JPH09143294A - 金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム - Google Patents

金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム

Info

Publication number
JPH09143294A
JPH09143294A JP30446795A JP30446795A JPH09143294A JP H09143294 A JPH09143294 A JP H09143294A JP 30446795 A JP30446795 A JP 30446795A JP 30446795 A JP30446795 A JP 30446795A JP H09143294 A JPH09143294 A JP H09143294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
metal oxide
vapor
weight
unstretched polypropylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30446795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3318479B2 (ja
Inventor
Shigeru Tanaka
茂 田中
Masayoshi Asakura
正芳 朝倉
Itsuo Nagai
逸夫 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP30446795A priority Critical patent/JP3318479B2/ja
Publication of JPH09143294A publication Critical patent/JPH09143294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3318479B2 publication Critical patent/JP3318479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ポリプロピレンランダム共重合体85〜9
9重量%と高密度ポリエチレン15〜1重量%の混合樹
脂に、滑剤を0.05〜0.5重量部添加してなるフイ
ルムに、金属酸化物を蒸着してなるフイルムであって、
該金属酸化物蒸着フイルムの少なくとも1方向のヤング
率が0.7GPa以上で、光線透過率が60〜90%、
水蒸気透過率が2.5g/m2 ・d以下であることを特
徴とする金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイル
ム。 【効果】透明で、高いガスバリア性を有し、かつスリッ
トやラミネートなどの二次加工性に優れ、各種包装用途
に適した透明ガスバリア性未延伸ポリプロピレンフイル
ムを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属酸化物蒸着未
延伸ポリプロピレンフイルムに関するものである。更に
詳しくは、未延伸ポリプロピレンフイルムに金属酸化物
蒸着を施し、透明で、ガスバリア性に優れ、かつ二次加
工性に優れた金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、未延伸ポリプロピレンフイルムは、
透明性、機械的特性、防湿性及びヒートシール性に優
れ、二軸配向ポリプロピレンフイルムあるいはポリエチ
レンテレフタレートフイルムなどの耐熱基材とラミネー
トし、包装材料のヒートシール層として、広く包装用途
などに用いられている。さらにフイルムのガスバリア性
を向上するために塩化ビニリデンをコートしてガスバリ
ア性フイルムとして広く用いられている。しかし塩化ビ
ニリデンは廃棄焼却時に塩素系ガスが発生するために環
境への悪影響が指摘されており、排ガスを浄化するため
の焼却炉への負担も大きいとされている。そこで、この
環境問題を解決する包装フイルムとして、金属蒸着膜を
設けた、耐熱フイルム/印刷層/接着層/蒸着膜/耐熱
フイルム/接着層/未延伸ポリプロピレンフイルムの構
成が主に用いられている。近年該フイルム構成の簡略化
とコストダウンの要求が高く、さらに蒸着フイルムに透
明性が要求され、かつ電子レンジ対応のできる蒸着フイ
ルムが望まれている。そこで、構成の簡略化とコストダ
ウンを目的として未延伸ポリプロピレンフイルムに金属
蒸着を施して、耐熱フイルムを省く構成が検討されてい
る。しかし、未延伸ポリプロピレンフイルムはヤング率
が低いために、蒸着加工時の抗張力が低くて蒸着層にク
ラックが入り、また製袋加工性に劣るために包装袋とし
てのガスバリア性能が十分でないという問題があった。
また透明ガスバリアフイルムとして、酸化ケイ素や酸化
アルミニウムをフイルム上に形成したものが特公昭53
−12953号、特開昭62−179935号により知
られている。しかしこれらの技術は未延伸ポリプロピレ
ンフイルムを対象に高度なガスバリア性を付与できるも
のではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる技術
では成しえなかった、未延伸ポリプロピレンフイルムに
金属酸化物蒸着を施して透明でかつ高いガスバリア性を
有し、さらに二次加工性(蒸着加工、ラミネート加工)
に優れた金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム
を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】精鋭検討した結果、上記
課題を解決するためには、ポリプロピレンランダム共重
合体85〜99重量%と高密度ポリエチレン15〜1重
量%の混合樹脂に、滑剤を0.05〜0.5重量部添加
してなるフイルムに、金属酸化物を蒸着してなるフイル
ムであって、該金属酸化物蒸着フイルムの少なくとも1
方向のヤング率が0.7GPa以上で、光線透過率が6
0〜90%、水蒸気透過率が2.5g/m2 ・d以下で
あることを特徴とする金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピ
レンフイルムとする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のポリプロピレンランダム
共重合体(以下r−CPPと略称する)とは、実質的に
アイソタクチック構造のプロピレンとα−オレフィンと
の共重合体である。共重合するα−オレフィンモノマー
としては、エチレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−
メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等が
あげられ、エチレン、ブテン−1が特に好ましい。α−
オレフィンモノマーの共重合量としては3〜15重量%
の範囲が好ましく、エチレンモノマーの場合は2〜6重
量%、ブテン−1モノマーの場合は3〜10重量%の範
囲が好ましい。具体的な実施対応としては、エチレン−
プロピレン共重合体(以下EPCと略称する)、エチレ
ン−プロピレン−ブテン−1共重合体(以下EPBCと
略称する)、プロピレン−ブテン−1共重合体(以下B
PCと略称する)などが挙げられる。未延伸ポリプロピ
レンフイルムは、製袋加工時に非蒸着面をヒートシール
層として用いるため、r−CPPの融点はヒートシール
強度の観点から125〜145℃の範囲が好ましい。ま
たr−CPPのメルトフローインデックス(MFI)は
1〜15g/10分の範囲が押出製膜性が良好で好まし
く、より好ましくは2〜10g/10分である。
【0006】次に本発明のフイルム組成の高密度ポリエ
チレン(以下HDPEと略称する)とは、密度が0.9
3以上、好ましくは0.94以上であり、さらに融点は
125℃以上、好ましくは130℃以上のものである。
HDPEの混合量は1〜15重量%、好ましくは3〜1
0重量%の範囲である。HDPE添加の目的はフイルム
の結晶化度を上げてヤング率を高くし、二次加工性を向
上させることであり、混合量が1重量%未満では、フイ
ルムのヤング率が上がらず、スリットやラミネート時に
皺が入ったり、フイルムが伸びて蒸着層にクラックが入
るなどしてガスバリア性が悪化し、また二次加工性も悪
化する。また15重量%を超えると、フイルムが白化し
て光線透過率の低下や製袋時のヒートシール強度が悪化
するので好ましくない。
【0007】本発明のフイルムに含有する滑剤は、無機
粒子および/または架橋有機粒子のいずれでもよく、ま
たこれらの混合体でもよい。粒子形状は球状のものが好
ましく、粒径は1〜6μmが好ましい。添加量は0.0
5〜0.5重量部であり、好ましくは、0.1〜0.3
重量%である。添加量が0.05重量部未満では、蒸着
したフイルムを巻き返す際に、非蒸着面との滑りが悪く
てブロッキングを起こし、蒸着層にクラックが入り、ガ
スバリア性が悪化する。また添加量が0.5重量部を超
えると、フイルム表面が粗れ過ぎて透明性やヒートシー
ル性が悪化し、また蒸着層の密着性が悪化してガスバリ
ア性が悪化するので好ましくない。
【0008】本発明のフイルムは、必要に応じて、少量
の熱安定剤、酸化防止剤などを含有せしめることが好ま
しい。例えば熱安定剤としては2,6−ジ−第3−ブチ
ル−4−メチルフェノール(BHT)などが0.5重量
%以下、酸化防止剤としてはテトラキス−(メチレン−
(3,5−ジ−第3−ブチル−4−ハイドロオキシ−ハ
イドロシンナメート))フ゛タン(“Irganox”
1010)などを0.1重量%以下で添加されるのが好
ましい。
【0009】本発明のフイルムの少なくとも一方向のヤ
ング率は、0.7GPa以上であることが必要で、特に
フイルムの長手方向のヤング率が0.7GPa以上であ
ることが好ましい。ヤング率が0.7GPa未満では、
蒸着加工時やラミネート加工時の抗張力に劣るために、
蒸着層にクラックが入ってガスバリア性が悪化するので
好ましくない。
【0010】本発明のフイルムの厚みは特に限定される
ものでないが、好ましくは10〜100μm、より好ま
しくは20〜70μmの範囲である。
【0011】また本発明の未延伸ポリプロピレンフイル
ムの蒸着を施す面に、コロナ放電処理を施して、フイル
ム表面の濡れ張力を35mN/m以上に上げることによ
り、蒸着膜の密着性が向上するので好ましい。この時の
コロナ放電処理時の雰囲気ガスとしては、空気、炭酸ガ
スあるいは窒素/炭酸ガスの混合系のいずれでも良く、
窒素/炭酸ガスの混合ガス(体積比=95/5〜50/
50)中でコロナ処理をすると、フイルム表面の濡れ張
力が35mN/m以上に上がるので好ましい。
【0012】次に本発明のフイルムの未延伸ポリプロピ
レンフイルム上に蒸着される金属酸化物とは、アルミニ
ウム、亜鉛、マグネシウム、ケイ素などの金属酸化物の
被膜である。この中でも不完全酸化アルミニウムがフイ
ルムとの密着性、ガスバリア性、加工性の点で好まし
い。
【0013】ここで、不完全酸化アルミニウム蒸着層と
は、その蒸着層を構成する金属種として、少量のアルミ
ニウム金属(Al)と、完全酸化アルミニウム(Al2
3)により構成される。光線透過率を変更する手段
は、フイルム走行装置を具備した真空蒸着装置内で、ア
ルミニウム金属を加熱蒸発させながら、蒸発蒸気箇所に
酸素ガスを供給し、アルミニウムを酸化させながら走行
フイルム面に凝集堆積させ、蒸着層を付設する。この時
のアルミニウムの蒸発量と供給酸素ガス量の比率を変更
することで、不完全酸化アルミニウム蒸着フイルムの光
線透過率を変更することができる。この時の不完全酸化
アルミニウム蒸着層の厚みは、好ましくは5〜50n
m、より好ましくは10〜30nmである。
【0014】本発明の金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピ
レンフイルムの光線透過率は60〜90%の範囲が好ま
しい。蒸着層の完全金属酸化蒸着フイルムは、光線透過
率が90%を超え、透明なフイルムとなるが、水蒸気透
過率が大きくなるので好ましくない。また光線透過率は
60%未満では、透明性に劣るので好ましくない。
【0015】また本発明のフイルムの水蒸気透過率は
2.5g/m2 ・d以下が好ましく、水蒸気透過率が
2.5g/m2 ・dを超えると、防湿性を必要とする内
容物、例えばポテトチップなどの包装袋として用いた場
合に、内容物の長期保存性に劣るので好ましくない。
【0016】本発明の金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピ
レンフイルムは、接着剤または接着性の樹脂を介して他
の基材と積層して包装材として用いる。
【0017】次に、本発明のフイルムの製造方法につい
て説明する。
【0018】まず、r−CPPとHDPEと滑剤の混合
樹脂を二軸押出機に供給して230〜280℃の温度で
溶融混練りしてガット状に溶融押出して、水槽中にガッ
トをとおして冷却後、チップカッタにて3〜5mmの長
さに切断してチップを作成する。次に該チップを80℃
で5時間以上乾燥した後に一軸押出機に供給し、230
〜280℃の温度で溶融させ瀘過フイルターを経た後、
スリット状口金でシート状に成形し、該シートを40〜
80℃に保った金属ドラムに巻き付けて冷却固化せし
め、未延伸ポリプロピレンフイルムとしてロール状に巻
取る。該未延伸ポリプロピレンフイルムは、5時間以上
放置して徐冷して、フイルムを結晶化させるのが好まし
い。得られた未延伸ポリプロピレンフイルムに蒸着を施
す表面の濡れ張力を上げるために、コロナ放電処理ある
いは減圧下において希薄ガス中でのプラズマ処理を施
す。ここでプラズマ処理は133Pa以下の真空度の容
器内に少量の酸素、アルゴン、ヘリウム、炭酸ガスなど
を導入しながら高電圧を印加した電極からフイルム表面
に向けてグロー状放電させながら処理する。処理強度は
電圧×電流×電極幅/フイルム走行速度(W・min/
2 )から算出するが、処理強度としては好ましくは3
〜200W・min/m2 、より好ましくは5〜50W
・min/m2 である。表面に表面処理を施して、その
表面に金属酸化物蒸着をする場合の好ましい組み合わせ
は特に限定されないが、例えば不完全酸化アルミニウ
ム、又は不完全酸化ケイ素などの金属酸化物の場合は空
気中または窒素/炭酸ガスの混合ガス雰囲気中でのコロ
ナ放電処理とプラズマ処理のいずれか1つ以上の重ね合
わせ処理をすることが好ましい。次に該未延伸ポリプロ
ピレンフイルムを、フイルム走行装置を具備した真空蒸
着装置内にセットし、冷却金属ドラムを介して走行させ
る。この時、アルミニウム金属を加熱蒸発させながら、
蒸発蒸気箇所に酸素ガスを供給し、アルミニウムを酸化
させながら走行フイルム面に凝集堆積させ、蒸着層を付
設して巻取る。この時のアルミニウムの蒸発量と供給酸
素ガス量の比率を変更することで、不完全酸化アルミニ
ウム蒸着フイルムの光線透過率を変更することができ
る。蒸着後、真空蒸着装置内を常圧にもどして巻取った
フイルムをスリットし、30℃以上の温度で1日以上エ
ージングすることがガスバリア性が安定するので好まし
い。
【0019】
【特性値の測定法】本発明の特性値は次の測定法によ
る。
【0020】(1)アイソタクチックインデックス(I
I) 試料を130℃で2時間真空乾燥する。これから重量W
(mg)の試料をとり、ソックスレー抽出器に入れ沸騰
n−ヘプタンで12時間抽出する。次にこの試料を取り
出しアセトンで十分洗浄した後、130℃で6時間乾燥
しその後重量W’(mg)を測定し次式で求める。
【0021】II=(W’/W)×100(%) (2)フイルム表面の濡れ張力 JIS K−6768の方法で測定した。
【0022】(3)メルトフローインデックス(MF
I) JIS K−6758のポリプロピレン試験方法(23
0℃、2.16kgf)で測定した値を示した。
【0023】(4)水蒸気透過率(防湿性) JIS Z−0208に従い、40℃、90%RHで測
定した値で、g/m2・dの単位で示した。
【0024】(5)金属酸化物の蒸着層厚み フイルムの断面を透過型電子顕微鏡(TEM)にて下記
の条件で写真撮影し、積層厚みを測定した。
【0025】 装 置:日本電子(株)製JEM−12OOEX 観測倍率:40万倍 加速電子:100kV
【0026】(6)光線透過率 金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルムを日立
(株)製分光光度計324型を用いて、波長550nm
での透過率で求めた。
【0027】(7)ヤング率 試料を、JIS−K−7127に従い、引張試験機(東
洋測器製)に、つかみ間隔50mmで取り付ける。その
後引張速度20mm/min、チャート速度500mm
条件で伸長し、強度−伸度曲線をチャート紙に記録さ
せ、基点から立ち上がり曲線に接線を引いた傾きから求
めた。
【0028】(8)融点 Seiko Instrment社製熱分析装置S11
型を用い、サンプル5mgを室温より20℃/分の昇温
速度で昇温していった際に、結晶の融解に伴う融解吸熱
ピークを融点とした。
【0029】(9)滑り性 ASTM D−1894に準じて、フイルムの両面を重
ね合わせて、摩擦係数を測定した。このときμs (静摩
擦係数)の値が、1.0未満を滑り性良好で○とし、
1.5以上を滑り性不良で×として、その中間を△とし
て評価した。
【0030】(10)ブロッキング性 幅3cm×長さ10cmの試料を、長さ4cmにわたっ
て試料の両面を重ね合わせて、500gの荷重を載せ、
温度40℃、湿度85%の雰囲気中に24時間放置した
後、引張試験機で剪断剥離に要する力を測定した。この
値が小さいほど耐ブロッキング性は優れており、剥離力
が1.0kg/12cm2 以下のものを○、1.5kg
/12cm2 以上のものを×、その中間のものを△とし
た。
【0031】(11)ヒートシール性 厚さ30μmの二軸延伸ポリプロピレンフイルムに、武
田薬品製ポリウレタン系接着剤(主剤“タケラック”A
−971/硬化剤“タケネート”A−3=9/1)をコ
ーティングバーを用いて、厚さ約4μm塗工して、金属
酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルムの蒸着面と貼
り合わせた後、40℃×2日エージングして硬化させ
た。その後該張り合わせたフイルムの未延伸ポリプロピ
レンフイルムの非蒸着面どうしを重ね合わせて、ヒート
シーラの片面加熱法にて、シール温度115℃、シール
圧力1kg/cm2 、シール時間2秒の条件でヒートシ
ールを行った。このヒートシールしたサンプルを幅2c
mに切り出して、引張試験機(東洋測器製)を用いて3
00mm/分の速度でシール面を90度剥離するときに
要した力が、300g/cm以上のものを○、200g
/cm以下のものを×、その中間のものを△として評価
した。
【0032】(12)二次加工性 厚さ30μmの二軸延伸ポリプロピレンフイルム(水蒸
気透過率=5.0g/m2 ・d)と、金属酸化物蒸着未
延伸ポリプロピレンフイルムの蒸着面を重ね合わせるよ
うに、30℃に冷却されたニップロール間にとおし、そ
の間に300℃に溶融した低密度ポリエチレン(住友化
学製L−705)を押出して厚さ20μmラミネートし
て積層体を得る。この積層体の外観と水蒸気透過率を測
定して、積層体に皺がなく水蒸気透過率が2.0g/m
2 ・d未満のものを○、皺が入り、また水蒸気透過率が
2.5g/m2 ・d以上のものを×、皺がなく水蒸気透
過率が2.0g/m2 ・d以上で、2.5g/m2 ・d
未満のものを△として評価した。
【0033】
【実施例】本発明を実施例により説明する。
【0034】実施例1〜4、比較例1〜4 本発明の樹脂として、エチレン−プロピレン−ブテン−
1ランダム共重合体(EPBC)(エチレン共重合量=
2重量%、ブテン−1共重合量=5重量%、MFI=
3.6g/10分、融点=141℃)と、高密度ポリエ
チレン(HDPE)(MFI=4.5g/10分、融点
=130℃、密度=0.937)と、滑剤として酸化珪
素(SiO2 、粒径=2μm)を用い、表1に示した割
合に混合して二軸押出機に供給し、240℃の温度でガ
ット状に溶融押出して水槽で冷却後、チップカッタにて
3〜5mmにカットして、各組成のチップを得た。次に
該チップを一軸押出機に供給し、260℃の温度で溶融
させ濾過フィルターをとおしてスリット状口金でシート
状に押出し、該シートを50℃の温度に加熱した金属ド
ラムに巻き付けて冷却して厚さ25μmの未延伸フイル
ムを得た。得られたフイルムに蒸着を施す表面を空気中
で40W・min/m2 の処理条件でコロナ放電処理を
施し、フイルムの濡れ張力を45mN/mにしてロール
状に巻取った。その時のフイルム温度は35℃であり、
24時間放置して結晶化度を上げた後小幅にスリットし
た。このときのフイルム品質を評価して表1に示した。
次に該小幅にスリットフイルムをフイルム走行装置を具
備した真空蒸着装置内にセットし、1.33×10−2
Paの高真空にした後に、−20℃の冷却金属ドラムを
介して走行させた。この時、アルミニウム金属を加熱蒸
発させながら、蒸発蒸気箇所に酸素ガスを供給し、アル
ミニウムを酸化させながら走行フイルム面に凝集堆積さ
せ、不完全酸化アルミニウムの蒸着層を付設して巻取っ
た。この時のアルミニウムの蒸発量と供給酸素ガス量の
比率を変更して、不完全酸化アルミニウム蒸着フイルム
の光線透過率を変更した。蒸着後、真空蒸着装置内を常
圧にもどして、巻取った蒸着フイルムをスリットして4
0℃の温度で3日エージングした後に各フイルムの品質
を評価し、フイルムの特性を表1に示した。次に得られ
た金属酸化物未延伸ポリプロピレンフイルムの二次加工
性を評価し、その特性を特性を表1に示した。実施例1
〜4の本発明の範囲の金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピ
レンフイルムは、ガスバリア性、透明性に優れ、またヤ
ング率が高く、滑り性に優れているので二次加工性にも
優れたフイルムであった。しかし本発明の範囲をはずれ
た比較例1〜4のフイルムは、ガスバリア性、透明性、
ヒートシール性、二次加工性のいずれかに劣ったフイル
ムであった。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の金属酸化物蒸着未延伸ポリプロ
ピレンフイルムは、特定の樹脂と添加剤を特定の範囲混
合した未延伸ポリプロピレンフイルムに、特定の金属酸
化物を蒸着したことにより、優れたガスバリア性と透明
性を発揮し、またスリットやラミネートなどの二次加工
性に優れ、各種包装用途に適した金属酸化物蒸着未延伸
ポリプロピレンフイルムとすることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 16/40 C23C 16/40 // C08L 23/10 LCD C08L 23/10 LCD C23C 14/20 C23C 14/20 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレンランダム共重合体85〜
    99重量%と高密度ポリエチレン15〜1重量%の混合
    樹脂に、滑剤を0.05〜0.5重量部添加してなるフ
    イルムに、金属酸化物を蒸着してなるフイルムであっ
    て、該金属酸化物蒸着フイルムの少なくとも1方向のヤ
    ング率が0.7GPa以上で、光線透過率が60〜90
    %、水蒸気透過率が2.5g/m2 ・d以下であること
    を特徴とする金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイ
    ルム。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレンランダム共重合体が、プ
    ロピレンとα−オレフィンとの共重合体であることを特
    徴とする請求項1に記載の金属酸化物蒸着未延伸ポリプ
    ロピレンフイルム。
JP30446795A 1995-11-22 1995-11-22 金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム Expired - Fee Related JP3318479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30446795A JP3318479B2 (ja) 1995-11-22 1995-11-22 金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30446795A JP3318479B2 (ja) 1995-11-22 1995-11-22 金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09143294A true JPH09143294A (ja) 1997-06-03
JP3318479B2 JP3318479B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=17933376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30446795A Expired - Fee Related JP3318479B2 (ja) 1995-11-22 1995-11-22 金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3318479B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157716A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 大日本印刷株式会社 基材、包装材料用積層体および包装材料
KR20250031208A (ko) 2022-09-27 2025-03-06 가부시키가이샤 프라임 폴리머 적층 필름

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023040683A (ja) 2021-09-10 2023-03-23 東洋紡株式会社 ラミネート積層体
CN118450987A (zh) 2021-12-28 2024-08-06 东洋纺株式会社 包装材料
JP2025119625A (ja) 2022-05-11 2025-08-15 東洋紡株式会社 積層包装材料
JPWO2024058167A1 (ja) 2022-09-13 2024-03-21
WO2024225339A1 (ja) 2023-04-26 2024-10-31 東洋紡株式会社 延伸積層ポリオレフィン系樹脂フィルム、包装材料、包装袋、及び包装体
JPWO2024248080A1 (ja) 2023-05-31 2024-12-05

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157716A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 大日本印刷株式会社 基材、包装材料用積層体および包装材料
KR20250031208A (ko) 2022-09-27 2025-03-06 가부시키가이샤 프라임 폴리머 적층 필름

Also Published As

Publication number Publication date
JP3318479B2 (ja) 2002-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0734854B2 (en) Process for producing a polyolefin-based laminate film
JP3737858B2 (ja) ポリオレフィン系無延伸フィルムおよびそれを用いた蒸着無延伸フィルム
US6916526B1 (en) Biaxially oriented polypropylene metallized film for packaging
JP3318479B2 (ja) 金属酸化物蒸着未延伸ポリプロピレンフイルム
US20050147835A1 (en) Biaxially oriented polypropylene high barrier metallized film for packaging
JP5142421B2 (ja) 透明蒸着用2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
US6764752B2 (en) Biaxially oriented polypropylene metallized film for packaging
JP2969657B2 (ja) ポリプロピレン複合フィルム及び金属蒸着ポリプロピレン複合フィルム
JPH09156021A (ja) 金属酸化物蒸着未延伸フイルム
JPH07329258A (ja) 二軸配向ポリプロピレン複合フイルム及び金属酸化物蒸着二軸配向ポリプロピレン複合フイルム
JPH10237188A (ja) ポリオレフィン系無延伸フィルムおよびそれを用いた蒸着無延伸フィルム
JPH0892400A (ja) ガスバリア性の付与された樹脂成形品
JP4701477B2 (ja) 金属化二軸配向ポリプロピレンフィルムおよびそれを用いた積層体
JP2021130203A (ja) 金属蒸着用ポリプロピレン系複合フィルム、金属蒸着ポリプロピレン系複合フィルムおよびそれを用いた積層体
JPH11140199A (ja) ポリオレフィン系無延伸フィルムおよびそれを用いた蒸着無延伸フィルム
JP3460295B2 (ja) 耐熱防湿蒸着フイルム
US20030082390A1 (en) Durable high barrier metallized polypropylene film
JPH07276585A (ja) ヒートシール層を具備してなる金属蒸着用二軸配向ポリプロピレン複合フイルム
JPH07330922A (ja) 金属蒸着用未延伸ポリプロピレンフイルム
JP3259588B2 (ja) 耐熱防湿フイルム
JP2996677B2 (ja) 積層フィルムおよびその製造方法
JP2662541B2 (ja) 金属蒸着プラスチックフィルム
JPH07329259A (ja) 金属蒸着用未延伸ポリプロピレン複合フイルム
JP3077482B2 (ja) 耐熱防湿フイルム
JP3225981B2 (ja) 金属蒸着プラスチックフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees