JPH09143334A - スチレン系樹脂組成物。 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物。

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JPH09143334A
JPH09143334A JP30909195A JP30909195A JPH09143334A JP H09143334 A JPH09143334 A JP H09143334A JP 30909195 A JP30909195 A JP 30909195A JP 30909195 A JP30909195 A JP 30909195A JP H09143334 A JPH09143334 A JP H09143334A
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rubber
weight
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resin
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JP30909195A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Asamizu
延明 浅水
Norio Ogawa
紀郎 小川
Atsushi Shichizawa
淳 七澤
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃剤を大幅に削減でき、耐衝撃性、剛性を
損ねることなく着火溶融滴下性に優れたスチレン系樹脂
組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)ビニル芳香族系重合体マトリック
ス中に、ゴム状重合体粒子が分散して成るゴム変性ビニ
ル芳香族系樹脂及び(B)難燃剤からなる組成物におい
て、ゴム変性ビニル芳香族系樹脂のマトリックス成分が
(1)スチレン系単量体を第一成分とし、第二成分とし
て、α位に置換基を有するαメチルスチレン、メチルメ
タアクリレート及びC4以上のアルキル基を有するアク
リレートのいずれか1種以上含有し、(2)第二成分の
比率が第一成分の1〜10%の範囲であり、(3)マト
リックスの還元粘度(ηsp/c)が、0.50〜1.
00dl/gの範囲とすることを特徴とする着火溶融滴
下型難燃スチレン系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着火溶融滴下性難燃スチ
レン系樹脂組成物に関する。更に詳しくは、高い物理強
度を維持しながら、燃焼時の滴下消火性に優れるスチレ
ン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】耐衝撃性ポリスチレンに代表されるゴム
変性ビニル芳香族樹脂は、成型性、寸法安定性に加え、
耐衝撃性に優れていることから家電機器、事務機器を始
め、多岐の分野で使用されている。しかし、スチレン系
樹脂は燃えやすいという性質の為、UL規格などの難燃
化に関する各種規制が義務づけられ、多くの使用上の制
限を受けている。
【0003】ゴム変性ビニル芳香族樹脂の難燃化の方法
としては、ハロゲン系、リン系、無機系の難燃剤を添加
することが知られており、それによりある程度難燃化が
達成される。しかしながら、近年火災に対する安全性の
要求がとみにクロ−ズアップされ、家電製品、事務機器
等に対する米国UL(アンダーライターズ・ラボラトリ
ー)垂直法燃焼試験の規制を満足することが求められる
用途分野が拡大し、より高度の難燃化が要求されてい
る。より高度の難燃化技術としては、難燃剤を増量する
方法が知られているが、元来高価な難燃剤を大量に使用
することは経済的に不利なだけでなく、廃棄焼却時の有
毒ガスの発生や機械的性質の低下を助長するために好ま
しくない場合がある。この為、出来る限り少量の難燃剤
を用いて樹脂を難燃化する手法の開発が望まれていた。
UL94V2規格も、より少ない難燃剤で火災の危険を
回避しようとするものである。UL94V2に関する従
来の公知技術として、特定の平均ゴム粒子径のゴム変性
スチレン樹脂とハロゲン系難燃剤からなる着火後溶融滴
下型自己消炎性スチレン系樹脂組成物(特公平6−43
542号公報)が提案されている。この技術は、含有さ
れるゴム成分の粒子径に着目したもので、粒子径を小さ
くすることにより、着火溶融しやすくなることを開示し
ている。しかしながら、粒子径を小さくすることで耐衝
撃性が低下することは、広く知られており、更には、上
記公報の樹脂組成物は、ゴム成分以外のマトリックスに
関して注意が払われておらず、より高度な難燃性を求め
るには不充分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑み、上記のような問題点のない、即ち従来の難
燃剤を大幅に削減でき、耐衝撃性、剛性を損ねることな
く着火溶融滴下性に優れたスチレン系樹脂組成物を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、溶融滴下
型難燃スチレン系樹脂の改良技術を鋭意検討した結果、
ゴム変性スチレン系樹脂のマトリックス部分に着目し、
マトリックス部分に立体的に嵩高い置換基を有する単量
体を少量含有させることにより、滴下による消火性が大
幅に改良されることを見い出し、本発明に至った。すな
わち、本発明は、即ち、(A)ビニル芳香族系重合体マ
トリックス中に、ゴム状重合体粒子が分散して成るゴム
変性ビニル芳香族系樹脂及び(B)難燃剤からなる組成
物において、ゴム変性ビニル芳香族系樹脂のマトリック
ス成分が、(1)スチレン系単量体を第一成分とし、第
二成分として、α位に置換基を有するα−メチルスチレ
ン、メチルメタアクリレ−ト及びC4以上のアルキル基
を有するアクリレートのいずれか1種以上含有し、
(2)第二成分の比率が第一成分の1〜10%の範囲で
あり、(3)マトリックスの還元粘度(ηsp/c)
が、0.50〜1.00dl/gの範囲とすることを特
徴とする着火溶融滴下型難燃スチレン系樹脂組成物。
【0006】以下、本発明を詳しく説明する。本発明の
樹脂組成物は(A)特定のマトリックス組成及び分子量
から成るゴム変性スチレン系樹脂と(B)ハロゲン系、
リン系、無機系いずれかの難燃剤から構成される。
(A)成分のゴム変性スチレン系樹脂のマトリックス成
分には、(1)スチレン以外の第二成分として、1)α−
メチルスチレン、2)メチルメタアクリレート、3)C4以
上のアルキル基を有するアクリレ−トのいずれか1種類
以上を(2)第一成分のスチレン系単量体に対して1〜
10%含有し、(3)還元粘度(ηsp/c)が0.5
0〜1.00の範囲となることが必須である。マトリッ
クス成分に上記1)〜3)の第二成分が存在することによ
り、少量の難燃剤の添加でも燃焼時にはポリマ−が分解
低分子量化し、滴下しやすくなり、一方、常温では分子
量の高いマトリックス成分を含有するゴム変性スチレン
系樹脂が可能となり優れた物理的強度と良好な溶融滴下
性を示したものと考えられる。この効果は、特定のマト
リックスを構成する樹脂分子量範囲に於いて効果を発揮
し、還元粘度(ηsp/c値)が、0.50未満では、
溶融滴下性は向上するが、充分な衝撃強度が得られず、
1.00以上では、充分な溶融滴下性が得られず、更に
加工時の流動性の低下が著しくなる。かかるマトリック
ス組成と分子量双方が溶融滴下型難燃樹脂の特性に寄与
することは、従来技術の範疇からは予想し得なかったも
のである。
【0007】上記ゴム変性スチレン系樹脂は、ビニル芳
香族系重合体よりなるマトリックス中にゴム状重合体が
粒子状に分散してなる重合体をいい、ゴム状重合体の存
在下に芳香族ビニル単量体を公知の塊状重合、溶液重合
または懸濁重合することにより得られる。
【0008】このような樹脂の例として耐衝撃性ポリス
チレンが拳げられる。ここで、前記ゴム状重合体は、ガ
ラス転移温度(Tg)が−30℃以下であることが必要
であり、−30℃を越えると耐衝撃性が低下する。この
ようなゴム状重合体の例としては、ポリブタジエン、ポ
リ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(アクリロニトリル
−ブタジエン)等のジエン系ゴム及び上記ジエン系ゴム
の二重結合の一部または全部を水素添加てなるゴム、イ
ソプレンゴム、クロロプレンゴム、アクリル系ゴム及び
エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPD
M)等を挙げることができる。
【0009】上記のゴム状重合体の存在下に重合させる
グラフト重合可能な芳香族ビニル単量体は、例えば、ス
チレン、パラメチルスチレン、p−ブロモスチレン、p
−クロロスチレン、2,4,5−トリブロモスチレン等
であるが、特にスチレンが好ましい。
【0010】本発明の樹脂組成物が含有するゴム変性ス
チレン系樹脂におけるゴム状重合体は、3〜18重量%
必要であり、3%未満では衝撃強度が低下し、18%を
越えると剛性、流動性、難燃性などの特性が低下して好
ましくない。分散するゴム粒子径の大きさは、0.2〜
5.0μmの範囲が好ましく、特に衝撃強度、剛性のバ
ランスから0.8〜3.5μmが好ましい。
【0011】本発明の樹脂組成物が含有するゴム変性ス
チレン系樹脂におけるマトリックスの還元粘度ηsp/
cは、0.50dl/g〜1.00dl/gの範囲であ
り、特に0.60dl/g〜0.80dl/gが好まし
い。0.50dl/g未満では溶融滴下性は向上する
が、衝撃強度が不充分となり、1.00dl/gを越え
ると充分な溶融滴下性が得られず、実用的な流動性の確
保が困難となる。ゴム変性スチレン系樹脂の還元粘度η
sp/cに関する上記要件を満たすための手段として
は、重合開始剤量、重合温度、連鎖移動剤量の調整等を
挙げることが出来る。上記に於いて還元粘度ηsp/c
は、メチルエチルケトン/メタノール=9/1可溶分の
30℃に於ける0.5%トルエン溶液の値である。
【0012】本発明の樹脂組成物が含有するゴム変性ス
チレン系樹脂におけるマトリックス樹脂組成は、スチレ
ン系単量体を第一成分、第二成分として1)α−メチルス
チレン2)C4以上のアルキル基を有するアクリレート3)
メチルメタアクリレートのいずれか1種以上含有し、第
2成分比率は第一成分に対して1〜10重量%の範囲内
である。第二成分の含有量が1%未満では溶融滴下性が
不充分となり、10%を越えるとこの効果は飽和状態と
なり、それ以上の溶融滴下性は向上は期待できない。
【0013】本発明において、(B)成分として使用す
るハロゲン系難燃剤は従来公知なものでよく、例えばハ
ロゲン化ビスフェノール、芳香族ハロゲン化合物、ハロ
ゲン化ポリカーボネート、ハロゲン化芳香族ビニル系重
合体、ハロゲン化シアヌレート樹脂、ハロゲン化ポリフ
ェニレンエーテル等があり、好ましくはデカブロモジフ
ェニルオキサイド、テトラブロムビスフェノールA、テ
トラブロムビスフェノールAのオリゴマー、ブロム化ビ
スフェノール系フェノキシ樹脂、ブロム化ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリジブロム、デカブロムジフェニルオ
キサイドビスフェノール縮合物、含ハロゲンリン酸エス
テル等である。これらハロゲン系難燃剤は必要に応じ
て、アンチモン酸化物と併用することが出来る。
【0014】また、リン系難燃剤としては、1)有機リン
化合物、2)赤リン、3)無機系リン酸塩等が挙げられる。
上記1)有機リン化合物は、例えば、ホスフィン、ホスフ
ィンオキシド、ビホスフィン、ホスホニゥム塩、ホスフ
ィン酸塩、リン酸エステル、亜リン酸エステル等であ
る。より具体的には、トリフェニルフォスフェート、メ
チルネオベンチルフォスファイト、ヘンタエリスリトー
ルジエチルジフォスファイト、メチルネオペンチルフォ
スフォネート、フェニルネオペンチルフォスフェート、
ペンタエリスリトールジフェニルジフォスフォネート、
ジシクロペンチルハイポジフォスフェート、ジネオペン
チルハイポフォスファイト、フェニルピロカテコールフ
