変換された光影像は、支持台22a上
のミラー22により反射して、仕切り板35の開口部3
5aを介しレンズ23に到達する。仕切り板35には、
放射線を遮蔽する一方、光影像のみをレンズ23に到達
させるための鉛ガラス35bを嵌め込んで封鎖してあ
る。
【0019】カメラモジュール34におけるケーシング
の外面は、先の冷却フィン26を構成している。また、
そのケーシングの内部は、CCD仕切り34aにより左
右に仕切ってあり、その右側の空洞部には、図示しない
底部の通気孔より空気を吸入すると共に通気孔27aよ
り空気を排出するための冷却用のブロア27を設けてあ
る。また、CCD仕切り34aにスペーサーを介して取
り付けられる回路基板34bは、先のインターフェース
28などを構成する。CCD仕切り34aの右側の空洞
は、レンズ23側からの光の取り入れ部を除き密閉され
ており、その内部にCCD素子24、ペルチェ素子2
5、シャッタモーター30及びシャッター31を備えて
いる。CCD素子24を冷却するためのペルチェ素子2
5は、冷却効果向上のために板状素子を複数枚重ねたも
のを用いることが望ましい。また、ケース本体33には
冷却空気の吸入孔33b及び先の吸引機32bへ連結す
る排出口33cが設けられ、冷却フィン26及びブロア
27による発熱をケース本体33の外部へ放出する。
【0020】ケース本体33内部の上下に設けられた一
対のガイド36a,36bに対してスライダー37上の
一対のスライド部37a,37bが横方向に摺動自在に
支持されている。また、先のカメラモジュール34は、
このスライダー37に取り付けられ、さらに、下側のロ
ーラー39によりその傾きを規制されている。上側ガイ
ド36bには、図3紙面垂直方向に向かって調整軸38
aを枢支する調整ノブ38bが貫通し、この調整ノブ3
8bに一体的に設けたピニオンギヤ38cと上側スライ
ダー37bの上面に設けたラックとを噛合わせてある。
そして、調整ノブ38bを回動させてカメラモジュール
34及びレンズ23を一体的にミラー22から遠近移動
させることで、CCD素子24上に像が結像するように
微調整を行えるようにしてある。
【0021】次に、図4を参照しながら鋼管Sにおける
溶接部Swの透過画像撮像手順について説明する。符号
T1,T2は、それぞれターゲットTないし線源を示
し、符号W1,W2は、それぞれターゲットT1,T2
におけるX線の照射範囲を示す。また、符号Aは、シン
チレーター21の移動範囲を示す。
【0022】シンチレーター21を先の相対移動手段4
及び第一モーター41により符号Aの範囲で左右の一方
から他方に対し順次ステップ的に移動させながら撮影を
行う。先のシャッターモーター30及びシャッター31
によるCCD素子24に対する画像の取り込み間隔は1
/30秒程度であり、シンチレーター21の各移動位置
毎に2〜3分の撮影を行うので、360〜540枚の単
位画像が各移動位置毎に撮影されることとなる。これら
多数の単位画像をシンチレーター21の各移動位置毎に
順次合成して合成画像を得る。これによって、透過画像
の合成画像は、ノイズが低減されていることから重ね合
わせによる像のぼけもなく、シャープで感度の良い合成
画像が得られることとなる。各移動位置毎の合成画像
は、図2の操作手段65を操作することにより、CRT
67等をもって切り換えて表示することが可能である。
【0023】また、同図から分かるように、亀裂Dを透
過するX線X1が、亀裂Dの向きに対してやや交差して
いる場合には、亀裂Dの像が不鮮明になり易い。このよ
うな場合には、ターゲットTを符号T1から符号T2の
位置に移動させることによって、亀裂Dを透過するX線
X2と亀裂Dとの方向をほぼ一致させ、非常に鮮明な亀
裂Dの撮像を得ることが可能となる。すなわち、符号T
1にターゲットTを位置させた状態での撮像時において
不明確な亀裂Dの像が得られた場合には、ターゲットT
を符号T2の位置まで管の長手方向L方向に沿って移動
させることにより、亀裂Dの鮮明な画像を得ることが可
能となる。一方、シンチレーター21を固定し、ターゲ
ットTないし線源の側のみを移動させ、ターゲットTの
各移動位置毎に合成画像を得ることも有効である。
【0024】さらに、図5に示すように、シンチレータ
ー21とターゲットTとの双方を互いに逆方向に管の長
手方向Lに沿って鋼管Sに対し移動させることも有効で
ある。例えば、シンチレーター21を図5の位置から符
号A3の範囲内において右側に移動させる一方、ターゲ
ットTを符号T1の位置から符号T2の位置まで左側に
移動させる。ターゲットTが符号T1から符号T2に移
動する間に、亀裂Dを通過するX線の向きは、符号X1
からX2に至るまで大きく振れることとなる。その結
果、撮像範囲において亀裂DとX線Xとの向きが一致す
る場合を含む確率が高くなり、亀裂Dの非常にシャープ
な画像を得易くなる利点がある。
【0025】次に、本発明のさらに他の実施形態の可能
性について説明する。上記実施形態では、CCD素子2
4の冷却装置としてペルチェ素子を用いたが、液体窒素
などを用いた冷却装置を用いることも可能である。但
し、取り扱いの簡易さ及び特性の安定性よりペルチェ素
子を用いることが望ましい。
【0026】また、上記実施形態では、放射線発生装置
2としてX線を用いたが、試験体の性質によりこれら以
外の線源及び放射線手段を用いることも可能である。ま
た、シンチレーター21とCCD素子24との間に映像
増倍管を介在させてもよい。
【0027】上記実施形態では、試験体として鋼管を用
いたが、鋼以外の試験体や、また、平板等に本発明を実
