JPH09139480A - 薄膜キャパシタおよびこれを用いた半導体記憶装置 - Google Patents

薄膜キャパシタおよびこれを用いた半導体記憶装置

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JPH09139480A
JPH09139480A JP8011429A JP1142996A JPH09139480A JP H09139480 A JPH09139480 A JP H09139480A JP 8011429 A JP8011429 A JP 8011429A JP 1142996 A JP1142996 A JP 1142996A JP H09139480 A JPH09139480 A JP H09139480A
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capacitor
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伸 福島
Takashi Kawakubo
隆 川久保
Tatsuo Shimizu
達雄 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク電流が少なく高誘電率の薄膜キャパシ
タを提供し、かつこの小面積で大容量の薄膜キャパシタ
部を有する半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 ペロブスカイト組成を有する誘電体膜を
挟み込んだ薄膜キャパシタにおいて、このキャパシタの
電極材料にABO3 で表されるペロブスカイト組成の電
気伝導性酸化物を用いる。ここでAサイト構成元素はア
ルカリ土類金属、希土類金属のうちから選ばれた少なく
共2種、Bサイト構成元素は遷移金属から選ばれた少な
くとも1種である。ABO3 の各構成元素の種類やその
組成を選択することにより界面のバリアーハイトや格子
整合等を最適化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はペロブスカイト組成
を有する誘電体膜をキャパシタ絶縁膜とする薄膜キャパ
シタ、およびこの薄膜キャパシタを具備した半導体記憶
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化、高性能化への進
歩は急速であり、例えば揮発性メモリとして代表的なM
OS・DRAMの開発は、3年で4倍の高集積化を続け
ており、ますます広がるニーズに支えられて今後も同様
な傾向が続くと考えられる。DRAMに代表される半導
体記憶装置は世代を追うごとに微細化が進み、いわゆる
“プロセス・ドライバー”としての役割を果たしてきて
いる。このような高集積化が行われてきた背景には、種
々の技術革新が行われてきたことがあり、今後もこのよ
うな進展なくしては半導体記憶装置の発展はあり得な
い。セル構造については、1MbDRAMから4MbD
RAMへの世代にプレーナ型からスタック型あるいはト
レンチ型というように電荷蓄積部が3次元化された。す
なわち、1MbDRAMまでは10nm程度の薄いシリ
コン酸化膜(SiO2 )でも十分な信頼性を持ってキャ
パシタ絶縁膜に使うことができ、プレーナ構造を維持す
ることができた。そして、4MbDRAMではセルサイ
ズの縮小化によりキャパシタ面積が平面構造では十分な
容量を確保できなくなり、穴を掘ってこの中にキャパシ
タを埋め込むトレンチ型や2層構造のキャパシタをトラ
ンジスタの上に積み上げるスタック型という大きく分け
て2種類の3次元キャパシタ構造を採用せざるを得なく
なったのである。しかし、256MbDRAMあるいは
1GbDRAMにおいてはこれらの構造を用いても、S
iO2 膜をキャパシタ絶縁膜とすることは極めて困難で
ある。このため、DRAMのキャパシタ部等に代表され
る揮発性メモリの電荷蓄積層に用いるキャパシタ絶縁膜
としては従来のSiO2 から誘電率がより大きなSTO
(SrTiO3 ),BTO(BaTiO3 )等のペロブ
スカイト組成を有する高誘電率薄膜を用いる試みがなさ
れている。
【0003】また近年、メモリセルのキャパシタにペロ
ブスカイト組成を有する強誘電体薄膜を使用した半導体
記憶装置(強誘電体メモリ)の開発も行なわれており、
一部ではすでに実用化されている。強誘電体メモリは不
揮発性であり、電源を落とした後も記憶内容が失われ
ず、しかも強誘電体薄膜の膜厚が薄い場合には残留分極
の反転が速く、DRAM(揮発性メモリ)並みに高速の
書き込み、読み出しが可能である等の特徴を有する。さ
らに、1つのメモリセルを1つのトランジスタと1つの
キャパシタで作製することができるため、大容量化にも
適している。さらには最近、強誘電体メモリをDRAM
動作させる技術も研究されている。これは、強誘電体薄
膜の残留分極を通常の動作中は反転させず、DRAMの
メモリセルのキャパシタと同様に使用して、機器の電源
を落とす前にだけ強誘電体薄膜の残留分極を利用し不揮
発性メモリとして動作させるというものである。この技
術は、強誘電体メモリの最大の問題と考えられている強
誘電体薄膜の疲労、すなわち分極反転を繰り返すにつれ
て強誘電体薄膜が劣化するという現象を回避し得る有効
な方法である。
【0004】これらのメモリの他にも、GaAsマイク
ロ波集積回路(MMIC)における大容量バイパスキャ
パシタ等に強誘電体キャパシタを内蔵する試みもなされ
ている。
【0005】以上、種々の高誘電体や強誘電体薄膜を用
いた薄膜キャパシタについて説明したが、これらの薄膜
キャパシタの電極材料としては、従来はPt等の金属
や、あるいはRuO2 等の金属伝導性酸化物、あるいは
ITO(InTiO3 )やSTO:Nb等の酸化物半導
体が用いられてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来用いられてきた電極材料を用いて形成された薄膜キ
ャパシタを電荷蓄積層とする場合においては、特にSr
TiO3 を誘電体膜として用いるDRAM等の揮発性メ
モリにおいて、その誘電体膜の厚さを薄くしたばあい、
誘電体の見かけ上の誘電率が大幅に低下し、さらに電荷
蓄積層のリーク電流が増加することでメモリ機能が損わ
れて、電荷蓄積層として充分な機能を示さないという問
題点があった。また、PZT等の強誘電体を電荷蓄積層
に用いる不揮発性メモリでも、誘電体と電極の界面に蓄
積される電荷に起因する疲労によりメモリの機能が長期
にわたって維持できず、同様にメモリ機能の安定性の点
で問題があった。
【0007】これらの問題点のうち、揮発性メモリにお
けるリーク電流の抑制による記憶保持機能の安定性につ
いては、誘電体に金属電極を直接接合して界面にショッ
トキー(Schottky)バリアーを生成すれば、これがリーク
電流の低減等に有効であることが知られている。しかし
ながらこのショットキー・バリアは、誘電体中に急峻な
電界の発生をもたらし、誘電率の低下の原因になるとい
う他の問題を発生させる。すなわち、金属電極を接合す
ることによるショットキー・バリアーの生成はリーク電
流の低減等には有効であるが、一方では誘電体内部に急
峻な電位勾配が発生し、系として、すなわちキャパシタ
全体としての誘電率の減少をもたらすため電荷蓄積層の
大容量化を困難にする問題を新たに生ずることとなる。
ここで、このショットキー・バリアの高さは、誘電体の
種類が決まっている場合には、電極として接合する金属
の電子状態によって決定される。Pt,Au,WやWN
といった従来の金属を電極に用いる場合には、金属の仕
事関数がバリアー高さを決定する。そこで電極として用
いる金属を適当に選択することにより、バリアーハイト
を選択することができるわけであるが、実際には半導体
装置を作成するプロセスに適合する金属は限られてお
り、仕事関数の差も小さいことから、最適なバリアーハ
イトを得ることが出来ないという問題があった。
【0008】一方、このようなバリアーの生成を避ける
ためにITO等の半導体電極を用いることも試みられて
いるが、このような場合には半導体電極と誘電体との界
面、すなわち半導体電極材料中に発生する空乏層に起因
する接合容量が直列に接続され、電荷蓄積層の容量が低
下すること、さらには、界面ポテンシャルの欠乏による
リーク電流の増加という問題点が発生することが明らか
になっている。またITOやSTO:Nb等はキャパシ
タの電極として必要な1×10-3Ωcm以下の電気抵抗
率が得られず、抵抗が高いという欠点があった。
【0009】この問題を解決するには、例えば、RuO
2 の様な導電性の酸化物を電極に用いることが考えられ
る。しかし、導電性酸化物電極では界面の電子状態を制
御し誘電特性を最適化する事ができるが、界面での反応
生成物が発生しこれに起因する誘電特性の低下が起こる
事が懸念される。たとえば、上記のRuO2 をSr1- x
Bax TiO3 誘電体の電極として用いた場合において
は、界面にはSrRuO3 を主成分とする界面生成物が
生じ、またその誘電体表面側にはBa濃度が大きな層
(Baリッチ層)がさらに生成する。この界面に生成し
たBaリッチ層は強誘電性を示し、誘電率の低下をもた
らす原因となるという欠点があった。
【0010】より具体的には、製造プロセスと関連して
以下のような問題点もあった。つまり、従来から作成さ
れているBaTiO3 やSrTiO3 などのペロブスカ
イト組成の誘電体薄膜は、高い誘電率を得るためには、
薄膜生成時に高温でのプロセスが必要になり、下部電極
材料としては、白金・パラジウムなどの高融点金属が使
われている。これは、電極材料として一般に用いられて
いるアルミニウム・銅・ニクロムなどでは、高温処理中
に電極材料の蒸発が起こってしまったり、誘電体薄膜と
の相互作用のために誘電率が著しく低下してしまったり
するためである。しかし、上記の高融点金属を用いて
も、実際の高温処理を伴う誘電体成膜時には電極表面に
荒れが生じる。この様な荒れた電極上に誘電体薄膜を形
成した場合、その膜厚が一様ではなくなり、電界の分布
が生じることになるという問題点があった。特に膜厚の
薄い部分では電界が強くなり、絶縁特性に悪い影響がで
る。また、誘電体薄膜をエピタキシャル成長させる場合
には、下部電極の荒れがもとになり、転移などがはい
り、そこに異常な電荷の分布が生じてしまう問題点も生
じる。また上記の高融点金属を電極として用いたものに
対して微細加工を行う場合には、パターニングのための
エッチング処理が必要であるが、その処理が非常に困難
であるという問題がある。特に、加工性が非常に良いW
あるいはWNを電極やバリアーメタルとして用いた場
合、既に述べた表面の乱れの問題に加えて、WやWNの
上に直接酸化物を成長させると表面にWO3 という酸化
物ができてしまい、電極やバリアーメタルとしての機能
を果たさなくなってしまうという大きな問題があった。
【0011】本発明は上述の如き従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は誘電率低下とリー
ク電流の増加というトレードオフ関係にある高誘電率薄
膜キャパシタ固有の問題点を同時に解決することであ
る。すなわち誘電率の低下を供わずにリーク電流をも低
減させることにより充分高い誘電率及びメモリ機能の安
定性を保証する薄膜キャパシタを提供し、さらにこの薄
膜キャパシタを具備した揮発性メモリ,不揮発性メモリ
等の半導体記憶装置を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は導電性酸化物電極をB
STO薄膜キャパシタの電極として用いた場合に発生す
る誘電体・電極の界面反応や相互拡散による誘電体の組
成変化による誘電特性の低下を防ぎ、良好な特性を持つ
薄膜キャパシタを提供し、さらにこれを用いた半導体記
憶装置を提供することである。
【0013】本発明のさらに他の目的は、高温プロセス
に対して安定で、表面モホロジーおよび絶縁特性に優れ
た薄膜キャパシタおよびこれを用いた半導体記憶装置を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた、本発明の第1の特徴は、一般式ABO3
表されるペロブスカイト組成の電気伝導性酸化物を電極
とする薄膜キャパシタおよびこのキャパシタを有する半
導体記憶装置であることである。より具体的に図30に
示したようなABO3 構造において、(1)アルカリ土
類金属,希土類金属のうちから選ばれた少なくとも2種
をペロブスカイト構造中のAサイト構成元素とし、遷移
金属から選ばれた少なくとも1種をBサイト構成元素と
する、あるいは、(2)希土類金属のうちから選ばれた
少なくとも1種をAサイト構成元素とし、ニッケル(N
i)をBサイト構成元素とする、ものである。
【0015】すなわち、このABO3 で表わされるペロ
ブスカイト構造の電気伝導性酸化物を第1の電極(上部
電極)および第2の電極(下部電極)の少なく共一方の
電極とし、ペロブスカイト構造酸化物からなる高誘電率
薄膜あるいは強誘電体膜(以下高誘電率薄膜および強誘
電体膜を総称して「誘電体膜」という)をこの上部およ
び下部電極で挟んだ積層構造からなる薄膜キャパシタお
よびこの薄膜キャパシタ部をその一部に有する半導体記
憶装置であることを本発明の第1の特徴とする。ここ
で、アルカリ土類金属とは周期表2A族元素のうちカル
シウムCa,ストロンチウムSr,バリウムBa,ラジ
ウムRaの金属の総称である。また希土類金属とはスカ
ンジウムSc(原子番号21),イットリウムY(3
9)およびランタノイド(57〜71)のランタンL
a,セリウムCe,プラセオジムPr,ネオジムNd,
プロメチウムPm,サマリウムSm,ユウロビウムE
u,ガドリニウムGd,テルビウムTb,ジスプロシウ
ムDy,ホルミウムHo,エルビウムEr,ツリウムT
m,イッテルビウムYb,ルテチウムLuの17金属の
総称である。さらに遷移金属とは周期表において3A〜
7A,8および1B族元素に属する,スカンジウムSc
(原子番号21)〜銅Cu(原子番号29),イットリ
ウムY(原子番号39)〜銀Ag(原子番号47),お
よびハフニウムHf(原子番号72)〜金Au(原子番
号79)の金属の総称である。本発明において好ましい
遷移金属はチタンTi,クロムCr,マンガンMn,鉄
Fe,コバルトCo,およびルテニウムRuである。
【0016】さらに詳細に説明すると、本発明の第1の
特徴におけるペロブスカイト組成の電気伝導性酸化物と
しては以下の式で示される電気伝導性酸化物のいずれか
一つを選択したものであることが好ましい。すなわち、
(イ)A1 B1 O3 [式中、A1 はアルカリ土類金属、
希土類金属のうちから選ばれた少なくとも2種の元素か
らなる化合物、B1 はFe,Mn,Cr,TiおよびR
uのうちから選ばれた少なくとも1種の元素を表わ
す]、(ロ)A2 CoO3 [式中、A2 はアルカリ土類
金属のうちから選ばれた少なくとも1種の元素およびN
d,Sm,Pr,およびEuのうちから選ばれた少なく
とも1種からなる化合物を表わす]、(ハ)A3 NiO
3 [式中、A3 は希土類金属のうちから選ばれた少なく
とも1種の元素を表わす]、(ニ)A4 RuO3 [式
中、A4 はアルカリ土類金属のうちから選ばれた少なく
とも2種の元素からなる化合物を表わす]、(ホ)WR
eO3-δ[式中、δは酸素の欠乏している割合を表わ
す]、のいずれかの電気電導性酸化物を上部電極および
下部電極の少なくとも一方の電極材料として用いること
が好ましい。
【0017】なお、ここでは、便宜上、上部電極、下部
電極と呼んでいるが、上部電極が下で、下部電極が上に
なるような配置、あるいは右と左の関係になるような配
置でもよい。さらに、本発明の第1の特徴におけるキャ
パシタ部は図2に示したような平行平板型のコンデンサ
である必要はなく、図4のような同心の円柱形状、又は
四角柱,六角柱,八角柱形状の筒型キャパシタ,すなわ
ち、内筒と外筒との間にコンデンサを形成してもよい。
あるいは、同心の球の内球と外球の間にコンデンサを形
成するような3次元構造でもよいし、各種の3次元多角
形で形成してもよい。第1および第2の電極共にペロブ
スカイト構造の電気伝導性酸化物であることが好ましい
が、いずれか一方のみがペロブスカイト構造電気伝導性
酸化物で、他方はp+ シリコン基板等他の材料でもよ
い。また第1および第2の電極は異種材料からなる複合
膜で構成し、その複合膜のうちの誘電体膜に面する側の
層をペロブスカイト構造電気伝導性酸化物としてもよ
い。
【0018】本発明の第1の特徴であるABO3 のペロ
ブスカイト構造の電気伝導性酸化物はより具体的には、
以下のような構造であることを特徴とする。
【0019】すなわち、Sr,Caのうちの少なくとも
一種をAEとし、希土類元素(Yを含む)から選ばれた
少なくとも一種をREとして、(a)AはAE1-x RE
x (0.1≦x≦0.95)であり、BはTi,Cr,
Mn,Fe,Coであること。ここでより好ましくは、
AEはストロンチウム(Sr)であり、REはランタン
(La)であること、又、AEはカルシウム(Ca)で
あり、REはYであること、(b)AはAE1-x REx
(0.05≦x≦0.5)であり、Bはルテニウム(R
u)であること、(c)AはNd1-x Srx (0.05
≦x≦0.5)であり、BはCoであること、(d)A
はREであり、BはNiであること、などが、本発明の
ABO3 ペロブスカイト構造として好ましい。ただし一
般式ABO3 で表したとき、Aサイト構成元素,Bサイ
ト構成元素および酸素が必ずしも1:1:3のモル比で
含有されていなくてもよく多少の化学量論比からのずれ
は許容される。
【0020】本発明の第1の特徴で用いられるABO3
ペロブスカイト構造の電気伝導性酸化物電極の電子状態
は、非常に狭いバンド中にフエルミ面が存在する、いわ
ゆる強相関金属という特殊な電子状態を有していると考
えられる。本発明の第1の特徴においては、この電気伝
導に関与するバンドのバンド幅やフェルミ面から真空準
位までのエネルギーを、ABO3 構造の組成を変えるこ
とによって制御することが出来る。したがって、用いる
誘電体や成膜プロセスを考慮して、それに適合したAB
3 構造の組成を選ぶことにより、良好な性能を有する
電荷蓄積層(キャパシタ)を得ることができる。さらに
ABO3 ペロブスカイト構造の電気伝導性酸化物電極は
誘電体として多用されるペロブスカイト酸化物と同じ結
晶構造を持ち、構造上の整合性が高く、特に揮発性メモ
リ材料として用いられるSTOとはきわめて近い格子定
数を持ち、組成上の類似性も高いことから、電極と誘電
体との良好な接合が得られるものである。さらに、Aサ
イト構成元素の組み合わせを変えることで、上記格子定
数を変化させることが出来、ペロブスカイト誘電体との
整合性をさらに高めることができる。このため、薄膜キ
ャパシタのリーク電流の原因となる界面準位を低減する
ことができる。
【0021】ここで、Aに用いるアルカリ土類金属、希
土類金属(Yを含む)の選定および組み合わせ又はBに
用いる遷移金属の選定、組み合わせは以下のように多様
なものが考えられる。すなわち、例えば上述したような
電気伝導性酸化物AE1-x REx TiO3 ,AE1-x
x CrO3 ,AE1-x REx MnO3 ,AE1-x RE
x FeO3 等は、PtやAu等の通常の電極金属と比べ
て特異な電子状態を有しており、これを電極として用い
た場合には、ショットキー・バリアーハイトの制御がよ
り広い範囲で行うことができる。これらの遷移金属酸化
物は酸素2p軌道とd軌道に存在するギャップ中に、元
素置換等(この場合にはアルカリ土類金属:希土類金属
置換)により非常に狭いバンドが出現し(これをギャッ
プ中準位と呼ぶ)、このバンド中のフェルミ面が金属伝
導を担っていると考えることができる。この元素置換量
すなわちREの組成x(0.1≦x≦0.95)を変化
させることにより、ギャップ中準位のバンド幅や、上下
のバンドの相対的エネルギを変化させることができる。
すなわち、これらの物質では、半導体から、通常の金属
状態に近い状態まで、その電子状態を大幅に変化させる
ことが可能であり、実効的な仕事関数を大きく変化させ
て、誘電体との接合に生じるショットキー・バリアーの
性質を大きく変化させることが可能である。つまり、電
気伝導性酸化物のAE1-x REx TiO3 ,AE1-x
x CrO3 ,AE1-x REx MnO3 ,あるいはAE
1-x REx FeO3 の電子状態の変化は、REの組成x
を変化させることで容易に行うことが出来る。また用い
る誘電体の性質や成膜方法、成膜条件によっても変化す
る界面の状態を考慮して選定することもできる。
【0022】たとえば、電気伝導性酸化物AE1-x RE
x TiO3 においては、希土類金属の置換量を増大させ
るにつれ、Tiの名目上の価数が4+から減少していく
過程で金属的な電気伝導を示すが、一般に両者のイオン
半径が大きな場合には、系は金属化しやすく、イオン半
径が小さい場合には金属化しにくいといった傾向があ
る。さらに希土類金属の置換を進めていってREの組成
xの値が1に近づいていき、Tiの名目上の価数が3+
に近づくと系は再び、半導体的になる。したがってこの
イオン半径による電子状態の変化を利用するために、2
種類以上のアルカリ土類金属を用いて平均イオン半径を
変化させること、2種類以上の希土類金属を用いて平均
イオン半径を変化させること、あるいはこの手法を併用
して平均イオン半径を変化させることにより、系の電子
状態を変化させ、半導体にきわめて近い強相関金属状態
から、通常金属と同様な電子状態まで変化させることが
可能になる。
【0023】以上のようにこの系ではAサイト構成元素
AE1-x REx の選択により、多様な電子状態を設定す
ることが出来るが、このときTiの形式価数が4+に近
いほど、高酸素分圧中で安定で、3+に近いほど、平衡
酸素分圧が下がる傾向がある。AE1-x REx Cr
3 ,AE1-x REx MnO3 ,AE1-x REx FeO
3等の他の電気電導性酸化物でも同様である。これを利
用して、用いるプロセスや誘電体等との整合性の良い組
成を設定することも可能であり、結果としてこのような
電気伝導性酸化物AE1-x REx BO3 は誘電体を用い
た半導体記憶装置、たとえばDRAM等のメモリのキャ
パシタの電極材料としてきわめて優れた性質を持ってい
るといえる。
【0024】また、特に、アルカリ土類金属、希土類金
属の平均イオン半径が大きくなり、AE=Sr,RE=
Laの場合には、x=1のごく近傍まで金属伝導を示
す。このように、この系の電子状態は、Ti,Cr,M
n,Feの形式価数と系を構成するAサイト構成元素お
よびBサイト構成元素の平均イオン半径の両者に依存す
る事から、これを利用して、系の電子状態を任意に設定
することができる。したがってSr1-x Lax Ti
3 ,Sr1-x Lax CrO3 ,Sr1-x Lax MnO
3 ,Sr1-x Lax FeO3 の場合には、x=0.1か
ら0.95の範囲で系は金属的な電気伝導を示し、この
領域の両端付近では、前述の強相関金属的な電子状態を
持ち、x=0.5付近では通常の金属に近い電子状態を
持つ。この系はこのように多様な電子状態を設定するこ
とが可能であり、誘電体との良好な接合特性を示す組成
を選択することが可能になる。
【0025】また、CaとYとの組み合わせでは、イオ
ン半径が小さく、速やかに半導体へと転移する傾向があ
る。つまりCa1-x x TiO3 の場合には0.1≦x
≦0.5の範囲で電気伝導性が高く、x=0.3付近で
通常金属に近い電子状態を示すようになる。
【0026】さらに電気伝導性酸化物AE1-x REx
uO3 (0.05≦x≦0.5)においても、Aサイト
構成元素であるAE1-x REx を適当に選択することに
より、電子状態や格子パラメターを変化させ、半導体記
憶装置に用いるペロブスカイト酸化物誘電体に適合する
電極を得ることができる。例えばここでは、REとして
Laを用いない場合には、PtやRuO2 と同様に通常
の金属的な電子状態を示すが、Laを用いることによ
り、上述の強相関金属で記述できる電子状態が得られ
る。したがってAE1-x REx を適宜選択して、誘電体
の電極として適当な界面バリアーを持った接合を実現す
ることにより、高い誘電率と小さなリーク電流を合わせ
持ったDRAM等の半導体記憶装置に用いるキャパシタ
を作ることができる。
【0027】一方、本発明の第1の特徴で用いられ得る
他の電気伝導性酸化物RENiO3は、REのイオン半
径が小さい場合は電荷移動ギャップDで分かたれた価電
子帯、伝導帯を持つ半導体となるが、REのイオン半径
を大きくしていくと、強相関金属となる。これは価電子
帯、伝導帯のバンド幅Wが増加し、実質的な電子相関D
/Wが小さくなってAE1-x REx TiO3 で希土類金
属の置換を進めたときと同様に、ギャップ中準位が発生
するためである。すなわち、適当なイオン半径を持つ希
土類元素を選定することにより、AE1-x REx TiO
3 で希土類元素の置換量を変化させたのと同様に、電極
材料の電子状態を変え、電極界面のショットキー・バリ
アーハイトを最適化することができる。
【0028】さらに、2種類以上の希土類元素を用いた
場合には、用いたそれぞれの希土類元素のイオン半径と
混合比率で決定される平均イオン半径にしたがって系の
電子状態が変化することが知られており、これを利用し
て、電極材料の電子状態を変化させることができる。こ
のとき、希土類元素のイオン半径の値、あるいは希土類
元素の平均イオン半径は0.11nm以上であることが
望ましい。逆にイオン半径あるいは平均イオン半径がこ
れより小さな場合には、半導体となり、望ましくない。
すなわちイオン半径がこの値より大きくなるにつれて、
系の電子状態は、強相関金属から、通常の金属的な電子
状態へと近づいていき、その過程で、用いる誘電体の種
類やプロセスに適合した、最も良好な電極接合特性を与
える電子状態を選択することができる。さらに、このR
ENiO3 電気伝導性酸化物も誘電体として多用される
ペロブスカイト型酸化物と同一の結晶構造を有し、格子
定数もきわめて近いことから、極めて高い格子整合性を
有しており、誘電体−電極界面に界面準位を生成するこ
とがなく、DRAM等の半導体記憶装置に用いることの
できるキャパシタとしての良好な特性が得られる。
【0029】以上のように、本発明の第1の特徴の半導
体記憶装置に用いられる電気伝導性酸化物電極はいずれ
も、ペロブスカイト構造を有する酸化物で、誘電体膜に
用いる各種ペロブスカイト誘電体と良好な接合性が得ら
れ、界面電界(又は界面ポテンシャル)の発生による誘
電率の低下や疲労特性の劣化という問題点を回避でき
る。さらに、Bax Sr1-x TiO3 (BSTO)の電
極として用いた場合、本発明による電極材料上にエピタ
キシャル成長させることにより、このBSTOの特性を
大きく変化させることができる。一般にBSTOはx<
0.7付近の値の組成領域では室温で常誘電体であり、
自発分極を示さないが,MgO基板上へのエピタキシャ
ル成長を行い、基板とのミスマッチに起因する応力を利
用してキュリー温度を上げ、室温で強誘電体に変化させ
ることができる。このような現象は、BSTOを本発明
で用いられる電気伝導性酸化物電極上にエピタキシャル
成長した場合にも顕著に見られ、これを応用して図9あ
るいは図14に示すようなBSTOを用いた強誘電体メ
モリを得ることが可能となる。
【0030】この場合,下部電極として用いる電気伝導
性酸化物電極は高度に配向した多結晶膜か単結晶膜であ
る必要があり、この際(AE,RE)TiO3 、(S
r,Ca,RE)RuO3 やRENiO3 等の電気伝導
性酸化物電極のc軸が膜面に垂直方向になるように配向
していることが好ましい。さらにこのとき、電気伝導性
酸化物電極の組成を適当に選ぶことにより、電気伝導性
酸化物電極のa,b軸長がBSTOのそれよりも充分小
さく設定すると、応力による強誘電性の付与や誘電率の
向上の効果をより顕著にする事ができる。たとえばCa
1-x x TiO3の場合、x=0.5の組成ではa=
0.536nm,b=0.553nmの格子定数を有
し、このときBSTOの格子定数に対応する(a2 +b
2 1/2 /2の値はBSTOの格子定数0.391nm
の2倍より小さいため、エピタキシャル成長による強誘
電性の付与が可能になる。xがより大きい場合にはCa
1-x xTiO3 のb軸長はより大きな値を持ち、格子
ミスマッチの効果はより小さくなる。
【0031】また本発明の第1の特徴の半導体記憶装置
に用いる酸化物電極は従来用いられてきた貴金属電極に
比べ、低価格で加工性にすぐれ、また耐熱性や耐酸化性
も優れており、CVDによる成膜も容易にできることか
ら低価格で高性能の誘電体を用いた半導体メモリ等の半
導体記憶装置を容易に生産することが可能になる。また
薄膜誘電体にあっては膜の面内方向に圧縮応力が加わる
と膜面に垂直方向の誘電率が向上することが知られてい
る。本発明の第1の特徴による導電性酸化物電極はいず
れも誘電体に用いるペロブスカイト酸化物にたいして適
当な熱膨脹率を有するため適度なストレスをこれに加
え、誘電率を向上させることができる。この作用は有限
のアスペクト比を持つ半導体記憶装置のスタックキャパ
シタ等を形成したときに特に顕著である。キャパシタ部
のアスペクト比としては図22に示すように1〜3でよ
い。さらに本発明の第1の特徴で用いられる電気伝導性
酸化物電極によれば、従来知られているITO,ST
O,あるいはLaNiO3 等よりもはるかに小さな電気
抵抗率を得ることができるので、メモリ等の半導体集積
回路を構成する上での配線抵抗等も低減して、半導体記
憶装置設計上の自由度も増大し、高周波特性が向上する
ので、高速大容量メモリが容易に実現できる。たとえば
ギガヘルツ帯においても良好な高周波特性が得られる。
【0032】本発明の第2の特徴はRuを含む導電性ペ
ロブスカイト酸化物電極をBSTO薄膜キャパシタの電
極として用いた場合に発生する誘電体・電極の界面反応
や相互拡散による誘電体の組成変化による誘電特性の劣
化を防ごうとするものであり、図15(b)に示すよう
にSr1-x Bax RuO3 (0<x<1、好ましくは
0.1≦x≦0.6)を第1の電極242及び第2の電
極244のうちの少なくとも一方の電極材料とし、Sr
1-x Bax TiO3 膜243を該第1および第2の電極
で挟んだ構造からなるキャパシタ部を有するDRAM等
の記憶装置であることである。
【0033】本発明の第2の特徴による導電性酸化物電
極を図15に示すようなDRAMのBSTO薄膜キャパ
シタに適用した場合、DRAMの製造プロセスに係る各
種の成膜プロセス並びに各種の熱処理時の加熱工程にお
いて誘電体−電極間でBa,Srの相互拡散が発生して
も、界面付近の誘電体におけるBa/Sr比が変化する
事がなく、意図しない低誘電率層の形成による誘電特性
の低下を避けることができる。さらにBaとSrはその
陽イオン半径が大きく異なる(Ba2+は0.161n
m,Sr2+は0.144nm)ため、ペロブスカイト構
造をもつSr1-xBax RuO3 の結晶構造における歪
が変化する。一方、ペロブスカイト構造における結晶歪
と電子状態の関係は広く認識されており、この歪量が少
ない場合ほど系の電子状態は金属的であり、高い導電性
を示すことが知られている。(たとえばJ.B.Torrance;
Systematic study of insulator-metal transition in
perovskites RNi03 (R=Pr,Nd,Sm,Eu) due to closing o
f charge transfer gap, Phys. Rev. B45, 8209 (199
2))。さらに非常に膜厚の薄い誘電体層を有する薄膜キ
ャパシタにおいては誘電体−キャパシタの界面に発生す
るショットキーバリアが誘電率やリーク電流特性に大き
な影響を及ぼすことが知られているが、このショットキ
ーバリアのバリア高さは電極材料の電子状態によって変
化する。すなわち、本発明の第1の特徴に示したように
電極材料の電子状態を変えることにより誘電体−電極界
面のバリアの状態を変え、誘電体特性を最適化すること
もできる。したがって、この現象を利用して本発明の第
2の特徴におけるSr1-x Bax RuO3 電極において
もSr/Baの比率を変えることにより電極の電子状態
を変化させ、キャパシタ特性の向上をはかることも可能
である。さらにこの電極の電子状態を変化させ誘電体特
性を最適化するという観点からは本発明の第2の特徴に
おけるSr1-x Bax RuO3 酸化物電極のSrあるい
はBaの一部をLaやNdのような適当なイオン半径を
持つ希土類元素でおきかえることも有効である。さらに
この希土類元素の添加は誘電体/電極界面の相互拡散が
起こった際に、低誘電率の絶縁性反応生成物が発生する
ことを防止し、誘電率が低下する現象を防ぐ効果もあ
る。すなわち、上記相互拡散によって生じたTiを主成
分とする反応生成物にこの希土類元素がドープされるこ
とにより金属伝導性を維持して電極として機能すること
により誘電率の低下が防止されるわけである。本発明の
第2の特徴も第1の特徴と同様にABO3 で表わされる
ペロブスカイト組成の電気導電性酸化物を電極材料とし
ているのであるが、さらにこのペロブスカイト電極のA
サイトに本発明の第1の特徴と同様に多種類の元素を用
いた場合には結晶性の向上や膜表面のモフォロジーが改
善され、高性能薄膜キャパシタの製造にきわめて有効で
ある。
【0034】本発明の第3の特徴は図18および図21
に示すような半導体記憶装置(DRAM)のキャパシタ
部の構造に係り、下部電極242,ペロブスカイト組成
を有する誘電体243,上部電極244が順次積層され
た構造に於いて、誘電体243を直接成膜する下部電極
242がW1-x Rex 3-δ(WO3 とReO3 との固
溶体)を含む材料からなることである。図18および図
21では、便宜上、下部電極242,上部電極244と
呼んでいるが、どちらを上部電極,どちらを下部電極と
呼ぶかは製造プロセスに係ることである。すなわち、ど
ちらを上部とし、どちらを下部とするかは基本的には任
意であり、少なくとも一方の電極がW1- x Rex 3-δ
層を含むものであればよい。つまり、製造プロセスと関
連して、その後、その上にペロブスカイト組成等の電気
導電性酸化物(誘電体)を形成する電極の最上層がW
1-x Rex 3-δ層であればよい。好ましくは図21
(b)に示すように、誘電体243を直接成膜する下部
電極がWあるいはWNから成る下層242bとW1-x
x 3-δからなる上層242aとから成ることであ
る。本発明の第3の特徴によればDRAM等の半導体記
憶装置の製造に必要な各種、多様な高温プロセスを経て
も表面の荒れが少なく、かつその上に作成した誘電体薄
膜の絶縁性は非常に優れたものになる。また、従来はペ
ロブスカイト型酸化物を誘電体として用いる場合、白金
等の高融点金属のみしか用いることができなかったた
め、電極の微細加工が困難であったがW1-x Rex
3-δは加工性に優れているためエッチング処理等が容易
になる。従来はWあるいはWNを電極やバリアメタルと
して用いた場合、その上に直接酸化物を成長させると表
面に絶縁性酸化物WO3 が出来てしまい、電極やバリア
ーメタルとしての機能を果たさなくなってしまう問題が
あったが、本発明の第3の特徴によれば、酸化物を成膜
する前にWO3 とReO3 固溶体を表面に作ってあるの
で、その上に酸化物を成膜してもさらに酸化が進行する
心配もなく十分に電極の導電性を保つことができる。そ
の結果、良好なリーク電流特性と高い比誘電率を有した
キャパシタ部を有することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態における
図面は模式的な図であり、縦方向と横方向との寸法比
率,各薄膜の厚さとその水平方向の寸法との比率,各薄
膜の厚みの相互の比率等は現実の比率とは異なることに
注意されたい。
【0036】図1は本発明の第1の実施の形態に係るD
RAMの平面図で、図2は、図1のA−A方向の断面図
である。本発明の第1の実施の形態のDRAMは図3に
等価回路を示すように1セル1トランジスタの構造で、
各セルの電荷蓄積部(キャパシタ部)は図2に示すよう
にペロブスカイト構造酸化物からなる高誘電率薄膜等2
43を、ABO3 ペロブスカイト構造電気伝導性酸化物
電極242,244で挾んだ構造となっている。
【0037】本発明の第1の実施の形態に係るDRAM
は、図2に示すように、n基板12の表面に形成された
不純物密度1×1016〜5×1017cm-3のpウェル1
9の表面にスイッチ用MOSトランジスタとキャパシタ
部が形成されたユニットセル構造であり、このユニット
セルが、図1に示すようなX−Yマトリクスを形成して
いる。図1においてワード線251はAl配線であり、
ビット線232はn+埋め込み拡散層である。すなわ
ち、図2に示すように、スイッチングトランジスタはp
ウェル19の表面に形成された不純物密度1×1019
1×1021cm-3のn+ 領域231をソース領域、ビット
線を兼ねるn+ 領域232をドレイン領域とし、厚さ3
0〜50nmのゲート酸化膜29の上部に形成された厚
さ350〜500nmの砒素(As)をドーピングした
ポリシリコン(ドープドポリシリコン;DOPOS)を
ゲート電極25として構成されている。
【0038】このスイッチングトランジスタのn+ ソー
ス領域231の上部に形成されたSiO2 /PSGある
いはBPSG等の層間絶縁膜167,168の開孔部に
キャパシタ部が形成されている。すなわち、n+ ソース
領域231の上部に蓄積電極となる厚さ100nmのS
0.8 La0.2 TiO3 膜の下部電極膜242、厚さ1
00nmのSr0.6 Ba0.4 TiO3 膜243、厚さ3
00nmのSr0.8 La0.2 TiO3 膜からなる上部電
極244が選択MOCVDにより、層間絶縁膜167の
開口部に堆積され、キャパシタ部を形成している。また
下部電極242はスイッチ用MOSトランジスタ(選択
トランジスタ)のn+ ソース領域231と電気的に接続
され、上部電極244はドープドポリシリコン(DOP
OS)あるいはWSi2 ,MoSi2 ,TiSi2 等の
シリサイド膜からなるプレート電極245に電気的に接
続されている。
【0039】ワード線251は,DOPOSゲート電極
25の上部に形成された層間絶縁膜167,168,1
69の開口部(コンタクトホール)を介してゲート電極
25と電気的に接続されている。本発明によれば従来の
シリコン酸化膜(SiO2 )を用いたキャパシタの10
0倍以上の容量が得られるので,0.25μm×0.2
5μmあるいは0.18μm×0.18μm程度のコン
タクトホールの内部にのみキャパシタを形成しても25
6MbDRAM,1GbDRAM等に必要な容量が容易
に得られる。なお、下部電極膜242のSr0.8 La
0.2 TiO3 膜を省略し、n+ ソース領域231を直接
下部電極として用いてもよいし、さらに通常のDRAM
のようにn+ ソース領域231を省略して、pウェル1
9の表面を下部電極としてもよい。
【0040】図5,図6は、いわゆるTEGパターンを
用いてキャパシタ部のみを電気的に独立にして測定した
結果を示す。図5は比誘電率のバイアス電界依存性を示
し、図6はリーク電流の電圧依存性である。図5,図6
中,曲線31が本発明の第1の実施の形態におけるSr
0.8 La0.2 TiO3 /Sr0.6 Ba0.4 TiO3 /S
0.8 La0.2 TiO3 構造のキャパシタの特性で、図
5,図6中,曲線58は比較例として上部電極244と
してPtを用い,下部電極242としてITOを用いた
従来の技術によるものの特性である。また、上下電極と
もにITOを用いたものを曲線59で、上部電極として
ITO、下部電極としてSTO:Nbを用いたものを曲
線60として、比較例(従来技術)として同時に示す。
図5,図6に示すように、本発明の第1の実施の形態に
よる電気伝導性酸化物AE1-x REx TiO3 を電極と
して用いた電荷蓄積層は誘電率、リーク電流双方におい
て良好な特性である。
【0041】このように本発明の第1の実施の形態によ
る電気伝導性酸化物電極は、電極材料と誘電体との界面
バリアーハイトの最適化を行い、また誘電体と適合する
熱膨脹率を有することができるので、誘電率低下とリー
ク電流の増加という相反する問題点を同時に解決し、高
誘電率で低リーク電流のキャパシタ部を実現できる。そ
の結果、小面積大容量のキャパシタ部を形成できDAR
M等の半導体記憶装置の微細化、大容量化を可能にする
ことができる。さらにこれらの電気伝導性酸化物電極材
料は誘電体であるペロブスカイト酸化物ときわめて良好
な結晶整合性を持つことから、界面不整合に起因する電
荷の蓄積や結晶歪みによる誘電体の特性劣化もない。し
たがって本発明の第1の実施の形態によれば誘電率が大
きくかつメモリ機能の安定性のきわめて良好な電荷蓄積
層を形成することができる。
【0042】図4は本発明の第2の実施の形態に係るD
RAMの断面図である。図4において不純物密度1×1
16〜1×1017cm-3のp型基板11内にトレンチが
形成され、トレンチの底部付近のp基板11中に不純物
密度1〜5×1019cm-3程度のn+ 埋め込みセルプレ
ート電極13が形成されている。図4における代表的な
トレンチの深さは7μm、トレンチの径は1.5μmで
あるが、これは例示にすぎず、DRAMの設計仕様によ
り、必要となるトレンチキャパシタ容量に応じてトレン
チの深さや径等の寸法あるいは、深さと径の比であるア
スペクト比等は任意に選べばよい。本発明では高誘電率
薄膜をキャパシタ絶縁膜243として用いているので、
本来的にキャパシタ容量は大きく、トレンチのアスペク
ト比は、通常は1〜3で十分である。
【0043】トレンチの内壁には厚さ50nmのトレン
チの内壁酸化膜241が形成され、その表面に厚さ40
0nmの鞘型のプレート電極となるSr0.8 La0.2
iO3 膜からなる下部電極膜242、厚さ100nmの
Sr0.6 Ba0.4 TiO3 膜243、厚さ400nmの
蓄積電極となるSr0.8 La0.2 TiO3 膜からなる上
部電極244が形成され、DRAMのキャパシタ部を構
成している。上部電極244はスイッチ用MOSトラン
ジスタのn+ ソース領域231と電気的に接続され、下
部電極242はn+ 埋め込みセルプレート電極13に電
気的に接続されている。
【0044】スイッチングトランジスタはp型基板11
の表面に形成されたn+ 領域231をソース領域23
1、n+ 領域232をドレイン領域232、n+ 領域2
31とn+ 領域232の間のp型基板11の表面に形成
されたゲート酸化膜29、およびゲート酸化膜29の上
のポリシリコンゲート電極25から形成される。ポリシ
リコンゲート電極25はワード線25を兼ねており、さ
らにn+ 領域232と表面に配線されたビット線233
が電気的に接続されている。なお、ポリシリコンゲート
電極は不純物を添加したいわゆるドープドポリシリコン
(DOPOS)である。Sr0.8 La0.2 TiO3 膜2
42,244、Sr0.6 Ba0.4 TiO3膜243は有
機金属CVD法(MOCVD法)を用いて形成すればよ
く、Sr0. 8 La0.2 TiO3 膜244,242,Sr
0.6 Ba0.4 TiO3 膜243はフォトリソグラフィー
法およびイオンミリング法によってパターニングすれば
よい。
【0045】また本発明の第2の実施の形態におけるペ
ロブスカイト構造電気伝導性酸化物電極および高誘電率
薄膜等はMOCVD法で形成できるので、良好なステッ
プカバレージ特性を有し、図4に示すようなトレンチ内
にもキャパシタを容易に形成できる。
【0046】TEGパターンを用いて、トレンチキャパ
シタ部のみを電気的に独立にして測定した結果は、本発
明の第1の実施の形態と同様な良好な特性であった。す
なわち、本発明の第1の実施の形態ですでに説明したよ
うに図5は比誘電率のバイアス電界依存性で図6はリー
ク電流の電圧依存性であるが、本発明の第2の実施の形
態におけるSr0.8 La0.2 TiO3 /Sr0.6 Ba
0.4 TiO3 /Sr0.8La0.2 TiO3 構造のトレン
チキャパシタの特性は曲線31に示す平行平板型キャパ
シタの特性と同様な良好な特性であった。第1の実施の
形態で説明したように図5,図6中,曲線58は比較例
として上部電極244としてPtを用い,下部電極24
2としてITOを用いた従来の技術によるものの特性で
ある。また、比較のため、従来技術として上下電極とも
にITOを用いたものを曲線59で、上部電極としてI
TO、下部電極としてSTO:Nbを用いたものを曲線
60として示している。
【0047】なお、本発明の第2の実施の形態のDRA
MにおけるキャパシタはSr0.8 La0.2 TiO3 /S
0.6 Ba0.4 TiO3 /Sr0.8 La0.2 TiO3
造に限らず、以下のような変形例を用いてもよい。な
お、図5〜図8はこれらの変形例の誘電率、リーク電流
等の特性を示すものであるが、図5,図6中には後述の
第10の実施の形態等に係るキャパシタ(曲線35,3
6,37)の特性も同時に示している。
【0048】(a)変形例1 上部ならびに下部電極材料としてCa0.7 0.3 TiO
3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の結果
をそれぞれ図5,図6中の曲線32に示す。
【0049】(b)変形例2 上部ならびに下部電極材料としてCa0.5 Nd0.5 Ti
3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の結
果をそれぞれ図5,図6中の曲線33に示す。
【0050】(c)変形例3 上部ならびに下部電極材料として、Ca0.4 Sr0.2
0.2 La0.2 TiO3 を用いる。このときの誘電率、リ
ーク電流測定の結果をそれぞれ図5,図6中の曲線34
に示す。
【0051】(d)変形例4 上部ならびに下部電極材料として、Sr0.5 Nd0.5
iO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図7,図8中の曲線38に示す。
【0052】(e)変形例5 上部ならびに下部電極材料として、La0.5 Sr0.5
rO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図7,図8中の曲線71に示す。
【0053】(f)変形例6 上部ならびに下部電極材料として、Nd0.5 Sr0.5
rO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図7,図8中の曲線72に示す。
【0054】(g)変形例7 上部ならびに下部電極材料として、La0.4 Sr0.6
nO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図7,図8中の曲線73に示す。
【0055】(h)変形例8 上部ならびに下部電極材料として、Nd0.4 Sr0.6
nO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図7,図8中の曲線74に示す。
【0056】(i)変形例9 上部ならびに下部電極材料として、La0.1 Sr0.9
eO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図7,図8中の曲線75に示す。
【0057】(j)変形例10 上部ならびに下部電極材料として、Nd0.5 Sr0.5
oO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図7,図8中の曲線76に示す。
【0058】これら10の変形例は本発明の第1の実施
の形態にも適用できることもちろんである。上記変形例
の電気伝導性酸化物電極を含めて、本発明の第1および
第2の実施の形態におけるキャパシタは,βジケトン錯
体をAサイト構成元素の原料ガスとしたMOCVDで形
成できる。例えばアルカリ土類金属の原料ガスとなる、
βジケトン錯体は、表1に示すようなR1,R2を用い
て一般式M(OCR1CHCR20)2 で表されるが、
表1のM(DPM)2 が最も一般的である。ここでMは
Sr,Ca等のアルカリ土類金属である。
【0059】
【表1】 またLa,Nd等の希土類元素の原料ガスもβジケトン
錯体を用いればよく、Tiはアルコキシド化合物Ti
(OR)4 ,TiO(DPM)2 等のβジケトン錯体、
あるいはTi(NR3 4 等のアルキルアミン化合物を
用いればよい。ここでRはアルキル基Cn 2n+1(n=
1,2,3,…)である。アルコキシド化合物としては
Ti(i−OC3 7 4 が最も一般的である。
【0060】MOCVDは常圧MOCVDでもよく、5
〜20kPaの減圧化で行う減圧MOCVD(LPMO
CVD)でもよく、さらに薄膜の厚みの精度が要求され
るときは成長圧力を1.3×10-3Pa程度にして、上
記原料ガスを用いてCBE(Chemical Beam Epitaxy)法
を用いればよい。4GbDRAM,16GbDRAMの
場合等セルが微細化されたときには、さらに6×10-4
Pa程度の減圧状態で上記ガスを交互に導入するMLE
(Molecular Layer Epitaxy)法の手法を用いれば、分子
層単位の精度の成膜が可能となる。
【0061】本発明の第1,第2の実施の形態における
電気伝導性酸化物電極は電子のデバイ長(Debye lengt
h)程度のオーダーの厚みまで薄くしてもよく、MLE
の手法を用いれば、メソスコピックスケールキャパシタ
が形成できる。なお、膜厚精度が要求されない時はRF
スパッタ法の手法やMBE(Molecular Beam Epitaxy)
法の手法によってもよいが、これらの物理的反応を基礎
とする成長よりも、MOCVD法やMLE法等の化学的
反応を利用する成長の方が、選択エピタキシーが出来る
こと、あるいはステップカバレージが良好な点から好ま
しい。なお上述の変形例10においてNdをEu,S
m,Prで置き換えた場合も多少配線抵抗は増加するも
のの、同様な低リーク電流、高誘電率の特性が得られ
る。
【0062】図9および図10は本発明の第3の実施の
形態に係る不揮発性メモリの断面図およびその等価回路
である。本発明の第3の実施の形態においては、図9に
示される通りLOCOS等の方法で形成したSiの熱酸
化膜からなる素子分離領域103で互いに分離された複
数のMOSトランジスタが、n型基板12の上に形成さ
れたpウェル19の表面上にマトリックス状に配置され
ている。図9は図10に示すドライブ線222に沿った
断面図である。図9のMOSトランジスタは、pウェル
19の表面のゲート酸化膜29及びゲート電極25、p
ウェル19内のn+ 領域からなるソース領域231及び
ドレイン領域232等から形成される。なおここでゲー
ト電極25は、ワード線の一部を成すものである。
【0063】また、ドレイン領域232上にはビット線
233が形成され、n+ ソース領域231はコンタクト
部234を介して、薄膜キャパシタとの接続用の取り出
し電極235と接続される。なお図中167,168は
層間絶縁膜、169は平坦化用層間絶縁膜である。ここ
で、コンタクト部234はたとえばW等の高融点金属の
選択CVDで形成すればよく、取り出し電極235には
W,Ti等の高融点金属又は、WSi2 ,MOSi2
PtSi2 ,等のシリサイドを用いればよい。
【0064】本発明の第3の実施の形態では、取り出し
電極235の上に厚さ50nmのCa0.5 0.5 TiO
3 膜からなる上部電極244,厚さ100nmのBa
0.44Sr0.56TiO3 (BSTO)膜243,厚さ50
0nmのCa0.5 0.5 TiO3 膜からなる下部電極2
42が形成され、キャパシタ部を構成している。ここで
上部電極244が下に、下部電極242が上に示されて
いるが、これは製造方法に起因する。製造方法について
は後述する。なお、BSTO膜はエピタキシャル成長膜
であり、その膜面垂直方向の格子定数は0.0398n
mとこのBSTO膜本来の値の0.03946nmに対
して増加している。
【0065】上記構成のキャパシタの誘電特性を測定し
た結果を図11に示す。図11に示すように、このキャ
パシタは強誘電性を示し、これは誘電体がCaYTiO
3 下部電極上にエピタキシャル成長したため、c軸長が
延びた結果であると考えられる。このキャパシタの疲労
特性を調べるため、±6Vの交番電界を印加してその分
極特性の劣化を測定したところ、108 回の交番電界印
加を行っても、分極の低下は観測されず、良好な疲労特
性を持つことが判明した。
【0066】図10は上述したように本発明の第3の実
施の形態の不揮発性メモリの等価回路図である。図示さ
れるように、ここでは1ビットのメモリセルが1つのス
イッチングトランジスタ901と1つの薄膜キャパシタ
902とからなり、マトリックス状に配置される。スイ
ッチングトランジスタ901のゲート電極25はワード
線251と結合し、ドレイン領域232がビット線23
3に結合する。さらに薄膜キャパシタ902の一対の電
極が、それぞれスイッチングトランジスタ901のソー
ス領域231及びドライブ線222と接続される。この
とき、ワード線251とドライブ線222とが互いに直
交して、それぞれワード線選択回路26及びドライブ線
駆動回路27と結合し、ビット線233は2本一組でビ
ット線対を形成し1本のドライブ線222を挾んでその
両側に配置されるとともに、センスアンプ28と結合し
ている。
【0067】この半導体記憶装置の書き込みに際して
は、例えばワード線選択回路26により所定のロウアド
レスのワード線251を選択し、選択されたワード線2
51を活性化してこれと結合するスイッチングトランジ
スタ901をON状態にした後、所定のカラムアドレス
についてビット線233に“1”あるいは“0”の情報
に対応する電位を付与するとともに、ドライブ線駆動回
路27によりドライブ線222を活性化して書き込み信
号を伝達する。次いで、ワード線251の活性化を停止
してスイッチングトランジスタ901をOFF状態に戻
せば、上述したようなロウアドレス及びカラムアドレス
の積によって選択されるメモリセル内の薄膜キャパシタ
902に、“1”あるいは“0”の情報が蓄積、保持さ
れて情報の書き込みが行われる。この後は、情報が書き
込まれたメモリセルのスイッチングトランジスタ901
や薄膜キャパシタ902と結合するワード線251及び
ドライブ線222の一方が活性化されても、書き込まれ
た情報が消失することはない。
【0068】一方半導体記憶装置の読み出しに当って
は、まずワード線選択回路26により所定のロウアドレ
スのワード線251を選択し、選択されたワード線25
1を活性化してこれと結合するスイッチングトランジス
タ901をON状態にする。続いて、所定のカラムアド
レスについてビット線対をプリチャージしてフローティ
ング状態とした、ドライブ線駆動回路27によりドライ
ブ線222を活性化して所定の電位を付与する。ここ
で、上述したようなロウアドレス及びカラムアドレスの
積によって選択されるメモリセルの薄膜キャパシタ90
2に蓄積、保持されていた情報は、スイッチングトラン
ジスタ901を通してプリチャージされたビット線対の
うちの一方のビット線251に取り出され、取り出され
た情報に応じた微小な電位差がビット線251に取り出
され、取り出された情報に応じた微小な電位差がビット
線対間に形成される。従って、この電位差をセンスアン
プ28で増幅することで、メモリセル内の薄膜キャパシ
タ902に蓄積、保持されていた情報の読み出しを行な
うことが可能となる。さらに、上述したようにして情報
の取り出されたメモリセル内の薄膜キャパシタ902に
対しては、その後所定の動作によって読み出す前と同じ
情報が書き込まれて、情報の書き込みが行われる。
【0069】なお、図9のキャパシタの下部電極24
2,上部電極244として厚さ400nmおよび厚さ5
0nmのPrNiO3 膜を用い、この間に厚さ100n
mのBa0.44Sr0.56TiO3 (BSTO)膜を挟んで
もよい。このBSTO膜もエピタキシャル成長膜であ
り、その膜面垂直方向の格子定数は0.0396nmと
この組成のBSTO本来の値である0.03946nm
に対して増加した値を示している。上記構成のキャパシ
タの誘電特性を測定した結果を図12に示す。図12に
示すように、このキャパシタは強誘電性を示し、これは
誘電体がPrNiO3 下部電極上にエピタキシャル成長
したため、c軸長が延びた結果であると考えられる。こ
のキャパシタの疲労特性を調べるため、±6Vの交番電
界を印加してその分極特性の劣化を測定したところ、1
8 回の交番電界印加を行っても、分極の低下は観測さ
れず、良好な疲労特性を持つことが判明した。なお、P
rNiO3 膜はβジケトン錯体等のガスを用いたMOC
VDで堆積することもできる。
【0070】ここで図9の不揮発性メモリの製造方法に
ついて図13を用いて説明する。本発明の第4の実施の
形態は図13(a)に示した基板と図13(b)に示し
た基板とを相互に貼り合わせる、いわゆる直接接合法
(Direct Wafer Bonding Technique)を用いて製造する
ものである。図13(a)におけるpウェル19上にn
+ ドレイン領域232,DOPOSゲート電極25等か
らなるMOSFETを形成する工程は、通常の標準的M
OSプロセス、例えばポリシリコンゲート電極を用いた
自己整合プロセスで行えばよいので説明を省略する。こ
こでは、これらのMOSFETがほぼ形成され、その上
に厚さ1μmのPSG,SiO2 、あるいはBPSG膜
等からなる層間絶縁膜169が堆積された後から説明す
る。
【0071】すなわち層間絶縁膜169をCVD法等に
より堆積後、n+ ソース領域231上部にコンタクトホ
ールを開孔し、その開口部にW,Ti等の高融点金属膜
又はWSi2 等のシリサイド膜の選択CVDを行ないコ
ンタクト部234を形成し、さらに続けて200nmの
W膜等の高融点金属膜あるいはシリサイド膜235を堆
積する。そして図13(a)に示すようにハロゲン系の
RIE(Reactive IonEtcing )法を用いて取り出し電
極235の形状にパターン形成する。取り出し電極23
5はリフトオフ法を併用してスパッタリング法や真空蒸
着法で形成してもよい。その後層間絶縁膜171とし
て、SiO2 膜をCVD法により形成、あるいはSOG
(spin-on-glass)膜を塗布して形成し、取り出し電極2
35が露出するようにフォトリソグラフィーを用いて層
間絶縁膜171をエッチングする。さらに図13(a)
に示すように層間絶縁膜171と取り出し電極235と
が同一平面になり、かつ取り出し電極235の表面が鏡
面になるように研磨し、平坦化する。
【0072】一方、n基板12とは異なるn+ シリコン
基板111を用意し、図13(b)に示すようにn+
リコン基板111の上にCa0.5 0.5 TiO3 膜24
2をイオンビーム蒸着装置を用いて厚さ500nmで堆
積する。この際、Ca,Tiはクヌドセン(Knudsen )
セル、Yは電子線加熱蒸発源を用い、イオンビームによ
り酸素の供給を行いながら成膜を行うと、Ca0.5
0.5 TiO3 膜242のc軸配向単結晶膜が得られる。
この後イオンミリング法と、フォトリソグラフィー法に
より、ドライブ線222の形状にパターニングし、これ
を下部電極としてさらにBa0.44Sr0.56TiO3 膜2
43をRFマグネトロンスパッタ法を用いて100nm
堆積する。続いて上部電極としてCa0.5 0.5 TiO
3 膜244を今度はRFマグネトロンスパッタ法で50
nm堆積するとこの膜もc軸配向単結晶膜となる。
【0073】なお、上部電極244,下部電極242と
してはCa0.5 0.5 TiO3 膜以外のペロブスカイト
構造の電気伝導性酸化物を用いてもよい。たとえば、n
+ Si基板111の上にPrNiO3 膜242をイオン
ビーム蒸着装置を用いて400nm堆積してもよい。こ
の際、Niはクヌドセンセル、Prは電子線加熱蒸発源
を用い、イオンビームにより酸素の供給を行いながら成
膜を行えば、PrNiO3 のc軸配向単結晶膜が得られ
る。イオンミリング法によりドライブ線222としての
ストライプ形状のパターニングを行ない、これを下部電
極242としてさらにBa0.44Sr0.56TiO3 膜24
3をRFマグネトロンスパッタ法を用いて100nm堆
積する。続いて上部電極としてPrNiO3 膜244を
下部電極と同様にして50nm堆積すれば、この膜もc
軸配向単結晶膜となる。
【0074】次いで、これらのCa0.5 0.5 TiO3
膜244、あるいはPrNiO3 膜244をイオンミリ
ング法あるいはRIE法を併用して、フォトリソグラフ
ィー法を用いてパターニングし、パターニングされた上
部電極244の上、およびBSTO膜243の上にSi
2 ,PSG膜等の層間絶縁膜172を100nm堆積
する。その後、図13(b)に示すように層間絶縁膜1
72の表面と、上部電極244の表面とが同一平面にな
り、かつ上部電極244の表面が鏡面となるように研磨
する。続いて図13(a)の取り出し電極235と、図
13(b)の上部電極244の表面を相互に貼り合わ
せ、熱処理を施して、金属接合すれば、図9に示した形
状が完成する。
【0075】図14は本発明の第4の実施の形態に係
り、エピタキシャル成長BSTO膜を用いた不揮発性メ
モリの他の例でドライブ線222に沿った断面図である
が、基本的には第3の実施の形態と同様である。本発明
の第4の実施の形態では金属同士の貼り合わせ、いわゆ
る直接接合法を用いていない点が第3の実施の形態とは
異なる。つまり、本発明の第4の実施の形態では、図1
3Aと同様に標準MOSプロセスでMOSFETを形成
し、層間絶縁膜169を堆積するところまでは同じであ
る。この後n+ ソース領域231上部のコンタクトホー
ルにDOPOS膜を堆積し、コンタクト部234を形成
する。この後、電子ビームアニールにより、コンタクト
部234のDOPOSを単結晶化すると(100)面に
配向した単結晶シリコン膜234となる。この単結晶シ
リコン膜234の上部にW膜等の高融点金属235を約
200nm堆積し、再び電子ビームアニールにより単結
晶化する。次いで、RIEを用いて図14に示す取り出
し電極235の形状にパターニングする。
【0076】次いで、第3の実施の形態と同様にイオン
ビーム蒸着装置を用いてCa0.5 0.5 TiO3 あるい
はPrNiO3 膜からなる下部電極242を500n
m,エピタキシャル成長BSTO膜243を100n
m、さらに厚さ50nmのCa0. 5 0.5 TiO3 、あ
るいはPrNiO3 膜からなる上部電極243を形成
し、ECRイオンエッチング法、あるいはイオンミリン
グ法により、図14のキャパシタ形状にパターニングす
る。次いでSiO2 /PSG膜を500nm堆積し、上
部電極244の上部にコンタクトホールを開孔し、Al
配線からなるドライブ線222の配線のパターンを形成
すれば、図14の形状が得られる。なお、本発明の第4
の実施の形態の動作は第3の実施の形態と全く同一であ
り、説明は省略する。
【0077】以上のようにエピタキシャル成長BSTO
膜による強誘電体特性を用いた不揮発性半導体記憶装置
においては、誘電体の疲労劣化をもたらす界面電荷の発
生を低減し、良好なメモリ特性を示す電荷蓄積層を得る
ことができる。したがって本発明の第4の実施の形態に
よれば半導体記憶装置の微細化、大容量化が可能となる
と共に高データ保持特性を与えることができる。また本
発明の第4の実施の形態のキャパシタは疲労劣化もない
のでデータの書き換え回数も104 回以上可能となる。
さらにこれらの電気伝導性酸化物電極材料はエピタキシ
ャル成長BSTO膜と良好な結晶整合性を持ち、エピタ
キシャル成長BSTO膜のc軸長が若干伸びてはいるも
のの、界面不整合に起因する電荷の蓄積や結晶歪みによ
る誘電体の特性劣化もない。したがって本発明の第4の
実施の形態によれば誘電率が大きくかつメモリ機能の安
定性のきわめて良好な電荷蓄積層を形成することができ
る。
【0078】図15(a)および15(b)は本発明の
第5の実施の形態に係るSOI・MOS・DRAMの平
面および断面構造を示す。図15(a)は平面図で、図
15(b)は図15(a)の断面図である。図15
(b)においてp型(100)シリコン基板201の上
部に埋め込み酸化膜202を介してp型SOI膜203
が形成されている。そしてSOI膜203は、LOCO
S法等により形成された、素子分離用の酸化膜103等
により各ユニットセルに分離されている。すなわち、素
子分離酸化膜103により周辺を囲まれた内部が図15
(a)に示すように活性領域(デバイス領域)1とされ
ている。図15(b)はその活性領域1の近傍の断面を
示す図である。この活性領域1に、DRAMのユニット
セルのスイッチングトランジスタを構成するn+ ソース
領域231およびn+ ドレイン領域232が、その底部
を埋め込み酸化膜202に接するように深く形成されて
いる。また各ユニットセルのスイッチングトランジスタ
のn+ ソース領域231およびn+ ドレイン領域232
の間のチャンネル領域203の上部にはゲート酸化膜2
9を介して、ポリシリコン等のゲート電極25が形成さ
れている。図15(a)に示すようにこのポリシリコン
等のゲート電極25はワード線を兼ねているが、ポリシ
リコンゲート電極25に、W,Mo,WSi2 等のワー
ド線25を接続するようにしてもよいことはもちろんで
ある。ワード線の上部には酸化膜等の第1の層間絶縁膜
167が形成され、この第1の層間絶縁膜167に形成
された第1のコンタクトホール中に、n+ ソース領域2
31およびn+ ドレイン領域232の上部に接続するよ
うにWやWSi2 ,TiSi2 ,MoSi2 等のコンタ
クト電極(コンタクト部)234が形成されている。コ
ンタクト電極234および第1の層間絶縁膜167の上
部には第2の層間絶縁膜が形成され、n+ ドレイン領域
232の上部のコンタクト電極(コンタクト部)234
は第2の層間絶縁膜中に形成された第2のコンタクトホ
ール(ビアホール)を介してW,A1,A1−Si,A
1−Cu−Si等の金属により形成されたデータ線(ビ
ット線)233に接続されている。
【0079】本発明の第5の実施の形態はn+ ソース領
域231およびスイッチングトランジスタのゲート電極
25の上部の一部にキャパシタ部を形成したスタック型
のDRAMであり、n+ ソース領域領域231の上部に
はW,Ti,あるいはWSi2 ,MoSi2 等によるコ
ンタクト電極(コンタクト部)234が形成され、さら
にその上部に厚さ20nmのTiN膜251がバリアメ
タルとして形成されている。そしてこのTiN膜の上部
に厚さ30nmの多結晶Sr0.9 Ba0.1 RuO3 から
なる蓄積電極(下部電極)242が形成されている。こ
の蓄積電極242の上に、厚さ40nmのBa0.5 Sr
0.5 TiO3 膜243がキャパシタ絶縁膜として形成さ
れ、さらにこの上部に対向電極244(プレート電極)
として厚さ40nmのSr0.9 Ba0.1 RuO3 が形成
され、さらにその上部に厚さ20nmのW膜が形成され
DRAMのキャパシタ部を形成している。すなわちキャ
パシタ部の上部電極244はSr0.9 Ba0.1 RuO3
とW膜との複合膜である。図15に示すようにDRAM
のキャパシタ部の上部電極(対向電極)244の下層お
よび下部電極(蓄積電極)242としてSr0.9 Ba
0.1 RuO3 を用いることにより誘電体−電極界面のバ
リアー特性および電極の電子状態を変化させ、キャパシ
タ特性の向上をはかることができる。さらにこの電極の
電子状態を変化させ誘電体特性を最適化するという観点
からは、本発明の第5の実施の形態におけるSr0.9
0.1 RuO3 酸化物電極のSrあるいはBaの一部を
LaやNdのような適当なイオン半径を持つ他の希土類
元素でおきかえることも有効である。さらにこの希土類
元素の添加は誘電体/電極界面の相互拡散が起こった際
に、低誘電率の絶縁性反応生成物が発生することを防止
し、誘電率が低下する現象を防ぐ効果もある。すなわ
ち、本発明の第5の実施の形態においては誘電体/電極
界面の相互拡散によって生じたTiを主成分とする反応
生成物にこの希土類元素がドープされることにより金属
伝導性を維持して電極として機能することにより誘電率
の低下が防止されるわけである。さらにこのRu基を有
するABO3 ペロブスカイト電極のAサイトにこれら他
の希土類元素を用いた場合においても結晶性の向上や膜
表面のモフォロジーが改善され、高性能薄膜キャパシタ
の製造にきわめて有効である。上記のように本発明の第
5の実施の形態における電気伝導性酸化物電極を用いる
ことにより誘電率、リーク電流特性に優れたBSTO薄
膜キャパシタを有したDRAMを容易に得ることができ
る。
【0080】
【表2】 表2はDRAMキャパシタ部のみをいわゆるTEGパタ
ーンを用いて電気的に独立にして測定した結果を示し、
Si基板上に厚さ20nmのTiNバリアメタルを形成
し、図15と同一の厚みのSr0.9 Ba0.1 RuO3
Ba0.5 Sr0. 5 TiO3 /Sr0.9 0.1 RuO3
キャパシタ構造の形成をおこなって比誘電率ならびにリ
ーク電流の測定を行った結果である。表2において試料
番号38が本発明の第5の実施の形態に係るキャパシタ
の特性で、比較例1(試料番号61)として上下電極に
SrRuO3 を用いた同様の構成を持つ薄膜キャパシ
タ、並びに比較例2(試料番号62)として上下電極に
BaRuO3 を用いた同様の構成を持つ薄膜キャパシタ
を作成して同様の測定を行った結果も表2に示す。ここ
でBaRuO3 を電極として用いた場合には表面モフォ
ロジーが良好でないため作成したキャパシタの多くがい
わゆるAモード不良(短絡)を示し、その一部が辛うじ
て表2に記載した誘電率測定が行えたものである。しか
し、この辛じて測定が行えたキャパシタについても0バ
イアス領域のリーク電流が1×10-6A/cm2 と大き
い値を示し誘電損失の値tanδも0.5程度と良好で
はなかった。一方本発明の第5の実施の形態に係るキャ
パシタ(試料番号38)は、比誘電率400,リーク電
流10-8A/cm2 以下となる電圧領域は−1.2V〜
+1.3Vであり良好な特性であった。なお、表2に
は、以下において説明する本発明の第5の実施の形態の
変形例1(試料番号39),変形例2(試料番号4
0),変形例3(試料番号41),および変形例4(試
料番号42)の結果も示している。また、図16,図1
7は、表2と同様にTEGパターンを用いてDRAMキ
ャパシタ部のみを電気的に独立にして測定した、より具
体的な結果を示し、図16は比誘電率のバイアス電界依
存性を示し、図17はリーク電流の電圧依存性を示す。
図16,図17中で曲線38が本発明の第5の実施の形
態におけるSr0.9 Ba0.1 RuO3 /Sr0.5 Ba
0.5 TiO3 /Sr0.9 Ba0.1 RuO3 構造のキャパ
シタの特性で、図16,図17中58で示される曲線は
比較例として上部電極244としてPtを用い,下部電
極242としてITOを用いた従来の技術によるものの
特性である。また、上下電極ともにITOを用いたもの
を曲線59で、上部電極としてITO、下部電極として
STO:Nbを用いたものを曲線60として、比較例
(従来技術)として同時に示す。さらに上部電極,下部
電極ともにSrRuO3 を用いた場合の特性を曲線61
に示す。図16,図17に示すように、本発明の第5の
実施の形態による電気伝導性酸化物Sr0.9 Ba0.1
uO3 を電極として用いた電荷蓄積層は誘電率の特性、
リーク電流の特性の双方において良好である。
【0081】次に本発明の第5の実施の形態の変形例に
ついて説明する。すなわち、本発明の第5の実施の形態
のDRAMにおけるキャパシタは図15に示したSr
0.9 Ba0.1 RuO3 /Sr0.5 Ba0.5 TiO3 /S
0.9 Ba0.1 RuO3 構造に限らず、以下のような変
形例を用いてもよい。
【0082】(a)変形例1 上部ならびに下部電極材料としてSr0.7 Ba0.3 Ru
3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の結
果をそれぞれ図16,図17中の曲線39に示す。
【0083】(b)変形例2 上部ならびに下部電極材料としてSr0.5 Ba0.5 Ru
3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の結
果をそれぞれ図16,図17中の曲線40に示す。
【0084】(c)変形例3 上部ならびに下部電極材料として、Sr0.4 Ba0.6
uO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電流測定の
結果をそれぞれ図16,図17中の曲線41に示す。
【0085】(d)変形例4 上部ならびに下部電極材料として、Sr0.5 Ba0.3
0.2 RuO3 を用いる。このときの誘電率、リーク電
流測定の結果をそれぞれ図16,図17中の曲線42に
示す。
【0086】本発明の第5の実施の形態に係るSOI・
MOS・DRAMは以下のような製造工程で製造でき
る。以下においてはキャパシタ部の容量絶縁膜をBST
O膜とし、上部電極、下部電極をSr0.9 Ba0.1 Ru
3 を用いた場合について説明するが、上述したよう
に、各変形例に示した電極材料等他の材料でもよいこと
はもちろんである。
【0087】(a)SIMOX(Separation by IMplan
ted OXygen)法又はSDB(Silicon Direct Bonding)
法を用いてp型(100)基板に埋め込み酸化膜202
を介してSOI膜203を形成し、いわゆるSOI基板
を形成する。
【0088】(b)次に、LOCOS法やBOX(buri
ed oxide)法等により、素子分離用の酸化膜103を形
成し、隣接する素子間を電気的に分離する。その後、ゲ
ート酸化膜29を10nmの厚さで形成し、その表面
に、リンドープのポリシリコン25を0.3μmの厚さ
でLPCVD法等により形成し、リソグラフィー法およ
びRIE法等によるパターニング工程により、ゲート長
0.5μmのポリシリコンゲート電極25をゲート酸化
膜29の上に形成する。
【0089】(c)次に、31+ をVac=30kV,ド
ーズ量Φ=3×1015cm-2でイオン注入し、850
℃、30分熱処理し、n+ ソース/ドレイン領域23
1,232を形成する。この後SiO2 /PSG膜をC
VD法により、たとえば、厚さ200〜300nm堆積
し、第1の層間絶縁膜167を形成する。なお、必要に
応じてp+ チャンネルストップ領域形成、チャンネルド
ープイオン注入等を行うことは、標準的MOS・DRA
Mのプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。
【0090】(d)次にSiO2 /PSG膜167に第
1のコンタクトホールを開口し、その第1のコンタクト
ホールの内部に厚さ200nm〜400nmのAsをド
ープしたn+ ドープドポリシリコン層又はW膜をCVD
法により堆積し、コンタクト電極234を形成する。そ
の後さらにその上に厚さ20nmのTiNバリアメタル
251層をRFスパッタリング法により堆積する。そし
てこの上にSr0.9 Ba0.1 RuO3 電極242を多元
RFマグネトロンスパッタ法を用いて作成する。この電
極は多結晶膜であり、膜厚は30nmである。この電極
上にBa0.5 Sr0.5 TiO3 誘電体243を同じく多
元RFマグネトロンスパッタ法で40nm、上部電極2
44としてSr0.9 Ba0.1 RuO3 を同様に40nm
堆積する。成膜温度はいずれの場合も600℃でよい。
このあとさらに厚さ20nmのW膜をスパッタリング法
で形成する。
【0091】(e)次に全面にフォトレジストを塗布
し、フォトリソグラフィー法を用いこのフォトレジスト
膜をマスクとしてCF4 等を用いたRIE法によりW膜
を図15(b)に示すような形状にエッチングし、さら
にSr0.9 Ba0.1 RuO3 膜もRIEによりエッチン
グしW/Sr0.9 Ba0.1 RuO3 複合膜からなる対向
電極244のパターンを形成する。
【0092】(f)次いで、対向電極(プレート電極)
244となるW/Sr0.9 Ba0.1RuO3 膜をマスク
層として、過酸化水素、アンモニア水およびEDTAの
混合水溶液等の所定のエッチング液により、BSTO層
243をエッチングし、パターニングを行なう。
【0093】そして、引き続きRIE法により下部電極
Sr0.9 Ba0.1 RuO3 242およびバリアメタル2
51のパターニングを行う。Sr1-x Bax RuO3
RIE法には、たとえば以下のようなイオン種を用いれ
ばよい。すなわち、 O2 (98%)+CF3 CFH2 , O2 (90%)+CF4 (10%), O2 (95%)+Cl2 (5%),あるいは O2 +C3 8 , 等を用いればよい。
【0094】(g)次に、SiO2 ,PSGあるいはB
PSG膜等の第2の層間絶縁膜をCVD法により堆積
し、n+ ドレイン領域232の上のコンタクト電極23
4の上部に第2のコンタクトホールを開口し、DOPO
S膜あるいはWSi2 膜等を選択CVD法で形成し、第
2の層間絶縁膜中の第2のコンタクトホールを埋め込
む。選択CVDでなくても、全面にCVDして、その後
エッチバックして平坦化して第2のコンタクトホール内
に埋め込んでもよい。その後さらにその上部にA1,A
1−Si、あるいはA1−Cu−Si等を用いてビット
線233を形成すれば、図15(a)および15(b)
に示すようなSOI・DRAMが完成する。
【0095】本発明の第5の実施の形態のように電気伝
導性酸化物電極をBSTO薄膜キャパシタに適用すれ
ば、成膜並びに熱処理時の加熱過程において誘電体−電
極間でBa,Srの拡散が発生しても、界面付近の誘電
体におけるBa/Sr比が変化する事なく、低誘電率層
の形成による誘電特性の低下を避けることができる。そ
の結果、図16,図17に示したように誘電率、リーク
電流特性に優れたBSTO薄膜キャパシタが実現でき
る。したがって、本発明の第5の実施の形態によれば、
保持特性に優れ、かつ高集積化の可能なDRAM等の半
導体記憶装置が実現できる。
【0096】図18(a)および18(b)は本発明の
第6の実施の形態に係るSOI・MOS・DRAMの平
面および断面構造を示す。図18(a)は平面図で、図
18(b)は図18(a)の断面図である。図18
(b)においてp型(100)シリコン基板201の上
部に埋め込み酸化膜202を介してp型SOI膜203
が形成されている。そしてSOI膜203は、LOCO
S法等により形成された、素子分離用の酸化膜103等
により周辺を囲まれ、その内部を図18(a)に示すよ
うに活性領域(デバイス領域)1としている。図18
(b)はその活性領域1の近傍の断面を示す図である。
この活性領域1に、DRAMのユニットセルのスイッチ
ングトランジスタを構成するn+ ソース領域231およ
びn+ ドレイン領域232が、その底部を埋め込み酸化
膜202に接するように深く形成されている。また各ユ
ニットセルのスイッチングトランジスタのn+ ソース領
域231およびn+ ドレイン領域232の間のチャンネ
ル領域203の上部にはゲート酸化膜を介して、ポリシ
リコン等のゲート電極25が形成されている。図18
(a)に示すようにこのポリシリコン等のゲート電極2
5はワード線を兼ねている。ワード線の上部には酸化膜
等の第1の層間絶縁膜167が形成され、この第1の層
間絶縁膜167に形成された第1のコンタクトホール中
に、n+ ドレイン領域232およびn+ ソース領域23
1に接続するようにWやWSi2 ,TiSi2,MoS
2 等のコンタクト電極(コンタクト部)234が形成
されている。このコンタクト電極(コンタクト部)の上
部には第2の層間絶縁膜467が形成され、この第2の
層間絶縁膜467中の第2のコンタクトホールを介して
W,Al,Al−Si,Al−Cu−Si等の金属によ
り形成されたデータ線(ビット線)233とn+ ドレイ
ン領域232の上部のコンタクト電極234とが接続さ
れている。さらにこのデータ線233の上部にも酸化膜
や窒化膜等の第3の層間絶縁膜468が形成され、この
上部に厚さ50nmのW1-x Rex 3-δ(WO3とR
eO3 との固溶体)からなる蓄積電極(下部電極)24
2、厚さ50nmのSrTiO3 (STO)膜からなる
容量絶縁膜243,厚さ100nmのAl膜からなる対
向電極(上部電極)244から構成されるDRAMのキ
ャパシタ部が構成されている。蓄積電極242とn+
ース領域231の上部のコンタクト電極234とは、第
2,第3の層間絶縁膜467,468中の第3のコンタ
クトホール中に埋め込まれたコンタクト電極236によ
り接続されている。対向電極244はその上部に形成さ
れた第4の層間絶縁膜173中の第4のコンタクトホー
ルを介してプレート電極245に接続されている。図1
8に示すようにDRAMのキャパシタ部となる薄膜コン
デンサの下部電極242にW1-x Rex 3-δ(WO3
とReO3 との固溶体)を含む材料を用いているので、
高温プロセスに於いて表面の荒れが少なく、その上に作
成した誘電体薄膜(STO膜)243の絶縁性は非常に
優れたものになる。
【0097】次に下部電極に高融点金属である白金膜を
用いた従来技術のキャパシタの場合と本発明の第6の実
施の形態の下部電極の構造を用いた場合のSrTiO3
キャパシタの特性の比較について述べる。コンデンサを
形成した後にSrTiO3 をエッチングで除去し、下部
電極の表面の荒さを接触式の段差計で実際に測ると、下
部電極が白金では40〜50nm程度の凹凸があるが、
本発明の第6の実施の形態の場合は数nmであり、本発
明の第6の実施の形態の方が平坦性に優れていることが
わかる。その結果、絶縁破壊強度も従来技術のおおよそ
4倍近いものとなる。図19,図20はDRAMキャパ
シタ部のみを、いわゆるTEGパターンを用いて、電気
的に独立にして測定した場合の結果で、図19は比誘電
率のバイアス電界依存性を示し、図20はリーク電流の
電圧依存性を示す。さらに、図19,図20には比較の
ために、従来技術の上部電極がPt,下部電極がITO
の場合(曲線58),上部・下部電極共にITOの場合
(曲線59),および上部電極がITO,下部電極がS
TO:Nbの場合(曲線60)を示した。本発明の第6
の実施の形態に係る薄膜コンデンサは誘電率の特性、リ
ーク電流の特性において良好であることがわかる。なお
図19,図20において、曲線44は後述する本発明の
第7の実施の形態に係る薄膜コンデンサの特性である。
【0098】また、ReO3 の蒸気圧が非常に高いこと
を反映して、ReO3 とWO3 の固溶体から出来た電極
はRIEなどによって簡単に加工できる特徴を有する。
従来、白金電極を用いた場合は、その加工性能に問題が
あったが、本発明の第6の実施の形態は、製造プロセス
上でもこの電極材料の加工性能が優れていることが生か
され、DRAMの製造が容易となる。以下に本発明の第
6の実施の形態に係るSOI・DRAMの製造方法につ
いて説明する。
【0099】(a)SIMOX法又はSDB法を用いて
前述の本発明の第5の実施の形態と同様にp型(10
0)基板に埋め込み酸化膜202を介してSOI膜20
3を形成する。
【0100】(b)次に、LOCOS法やBOX法等に
より、素子分離用の酸化膜103を形成し、隣接する素
子間を電気的に分離する。その後、ゲート酸化膜を10
nmの厚さで形成し、その表面に、リンドープのポリシ
リコン25を0.3μmの厚さでLPCVD法等により
形成し、リソグラフィー法およびRIE法によるパター
ニング工程により、ゲート長0.5μmのポリシリコン
ゲート電極25をゲート酸化膜の上に形成する。
【0101】(c)次に、31+ をVac=30kV,ド
ーズ量Φ=3×1015cm-2でイオン注入し、850
℃、30分熱処理し、n+ ソース/ドレイン領域23
1,232を形成する。この後SiO2 /PSG膜をC
VD法により、たとえば、厚さ200〜300nm堆積
し、第1の層間絶縁膜167を形成する。なお、必要に
応じてp+ チャンネルストップ領域形成、チャンネルド
ープイオン注入等を行なうことは、標準的MOS・DR
AMのプロセスと同様であり、ここでは説明を省略す
る。
【0102】(d)次にSiO2 /PSG膜167に第
1のコンタクトホールを開口し、その第1のコンタクト
ホールの内部に厚さ200nm〜400nmのAsをド
ープしたn+ ドープドポリシリコン(DOPOS)層又
はW膜をCVD法により堆積し、コンタクト電極234
を形成する。
【0103】(e)次に、コンタクト電極234の上に
さらにSiO2 ,PSGあるいはBPSG膜等の第2の
層間絶縁膜467をCVD法により堆積し、n+ ドレイ
ン領域232の上のコンタクト電極234の上部の第2
の層間絶縁膜467に第2のコンタクトホールを開口
し、DOPOS膜あるいはWSi2 膜等を選択CVD法
で形成し、第2の層間絶縁膜467中の第2のコンタク
トホールを埋め込む。選択CVDでなくても、全面にC
VDして、その後エッチバックによる平坦化をして第2
の層間絶縁膜467中の第2のコンタクトホール内にD
OPOS膜等を埋め込んでもよい。その後さらにその上
部にA1,A1−Si、あるいはA1−Cu−Si等を
用いてビット線233を形成し、さらにその上にSiO
2 ,Si34 膜等の第3の層間絶縁膜468をCVD
法等により形成する。
【0104】(f)次に、フォトリソグラフィー法を用
いてこの第3の層間絶縁膜468および第2の層間絶縁
膜467中に第3のコンタクトホール(ビアホール)を
+ソース領域231の上部のコンタクト電極234に
達するまで開口し、この第3のコンタクトホール中にW
又はWSi2 等からなるコンタクト金属236を選択C
VD法等を用いて埋め込む。そしてこのコンタクト金属
236の上に下部電極膜242として直流マグネトロン
スパッタ法で、50nmの膜厚のW1-x Rex3-δ
作製する。Reの組成xは0.2〜0.8の範囲内が好
ましい。たとえばReとWの合金あるいは、ReO3
WO3 の粉末を適当な割合(例えば、ReO3 :WO3
=1:3とすればよい)で混合して作製した焼結体ター
ゲットを用い、O2 とArの混合ガス雰囲気で(ReO
3 とWO3 の粉末の場合には、Arガス雰囲気あるい
は、O2 とArの混合ガス雰囲気で)、0.53Paの
圧力で、基板温度400−600℃で、WO3 とReO
3 の固溶体電極を作製する。場合によっては、酸素欠陥
を伴うWO3-δやReO3-δを含ませてもよい。W1- x
Rex 3-δ固溶体電極242はスパッタリング法、又
はCVD法でW−Re合金膜を形成し、この表面を酸化
して形成してもよい。次にこの下部電極膜242の上に
SrTiO3 膜243を、化学量論的組成の粉末ターゲ
ットを用い、高周波マグネトロンスパッタ法で、厚さ5
0nm程度に堆積する。たとえばArとO2 の混合ガス
中、圧力1.33Pa、基板温度600℃でスパッタ成
膜すればよい。なお、W−Re合金で下部電極242を
形成後、STO膜243を堆積し、下部電極242とS
TO膜243の界面に自然に形成されるW1-x Rex
3- δ膜を用いることも有効である。この後SrTiO3
膜243の上に上部電極244として、100nmのA
1を直流スパッタ法により成膜する。
【0105】(g)次にフォトリソグラフィーを用いて
図18に示すDRAMキャパシタ部の形状にパターニン
グする。Al膜244,STO膜243,W1-x Rex
3- δ242をCCl4 ,Cl2 /Ar,CF4 ,C3
8 等を用いたRIE法で連続的にエッチングすればよ
い。続いてSiO2 ,Si3 4 ,あるいはポリイミド
膜等の第4の層間絶縁膜173をキャパシタ部の上部に
堆積し、上部電極244の上部の第4の層間絶縁膜17
3中に第4のコンタクトホールを開口する。この第4の
コンタクトホールを介して、Al,Al−Si,Al−
Cu−Si等の配線を行なえば、プレート電極245が
形成され、本発明の第6の実施の形態のDRAMが完成
する。
【0106】以上のように本発明の第6の実施の形態に
よれば、薄膜コンデンサの下部電極に高温のプロセスが
加わった時に表面モホロジーに荒れができないことによ
り、絶縁特性に優れた高誘電率の薄膜コンデンサを提供
できる。本発明の第6の実施の形態はDRAM等の各種
電子回路に必要とされる要素素子であるキャパシタ部の
小型化、集積化に適し、かつ、加工性能に優れたキャパ
シタ部の電極を提供することができる。また、下部電極
を成膜した後に酸化物系の高誘電率の薄膜を形成する場
合に、電極表面の酸化の問題がなく、バリアメタルない
しは下部電極として用いたWあるいはWN等の表面の酸
化の問題が回避できるので、上述のSTO膜以外に種々
の高誘電率薄膜を選択することが可能となる。したがっ
て本発明の第6の実施の形態によればDRAM等の半導
体記憶装置の構造設計、プロセス設計時の自由度が増大
し、半導体記憶装置の高集積化も容易となる。
【0107】図21(a)および21(b)は本発明の
第7の実施の形態に係るSOI・MOS・DRAMの平
面および断面構造を示す。図21(a)は平面図で、図
21Bは図21Aの断面図である。図21(b)におい
てp型(100)シリコン基板201の上部に埋め込み
酸化膜202を介してp型SOI膜203が形成されて
いる。そしてSOI膜203は、LOCOS法等により
形成された、素子分離用の酸化膜103等により周辺を
囲まれ、その内部を図21(a)に示すように活性領域
(デバイス領域)1としている。図21(b)はその活
性領域1の近傍の断面を示す図である。この活性領域1
に、DRAMのユニットセルのスイッチングトランジス
タを構成するn+ ソース領域231およびn+ ドレイン
領域232が、その底部を埋め込み酸化膜202に接す
るように深く形成されている。また各ユニットセルのス
イッチングトランジスタのn+ ソース領域231および
+ ドレイン領域232の間のチャンネル領域203の
上部にはゲート酸化膜を介して、ポリシリコン等のゲー
ト電極25が形成されている。図21(a)に示すよう
にこのポリシリコン等のゲート電極25はワード線を兼
ねている。ワード線の上部には酸化膜等の第1の層間絶
縁膜167が形成され、この第1の層間絶縁膜167に
形成された第1のコンタクトホール中に、n+ ソース領
域231およびn+ ドレイン領域232の上部に接続す
るように高融点金属のW,Mo,Tiあるいはこれらの
シリサイドであるWSi2 ,TiSi2 ,MoSi2
のコンタクト電極(コンタクト部)234が形成されて
いる。このコンタクト電極(コンタクト部)の上部には
第2の層間絶縁膜467が形成され、この第2の層間絶
縁膜467中の第2のコンタクトホール(ビアホール)
を介してW,Al,A1−Si,Al−Cu−Si等の
金属により形成されたデータ線(ビット線)233とn
+ ドレイン領域232の上部のコンタクト電極とが接続
されている。さらにこのデータ線233の上部にも酸化
膜や窒化膜等の第3の層間絶縁膜468が形成され、こ
の第3の層間絶縁膜468の上部に厚さ30nmのWN
膜242bが形成され、さらにこの上に厚さ30nmの
1-x Rex 3-δ膜242aが形成されている。WN
膜242bとW1-x Rex 3-δ膜242aとによりD
RAMのキャパシタ部の蓄積電極(下部電極)242が
形成されている。この下部電極242の上に、厚さ50
nmのBSTO(Bax Sr1-x TiO3 )膜からなる
容量絶縁膜243と厚さ100nmのAlからなる対向
電極(上部電極)244が形成されている。蓄積電極2
42は第2,第3の層間絶縁膜467,468中に形成
された第3のコンタクトホール(ビアホール)中のコン
タクト金属236を介してn+ ソース領域231の上部
のコンタクト電極234に接続されている。また、対向
電極244はその上部に形成された層間絶縁膜173中
の第4のコンタクトホールを介してプレート電極245
に接続されている。従来の技術においては下部電極とし
てW或いはWNを直接用い、その上にBax Sr1-x
iO3 を成長させた場合においては、W或いはWNの表
面が酸化されて絶縁性酸化物WO3 ができてしまう問題
があった。すなわちこのWO3 は電気を通さないため、
直列にWO3 による寄生容量が接続されたこととなり、
コンデンサの容量が設計値に比し低下し、WNは良好な
電極としての役割が果たせなくなっていた。つまり、W
3 のように、Bax Sr1-x TiO3 に比較して低い
誘電率の層が出来ると、全体として高い誘電率が確保で
きないという問題があった。それに対し、本発明の第7
の実施の形態のようにWO3 とReO3 とを固溶させて
しまい、W1-x Rex 3-δとしておけば、その後の工
程において表面が酸化する問題は発生せず、十分な電気
伝導性が確保されるので、全く問題は起こらないことに
なる。したがって、本発明の第7の実施の形態の下部電
極を用いれば、上記のBSTO膜243に限らず、その
成膜時に酸素雰囲気が必要な種々のペロブスカイト系誘
電体膜等を用いて容量絶縁膜243を形成する場合に、
下部電極の酸化の心配をしなくてもよいこととなる。し
たがってDRAMの構造設計やプロセス設計の自由度が
増し、生産性も向上することとなる。
【0108】次に本発明の第7の実施の形態におけるキ
ャパシタの特性について説明する。既に、第6の実施の
形態においてその一部を説明したように図19,図20
はDRAMキャパシタ部のみを、いわゆるTEGパター
ンを用いて、電気的に独立にして測定した場合の結果で
ある。図19が比誘電率のバイアス電界依存性を示し、
図20はリーク電流の印加電圧依存性を示す。図19,
図20には比較のために、従来技術の上部電極がPt,
下部電極がITOの場合(曲線58),上部・下部電極
共にITOの場合(曲線59),および上部電極がIT
O,下部電極がSTO:Nbの場合(曲線60)を示し
ている。本発明の第7の実施の形態に係るWN/W1-x
Rex 3-δ膜を下部電極に有するBSTO薄膜コンデ
ンサは曲線44に示すように大きな比誘電率を有し、し
かも小さなリーク電流特性を有していることがわかる。
【0109】また、ReO3 の蒸気圧が非常に高いの
で、ReO3 とWO3 の固溶体から出来たW1-x Rex
3-δ電極はRIE法などによって簡単に加工できる。
従来主に用いられていた白金電極は、加工性能に問題が
あったが、この電極材料は加工性能に優れている。した
がって、以下に示すように本発明の第7の実施の形態に
係るSOI・DRAMの製造方法は極めて容易で、製造
歩留りも高くなる。以下の説明は基本的には、本発明の
第6の実施の形態とほぼ同様である。
【0110】(a)所定のSOI基板上に、標準的なM
OSFETの製造プロセスで、ゲート電極25,n+
ース/ドレイン領域231,232等を形成する点は、
前述の第6の実施の形態と同様であり、説明を省略す
る。そしてこの表面に形成された第1の層間絶縁膜16
7中に第1のコンタクトホールを開口し、その第1のコ
ンタクトホールの内部にn+ ドープドポリシリコン層又
はW膜をCVD法により堆積し、コンタクト電極234
を形成する。
【0111】(b)次に、コンタクト電極234の上に
さらにSiO2 ,PSGあるいはBPSG膜等の第2の
層間絶縁膜467をCVD法により堆積し、n+ ドレイ
ン領域232の上のコンタクト電極234の上部の第2
の層間絶縁膜に第2のコンタクトホールを開口し、DO
POS膜あるいはWSi2 膜等を選択CVD法で形成
し、第2の層間絶縁膜467中の第2のコンタクトホー
ルを埋め込む。選択CVD法でなくても、全面にCVD
して、その後エッチバックして平坦化し、第2の層間絶
縁膜467中の第2のコンタクトホール内にDOPOS
膜,WSi2 膜等を埋め込んでもよい。その後さらにそ
の上部にA1,A1−Si、あるいはA1−Cu−Si
等を用いてビット線233を形成し、さらにその上にS
iO2 ,Si3 4 膜等の第3の層間絶縁膜468をC
VD法等により形成する。
【0112】(c)次に、フォトリソグラフィーを用い
てこの第3の層間絶縁膜468および第2の層間絶縁膜
467中に第3のコンタクトホール(ビアホール)を開
口しn+ ソース領域231の上部のコンタクト電極23
4の表面の一部を露出させ、この第3のコンタクトホー
ル中にW又はWSi2 等からなるコンタクト金属236
を選択CVD法等を用いて埋め込む。そしてこのコンタ
クト金属236の上部に下層の下部電極242bとして
WNをスパッタリング等により厚さ30nmで形成す
る。この後Re金属あるいはReO3 の焼結体ターゲッ
トを用い、O2 とArの混合ガス雰囲気で、圧力0.5
3Pa、基板温度400−600℃で、WN電極242
b上にWO3 とReO3 の固溶体層を持つ下部電極(界
面電極)242aを作製する。更に、この下部電極24
2aの上に、BSTO膜243を高周波マグネトロンス
パッタ法で、50nmの厚さに堆積する。BSTO膜2
43はArとO2 の混合ガスを圧力1.3Paとして基
板温度600℃でスパッタ成膜すればよい。その上に上
部電極244として、100nmのA1を直流スパッタ
法により成膜する。なお、下部電極242aのW1-x
x 3-δ固溶体はスパッタ法又はCVD法によりW−
Re合金膜を形成し、この表面を酸化して形成してもよ
い。
【0113】(d)次にフォトリソグラフィーを用いて
図21に示すDRAMキャパシタ部の形状にパターニン
グする。Al膜244,BSTO膜243,W1-x Re
x 3-δ膜242a,WN膜242bをCCl4 ,Cl
2 /Ar,CF4 ,C3 8等を用いたRIE法で連続
的にエッチングすればよい。続いてSiO2 ,Si3
4 ,あるいはポリイミド膜等の第4の層間絶縁膜173
をキャパシタ部の上部に堆積し、上部電極244の上部
の第4の層間絶縁膜173中に第4のコンタクトホール
を開口する。この第4のコンタクトホールを介して、A
l,Al−Si,Al−Cu−Si等の配線を行なえ
ば、プレート電極245が形成され、本発明の第7の実
施の形態のDRAMが完成する。
【0114】このように本発明の第7の実施の形態によ
れば、薄膜コンデンサの下部電極に高温のプロセスが加
わった時においても、なお表面モホロジーが良好であ
り、絶縁特性に優れた高誘電率の薄膜コンデンサを提供
できる。したがって本発明の第7の実施の形態によれば
DRAM等の各種電子回路の要素素子であるキャパシタ
部の小型化、集積化が容易となる。また本発明の第7の
実施の形態は加工性能に優れたキャパシタ部の電極を提
供することができる。特に、下部電極を成膜した後に酸
化物系の高誘電率の薄膜を形成する場合に、電極表面の
酸化の問題がなく、バリアメタルないしは下部電極とし
て用いたWあるいはWN等の表面の酸化の問題が回避で
きるので、上述のBSTO膜以外に種々の高誘電率薄膜
を選択することが可能となる。なお、下部電極(界面電
極)242aをW−Re合金で形成後、BSTO膜24
3をその上に直接堆積し、下部電極242aとBSTO
膜243の界面に自然に形成されるW1-x Rex 3-δ
膜を用いることも有効である。自然に形成されたW1-x
Rex 3-δ膜であっても、その電気伝導性は高く、安
定な膜となるので、寄生的な容量の増大は生じない。し
たがって本発明の第7の実施の形態によればDRAM等
の半導体記憶装置の構造設計、プロセス設計時の自由度
が増大し、その結果、半導体記憶装置の高集積化も容易
となる。
【0115】図22(a)および22(b)は本発明の
第8の実施の形態に係るMOS・DRAMの平面および
断面構造を示す。図22(a)は平面図で、図22
(b)は図22Aの断面図である。図22(b)におい
てn型(100)シリコン基板12の上部にpウェル1
9が形成されている。そしてpウェル19は、BOX
(buried oxide)法等により形成された、素子分離用の
酸化膜103等により周辺を囲まれ、その内部を図22
(b)に示すようにチャンネル領域とし、他のセルと分
離している。図22(b)は特定の一つのセルの近傍の
断面を示す図であり、素子分離酸化膜103に囲まれた
領域が活性領域(デバイス領域)となっている。この活
性領域となるpウェル19の表面に、DRAMのユニッ
トセルのスイッチングトランジスタを構成するn+ ソー
ス領域231およびn+ ドレイン領域232が0.1〜
0.5μm等の所定の深さに形成されている。また各ユ
ニットセルのスイッチングトランジスタのn+ ソース領
域231およびn+ ドレイン領域232の間のチャンネ
ル領域の上部にはゲート酸化膜29を介して、ポリシリ
コン等のゲート電極25が形成されている。図22
(a)に示すようにこのポリシリコン等のゲート電極2
5はワード線を兼ねているが、ポリシリコンゲート電極
25に、W,Mo,WSi2 等のワード線25を接続す
るようにしてもよいことはもちろんである。ワード線の
上部には酸化膜等の第1の層間絶縁膜167が形成さ
れ、この層間絶縁膜167に形成された第1のコンタク
トホール中に、n+ソース領域およびn+ ドレイン領域
232の上部に接続するようにWやWSi2,TiSi
2 ,MoSi2 等のコンタクト電極(コンタクト部)2
34が形成されている。このn+ ドレイン領域232の
上部のコンタクト電極(コンタクト部)はW,A1,A
1−Si,A1−Cu−Si等の金属により形成された
データ線(ビット線)233に接続されている。
【0116】本発明の第8の実施の形態のキャパシタ部
は図22(b)に示すように第1の層間絶縁膜の上部に
形成された、SiO2 ,PSG,BPSG,あるいはS
34 等の第2の層間絶縁膜477に形成された比較
的アスペクト比の小さいU溝中に、下部電極242,キ
ャパシタ絶縁膜243,上部電極244を有して構成さ
れている。U溝の底部はn+ ソース領域231の上部の
コンタクト電極と接続されている。
【0117】上部および下部電極242,244として
はLa0.3 Sr0.7 TiO3 膜又はNd0.4 Sr0.6
iO3 膜が用いられ、キャパシタ絶縁膜243としては
Ba0.5 Sr0.5 TiO3 膜が用いられている。なお、
上部および下部電極242,244,キャパシタ絶縁膜
としては、前述の第1〜第7の実施の形態およびその変
形例で説明した種々の組み合わせを用いてもよいことは
もちろんである。上部電極244はプレート電極をも兼
ねている。上部電極244の上部には第3の層間絶縁膜
478が形成され、第3の層間絶縁膜478,キャパシ
タ絶縁膜243,第2の層間絶縁膜477をそれぞれ貫
通する第2のコンタクトホール(ビアホール)を介して
ビット線233とn+ ドレイン領域232の上部のコン
タクト電極234とが接続されている。キャパシタ部を
形成するU溝はアスペクト比が1〜3で、その側壁が主
平面となす角が80〜90°のものでよい。図22
(a)に示すように開口部の寸法はDRAM設計におけ
る最小寸法(feature size)をFとして2〜3F×F程
度の寸法でよい。なお、図22は模式図であり、各部の
寸法比率は現実の比率とは異なることに注意されたい。
【0118】図22(a)および22(b)のような構
造にすることにより本発明の第8の実施の形態による電
気伝導性酸化物電極242,244は、電極材料24
2,244と誘電体243との界面バリアーハイトの最
適化を行い、また誘電体243と適合する熱膨脹率を有
することができるので誘電率低下を伴うことなくリーク
電流を低減することができる。その結果、ギガビットD
RAM等の揮発性半導体記憶装置に必須な、小面積大容
量のキャパシタ部を形成でき、半導体記憶装置の微細
化、大容量化を容易に可能にすることができる。さらに
La0.3 Sr0.7 TiO3 やNd0.4 Sr0.6 TiO3
等の電気伝導性酸化物電極材料は誘電体であるペロブス
カイト酸化物ときわめて良好な結晶整合性を持つことか
ら、界面不整合に起因する電荷の蓄積や結晶歪みによる
誘電体の特性劣化もない。したがって本発明の第8の実
施の形態によれば誘電率が大きくかつメモリ機能の安定
性のきわめて良好なキャパシタ部を形成することができ
る。
【0119】本発明の第8の実施の形態に係るDRAM
は図23(a)〜23(e)に示すような工程で製造で
きる。以下においてはキャパシタ部の容量絶縁膜243
をBSTO膜とし、上部電極244,下部電極242を
Nd0.4 Sr0.6 TiO3 膜とした場合について説明す
るが、第1〜第7の実施の形態およびその変形例で説明
した各種の材料が適用できることはもちろんである。
【0120】(a)n基板に11+ のイオン注入および
その後の熱処理により図23(a)に示すように不純物
密度5×1016〜1×1018cm-3,深さ2〜0.3μ
mのpウェル19を形成する。その後BOX法等によ
り、素子分離用の酸化膜103をpウェル19の表面に
形成し、隣接する素子間を電気的に分離する。その後、
ゲート酸化膜29を10nmの厚さで形成し、その表面
に、リンドープのポリシリコン25を0.3μmの厚さ
でLPCVD法等により形成し、リソグラフィーおよび
RIE法によるパターニング工程により、ゲート長0.
1〜0.5μmのポリシリコンゲート電極25をゲート
酸化膜29の上に形成する。この後31+をVac=30
kV,ドーズ量Φ=3×1015cm-2でイオン注入し、
850℃、30分熱処理し、n+ ソース/ドレイン領域
231,232を形成する。0.1μm以下の浅いn+
ソース/ドレイン領域231,232を形成する場合は
MLD(Molecular Layer Doping)法やMLD法に類似
のCVD技術を用いればよい。この後SiO2 /PSG
膜をCVD法により、たとえば、厚さ200〜300n
mで堆積し、第1の層間絶縁膜167を形成する。な
お、必要に応じてp+ チャンネルストップ領域形成イオ
ン注入、チャンネルドープイオン注入等を行うことは、
標準的MOS・DRAMのプロセスと同様であり、ここ
では説明を省略する。そして図23(a)に示すように
SiO2 /PSG膜167に第1のコンタクトホールを
開口し、そのコンタクトホールの内部に厚さ200nm
〜400nmのAsをドープしたn+ ドープドポリシリ
コン層又はW膜をCVD法により堆積し、コンタクト電
極(プラグ)234を形成する。
【0121】(b)次に図23(b)に示すようにコン
タクト電極234および第1の層間絶縁膜167の上
に、Si3 4 膜からなる第2の層間絶縁膜477を形
成し、フォトリソグラフィー法およびRIE法,あるい
はECRイオンエッチング法等により、第2の層間絶縁
膜477中にアスペクト比1〜3程度のU溝を形成す
る。第2の層間絶縁膜477としてはSiO2 とSi3
4 との複合膜,PSGとSi3 4 との複合膜等を用
いてもよいが、その最上層はSi3 4 膜とする。U溝
の底部がn+ ソース領域231の上部のコンタクト電極
234の位置に合うようにマスク合わせを行ない、側壁
の角度が90〜80°、すなわちほぼ垂直側壁を有した
U溝を形成すればよい。このU溝の表面にNd0.4 Sr
0.6 TiO3膜をCVD法又はスパッタリング法で形成
し、さらにSOG(Spin-on-glass)法,あるいはTEO
S(Tetraethylorthosilicate ;Si(OC
2 5 4 )等を用いた有機シリコン系CVD法等によ
り酸化膜487を堆積し、図23(b)に示すようにU
溝を埋め込む。
【0122】(c)次にCMP(Chemical mechnical p
olishing)法あるいは逆スパッタリングによるエッチバ
ックにより図23(c)に示すように平坦化を行う。平
坦化は第1の層間絶縁膜477が露出するまで行う。こ
の平坦化工程により、Nd0. 4 Sr0.6 TiO3 膜24
2はU溝の内部のみに形成される。したがってたとえR
IE法等によってエッチングの困難なペロブスカイト組
成の電気伝導性酸化物を用いる場合であっても容易にこ
の平坦化工程によりパターン形成し、分離することが可
能である。
【0123】(d)上記平坦化工程の後、図23(d)
に示すように、SiO2 膜487のエッチングを行う。
第2の層間絶縁膜はSi3 4 膜、又は、最上層をSi
3 4 膜とした複合膜であるので、HF系のエッチング
液等により容易にSiO2 膜487の選択エッチングが
可能である。CF4 系のCDE(Chemical Dry Etchin
g)法によってもSi3 4 とSiO2 との選択比は5
程度以上にできるので、CDE法等のドライエッチング
を行ってもよい。
【0124】(e)その後図23(e)に示すように多
元RFマグネトロンスパッタ法やCVD法により、Ba
0.5 Sr0.5 TiO3 膜243を厚さ20〜50nmに
形成し、さらに上部電極としてのNd0.4 Sr0.6 Ti
3 膜244を多元RFマグネトロンスパッタ法やCV
D法で厚さ30〜50nm堆積する。成膜温度は500
〜700℃でよい。この後全面にフォトレジストを塗布
し、フォトリソグラフィー法によりこのフォトレジスト
膜をマスクとしてCF4 系のRIE法等によりNd0.4
Sr0.6 TiO3 を図23(e)に示すようにパターニ
ングする。
【0125】(f)次に、図22(b)に示すようにS
iO2 ,PSG,BPSG膜,Si3 4 膜あるいはポ
リイミド膜等の第3の層間絶縁膜478をCVD法によ
り堆積し、n+ ドレイン領域232の上のコンタクト電
極234の上部に第3の層間絶縁膜478,Ba0.5
0.5 TiO3 膜243,第2の層間絶縁膜477を貫
通するように第2のコンタクトホールを開口する。その
後ドープドポリシリコン膜あるいはWSi2 膜等を選択
CVD法を用い、第2のコンタクトホールを埋め込む。
選択CVDでなくても、全面にCVDして、その後エッ
チバックして平坦化して第2のコンタクトホール内を埋
め込んでもよい。その後さらにその上部にA1,A1−
Si、あるいはA1−Cu−Si等を用いてビット線2
33を形成すれば、図22(a)および22(b)に示
すようなDRAMが完成する。
【0126】図24は本発明の第9の実施の形態に係
り、不揮発性メモリの他の例で、常誘電性の誘電体膜を
用いたフラッシュEEPROMのワード線244に沿っ
た断面図を示す。図24のフラッシュEEPROMの等
価回路を図25に示す。図25でDsel ,Ddsl はワー
ド線で、XWsel ,XWdsl はビット線である。このフ
ラッシュEEPROMのメモリセルのトランジスタ(メ
モリトランジスタ)は図24に示すようにn基板12の
上部に形成されたpウェルの表面のn+ 領域175をソ
ース領域,n+ 領域176をドレイン領域とするもので
あり、書き込み、および消去をトンネル電流(Fowler-N
ordheim トンネル電流)で行うためにpウェル19の表
面に形成されたn- 領域177の上部に厚さ10nmの
トンネル酸化膜162が形成されている。n+ 領域17
6は埋め込みビット線Dsel ,Dds l をも兼ねている。
【0127】メモリトランジスタのフローティングゲー
トは、厚さ150nmのドープドポリシリコン(DOP
OS)膜108と、厚さ250nmのSr0.8 La0.2
TiO3 膜242の複合膜から成っているが、DOPO
S膜108を省略して、厚さ400nmのSr0.8 La
0.2 TiO3 膜242のみとしてもよいことはもちろん
で、メモリトランジスタのしきい値Vth等に合わせて、
任意に選べばよい。逆にSr0.8 La0.2 TiO3 膜2
42を省略して、DOPOS膜108のみを下部電極と
してもよい。DOPOS膜108のかわりにMoS
2 ,TiSi2 ,WSi2 等のシリサイド膜や、これ
らのシリサイド膜とDOPOS膜との複合膜であるポリ
サイド膜でもよい。Sr0.8 La0.2 TiO3 膜242
の上には厚さ10nmのSr0.6 Ba0.4 TiO3 膜2
43が形成され、さらにその上には厚さ500nmのS
0.8 La0.2 TiO3 膜から成るコントロールゲート
244が形成されている。このコントロールゲートはワ
ード線XWsel ,XWdsl をも兼ね、互いに隣接するセ
ルと接続されている。
【0128】本発明の第9の実施の形態においても、フ
ローティングゲート242,およびコントロールゲート
244の電極材料は、第1〜第7の実施の形態およびこ
れらの変形例と同様に、Ca0.7 0.3 TiO3 ,Ca
0.5 Nd0.5 TiO3 ,あるいはCa0.4 Sr0.2
0.2 La0.2 TiO3 等を用いてもよい。
【0129】次に不揮発性メモリの他の例として図2
6,図27を用いてNAND型EEPROMに適用した
本発明の第10の実施の形態を説明する。図27にNA
ND型EEPROMの等回路図を構成的に示す。図26
は8個の記憶セルM1 ,M2 ,M3 ,…M8 が直列に接
続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2がセル
の両端に接続されている。図26は図27に相当する部
分についての模式的断面図であり、n基板12の上部に
形成されたpウェル19の内部に、図27に示した回路
が形成されている。
【0130】すなわち、pウェル19の内部に形成され
たn+ 領域165が記憶セルM1 ,M2 ,M3 ,…M8
を構成するMOSトランジスタのソース領域,およびド
レイン領域となり、右端のn+ 領域165にビット線1
66が接続されている。各記憶セルM1 ,M2 ,…M8
のフローティングゲートは厚さ200nmのドープドポ
リシリコン膜(DOPOS)108とその上に形成され
た厚さ200nmのLaNiO3 膜242の複合膜とし
て形成されている。ここで、フローティングゲートはD
OPOS膜108あるいはLaNiO3 膜242のいず
れか一方のみとしてもよい。
【0131】また各記憶セルM1 ,M2 ,M3 ,…M8
のコントロールゲートも厚さ400nmのLaNiO3
膜244により形成され、コントロールゲートとフロー
ティングゲートの間に厚さ100nmのSr0.5 Ba
0.5 TiO3 膜243が形成されている。すなわち、L
aNiO3 からなる上部電極244,下部電極242と
Sr0.5 Ba0.5 TiO3 からなる誘電体膜243とで
キャパシタが構成されている。このキャパシタにおいて
LaNiO3 の電気抵抗率は室温で3×10-4Ωcmと
低い値を示した。なお誘電体膜243は多結晶膜であ
る。さらに、各記憶セルM1 ,M2 ,…M8 の両端には
スイッチングトランジスタが形成されているが、ここで
はスイッチングトランジスタのセレクトゲート248,
249もLaNiO3 で形成されている。
【0132】本発明の第10の実施の形態におけるLa
NiO3 /Sr0.5 Ba0.5 TiO3 /LaNiO3
らなるキャパシタは、多元RFマグネトロンスパッタ装
置を用いて堆積すればよい。またβジケトン錯体等を用
いたMOCVDで堆積してもよい。このキャパシタを電
気的に独立にしたTEGパターンを用いて、その特性を
測定した結果は図5,図6の曲線35に示している。な
お、本発明の第10の実施の形態に、第2の実施の形態
において例示したSr0.8 La0.2 TiO3 /Sr0.6
Ba0.4 TiO3 /Sr0.8 La0.2 TiO3 やCa
0.7 0.3 TiO3 /Sr0.6 Ba0.4 TiO3 /Ca
0.7 0.3 TiO3 等の構造を用いてもよく、逆に、本
発明の第1〜9の実施の形態にLaNiO3 /Sr0.5
Ba0.5 TiO3 /LaNiO3 の構造を用いてもよ
い。
【0133】本発明の趣旨は上記各実施の形態に示した
構造に限られるものではなく、各種の変形が可能であ
る。たとえばp型とn型とを全く別にしてもよく、CM
OS構造のDRAMとしてもよい。また、上述の本発明
の第1〜第10の実施の形態に係るキャパシタとして
は、NdNiO3 をRFスパッタを用いて100nm形
成し、この上に誘電体としてSr0.5 Ba0.5 TiO3
を10nm多元RFスパッタで堆積し、この上部にさら
に上部電極としてNdNiO3 を100nm堆積したキ
ャパシタを用いてもよい。この場合NdNiO3 膜は多
結晶膜であるが、電気抵抗率は室温で5×10-4Ωcm
以下の値となり、従来のITOやSTO:Nbでは得ら
れない低い値が得られる。このとき誘電体のSBTOも
通常多結晶体膜となる。このキャパシタの誘電率、リー
ク電流の特性は図5,図6の曲線37で示す通りであ
る。図示されるように、このような構造のキャパシタに
ついても、誘電率、リーク電流双方において良好な特性
を有することが判る。
【0134】また上述の本発明の第1〜第10の実施の
形態は半導体メモリに係るものであるが上記各実施の形
態で説明したキャパシタの電極構造は、半導体メモリ以
外のGaAsマイクロ波集積回路(MMIC)のバイパ
スキャパシタや、CCD型、あるいはランダムアクセス
型のイメージセンサのキャパシタ部に用いることもでき
る。ランダムアクセス型イメージセンサとしてはMOS
型イメージセンサやSIT(静電誘導トランジスタ)型
イメージセンサに適用可能である。本発明のペロブスカ
イト構造電気伝導性酸化物電極は光透過性も有するの
で、各種のイメージセンサやイメージコンバータにも適
用できるからである。たとえばゲート蓄積型のSITイ
メージセンサのゲート領域上部のキャパシタとして、下
部電極をp+ シリコン領域、誘電体および上部電極をペ
ロブスカイト構造酸化物としたキャパシタを適用するこ
とも可能である。
【0135】たとえば図28の断面図は本発明の応用例
に係るGaAsマイクロ波集積回路(MMIC)を示
す。この応用例においては、半絶縁性GaAs基板31
1の上部に図29に示すようなミキサー回路と局部増幅
回路が集積されたものであるが、図29の回路のうちG
aAsMESFET303,抵抗301,およびバイパ
スキャパシタ302からなるミキサー部分のみについて
の断面図を図28に示している。GaAsMESFET
303は半絶縁性GaAs基板311中に形成されたn
+ 領域321,322をソース/ドレイン領域とし、T
i/Alゲート電極325でチャンネル323中を流れ
る電流を制御する。ソース/ドレイン領域のオーミック
電極はAuGe/Ni/Au電極391,392を用い
ている。抵抗301は半絶縁性GaAs基板311中の
+ 拡散領域324により形成し、AuGe/Ni/A
u電極393,394をオーミック電極としている。バ
イパスキャパシタ302は厚み500nmのSr0.6
0.3 La0.1 RuO3 層を下部電極241とし、誘電
体243として厚み100nmのSr0.6 Ba0.4 Ti
3 を用い、上部電極として厚み500nmのSr0.6
Ca0.3 La0.1 RuO3 を用い、酸化膜381の上に
形成した。これらは多元RFマグネトロンスパッタ装置
を用いれば容易に堆積できる。なお、バイパスキャパシ
タ302のみを電気的に独立にし、特性を測った結果を
図5,6の曲線36に示す。抵抗301,バイパスキャ
パシタ302,GaAsMESFET303はそれぞれ
Auメッキ配線層399により相互に接続されている。
ネットワークアナライザーを用いてSパラメータ測定し
た結果Sr0.6 Ca0.3 La0.1 RuO3 /Sr0.6
0.4 TiO3 /Sr0.6 Ca0.3 La0.1 RuO3
ャパシタは2GHz 以上の高周波においても良好な特性
を示した。なお、本発明の第1〜10の実施の形態にS
0.6 Ca0.3 La0.1 RuO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /Sr0.6 Ca0.3 La0.1 RuO3 キャパシタ
を用いてもよいことはもちろんである。
【0136】
【発明の効果】本発明の第1の特徴による薄膜キャパシ
タの電気伝導性酸化物電極は、電極材料とキャパシタ絶
縁膜となる誘電体との界面バリアーハイトの最適化がA
BO3構造の各サイトの構成元素の種類の選択やその組
成の調整により容易に可能となる。また本発明の電気伝
導性酸化物電極はペロブスカイト誘電体膜と適合する熱
膨脹率を有することから誘電率低下の抑制とリーク電流
の低減という互いにトレードオフ関係にある特性を同時
に改善することができる。このため本発明によればDR
AM等の揮発性半導体記憶装置について、小面積大容量
のキャパシタ部を形成でき、したがって半導体記憶装置
の微細化、大容量化を可能にすることができる。また強
誘電体を用いた不揮発性半導体記憶装置においては、誘
電体の疲労劣化をもたらす界面電荷の発生を低減し、良
好なメモリ特性を示す電荷蓄積層を得ることができる。
したがって本発明の薄膜キャパシタによれば半導体記憶
装置の微細化、大容量化が可能となると共に高データ保
持特性を与えることができる。また疲労劣化もないので
データの書き換え回数も104 回以上可能となる。さら
にこれらの電気伝導性酸化物電極材料は誘電体であるペ
ロブスカイト酸化物ときわめて良好な結晶整合性を持つ
ことから、界面不整合に起因する電荷の蓄積や結晶歪み
によるペロブスカイト誘電体膜の特性劣化もなく、誘電
率が大きくかつメモリ機能の安定性のきわめて良好な電
荷蓄積層を形成することができる。
【0137】本発明の第2の特徴による導電性酸化物電
極をBSTO薄膜キャパシタに適用した場合、成膜並び
に熱処理時の高温過程において誘電体−電極間でBa,
Srの相互拡散が発生しても、界面付近の誘電体におけ
るBa/Sr比が変化する事がない。このため、低誘電
率層の形成による誘電特性の低下を避けることができ、
誘電率、リーク電流特性が共に優れたBSTO薄膜キャ
パシタが実現できる。したがって、DRAM等の半導体
記憶装置にこの薄膜キャパシタを用いれば、保持特性に
優れ、かつ高集積化の可能な半導体記憶装置が実現でき
る。
【0138】また本発明の第3の特徴によれば、薄膜キ
ャパシタの下部電極に高温のプロセスが加わった時に表
面モホロジーに荒れができないので、絶縁特性に優れた
高誘電率の薄膜キャパシタを提供できる。特に本発明の
薄膜キャパシタ部の電極は加工性能に優れているので、
DRAM等の各種電子回路の要素素子であるキャパシタ
部の小型化、集積化に適している。また、下部電極を成
膜した後に酸化物系の高誘電率の薄膜を形成する場合
に、電極表面の酸化の問題がなく、バリアメタルないし
は下部電極として用いたWあるいはWN等の表面の酸化
の問題が回避でき、種々の高誘電率薄膜をキャパシタ絶
縁膜として選択することが可能となる。したがってDR
AM等の半導体記憶装置の構造設計において広範な薄膜
材料の選択が可能となり、プロセス設計時の自由度も増
大するので、半導体記憶装置の高集積化も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るDRAMの平
面図である。
【図2】図1のA−A方向断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るDRAMの回
路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るDRAMの断
面図である。
【図5】本発明の第1,第2,第10の実施の形態(変
形例を含む)および応用例に係るキャパシタにおける比
誘電率のバイアス電界依存性を各種ABO3 電気伝導性
酸化物電極と、各種誘電体との組み合わせについて示す
特性図である。
【図6】本発明の第1,第2,第10の実施の形態(変
形例を含む)および応用例に係るキャパシタにおける各
種電極材料、誘電体の組み合わせについてのリーク電流
とDCバイアス電圧との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の変形例に係るキャ
パシタにおける比誘電率のバイアス電界依存性を示す図
である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の変形例に係るキャ
パシタにおけるリーク電流のDCバイアス電圧依存性を
示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性メモ
リの断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性メ
モリの等価回路図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るキャパシタ
の分極対電界(P−E)のヒステリシス曲線を示す特性
図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る他のキャパ
シタの分極対電界(P−E)のヒステリシス曲線を示す
特性図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の不揮発性メモリ
の製造方法を示す図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性メ
モリの断面図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態に係るSOI・D
RAMの平面図(a)と断面図(b)である。
【図16】本発明の第5の実施の形態に係るDRAMキ
ャパシタ部の比誘電率のバイアス依存性を示す図であ
る。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係るDRAMキ
ャパシタ部のリーク電流のDCバイアス依存性を示す図
である。
【図18】本発明の第6の実施の形態に係るSOI・D
RAMの平面図(a)と断面図(b)である。
【図19】本発明の第6および第7の実施の形態に係る
DRAMキャパシタ部の比誘電率のバイアス依存性を示
す図である。
【図20】本発明の第6および第7の実施の形態に係る
DRAMキャパシタ部のリーク電流のDCバイアス依存
性を示す図である。
【図21】本発明の第7の実施の形態に係るSOI・D
RAMの平面図(a)と断面図(b)である。
【図22】本発明の第8の実施の形態に係るDRAMの
平面図(a)と断面図(b)である。
【図23】本発明の第8の実施の形態に係るDARMの
製造工程を示す断面図である。
【図24】本発明の第9の実施の形態に係るフラッシュ
EEPROMの断面図である。
【図25】本発明の第9の実施の形態に係るフラッシュ
EEPROMの等価回路図である。
【図26】本発明の第10の実施の形態に係るNAND
型EEPROMの断面図である。
【図27】本発明の第11の実施の形態に係るNAND
型EEPROMの等価回路図である。
【図28】本発明の応用例に係るGaAsマイクロ波集
積回路(MMIC)の断面図である。
【図29】本発明の応用例に係るGaAsマイクロ波集
積回路(MMIC)の等価回路図である。
【図30】ABO3 ペロブスカイト構造を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
11 p基板 12 n基板 13 埋め込みセルプレート電極 16,119,381 絶縁膜 19 pウェル 25,251 ワード線 26 ワード線選択回路 27 ドライブ線駆動回路 28 センスアンプ 29,161 ゲート酸化膜 31 Sr0.8 La0.2 TiO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /Sr0.8 LaTiO3 キャパシタ 32 Ca0.7 0.3 TiO3 /Sr0.6 Ba0.4 Ti
3 /Ca0.7 0.3TiO3 キャパシタ 33 Ca0.5 Nd0.5 TiO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /Ca0.5 Nd0.5 TiO3 キャパシタ 34 Ca0.4 Sr0.2 0.2 La0.2 TiO3 /Sr
0.6 Ba0.4 TiO3/Ca0.4 Sr0.2 0.2 La
0.2 TiO3 キャパシタ 35 LaNiO3 /Sr0.5 Ba0.5 TiO3 /La
NiO3 キャパシタ 36 Sr0.6 Ca0.3 La0.1 RuO3 /Sr0.6
0.4 TiO3 /Sr0.6 Ca0.3 La0.1 RuO3
ャパシタ 37 NdNiO3 /Sr0.5 Ba0.5 TiO3 /Nd
NiO3 キャパシタ 38 Sr0.9 Ba0.1 RuO3 /Sr0.5 Ba0.5
iO3 /Sr0.9 Ba0.1 RuO3 キャパシタ 39 Sr0.9 Ba0.3 RuO3 /Sr0.5 Ba0.5
iO3 /Sr0.7 Ba0.3 RuO3 キャパシタ 40 Sr0.5 Ba0.5 RuO3 /Sr0.5 Ba0.5
iO3 /Sr0.5 Ba0.5 RuO3 キャパシタ 41 Sr0.4 Ba0.6 RuO3 /Sr0.5 Ba0.5
iO3 /Sr0.4 Ba0.6 RuO3 キャパシタ 42 Sr0.5 Ba0.3 La0.2 RuO3 /Sr0.5
0.5 TiO3 /Sr0.5 Ba0.3 La0.2 RuO3
ャパシタ 43 W1-x Rex 3-δ/SrTiO3 /W1-x Re
x 3-δキャパシタ 44 WN−W1-x Rex 3-δ/Sr0.5 Ba0.5
iO3 /WN−W1-xRex 3-δキャパシタ 58 Pt/Sr0.6 Ba0.4 TiO3 /Ptキャパシ
タ 59 ITO/Sr0.6 Ba0.4 TiO3 /ITOキャ
パシタ 60 ITO/Sr0.6 Ba0.4 TiO3 /STO:N
bキャパシタ 61 SrRuO3 /Sr0.5 Ba0.5 TiO3 /Sr
RuO3 キャパシタ 71 La0.5 Sr0.5 CrO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /La0.5 Sr0.5 CrO3 キャパシタ 72 Nd0.5 Sr0.5 CrO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /Nd0.5 Sr0.5 CrO3 キャパシタ 73 La0.4 Sr0.6 MnO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /La0.4 Sr0.6 MnO3 キャパシタ 74 Nd0.4 Sr0.6 MnO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /Nd0.4 Sr0.6 MnO3 キャパシタ 75 La0.1 Sr0.9 FeO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /La0.1 Sr0.9 FeO3 キャパシタ 76 Nd0.5 Sr0.5 CoO3 /Sr0.6 Ba0.4
iO3 /Nd0.5 Sr0.5 CoO3 キャパシタ 103 素子分離酸化膜 108 ドープドポリシリコン膜(DOPOS膜) 111 n+ シリコン基板 162 トンネル酸化膜 176 n- 領域 165,323,324 n+ 領域 166,167,168,169,171,172,1
73 層間絶縁膜 175,231,321 ソース領域 176,232,322 ドレイン領域 222 ドライブ線 233 ビット線 234 コンタクト部(コンタクト電極) 235 取り出し電極 236 コンタクト金属 241 トレンチ内壁酸化膜 242 電気伝導性酸化物下部電極 243 高誘電体膜あるいは強誘電体膜(キャパシタ絶
縁膜) 244,248,249 電気伝導性酸化物上部電極 245 プレート電極 251 バリアメタル 301 抵抗 302 バイパスキャパシタ 303 GaAsMESFET 311 半絶縁性GaAs基板 325 Ti/Alゲート電極 391,392,393,394 AuGe/Ni/A
u電極 398 Ti/Al層 399 Auメッキ配線層 467,477 第2の層間絶縁膜 468,478 第3の層間絶縁膜 487 酸化膜 901 スイッチングトランジスタ 902 薄膜キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822 H01L 27/10 625C 671C

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペロブスカイト組成を有する誘電体膜を
    第1および第2の電極で挟んだ構造からなるキャパシタ
    であって、 該第1および第2の電極の少なくとも一方は以下の式で
    示されるペロブスカイト組成の電気伝導性酸化物のグル
    ープのうちから選択したいずれかからなる薄膜であるこ
    とを特徴とする薄膜キャパシタ。 (イ)A1 B1 O3 [式中、A1 はアルカリ土類金属、
    希土類金属のうちから選ばれた少なくとも2種の元素か
    らなる化合物、B1 はFe,Mn,Cr,TiおよびR
    uのうちから選ばれた少なくとも1種の元素を表わす] (ロ)A2 CoO3 [式中、A2 はアルカリ土類金属の
    うちから選ばれた少なくとも1種の元素およびNd,S
    m,Pr,およびEuのうちから選ばれた少なくとも1
    種からなる化合物を表わす] (ハ)A3 NiO3 [式中、A3 は希土類金属のうちか
    ら選ばれた少なくとも1種の元素を表わす] (ニ)A4 RuO3 [式中、A4 はアルカリ土類金属の
    うちから選ばれた少なくとも2種の元素からなる化合物
    を表わす] (ホ)WReO3-δ[式中、δは酸素の欠乏している割
    合を表わす]
  2. 【請求項2】 前記A1 はAE(AEはアルカリ土類金
    属のうちから選ばれた少なくとも一種の構成元素)とR
    E(REは希土類元素から選ばれた少なくとも一種の構
    成元素)とを原子比に換算して90:10〜5:95の
    範囲内で含有することを特徴とする請求項1記載の薄膜
    キャパシタ。
  3. 【請求項3】 前記AEはSr,Caのうちから選ばれ
    た少なくとも1種の元素からなることを特徴とする請求
    項2記載の薄膜キャパシタ。
  4. 【請求項4】 前記A1 B1 O3 はSr1-x Bax Ru
    3 (0<x<1)であることを特徴とする請求項1記
    載の薄膜キャパシタ。
  5. 【請求項5】 前記誘電体膜はSr1-x Bax TiO3
    (0≦x≦1)であることを特徴とする請求項1記載の
    薄膜キャパシタ。
  6. 【請求項6】 前記薄膜キャパシタが半導体基板上に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の薄膜キャ
    パシタ。
  7. 【請求項7】 前記薄膜キャパシタが、前記半導体基板
    上に形成されたトランジスターと接続されていることを
    特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 基板と、 該基板の表面に形成された半導体活性領域と、 該半導体活性領域の表面の一部に、離間して形成された
    第1および第2の主電極領域と、 該第1および第2の主電極領域の間の活性領域の表面に
    形成されたゲート絶縁膜と、 該ゲート絶縁膜の表面に形成されたゲート電極と、 該ゲート電極に接続されたワード線と、 該第1の主電極領域に接続されたビット線と、 該第2の主電極領域に接続された電荷蓄積部と、 から少なくとも構成され、 該電荷蓄積部は請求項1記載の前記薄膜キャパシタから
    成ることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 第1導電型半導体基板と、 該第1導電型半導体基板の表面に形成された第2導電型
    の半導体領域と、 該第2導電型半導体領域の表面の一部に、離間して形成
    された第1導電型の第1および第2の主電極領域と、 該第1および第2の主電極領域の間の該第2導電型の半
    導体領域の表面に形成されたゲート絶縁膜と、 該ゲート絶縁膜の表面に形成されたゲート電極と、 該ゲート電極に接続されたワード線と、 該第1の主電極領域に接続されたビット線と、 該第2の主電極領域に接続された電荷蓄積部とから少な
    くとも構成され、 該電荷蓄積部は請求項1記載の前記薄膜キャパシタから
    成ることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 所定の支持基板上に形成された絶縁層
    と、 該絶縁層の上部に形成されたチャンネル領域と、 該チャンネル領域の表面の一部に、離間して形成された
    第1および第2の主電極領域と、 該第1および第2の主電極領域の間の該チャンネル領域
    の表面に形成されたゲート絶縁膜と、 該ゲート絶縁膜の表面に形成されたゲート電極と、 該ゲート電極に接続されたワード線と、 該第1の主電極領域に接続されたビット線と、 該第2の主電極領域に接続された電荷蓄積部とから少な
    くとも構成され、 該電荷蓄積部は請求項1記載の前記薄膜キャパシタから
    成ることを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記電荷蓄積部の前記第1の電極が、
    前記第2の主電極領域の上部に形成された導電性電極を
    介して、前記第2の主電極領域と接続されていることを
    特徴とする請求項8記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記電荷蓄積部の前記第2の電極がプ
    レート電極に接続されていることを特徴とする請求項1
    1に記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記Baの組成xは0.1以上で0.
    6以下であることを特徴とする請求項4記載の薄膜キャ
    パシタ。
  14. 【請求項14】 前記A2 CoO3 はNd1-x Srx
    oO3 (0.05≦x≦0.5)であることを特徴とす
    る請求項1記載の薄膜キャパシタ。
  15. 【請求項15】 前記δは実質的に0.1以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の薄膜キャパシタ。
  16. 【請求項16】 ペロブスカイト組成を有する誘電体膜
    を第1および第2の電極で挟んだ構造からなるキャパシ
    タであって、 該第1および第2の電極の少なくとも一方はペロブスカ
    イト組成の電気伝導性酸化物から成り、 該電気伝導性酸化物の該誘電体膜に面する側の表面は、
    以下の式で示される材料のグループのうちから選択した
    いずれかの材料から成る表面層を具備することを特徴と
    する薄膜キャパシタ。 (イ)A1 B1 O3 [式中、A1 はアルカリ土類金属、
    希土類金属のうちから選ばれた少なくとも2種の元素か
    らなる化合物、B1 はFe,Mn,Cr,TiおよびR
    uのうちから選ばれた少なくとも1種の元素を表わす] (ロ)A2 CoO3 [式中、A2 はアルカリ土類金属の
    うちから選ばれた少なくとも1種の元素およびNd,S
    m,Pr,およびEuのうちから選ばれた少なくとも1
    種からなる化合物を表わす] (ハ)A3 NiO3 [式中、A3 は希土類金属のうちか
    ら選ばれた少なくとも1種の元素を表わす] (ニ)A4 RuO3 [式中、A4 はアルカリ土類金属の
    うちから選ばれた少なくとも2種の元素からなる化合物
    を表わす] (ホ)WReO3-δ[式中、δは酸素の欠乏している割
    合を表わす]
  17. 【請求項17】 前記誘電体膜は前記表面層の上部に形
    成されていることを特徴とする請求項16記載の薄膜キ
    ャパシタ。
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