JPH09136676A - クローラ及びクローラ車 - Google Patents
クローラ及びクローラ車Info
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- JPH09136676A JPH09136676A JP29810195A JP29810195A JPH09136676A JP H09136676 A JPH09136676 A JP H09136676A JP 29810195 A JP29810195 A JP 29810195A JP 29810195 A JP29810195 A JP 29810195A JP H09136676 A JPH09136676 A JP H09136676A
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- Japan
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- crawler
- wheel
- crawler belt
- fitting portion
- wheels
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転輪の振動が車体へ伝達されることをその転
輪の姿勢を崩さずに抑える。 【解決手段】 三角クローラ2は、駆動輪3と、4個の
転輪4,5,27,28と、駆動輪3及び各転輪4,
5,27,28に巻き掛けられたゴム製の履帯6とを備
える。駆動輪3が支持されたメインフレーム16の下部
には断面コ字状の嵌合部16aが形成されている。中間
転輪27,28を支持する断面コ字状のサブフレーム2
9は嵌合部16aに対して上下方向に相対移動可能に嵌
合され、その嵌合内部には2個のゴムブロック32が介
装されている。中間転輪27,28の振動はゴムブロッ
ク32の弾性変形により吸収され、このときサブフレー
ム29は嵌合部16a内を上下にスライドするだけなの
で、中間転輪27,28の支軸30,31は常に駆動輪
3の回転軸心に対して平行に保持される。
輪の姿勢を崩さずに抑える。 【解決手段】 三角クローラ2は、駆動輪3と、4個の
転輪4,5,27,28と、駆動輪3及び各転輪4,
5,27,28に巻き掛けられたゴム製の履帯6とを備
える。駆動輪3が支持されたメインフレーム16の下部
には断面コ字状の嵌合部16aが形成されている。中間
転輪27,28を支持する断面コ字状のサブフレーム2
9は嵌合部16aに対して上下方向に相対移動可能に嵌
合され、その嵌合内部には2個のゴムブロック32が介
装されている。中間転輪27,28の振動はゴムブロッ
ク32の弾性変形により吸収され、このときサブフレー
ム29は嵌合部16a内を上下にスライドするだけなの
で、中間転輪27,28の支軸30,31は常に駆動輪
3の回転軸心に対して平行に保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不整地等を走行す
るクローラ車に装着されるクローラ及びクローラ車に関
するものである。
るクローラ車に装着されるクローラ及びクローラ車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に不整地等を走行するためのクロー
ラ車に装着されるクローラ(無限軌道輪)は、駆動輪
と、この駆動輪より下方に配置された複数個の転輪とを
備え、駆動輪及び転輪に外接するように掛装された履帯
が路面側ほど広がった略三角形状となってクローラと路
面との接触面が広く確保できるようにしている。
ラ車に装着されるクローラ(無限軌道輪)は、駆動輪
と、この駆動輪より下方に配置された複数個の転輪とを
備え、駆動輪及び転輪に外接するように掛装された履帯
が路面側ほど広がった略三角形状となってクローラと路
面との接触面が広く確保できるようにしている。
【0003】通常、転輪は駆動輪が支持された支持部材
に支持されているため、クローラ車の走行中における路
面の起伏による転輪の振動は、支持部材及び駆動輪を介
して車体に伝達される。そのため、車体に伝わる振動の
ためクローラ車の乗り心地が悪くなる。そこで、例えば
実開昭60−29777号公報、特開平3−19357
3号公報及び実開昭62−25286号公報等には、転
輪からの振動が駆動輪を介して車体に伝達されることを
抑えるため、駆動輪を支持するフレームと転輪を支持す
るフレームとの間にゴムやバネ等の弾性部材を介装させ
たクローラ輪が開示されている。
に支持されているため、クローラ車の走行中における路
面の起伏による転輪の振動は、支持部材及び駆動輪を介
して車体に伝達される。そのため、車体に伝わる振動の
ためクローラ車の乗り心地が悪くなる。そこで、例えば
実開昭60−29777号公報、特開平3−19357
3号公報及び実開昭62−25286号公報等には、転
輪からの振動が駆動輪を介して車体に伝達されることを
抑えるため、駆動輪を支持するフレームと転輪を支持す
るフレームとの間にゴムやバネ等の弾性部材を介装させ
たクローラ輪が開示されている。
【0004】例えば特開平3−193573号公報に開
示されたクローラでは、図7に示すように、駆動輪(図
示せず)が支持されたフレーム51に対して、転輪(中
間ローラ)52が支持されたローラフレーム53をゴム
ブロック54を介して連結させていた。
示されたクローラでは、図7に示すように、駆動輪(図
示せず)が支持されたフレーム51に対して、転輪(中
間ローラ)52が支持されたローラフレーム53をゴム
ブロック54を介して連結させていた。
【0005】また、実開昭60−29777号公報に開
示のクローラでは、図8に示すように、駆動輪(図示せ
ず)が支持されるとともに転輪(下ローラ)55の両側
に延出する一対のトラックフレーム部56と、転輪55
をその両側で回転可能に支持する一対の支持部材57と
の連結部にゴム板と鉄板を重ね合わせた緩衝板58をそ
れぞれ介装し、各緩衝板58にボルト59を挿通させて
締結している。
示のクローラでは、図8に示すように、駆動輪(図示せ
ず)が支持されるとともに転輪(下ローラ)55の両側
に延出する一対のトラックフレーム部56と、転輪55
をその両側で回転可能に支持する一対の支持部材57と
の連結部にゴム板と鉄板を重ね合わせた緩衝板58をそ
れぞれ介装し、各緩衝板58にボルト59を挿通させて
締結している。
【0006】さらに実開昭62−25286号公報に開
示のクローラでは、転輪を回転可能にその両側で支持す
る一対の支持部材を、駆動輪が支持されたフレームに対
してそれぞれリーフスプリングを介して連結していた。
示のクローラでは、転輪を回転可能にその両側で支持す
る一対の支持部材を、駆動輪が支持されたフレームに対
してそれぞれリーフスプリングを介して連結していた。
【0007】さらに、特開昭57−90276号公報に
開示のクローラでは、履帯の幅方向に並んだ単数、また
は複数のローラをユニット化し、各ローラを支持するユ
ニットとフレームの間に弾性パッドを介装している。
開示のクローラでは、履帯の幅方向に並んだ単数、また
は複数のローラをユニット化し、各ローラを支持するユ
ニットとフレームの間に弾性パッドを介装している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7のクロー
ラによると、ゴムブロック54の変形方向が自由であっ
たため、転輪52の軸心が駆動輪の軸心と平行でなくな
る。例えばゴムブロック54がねじれて転輪52の回転
軸52aが進行方向に対して直角でなくなると、転輪5
2にその転動方向と異なる無理な力が加わることにな
る。また、転輪52が受ける荷重の偏りにより転輪52
の姿勢が左右(車幅方向)に傾き、例えば履帯(ゴムク
ローラ)60から転輪52が脱輪し易くなる。
ラによると、ゴムブロック54の変形方向が自由であっ
たため、転輪52の軸心が駆動輪の軸心と平行でなくな
る。例えばゴムブロック54がねじれて転輪52の回転
軸52aが進行方向に対して直角でなくなると、転輪5
2にその転動方向と異なる無理な力が加わることにな
る。また、転輪52が受ける荷重の偏りにより転輪52
の姿勢が左右(車幅方向)に傾き、例えば履帯(ゴムク
ローラ)60から転輪52が脱輪し易くなる。
【0009】また、図8のクローラによれば、緩衝板5
8にボルト59が挿通されているため転輪55の進行方
向に対するねじれは抑えられるものの、緩衝板58に加
わる力が左右で異なれば転輪55の姿勢が左右に傾くこ
とになり、例えば転輪55の履帯からの脱輪の恐れは避
けられない。
8にボルト59が挿通されているため転輪55の進行方
向に対するねじれは抑えられるものの、緩衝板58に加
わる力が左右で異なれば転輪55の姿勢が左右に傾くこ
とになり、例えば転輪55の履帯からの脱輪の恐れは避
けられない。
【0010】また、特開昭57−90276号公報のク
ローラでは、ローラ(転輪)の進行方向に対するねじれ
や、ローラ(転輪)の姿勢の左右への傾きは、一見抑え
られる。しかし、各ユニットをフレームに摺動自在とす
るために、各ユニット毎にフレームとの間に十分な隙間
が必要となるため、実際には、各ローラ(転輪)は相当
な遊びを有することとなり、この遊びにより、進行方向
に対するねじれや、姿勢の左右への傾きを生じることと
なる。金属製の履帯を用い、履帯自身に相当の剛性を付
与すれば、前述のような遊びはある程度無視することが
できるが、ゴム製のクローラにて、クローラ自身が幅方
向においても不規則に変形するような場合には、脱輪を
防止するために、前述の遊びを抑える必要が生じる。
ローラでは、ローラ(転輪)の進行方向に対するねじれ
や、ローラ(転輪)の姿勢の左右への傾きは、一見抑え
られる。しかし、各ユニットをフレームに摺動自在とす
るために、各ユニット毎にフレームとの間に十分な隙間
が必要となるため、実際には、各ローラ(転輪)は相当
な遊びを有することとなり、この遊びにより、進行方向
に対するねじれや、姿勢の左右への傾きを生じることと
なる。金属製の履帯を用い、履帯自身に相当の剛性を付
与すれば、前述のような遊びはある程度無視することが
できるが、ゴム製のクローラにて、クローラ自身が幅方
向においても不規則に変形するような場合には、脱輪を
防止するために、前述の遊びを抑える必要が生じる。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、転輪の振動が車体へ伝
達することをその転輪の姿勢を崩さずに抑えることがで
きるクローラ及びクローラ車を提供することにある。
れたものであって、その目的は、転輪の振動が車体へ伝
達することをその転輪の姿勢を崩さずに抑えることがで
きるクローラ及びクローラ車を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、クローラ車の車軸に連結
可能に設けられた駆動輪と、該駆動輪より下方に配置さ
れた転輪と、該駆動輪及び転輪に外接するように掛装さ
れた履帯とを備えたクローラにおいて、前記駆動輪を回
動可能に支持するとともに、履帯走行方向に対し前端に
配置される前方転輪及び履帯走行方向に対し後端に配置
される後方転輪を回転可能に支持する第1の支持部材
と、前記前方転輪と後方転輪の間に配置され、履帯の走
行方向前後に並ぶ複数の中間転輪を回転可能に支持する
第2の支持部材と、前記第1の支持部材を第2の支持部
材と連結する連結部材とを設け、前記連結部材に少なく
とも履帯の幅方向及び履帯の走行方向と直交する方向へ
の転輪の変位を許容し、履帯の幅方向への変位を規制す
る転輪変位規制部材を備えた。
め請求項1に記載の発明では、クローラ車の車軸に連結
可能に設けられた駆動輪と、該駆動輪より下方に配置さ
れた転輪と、該駆動輪及び転輪に外接するように掛装さ
れた履帯とを備えたクローラにおいて、前記駆動輪を回
動可能に支持するとともに、履帯走行方向に対し前端に
配置される前方転輪及び履帯走行方向に対し後端に配置
される後方転輪を回転可能に支持する第1の支持部材
と、前記前方転輪と後方転輪の間に配置され、履帯の走
行方向前後に並ぶ複数の中間転輪を回転可能に支持する
第2の支持部材と、前記第1の支持部材を第2の支持部
材と連結する連結部材とを設け、前記連結部材に少なく
とも履帯の幅方向及び履帯の走行方向と直交する方向へ
の転輪の変位を許容し、履帯の幅方向への変位を規制す
る転輪変位規制部材を備えた。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のクローラにおいて、前記第1の支持部材と第2の支
持部材との間には、振動減衰手段が介装された。請求項
3に記載の発明では、クローラ車には、請求項1又は請
求項2に記載のクローラが装着されている。
載のクローラにおいて、前記第1の支持部材と第2の支
持部材との間には、振動減衰手段が介装された。請求項
3に記載の発明では、クローラ車には、請求項1又は請
求項2に記載のクローラが装着されている。
【0014】従って、請求項1及び請求項3に記載の発
明によれば、駆動輪、前方転輪及び後方転輪を回転可能
に支持する第1の支持部材と、複数の中間転輪を回転可
能に支持する第2の支持部材とが連結部材により連結さ
れる。そして、連結部材に備えられた転輪変位規制部材
により、中間転輪は、少なくとも履帯の幅方向及び履帯
の走行方向と直交する方向への変位が許容されるが、履
帯の幅方向への変位は規制される。従って、遊びを原因
とする中間転輪のねじれや姿勢の左右への傾きが起こら
ない。
明によれば、駆動輪、前方転輪及び後方転輪を回転可能
に支持する第1の支持部材と、複数の中間転輪を回転可
能に支持する第2の支持部材とが連結部材により連結さ
れる。そして、連結部材に備えられた転輪変位規制部材
により、中間転輪は、少なくとも履帯の幅方向及び履帯
の走行方向と直交する方向への変位が許容されるが、履
帯の幅方向への変位は規制される。従って、遊びを原因
とする中間転輪のねじれや姿勢の左右への傾きが起こら
ない。
【0015】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、路面から中間転輪に伝わった振動は、第1の支持部
材と第2の支持部材との間に介装された振動減衰手段に
より吸収される。
ば、路面から中間転輪に伝わった振動は、第1の支持部
材と第2の支持部材との間に介装された振動減衰手段に
より吸収される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図1〜図6に基づいて説明する。図6に示すよう
に、四輪駆動であるクローラ車1はタイヤの替わりにク
ローラとしての三角クローラ2を装着している。三角ク
ローラ2は四輪全て同じ構造である。
形態を図1〜図6に基づいて説明する。図6に示すよう
に、四輪駆動であるクローラ車1はタイヤの替わりにク
ローラとしての三角クローラ2を装着している。三角ク
ローラ2は四輪全て同じ構造である。
【0017】図1,図2に示すように,三角クローラ2
は、駆動輪3と、前方転輪としての第1の転輪4と、第
1の転輪4より径の小さな後方転輪としての第2の転輪
5と、駆動輪3及び両転輪4,5にほぼ三角形状を成す
ように巻き掛けられたゴム製の履帯6とを備えている。
履帯6の内面には所定ピッチで突部6aが形成されてい
る。駆動輪3には図2に示すように、駆動輪3を車軸と
してのハブ7に一体回転可能に固定するアダプタ8が、
複数個(この実施の形態では5個)のボルト9及びナッ
ト10を介して固定可能となっている。
は、駆動輪3と、前方転輪としての第1の転輪4と、第
1の転輪4より径の小さな後方転輪としての第2の転輪
5と、駆動輪3及び両転輪4,5にほぼ三角形状を成す
ように巻き掛けられたゴム製の履帯6とを備えている。
履帯6の内面には所定ピッチで突部6aが形成されてい
る。駆動輪3には図2に示すように、駆動輪3を車軸と
してのハブ7に一体回転可能に固定するアダプタ8が、
複数個(この実施の形態では5個)のボルト9及びナッ
ト10を介して固定可能となっている。
【0018】図2に示すように、駆動輪3の周縁には環
状の収容部11が形成され、収容部11内にはカラー1
2が駆動輪3の周方向に所定間隔をおいてピン13及び
Eリング(図示せず)を介して支持されている。隣接す
るカラー12の間隔は履帯6の突部6aが遊嵌可能な大
きさに形成され、駆動輪3の駆動力がカラー12と係合
する突部6aを介して履帯6に伝達されるようになって
いる。
状の収容部11が形成され、収容部11内にはカラー1
2が駆動輪3の周方向に所定間隔をおいてピン13及び
Eリング(図示せず)を介して支持されている。隣接す
るカラー12の間隔は履帯6の突部6aが遊嵌可能な大
きさに形成され、駆動輪3の駆動力がカラー12と係合
する突部6aを介して履帯6に伝達されるようになって
いる。
【0019】図2に示すように、駆動輪3の中心部には
アダプタ8への取付け側と反対側(外側)に支持部14
が突設され、支持部14に軸受15を介して駆動輪3は
第1の支持部材としてのメインフレーム16に相対回転
可能に支持されている。メインフレーム16はその下側
が駆動輪3の収容部11を覆うように屈曲形成されてお
り、その下端部は図2及び図4に示すように転輪変位規
制部材を構成する断面コ字状の嵌合部16aが形成され
ている。
アダプタ8への取付け側と反対側(外側)に支持部14
が突設され、支持部14に軸受15を介して駆動輪3は
第1の支持部材としてのメインフレーム16に相対回転
可能に支持されている。メインフレーム16はその下側
が駆動輪3の収容部11を覆うように屈曲形成されてお
り、その下端部は図2及び図4に示すように転輪変位規
制部材を構成する断面コ字状の嵌合部16aが形成され
ている。
【0020】図1に示すように、第1の転輪4はメイン
フレーム16の前側(図1の左側)に第1リンク17及
び第2リンク18を介して支持されている。また、第2
の転輪5はメインフレーム16の後側(図1の右側)に
第3リンク19及び第4リンク20を介して支持されて
いる。各リンク17〜20は長さ調整可能となってお
り、各リンク17〜20を伸縮調整して各輪3〜5の軸
心間距離を変更することにより履帯6の取付け・取外し
及び履帯6の張力調整が可能となっている。
フレーム16の前側(図1の左側)に第1リンク17及
び第2リンク18を介して支持されている。また、第2
の転輪5はメインフレーム16の後側(図1の右側)に
第3リンク19及び第4リンク20を介して支持されて
いる。各リンク17〜20は長さ調整可能となってお
り、各リンク17〜20を伸縮調整して各輪3〜5の軸
心間距離を変更することにより履帯6の取付け・取外し
及び履帯6の張力調整が可能となっている。
【0021】図3に示すように、第1リンク17は先端
にねじが形成された軸17aと、その基端部(第1端
部)に回動可能に嵌合されたブラケット17bと、軸1
7aに螺着されたブラケット17cとから長さ調整可能
に構成されている。軸17aにはスパナによる回動操作
を容易とするため、六角状の係合部17dが形成されて
いる。
にねじが形成された軸17aと、その基端部(第1端
部)に回動可能に嵌合されたブラケット17bと、軸1
7aに螺着されたブラケット17cとから長さ調整可能
に構成されている。軸17aにはスパナによる回動操作
を容易とするため、六角状の係合部17dが形成されて
いる。
【0022】第1リンク17はその基端が支軸21及び
ゴムブッシュ22を介してメインフレーム16に固定さ
れている。支軸21は、メインフレーム16に形成され
た孔に嵌合されたゴムブッシュ22に嵌挿され、支軸2
1の先端に形成された雄ねじ部に螺合されたナット23
によりブラケット17bに取付けられている。第1リン
ク17の先端(第2端部)に螺着されたブラケット17
cには、支軸24が支軸21と平行に嵌挿され、支軸2
4の両端に軸受25を介して一対の第1の転輪4が回転
可能に支持されている。
ゴムブッシュ22を介してメインフレーム16に固定さ
れている。支軸21は、メインフレーム16に形成され
た孔に嵌合されたゴムブッシュ22に嵌挿され、支軸2
1の先端に形成された雄ねじ部に螺合されたナット23
によりブラケット17bに取付けられている。第1リン
ク17の先端(第2端部)に螺着されたブラケット17
cには、支軸24が支軸21と平行に嵌挿され、支軸2
4の両端に軸受25を介して一対の第1の転輪4が回転
可能に支持されている。
【0023】図1に示す第2〜第4リンク18〜20も
図3と同様の構造で長さ調整可能となっており、それぞ
れ軸18a〜20a、ブラケット18b〜20b、ブラ
ケット18c〜19c(第4リンク20のブラケットは
図示せず)及び係合部18d〜19d(第4リンク20
の係合部は図示せず)を備える。
図3と同様の構造で長さ調整可能となっており、それぞ
れ軸18a〜20a、ブラケット18b〜20b、ブラ
ケット18c〜19c(第4リンク20のブラケットは
図示せず)及び係合部18d〜19d(第4リンク20
の係合部は図示せず)を備える。
【0024】第2〜第4リンク18〜20は、第1リン
ク17と同様にメインフレーム16に対してはゴムブッ
シュ22を介して支軸21とナット23を用いて取付け
られ、支軸24,26に対しては両支軸24,26を各
ブラケット18c〜19c(第4リンク20のブラケッ
トは図示せず)に嵌挿する状態で連結されている。ま
た、履帯6が掛装された状態で伸縮調整されたとき、各
リンク17〜20は互いの張力バランスを保持するよう
にメインフレーム16に対する傾斜角(図1の紙面内に
おける)がそれぞれ変更可能となっている。
ク17と同様にメインフレーム16に対してはゴムブッ
シュ22を介して支軸21とナット23を用いて取付け
られ、支軸24,26に対しては両支軸24,26を各
ブラケット18c〜19c(第4リンク20のブラケッ
トは図示せず)に嵌挿する状態で連結されている。ま
た、履帯6が掛装された状態で伸縮調整されたとき、各
リンク17〜20は互いの張力バランスを保持するよう
にメインフレーム16に対する傾斜角(図1の紙面内に
おける)がそれぞれ変更可能となっている。
【0025】図1示すように、メインフレーム16の下
方には線Lを挟んで対称位置に、第2の転輪5と同径の
転輪としての中間転輪27,28が各一対ずつメインフ
レーム16とは別体の転輪変位規制部材を構成するとと
もに第2の支持部材としてのサブフレーム29の前後
(図1では左右)両端に嵌挿された支軸30,31に軸
受(図示せず)を介して回転可能に支持されている。
方には線Lを挟んで対称位置に、第2の転輪5と同径の
転輪としての中間転輪27,28が各一対ずつメインフ
レーム16とは別体の転輪変位規制部材を構成するとと
もに第2の支持部材としてのサブフレーム29の前後
(図1では左右)両端に嵌挿された支軸30,31に軸
受(図示せず)を介して回転可能に支持されている。
【0026】図1,図2に示すように、断面コ字状(図
4参照)を成すサブフレーム29はメインフレーム16
の嵌合部16aに嵌合されており、その嵌合内部には嵌
合部16aの両端寄りに2個の振動減衰手段としてのゴ
ムブロック32が介装されている。サブフレーム29の
側部から両側にピン33が突出しており、ピン33の両
端は嵌合部16aに形成された長穴34にそれぞれ挿通
されている。そのため、サブフレーム29は長穴34内
に挿通されたピン33の移動許容範囲内においてメイン
フレーム16に対して上下方向にだけ相対移動可能に係
合されている。なお、一対の各中間転輪27,28を支
持する支軸30,31は、サブフレーム29に対して左
右の中間転輪27,28が重量バランスする中間位置に
て固定されている。
4参照)を成すサブフレーム29はメインフレーム16
の嵌合部16aに嵌合されており、その嵌合内部には嵌
合部16aの両端寄りに2個の振動減衰手段としてのゴ
ムブロック32が介装されている。サブフレーム29の
側部から両側にピン33が突出しており、ピン33の両
端は嵌合部16aに形成された長穴34にそれぞれ挿通
されている。そのため、サブフレーム29は長穴34内
に挿通されたピン33の移動許容範囲内においてメイン
フレーム16に対して上下方向にだけ相対移動可能に係
合されている。なお、一対の各中間転輪27,28を支
持する支軸30,31は、サブフレーム29に対して左
右の中間転輪27,28が重量バランスする中間位置に
て固定されている。
【0027】図4は、メインフレーム16とサブフレー
ム29との嵌合構造を示す分解斜視図である。同図に示
すようにメインフレーム16の下部には前後(図4では
左右)に一対の支持部16bが下方に突設されている。
この支持部16bに形成された孔35に、メインフレー
ム16に第2リンク18及び第4リンク20を連結支持
するために用いられた支軸21が嵌挿されている。嵌合
部16aはメインフレーム16の下部において両支持部
16bに一定間隙を開けた中央に延設されている。
ム29との嵌合構造を示す分解斜視図である。同図に示
すようにメインフレーム16の下部には前後(図4では
左右)に一対の支持部16bが下方に突設されている。
この支持部16bに形成された孔35に、メインフレー
ム16に第2リンク18及び第4リンク20を連結支持
するために用いられた支軸21が嵌挿されている。嵌合
部16aはメインフレーム16の下部において両支持部
16bに一定間隙を開けた中央に延設されている。
【0028】サブフレーム29は嵌合部16aの内側に
嵌合可能な断面コ字状を有し、その長さは嵌合部16a
の長さよりも長く形成されている。サブフレーム29の
側部には両端に支軸30,31が嵌挿される2組の孔2
9aが形成され、中央寄りには2本のピン33が嵌挿さ
れる2組の孔29bが形成されている。ピン33はその
長さがサブフレーム29の幅よりも長く形成されてい
る。また、嵌合部16aの側部には各孔29bと相対す
る位置にピン33が挿通される長穴34が嵌合部16a
の延設方向と直交する方向に延びて形成されている。
嵌合可能な断面コ字状を有し、その長さは嵌合部16a
の長さよりも長く形成されている。サブフレーム29の
側部には両端に支軸30,31が嵌挿される2組の孔2
9aが形成され、中央寄りには2本のピン33が嵌挿さ
れる2組の孔29bが形成されている。ピン33はその
長さがサブフレーム29の幅よりも長く形成されてい
る。また、嵌合部16aの側部には各孔29bと相対す
る位置にピン33が挿通される長穴34が嵌合部16a
の延設方向と直交する方向に延びて形成されている。
【0029】略四角柱状を成す2個のゴムブロック32
は、サブフレーム29の両端寄り内面に嵌合するか、接
着剤を用いて接着するかなどの方法によりサブフレーム
29内の所定位置に位置決めされている。ゴムブロック
32はサブフレーム29に固定した状態で、その上部が
サブフレーム29の上端より上方へ所定量突出する高さ
に形成されている。ゴムブロック32の上部側縁には凹
部32aが形成されており、凹部32aによりその断面
積(高さ方向と直交する断面)が上端側ほど小さくなっ
ている。三角クローラ2が路面36上に置かれた状態で
は図5(a)に示すように嵌合部16aの内面がゴムブ
ロック32の上面に当接する。凹部32aは図5(b)
に示すように、ゴムブロック32の圧縮変形が主にその
上部で行われ、かつそのポアソン比による変形時の横方
向への膨らみを許容する隙間37を嵌合部内に確保する
ために形成されている。
は、サブフレーム29の両端寄り内面に嵌合するか、接
着剤を用いて接着するかなどの方法によりサブフレーム
29内の所定位置に位置決めされている。ゴムブロック
32はサブフレーム29に固定した状態で、その上部が
サブフレーム29の上端より上方へ所定量突出する高さ
に形成されている。ゴムブロック32の上部側縁には凹
部32aが形成されており、凹部32aによりその断面
積(高さ方向と直交する断面)が上端側ほど小さくなっ
ている。三角クローラ2が路面36上に置かれた状態で
は図5(a)に示すように嵌合部16aの内面がゴムブ
ロック32の上面に当接する。凹部32aは図5(b)
に示すように、ゴムブロック32の圧縮変形が主にその
上部で行われ、かつそのポアソン比による変形時の横方
向への膨らみを許容する隙間37を嵌合部内に確保する
ために形成されている。
【0030】2個のゴムブロック32を固定したサブフ
レーム29を嵌合部16aに嵌合した後、ピン33を長
穴34に挿通させた状態で孔29bに固定することによ
り、サブフレーム29をメインフレーム16に対して上
下方向にだけ相対移動可能に係合させている。サブフレ
ーム29をメインフレーム16に係合させた状態では、
図1に示すようにサブフレーム29に嵌挿された支軸3
0,31が、嵌合部16aと両支持部16b間の間隙に
位置する。
レーム29を嵌合部16aに嵌合した後、ピン33を長
穴34に挿通させた状態で孔29bに固定することによ
り、サブフレーム29をメインフレーム16に対して上
下方向にだけ相対移動可能に係合させている。サブフレ
ーム29をメインフレーム16に係合させた状態では、
図1に示すようにサブフレーム29に嵌挿された支軸3
0,31が、嵌合部16aと両支持部16b間の間隙に
位置する。
【0031】また、一対ずつ設けられた各転輪4,5,
27,28の間隔は履帯6の突部6aの基端部の幅とほ
ぼ等しく設定されており、履帯6はそれぞれ一対ずつ設
けられた各転輪4,5,27,28の間を突部6aが通
過するように駆動輪3及び各転輪4,5,27,28に
巻き掛けられている。なお、図1は一対の第1の転輪4
及び中間転輪27,28のうち、外側に配置されるもの
を省略した側面図である。
27,28の間隔は履帯6の突部6aの基端部の幅とほ
ぼ等しく設定されており、履帯6はそれぞれ一対ずつ設
けられた各転輪4,5,27,28の間を突部6aが通
過するように駆動輪3及び各転輪4,5,27,28に
巻き掛けられている。なお、図1は一対の第1の転輪4
及び中間転輪27,28のうち、外側に配置されるもの
を省略した側面図である。
【0032】次に、この三角クローラ2の作用を説明す
る。図2に示すように、三角クローラ2は車軸にハブ7
及びアダプタ8を介して取付けられる。アダプタ8はハ
ブボルト38及びハブナット39によりハブ7に固定さ
れ、駆動輪3はボルト9及びナット10によりアダプタ
8に固定される。
る。図2に示すように、三角クローラ2は車軸にハブ7
及びアダプタ8を介して取付けられる。アダプタ8はハ
ブボルト38及びハブナット39によりハブ7に固定さ
れ、駆動輪3はボルト9及びナット10によりアダプタ
8に固定される。
【0033】クローラ車1の車重は装着された各三角ク
ローラ2に分配される。このとき、一対ずつの中間転輪
27,28を支持するサブフレーム29に対し、メイン
フレーム16から嵌合部16aを介して車重による下向
きの力が加わるためゴムブロック32が圧縮変形したバ
ランス状態(車重による均衡状態で図5(a)と図5
(b)との中間状態)となる。
ローラ2に分配される。このとき、一対ずつの中間転輪
27,28を支持するサブフレーム29に対し、メイン
フレーム16から嵌合部16aを介して車重による下向
きの力が加わるためゴムブロック32が圧縮変形したバ
ランス状態(車重による均衡状態で図5(a)と図5
(b)との中間状態)となる。
【0034】エンジン始動されてクラッチが接続される
と、駆動輪3の駆動力がカラー12と係合する突部6a
を介して履帯6に伝達され、この履帯6が回転すること
によりクローラ車1は走行する。
と、駆動輪3の駆動力がカラー12と係合する突部6a
を介して履帯6に伝達され、この履帯6が回転すること
によりクローラ車1は走行する。
【0035】クローラ車1の走行中、路面36の凹凸や
路面36上の小石等を履帯6が踏むと各転輪4,5,2
7,28はその凹凸等に応じて振動する。このとき、中
間転輪27,28の振動は、サブフレーム29と嵌合部
16aとの嵌合内部に介装された2個のゴムブロック3
2の弾性変形により吸収される。図5(a)に示すゴム
ブロック32の伸長状態でも嵌合部16aからの荷重が
減るだけでゴムブロック32は圧縮状態にある。図5
(b)の圧縮状態では、ゴムブロック32のポアソン比
による横方向への膨らみが凹部32aによる隙間37に
より許容される。そのため、ゴムブロック32の弾性変
形が円滑に行われ、振動は効率良く吸収される。
路面36上の小石等を履帯6が踏むと各転輪4,5,2
7,28はその凹凸等に応じて振動する。このとき、中
間転輪27,28の振動は、サブフレーム29と嵌合部
16aとの嵌合内部に介装された2個のゴムブロック3
2の弾性変形により吸収される。図5(a)に示すゴム
ブロック32の伸長状態でも嵌合部16aからの荷重が
減るだけでゴムブロック32は圧縮状態にある。図5
(b)の圧縮状態では、ゴムブロック32のポアソン比
による横方向への膨らみが凹部32aによる隙間37に
より許容される。そのため、ゴムブロック32の弾性変
形が円滑に行われ、振動は効率良く吸収される。
【0036】このとき、バネと異なりゴムはダンパ効果
を有するため、振動の低周波成分だけでなく高周波成分
もこのゴムブロック32により吸収される。また、第1
の転輪4や第2の転輪5の振動は、各リンク17〜20
の基端部とメインフレーム16との間に介装されたゴム
ブッシュ22の弾性変形により吸収される。このゴムブ
ッシュ22によっても振動の低周波成分だけでなく高周
波成分も吸収される。その結果、各転輪4,5,27,
28の振動が高周波成分までも車体に伝達されずに抑え
られるため、クローラ車1の乗り心地が良くなる。
を有するため、振動の低周波成分だけでなく高周波成分
もこのゴムブロック32により吸収される。また、第1
の転輪4や第2の転輪5の振動は、各リンク17〜20
の基端部とメインフレーム16との間に介装されたゴム
ブッシュ22の弾性変形により吸収される。このゴムブ
ッシュ22によっても振動の低周波成分だけでなく高周
波成分も吸収される。その結果、各転輪4,5,27,
28の振動が高周波成分までも車体に伝達されずに抑え
られるため、クローラ車1の乗り心地が良くなる。
【0037】ここで、中間転輪27,28が支持された
各支軸30,31を駆動輪3の回転軸心と平行となるよ
うに支持しているサブフレーム29は、互いにコ字状に
形成された嵌合部16aに対して嵌合された状態にある
ため、嵌合部16aに対する相対移動によっても上下方
向にスライドするだけでその姿勢は保持される。よっ
て、中間転輪27,28が振動してサブフレーム29が
嵌合部16aに対して上下方向に相対移動しても、支軸
30,31は常に駆動輪3の回転軸心と平行に保持され
る。
各支軸30,31を駆動輪3の回転軸心と平行となるよ
うに支持しているサブフレーム29は、互いにコ字状に
形成された嵌合部16aに対して嵌合された状態にある
ため、嵌合部16aに対する相対移動によっても上下方
向にスライドするだけでその姿勢は保持される。よっ
て、中間転輪27,28が振動してサブフレーム29が
嵌合部16aに対して上下方向に相対移動しても、支軸
30,31は常に駆動輪3の回転軸心と平行に保持され
る。
【0038】つまり、支軸30,31が水平面内で回動
変位したねじれのため中間転輪27,28の向きが履帯
6の向きと異なったり、支軸30,31が左右に傾いた
ため中間転輪27,28の姿勢が左右に傾くなどの不具
合は起こらない。その結果、従来技術で述べたような中
間転輪27,28の向きが履帯6の向きと異なったため
中間転輪27,28に無理な力がかかることが回避され
る。また、中間転輪27,28の姿勢が左右に傾かない
ことから、中間転輪27,28が履帯6から脱輪する心
配もなくなる。
変位したねじれのため中間転輪27,28の向きが履帯
6の向きと異なったり、支軸30,31が左右に傾いた
ため中間転輪27,28の姿勢が左右に傾くなどの不具
合は起こらない。その結果、従来技術で述べたような中
間転輪27,28の向きが履帯6の向きと異なったため
中間転輪27,28に無理な力がかかることが回避され
る。また、中間転輪27,28の姿勢が左右に傾かない
ことから、中間転輪27,28が履帯6から脱輪する心
配もなくなる。
【0039】また、クローラ車1は一般に山寒地などの
気象の厳しい場所で使用されることが多いが、ゴムブロ
ック32は嵌合部16aとサブフレーム29との嵌合内
部に収容されて保護された状態にあるため、ゴムブロッ
ク32のひび割れなどの劣化も起こり難い。
気象の厳しい場所で使用されることが多いが、ゴムブロ
ック32は嵌合部16aとサブフレーム29との嵌合内
部に収容されて保護された状態にあるため、ゴムブロッ
ク32のひび割れなどの劣化も起こり難い。
【0040】以上詳述したように本実施の形態では、以
下に列記する効果が得られる。 (a)中間転輪27,28をメインフレーム16に連結
するに当たり、サブフレーム29を用いることにより、
大きな嵌合部16aを設けることができる。これによ
り、相対移動に必要な遊びを設けた場合にも、各中間転
輪毎にメインフレーム16に対し相対移動可能な連結部
を設けた場合と比較して、同じ遊びの幅にて中間転輪2
7,28の進行方向に対するねじれや、姿勢の左右への
傾きを、有効に抑えることができる。特に、嵌合部16
aを履帯6の走行方向に中間転輪27,28の径よりも
長く延びた構造とすることで、遊びを原因とする進行方
向に対するねじれを有効に抑え、脱輪の防止を図ること
ができる。
下に列記する効果が得られる。 (a)中間転輪27,28をメインフレーム16に連結
するに当たり、サブフレーム29を用いることにより、
大きな嵌合部16aを設けることができる。これによ
り、相対移動に必要な遊びを設けた場合にも、各中間転
輪毎にメインフレーム16に対し相対移動可能な連結部
を設けた場合と比較して、同じ遊びの幅にて中間転輪2
7,28の進行方向に対するねじれや、姿勢の左右への
傾きを、有効に抑えることができる。特に、嵌合部16
aを履帯6の走行方向に中間転輪27,28の径よりも
長く延びた構造とすることで、遊びを原因とする進行方
向に対するねじれを有効に抑え、脱輪の防止を図ること
ができる。
【0041】(b)中間転輪27,28間にサブフレー
ム29を配置することで、メインフレーム16とサブフ
レーム29を相対移動可能に連結する連結部材、本実施
の形態では嵌合部16a、及び振動吸収に必要となる弾
性部材、本実施の形態ではゴムブロック32、を中間転
輪27,28の上方や履帯の幅方向に配置する必要が無
くなり、三角クローラ2の小型化を図ることができる。
ム29を配置することで、メインフレーム16とサブフ
レーム29を相対移動可能に連結する連結部材、本実施
の形態では嵌合部16a、及び振動吸収に必要となる弾
性部材、本実施の形態ではゴムブロック32、を中間転
輪27,28の上方や履帯の幅方向に配置する必要が無
くなり、三角クローラ2の小型化を図ることができる。
【0042】(c)サブフレーム29をメインフレーム
16の嵌合部16aに対して上下方向に相対移動可能に
嵌合させたので、ゴムブロック32による振動吸収時に
おいて、中間転輪27,28の姿勢を正常に保持したま
まとできる。従って、中間転輪27,28の履帯6から
の脱輪の恐れや、中間転輪27,28にその転動方向と
異なる無理な力が加えられることを回避できる。
16の嵌合部16aに対して上下方向に相対移動可能に
嵌合させたので、ゴムブロック32による振動吸収時に
おいて、中間転輪27,28の姿勢を正常に保持したま
まとできる。従って、中間転輪27,28の履帯6から
の脱輪の恐れや、中間転輪27,28にその転動方向と
異なる無理な力が加えられることを回避できる。
【0043】(d)ゴムブロック32はメインフレーム
16の嵌合部16aとサブフレーム29との嵌合内部に
収められて保護された状態にあるため、ゴムブロック3
2の劣化を抑えることができる。
16の嵌合部16aとサブフレーム29との嵌合内部に
収められて保護された状態にあるため、ゴムブロック3
2の劣化を抑えることができる。
【0044】(e)ゴム製のゴムブロック32を用いた
ため、ダンパを別に設けなくても振動の高周波成分を除
去できるため、振動吸収構造のコンパクト化が図れて三
角クローラ2の小型化を図ることができる。
ため、ダンパを別に設けなくても振動の高周波成分を除
去できるため、振動吸収構造のコンパクト化が図れて三
角クローラ2の小型化を図ることができる。
【0045】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成することもできる。 (1)規制手段は第1の嵌合部と第2の嵌合部との嵌合
構造に限定されない。例えば第2の支持部材に対して出
没可能に設けたロッドを弾性部材により突出側に付勢
し、そのロッドの先端部を第1の支持部材に設けたガイ
ド穴に挿通することにより、第2の支持部材を第1の支
持部材に対して上下方向にだけ相対移動可能とした構成
としてもよい。例えば、前記実施の形態において、サブ
フレーム29を箱状とし、その箱から出没可能にロッド
を設けるとともに箱内に配設したゴムブロックにロッド
を上方へ付勢して設け、そのロッドの先端部をメインフ
レーム16に形成したガイド穴に挿通させた構成とすれ
ばよい。この構成によっても、第2の支持部材が第1の
支持部材に対して転輪の回転軸心を駆動輪の回転軸心と
平行に保持したまま上下方向に相対移動するので、前記
