JPH091405A - 耐欠損性のすぐれたTi−W系炭窒化物基サーメット製切削工具 - Google Patents
耐欠損性のすぐれたTi−W系炭窒化物基サーメット製切削工具Info
- Publication number
- JPH091405A JPH091405A JP17445995A JP17445995A JPH091405A JP H091405 A JPH091405 A JP H091405A JP 17445995 A JP17445995 A JP 17445995A JP 17445995 A JP17445995 A JP 17445995A JP H091405 A JPH091405 A JP H091405A
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- JP
- Japan
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- core
- cutting tool
- hard phase
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐欠損性のすぐれたサーメット製切削工具を
提供する。 【構成】 サーメット製切削工具が、Coおよび/また
はNiを主成分とする結合相:5〜25容量%を含有
し、残りが硬質相と不可避不純物からなり、かつ前記硬
質相の80容量%以上が有芯構造組織を有すると共に、
前記有芯構造組織を構成する芯部が(Ti,W)CNお
よび/または(Ti,W,M)CNで構成され、同周辺
部が(Ti,W,M)CNで構成され、さらに前記有芯
構造組織を有する硬質相のうちの50容量%以上が、周
辺部に比して芯部の方がTiとWの含有量が高い濃度分
布を有するサーメット(ただし、上記MはNb,Ta,
V,Mo,Zr、およびCrのうちの1種以上)で構成
される。
提供する。 【構成】 サーメット製切削工具が、Coおよび/また
はNiを主成分とする結合相:5〜25容量%を含有
し、残りが硬質相と不可避不純物からなり、かつ前記硬
質相の80容量%以上が有芯構造組織を有すると共に、
前記有芯構造組織を構成する芯部が(Ti,W)CNお
よび/または(Ti,W,M)CNで構成され、同周辺
部が(Ti,W,M)CNで構成され、さらに前記有芯
構造組織を有する硬質相のうちの50容量%以上が、周
辺部に比して芯部の方がTiとWの含有量が高い濃度分
布を有するサーメット(ただし、上記MはNb,Ta,
V,Mo,Zr、およびCrのうちの1種以上)で構成
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続切削は勿論のこ
と、断続切削を高速で行なっても、すぐれた耐欠損性を
示し、切刃に欠けやチッピングの発生なく、すぐれた切
削性能を長期に亘って発揮するTi−W系炭窒化物基サ
ーメット製切削工具(以下、単にサーメット製切削工具
という)に関するものである。
と、断続切削を高速で行なっても、すぐれた耐欠損性を
示し、切刃に欠けやチッピングの発生なく、すぐれた切
削性能を長期に亘って発揮するTi−W系炭窒化物基サ
ーメット製切削工具(以下、単にサーメット製切削工具
という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼などの連続切削や断続切削にサ
ーメット製切削工具が用いられている。また、上記サー
メット製切削工具が、例えば特開昭64−68443号
公報に記載される通り、原料粉末として、少なくともT
iとWの複合炭窒化物(以下、(Ti,W)CNで示
す)粉末および/またはTiとWとM(MはNb,T
a,V,Mo,Zr、およびCrのうちの1種または2
種以上を示す)の複合炭窒化物(以下、(Ti,W,
M)CNで示す)粉末、並びにCoおよび/またはNi
粉末を用い、通常の条件で、配合し、混合した後、圧粉
体にプレス成形し、この圧粉体を、真空中または窒素雰
囲気中、1400〜1600℃の範囲内の所定温度に所
定時間保持の条件で焼結することにより製造されること
も知られている。さらに、上記従来サーメット製切削工
具が、Coおよび/またはNiを主成分とする結合相:
5〜25容量%を含有し、残りが硬質相と不可避不純物
からなり、かつ前記硬質相の80容量%以上が有芯構造
組織を有すると共に、前記有芯構造組織を構成する芯部
が(Ti,W)CNおよび/または(Ti,W,M)C
Nからなり、同周辺部が(Ti,W,M)CNからなる
Ti−W系炭窒化物基サーメット(以下、単にサーメッ
トという)で構成されていることも知られている。
ーメット製切削工具が用いられている。また、上記サー
メット製切削工具が、例えば特開昭64−68443号
公報に記載される通り、原料粉末として、少なくともT
iとWの複合炭窒化物(以下、(Ti,W)CNで示
す)粉末および/またはTiとWとM(MはNb,T
a,V,Mo,Zr、およびCrのうちの1種または2
種以上を示す)の複合炭窒化物(以下、(Ti,W,
M)CNで示す)粉末、並びにCoおよび/またはNi
粉末を用い、通常の条件で、配合し、混合した後、圧粉
体にプレス成形し、この圧粉体を、真空中または窒素雰
囲気中、1400〜1600℃の範囲内の所定温度に所
定時間保持の条件で焼結することにより製造されること
も知られている。さらに、上記従来サーメット製切削工
具が、Coおよび/またはNiを主成分とする結合相:
5〜25容量%を含有し、残りが硬質相と不可避不純物
からなり、かつ前記硬質相の80容量%以上が有芯構造
組織を有すると共に、前記有芯構造組織を構成する芯部
が(Ti,W)CNおよび/または(Ti,W,M)C
Nからなり、同周辺部が(Ti,W,M)CNからなる
Ti−W系炭窒化物基サーメット(以下、単にサーメッ
トという)で構成されていることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の切削加工
の省力化および省エネ化に対する要求は強く、これに伴
ない、切削加工は高速化の傾向にあるが、上記のサーメ
ット製切削工具においては、特にこれを用いて断続切削
を高速で行なった場合、耐欠損性不足が原因で、切刃に
欠けやチッピング(微小欠け)などが発生し易く、比較
的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
の省力化および省エネ化に対する要求は強く、これに伴
ない、切削加工は高速化の傾向にあるが、上記のサーメ
ット製切削工具においては、特にこれを用いて断続切削
を高速で行なった場合、耐欠損性不足が原因で、切刃に
欠けやチッピング(微小欠け)などが発生し易く、比較
的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、上記の従来サーメット製切削工
具に着目し、これの耐欠損性向上をはかるべく研究を行
なった結果、上記の従来サーメット製切削工具の製造に
際して採用されている焼結条件のうちの焼結雰囲気であ
る真空また窒素雰囲気を、浸炭雰囲気、例えば、昇温過
程における1150〜1350℃までを0.1torr以下
の真空とし、これ以降をキャリアガスとしての水素気流
中にCH4 またはCOを0.1〜0.5torrの分圧で導
入してなる浸炭雰囲気に代えてやると、上記の従来サー
メット製切削工具においては、これを構成するサーメッ
トにおける有芯構造組織を有する硬質相の芯部と周辺部
のTiとWの濃度分布に関して、TiおよびW含有量と
も芯部に比して周辺部の方が高いか、Ti含有量が芯部
の方が周辺部に比して高い場合はW含有量は周辺部の方
が高く、あるいはこの逆にW含有量が芯部の方が高い場
合にはTi含有量は芯部に比して周辺部の方が高い、T
iとWの濃度分布をもつものであったものが、上記の浸
炭雰囲気焼結によって、上記有芯構造組織を有する硬質
相のうちの50容量%以上の硬質相が、TiおよびWの
含有量とも周辺部に比して芯部の方が高い濃度分布をも
つようになり、この状態のサーメットで構成されたサー
メット製切削工具は、きわめてすぐれた耐欠損性を具備
し、断続切削を高速で行なっても切刃に欠けやチッピン
グなどの発生なく、すぐれた切削性能を発揮するという
研究結果を得たのである。
上述のような観点から、上記の従来サーメット製切削工
具に着目し、これの耐欠損性向上をはかるべく研究を行
なった結果、上記の従来サーメット製切削工具の製造に
際して採用されている焼結条件のうちの焼結雰囲気であ
る真空また窒素雰囲気を、浸炭雰囲気、例えば、昇温過
程における1150〜1350℃までを0.1torr以下
の真空とし、これ以降をキャリアガスとしての水素気流
中にCH4 またはCOを0.1〜0.5torrの分圧で導
入してなる浸炭雰囲気に代えてやると、上記の従来サー
メット製切削工具においては、これを構成するサーメッ
トにおける有芯構造組織を有する硬質相の芯部と周辺部
のTiとWの濃度分布に関して、TiおよびW含有量と
も芯部に比して周辺部の方が高いか、Ti含有量が芯部
の方が周辺部に比して高い場合はW含有量は周辺部の方
が高く、あるいはこの逆にW含有量が芯部の方が高い場
合にはTi含有量は芯部に比して周辺部の方が高い、T
iとWの濃度分布をもつものであったものが、上記の浸
炭雰囲気焼結によって、上記有芯構造組織を有する硬質
相のうちの50容量%以上の硬質相が、TiおよびWの
含有量とも周辺部に比して芯部の方が高い濃度分布をも
つようになり、この状態のサーメットで構成されたサー
メット製切削工具は、きわめてすぐれた耐欠損性を具備
し、断続切削を高速で行なっても切刃に欠けやチッピン
グなどの発生なく、すぐれた切削性能を発揮するという
研究結果を得たのである。
【0005】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、Coおよび/またはNiを主成
分とする結合相:5〜25容量%を含有し、残りが硬質
相と不可避不純物からなり、かつ前記硬質相の80容量
%以上が有芯構造組織を有すると共に、前記有芯構造組
織を構成する芯部が(Ti,W)CNおよび/または
(Ti,W,M)CNからなり、同周辺部が(Ti,
W,M)CNからなるサーメットで構成された切削工具
において、上記有芯構造組織を有する硬質相のうちの5
0容量%以上が、周辺部に比して芯部の方がTiおよび
Wの含有量が高い濃度分布をもつ、耐欠損性のすぐれた
サーメット製切削工具に特徴を有するものである。
なされたものであって、Coおよび/またはNiを主成
分とする結合相:5〜25容量%を含有し、残りが硬質
相と不可避不純物からなり、かつ前記硬質相の80容量
%以上が有芯構造組織を有すると共に、前記有芯構造組
織を構成する芯部が(Ti,W)CNおよび/または
(Ti,W,M)CNからなり、同周辺部が(Ti,
W,M)CNからなるサーメットで構成された切削工具
において、上記有芯構造組織を有する硬質相のうちの5
0容量%以上が、周辺部に比して芯部の方がTiおよび
Wの含有量が高い濃度分布をもつ、耐欠損性のすぐれた
サーメット製切削工具に特徴を有するものである。
【0006】なお、この発明のサーメット製切削工具に
おいて、結合相の含有割合を5〜25容量%としたの
は、その含有割合が5容量%未満では、十分な焼結性が
得られず、この結果が強度が低下し、一方その含有割合
が25容量%を越えると硬さが低下し、耐摩耗性が急激
に低下するようになるという理由によるものであり、ま
た有芯構造組織を有する硬質相の含有割合を、硬質相に
占める割合で80容量%以上としたのは、その含有割合
が80容量%未満では、単相硬質相の含有割合が20容
量%を越えて高くなり、このように単相硬質相が相対的
に多くなると、前記単相硬質相の前記結合相に対する密
着性が低いことと合まって、摩耗進行が急激に促進され
るようになるという理由からであり、さらに周辺部に比
して芯部の方がTiおよびWの含有量が高い濃度分布を
有する有芯構造組織の硬質相の含有割合を、有芯構造組
織の硬質相に占める割合で50容量%以上としたのは、
その含有割合が50容量%未満では上記の通り所望のす
ぐれた耐欠損性を確保することができないからである。
また、上記の有芯構造組織を有する硬質相の含有割合は
焼結温度によって調整でき、焼結温度が高くなるほど、
その含有割合は高くなるものであり、さらに上記の芯部
の方がTiとWの含有量が高い濃度分布を有する有芯構
造組織の硬質相の含有割合は、焼結雰囲気の浸炭成分の
分圧によって調整でき、前記分圧が高くなるほど、その
含有割合は増大するようになる。
おいて、結合相の含有割合を5〜25容量%としたの
は、その含有割合が5容量%未満では、十分な焼結性が
得られず、この結果が強度が低下し、一方その含有割合
が25容量%を越えると硬さが低下し、耐摩耗性が急激
に低下するようになるという理由によるものであり、ま
た有芯構造組織を有する硬質相の含有割合を、硬質相に
占める割合で80容量%以上としたのは、その含有割合
が80容量%未満では、単相硬質相の含有割合が20容
量%を越えて高くなり、このように単相硬質相が相対的
に多くなると、前記単相硬質相の前記結合相に対する密
着性が低いことと合まって、摩耗進行が急激に促進され
るようになるという理由からであり、さらに周辺部に比
して芯部の方がTiおよびWの含有量が高い濃度分布を
有する有芯構造組織の硬質相の含有割合を、有芯構造組
織の硬質相に占める割合で50容量%以上としたのは、
その含有割合が50容量%未満では上記の通り所望のす
ぐれた耐欠損性を確保することができないからである。
また、上記の有芯構造組織を有する硬質相の含有割合は
焼結温度によって調整でき、焼結温度が高くなるほど、
その含有割合は高くなるものであり、さらに上記の芯部
の方がTiとWの含有量が高い濃度分布を有する有芯構
造組織の硬質相の含有割合は、焼結雰囲気の浸炭成分の
分圧によって調整でき、前記分圧が高くなるほど、その
含有割合は増大するようになる。
【0007】
【実施例】原料粉末として、いずれも1.5μm以下の
平均粒径を有する(Ti0.7 W0.3 )CN粉末、(Ti
0.7 W0.2 M0.1 )CN粉末、(Ti0.6 W0.2 Ta
0.1V0.1 )CN粉末、(Ti0.7 Ta0.3 )CN粉
末、(Ti0.6 Zr0.3 V0.1)CN粉末、(V0.6 N
b0.4 )CN粉末、(Ti0.8 V0.1 Nb0.1 )CN粉
末、TiC粉末、TiN粉末、TiCN粉末、ZrC粉
末、TaC粉末、NbC粉末、VC粉末、Cr3 C2 粉
末、Mo2 C粉末、WC粉末、Co粉末、およびNi粉
末を用意し、これら原料粉末を表1に示される配合組成
に配合し、ボールミルを用い、メタノール溶媒中で24
時間混合し、乾燥した後、1ton /cm2 の圧力にてCN
MG160408の形状にプレス成形して圧粉体A〜M
を形成し、ついでこれらの圧粉体A〜Mのそれぞれに対
して、表2に示される焼結条件a〜fのうちのいずれか
の条件で表3,4に示される組合せで焼結を施すことに
より本発明サーメット製切削工具(以下、本発明切削工
具という)1〜13および従来サーメット製切削工具
(以下、従来切削工具という)1〜7をそれぞれ製造し
た。
平均粒径を有する(Ti0.7 W0.3 )CN粉末、(Ti
0.7 W0.2 M0.1 )CN粉末、(Ti0.6 W0.2 Ta
0.1V0.1 )CN粉末、(Ti0.7 Ta0.3 )CN粉
末、(Ti0.6 Zr0.3 V0.1)CN粉末、(V0.6 N
b0.4 )CN粉末、(Ti0.8 V0.1 Nb0.1 )CN粉
末、TiC粉末、TiN粉末、TiCN粉末、ZrC粉
末、TaC粉末、NbC粉末、VC粉末、Cr3 C2 粉
末、Mo2 C粉末、WC粉末、Co粉末、およびNi粉
末を用意し、これら原料粉末を表1に示される配合組成
に配合し、ボールミルを用い、メタノール溶媒中で24
時間混合し、乾燥した後、1ton /cm2 の圧力にてCN
MG160408の形状にプレス成形して圧粉体A〜M
を形成し、ついでこれらの圧粉体A〜Mのそれぞれに対
して、表2に示される焼結条件a〜fのうちのいずれか
の条件で表3,4に示される組合せで焼結を施すことに
より本発明サーメット製切削工具(以下、本発明切削工
具という)1〜13および従来サーメット製切削工具
(以下、従来切削工具という)1〜7をそれぞれ製造し
た。
【0008】ついで、この結果得られた各種の切削工具
について、任意断面5ヶ所における10μm×10μm
のそれぞれの領域を走査型電子顕微鏡(SEM)を用い
て観察し、硬質相の含有割合(表3,4では「全体」の
欄に示す)、および有芯構造組織を有する硬質相の硬質
相全体に占める含有割合(表3,4では「有芯構造組
織」の欄に示す)を測定し、さらにオージエ電子分光測
定器(AES)にて、有芯構造組織を有する硬質相にお
ける芯部と周辺部のTiとWの含有量を測定し、この結
果からTiとWのいずれの含有量も周辺部に比して芯部
の方が高い硬質相の有芯構造組織を有する硬質相に占め
る含有割合(表3,4では「芯部がTiとWの高い濃度
勾配」の欄に示す)を算出した。これらの結果を表3,
4に平均値で示した。また、これらの切削工具につい
て、被削材:SCM440の等間隔4本縦溝入り丸棒、
切削速度:350m/min 、送り:0.16mm/rev.、
切り込み:1mm、切削時間:2分の条件で鋼の乾式高速
断続切削試験を行ない、切刃の逃げ面摩耗幅を測定し
た。これらの測定結果も表3,4に示した。
について、任意断面5ヶ所における10μm×10μm
のそれぞれの領域を走査型電子顕微鏡(SEM)を用い
て観察し、硬質相の含有割合(表3,4では「全体」の
欄に示す)、および有芯構造組織を有する硬質相の硬質
相全体に占める含有割合(表3,4では「有芯構造組
織」の欄に示す)を測定し、さらにオージエ電子分光測
定器(AES)にて、有芯構造組織を有する硬質相にお
ける芯部と周辺部のTiとWの含有量を測定し、この結
果からTiとWのいずれの含有量も周辺部に比して芯部
の方が高い硬質相の有芯構造組織を有する硬質相に占め
る含有割合(表3,4では「芯部がTiとWの高い濃度
勾配」の欄に示す)を算出した。これらの結果を表3,
4に平均値で示した。また、これらの切削工具につい
て、被削材:SCM440の等間隔4本縦溝入り丸棒、
切削速度:350m/min 、送り:0.16mm/rev.、
切り込み:1mm、切削時間:2分の条件で鋼の乾式高速
断続切削試験を行ない、切刃の逃げ面摩耗幅を測定し
た。これらの測定結果も表3,4に示した。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】
【表3】
【0012】
【表4】
【0013】
【発明の効果】表3,4に示される結果から、本発明切
削工具1〜13は、いずれも硬質相のうちの80容量%
以上が有芯構造組織を有し、かつこのうちの50容量%
以上が、TiとWの含有量が周辺部に比して芯部の方が
高い濃度勾配をもつものであり、この結果すぐれた耐欠
損性を具備するようになるので、鋼の断続切削を高速で
行なっても切刃に欠けやチッピングなどの発生なく、す
ぐれた耐摩耗性を発揮するのに対して、従来切削工具1
〜7は、いずれも硬質相のうちの80容量%以上が有芯
構造組織をもつものの、この硬質相にはWとTiの含有
量がともに芯部の方が高い硬質相は存在せず、この結果
耐欠損性不足となり、切刃に欠けが発生し、比較的短時
間で使用寿命に至ることが明らかである。上述のよう
に、この発明のサーメット製切削工具は、すぐれた耐欠
損性を有するので、連続切削は勿論のこと、断続切削を
高速で行なっても切刃に欠けやチッピングなどの発生な
く、すぐれた切削性能を長期に亘って発揮するのであ
る。
削工具1〜13は、いずれも硬質相のうちの80容量%
以上が有芯構造組織を有し、かつこのうちの50容量%
以上が、TiとWの含有量が周辺部に比して芯部の方が
高い濃度勾配をもつものであり、この結果すぐれた耐欠
損性を具備するようになるので、鋼の断続切削を高速で
行なっても切刃に欠けやチッピングなどの発生なく、す
ぐれた耐摩耗性を発揮するのに対して、従来切削工具1
〜7は、いずれも硬質相のうちの80容量%以上が有芯
構造組織をもつものの、この硬質相にはWとTiの含有
量がともに芯部の方が高い硬質相は存在せず、この結果
耐欠損性不足となり、切刃に欠けが発生し、比較的短時
間で使用寿命に至ることが明らかである。上述のよう
に、この発明のサーメット製切削工具は、すぐれた耐欠
損性を有するので、連続切削は勿論のこと、断続切削を
高速で行なっても切刃に欠けやチッピングなどの発生な
く、すぐれた切削性能を長期に亘って発揮するのであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野中 勝尚 茨城県結城郡石下町大字古間木1511番地 三菱マテリアル株式会社筑波製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 Coおよび/またはNiを主成分とする
結合相:5〜25容量%を含有し、残りが硬質相と不可
避不純物からなり、かつ前記硬質相の80容量%以上が
有芯構造組織を有すると共に、前記有芯構造組織を構成
する芯部がTiとWの複合炭窒化物および/またはTi
とWとMの複合炭窒化物からなり、同周辺部がTiとW
とMの複合炭窒化物(ただし、前記MはNb,Ta,
V,Mo,Zr、およびCrのうちの1種または2種以
上を示す)からなるTi−W系炭窒化物基サーメットで