施することももちろん可能である。また、放射線発生装
置2とカメラ本体20との相対移動方向は、管の長手方
向L方向に限らず管の中心軸に沿う円周方向としてもも
ちろん構わない。
【0028】
【発明の効果】このように、上記本発明にかかる放射線
透過試験装置の特徴によれば、量子ノイズを低減させた
状態で透過放射線による試験体の多数の撮像を合成する
ことにより、実質的な解像度の非常に高い電子化された
合成撮像をえることが可能となった。そして、その結
果、より精密な放射線透過試験を行えるようになった。
【0029】また、線源を試験体の表面に沿って移動さ
せること、及び、特にカメラ本体と線源との双方を互い
に逆方向に移動させることで、亀裂等の向きと、線源か
ら当該亀裂等を透過してシンチレーターに到達するX線
等の放射線の向きとが一致し易くなった。そして、亀裂
等のより鮮明な撮像を得ることが可能となり、さらに一
層、放射線透過試験の精度を向上させ得るに至った。
【0030】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、該記入により本発明は添付図面の構成に限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる放射線透過試験装置を試験体で
ある鋼管に取り付けた状態を示す側面図である。
【図2】放射線透過試験装置の論理ブロック図である。
【図3】カメラ本体の縦断面図である。
【図4】シンチレーター、鋼管の溶接部及び線源の関係
を示す説明図である。
【図5】第二の実施形態にかかる図4相当図である。
【符号の説明】
1 放射線透過試験装置 2 放射線発生装置(放射線の線源) 2a 高圧トランス 2b フィラメント 2c スイッチング回路 3 撮像装置 4 相対移動手段 11 固定クランプ 12 回転クランプ 11a,12a ヒンジ 12b ブリッジ 14a,14b 第一スライド軸 15a,15b 第一ガイド部材 16a,16b 第二スライド軸 17a,17b 第二ガイド部材 20 カメラ本体 21 シンチレーター 22 ミラー 22a 支持台 23 レンズ 24 CCD素子 25 ペルチェ素子(冷却装置) 26 冷却フィン 27 ブロア 28 インターフェース 29 コントローラー 30 シャッターモーター 31 シャッター 32a 冷却器 32b 吸引機 33 ケース本体 33a 鉛シールド板 33b 吸入口 33c 排出口 34 カメラモジュール 34a CCD仕切り 34b 回路基板 35 仕切り板 35a 開口部 35b 鉛ガラス 36a,b ガイド 37 スライダー 38a 調整軸 38b 調整ノブ 38c ピニオンギヤ 39 ローラー 41、42 第一、第二モーター 43 モータードライバー 60 パーソナルコンピュータ 61a〜c 第一〜第三A/Dコンバーター 62 画像記憶手段 63 画像処理手段 64 座標制御部 65 操作手段 66 ビデオ回路 67 CRTモニター 68 プリンター L 管の長手方向 S 試験体 Sw 溶接部 D 亀裂 T ターゲット A シンチレーター移動範囲
フロントページの続き (72)発明者 今中 拓一 大阪市西区北堀江1丁目18番14号 非破壊 検査株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線の線源(2,T)と、試験体
    (S)を挟んでこの線源(2,T)の反対側に位置する
    撮像装置(3)とを備えた放射線透過試験装置であっ
    て、前記撮像装置(3)に、シンチレーター(21)、
    このシンチレーター(21)による像を撮像するCCD
    素子(24)及びこのCCD素子(24)を冷却する冷
    却装置(25)を備えたカメラ本体(20)と、このカ
    メラ本体(20)及び前記線源(2,T)を試験体
    (S)の表面にほぼ沿わせて微小距離ずつ相対移動させ
    る相対移動手段(4)と、この相対移動手段(4)によ
    る各移動位置毎に前記CCD素子(24)により撮像さ
    れた画像を記憶する画像記憶手段(62)と、この画像
    記憶手段(62)により記憶された画像を合成する画像
    処理手段(63)とを設けた放射線透過試験装置。
  2. 【請求項2】 前記相対移動手段(4)が前記カメラ本
    体(20)を前記試験体(S)の表面に沿って移動させ
    るものである請求項1に記載の放射線透過試験装置。
  3. 【請求項3】 前記相対移動手段(4)が前記線源
    (2,T)を前記試験体(S)の表面に沿って移動させ
    るものである請求項1又は2のいずれかに記載の放射線
    透過試験装置。
  4. 【請求項4】 前記相対移動手段(4)が前記カメラ本
    体(20)と前記線源(2,T)との双方を前記試験体
    (S)の表面に沿って互いに逆方向に移動させるもので
    ある請求項1に記載の放射線透過試験装置。
  5. 【請求項5】 前記試験体が溶接部(Sw)を有する管
    (S)であり、前記相対移動手段(4)が前記カメラ本
    体(20)又は前記線源(2,T)を前記管の長手方向
    に沿って移動させるものである請求項1〜4のいずれか
    に記載の放射線透過試験装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却装置(25)がペルチェ素子で
    ある請求項1〜5のいずれかに記載の放射線透過試験装
    置。
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