JPH0914077A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
蓄圧式燃料噴射装置Info
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- JPH0914077A JPH0914077A JP7159347A JP15934795A JPH0914077A JP H0914077 A JPH0914077 A JP H0914077A JP 7159347 A JP7159347 A JP 7159347A JP 15934795 A JP15934795 A JP 15934795A JP H0914077 A JPH0914077 A JP H0914077A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、燃料の噴射初期における噴霧到達距
離を減少させることができる蓄圧式燃料噴射装置を提供
する。 【構成】本発明は、低高圧用の燃料ポンプ1a,1bで
送られた燃料を、高圧力で貯留する高圧用タンク10a
と低圧力で貯留する低圧用タンク10bとに貯留させ、
燃料噴射弁20の針弁26の先端部に在る燃料溜まり室
28を低圧燃料通路28aを介し低圧用タンクと連通さ
せ、高圧用タンクからの高圧燃料を高圧燃料通路13
a、三方電磁弁23を介し針弁端に導き、高圧燃料通路
からの分岐通路28bを針弁周面に開口させ、針弁の先
端部分内に、軸方向に変位した入口37aと出口37b
とを有する連絡通路37を設けて、針弁が閉止から所定
にリフトする噴射初期には、燃料溜まり室の低圧燃料が
噴孔から噴射され、その後は、分岐通路からの高圧燃料
が噴孔から噴射されるようにした。
離を減少させることができる蓄圧式燃料噴射装置を提供
する。 【構成】本発明は、低高圧用の燃料ポンプ1a,1bで
送られた燃料を、高圧力で貯留する高圧用タンク10a
と低圧力で貯留する低圧用タンク10bとに貯留させ、
燃料噴射弁20の針弁26の先端部に在る燃料溜まり室
28を低圧燃料通路28aを介し低圧用タンクと連通さ
せ、高圧用タンクからの高圧燃料を高圧燃料通路13
a、三方電磁弁23を介し針弁端に導き、高圧燃料通路
からの分岐通路28bを針弁周面に開口させ、針弁の先
端部分内に、軸方向に変位した入口37aと出口37b
とを有する連絡通路37を設けて、針弁が閉止から所定
にリフトする噴射初期には、燃料溜まり室の低圧燃料が
噴孔から噴射され、その後は、分岐通路からの高圧燃料
が噴孔から噴射されるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
シリンダ内に燃料を最適に噴射させる蓄圧式燃料噴射装
置に関する。
シリンダ内に燃料を最適に噴射させる蓄圧式燃料噴射装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは、ピストンにより
圧縮された空気中に燃料(軽油)を噴射させて、同燃料
を圧縮熱で着火し燃焼させて動力を得るエンジンであ
る。こうしたディーゼルエンジンに用いられる燃料噴射
装置には、一般に列型など燃料噴射ポンプを用いた構造
が用いられている。
圧縮された空気中に燃料(軽油)を噴射させて、同燃料
を圧縮熱で着火し燃焼させて動力を得るエンジンであ
る。こうしたディーゼルエンジンに用いられる燃料噴射
装置には、一般に列型など燃料噴射ポンプを用いた構造
が用いられている。
【0003】この燃料噴射装置は、燃料フィードポンプ
から送られた燃料を燃料噴射ポンプのプランジャで所定
の高圧にまで高め、この高圧燃料を同燃料噴射ポンプに
より所定の噴射開始時期、所定の燃料噴射量で、シリン
ダに装着されている気筒毎の噴射ノズルへ分配して、各
シリンダへ燃料を噴射させる装置である。
から送られた燃料を燃料噴射ポンプのプランジャで所定
の高圧にまで高め、この高圧燃料を同燃料噴射ポンプに
より所定の噴射開始時期、所定の燃料噴射量で、シリン
ダに装着されている気筒毎の噴射ノズルへ分配して、各
シリンダへ燃料を噴射させる装置である。
【0004】ところが、燃料噴射ポンプは、コントロー
ルラックとプランジャとを組合わせて燃料の噴射と調量
を行う構造となるので、かなり大型で重量がある。しか
も、燃料噴射ポンプは、同ポンプの機能を補うための機
器として、負荷変動に応じて燃料噴射量を加減するガバ
ナ、噴射時期の進角作用を行う油圧式タイマなどが装着
されているので、かなり構造的にも複雑である。
ルラックとプランジャとを組合わせて燃料の噴射と調量
を行う構造となるので、かなり大型で重量がある。しか
も、燃料噴射ポンプは、同ポンプの機能を補うための機
器として、負荷変動に応じて燃料噴射量を加減するガバ
ナ、噴射時期の進角作用を行う油圧式タイマなどが装着
されているので、かなり構造的にも複雑である。
【0005】このような燃料噴射ポンプでは、噴射圧力
がエンジンの回転数に依存しており、エンジンが低回転
では高回転側に比較して圧力が低くなる。例えば低回転
高負荷域のような運転領域では低圧で大量の燃料が噴射
されることとなり、燃料噴霧の微粒化が促進されず、燃
焼が悪化する場合がある。
がエンジンの回転数に依存しており、エンジンが低回転
では高回転側に比較して圧力が低くなる。例えば低回転
高負荷域のような運転領域では低圧で大量の燃料が噴射
されることとなり、燃料噴霧の微粒化が促進されず、燃
焼が悪化する場合がある。
【0006】燃料噴射装置は、ディーゼルエンジンと共
に車両のエンジンルームに収容される関係から、小型で
あること、軽量であること、さらには構造的に簡素であ
ることが望ましい。
に車両のエンジンルームに収容される関係から、小型で
あること、軽量であること、さらには構造的に簡素であ
ることが望ましい。
【0007】そこで、種々の問題をもたらす燃料噴射ポ
ンプを用いず、電気的な制御で、かなり圧力の高い燃料
(例えば1000気圧にまで圧力を高めた燃料)をエン
ジン運転モードに応じて所定量、燃焼室へ噴射させるよ
うにした蓄圧式燃料噴射装置が提案されている。
ンプを用いず、電気的な制御で、かなり圧力の高い燃料
(例えば1000気圧にまで圧力を高めた燃料)をエン
ジン運転モードに応じて所定量、燃焼室へ噴射させるよ
うにした蓄圧式燃料噴射装置が提案されている。
【0008】これには、例えば電磁弁の開閉動作により
燃料噴射が可能な燃料噴射弁とエンジンで駆動される燃
料フィードポンプとの間を燃料通路でつなぎ、これら燃
料噴射弁,燃料フィードポンプ間に燃料フィードポンプ
からの燃料を所定の高い圧力(例えば1000気圧)に
蓄圧する蓄圧器を設けた構造が用いられている。
燃料噴射が可能な燃料噴射弁とエンジンで駆動される燃
料フィードポンプとの間を燃料通路でつなぎ、これら燃
料噴射弁,燃料フィードポンプ間に燃料フィードポンプ
からの燃料を所定の高い圧力(例えば1000気圧)に
蓄圧する蓄圧器を設けた構造が用いられている。
【0009】そして、エンジン運転モードに応じた電磁
弁の開閉動作で、燃料噴射弁の針弁を開放動作(リフ
ト)させて、エンジンの回転数の影響を受けない蓄圧器
からの高圧燃料を、所定の噴射開始時期、かつ所定の燃
料噴射量(噴射終了時期による)で、燃料噴射弁の噴孔
から、ディーゼルエンジンの燃焼室へ噴射させるように
してある。
弁の開閉動作で、燃料噴射弁の針弁を開放動作(リフ
ト)させて、エンジンの回転数の影響を受けない蓄圧器
からの高圧燃料を、所定の噴射開始時期、かつ所定の燃
料噴射量(噴射終了時期による)で、燃料噴射弁の噴孔
から、ディーゼルエンジンの燃焼室へ噴射させるように
してある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした蓄
圧式燃料噴射装置を用いると、ディーゼルエンジンから
未燃ガスが排気ガスに混じって排出されることがある。
この原因には、蓄圧式燃料噴射装置の特性によって、燃
料噴射の際、噴射初期における噴霧到達距離が非常に長
くなることが挙げられる。
圧式燃料噴射装置を用いると、ディーゼルエンジンから
未燃ガスが排気ガスに混じって排出されることがある。
この原因には、蓄圧式燃料噴射装置の特性によって、燃
料噴射の際、噴射初期における噴霧到達距離が非常に長
くなることが挙げられる。
【0011】この点を説明すれば、図7に示されるよう
に蓄圧式燃料噴射装置(燃料噴射弁)の噴射圧力は、列
型の燃料噴射装置(燃料噴射ポンプ)に見られるような
噴射初期が低くそれから次第に圧力が上昇してピークに
達するような挙動(破線で図示)とは異なり、高い圧力
が噴射初期から略一定(蓄圧器から高い圧力が噴孔に作
用するから)に続く挙動(実線で図示)を示す。
に蓄圧式燃料噴射装置(燃料噴射弁)の噴射圧力は、列
型の燃料噴射装置(燃料噴射ポンプ)に見られるような
噴射初期が低くそれから次第に圧力が上昇してピークに
達するような挙動(破線で図示)とは異なり、高い圧力
が噴射初期から略一定(蓄圧器から高い圧力が噴孔に作
用するから)に続く挙動(実線で図示)を示す。
【0012】これにより、噴射初期の噴孔からは、列型
の燃料噴射ポンプに見られるような低い圧力の燃料が開
き始めの針弁で絞られてシリンダへ噴射されるのではな
く、高い圧力の燃料が開き始めの針弁で絞られてシリン
ダへ噴射されるようになる。
の燃料噴射ポンプに見られるような低い圧力の燃料が開
き始めの針弁で絞られてシリンダへ噴射されるのではな
く、高い圧力の燃料が開き始めの針弁で絞られてシリン
ダへ噴射されるようになる。
【0013】このために、蓄圧式燃料噴射装置は、図8
に示されるように破線で示す列型の燃料噴射装置に比
べ、圧力が高い分、噴射初期の燃料が飛ぶ距離、すなわ
ち噴霧到達距離が非常に長くなってしまう。
に示されるように破線で示す列型の燃料噴射装置に比
べ、圧力が高い分、噴射初期の燃料が飛ぶ距離、すなわ
ち噴霧到達距離が非常に長くなってしまう。
【0014】このように噴霧到達距離が長くなると、燃
焼室の壁面への衝突量がかなり多くなり、その部位、す
なわち燃焼室の外周部の領域だけが他の部分より燃料が
濃くなる、いわゆる過濃度部分が発生する。
焼室の壁面への衝突量がかなり多くなり、その部位、す
なわち燃焼室の外周部の領域だけが他の部分より燃料が
濃くなる、いわゆる過濃度部分が発生する。
【0015】このため、この部分の燃料が良好に燃えず
に排出されることが起きやすい。そこで、この対策とし
て、ピストンの上面にある凹部とシリンダヘッドとの間
で囲まれる燃焼室(直噴式)の径を大きくすることが考
えられるが、ピストンの外径との関係から、特にボア径
の小さいエンジンにおいては衝突を回避できるほどの燃
焼室径を確保するのは困難である。
に排出されることが起きやすい。そこで、この対策とし
て、ピストンの上面にある凹部とシリンダヘッドとの間
で囲まれる燃焼室(直噴式)の径を大きくすることが考
えられるが、ピストンの外径との関係から、特にボア径
の小さいエンジンにおいては衝突を回避できるほどの燃
焼室径を確保するのは困難である。
【0016】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、燃料の噴射初期における
噴霧到達距離を減少させることができる蓄圧式燃料噴射
装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、燃料の噴射初期における
噴霧到達距離を減少させることができる蓄圧式燃料噴射
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した発明は、予め設定された高圧力の
燃料を貯留する第1蓄圧器を設け、この第1蓄圧器より
低い圧力の燃料を貯留する第2蓄圧器を設け、第1蓄圧
器,第2蓄圧器に燃料を供給する燃料供給手段を設け、
かつ燃焼室に噴孔を臨ませたノズルボディとこのノズル
ボディ内に摺動自在に嵌挿された針弁とこの針弁の回り
の低圧燃料通路を介して第2蓄圧器と連通した燃料溜ま
り室と針弁に第1蓄圧器内の燃料圧力を高圧燃料通路を
介して作用すると針弁を閉止状態に保持,同燃料圧力を
除くと針弁を開放動作させる電磁弁と高圧燃料通路の電
磁弁の上流側となる部位から分岐されて針弁の周面に臨
む分岐通路と針弁内に穿設されると共に同針弁の外面に
互いに軸方向に変位して開口する入口と出口を有しかつ
入口および出口が針弁の開放作動の途中から分岐通路、
燃料溜まり室にそれぞれ連通する連絡通路とを有してな
る燃料噴射弁を設けたことにある。
に請求項1に記載した発明は、予め設定された高圧力の
燃料を貯留する第1蓄圧器を設け、この第1蓄圧器より
低い圧力の燃料を貯留する第2蓄圧器を設け、第1蓄圧
器,第2蓄圧器に燃料を供給する燃料供給手段を設け、
かつ燃焼室に噴孔を臨ませたノズルボディとこのノズル
ボディ内に摺動自在に嵌挿された針弁とこの針弁の回り
の低圧燃料通路を介して第2蓄圧器と連通した燃料溜ま
り室と針弁に第1蓄圧器内の燃料圧力を高圧燃料通路を
介して作用すると針弁を閉止状態に保持,同燃料圧力を
除くと針弁を開放動作させる電磁弁と高圧燃料通路の電
磁弁の上流側となる部位から分岐されて針弁の周面に臨
む分岐通路と針弁内に穿設されると共に同針弁の外面に
互いに軸方向に変位して開口する入口と出口を有しかつ
入口および出口が針弁の開放作動の途中から分岐通路、
燃料溜まり室にそれぞれ連通する連絡通路とを有してな
る燃料噴射弁を設けたことにある。
【0018】請求項2に記載した発明は、上記目的に加
え、さらに噴射初期に適正に低圧力の燃料が噴射される
ようにするために、燃料噴射弁が、針弁の開放作動時に
おける針弁のリフトが所定リフト量以下のときに分岐通
路を閉止して第2蓄圧器の低圧燃料を噴孔から噴射し、
同所定リフト量を越えると分岐通路が連絡通路を介して
燃料溜まり室と連通して第1蓄圧器の高圧燃料を噴孔か
ら噴射させる主噴射が行われるようにしたことにある。
え、さらに噴射初期に適正に低圧力の燃料が噴射される
ようにするために、燃料噴射弁が、針弁の開放作動時に
おける針弁のリフトが所定リフト量以下のときに分岐通
路を閉止して第2蓄圧器の低圧燃料を噴孔から噴射し、
同所定リフト量を越えると分岐通路が連絡通路を介して
燃料溜まり室と連通して第1蓄圧器の高圧燃料を噴孔か
ら噴射させる主噴射が行われるようにしたことにある。
【0019】請求項3に記載した発明は、上記目的に加
え、さらに燃焼の初期における急激な爆発燃焼を抑制す
るために、主噴射前に、電磁弁の開閉動作で針弁が所定
リフト量以下に規定されて噴孔から低圧燃料が噴射され
るパイロット噴射を行うようにしたことを特徴とする。
え、さらに燃焼の初期における急激な爆発燃焼を抑制す
るために、主噴射前に、電磁弁の開閉動作で針弁が所定
リフト量以下に規定されて噴孔から低圧燃料が噴射され
るパイロット噴射を行うようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項4に記載した発明は、上記目的に加
えて、さらに高圧力の燃料がとぎれることなく噴孔から
噴射されるようにするために、連絡通路の出口を、針弁
の開放作動時の全てにおいて燃料溜まり室に臨むように
配置したことにある。
えて、さらに高圧力の燃料がとぎれることなく噴孔から
噴射されるようにするために、連絡通路の出口を、針弁
の開放作動時の全てにおいて燃料溜まり室に臨むように
配置したことにある。
【0021】請求項5に記載した発明は、上記目的に加
えて、さらに消費する燃料に応じて速やかに低・高の燃
料を各蓄圧器に対して供給させるために、燃料供給手段
を、第1の蓄圧器、の蓄圧器にそれぞれ燃料を供給する
専用の第1ポンプおよび第2ポンプを有して構成したこ
とにある。
えて、さらに消費する燃料に応じて速やかに低・高の燃
料を各蓄圧器に対して供給させるために、燃料供給手段
を、第1の蓄圧器、の蓄圧器にそれぞれ燃料を供給する
専用の第1ポンプおよび第2ポンプを有して構成したこ
とにある。
【0022】請求項6に記載の発明は、上記目的に加え
て、さらに噴射初期に低圧燃料が噴射しやすい構造、か
つ小なる流通抵抗で低・高圧の燃料の噴射を可能とする
ために、燃料溜まり部を針弁の先端部近傍に形成し、か
つ低圧燃料通路を分岐通路よりも針弁の先端側に配置し
て燃料溜まり室に連通させたことにある。
て、さらに噴射初期に低圧燃料が噴射しやすい構造、か
つ小なる流通抵抗で低・高圧の燃料の噴射を可能とする
ために、燃料溜まり部を針弁の先端部近傍に形成し、か
つ低圧燃料通路を分岐通路よりも針弁の先端側に配置し
て燃料溜まり室に連通させたことにある。
【0023】
【作用】請求項1に記載した発明によると、燃料が噴射
されていないときは、燃料噴射弁の電磁弁が、針弁に高
圧力の燃料が作用する方向に作動して、針弁を閉止状態
に保持させてある。
されていないときは、燃料噴射弁の電磁弁が、針弁に高
圧力の燃料が作用する方向に作動して、針弁を閉止状態
に保持させてある。
【0024】このとき、燃料溜まり室は第2蓄圧器から
の低圧燃料で満たされ、分岐通路は第1蓄圧器からの高
圧燃料で満たされている。この状態から燃料噴射時にな
ると、燃料噴射弁の電磁弁は、上記燃料圧力を除く方向
に作用し、針弁を開放動作させる。
の低圧燃料で満たされ、分岐通路は第1蓄圧器からの高
圧燃料で満たされている。この状態から燃料噴射時にな
ると、燃料噴射弁の電磁弁は、上記燃料圧力を除く方向
に作用し、針弁を開放動作させる。
【0025】すると、燃料溜まり室は開放される。この
とき、分岐通路は閉じたままであるから、針弁の開放動
作にしたがい、燃料溜まり部の低圧燃料が、開放する噴
孔から噴射される。
とき、分岐通路は閉じたままであるから、針弁の開放動
作にしたがい、燃料溜まり部の低圧燃料が、開放する噴
孔から噴射される。
【0026】続いて、針弁の開放動作の途中から、分岐
通路と燃料溜まり室とは、針弁内の連絡通路を通じて連
通していく。すると、今度は、分岐通路に至る第1蓄圧
器からの高圧燃料が、針弁に在る連絡通路、燃料溜まり
室を通じて、開放している噴孔に導かれる。
通路と燃料溜まり室とは、針弁内の連絡通路を通じて連
通していく。すると、今度は、分岐通路に至る第1蓄圧
器からの高圧燃料が、針弁に在る連絡通路、燃料溜まり
室を通じて、開放している噴孔に導かれる。
【0027】これにより、噴孔から噴射される燃料は、
低圧燃料から高圧燃料に変わり、以後、所定の燃料噴射
量まで、高圧燃料が噴射される。こうした燃料噴射のパ
ターンだと、常に噴射初期の噴射圧力は低くなる。
低圧燃料から高圧燃料に変わり、以後、所定の燃料噴射
量まで、高圧燃料が噴射される。こうした燃料噴射のパ
ターンだと、常に噴射初期の噴射圧力は低くなる。
【0028】つまり、噴射初期における噴霧到達距離は
短くなる。それ故、燃焼室外周における過濃度は改善さ
れ、同過濃度を原因に生じていた未燃ガスの発生が抑制
されるようになる。
短くなる。それ故、燃焼室外周における過濃度は改善さ
れ、同過濃度を原因に生じていた未燃ガスの発生が抑制
されるようになる。
【0029】しかも、噴射初期の燃料量が少なくなるこ
とで、初期燃焼量が抑制され、NOX (窒素酸化物)は
低減される。請求項2に記載した発明によると、開放動
作する針弁が所定リフト量以下のときは、燃料溜まり部
の低圧燃料が噴孔から噴射され、続いて同所定リフト量
を越えると、連絡通路を通じて、分岐通路から高圧の燃
料が噴孔から噴射される。
とで、初期燃焼量が抑制され、NOX (窒素酸化物)は
低減される。請求項2に記載した発明によると、開放動
作する針弁が所定リフト量以下のときは、燃料溜まり部
の低圧燃料が噴孔から噴射され、続いて同所定リフト量
を越えると、連絡通路を通じて、分岐通路から高圧の燃
料が噴孔から噴射される。
【0030】これにより、噴射初期にだけ、適正に低圧
燃料が噴射させる主噴射が行われるようになる。請求項
3に記載した発明によると、主噴射前、噴孔から極少量
の低圧燃料が噴射されるようになる(パイロット噴
射)。
燃料が噴射させる主噴射が行われるようになる。請求項
3に記載した発明によると、主噴射前、噴孔から極少量
の低圧燃料が噴射されるようになる(パイロット噴
射)。
【0031】この主噴射前における極少量噴射により、
燃焼の初期における急激な爆発燃焼は抑制されるように
なる。請求項4に記載した発明によると、高圧燃料は、
燃料溜まり室を通して、とぎれることなく、噴孔から噴
射されるようになる。
燃焼の初期における急激な爆発燃焼は抑制されるように
なる。請求項4に記載した発明によると、高圧燃料は、
燃料溜まり室を通して、とぎれることなく、噴孔から噴
射されるようになる。
【0032】請求項5に記載した発明によると、第1蓄
圧器には専用の第1ポンプで燃料が供給され、第2蓄圧
器には専用の第2ポンプで燃料が供給されるから、消費
する燃料に応じて速やかにそれぞれ低・高圧の燃料を各
蓄圧器に対して供給されるようになる。
圧器には専用の第1ポンプで燃料が供給され、第2蓄圧
器には専用の第2ポンプで燃料が供給されるから、消費
する燃料に応じて速やかにそれぞれ低・高圧の燃料を各
蓄圧器に対して供給されるようになる。
【0033】請求項6に記載した発明によると、針弁の
先端近傍に形成された燃料溜まり室を通じて噴孔から、
低圧燃料,高圧燃料が噴射される。このとき、低圧燃料
が通る低圧燃料通路が、高圧燃料が通る分岐通路よりも
針弁の先端側に配置されていると、針弁の開放動作を利
用して、噴射初期が低圧となるパターンでの燃料噴射が
しやすい。
先端近傍に形成された燃料溜まり室を通じて噴孔から、
低圧燃料,高圧燃料が噴射される。このとき、低圧燃料
が通る低圧燃料通路が、高圧燃料が通る分岐通路よりも
針弁の先端側に配置されていると、針弁の開放動作を利
用して、噴射初期が低圧となるパターンでの燃料噴射が
しやすい。
【0034】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図6に示す一実施
例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適用した車
両に搭載される例えば直噴式のディーゼルエンジンの蓄
圧式燃料噴射装置を示し、図中1は燃料フィードポンプ
である。
例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適用した車
両に搭載される例えば直噴式のディーゼルエンジンの蓄
圧式燃料噴射装置を示し、図中1は燃料フィードポンプ
である。
【0035】燃料供給手段としての燃料フィードポンプ
1は、高圧用の燃料フィードポンプ1aと低圧用の燃料
フィードポンプ1bとの2台のポンプを有している。こ
れら燃料フィードポンプ1a,1bには、いずれもディ
ーゼルエンジンの出力で駆動されるカム2でプランジャ
3を往復駆動させて、燃料タンク4内の燃料(軽油)を
圧送する同一構造のポンプが用いられている。なお、5
は各燃料フィードポンプ1a,1bの吐出通路6に設け
られた吐出弁である。
1は、高圧用の燃料フィードポンプ1aと低圧用の燃料
フィードポンプ1bとの2台のポンプを有している。こ
れら燃料フィードポンプ1a,1bには、いずれもディ
ーゼルエンジンの出力で駆動されるカム2でプランジャ
3を往復駆動させて、燃料タンク4内の燃料(軽油)を
圧送する同一構造のポンプが用いられている。なお、5
は各燃料フィードポンプ1a,1bの吐出通路6に設け
られた吐出弁である。
【0036】また各燃料フィードポンプ1a,1bの吸
込通路7と吐出通路6との間をバイパスしているバイパ
ス通路8には、吐出量制御電磁弁9がそれぞれ組込まれ
ていて、この吐出量制御電磁弁9の作動によってポンプ
吐出量を可変できる構造としてある。
込通路7と吐出通路6との間をバイパスしているバイパ
ス通路8には、吐出量制御電磁弁9がそれぞれ組込まれ
ていて、この吐出量制御電磁弁9の作動によってポンプ
吐出量を可変できる構造としてある。
【0037】これら吐出量制御電磁弁9の設定によっ
て、燃料フィードポンプ1aを高圧用とし、燃料フィー
ドポンプ1bを低圧用と定めてある。そして、高圧用の
燃料フィードポンプ1aの吐出通路6には、高圧用の蓄
圧タンク10a(本願の第1蓄圧器に相当)の入口部が
接続されている。
て、燃料フィードポンプ1aを高圧用とし、燃料フィー
ドポンプ1bを低圧用と定めてある。そして、高圧用の
燃料フィードポンプ1aの吐出通路6には、高圧用の蓄
圧タンク10a(本願の第1蓄圧器に相当)の入口部が
接続されている。
【0038】この蓄圧タンク10aは、高い耐圧性を有
していて、同タンク10aの内部で所定の高い圧力、例
えば1000気圧域の高圧力で燃料を貯留できるように
している。
していて、同タンク10aの内部で所定の高い圧力、例
えば1000気圧域の高圧力で燃料を貯留できるように
している。
【0039】また低圧用の燃料フィードポンプ1bの吐
出通路6には、低圧用の蓄圧タンク10b(本願の第2
蓄圧器に相当)の入口部が接続されている。この蓄圧タ
ンク10bは、蓄圧タンク10aよりも低い耐圧性を有
していて、同タンク10bの内部で所定の低い圧力、例
えば100気圧域の低圧力で燃料を貯留できるようにし
ている。
出通路6には、低圧用の蓄圧タンク10b(本願の第2
蓄圧器に相当)の入口部が接続されている。この蓄圧タ
ンク10bは、蓄圧タンク10aよりも低い耐圧性を有
していて、同タンク10bの内部で所定の低い圧力、例
えば100気圧域の低圧力で燃料を貯留できるようにし
ている。
【0040】なお、蓄圧タンク10a,10bには、い
ずれもタンク内の圧力を検知するための圧力センサー1
1a,11b(タンク内の圧力を所定の圧力域に保つた
めのもの)が設けてある。
ずれもタンク内の圧力を検知するための圧力センサー1
1a,11b(タンク内の圧力を所定の圧力域に保つた
めのもの)が設けてある。
【0041】一方、図中20はディーゼルエンジンのシ
リンダヘッド12に配設されたユニットインジェクター
(本願の燃料噴射弁に相当)である。ユニットインジェ
クター20は、シリンダヘッド12に支持されたインジ
ェクター本体21を有している。
リンダヘッド12に配設されたユニットインジェクター
(本願の燃料噴射弁に相当)である。ユニットインジェ
クター20は、シリンダヘッド12に支持されたインジ
ェクター本体21を有している。
【0042】このインジェクター本体21は、下部側に
筒形のノズルボディ22が組込まれ、上部側に噴射制御
電磁弁23(本願の電磁弁に相当)が組込まれている。
ノズルボディ22の下端部中央には、図2に示されるよ
うに例えば同壁部分を円弧状に凹陥させてなる突起24
が形成されている。この突起部24は、シリンダヘッド
12の下面からシリンダ中央へ突き出ている。そして、
突起24の周壁に設けてある複数の噴孔25が、ディー
ゼルエンジンのピストン14の上面とシリンダ15とで
形成される燃焼室16に開口している。
筒形のノズルボディ22が組込まれ、上部側に噴射制御
電磁弁23(本願の電磁弁に相当)が組込まれている。
ノズルボディ22の下端部中央には、図2に示されるよ
うに例えば同壁部分を円弧状に凹陥させてなる突起24
が形成されている。この突起部24は、シリンダヘッド
12の下面からシリンダ中央へ突き出ている。そして、
突起24の周壁に設けてある複数の噴孔25が、ディー
ゼルエンジンのピストン14の上面とシリンダ15とで
形成される燃焼室16に開口している。
【0043】またノズルボディ22内には、ノズルニー
ドル26(本願の針弁に相当)が上下方向に摺動自在に
嵌挿されている。そして、このノズルニードル26の下
端(先端)に在る円錐面26aは、図2にも示されるよ
うに凹陥した縁部で形成された弁座27と当接してい
て、ノズルニードル26の変位により、噴孔25を開閉
できるようにしてある。
ドル26(本願の針弁に相当)が上下方向に摺動自在に
嵌挿されている。そして、このノズルニードル26の下
端(先端)に在る円錐面26aは、図2にも示されるよ
うに凹陥した縁部で形成された弁座27と当接してい
て、ノズルニードル26の変位により、噴孔25を開閉
できるようにしてある。
【0044】このノズルニードル26の先端部近傍、例
えば弁座27の直上となる部分には、図2に示されるよ
うにノズルニードル26の軸心回りに沿って環状の燃料
溜まり室28が形成してある。この燃料溜まり室28
は、ノズルボディ22およびインジェクター本体21に
設けてあるフィードホール28a(本願の低圧燃料通路
に相当)を通じて、同インジェクター本体21の上部に
設けた低圧燃料入口31bに連通している。
えば弁座27の直上となる部分には、図2に示されるよ
うにノズルニードル26の軸心回りに沿って環状の燃料
溜まり室28が形成してある。この燃料溜まり室28
は、ノズルボディ22およびインジェクター本体21に
設けてあるフィードホール28a(本願の低圧燃料通路
に相当)を通じて、同インジェクター本体21の上部に
設けた低圧燃料入口31bに連通している。
【0045】またインジェクター本体21の中段部分に
は、ノズルニードル26と直列に連なるように油圧ピス
トン29が上下方向に移動自在に収容してある。なお、
油圧ピストン29は、その周囲に配設されたスプリング
30で発生する小なる弾性力で下方へ付勢されていて、
常にノズルニードル26に閉じる方向の付勢力を与えて
いる。
は、ノズルニードル26と直列に連なるように油圧ピス
トン29が上下方向に移動自在に収容してある。なお、
油圧ピストン29は、その周囲に配設されたスプリング
30で発生する小なる弾性力で下方へ付勢されていて、
常にノズルニードル26に閉じる方向の付勢力を与えて
いる。
【0046】噴射制御電磁弁23には、例えばインジェ
クター本体12の上端部に、油圧ピストン29の上端に
向かう流路23aと、インジェクター本体12の上部に
在る高圧燃料入口31aから燃料タンク4へ至るリーク
路23bとで逆T字形の三方流路23c(本願の低圧燃
料通路に相当)を形成し、これら流路23a,23bの
交わる部分にソレノイド33で駆動される弁体(図示し
ない)を組込んだ三方電磁弁が用いてある。
クター本体12の上端部に、油圧ピストン29の上端に
向かう流路23aと、インジェクター本体12の上部に
在る高圧燃料入口31aから燃料タンク4へ至るリーク
路23bとで逆T字形の三方流路23c(本願の低圧燃
料通路に相当)を形成し、これら流路23a,23bの
交わる部分にソレノイド33で駆動される弁体(図示し
ない)を組込んだ三方電磁弁が用いてある。
【0047】この噴射制御電磁弁23は、高圧燃料入口
31a側と流路23aとの間が開、リーク路23bが閉
となる第1の切換位置と、高圧燃料入口31a側が閉、
流路23aとリーク路23bとの間が開となる第2の切
換位置とを開閉動作する。そして、常時は弁体31は、
第1の切換位置に位置決められ、ソレノイド33が励磁
されると第2の切換位置に切換わるようにしてある。
31a側と流路23aとの間が開、リーク路23bが閉
となる第1の切換位置と、高圧燃料入口31a側が閉、
流路23aとリーク路23bとの間が開となる第2の切
換位置とを開閉動作する。そして、常時は弁体31は、
第1の切換位置に位置決められ、ソレノイド33が励磁
されると第2の切換位置に切換わるようにしてある。
【0048】この噴射制御電磁弁23の第1の切換位置
は、高圧燃料入口31aからの燃料圧力、すなわち高圧
燃料が、油圧ピストン29に作用して、ノズルニードル
26に加えられ、同ノズルニードル26を閉止させる位
置である。
は、高圧燃料入口31aからの燃料圧力、すなわち高圧
燃料が、油圧ピストン29に作用して、ノズルニードル
26に加えられ、同ノズルニードル26を閉止させる位
置である。
【0049】また噴射制御電磁弁23の第2の切換位置
は、同油圧ピストン29、ノズルニードル26に加わる
圧力が除かれ、ノズルニードル26を移動自在にする位
置である。この位置により、ノズルニードル26は油溜
まり室28の燃料圧力で押し上げられ、開く噴孔25か
ら同油溜まり室28の燃料がシリンダ15内へ噴射され
るようにしてある(ノズルニードル26の開放動作)。
は、同油圧ピストン29、ノズルニードル26に加わる
圧力が除かれ、ノズルニードル26を移動自在にする位
置である。この位置により、ノズルニードル26は油溜
まり室28の燃料圧力で押し上げられ、開く噴孔25か
ら同油溜まり室28の燃料がシリンダ15内へ噴射され
るようにしてある(ノズルニードル26の開放動作)。
【0050】なお、流路23aの途中には、ノズルニー
ドル26の動作特性を設定するための、逆止弁34と噴
射率調整オリフィス35とを並列に組んだ調整回路36
が設けてある。
ドル26の動作特性を設定するための、逆止弁34と噴
射率調整オリフィス35とを並列に組んだ調整回路36
が設けてある。
【0051】インジェクター本体21およびノズルボデ
ィ22には、高圧燃料入口31aと噴射制御電磁弁23
との間の通路部分(本願の高圧燃料通路の上流側に相
当)から分岐されたフィードホール28b(本願の分岐
通路に相当)が配設されている。
ィ22には、高圧燃料入口31aと噴射制御電磁弁23
との間の通路部分(本願の高圧燃料通路の上流側に相
当)から分岐されたフィードホール28b(本願の分岐
通路に相当)が配設されている。
【0052】このフィードホール28bの先端は、図2
にも示されるようにフィードホール28aより若干、上
側(ノズルニードル26の基端側)にずれた位置で、ノ
ズルニードル26の先端側の周面に臨むように開口して
いる。
にも示されるようにフィードホール28aより若干、上
側(ノズルニードル26の基端側)にずれた位置で、ノ
ズルニードル26の先端側の周面に臨むように開口して
いる。
【0053】またノズルニードル26の先端部内には、
図2に示されるように連絡通路37が設けられている。
この連絡通路37が、燃料溜まり室28およびフィード
ホール28aと協同して、ノズルニードル26がリフト
範囲の全てをリフトすると、噴射初期は低圧燃料が噴
射、その後は高圧燃料が噴射するというパターンで燃料
噴射が行えるようにしてある。
図2に示されるように連絡通路37が設けられている。
この連絡通路37が、燃料溜まり室28およびフィード
ホール28aと協同して、ノズルニードル26がリフト
範囲の全てをリフトすると、噴射初期は低圧燃料が噴
射、その後は高圧燃料が噴射するというパターンで燃料
噴射が行えるようにしてある。
【0054】詳しくは、連絡通路37は、例えばノズル
ニードル26の円錐面26aに開口する周方向に並ぶ複
数の小孔からなる出口37bと、これから上側(軸方
向)にずれたノズルニードル26の、油溜まり室28と
フィードホール28bの開口端との間となる柱部分の外
周面に開口する環状溝からなる入口37aと、これら入
口37aと出口37bとの相互間を連通する中継通路3
7cとを有してなる。なお、入口37aを構成する環状
溝は、フィードホール28bの開口端の開口径より、大
きな幅寸法に設定してある。
ニードル26の円錐面26aに開口する周方向に並ぶ複
数の小孔からなる出口37bと、これから上側(軸方
向)にずれたノズルニードル26の、油溜まり室28と
フィードホール28bの開口端との間となる柱部分の外
周面に開口する環状溝からなる入口37aと、これら入
口37aと出口37bとの相互間を連通する中継通路3
7cとを有してなる。なお、入口37aを構成する環状
溝は、フィードホール28bの開口端の開口径より、大
きな幅寸法に設定してある。
【0055】このうち出口37bは、ノズルニードル2
6の開放作動時の全てにおいて燃料溜まり室28に臨む
位置に位置決めてある。また入口37aは、ノズルニー
ドル26の所定リフト量以下では、フィードホール28
bの開口端とずれ、所定リフト量を越えると同フィード
ホール28bの開口端と連通する位置に設定されてい
て、図3に示されるように所定リフト量以下だと、燃料
溜まり部28の低圧燃料が噴孔25から噴射され、図4
に示されるように所定リフト量を越えると、フィードホ
ール28bと油溜まり室28とが連絡通路37を介し連
通して、フィードホール28bからの高圧燃料が噴孔2
5から噴射されるようにしてある。
6の開放作動時の全てにおいて燃料溜まり室28に臨む
位置に位置決めてある。また入口37aは、ノズルニー
ドル26の所定リフト量以下では、フィードホール28
bの開口端とずれ、所定リフト量を越えると同フィード
ホール28bの開口端と連通する位置に設定されてい
て、図3に示されるように所定リフト量以下だと、燃料
溜まり部28の低圧燃料が噴孔25から噴射され、図4
に示されるように所定リフト量を越えると、フィードホ
ール28bと油溜まり室28とが連絡通路37を介し連
通して、フィードホール28bからの高圧燃料が噴孔2
5から噴射されるようにしてある。
【0056】これにより、ノズルニードル26が全リフ
トすると、リフト初期は低圧燃料が噴孔25から噴射さ
れ、途中からは高圧燃料が噴孔25から噴射されるよう
になる。
トすると、リフト初期は低圧燃料が噴孔25から噴射さ
れ、途中からは高圧燃料が噴孔25から噴射されるよう
になる。
【0057】このユニットインジェクター20の高圧燃
料入口31aと、蓄圧タンク10aの出口13aとは、
燃料通路38a(リーク路23bと共に本願の高圧燃料
通路を構成するもの)を介し連通接続されていて、蓄圧
タンク10aの高圧燃料をユニットインジェクター20
のノズルニードル26の先端部、噴射制御電磁弁23へ
導けるようにしている。
料入口31aと、蓄圧タンク10aの出口13aとは、
燃料通路38a(リーク路23bと共に本願の高圧燃料
通路を構成するもの)を介し連通接続されていて、蓄圧
タンク10aの高圧燃料をユニットインジェクター20
のノズルニードル26の先端部、噴射制御電磁弁23へ
導けるようにしている。
【0058】またユニットインジェクター20の低圧燃
料入口31bと、蓄圧タンク10bの出口13bとは、
燃料通路38b(フィードホール28bと共に本願の低
圧燃料通路を構成するもの)を介し連通接続されてい
て、蓄圧タンク10bの低圧燃料をユニットインジェク
ター20のノズルニードル26の先端部へ導けるように
してある。なお、燃料通路38bの途中には燃料溜まり
室28側からの逆流を防ぐための逆止弁39が設けてあ
る。
料入口31bと、蓄圧タンク10bの出口13bとは、
燃料通路38b(フィードホール28bと共に本願の低
圧燃料通路を構成するもの)を介し連通接続されてい
て、蓄圧タンク10bの低圧燃料をユニットインジェク
ター20のノズルニードル26の先端部へ導けるように
してある。なお、燃料通路38bの途中には燃料溜まり
室28側からの逆流を防ぐための逆止弁39が設けてあ
る。
【0059】他方、40は制御部となるECU(マイク
ロコンピュータおよびその周辺機器より構成されてな
る)である。このECU40には、低・高圧用の燃料フ
ィードポンプ1a,1bの吐出量制御電磁弁9、ユニッ
トインジェクター20の噴射制御電磁弁23、各蓄圧タ
ンク10a,10bの圧力センサー11a,11bが接
続されている。
ロコンピュータおよびその周辺機器より構成されてな
る)である。このECU40には、低・高圧用の燃料フ
ィードポンプ1a,1bの吐出量制御電磁弁9、ユニッ
トインジェクター20の噴射制御電磁弁23、各蓄圧タ
ンク10a,10bの圧力センサー11a,11bが接
続されている。
【0060】またECU40には、その他、アクセル開
度センサー41、気筒判別センサー42、ENG(エン
ジン)回転数センサー43(以下、E/Gセンサー43
と称す)が接続してある。
度センサー41、気筒判別センサー42、ENG(エン
ジン)回転数センサー43(以下、E/Gセンサー43
と称す)が接続してある。
【0061】このECU40には、予めエンジン運転モ
ードおよび燃料圧送量に応じた燃料噴射量が設定されて
いる。またECU40には、各アクセル開度センサー4
1、気筒判別センサー42、E/Gセンサー43の情報
にしたがい、所定の噴射開始時期に、上記設定燃料噴射
量で燃料を、パイロット噴射X、主噴射Yというパター
ンで、噴射させる機能が設定されている具体的には、E
CU40には、図5に示されるように噴射開始時期毎
に、主噴射Yとして、ノズルニードル26を全リフトさ
せるための噴射制御パルスyを出力させる機能と、同主
噴射Yの噴射制御パルスの前に、パイロット噴射Xとし
て、ノズルニードル26を所定のリフト量以下で一瞬、
リフトさせるための噴射制御パルスxを出力させる機能
が設定されている。
ードおよび燃料圧送量に応じた燃料噴射量が設定されて
いる。またECU40には、各アクセル開度センサー4
1、気筒判別センサー42、E/Gセンサー43の情報
にしたがい、所定の噴射開始時期に、上記設定燃料噴射
量で燃料を、パイロット噴射X、主噴射Yというパター
ンで、噴射させる機能が設定されている具体的には、E
CU40には、図5に示されるように噴射開始時期毎
に、主噴射Yとして、ノズルニードル26を全リフトさ
せるための噴射制御パルスyを出力させる機能と、同主
噴射Yの噴射制御パルスの前に、パイロット噴射Xとし
て、ノズルニードル26を所定のリフト量以下で一瞬、
リフトさせるための噴射制御パルスxを出力させる機能
が設定されている。
【0062】またECU40には、この主噴射Yの噴射
制御パルスの通電時間を、エンジン運転モード、燃料の
圧送量で定まる燃料噴射量に応じて変える機能が設定し
てある。
制御パルスの通電時間を、エンジン運転モード、燃料の
圧送量で定まる燃料噴射量に応じて変える機能が設定し
てある。
【0063】これにより、噴射開始時期毎、ユニットイ
ンジェクター20において、まず低圧燃料でパイロット
噴射Xが行われ、その後、噴射初期は低圧燃料が噴射さ
れ続いて高圧燃料が噴射されるというパターンの主噴射
Yが行われるようにしてある。
ンジェクター20において、まず低圧燃料でパイロット
噴射Xが行われ、その後、噴射初期は低圧燃料が噴射さ
れ続いて高圧燃料が噴射されるというパターンの主噴射
Yが行われるようにしてある。
【0064】なお、ECU40には、各蓄圧タンク10
a,10b内の圧力が一定になるよう、各圧力センサー
11a,11bで検知される圧力にしたがい各吐出量制
御電磁弁9の開閉を補正する機能(燃料フィードポンプ
1a,1bの圧送量の加減)が設定されていて、常に各
蓄圧タンク10a,10bにおいてアクセル開度とE/
G回転数センサー43により決定される所定の圧力で燃
料を貯留できるようにしてある。
a,10b内の圧力が一定になるよう、各圧力センサー
11a,11bで検知される圧力にしたがい各吐出量制
御電磁弁9の開閉を補正する機能(燃料フィードポンプ
1a,1bの圧送量の加減)が設定されていて、常に各
蓄圧タンク10a,10bにおいてアクセル開度とE/
G回転数センサー43により決定される所定の圧力で燃
料を貯留できるようにしてある。
【0065】つぎに、このように構成された蓄圧式燃料
噴射装置の作用について説明する。まず、キースイッチ
(図示しない)をオンして、ディーゼルエンジンを始動
する。
噴射装置の作用について説明する。まず、キースイッチ
(図示しない)をオンして、ディーゼルエンジンを始動
する。
【0066】これにより、高圧用および低圧用の燃料フ
ィードポンプ1a,1bは駆動される。このとき、各燃
料フィードポンプ1a,1bの吐出量制御電磁弁9の開
閉は、ECU40により所定に設定されているから、高
圧用フィードポンプ1aから吐出された燃料タンク4か
らの燃料は所定の高い圧力で高圧用の蓄圧タンク10a
に圧送され、低圧用フィードポンプ1bから吐出された
燃料タンク4からの燃料は所定の低い圧力で低圧用の蓄
圧タンク10bに圧送される。
ィードポンプ1a,1bは駆動される。このとき、各燃
料フィードポンプ1a,1bの吐出量制御電磁弁9の開
閉は、ECU40により所定に設定されているから、高
圧用フィードポンプ1aから吐出された燃料タンク4か
らの燃料は所定の高い圧力で高圧用の蓄圧タンク10a
に圧送され、低圧用フィードポンプ1bから吐出された
燃料タンク4からの燃料は所定の低い圧力で低圧用の蓄
圧タンク10bに圧送される。
【0067】このうち蓄圧タンク10aで蓄圧された高
圧燃料は、燃料通路38a、高圧燃料入口31a、噴射
制御電磁弁23、流路23aを通じ、油圧ピストン端に
至り、同油圧ピストン29を下方へ変位させて、図2に
示されるようにノズルニードル26を閉止状態に保持さ
せ、噴孔25を閉にしている。なお、蓄圧タンク10a
の高圧燃料は、ノズルニードル26の外周面で閉塞され
ているフィードホール28bにも導かれている。
圧燃料は、燃料通路38a、高圧燃料入口31a、噴射
制御電磁弁23、流路23aを通じ、油圧ピストン端に
至り、同油圧ピストン29を下方へ変位させて、図2に
示されるようにノズルニードル26を閉止状態に保持さ
せ、噴孔25を閉にしている。なお、蓄圧タンク10a
の高圧燃料は、ノズルニードル26の外周面で閉塞され
ているフィードホール28bにも導かれている。
【0068】また蓄圧タンク10bで蓄圧された低圧燃
料は、燃料通路38b、低圧燃料入口31b、フィード
ホール28aを通じて、燃料溜まり室28に導かれる。
一方、ECU40は、アクセル開度センサー41、気筒
判別センサー42、E/Gセンサー43からの信号出力
を読み取っている。
料は、燃料通路38b、低圧燃料入口31b、フィード
ホール28aを通じて、燃料溜まり室28に導かれる。
一方、ECU40は、アクセル開度センサー41、気筒
判別センサー42、E/Gセンサー43からの信号出力
を読み取っている。
【0069】ECU40からは、これら信号出力で読み
取られるエンジン運転モードの燃料噴射量に応じた噴射
制御パルスがソレノイド33に出力される。すなわち、
設定燃料噴射開始時期になると、図5に示されるように
パイロット噴射Xのためのパルス信号xが出力され、そ
の後、主噴射Yのためのパルス信号yが出力される。
取られるエンジン運転モードの燃料噴射量に応じた噴射
制御パルスがソレノイド33に出力される。すなわち、
設定燃料噴射開始時期になると、図5に示されるように
パイロット噴射Xのためのパルス信号xが出力され、そ
の後、主噴射Yのためのパルス信号yが出力される。
【0070】パルス信号xが出力されると、噴射制御電
磁弁23は、一瞬の間、第1の切換位置から第2の切換
位置へ切換わる。すると、この間だけ燃料圧力による油
圧ピストン28の規制は解除され、この間、ノズルニー
ドル26は、燃料溜まり室29の燃料圧力にて、円錐面
26aを介して、上方へ押上げられる。
磁弁23は、一瞬の間、第1の切換位置から第2の切換
位置へ切換わる。すると、この間だけ燃料圧力による油
圧ピストン28の規制は解除され、この間、ノズルニー
ドル26は、燃料溜まり室29の燃料圧力にて、円錐面
26aを介して、上方へ押上げられる。
【0071】この挙動により、ノズルニードル26は、
一瞬の間、フィードホール28aだけが開放する小リフ
ト量L1 が得られる。このノズルニードル26の開き始
めとなる状態を通じて、燃料溜まり室28の低圧燃料
が、極少量、噴孔25から燃焼室16へ噴射される。
一瞬の間、フィードホール28aだけが開放する小リフ
ト量L1 が得られる。このノズルニードル26の開き始
めとなる状態を通じて、燃料溜まり室28の低圧燃料
が、極少量、噴孔25から燃焼室16へ噴射される。
【0072】これにより、パイロット噴射Xが行われ、
低圧燃料が燃焼室16で燃焼していく。またパルス信号
yが出力されると、噴射制御電磁弁23は、所定時間の
間、第1の切換位置から第2の切換位置へ切換わり、燃
料圧力による油圧ピストン29の規制を解除する。
低圧燃料が燃焼室16で燃焼していく。またパルス信号
yが出力されると、噴射制御電磁弁23は、所定時間の
間、第1の切換位置から第2の切換位置へ切換わり、燃
料圧力による油圧ピストン29の規制を解除する。
【0073】これにより、ノズルニードル26は、燃料
溜まり室28の燃料圧力を受けて、上方へ全リフト量L
2 、変位していく。このノズルニードル26の開放動作
により、当初低圧燃料が噴射、途中から高圧燃料が噴射
されるというパターンで主噴射Yが行われる。
溜まり室28の燃料圧力を受けて、上方へ全リフト量L
2 、変位していく。このノズルニードル26の開放動作
により、当初低圧燃料が噴射、途中から高圧燃料が噴射
されるというパターンで主噴射Yが行われる。
【0074】すなわち、図3に示されるようにノズルニ
ードル26の、フィードホール28bが開放するまでの
リフトの過程で行われる燃料溜まり室28の開放に伴
い、燃料溜まり室28の低圧燃料が、開放する噴孔25
から噴射される。
ードル26の、フィードホール28bが開放するまでの
リフトの過程で行われる燃料溜まり室28の開放に伴
い、燃料溜まり室28の低圧燃料が、開放する噴孔25
から噴射される。
【0075】これに続き、図4に示されるようにノズル
ニードル26が、フィードホール28bを開放させるリ
フト量にまでリフトすると、今度は燃料溜まり室28
が、ノズルニードル26内の連絡通路37を通じてフィ
ードホール28bに連通していく。
ニードル26が、フィードホール28bを開放させるリ
フト量にまでリフトすると、今度は燃料溜まり室28
が、ノズルニードル26内の連絡通路37を通じてフィ
ードホール28bに連通していく。
【0076】すると、フィードホール28bからの高圧
燃料が、連絡通路37、燃料溜まり室28を経て、大き
く開口している噴孔25に導かれる。これにより、噴孔
25から噴射される燃料は、低圧燃料から高圧燃料に変
わり、以後、所定の燃料噴射量まで、高圧燃料が噴射さ
れていく。
燃料が、連絡通路37、燃料溜まり室28を経て、大き
く開口している噴孔25に導かれる。これにより、噴孔
25から噴射される燃料は、低圧燃料から高圧燃料に変
わり、以後、所定の燃料噴射量まで、高圧燃料が噴射さ
れていく。
【0077】具体的には、主噴射Yは、図5中に示され
るようにノズルニードル26の開き始めとなる噴射初期
が低圧燃料噴射域αで、その後が高圧燃料噴射域βとな
るパターンで燃料噴射が行われる。但し、燃料通路38
bに介装されている逆止弁39により、高圧燃料が低圧
用の蓄圧タンク10bに逆流することはない。
るようにノズルニードル26の開き始めとなる噴射初期
が低圧燃料噴射域αで、その後が高圧燃料噴射域βとな
るパターンで燃料噴射が行われる。但し、燃料通路38
bに介装されている逆止弁39により、高圧燃料が低圧
用の蓄圧タンク10bに逆流することはない。
【0078】そして、この主噴射Yの燃料が、先のパイ
ロット噴射Xによる燃焼に続いて、燃焼室16で燃焼し
ていく。こうした主噴射パターンだと、燃焼室16へ噴
射される噴射初期の噴射圧力は、常に低い圧力となる。
ロット噴射Xによる燃焼に続いて、燃焼室16で燃焼し
ていく。こうした主噴射パターンだと、燃焼室16へ噴
射される噴射初期の噴射圧力は、常に低い圧力となる。
【0079】しかるに、ノズルニードル26で絞られる
状態となる噴射初期の噴霧到達距離は、短くてすむよう
になる。噴霧到達距離を求める式より計算を実施してみ
ると、従来の噴射初期から高圧燃料を噴射した蓄圧式燃
料噴射装置と、本願発明のように噴射初期は低圧燃料
で、続いて高圧燃料が噴射される蓄圧式燃料噴射装置と
を対比した結果、図6中の実線で示す噴射初期に低圧燃
料を噴射させる方が、破線で示す噴射初期から高圧燃料
を噴射させたときよりも、かなり燃料の噴霧到達距離が
減少したことが確認された。
状態となる噴射初期の噴霧到達距離は、短くてすむよう
になる。噴霧到達距離を求める式より計算を実施してみ
ると、従来の噴射初期から高圧燃料を噴射した蓄圧式燃
料噴射装置と、本願発明のように噴射初期は低圧燃料
で、続いて高圧燃料が噴射される蓄圧式燃料噴射装置と
を対比した結果、図6中の実線で示す噴射初期に低圧燃
料を噴射させる方が、破線で示す噴射初期から高圧燃料
を噴射させたときよりも、かなり燃料の噴霧到達距離が
減少したことが確認された。
【0080】それ故、噴射初期に生じていた燃焼室壁面
への燃料衝突を改善することができる。この結果、燃焼
室外周における過濃度の発生は改善され、同過濃度を原
因に生じていた未燃ガスの発生を抑制することができ
る。しかも、噴射初期の燃料量が少なくなることで、そ
の分、主噴射Yでの初期燃焼量が抑制されるから、NO
X(窒素酸化物)を低減できるという効果もある。
への燃料衝突を改善することができる。この結果、燃焼
室外周における過濃度の発生は改善され、同過濃度を原
因に生じていた未燃ガスの発生を抑制することができ
る。しかも、噴射初期の燃料量が少なくなることで、そ
の分、主噴射Yでの初期燃焼量が抑制されるから、NO
X(窒素酸化物)を低減できるという効果もある。
【0081】またノズルニードル26の開放作動時のリ
フト量を規制させて、所定リフト量L1 以下のときは低
圧燃料を噴射させ、所定リフト量L1 を越えると高圧燃
料を噴射させるようにすると、噴射初期にだけ適正に低
圧燃料が噴射する主噴射Yを行うことができる。
フト量を規制させて、所定リフト量L1 以下のときは低
圧燃料を噴射させ、所定リフト量L1 を越えると高圧燃
料を噴射させるようにすると、噴射初期にだけ適正に低
圧燃料が噴射する主噴射Yを行うことができる。
【0082】加えて、主噴射Y前に、パイロット噴射X
で、極少量、低圧燃料を噴射するようにすると、燃焼の
初期における急激な爆発燃焼を抑制でき、同燃焼を原因
とした騒音を低減することができる。
で、極少量、低圧燃料を噴射するようにすると、燃焼の
初期における急激な爆発燃焼を抑制でき、同燃焼を原因
とした騒音を低減することができる。
【0083】さらに連絡通路37の出口37bを、ノズ
ルニードル26の開放作動時の全てにおいて燃料溜まり
室28に臨むように配置すると、低圧燃料から高圧燃料
に切換わっても、高圧燃料が、燃料溜まり室28を通し
て、とぎれることなく、噴孔26から噴射できる。
ルニードル26の開放作動時の全てにおいて燃料溜まり
室28に臨むように配置すると、低圧燃料から高圧燃料
に切換わっても、高圧燃料が、燃料溜まり室28を通し
て、とぎれることなく、噴孔26から噴射できる。
【0084】またそれぞれ高圧用の燃料フィードポンプ
1aで高圧用の蓄圧タンク10aに燃料を供給、低圧用
の燃料フィードポンプ1bで低圧用の蓄圧タンク10b
に燃料を供給する構造は、それぞれ専用の供給ラインの
ために、消費する燃料に応じて、速やかに低・高圧の燃
料を各蓄圧タンク10a,10bに供給できるという効
果をもたらす。
1aで高圧用の蓄圧タンク10aに燃料を供給、低圧用
の燃料フィードポンプ1bで低圧用の蓄圧タンク10b
に燃料を供給する構造は、それぞれ専用の供給ラインの
ために、消費する燃料に応じて、速やかに低・高圧の燃
料を各蓄圧タンク10a,10bに供給できるという効
果をもたらす。
【0085】なお、本発明は、ユニットインジェクター
を用いた蓄圧式燃料噴射装置に適用したが、これに限ら
ず、燃料噴射ノズルと噴射制御電磁弁とがそれぞれ別体
をなして離れているような蓄圧式燃料噴射装置に適用し
てもよい。
を用いた蓄圧式燃料噴射装置に適用したが、これに限ら
ず、燃料噴射ノズルと噴射制御電磁弁とがそれぞれ別体
をなして離れているような蓄圧式燃料噴射装置に適用し
てもよい。
【0086】また本実施例では、燃料供給手段としての
燃料フィードポンプを高圧用、低圧用それぞれ専用の燃
料フィードポンプを用いるものについて説明したが、単
一の燃料フィードポンプにより加圧された高圧燃料を調
圧して低圧用の蓄圧器に低圧燃料を貯留してもよい。
燃料フィードポンプを高圧用、低圧用それぞれ専用の燃
料フィードポンプを用いるものについて説明したが、単
一の燃料フィードポンプにより加圧された高圧燃料を調
圧して低圧用の蓄圧器に低圧燃料を貯留してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、主噴射における噴射初期の噴射圧力を低く
することができる。したがって、噴射初期における噴霧
到達距離を減少でき、燃焼室外周における過濃度の発生
を改善することができる。
明によれば、主噴射における噴射初期の噴射圧力を低く
することができる。したがって、噴射初期における噴霧
到達距離を減少でき、燃焼室外周における過濃度の発生
を改善することができる。
【0088】この結果、同過濃度を原因に生じていた未
燃ガスの発生を抑制できる。しかも、噴射初期の燃料量
が少なくなるので、初期燃焼量は抑制され、NOXを低
減できるという利点もある。
燃ガスの発生を抑制できる。しかも、噴射初期の燃料量
が少なくなるので、初期燃焼量は抑制され、NOXを低
減できるという利点もある。
【0089】請求項2に記載の発明によれば、上記請求
項1の発明の効果に加え、噴射初期において適正に低圧
力の燃料を噴射させることができるという効果を奏す
る。請求項3に記載の発明によれば、上記請求項2の発
明の効果に加え、燃焼の初期における急激な爆発燃焼を
抑制することができるという効果を奏する。
項1の発明の効果に加え、噴射初期において適正に低圧
力の燃料を噴射させることができるという効果を奏す
る。請求項3に記載の発明によれば、上記請求項2の発
明の効果に加え、燃焼の初期における急激な爆発燃焼を
抑制することができるという効果を奏する。
【0090】請求項4に記載の発明によれば、上記請求
項2の発明の効果に加え、高圧力の燃料がとぎれること
なく噴孔から噴射させることができるという効果を奏す
る。請求項5に記載の発明によれば、上記請求項1の発
明の効果に加え、消費する燃料に応じて速やかに低・高
圧の燃料を各蓄圧器に対して供給させることができると
いう効果を奏する。請求項6に記載の発明によれば、上
記請求項1の発明の効果に加え、噴射初期に低圧燃料が
噴射しやすい構造にできる。
項2の発明の効果に加え、高圧力の燃料がとぎれること
なく噴孔から噴射させることができるという効果を奏す
る。請求項5に記載の発明によれば、上記請求項1の発
明の効果に加え、消費する燃料に応じて速やかに低・高
圧の燃料を各蓄圧器に対して供給させることができると
いう効果を奏する。請求項6に記載の発明によれば、上
記請求項1の発明の効果に加え、噴射初期に低圧燃料が
噴射しやすい構造にできる。
【図1】本発明の一実施例の蓄圧式燃料噴射装置の構成
を説明するための図。
を説明するための図。
【図2】同図1中のA部のノズルニードル先端部分を拡
大して示す断面図。
大して示す断面図。
【図3】噴射初期時、低圧燃料が噴孔から噴射されるこ
とを説明するための断面図。
とを説明するための断面図。
【図4】同低圧燃料の噴射に続いて高圧燃料が噴孔から
噴射されることを説明するための断面図。
噴射されることを説明するための断面図。
【図5】噴射時期毎に行われる、低圧燃料のパイロット
噴射、噴射初期が低圧燃料の噴射となる主噴射の組合わ
せの噴射パターンを説明するための線図。
噴射、噴射初期が低圧燃料の噴射となる主噴射の組合わ
せの噴射パターンを説明するための線図。
【図6】噴射初期が低圧燃料の噴射と従来の高圧燃料の
噴射における燃料の噴霧到達距離を対比して示す線図。
噴射における燃料の噴霧到達距離を対比して示す線図。
【図7】従来の蓄圧式燃料噴射装置の噴射特性を説明す
るための線図。
るための線図。
【図8】同蓄圧式燃料噴射装置で問題となる噴射初期に
おける燃料の噴霧到達距離が非常に長くなることを説明
するための線図。
おける燃料の噴霧到達距離が非常に長くなることを説明
するための線図。
1a…高圧用の燃料フィードポンプ(第1ポンプ) 1b…低圧用の燃料フィードポンプ(第2ポンプ) 4…燃料タンク 9…吐出量制御電磁弁 10a…高圧用の蓄圧タンク(第1蓄圧器) 10b…高圧用の蓄圧タンク(第1蓄圧器) 16…燃焼室 20…ユニットインジェクター(燃料噴射弁) 22…ノズルボディ 23…噴射制御電磁弁(電磁弁) 23c,38a…三方流路,燃料通路(高圧燃料通路) 25…噴孔 26…ノズルニードル(針弁) 27…弁座 28…燃料溜まり室 28a,38b…フィードホール,燃料通路(低圧燃料
通路) 28b…フィードホール(分岐通路) 29…油圧ピストン 31a…高圧燃料入口 31b…低圧燃料入口 37…連絡通路 37a…入口 37b…出口 37c…中継通路 39…逆止弁 40…ECU 41…アクセル開度センサー 42…気筒判別センサー 43…E/Gセンサー(ENG回転数センサー)。
通路) 28b…フィードホール(分岐通路) 29…油圧ピストン 31a…高圧燃料入口 31b…低圧燃料入口 37…連絡通路 37a…入口 37b…出口 37c…中継通路 39…逆止弁 40…ECU 41…アクセル開度センサー 42…気筒判別センサー 43…E/Gセンサー(ENG回転数センサー)。
Claims (6)
- 【請求項1】 予め設定された高圧力の燃料を貯留する
第1蓄圧器と、 この第1蓄圧器より低い圧力の燃料を貯留する第2蓄圧
器と、 前記第1蓄圧器,第2蓄圧器に燃料を供給する燃料供給
手段と、 燃焼室に噴孔を臨ませてエンジンに配設されたノズルボ
ディ、このノズルボディ内に摺動自在に嵌挿され前記噴
孔を開閉する針弁、この針弁の回りに形成され前記第2
蓄圧器と低圧燃料通路を介して連通した燃料溜まり室、
前記針弁に前記第1蓄圧器内の燃料圧力を高圧燃料通路
を介して作用することにより前記針弁を閉止状態に保持
させ、同燃料圧力を除くことにより前記針弁を開放動作
させる電磁弁、前記高圧燃料通路の前記電磁弁の上流側
から分岐されて前記針弁の周面に臨むように形成された
分岐通路、前記針弁内に穿設されると共に同針弁の外面
に互いに軸方向に変位して開口する入口と出口を有しか
つ前記入口および出口が前記針弁の開放作動の途中から
前記分岐通路、前記燃料溜まり室にそれぞれ連通可能な
連絡通路を有した燃料噴射弁と、 を具備したことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項2】 前記燃料噴射弁は、前記針弁の開放作動
時における前記針弁のリフトが所定リフト量以下のとき
に前記分岐通路を閉止して前記第2蓄圧器の低圧燃料を
前記噴孔から噴射させると共に所定リフト量を越えると
前記分岐通路を前記連絡通路を介して前記燃料溜まり室
と連通させて前記第1蓄圧器の高圧燃料を前記噴孔から
噴射する主噴射が行われることを特徴とする請求項1に
記載の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項3】 前記主噴射前に、前記電磁弁の開閉動作
で前記針弁が所定リフト量以下に規定されて前記噴孔か
ら低圧燃料が噴射されるパイロット噴射が行われること
を特徴とする請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項4】 前記連絡通路の出口は、前記針弁の開放
作動時の全てにおいて前記燃料溜まり室に臨むように配
置されていることを特徴とする請求項2に記載の蓄圧式
燃料噴射装置。 - 【請求項5】 前記燃料供給手段は、前記第1の蓄圧
器、第2の蓄圧器にそれぞれ燃料を供給する専用の第1
ポンプおよび第2ポンプを有してなることを特徴とする
請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項6】 前記燃料溜まり部が前記針弁の先端部近
傍に形成され、前記低圧燃料通路が前記分岐通路よりも
前記針弁の先端側に配置されて、前記燃料溜まり室に連
通されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式
燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159347A JPH0914077A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159347A JPH0914077A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914077A true JPH0914077A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15691865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7159347A Withdrawn JPH0914077A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914077A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009138613A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蓄圧式燃料噴射装置の燃料噴射弁 |
| JP2009538400A (ja) * | 2006-05-24 | 2009-11-05 | キャタピラー インコーポレイテッド | 可変圧力噴射用の多数の源の燃料システム |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP7159347A patent/JPH0914077A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009538400A (ja) * | 2006-05-24 | 2009-11-05 | キャタピラー インコーポレイテッド | 可変圧力噴射用の多数の源の燃料システム |
| JP2009138613A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蓄圧式燃料噴射装置の燃料噴射弁 |
| US8602322B2 (en) | 2007-12-05 | 2013-12-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Fuel injection valve of accumulator injection system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |