JPH0913928A - オイル吸入装置 - Google Patents
オイル吸入装置Info
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- JPH0913928A JPH0913928A JP16348095A JP16348095A JPH0913928A JP H0913928 A JPH0913928 A JP H0913928A JP 16348095 A JP16348095 A JP 16348095A JP 16348095 A JP16348095 A JP 16348095A JP H0913928 A JPH0913928 A JP H0913928A
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Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の急加速、急減速走行によりオイルパン
内のオイルに偏りが発生しても、オイルを常に確実に吸
入可能なオイル吸入装置を提供する。 【構成】 基端21をオイルポンプ1の吸入口と接続
し、先端22をオイルパン4の内部に配置された吸入管
2の先端部に、吸入補助部材31が回転自在に取り付け
られている。前記吸入補助部材31は水平横向きに吸口
33を有する筒形に形成され、その垂直上向きの基端部
32が気密性の高いシールベアリング35を介して前記
吸入管2の他端22に水平回転が自在に取付けられてい
る。前記吸口33の近傍位置に車両の加速度の作用で回
転力を発生する重り34が取付けられている。
内のオイルに偏りが発生しても、オイルを常に確実に吸
入可能なオイル吸入装置を提供する。 【構成】 基端21をオイルポンプ1の吸入口と接続
し、先端22をオイルパン4の内部に配置された吸入管
2の先端部に、吸入補助部材31が回転自在に取り付け
られている。前記吸入補助部材31は水平横向きに吸口
33を有する筒形に形成され、その垂直上向きの基端部
32が気密性の高いシールベアリング35を介して前記
吸入管2の他端22に水平回転が自在に取付けられてい
る。前記吸口33の近傍位置に車両の加速度の作用で回
転力を発生する重り34が取付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のエンジン下部
のオイルパンに溜められたエンジンオイルをオイルポン
プで良好に吸入するために使用されるオイル吸入装置に
関する。
のオイルパンに溜められたエンジンオイルをオイルポン
プで良好に吸入するために使用されるオイル吸入装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンオイルは、通例エンジン
下部のオイルパン(油溜め)に溜める。エンジンが回転
をはじめると同時にエンジン動力の一部でオイルポンプ
が駆動されてオイルが吸い上げられ、オイルポンプの吐
出圧力で潤滑部分、例えばピストン、クランクシャフト
の軸受などへと送られる。目的の箇所を潤滑したオイル
は油滴となったり、壁を伝わって再びオイルパンに落
ち、循環を繰り返す。因みに、エンジンオイルの働き
は、もっとも重要な潤滑作用の他に、緩衝作用、冷却作
用、気密保持作用、清浄作用、防錆作用等がある。
下部のオイルパン(油溜め)に溜める。エンジンが回転
をはじめると同時にエンジン動力の一部でオイルポンプ
が駆動されてオイルが吸い上げられ、オイルポンプの吐
出圧力で潤滑部分、例えばピストン、クランクシャフト
の軸受などへと送られる。目的の箇所を潤滑したオイル
は油滴となったり、壁を伝わって再びオイルパンに落
ち、循環を繰り返す。因みに、エンジンオイルの働き
は、もっとも重要な潤滑作用の他に、緩衝作用、冷却作
用、気密保持作用、清浄作用、防錆作用等がある。
【0003】従来、車両のエンジンオイルのオイル吸入
管aは、図9に示したように、基端にボルト止め用のフ
ランジfが設けられ、先端に吸口eを設けた形状とされ
ている。このオイル吸入管aは、図7のようにエンジン
下部のオイルパンcの内部に下向きに配置され、基端の
フランジfを固定されている。
管aは、図9に示したように、基端にボルト止め用のフ
ランジfが設けられ、先端に吸口eを設けた形状とされ
ている。このオイル吸入管aは、図7のようにエンジン
下部のオイルパンcの内部に下向きに配置され、基端の
フランジfを固定されている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】車両の構造上、もっ
とも重いエンジン部分は、車両の重心を低くする要請の
基に可及的に低い位置に取り付けられる。このためオイ
ルパンは車高を保つために浅く広いトレー形状に形成さ
れ、このオイルパンに溜まるエンジンオイルもまた油深
が浅い状況となっている。一方、従来のオイル吸入管a
及びその吸口eはオイルパンcの内部にがっちり固定さ
れている。ところが、車両が急発進又は急減速すると、
その際の大きな加速度によってオイルパンc内のエンジ
ンオイルdの油面は例えば図8のように一方的に偏って
急角度に傾き、オイル吸入管aの吸口eがオイル油面か
ら浮上してしまい、空気を吸い込みエンジンオイルを吸
入できなくなる場合がある(図8参照)。その結果、油
量不足、油圧低下によりたちまち潤滑不良を起こし、エ
ンジン内のベアリングやピストンを損傷して故障やトラ
ブルの原因となるという問題点がある。
とも重いエンジン部分は、車両の重心を低くする要請の
基に可及的に低い位置に取り付けられる。このためオイ
ルパンは車高を保つために浅く広いトレー形状に形成さ
れ、このオイルパンに溜まるエンジンオイルもまた油深
が浅い状況となっている。一方、従来のオイル吸入管a
及びその吸口eはオイルパンcの内部にがっちり固定さ
れている。ところが、車両が急発進又は急減速すると、
その際の大きな加速度によってオイルパンc内のエンジ
ンオイルdの油面は例えば図8のように一方的に偏って
急角度に傾き、オイル吸入管aの吸口eがオイル油面か
ら浮上してしまい、空気を吸い込みエンジンオイルを吸
入できなくなる場合がある(図8参照)。その結果、油
量不足、油圧低下によりたちまち潤滑不良を起こし、エ
ンジン内のベアリングやピストンを損傷して故障やトラ
ブルの原因となるという問題点がある。
【0005】そのため従来の車両、特にツーリングカー
レースの競走車両などの場合は、インジケータにエンジ
ンオイルのトラブル(潤滑不良)を表示する赤ランプが
点灯しない程度、つまりオイルの吸入不能を生じない限
度の急加速、急減速運転を強いられ、競走の絶対的優位
を保ち難かった。従って、本発明の目的は、車両の急加
速、急減速走行によりオイルパン内のエンジンオイルに
偏りが発生しても、エンジンオイルを常に確実に吸入可
能なオイル吸入装置を提供することにある。
レースの競走車両などの場合は、インジケータにエンジ
ンオイルのトラブル(潤滑不良)を表示する赤ランプが
点灯しない程度、つまりオイルの吸入不能を生じない限
度の急加速、急減速運転を強いられ、競走の絶対的優位
を保ち難かった。従って、本発明の目的は、車両の急加
速、急減速走行によりオイルパン内のエンジンオイルに
偏りが発生しても、エンジンオイルを常に確実に吸入可
能なオイル吸入装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、請求項1に記載したオイル吸入装置
は、基端21がオイルポンプ1の吸入口と接続され、先
端側22をオイルパン4の内部に配置された吸入管2の
先端部に、吸入補助部材31が回転自在に取り付けられ
ており、前記吸入補助部材31は水平横向き乃至下向き
に吸口33を有する筒形に形成され、その垂直上向きの
基端部32が油密性の高いシールベアリング35を介し
て前記吸入管2の先端22へ水平回転が自在に取付けら
れており、前記吸口33の近傍位置に車両の加速度の作
用で回転力を発生する重り34が取付けられていること
を特徴とする。
めの手段として、請求項1に記載したオイル吸入装置
は、基端21がオイルポンプ1の吸入口と接続され、先
端側22をオイルパン4の内部に配置された吸入管2の
先端部に、吸入補助部材31が回転自在に取り付けられ
ており、前記吸入補助部材31は水平横向き乃至下向き
に吸口33を有する筒形に形成され、その垂直上向きの
基端部32が油密性の高いシールベアリング35を介し
て前記吸入管2の先端22へ水平回転が自在に取付けら
れており、前記吸口33の近傍位置に車両の加速度の作
用で回転力を発生する重り34が取付けられていること
を特徴とする。
【0007】請求項2に記載したオイル吸入装置は、フ
レキシブルホースで形成された吸入管2’の基端がオイ
ルポンプ1の吸入口と接続され、その先端側はオイルパ
ン4の底部に沿って左右へ振れ動く自由がある長さに配
置されており、前記吸入管2’の先端に水平横向き乃至
下向きの吸口33が形成され、該吸口の近傍位置に車両
の加速度の作用で回転力を発生する重りが取付けられて
いることを特徴とする。
レキシブルホースで形成された吸入管2’の基端がオイ
ルポンプ1の吸入口と接続され、その先端側はオイルパ
ン4の底部に沿って左右へ振れ動く自由がある長さに配
置されており、前記吸入管2’の先端に水平横向き乃至
下向きの吸口33が形成され、該吸口の近傍位置に車両
の加速度の作用で回転力を発生する重りが取付けられて
いることを特徴とする。
【0008】更に、請求項3に記載したオイル吸入装置
は、フレキシブルホースで形成された吸入管2’の基端
がオイルポンプ1の吸入口と接続され、その先端側はオ
イルパン4の底部に沿って左右へ振れ動く自由がある長
さに配置されており、前記吸入管2’の先端に水平横向
き乃至下向きの吸口33が形成され、該吸口の近傍位置
にオイルパン4の底面を転がるローラベアリング7が設
置され、該ローラベアリングを含む金属部材が車両の加
速度の作用で回転力を発生する重りとして設けられてい
ることを特徴とする。
は、フレキシブルホースで形成された吸入管2’の基端
がオイルポンプ1の吸入口と接続され、その先端側はオ
イルパン4の底部に沿って左右へ振れ動く自由がある長
さに配置されており、前記吸入管2’の先端に水平横向
き乃至下向きの吸口33が形成され、該吸口の近傍位置
にオイルパン4の底面を転がるローラベアリング7が設
置され、該ローラベアリングを含む金属部材が車両の加
速度の作用で回転力を発生する重りとして設けられてい
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明において、吸入補助部材31
は、油密性の高いシールベアリング35を介して吸入管
2の先端部に回転自在に取り付けられているから、車両
の加速度によってオイルパン4内のエンジンオイル5の
油面が加速方向とは正反対方向に偏り傾斜油面を作って
も、同じ加速度の作用で重り34が回転力を発生し、吸
入補助部材31が水平回転して、その吸口33はオイル
5が偏る方向へ速やかに移動する。つまり、吸口33は
重り34に発生する回転力の作用でエンジンオイル5が
偏る方向(加速度と正反対方向)に移動し、急加速、急
減速によりオイルパン4内のオイル5に偏りが発生して
も、図2〜5のようにエンジンオイル5は確実に吸入さ
れる。
は、油密性の高いシールベアリング35を介して吸入管
2の先端部に回転自在に取り付けられているから、車両
の加速度によってオイルパン4内のエンジンオイル5の
油面が加速方向とは正反対方向に偏り傾斜油面を作って
も、同じ加速度の作用で重り34が回転力を発生し、吸
入補助部材31が水平回転して、その吸口33はオイル
5が偏る方向へ速やかに移動する。つまり、吸口33は
重り34に発生する回転力の作用でエンジンオイル5が
偏る方向(加速度と正反対方向)に移動し、急加速、急
減速によりオイルパン4内のオイル5に偏りが発生して
も、図2〜5のようにエンジンオイル5は確実に吸入さ
れる。
【0010】例えば図2と図3は車両が左右にカーブす
る場合であって、図2は車両に右向きの加速度G(向心
加速度)が作用し,オイルパン4内のエンジンオイル5
は逆に左側に偏った場合であるが、吸入補助部材31の
吸口33も直ちに左側へ向いて(回転して)油面下に深
く沈み込んでいる。図3は図2とは逆に左向きの加速度
G(向心加速度)が作用し、オイルパン4内のエンジン
オイル5が右側に偏った場合で、吸入補助部材31の吸
口33も右側へ向いて油面下に深く沈み込んでいる。
る場合であって、図2は車両に右向きの加速度G(向心
加速度)が作用し,オイルパン4内のエンジンオイル5
は逆に左側に偏った場合であるが、吸入補助部材31の
吸口33も直ちに左側へ向いて(回転して)油面下に深
く沈み込んでいる。図3は図2とは逆に左向きの加速度
G(向心加速度)が作用し、オイルパン4内のエンジン
オイル5が右側に偏った場合で、吸入補助部材31の吸
口33も右側へ向いて油面下に深く沈み込んでいる。
【0011】図4と図5は車両の急加速、急減速運転の
場合であって、図4はブレーキを踏んだ急減速時にマイ
ナス加速度Gが作用し、オイルパン4内のエンジンオイ
ル5が車両の進行方向前側へ偏った場合で、吸入補助部
材31の吸口33も速やかに前側へ向いて油面下に深く
沈み込んでいる。図5は図4とは逆に車両の急加速時の
加速度Gが作用し、オイルパン4内のエンジンオイル5
が後側へ偏った場合で、吸入補助部材31の吸口33も
後側へ向いて油面下に深く沈み込んでいる。
場合であって、図4はブレーキを踏んだ急減速時にマイ
ナス加速度Gが作用し、オイルパン4内のエンジンオイ
ル5が車両の進行方向前側へ偏った場合で、吸入補助部
材31の吸口33も速やかに前側へ向いて油面下に深く
沈み込んでいる。図5は図4とは逆に車両の急加速時の
加速度Gが作用し、オイルパン4内のエンジンオイル5
が後側へ偏った場合で、吸入補助部材31の吸口33も
後側へ向いて油面下に深く沈み込んでいる。
【0012】以上の図2〜図5に例示したいずれの場合
でも、吸入補助部材31の吸口33は重り34に発生す
る回転力によりエンジンオイル5が偏った方向へ速やか
に回転移動するため、オイルパン4内のエンジンオイル
5がどのように偏っても吸口33から確実に吸入できる
のである。次に、請求項2及び3の発明において、図8
のようにカーブに沿って走る車両の左右方向に加速度G
(向心加速度)が作用した場合は、フレキシブルな吸入
管2’の自在性(可撓性)と、重りに作用する加速度
(向心加速度)によって発生する回転力、及び請求項3
の場合にはローラベアリング7の転がり特性との複合効
果によって、吸入管2’の吸口33は加速度Gの向きと
は正反対方向へ速やかに振り動かされ、同じ加速度Gに
よってオイルパン4内で偏りを生じたエンジンオイル5
の油面下に深く沈み込んで常に確実な吸入を可能ならし
めるのである。
でも、吸入補助部材31の吸口33は重り34に発生す
る回転力によりエンジンオイル5が偏った方向へ速やか
に回転移動するため、オイルパン4内のエンジンオイル
5がどのように偏っても吸口33から確実に吸入できる
のである。次に、請求項2及び3の発明において、図8
のようにカーブに沿って走る車両の左右方向に加速度G
(向心加速度)が作用した場合は、フレキシブルな吸入
管2’の自在性(可撓性)と、重りに作用する加速度
(向心加速度)によって発生する回転力、及び請求項3
の場合にはローラベアリング7の転がり特性との複合効
果によって、吸入管2’の吸口33は加速度Gの向きと
は正反対方向へ速やかに振り動かされ、同じ加速度Gに
よってオイルパン4内で偏りを生じたエンジンオイル5
の油面下に深く沈み込んで常に確実な吸入を可能ならし
めるのである。
【0013】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1において、剛性の大きい金属製パイプを使用した吸
入管2の基端21はボルト止め用のフランジ23を介し
てオイルポンプ1の吸入口へボルト止めによって接続さ
れ、先端側22はオイルパン4の内部の略中央位置で垂
直下向きに底部近傍へ接近するように配置されている。
図1において、剛性の大きい金属製パイプを使用した吸
入管2の基端21はボルト止め用のフランジ23を介し
てオイルポンプ1の吸入口へボルト止めによって接続さ
れ、先端側22はオイルパン4の内部の略中央位置で垂
直下向きに底部近傍へ接近するように配置されている。
【0014】前記吸入管2の先端22に、吸入補助部材
31が回転自在に取り付けられている。この吸入補助部
材31は金属又は合成樹脂などで筒形に形成されてお
り、吸口33が水平横向き(好ましくは下向き)に設け
られている。また、垂直上向きの基端部32は、市販さ
れている油密性の高いシールベアリング35を介して前
記吸入管2の他端22へ水平回転が自在に取付けられて
いる。吸入管2の先端22から吸入補助部材31の吸口
33までの長さはおよそ8センチメートル位である。シ
ールベアリング35は上面をシールゴム38で密蔽して
気密性を高めた構成であり、このシールベアリング35
は吸入管2及び吸入補助部材31へサークリップ(とめ
輪)36で上下の端部を止めて固定されている。
31が回転自在に取り付けられている。この吸入補助部
材31は金属又は合成樹脂などで筒形に形成されてお
り、吸口33が水平横向き(好ましくは下向き)に設け
られている。また、垂直上向きの基端部32は、市販さ
れている油密性の高いシールベアリング35を介して前
記吸入管2の他端22へ水平回転が自在に取付けられて
いる。吸入管2の先端22から吸入補助部材31の吸口
33までの長さはおよそ8センチメートル位である。シ
ールベアリング35は上面をシールゴム38で密蔽して
気密性を高めた構成であり、このシールベアリング35
は吸入管2及び吸入補助部材31へサークリップ(とめ
輪)36で上下の端部を止めて固定されている。
【0015】前記吸入補助部材31の前記吸口33の近
傍位置に、車両の加速度の作用で適度な大きさの回転力
を発生する重り34が取付けられている。この重り34
は、吸口33の近傍に取付板37を設け、この取付板3
7にボルト、ナットを締結した形で、又は金属塊を溶接
する方法などで取付けられている。上記吸入管2の先端
22から吸入補助部材31の吸口33までの長さは、長
いほど加速度による回転力が大きく発生するが、回転動
作の範囲が大きくなり、移動の迅速性が低下するから、
車両の急加速、急減速によりオイルパン4内のオイル5
がどの様に偏ってもオイル5を吸い込めるだけの長さ、
形状に形成するのがよい。また、吸口33の取り付け位
置(オイルパン4の底面からの高さ位置)は低い程好ま
しいが、車両の急加速、急減速によりオイルパン4内の
オイル5がどの様に偏ってもオイル5を吸い込み可能な
高さに取り付ければ足りる。
傍位置に、車両の加速度の作用で適度な大きさの回転力
を発生する重り34が取付けられている。この重り34
は、吸口33の近傍に取付板37を設け、この取付板3
7にボルト、ナットを締結した形で、又は金属塊を溶接
する方法などで取付けられている。上記吸入管2の先端
22から吸入補助部材31の吸口33までの長さは、長
いほど加速度による回転力が大きく発生するが、回転動
作の範囲が大きくなり、移動の迅速性が低下するから、
車両の急加速、急減速によりオイルパン4内のオイル5
がどの様に偏ってもオイル5を吸い込めるだけの長さ、
形状に形成するのがよい。また、吸口33の取り付け位
置(オイルパン4の底面からの高さ位置)は低い程好ま
しいが、車両の急加速、急減速によりオイルパン4内の
オイル5がどの様に偏ってもオイル5を吸い込み可能な
高さに取り付ければ足りる。
【0016】(第2の実施例)図6及び図7に示したオ
イル吸入装置は、主に、カーブが連なる道路を走行する
車両の左右方向に発生する加速度に有効なもので、吸入
管2’としてかなり長いフレキシブルホースが使用され
ている。吸入管2’の基端がフランジ23を介してオイ
ルポンプ1の吸入口と接続されている点は上記第1実施
例と変わりない。同吸入管2’の先端側はオイルパン4
の底部に沿う状態に這わせつつ左右に振れ動く自由があ
る長さ(吸入管の全長にしておよそ15〜20センチメ
ートル)に配置され、その先端部に嵌めた金属製の口金
部材8に下向きの吸口33が形成されている。そして、
前記口金部材8の内側部分に、オイルパン4の底面を低
抵抗で転がるローラベアリング7が設置されている。こ
のローラベアリング7は吸入管2’の長手方向に数ミリ
メートル程度スライド可能に設置されており、もって吸
入管2’の振れ動き移動を容易ならしめている。本実施
例の場合、前記の口金部材8及びローラベアリング7の
重量が、車両がカーブを回る際の加速度(向心加速度)
の作用で吸入管2’に左右への回転力を発生させる重り
としている。
イル吸入装置は、主に、カーブが連なる道路を走行する
車両の左右方向に発生する加速度に有効なもので、吸入
管2’としてかなり長いフレキシブルホースが使用され
ている。吸入管2’の基端がフランジ23を介してオイ
ルポンプ1の吸入口と接続されている点は上記第1実施
例と変わりない。同吸入管2’の先端側はオイルパン4
の底部に沿う状態に這わせつつ左右に振れ動く自由があ
る長さ(吸入管の全長にしておよそ15〜20センチメ
ートル)に配置され、その先端部に嵌めた金属製の口金
部材8に下向きの吸口33が形成されている。そして、
前記口金部材8の内側部分に、オイルパン4の底面を低
抵抗で転がるローラベアリング7が設置されている。こ
のローラベアリング7は吸入管2’の長手方向に数ミリ
メートル程度スライド可能に設置されており、もって吸
入管2’の振れ動き移動を容易ならしめている。本実施
例の場合、前記の口金部材8及びローラベアリング7の
重量が、車両がカーブを回る際の加速度(向心加速度)
の作用で吸入管2’に左右への回転力を発生させる重り
としている。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、車両の前後、左右に大きな加速度が作用し、オイル
パン内のエンジンオイルが偏っても、同時に吸入管の吸
口も同じ加速度によって重りに発生する回転作用でエン
ジンオイルが偏った方向へ回転移動し、エンジンオイル
は常時吸口から確実に吸入できるから、車両の走行時に
いかに大きな加速度が作用しても、エンジンオイルの吸
入不良は発生しない。よって、潤滑不良を起こすことが
なく、エンジンのベアリングやピストンの損傷を未然に
防止することができる。そして、走行中に急加速、急減
速を頻繁に行う競走車両の競争時に、エンジンオイルの
吸入不良の心配がないので、可能な限りの急加速、急減
速をする荒々しい運転で走行することができ、競走の絶
対的優位を保ち得る。
で、車両の前後、左右に大きな加速度が作用し、オイル
パン内のエンジンオイルが偏っても、同時に吸入管の吸
口も同じ加速度によって重りに発生する回転作用でエン
ジンオイルが偏った方向へ回転移動し、エンジンオイル
は常時吸口から確実に吸入できるから、車両の走行時に
いかに大きな加速度が作用しても、エンジンオイルの吸
入不良は発生しない。よって、潤滑不良を起こすことが
なく、エンジンのベアリングやピストンの損傷を未然に
防止することができる。そして、走行中に急加速、急減
速を頻繁に行う競走車両の競争時に、エンジンオイルの
吸入不良の心配がないので、可能な限りの急加速、急減
速をする荒々しい運転で走行することができ、競走の絶
対的優位を保ち得る。
【0018】一方、前記のように、オイルパン内に溜ま
ったエンジンオイルの吸入が常に良好に行われるので、
相対的にオイルパンを可能な限り浅い構造とすることが
でき、その分だけエンジンの取付け位置(高さ)を下げ
ることが可能であるから、重心が低く、走行安定性が高
い車両の提供に寄与するのである。
ったエンジンオイルの吸入が常に良好に行われるので、
相対的にオイルパンを可能な限り浅い構造とすることが
でき、その分だけエンジンの取付け位置(高さ)を下げ
ることが可能であるから、重心が低く、走行安定性が高
い車両の提供に寄与するのである。
【図1】本発明の第1実施例の吸入装置を示した断面図
である。
である。
【図2】横向きに加速度が作用した時の吸入装置の動作
説明図である。
説明図である。
【図3】横向きに加速度が作用した際の吸入装置の動作
説明図である。
説明図である。
【図4】ブレーキ制動時の吸入装置の動作説明図であ
る。
る。
【図5】急加速前進時の吸入装置の動作説明図である。
【図6】本発明の第2実施例の吸入装置を示した断面図
である。
である。
【図7】同上装置の吸入管の吸口を拡大した断面図であ
る。
る。
【図8】横向きに加速度が作用した際の吸入装置の動作
説明図である。
説明図である。
【図9】従来のオイル吸入管を示した断面図である。
【図10】従来のオイル吸入管の取付状態説明図であ
る。
る。
【図11】横方向に加速度が作用した時のオイル吸入状
態の説明図である。
態の説明図である。
1 オイルポンプ 2 吸入管 2’ 吸入管 3 吸入装置 31 吸入補助部材 32 基端 33 吸口 34 重り 35 シールベアリング 36 サークリップ 4 オイルパン 5 エンジンオイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】従来、車両のエンジンオイルのオイル吸入
管aは、図9に示したように、基端にボルト止め用のフ
ランジfが設けられ、先端に吸口eを設けた形状とされ
ている。このオイル吸入管aは、図10のようにエンジ
ン下部のオイルパンcの内部に下向きに配置され、基端
のフランジfを固定されている。
管aは、図9に示したように、基端にボルト止め用のフ
ランジfが設けられ、先端に吸口eを設けた形状とされ
ている。このオイル吸入管aは、図10のようにエンジ
ン下部のオイルパンcの内部に下向きに配置され、基端
のフランジfを固定されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】車両の構造上、もっ
とも重いエンジン部分は、車両の重心を低くする要請の
基に可及的に低い位置に取り付けられる。このためオイ
ルパンは車高を保つために浅く広いトレー形状に形成さ
れ、このオイルパンに溜まるエンジンオイルもまた油深
が浅い状況となっている。一方、従来のオイル吸入管a
及びその吸口eはオイルパンcの内部にがっちり固定さ
れている。ところが、車両が急発進又は急減速すると、
その際の大きな加速度によってオイルパンc内のエンジ
ンオイルdの油面は例えば図11のように一方的に偏っ
て急角度に傾き、オイル吸入管aの吸口eがオイル油面
から浮上してしまい、空気を吸い込みエンジンオイルを
吸入できなくなる場合がある(図11参照)。その結
果、油量不足、油圧低下によりたちまち潤滑不良を起こ
し、エンジン内のベアリングやピストンを損傷して故障
やトラブルの原因となるという問題点がある。
とも重いエンジン部分は、車両の重心を低くする要請の
基に可及的に低い位置に取り付けられる。このためオイ
ルパンは車高を保つために浅く広いトレー形状に形成さ
れ、このオイルパンに溜まるエンジンオイルもまた油深
が浅い状況となっている。一方、従来のオイル吸入管a
及びその吸口eはオイルパンcの内部にがっちり固定さ
れている。ところが、車両が急発進又は急減速すると、
その際の大きな加速度によってオイルパンc内のエンジ
ンオイルdの油面は例えば図11のように一方的に偏っ
て急角度に傾き、オイル吸入管aの吸口eがオイル油面
から浮上してしまい、空気を吸い込みエンジンオイルを
吸入できなくなる場合がある(図11参照)。その結
果、油量不足、油圧低下によりたちまち潤滑不良を起こ
し、エンジン内のベアリングやピストンを損傷して故障
やトラブルの原因となるという問題点がある。
Claims (3)
- 【請求項1】 基端がオイルポンプの吸入口と接続さ
れ、先端側をオイルパンの内部に配置された吸入管の先
端部に、吸入補助部材が回転自在に取り付けられてお
り、 前記吸入補助部材は水平横向き乃至下向きに吸口を有す
る筒形に形成され、その垂直上向きの基端部が油密性の
高いシールベアリングを介して前記吸入管の先端へ水平
回転が自在に取付けられており、前記吸口の近傍位置に
車両の加速度の作用で回転力を発生する重りが取付けら
れていることを特徴とするオイル吸入装置。 - 【請求項2】 フレキシブルホースで形成された吸入管
の基端がオイルポンプの吸入口と接続され、その先端側
はオイルパンの底部に沿って左右へ振れ動く自由がある
長さに配置されており、 前記吸入管の先端に水平横向き乃至下向きの吸口が形成
され、該吸口の近傍位置に車両の加速度の作用で回転力
を発生する重りが取付けられていることを特徴とするオ
イル吸入装置。 - 【請求項3】 フレキシブルホースで形成された吸入管
の基端がオイルポンプの吸入口と接続され、その先端側
はオイルパンの底部に沿って左右へ振れ動く自由がある
長さに配置されており、 前記吸入管の先端に水平横向き乃至下向きの吸口が形成
され、該吸口の近傍位置にオイルパンの底面を転がるロ
ーラベアリングが設置され、該ローラベアリングを含む
金属部材が車両の加速度の作用で回転力を発生する重り
として設けられていることを特徴とするオイル吸入装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16348095A JPH0913928A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | オイル吸入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16348095A JPH0913928A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | オイル吸入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0913928A true JPH0913928A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15774684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16348095A Pending JPH0913928A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | オイル吸入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0913928A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1593539A1 (de) | 2004-05-07 | 2005-11-09 | Ford Global Technologies, LLC, A subsidary of Ford Motor Company | Ölstandsausgleichender Saugschwimmer |
| FR2893082A1 (fr) * | 2005-11-08 | 2007-05-11 | Renault Sas | Dispositif d'aspiration a crepine d'aspiration mobile pour pompe hydrauliqie destine a etre plonge dans une bache a fluide hydraulique de moteur de vehicule automobile |
| WO2008105723A1 (en) * | 2007-02-26 | 2008-09-04 | Scania Cv Ab | Fuel pick-up arrangement for a fuel tank of a vehicle and fuel tank |
| DE102010024228A1 (de) * | 2010-06-18 | 2011-12-22 | Audi Ag | Brennkraftmaschine mit pendelnd beweglichem Ölansaugrohr |
| ES2603429A1 (es) * | 2016-04-08 | 2017-02-27 | Universidad Europea De Madrid, S.L.U. | Sistema de lubricación de máquinas y motores sometidos a aceleraciones |
| CN106481491A (zh) * | 2015-08-28 | 2017-03-08 | 河南航天液压气动技术有限公司 | 一种转动过滤取油装置 |
| CN107420153A (zh) * | 2017-05-22 | 2017-12-01 | 宁波里尔汽车技术有限公司 | 一种防侧倾湿式油底壳 |
| CN108798824A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-11-13 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种机油收集器 |
| CN112606354A (zh) * | 2021-01-19 | 2021-04-06 | 广州市立昂软管有限公司 | 一种用于胶管生产抽真空装置 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16348095A patent/JPH0913928A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE102010024228B4 (de) * | 2010-06-18 | 2015-04-09 | Audi Ag | Brennkraftmaschine mit pendelnd beweglichem Ölansaugrohr |
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| CN108798824B (zh) * | 2018-06-19 | 2019-11-12 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种机油收集器 |
| CN112606354A (zh) * | 2021-01-19 | 2021-04-06 | 广州市立昂软管有限公司 | 一种用于胶管生产抽真空装置 |
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