実施の形態と同様の効果が得られる。また、弾性部材と
してのゴムブロックも箱状のサブフレーム内に収められ
るため保護される。
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成することもできる。 (1)規制手段は第1の嵌合部と第2の嵌合部との嵌合
構造に限定されない。例えば第2の支持部材に対して出
没可能に設けたロッドを弾性部材により突出側に付勢
し、そのロッドの先端部を第1の支持部材に設けたガイ
ド穴に挿通することにより、第2の支持部材を第1の支
持部材に対して上下方向にだけ相対移動可能とした構成
としてもよい。例えば、前記実施の形態において、サブ
フレーム29を箱状とし、その箱から出没可能にロッド
を設けるとともに箱内に配設したゴムブロックにロッド
を上方へ付勢して設け、そのロッドの先端部をメインフ
レーム16に形成したガイド穴に挿通させた構成とすれ
ばよい。この構成によっても、第2の支持部材が第1の
支持部材に対して転輪の回転軸心を駆動輪の回転軸心と
平行に保持したまま上下方向に相対移動するので、前記
実施の形態と同様の効果が得られる。また、弾性部材と
してのゴムブロックも箱状のサブフレーム内に収められ
るため保護される。
【0046】(2)弾性部材をゴムとしたが、第1の嵌
合部と第2の嵌合部との嵌合内部に空気等の気体や油,
水等の液体を、油,水等の液体の場合は少量の空気等の
気体を共存させて密閉した構成とし、この嵌合内部の気
体や液体によりダンパ効果を図ってもよい。この構成に
よっても、ダンパを別に設けることなく振動の高周波成
分を除去することができる。
合部と第2の嵌合部との嵌合内部に空気等の気体や油,
水等の液体を、油,水等の液体の場合は少量の空気等の
気体を共存させて密閉した構成とし、この嵌合内部の気
体や液体によりダンパ効果を図ってもよい。この構成に
よっても、ダンパを別に設けることなく振動の高周波成
分を除去することができる。
【0047】(3)ピン33及び長穴34による係合を
無くし、嵌合部16aにサブフレーム29を嵌合させた
だけの構成としてもよい。サブフレーム29と嵌合部1
6aとの嵌合がきつく簡単に抜け落ちなければ問題はな
い。また、履帯6が巻き掛けられた状態でサブフレーム
29が嵌合部16aに嵌合していさえすれば抜け落ち易
い構造であっても問題はない。これらの構成によっても
前記実施の形態と同様の効果は得られる。
無くし、嵌合部16aにサブフレーム29を嵌合させた
だけの構成としてもよい。サブフレーム29と嵌合部1
6aとの嵌合がきつく簡単に抜け落ちなければ問題はな
い。また、履帯6が巻き掛けられた状態でサブフレーム
29が嵌合部16aに嵌合していさえすれば抜け落ち易
い構造であっても問題はない。これらの構成によっても
前記実施の形態と同様の効果は得られる。
【0048】(4)第1の嵌合部と第2の嵌合部との嵌
合構造は、コ字状の嵌合に限定されない。例えば円筒状
の嵌合としてもよい。この場合、複数箇所で支持して振
動吸収したい場合には、円筒状の嵌合部を例えば前後方
向に沿う複数箇所に設けて支持すればよい。
合構造は、コ字状の嵌合に限定されない。例えば円筒状
の嵌合としてもよい。この場合、複数箇所で支持して振
動吸収したい場合には、円筒状の嵌合部を例えば前後方
向に沿う複数箇所に設けて支持すればよい。
【0049】(5)弾性部材をゴムブロック32に替え
てバネとしてもよい。振動の低周波成分の除去はでき
る。また、高周波成分までを除去したときにはダンパを
併設すればよい。
てバネとしてもよい。振動の低周波成分の除去はでき
る。また、高周波成分までを除去したときにはダンパを
併設すればよい。
【0050】(6)弾性部材の配設位置は嵌合内部に限
定されない。例えば弾性部材を第1の嵌合部と第2の嵌
合部との嵌合部外に設けてもよい。この構成によれば、
嵌合部による弾性部材の保護はできないが、その他の効
果は同様に得られる。
定されない。例えば弾性部材を第1の嵌合部と第2の嵌
合部との嵌合部外に設けてもよい。この構成によれば、
嵌合部による弾性部材の保護はできないが、その他の効
果は同様に得られる。
【0051】(7)ゴムブロック32の形状は適宜変更
してよい。例えば凹部32aを無くしてもよい。 (8)ゴムブロック32の個数は2個に限定されない。
例えば3個でもよいし、嵌合内部の長手方向に沿うよう
な長い形状のものを1本設けてもよい。
してよい。例えば凹部32aを無くしてもよい。 (8)ゴムブロック32の個数は2個に限定されない。
例えば3個でもよいし、嵌合内部の長手方向に沿うよう
な長い形状のものを1本設けてもよい。
【0052】(9)前記実施の形態では中間転輪27,
28にのみ本発明を適用したが、本発明を適用する転輪
の個数はクローラの構造等に応じて適宜変更できる。 (10)自動車タイプのクローラ車に限定されず、本発
明のクローラを産業車両に適用してもよい。
28にのみ本発明を適用したが、本発明を適用する転輪
の個数はクローラの構造等に応じて適宜変更できる。 (10)自動車タイプのクローラ車に限定されず、本発
明のクローラを産業車両に適用してもよい。
【0053】前記実施の形態から把握され、特許請求の
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項2に記載の発明において、前記転輪変位規
制部材は、前記連結部材に備えられた相対移動可能な嵌
合状態とされた嵌合部材であり、前記振動減衰手段は該
嵌合部材の嵌合内部に収容されている。この構成によれ
ば、振動減衰手段を嵌合部材により保護することがで
き、例えば振動減衰手段がゴムを備えた場合には、その
ゴムの劣化が抑えられる。
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項2に記載の発明において、前記転輪変位規
制部材は、前記連結部材に備えられた相対移動可能な嵌
合状態とされた嵌合部材であり、前記振動減衰手段は該
嵌合部材の嵌合内部に収容されている。この構成によれ
ば、振動減衰手段を嵌合部材により保護することがで
き、例えば振動減衰手段がゴムを備えた場合には、その
ゴムの劣化が抑えられる。
【0054】(ロ)請求項2に記載の発明において、前
記振動減衰手段はゴムである。この構成によれば、振動
の高周波成分を除去するに当たり、ゴムのダンパ効果に
よりダンパを別に設けなくて済み、クローラのコンパク
ト化を図ることができる。
記振動減衰手段はゴムである。この構成によれば、振動
の高周波成分を除去するに当たり、ゴムのダンパ効果に
よりダンパを別に設けなくて済み、クローラのコンパク
ト化を図ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
3に記載の発明によれば、中間転輪を第2の支持部材に
より回転可能に支持し、第2の支持部材を第1の支持部
材に対し相対移動可能に連結する構造としたので、遊び
を原因とする中間転輪のねじれや姿勢の左右への傾きを
抑えることができる。従って、中間転輪の軸心が履帯の
軸心に対して常に平行に保持されるため、中間転輪への
無理な方向の力の付加や、転輪の履帯からの脱輪を防止
することができる。
3に記載の発明によれば、中間転輪を第2の支持部材に
より回転可能に支持し、第2の支持部材を第1の支持部
材に対し相対移動可能に連結する構造としたので、遊び
を原因とする中間転輪のねじれや姿勢の左右への傾きを
抑えることができる。従って、中間転輪の軸心が履帯の
軸心に対して常に平行に保持されるため、中間転輪への
無理な方向の力の付加や、転輪の履帯からの脱輪を防止
することができる。
【0056】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、第1の支持部材と第2の支持部材との間に振動減衰
手段を介装したので、中間転輪に路面から伝わった振動
を吸収し、クローラ車の乗り心地良さの向上を図ること
ができる。
ば、第1の支持部材と第2の支持部材との間に振動減衰
手段を介装したので、中間転輪に路面から伝わった振動
を吸収し、クローラ車の乗り心地良さの向上を図ること
ができる。
【図1】三角クローラの側面図。
【図2】図1におけるII−II線断面図。
【図3】リンク構造を示す正断面図。
【図4】サブフレームの取付構造を示す分解斜視図。
【図5】振動吸収構造の作用を説明するための正面図。
【図6】クローラ車の側面図。
【図7】従来装置の側面図。
【図8】従来装置の部分断面図。
1…クローラ車、2…クローラとしての三角クローラ、
3…駆動輪、4…前方転輪としての第1の転輪、5…後
方転輪としての第2の転輪、6…履帯、7…車軸として
のハブ、16…第1の支持部材としてのメインフレー
ム、16a…転輪変位規制手段を構成する嵌合部、2
7,28…中間転輪、29…転輪変位規制部材を構成す
るとともに第2の支持部材としてのサブフレーム、32
…振動減衰手段としてのゴムブロック。
3…駆動輪、4…前方転輪としての第1の転輪、5…後
方転輪としての第2の転輪、6…履帯、7…車軸として
のハブ、16…第1の支持部材としてのメインフレー
ム、16a…転輪変位規制手段を構成する嵌合部、2
7,28…中間転輪、29…転輪変位規制部材を構成す
るとともに第2の支持部材としてのサブフレーム、32
…振動減衰手段としてのゴムブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 正明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 奥村 和雅 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 昆沙賀 徹 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 柴崎 俊一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 クローラ車の車軸に連結可能に設けられ
た駆動輪と、該駆動輪より下方に配置された転輪と、該
駆動輪及び転輪に外接するように掛装された履帯とを備
えたクローラにおいて、 前記駆動輪を回動可能に支持するとともに、履帯走行方
向に対し前端に配置される前方転輪及び履帯走行方向に
対し後端に配置される後方転輪を回転可能に支持する第
1の支持部材と、前記前方転輪と後方転輪の間に配置さ
れ、履帯の走行方向前後に並ぶ複数の中間転輪を回転可
能に支持する第2の支持部材と、前記第1の支持部材を
第2の支持部材と連結する連結部材とを設け、前記連結
部材に少なくとも履帯の幅方向及び履帯の走行方向と直
交する方向への転輪の変位を許容し、履帯の幅方向への
変位を規制する転輪変位規制部材を備えたクローラ。 - 【請求項2】 前記第1の支持部材と第2の支持部材と
の間には、振動減衰手段が介装された請求項1に記載の
クローラ。 - 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載のクロ
ーラを装着したクローラ車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29810195A JPH09136676A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | クローラ及びクローラ車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29810195A JPH09136676A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | クローラ及びクローラ車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09136676A true JPH09136676A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17855176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29810195A Pending JPH09136676A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | クローラ及びクローラ車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09136676A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105835977A (zh) * | 2016-05-24 | 2016-08-10 | 邵萌 | 一种履带式爬壁机器人 |
| CN105945894A (zh) * | 2016-05-24 | 2016-09-21 | 邵萌 | 一种可任意转向的履带式爬壁机器人 |
| KR20170117162A (ko) * | 2015-02-18 | 2017-10-20 | 에이티아이 인코포레이티드 | 궤도-모듈 보기-서스펜션 시스템 |
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| CN118810947A (zh) * | 2024-09-20 | 2024-10-22 | 嘉兴泰特橡胶有限公司 | 一种带减震系统的高速三角底盘 |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP29810195A patent/JPH09136676A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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