JPH09140225A - 作業機 - Google Patents

作業機

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JPH09140225A
JPH09140225A JP30863095A JP30863095A JPH09140225A JP H09140225 A JPH09140225 A JP H09140225A JP 30863095 A JP30863095 A JP 30863095A JP 30863095 A JP30863095 A JP 30863095A JP H09140225 A JPH09140225 A JP H09140225A
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JP
Japan
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rolling
posture
sensor
control
horizontal
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JP30863095A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okuda
浩史 奥田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗植付装置のローリング姿勢を簡単な操作で
変更し、この変更状態を維持する。 【解決手段】 走行機体に対して軸芯周りでローリング
自在に連結した苗植付装置に対してローリングセンサ3
2を備え、ローリングセンサ32で計測される該苗植付
装置のローリング姿勢が水平になるようローリングモー
タ27を駆動する制御装置41を備えると共に、右下ス
イッチ35、あるいは、左下スイッチ36の操作でロー
リングモータ27を駆動して苗植付装置Aのローリング
姿勢を変更した後、このローリング姿勢を維持する制御
を行わせる強制ローリング手段を備え、この水平姿勢か
ら外れた状態での制御時に作動する発光ダイオード3
5、36を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に対して
前後向き姿勢の軸芯周りでローリング自在に作業装置を
連結し、この作業装置に対して該作業装置のローリング
姿勢を計測するローリングセンサを備え、この作業装置
のローリング姿勢を決めるアクチュエータを備えると共
に、ローリングセンサで計測される該作業装置のローリ
ング姿勢が水平になるようアクチュエータを駆動する水
平ローリング手段を備えた作業機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された作業機と
して田植機を例に挙げると特開平6‐292419号公
報に示されるものが存在し、この従来例では走行機体の
後端に前後向き姿勢の軸芯周りでローリング自在に苗植
付装置を備えると共に、この苗植付装置をローリング方
向に駆動するローリング駆動機構、水平姿勢を基準にし
た苗植付装置のローリング方向への傾斜量を計測する傾
斜センサ、及び、手動切換スイッチを備えており、作業
時には傾斜センサで計測される苗植付装置の姿勢が水平
となるようローリング駆動機構を作動させ、必要時には
手動切換スイッチを操作することで傾斜センサの計測結
果に拘わらずローリング駆動機構を作動させて苗植付装
置の姿勢を変更できるように制御動作が設定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、田植作業おけ
るローリング作動について考えるに、畦の近傍の圃場で
は畦に近い側ほど圃場面が持ち上がる側に僅かに傾斜し
ているので、機体を畦に沿って走行させる場合には苗植
付装置(作業装置)を水平する制御を行わずに苗植付装
置の畦側の側部が少し持ち上がるようローリング姿勢を
決めることが苗の植付深さを一定に維持する面からも有
効なものとなる。しかし、従来例の構成では苗植付装置
のローリング姿勢を変更する手動切換スイッチを備える
ものの、このスイッチは操作した際にのみ苗植付装置の
ローリング姿勢を変更するよう構成されているので、ス
イッチ操作を解除すると苗植付装置を水平姿勢に維持す
る制御に復帰する点で改善の余地がある。
【0004】又、この不都合を解消する目的からポテン
ショメータ型のように計測結果を電圧で出力するよう傾
斜センサを構成すると共に、制御目標の電圧値を変更自
在に構成し、この制御目標の変更で苗植付装置を所望の
ローリング姿勢に維持するローリング制御を可能にする
ことも考えられるが、このように苗植付装置を水平姿勢
から外れたローリング姿勢に維持する制御を行った場合
には、この制御の後に、苗植付装置を水平姿勢を制御目
標とする制御動作に戻す操作を忘れてしまい、苗植付装
置の左右位置の一方の側の苗の植付深さを深くし、他方
の側の苗の植付深さを浅くする不都合を発生することも
あり改善の余地がある。又、苗植付装置(作業装置)を
水平から外れたローリング姿勢に維持するよう制御目標
を変更するための電圧調節用のポテンショメータを備え
たものでは、ポテンショメータでは水平制御を行わせる
中立位置の把握が困難であるばかりでなく誤って大きく
操作した場合には、意に反して苗植付装置を大きくロー
リング作動させることもあり、この点も改善の余地があ
る。
【0005】本発明の目的は、作業装置を水平姿勢から
外れた姿勢に維持するローリング制御を可能にし、か
つ、この制御状態であることを作業者に認識させうる作
業機を合理的に構成すると共に、作業装置を水平姿勢に
維持するローリング制御と、作業装置を水平姿勢から外
れた姿勢に維持するローリング制御との切換を簡便に行
わせる点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は冒
頭に記したように、作業装置のローリング姿勢を計測す
るローリングセンサと、作業装置のローリング姿勢を決
めるアクチュエータとを備え、ローリングセンサで計測
される該作業装置のローリング姿勢が水平になるようア
クチュエータを駆動する水平ローリング手段を備えた作
業機において、前記ローリングセンサの計測結果に基づ
くローリング制御に優先してアクチュエータを駆動し、
作業装置のローリング姿勢を設定維持する強制ローリン
グ手段を備え、この強制ローリング手段で作業装置のロ
ーリング姿勢を設定した際に作動する表示手段を備えて
いる点にあり、その作用は次の通りである。
【0007】又、本発明の第2の特徴は、前記水平ロー
リング手段を機能させる水平スイッチと、前記アクチュ
エータを駆動して作業装置を所定の方向にローリングさ
せると同時に前記強制ローリング手段を機能させる第1
強制スイッチと、このローリング方向と逆方向にアクチ
ュエータを駆動して作業装置をローリングさせると同時
に前記強制ローリング手段を機能させる第2強制スイッ
チとを備えて2種の制御形態を選択自在に構成してある
点にあり、その作用は次の通りである。
【0008】又、本発明の第3の特徴は、記第2強制ス
イッチの操作によって強制ローリング手段が機能する状
態とで異なる表示形態となるよう前記表示手段を2種備
えている点にあり、その作用は次の通りである。
【0009】又、本発明の第4の特徴は、前記作業装置
を水平姿勢に設定した際におけるローリングセンサの計
測結果の水平姿勢からの外れ量を補正値として保持する
記憶手段を備え、制御時にはローリングセンサの計測値
に対して記憶手段に記憶された補正値を加算、若しく
は、減算することでローリングセンサが適正な姿勢で取
付けられた状態と等しい制御動作を可能にする制御系を
備えると共に、記憶手段に対して補正値を記憶させる書
込み手段を備えている点にあり、その作用は次の通りで
ある。
【0010】〔作用〕上記第1の特徴によると、強制ロ
ーリング手段によって作業装置のローリング姿勢を任意
に設定して作業装置を水平姿勢から外れたローリング姿
勢に維持することが可能になると共に、このローリング
姿勢にある場合には表示手段の作動で作業装置が水平姿
勢から外れた姿勢にあることを認識し得るものとなる。
【0011】上記第2の特徴によると、第1強制スイッ
チ、または、第2強制スイッチを操作することで作業装
置を任意の側にローリングさせ、又、強制ローリング手
段で該作業装置をローリング姿勢に維持することが可能
になると共に、水平スイッチを操作することで強制ロー
リング手段による制御を解除して作業装置を水平姿勢に
維持するローリング制御が可能となる。つまり、作業装
置を一方の側に傾斜させる場合には第1、第2強制スイ
ッチのうちの一方を操作することで済み、逆方向に傾斜
させる場合には他方の強制スイッチを操作することで済
むので操作が単純であり、例えば、ポテンショメータを
操作するものと比較して意に反して大きく傾斜させるこ
ともない。
【0012】上記第3の特徴によると、第1強制スイッ
チを操作した場合と第2強制スイッチを操作した場合と
では、表示手段が2種の表示手段によって異なる表示形
態となるので、表示手段を介して作業装置の傾斜方向を
判別できるものとなる。
【0013】上記第4の特徴によると、作業装置が水平
姿勢にある場合にローリングセンサが水平姿勢から外れ
た計測結果を出力する場合でも、記憶手段に保持された
外れ量を加算、あるいは、減算することで作業姿勢を水
平姿勢に維持する制御が可能になるので、ローリングセ
ンサの取付け姿勢を調節せずに済むばかりでなく、点
検、修理等の目的で作業装置に対するローリングセンサ
の姿勢が変化した場合には、記憶手段に対して書込み手
段を介して新たに補正値を保持することでローリングセ
ンサを用いたローリング制御を可能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の前部にエンジン4からの動力が伝
えられるベルト式の無段変速装置V、ミッションケース
5夫々を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座席6
を配置し、走行機体3の後端部に対しリフトシリンダ7
で駆動昇降するリンク機構8を介し作業装置としての苗
植付装置Aを前後向き姿勢のローリング軸芯X周りでロ
ーリング作動自在に連結して作業機としての乗用型の田
植機を構成する。
【0015】苗植付装置Aは苗載せ台9に載置したマッ
ト状苗Wを、走行速度と連動して作動する植付機構10
で切出して圃場面に植付ける作動を行うと共に、複数の
整地フロート11が接地する状態で苗植付作業を行うよ
う構成され、無段変速装置Vはエンジン4の出力軸、ミ
ッションケース5の入力軸夫々に備えた割りプーリ型の
プーリに無端ベルトを巻回すると共に、夫々のプーリに
対する無端ベルトの巻回半径の調節で変速を行うよう構
成(具体構造は詳述せず)されている。
【0016】運転座席6の右側部に昇降レバー12を配
置し、運転座席6の前方位置のステアリングハンドル1
3の左側部に主変速レバー14を配置し、パネル面15
には副変速レバー16を備え、ステアリングハンドル1
3のポスト部の右側面には強制昇降レバー17を備えて
いる。
【0017】図3に示すように、前記昇降レバー12は
苗植付装置Aの昇降と前記ミッションケース5に内蔵し
た植付クラッチBの制御とを電気的に行うものであり、
ガイド18に形成された経路内の「下降」位置より前方
側に設定することで苗植付装置Aを下降させ、「上昇」
位置より後方側に設定することで苗植付装置Aを上昇さ
せ、「中立」位置に設定すると苗植付装置Aをそのレベ
ルに維持するよう制御系と連係し、又、該昇降レバー1
2を「入」位置に設定すると植付クラッチBを入り操作
すると共に、苗植付装置Aに備えた整地フロート11が
接地する状態で所定の対圃場高さを維持する自動昇降制
御を行うよう制御系と連係し、「切」位置に設定すると
植付クラッチBを切り操作し、更に、該昇降レバー12
を「自動」位置に設定すると強制昇降レバー17の操作
に従って苗植付装置Aの昇降を許容すると同時に苗植付
装置Aの上昇時には植付クラッチBを自動的な切り操作
を可能にする。又、この昇降レバー12の基端部には該
昇降レバー12の操作位置を計測するポテンショメータ
型の昇降レバーセンサ19を備えている。尚、植付クラ
ッチBは電動モータ(図示せず)の作動で入り切り操作
されるよう構成され、この植付クラッチBの状態を判別
する植付クラッチセンサ20を近傍に配置している。
【0018】主変速レバー14は前記ミッションケース
内に備えたギヤ式の変速機構と機械的に連係され、図1
に示すように、中立位置Nを基準に前方位置に形成され
苗植付作業に適した低速度を現出する前進1速F1と、
更に前方位置に形成され路上走行に適した高速度を現出
する前進2速F2と、中立位置Nから後方位置に形成さ
れた機体3を後進させる後進位置Rとに操作自在に構成
されると共に、中立位置Nを検出する中立位置センサ2
1と、前進1速位置にあることを検出する作業センサ2
2とを備えている。副変速レバー16は前記無段変速装
置Vを電気的に制御するものであり、図5に示すよう
に、最低速位置Lと最高速位置Hとの間で無段階に操作
位置を設定できるよう構成され、その基端部には該副変
速レバー16の操作位置を計測するポテンショメータ型
の変速センサ23を備えている。又、強制昇降レバー1
7は中立姿勢Nを基準にレバー端を上下方向に操作自在
に構成されると共に、苗植付装置Aを上限まで上昇させ
る上昇位置Uと、苗植付装置Aを作業高さまで下降させ
る下降位置Dとに切換自在に構成され、非操作時には中
立位置Nを維持するようバネ(図示せず)で付勢されて
いる。
【0019】図4に示すように、前記リンク機構8は左
右一対のトップリンク8Tと左右一対のロアーリンク8
Lと、これらのリンク8T,8Lの後端に連結する縦リ
ンク8Vとを備えて成り、苗植付装置Aは縦リンク8V
の下端部に対して前記ローリング軸芯X周りで揺動自在
に支持されている。又、縦リンク9Vの上面に固設した
フレーム25に対して横向き姿勢のネジ軸26を回動自
在に支持すると共に、このネジ軸26を正逆回転駆動す
るようアクチュエータとしての電動型のローリングモー
タ27を備え、ネジ軸26に螺合するナット部材28と
一体移動するシフト部材29と苗植付装置側の縦フレー
ム30との間に操作バネ31を介装することでローリン
グモータ27の駆動によって苗植付装置Aのローリング
姿勢を変更自在に構成してある。又、苗載せ台9の反苗
載せ面の側に重錘式のローリングセンサ32を備え、こ
のローリングセンサ32は重錘の垂下姿勢をポテンショ
メータ型のセンサで計測するよう構成されている。
【0020】運転座席6の左側のフェンダー上面にはコ
ントールボックス33を備え、このコントールボックス
33の操作面には、図2に示すように苗植付装置Aのロ
ーリング姿勢を水平に維持させる水平スイッチ34と、
右下りに変更して維持する右下スイッチ35(第1強制
スイッチの一例)と、左下りに変更して維持する左下ス
イッチ36(第2強制スイッチの一例)とを備えると共
に、右下スイッチ35の近傍位置に表示手段Fとしての
赤色の発光ダイオード37と、左下スイッチ36の近傍
位置に表示手段Fとしての緑色の発光ダイオード38
と、異常時に発光作動する黄色の発光ダイオード39と
を備えている。又、これらのスイッチ34,35,36
は操作面に張設した防水用の樹脂膜を介して操作される
操作ストロークの小さいものが用いられている。
【0021】図6に示すように、ローリング制御系が構
成され、この制御系ではマイクロプロセッサを備えた制
御装置41に対して、前記中立位置センサ21、作業セ
ンサ22、植付クラッチセンサ20、昇降レバーセンサ
19、ローリングセンサ32、中立スイッチ34、右下
スイッチ35、左下スイッチ36からの信号が入力する
系が形成されると共に、前記リフトシリンダ7を制御す
る電磁弁42、前記ローリングモータ27を制御するド
ライバ43、前記3つの発光ダイオード37、38、3
9夫々に対する出力系が形成され、又、記憶手段として
のEEPROMで成るメモリ44に対する入出力系が形
成されている。尚、この制御装置41によって苗植付装
置Aを水平姿勢に維持するローリング制御を可能にする
水平ローリング手段が構成されている。
【0022】そして、作業時には図7のフローチャート
に示すように、作業条件が成立する場合でローリングセ
ンサ32からの信号が正常な値にある場合にのみローリ
ング制御が可能となる(#101、#102ステッ
プ)。つまり、作業条件とは作業センサ22からの信号
に基づき主変速レバー14が前進1速位置F1にあり、
植付クラッチセンサ20からの信号に基づき植付クラッ
チBが入り状態にあり、昇降レバーセンサ19からの信
号に基づき昇降レバー12が下降位置にある、若しく
は、自動位置にあることを判別することであり、この条
件が成立した場合にはローリングセンサ32からの信号
電圧に基づいて、信号電圧値が適正な範囲内にある場合
に以下のようにローリング制御を開始する。又、作業条
件が成立しない場合には手動ローリングルーチン(#2
00ステップ)の処理を行い、ローリングセンサ32か
らの信号電圧が適正な範囲にない場合には黄色の発光ダ
イオード39〔LED(Y)〕を点灯させて異常の発生
を作業者に認識させる(#103ステップ)。
【0023】次に、右下スイッチ35がON操作された
場合には苗植付装置Aの右側が下方に向かう姿勢となる
側にローリングモータ27を駆動すると同時に赤色の発
光ダイオード37〔LED(R)〕を点滅させると共
に、その傾斜姿勢においてローリングセンサ32で計測
される信号値を目標値としてメモリ44に保持する(#
104〜#107ステップ)。これと同様に、左下スイ
ッチ36がON操作された場合には苗植付装置Aの左側
が下方に向かう姿勢となる側にローリングモータ27を
駆動すると同時に緑色の発光ダイオード38〔LED
(G)〕を点滅させると共に、その傾斜姿勢においてロ
ーリングセンサ32で計測される信号値を目標値として
メモリ44に保持する(#108〜#111ステッ
プ)。この制御動作は右下スイッチ35、あるいは、左
下スイッチ36がON操作された場合には操作された時
間だけ継続的にローリングモータ27を駆動して苗植付
装置Aのローリング姿勢を任意に設定し得ることを意味
するものであり、このように苗植付装置を水平姿勢から
外れたローリング姿勢に設定したことを作業者に認識さ
せるように表示手段Fとしての前記発光ダイオードを点
滅させる。
【0024】次に、水平スイッチ34がON操作された
場合には、苗植付装置Aのローリング制御の目標姿勢が
水平となるよう予め設定された値を目標値としてメモリ
44に保持し、このように制御目標が設定された場合後
において、制御目標が水平姿勢から右下がり側に外れて
いる場合には赤色の発光ダイオード37〔LED
(R)〕を点滅させ、制御目標が水平姿勢から左下がり
側に外れている場合には緑色の発光ダイオード37〔L
ED(G)〕を点滅させ、制御目標が水平に設定されて
いる場合には何れの発光ダイオードも作動させない状態
にして、メモリ44に保持された値を制御目標とするよ
うローリングセンサ32からの信号をフィードバックさ
せるローリング制御を行うように制御動作が設定されて
いる(#112〜#115ステップ)。
【0025】尚、以上の制御動作のうちスイッチ操作で
苗植付装置Aの姿勢を変更し、制御目標の変更を行う制
御動作としての#104〜#112ステップ、及び、#
115ステップを併せて強制ローリング手段Eが構成さ
れている。
【0026】又、手動ローリングルーチン(#200ス
テップ)での制御は非作業時に苗植付装置Aのローリン
グ姿勢を任意に変更したい場合に機能するものであり、
この制御では右下スイッチ35がON操作された場合に
は、苗植付装置Aの右側が下方に向かう姿勢となる側に
ローリングモータ27を駆動し、左下スイッチ36がO
N操作された場合には、苗植付装置Aの左側が下方に向
かう姿勢となる側にローリングモータ27を駆動するも
のとなる(#201〜#204ステップ)。つまり、こ
のルーチンではスイッチが操作された場合にだけローリ
ングモータ27を駆動して苗植付装置Aの姿勢変更を行
い、この姿勢変更の際には発光ダイオードは作動させ
ず、前述のように作業条件が成立すると、メモリ44に
保持された値を制御目標とする制御に切換わるものとな
っている。
【0027】又、ローリングセンサ32がポテンショメ
ータ型に構成されているので、苗植付装置Aが水平姿勢
にある場合に該ローリングセンサ32が出力すべき電圧
値(理想値)が予め決められているものの、現実には取
付け誤差等によって苗植付装置Aが水平姿勢にある場合
にもローリングセンサ32からの電圧値は理想的な電圧
値から外れており、前述したローリング制御では、この
外れ量(補正値)をメモリ44に保持しておきローリン
グセンサ32からの信号に対して加算、あるいは、減算
することで理想の姿勢でローリングセンサ32が取付け
られたのと同様の精度での制御を可能にしたものとなっ
ている。しかし、この補正値が固定であると、例えば、
ローリングセンサ32の点検、修理を行った場合のよう
に苗植付装置Aに対するローリングセンサ32の取付け
姿勢が変化した場合に、精度の高い制御が行えなくなる
ので、この不都合を解消する目的から所定の操作を行う
ことによって制御装置41に設定された調整ルーチンを
起動させて補正値を変更し得るよう構成されている。
【0028】この調整ルーチンの制御動作は図9のフロ
ーチャートに示すように、エンジン4を起動させるメイ
ンスイッチ(図示せず)がON操作された際、既に所定
の起動条件が成立している場合に可能となり、可能であ
ることを発光ダイオードの作動で作業者に認識させるよ
うになっている。即ち、起動条件として主変速レバー1
4が中立位置Nにあることを中立センサ21で検出し、
植付クラッチBが入り状態にあることを植付クラッチセ
ンサ20で検出し、右下スイッチ35と左下スイッチ3
6とが同時にON状態であることをメインスイッチのO
N操作時に検出した場合には、制御装置41は赤色の発
光ダイオード37〔LED(R)〕と緑色の発光ダイオ
ード38〔LED(G)〕とを同時に同期して点滅させ
る(#301,#302ステップ)。
【0029】又、補正値を変更する際には苗植付装置A
のローリング姿勢を出来るだけ高い精度で水平姿勢に維
持しておくことが必要であり、次に、水平スイッチ34
がON操作されると、制御装置41はローリングセンサ
32からの信号を入力して前述した理想の値と比較し減
算を行って補正値を演算し、演算の結果、補正値が調整
不可能な値である場合には黄色の発光ダイオード39
〔LED(Y)〕を点灯させて調整不能であることを作
業者に認識させ、補正値が調整可能な値である場合には
赤色の発光ダイオード37〔LED(R)〕と緑色の発
光ダイオード38〔LED(G)〕とを所定の周期で交
互に点滅させた後、この周期を短縮して調整のスタンバ
イ状態であることを作業者に認識させる(#303〜#
308ステップ)。
【0030】次に、右下スイッチ35と左下スイッチ3
6とが同時にON操作された場合にのみ、制御装置41
は赤色の発光ダイオード37〔LED(R)〕と緑色の
発光ダイオード38〔LED(G)〕とを同時に同期状
態で点滅させ、補正値をメモリに書込む作動が開始した
ことを作業者に認識させた後、補正値をメモリ44に書
込み、この後、赤色の発光ダイオード37〔LED
(R)〕と緑色の発光ダイオード38〔LED(G)〕
との同期点滅周期を拡大して書込みが終了したことを作
業者に認識させ得るものとなっている(#309〜#3
12ステップ)。尚、補正値をメモリ44に書込む#3
11ステップで請求項4の書込み手段Dが構成され、こ
のステップではメモリ44の決められたアドレスに補正
値を書込むので以前のデータが消え新たなデータがオー
バライトされるものとなっている。
【0031】このように、本発明では苗植付作業時にの
みローリングセンサ32からの信号に基づいて苗植付装
置Aを水平姿勢に維持する制御を可能にすると共に、ス
イッチ操作で苗植付装置Aのローリング姿勢を必要なだ
け変更し、このように変更したローリング姿勢を維持す
る制御を可能にするものとなっており、このようにスイ
ッチ操作で水平姿勢から外れたローリング姿勢に苗植付
装置Aを設定する場合、及び、水平姿勢から外れたロー
リング姿勢に苗植付装置Aを維持する制御が行われてい
る場合には対応する発光ダイオードを作動させて、その
制御が水平制御と異なるものであることを作業者に認識
させ得るものとなり、又、苗植付作業を行わない場合に
はスイッチ操作で苗植付装置Aのローリング姿勢を任意
に設定維持し得るものとなっている。更に、苗植付装置
Aに対するローリングセンサ32の取付け姿勢を変更し
た場合には、所定の操作を行うことでメモリ44に書込
まれた補正値を変更し得るものとなっている。
【0032】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、表示手段を液晶ディスプレイで構成し
て文字によって制御状態を作業者に認識させるよう構成
することも可能であり、この表示と連動して電子音を発
生させる機器と連動作動させるよう構成することも可能
である。
【0033】
【発明の効果】従って、作業装置を水平姿勢から外れた
姿勢に維持するローリング制御を可能にすると共に、こ
の制御状態であることを表示手段を介して作業者に認識
させうる作業機が合理的に構成された(請求項1)。
又、スイッチによる簡便な操作で作業装置の傾斜方向、
傾斜姿勢を任意に設定でき、しかも、作業装置を水平姿
勢に維持する制御への切換も簡便な操作で可能となり
(請求項2)、又、表示手段の表示形態の差で作業装置
の傾斜方向を容易に判別でき(請求項3)、又、ローリ
ングセンサの取付け精度をあまり高めずとも補正値を用
いて精度の高いローリング制御を可能にし、ローリング
センサの取付け姿勢が変化しても補正値の更新によって
精度の高いローリング制御を可能にした(請求項4)。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】コントロールボックスの平面図
【図3】昇降レバーの操作経路の平面図
【図4】ローリング駆動系の正面図
【図5】強制昇降レバーの配置を示す側面図
【図6】制御系のブロック回路図
【図7】自動ローリングルーチンのフローチャート
【図8】手動ローリングルーチンのフローチャート
【図9】調整ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
3 走行機体 27 アクチュエータ 32 ローリングセンサ 34 水平スイッチ 35 第1強制スイッチ 36 第2強制スイッチ 41 水平ローリング手段 44 記憶手段 A 作業装置 D 書込み手段 E 強制ローリング手段 F 表示手段 X 軸芯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)に対して前後向き姿勢の
    軸芯(X)周りでローリング自在に作業装置(A)を連
    結し、この作業装置(A)に対して該作業装置(A)の
    ローリング姿勢を計測するローリングセンサ(32)を
    備え、この作業装置(A)のローリング姿勢を決めるア
    クチュエータ(27)を備えると共に、ローリングセン
    サ(32)で計測される該作業装置(A)のローリング
    姿勢が水平になるようアクチュエータ(27)を駆動す
    る水平ローリング手段(41)を備えた作業機であっ
    て、 前記ローリングセンサ(32)の計測結果に基づくロー
    リング制御に優先してアクチュエータ(27)を駆動
    し、作業装置(A)のローリング姿勢を設定維持する強
    制ローリング手段(E)を備え、この強制ローリング手
    段(E)で作業装置(A)のローリング姿勢を設定した
    際に作動する表示手段(F)を備えている作業機。
  2. 【請求項2】 前記水平ローリング手段(41)を機能
    させる水平スイッチ(34)と、前記アクチュエータ
    (27)を駆動して作業装置(A)を所定の方向にロー
    リングさせると同時に前記強制ローリング手段(E)を
    機能させる第1強制スイッチ(35)と、このローリン
    グ方向と逆方向にアクチュエータ(27)を駆動して作
    業装置(A)をローリングさせると同時に前記強制ロー
    リング手段(E)を機能させる第2強制スイッチ(3
    6)とを備えて2種の制御形態を選択自在に構成してあ
    る請求項1記載の作業機。
  3. 【請求項3】 前記第1強制スイッチ(35)の操作に
    よって強制ローリング手段(E)が機能する状態と、前
    記第2強制スイッチ(36)の操作によって強制ローリ
    ング手段(E)が機能する状態とで異なる表示形態とな
    るよう前記表示手段(F)を2種備えている請求項2記
    載の作業機。
  4. 【請求項4】 前記作業装置(A)を水平姿勢に設定し
    た際におけるローリングセンサ(32)の計測結果の水
    平姿勢からの外れ量を補正値として保持する記憶手段
    (44)を備え、制御時にはローリングセンサ(32)
    の計測値に対して記憶手段(44)に記憶された補正値
    を加算、若しくは、減算することでローリングセンサ
    (32)が適正な姿勢で取付けられた状態と等しい制御
    動作を可能にする制御系を備えると共に、記憶手段(4
    4)に対して補正値を記憶させる書込み手段(D)を備
    えている請求項1記載の作業機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116979A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 農用作業車
JP2007116980A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 農用作業車
JP2012070657A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Iseki & Co Ltd トラクタ作業機の制御装置
JP2013063048A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 電動農作業車のモータ制御装置

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