JPH09140689A - X線撮影システム及びその制御方法 - Google Patents

X線撮影システム及びその制御方法

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JPH09140689A
JPH09140689A JP7305910A JP30591095A JPH09140689A JP H09140689 A JPH09140689 A JP H09140689A JP 7305910 A JP7305910 A JP 7305910A JP 30591095 A JP30591095 A JP 30591095A JP H09140689 A JPH09140689 A JP H09140689A
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ray
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moving
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譲一 田村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多方向から患者のX線透視及びX線撮影を行
うことが可能なX線撮影装置と他のX線装置、診断装置
等とを組み合わせたX線撮影システム及びその制御方
法。 【解決手段】 X線撮影装置は、スライド支持部62内
をスライド可能なC字型アーム55に設けられたX線照
射部51、52と、X線撮影部54、55とにより構成
される。C字型アーム55は、支柱56に回転支持部6
3によって支持され、支柱56は、天井部に設けられた
台車57により、被検者Pの体軸方向、横方向に移動可
能に、また、回転可能に支持されている。これらの移動
は、予め記憶された情報に基づいて、操作器72からの
指示により制御される。これにより、他の装置と組み合
わせて使用される場合も、撮影位置と退避位置との間の
移動を、移動中に障害物に衝突させることなく行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線撮影装置撮影
システム及びその制御方法に係り、特に、多方向から患
者のX線透視及びX線撮影を行うことが可能なX線撮影
装置と他のX線装置、診断装置等とを組み合わせたX線
撮影システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターペンショナルラジオロジ
ィ(以下IVRという)と呼ばれる技術が著しく普及
し、血管内へカテーテルを導入して血管系のみならず非
血管系疾患の治療を行う手段が開発され利用されてい
る。このIVRの普及に伴い、循環器のX線撮影を行う
X線撮影装置と、他のX線撮影装置、例えば、回転立体
撮影装置、CT装置等を同時に使用してX線検査・治療
を行う場合が増加している。そのため、同一のX線撮影
室に複数のX線撮影装置を設置する必要が有り、前記複
数のX線撮影装置はそれぞれ、天井面や床面に固定され
て使用されているのが一般的である。
【0003】しかし、X線検査・治療は、IVRのみで
はなく循環器系のX線撮影を行うX線撮影装置や他のX
線撮影装置を単独で使用して行われる場合もある。この
ような場合、X線撮影室にストレッチャー等により運ば
れてきた被検者は、検診台に移し変えられ、所定のX線
撮影装置に検診台の動きにより被検者のX線検査部位
が、X線撮影装置のX線撮像部に位置決めされてX線検
査・治療を受けることになる。
【0004】また、引き続いて他のX線撮影装置を使用
したX線検査・治療を行う場合、被検者は、一旦ストレ
ッチャーに移され、検診台と共に使用するX線撮影装置
の近傍に運ばれ、そこで再度、検診台に移され、所定の
X線撮影装置に検診台の動きにより被検者のX線検査部
位が、X線撮影装置のX線撮像部に位置決めされてX線
検査・治療を受けることになる。
【0005】そして、最近、X線撮影室内のスペースを
有効に利用するために、天井面に設置された循環器のX
線撮影を行うX線撮影装置を、天井面に設置された天井
レールに沿って、手動または電動によりX線検査、治療
に邪魔にならない位置に退避させ、床面に設置された他
のX線撮影装置を、床面に設置した床面レールに沿っ
て、手動または電動により検査に必要な位置に移動させ
ることができる技術が提案されている。
【0006】なお、回転立体撮影装置に関する従来技術
として、例えば、特開平06−269436号公報等に
記載された技術が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
使用しないX線撮影装置が、使用中の他のX線撮影装置
のX線検査・治療の邪魔になり、また、術者が被検者に
十分に接近することができない。このため、使用してい
ない、例えば、天井面に設置された循環器のX線撮影を
行うX線撮影装置の移動を手動または電動により行う
が、その際に、他のX線撮影装置や壁面に衝突させない
ように十分な注意を払う必要があり、また、移動のため
の多くの時間を費やすことになる。さらに、使用しない
装置が床面に設置されたX線撮影装置等の場合、その移
動の操作性が悪く、その都度、退避位置や検査位置を確
認しながら行う移動を行う必要がある。
【0008】前述したように従来技術は、使用しないX
線撮影装置等の撮影位置から退避位置への移動、その逆
である退避位置から検査位置への移動の操作に多くの時
間と神経を費やすことになり、X線検査・治療の迅速化
を図ることが困難であるという問題点を有している。
【0009】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、天井面に設置されたX線撮影装置と、他の
X線撮影装置とを同一なX線撮影室に設置して、組み合
わせて使用する場合においても、また、これらのX線撮
影装置を単独で使用する場合においても、操作性が良
く、被検者の広範囲なX線検査・治療部位を確保するこ
とができる循環器のX線撮影を行うX線撮影装置を提供
し、この循環器のX線撮影を行うX線撮影装置を他のX
線撮影装置、診断装置と組み合わせたX線撮影システム
及びその制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、被検査者を乗せるベッドの長軸方向と短軸方向との
軸の一方の軸方向にX線撮影装置を配置し、他方の軸方
向に他の医療診断装置を配置したX線撮影システムにお
いて、前記X線撮影装置を前記一方の軸方向上で移動さ
せる第1の移動手段を天井に配置し、前記他の医療診断
装置を前記他の軸方向上で移動させる他の移動手段を床
に配置することにより達成される。
【0011】また、前記目的は、前記X線撮影装置を、
天井面に水平な面内で、少なくとも2つの方向に直線移
動可能に天井面に設置された走行用の台車と、該台車に
天井面に水平な面内で回転可能に設けられた支柱と、該
支柱に回転自在に支持されるC字型アームと、該C字型
に設けたX線照射手段と、前記C字型アームの前記X線
照射手段と対向する位置に設けられた撮像手段と、前記
台車の直線移動位置と前記支柱の回転角度とを検出する
位置検出手段と、前記台車の直線移動位置と前記支柱の
回転角度とを記憶する記憶手段と、前記台車と前記支柱
とを記憶した位置へ駆動制御する制御手段とを備えるこ
とにより達成される。
【0012】また、前記目的は、前記台車の直線移動位
置と前記支柱の回転角度とを前記記憶手段への記憶を、
前記支柱をパワーアシストを受け、あるいは、パワーア
シストを受けることなく手動により移動させながら行う
ようにすることにより、また、前記C字型アームを、支
柱の一端に固定された回転支持部とスライド支持部とに
よって、回転可能に、また、C字型部に沿ってスライド
可能に支持することにより、さらに、前記スライド支持
部を、回転支持部に支持される回転中心部に切欠部を設
けて構成し、C字型アームがスライド支持部内をスライ
ドしたとき、撮影手段のC字型アームからの出っ張り部
が前記切欠部内に位置するようにすることにより達成さ
れる。
【0013】また、前記目的は、前記走行台車の直線移
動と、前記支柱の回転を操作するための操作器を、少な
くとも2個所に設け、そのうちの1個所を前記支柱上と
することにより達成される。
【0014】また、前記目的は、前記他の医療診断装置
を床面上に床面と水平な面内で移動可能とし、前記他の
医療診断装置の床面上の移動位置を記憶し、この記憶さ
れた位置に、前記他の医療診断装置を移動させる制御手
段を前記X線撮影装置に備えることにより達成される。
【0015】また、前記目的は、前記X線撮影装置の撮
影のための移動の指示に基づき、前記他の医療診断装置
が、前記ベッド位置における前記アームの回転範囲外の
退避エリアに前記他の方向に移動し、次に、X線撮影装
置が前記一方の方向に移動して前記撮影のための位置に
移動するように制御することにより達成される。
【0016】また、前記目的は、前記X線撮影装置は、
移動の指示に基づいて移動し、前記他の医療診断装置
は、前記X線撮影装置の移動に基づきこのX線撮影装置
から所定以上を距離を置いて移動するように制御するこ
とにより達成される。
【0017】さらに、前記目的は、前記X線撮影装置に
対する退避の指示により、前記X線撮影装置のアームが
所定の回転位置に移動して、X線撮影装置が退避位置へ
の移動を終了すると、前記X線撮影装置が退避位置にあ
ることを表示し、また、前記X線撮影装置が移動中、前
記他の医療診断装置の移動を禁止され、X線撮影装置が
退避位置に達したとき、前記他の医療診断装置の移動の
禁止を解除するようにすることにより達成される。
【0018】前述したように構成される本発明のX線撮
影装置システムは、例えば、X線撮影装置を他の医療診
断装置、例えば、回転立体撮影装置と同一の部屋に設置
してこれと組み合せて使用するシステムに適用した場
合、X線撮影装置を使用せずに回転立体撮影装置単独で
行うX線検査の際に、X線撮影装置を検査の障害となら
ない位置へ容易に退避させることができる。すなわち、
天井レールが被検者の体軸方向と直交する向きに配設さ
れ、天井レール内に設置された内部レールに沿って、X
線撮影装置が被検者長手方向と直角に移動可能であるの
で、検診台の被検者長手方向の動作により、X線撮影装
置に邪魔されることなく、回転立体撮影装置のX線撮影
域の被検者への位置決めを行うことが可能である。この
ため、被検者の頭頂部から足先までの範囲を、X線検査
・治療の対象部位とすることができる。
【0019】また、内部レール及び台車の直線移動位置
と支柱の水平な面内での回転位置とを制御手段内の記憶
手段に記憶させておき、制御手段が、操作器からの移動
の指示により、これらの情報を使用してX線撮影装置の
移動、すなわち、X線撮影装置の撮影位置から退避位置
への移動、退避位置から撮影位置への移動を行う場合、
X線撮影装置とX線検査室の壁面、回転立体撮影装置と
の衝突がないように移動させることができる。例えば、
X線撮影装置が退避位置にあるときに、撮影位置へ移動
するように制御手段に指示が与えられると、制御手段
は、記憶された動作順と動作位置とにより、天井レール
に沿った内部レールによる台車の直線移動と支柱の回転
とを制御して、X線撮影装置を撮影位置へ電動移動させ
る。このため、本発明は、退避位置と撮影位置との間の
X線撮影装置の移動を操作性良く短時間で行わせること
ができ、X線検査・治療の迅速化をはかることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるのX線撮影シ
ステムの実施形態を図面により詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態に使用する天井
懸垂式のX線撮影装置の構成を示す図である。図1にお
いて、51はX線管装置、52は絞り装置、53はイメ
ージインテンシファイア(I.I)、54はテレビカメ
ラ、55はC字型アーム、56は支柱、57は台車、5
8は天井レール、Tは検診台、Pは被検者、59は天井
面、60は内部レール、61は床面、62はスライド支
持部、63は回転支持部、64、65はローラ、66は
取付枠である。
【0022】図1において、X線管装置51は、X線を
発生して被検者PにそのX線を照射するためのものであ
り、X線管装置51の前面には、X線照射野を絞り込む
ための絞り装置52が取り付けられている。イメージイ
ンテンシファイア53は、被検者Pを透過したX線を光
学像に変換するためのものであり、テレビカメラ54は
イメージインテンシファイア53により変換された光学
像を撮像する。
【0023】C字型アーム55は、C字型状を成してお
り、その一端にX線管装置51、絞り装置52から成る
X線照射部、他端にイメージインテンシファイア53及
びテレビカメラ54から成るX線撮像部が支持、固定さ
れている。被検者Pが乗せられる検診台Tは、X線照射
部とX線撮像部とを結ぶ直線の中心(X線照射中心)
に、被検者Pの撮影対象部位が位置するように高さ等の
位置が調整される。
【0024】前述のC字型アーム55は、スライド支持
部62によって、矢印C、Dの方向にスライド移動可能
に支持されており、このスライド支持部62は、支柱5
6の一端に固定された回転支持部63によって、矢印
C、Dに直交する方向に回転可能に支持されている。そ
して、C字型アーム55は、これらのスライド移動及び
回転によって、被検者Pに対して角度付けされる。
【0025】支柱56の他端は、台車57により、回転
中心軸Zを中心として矢印A及びBの方向に回転可能に
支持されている。そして、C字型アーム55を含むX線
撮影装置全体が、回転中心軸Zを中心として、図示しな
い公知の回転駆動機構により電動により回動可能となっ
ている。回転駆動機構は、例えば、支柱56の回転中心
軸上に平歯車を設け、その平歯車に、サーボモータ軸に
固定した他の平歯車を噛み合わせた機構等であってもよ
い。このサーボモータは、後述するように、回転位置検
出のためのエンコーダ70aが組み込まれて構成され、
台車57上に取付けられている。
【0026】台車57には、複数個のローラ64が設け
られており、それらのローラ64は、内部レール60を
ガイドとして、矢印E及びFの方向に移動可能である。
台車57は、この機構により被検者Pの体軸方向に直線
移動可能とされている。同様に、内部レール60には、
複数個のローラ65が設けられており、それらのローラ
65は、天井レール58をガイドとして、図1の紙面に
垂直な方向に前後に移動可能とされている。そして、内
部レール60は、天井レール58によって被検者Pの体
軸と直交する方向に直線移動可能に支持されている。
【0027】前述した台車57及び内部レール60の直
線移動は、図示しない公知の直線移動駆動機構によって
電動により移動可能となっている。この駆動機構は、例
えば、ラックとピニオンとによる機構等により構成さ
れ、ラックは固定側に、ピニオンは移動側に設けられた
サーボモータ軸に取付けられている。各サーボモータ
は、後述するように、移動位置検出用のエンコーダ70
b、70cが組み込まれて構成されている。
【0028】前述の天井レール58には、複数個の取付
枠66が固定されており、この取付枠66が天井面59
から突出して設置された図示しない吊下げボルトに固定
されている。X線撮影装置は、この吊下げボルトへの固
定によって、天井懸垂式としてX線検査室内に設置され
ることになる。
【0029】図2は本発明の一実施形態に使用するX線
撮影装置の制御系統を示すブロック図である。図2にお
いて、70a、70b、70cはサーボモータに組み込
まれたエンコーダ、71は姿勢制御器、72は操作器で
あり、他の符号は図1の場合と同一である。
【0030】図2において、エンコーダ70aは、支柱
56を水平面内で回転させるサーボモータに組み込まれ
たエンコーダ、エンコーダ70bは、台車57を内部レ
ール60に沿って直線移動させるサーボモータに組み込
まれたエンコーダ、エンコーダ70cは、内部レール6
0を天井レール58に沿って直線移動させるサーボモー
タに組み込まれたエンコーダである。各エンコーダ70
a、70b、70cは、それぞれが組み込まれたサーボ
モータによる移動位置を姿勢制御器71へ知らせるよう
接続されている。
【0031】この姿勢制御器71は、操作器72からの
操作者による操作信号によって、前述したC字型アーム
55の被検者Pに対する角度付け制御を行うと共に、支
柱56の水平面内での回転、及び、台車57、内部レー
ル60の直線移動の位置を、操作器72から入力された
操作信号によって駆動制御し、さらに、エンコーダ70
a、70b、70cからの位置検出信号を受けて、前記
支柱56、台車57、内部レール60のそれぞれの位
置、及び、位置変化の過程を、操作器72から記憶指示
信号が発生された場合に記憶するように構成されたもの
で、CPU、記憶手段等を備えて構成される。そして、
姿勢制御器71は、操作器72を通じて入力される操作
者からの各種の操作指令を受けて、前述した位置の制御
を行う。
【0032】次に、前述したように構成された本発明の
一実施形態によるX線撮影装置の動作を、公知の医療診
断装置である回転立体撮影装置と同一の部屋に設置して
組合せて使用できるようにしたシステムを例にして説明
する。
【0033】図3、図4は本発明の一実施形態によるX
線撮影システムの構成を説明する図であり、X線撮影装
置を回転立体撮影装置と組合せて配置した状態を示し、
図3(b)は正面図、図3(a)は天井方向から見た平
面図、図5は本発明の他の実施形態によるX線撮影シス
テムの構成を説明する図であり、X線撮影装置を回転立
体撮影装置及び公知の医療診断装置であるCT装置の両
者と組み合せて配置した状態を示す図である。図3〜図
5において、101はX線撮影装置、102はCT装
置、103は回転立体撮影装置、105は床レールであ
り、他の符号は、図1の場合と同一である。
【0034】図3において、X線撮影装置と共に使用さ
れる回転立体撮影装置103は、公知のように、床面6
1上に設置された床レール105上を被検者Pの体軸方
向に走行移動できるようになっている。そして、X線撮
影装置は、そのX線照射域を被検者Pに対して位置決め
し得る撮影位置にあり、支柱56は、回転立体撮影装置
103と干渉しないよう、図1に示す状態から矢印Aの
方向へ90°回転移動された位置にある。
【0035】前述の状態において、X線管装置51から
透視X線が照射され、被検者Pの透過X線がイメージイ
ンテンシファイア53によって光学像に変換され、その
光学像がテレビカメラ54によって撮像される。この撮
像された光学像は、図示しない公知のテレビモニタ上に
被検者PのX線透視像として表示される。医師等の術者
は、そのX線透視像をガイドにして、被検者Pの血管内
へカテーテルを挿入し、検査対象部位までカテーテルを
導入する。このとき、常に、カテーテル先端をテレビモ
ニタ上に表示しておくために、検診台Tを被検者Pの体
軸方向あるいは体軸と直交方向へ動作させて被検者Pの
位置決めが行われる。
【0036】しかし、検診台Tの動作のみでは、被検者
PをX線照射域に位置決めすることができないこともあ
る。その場合、操作者は、操作器72から姿勢制御器7
1へ指令を与える。姿勢制御器71は、その指令を受け
て台車57を図3に示す矢印E及びFの方向に移動さ
せ、あるいは、内部レール60を矢印C及びDの方向に
移動させるように、それぞれの直線移動駆動機構に動作
信号を発して、X線撮影装置のX線照射域を被検者Pに
対して位置決めする。
【0037】検査対象部位までのカテーテル導入が終了
した後、通常、検診台Tを被検者Pの体軸方向へ動作さ
せて、被検者Pの検査部位を回転立体撮影装置103の
X線撮影域へ位置決めする。さらに、その後、図示しな
い公知の造影剤注入装置からカテーテルを経て被検者P
に造影剤が注入され、回転立体撮影が行われる。
【0038】この回転立体撮影装置103による撮影
時、X線撮影装置は使用されないが、X線撮影装置が撮
影位置にあると、イメージインテンシファイア53、X
線管装置51が被検者Pの近傍にあるため、回転立体撮
影装置103を使用している術者の手枝実行、操作者の
操作の障害となる。この障害を回避するため、X線撮影
装置は、図3(a)に退避位置として示す位置に移動さ
せられる。
【0039】この撮影位置から退避位置への移動は、被
検者Pの検査前に、操作者が、操作器72を操作しなが
ら、支柱56の水平面内での回転移動(図3の矢印Bの
方向への移動)、台車57の直線移動(図3の矢印Eあ
るいはFの方向への移動)、内部レール60の直線移動
(図3の矢印Cの方向への移動)を、検査室内の壁面1
04、回転立体撮影装置103に衝突させないようにパ
ワーアシストを受けながら手動で動作させ、その動作順
と停止位置とを姿勢制御器71内の記憶手段に記憶させ
ておき、実際の被検者Pの検査時、記憶されている動作
順と停止位置とを使用して制御される。
【0040】すなわち、姿勢制御器71は、被検者Pの
検査前に操作器72から入力された各駆動モータへの動
作アクティブ信号の発生順と、エンコーダ70a、70
b、70cから発生される位置検出信号の変化過程と、
時間当りの変化率とにより、撮影位置から退避位置への
移動を記憶している。
【0041】このため、回転立体撮影のために、X線撮
影装置を退避位置に移動させようとして、操作者が、操
作器72上の図示しない退避位置移動スイッチを押す
と、姿勢制御器71は、その操作信号を受けて、支柱5
6の回転移動用モータ、台車57の直線移動用モータ及
び内部レール60の直線移動用モータに動作信号を、予
め記憶された動作順に従って発生させて、X線撮影装置
を退避位置へ向って移動させる。それぞれのモータに組
み込まれているエンコーダ70a、70b、70cから
の位置検出信号が姿勢制御器71に送信され、その位置
信号が、姿勢制御器71が記憶している退避位置のもの
と同一となった時点で、姿勢制御器71は、各動作用モ
ータに停止信号を与えてモータの回転を停止させる。こ
れらの動作により、X線撮影装置は、X線検査室の壁面
104に回転立体撮影装置103に衝突することなく、
撮影位置から退避位置へ移動することができる。
【0042】また、X線撮影装置が退避位置にあると
き、操作者が操作器72上の図示しない撮影位置移動ス
イッチを押すと、姿勢制御器71は、記憶している撮影
位置から退避位置への移動と、逆の動作順により逆方向
への直線移動、回転動作を行う指令を、支柱56の回転
移動用モータ、台車57の直線移動用モータ及び内部レ
ール60の直線移動用モータへ発し、X線撮影装置を予
め記憶された撮影位置へ移動させる。
【0043】本発明の一実施形態によれば、前述によ
り、X線撮影装置の撮影位置と退避位置との間の移動
を、部屋の壁面や回転立体撮影装置への衝突を気にせず
実施することができるので、各装置の移動に関する操作
を簡易にかつ正確に実行することができ、また、術者
が、X線検査・治療に専念することができ、迅速にかつ
正確なX線検査・治療を行うことができる。
【0044】また、X線撮影装置が撮影位置にある場
合、図4に示すように、回転立体撮影装置103を被検
者Pの体軸方向の頭側の奥に床レール105上を走行さ
せて、回転立体撮影装置103を退避させ、その後、支
柱56を図3(b)に示す状態から矢印Bに示す方向に
90°回転させると、図4に示すように、C字形アーム
55を被検者Pの頭側から差し入れることができる。こ
の状態においても、台車57を図4の矢印E及びFの方
向に移動させることができ、また、C字形アーム55を
回転支持部63により回転させ、また、スライド支持部
62内をスライド移動させて、被検者Pに対して角度付
けすることができるので、検診台Tの被検者Pの長手方
向の動作範囲に加えてX線撮影装置を移動させての、被
検者へのX線照射域の位置決めが可能であり、被検者P
の広範囲な部位をX線検査・治療の対象とすることがで
きる。
【0045】前述した本発明の一実施形態は、X線撮影
装置の退避位置と撮影位置とをそれぞれ1つとして説明
したが、本発明は、複数の退避位置、撮影位置を記憶す
るようにすることが可能であり、これにより、より一層
の使い勝手の改良を図ることが可能である。
【0046】例えば、回転立体撮影装置103の床面上
の走行移動をX線撮影装置の姿勢制御器71を通して、
床走行位置の記憶、設定を行うようにすれば、回転立体
撮影装置103を自動的に移動させて、図4に示す状態
をX線撮影装置の撮影位置の1つとして、記憶及び再現
することが可能となる。
【0047】また、図5に示すように、1つの部屋にX
線撮影装置と回転立体撮影装置103とCT装置102
とを設置した場合に、X線撮影装置を回転立体撮影装置
103と組合せて使用するための第1の撮影位置と、X
線撮影装置をCT装置102と組合せて使用する第2の
撮影位置とを記憶させるようにすることにより、必要な
場合に、X線撮影装置を適宜な撮影位置へ、簡易に迅速
に設定することができる。さらに、CT装置102、回
転立体撮影装置103を単独で使用する場合、X線撮影
装置を、CT装置102、回転立体撮影装置103の使
用時に操作の障害とならない位置に自動的に退避させる
ことができるように、X線撮影装置の退避位置を設定、
記憶し、その位置へX線撮影装置を移動し得るようにし
ておくことができる。
【0048】また、本発明は、前述した操作器72の他
に、支柱56の水平回転移動、台車57の直線移動、内
部レール60の直線移動を行うための操作器を、例え
ば、支柱57の下部等に別に設けるようにすることがで
きる。これにより、姿勢制御器71への記憶の際の撮影
位置と退避位置との間の移動操作を、検査室内の壁面1
04、回転立体撮影装置103にへ衝突させないよう
に、より容易に行うことが可能となる。
【0049】図6、図7は本発明の実施形態によるX線
撮影システムに使用する他の形態のX線撮影装置の構成
を示す正面図、及び斜視図である。
【0050】図6、図7に示すX線撮影装置は、支柱5
6に設けられている回転支持部63とスライド支持部6
2との形状を前述した図1により説明したX線撮影装置
と相違させた例である。そして、この例は、スライド支
持部62の回転支持部63に支持される回転中心部に切
欠部62’を設けたものである。これにより、C字型ア
ーム55が、スライド支持部62内を矢印Dの方向にス
ライドしたとき、テレビカメラ54のC字型アーム55
からの出っ張り部をスライド支持部62の切欠部62’
内に位置させることができる。
【0051】これにより、X線照射部とX線撮像部とを
結ぶ軸線を容易に水平にすることができ、このX線撮影
装置を、被検者Pの体側部から位置付ける場合に、被検
者Pの水平方向の撮影を行うことが可能になる。
【0052】また、このX線撮影装置は、支柱56に設
けられている回転支持部63の底面とスライド支持部6
2の底面とが直線状になるようにし、その延長がC字型
アーム55の接線方向と一致するようにるようにされて
いるので、全体の形状をスマートなものとしてデザイン
的に優れたものとすることができる。
【0053】次に、前述で説明した本発明の一実施形態
によるX線撮影システムを、X線撮影装置に回転立体撮
影装置と組合せて配置したものとして、各装置の位置の
設定動作をフローチャートを参照して説明する。
【0054】なお、以下に説明する位置の設定動作は、
予め手動により各機器を移動させて各位置を記憶させて
おき、操作器72からの指示に従って自動的に行われる
ものである。また、各機器の移動を行う場合、その動作
は、図示しない移動用の駆動源によりパワーアシストを
受けて行うようにしてもよい。さらに、X線透視及び撮
影前の撮影条件の設定、絞りによるX線照射視野の絞り
込みの設定は、予め行っておいてもよく、あるいは、検
査の途中でX線透視を行いながら行うようにしてもよ
い。
【0055】図8、図9はX線撮影装置が退避位置Bに
あって回転立体撮影装置103が撮影位置Cにあり、こ
の状態からX線撮影装置をセット位置Aに移動させ、回
転立体撮影装置による撮影を行う場合の動作を説明する
フローチャートであり、以下、これについて説明する。
【0056】(1)被検者Pの検査の開始時、術者は、
まず、操作器72上のオートポジションのセット位置A
を示すボタンを押す。ボタンを押し続けることにより、
C字型アーム55を支持している支柱56は、天井に設
けられる移動機構によりレールに沿って長手方向及び横
方向に移動制御されると共に、回転機構により回転制御
される。なお、途中でボタンから手を離すと、その位置
で移動が停止する。これにより、不用意に室内に持ち込
まれている機器等との衝突を防止することができる(ス
テップ801〜804)。
【0057】(2)ステップ802〜804の移動によ
り、X線撮影装置が、予め記憶されているセット位置A
に移動を完了すると、移動が完了したことを、例えば
“ピッ”という音を発生させ、また、図示しない表示器
上に表示灯を点灯させる等により術者に知らせる。術者
は、これにより、移動が完了したことを知り、操作器7
2のボタンから手を離す(ステップ805、806)。
【0058】(3)C字型アームに設けられているイメ
ージインテンシファイア53を、後述する処理により、
所定の位置に位置付けられている被検者Pに接近させ、
X線撮影装置の図示しないX線透視スイッチを押し、被
検者Pを透視しながらカテーテルを被検者Pの診断部ま
で導入する(ステップ807、808)。
【0059】(4)一方、被検者Pの検査の開始時、被
検者Pは、検診台Tに乗せられ、検診台Tの天板の上下
方向、長手方向、横方向の操作を行って、被検者PをX
線撮影装置のX線照射領域に位置決めする。この位置決
めは、前述したステップ806の操作が行われるまでの
間に行われてもよく、また、ステップ806の終了後に
行われてもよい(ステップ809、810)。
【0060】(5)ステップ808によるカテーテルを
被検者Pの診断部への導入が済むと、被検者Pが乗せら
れている検診台Tの天板を長手方向に移動させて、被検
者Pを回転立体撮影装置のX線照射領域に送りこむ(ス
テップ811)。
【0061】(6)回転立体撮影装置の図示しないX線
透視スイッチを押し、被検者Pの撮影位置を確認する。
このとき、検診台Tの天板を上下方向、長手方向、横方
向に移動させて被検者Pの撮影位置を確定する(ステッ
プ816、813)。
【0062】(7)被検者Pに造影剤注入器より造影剤
を注入し、検診台Tの天板を長手方向に位置決めして、
回転立体撮影装置のX線撮影ボタンを押して、回転立体
撮影を行い、回転立体撮影装置による撮影を終了する
(ステップ817、813、818、819)。
【0063】(8)回転立体撮影装置による撮影が終了
すると、検診台Tの天板を長手方向に移動させて、被検
者Pを回転立体撮影装置から離し、さらに、天板を長手
方向、横方向に移動させて、X線撮影装置による透視位
置に位置決めして、X線撮影装置のX線透視スイッチを
押し、被検者Pを透視しながらカテーテルを被検者Pの
診断部から引き抜く(ステップ813、815、82
0)。
【0064】(9)以上により、被検者Pの検査のため
の撮影が終了するので、術者は、操作器72上のオート
ポジションスイッチの退避位置Bを示すボタンを押す。
ボタンを押し続けることにより、C字型アーム55を支
持している支柱56は、天井に設けられる移動機構によ
りレールに沿って長手方向及び横方向に移動制御される
と共に、回転機構により回転制御される(ステップ82
1〜824)。
【0065】(10)ステップ822〜824の移動によ
り、X線撮影装置が、予め記憶されている退避位置Bに
移動を完了すると、移動が完了したことを、例えば“ピ
ッ”という音を発生させ、また、図示しない表示器上に
表示灯を点灯させる等により術者に知らせる。術者は、
これにより、移動が完了したことを知り、操作器72の
ボタンから手を離す(ステップ825、826)。
【0066】(11)一方、回転立体撮影装置による撮影
の終了からステップ826までの間に、被検者Pを乗せ
ている検診台Tの天板は、上下方向、長手方向、横方向
の操作が行われて、被検者PをX線撮影装置のX線照射
領域から退避させて天板から降ろし、検査を終了する
(ステップ827、828)。
【0067】図10、図11はX線撮影装置が退避位置
Bにあって回転立体撮影装置103が撮影位置Cにあ
り、この状態からX線撮影装置を被検者Pの頭側からの
セット位置Dに移動させ、X線撮影装置による撮影を行
う場合の動作を説明するフローチャートであり、以下、
これについて説明する。
【0068】(1)被検者Pの検査の開始時、術者は、
まず、操作器72上のオートポジションのセット位置D
を示すボタンを押す。ボタンを押し続けることにより、
回転立体撮影装置は、床レール105上を退避位置Eの
方向に移動制御される。この場合、回転立体撮影装置
が、退避位置Eに移動を完了したとき、移動の完了を知
らせるため、例えば“ピッ”という音を発生させるよう
にすることができる。これにより、術者等に、次にC字
型アーム55を支持している支柱56の移動が開始され
ることを知ることができ、支柱56の移動に注意を払う
ことができる(ステップ1001〜1003)。
【0069】(2)次に、C字型アーム55を支持して
いる支柱56は、天井に設けられる移動機構によりレー
ルに沿って長手方向及び横方向に移動制御されると共
に、回転機構により回転制御される。なお、途中でボタ
ンから手を離すと、その位置で移動が停止する。これに
より、不用意に室内に持ち込まれている機器等との衝突
を防止することができる(ステップ1004〜100
6)。
【0070】(3)ステップ1004〜1006の移動
により、X線撮影装置が、予め記憶されているセット位
置Dに移動を完了すると、移動が完了したことを、例え
ば“ピッ”という音を発生させ、また、図示しない表示
器上に表示灯を点灯させる等により術者に知らせる。術
者は、これにより、移動が完了したことを知り、操作器
72のボタンから手を離す(ステップ1007、100
8)。
【0071】(4)一方、被検者Pの検査の開始時、被
検者Pは、検診台Tに乗せられ、検診台Tの天板の上下
方向、長手方向、横方向の操作を行って、被検者PをX
線撮影装置のX線照射領域に位置決めする。この位置決
めは、前述したステップ1008の操作が行われるまで
の間に行われてもよく、また、ステップ1008の終了
後に行われてもよい(ステップ1011、1012)。
【0072】(5)C字型アーム55に設けられている
イメージインテンシファイア53を、被検者Pに接近さ
せ、X線撮影装置の図示しないX線透視スイッチを押
し、被検者Pを透視しながらカテーテルを被検者Pの診
断部まで導入する。このとき、カテーテルの先端を追う
ために、検診台Tの天板の移動による位置決めが繰り返
される(ステップ1009、1010、1013)。
【0073】(6)C字型アーム55をスライドさせて
観察方向を傾斜させて、診断部位を最もよく観察するこ
とのできる角度にX線撮像系を被検者Pに対して角度付
けする(ステップ1014)。
【0074】(7)被検者Pに造影剤注入器より造影剤
を注入し、X線撮影装置のX線撮影ボタンを押して、X
線撮影を行い、X線撮影装置による撮影を終了する(ス
テップ1015〜1017)。
【0075】(8)X線撮影装置による撮影が終了する
と、X線撮影装置のX線透視スイッチを押し、被検者P
を透視しながらカテーテルを被検者Pの診断部から引き
抜く(ステップ1018)。
【0076】(9)以上により、被検者Pの検査のため
の撮影が終了するので、術者は、操作器72上のオート
ポジションスイッチの退避位置Bを示すボタンを押す。
ボタンを押し続けることにより、C字型アーム55を支
持している支柱56は、天井に設けられる移動機構によ
りレールに沿って長手方向及び横方向に移動制御される
と共に、回転機構により回転制御される。また、回転立
体撮影装置は、床レール105上を撮影位置Cの方向に
床レール上を移動制御される(ステップ1018〜10
23)。
【0077】(10)ステップ1020〜1022の移動
により、X線撮影装置が、予め記憶されている退避位置
Bに移動を完了し、回転立体撮影装置が、撮影位置Cに
移動を完了すると、これらの移動が完了したことを、例
えば“ピッ”という音を発生させ、また、図示しない表
示器上に表示灯を点灯させる等により術者に知らせる。
術者は、これにより、移動が完了したことを知り、操作
器72のボタンから手を離す(ステップ1024〜10
27)。
【0078】(11)一方、X線撮影装置による撮影の終
了からステップ1027までの間に、被検者Pを乗せて
いる検診台Tの天板は、上下方向、長手方向、横方向の
操作が行われて、被検者PをX線撮影装置のX線照射領
域から退避させて天板から降ろし、検査を終了する(ス
テップ1028、1029)。
【0079】図12は、さらに他の動作例として、2つ
のX線撮影装置を検査位置に移動させて撮影を行う場合
の動作を説明するフローチャートである。
【0080】以下に説明する例は、図8に示すフローの
ステップ806と807との間で、2つの撮影装置を任
意に検査位置に移動させて撮影を行うものとしている。
【0081】(1)ステップ806で、X線撮影装置が
セット位置Aに位置付けられた後、この状態から他のX
線撮影装置である回転立体撮影装置を撮影位置Cからさ
らに別の撮影位置に移動させて被検者の撮影を行おうと
するものとする。この場合、X線撮影装置の自動追尾ボ
タンを押し、回転立体撮影装置を新たなセット位置に移
動させる指示ボタンを押す(ステップ1201)。
【0082】(2)回転立体撮影装置が移動を開始する
と、この移動に伴う移動データを検知して、X線撮影装
置が回転立体撮影装置から一定の距離だけ離れるよう
に、X線撮影装置を移動退避させる(ステップ120
2)。
【0083】(3)回転立体撮影装置が新たな撮影位置
にセットされたことを信号音等により確認した後、X線
撮影装置の追尾ボタンを切り、回転撮影装置による撮影
を行う(ステップ1203)。
【0084】(4)また、ステップ806で、X線撮影
装置がセット位置Aに位置付けられた後、この状態から
さらにX線撮影装置を別の撮影位置に移動させて被検者
の撮影を行おうとする場合、他のX線撮影装置の自動追
尾ボタンを押し、X線撮影装置を新たなセット位置に移
動させる指示ボタンを押す(ステップ1201)。
【0085】(5)X線撮影装置が移動を開始すると、
この移動に伴う移動データを検知して、回転立体撮影装
置がX線撮影装置から一定の距離だけ離れるように、回
転立体撮影装置を移動退避させる(ステップ120
2)。
【0086】(6)X線撮影装置が新たな撮影位置にセ
ットされたことを信号音等により確認した後、回転立体
撮影装置の追尾ボタンを切り、X線装置による撮影を行
う(ステップ1203)。
【0087】前述した追尾動作は、動作モードとして予
め制御器71内に組み込まれており、一方の装置の動作
に応じて、他方の装置の位置が相手装置から所定以上の
距離だけ離れるように制御するものであり、このモード
を設定することにより、必要な装置を手動等により移動
させた場合にも、他方の装置と衝突することを回避する
ことができ、常に、必要な装置を適確な撮影位置に位置
付けして撮影を行うことができる。
【0088】なお、前述では、ステップ806の後の移
動として説明したが、この移動の開始は、これに限ら
ず、2つの装置が任意の位置にあるときに行うことがで
きる。また、前述の追尾モードは、1つの部屋に設置さ
れるX線撮影装置が2台以上になった場合にも、1台の
装置の移動に伴って他の装置を移動させるようにするこ
とができる。
【0089】また、前述した各動作例において、表示器
上の表示灯の点灯により、各機器の移動の完了を知らせ
るとしたが、表示器には、その他に、電源のオン、オフ
を示す表示、X線撮影の条件を示す表示、X線撮影装置
の配置関係を示す示す表示、移動中のX線撮影装置を示
す表示等のための表示器が設けられている。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
発明によるX線撮影装置を回転立体撮影装置、CT装置
等と組み合せて使用する場合にも、被検者の広い範囲の
部位を検査可能であり、しかも、撮影位置と退避位置と
の間の移動操作を、移動中に障害物に衝突させることな
く容易に行うことができるので、被検者のX線検査・治
療を操作性よく迅速に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に使用する天井懸垂式のX線
撮影装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に使用するX線撮影装置の制
御系統を示すブロック図である。
【図3】X線撮影装置と回転立体撮影装置と組合せて構
成した本発明の一実施形態によるX線撮影システムの配
置を示す図である。
【図4】X線撮影装置と回転立体撮影装置と組合せて構
成した本発明の一実施形態によるX線撮影システムの配
置を示す図である。
【図5】X線撮影装置と回転立体撮影装置及びCT装置
の両者と組み合せて構成した本発明の他の実施形態によ
るX線撮影システムの配置を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるX線撮影システムに使
用する他の形態のX線撮影装置の構成を示す正面図であ
る。
【図7】本発明の実施形態によるX線撮影システムに使
用する他の形態のX線撮影装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図8】X線撮影装置が退避位置にあって回転立体撮影
装置が撮影位置にあり、この状態からX線撮影装置をセ
ット位置に移動させ、回転立体撮影装置による撮影を行
う場合の動作を説明するフローチャート(その1)であ
る。
【図9】X線撮影装置が退避位置にあって回転立体撮影
装置が撮影位置にあり、この状態からX線撮影装置をセ
ット位置に移動させ、回転立体撮影装置による撮影を行
う場合の動作を説明するフローチャート(その2)であ
る。
【図10】X線撮影装置が退避位置にあって回転立体撮
影装置が撮影位置にあり、この状態からX線撮影装置を
被検者の頭側からのセット位置に移動させ、X線撮影装
置による撮影を行う場合の動作を説明するフローチャー
ト(その1)である。
【図11】X線撮影装置が退避位置にあって回転立体撮
影装置が撮影位置にあり、この状態からX線撮影装置を
被検者の頭側からのセット位置に移動させ、X線撮影装
置による撮影を行う場合の動作を説明するフローチャー
ト(その2)である。
【図12】2つのX線撮影装置を検査位置に移動させて
撮影を行う場合の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
T 検診台 P 被検者 51 X線管装置 52 絞り装置 53 イメージインテンシファイア(I.I) 54 テレビカメラ 55 C字形アーム 56 支柱 57 台車 58 天井レール 59 天井面 60 内部レール 61 床面 62 スライド支持部 63 回転支持部 64、65 ローラ 66 取付枠 70a、70b、70c サーボモータに組み込まれた
エンコーダ 71 姿勢制御器 72 操作器 101 X線撮影装置 102 CT装置 103 回転立体撮影装置 105 床レール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査者を乗せるベッドの長軸方向と短
    軸方向との軸の一方の軸方向にX線撮影装置を配置し、
    他方の軸方向に他の医療診断装置を配置したX線撮影シ
    ステムにおいて、前記X線撮影装置を前記一方の軸方向
    上で移動させる第1の移動手段を天井に配置し、前記他
    の医療診断装置を前記他の軸方向上で移動させる他の移
    動手段を床に配置したことを特徴とするX線撮影システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記一方の軸方向上で移動するX線撮影
    装置は、天井面に水平な面内で、少なくとも2つの方向
    に直線移動可能に天井面に設置された走行用の台車と、
    該台車に天井面に水平な面内で回転可能に設けられた支
    柱と、該支柱に回転自在に支持されるC字型アームと、
    該C字型に設けたX線照射手段と、前記C字型アームの
    前記X線照射手段と対向する位置に設けられた撮像手段
    と、前記台車の直線移動位置と前記支柱の回転角度とを
    検出する位置検出手段と、前記台車の直線移動位置と前
    記支柱の回転角度とを記憶する記憶手段と、前記台車と
    前記支柱とを記憶した位置へ駆動制御する制御手段とを
    備えることを特徴とする請求項1記載のX線撮影システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記台車の直線移動位置と前記支柱の回
    転角度とを前記記憶手段への記憶は、前記支柱をパワー
    アシストを受け、または、パワーアシストを受けること
    なく手動により移動させながら行うことを特徴とする請
    求項2記載のX線撮影システム。
  4. 【請求項4】 前記C字型アームは、支柱の一端に固定
    された回転支持部とスライド支持部とによって、回転可
    能に、また、C字型部に沿ってスライド可能に支持され
    ていることを特徴とする請求項2または3記載のX線撮
    影システム。
  5. 【請求項5】 前記スライド支持部は、回転支持部に支
    持される回転中心部に切欠部を備え、C字型アームがス
    ライド支持部内をスライドしたとき、撮像手段のC字型
    アームからの出っ張り部が前記切欠部内に位置すること
    を特徴とする請求項2、3または4記載のX線撮影シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記走行台車の直線移動と、前記支柱の
    回転を操作するための操作器を、少なくとも2個所に設
    け、そのうちの1個所を前記支柱上としたことを特徴と
    する請求項1ないし5のうち1記載のX線撮影システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記他の医療診断装置を床面上に床面と
    水平な面内で移動可能とし、前記他の医療診断装置の床
    面上の移動位置を記憶し、この記憶された位置に、前記
    他の医療診断装置を移動させる制御手段を前記X線撮影
    装置に備えることを特徴とする請求項1ないし6のうち
    1記載のX線撮影システム。
  8. 【請求項8】 被検査者を乗せるベッドを共用し、前記
    ベッドの長軸方向と短軸方向との軸の一方の軸方向に移
    動する第1の移動手段に回転可能に支持されたアームに
    X線照射部とX線撮影部が取り付けられたX線撮影装置
    と、前記ベッドに対し他の方向に移動する他の移動手段
    により移動される他の医療診断装置とを備えるX線撮影
    システムの制御方法において、前記X線撮影装置の撮影
    のための移動の指示に基づき、前記他の医療診断装置
    が、前記ベッド位置における前記アームの回転範囲外の
    退避エリアに前記他の方向に移動し、次に、X線撮影装
    置が前記一方の方向に移動して前記撮影のための位置に
    移動するように制御されることを特徴とするX線撮影シ
    ステムの制御方法。
  9. 【請求項9】 被検査者を乗せるベッドを共用し、前記
    ベッドの長軸方向と短軸方向との軸の一方の軸方向に移
    動する第1の移動手段に回転可能に支持されたアームに
    X線照射部とX線撮影部が取り付けられたX線撮影装置
    と、前記ベッドに対し他の方向に移動する他の移動手段
    により移動される他の医療診断装置とを備えるX線撮影
    システムの制御方法において、前記X線撮影装置は、移
    動の指示に基づいて移動し、前記他の医療診断装置は、
    前記X線撮影装置の移動に基づきこのX線撮影装置から
    所定以上を距離を置いて移動するように制御されること
    を特徴とするX線撮影システムの制御方法。
  10. 【請求項10】 被検査者を乗せるベッドを共用し、前
    記ベッドの長軸方向と短軸方向との軸の一方の軸方向に
    移動する第1の移動手段に回転可能に支持されたアーム
    にX線照射部とX線撮影部が取り付けられたX線撮影装
    置と、前記ベッドに対し他の方向に移動する他の移動手
    段により移動される他の医療診断装置とを備えるX線撮
    影システムの制御方法において、前記X線撮影装置に対
    する退避の指示により、前記X線撮影装置のアームが所
    定の回転位置に移動して、X線撮影装置が退避位置への
    移動を終了すると、前記X線撮影装置が退避位置にある
    ことを表示することを特徴とするX線撮影システムの制
    御方法。
  11. 【請求項11】 前記X線撮影装置が移動中、前記他の
    医療診断装置の移動が禁止され、X線撮影装置が退避位
    置に達したとき、前記他の医療診断装置の移動の禁止が
    解除されることを特徴とする請求項10記載のX線撮影
    システムの制御方法。
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