JPH091378A - メッキ管内冷却装置 - Google Patents

メッキ管内冷却装置

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JPH091378A
JPH091378A JP14500895A JP14500895A JPH091378A JP H091378 A JPH091378 A JP H091378A JP 14500895 A JP14500895 A JP 14500895A JP 14500895 A JP14500895 A JP 14500895A JP H091378 A JPH091378 A JP H091378A
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JP
Japan
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pipe
plating
cooling
tube
sealing means
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JP14500895A
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Inventor
Hideo Sudo
秀雄 須藤
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TSUYUZAKI KOGYO KK
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TSUYUZAKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも内表面にメッキが施された鋼管の
外周部に例えば溶接など加熱を伴う加工作業を行う時、
管内でのメッキによる針状突起部の形成、煙の発生、或
いは管内空気の密度変化を防止するメッキ管内冷却装置
を提供すること。 【構成】 少なくとも内表面がメッキされた管の外周に
加熱を伴う加工作業を行う時に加熱される管部分の内周
面を部分的に冷却するメッキ管内冷却装置であって、管
内における冷却予定部分の前後に配置された一対のシー
ル手段11、12によってその間隔を密閉室22に区画
形成し、冷却媒体供給管23、29を密閉室22に連通
し、同様に冷却媒体排出管30を密閉室22に連通して
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメッキ管内冷却装置に関
し、更に詳細には少なくとも内側に例えば亜鉛メッキ等
が施された鋼管の外周部に溶接等をする時その内周面を
冷却する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電力又は通信ケーブル等の地中埋
設化が進められている。この種のケーブルの地中埋設
は、小口径の管を埋設し、その内部にケーブルを通すこ
とで行われている。一般に、管は、鋼管又はプラスチッ
ク管が用いられるが、強度及びコスト的な面から鋼管が
多く使用される。
【0003】鋼管を用いた電力又は通信ケーブルの地中
埋設化工事にあたり、鋼管の埋設には小口径推進工法が
多く採用されている。この小口径推進工法とは、推進機
が入るだけの地下部(発進立坑)を地盤に形成し、この
中に推進機を前後スライド可能に設置する。
【0004】そして、最初に先導管を発進立坑から地盤
中に推進させ、次いでこの先導管の後端に鋼管を接続し
て更に推進させ、その後は順次鋼管を継ぎ足して行き、
これにより所定距離の埋設管を形成する。
【0005】その時、先導管の方向を変える場合には、
先導管先端に斜面板を設け、この斜面板が受ける土圧を
利用して行っている。従って、推進中の管全体を発進立
坑から回転して先導管先端の斜面板の向きを制御する必
要がある。そのため、各鋼管は所定の強度で接続されて
いることが必要である。
【0006】従って、従来では、図6に示されるように
各鋼管1の一端1aにスリーブ管2を約半分嵌合し、こ
のスリーブ管2の一端部2aを鋼管1の外周部に隅肉溶
接(溶接部を符号3で示す)して固定したもの(これを
便宜上、布設管4と称する)を予め工場で製作してお
く。
【0007】そして、工事現場では、発進立坑から推進
埋設された布設管4における鋼管1の一端1aに設けら
れたスリーブ管2内に、新たに継ぎ足される布設管4に
おける鋼管1の他端1bを差し込んで嵌合し、このスリ
ーブ管2の他端部2bをいま継ぎ足された鋼管1の他端
1b外周部に隅肉溶接することで両者の堅固な接続を図
っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の鋼
管には一般に亜鉛メッキが施されている。そのため、従
来の小口径推進工法において、既に推進埋設された布設
管4に新たな布設管4を前述のように溶接等で固着して
継ぎ足す時、図6に示されるように鋼管の外周部に与え
られた熱で内周面の亜鉛メッキが酸化溶融し、内周面に
毛羽立ちのように多数の針状突起部5が形成される。
【0009】このようなメッキの溶融による針状突起部
5は、電力又は通信ケーブル等を管内に引き込んで通す
時ケーブルの被覆部を損傷させ、その機能にまで影響を
与えるという問題があった。また、このようなメッキの
溶融による針状突起部の発生は、当該部分でメッキが実
質的に失われるため錆の発生を招き、鋼管の寿命を低下
させると言う問題もあった。
【0010】また、近年、推進距離の長距離化が進む中
で溶接強度を強化する必要性があり、メッキ部への影響
との間でジレンマがある。すなわち、溶接力を高めれば
メッキが損傷し、逆にメッキ部を保護しようとすれば溶
接力が低下するという相反する関係があるからである。
【0011】しかし、従来では、溶接力の強化を優先す
る必要から、溶接後に内周面に発生したメッキの針状突
起部を削り落として研き、その後その部分に再塗装を施
していた。鋼管1の一端にスリーブ管2を嵌合して隅肉
溶接をし、布設管4を形成する場合には、前述したよう
にこの作業は予め工場で行われ、しかも溶接部は鋼管の
端部開放部の近傍であるため、メッキの針状突起部を削
り落として再塗装するにしてもその作業は比較的に容易
である。
【0012】しかしながら、布設管4に別な布設管を接
続する場合には、その作業が埋設工事の現場であるこ
と、溶接部が継ぎ足される単管の端部開口部から溶接部
までの長さがその鋼管のほぼ全長であることから、溶接
部の内周面に生じたメッキの針状突起部を削り落とした
り、研いたり、或いは再塗装したりすることは非常に大
変な作業であり、多大な時間と労力を要していた。
【0013】更に、前述した鋼管接続時の溶接は、メッ
キの酸化等による煙が発生して管内に停滞するためこれ
を排煙する必要もあった。しかも、この溶接作業中或い
は溶接後の推進作業中にも埋設管の方向の確認などを先
導管に設けられたターゲットを発進立坑からトランシッ
トなどで確認しようとすると、溶接熱或いは溶接後の余
熱で管内の空気密度に変化が生じており、そのためター
ゲット視準が屈折して正確な方向確認ができないという
問題もあった。
【0014】特に、ターゲットとして使用される発光ダ
イオードは、最も高輝度が製品化されている赤色を使用
することが多く、またこの赤色は最も屈折率が大きいた
め前述の問題は無視できない問題となっていた。
【0015】このような不都合をなくすべく鋼管内周面
のメッキ層を破壊させないような又は管内空気に密度の
変化を生じさせないような温度条件での溶接では多層溶
接となってあまりにも作業時間が掛かり過ぎるという問
題がある。
【0016】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、少なくとも内表面にメッ
キが施された鋼管の外周部に例えば溶接など加熱を伴う
加工作業を行う時、管内でのメッキの酸化及び溶融によ
る針状突起部の形成、煙の発生、或いは管内空気の密度
変化を防止するメッキ管内冷却装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明はメッキ管内冷却
装置であり、前述した技術的課題を解決するために以下
のように構成されている。すなわち、本発明は、少なく
とも内表面がメッキされた管の外周に加熱を伴う加工作
業を行う時に加熱される管部分の内周面を部分的に冷却
するメッキ管内冷却装置であって、管内における冷却予
定部分の前後に配置され、密閉室を区画形成する一対の
シール手段と、一端を前記シール手段の一方を介して前
記密閉室に連通し且つ他端を前記メッキ管の外部に設置
された冷却媒体供給源に接続された冷却媒体供給管と、
一端を前記シール手段の一方を介して前記密閉室に連通
し且つ他端を前記メッキ管の外部に開放された冷却媒体
排出管とから構成されていることを特徴とする。
【0018】<本発明における付加的構成>本発明のメ
ッキ管内冷却装置は、前述した必須の構成要素からなる
が、その構成要素に更に以下のような構成を加えた場合
であっても成立する。その付加的構成要素とは、両端開
放の透視用管を前記一対のシール手段及びこのシール手
段で区画形成された前記密閉室を貫通し、前記メッキ管
の中心軸線上に設置することである。
【0019】本発明のメッキ管内冷却装置は、更にその
構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立す
る。その付加的構成要素とは、前記一対のシール手段
が、それぞれ管内を移動し得るような走行手段を備えた
支持体と、この支持体の外周面に取付けられ、径方向外
方へ膨張可能な可撓性のチューブとから構成され、前記
メッキ管内冷却装置が、更に前記チューブ内に膨張媒体
を注入すべく膨張媒体供給装置を備えていることを特徴
とする。
【0020】更に、本発明のメッキ管内冷却装置では、
冷却媒体供給管、密閉室及び冷却媒体排出管より冷却媒
体を排出すべく圧縮空気を冷却媒体供給管から供給可能
な供給装置を設けることもできる。
【0021】
【作用】本発明のメッキ管内冷却装置によると、既に埋
設推進された鋼管端部に取り付けられたスリーブ内に新
たな鋼管の端部を嵌合する。その後、嵌合した鋼管の端
部開口から本メッキ管内冷却装置を入れ、スリーブ管と
鋼管とを溶接する隅肉溶接予定部の内周部が一対のシー
ル手段の間で形成される密閉室に位置するようにする。
【0022】あるいは、予め新たな布設管の内部に本メ
ッキ管内冷却装置を入れておき、この布設管の鋼管端部
を既に埋設推進された布設管の端部に位置するスリーブ
管内に嵌合させるようにしてもよい。
【0023】次いで、各シール手段を作動させてこれら
の間の管内を密閉室に区画形成する。その後、前述の溶
接作業を開始すると共に密閉室に冷却用の媒体を供給管
から導入し、且つ排出管から排出する。この結果、鋼管
の外周溶接部に対応する内周部は冷却用媒体で冷却さ
れ、鋼管内面のメッキ層の加熱による酸化及び溶融を生
じることがなく、よってメッキ層による針状突起部の発
生等が防止される。
【0024】一対のシール手段が、具体的にそれぞれ管
内を移動し得るような走行手段を備えた支持体の外周面
に可撓性部材を取付け、この可撓性部材を径方向外方へ
膨張するようにしたものである場合には、密閉室は各支
持体外周部に設置された可撓性部材に気体を導入するこ
とで膨張させ鋼管内周面に密着させることで形成され
る。
【0025】また、前述したような溶接作業中に埋設管
の方向の確認などを先導管に設けられたターゲットを発
進立坑からトランシットなどで確認しようとする時、一
対のシール手段とこれらで区画形成された密閉室とを貫
通し、鋼管の中心軸線上に設置された両端開放の透視用
管を通してターゲットに視準を合わせるようにする。
【0026】更に、溶接作業完了後、メッキ管内冷却装
置を引き抜こうとする時、冷却媒体が布設管内に拡散し
ないように、予め冷却媒体供給管に圧縮空気等の膨張媒
体を供給し、冷却媒体供給管、密閉室及び冷却媒体排出
管から冷却媒体をほとんどすべて排出する。
【0027】
【実施例】以下、本発明のメッキ管内冷却装置を図に示
される実施例について更に詳細に説明する。図1には本
発明の一実施例に係るメッキ管内冷却装置10が示され
ている。前述したように小口径推進工法では発進立坑か
ら方向修正刃先6と中心軸線上にターゲット7とを取り
付けた先導管7を先頭にしてスリーブ管の付いた鋼管
(布設管)が順次接続されながら推進される。このよう
な工法自体は従来と同様である。
【0028】この実施例のメッキ管内冷却装置10は、
既に推進埋設された布設管4に新たな布設管4を接続固
定する場合であって新たな布設管4の鋼管端部を既に推
進埋設された布設管4におけるスリーブ管2に嵌合して
隅肉溶接をする際に鋼管内面を冷却するための装置であ
り、鋼管1内における冷却予定部分の前後に配置され、
密閉室を区画形成する一対のシール手段11、12を備
える。
【0029】各シール手段11、12はほぼ同一のもの
であり、従って一方のシール手段11の構造についての
み説明する。シール手段11は、図2に示されるように
筒状のリム13の軸方向中央部に2枚の円盤状スポーク
即ちスポーク盤14a、14bを間隔をあけて取り付け
てなる支持体15を含む。
【0030】このリム13の外周面には、図3に示され
るようにゴム製の環状バンド16が装着され、この環状
バンド16のその両端部は止め輪17によりリム13の
外周面に固着されている。筒状リム13の軸方向中央部
に設けられた2つのスポーク盤14a、14b間におけ
る空間部18はリム13に形成された多数の通気口19
を介してリム13外表面の外側に連通している。
【0031】この2つのシール手段11、12は、図2
に示されるように間隔をあけて並べられて連結固定され
ている。この連結手段としては、それぞれの支持体15
のスポーク盤14a、14b間の空間部18を連通すべ
く各支持体15のスポーク盤同志を接続する連通管20
であり、またこれら各スポーク盤14a、14bを貫い
て中心軸線上に設けられた両端開放の透視用管21であ
る。
【0032】このようにして相互に間隔をあけて連結さ
れたその間隔部22には、図2及び図4に示されるよう
にリング状のパイプ23が配置されている。このリング
状のパイプ23の外周部には多数の冷却水噴出穴24が
形成されている。
【0033】そして、更に一体に連結された一対のシー
ル手段11、12のそれぞれ外側の側部には、図5に明
瞭に示されるようにトライアングル状に形成されたブラ
ケット25がその各頂点を各リム13の内面に溶接など
により固定されている。このブラケット25の各辺外側
にはキャスター26が固定され、各キャスター26は鋼
管1の内面に3点で接触し、シール手段11、12を移
動可能に支持している。
【0034】このように構成されたメッキ管内冷却装置
は10は、更に、一方のシール手段12におけるスポー
ク盤14a、14b間の空間部18に圧縮エアーを供給
するエアー供給管27を備えている。このエアー供給管
27は、その一端がスポーク盤14bに接続され且つ他
端は透視用管21に取付けられたステー28に固定され
ている。
【0035】同様に、このステー28には冷却水供給管
29の一端が支持され、その他端は一方のシール手段1
2におけるスポーク盤14a、14bを貫通して前述の
リング状パイプ23の内周部に固着されると共に図4に
示されるように連通穴により相互に連通されている。
【0036】更に、このステー28には冷却水排出管3
0の一端が支持され、その他端は一方のシール手段12
におけるスポーク盤14a、14bを貫通して前述の間
隔部22に開放している。
【0037】これら3つの管即ちエアー供給管27、冷
却水供給管29及び冷却水排出管30においてステー2
8から突出するそれぞれの端部には各々可撓性のホース
が接続され、布設管4の外部に設置された圧縮エアー供
給源、冷却水供給源、冷却水プール等に接続されてい
る。
【0038】次に、前述した実施例のメッキ管内冷却装
置10の動作について説明する。最初に、既に埋設推進
された布設管4のスリーブ管2内に新たな布設管4の鋼
管1端部を嵌合する。その後、嵌合した鋼管1の端部開
口から本メッキ管内冷却装置10を入れ、キャスター2
6で管内を移動させてスリーブ管2と鋼管1とを溶接す
る隅肉溶接予定部の内周面が一対のシール手段11、1
2の間の間隔部22に位置するようにする。
【0039】あるいは、予め新たな布設管4にメッキ管
内冷却装置10を入れておき、その後この布設管4の鋼
管1端部を既に埋設推進された布設管4の端部に位置す
るスリーブ管2内に嵌合させる。そして、このメッキ管
内冷却装置10における一対のシール手段11、12の
間隔部22にスリーブ管2と鋼管1とを溶接する隅肉溶
接予定部の内周面が位置するように当該メッキ管内冷却
装置10の位置を正確に調整する。
【0040】次いで、図1に示されるように発進立坑な
ど布設管外部に設置された圧縮エアー供給源31を作動
し、ソレノイドバルブ装置32、ホース及びエアー供給
管27を介して圧縮エアーを一方のシール手段12を構
成する支持体15のスポーク盤14a、14b間空間部
18内に導入する。圧縮エアーは連通管20を通って他
方のシール手段11を構成する支持体15のスポーク盤
間14a、14b間空間部18内にも導入される。
【0041】これらの空間部18に導入された圧縮エア
ーは、各リム13に形成された多数の通気口19から外
部に噴出し、これによりバンド16を膨張させる。バン
ド16が膨張して鋼管1の内壁面に密着すると、一対の
シール手段11、12の間の間隔部22は鋼管1と協働
して密閉室となる。
【0042】その後、冷却水が冷却水供給ポンプ33に
よって冷却水プール34からホース及び冷却水供給管2
9を介してリング状のパイプ23に送水され、このパイ
プ23の外周部に形成された多数の冷却水噴出穴24か
ら鋼管内壁に向かって噴出する。これと同時にスリーブ
管2と鋼管1との隅肉溶接が開始される。
【0043】密閉された間隔部22即ち密閉室で前述し
たように冷却水がパイプ23に多数の噴出穴24から噴
出されると、この密閉室22には冷却水が貯留し、その
レベルが冷却水排出管30の端部開放部に達すると、こ
の冷却水排出管30からホースを介して鋼管外部に排出
され、冷却水プール34に戻される。この結果、鋼管の
外周溶接部に対応する内周部は冷却水で冷却され、鋼管
内面のメッキ層の加熱溶融を生じることがなく、よって
メッキ層による針状突起部の発生等が防止される。
【0044】このような溶接作業中又は溶接作業終了
後、本メッキ管内冷却装置10を布設管4内に残した状
態で埋設管の推進方向を確認する必要が生じた場合には
発進立坑に設置したトランシットTで、一対のシール手
段11、12とこれらで区画形成された密閉室22とを
貫通し、鋼管1の中心軸線上に設置された両端開放の透
視用管21を通して先導管8に設けられたターゲット7
に視準を合わせるようにする。
【0045】スリーブ管2と鋼管1との隅肉溶接が終了
し溶接部が十分に冷却されると、冷却水の供給も停止さ
れる。しかしながら、冷却水供給管29内、密閉室22
内及び冷却水排出管30内には完全に排水しきれなかっ
た残余の冷却水が残る。特に、埋設管が下り勾配で布設
される場合には、冷却水供給管29、密閉室22、及び
冷却水排出管30の中にほとんどすべての冷却が残され
る。そこで、冷却水供給配管系にソレノイドバルブ装置
35介して接続されている圧縮エアー供給源31から圧
縮エアーをこの冷却水供給配管系に送り、密閉室22内
の気圧を高めながら排水する。
【0046】これにより、冷却水供給管29内、密閉室
22内及び冷却水排出管30内に残っている冷却水は冷
却水排出管30を介して鋼管の外へ排水され、特に、排
水経路の隅に残った冷却水も風速に乗り排出され、その
結果ほとんど大部分の冷却水は排出されることになる。
なお、最後には極わずかな冷却水が残るが、この程度の
水は作業にほとんど影響しないので無視できる。
【0047】その後、各シール手段11、12における
バンド16内の圧縮エアーを排気して収縮し、この冷却
装置10を布設管の外へ引き出す。そして、通常の布設
管推進作業を継続する。または、このメッキ管内冷却装
置10を布設管4内に残したまま通常の布設管推進作業
を行い、推進完了後に残しておいたこのメッキ管内冷却
装置10を布設管の外へ引き出すこともできる。
【0048】なお、前述した実施例のメッキ管内冷却装
置では、冷却媒体として水を利用し、またチューブ17
を膨張させるための気体として圧縮エアーを使用した
が、これは単なる一例であってどのような冷却媒体及び
膨張用気体であってもよい。
【0049】更に、本実施例のメッキ管内冷却装置で
は、布設管同志を溶接して連結する場合に内周部を冷却
するために用いたが、本発明はこのような使用に限定さ
れるものではなく、布設管の外周部に加熱を伴う種々の
加工作業を行う時にも管部分の内周面を部分的に冷却す
るのに有効であることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメッキ管
内冷却装置によれば、メッキ管の外周部に加熱を伴う種
々の加工作業を行う時、比較的に容易に内周面を部分的
に冷却することができるのでメッキの溶融による針状突
起部の発生を防止することができ、その結果従来行って
いたような針状突起部の削り落とし、再塗装などの作業
が必要なく、しかも布設管内を通す電力等ケーブルの被
覆部の損傷、錆の発生等を防止することができる。
【0051】従って、溶接熱によるメッキ部への影響を
気にすることなく充分な溶接作業強度を得ることができ
ると共にこのような加工作業中或いはこのメッキ管内冷
却装置を布設管内に置いたままにした状態でもトランシ
ットによるターゲット視認作業を行うこともできる等多
大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るメッキ管内冷却装置を
地中に埋設する布設管内に設置して全体を示す構成説明
図である。
【図2】図1に示される実施例のメッキ管内冷却装置を
拡大して示す断面図である。
【図3】図2に示されるメッキ管内冷却装置を構成する
1つのシール手段を部分的に拡大して示す断面図であ
る。
【図4】図2の4−4線に沿って切断して示すメッキ管
内冷却装置の縦断面図である。
【図5】図2の5−5線に沿って切断して示すメッキ管
内冷却装置の縦断面図である。
【図6】従来、布設管の接続に際して管外周部を溶接し
た時に内周部にメッキ層が溶融して生じる針状突起部の
発生状態を概略的に示す布設管の断面図である。
【符号の説明】
1 鋼管 2 スリーブ管 3 隅肉溶接部 4 布設管 10 メッキ管内冷却装置 11 シール手段 12 シール手段 13 リム 14a スポーク盤 14b スポーク盤 15 支持体 16 環状バンド 17 止め輪 18 空間部 19 通気口 20 連通管 21 透視用管 22 間隔部(密閉室) 23 パイプ 24 冷却水噴出穴 25 ブラケット 26 キャスター 27 エアー供給管 28 ステー 29 冷却水供給管 30 冷却水排出管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内表面がメッキされた管の外
    周に加熱を伴う加工作業を行う時に加熱される管部分の
    内周面を部分的に冷却するメッキ管内冷却装置であっ
    て、 管内における冷却予定部分の前後に配置され、密閉室を
    区画形成する一対のシール手段と、一端を前記シール手
    段の一方を介して前記密閉室に連通し且つ他端を前記メ
    ッキ管の外部に設置された冷却媒体供給源に接続された
    冷却媒体供給管と、一端を前記シール手段の一方を介し
    て前記密閉室に連通し且つ他端を前記メッキ管の外部に
    開放された冷却媒体排出管とから構成されていることを
    特徴とするメッキ管内冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記メッキ管内冷却装置が、更に前記一
    対のシール手段及びこのシール手段で区画形成された前
    記密閉室を貫通し、前記メッキ管の中心軸線上に設置さ
    れた両端開放の透視用管を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のメッキ管内冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のシール手段が、それぞれ管内
    を移動し得るような移動可能手段を備えた支持体と、こ
    の支持体の外周面に取付けられ、径方向外方へ膨張可能
    な可撓性部材とから構成され、前記メッキ管内冷却装置
    が、更に前記可撓性部材内に膨張媒体を注入すべく膨張
    媒体供給装置を備えていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のメッキ管内冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記メッキ管内冷却装置が、冷却媒体を
    前記冷却媒体供給管、前記密閉室及び前記冷却媒体排出
    管からほとんどすべて排出すべく圧縮空気等の膨張媒体
    を前記冷却媒体供給管から供給可能な装置を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のメッキ管
    内冷却装置。
JP14500895A 1995-06-12 1995-06-12 メッキ管内冷却装置 Pending JPH091378A (ja)

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JP14500895A JPH091378A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 メッキ管内冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104032161A (zh) * 2014-05-12 2014-09-10 蚌埠市宏威滤清器有限公司 一种交流接触器触头用铜合金材料及其制备方法
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CN113146113A (zh) * 2021-05-11 2021-07-23 叶胡根 一种直缝焊管在线冷却装置及冷却方法

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