構成された切削工具において、 上記有芯構造組織を有する硬質相のうちの50容量%以
上が、周辺部に比して芯部の方がTiおよびWの含有量
が高い濃度分布をもつことを特徴とする、耐欠損性のす
ぐれたTi−W系炭窒化物基サーメット製切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17445995A JPH091405A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 耐欠損性のすぐれたTi−W系炭窒化物基サーメット製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17445995A JPH091405A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 耐欠損性のすぐれたTi−W系炭窒化物基サーメット製切削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091405A true JPH091405A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15978866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17445995A Withdrawn JPH091405A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 耐欠損性のすぐれたTi−W系炭窒化物基サーメット製切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091405A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8007561B2 (en) | 2005-06-14 | 2011-08-30 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Cermet insert and cutting tool |
| WO2019220533A1 (ja) * | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 住友電気工業株式会社 | サーメット、それを含む切削工具およびサーメットの製造方法 |
| KR20240137468A (ko) * | 2023-03-08 | 2024-09-20 | 후지 다이스 가부시키가이샤 | 소결 합금 및 그 제조 방법, 및 금형 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP17445995A patent/JPH091405A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8007561B2 (en) | 2005-06-14 | 2011-08-30 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Cermet insert and cutting tool |
| EP1892051A4 (en) * | 2005-06-14 | 2014-10-01 | Ngk Spark Plug Co | CERMET INSERT AND CUTTING TOOL |
| WO2019220533A1 (ja) * | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 住友電気工業株式会社 | サーメット、それを含む切削工具およびサーメットの製造方法 |
| JPWO2019220533A1 (ja) * | 2018-05-15 | 2021-05-13 | 住友電気工業株式会社 | サーメット、それを含む切削工具およびサーメットの製造方法 |
| KR20240137468A (ko) * | 2023-03-08 | 2024-09-20 | 후지 다이스 가부시키가이샤 | 소결 합금 및 그 제조 방법, 및 금형 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |