JPH09143954A - ケーソンおよび水域構築物 - Google Patents
ケーソンおよび水域構築物Info
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- JPH09143954A JPH09143954A JP32248895A JP32248895A JPH09143954A JP H09143954 A JPH09143954 A JP H09143954A JP 32248895 A JP32248895 A JP 32248895A JP 32248895 A JP32248895 A JP 32248895A JP H09143954 A JPH09143954 A JP H09143954A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーソンを設置する水域環境の種類、地形、
ケーソンの設置目的等に応じて、各々水域環境に適合し
た構造を有し、消波機能、水棲生物の生息・増殖機能、
水浄化機能、護岸機能、船舶の接岸性等に優れる水域構
築物を形成することができ、しかも水中での曳航性に優
れるケーソン、並びに前記のケーソンからなる水域構築
物を提供すること。 【解決手段】 上方からみたときの横断面形状が六角形
をなす外周壁を有するケーソンであって、ケーソンの六
角形の外周壁が、(i)6個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺
A5及び辺A6が順次結合して六角形で、(ii)辺A1及び辺A4
の長さが等しく且つ互いに平行であり;そして(iii)辺A
2、辺A3、辺A5及び辺A6の長さが等しくなっているケー
ソン、および/または正五角形ケーソンを用いることに
より上記の課題が解決される。
ケーソンの設置目的等に応じて、各々水域環境に適合し
た構造を有し、消波機能、水棲生物の生息・増殖機能、
水浄化機能、護岸機能、船舶の接岸性等に優れる水域構
築物を形成することができ、しかも水中での曳航性に優
れるケーソン、並びに前記のケーソンからなる水域構築
物を提供すること。 【解決手段】 上方からみたときの横断面形状が六角形
をなす外周壁を有するケーソンであって、ケーソンの六
角形の外周壁が、(i)6個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺
A5及び辺A6が順次結合して六角形で、(ii)辺A1及び辺A4
の長さが等しく且つ互いに平行であり;そして(iii)辺A
2、辺A3、辺A5及び辺A6の長さが等しくなっているケー
ソン、および/または正五角形ケーソンを用いることに
より上記の課題が解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーソンおよびそれ
を用いて構築した水域構築物に関する。より詳細には、
本発明は、ケーソンを設置する水域環境の種類、地形、
ケーソンの設置目的などに応じて、それぞれの水域環境
に適合した水域構築物を形成することのできる六角形お
よび/または正五角形のケーソン、並びにそれらのケー
ソンを用いて形成した水域構築物に関するものであり、
本発明の六角形および/または正五角形のケーソンは水
中での現場への曳航性に優れており、しかも本発明の六
角形および/または正五角形のケーソンを用いて形成さ
れる水域構築物は、水域と接する連接壁が蛇行状または
凹凸状をなすために、従来の四角形のケーソンを用いて
形成されるほぼ直線状の連接壁を有する水域構築物に比
べて、水域環境における消波機能、水棲生物の生息・増
殖機能、水浄化機能、護岸機能、船舶の接岸性などに極
めて優れている。
を用いて構築した水域構築物に関する。より詳細には、
本発明は、ケーソンを設置する水域環境の種類、地形、
ケーソンの設置目的などに応じて、それぞれの水域環境
に適合した水域構築物を形成することのできる六角形お
よび/または正五角形のケーソン、並びにそれらのケー
ソンを用いて形成した水域構築物に関するものであり、
本発明の六角形および/または正五角形のケーソンは水
中での現場への曳航性に優れており、しかも本発明の六
角形および/または正五角形のケーソンを用いて形成さ
れる水域構築物は、水域と接する連接壁が蛇行状または
凹凸状をなすために、従来の四角形のケーソンを用いて
形成されるほぼ直線状の連接壁を有する水域構築物に比
べて、水域環境における消波機能、水棲生物の生息・増
殖機能、水浄化機能、護岸機能、船舶の接岸性などに極
めて優れている。
【0002】
【従来の技術】港湾や漁港の岸壁、護岸、防波堤、桟
橋、潜堤、魚釣り場の護岸、海洋レジャー施設の護岸、
道路護岸、河川や港湾における堤防、潜堤、埋め立て護
岸などのような水域構築物を形成するに当たっては従来
からケーソンが広く用いられている。 そして、ケーソンを用いて上記した護岸やその他の水域
構築物を形成する場合に、水域構築物に消波機能などを
持たせるために、水域と接する前面壁の部分にスリット
状の開口部を設けたケーソン(すなわちスリットケーソ
ン)を用いることが既に行われている。スリットケーソ
ンを用いて水域構築物を形成した場合には、ケーソンの
前面壁に存在するスリットによって水域構築物に向かっ
て流れたり衝突してきた波浪や水の分流、細流化、流動
方向の変更、ケーソン内部への取り込みなどが生じて、
水域構築物の表面への波浪や水の激しい衝突が緩和され
て、波浪などのエネルギーが低減される。そのため、ス
リットケーソンから構築した水域構築物は、スリットの
ないケーソンから構築した水域構築物に比べて、損傷や
破壊が少なく耐久性に優れ、また波浪が水域構築物に衝
突する際の騒音などを少ないという特長を有する。
橋、潜堤、魚釣り場の護岸、海洋レジャー施設の護岸、
道路護岸、河川や港湾における堤防、潜堤、埋め立て護
岸などのような水域構築物を形成するに当たっては従来
からケーソンが広く用いられている。 そして、ケーソンを用いて上記した護岸やその他の水域
構築物を形成する場合に、水域構築物に消波機能などを
持たせるために、水域と接する前面壁の部分にスリット
状の開口部を設けたケーソン(すなわちスリットケーソ
ン)を用いることが既に行われている。スリットケーソ
ンを用いて水域構築物を形成した場合には、ケーソンの
前面壁に存在するスリットによって水域構築物に向かっ
て流れたり衝突してきた波浪や水の分流、細流化、流動
方向の変更、ケーソン内部への取り込みなどが生じて、
水域構築物の表面への波浪や水の激しい衝突が緩和され
て、波浪などのエネルギーが低減される。そのため、ス
リットケーソンから構築した水域構築物は、スリットの
ないケーソンから構築した水域構築物に比べて、損傷や
破壊が少なく耐久性に優れ、また波浪が水域構築物に衝
突する際の騒音などを少ないという特長を有する。
【0003】しかしながら、スリットケーソンをも含め
た従来のケーソンは、通常四角形をなしている、すなわ
ちケーソンの外周壁の横断面形状が四角形をなしてお
り、そのためそのような四角形のケーソンを多数連設し
て形成される水域構築物では、水域側に位置する連設壁
(前面壁、後面壁、側面壁など)が通常直線状をなして
いる。その結果、波浪や風が水域構築物の直線状の前面
壁、後面壁、側面壁などにそのままもろに衝突するため
に、衝突のエネルギーが大きく、水域構築物の消耗や破
損が大きいという欠点がある。そして、前面壁などにス
リットを設けてあるスリットケーソンを用いて形成した
水域構築物では、波浪や風がそのスリットを通してケー
ソンの内部空間内にまで導かれて消波などが行われるた
めに、スリットを設けていないケーソンに比べて波浪や
風の衝突が緩和され、消波機能も向上するという長所を
有しているが、未だその効果は充分ではない。
た従来のケーソンは、通常四角形をなしている、すなわ
ちケーソンの外周壁の横断面形状が四角形をなしてお
り、そのためそのような四角形のケーソンを多数連設し
て形成される水域構築物では、水域側に位置する連設壁
(前面壁、後面壁、側面壁など)が通常直線状をなして
いる。その結果、波浪や風が水域構築物の直線状の前面
壁、後面壁、側面壁などにそのままもろに衝突するため
に、衝突のエネルギーが大きく、水域構築物の消耗や破
損が大きいという欠点がある。そして、前面壁などにス
リットを設けてあるスリットケーソンを用いて形成した
水域構築物では、波浪や風がそのスリットを通してケー
ソンの内部空間内にまで導かれて消波などが行われるた
めに、スリットを設けていないケーソンに比べて波浪や
風の衝突が緩和され、消波機能も向上するという長所を
有しているが、未だその効果は充分ではない。
【0004】また、四角形のケーソンを連設して形成さ
れている従来の水域構築物では、その連設壁が直線状で
あることにより、船舶がそのような直線状をなす水域構
築物に接岸する際に、船腹(舷)のほとんどの部分で水
域構築物(護岸など)に衝突する危険性が高く、そのた
めに水域構築物(護岸など)の壁面に多数の防舷材を狭
い間隔で多数配置する必要がある。さらに、船舶の接岸
時に行うバラストによって、船舶と水域構築物で形成さ
れている岸との間の水底がえぐられたり、水が汚濁する
という問題があり、、しかも水域構築物の壁面に衝突し
た波がエネルギーの大きな反射波になって戻ってくるの
で小型の船舶などは接岸が困難であるという欠点があ
る。
れている従来の水域構築物では、その連設壁が直線状で
あることにより、船舶がそのような直線状をなす水域構
築物に接岸する際に、船腹(舷)のほとんどの部分で水
域構築物(護岸など)に衝突する危険性が高く、そのた
めに水域構築物(護岸など)の壁面に多数の防舷材を狭
い間隔で多数配置する必要がある。さらに、船舶の接岸
時に行うバラストによって、船舶と水域構築物で形成さ
れている岸との間の水底がえぐられたり、水が汚濁する
という問題があり、、しかも水域構築物の壁面に衝突し
た波がエネルギーの大きな反射波になって戻ってくるの
で小型の船舶などは接岸が困難であるという欠点があ
る。
【0005】さらに、四角形の従来のケーソンを用いた
場合は、それを用いて構築される水域構築物の連設壁が
上記したように直線状またはほぼ直線状となるため、ケ
ーソンを設置する水域環境の地形などが湾曲していた
り、凹凸が多かったりなどして複雑であると、四角形の
ケーソンをそのような水域環境に対応した形態で設置す
ることがかなりむつかしい。
場合は、それを用いて構築される水域構築物の連設壁が
上記したように直線状またはほぼ直線状となるため、ケ
ーソンを設置する水域環境の地形などが湾曲していた
り、凹凸が多かったりなどして複雑であると、四角形の
ケーソンをそのような水域環境に対応した形態で設置す
ることがかなりむつかしい。
【0006】また、ケーソンを水域環境に設置する際に
は、ケーソンを水中で曳航して設置現場まで運搬するこ
とが広く行われているが、従来の四角形のケーソンで
は、曳航されるケーソンの先頭部分が水流を横切る方向
で平面状をなしているために、特に大型のケーソンでは
曳航時に水の抵抗が大きく、ケーソンを少ないエネルギ
ーで安定して効率よく水中を曳航するのが困難である。
は、ケーソンを水中で曳航して設置現場まで運搬するこ
とが広く行われているが、従来の四角形のケーソンで
は、曳航されるケーソンの先頭部分が水流を横切る方向
で平面状をなしているために、特に大型のケーソンでは
曳航時に水の抵抗が大きく、ケーソンを少ないエネルギ
ーで安定して効率よく水中を曳航するのが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、波浪
や風などが衝突した際に、その衝突のエネルギーを効果
的に低減できて、水域構築物の消耗や破損を防止または
抑制することのできるケーソンおよびそのようなケーソ
ンを用いて形成した水域構築物を提供することである。
そして、本発明の目的は、ケーソンを設置する水域環境
の地形などに応じて、その設置形態を蛇行状、曲線状、
凹凸状などの任意の形態に調節したり変えたりすること
ができ、各々の水域環境により適した水域構築物を構築
することのできるケーソン、そのようなケーソンを用い
た形成された水域構築物を提供することである。
や風などが衝突した際に、その衝突のエネルギーを効果
的に低減できて、水域構築物の消耗や破損を防止または
抑制することのできるケーソンおよびそのようなケーソ
ンを用いて形成した水域構築物を提供することである。
そして、本発明の目的は、ケーソンを設置する水域環境
の地形などに応じて、その設置形態を蛇行状、曲線状、
凹凸状などの任意の形態に調節したり変えたりすること
ができ、各々の水域環境により適した水域構築物を構築
することのできるケーソン、そのようなケーソンを用い
た形成された水域構築物を提供することである。
【0008】さらに、本発明の目的は、船舶などの接岸
を従来よりも安全に行うことができ、船舶の接岸時に水
底のえぐりや、泥のまきあげによる水の汚濁を生じず、
しかも岸に配置する防舷材の数を低減することができ、
その上小型の船舶でも安全に且つ容易に接岸することの
できる水域構築物およびそのような水域構築物を形成す
ることのできるケーソンを提供することである。そし
て、本発明の目的は、従来よりも小さい水の抵抗で、そ
の設置現場まで水中を円滑に曳航することのできるケー
ソンを提供することである。さらに、本発明の目的は、
水に棲む微生物、小動物、藻類などの水棲植物、魚介類
などのような水棲生物の生息や増殖を促進して、それら
の水棲生物による水域環境の浄化、更に場合によっては
藻類や魚介類などの増殖に有効な藻場や漁巣の造成など
も同時に達成することのできる水域構築物およびそのた
めのケーソンを提供することである。
を従来よりも安全に行うことができ、船舶の接岸時に水
底のえぐりや、泥のまきあげによる水の汚濁を生じず、
しかも岸に配置する防舷材の数を低減することができ、
その上小型の船舶でも安全に且つ容易に接岸することの
できる水域構築物およびそのような水域構築物を形成す
ることのできるケーソンを提供することである。そし
て、本発明の目的は、従来よりも小さい水の抵抗で、そ
の設置現場まで水中を円滑に曳航することのできるケー
ソンを提供することである。さらに、本発明の目的は、
水に棲む微生物、小動物、藻類などの水棲植物、魚介類
などのような水棲生物の生息や増殖を促進して、それら
の水棲生物による水域環境の浄化、更に場合によっては
藻類や魚介類などの増殖に有効な藻場や漁巣の造成など
も同時に達成することのできる水域構築物およびそのた
めのケーソンを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者は種々検討を行ってきた。その結果、ケーソン
の外周壁の横断面形状を、従来の四角形ではなく、特定
の六角形または正五角形にすると、そのような六角形お
よび/または正五角形、特に六角形のケーソンは船型に
類似した形状を有していることにより、その六角形の鋭
角をなす一つの頂角があたかも船舶における舳先のよう
な役割を果たして、ケーソンを水中で曳航する際に水を
左右に分けながら進行させることができ、そのため水の
抵抗が極めて小さくなってその設置現場まで少ないエネ
ルギー量で円滑に且つ簡単に曳航できることを見出し
た。
本発明者は種々検討を行ってきた。その結果、ケーソン
の外周壁の横断面形状を、従来の四角形ではなく、特定
の六角形または正五角形にすると、そのような六角形お
よび/または正五角形、特に六角形のケーソンは船型に
類似した形状を有していることにより、その六角形の鋭
角をなす一つの頂角があたかも船舶における舳先のよう
な役割を果たして、ケーソンを水中で曳航する際に水を
左右に分けながら進行させることができ、そのため水の
抵抗が極めて小さくなってその設置現場まで少ないエネ
ルギー量で円滑に且つ簡単に曳航できることを見出し
た。
【0010】さらに、本発明者は、そのような特定の六
角形および/または正五角形のケーソンを複数連設して
水域構築物を形成すると、水域構築物の連設壁面を、蛇
行状、凹凸状、波形、湾曲状などの非直線状とすること
ができ、そのため四角形のケーソンから形成された直線
状の連設壁面を有する従来の水域構築物と異なり、波浪
や風の衝突時に移流、渦流、細波流などを多く生じさせ
ることができ、その結果波浪や風のエネルギーを大幅に
低減できること、しかもケーソンを設置する水域環境の
地形などに合わせて色々な形態で設置して水域構築物を
形成することができることを見出した。
角形および/または正五角形のケーソンを複数連設して
水域構築物を形成すると、水域構築物の連設壁面を、蛇
行状、凹凸状、波形、湾曲状などの非直線状とすること
ができ、そのため四角形のケーソンから形成された直線
状の連設壁面を有する従来の水域構築物と異なり、波浪
や風の衝突時に移流、渦流、細波流などを多く生じさせ
ることができ、その結果波浪や風のエネルギーを大幅に
低減できること、しかもケーソンを設置する水域環境の
地形などに合わせて色々な形態で設置して水域構築物を
形成することができることを見出した。
【0011】そして、本発明者は、そのような特定の六
角形および/または正五角形の横断面形状を有するケー
ソンを用いて形成した蛇行状、凹凸状、波形の連設壁面
を有する水域構築物は、船舶などの接岸を従来よりも安
全に行うことができること、船舶の接岸時に水底のえぐ
り、泥のまきあげによる水の汚濁が低減されること、し
かも岸に設置する防舷材の数を低減することができるこ
と、その上壁面に衝突した波の反射波を低減されて小型
の船舶でも安全に接岸できることを見出した。
角形および/または正五角形の横断面形状を有するケー
ソンを用いて形成した蛇行状、凹凸状、波形の連設壁面
を有する水域構築物は、船舶などの接岸を従来よりも安
全に行うことができること、船舶の接岸時に水底のえぐ
り、泥のまきあげによる水の汚濁が低減されること、し
かも岸に設置する防舷材の数を低減することができるこ
と、その上壁面に衝突した波の反射波を低減されて小型
の船舶でも安全に接岸できることを見出した。
【0012】その上、本発明者は、そのような特定の六
角形および/または正五角形をなすケーソンおよびそれ
を用いて形成した水域構築物において、ケーソンの外周
壁の内側の任意の箇所に、水流の分流、細流化、方向転
換、小衝突などを促進して水流のエネルギーを低減させ
ることができ、および/または水棲生物の生息を促進す
ることができる物体を配置しておくと、水域構築物(ケ
ーソン)の内部空間内に流入してきた波浪(水流)の分
流、細流化、方向転換、小衝突などが行われて、波浪
(水流)のエネルギーが低減されること、また水に棲む
微生物、小動物、藻類などの水棲植物、魚介類などのよ
うな水棲生物の生息や増殖を促進して、それらの水棲生
物による水域環境の浄化、更に場合によっては藻類や魚
介類などの増殖に有効な藻場や漁巣の造成なども同時に
達成できることを見出し、それらの知見に基づいて本発
明を完成した。
角形および/または正五角形をなすケーソンおよびそれ
を用いて形成した水域構築物において、ケーソンの外周
壁の内側の任意の箇所に、水流の分流、細流化、方向転
換、小衝突などを促進して水流のエネルギーを低減させ
ることができ、および/または水棲生物の生息を促進す
ることができる物体を配置しておくと、水域構築物(ケ
ーソン)の内部空間内に流入してきた波浪(水流)の分
流、細流化、方向転換、小衝突などが行われて、波浪
(水流)のエネルギーが低減されること、また水に棲む
微生物、小動物、藻類などの水棲植物、魚介類などのよ
うな水棲生物の生息や増殖を促進して、それらの水棲生
物による水域環境の浄化、更に場合によっては藻類や魚
介類などの増殖に有効な藻場や漁巣の造成なども同時に
達成できることを見出し、それらの知見に基づいて本発
明を完成した。
【0013】すなわち、本発明は、上方からみたときの
横断面形状が六角形をなす外周壁を有するケーソンであ
って、ケーソンの六角形の外周壁においては、(i)6
個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺A5および辺A6が
順次結合して六角形が形成されており;(ii)上記の辺
A1および辺A4は長さが等しく且つ互いに平行であり;
そして、(iii)上記の辺A2、辺A3、辺A5および辺A6
の長さが等しくなっている;ことを特徴とするケーソン
である。
横断面形状が六角形をなす外周壁を有するケーソンであ
って、ケーソンの六角形の外周壁においては、(i)6
個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺A5および辺A6が
順次結合して六角形が形成されており;(ii)上記の辺
A1および辺A4は長さが等しく且つ互いに平行であり;
そして、(iii)上記の辺A2、辺A3、辺A5および辺A6
の長さが等しくなっている;ことを特徴とするケーソン
である。
【0014】そして、本発明は、上方からみたときの横
断面形状が正五角形をなす外周壁を有していることを特
徴とするケーソンである。
断面形状が正五角形をなす外周壁を有していることを特
徴とするケーソンである。
【0015】さらに、本発明は、 ○ ケーソンの外周壁の内側に更に内壁を有している、
外周壁の横断面形状が上記特定の六角形または正五角形
であるケーソン; ○ ケーソンの外周壁および/または内壁の任意の位置
に1個または2個以上の水を通す連通部を設けてある前
記のケーソン;並びに ○ ケーソンの外周壁の内側の任意の箇所に、水流の分
流、細流化、方向転換、小衝突などを促進して水流のエ
ネルギーを低減させることができ、および/または水棲
生物の生息を促進することができる物体を配置してある
前記のケーソン;を包含する。
外周壁の横断面形状が上記特定の六角形または正五角形
であるケーソン; ○ ケーソンの外周壁および/または内壁の任意の位置
に1個または2個以上の水を通す連通部を設けてある前
記のケーソン;並びに ○ ケーソンの外周壁の内側の任意の箇所に、水流の分
流、細流化、方向転換、小衝突などを促進して水流のエ
ネルギーを低減させることができ、および/または水棲
生物の生息を促進することができる物体を配置してある
前記のケーソン;を包含する。
【0016】そして、本発明は、上記したケーソンのう
ちの少なくとも一種を複数連設して形成したことを特徴
とする水域構築物である。
ちの少なくとも一種を複数連設して形成したことを特徴
とする水域構築物である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明でいう「ケーソン」とは、
港湾、河川、海洋、湖沼、ダム湖、池などの水域環境中
に水域構築物を構築するのに用いられるケーソンであれ
ばいずれでもよく、その種類やケーソンが設置される水
域環境などは特に制限されない。また、本発明でいう
「水域構築物」とは、本発明のケーソンを用いて上記し
た水域環境中に構築される水域構築物であればいずれで
もよく、水域構築物の種類、規模、形状、設置目的など
は特に制限されない。限定されるものではないが、本発
明のケーソンを用いて形成される水域構築物の代表例と
しては、港湾、河川、海洋、湖沼、ダム湖、池などの水
域環境に構築される岸壁、護岸、防波堤、桟橋、堤防、
潜堤などを挙げることができる。その場合に、本発明で
対象としている水域構築物は、水と常時接している水域
構築物、または断続的に水と接触する水域構築物(例え
ば満潮時やダムの放水時などにのみ水と接する水域構築
物)のいずれであってもよい。
港湾、河川、海洋、湖沼、ダム湖、池などの水域環境中
に水域構築物を構築するのに用いられるケーソンであれ
ばいずれでもよく、その種類やケーソンが設置される水
域環境などは特に制限されない。また、本発明でいう
「水域構築物」とは、本発明のケーソンを用いて上記し
た水域環境中に構築される水域構築物であればいずれで
もよく、水域構築物の種類、規模、形状、設置目的など
は特に制限されない。限定されるものではないが、本発
明のケーソンを用いて形成される水域構築物の代表例と
しては、港湾、河川、海洋、湖沼、ダム湖、池などの水
域環境に構築される岸壁、護岸、防波堤、桟橋、堤防、
潜堤などを挙げることができる。その場合に、本発明で
対象としている水域構築物は、水と常時接している水域
構築物、または断続的に水と接触する水域構築物(例え
ば満潮時やダムの放水時などにのみ水と接する水域構築
物)のいずれであってもよい。
【0018】何ら限定されるものではないが、本発明の
内容を理解を容易にするために、図を参照して本発明に
ついて説明する。まず、 上方からみたときの横断面形
状が六角形をなす外周壁を有する本発明のケーソン(以
下これを「本発明の六角形ケーソン」または単に「六角
形ケーソン」ということがある)について説明する。
内容を理解を容易にするために、図を参照して本発明に
ついて説明する。まず、 上方からみたときの横断面形
状が六角形をなす外周壁を有する本発明のケーソン(以
下これを「本発明の六角形ケーソン」または単に「六角
形ケーソン」ということがある)について説明する。
【0019】本発明の六角形ケーソンにおいては、その
外周壁の横断面形状が、図1の(イ)〜(ホ)に例示す
るように、6個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺A5
および辺A6が順次結合した六角形状となっている[上
記の要件(i)]。そして、該六角形ケーソンでは、辺
A1および辺A4の長さが等しく且つ辺A1および辺A4は
互いに平行なっている[上記の要件(ii)]。
外周壁の横断面形状が、図1の(イ)〜(ホ)に例示す
るように、6個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺A5
および辺A6が順次結合した六角形状となっている[上
記の要件(i)]。そして、該六角形ケーソンでは、辺
A1および辺A4の長さが等しく且つ辺A1および辺A4は
互いに平行なっている[上記の要件(ii)]。
【0020】上記の六角形ケーソンにおいて、互いに平
行な辺A1および辺A4の端部をそれぞれむすんだときに
形成される仮想の四辺形、すなわち図1において六角形
の4つの頂点a1、a2、a4およびa5によって形成され
る仮想の四辺形が、図1の(イ)〜(ハ)に示すよう
に、長方形または正方形であるか、或いは図1の(ホ)
に示すように6個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺A
5および辺A6の長さが全て等しい正六角形をなすように
しておくと、六角形ケーソンの強度が大きくなり、しか
も水域構築物を形成する際にそのような六角形ケーソン
の連設が円滑に且つ自在に行われるので好ましい。しか
しながら、場合によっては六角形の4つの頂点a1、
a2、a4およびa5によって形成される仮想の四辺形が
図1の(ニ)に示すように、平行四辺形であってもよ
い。
行な辺A1および辺A4の端部をそれぞれむすんだときに
形成される仮想の四辺形、すなわち図1において六角形
の4つの頂点a1、a2、a4およびa5によって形成され
る仮想の四辺形が、図1の(イ)〜(ハ)に示すよう
に、長方形または正方形であるか、或いは図1の(ホ)
に示すように6個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺A
5および辺A6の長さが全て等しい正六角形をなすように
しておくと、六角形ケーソンの強度が大きくなり、しか
も水域構築物を形成する際にそのような六角形ケーソン
の連設が円滑に且つ自在に行われるので好ましい。しか
しながら、場合によっては六角形の4つの頂点a1、
a2、a4およびa5によって形成される仮想の四辺形が
図1の(ニ)に示すように、平行四辺形であってもよ
い。
【0021】そして、六角形の4つの頂点a1、a2、a
4およびa5によって形成される仮想の四辺形が長方形で
ある図1の(ロ)または平行四辺形である図1の(ホ)
に示す六角形ケーソンでは、辺A1および辺A4の長さ
が、頂点a1と頂点a5との距離および頂点a2と頂点a4
との距離より長くても[図1の(ロ)と(ホ)]、また
は短くても[図1の(ハ)]いずれでもよい。また、
{辺A1または辺A4の長さ}:{頂点a1と頂点a5との
距離(頂点a2と頂点a4との距離)}は、ケーソンを設
置する水域環境の状況やケーソンの設置目的などに応じ
て変えることができ、特に制限されないが、一般に1:
0.3〜1:3程度にしておくの好ましく、強度などの
点からは1:1である(すなわち4つの頂点a1、a2、
a4およびa5によって形成される仮想の四辺形のが正方
形かまたは4辺の長さが等しい平行四辺形である)のが
より好ましい。
4およびa5によって形成される仮想の四辺形が長方形で
ある図1の(ロ)または平行四辺形である図1の(ホ)
に示す六角形ケーソンでは、辺A1および辺A4の長さ
が、頂点a1と頂点a5との距離および頂点a2と頂点a4
との距離より長くても[図1の(ロ)と(ホ)]、また
は短くても[図1の(ハ)]いずれでもよい。また、
{辺A1または辺A4の長さ}:{頂点a1と頂点a5との
距離(頂点a2と頂点a4との距離)}は、ケーソンを設
置する水域環境の状況やケーソンの設置目的などに応じ
て変えることができ、特に制限されないが、一般に1:
0.3〜1:3程度にしておくの好ましく、強度などの
点からは1:1である(すなわち4つの頂点a1、a2、
a4およびa5によって形成される仮想の四辺形のが正方
形かまたは4辺の長さが等しい平行四辺形である)のが
より好ましい。
【0022】そして、本発明の六角形ケーソンでは、残
る4つの辺A2、辺A3、辺A5および辺A6の長さが等し
くなっている[上記の要件(iii)]。六角形ケーソン
において、辺A2、辺A3、辺A5および辺A6の長さが異
なっていると、六角形ケーソンを複数連設して水域構築
物を形成する際に六角形ケーソンの連設が円滑に且つ規
則性をもって行えなくなる。
る4つの辺A2、辺A3、辺A5および辺A6の長さが等し
くなっている[上記の要件(iii)]。六角形ケーソン
において、辺A2、辺A3、辺A5および辺A6の長さが異
なっていると、六角形ケーソンを複数連設して水域構築
物を形成する際に六角形ケーソンの連設が円滑に且つ規
則性をもって行えなくなる。
【0023】辺A1および辺A4に対する辺A2、辺A3、
辺A5および辺A6の長さ、すなわち辺A2と辺A3とで形
成される内角θおよび辺A5と辺A6とで形成される内角
θは、ケーソンを設置する水域環境の状況などに応じて
変え得るが、その外周壁が図1の(イ)〜(ハ)および
(ホ)に示す横断面形状を有するケーソンでは、一般
に、辺A2と辺A3とで形成される内角θおよび辺A5と
辺A6とで形成される内角θを90°(直角)にしてお
くかまたは76°にしておくと、後記するように複数の
六角形ケーソンを無理なく円滑に規則性をもって連設し
て水域構築物を形成することができるので望ましい。な
お、上記の内角θが76°のときには、a1とa5との間
の距離(a2とa4との距離)と辺A5または辺A6(辺A
2または辺A3)の長さの関係がいわゆる黄金分割の関係
になり、六角形ケーソンの強度などが優れたものとな
る。また、外周壁が図1の(ニ)に示す正六角形を有す
るケーソンでは、その6個の内角θはすべて120°と
なっている。
辺A5および辺A6の長さ、すなわち辺A2と辺A3とで形
成される内角θおよび辺A5と辺A6とで形成される内角
θは、ケーソンを設置する水域環境の状況などに応じて
変え得るが、その外周壁が図1の(イ)〜(ハ)および
(ホ)に示す横断面形状を有するケーソンでは、一般
に、辺A2と辺A3とで形成される内角θおよび辺A5と
辺A6とで形成される内角θを90°(直角)にしてお
くかまたは76°にしておくと、後記するように複数の
六角形ケーソンを無理なく円滑に規則性をもって連設し
て水域構築物を形成することができるので望ましい。な
お、上記の内角θが76°のときには、a1とa5との間
の距離(a2とa4との距離)と辺A5または辺A6(辺A
2または辺A3)の長さの関係がいわゆる黄金分割の関係
になり、六角形ケーソンの強度などが優れたものとな
る。また、外周壁が図1の(ニ)に示す正六角形を有す
るケーソンでは、その6個の内角θはすべて120°と
なっている。
【0024】本発明の六角形ケーソンにおいては、辺A
1および辺A4の実際の寸法、辺A2、辺A3、辺A5およ
び辺A6の実際の寸法(すなわち辺A1〜辺A6からなる
外周壁で包囲されるケーソンの内部の実際の大きさ)
は、ケーソンを設置する水域環境の種類や状況、ケーソ
ンの使用目的などに応じて適宜決めることができ、特に
制限されない。また、六角形ケーソンの高さ、外周壁の
厚さなどもケーソンを設置する水域環境の種類や状況、
ケーソンの使用目的などに応じて適宜決めるとよい。
1および辺A4の実際の寸法、辺A2、辺A3、辺A5およ
び辺A6の実際の寸法(すなわち辺A1〜辺A6からなる
外周壁で包囲されるケーソンの内部の実際の大きさ)
は、ケーソンを設置する水域環境の種類や状況、ケーソ
ンの使用目的などに応じて適宜決めることができ、特に
制限されない。また、六角形ケーソンの高さ、外周壁の
厚さなどもケーソンを設置する水域環境の種類や状況、
ケーソンの使用目的などに応じて適宜決めるとよい。
【0025】そして、本発明は、上記した六角形ケーソ
ンと共にその外周壁の横断面形状が正五角形のケーソン
をも包含する。本発明の正五角形ケーソンを単独で使用
して水域構築物を形成してもよいが、後記するように
(例えば図10に示すように)、正五角形ケーソンはむ
しろ六角形ケーソンを用いて水域構築物を形成させる際
に水域構築物の方向を所定の方向に曲げるために使用す
ると便利である。
ンと共にその外周壁の横断面形状が正五角形のケーソン
をも包含する。本発明の正五角形ケーソンを単独で使用
して水域構築物を形成してもよいが、後記するように
(例えば図10に示すように)、正五角形ケーソンはむ
しろ六角形ケーソンを用いて水域構築物を形成させる際
に水域構築物の方向を所定の方向に曲げるために使用す
ると便利である。
【0026】本発明の六角形ケーソンおよび正五角形ケ
ーソンでは、その外周壁の内側には内壁などを設けずに
そのまま仕切りのない六角形または正五角形の空間を形
成させておいても、または六角形または正五角形の外周
壁の内側に内壁を設けてもよい。そして、六角形ケーソ
ンまたは正五角形ケーソンの内側に内壁を儲けておく
と、ケーソンの強度が向上し、しかもケーソンの内部空
間への重量物の充填や、水流の分流、細流化、方向転
換、小衝突などを促進して水流のエネルギーを低減させ
ることのできる物体および/または水棲生物の生息を促
進することができる物体(以下これらを総称して「消波
/水棲生物棲息促進用物体」という)のケーソン内への
充填や配置を円滑に行うことができるので望ましい。
ーソンでは、その外周壁の内側には内壁などを設けずに
そのまま仕切りのない六角形または正五角形の空間を形
成させておいても、または六角形または正五角形の外周
壁の内側に内壁を設けてもよい。そして、六角形ケーソ
ンまたは正五角形ケーソンの内側に内壁を儲けておく
と、ケーソンの強度が向上し、しかもケーソンの内部空
間への重量物の充填や、水流の分流、細流化、方向転
換、小衝突などを促進して水流のエネルギーを低減させ
ることのできる物体および/または水棲生物の生息を促
進することができる物体(以下これらを総称して「消波
/水棲生物棲息促進用物体」という)のケーソン内への
充填や配置を円滑に行うことができるので望ましい。
【0027】六角形ケーソンおよび正五角形ケーソンの
内側への内壁の設け方は、各々の状況に応じて決めるこ
とができるが、通常、対称に設けておくと、ケーソンの
強度バランスなどを良好なものとすることができる。限
定されるものではないが、六角形ケーソンおよび正五角
形ケーソンの内側への内壁の設け方を図で例示すると、
図2の(イ)〜(ヘ)を挙げることができ、図2の
(イ)〜(ヘ)において、符号1はケーソンの外周壁
を、そして符号2はケーソンの内側に設けた内壁を示
す。そして、例えば図2の(イ)の六角形ケーソンの立
体図は図3の(イ)に示すとおりであり、図2の(ロ)
の六角形ケーソンの立体図は図3の(ロ)に示すとおり
であり、また図2の(ヘ)の正五角形のケーソンの立体
図は図3の(ハ)に示すとおりである。
内側への内壁の設け方は、各々の状況に応じて決めるこ
とができるが、通常、対称に設けておくと、ケーソンの
強度バランスなどを良好なものとすることができる。限
定されるものではないが、六角形ケーソンおよび正五角
形ケーソンの内側への内壁の設け方を図で例示すると、
図2の(イ)〜(ヘ)を挙げることができ、図2の
(イ)〜(ヘ)において、符号1はケーソンの外周壁
を、そして符号2はケーソンの内側に設けた内壁を示
す。そして、例えば図2の(イ)の六角形ケーソンの立
体図は図3の(イ)に示すとおりであり、図2の(ロ)
の六角形ケーソンの立体図は図3の(ロ)に示すとおり
であり、また図2の(ヘ)の正五角形のケーソンの立体
図は図3の(ハ)に示すとおりである。
【0028】さらに、本発明の六角形ケーソンおよび正
五角形ケーソンは、水を出入りさせるための連通部を持
たない遮断型のものであっても、またはケーソン内部へ
の水の出入りが可能な通水型のものであってもよい。そ
して、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンを水の出入りが可能が通水型のものとする場合
は、例えば、図3の(イ)〜(ハ)に例示するように、
ケーソンの外周壁1および/または内壁2に水の流出が
可能な連通部3を設けておくとよい。
五角形ケーソンは、水を出入りさせるための連通部を持
たない遮断型のものであっても、またはケーソン内部へ
の水の出入りが可能な通水型のものであってもよい。そ
して、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンを水の出入りが可能が通水型のものとする場合
は、例えば、図3の(イ)〜(ハ)に例示するように、
ケーソンの外周壁1および/または内壁2に水の流出が
可能な連通部3を設けておくとよい。
【0029】本発明の六角形ケーソンおよび/または正
五角形ケーソンの外周壁1および/または内壁2に上記
の連通部3を設ける場合は、連通部3を設ける位置や連
通部3の数などは特に制限されず、例えば図3の(イ)
〜(ハ)に示すように、外周壁1および内壁2の両方に
連通部3を設けても、または図示していないがケーソン
の外周壁1のみに連通部3を設け、内壁2には設けなく
てもよい。また、その際の連通部3の形状なども特に制
限されず、例えばスリット状、円形、楕円形、方形、三
角形、その他の形状の孔などにすることができる。ま
た、連通部3の大きさなども特に制限されず、本発明の
六角形ケーソンおよび正五角形ケーソンを設置する水域
環境の種類や状況、設置目的、六角形ケーソンおよび正
五角形ケーソンの材質などに応じて決めればよい。
五角形ケーソンの外周壁1および/または内壁2に上記
の連通部3を設ける場合は、連通部3を設ける位置や連
通部3の数などは特に制限されず、例えば図3の(イ)
〜(ハ)に示すように、外周壁1および内壁2の両方に
連通部3を設けても、または図示していないがケーソン
の外周壁1のみに連通部3を設け、内壁2には設けなく
てもよい。また、その際の連通部3の形状なども特に制
限されず、例えばスリット状、円形、楕円形、方形、三
角形、その他の形状の孔などにすることができる。ま
た、連通部3の大きさなども特に制限されず、本発明の
六角形ケーソンおよび正五角形ケーソンを設置する水域
環境の種類や状況、設置目的、六角形ケーソンおよび正
五角形ケーソンの材質などに応じて決めればよい。
【0030】六角形ケーソンおよび正五角形ケーソンの
外周壁1、または外周壁1と内壁2に水の出入りが可能
な連通部3を設けておくと、六角形ケーソンおよび/ま
たは正五角形ケーソンから形成した水域構築物におい
て、水域構築物に衝突したり向かって流れてくる波浪
が、水域構築物の外壁に単に衝突するのではなく、その
連通部からケーソンの内側に取り込まれるので、水域構
築物の消波機能の向上、該水域構築物における波浪など
の衝突エネルギーの低減などをはかることができるので
望ましい。そして、図3の(イ)〜(ハ)に示すよう
に、六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの
外周壁1および内壁2の両方に、連通部3がケーソンの
外周壁1および内壁2のほぼ全体に分布するようにして
設けておくと、六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンへの水の流入および該ケーソンからの水の流出
が円滑に行われ、後記するようにケーソンの内部に消波
/水棲生物棲息促進用物体を充填または配置しておいた
場合には、水の浄化、水棲生物の棲息促進などをもその
優れた消波機能と併せて一層円滑に達成することができ
る。
外周壁1、または外周壁1と内壁2に水の出入りが可能
な連通部3を設けておくと、六角形ケーソンおよび/ま
たは正五角形ケーソンから形成した水域構築物におい
て、水域構築物に衝突したり向かって流れてくる波浪
が、水域構築物の外壁に単に衝突するのではなく、その
連通部からケーソンの内側に取り込まれるので、水域構
築物の消波機能の向上、該水域構築物における波浪など
の衝突エネルギーの低減などをはかることができるので
望ましい。そして、図3の(イ)〜(ハ)に示すよう
に、六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの
外周壁1および内壁2の両方に、連通部3がケーソンの
外周壁1および内壁2のほぼ全体に分布するようにして
設けておくと、六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンへの水の流入および該ケーソンからの水の流出
が円滑に行われ、後記するようにケーソンの内部に消波
/水棲生物棲息促進用物体を充填または配置しておいた
場合には、水の浄化、水棲生物の棲息促進などをもその
優れた消波機能と併せて一層円滑に達成することができ
る。
【0031】特に、六角形ケーソンおよび/または正五
角形ケーソンから形成した水域構築物において、隣接す
るケーソン同士の内側を通して水が流れるようにして連
通部3を設けておくと、 六角形ケーソンおよび/また
は正五角形ケーソンを長さ方向に延設して構築された水
域構築物では、一つのケーソンの内部空間に流入してき
た水や波浪がそれと隣接する別のケーソンの内部空間に
該連通部3を通して流れるようになり、その結果一つの
ケーソンの内部空間を構成する壁面などにかかる水圧や
波浪のエネルギーがより速やかに低減・緩和されて、ケ
ーソンの破損が防止され、水域構築物の耐久性を増すこ
とができ、しかもその消波機能がより優れたものとな
る。その上、そのような水域構築物では、水棲生物の生
息や増殖に一層適した温和な環境がケーソンの内部空間
内に形成される。
角形ケーソンから形成した水域構築物において、隣接す
るケーソン同士の内側を通して水が流れるようにして連
通部3を設けておくと、 六角形ケーソンおよび/また
は正五角形ケーソンを長さ方向に延設して構築された水
域構築物では、一つのケーソンの内部空間に流入してき
た水や波浪がそれと隣接する別のケーソンの内部空間に
該連通部3を通して流れるようになり、その結果一つの
ケーソンの内部空間を構成する壁面などにかかる水圧や
波浪のエネルギーがより速やかに低減・緩和されて、ケ
ーソンの破損が防止され、水域構築物の耐久性を増すこ
とができ、しかもその消波機能がより優れたものとな
る。その上、そのような水域構築物では、水棲生物の生
息や増殖に一層適した温和な環境がケーソンの内部空間
内に形成される。
【0032】本発明の六角形ケーソンおよび正五角形ケ
ーソンの材質は特に制限されず、水域環境で耐久性を保
ちながら設置できるものであればよく、例えば、コンク
リート、重量コンクリート、鉄筋コンクリート、鉄骨コ
ンクリート、鉄筋・鉄骨コンクリート、鋼材、強化プラ
スチック、それらの複合材などの種々の素材から形成す
ることができる。
ーソンの材質は特に制限されず、水域環境で耐久性を保
ちながら設置できるものであればよく、例えば、コンク
リート、重量コンクリート、鉄筋コンクリート、鉄骨コ
ンクリート、鉄筋・鉄骨コンクリート、鋼材、強化プラ
スチック、それらの複合材などの種々の素材から形成す
ることができる。
【0033】そして、上記した本発明の六角形ケーソン
および正五角形ケーソンでは、外周壁1の内部は、充填
物や重量物などを充填および/または配置せずに空のま
まにしておいても、または重量物や消波/水棲生物棲息
促進用物体などを充填または配置しておいてもよい。特
に、六角形ケーソンおよび正五角形ケーソンの内側が上
記したように内壁2によって幾つかに仕切ってある場合
はケーソンの内部への重量物および/または消波/水棲
生物棲息促進用物体の充填や配置を円滑に行うことがで
きる。その際に、内壁2で仕切られた複数の空間のすべ
てに重量物や消波/水棲生物棲息促進用物体を入れるよ
うにしても、または内壁2で仕切られた複数の空間のう
ちのいくつかに重量物および/または消波/水棲生物棲
息促進用物体を入れ残りの空間は未充填のままにしてお
いてもよい。また、六角形ケーソンおよび正五角形ケー
ソンの内部への重量物および/または消波/水棲生物棲
息促進用物体の充填または配置は、ケーソンを水域環境
に設置する前に行ってもまたはケーソンを所定の水域環
境に設置した後に現場で行ってもよい。
および正五角形ケーソンでは、外周壁1の内部は、充填
物や重量物などを充填および/または配置せずに空のま
まにしておいても、または重量物や消波/水棲生物棲息
促進用物体などを充填または配置しておいてもよい。特
に、六角形ケーソンおよび正五角形ケーソンの内側が上
記したように内壁2によって幾つかに仕切ってある場合
はケーソンの内部への重量物および/または消波/水棲
生物棲息促進用物体の充填や配置を円滑に行うことがで
きる。その際に、内壁2で仕切られた複数の空間のすべ
てに重量物や消波/水棲生物棲息促進用物体を入れるよ
うにしても、または内壁2で仕切られた複数の空間のう
ちのいくつかに重量物および/または消波/水棲生物棲
息促進用物体を入れ残りの空間は未充填のままにしてお
いてもよい。また、六角形ケーソンおよび正五角形ケー
ソンの内部への重量物および/または消波/水棲生物棲
息促進用物体の充填または配置は、ケーソンを水域環境
に設置する前に行ってもまたはケーソンを所定の水域環
境に設置した後に現場で行ってもよい。
【0034】六角形ケーソンおよび正五角形ケーソンの
内部に充填または配置する消波/水棲生物棲息促進用物
体としては、水域構築物の内部空間から外部に簡単に飛
び出さず、水流の分流、細流化、方向転換、小衝突など
を促進して水域構築物の内部空間に流入してくる水流や
波浪のエネルギーを効果的に低減させることができ、耐
久性があって水域構築物の内部空間内に流入する水流や
波浪との衝突やそれに伴う内部空間の壁面などとの衝突
によっても破損したりすることがなく長期にわたって当
初の形状や物性を保持でき、水域構築物の内部空間の壁
面などに損傷を与えず、且つ水棲生物の生息促進機能を
有する物体のいずれも使用できる。
内部に充填または配置する消波/水棲生物棲息促進用物
体としては、水域構築物の内部空間から外部に簡単に飛
び出さず、水流の分流、細流化、方向転換、小衝突など
を促進して水域構築物の内部空間に流入してくる水流や
波浪のエネルギーを効果的に低減させることができ、耐
久性があって水域構築物の内部空間内に流入する水流や
波浪との衝突やそれに伴う内部空間の壁面などとの衝突
によっても破損したりすることがなく長期にわたって当
初の形状や物性を保持でき、水域構築物の内部空間の壁
面などに損傷を与えず、且つ水棲生物の生息促進機能を
有する物体のいずれも使用できる。
【0035】消波/水棲生物棲息促進用物体は、水より
も比重の重い物体(水中に沈む物体)であってもまたは
水よりも比重の軽い物体(水に浮く物体)であってもよ
く、或いは水よりも比重の重い物体と水よりも比重の軽
い物体を併用してもよい。六角形ケーソンおよび/また
は正五角形ケーソンより形成される水域構築物の構造、
該水域構築物を構築する水域の環境や波浪の状態などに
応じて、ケーソンの内部に配置する消波/水棲生物棲息
促進用物体の種類、形状、比重などを調節するとよく、
それによって消波/水棲生物棲息促進用物体の消波機能
をそれぞれの水域環境に応じて充分に発揮させることが
でき、しかも六角形ケーソンおよび/または正五角形ケ
ーソンから形成される水域構築物の内部空間内やその近
傍に生息する水棲生物の種類や生態系を適当なものとす
ることができる。
も比重の重い物体(水中に沈む物体)であってもまたは
水よりも比重の軽い物体(水に浮く物体)であってもよ
く、或いは水よりも比重の重い物体と水よりも比重の軽
い物体を併用してもよい。六角形ケーソンおよび/また
は正五角形ケーソンより形成される水域構築物の構造、
該水域構築物を構築する水域の環境や波浪の状態などに
応じて、ケーソンの内部に配置する消波/水棲生物棲息
促進用物体の種類、形状、比重などを調節するとよく、
それによって消波/水棲生物棲息促進用物体の消波機能
をそれぞれの水域環境に応じて充分に発揮させることが
でき、しかも六角形ケーソンおよび/または正五角形ケ
ーソンから形成される水域構築物の内部空間内やその近
傍に生息する水棲生物の種類や生態系を適当なものとす
ることができる。
【0036】限定されるものではないが、例えば、消波
/水棲生物棲息促進用物体として水の比重よりも重い物
体を用いて該物体が常に水中に存在するようにして六角
形ケーソンおよび/または正五角形ケーソン内に消波/
水棲生物棲息促進用物体を配置した場合には、消波/水
棲生物棲息促進用物体の表面や内部には水中で生息する
生物が付着、生息、増殖するようになる。一方、消波/
水棲生物棲息促進用物体として水の比重よりも軽い物体
を使用した場合には該物体は干満などによる水位の上下
に応じて少なくともその一部が水から突出した状態で内
部空間内に存在するので、潮の干満の大きい水域環境
(例えば干潟など)などに生息する種々の生物が主とし
て、付着、生息、増殖するようになる。
/水棲生物棲息促進用物体として水の比重よりも重い物
体を用いて該物体が常に水中に存在するようにして六角
形ケーソンおよび/または正五角形ケーソン内に消波/
水棲生物棲息促進用物体を配置した場合には、消波/水
棲生物棲息促進用物体の表面や内部には水中で生息する
生物が付着、生息、増殖するようになる。一方、消波/
水棲生物棲息促進用物体として水の比重よりも軽い物体
を使用した場合には該物体は干満などによる水位の上下
に応じて少なくともその一部が水から突出した状態で内
部空間内に存在するので、潮の干満の大きい水域環境
(例えば干潟など)などに生息する種々の生物が主とし
て、付着、生息、増殖するようになる。
【0037】また、限定されるものではないが、六角形
ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの内部に充填
または配置する消波/水棲生物棲息促進用物体は、例え
ば礫、ゴムなど弾性材料、合成樹脂、木材、それらの素
材と他の材料との複合材料などから形成しておくことが
でき、弾性材料からなる物体を用いる場合は廃タイヤな
どの輪状体、該輪状体の複数個を組み合わせてなる組立
物、球状体などを挙げることができる。
ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの内部に充填
または配置する消波/水棲生物棲息促進用物体は、例え
ば礫、ゴムなど弾性材料、合成樹脂、木材、それらの素
材と他の材料との複合材料などから形成しておくことが
でき、弾性材料からなる物体を用いる場合は廃タイヤな
どの輪状体、該輪状体の複数個を組み合わせてなる組立
物、球状体などを挙げることができる。
【0038】消波/水棲生物棲息促進用物体の大きさ
は、六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの
内部空間や仕切られた内部空間の大きさや形状などに応
じて適宜調節すればよい。また、六角形ケーソンおよび
/または正五角形ケーソンの内部に充填または配置する
消波/水棲生物棲息促進用物体は、その種類、形状、構
造、大きさなどがすべて同じであっても、または互いに
異なっていてもよい。さらに、六角形ケーソンおよび/
または正五角形ケーソンから形成される水域構築物の内
部空間への消波/水棲生物棲息促進用物体の配置の仕方
は、水域構築物を構築してある水域の環境などに応じて
適宜選択するのがよい。例えば、消波/水棲生物棲息促
進用物体が六角形ケーソンおよび/または正五角形ケー
ソンの内部で激しく(大きく)運動(移動)し得るよう
に配置しても、多少運動(移動)し得るように配置して
も、または殆ど運動(移動)しないように配置してもよ
い。
は、六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの
内部空間や仕切られた内部空間の大きさや形状などに応
じて適宜調節すればよい。また、六角形ケーソンおよび
/または正五角形ケーソンの内部に充填または配置する
消波/水棲生物棲息促進用物体は、その種類、形状、構
造、大きさなどがすべて同じであっても、または互いに
異なっていてもよい。さらに、六角形ケーソンおよび/
または正五角形ケーソンから形成される水域構築物の内
部空間への消波/水棲生物棲息促進用物体の配置の仕方
は、水域構築物を構築してある水域の環境などに応じて
適宜選択するのがよい。例えば、消波/水棲生物棲息促
進用物体が六角形ケーソンおよび/または正五角形ケー
ソンの内部で激しく(大きく)運動(移動)し得るよう
に配置しても、多少運動(移動)し得るように配置して
も、または殆ど運動(移動)しないように配置してもよ
い。
【0039】更に、六角形ケーソンおよび/または正五
角形ケーソンの内部空間の一部には、上記した消波/水
棲生物棲息促進用物体以外に、必要に応じて他の物体や
資材などを配置したり充填してもよい。例えば、六角形
ケーソンおよび/または正五角形ケーソンにより形成さ
れた水域構築物において、水域に向かっていない背面側
の部分、内部空間の水域構築物の長さ方向(延設方向)
に沿った中央帯部分などに、砂、石、土砂、鋼材、その
他の重量物などを充填して水域構築物に重量や強度を付
与して水域構築物の倒壊や移動などを防止すると共に、
内部空間内の残余の部分に、消波/水棲生物棲息促進用
物体を完全に詰め込んで配置したり、または空間が残る
ようにして部分的に配置することができる。
角形ケーソンの内部空間の一部には、上記した消波/水
棲生物棲息促進用物体以外に、必要に応じて他の物体や
資材などを配置したり充填してもよい。例えば、六角形
ケーソンおよび/または正五角形ケーソンにより形成さ
れた水域構築物において、水域に向かっていない背面側
の部分、内部空間の水域構築物の長さ方向(延設方向)
に沿った中央帯部分などに、砂、石、土砂、鋼材、その
他の重量物などを充填して水域構築物に重量や強度を付
与して水域構築物の倒壊や移動などを防止すると共に、
内部空間内の残余の部分に、消波/水棲生物棲息促進用
物体を完全に詰め込んで配置したり、または空間が残る
ようにして部分的に配置することができる。
【0040】また、本発明では、上記した消波/水棲生
物棲息促進用物体と共に、必要に応じて貝殻やその他の
水浄化作用を有することが知られている水浄化材を、水
浄化材を、例えば透水性の袋、型枠、容器などに入れて
六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの内部
空間に配置してもよく、その場合には、消波/水棲生物
棲息促進用物体による水浄化機能と貝殻やその他の水浄
化材との水浄化機能の両方の働きによって水域環境の水
質の向上を一層促進することができる。
物棲息促進用物体と共に、必要に応じて貝殻やその他の
水浄化作用を有することが知られている水浄化材を、水
浄化材を、例えば透水性の袋、型枠、容器などに入れて
六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンの内部
空間に配置してもよく、その場合には、消波/水棲生物
棲息促進用物体による水浄化機能と貝殻やその他の水浄
化材との水浄化機能の両方の働きによって水域環境の水
質の向上を一層促進することができる。
【0041】そして、上記した本発明の六角形ケーソン
および正五角形ケーソンは通常水域構築物を形成する現
場までそれらのケーソンを水中で曳航して運ばれること
が多いが、その場合に、六角形ケーソンおよび正五角形
ケーソンの鋭角な頂角がその進行方向の先端に位置させ
て曳航すると、その鋭角な頂角があたかも船舶における
舳先のような役割を果たして、水を左右に分けながら水
中を曳航できるので、曳航時のエネルギー量が大幅に低
減されて、その設置現場まで簡単に且つ円滑に運ぶこと
ができる。
および正五角形ケーソンは通常水域構築物を形成する現
場までそれらのケーソンを水中で曳航して運ばれること
が多いが、その場合に、六角形ケーソンおよび正五角形
ケーソンの鋭角な頂角がその進行方向の先端に位置させ
て曳航すると、その鋭角な頂角があたかも船舶における
舳先のような役割を果たして、水を左右に分けながら水
中を曳航できるので、曳航時のエネルギー量が大幅に低
減されて、その設置現場まで簡単に且つ円滑に運ぶこと
ができる。
【0042】次に、上記した本発明の六角形ケーソンお
よび/または正五角形ケーソンを用いて、水域構築物を
形成する場合について説明する。水域構築物を形成する
に当たっては、六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンの配置方式は特に制限されず、水域構築物を構
築する水域環境の地形、水域構築物の設置目的、水域構
築物の種類などに応じて適宜決めることができる。そし
て、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形ケ
ーソンを用いた場合には、それらが従来のケーソンにお
けるような方形をなしていないことにより、複数のケー
ソンを連設して形成される水域構築物の連続壁構造が直
線状にならず、蛇行状、凹凸状、波形などの変化に富ん
だ構造となる。
よび/または正五角形ケーソンを用いて、水域構築物を
形成する場合について説明する。水域構築物を形成する
に当たっては、六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンの配置方式は特に制限されず、水域構築物を構
築する水域環境の地形、水域構築物の設置目的、水域構
築物の種類などに応じて適宜決めることができる。そし
て、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形ケ
ーソンを用いた場合には、それらが従来のケーソンにお
けるような方形をなしていないことにより、複数のケー
ソンを連設して形成される水域構築物の連続壁構造が直
線状にならず、蛇行状、凹凸状、波形などの変化に富ん
だ構造となる。
【0043】限定されるものではないが、六角形ケーソ
ンを連設して形成される本発明の水域構築物の例を図に
よって例示すると以下のとおりである。図4は、上記し
た図3の(イ)[図2の(イ)に示す]に示す六角形ケ
ーソン(外周壁1の内側に頂点a1と頂点a5に跨がる内
壁2および頂点a2と頂点a4に跨がる内壁2を有する六
角形ケーソン)を、一つの六角形ケーソンB1の辺A3と
それと隣り合う六角形ケーソンB2の辺A5と接合させて
配置し、また六角形ケーソンB2の辺A2をそれと隣り合
う六角形ケーソンB3の辺A6と接合させて配置し、前記
と同様な配置状態を順次繰り返して水域構築物を形成し
た場合の例を示す図である。そして、図4に示す水域構
築物では、六角形ケーソンの仕切られた2つの三角形の
空間に消波/水棲生物棲息促進用物体4を充填してあ
り、水域構築物の両端に位置する六角形ケーソンではそ
の全体に消波/水棲生物棲息促進用物体4を充填してあ
る。しかしながら、消波/水棲生物棲息促進用物体4の
充填方法は勿論図4のものに限定されない。
ンを連設して形成される本発明の水域構築物の例を図に
よって例示すると以下のとおりである。図4は、上記し
た図3の(イ)[図2の(イ)に示す]に示す六角形ケ
ーソン(外周壁1の内側に頂点a1と頂点a5に跨がる内
壁2および頂点a2と頂点a4に跨がる内壁2を有する六
角形ケーソン)を、一つの六角形ケーソンB1の辺A3と
それと隣り合う六角形ケーソンB2の辺A5と接合させて
配置し、また六角形ケーソンB2の辺A2をそれと隣り合
う六角形ケーソンB3の辺A6と接合させて配置し、前記
と同様な配置状態を順次繰り返して水域構築物を形成し
た場合の例を示す図である。そして、図4に示す水域構
築物では、六角形ケーソンの仕切られた2つの三角形の
空間に消波/水棲生物棲息促進用物体4を充填してあ
り、水域構築物の両端に位置する六角形ケーソンではそ
の全体に消波/水棲生物棲息促進用物体4を充填してあ
る。しかしながら、消波/水棲生物棲息促進用物体4の
充填方法は勿論図4のものに限定されない。
【0044】また、六角形ケーソンの細部構造を省略し
てその六角形の外周壁1のみによって、本発明の六角形
ケーソンを用いて形成される水域構築物の例を更に挙げ
ると、例えば ○ 本発明の六角形ケーソンをその互いに平行な辺A1
および辺A4で次々連設して形成した図5に示すような
水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを水域構築物の場所によっ
てその連設の仕方を変えて水域環境を包囲するようにし
て連設した図6に示すような水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを互いに組ませながら二重
に連設して形成した図7に示すような水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを前後に組ませながら連設
して形成した図8に示すような水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを横方向と縦方向に順次連
設して形成した図9に示すような水域構築物; などを挙げることができる。
てその六角形の外周壁1のみによって、本発明の六角形
ケーソンを用いて形成される水域構築物の例を更に挙げ
ると、例えば ○ 本発明の六角形ケーソンをその互いに平行な辺A1
および辺A4で次々連設して形成した図5に示すような
水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを水域構築物の場所によっ
てその連設の仕方を変えて水域環境を包囲するようにし
て連設した図6に示すような水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを互いに組ませながら二重
に連設して形成した図7に示すような水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを前後に組ませながら連設
して形成した図8に示すような水域構築物; ○ 本発明の六角形ケーソンを横方向と縦方向に順次連
設して形成した図9に示すような水域構築物; などを挙げることができる。
【0045】すなわち、上記から明らかなように、本発
明の六角形ケーソンを用いた場合には、極めて多種多様
の連設構造が可能であり、したがって本発明の六角形ケ
ーソンを用いて水域構築物を形成すると、水域環境の地
形や水域構築物の利用目的などに応じて、従来の四角形
のケーソンでは不可能であった色々の水域構築物を形成
することができる。
明の六角形ケーソンを用いた場合には、極めて多種多様
の連設構造が可能であり、したがって本発明の六角形ケ
ーソンを用いて水域構築物を形成すると、水域環境の地
形や水域構築物の利用目的などに応じて、従来の四角形
のケーソンでは不可能であった色々の水域構築物を形成
することができる。
【0046】また、図10に示すように本発明の六角形
ケーソンと共に正五角形ケーソンを併用した場合には、
水域構築物を構築する地形やその利用目的などに応じ
て、水域構築物を途中で湾曲した構造とすることがで
き、かかる点で本発明の正五角形ケーソンも便利に利用
することができる。
ケーソンと共に正五角形ケーソンを併用した場合には、
水域構築物を構築する地形やその利用目的などに応じ
て、水域構築物を途中で湾曲した構造とすることがで
き、かかる点で本発明の正五角形ケーソンも便利に利用
することができる。
【0047】そして、本発明の六角形ケーソンを用いて
形成した水域構築物では、その背面側(陸側)やその他
の部分を各々の水域環境に適した状態に設計したり構築
することができる。何ら限定されるものではないが、例
えば図11に示すように、六角形ケーソンで形成した水
域構築物における陸側の空所部分5などをコンクリート
で固めて陸続きとしてもよく、またその空所部分5をそ
のまま水域としておいて例えば釣り堀などとして利用し
てもよい。また、図1〜図11などで例示した本発明の
水域構築物においては、その水域構築物の水上に出てい
る上面や水中に没している上面(例えば水域構築物が潜
堤などの場合)などの取り扱いは従来のケーソンから形
成された水域構築物におけるのと同様にしておくことが
でき、例えば上面をケーソン本体と同じ材料または別の
材料で封鎖しても(覆っても)、また場合によっては上
面を封鎖せずに開放した状態にしておいてもよい。さら
に、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形ケ
ーソンは、それぞれ分離した状態で現場でそれらを複数
組み合わせて水域構築物を構築しても、または場合によ
っては本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンの複数個を予め接合しておいて、それを用いて
現場で水域構築物を形成してもよい。
形成した水域構築物では、その背面側(陸側)やその他
の部分を各々の水域環境に適した状態に設計したり構築
することができる。何ら限定されるものではないが、例
えば図11に示すように、六角形ケーソンで形成した水
域構築物における陸側の空所部分5などをコンクリート
で固めて陸続きとしてもよく、またその空所部分5をそ
のまま水域としておいて例えば釣り堀などとして利用し
てもよい。また、図1〜図11などで例示した本発明の
水域構築物においては、その水域構築物の水上に出てい
る上面や水中に没している上面(例えば水域構築物が潜
堤などの場合)などの取り扱いは従来のケーソンから形
成された水域構築物におけるのと同様にしておくことが
でき、例えば上面をケーソン本体と同じ材料または別の
材料で封鎖しても(覆っても)、また場合によっては上
面を封鎖せずに開放した状態にしておいてもよい。さら
に、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形ケ
ーソンは、それぞれ分離した状態で現場でそれらを複数
組み合わせて水域構築物を構築しても、または場合によ
っては本発明の六角形ケーソンおよび/または正五角形
ケーソンの複数個を予め接合しておいて、それを用いて
現場で水域構築物を形成してもよい。
【0048】そして、上記した図4〜図11などを参照
した上記の説明からも充分に明らかなように、本発明の
六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンを用い
て形成した水域構築物では、その連設壁面(例えば水域
構築物の全面壁、側面壁、後面壁など)が、単純な直線
状ではなく、蛇行状、凹凸状、波形、湾曲状などの変化
に富んだ構造となる。その結果、波浪や風などが衝突し
た際に、移流、渦流、細波流などを多く生じさせること
ができ、しかも越波しにくくなっており、その結果波浪
や風のエネルギーを大幅に低減できる。また、本発明の
水域構築物に船舶6などを接岸させるに当たっては、例
えば図11に示すように、水域構築物の凸部7のみに防
舷材8を配置するだけで船舶が水域構築物に衝突する危
険を回避することができるので、従来よりも防舷材の配
置数を低減することができる。
した上記の説明からも充分に明らかなように、本発明の
六角形ケーソンおよび/または正五角形ケーソンを用い
て形成した水域構築物では、その連設壁面(例えば水域
構築物の全面壁、側面壁、後面壁など)が、単純な直線
状ではなく、蛇行状、凹凸状、波形、湾曲状などの変化
に富んだ構造となる。その結果、波浪や風などが衝突し
た際に、移流、渦流、細波流などを多く生じさせること
ができ、しかも越波しにくくなっており、その結果波浪
や風のエネルギーを大幅に低減できる。また、本発明の
水域構築物に船舶6などを接岸させるに当たっては、例
えば図11に示すように、水域構築物の凸部7のみに防
舷材8を配置するだけで船舶が水域構築物に衝突する危
険を回避することができるので、従来よりも防舷材の配
置数を低減することができる。
【0049】また、水域構築物の全面壁部分が凹凸状に
なっているので、小型の船舶をその凹部9に進入させて
接岸させることができ、小型の船舶を安全に且つ簡単に
接岸させることが可能になる。特に水域構築物の該凹部
9では小さな入り江のような状態になっているので波浪
の影響も少なく、小型の船舶の接岸や停泊にとって有利
である。そして、六角形ケーソンおよび/または正五角
形ケーソンによって形成される上記した蛇行状、凹凸
状、波形などの構造を有する本発明の水域構築物では、
四角形のケーソンによって形成される従来の直線状の水
域構築物に比べて、その複雑な起伏に富んだ構造によ
り、魚介類、海草類、その他の水棲生物の棲息や増殖が
一層促進される。
なっているので、小型の船舶をその凹部9に進入させて
接岸させることができ、小型の船舶を安全に且つ簡単に
接岸させることが可能になる。特に水域構築物の該凹部
9では小さな入り江のような状態になっているので波浪
の影響も少なく、小型の船舶の接岸や停泊にとって有利
である。そして、六角形ケーソンおよび/または正五角
形ケーソンによって形成される上記した蛇行状、凹凸
状、波形などの構造を有する本発明の水域構築物では、
四角形のケーソンによって形成される従来の直線状の水
域構築物に比べて、その複雑な起伏に富んだ構造によ
り、魚介類、海草類、その他の水棲生物の棲息や増殖が
一層促進される。
【0050】
【発明の効果】本発明の六角形ケーソンおよび/または
正五角形ケーソンを用いて形成した水域構築物は、波浪
や風などが衝突した際に、その衝突のエネルギーを効果
的に低減できて、水域構築物の消耗や破損を防止または
抑制することができる。そして、本発明の六角形ケーソ
ンおよび/または正五角形ケーソンから形成した水域構
築物は、蛇行状、凹凸状、波形などの形態をなしている
ために、従来よりも防舷材の少ない設置数で、大型およ
び小型の船舶を安全に且つ円滑に接岸させたり、停泊さ
せたりすることができ、しかも船舶の接岸時に水底のえ
ぐりや、泥のまきあげによる水の汚濁を従来よりも低減
できる。さらに、本発明の六角形ケーソンおよび/また
は正五角形ケーソンから形成した蛇行状、凹凸状、波形
などの形態を有する水域構築物は、その複雑な形態によ
って、釣り場の形成などの多目的に利用でき、また魚介
類や海草類などの水棲生物の棲息・増殖促進などにも有
用である。
正五角形ケーソンを用いて形成した水域構築物は、波浪
や風などが衝突した際に、その衝突のエネルギーを効果
的に低減できて、水域構築物の消耗や破損を防止または
抑制することができる。そして、本発明の六角形ケーソ
ンおよび/または正五角形ケーソンから形成した水域構
築物は、蛇行状、凹凸状、波形などの形態をなしている
ために、従来よりも防舷材の少ない設置数で、大型およ
び小型の船舶を安全に且つ円滑に接岸させたり、停泊さ
せたりすることができ、しかも船舶の接岸時に水底のえ
ぐりや、泥のまきあげによる水の汚濁を従来よりも低減
できる。さらに、本発明の六角形ケーソンおよび/また
は正五角形ケーソンから形成した蛇行状、凹凸状、波形
などの形態を有する水域構築物は、その複雑な形態によ
って、釣り場の形成などの多目的に利用でき、また魚介
類や海草類などの水棲生物の棲息・増殖促進などにも有
用である。
【0051】そして、本発明の六角形ケーソンおよび/
または正五角形ケーソンを用いた場合には、水域環境の
地形などに応じて、その設置形態を蛇行状、曲線状、凹
凸状などの任意の形態に調節することができ、各々の水
域環境により適した水域構築物を構築することができ
る。また、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五
角形ケーソンは、従来の四角形のケーソンよりも小さい
水の抵抗で、その設置現場まで水中を円滑に曳航するこ
とができる。
または正五角形ケーソンを用いた場合には、水域環境の
地形などに応じて、その設置形態を蛇行状、曲線状、凹
凸状などの任意の形態に調節することができ、各々の水
域環境により適した水域構築物を構築することができ
る。また、本発明の六角形ケーソンおよび/または正五
角形ケーソンは、従来の四角形のケーソンよりも小さい
水の抵抗で、その設置現場まで水中を円滑に曳航するこ
とができる。
【0052】さらに、本発明の六角形ケーソンおよび/
または正五角形ケーソンによって形成される水域構築物
内に消波/水棲生物棲息促進用物体を充填または配置し
た場合には、水に棲む微生物、小動物、藻類などの水棲
植物、魚介類などのような水棲生物の生息や増殖を促進
して、それらの水棲生物による水域環境の浄化、更に場
合によっては藻類や魚介類などの増殖に有効な藻場や漁
巣の造成なども同時に達成することができる。
または正五角形ケーソンによって形成される水域構築物
内に消波/水棲生物棲息促進用物体を充填または配置し
た場合には、水に棲む微生物、小動物、藻類などの水棲
植物、魚介類などのような水棲生物の生息や増殖を促進
して、それらの水棲生物による水域環境の浄化、更に場
合によっては藻類や魚介類などの増殖に有効な藻場や漁
巣の造成なども同時に達成することができる。
【図1】本発明の六角形ケーソンの外周壁の横断面形状
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図2】内壁を有する本発明の六角形ケーソンおよび正
五角形ケーソンの横断面形状の例を示す図である。
五角形ケーソンの横断面形状の例を示す図である。
【図3】内壁を有する本発明の六角形ケーソンおよび正
五角形ケーソンの例を立体的に示す図である。
五角形ケーソンの例を立体的に示す図である。
【図4】本発明の六角形ケーソンを用いて形成した水域
構築物の例を示す平面図である。
構築物の例を示す平面図である。
【図5】本発明の六角形ケーソンを用いて形成した水域
構築物の別の例を示す平面図である。
構築物の別の例を示す平面図である。
【図6】本発明の六角形ケーソンを用いて形成した水域
構築物の更に別の例を示す平面図である。
構築物の更に別の例を示す平面図である。
【図7】本発明の六角形ケーソンを用いて形成した水域
構築物の更に別の例を示す平面図である。
構築物の更に別の例を示す平面図である。
【図8】本発明の六角形ケーソンを用いて形成した水域
構築物の更に別の例を示す平面図である。
構築物の更に別の例を示す平面図である。
【図9】本発明の六角形ケーソンを用いて形成した水域
構築物の更に別の例を示す平面図である。
構築物の更に別の例を示す平面図である。
【図10】本発明の六角形ケーソンおよび正五角形ケー
ソンを用いて形成した水域構築物の更に別の例を示す平
面図である。
ソンを用いて形成した水域構築物の更に別の例を示す平
面図である。
【図11】本発明の六角形ケーソンを用いて形成した水
域構築物の例を示す平面図である。
域構築物の例を示す平面図である。
1 ケーソンの外周壁 2 内壁 3 連通部 4 消波/水棲生物棲息促進用物体 5 空所部分 6 船舶 7 水域構築物の凸部 8 防舷材 9 水域構築物の凹部
Claims (12)
- 【請求項1】 上方からみたときの横断面形状が六角形
をなす外周壁を有するケーソンであって、ケーソンの六
角形の外周壁においては、(i)6個の辺A1,辺A2,
辺A3,辺A4,辺A5および辺A6が順次結合して六角形
が形成されており;(ii)上記の辺A1および辺A4の長
さが等しく且つ互いに平行であり;そして、(iii)上記
の辺A2、辺A3、辺A5および辺A6の長さが等しくなっ
ている;ことを特徴とするケーソン。 - 【請求項2】 互いに平行な辺A1および辺A4の端部を
それぞれむすんだときに形成される仮想の四辺形が長方
形または正方形である請求項1のケーソン。 - 【請求項3】 辺A2と辺A3とで形成される内角θおよ
び辺A5と辺A6とで形成される内角θが90°または7
6°である請求項1または2のケーソン。 - 【請求項4】 ケーソンの外周壁の前記の六角形におい
て、6個の辺A1,辺A2,辺A3,辺A4,辺A5および
辺A6の長さが全て等しい正六角形をなしている請求項
1のケーソン。 - 【請求項5】 上方からみたときの横断面形状が正五角
形をなす外周壁を有していることを特徴とするケーソ
ン。 - 【請求項6】 ケーソンの外周壁の内側に更に内壁を有
している請求項1〜6のいずれか1項のケーソン。 - 【請求項7】 ケーソンの外周壁および/または内壁の
任意の位置に1個または2個以上の水の出入が可能な連
通部を設けてある請求項1〜6のいずれか1項のケーソ
ン。 - 【請求項8】 ケーソンの外周壁の内側の任意の箇所
に、水流の分流、細流化、方向転換、小衝突などを促進
して水流のエネルギーを低減させることができおよび/
または水棲生物の生息を促進することができる物体を配
置してある請求項1〜7のいずれか1項のケーソン。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項のケーソン
のうちの少なくとも一種を複数連設して形成したことを
特徴とする水域構築物。 - 【請求項10】 複数のケーソンを蛇行状に連設して形
成した請求項9の水域構築物。 - 【請求項11】 水域と接する連設壁が凹凸形状をなし
ている請求項9または10の水域構築物。 - 【請求項12】 水域構築物が、岸壁、護岸、防波堤、
桟橋、堤防および/または潜堤である請求項9〜11の
いずれか1項の水域構築物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32248895A JPH09143954A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | ケーソンおよび水域構築物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32248895A JPH09143954A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | ケーソンおよび水域構築物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09143954A true JPH09143954A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18144207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32248895A Pending JPH09143954A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | ケーソンおよび水域構築物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09143954A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008014063A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Penta Ocean Constr Co Ltd | 長周期波低減対策構造物 |
| JP2008031820A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-02-14 | Port & Airport Research Institute | 長周期波低減対策構造物 |
| JP2008111315A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Penta Ocean Construction Co Ltd | 長周期波低減対策構造物 |
| KR101013025B1 (ko) * | 2009-12-14 | 2011-02-14 | 현대산업개발 주식회사 | 아치형 두부를 갖는 케이슨 방파제 |
| WO2012102422A1 (ko) * | 2011-01-27 | 2012-08-02 | 현대산업개발 주식회사 | 인터록킹 케이슨 방파제 및 그 시공방법 |
| CN104674825A (zh) * | 2015-02-11 | 2015-06-03 | 西南交通大学 | 一种防止路基边坡表层土体冲刷流失的方法 |
| CN109555143A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-04-02 | 中交二航局第四工程有限公司 | 一种用于辅助水中沉井施工的方法及装置 |
| JP2020012301A (ja) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 日立造船株式会社 | ケーソン曳航方法 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP32248895A patent/JPH09143954A/ja active Pending
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