ォスファイト、エチルピロカテコールフォスフェート、
ジピロカテコールハイポジフォスフェートである。
【0015】前記リン系難燃剤として用いる2)赤リン
は、一般の赤リンの他に、その表面をあらかじめ、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水
酸チタンより選ばれる金属水酸化物の被膜で処理された
ものである。
【0016】前記リン系難燃剤として用いる3)無機系リ
ン酸塩は、ポリリン酸アンモニウムが代表的である。
【0017】本発明で使用される無機系難燃剤として
は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ドロマ
イド、ハイドロタルサイド、水酸化カルシウム、水酸化
バリウム、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化ジルコニウ
ム、酸化スズの水和物等の無機金属化合物の水和物、ホ
ウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、炭酸
亜鉛、炭酸マグネシウム、ム−カルシウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸バリウム等が挙げられる。これらは、1種ま
たは2種以上を併用してもよい。この中で、特に水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネ
シウム、ハイドロタルサイドからなる群から選ばれたも
のが難燃効果がよく、経済的にも有利である。
【0018】本発明の樹脂に使用される難燃剤の添加量
はゴム変性スチレン系樹脂100重量部に対して2重量
部以上、好ましくは4重量部以上である。難燃剤の添加
量は、多いほど難燃性は向上するが、難燃効果が飽和す
る10重量部以上添加することは、無意味である。
【0019】本発明のゴム変性スチレン系樹脂には、ポ
リジメチルシロキサンや高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪
酸のアミド類及び、スチレン−ブタジェンエラストマー
等を添加することにより、衝撃強度を一段と高めること
が出来る。
【0020】また、本発明の樹脂組成物には、染顔料、
滑剤、充填剤、離型剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤等を必要に応じて添加することが出来る。必要に応
じポリフェニレンオキサイド等の樹脂を配合し、耐熱性
・物理的強度を調整することも任意である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれにより何等制限を受ける
ものではない。尚、実施例、比較例における測定は、以
下の方法もしくは測定器を用いて行った。
【0022】(1)ゴム重量平均粒子径 ゴム重量平均粒子径は、樹脂組成物の超薄切片法により
撮影した透過型電子顕微鏡写真中のゴム状重合体粒子1
000個の粒子径を測定し、次式により算出したもので
ある。 重量平均粒子径=Σni・Di4/Σni・Di3 (ここにniは粒子径Diのゴム状重合体粒子の個数であ
る)
【0023】(2)還元粘度(ηsp/c) ゴム変性スチレン系樹脂1gにメチルエチルケトン18
mlとメタノ−ル2mlの混合溶媒を加え、25℃で2
時間振とうし、5℃、18000rpmで30分間遠心
分離を行う。遠心分離後の上澄み液を取り出し、メタノ
−ルで樹脂分を析出させた後、真空乾燥器を用い、16
0℃、常圧で15分間、続いて3〜5mmHgの減圧下
で15分間乾燥させ、デシケ−タ−中で冷却した。この
ようにして得られた樹脂0.1gをトルエンに溶解さ
せ、濃度0.5g/dlの溶液とした。この溶液10m
lをキャノン−フェンスケ型粘度管に入れ、30℃の恒
温下でこの溶液流下秒数t1を測定した。一方、同じ粘
度管で純トルエンの流下秒数t0を測定し、以下の数式
により算出した。 ηsp/C=〔(t1/t0)−1〕/C (C=ポリ
マー濃度 g/dl)
【0024】(3)第二成分の定量 同樹脂を熱分解ガスクロにより分析し、第二成分含有率
を求めた。 (4)アイゾット衝撃強度 ASTM−D256に準拠した。 (5)メルトフロ−レ−ト(MFR) ISO−R1133に準拠した。 (6)難燃性 UL−94に準拠したVB(VerticalBurn
ing)法により、評価した。(1/8インチ試験片)
【0025】<ゴム変性スチレン系樹脂の製造>比較
例、実施例で用いたゴム変性スチレン系樹脂の製造は以
下の方法で製造した。
【0026】(H−1):ポリブタジェン〔(シス1,
4結合/トランス1,4結合/ビニル1,2結合 重量
比=95/2/3)(日本ゼオン(株)製、商品名ニッ
ポ−ル1220SL)〕6重量部をスチレン84重量
部、エチルベンゼン10重量部に溶解させ、重合開始剤
である1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン0.03重量部、連鎖移
動剤であるα−メチルスチレン2量体0.05重量部を
加えて均一な混合液にさせた後、脱気装置を備えた撹拌
機付多段式反応機に連続的に送液して重合することによ
り、ゴム含量7重量%のゴム変性スチレン系樹脂を得
た。得られたゴム変性スチレン系樹脂を分析した結果、
ゴムの重量平均粒子径は1.3μ、還元粘度ηsp/C
は0.78であった。 (H−2):(H−1)と同様に、連鎖移動剤の添加量
を増した以外は同様な方法で、重合を行った。得られた
ゴム変性スチレン系樹脂を分析した結果、ゴムの重量平
均粒子径は1.5μ、還元粘度ηsp/Cは0.65で
あった。 (H−3):(H−1)と同様に、連鎖移動剤の添加量
をさらに増した以外は同様な方法で、重合を行った。得
られたゴム変性スチレン系樹脂を分析した結果、ゴムの
重量平均粒子径は1.8μ、還元粘度ηsp/Cは0.
43であった。 (H−4):(H−1)と同様のポリブタジェン6重量
部をスチレン81重量部、α−メチルスチレン3重量
部、エチルベンゼン10重量部に溶解させ、重合開始剤
である1,1−ビス(t−ブチルパ−オキシ)3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン0.03重量部、連鎖移
動剤であるα−メチルスチレン2量体0.05重量部を
加えて均一な混合液にさせた後、(H−1)と同様な方
法で重合し、ゴム含量7重量%のゴム変性スチレン系樹
脂を得た。得られたゴム変性スチレン系樹脂を分析した
結果、ゴムの重量平均粒子径は1.3μ、マトリックス
中のα−メチルスチレン含量3.3%、還元粘度ηsp
/Cは0.72であった。 (H−5):(H−4)と同様に、連鎖移動剤の添加量
を増した以外は同様な方法で重合を行ない、ゴム含量7
重量%のゴム変性スチレン系樹脂を得た。得られたゴム
変性スチレン系樹脂を分析した結果、ゴムの重量平均粒
子径は1.5μ、マトリックス中のα−メチルスチレン
含量3.3%、還元粘度ηsp/Cは0.63であっ
た。 (H−6):(H−4)と同様に、連鎖移動剤の添加量
を更に増した以外は同様な方法で重合を行ない、ゴム含
量7重量%のゴム変性スチレン系樹脂を得た。得られた
ゴム変性スチレン系樹脂を分析した結果、ゴムの重量平
均粒子径は1.8μ、マトリックス中のα−メチルスチ
レン含量3.3%、還元粘度ηsp/Cは0.56であ
った。 (H−7):(H−1)と同様のポリブタジェン6重量
部をスチレン81重量部、ブチルアクリレート3重量
部、エチルベンゼン10重量部に溶解させ、重合開始剤
である1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン0.03重量部、連鎖移
動剤であるα−メチルスチレン2量体0.05重量部を
加えて均一な混合液にさせた後、(H−1)と同様な方
法で重合し、ゴム含量7重量%のゴム変性スチレン系樹
脂を得た。得られたゴム変性スチレン系樹脂を分析した
結果、ゴムの重量平均粒子径は1.3μ、マトリックス
中のブチルアクリレート含量3.3%、還元粘度ηsp
/Cは0.78であった。 (H−8):(H−1)と同様のポリブタジェン6重量
部をスチレン80重量部、ブチルアクリレート4重量
部、エチルベンゼン10重量部に溶解させ、重合開始剤
である1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン0.03重量部、連鎖移
動剤であるα−メチルスチレン2量体0.05重量部を
加えて均一な混合液にさせた後、(H−1)と同様な方
法で重合し、ゴム含量7重量%のゴム変性スチレン系樹
脂を得た。得られたゴム変性スチレン系樹脂を分析した
結果、ゴムの重量平均粒子径は1.5μ、マトリックス
中のブチルアクリレ−ト含量4.5%、還元粘度ηsp
/Cは0.78であった。 (H−9):(H−1)と同様のポリブタジェン6重量
部をスチレン80重量部、メチルメタアクリレ−ト4重
量部、エチルベンゼン10重量部に溶解させ、重合開始
剤である1,1−ビス(t−ブチルパ−オキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン0.03重量部、連
鎖移動剤であるα−メチルスチレン2量体0.05重量
部を加えて均一な混合液にさせた後、(H−1)と同様
な方法で重合し、ゴム含量7重量%のゴム変性スチレン
系樹脂を得た。得られたゴム変性スチレン系樹脂を分析
した結果、ゴムの重量平均粒子径は1.8μ、マトリッ
クス中のメチルメタアクリレ−ト含量4.5%、還元粘
度ηsp/Cは0.78であった。 (H−10):(H−1)と同様のポリブタジェン6重
量部をスチレン76重量部、メチルメタアクリレ−ト8
重量部、エチルベンゼン10重量部に溶解させ、重合開
始剤である1,1−ビス(t−ブチルパ−オキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン0.03重量部、連
鎖移動剤であるα−メチルスチレン2量体0.05重量
部を加えて均一な混合液にさせた後、(H−1)と同様
な方法で重合し、ゴム含量7重量%のゴム変性スチレン
系樹脂を得た。得られたゴム変性スチレン系樹脂を分析
した結果、ゴムの重量平均粒子径は2.0μ、マトリッ
クス中のメチルメタアクリレート含量8.8%、還元粘
度ηsp/Cは0.78であった。
【0027】実施例1 マトリックスの第二成分に、α−メチルスチレンを導入
させたゴム変性スチレン系樹脂(H−4)100重量部
に、ハロゲン系難燃剤として、ブロム化エポキシ化合物
〔ピロガードSR−720(第1工業製薬)〕4.0重
量部、トリストリブロモネオペンチルホスフェート0.
5重量部、三酸化アンチモン1.0重量部を添加し、ド
ラムブレンダーで混合後、二軸押出し機で混練しペレッ
ト化した。得られたペレットは、射出成型機で成型し、
試験片を得た。その評価結果を第1表に示す。第二成分
の導入により、高ηsp/cのマトリックス成分を含有
するゴム変性スチレン系でも、少ない難燃剤添加量で燃
焼性をクリアーし、高い物性強度を維持する。 実施例2 マトリックスの第二成分に、α−メチルスチレンを導入
させたゴム変性スチレン系樹脂(H−4)100重量部
に、リン系難燃剤として、トリフェニルホスフェート5
重量部を添加し、ドラムブレンダーで混合後、二軸押出
し機で混練しペレット化した。得られたペレットは、射
出成型機で成型し、試験片を得た。その評価結果を第1
表に示す。リン系難燃剤においても、燃焼性をクリアー
し、高い物性強度を維持する。 実施例3 マトリックスのηsp/cを下げたα−メチルスチレン
を第二成分とするゴム変性スチレン系樹脂(H−5)1
00重量部に、実施例1と同様な方法で評価した。その
評価結果を第1表に示す。マトリックスのηsp/cの
低下と共に燃焼性が向上する。 実施例4 マトリックスのηsp/cを下げたα−メチルスチレン
を第二成分とするゴム変性スチレン系樹脂(H−6)1
00重量部に、ハロゲン系難燃剤として、ブロム化エポ
キシ化合物〔ピロガードSR−720(第1工業製
薬)〕2.4重量部、トリストリブロモネオペンチルホ
スフェート0.3重量部、三酸化アンチモン0.6重量
部を添加し、実施例1と同様な方法で評価した。その評
価結果を第1表に示す。 実施例5 マトリックスの第二成分に、ブチルアクリレートを導入
させたゴム変性スチレン系樹脂(H−7)100重量部
に、実施例1と同様な方法で評価した。その評価結果を
第1表に示す。マトリックスの第二成分が、ブチルアク
リレートの場合でも、良好な物性バランスと燃焼性を示
す。 実施例6 ブチルアクリレートの含有量を増したゴム変性スチレン
系樹脂(H−8)100重量部に、実施例1と同様な方
法で評価した。その評価結果を第1表に示す。実施例3
と同様に良好な結果が得られる。 実施例7 マトリックスの第二成分に、メチルメタアクリレ−トを
導入させたゴム変性スチレン系樹脂(H−9)100重
量部に、実施例1と同様な方法で評価した。その評価結
果を第1表に示す。マトリックスの第二成分が、メチル
メタアクリレ−トの場合でも、良好な物性バランスと燃
焼性を示す。 実施例8 メチルメタアクリレートの含有量を増したゴム変性スチ
レン系樹脂(H−10)100重量部に、実施例1と同
様な方法で評価した。その評価結果を第1表に示す。 比較例1 ゴム変性スチレン系樹脂(H−1)100重量部に、ハ
ロゲン系難燃剤としてブロム化エポキシ化合物〔ピロガ
ードSR−720(第1工業製薬)〕8.0重量部、ト
リストリブロモネオペンチルホスフェート1.0重量
部、三酸化アンチモン2.0重量部を添加し、ドラムブ
レンダーで混合後、二軸押出し機で混練しペレット化し
た。得られたペレットは、射出成型機で成型し、試験片
を得た。その評価結果を第1表に示す。物性強度と燃焼
性は良好であるが、難燃剤を多く必要とする。 比較例2 ゴム変性スチレン系樹脂(H−1)100重量部に、ハ
ロゲン系難燃剤としてブロム化エポキシ化合物5.6重
量部、トリストリブロモネオペンチルホスフェート0.
7重量部、三酸化アンチモン1.4重量部を添加し、比
較例1と同様な方法で評価した。その評価結果を第1表
に示す。物性強度は優れるが、燃焼性をクリアーしな
い。 比較例3 マトリックスのηsp/cを下げたゴム変性スチレン系
樹脂(H−2)100重量部に、実施例1と同様な方法
で評価した。その評価結果を第1表に示す。マトリック
スのηsp/cの低下と共に強度の低下が見られ、燃焼
性をクリアーしない。 比較例4 マトリックスのηsp/cをさらに下げたゴム変性スチ
レン系樹脂(H−3)100重量部に、実施例1と同様
な方法で評価した。その評価結果を第1表に示す。燃焼
性はクリアーするが、物性強度の低下が著しい。
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、従来技術と比較
し難燃剤添加量を大幅に削減できる事に加え、耐衝撃強
度、剛性と言った物理的性質を損ねることなく着火溶融
滴下性に優れるという特性を有する。このような特性を
有することから、家電部品、事務機器部品等に好適であ
り、これら産業界に果たす役割は大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ビニル芳香族系重合体マトリック
    ス中に、ゴム状重合体粒子が分散して成るゴム変性ビニ
    ル芳香族系樹脂及び(B)難燃剤からなる組成物におい
    て、ゴム変性ビニル芳香族系樹脂のマトリックス成分が
    (1)スチレン系単量体を第一成分とし、第二成分とし
    て、α位に置換基を有するα−メチルスチレン、メチル
    メタアクリレ−ト及びC4以上のアルキル基を有するア
    クリレートのいずれか1種以上含有し、(2)第二成分
    の比率が第一成分の1〜10%の範囲であり、(3)マ
    トリックスの還元粘度(ηsp/c)が、0.50〜
    1.00dl/gの範囲とすることを特徴とする着火溶
    融滴下型難燃スチレン系樹脂組成物。
JP30909195A 1995-11-28 1995-11-28 スチレン系樹脂組成物。 Withdrawn JPH09143334A (ja)

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