JPH09142778A - 定置式ブーム作業機の下部構造 - Google Patents

定置式ブーム作業機の下部構造

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JPH09142778A
JPH09142778A JP30414895A JP30414895A JPH09142778A JP H09142778 A JPH09142778 A JP H09142778A JP 30414895 A JP30414895 A JP 30414895A JP 30414895 A JP30414895 A JP 30414895A JP H09142778 A JPH09142778 A JP H09142778A
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JP
Japan
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working machine
base
floor plate
boom
vertical ribs
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JP30414895A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Toda
戸田  光昭
Hiroyuki Kanekawa
裕之 金川
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来では、油圧動力源や電気制御装置を集約
して収納した機器入りボックスを基台の筒台から離間し
た位置において剥き出しのまま設置していたので、作業
時に作業機本体が該機器入りボックスに衝突するおそれ
があった。 【解決手段】 定置式ブーム作業機の基台2を床板21
と筒台23と複数枚の縦リブ26で構成し、隣接する2
つの縦リブ26,26と床板21と筒台23とで囲われ
た空間部20A〜20D内に、油圧動力源3や各種制御
装置4等の各種作業機駆動用関連機器を設置するととも
に、旋回中心Pから各縦リブの外端26aまでの距離
を、空間部内に設置した各種作業機駆動用関連機器にお
ける旋回中心Pから最遠方部位までの距離と同じかそれ
より外方まで延出する長さに設定し、各縦リブ26を筒
台23の補強と作業機駆動用関連機器の保護壁に兼用し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば建築現場
等において定位置に設置して使用される定置式ブーム作
業機に関し、さらに詳しくはそのような定置式ブーム作
業機の下部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定置式ブーム作業機として、例え
ば図6及び図7に示すように、建築途中の梁Y上に据付
けてその周辺の作業を行うのに使用される形式のものが
ある。この図6に示す従来の定置式ブーム作業機では、
基台2上に作業機本体1を水平旋回自在に取付けて構成
している。
【0003】基台2は、図7に示すように長方形状の床
板21上の一端寄り位置に筒台23を取付けて構成して
いる。筒台23の外側面と床板21の上面とは、比較的
短小の補強用の縦リブ26,26・・(合計4枚)で連
結されている。又、筒台23上には、旋回輪10が取付
けられていて、該旋回輪10上に作業機本体1が設置さ
れている。
【0004】作業機本体1は、旋回輪10上に設置され
た旋回支柱11と、該旋回支柱11の上端部に枢着され
た伸縮ブーム12と、該伸縮ブーム12の先端部から下
方に垂下させた伸縮筒14と、該伸縮筒14の下端部に
アーム18を介して取付けられた作業員搭乗用のバケッ
ト19とを有している。又、このブーム作業機には、旋
回輪10を駆動する油圧モータ9、伸縮ブーム12を起
伏させる起伏シリンダ13、伸縮ブーム12を伸縮させ
る伸縮シリンダ(伸縮ブーム12に内蔵されている)、
伸縮筒14を鉛直姿勢に保持する姿勢保持シリンダ1
5、伸縮筒14を伸縮させる伸縮シリンダ(伸縮筒14
に内蔵されている)、バケット18を伸縮筒14の回り
で旋回させる旋回装置16の油圧モータ17、等の各種
油圧アクチュエータが使用されている。尚、これらの油
圧アクチュエータには、油圧タンク、油圧ポンプ、ポン
プ用モータ等の油圧動力源からの作動油がロータリージ
ョイント8を介して供給される。
【0005】他方、この種の定置式ブーム作業機では、
上記各種油圧アクチュエータを制御する電気制御装置
(例えばバッテリー、リレーボックス,ブレイカーボッ
クス等)が必要である。
【0006】そして、上記した油圧動力源や電気制御装
置等の各種作業機駆動用関連機器は、1つのボックスX
a内に集約して収納している。尚、以下の説明では、上
記各種作業機駆動用関連機器を収納したボックスXaを
機器入りボックスXという。このように、各種作業機駆
動用関連機器を1つのボックスXa内に収納すると、そ
れらの機器をコンパクトに収納できるものの、機器入り
ボックスX全体の外形がかなり大きくなるという欠点が
ある。そして、この従来の定置式ブーム作業機では、図
7に示すように、機器入りボックスXを筒台23から所
定距離だけ側方に離間させた状態で床板21上に設置す
るとともに、該機器入りボックスX側の各機器と筒台2
3側(図6のロータリージョイント8)とをそれぞれ油
圧ホース35や電気ケーブル等で接続している。尚、上
記のように、各種作業機駆動用関連機器を1つのボック
スXa内に収納したものでは、ボックスXaの全周を開
放し得るようにして、該ボックスXaの全周囲から各種
作業機駆動用関連機器のメンテナンス作業を行えるよう
にすることが好ましいが、このようにボックスXaの全
周からメンテナンスを行えるようにしたものでは、機器
入りボックスXと筒台23との間に人が入れる程度の間
隔を確保する必要があり、その場合には、旋回中心Pか
らボックスXaの外端(又は床板21の外端)までの長
さLがかなり長くなる。
【0007】この定置式ブーム作業機は、床板21部分
を、例えば図6に示すように建築途中の梁Y上にボルト
50,50・・で固定して設置される。尚、ブーム作業
機を据付け場所へ移動させるには、基台付きのブーム作
業機全体を別のクレーンで吊持して行うが、従来では、
例えば床板21上面に吊り金具(3〜4箇所)を取付
け、該吊り金具にワイヤーロープを連結して吊上げてい
た。そして、この定置式ブーム作業機は、伸縮ブーム1
2の旋回操作、伸縮ブーム12の起伏・伸縮操作、伸縮
筒14の伸縮操作、旋回装置16によるバケット旋回操
作等を行うことにより、作業員搭乗用のバケット19を
筒台23付近で3次元方向に移動させ得るようになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6及び図
7に示す従来の定置式ブーム作業機では、機器入りボッ
クスXが基台筒台23の側方に並置されているので、次
のような問題があった。即ち、図6に示すように、伸縮
ブーム12を機器入りボックスX側に向けた状態で、バ
ケット19を機器入りボックスXより下方に位置させる
には、伸縮筒14が機器入りボックスX又は床板21に
当たらない範囲(旋回中心Pから長さLの範囲より外
側)までしか伸縮ブーム12を立ち起こすことができな
い。従って、伸縮ブーム12を機器入りボックスX側に
向けた状態では、バケット19の旋回中心P側への移動
範囲が制限され(バケットを最大で符号19′の位置ま
でしか旋回中心P側に移動させることができない)、バ
ケット19上からの作業範囲が制限されるという問題が
ある。又、この従来の定置式ブーム作業機のように、機
器入りボックスXが筒台23側方の離間した位置にある
と、伸縮ブーム12を機器入りボックスX側に向けた状
態で誤って伸縮ブーム12を過度に立ち起したり、ある
いは伸縮筒14を上記長さLより旋回中心P側に近接さ
せた状態で伸縮ブーム12を機器入りボックスX側に旋
回させたりした場合に、伸縮筒14(あるいはバケット
19)が機器入りボックスX(あるいは床板21)に衝
突して該機器入りボックスXを破損するという危険があ
った。さらに、機器入りボックスXが筒台23の側方に
離間した位置にあると、該機器入りボックスXと筒台2
3間に油圧ホース35等が露出し、その露出した油圧ホ
ース35等が邪魔になったり、あるいは見映えが悪くな
るという問題がある。
【0009】又、この従来の定置式ブーム作業機では、
筒台23部分に作業機本体1及びバケット19に搭乗し
ている作業員等の重量による転倒モーメントが加わる
(バケット19までの作業半径が大きくなるほど転倒モ
ーメントが大きくなる)。ところが、該筒台23と床板
21間に取付けられている縦リブ26(合計4枚)は比
較的短小のものであるので、該筒台23部分の転倒モー
メントに対する支持力はさほど大きいものではなく、従
って比較的小さい支持力の範囲内でのみしか作業ができ
なかった。尚、縦リブ26を筒台23の外方に大きく張
り出させると、筒台23部分の転倒モーメントに対する
支持力が大きくなるものの、従来の定置式ブーム作業機
では、該縦リブ26は単に支持力増強の作用しか発生し
ない。
【0010】本願発明は、上記した従来の定置式ブーム
作業機の問題点に鑑み、作業機本体が各種作業機駆動用
関連機器に衝突するのを可及的に防止できるようにし、
且つ油圧ホース等を外部に露出させないようにし得ると
ともに、筒台の転倒モーメントに対する支持力を増大さ
せることができ、さらに作業機本体による作業範囲を基
台の全周(角度360°)に亘って旋回中心側に近接さ
せることができるようにし、しかも筒台の支持部材(縦
リブ)を他の用途にも利用し得るようにした、定置式ブ
ーム作業機の下部構造を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。即
ち、本願発明の定置式ブーム作業機は、例えば作業者搭
乗用のバケットを昇降させるようにした高所作業やブー
ムによるクレーン作業等を行う際に適用されるものであ
り、基台上に旋回及び起伏自在なブームを有する作業機
本体を取付けて構成されている。尚、本願発明の定置式
ブーム作業機を高所作業用に適用する場合には、作業者
搭乗用のバケットを基台高さより低位置まで移動させ得
る構成のものが好ましい。
【0012】又、本願発明は、上記した定置式ブーム作
業機における下部構造に関するものであり、該下部構造
は次の構成を有している。
【0013】まず、定置式ブーム作業機の基台は、所定
面積を有する床板と、該床板上に設置された所定高さの
筒台と、該筒台の外側面及び床板の上面にそれぞれ連結
された複数枚の縦リブを有している。縦リブの枚数は、
少なくとも2枚は必要であり、好ましくは3枚あるいは
4枚が適当である。又、縦リブを3枚あるいは4枚使用
する場合には、該縦リブを筒台の外側面からそれぞれ放
射状に配置することが好ましい。さらに、各縦リブを筒
台の外側面から放射状に配置するものでは、筒台を床板
の中心部に位置させることが好ましい。
【0014】基台には、隣接する2つの縦リブと床板と
筒台とで囲まれた空間部が形成されている。尚、3枚あ
るいは4枚の縦リブを筒台の外側面から放射状に配置し
たものでは、上記空間部が筒台の外周を囲繞するように
して複数個形成される。
【0015】この空間部内には、作業機本体への油圧動
力源や電気制御装置等の各種作業機駆動用関連機器を設
置している。又、該空間部を筒台の外周に複数個形成し
たものでは、上記各種作業機駆動用関連機器を各空間部
内に分散配置するとよい。
【0016】作業機本体の旋回中心から各縦リブの外端
までの距離は、上記空間部内に設置した各種作業機駆動
用関連機器における旋回中心から最遠方部位までの距離
と同じかそれより外方まで延出する長さを有している。
又、床板は、縦リブの外端位置程度の大きさまでの可及
的に小面積とすることが好ましい。
【0017】又、上記各縦リブには、このブーム作業機
吊持用の吊ロープを連結するための吊部(例えば吊穴)
を形成している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本願
発明の好適な実施形態を説明する。この実施形態の定置
式ブーム作業機は、図1及び図2に示すように、例えば
建築途中の梁Y上に設置して使用される。
【0019】この実施形態の定置式ブーム作業機は、基
台2上に作業機本体1を水平旋回自在に取付けて構成さ
れている。
【0020】基台2は、床板21上に筒台23を取付
け、且つ筒台23の外側面と床板21の上面間に複数枚
の縦リブ26,26・・を取付けて構成している。尚、
この基台2は、本願発明の下部構造の要点となるもの
で、後で詳細に説明する。
【0021】基台2の筒台23上には、旋回輪10が取
付けられていて、該旋回輪10上に作業機本体1が設置
されている。この実施形態の作業機本体1は、図6に示
す従来例のものと同じものが採用されており、重複説明
になるがこの作業機本体1の概略を以下に説明してお
く。
【0022】作業機本体1は、旋回輪10上に設置され
た旋回支柱11と、該旋回支柱11の上端部に枢着され
た伸縮ブーム12と、該伸縮ブーム12の先端部から下
方に垂下させた伸縮筒14と、該伸縮筒14の下端部に
アーム18を介して取付けられた作業員搭乗用のバケッ
ト19とを有している。又、このブーム作業機には、旋
回輪10を駆動する油圧モータ9、伸縮ブーム12を起
伏させる起伏シリンダ13、伸縮ブーム12を伸縮させ
る伸縮シリンダ(伸縮ブーム12に内蔵されている)、
伸縮筒14を鉛直姿勢に保持する姿勢保持シリンダ1
5、伸縮筒14を伸縮させる伸縮シリンダ(伸縮筒14
に内蔵されている)、バケット18を伸縮筒14の回り
で旋回させる旋回装置16の油圧モータ17、等の各種
油圧アクチュエータが使用されている。尚、これらの油
圧アクチュエータには、後述するように油圧タンク3
0、油圧ポンプ32、ポンプ用モータ(電動モータ)3
3等の油圧動力源3からの作動油がロータリージョイン
ト8(図3参照)を介して供給される。
【0023】次に、本願実施形態の定置式ブーム作業機
の下部構造について説明する。
【0024】基台2は、この実施形態では、所定面積を
有する床板21上に所定高さの筒台23を取付けるとと
もに、筒台23の外側面と床板21の上面間に角度90
°間隔をもって4枚の縦リブ26,26・・を放射状に
取付けて構成されている。
【0025】上記床板21は、一辺が1500mm程度の正方
形状のものが採用されている。尚、床板21の各角部に
はそれぞれアールが形成されており、該床板21の対角
間の寸法は2020mm程度となっている。又、この床板21
の4隅及び各辺の中間位置には、それぞれボルト穴22
が形成されている。
【0026】上記筒台23は、床板21の中心部に設置
されている。この筒台23は、外径が500mm程度の大き
さで、高さが545mm程度に形成されている。筒台23の
側壁適所には、油圧ホース35や電線44等を挿通させ
るための挿通穴24が形成されている。
【0027】上記各縦リブ26,26・・は、下辺部の
長さが560mm程度で、高さが510mm程度の略矩形の板材が
使用されている。又、この各縦リブ26,26・・の外
端部分には、その上部寄り位置に外方に突出する膨出部
(符号26a)を形成しており、該縦リブ26における
平面視の最大長さ(基端から外端26aまでの長さ)が
760mm程度になっている。そして、この各縦リブ26,
26・・は、平面視において床板21の各角部に指向し
た状態で、筒台23の外側面と床板21の上面にそれぞ
れ溶接して取付けられている。各縦リブ26,26・・
の外端26aは、平面視において床板21の各角部とほ
ぼ同位置まで延出している。又、各縦リブ26,26・
・の適所には、油圧ホース35や電線44等を挿通させ
るための挿通穴27が形成されている。
【0028】各縦リブ26,26・・の外端26aの上
部寄り位置には、それぞれ吊穴26bが形成されてい
る。この吊穴26bは、特許請求範囲中の吊部となるも
ので、ブーム作業機を吊持するときの吊ロープを連結す
るのに利用される。尚、各縦リブ26は、その機能上、
高強度のものが使用されており、該縦リブ26の外端2
6aを吊り金具とする場合に、特別に補強加工を施す必
要がなく、単に穴空けしたものでも十分な強度を確保で
きる。
【0029】そして、この基台2には、筒台23の外周
部分に、隣接する2つの縦リブ26,26と床板21の
上面と筒台23の外側面とで囲われた合計4つの空間部
20A〜20Dが形成されている。尚、この各空間部2
0A〜20Dを図4の上部位置から左回り方向に順次第
1〜第4空間部という。
【0030】この定置式ブーム作業機には、作業機本体
1の各種油圧アクチュエータに圧油を供給するための油
圧動力源3及び該各種油圧アクチュエータを制御する電
気制御装置4が必要である。この実施形態では、図4及
び図5に示すように、油圧動力源3として、油タンク3
0、油圧ポンプ32及び電動モータ33からなるポンプ
付きモータ31、補助用ポンプ付きモータ34等が使用
され、他方、電気制御装置4として、バッテリー41と
リレーボックス42とブレーカーボックス43等が使用
されている。補助用ポンプ付きモータ34は、メインの
ポンプ付きモータ31が故障したときに作動するもので
ある。尚、これらの油圧動力源3及び電気制御装置4
は、特許請求の範囲中の各種作業機駆動用関連機器に該
当するものである。
【0031】これらの油圧動力源3及び電気制御装置4
は、それぞれ上記第1〜第4空間部20A〜20Dに分
散して配置されている。即ち、油タンク30は基台2の
第1空間部20A内に設置され、補助用ポンプ付きモー
タ34は第2空間部20B内に設置され、ポンプ付きモ
ータ31は第3空間部20C内に設置され、バッテリー
41とリレーボックス42とブレーカーボックス43は
それぞれ第4空間部20D内に設置されている。尚、旋
回輪駆動用の油圧モータ9は、第2空間部20B内に設
置されている。そして、図4に示すように、油圧系は油
圧ホース35(図4において一点鎖線で表示している)
で接続され、電気系は電線44(図4において実線で表
示している)で接続されている。尚、各油圧ホース35
及び電線44は、各縦リブ26の挿通穴27又は筒台2
3の挿通穴24を通して接続しており、油圧ホース35
や電線44が各空間部20A〜20Dから外部に露出し
ないようにしている。
【0032】又、この定置式ブーム作業機の下部構造で
は、作業機本体1の旋回中心Pから上記各縦リブ26,
26・・の外端26aまでの距離が、各空間部20A〜
20D内に設置している上記油圧動力源3(30〜3
4)や電気制御装置4(41〜43)等における旋回中
心Pから最遠方部位までの距離とほぼ同じかそれより外
方まで延出する長さを有している。即ち、図4に示すよ
うに、各油圧動力源3(30〜34)や電気制御装置4
(41〜43)等が、旋回中心Pから縦リブ外端26a
までの距離を半径とする仮想円Q内に完全に収まるよう
にしている。尚、この実施形態では、図4に示すよう
に、第1空間部20A内に設置した油タンク30、及び
第4空間部20D内に設置したバッテリー41とリレー
ボックス42は、平面視においてそれらの一部が床板2
1の外周縁から外方に突出しているものの、それらは上
記各縦リブ外端26a,26a・・を結ぶ仮想円Q内に
完全に収まっている。又、各油圧動力源3(30〜3
4)や電気制御装置4(41〜43)は、例えば図3に
示すように、それぞれ各縦リブ26,26・・の上端か
ら上方に突出しないようにすることが好ましい。
【0033】この実施形態では、図4に示すように、第
2空間部20B内に設置されている補助用ポンプ付きモ
ータ34(及び油圧モータ9)と、第3空間部20C内
に設置されているポンプ付きモータ31は、それぞれ当
該空間部内に完全に収容されている。そして、該各第2
空間部20B及び第3空間部20Cには、それぞれ補助
用ポンプ付きモータ34(及び油圧モータ9)、ポンプ
付きモータ31等を被覆した状態でカバー29,29が
取付けられている。尚、各カバー29,29は、それぞ
れサポート28,28にビス等で取外し自在に装着され
ている。
【0034】この実施形態の定置式ブーム作業機は、基
台2の床板21部分を、例えば図1〜図4に示すように
建築途中の梁Y上にボルト50,50・・で固定して設
置される。尚、ブーム作業機を据付ける場合、別のクレ
ーンでブーム作業機全体を吊上げて行うが、そのとき、
4本の吊ロープの下端を各縦リブ外端26a,26a・
・の各吊穴26bに連結し、該各吊ロープをそれぞれ鉛
直姿勢(平行)で上方に延ばし、その各吊ロープ上端を
支持枠に連結して、該支持枠をクレーンで吊上げる。そ
の場合、各吊穴26bを縦リブ26に形成しているの
で、各吊穴26b間の間隔を比較的小さくでき、従って
吊ロープ上部の支持枠の外形も小さくできる。
【0035】そして、この定置式ブーム作業機は、伸縮
ブーム12の旋回操作、伸縮ブーム12の起伏・伸縮操
作、伸縮筒14の伸縮操作、旋回装置16によるバケッ
ト旋回操作等を行うことにより、作業員搭乗用のバケッ
ト19を基台2の筒台23付近で3次元方向に移動させ
得るようになっている。即ち、バケット19は、旋回装
置16を中心として軌跡Aのように回動するとともに、
旋回輪10を中心として軌跡Bのように回動する。従っ
て、伸縮ブーム12の伸縮量又は起伏量を調整すること
によって、バケット19を水平面内の許容最大半径内で
自由に変位させることができ、又伸縮ブーム12の起伏
操作又は伸縮筒14の伸縮操作によってバケット19を
許容上下範囲内で上下動させることができる。
【0036】又、この実施形態の定置式ブーム作業機の
下部構造では、次の作用がある。
【0037】第1に、基台2の筒台23外周に各縦リブ
26,26・・で区画された4つの空間部20A〜20
Dを形成し、その各空間部20A〜20D内に油圧動力
源3や電気制御装置4等を分散配置しているので、平面
視における下部構造全体がコンパクトになる(旋回中心
Pから最大外端となる縦リブ外端26a又は床板角部ま
での距離が1010mm程度となる)。従って、作業機本体1
の伸縮筒14やバケット19を、基台2の全周に亘って
旋回中心Pにかなり近距離(例えば図1の符号14′で
示すように旋回中心Pから1100mm程度)まで近づけるこ
とができ、その分、バケット19を例えば符号19′で
示すように基台2下方における旋回中心Pを越えた位置
まで侵入させることができる(バケット19上からの許
容作業範囲を拡大できる)。
【0038】第2に、基台2の各縦リブ26,26・・
は、その下辺長さが560mm程度とかなり長くしているの
で、作業時において筒台23に加わる転倒モーメントに
対する支持力が大きくなるとともに、基台2全体を高強
度に補強することができる。又、この各縦リブ26,2
6・・は、各空間部20A〜20Dを区画する隔壁に兼
用されており、該空間部20A〜20D内に設置される
油圧動力源3や電気制御装置4等の保護壁として有効利
用できる。
【0039】第3に、旋回中心Pから各縦リブ26,2
6・・の外端26aまでの距離を、空間部20A〜20
D内に設置された油圧動力源3や電気制御装置4等にお
ける旋回中心Pから最大遠方部位までの距離と同じかそ
れより外方まで延出する長さに設定している。従って、
もし誤って伸縮筒14やバケット19の一部を図4の仮
想円Qから若干内側に位置させた状態で作業機本体1を
旋回しても(例えば図4において梁Yがない状態で第3
空間部20C側から左旋回させたとき)、該伸縮筒14
やバケット19が先に基台2(縦リブ外端26a又は床
板21の角部)に接触するので、例えば第4空間部20
D内に設置している電気制御装置4の一部が床板21か
らはみ出していても該電気制御装置4に該伸縮筒14や
バケット19が接触することがない。
【0040】第4に、各空間部20A〜20D内に設置
される油圧動力源3や電気制御装置4等の高さを縦リブ
26の高さを越えないようにすると、バケット19を基
台2の直上方で旋回させた場合でも、該縦リブ26で油
圧動力源3や電気制御装置4等を保護できる。
【0041】第5に、油圧動力源3や電気制御装置4等
を空間部20A〜20D内に設置しているので、油圧ホ
ース35や電線44等を基台2外に露出させることなく
ロータリージョイント8側に導くことができ、該油圧ホ
ース35や電線44等が邪魔になることがなく、しかも
見映えがよくなる。
【0042】第6に、各縦リブ26,26・・の外端2
6a部分に吊穴26bを形成しているので、この縦リブ
26を吊り金具としても有効利用できる。又、各縦リブ
26は、その機能上、高強度を有しているので、縦リブ
26を吊り金具に兼用した場合でも、その吊部(吊穴部
分)26bを特別に補強する必要がない。
【0043】
【発明の効果】本願発明の定置式ブーム作業機の下部構
造では、次の効果がある。
【0044】本願請求項1の発明 (a) 各縦リブ26,26・・で区画された空間部20
A〜20D内に油圧動力源3や電気制御装置4等の各種
作業機駆動用関連機器を設置しているので、該各縦リブ
26,26・・を単なる筒台23の補強用としての機能
のほかに、空間部20A〜20D内に設置している各種
作業機駆動用関連機器の保護壁に兼用でき、該縦リブ2
6を有効利用できる。
【0045】(b) 旋回中心Pから各縦リブ26,26
・・の外端26aまでの距離を、空間部20A〜20D
内に設置された各種作業機駆動用関連機器(3,4)に
おける旋回中心Pから最大遠方部位までの距離と同じか
それより外方まで延出する長さに設定しているので、基
台2の近傍位置で作業機本体1を旋回させても、その旋
回物が該作業機駆動用関連機器(3,4)に直接接触す
ることがなく、該作業機駆動用関連機器を保護できる。
【0046】(c) 各種作業機駆動用関連機器(3,
4)を上記空間部20A〜20D内に設置しているの
で、油圧ホース35や電線44等を、基台2外に露出さ
せることなくロータリージョイント8側に導くことがで
き、該油圧ホース35や電線44等が邪魔になることが
なく、しかも該油圧ホース35や電線44等で見映えが
悪くならない。
【0047】本願請求項2の発明 (d) 筒台23を床板21の中心部に設置し、各縦リブ
26,26・・を筒台23の外側面から放射状に配置し
て、筒台23の外周に各縦リブ26,26・・で区画さ
れた複数の空間部20A〜20Dを形成し、該各空間部
20A〜20D内に各種作業機駆動用関連機器(3,
4)を分散配置しているので、本願の下部構造をコンパ
クトにでき、従って基台2の全周に亘って該基台2に対
してより近接した位置での作業が可能となる(作業範囲
が拡大する)。
【0048】本願請求項3の発明 (e) 各縦リブ26,26・・の外端26a部分に吊部
26bを形成しているので、この縦リブ26を吊り金具
としても有効利用できる。又、各縦リブ26は、その機
能上、高強度を有しているので、縦リブ26を吊り金具
に兼用した場合でも、その吊部26bを特別に補強する
必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の下部構造を採用した定置式ブーム作
業機の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII−III拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV拡大矢視図である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】従来の定置式ブーム作業機の側面図である。
【図7】図6の下部構造の斜視図である。
【符号の説明】
1は作業機本体、2は基台、3は油圧動力源、4は電気
制御装置、8はロータリージョイント、9は油圧モー
タ、10は旋回輪、11は旋回支柱、12はブーム(伸
縮ブーム)、20A〜20Dは空間部、21は床板、2
3は筒台、26は縦リブ、26aは縦リブの外端であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(2)上に、旋回及び起伏自在なブ
    ーム(12)を有する作業機本体(1)を取付けた定置
    式ブーム作業機において、 上記基台(2)は、床板(21)と該床板(21)上に
    設置された筒台(23)と該筒台(23)の外側面及び
    床板(21)の上面にそれぞれ連結された複数枚の縦リ
    ブ(26,26・・)を有し、 さらに隣接する2つの縦リブ(26,26)と床板(2
    1)と筒台(23)とで囲われた空間部(20A〜20
    D)内に、作業機本体(1)への油圧動力源(3)や電
    気制御装置(4)等の各種作業機駆動用関連機器を設置
    し、 作業機本体(1)の旋回中心(P)から各縦リブ(2
    6,26・・)の外端(26a)までの距離を、上記空
    間部(20A〜20D)内に設置した各種作業機駆動用
    関連機器における上記旋回中心(P)から最遠方部位ま
    での距離と同じかそれより外方まで延出する長さに設定
    した、 ことを特徴とする定置式ブーム作業機の下部構造。
  2. 【請求項2】 筒台(23)を床板(21)のほぼ中心
    部に設置し、各縦リブ(26,26・・)を筒台(2
    3)の外側面から放射状に配置するとともに、各縦リブ
    (26,26・・)で区画された複数の空間部(20A
    〜20D)内に各種作業機駆動用関連機器を分散して配
    置したことを特徴とする請求項1に記載の定置式ブーム
    作業機の下部構造。
  3. 【請求項3】 各縦リブ(26,26・・)に、ブーム
    作業機吊持用の吊ロープを連結する吊部(26b)を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の定置式ブ
    ーム作業機の下部構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006321649A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 発電機搭載作業機械
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WO2019100146A1 (en) * 2017-11-22 2019-05-31 LiftWerx Holdings Inc. Lift system mountable in a nacelle of a wind turbine

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