JPH09141303A - 塗膜密着性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板 およびその製造方法 - Google Patents
塗膜密着性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板 およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH09141303A JPH09141303A JP32354595A JP32354595A JPH09141303A JP H09141303 A JPH09141303 A JP H09141303A JP 32354595 A JP32354595 A JP 32354595A JP 32354595 A JP32354595 A JP 32354595A JP H09141303 A JPH09141303 A JP H09141303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- surface roughness
- steel sheet
- roll
- coating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000576 coating method Methods 0.000 title claims abstract description 53
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 title claims abstract description 51
- 229910000963 austenitic stainless steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 101
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 101
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 claims abstract description 88
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 85
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims description 11
- 238000005554 pickling Methods 0.000 claims description 9
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 claims description 3
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 5
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 4
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 3
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 2
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 235000019592 roughness Nutrition 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005555 metalworking Methods 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 1
- 238000004439 roughness measurement Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、塗装用ステンレス鋼板の仕上げ圧延
の少なくとも最終パスにおいて、粗く研削したロールに
より所定範囲の圧下率にて圧延することにより、鋼板表
面に適宜な凹凸を付与し、良好な塗膜密着性を有する塗
装用鋼板を得ることに関する。 【解決手段】本発明では、オーステナイト系ステンレス
鋼板の仕上げ圧延の少なくとも最終パスにおいて、圧延
方向の表面粗度がRaで0.4μm以上1.0μm以
下、圧延方向に直角方向の表面粗度がRaで0.8μm
以上2.0μm以下に研削したロールにより、圧下率3
%以上10%以下で圧延することで、圧延方向の鋼板表
面粗度(RaL)がRaで0.2μm以上、圧延方向に
直角方向の鋼板表面粗度(RaT)がRaで0.5μm
以上およびその比(RaT/RaL)を2.0以上と
し、塗膜密着性に優れた塗装用鋼板を提供する。
の少なくとも最終パスにおいて、粗く研削したロールに
より所定範囲の圧下率にて圧延することにより、鋼板表
面に適宜な凹凸を付与し、良好な塗膜密着性を有する塗
装用鋼板を得ることに関する。 【解決手段】本発明では、オーステナイト系ステンレス
鋼板の仕上げ圧延の少なくとも最終パスにおいて、圧延
方向の表面粗度がRaで0.4μm以上1.0μm以
下、圧延方向に直角方向の表面粗度がRaで0.8μm
以上2.0μm以下に研削したロールにより、圧下率3
%以上10%以下で圧延することで、圧延方向の鋼板表
面粗度(RaL)がRaで0.2μm以上、圧延方向に
直角方向の鋼板表面粗度(RaT)がRaで0.5μm
以上およびその比(RaT/RaL)を2.0以上と
し、塗膜密着性に優れた塗装用鋼板を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装用オーステナ
イト系ステンレス鋼板およびその製造方法に関するもの
である。
イト系ステンレス鋼板およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ステンレス塗装鋼板は、軽量性、高耐食
性、高耐候性及びメンテナンスフリー等に優れた性質を
有することから、屋根材、外装用材等として使用される
ようになってきている。この種の用途に使用される時、
板金加工や各種の成形加工を受けるため、成形加工後も
所要特性を満足するためには塗装塗膜が鋼板に十分に密
着していることが必要である。
性、高耐候性及びメンテナンスフリー等に優れた性質を
有することから、屋根材、外装用材等として使用される
ようになってきている。この種の用途に使用される時、
板金加工や各種の成形加工を受けるため、成形加工後も
所要特性を満足するためには塗装塗膜が鋼板に十分に密
着していることが必要である。
【0003】良好な塗装塗膜密着性を得るための試みと
して、素板となるステンレス鋼板表面を粗くすること
で、アンカー効果により鋼板表面と塗膜との密着性を得
る技術が知られている。たとえば、特開昭52−225
17号公報では、仕上げ焼鈍後の調質圧延工程において
ダルロールにより軽度の圧下を加え、表面に凹凸を付与
してアンカー効果により良好な塗膜密着性を得ることを
開示している。しかし、同公報の方法ではダルロールを
用いるという圧延手段が開示されているのみであり、長
大な鋼帯を連続して圧延した場合に、鋼帯の全幅および
先端部から後端部までの全域に亘って良好かつ均質な塗
膜密着性を得る技術については、開示されていない。ま
た、同方法ではダルロールを使用するため、ダルロール
加工専用装置を必要とするとともに、ダル仕上げ表面と
するための調質圧延工程を余分に必要とするため、コス
ト上昇の問題がある。さらに焼鈍後調質圧延するために
硬化し、塗装鋼板として必要な軟質性が阻害されるとい
う問題がある。
して、素板となるステンレス鋼板表面を粗くすること
で、アンカー効果により鋼板表面と塗膜との密着性を得
る技術が知られている。たとえば、特開昭52−225
17号公報では、仕上げ焼鈍後の調質圧延工程において
ダルロールにより軽度の圧下を加え、表面に凹凸を付与
してアンカー効果により良好な塗膜密着性を得ることを
開示している。しかし、同公報の方法ではダルロールを
用いるという圧延手段が開示されているのみであり、長
大な鋼帯を連続して圧延した場合に、鋼帯の全幅および
先端部から後端部までの全域に亘って良好かつ均質な塗
膜密着性を得る技術については、開示されていない。ま
た、同方法ではダルロールを使用するため、ダルロール
加工専用装置を必要とするとともに、ダル仕上げ表面と
するための調質圧延工程を余分に必要とするため、コス
ト上昇の問題がある。さらに焼鈍後調質圧延するために
硬化し、塗装鋼板として必要な軟質性が阻害されるとい
う問題がある。
【0004】また、特開昭61−84392号公報で
は、フェライト系ステンレス鋼板において、最終圧延工
程の仕上げパスで粗面ロールを用いる圧延により、鋼板
表面の平均粗度をRaで2μm以上とし、焼鈍・酸洗工
程を経るという塗膜密着性に優れる塗装用鋼板の製造方
法を開示している。しかし、特開昭61−84392号
公報でも先の特開昭52−22517号公報と同様に、
長大な鋼帯全域に亘って良好かつ均質な塗膜密着性を得
る技術については、開示されていない。
は、フェライト系ステンレス鋼板において、最終圧延工
程の仕上げパスで粗面ロールを用いる圧延により、鋼板
表面の平均粗度をRaで2μm以上とし、焼鈍・酸洗工
程を経るという塗膜密着性に優れる塗装用鋼板の製造方
法を開示している。しかし、特開昭61−84392号
公報でも先の特開昭52−22517号公報と同様に、
長大な鋼帯全域に亘って良好かつ均質な塗膜密着性を得
る技術については、開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消するべく案出されたものであり、塗装鋼板
の表面粗度が塗膜密着性に大きく影響を及ぼすという知
見に基づき、通常のステンレス鋼板の製造工程をなんら
変更することなく、生産コストを上昇させない方法で塗
装鋼板の表面粗度をコイルの全幅全長に亘って調整する
ことによって、塗膜密着性の良好なオーステナイト系ス
テンレス塗装用鋼板を得ることを目的とする。
問題点を解消するべく案出されたものであり、塗装鋼板
の表面粗度が塗膜密着性に大きく影響を及ぼすという知
見に基づき、通常のステンレス鋼板の製造工程をなんら
変更することなく、生産コストを上昇させない方法で塗
装鋼板の表面粗度をコイルの全幅全長に亘って調整する
ことによって、塗膜密着性の良好なオーステナイト系ス
テンレス塗装用鋼板を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はSUS304に
代表されるオーステナイト系ステンレス鋼において、熱
間圧延、焼鈍・酸洗または中間圧延、中間焼鈍・酸洗を
経た後の仕上げ圧延工程で、少なくとも圧延の最終パス
において、ロールの軸に平行方向(軸方向とよぶ)でR
aが0.4μm以上1.0μm以下、ロールの周方向
(周方向とよぶ)でRaが0.8μm以上2.0μm以
下の表面粗度を有するロールにより3%以上10%以下
の圧下率にて圧延し、引き続き仕上げ焼鈍・酸洗工程を
通板して得られる鋼板の表面粗度が圧延方向のRa(R
aLと呼ぶ)でRaL≧0.2μm、圧延に直角方向の
Ra(RaTと呼ぶ)でRaT≧0.5μmであり、か
つ(RaT/RaL)≧2.0なる関係を満足するとこ
ろの塗膜密着性に優れた塗装用鋼板および該鋼板を得る
方法を提供する。
代表されるオーステナイト系ステンレス鋼において、熱
間圧延、焼鈍・酸洗または中間圧延、中間焼鈍・酸洗を
経た後の仕上げ圧延工程で、少なくとも圧延の最終パス
において、ロールの軸に平行方向(軸方向とよぶ)でR
aが0.4μm以上1.0μm以下、ロールの周方向
(周方向とよぶ)でRaが0.8μm以上2.0μm以
下の表面粗度を有するロールにより3%以上10%以下
の圧下率にて圧延し、引き続き仕上げ焼鈍・酸洗工程を
通板して得られる鋼板の表面粗度が圧延方向のRa(R
aLと呼ぶ)でRaL≧0.2μm、圧延に直角方向の
Ra(RaTと呼ぶ)でRaT≧0.5μmであり、か
つ(RaT/RaL)≧2.0なる関係を満足するとこ
ろの塗膜密着性に優れた塗装用鋼板および該鋼板を得る
方法を提供する。
【0007】通常のステンレス鋼板の仕上げ圧延におい
ては、JISR6210に規定の番手#180(以下同
様に表記する)以上の細粒の砥石により研削されたロー
ル周方向の表面粗度がRaで0.4μm未満、ロール軸
に平行方向の表面粗度がRaで0.8μm未満のロール
を用いて圧延の最終パスが通板されていた。このような
表面粗度を有するロールを用いて圧延された鋼板の表面
粗度は、圧延方向でRaLが0.2μm未満、圧延方向
に直角方向でRaTが0.5μm未満の表面の平滑なも
のである。圧延の最終パスに用いるロールは、鋼板表面
の平滑性確保や疵付き防止のために通常1鋼帯ごとに新
たに研削したものを用いる。本発明では、1鋼帯ごとに
新たに研削したロールを用いることに着眼した。すなわ
ち、通常の圧延鋼帯でも行われている仕上げロール研削
作業において、通常圧延に用いるロール研削の場合より
も粗粒の砥石により研削し、表面を粗面としたロールを
用いて最終パス圧延することにより、鋼板の表面粗度を
所定の範囲に調整し、別途調質圧延工程を要することな
しに塗膜密着性の良好な塗装用オーステナイト系ステン
レス鋼板を製造できることを見い出したものである。
ては、JISR6210に規定の番手#180(以下同
様に表記する)以上の細粒の砥石により研削されたロー
ル周方向の表面粗度がRaで0.4μm未満、ロール軸
に平行方向の表面粗度がRaで0.8μm未満のロール
を用いて圧延の最終パスが通板されていた。このような
表面粗度を有するロールを用いて圧延された鋼板の表面
粗度は、圧延方向でRaLが0.2μm未満、圧延方向
に直角方向でRaTが0.5μm未満の表面の平滑なも
のである。圧延の最終パスに用いるロールは、鋼板表面
の平滑性確保や疵付き防止のために通常1鋼帯ごとに新
たに研削したものを用いる。本発明では、1鋼帯ごとに
新たに研削したロールを用いることに着眼した。すなわ
ち、通常の圧延鋼帯でも行われている仕上げロール研削
作業において、通常圧延に用いるロール研削の場合より
も粗粒の砥石により研削し、表面を粗面としたロールを
用いて最終パス圧延することにより、鋼板の表面粗度を
所定の範囲に調整し、別途調質圧延工程を要することな
しに塗膜密着性の良好な塗装用オーステナイト系ステン
レス鋼板を製造できることを見い出したものである。
【0008】さらに、従来の調質圧延におけるダルロー
ルによる鋼板表面への凹凸を付与する方法では、調質圧
延の鋼板表面粗度に異方性がないこと、すなわち圧延方
向の表面粗度(RaL)と圧延方向に直角な方向の表面
粗度(RaT)との比(RaT/RaL)をおおよそ1
とすることで、塗膜密着性の確保を意図してきた。一
方、本発明ではむしろ鋼板表面粗度の異方性を積極的に
利用して、その比が2.0以上であれば優れた塗膜密着
性の得られることを見い出したものである。
ルによる鋼板表面への凹凸を付与する方法では、調質圧
延の鋼板表面粗度に異方性がないこと、すなわち圧延方
向の表面粗度(RaL)と圧延方向に直角な方向の表面
粗度(RaT)との比(RaT/RaL)をおおよそ1
とすることで、塗膜密着性の確保を意図してきた。一
方、本発明ではむしろ鋼板表面粗度の異方性を積極的に
利用して、その比が2.0以上であれば優れた塗膜密着
性の得られることを見い出したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、オーステナイト系
ステンレス鋼板の表面粗度が塗装塗膜の密着性に及ぼす
影響を検討した。その結果、仕上げ圧延後に表面粗度R
aLが0.2μm以上、RaTが0.5μm以上であ
り、かつ(RaT/RaL)≧2.0なる関係を満足す
る鋼板を塗装した時、板金加工や各種加工に耐え得る塗
膜密着性の良好な塗装用鋼板の得られることを明らかに
した。
ステンレス鋼板の表面粗度が塗装塗膜の密着性に及ぼす
影響を検討した。その結果、仕上げ圧延後に表面粗度R
aLが0.2μm以上、RaTが0.5μm以上であ
り、かつ(RaT/RaL)≧2.0なる関係を満足す
る鋼板を塗装した時、板金加工や各種加工に耐え得る塗
膜密着性の良好な塗装用鋼板の得られることを明らかに
した。
【0010】次に、本発明者らは、これらの鋼板表面粗
度を得るための手段を検討した。通常の仕上げ圧延にお
ける最終パスでは、1鋼帯ごとに新たに細粒の砥石で研
削した仕上げロールを用いる。そこで粗粒の砥石により
ロールを研削するか若しくは細粒砥石による仕上げ研削
を省いた状態の表面粗度の大きいロールを用いて、少な
くとも最終パスの圧延を実施することで、RaL≧0.
2μm、RaT≧0.5μmかつその比(RaT/Ra
L)≧2.0を満足する塗膜密着性に優れた鋼板を得る
ことができる。
度を得るための手段を検討した。通常の仕上げ圧延にお
ける最終パスでは、1鋼帯ごとに新たに細粒の砥石で研
削した仕上げロールを用いる。そこで粗粒の砥石により
ロールを研削するか若しくは細粒砥石による仕上げ研削
を省いた状態の表面粗度の大きいロールを用いて、少な
くとも最終パスの圧延を実施することで、RaL≧0.
2μm、RaT≧0.5μmかつその比(RaT/Ra
L)≧2.0を満足する塗膜密着性に優れた鋼板を得る
ことができる。
【0011】仕上げ圧延に用いるロールの表面粗度は、
適切な値よりも小さいと十分な塗膜密着性を有する鋼板
表面粗度が得られない。前記の所定の鋼板表面粗度を得
るためのロール表面粗度の下限を周方向でRaが0.4
μm以上、軸方向でRaが0.8μm以上とした。また
仕上げ圧延に用いるロールの表面粗度が適切な値よりも
大きいと、圧延ロール表面と鋼板との接触による磨耗量
が大きくなり、鋼帯長手方向での鋼板表面粗度のバラつ
きが大きくなり、塗膜密着性のバラつきも大きくなる。
そこでロール表面の上限粗度を周方向でRa≦1.0μ
m、軸方向でRa≦2.0μmとした。
適切な値よりも小さいと十分な塗膜密着性を有する鋼板
表面粗度が得られない。前記の所定の鋼板表面粗度を得
るためのロール表面粗度の下限を周方向でRaが0.4
μm以上、軸方向でRaが0.8μm以上とした。また
仕上げ圧延に用いるロールの表面粗度が適切な値よりも
大きいと、圧延ロール表面と鋼板との接触による磨耗量
が大きくなり、鋼帯長手方向での鋼板表面粗度のバラつ
きが大きくなり、塗膜密着性のバラつきも大きくなる。
そこでロール表面の上限粗度を周方向でRa≦1.0μ
m、軸方向でRa≦2.0μmとした。
【0012】適切な表面粗度を有するロールを用いても
圧延最終パスにおいて適切な圧下率よりも低いと十分な
塗膜密着性を有する鋼板表面粗度が得られない。そこで
圧下率の下限を3%とした。また圧下率が適切な値より
も高いと圧延ロール表面の鋼板との接触による磨耗量が
大きくなり、鋼帯(本発明において圧延に際して素板の
長さを考慮する場合に鋼帯という呼称を用いるが、実質
的に鋼板と同意とする)長手方向での表面粗度にバラつ
きを生じる。そこで圧下率の上限を10%とした。
圧延最終パスにおいて適切な圧下率よりも低いと十分な
塗膜密着性を有する鋼板表面粗度が得られない。そこで
圧下率の下限を3%とした。また圧下率が適切な値より
も高いと圧延ロール表面の鋼板との接触による磨耗量が
大きくなり、鋼帯(本発明において圧延に際して素板の
長さを考慮する場合に鋼帯という呼称を用いるが、実質
的に鋼板と同意とする)長手方向での表面粗度にバラつ
きを生じる。そこで圧下率の上限を10%とした。
【0013】
【実施例1】本発明者らは、SUS304を溶製し、熱
延、焼鈍、酸洗後、中間冷延において板厚0.95mm
とし、中間焼鈍・酸洗工程の後、仕上げ冷延工程を経て
板厚0.39mmの冷延鋼帯を製造した。仕上げ冷延工
程は7パスで実施した。そのパススケジユールを表1に
示す。最終の7パス目の圧下率は3.2%である。砥石
の番手を変えて表面粗度が異なるように研削したロール
を6種類製作し、それぞれのロールにより6種類の表面
粗度を有する鋼板を圧延により得た。
延、焼鈍、酸洗後、中間冷延において板厚0.95mm
とし、中間焼鈍・酸洗工程の後、仕上げ冷延工程を経て
板厚0.39mmの冷延鋼帯を製造した。仕上げ冷延工
程は7パスで実施した。そのパススケジユールを表1に
示す。最終の7パス目の圧下率は3.2%である。砥石
の番手を変えて表面粗度が異なるように研削したロール
を6種類製作し、それぞれのロールにより6種類の表面
粗度を有する鋼板を圧延により得た。
【0014】7パス目において使用した仕上げロールの
研削砥石番手およびロールの表面粗度と、これにより得
られた鋼板A、B、C、D、EおよびFの表面粗度測定
結果を表2に示す。またそれぞれの鋼板を仕上げ焼鈍・
酸洗後、塗装工程を通板した。ウレタン変性樹脂系の下
塗り塗料およびシリコンポリエステル樹脂系の上塗り塗
料を塗布後、それぞれ200〜250℃の温度で焼き付
けた塗装鋼板の塗膜密着性を調べた結果を表3に示す。
なお、下塗り塗膜の厚さは10μm、上塗り塗膜の厚さ
は15μmである。塗膜密着性の評価には、JISG3
320に規定される衝撃変形試験、曲げ試験を実施し
た。鋼板表面粗度が本発明範囲にある鋼板A、B、Cお
よびDについては、塗膜密着性は良好であるのに対し、
表面粗度が本発明範囲から外れる鋼板EおよびFの塗膜
密着性は不良であった。
研削砥石番手およびロールの表面粗度と、これにより得
られた鋼板A、B、C、D、EおよびFの表面粗度測定
結果を表2に示す。またそれぞれの鋼板を仕上げ焼鈍・
酸洗後、塗装工程を通板した。ウレタン変性樹脂系の下
塗り塗料およびシリコンポリエステル樹脂系の上塗り塗
料を塗布後、それぞれ200〜250℃の温度で焼き付
けた塗装鋼板の塗膜密着性を調べた結果を表3に示す。
なお、下塗り塗膜の厚さは10μm、上塗り塗膜の厚さ
は15μmである。塗膜密着性の評価には、JISG3
320に規定される衝撃変形試験、曲げ試験を実施し
た。鋼板表面粗度が本発明範囲にある鋼板A、B、Cお
よびDについては、塗膜密着性は良好であるのに対し、
表面粗度が本発明範囲から外れる鋼板EおよびFの塗膜
密着性は不良であった。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】図1には、圧延の最終パスに用いた仕上げ
ロールの表面粗度と、圧延の結果得られた鋼板表面粗度
との関係を示す。十分な塗膜密着性を得るには、鋼板表
面粗度をRaLが0.2μm以上、RaTが0.5μm
以上、さらにこれらの比(RaT/RaL)を2.0以
上にする必要がある。RaL≧0.2μm、RaT≧
0.5μmの鋼板表面粗度を得るためには、ロール表面
粗度を圧延方向でRaが0.4μm以上、軸方向で0.
8μm以上にしなければならない。
ロールの表面粗度と、圧延の結果得られた鋼板表面粗度
との関係を示す。十分な塗膜密着性を得るには、鋼板表
面粗度をRaLが0.2μm以上、RaTが0.5μm
以上、さらにこれらの比(RaT/RaL)を2.0以
上にする必要がある。RaL≧0.2μm、RaT≧
0.5μmの鋼板表面粗度を得るためには、ロール表面
粗度を圧延方向でRaが0.4μm以上、軸方向で0.
8μm以上にしなければならない。
【0019】
【実施例2】本発明者らは、周方向と軸方向の表面粗度
が種々異なるロールを用いてSUS304を冷延し、種
々の表面粗度を有する鋼板を実験室的に製作した。これ
らの鋼板にウレタン変性樹脂系の下塗り塗料およびシリ
コンポリエステル系樹脂の上塗り塗料を塗布後、それぞ
れ200〜250℃の温度で焼き付けを行った。下塗り
および上塗りの塗膜厚さは、各々9μmおよび18μm
であった。その後塗膜密着性を調べた。塗膜密着性の評
価方法は実施例1と同様である。結果を表4に示す。
が種々異なるロールを用いてSUS304を冷延し、種
々の表面粗度を有する鋼板を実験室的に製作した。これ
らの鋼板にウレタン変性樹脂系の下塗り塗料およびシリ
コンポリエステル系樹脂の上塗り塗料を塗布後、それぞ
れ200〜250℃の温度で焼き付けを行った。下塗り
および上塗りの塗膜厚さは、各々9μmおよび18μm
であった。その後塗膜密着性を調べた。塗膜密着性の評
価方法は実施例1と同様である。結果を表4に示す。
【0020】圧延方向およびこれに直角な方向における
鋼板表面粗度が、それぞれRaL≧0.2μm、RaT
≧0.5μmでかつこれらの比(RaT/RaL)が
2.0以上である鋼板1、2および3は、良好な塗膜密
着性を示す。一方、RaL<0.2μm、またはRaT
<0.5μmである鋼板5、6および7は、塗膜密着性
が不良であった。また、RaL≧0.2μmおよびRa
T≧0.5μmであるが、その比(RaT/RaT)が
2.0未満である鋼板4も塗膜密着性が不良であった。
鋼板表面粗度が、それぞれRaL≧0.2μm、RaT
≧0.5μmでかつこれらの比(RaT/RaL)が
2.0以上である鋼板1、2および3は、良好な塗膜密
着性を示す。一方、RaL<0.2μm、またはRaT
<0.5μmである鋼板5、6および7は、塗膜密着性
が不良であった。また、RaL≧0.2μmおよびRa
T≧0.5μmであるが、その比(RaT/RaT)が
2.0未満である鋼板4も塗膜密着性が不良であった。
【0021】
【表4】
【0022】
【実施例3】実施例1と同様の工程およびパススケジュ
ールにて、SUS304の冷延鋼板を得た。仕上げ冷延
工程の最終パスの1パス手前の6パス目および最終パス
の7パス目において、種々の番手の砥石により研削した
ロールを用いてG〜Nまでの鋼板を圧延した。各鋼板を
仕上げ焼鈍・酸洗後、塗装工程を通板して塗装鋼板を得
た。これらの圧延に用いたロールの研削番手、ロール表
面粗度および得られた鋼板表面粗度と塗膜密着性の試験
結果を表5に示す。なお、各鋼板の塗膜厚さは25μm
であった。
ールにて、SUS304の冷延鋼板を得た。仕上げ冷延
工程の最終パスの1パス手前の6パス目および最終パス
の7パス目において、種々の番手の砥石により研削した
ロールを用いてG〜Nまでの鋼板を圧延した。各鋼板を
仕上げ焼鈍・酸洗後、塗装工程を通板して塗装鋼板を得
た。これらの圧延に用いたロールの研削番手、ロール表
面粗度および得られた鋼板表面粗度と塗膜密着性の試験
結果を表5に示す。なお、各鋼板の塗膜厚さは25μm
であった。
【0023】6パス目に通常の平滑な表面を得るために
使用する#180研削ロール(表面粗度:周方向0.22μ
m、軸方向0.33μm)により圧延後、7パス目に#80
研削ロール(表面粗度:周方向0.48μm、軸方向0.95μ
m)により圧延した鋼板Hと、6パス目に#46研削ロ
ール(表面粗度:周方向0.55μm、軸方向1.93μm)に
より圧延した後、7パス目に#80研削ロール(表面粗
度:周方向0.48μm、軸方向0.94μm)により圧延した
鋼板Kは、いずれも良好な塗膜密着性を示す。一方、6
パス目に#46研削ロール(表面粗度:周方向0.55μ
m、軸方向1.91μm)により圧延し、7パス目に#18
0研削ロール(表面粗度:周方向0.22μm、軸方向0.31
μm)により圧延した鋼板Mと、6パス目に#80研削
ロール(表面粗度:周方向0.49μm、軸方向0.93μm)
により圧延し、7パス目に#220研削ロール(表面粗
度:周方向0.20μm、軸方向0.24μm)により圧延した
鋼板Nとは、十分な塗膜密着性が得られていない。すな
わち、本発明では仕上げ圧延の少なくとも最終パスにお
いて、粗度の粗いロールを用いて圧延することで良好な
塗膜密着性を有する鋼板表面の得られることが分かる。
最終パスの手前のパスにおける圧延ロールの表面粗度は
問わない。
使用する#180研削ロール(表面粗度:周方向0.22μ
m、軸方向0.33μm)により圧延後、7パス目に#80
研削ロール(表面粗度:周方向0.48μm、軸方向0.95μ
m)により圧延した鋼板Hと、6パス目に#46研削ロ
ール(表面粗度:周方向0.55μm、軸方向1.93μm)に
より圧延した後、7パス目に#80研削ロール(表面粗
度:周方向0.48μm、軸方向0.94μm)により圧延した
鋼板Kは、いずれも良好な塗膜密着性を示す。一方、6
パス目に#46研削ロール(表面粗度:周方向0.55μ
m、軸方向1.91μm)により圧延し、7パス目に#18
0研削ロール(表面粗度:周方向0.22μm、軸方向0.31
μm)により圧延した鋼板Mと、6パス目に#80研削
ロール(表面粗度:周方向0.49μm、軸方向0.93μm)
により圧延し、7パス目に#220研削ロール(表面粗
度:周方向0.20μm、軸方向0.24μm)により圧延した
鋼板Nとは、十分な塗膜密着性が得られていない。すな
わち、本発明では仕上げ圧延の少なくとも最終パスにお
いて、粗度の粗いロールを用いて圧延することで良好な
塗膜密着性を有する鋼板表面の得られることが分かる。
最終パスの手前のパスにおける圧延ロールの表面粗度は
問わない。
【0024】
【表5】
【0025】
【実施例4】実施例1と同様の工程で得たSUS304
を、仕上げ圧延の最終パスにおいて、#46研削ロール
(表面粗度:周方向0.54μm、軸方向1.97μm)若しく
は#80研削ロール(表面粗度:周方向0.45μm、軸方
向0.96μm)を用いて、それぞれ圧下率を変えて仕上げ
圧延を実施した。この時の圧下率と鋼板表面粗度の関係
を図2に示す。圧下率が3%未満の時、鋼板表面は平滑
であり、良好な塗膜密着性を得るに必要な表面粗度の鋼
板が得られていない。すなわち、RaL<0.2μm、
RaT<0.5μmであった。また、圧下率が10%ま
では、圧下率が増すのに伴い鋼板の表面粗度が増加する
が、圧下率が10%を越えると鋼板表面粗度は飽和する
傾向を示す。
を、仕上げ圧延の最終パスにおいて、#46研削ロール
(表面粗度:周方向0.54μm、軸方向1.97μm)若しく
は#80研削ロール(表面粗度:周方向0.45μm、軸方
向0.96μm)を用いて、それぞれ圧下率を変えて仕上げ
圧延を実施した。この時の圧下率と鋼板表面粗度の関係
を図2に示す。圧下率が3%未満の時、鋼板表面は平滑
であり、良好な塗膜密着性を得るに必要な表面粗度の鋼
板が得られていない。すなわち、RaL<0.2μm、
RaT<0.5μmであった。また、圧下率が10%ま
では、圧下率が増すのに伴い鋼板の表面粗度が増加する
が、圧下率が10%を越えると鋼板表面粗度は飽和する
傾向を示す。
【0026】図3には仕上げ圧延の最終パスにおいて、
#80研削ロール(表面粗度:周方向0.48μm、軸方向
0.95μm)により種々の圧下率で圧延した時の、鋼帯先
端部の表面粗度と、鋼帯後端部の表面粗度との関係を示
す。6%を越える圧下率では、その上昇に伴い、鋼帯先
端部の表面粗度は粗いままを維持しているのに対して、
鋼帯後端部の表面粗度は細かくなり、先端部表面粗度と
後端部表面粗度との差が大きくなる。特に圧下率が10
%を越えると、鋼帯先端部では良好な塗膜密着性を得る
に十分な表面粗度であるのに対して、鋼帯後端部では十
分な塗膜密着性の得られない表面粗度となる。これは、
圧下率が大きくなることにより、ロールと鋼板との摩擦
が大きくなりロールの磨耗量が増大するために、鋼帯の
後端部の圧延に至った場合にはロールの表面粗度が低下
することが原因と考えられる。同一鋼帯内において鋼帯
の表面粗度が変化することは、塗装後の外観が鋼帯内に
おいて変化することであり、このことは品質上好ましく
ない。したがって、本発明では最終パスの圧下率の上限
を10%とした。
#80研削ロール(表面粗度:周方向0.48μm、軸方向
0.95μm)により種々の圧下率で圧延した時の、鋼帯先
端部の表面粗度と、鋼帯後端部の表面粗度との関係を示
す。6%を越える圧下率では、その上昇に伴い、鋼帯先
端部の表面粗度は粗いままを維持しているのに対して、
鋼帯後端部の表面粗度は細かくなり、先端部表面粗度と
後端部表面粗度との差が大きくなる。特に圧下率が10
%を越えると、鋼帯先端部では良好な塗膜密着性を得る
に十分な表面粗度であるのに対して、鋼帯後端部では十
分な塗膜密着性の得られない表面粗度となる。これは、
圧下率が大きくなることにより、ロールと鋼板との摩擦
が大きくなりロールの磨耗量が増大するために、鋼帯の
後端部の圧延に至った場合にはロールの表面粗度が低下
することが原因と考えられる。同一鋼帯内において鋼帯
の表面粗度が変化することは、塗装後の外観が鋼帯内に
おいて変化することであり、このことは品質上好ましく
ない。したがって、本発明では最終パスの圧下率の上限
を10%とした。
【0027】
【実施例5】実施例1と同様の工程およびパススケジュ
ールにて、SUS304の冷延鋼板を得た。仕上げ圧延
の最終パスにおいて、#80研削ロール、#46研削ロ
ールおよび#30研削ロールの各々を用いて鋼帯O、P
およびQを圧延により得た。最終パスにおけるロール研
削番手、ロール表面粗度、鋼帯先端部および鋼帯後端部
の表面粗度を表6に示す。また、この時の鋼帯先端部と
鋼帯後端部の表面粗度を図4に示す。表面粗度が周方向
においてRaで1.0μmを越え、軸方向においてRa
で2.0μmを越える研削ロールにて圧延された鋼帯Q
では、鋼帯先端部は良好な塗膜密着性が得られる表面粗
度の範囲にあるのに対して、鋼帯後端部は良好な塗膜密
着性の得られない表面粗度の範囲となってしまう。よっ
て、本発明では最終パス圧延に使用するロールの表面粗
度の上限を周方向でRa1.0μm、軸方向でRa2.
0μmとした。
ールにて、SUS304の冷延鋼板を得た。仕上げ圧延
の最終パスにおいて、#80研削ロール、#46研削ロ
ールおよび#30研削ロールの各々を用いて鋼帯O、P
およびQを圧延により得た。最終パスにおけるロール研
削番手、ロール表面粗度、鋼帯先端部および鋼帯後端部
の表面粗度を表6に示す。また、この時の鋼帯先端部と
鋼帯後端部の表面粗度を図4に示す。表面粗度が周方向
においてRaで1.0μmを越え、軸方向においてRa
で2.0μmを越える研削ロールにて圧延された鋼帯Q
では、鋼帯先端部は良好な塗膜密着性が得られる表面粗
度の範囲にあるのに対して、鋼帯後端部は良好な塗膜密
着性の得られない表面粗度の範囲となってしまう。よっ
て、本発明では最終パス圧延に使用するロールの表面粗
度の上限を周方向でRa1.0μm、軸方向でRa2.
0μmとした。
【0028】
【表6】
【0029】
【効果】本発明では、オーステナイト系ステンレス鋼板
の仕上げ圧延の最終パスにおいて、表面粗度が粗くなる
ように研削したロールを用いて、所定の範囲の圧下率に
て圧延することにより、鋼帯全域に亘る表面に適宜な凹
凸の付与された塗膜密着性の優れた塗装用鋼板を得るこ
とができる。
の仕上げ圧延の最終パスにおいて、表面粗度が粗くなる
ように研削したロールを用いて、所定の範囲の圧下率に
て圧延することにより、鋼帯全域に亘る表面に適宜な凹
凸の付与された塗膜密着性の優れた塗装用鋼板を得るこ
とができる。
【0030】
【図1】仕上げ圧延の最終パスにおいて用いる仕上げロ
ールの表面粗度とこれにより得られる鋼板表面粗度との
関係を示す図
ールの表面粗度とこれにより得られる鋼板表面粗度との
関係を示す図
【図2】仕上げ圧延最終パスの圧下率とこれにより得ら
れる鋼板表面粗度との関係を示す図
れる鋼板表面粗度との関係を示す図
【図3】仕上げ圧延最終パスにおいて、異なる圧下率で
圧延した鋼帯の先端部と後端部の鋼板表面粗度を示す図
圧延した鋼帯の先端部と後端部の鋼板表面粗度を示す図
【図4】仕上げ圧延最終パスにおいて、異なる表面粗度
を有するロールで圧延した鋼帯の先端部と後端部の鋼板
表面粗度を示す図
を有するロールで圧延した鋼帯の先端部と後端部の鋼板
表面粗度を示す図
Claims (2)
- 【請求項1】熱間圧延、焼鈍、酸洗または中間圧延、中
間焼鈍、酸洗工程を経た後の仕上げ圧延後の鋼板表面粗
度が、JISB0601に規定されるRaにて、圧延方
向のRa(RaL)が0.2μm以上、圧延方向に直角
方向のRa(RaT)が0.5μm以上、およびその比
(RaT/RaL)が2.0以上であることを特徴とす
る塗膜密着性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板 - 【請求項2】仕上げ圧延をするに際し、表面粗度がロー
ルの軸に平行方向のRaが0.4μm以上1.0μm以
下、ロールの周方向のRaが0.8μm以上2.0μm
以下となるように研削したロールを用いて、圧延の最終
パスにおける圧下率が3%以上10%以下で圧延するこ
とを特徴とする請求項1に記載の塗膜密着性に優れるオ
ーステナイト系ステンレス鋼板の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32354595A JPH09141303A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 塗膜密着性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板 およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32354595A JPH09141303A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 塗膜密着性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板 およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09141303A true JPH09141303A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18155902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32354595A Withdrawn JPH09141303A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 塗膜密着性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板 およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09141303A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019143186A (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-29 | 日鉄ステンレス株式会社 | 排気部品用オーステナイト系ステンレス鋼板および排気部品ならびに排気部品用オーステナイト系ステンレス鋼板の製造方法 |
| CN117299788A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-12-29 | 江苏沙钢集团有限公司 | 一种喷漆用油桶钢生产方法 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP32354595A patent/JPH09141303A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019143186A (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-29 | 日鉄ステンレス株式会社 | 排気部品用オーステナイト系ステンレス鋼板および排気部品ならびに排気部品用オーステナイト系ステンレス鋼板の製造方法 |
| CN117299788A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-12-29 | 江苏沙钢集团有限公司 | 一种喷漆用油桶钢生产方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN109022736B (zh) | 一种无间隙原子钢连退薄板的冷轧工艺调控方法 | |
| JP2899235B2 (ja) | 光学的異方性の少ないアルミニウム板若しくはアルミニウム合金板の製造方法 | |
| JPH09141303A (ja) | 塗膜密着性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板 およびその製造方法 | |
| CN113231464A (zh) | 一种降低酸洗板表面混晶缺陷发生率的方法 | |
| JP2634991B2 (ja) | 表面処理ステンレス鋼板の製造方法 | |
| JP4843973B2 (ja) | 塗装後鮮映性に優れる溶融亜鉛めっき鋼板 | |
| JPH02185959A (ja) | 鮮映性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| JP3476495B2 (ja) | プレス加工用薄鋼板 | |
| JP3190477B2 (ja) | 高表面品位缶用めっき原板製造方法 | |
| JP3241495B2 (ja) | 光沢に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 | |
| JP3287302B2 (ja) | 防眩性に優れた外装用フェライト系ステンレス鋼板とその製造方法 | |
| KR100417699B1 (ko) | 무광택 스테인레스 강판의 제조 방법 | |
| JPH06344004A (ja) | 自動車用合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法 | |
| JPH11158597A (ja) | 外観性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 | |
| JPH0751241B2 (ja) | ステンレス冷延鋼帯の製造方法 | |
| JPS6148568B2 (ja) | ||
| JP3433711B2 (ja) | 高炭素ブライト仕上げ鋼帯の製造方法 | |
| JP3440697B2 (ja) | ステンレス冷延鋼帯の製造方法 | |
| JPH07265905A (ja) | 色調の均一性に優れた表面加工ステンレス鋼板の製造方法 | |
| JPH05200409A (ja) | ダル仕上ステンレス鋼板の製造方法 | |
| JPH0121878B2 (ja) | ||
| JPS63128159A (ja) | 高強度純チタン薄板の良好な平坦度を得る冷間圧延方法 | |
| JPH0871603A (ja) | 表面光沢に優れたステンレス冷延鋼帯の製造方法 | |
| JP3292274B2 (ja) | 高炭素鋼ブライト仕上げ材の製造方法 | |
| JP2683419B2 (ja) | ステンレス鋼の冷間圧延方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |