JPH10181645A - クローラ、クローラ車及び自動車 - Google Patents
クローラ、クローラ車及び自動車Info
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- JPH10181645A JPH10181645A JP34563596A JP34563596A JPH10181645A JP H10181645 A JPH10181645 A JP H10181645A JP 34563596 A JP34563596 A JP 34563596A JP 34563596 A JP34563596 A JP 34563596A JP H10181645 A JPH10181645 A JP H10181645A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動輪が支持されたフレームに対して転輪を
変位可能に設けても、履帯の外れを起こり難くする。 【解決手段】 三角クローラ2は、自動車の回転軸に取
付けられる駆動輪3と、その下方に前後方向に4つ配列
された転輪4〜7と、各輪3〜7に外接するように三角
形状に巻き掛けられた履帯8とを備える。駆動輪3を支
持するメインフレーム14に対し、4つの転輪4〜7の
全てを支持しているサブフレーム18が3個のゴムブシ
ュ32,33を介して相対変位可能に連結されている。
従って、転輪4〜7は直線状の配列を保持したまま変位
する。また、3個のゴムブシュ32,33は平面上に三
角形を形成するレイアウトで配置され、前後2個が軸方
向を前後方向に一致させる向きに、中央側方の1個が軸
方向を幅方向に一致させる向きに配置されている。
変位可能に設けても、履帯の外れを起こり難くする。 【解決手段】 三角クローラ2は、自動車の回転軸に取
付けられる駆動輪3と、その下方に前後方向に4つ配列
された転輪4〜7と、各輪3〜7に外接するように三角
形状に巻き掛けられた履帯8とを備える。駆動輪3を支
持するメインフレーム14に対し、4つの転輪4〜7の
全てを支持しているサブフレーム18が3個のゴムブシ
ュ32,33を介して相対変位可能に連結されている。
従って、転輪4〜7は直線状の配列を保持したまま変位
する。また、3個のゴムブシュ32,33は平面上に三
角形を形成するレイアウトで配置され、前後2個が軸方
向を前後方向に一致させる向きに、中央側方の1個が軸
方向を幅方向に一致させる向きに配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不整地等での走破
性の向上を図るため車両に装着されるクローラに係り、
詳しくは駆動輪とその下方に配置される複数の転輪とに
履帯が巻き掛けられたクローラ、クローラ車及び自動車
に関するものである。
性の向上を図るため車両に装着されるクローラに係り、
詳しくは駆動輪とその下方に配置される複数の転輪とに
履帯が巻き掛けられたクローラ、クローラ車及び自動車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両の駆動軸にタイヤの替
わりにクローラを装着し、雪道やオフロードでの走破性
の向上を図る技術が従来より知られている。特に、自動
車用のクローラとして、履帯に駆動力を伝達する駆動輪
(スプロケット)と、主に荷重を受ける複数の転輪とに
略三角形状に履帯が巻き掛けられた構造が知られている
(例えば特開昭49−19535号公報、特開平4−8
682号公報、特開平6−305456号公報等)。
わりにクローラを装着し、雪道やオフロードでの走破性
の向上を図る技術が従来より知られている。特に、自動
車用のクローラとして、履帯に駆動力を伝達する駆動輪
(スプロケット)と、主に荷重を受ける複数の転輪とに
略三角形状に履帯が巻き掛けられた構造が知られている
(例えば特開昭49−19535号公報、特開平4−8
682号公報、特開平6−305456号公報等)。
【0003】例えば特開平4−8682号公報には図1
4に示すクローラ71が開示されている。クローラ71
は、車両の回転軸(ハブ)に連結される駆動輪72と、
その下方前後に配置された転輪73,74と、両転輪7
3,74間に配置された中間転輪75を備え、各輪72
〜75に外接するように履帯76が略三角形状に巻き掛
けられて構成される。各転輪73〜75は幅方向に左右
一対ずつ設けられ、履帯76の内周面に周方向に亘って
突設された突起(図示せず)を左右一対の転輪73〜7
5で挟み込むことで、履帯76が各転輪73〜75に案
内されるようになっている。
4に示すクローラ71が開示されている。クローラ71
は、車両の回転軸(ハブ)に連結される駆動輪72と、
その下方前後に配置された転輪73,74と、両転輪7
3,74間に配置された中間転輪75を備え、各輪72
〜75に外接するように履帯76が略三角形状に巻き掛
けられて構成される。各転輪73〜75は幅方向に左右
一対ずつ設けられ、履帯76の内周面に周方向に亘って
突設された突起(図示せず)を左右一対の転輪73〜7
5で挟み込むことで、履帯76が各転輪73〜75に案
内されるようになっている。
【0004】車両に装着された左右のクローラ71のう
ち片輪だけが傾斜路面に載った状態で走行するときや、
走行中のコーナリング時にはクローラ71が接地する路
面に対して車体が傾くため、この車体の傾斜に伴ってク
ローラ71も路面に対して傾斜するため、クローラ71
の接地面積が低下してグリップ力が小さくなることが起
こり得る。
ち片輪だけが傾斜路面に載った状態で走行するときや、
走行中のコーナリング時にはクローラ71が接地する路
面に対して車体が傾くため、この車体の傾斜に伴ってク
ローラ71も路面に対して傾斜するため、クローラ71
の接地面積が低下してグリップ力が小さくなることが起
こり得る。
【0005】そこで、特開昭59−13375号公報に
は、クローラが左右に傾いてもその接地面積を確保でき
るような図15に示す構造のクローラが開示されてい
る。このクローラでは、フレーム81に対して支軸82
を中心に回動可能に取付けられた取付部材(サブフレー
ム)83に、左右一対の転輪(案内輪)84は支持され
ている。左右一対の転輪84は履帯85の内周面に形成
された突起85aを挟むことで、履帯85を操舵方向に
応じた向きに案内している。クローラの姿勢が左右に傾
いても、フレーム81に対して取付部材83が支軸82
を中心に回動して転輪84が左右に揺動することで、履
帯85の接地面積が広く確保される。
は、クローラが左右に傾いてもその接地面積を確保でき
るような図15に示す構造のクローラが開示されてい
る。このクローラでは、フレーム81に対して支軸82
を中心に回動可能に取付けられた取付部材(サブフレー
ム)83に、左右一対の転輪(案内輪)84は支持され
ている。左右一対の転輪84は履帯85の内周面に形成
された突起85aを挟むことで、履帯85を操舵方向に
応じた向きに案内している。クローラの姿勢が左右に傾
いても、フレーム81に対して取付部材83が支軸82
を中心に回動して転輪84が左右に揺動することで、履
帯85の接地面積が広く確保される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図15のクロ
ーラを含め、複数の転輪が駆動輪を支持するフレームに
対して変位可能に設けられた従来のクローラにおいて
は、各転輪が個々に変位可能となっていたため、外力を
受けた方向に応じて個々に異なる方向に姿勢が変化する
ことになっていた。転輪84は履帯85を案内する機能
をもつため、各転輪84のばらばらに変位したり、ある
転輪が他の転輪に対して逸脱した方向に変位するなどし
て、転輪84の変位方向が統一されていないと、複数対
の転輪84の幅方向間隙で形成された突起85aを案内
するための案内経路が部分的に蛇行することになる。そ
の結果、転輪84が突起85aを乗り越え易くなって履
帯85の外れを招き易いという問題があった。
ーラを含め、複数の転輪が駆動輪を支持するフレームに
対して変位可能に設けられた従来のクローラにおいて
は、各転輪が個々に変位可能となっていたため、外力を
受けた方向に応じて個々に異なる方向に姿勢が変化する
ことになっていた。転輪84は履帯85を案内する機能
をもつため、各転輪84のばらばらに変位したり、ある
転輪が他の転輪に対して逸脱した方向に変位するなどし
て、転輪84の変位方向が統一されていないと、複数対
の転輪84の幅方向間隙で形成された突起85aを案内
するための案内経路が部分的に蛇行することになる。そ
の結果、転輪84が突起85aを乗り越え易くなって履
帯85の外れを招き易いという問題があった。
【0007】また、駆動輪を支持するフレームと、各転
輪を支持するフレーム(サブフレーム)とを別体とし、
両フレーム間にゴムやバネ等の弾性部材を介装したクロ
ーラも知られてはいる。しかし、サブフレームに支持さ
れる転輪は一部の転輪だけであるため、履帯の突起を案
内するため各転輪の幅方向間隙で形成される案内経路が
蛇行することになり、やはり履帯の外れを招き易い構造
となっていた。
輪を支持するフレーム(サブフレーム)とを別体とし、
両フレーム間にゴムやバネ等の弾性部材を介装したクロ
ーラも知られてはいる。しかし、サブフレームに支持さ
れる転輪は一部の転輪だけであるため、履帯の突起を案
内するため各転輪の幅方向間隙で形成される案内経路が
蛇行することになり、やはり履帯の外れを招き易い構造
となっていた。
【0008】また、クローラの操舵時には、履帯は各転
輪からの力を突起の側面で受けることで操舵方向に案内
される。しかし、各転輪がばらばらに変位可能な構造で
あると、特定の転輪だけに外力が集中して働いて変位す
ると、その変位した転輪が突起の側面に当たる力が相対
的に大きいため、特に突起がゴム製の場合は、突起の側
面の磨耗が激しくなるという問題があった。
輪からの力を突起の側面で受けることで操舵方向に案内
される。しかし、各転輪がばらばらに変位可能な構造で
あると、特定の転輪だけに外力が集中して働いて変位す
ると、その変位した転輪が突起の側面に当たる力が相対
的に大きいため、特に突起がゴム製の場合は、突起の側
面の磨耗が激しくなるという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、その第1の目的は、駆動輪が支持され
たフレームに対して転輪を変位可能に設けても、履帯の
外れを起こり難くすることができるクローラ、クローラ
車及び自動車を提供することにある。また、第2の目的
は、ロール方向の荷重を効率良く吸収できることにあ
る。第3の目的は、フレームとサブフレームとの間に介
装する弾性部材の組付けの手間を簡単に済ませることに
ある。第4の目的は、円筒ブシュを利用しても、種々の
方向からの外力を効率良く吸収することにある。また、
第5の目的は、転輪の幅方向の横変位を小さく抑え、ク
ローラの操舵性を高めることにある。第6の目的は、円
筒ブシュの耐久性を向上させることにある。さらに第7
の目的は、路面からの振動の吸収率を高め、乗り心地を
良くすることにある。第8の目的は、円筒ブシュの耐久
性を損なわず、路面からの振動の吸収率を高めることに
ある。第9の目的は、サスペンション機能を備えた自動
車の回転軸にクローラを装着した構成において、コーナ
リング時にもクローラの接地面積を稼いでグリップ力を
高く確保することにある。
たものであって、その第1の目的は、駆動輪が支持され
たフレームに対して転輪を変位可能に設けても、履帯の
外れを起こり難くすることができるクローラ、クローラ
車及び自動車を提供することにある。また、第2の目的
は、ロール方向の荷重を効率良く吸収できることにあ
る。第3の目的は、フレームとサブフレームとの間に介
装する弾性部材の組付けの手間を簡単に済ませることに
ある。第4の目的は、円筒ブシュを利用しても、種々の
方向からの外力を効率良く吸収することにある。また、
第5の目的は、転輪の幅方向の横変位を小さく抑え、ク
ローラの操舵性を高めることにある。第6の目的は、円
筒ブシュの耐久性を向上させることにある。さらに第7
の目的は、路面からの振動の吸収率を高め、乗り心地を
良くすることにある。第8の目的は、円筒ブシュの耐久
性を損なわず、路面からの振動の吸収率を高めることに
ある。第9の目的は、サスペンション機能を備えた自動
車の回転軸にクローラを装着した構成において、コーナ
リング時にもクローラの接地面積を稼いでグリップ力を
高く確保することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、車両の回転軸に連結され
る駆動輪と、該駆動輪の下方に前後方向に配列された複
数の転輪と、該駆動輪及び各転輪に巻き掛けられた履帯
とを備えたクローラにおいて、前記転輪の全てを支持し
ているサブフレームが、前記駆動輪を回転可能に支持し
ているフレームに対して弾性手段を介して相対変位可能
に取り付けられている。
め請求項1に記載の発明では、車両の回転軸に連結され
る駆動輪と、該駆動輪の下方に前後方向に配列された複
数の転輪と、該駆動輪及び各転輪に巻き掛けられた履帯
とを備えたクローラにおいて、前記転輪の全てを支持し
ているサブフレームが、前記駆動輪を回転可能に支持し
ているフレームに対して弾性手段を介して相対変位可能
に取り付けられている。
【0011】第2の目的を達成するため請求項2に記載
の発明では、請求項1に記載のクローラにおいて、前記
弾性手段は、前記サブフレームと前記フレームとの連結
箇所に平面上の投影が多角形を形成する配置で介装され
た複数の弾性部材を備えている。
の発明では、請求項1に記載のクローラにおいて、前記
弾性手段は、前記サブフレームと前記フレームとの連結
箇所に平面上の投影が多角形を形成する配置で介装され
た複数の弾性部材を備えている。
【0012】第3の目的を達成するため請求項3に記載
の発明では、請求項2に記載のクローラにおいて、前記
弾性部材は、前記サブフレームと前記フレームとを連結
するための連結軸が挿通された円筒ブシュである。
の発明では、請求項2に記載のクローラにおいて、前記
弾性部材は、前記サブフレームと前記フレームとを連結
するための連結軸が挿通された円筒ブシュである。
【0013】第4の目的を達成するため請求項4に記載
の発明では、請求項3に記載のクローラにおいて、前記
複数の円筒ブシュは、荷重を受け持つ方向に応じて少な
くとも2つの異なる向きに分けて配置されている。
の発明では、請求項3に記載のクローラにおいて、前記
複数の円筒ブシュは、荷重を受け持つ方向に応じて少な
くとも2つの異なる向きに分けて配置されている。
【0014】第5の目的を達成するため請求項5に記載
の発明では、請求項4に記載のクローラにおいて、前記
円筒ブシュの少なくとも一つは、その軸直交方向が幅方
向に一致する向きに配置されている。
の発明では、請求項4に記載のクローラにおいて、前記
円筒ブシュの少なくとも一つは、その軸直交方向が幅方
向に一致する向きに配置されている。
【0015】第6の目的を達成するため請求項6に記載
の発明では、請求項4に記載のクローラにおいて、前記
複数の円筒ブシュは、その軸直交方向が幅方向に一致す
る向きと、その軸直交方向が前後方向に一致する向きと
の少なくとも二種類の異なる横向きに配置されている。
の発明では、請求項4に記載のクローラにおいて、前記
複数の円筒ブシュは、その軸直交方向が幅方向に一致す
る向きと、その軸直交方向が前後方向に一致する向きと
の少なくとも二種類の異なる横向きに配置されている。
【0016】第7の目的を達成するため請求項7に記載
の発明では、請求項4に記載のクローラにおいて、前記
円筒ブシュの少なくとも一つは、その軸方向が上下方向
に一致する縦向きに配置されている。
の発明では、請求項4に記載のクローラにおいて、前記
円筒ブシュの少なくとも一つは、その軸方向が上下方向
に一致する縦向きに配置されている。
【0017】第8の目的を達成するため請求項8に記載
の発明では、請求項7に記載のクローラにおいて、前記
縦向きの円筒ブシュが受け持つ縦方向の荷重が所定値以
上になると、該円筒ブシュの軸方向の変形量を相対的に
小さく抑制する変形量抑制手段が備えられている。
の発明では、請求項7に記載のクローラにおいて、前記
縦向きの円筒ブシュが受け持つ縦方向の荷重が所定値以
上になると、該円筒ブシュの軸方向の変形量を相対的に
小さく抑制する変形量抑制手段が備えられている。
【0018】請求項9に記載の発明では、クローラ車に
は、前記回転軸に請求項1〜請求項8のいずれか一項に
記載のクローラが装着されている。第9の目的を達成す
るため請求項10に記載の発明では、自動車には、前記
回転軸を車体に対して変位可能とするサスペンション機
構を備え、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の
クローラが該回転軸に装着されている。
は、前記回転軸に請求項1〜請求項8のいずれか一項に
記載のクローラが装着されている。第9の目的を達成す
るため請求項10に記載の発明では、自動車には、前記
回転軸を車体に対して変位可能とするサスペンション機
構を備え、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の
クローラが該回転軸に装着されている。
【0019】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、車両の回転軸が回転し、これに連結される駆動
輪が回転することにより、駆動輪とその下方に前後方向
に配列された複数の転輪とに巻き掛けられた履帯が回転
し、クローラが走行回転する。履帯を介して転輪に外力
が加わると、弾性手段が弾性変形してサブフレームがフ
レームに対して相対変位する。その結果、共通のサブフ
レームに支持されている全ての転輪は同期して直線状の
配列を保持したまま変位する。従って、各転輪により形
成される履帯の案内経路が常に真っ直ぐ保持されるた
め、履帯の転輪からの外れが起こり難くなる。
よれば、車両の回転軸が回転し、これに連結される駆動
輪が回転することにより、駆動輪とその下方に前後方向
に配列された複数の転輪とに巻き掛けられた履帯が回転
し、クローラが走行回転する。履帯を介して転輪に外力
が加わると、弾性手段が弾性変形してサブフレームがフ
レームに対して相対変位する。その結果、共通のサブフ
レームに支持されている全ての転輪は同期して直線状の
配列を保持したまま変位する。従って、各転輪により形
成される履帯の案内経路が常に真っ直ぐ保持されるた
め、履帯の転輪からの外れが起こり難くなる。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、サブフレ
ームとフレームとの連結箇所には、複数の弾性部材が、
平面上の投影が多角形を形成する配置で介装されている
ので、外力が加わって各転輪がロール方向に変位したと
きの荷重を効率良く受けることが可能となる。つまり、
サブフレームがロール方向に変位するときにもその方向
の力を効率良く吸収することが可能となる。
ームとフレームとの連結箇所には、複数の弾性部材が、
平面上の投影が多角形を形成する配置で介装されている
ので、外力が加わって各転輪がロール方向に変位したと
きの荷重を効率良く受けることが可能となる。つまり、
サブフレームがロール方向に変位するときにもその方向
の力を効率良く吸収することが可能となる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、弾性部材
が、サブフレームとフレームとを連結するための連結軸
が挿通された円筒ブシュであるので、サブフレームとフ
レームとを連結軸により連結する組付作業時に一緒に弾
性部材が取付けられ、組付け作業の手間がかからない。
また、円筒ブシュであるので破損しても、サブフレーム
とフレームとの連結が連結軸により保持される。
が、サブフレームとフレームとを連結するための連結軸
が挿通された円筒ブシュであるので、サブフレームとフ
レームとを連結軸により連結する組付作業時に一緒に弾
性部材が取付けられ、組付け作業の手間がかからない。
また、円筒ブシュであるので破損しても、サブフレーム
とフレームとの連結が連結軸により保持される。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、複数の円
筒ブシュは、荷重を受け持つ方向に応じた少なくとも2
つの異なる向きに配置され、荷重を受け持つ方向が各円
筒ブシュ毎に分担される。従って、バネ定数の値に異方
性を有する円筒形状の円筒ブシュであっても、種々の方
向の荷重を効率良く吸収することが可能となる。
筒ブシュは、荷重を受け持つ方向に応じた少なくとも2
つの異なる向きに配置され、荷重を受け持つ方向が各円
筒ブシュ毎に分担される。従って、バネ定数の値に異方
性を有する円筒形状の円筒ブシュであっても、種々の方
向の荷重を効率良く吸収することが可能となる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、バネ定数
の大きな軸直交方向を幅方向に一致させる向きで配置さ
れた少なくとも一つの円筒ブシュにより、フレームに対
する各転輪の幅方向の相対変位量が小さく抑えられる。
従って、クローラの操舵時には、フレームの操舵のため
の姿勢変化に対して各転輪が速やかに追従変位し、履帯
をその操舵方向に速やかに案内するので、クローラの操
舵性が良くなる。
の大きな軸直交方向を幅方向に一致させる向きで配置さ
れた少なくとも一つの円筒ブシュにより、フレームに対
する各転輪の幅方向の相対変位量が小さく抑えられる。
従って、クローラの操舵時には、フレームの操舵のため
の姿勢変化に対して各転輪が速やかに追従変位し、履帯
をその操舵方向に速やかに案内するので、クローラの操
舵性が良くなる。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、複数の円
筒ブシュのうち、その軸直交方向を幅方向に一致させた
横向きに配置された円筒ブシュにより、クローラの操舵
性が向上するとともに、その軸直交方向を前後方向に一
致させた横向きに配置された円筒ブシュにより、クロー
ラが障害物に当たったときなどの前後方向の衝撃が緩和
される。円筒ブシュは全てその軸方向が水平となる横向
きであることから、上下方向の荷重をバネ定数の大きな
軸直交方向で受けるので、上下方向の荷重が相対的に大
きくても、円筒ブシュの寿命が相対的に延びることにな
る。
筒ブシュのうち、その軸直交方向を幅方向に一致させた
横向きに配置された円筒ブシュにより、クローラの操舵
性が向上するとともに、その軸直交方向を前後方向に一
致させた横向きに配置された円筒ブシュにより、クロー
ラが障害物に当たったときなどの前後方向の衝撃が緩和
される。円筒ブシュは全てその軸方向が水平となる横向
きであることから、上下方向の荷重をバネ定数の大きな
軸直交方向で受けるので、上下方向の荷重が相対的に大
きくても、円筒ブシュの寿命が相対的に延びることにな
る。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、円筒ブシ
ュの少なくとも一つが、そのバネ定数の小さな軸方向を
上下方向に一致させた縦向きに配置されるので、路面か
ら転輪が拾う上下方向の振動がこの縦向きの円筒ブシュ
により効率良く吸収される。従って、路面からの振動が
フレームに伝達され難くなる。
ュの少なくとも一つが、そのバネ定数の小さな軸方向を
上下方向に一致させた縦向きに配置されるので、路面か
ら転輪が拾う上下方向の振動がこの縦向きの円筒ブシュ
により効率良く吸収される。従って、路面からの振動が
フレームに伝達され難くなる。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、縦向きの
円筒ブシュの軸方向に働く外力が所定値以上になると、
変形量抑制手段によりこの円筒ブシュの軸方向の変形量
が相対的に小さく抑制される。従って、円筒ブシュの軸
方向の変形量がある程度の範囲までに抑えられるので、
円筒ブシュの耐久性を損なうことなく、乗り心地が向上
する。
円筒ブシュの軸方向に働く外力が所定値以上になると、
変形量抑制手段によりこの円筒ブシュの軸方向の変形量
が相対的に小さく抑制される。従って、円筒ブシュの軸
方向の変形量がある程度の範囲までに抑えられるので、
円筒ブシュの耐久性を損なうことなく、乗り心地が向上
する。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、クローラ
車の回転軸には、請求項1〜請求項8のいずれか一項に
記載のクローラが装着されているので、請求項1〜請求
項8のいずれか一項に記載の発明と同様の作用が得られ
る。
車の回転軸には、請求項1〜請求項8のいずれか一項に
記載のクローラが装着されているので、請求項1〜請求
項8のいずれか一項に記載の発明と同様の作用が得られ
る。
【0028】請求項10に記載の発明によれば、回転軸
のためのサスペンション機構を備えた自動車には、請求
項1〜請求項8のいずれか一項に記載のクローラがその
回転軸に装着されているので、請求項1〜請求項8のい
ずれか一項に記載の発明と同様の作用が得られる。特
に、自動車のコーナリング時や、片輪だけが傾斜路面に
載った状態での走行時には、サスペンション機構により
車体が路面に対して傾斜するが、各転輪がロールするこ
とで履帯と路面との接地面積が広く確保され、しかも履
帯の外れの心配がない。
のためのサスペンション機構を備えた自動車には、請求
項1〜請求項8のいずれか一項に記載のクローラがその
回転軸に装着されているので、請求項1〜請求項8のい
ずれか一項に記載の発明と同様の作用が得られる。特
に、自動車のコーナリング時や、片輪だけが傾斜路面に
載った状態での走行時には、サスペンション機構により
車体が路面に対して傾斜するが、各転輪がロールするこ
とで履帯と路面との接地面積が広く確保され、しかも履
帯の外れの心配がない。
【0029】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した第1実施形
態を図1〜図7に基づいて説明する。
態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0030】図7に示すように、クローラ車としての4
輪駆動の自動車1には、4本のタイヤの替わりにクロー
ラとしての三角クローラ2が装着されている。自動車1
はタイヤのためのサスペンション機構(図示せず)を備
えている。4つの三角クローラ2の構造は、車両の左右
両側で対称をなしているが、それを除けば同じ構造を有
している。
輪駆動の自動車1には、4本のタイヤの替わりにクロー
ラとしての三角クローラ2が装着されている。自動車1
はタイヤのためのサスペンション機構(図示せず)を備
えている。4つの三角クローラ2の構造は、車両の左右
両側で対称をなしているが、それを除けば同じ構造を有
している。
【0031】図1に示すように、三角クローラ2は、駆
動輪(スプロケット)3と、転輪としての第1転輪(前
方転輪)4と、転輪としての第2転輪(後方転輪)5
と、前後の転輪4,5間に配置された転輪としての2つ
の中間転輪6,7と、駆動輪3及び各転輪4〜7に外接
して略三角形状をなすように巻き掛けられたゴム製の履
帯8とを備える。各転輪4〜7は幅方向に左右一対ずつ
設けられている。前後の転輪4,5は同径であり、2つ
の中間転輪6,7はそれより少し小径の同径である。
動輪(スプロケット)3と、転輪としての第1転輪(前
方転輪)4と、転輪としての第2転輪(後方転輪)5
と、前後の転輪4,5間に配置された転輪としての2つ
の中間転輪6,7と、駆動輪3及び各転輪4〜7に外接
して略三角形状をなすように巻き掛けられたゴム製の履
帯8とを備える。各転輪4〜7は幅方向に左右一対ずつ
設けられている。前後の転輪4,5は同径であり、2つ
の中間転輪6,7はそれより少し小径の同径である。
【0032】履帯8の内周面には突部8aが全周に亘っ
て所定ピッチで形成されている。駆動輪3の外周部には
多数の歯部3aが突部8aと噛合可能な一定ピッチで形
成されている。駆動輪3の駆動力は歯部3aと突部8a
との噛合を介して履帯8に伝達されるようになってい
る。
て所定ピッチで形成されている。駆動輪3の外周部には
多数の歯部3aが突部8aと噛合可能な一定ピッチで形
成されている。駆動輪3の駆動力は歯部3aと突部8a
との噛合を介して履帯8に伝達されるようになってい
る。
【0033】駆動輪3には、図2に示すように自動車1
に設けられた回転軸としてのハブ9に一体回転可能に固
定されるアダプタ10が、複数個(この実施形態では6
個)のボルト11及びナット12を介して固定可能とな
っている。駆動輪3にはタイヤとの互換性確保のため、
アダプタ10側のボルト穴と同じピッチでボルト穴(図
示せず)が形成されている。
に設けられた回転軸としてのハブ9に一体回転可能に固
定されるアダプタ10が、複数個(この実施形態では6
個)のボルト11及びナット12を介して固定可能とな
っている。駆動輪3にはタイヤとの互換性確保のため、
アダプタ10側のボルト穴と同じピッチでボルト穴(図
示せず)が形成されている。
【0034】図1,図2に示すように、駆動輪3の中心
部には円筒状の支持部13が外方(図2では右方)に延
出するように突出形成されている。駆動輪3はフレーム
としてのメインフレーム14に対して支持部13の外周
面上に嵌合された軸受15を介して相対回転可能に支持
されている。メインフレーム14は駆動輪3の下部側面
を覆うように延出形成され、駆動輪3の前後に延びる一
対の腕部14a,14bと、支持部13と対応する位置
から下方に真っ直ぐ延びる延出部14cとを有する所定
形状をなしている。
部には円筒状の支持部13が外方(図2では右方)に延
出するように突出形成されている。駆動輪3はフレーム
としてのメインフレーム14に対して支持部13の外周
面上に嵌合された軸受15を介して相対回転可能に支持
されている。メインフレーム14は駆動輪3の下部側面
を覆うように延出形成され、駆動輪3の前後に延びる一
対の腕部14a,14bと、支持部13と対応する位置
から下方に真っ直ぐ延びる延出部14cとを有する所定
形状をなしている。
【0035】図1,図2に示すように腕部14a,14
b及び延出部14cの各先端には円筒状の筒部16,1
7がそれぞれ形成されている。前後一対の筒部16はそ
の軸心が前後方向と平行となる向きに形成され、筒部1
7はその軸心が幅方向(図1における紙面直交方向)と
平行となる向きに形成されている。
b及び延出部14cの各先端には円筒状の筒部16,1
7がそれぞれ形成されている。前後一対の筒部16はそ
の軸心が前後方向と平行となる向きに形成され、筒部1
7はその軸心が幅方向(図1における紙面直交方向)と
平行となる向きに形成されている。
【0036】幅方向に所定間隔を隔して左右一対ずつ設
けられて4つの転輪4〜7は、所定長さを有する1本の
略四角筒状のサブフレーム18に共通に支持された状態
で、前後方向に一列に配列されている。サブフレーム1
8は後端部が開口する四角筒状の箱体19と、該箱体1
9の後端部開口にスライド可能に挿通された支持部20
とを備える。箱体19の後部には履帯8のテンションを
調整するため支持部20を所定の突出量に位置決めする
ための張力調節機構21が設けられている。この張力調
節機構21については後述する。
けられて4つの転輪4〜7は、所定長さを有する1本の
略四角筒状のサブフレーム18に共通に支持された状態
で、前後方向に一列に配列されている。サブフレーム1
8は後端部が開口する四角筒状の箱体19と、該箱体1
9の後端部開口にスライド可能に挿通された支持部20
とを備える。箱体19の後部には履帯8のテンションを
調整するため支持部20を所定の突出量に位置決めする
ための張力調節機構21が設けられている。この張力調
節機構21については後述する。
【0037】図1,図3に示すように、前後の転輪4,
5は、箱体19の前端部及び支持部20の後端部にそれ
ぞれ取付けられたブラケット22に嵌挿状態に支持され
た支軸23,24の両端部に軸受25を介して一対ずつ
回転可能に設けられている。また、2つの中間転輪6,
7は、箱体19の中央付近前後に所定距離を隔して嵌挿
状態に支持された支軸26,27の両端部に軸受28を
介して一対ずつ回転可能に設けられている。
5は、箱体19の前端部及び支持部20の後端部にそれ
ぞれ取付けられたブラケット22に嵌挿状態に支持され
た支軸23,24の両端部に軸受25を介して一対ずつ
回転可能に設けられている。また、2つの中間転輪6,
7は、箱体19の中央付近前後に所定距離を隔して嵌挿
状態に支持された支軸26,27の両端部に軸受28を
介して一対ずつ回転可能に設けられている。
【0038】箱体19の上面には、前後一対の筒部16
と相対する位置にコ字状のブラケット29が筒部16を
嵌入可能な向きに固定されている。また、箱体19の側
部には前後方向において筒部17と対応する位置に、1
本の四角筒状の支持部30が外方へ水平に延出する状態
で固定されている。支持部30の上面にはコ字状のブラ
ケット31が筒部17を嵌入可能な向きに固定されてい
る。
と相対する位置にコ字状のブラケット29が筒部16を
嵌入可能な向きに固定されている。また、箱体19の側
部には前後方向において筒部17と対応する位置に、1
本の四角筒状の支持部30が外方へ水平に延出する状態
で固定されている。支持部30の上面にはコ字状のブラ
ケット31が筒部17を嵌入可能な向きに固定されてい
る。
【0039】筒部16,17には、弾性手段を構成する
とともに弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ3
2,33が圧入されている。筒部16,17とコ字状の
ブラケット29,31とを嵌合状態とし、ブラケット2
9,31のボルト挿通孔(図示せず)に通したボルト3
4を、ゴムブシュ32,33の挿通穴に挿通してその反
対側でナット35を締結することでサブフレーム18は
三箇所でメインフレーム14に対して連結支持されてい
る。つまり、サブフレーム18がメインフレーム14に
対して三箇所でゴムブシュ32,33を介して相対変位
可能に連結されることにより、メインフレーム14に対
してサブフレーム18が任意な方向に相対変位可能なフ
ローティング構造となっている。
とともに弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ3
2,33が圧入されている。筒部16,17とコ字状の
ブラケット29,31とを嵌合状態とし、ブラケット2
9,31のボルト挿通孔(図示せず)に通したボルト3
4を、ゴムブシュ32,33の挿通穴に挿通してその反
対側でナット35を締結することでサブフレーム18は
三箇所でメインフレーム14に対して連結支持されてい
る。つまり、サブフレーム18がメインフレーム14に
対して三箇所でゴムブシュ32,33を介して相対変位
可能に連結されることにより、メインフレーム14に対
してサブフレーム18が任意な方向に相対変位可能なフ
ローティング構造となっている。
【0040】図3に示すように、3個のゴムブシュ3
2,33は、平面上に三角形(二等辺三角形)を形成す
るように配置されている。前後に配置された2個のゴム
ブシュ32は、三角クローラ2の重心を挟んだ前後方向
に対称位置に配置されている。ゴムブシュ33は三角ク
ローラ2の外側(図2の右側)において、他の2個のゴ
ムブシュ32を底辺とする二等辺三角形を形成する位置
に配置されている。
2,33は、平面上に三角形(二等辺三角形)を形成す
るように配置されている。前後に配置された2個のゴム
ブシュ32は、三角クローラ2の重心を挟んだ前後方向
に対称位置に配置されている。ゴムブシュ33は三角ク
ローラ2の外側(図2の右側)において、他の2個のゴ
ムブシュ32を底辺とする二等辺三角形を形成する位置
に配置されている。
【0041】ゴムブシュ32,33はその形状が略円筒
状であることから、その軸方向のバネ定数(弾性率)が
軸直交方向のバネ定数に比べて相対的に小さく、軸方向
に変形し易い。本実施形態では、3個のゴムブシュ3
2,33を軸方向が異なる2方向に分けて配置すること
で、受け持つ荷重方向をゴムブシュ32,33毎に分担
させている。すなわち、筒部16に圧入された前後一対
のゴムブシュ32は、その軸方向が前後方向に一致する
向きに配置され、筒部17に圧入されたゴムブシュ33
は、その軸方向が幅方向に一致する向きに配置されてい
る。従って、3個のゴムブシュ32,33は全て軸方向
が水平となる横向きに配置されている。
状であることから、その軸方向のバネ定数(弾性率)が
軸直交方向のバネ定数に比べて相対的に小さく、軸方向
に変形し易い。本実施形態では、3個のゴムブシュ3
2,33を軸方向が異なる2方向に分けて配置すること
で、受け持つ荷重方向をゴムブシュ32,33毎に分担
させている。すなわち、筒部16に圧入された前後一対
のゴムブシュ32は、その軸方向が前後方向に一致する
向きに配置され、筒部17に圧入されたゴムブシュ33
は、その軸方向が幅方向に一致する向きに配置されてい
る。従って、3個のゴムブシュ32,33は全て軸方向
が水平となる横向きに配置されている。
【0042】3個のゴムブシュ32,33が変形してい
ない自然状態では、各転輪4〜7の軸心が、駆動輪3の
軸心と平行に配置されるようになっている。よって、こ
の姿勢から行われるサブフレーム18のメインフレーム
14に対する相対変位は、ゴムブシュ32,33の弾性
力に抗して行われる。
ない自然状態では、各転輪4〜7の軸心が、駆動輪3の
軸心と平行に配置されるようになっている。よって、こ
の姿勢から行われるサブフレーム18のメインフレーム
14に対する相対変位は、ゴムブシュ32,33の弾性
力に抗して行われる。
【0043】次に、張力調節機構21について説明す
る。箱体19にスライド可能に挿通支持された支持部2
0は、箱体19に幅方向に挿通されるカムボルト36
と、箱体19の上面から螺着されるボルト37との2本
の締結により、箱体19に対して2箇所で位置決めされ
るようになっている。
る。箱体19にスライド可能に挿通支持された支持部2
0は、箱体19に幅方向に挿通されるカムボルト36
と、箱体19の上面から螺着されるボルト37との2本
の締結により、箱体19に対して2箇所で位置決めされ
るようになっている。
【0044】図4に示すように、カムボルト36は、円
板状のカムプレート36aに対して一体に形成されたそ
の軸部36bが偏心している。箱体19の後部両側面に
は、カムボルト36の軸部36bを挿通するための長穴
19aが形成されており、この長穴19aを長手方向に
挟んだ両側にはカムプレート36aに外接可能な距離を
隔てて垂直に突出する一対の規制部38が固定されてい
る。カムボルト36は一対の規制部38にカムプレート
36aを当接させた状態で締結されるようになってい
る。
板状のカムプレート36aに対して一体に形成されたそ
の軸部36bが偏心している。箱体19の後部両側面に
は、カムボルト36の軸部36bを挿通するための長穴
19aが形成されており、この長穴19aを長手方向に
挟んだ両側にはカムプレート36aに外接可能な距離を
隔てて垂直に突出する一対の規制部38が固定されてい
る。カムボルト36は一対の規制部38にカムプレート
36aを当接させた状態で締結されるようになってい
る。
【0045】カムボルト36は、カムプレート36aに
対して軸部36bが下方に偏心した状態で使用され、右
ねじ方向(図4における時計回り方向)の回転によりナ
ット39に締結されるようになっている。従って、履帯
8の張力調整後に、履帯8の張力により第2転輪5を介
して支持部20を箱体19内に挿入させる方向の力が、
カムプレート36aを締付け方向(右ねじ方向)に回転
させる力として働くようになっている。なお、カムプレ
ート36aには張力調節用の目盛りが形成されている。
なお、前述の説明は、車両左側に配置した三角クローラ
2に関するもので、車両右側に配置した三角クローラ2
では、カムプレート36aに対し軸部36bが上方に偏
心した状態で使用される。
対して軸部36bが下方に偏心した状態で使用され、右
ねじ方向(図4における時計回り方向)の回転によりナ
ット39に締結されるようになっている。従って、履帯
8の張力調整後に、履帯8の張力により第2転輪5を介
して支持部20を箱体19内に挿入させる方向の力が、
カムプレート36aを締付け方向(右ねじ方向)に回転
させる力として働くようになっている。なお、カムプレ
ート36aには張力調節用の目盛りが形成されている。
なお、前述の説明は、車両左側に配置した三角クローラ
2に関するもので、車両右側に配置した三角クローラ2
では、カムプレート36aに対し軸部36bが上方に偏
心した状態で使用される。
【0046】また、箱体19の上面後端にはボルト37
を挿通するための長穴19bが形成されている。支持部
20には、長穴19bと相対する位置にボルト37を螺
着するためのボルト穴20aが上下方向に延びるように
形成されている。
を挿通するための長穴19bが形成されている。支持部
20には、長穴19bと相対する位置にボルト37を螺
着するためのボルト穴20aが上下方向に延びるように
形成されている。
【0047】図1,図2に示すように、この三角クロー
ラ2では、駆動輪3の下縁部が中間転輪6,7の幅方向
隙間に一部挿入しており、駆動輪3と中間転輪6,7と
が側面視で一部重なり合うラップ構造となっている。こ
のラップ構造により、三角クローラ2の偏平化が実現さ
れている。なお、図1は、転輪5〜7の一対のうち外側
に配置されるものを取り外した状態を示し、図2は、サ
ブフレーム18については第1転輪4と中間転輪6との
間で切断した断面を示している。
ラ2では、駆動輪3の下縁部が中間転輪6,7の幅方向
隙間に一部挿入しており、駆動輪3と中間転輪6,7と
が側面視で一部重なり合うラップ構造となっている。こ
のラップ構造により、三角クローラ2の偏平化が実現さ
れている。なお、図1は、転輪5〜7の一対のうち外側
に配置されるものを取り外した状態を示し、図2は、サ
ブフレーム18については第1転輪4と中間転輪6との
間で切断した断面を示している。
【0048】次に、この三角クローラ2の作用を説明す
る。図7に示すように、三角クローラ2は、4本のタイ
ヤと交換して自動車1に装着される。つまり、タイヤが
装着されていたハブ9に駆動輪3をアダプタ10を介し
てボルト11とナット12との締結により取付けること
で、自動車1の四輪として三角クローラ2は装着され
る。
る。図7に示すように、三角クローラ2は、4本のタイ
ヤと交換して自動車1に装着される。つまり、タイヤが
装着されていたハブ9に駆動輪3をアダプタ10を介し
てボルト11とナット12との締結により取付けること
で、自動車1の四輪として三角クローラ2は装着され
る。
【0049】履帯8の張力調整は次のように行われる。
箱体19に対して支持部20を収納してサブフレーム1
8を短くした状態とし、この状態で駆動輪3の歯部3a
に突部8aを噛み合わせるとともに、各転輪4〜7の間
隙に突部8aを係合させて履帯8を巻き掛ける。次に、
カムボルト36を回転操作して支持部20を箱体19か
ら突出させて第2転輪5を後方に押し出し、履帯8の張
力調整をする。
箱体19に対して支持部20を収納してサブフレーム1
8を短くした状態とし、この状態で駆動輪3の歯部3a
に突部8aを噛み合わせるとともに、各転輪4〜7の間
隙に突部8aを係合させて履帯8を巻き掛ける。次に、
カムボルト36を回転操作して支持部20を箱体19か
ら突出させて第2転輪5を後方に押し出し、履帯8の張
力調整をする。
【0050】すなわち、最初はカムボルト36の軸部3
6bを長穴19aの車両前方寄りに挿通しておき、カム
ボルト36を徐々に左回転させると、支持部20が後方
に押し出される。そして、履帯8の張力が適切な値とな
ると、カムボルト36の軸部36bにプレート39aを
嵌挿し、その上にて軸部36bとナット39を締結する
とともに、箱体19の上面後端にボルト37を締結して
支持部20を箱体19に対して2箇所で締結して位置決
めする。ボルト37の締結を加えることで、支持部20
の箱体19に対するがたつきが無くなる。
6bを長穴19aの車両前方寄りに挿通しておき、カム
ボルト36を徐々に左回転させると、支持部20が後方
に押し出される。そして、履帯8の張力が適切な値とな
ると、カムボルト36の軸部36bにプレート39aを
嵌挿し、その上にて軸部36bとナット39を締結する
とともに、箱体19の上面後端にボルト37を締結して
支持部20を箱体19に対して2箇所で締結して位置決
めする。ボルト37の締結を加えることで、支持部20
の箱体19に対するがたつきが無くなる。
【0051】履帯8の張力による押圧力を受けて、支持
部20が箱体19内に収納する方向に変位しようとする
と、カムボルト36が右ネジ方向に回転して締付けられ
ることになるため、履帯8が緩み難い。
部20が箱体19内に収納する方向に変位しようとする
と、カムボルト36が右ネジ方向に回転して締付けられ
ることになるため、履帯8が緩み難い。
【0052】自動車1がエンジン駆動された状態でクラ
ッチが接続されると、駆動輪3がハブ9と一体回転して
その駆動力が歯部3aと突部8aとの噛み合いを介して
履帯8に伝達され、履帯8が回転する。そして、この履
帯8の回転力により自動車1は走行する。
ッチが接続されると、駆動輪3がハブ9と一体回転して
その駆動力が歯部3aと突部8aとの噛み合いを介して
履帯8に伝達され、履帯8が回転する。そして、この履
帯8の回転力により自動車1は走行する。
【0053】走行中は路面からの外力が履帯8を介して
各転輪4〜7に入力される。転輪4〜7に外力が作用す
ると、その受けた力によりサブフレーム18がメインフ
レーム14に対して3個のゴムブシュ3の弾性力に抗し
て相対変位する。この相対変位によるサブフレーム18
の姿勢変化に伴い、全ての転輪4〜7が同期して姿勢を
変化させるため、全転輪4〜7の直線状の配列は保持さ
れることになる。つまり、図6に示すように、各転輪4
〜7の幅方向間隙にて形成される突部8aの案内経路A
が、サブフレーム18が姿勢変化したときでも常に真っ
直ぐ形成される。そのため、転輪4〜7が突部8aに乗
り上げ難く、履帯8が転輪4〜7から外れ難くなる。
各転輪4〜7に入力される。転輪4〜7に外力が作用す
ると、その受けた力によりサブフレーム18がメインフ
レーム14に対して3個のゴムブシュ3の弾性力に抗し
て相対変位する。この相対変位によるサブフレーム18
の姿勢変化に伴い、全ての転輪4〜7が同期して姿勢を
変化させるため、全転輪4〜7の直線状の配列は保持さ
れることになる。つまり、図6に示すように、各転輪4
〜7の幅方向間隙にて形成される突部8aの案内経路A
が、サブフレーム18が姿勢変化したときでも常に真っ
直ぐ形成される。そのため、転輪4〜7が突部8aに乗
り上げ難く、履帯8が転輪4〜7から外れ難くなる。
【0054】サブフレーム18は、履帯8を介して転輪
4〜7が受けた外力の向きによって種々の方向に姿勢を
変化させる。つまり、サブフレーム18は上下方向、幅
方向(左右方向)、前後方向、ヨー方向(水平面内での
回動)、ロール方向(進行方向を軸とした回転方向)、
ピッチ方向(転輪の軸心に直交する鉛直面内での回動)
の六方向に対してその姿勢を変更させる。
4〜7が受けた外力の向きによって種々の方向に姿勢を
変化させる。つまり、サブフレーム18は上下方向、幅
方向(左右方向)、前後方向、ヨー方向(水平面内での
回動)、ロール方向(進行方向を軸とした回転方向)、
ピッチ方向(転輪の軸心に直交する鉛直面内での回動)
の六方向に対してその姿勢を変更させる。
【0055】3個のゴムブシュ32,33は、メインフ
レーム14とサブフレーム18とを連結する3箇所にお
いて、同一平面(水平面)上に三角形を形成するレイア
ウトで配置されている。そのため、ロール方向の荷重に
対して強く、サブフレーム18がロール方向に姿勢を変
化させても、ゴムブシュ33がその荷重を受け持つた
め、他の前後2個のゴムブシュ32に大きな負荷がかか
り難い。
レーム14とサブフレーム18とを連結する3箇所にお
いて、同一平面(水平面)上に三角形を形成するレイア
ウトで配置されている。そのため、ロール方向の荷重に
対して強く、サブフレーム18がロール方向に姿勢を変
化させても、ゴムブシュ33がその荷重を受け持つた
め、他の前後2個のゴムブシュ32に大きな負荷がかか
り難い。
【0056】また、ゴムブシュ32,33はその円筒形
状から、バネ定数が小さい軸方向に変形し易く、バネ定
数が大きい軸直交方向には変形し難い。そこで、前後一
対のゴムブシュ32を軸方向が前後方向に一致する向き
に配置するとともに、中央側方のゴムブシュ33を軸方
向が幅方向に一致する向きに配置することで、各ゴムブ
シュ32,33が外力をその方向によって分担して受け
持つことになる。
状から、バネ定数が小さい軸方向に変形し易く、バネ定
数が大きい軸直交方向には変形し難い。そこで、前後一
対のゴムブシュ32を軸方向が前後方向に一致する向き
に配置するとともに、中央側方のゴムブシュ33を軸方
向が幅方向に一致する向きに配置することで、各ゴムブ
シュ32,33が外力をその方向によって分担して受け
持つことになる。
【0057】すなわち、軸方向が前後方向となる前後2
個のゴムブシュ32は、主に幅方向の外力を受け持つこ
とになる。また、軸方向が幅方向となる中央側方の1個
のゴムブシュ32は、主に前後方向の外力を受け持つこ
とになる。また、上下方向の外力は3個のゴムブシュ3
2,33で受け持つことになる。
個のゴムブシュ32は、主に幅方向の外力を受け持つこ
とになる。また、軸方向が幅方向となる中央側方の1個
のゴムブシュ32は、主に前後方向の外力を受け持つこ
とになる。また、上下方向の外力は3個のゴムブシュ3
2,33で受け持つことになる。
【0058】走行中は、履帯8を介して路面の凹凸を拾
って各転輪4〜7が上下方向に振動し、サブフレーム1
8が上下方向あるいはピッチ方向に変位することになる
が、3個のゴムブシュ32,33がその振動を吸収する
ので、サブフレーム18からメインフレーム14に伝達
される振動は小さく抑えられる。その結果、車体1aに
振動が伝達され難く、自動車1の乗り心地が良くなる。
って各転輪4〜7が上下方向に振動し、サブフレーム1
8が上下方向あるいはピッチ方向に変位することになる
が、3個のゴムブシュ32,33がその振動を吸収する
ので、サブフレーム18からメインフレーム14に伝達
される振動は小さく抑えられる。その結果、車体1aに
振動が伝達され難く、自動車1の乗り心地が良くなる。
【0059】また、左右のクローラ2のうち片輪を傾斜
路面に載せた状態で走行する場合、路面に対して車体1
aが傾斜し、ハブ9の軸心が路面に対して平行でなくな
る。しかし、図5に示すように、路面Gから履帯8を介
して転輪4〜7が受ける抗力により、サブフレーム18
がメインフレーム14に対してローリングし、履帯8の
底部が路面Gに密着する。そのため、履帯8と路面との
接地面積が広く確保され、高いグリップ力が確保される
ことになる。
路面に載せた状態で走行する場合、路面に対して車体1
aが傾斜し、ハブ9の軸心が路面に対して平行でなくな
る。しかし、図5に示すように、路面Gから履帯8を介
して転輪4〜7が受ける抗力により、サブフレーム18
がメインフレーム14に対してローリングし、履帯8の
底部が路面Gに密着する。そのため、履帯8と路面との
接地面積が広く確保され、高いグリップ力が確保される
ことになる。
【0060】このことはコーナリング走行時でも同様で
ある。コーナリング走行時には、車体1aに働く遠心力
とサスペンション機構の働きとにより、車体1aが外輪
側で沈み込むとともに内輪側で浮き上がり気味となり、
車体1aが路面に対して傾斜することになる。しかし、
このようなコーナリング時でも、車体1aが傾けば、図
5に示すように路面Gから履帯8を介して転輪4〜7が
受ける抗力により、サブフレーム18がローリングし
て、履帯8と路面Gとの接地面積が広く確保される。そ
のため、コーナリング時にも高いグリップ力が確保され
る。
ある。コーナリング走行時には、車体1aに働く遠心力
とサスペンション機構の働きとにより、車体1aが外輪
側で沈み込むとともに内輪側で浮き上がり気味となり、
車体1aが路面に対して傾斜することになる。しかし、
このようなコーナリング時でも、車体1aが傾けば、図
5に示すように路面Gから履帯8を介して転輪4〜7が
受ける抗力により、サブフレーム18がローリングし
て、履帯8と路面Gとの接地面積が広く確保される。そ
のため、コーナリング時にも高いグリップ力が確保され
る。
【0061】また、ハンドルが切られて三角クローラ2
が操舵されるときには、前後2個のゴムブシュ32(バ
ネ定数の大きな軸直交方向が幅方向に一致するもの)が
メインフレーム14に対するサブフレーム18の幅方向
やヨー方向の変位を小さく抑える。そのため、ハンドル
の操舵によりメインフレーム14が姿勢変化すると、サ
ブフレーム18が遅れなくこれに追随して姿勢を変化さ
せる。つまり、操舵時の駆動輪3の向きの変化に追随し
て遅れなく各転輪4〜7が向きを変化させるため、操舵
の応答性が良くなる。従って、ハンドルを切ったときの
履帯8の向きの変化の応答性が良い、操舵性の良好な三
角クローラ2となる。
が操舵されるときには、前後2個のゴムブシュ32(バ
ネ定数の大きな軸直交方向が幅方向に一致するもの)が
メインフレーム14に対するサブフレーム18の幅方向
やヨー方向の変位を小さく抑える。そのため、ハンドル
の操舵によりメインフレーム14が姿勢変化すると、サ
ブフレーム18が遅れなくこれに追随して姿勢を変化さ
せる。つまり、操舵時の駆動輪3の向きの変化に追随し
て遅れなく各転輪4〜7が向きを変化させるため、操舵
の応答性が良くなる。従って、ハンドルを切ったときの
履帯8の向きの変化の応答性が良い、操舵性の良好な三
角クローラ2となる。
【0062】また、操舵時には履帯8の突部8aの側面
に転輪4〜7から力が加わるが、転輪4〜7から突部8
aに均一に力がかかるようになるので、突部8aの側面
の磨耗が低減される。また、路面からの外力が履帯8を
介して転輪4〜7に入力されるときも、全ての転輪4〜
7が外力により同期変位することで、各転輪4〜7から
突部8aにかかる力が分散されるので、この点からも突
部8aの側面の磨耗が軽減される。
に転輪4〜7から力が加わるが、転輪4〜7から突部8
aに均一に力がかかるようになるので、突部8aの側面
の磨耗が低減される。また、路面からの外力が履帯8を
介して転輪4〜7に入力されるときも、全ての転輪4〜
7が外力により同期変位することで、各転輪4〜7から
突部8aにかかる力が分散されるので、この点からも突
部8aの側面の磨耗が軽減される。
【0063】さらに、三角クローラ2には車重を支える
上下方向の荷重が相対的に大きく働くが、3個のゴムブ
シュ32,33の全てが軸方向を水平方向に一致させる
横向きに配置され、バネ定数の大きい軸直交方向で上下
方向の荷重を受けることになるため、上下方向に大きな
荷重を受けても劣化し難く、その使用耐用年数が延びる
ことになる。
上下方向の荷重が相対的に大きく働くが、3個のゴムブ
シュ32,33の全てが軸方向を水平方向に一致させる
横向きに配置され、バネ定数の大きい軸直交方向で上下
方向の荷重を受けることになるため、上下方向に大きな
荷重を受けても劣化し難く、その使用耐用年数が延びる
ことになる。
【0064】また、メインフレーム14とサブフレーム
18との間に介装する弾性部品として、ゴム製のゴムブ
シュ32を採用しているので、金属製のバネで問題にな
る共振の心配がなく、この点からも乗り心地が良くな
る。
18との間に介装する弾性部品として、ゴム製のゴムブ
シュ32を採用しているので、金属製のバネで問題にな
る共振の心配がなく、この点からも乗り心地が良くな
る。
【0065】なお、三角クローラ2が前後方向に衝撃を
受けたときには、その衝撃力を前後2個のゴムブシュ3
2がバネ定数の小さい軸方向で受けることになるが、前
後方向の衝撃力を受けたときには三角クローラ2がハブ
9を中心に揺動してその衝撃力を逃がすので、前後2個
のゴムブシュ32に過大な負荷はかからない。
受けたときには、その衝撃力を前後2個のゴムブシュ3
2がバネ定数の小さい軸方向で受けることになるが、前
後方向の衝撃力を受けたときには三角クローラ2がハブ
9を中心に揺動してその衝撃力を逃がすので、前後2個
のゴムブシュ32に過大な負荷はかからない。
【0066】以上詳述したように本実施形態では、以下
に列記する効果が得られる。 (a)4つの転輪4〜7の全てを支持するサブフレーム
18を3個のゴムブシュ32,33を介してメインフレ
ーム14に対して相対変位可能に連結し、4つの転輪4
〜7の間隙にて形成される履帯8の突部8aの案内経路
Aが常に直線状に形成されるようにしたので、履帯8の
外れを起こり難くすることができる。
に列記する効果が得られる。 (a)4つの転輪4〜7の全てを支持するサブフレーム
18を3個のゴムブシュ32,33を介してメインフレ
ーム14に対して相対変位可能に連結し、4つの転輪4
〜7の間隙にて形成される履帯8の突部8aの案内経路
Aが常に直線状に形成されるようにしたので、履帯8の
外れを起こり難くすることができる。
【0067】(b)傾斜路面走行時やコーナリング時な
ど、車体1aが路面Gに対して傾斜したときでも、路面
から履帯8を介して転輪4〜7が受けた抗力によりサブ
フレーム18がロールすることで、履帯8と路面との接
地面積を広く稼ぐことができき、不整地や雪道などでも
比較的高いグリップ力を確保することができる。また、
自動車1のハブ9にキャンバ角が設定されていても、タ
イヤと交換して三角クローラ2を装着したときにサブフ
レーム18がキャンバ角分だけロールすることで、履帯
8の底部全面を路面にしっかり密着させることができ
る。
ど、車体1aが路面Gに対して傾斜したときでも、路面
から履帯8を介して転輪4〜7が受けた抗力によりサブ
フレーム18がロールすることで、履帯8と路面との接
地面積を広く稼ぐことができき、不整地や雪道などでも
比較的高いグリップ力を確保することができる。また、
自動車1のハブ9にキャンバ角が設定されていても、タ
イヤと交換して三角クローラ2を装着したときにサブフ
レーム18がキャンバ角分だけロールすることで、履帯
8の底部全面を路面にしっかり密着させることができ
る。
【0068】(c)3個のゴムブシュ32,33を同一
平面上に三角形を形成するように配置したので、転輪4
〜7のロール方向の荷重に対して強い三角クローラ2を
提供できる。
平面上に三角形を形成するように配置したので、転輪4
〜7のロール方向の荷重に対して強い三角クローラ2を
提供できる。
【0069】(d)3個のゴムブシュ32,33を異な
る2つの向きに分けて配置することで、バネ定数に異方
性を有する円筒状のゴムブシュ32,33を弾性部品と
して用いても、種々の方向の外力の緩和に対応できる。
る2つの向きに分けて配置することで、バネ定数に異方
性を有する円筒状のゴムブシュ32,33を弾性部品と
して用いても、種々の方向の外力の緩和に対応できる。
【0070】(e)前後2個のゴムブシュ32を、バネ
定数の大きな軸直交方向を幅方向に一致させる向きに配
置し、サブフレーム18のメインフレーム14に対する
幅方向及びヨー方向の変位を小さく抑えるようにしたの
で、操舵性の良好な三角クローラ2を提供できる。
定数の大きな軸直交方向を幅方向に一致させる向きに配
置し、サブフレーム18のメインフレーム14に対する
幅方向及びヨー方向の変位を小さく抑えるようにしたの
で、操舵性の良好な三角クローラ2を提供できる。
【0071】(f)3個のうち1個のゴムブシュ33
を、バネ定数の大きな軸直交方向が前後方向に一致する
向きに配置したので、前後方向の衝撃に対して強くでき
る。 (g)全てのゴムブシュ32を軸方向が水平方向に一致
する横向きに配置し、上下方向の荷重をバネ定数の大き
な軸直交方向で受けるようにしたので、ゴムブシュ32
の寿命(耐用年数)を延ばすことができる。
を、バネ定数の大きな軸直交方向が前後方向に一致する
向きに配置したので、前後方向の衝撃に対して強くでき
る。 (g)全てのゴムブシュ32を軸方向が水平方向に一致
する横向きに配置し、上下方向の荷重をバネ定数の大き
な軸直交方向で受けるようにしたので、ゴムブシュ32
の寿命(耐用年数)を延ばすことができる。
【0072】(h)3個のゴムブシュ32が路面の凹凸
による上下方向の振動を吸収して車体1aに振動が伝わ
り難いので、自動車1の乗り心地を良くすることができ
る。 (i)サブフレーム18の姿勢変位時に突部8aの側面
に加えられる転輪4〜7からの力が分散されて均一化さ
れるため、突部8aの側面の磨耗を低減することができ
る。
による上下方向の振動を吸収して車体1aに振動が伝わ
り難いので、自動車1の乗り心地を良くすることができ
る。 (i)サブフレーム18の姿勢変位時に突部8aの側面
に加えられる転輪4〜7からの力が分散されて均一化さ
れるため、突部8aの側面の磨耗を低減することができ
る。
【0073】(j)サブフレーム18とメインフレーム
14との間に介装する弾性部品としてゴム(ゴムブシュ
32,33)を採用したので、バネを採用した場合に問
題となる共振の心配がない。
14との間に介装する弾性部品としてゴム(ゴムブシュ
32,33)を採用したので、バネを採用した場合に問
題となる共振の心配がない。
【0074】(k)全ての転輪4〜7をサブフレーム1
8だけで支持し、このサブフレーム18をメインフレー
ム14に連結する構造であるため、転輪4〜7の支持構
造が簡素化されるとともに、ゴムブシュ32,33の配
設箇所(レイアウト)の自由度も増大する。
8だけで支持し、このサブフレーム18をメインフレー
ム14に連結する構造であるため、転輪4〜7の支持構
造が簡素化されるとともに、ゴムブシュ32,33の配
設箇所(レイアウト)の自由度も増大する。
【0075】(L)中央側方のゴムブシュ33を三角ク
ローラ2に対してメインフレーム14側の外側に配置
し、延出部14cが相対的に短く済むようにしたので、
ゴムブシュ33が介装された連結箇所に大きなモーメン
トがかかり難い構造とすることができる。
ローラ2に対してメインフレーム14側の外側に配置
し、延出部14cが相対的に短く済むようにしたので、
ゴムブシュ33が介装された連結箇所に大きなモーメン
トがかかり難い構造とすることができる。
【0076】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図8〜図12に基づいて説明する。本
実施形態では、三角クローラ2においてメインフレーム
とサブフレームとの連結構造が、前記第1実施形態と異
なっている。なお、第1実施形態と同様の部材について
は同じ符号を付してその説明を省略し、特に異なった構
成のみを説明する。
た第2実施形態を図8〜図12に基づいて説明する。本
実施形態では、三角クローラ2においてメインフレーム
とサブフレームとの連結構造が、前記第1実施形態と異
なっている。なお、第1実施形態と同様の部材について
は同じ符号を付してその説明を省略し、特に異なった構
成のみを説明する。
【0077】図8〜図10に示すように、駆動輪3を支
持しているフレームとしてのメインフレーム40は、駆
動輪3の前後に延出する腕部40a,40bと、支持部
13と対応する位置から真っ直ぐ下方に延出する延出部
40cとを備える。腕部40a,40bの先端(下端)
には筒部41がその軸心が上下方向と平行となる向きに
形成され、延出部40cの先端(下端)には筒部42が
その軸心が幅方向と平行となる向きに形成されている。
持しているフレームとしてのメインフレーム40は、駆
動輪3の前後に延出する腕部40a,40bと、支持部
13と対応する位置から真っ直ぐ下方に延出する延出部
40cとを備える。腕部40a,40bの先端(下端)
には筒部41がその軸心が上下方向と平行となる向きに
形成され、延出部40cの先端(下端)には筒部42が
その軸心が幅方向と平行となる向きに形成されている。
【0078】サブフレーム18を構成する箱体19の上
面にはコ字状のブラケット43が筒部41を嵌入可能な
向きに固定されている。また、箱体19の側部から延出
する支持部30の上面にはコ字状のブラケット44が筒
部42を嵌入可能な向きに固定されている。
面にはコ字状のブラケット43が筒部41を嵌入可能な
向きに固定されている。また、箱体19の側部から延出
する支持部30の上面にはコ字状のブラケット44が筒
部42を嵌入可能な向きに固定されている。
【0079】筒部41,42には、弾性手段を構成する
とともに弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ4
5,46が圧入されている。筒部41,42とコ字状の
ブラケット43,44とを嵌合状態とし、筒部41,4
2に圧入されたゴムブシュ45,46を介してボルト3
4とナット35を締結して連結することで、サブフレー
ム18はメインフレーム40に対して三箇所で相対変位
可能にフローティング支持されている。
とともに弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ4
5,46が圧入されている。筒部41,42とコ字状の
ブラケット43,44とを嵌合状態とし、筒部41,4
2に圧入されたゴムブシュ45,46を介してボルト3
4とナット35を締結して連結することで、サブフレー
ム18はメインフレーム40に対して三箇所で相対変位
可能にフローティング支持されている。
【0080】図8,図10に示すように、3個のゴムブ
シュ45,46は、平面上に三角形(二等辺三角形)を
形成するように配置されている。前後に配置された2個
のゴムブシュ45は、三角クローラ2の重心を挟んだ前
後方向に対称位置に配置されている。ゴムブシュ46は
三角クローラ2の外側(図9の右側)において、他の2
個のゴムブシュ45を底辺とする二等辺三角形を形成す
る位置に配置されている。
シュ45,46は、平面上に三角形(二等辺三角形)を
形成するように配置されている。前後に配置された2個
のゴムブシュ45は、三角クローラ2の重心を挟んだ前
後方向に対称位置に配置されている。ゴムブシュ46は
三角クローラ2の外側(図9の右側)において、他の2
個のゴムブシュ45を底辺とする二等辺三角形を形成す
る位置に配置されている。
【0081】本実施形態においても、3個のゴムブシュ
45,46を軸方向が異なる2方向に分けて配置するこ
とで、受け持つ荷重方向をゴムブシュ45,46毎に分
担させている。すなわち、前後一対のゴムブシュ45
は、その軸方向が上下方向に一致する向きに配置され、
中央側方の1個のゴムブシュ46は、その軸方向が幅方
向に一致する向きに配置されている。前後一対のゴムブ
シュ45が軸方向を鉛直方向に一致させた縦向きである
ことが前記第1実施形態とは異なっている。
45,46を軸方向が異なる2方向に分けて配置するこ
とで、受け持つ荷重方向をゴムブシュ45,46毎に分
担させている。すなわち、前後一対のゴムブシュ45
は、その軸方向が上下方向に一致する向きに配置され、
中央側方の1個のゴムブシュ46は、その軸方向が幅方
向に一致する向きに配置されている。前後一対のゴムブ
シュ45が軸方向を鉛直方向に一致させた縦向きである
ことが前記第1実施形態とは異なっている。
【0082】本実施形態では、縦向きに配置された前後
一対のゴムブシュ45が、バネ定数の小さな軸方向で車
重(荷重)を支えることになるため、ゴムブシュ45が
縦方向に大きな変形を繰り返し受けることによる劣化を
抑えるための工夫が施されている。
一対のゴムブシュ45が、バネ定数の小さな軸方向で車
重(荷重)を支えることになるため、ゴムブシュ45が
縦方向に大きな変形を繰り返し受けることによる劣化を
抑えるための工夫が施されている。
【0083】図11に示すように、箱体19に固定され
たコ字状のブラケット43の底部43aの上面には、ゴ
ムよりなるリング状のストッパ47が筒部41の下面と
当接可能な位置に固定されている。三角クローラ2が自
動車1に装着された状態(車重がかかった状態)におい
て、ストッパ42と筒部41の下面との間に、所定長さ
tの間隙が形成されるように設定されている。なお、筒
部41,ゴムブシュ45,ストッパ47等により変形量
抑制手段が構成されている。
たコ字状のブラケット43の底部43aの上面には、ゴ
ムよりなるリング状のストッパ47が筒部41の下面と
当接可能な位置に固定されている。三角クローラ2が自
動車1に装着された状態(車重がかかった状態)におい
て、ストッパ42と筒部41の下面との間に、所定長さ
tの間隙が形成されるように設定されている。なお、筒
部41,ゴムブシュ45,ストッパ47等により変形量
抑制手段が構成されている。
【0084】図12は、ゴムブシュ45の軸方向におけ
る荷重と変形量との関係を示すグラフである。このグラ
フで変形特性線Lが示すように、上下方向の荷重が働い
て筒部41がストッパ47に当接するまでの範囲(変形
量x=xo となるまでの範囲)では、ゴムブシュ45が
その軸方向の小さなバネ定数に基づき変形する。筒部4
1がストッパ47に当接した状態ではゴムブシュ45の
軸方向のバネ定数に、ストッパ47のバネ定数が加わる
ため、ゴムブシュ45の荷重に対する変形量が急激に小
さくなるようになっている。なお、図8は、転輪5〜7
の一対のうち外側に配置されるものを取り外した状態を
示し、図9は、サブフレーム18については第1転輪4
と中間転輪6との間で切断した断面を示している。
る荷重と変形量との関係を示すグラフである。このグラ
フで変形特性線Lが示すように、上下方向の荷重が働い
て筒部41がストッパ47に当接するまでの範囲(変形
量x=xo となるまでの範囲)では、ゴムブシュ45が
その軸方向の小さなバネ定数に基づき変形する。筒部4
1がストッパ47に当接した状態ではゴムブシュ45の
軸方向のバネ定数に、ストッパ47のバネ定数が加わる
ため、ゴムブシュ45の荷重に対する変形量が急激に小
さくなるようになっている。なお、図8は、転輪5〜7
の一対のうち外側に配置されるものを取り外した状態を
示し、図9は、サブフレーム18については第1転輪4
と中間転輪6との間で切断した断面を示している。
【0085】次に、この三角クローラ2の作用を説明す
る。本実施形態の三角クローラ2でも同様に、3個のゴ
ムブシュ45,46が水平面上に三角形を形成するよう
に配置されているため、サブフレーム18のロール方向
の荷重に対して強い。また、3個のゴムブシュ45,4
6はその配置向きに応じ、受け持つ外力をその方向によ
って分担し、前後2個のゴムブシュ45が主に上下方向
および幅方向の力を受け持ち、中央側方の1個のゴムブ
シュ46が主に前後方向の力を受け持つ。
る。本実施形態の三角クローラ2でも同様に、3個のゴ
ムブシュ45,46が水平面上に三角形を形成するよう
に配置されているため、サブフレーム18のロール方向
の荷重に対して強い。また、3個のゴムブシュ45,4
6はその配置向きに応じ、受け持つ外力をその方向によ
って分担し、前後2個のゴムブシュ45が主に上下方向
および幅方向の力を受け持ち、中央側方の1個のゴムブ
シュ46が主に前後方向の力を受け持つ。
【0086】路面から履帯8を介して転輪4〜7に入力
される外力により、サブフレーム18は、上下方向、幅
方向、前後方向、ヨー方向、ロール方向、ピッチ方向の
六方向にゴムブシュ45,46の弾性力に抗してその姿
勢を変更させる。サブフレーム18の姿勢変化に伴って
全ての転輪4〜7が同期して姿勢を変化させ、全転輪4
〜7の直線状の配列が保持されるため、サブフレーム1
8の姿勢変化の如何にかかわらず、各転輪4〜7の幅方
向間隙にて形成される突部8aの案内経路Aが常に真っ
直ぐ形成される。そのため、履帯8が転輪4〜7から外
れ難くなる。走行中は、履帯8を介して路面の凹凸を拾
った各転輪4〜7が上下方向に振動し、サブフレーム1
8が上下方向あるいはピッチ方向に変位することにな
る。この上下方向の振動は、縦向きに配置された前後2
個のゴムブシュ45がバネ定数の小さな軸方向で受ける
ため、ゴムブシュ45が大きく変形することで十分に吸
収される。よって、前記第1実施形態のクローラ構造よ
りも、サブフレーム18からメインフレーム40に伝達
される振動がより小さく抑えられ、自動車1の乗り心地
が一層良くなる。
される外力により、サブフレーム18は、上下方向、幅
方向、前後方向、ヨー方向、ロール方向、ピッチ方向の
六方向にゴムブシュ45,46の弾性力に抗してその姿
勢を変更させる。サブフレーム18の姿勢変化に伴って
全ての転輪4〜7が同期して姿勢を変化させ、全転輪4
〜7の直線状の配列が保持されるため、サブフレーム1
8の姿勢変化の如何にかかわらず、各転輪4〜7の幅方
向間隙にて形成される突部8aの案内経路Aが常に真っ
直ぐ形成される。そのため、履帯8が転輪4〜7から外
れ難くなる。走行中は、履帯8を介して路面の凹凸を拾
った各転輪4〜7が上下方向に振動し、サブフレーム1
8が上下方向あるいはピッチ方向に変位することにな
る。この上下方向の振動は、縦向きに配置された前後2
個のゴムブシュ45がバネ定数の小さな軸方向で受ける
ため、ゴムブシュ45が大きく変形することで十分に吸
収される。よって、前記第1実施形態のクローラ構造よ
りも、サブフレーム18からメインフレーム40に伝達
される振動がより小さく抑えられ、自動車1の乗り心地
が一層良くなる。
【0087】また、縦向きに配置された前後一対のゴム
ブシュ45が比較的大きな上下方向の荷重により軸方向
に繰り返し変形することになるため、ゴムブシュ45の
早期劣化が心配される。しかし、図12のグラフの変形
特性線Lが示すように、筒部41がストッパ47に当接
する荷重Po 以上の過大な荷重が加わると、ゴムブシュ
45とストッパ47との両方で荷重を受けることになる
ので、ゴムブシュ45の変形量が所定値xo を越えたあ
たりから、荷重に対する変形量が図12のグラフに示す
ように急激に小さくなる。そのため、ゴムブシュ45の
過度な変形(過大な変形量)が回避され、ゴムブシュ4
5の耐久性が向上することになる。
ブシュ45が比較的大きな上下方向の荷重により軸方向
に繰り返し変形することになるため、ゴムブシュ45の
早期劣化が心配される。しかし、図12のグラフの変形
特性線Lが示すように、筒部41がストッパ47に当接
する荷重Po 以上の過大な荷重が加わると、ゴムブシュ
45とストッパ47との両方で荷重を受けることになる
ので、ゴムブシュ45の変形量が所定値xo を越えたあ
たりから、荷重に対する変形量が図12のグラフに示す
ように急激に小さくなる。そのため、ゴムブシュ45の
過度な変形(過大な変形量)が回避され、ゴムブシュ4
5の耐久性が向上することになる。
【0088】また、前後2個のゴムブシュ45のバネ定
数の大きな軸直交方向が幅方向に一致し、サブフレーム
18の幅方向およびヨー方向の変位が小さく抑えられる
ので、第1実施形態と同様に、操舵時にサブフレーム1
8のメインフレーム40に対する追従遅れが非常に少な
くなり、良好な操舵性が確保される。
数の大きな軸直交方向が幅方向に一致し、サブフレーム
18の幅方向およびヨー方向の変位が小さく抑えられる
ので、第1実施形態と同様に、操舵時にサブフレーム1
8のメインフレーム40に対する追従遅れが非常に少な
くなり、良好な操舵性が確保される。
【0089】また、傾斜路面に片輪を載せて走行すると
きやコーナリング走行時など、車体1aが路面に対して
傾斜するときには、路面から履帯8を介して転輪4〜7
が受けた抗力により、サブフレーム18がメインフレー
ム40に対してローリングして履帯8が路面Gに密着す
る。そのため、履帯8と路面との接地面積が広く確保さ
れ、高いグリップ力が確保される。
きやコーナリング走行時など、車体1aが路面に対して
傾斜するときには、路面から履帯8を介して転輪4〜7
が受けた抗力により、サブフレーム18がメインフレー
ム40に対してローリングして履帯8が路面Gに密着す
る。そのため、履帯8と路面との接地面積が広く確保さ
れ、高いグリップ力が確保される。
【0090】以上詳述したように本実施形態では、以下
に列記する効果が得られる。 (a)前後2個のゴムブシュ45を軸方向が上下方向に
一致する向き(縦向き)に配置したので、上下方向及び
ピッチ方向の変位(振動)を一層効率良く吸収でき、第
1実施形態よりも自動車1の乗り心地を良くすることが
できる。
に列記する効果が得られる。 (a)前後2個のゴムブシュ45を軸方向が上下方向に
一致する向き(縦向き)に配置したので、上下方向及び
ピッチ方向の変位(振動)を一層効率良く吸収でき、第
1実施形態よりも自動車1の乗り心地を良くすることが
できる。
【0091】(b)上下方向に過大な荷重がかかったと
きに筒部41の下面と当接し、縦向きのゴムブシュ45
にかかる負荷を緩和するためのストッパ47を設けたの
で、ゴムブシュ45が過度に変形することを回避でき、
ゴムブシュ45の耐久性を高めることができる。その結
果、ゴムブシュ45を振動吸収性を高めるために縦向き
に配置しても、その耐久性が損なわれず、その寿命(耐
用年数)を延ばすことができる。
きに筒部41の下面と当接し、縦向きのゴムブシュ45
にかかる負荷を緩和するためのストッパ47を設けたの
で、ゴムブシュ45が過度に変形することを回避でき、
ゴムブシュ45の耐久性を高めることができる。その結
果、ゴムブシュ45を振動吸収性を高めるために縦向き
に配置しても、その耐久性が損なわれず、その寿命(耐
用年数)を延ばすことができる。
【0092】(c)その他、第1実施形態において述べ
た(a)履帯の外れ防止効果,(b)傾斜路面走行やコ
ーナリング時の車体傾斜、およびキャンバ角に対する転
輪のローリングによるグリップ力向上効果,(c)ゴム
ブシュの多角形配置構造によるロール荷重に対する強構
造効果,(d)ゴムブシュの向きを異ならせることによ
る外力の緩和分担効果,(e)軸直交方向を幅方向に一
致させたゴムブシュによる操舵性向上効果,(i)履帯
の突部の磨耗低減効果,(j)ゴムブシュによる共振防
止効果,(k)ゴムブシュのレイアウトの自由度増大効
果,(L)中央側方のゴムブシュの外側配置構造による
モーメント低減効果などの各種効果が、本実施形態から
も同様に得られる。
た(a)履帯の外れ防止効果,(b)傾斜路面走行やコ
ーナリング時の車体傾斜、およびキャンバ角に対する転
輪のローリングによるグリップ力向上効果,(c)ゴム
ブシュの多角形配置構造によるロール荷重に対する強構
造効果,(d)ゴムブシュの向きを異ならせることによ
る外力の緩和分担効果,(e)軸直交方向を幅方向に一
致させたゴムブシュによる操舵性向上効果,(i)履帯
の突部の磨耗低減効果,(j)ゴムブシュによる共振防
止効果,(k)ゴムブシュのレイアウトの自由度増大効
果,(L)中央側方のゴムブシュの外側配置構造による
モーメント低減効果などの各種効果が、本実施形態から
も同様に得られる。
【0093】なお、実施形態は上記に限定されるもので
はなく、次のような形態で実施してもよい。 (1)第1実施形態及び第2実施形態において、張力調
整機構21におけるナット39側のプレート39aは、
必ずしも設ける必要はなく、ナット39のみにて締結し
てもよい。また、図13(a),(b)に示すように、
ナット39側にも規制部38を設けるとともに、プレー
トをカムプレート39bとすれば、より確実に履帯8を
緩み難くできる。このとき、カムプレート36aに対し
て軸部36bが下方に偏心した状態となっているなら
ば、ナット39側のカムプレート39bに対して軸部3
6bは上方に偏心した状態とする。なお、図面上Fr
は、車両前方方向を示す。
はなく、次のような形態で実施してもよい。 (1)第1実施形態及び第2実施形態において、張力調
整機構21におけるナット39側のプレート39aは、
必ずしも設ける必要はなく、ナット39のみにて締結し
てもよい。また、図13(a),(b)に示すように、
ナット39側にも規制部38を設けるとともに、プレー
トをカムプレート39bとすれば、より確実に履帯8を
緩み難くできる。このとき、カムプレート36aに対し
て軸部36bが下方に偏心した状態となっているなら
ば、ナット39側のカムプレート39bに対して軸部3
6bは上方に偏心した状態とする。なお、図面上Fr
は、車両前方方向を示す。
【0094】(2)ゴムブシュ(弾性部材)の配置のレ
イアウトは同一平面上の三角形に限定されない。例えば
駆動輪3に対して幅方向両側に2個のゴムブシュを配置
することで、前後2個のゴムブシュと共に同一平面上に
4角形を形成する配置としてもよい。この構成によれ
ば、4個のゴムブシュが平面上に四角形を形成するの
で、ロール方向の荷重に対して一層強くなる。もちろ
ん、ゴムブシュの配設個数を5個以上に増やし、五角形
やそれ以上の多角形を平面上に形成するようにゴムブシ
ュを配置してもよい。また、ゴムブシュは平面上に多角
形を形成するように投影されれば足る。この配置構成を
満たせば、全てのゴムブシュが同一平面上に配置されて
いなくても、ロール方向の荷重に対して強い構造とする
ことができる。
イアウトは同一平面上の三角形に限定されない。例えば
駆動輪3に対して幅方向両側に2個のゴムブシュを配置
することで、前後2個のゴムブシュと共に同一平面上に
4角形を形成する配置としてもよい。この構成によれ
ば、4個のゴムブシュが平面上に四角形を形成するの
で、ロール方向の荷重に対して一層強くなる。もちろ
ん、ゴムブシュの配設個数を5個以上に増やし、五角形
やそれ以上の多角形を平面上に形成するようにゴムブシ
ュを配置してもよい。また、ゴムブシュは平面上に多角
形を形成するように投影されれば足る。この配置構成を
満たせば、全てのゴムブシュが同一平面上に配置されて
いなくても、ロール方向の荷重に対して強い構造とする
ことができる。
【0095】(3)第2実施形態において、ストッパ4
7は必ずしも設ける必要がない。高強度のゴムを使用
し、縦向きに配置しても耐久性に問題がなければ、スト
ッパ47を無くしてもよい。
7は必ずしも設ける必要がない。高強度のゴムを使用
し、縦向きに配置しても耐久性に問題がなければ、スト
ッパ47を無くしてもよい。
【0096】(4)サブフレームとメインフレームとの
間に介装する弾性部品を、ゴムに替えて例えばコイルバ
ネ等のバネを使用してもよい。例えばサブフレームとメ
インフレームとの連結軸(ボルト)を通す円筒ブシュと
してコイルバネを用いることができる。金属製のバネを
採用しても、共振防止設計をすれば使用には十分耐えら
れる。また、バネであればゴムに比べて寿命を延ばすこ
とができる。もちろん、ゴムとバネを共存させた構造と
してもよい。
間に介装する弾性部品を、ゴムに替えて例えばコイルバ
ネ等のバネを使用してもよい。例えばサブフレームとメ
インフレームとの連結軸(ボルト)を通す円筒ブシュと
してコイルバネを用いることができる。金属製のバネを
採用しても、共振防止設計をすれば使用には十分耐えら
れる。また、バネであればゴムに比べて寿命を延ばすこ
とができる。もちろん、ゴムとバネを共存させた構造と
してもよい。
【0097】(5)ゴムブシュの配置向きは、前記第1
及び第2実施形態の構成に限定されず、適宜な向きに変
更することができる。但し、サブフレーム18の幅方向
の変位を小さく抑えられるように、少なくとも1個のゴ
ムブシュの軸直交方向が幅方向に一致する向きに配置す
るとよい。また、ゴムブシュの軸直交方向が幅方向と前
後方向とに一致する向きにゴムブシュの向きを分けると
なお良い。
及び第2実施形態の構成に限定されず、適宜な向きに変
更することができる。但し、サブフレーム18の幅方向
の変位を小さく抑えられるように、少なくとも1個のゴ
ムブシュの軸直交方向が幅方向に一致する向きに配置す
るとよい。また、ゴムブシュの軸直交方向が幅方向と前
後方向とに一致する向きにゴムブシュの向きを分けると
なお良い。
【0098】(6)サブフレームとメインフレームとの
ボルト等による連結箇所と、サブフレームとメインフレ
ームとの間に介装する弾性部材の配設箇所を別々に設定
した構造としてもよい。但し、ボルト等による連結をサ
ブフレームとメインフレームとの相対変位を許容する連
結構造とする。
ボルト等による連結箇所と、サブフレームとメインフレ
ームとの間に介装する弾性部材の配設箇所を別々に設定
した構造としてもよい。但し、ボルト等による連結をサ
ブフレームとメインフレームとの相対変位を許容する連
結構造とする。
【0099】(7)クローラは三角形状に限定されず、
例えば、第1転輪と第2転輪を中間転輪に対して上方変
位させて略五角形状に変形可能なクローラで実施しても
よい。
例えば、第1転輪と第2転輪を中間転輪に対して上方変
位させて略五角形状に変形可能なクローラで実施しても
よい。
【0100】(8)自動車とは、サスペンション機能を
備えた車両をいう。例えば乗用車,バス,トラック等の
車両は全て該当する。 (9)自動車に限定されず、フォークリフト等の産業車
両や、建機などに装着するクローラに実施してもよい。
備えた車両をいう。例えば乗用車,バス,トラック等の
車両は全て該当する。 (9)自動車に限定されず、フォークリフト等の産業車
両や、建機などに装着するクローラに実施してもよい。
【0101】前記実施の形態から把握され、特許請求の
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項2〜請求項10のいずれか一項に記載の前
記弾性部材はゴムである。この構成によれば、弾性部材
はゴムなので、バネを使用したときのような共振の心配
がない。
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項2〜請求項10のいずれか一項に記載の前
記弾性部材はゴムである。この構成によれば、弾性部材
はゴムなので、バネを使用したときのような共振の心配
がない。
【0102】(ロ)請求項2〜請求項10のいずれか一
項に記載の発明において、前記複数の弾性部材を配置し
た前記多角形は三角形である。この構成によれば、多角
形を形成するために必要な最小個数の弾性部材で済む。
項に記載の発明において、前記複数の弾性部材を配置し
た前記多角形は三角形である。この構成によれば、多角
形を形成するために必要な最小個数の弾性部材で済む。
【0103】(ハ)前記(ロ)において、駆動輪に対し
て幅方向側方に配置された前記弾性部材は、前記駆動輪
に対して前記フレーム側に配置されている。この構成に
よれば、弾性部材を配置するためフレームから延出させ
る延出部が相対的に短く済み、この延出部に大きなモー
メントがかかり難くすることができる。そのため、耐モ
ーメント対策を不要にできる。
て幅方向側方に配置された前記弾性部材は、前記駆動輪
に対して前記フレーム側に配置されている。この構成に
よれば、弾性部材を配置するためフレームから延出させ
る延出部が相対的に短く済み、この延出部に大きなモー
メントがかかり難くすることができる。そのため、耐モ
ーメント対策を不要にできる。
【0104】(ニ)前後端に位置する少なくとも一方の
転輪をサブフレームに対してその軸方向にスライド可能
に設け、該転輪を前記サブフレームに位置決めするため
の固定手段には、前記履帯の張力に起因する押圧力によ
る前記転輪の変位により締付け方向に回転する締結手段
を備えている。この構成によれば、履帯の張力調節のた
め位置決めされる転輪が、履帯の張力に起因する押圧力
によりサブフレームの軸方向に沿って履帯が緩む方向に
変位しようとすると、この転輪をサブフレームに固定し
ている締結手段が締付け方向に回転して、転輪の変位を
止めるように機能するので、履帯の緩みを効果的に防止
できる。なお、締結手段はカムボルト36により構成さ
れ、固定手段はカムボルト36,ボルト37,規制部3
8等により構成される。
転輪をサブフレームに対してその軸方向にスライド可能
に設け、該転輪を前記サブフレームに位置決めするため
の固定手段には、前記履帯の張力に起因する押圧力によ
る前記転輪の変位により締付け方向に回転する締結手段
を備えている。この構成によれば、履帯の張力調節のた
め位置決めされる転輪が、履帯の張力に起因する押圧力
によりサブフレームの軸方向に沿って履帯が緩む方向に
変位しようとすると、この転輪をサブフレームに固定し
ている締結手段が締付け方向に回転して、転輪の変位を
止めるように機能するので、履帯の緩みを効果的に防止
できる。なお、締結手段はカムボルト36により構成さ
れ、固定手段はカムボルト36,ボルト37,規制部3
8等により構成される。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
9に記載の発明によれば、全ての転輪を支持しているサ
ブフレームを、駆動輪を支持しているフレームに対して
弾性手段を介して相対変位可能に取り付けたので、全て
の転輪が直線状の配列を保持したまま変位し、各転輪に
より形成される履帯の案内経路が常に真っ直ぐ保持さ
れ、履帯の転輪からの外れを起こり難くすることができ
る。
9に記載の発明によれば、全ての転輪を支持しているサ
ブフレームを、駆動輪を支持しているフレームに対して
弾性手段を介して相対変位可能に取り付けたので、全て
の転輪が直線状の配列を保持したまま変位し、各転輪に
より形成される履帯の案内経路が常に真っ直ぐ保持さ
れ、履帯の転輪からの外れを起こり難くすることができ
る。
【0106】請求項2及び請求項9に記載の発明によれ
ば、サブフレームとフレームとの連結箇所に複数の弾性
部材を平面上の投影が多角形を形成する配置で介装した
ので、各転輪がロール方向に変位したときの荷重を効率
良く受け止めることができる。
ば、サブフレームとフレームとの連結箇所に複数の弾性
部材を平面上の投影が多角形を形成する配置で介装した
ので、各転輪がロール方向に変位したときの荷重を効率
良く受け止めることができる。
【0107】請求項3及び請求項9に記載の発明によれ
ば、弾性部材を、サブフレームとフレームとを連結する
ための連結軸が挿通される円筒ブシュとしたので、その
組付作業に手間がかからない。
ば、弾性部材を、サブフレームとフレームとを連結する
ための連結軸が挿通される円筒ブシュとしたので、その
組付作業に手間がかからない。
【0108】請求項4及び請求項9に記載の発明によれ
ば、複数の円筒ブシュを、荷重を受け持つ方向に応じた
少なくとも2つの異なる向きに分けて配置し、荷重を受
け持つ方向を円筒ブシュ毎に分担させたので、バネ定数
に異方性を有する形状の円筒ブシュであっても、種々の
方向の荷重を効率良く受けることができる。
ば、複数の円筒ブシュを、荷重を受け持つ方向に応じた
少なくとも2つの異なる向きに分けて配置し、荷重を受
け持つ方向を円筒ブシュ毎に分担させたので、バネ定数
に異方性を有する形状の円筒ブシュであっても、種々の
方向の荷重を効率良く受けることができる。
【0109】請求項5及び請求項9に記載の発明によれ
ば、少なくとも一つの円筒ブシュをバネ定数の大きな軸
直交方向を幅方向に一致させる向きに配置したので、各
転輪のフレームに対する幅方向変位を小さく抑え、クロ
ーラの操舵性の向上を図ることができる。
ば、少なくとも一つの円筒ブシュをバネ定数の大きな軸
直交方向を幅方向に一致させる向きに配置したので、各
転輪のフレームに対する幅方向変位を小さく抑え、クロ
ーラの操舵性の向上を図ることができる。
【0110】請求項6及び請求項9に記載の発明によれ
ば、円筒ブシュを、その軸直交方向が幅方向に一致する
横向きと、その軸直交方向が前後方向に一致する横向き
とに分けて配置し、全ての円筒ブシュが上下方向の荷重
をバネ定数の大きな軸直交方向で受けるようにしたの
で、クローラの操舵性の向上を図るとともに、クローラ
の前後方向の衝撃を緩和できるうえ、円筒ブシュの寿命
を長く延ばすことができる。
ば、円筒ブシュを、その軸直交方向が幅方向に一致する
横向きと、その軸直交方向が前後方向に一致する横向き
とに分けて配置し、全ての円筒ブシュが上下方向の荷重
をバネ定数の大きな軸直交方向で受けるようにしたの
で、クローラの操舵性の向上を図るとともに、クローラ
の前後方向の衝撃を緩和できるうえ、円筒ブシュの寿命
を長く延ばすことができる。
【0111】請求項7及び請求項9に記載の発明によれ
ば、少なくとも一つの円筒ブシュを、バネ定数の小さな
その軸方向を上下方向に一致させる縦向きに配置したの
で、路面から転輪が拾う上下方向の振動をこの縦向きの
円筒ブシュにより効率良く吸収でき、乗り心地を良くす
ることができる。
ば、少なくとも一つの円筒ブシュを、バネ定数の小さな
その軸方向を上下方向に一致させる縦向きに配置したの
で、路面から転輪が拾う上下方向の振動をこの縦向きの
円筒ブシュにより効率良く吸収でき、乗り心地を良くす
ることができる。
【0112】請求項8及び請求項9に記載の発明によれ
ば、縦向きの円筒ブシュが受け持つ縦方向の荷重が所定
値以上になると、この円筒ブシュの軸方向の変形量を相
対的に小さく抑制させる変形量抑制手段を設けたので、
円筒ブシュの軸方向の変形量がある程度の範囲に抑えら
れ、円筒ブシュの耐久性を損なわず、乗り心地の向上を
図ることができる。
ば、縦向きの円筒ブシュが受け持つ縦方向の荷重が所定
値以上になると、この円筒ブシュの軸方向の変形量を相
対的に小さく抑制させる変形量抑制手段を設けたので、
円筒ブシュの軸方向の変形量がある程度の範囲に抑えら
れ、円筒ブシュの耐久性を損なわず、乗り心地の向上を
図ることができる。
【0113】請求項10に記載の発明によれば、サスペ
ンション機構を備えた自動車の回転軸に、請求項1〜請
求項8のいずれか一項に記載のクローラが装着されてい
るので、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発
明と同様の効果が得られ、特に、自動車のコーナリング
時や、片輪だけが傾斜路面に載った状態での走行時に車
体が路面に対して傾くことがあっても、各転輪がロール
することで履帯と路面との接地面積を広く確保でき、し
かも履帯の外れの心配がない。
ンション機構を備えた自動車の回転軸に、請求項1〜請
求項8のいずれか一項に記載のクローラが装着されてい
るので、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発
明と同様の効果が得られ、特に、自動車のコーナリング
時や、片輪だけが傾斜路面に載った状態での走行時に車
体が路面に対して傾くことがあっても、各転輪がロール
することで履帯と路面との接地面積を広く確保でき、し
かも履帯の外れの心配がない。
【図1】第1実施形態における車両左側に配置された三
角クローラの側面図。
角クローラの側面図。
【図2】図1のII−II線における部分断面図。
【図3】三角クローラの部分平面図。
【図4】履帯の張力調節機構を示す側面図。
【図5】グリップ力向上作用を説明するための模式正面
図。
図。
【図6】履帯の外れ防止作用を説明するための模式平面
図。
図。
【図7】三角クローラを装着した自動車の模式側面図。
【図8】第2実施形態における車両左側に配置された三
角クローラの側面図。
角クローラの側面図。
【図9】図8のII−II線における部分断面図。
【図10】三角クローラの部分平面図。
【図11】変形量抑制機構を示す模式側面図。
【図12】ゴムブシュの変形特性を示すグラフ。
【図13】別例の張力調節機構を示す側面図。
【図14】従来技術におけるクローラの部分側面図。
【図15】同じくクローラの部分正断面図。
1…クローラ車としての自動車、2…クローラとしての
三角クローラ、3…駆動輪、4…転輪としての第1転
輪、5…転輪としての第2転輪、6,7…転輪としての
中間転輪、8…履帯、9…回転軸としてのハブ、14,
40…フレームとしてのメインフレーム、18…サブフ
レーム、32,33,46…弾性手段を構成するととも
に弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ、34…
連結軸としてのボルト、41…変形量抑制手段を構成す
る筒部、45…弾性手段及び変形量抑制手段を構成する
とともに弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ、
47…変形量抑制手段を構成するストッパ。
三角クローラ、3…駆動輪、4…転輪としての第1転
輪、5…転輪としての第2転輪、6,7…転輪としての
中間転輪、8…履帯、9…回転軸としてのハブ、14,
40…フレームとしてのメインフレーム、18…サブフ
レーム、32,33,46…弾性手段を構成するととも
に弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ、34…
連結軸としてのボルト、41…変形量抑制手段を構成す
る筒部、45…弾性手段及び変形量抑制手段を構成する
とともに弾性部材及び円筒ブシュとしてのゴムブシュ、
47…変形量抑制手段を構成するストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴崎 俊一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 車両の回転軸に連結される駆動輪と、該
駆動輪の下方に前後方向に配列された複数の転輪と、該
駆動輪及び各転輪に巻き掛けられた履帯とを備えたクロ
ーラにおいて、 前記転輪の全てを支持しているサブフレームが、前記駆
動輪を回転可能に支持しているフレームに対して弾性手
段を介して相対変位可能に取り付けられているクロー
ラ。 - 【請求項2】 前記弾性手段は、前記サブフレームと前
記フレームとの連結箇所に平面上の投影が多角形を形成
する配置で介装された複数の弾性部材を備えている請求
項1に記載のクローラ。 - 【請求項3】 前記弾性部材は、前記サブフレームと前
記フレームとを連結するための連結軸が挿通された円筒
ブシュである請求項2に記載のクローラ。 - 【請求項4】 前記複数の円筒ブシュは、荷重を受け持
つ方向に応じて少なくとも2つの異なる向きに分けて配
置されている請求項3に記載のクローラ。 - 【請求項5】 前記円筒ブシュの少なくとも一つは、そ
の軸直交方向が幅方向に一致する向きに配置されている
請求項4に記載のクローラ。 - 【請求項6】 前記複数の円筒ブシュは、その軸直交方
向が幅方向に一致する向きと、その軸直交方向が前後方
向に一致する向きとの少なくとも二種類の異なる横向き
に配置されている請求項4に記載のクローラ。 - 【請求項7】 前記円筒ブシュの少なくとも一つは、そ
の軸方向が上下方向に一致する縦向きに配置されている
請求項4に記載のクローラ。 - 【請求項8】 前記縦向きの円筒ブシュが受け持つ縦方
向の荷重が所定値以上になると、該円筒ブシュの軸方向
の変形量を相対的に小さく抑制する変形量抑制手段が備
えられている請求項7に記載のクローラ。 - 【請求項9】 前記回転軸に請求項1〜請求項8のいず
れか一項に記載のクローラが装着されているクローラ
車。 - 【請求項10】 前記回転軸を車体に対して変位可能と
するサスペンション機構を備え、請求項1〜請求項8の
いずれか一項に記載のクローラが該回転軸に装着されて
いる自動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34563596A JPH10181645A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | クローラ、クローラ車及び自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34563596A JPH10181645A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | クローラ、クローラ車及び自動車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10181645A true JPH10181645A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18377945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34563596A Pending JPH10181645A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | クローラ、クローラ車及び自動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10181645A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1097079A4 (en) * | 1998-07-10 | 2002-04-03 | Agtracks Inc | TRACKED DEVICE WITH WHEEL ON A SUPPORTED SUSPENSION |
| EP1240070A4 (en) * | 2000-07-28 | 2002-10-23 | Agtracks Inc | Drive wheel for track apparatus |
| JP2009073351A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌 |
| US8118374B2 (en) * | 2008-05-06 | 2012-02-21 | Tidue S.R.L. | Track unit for moving a ground work vehicle |
| CN103863423A (zh) * | 2012-12-17 | 2014-06-18 | 中国科学院沈阳自动化研究所 | 一种三角履带式移动机构 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34563596A patent/JPH10181645A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1097079A4 (en) * | 1998-07-10 | 2002-04-03 | Agtracks Inc | TRACKED DEVICE WITH WHEEL ON A SUPPORTED SUSPENSION |
| EP1240070A4 (en) * | 2000-07-28 | 2002-10-23 | Agtracks Inc | Drive wheel for track apparatus |
| EP1493652A1 (en) | 2000-07-28 | 2005-01-05 | Agtracks, Inc. | Track apparatus |
| JP2009073351A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌 |
| US8118374B2 (en) * | 2008-05-06 | 2012-02-21 | Tidue S.R.L. | Track unit for moving a ground work vehicle |
| CN103863423A (zh) * | 2012-12-17 | 2014-06-18 | 中国科学院沈阳自动化研究所 | 一种三角履带式移动机构 |
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