JPH09144567A - ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置

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JPH09144567A
JPH09144567A JP30451195A JP30451195A JPH09144567A JP H09144567 A JPH09144567 A JP H09144567A JP 30451195 A JP30451195 A JP 30451195A JP 30451195 A JP30451195 A JP 30451195A JP H09144567 A JPH09144567 A JP H09144567A
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fuel injection
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Eiji Aiyoshizawa
英二 相吉澤
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実噴射期間が目標噴射期間と一致するように
その噴射期間差に応じて、多段噴射するノズルの初期リ
フト量や送油率制御型の燃料噴射ポンプの送油率を補正
することにより、NOxやスモークの排出量が増大する
おそれをなくす。 【解決手段】 プランジャにより燃料を圧送するジャー
ク式燃料噴射ポンプを備える。この場合に、ノズル11
2では圧送燃料の圧力に応じて段階的にニードルがリフ
トして燃料を多段噴射する。このノズル112の初期リ
フト量を制御量に応じて調整手段112が調整可能であ
る。実噴射期間を検出手段114が検出し、この実噴射
期間と目標噴射期間との比較を行い、両者が一致するよ
うに前記初期リフト量調整手段112への制御量を決定
手段115が決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温予混合燃焼に
より、排気エミッション特性を改善するようにしたディ
ーゼルエンジンの燃料噴射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気の一部を吸気管に導く、いわゆる排
気還流(EGR)を行ってゆっくりと燃焼させることに
よりNOxを低減することができるので、低負荷になる
ほどEGR率を大きくしているが、高EGR率の条件で
は、スモーク(主に黒煙)の排出が増加するため、吸入
空気によって燃焼室内にスワール(旋回渦流)を生起す
るスワール生成手段を設け、拡散燃焼時の空気と燃料の
混合を改善するとともに、燃料の噴射時期を上死点後ま
で遅らせ、着火時期の燃焼室内の温度を低温状態に保
ち、予混合燃焼比率を増大させることによって、高EG
R率状態でのスモークの発生を極力抑えるようにした装
置が提案されている(特開平7−4287号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
装置では、NOxとスモークとが最適に低減されるよう
に、EGR量、スワール比、噴射時期を考慮して、噴射
期間を定めているのであるが、それでも燃料噴射ノズル
の製作、組み付けに伴うバラツキや経時劣化により実噴
射期間が長引いたり短すぎたりすることがあり、この噴
射期間のずれが特に高EGR率状態で生じたときには、
NOxやスモークの排出量が増大するおそれがある。
【0004】そこで本発明では、実噴射期間が目標噴射
期間よりずれているときには、実噴射期間が目標噴射期
間と一致するようにその噴射期間差に応じて、多段噴射
するノズルの初期リフト量や送油率制御型の燃料噴射ポ
ンプの送油率を補正することにより、NOxやスモーク
の排出量が増大するおそれをなくすことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、図27
に示すように、プランジャにより燃料を圧送するジャー
ク式燃料噴射ポンプを備えたディーゼルエンジンの燃料
噴射制御装置において、前記圧送燃料の圧力に応じて段
階的にニードルがリフトして燃料を多段噴射するノズル
112の初期リフト量を制御量に応じて調整可能な手段
112と、目標噴射期間をエンジンの回転数と負荷に基
づいて算出する手段113と、実噴射期間を検出する手
段114と、この実噴射期間と目標噴射期間との比較を
行い、両者が一致するように前記初期リフト量調整手段
112への制御量を決定する手段115とを設けた。
【0006】第2の発明では、第1の発明において、前
記制御量決定手段115が、運転条件に応じて基本初期
リフト量を算出する手段と、実噴射期間と目標噴射期間
の差に応じて初期リフト補正量を算出する手段と、この
初期リフト補正量で前記基本初期リフト量を補正した値
を前記制御量として決定する手段とからなる。
【0007】第3の発明では、図28に示すように、プ
ランジャにより燃料を圧送する燃料噴射ポンプを備えた
ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置において、前記
燃料噴射ポンプのカム位相を制御量に応じて調整可能な
手段121と、目標噴射期間をエンジンの回転数と負荷
に基づいて算出する手段113と、実噴射期間を検出す
る手段114と、この実噴射期間と目標噴射期間との比
較を行い、両者が一致するように前記カム位相調整手段
121への制御量を決定する手段122とを設けた。
【0008】第4の発明では、第3の発明において、前
記制御量決定手段122が、運転条件に応じて基本カム
位相を算出する手段と、前記実噴射期間と目標噴射期間
の差に応じてカム位相補正量を算出する手段と、このカ
ム位相補正量で前記基本カム位相を補正した値を前記制
御量として決定する手段とからなる。
【0009】第5の発明では、第3または第4の発明に
おいて、図29に示すように、前記燃料噴射ポンプのプ
レストローク量を制御量に応じて調整可能な手段131
と、前記実噴射期間と目標噴射期間との比較を行い、両
者が一致するように前記プレストローク量調整手段13
1への制御量を決定する手段132とを設けた。
【0010】第6の発明では、第5の発明において、前
記前記制御量決定手段132が、運転条件に応じて基本
プレストローク量を算出する手段と、前記実噴射期間と
目標噴射期間の差に応じてプレストローク量補正量を算
出する手段と、このプレストローク量補正量で前記基本
プレストローク量を補正した値を前記制御量として決定
する手段とからなる。
【0011】第7の発明では、第1から第6までのいず
れか一つの発明において、排気還流率を調整可能な手段
と、スワール比を調整可能な手段と、燃料の噴射時期を
調整可能な手段と、中回転・中負荷域と低回転の全負荷
域で前記排気還流率が高くかつ低回転になるほど前記ス
ワール比が大きく、さらに高排気還流率の状態で前記燃
料の噴射時期が圧縮上死点後まで遅れるように、前記3
つの調整手段への各制御量を決定する手段とを設けた。
【0012】
【作用】段階的にニードルがリフトして燃料を多段噴射
するノズルでは、初期リフト期間で少量の燃料が噴射さ
れ、その後のリフト期間で大量の燃料が噴射される。こ
の場合に、第1の発明では、実噴射期間が目標噴射期間
より長くなっているときに、初期リフト量を増大してや
るので、噴射率特性が変化して噴射期間が短くなり、こ
れによって実噴射期間と目標噴射期間とを一致させるこ
とができる。この逆に、実噴射期間が目標噴射期間より
短いときには、初期リフト量を減少させることで噴射期
間が長くなり、実噴射期間を目標噴射期間に一致する。
このようにして、実噴射期間が目標噴射期間と一致する
ようにノズルの初期リフト量を決定することで、特に高
EGR率状態において噴射期間のずれが生じることに伴
うNOxやスモークの排出量の増大を防止できる。
【0013】カム位相調整手段によれば、カム位相を進
角させると、送油率が大きくなるとともに噴射期間が短
くなり、この逆にカム位相を遅角させたときには送油率
が小さくなるとともに噴射期間が長くなる。この場合
に、第3の発明では、実噴射期間が目標噴射期間より長
くなっているときに、カム位相を進角させるので、噴射
期間が短くなり、これによって実噴射期間と目標噴射期
間とを一致させることができる。この逆に、実噴射期間
が目標噴射期間より短いときには、カム位相を遅角させ
ることで噴射期間が長くなり、実噴射期間を目標噴射期
間に一致する。このようにして、実噴射期間が目標噴射
期間と一致するようにカム位相を決定することで、特に
高EGR率状態において噴射期間のずれが生じることに
伴うNOxやスモークの排出量の増大を防止できる。
【0014】ただし、第3または第4の発明において、
プレストローク量を大きくしていくと、噴射量は一定の
まま、噴射時期が遅角するとともに、送油率が上昇して
いく特性の燃料噴射ポンプであるときには、実噴射期間
を目標噴射期間に一致させるため、たとえばカム位相を
進角させて送油率を上昇させたときに、同時に噴射時期
が遅角し、またカム位相を遅角させて送油率を下降させ
たときに、同時に噴射時期が進角してしまうのである
が、第5の発明では、実噴射期間が目標噴射期間より長
いときにはプレストローク量を小さくして噴射時期を早
め、また実噴射期間が目標噴射期間より短いときにはプ
レストローク量を大きくして噴射時期を遅らせるため、
実噴射期間と目標噴射期間とが一致するように送油率を
補正する場合にも、噴射時期が変化することがない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1において、1は燃料の噴射時
期と燃料の噴射量が電子制御される分配型の燃料噴射ポ
ンプである。この燃料噴射ポンプ1から圧送される燃料
は、配管2を通って噴射ノズル3に導かれる。
【0016】4は吸気通路、5は排気通路、6は排気中
のパーティキュレート等を捕集するフィルタ、7は排気
音を低減する排気マフラである。
【0017】8は排気通路4と吸気通路5とを連通して
排気還流するEGR通路、また9は制御負圧に応動して
EGR量(排気還流量)を制御するダイアプラム式のE
GR弁である。
【0018】10はEGR弁9に供給する負圧の制御弁
で、コントロールユニット11からのデューティ信号に
応じてバキュームポンプ12からの一定負圧を3段階に
調整する。たとえば、負圧制御弁10へのOFFデュー
ティ(一定周期のOFF時間割合)が最大値で一定負圧
がそのままEGR弁9に導入されるときは、排出ガスの
50%が還流されるように設定する。このときのEGR
率(=EGR量/新気量)は100%に相当する。OF
Fデューティが段階的に小さくなると、負圧制御弁10
への制御負圧の減少によりEGR弁開度が段階的に小さ
くなってEGR率が60%、30%と小さくなる。
【0019】こうして得られる3段階のEGR率は、運
転条件に対して図2のように設定してある。図におい
て、中速中負荷域と低速の全負荷域でEGR率は100
%である。これに対して高速高負荷域においては、燃焼
期間が長引いてスモークの発生を完全に抑える事ができ
ないため、さらに排気温度の上昇およびEGR流量の増
大で吸気温度が上昇し、EGRによるNOx低減の効果
が減少することなどのため、EGR率を60%、30%
と段階的に減少させている。
【0020】EGR率をエンジンの運転条件に応じて制
御するため、マイコンからなるコントロールユニット1
1が設けられ、コントロールユニット11では、アクセ
ル開度(アクセルペダル開度)を検出するセンサ、エア
クリーナ13を介して吸気通路5に取り入れられる吸入
空気量Qを検出するエアフローメータ14からの信号
と、回転数信号に関連するリファレンスパルス、スケー
ルパルスに基づいてEGR流量を段階的に制御する。
【0021】エンジンの発生するトルクとエンジン回転
数に対して図2に示したEGR率(目標EGR率)の特
性が得られるように、アクセル開度Accとエンジン回
転数Neをパラメータとするマップ(図示せず)を設定
しておき、このマップを検索して、そのときの目標EG
R率を求める。これとエアフローメータ流量(新気量)
とからEGR流量を、 EGR流量=エアフローメータ流量×目標EGR率 により計算し、この流量のEGRガスが流れるように負
圧制御弁10へのOFFデューティを決定するのであ
る。
【0022】燃焼室に流入する吸気にスワールを生起す
る手段を、図3と図4に示す(ただし図1には図示しな
い)。いわゆるヘリカル型の吸気ポート21(略直線状
の吸気路21aと吸気弁軸回りの渦巻状路21bとで形
成される)の渦巻状路21bの近くに位置して回転自在
に設けられる回転ブレード22と、このブレード22に
連結させたリンク機構(図示せず)、このリンク機構を
駆動するアクチュエータ(図示せず)からなり、ブレー
ド22の回転位置でスワール比の調整が行えるようにな
っている。
【0023】たとえば、ブレード22が図3の位置では
高スワール比となるが、ブレード22が図4の位置まで
くると低スワール比になる。この回転ブレード方式はレ
スポンスも早く、広範囲のスワール比の制御が可能であ
る。そのため、スワール比に敏感に反応するHCの制御
に適している。
【0024】運転条件に対するスワール比の特性を図5
に示すと、エンジン低回転域ほどスワール比を高くして
いる。これに対して高回転域では高スワール比に伴う体
積(吸気充填)効率の低下が顕著になるし、噴射圧の高
圧化による燃焼改善がスワールの必要性を弱めることに
なることから、回転数が大きくなるほど段階的にスワー
ル比を減少させるのである。
【0025】なお、可変スワール用のアクチュエータ
は、図示しないが2ステージスプリング付きのダイアフ
ラム式アクチュエータと、このアクチュエータに負圧源
からの一定負圧に大気を希釈することにより3段階に制
御負圧を作り出す負圧制御弁とから構成する。
【0026】次に、図6に分配型燃料噴射ポンプ1の概
略を示す。図6において、燃料噴射ポンプ1はポンプハ
ウジングを形成する噴射ポンプ本体31内にカムローラ
と係合しつつ回転往復しながら、加圧室32内の燃料を
圧縮するプランジャ33を備える。このプランジャ33
の外周には、プランジャ33に形成されたカットオフポ
ート34を開閉することにより燃料噴射量を調量するコ
ントロールスリーブ35が摺動自由に嵌合され、このコ
ントロールスリーブ35を駆動するロータリソレノイド
36が設けられる。
【0027】また、ポンプ駆動軸に取り付けられたフィ
ードポンプ37からの吐出燃料は、ポンプ内部を潤滑す
るとともにポンプ室38に蓄圧され、ここから前記加圧
室32に吸引される。
【0028】燃料の噴射時期を制御するために、プラン
ジャ33を駆動するカムローラと係合しつつカムローラ
の位相を動かす噴射時期制御部材としてのタイマピスト
ン39が備えられる。このタイマピストン39は、一端
の高圧室から低圧室側に漏らされる燃料流量を制御する
タイミングコントロールバルブ40(図7参照)によ
り、その位置が制御され、これにより燃料噴射時期を進
角させたり遅角させたりする。
【0029】そして、燃料の噴射量、噴射時期などを制
御するために、コントロールユニット11を備える。こ
のコントロールユニット11には、運転状態検出手段を
構成する各種センサ、つまり、燃料噴射ノズル3に装着
されて噴射時期を実測する実噴射時期検出手段としての
ノズルリフトセンサ15、コントロールスリーブ35の
位置を検出して燃料噴射量(負荷の代表値)を検出する
スリーブ位置センサ16、冷却水温を検出する水温セン
サ17、エンジン回転数を検出する回転数センサ18、
燃料温度を検出する燃温センサ19、エンジンの始動指
令を認識する始動スイッチ20などからの各種センサの
信号が入力し、これらに基づいて後述するように燃料噴
射量と噴射時期を制御する。
【0030】運転条件に対する噴射時期の特性を図8に
示すと、高EGR率状態である低回転域での中高負荷域
で噴射時期を上死点後(+4ATDCと+2ATDC)
にしている。これは、噴射時期の大幅な遅延によって吸
気をより低温状態にし、予混合燃焼の比率を増大させる
ことによって、スモークの発生を抑制するためである。
これに対して、中高回転域では、着火遅れ時間が一定で
あっても、着火遅れクランク角度が大きくなるので、着
火時期を一定に保つため回転数が大きくなるほど噴射時
期を進めている。
【0031】図9は噴射時期制御の制御ブロック図で、
S21では通常運転時にエンジン回転速度Neと負荷
(燃料噴射量やアクセル開度で代表される)とにより設
定されている噴射時期の回転−負荷特性に基づいて燃料
噴射時期Tnlを決定する。この噴射時期の回転−負荷
特性が、エンジンの発生するトルクとエンジン回転数に
対して図8に示した燃料噴射時期の特性が得られるよう
に設定したマップである。
【0032】また、S22ではエンジンの始動時にエン
ジン回転速度Neと水温Twにより設定されている始動
噴射時期進角特性により、燃料噴射時期ITstを決定
する。
【0033】そして、S23により前記目標噴射時期I
Ttと前記ノズルリフトセンサ15によって実測された
実測噴射時期ITiとを比較し、PID処理により、タ
イマピストン39の移動量を求め、アクチュエータ指令
信号(タイミングコントロールバルブ40のデューティ
比等)を出力し、これにより燃料噴射時期を制御する。
【0034】図10に燃料噴射ノズル3の断面図を示
す。この噴射ノズル3は噴射開始圧力を低、高の二段階
にしているもので、2個の噴射開始圧力の調整手段を備
えている。
【0035】初期噴射の噴射開始圧力の調整手段として
の第1調整手段は、ノズル51の噴射の開始、噴射量、
終了を規制するニードル52の上部に配設されており、
ノズルホルダ53のノズル51と反対側に設けられた上
部内孔54と、上部内孔54のねじ部55にねじ込まれ
たセットスクリュー56と、上部内孔54内に第1スプ
リングシート57を有しかつノズルホルダ53を貫通し
て下端は、ノズルホルダ53の軸方向に摺動自在な初期
リフト調整用シム58を介して、ニードル52の頭部と
当接するプッシュロッド59と、セットスクリュー56
の下端面に配設された1段目開弁圧調整用シム60と、
このシム60と第1スプリングシート57との間に張設
された第1スプリング61とによりなっている。
【0036】また、主噴射の噴射開始圧力の調整手段と
しての第2調整手段は、ニードル52のすぐ上部に配設
されており、ノズルホルダ53のノズル側に設けられた
下部内孔63と、下部内孔63の下端に配設されかつノ
ズルホルダ53の軸方向に摺動自在で、さらに初期リフ
ト調整用シム58との間にクリアランスL1を有する第
2スプリングシート64と、下部内孔63の上端面に配
設された2段目開弁圧調整用シム65と、このシム65
と第2スプリングシート64との間に張設された第2ス
プリング66とによりなっている。
【0037】なお、71は燃料をノズル51に供給する
油路、72はノズル51とニードル52上部の摺動肩5
2aとの間にクリアランスL2を有するスペーサ73と
をノズルホルダ53に結合するリテーニングナット、7
4はスピルボルト、75はキャップナットである。
【0038】ノズル内の燃料圧力室(図示せず)に導入
される燃料噴射ポンプからの燃料圧力により、ニードル
52にかかる圧力が所定値以上に高まると、初期リフト
調整用シム58とプッシュロッド59を介して第1スプ
リング61を圧縮しながら、ニードル52は一定値(初
期リフト量)L1だけ上方にリフトする。これが初期噴
射であり、燃料圧力が第2スプリング66の設定圧力を
越えるまではこの状態を維持する。ついで第2スプリン
グシート64を介して第2スプリング66を圧縮しなが
ら、ニードル52が大きくリフトし、大量の燃料を供給
する主噴射が始まる。
【0039】このようにして、初期リフト(初期噴射)
期間に少量の燃料を噴射し、ついでメインリフト(主噴
射)期間に大量の燃料を噴射するという、段階的な燃料
噴射が行われるのである。
【0040】さて、NOxとスモークとが最適に低減さ
れるように、噴射期間を定めているのであるが、それで
も実噴射期間が長引いたり短すぎたりすることがあり、
この噴射期間のずれが特に高EGR率状態である低中負
荷域において生じたときには、NOxやスモークの排出
量が増大するおそれがある。
【0041】これに対処するため、本発明では、実噴射
期間が目標噴射期間よりずれているときには、実噴射期
間が目標噴射期間と一致するように上記燃料噴射ノズル
3の初期リフト量を補正する。
【0042】まず、初期リフト量L1を調整可能とする
ため、図10において、スペーサ73の上端側に、ノズ
ル51側に向けて穿設した段付き部73aと第2スプリ
ングシート64の下端との間に、ノズルホルダ53の軸
方向に伸縮自在なリング状の圧電素子77を設けてい
る。
【0043】なお、実噴射期間を測定するため1段目開
弁圧調整用シム60とセットスクリュー56との間にも
リング状の圧電素子を78を設けている。これは、ニー
ドル51のリフトによりプッシュロッド59を介して第
1スプリング61が圧縮されると、その圧縮荷重により
圧電素子78に歪みが生じるため、その歪みを電圧変換
することで、実噴射期間を測定することができるわけで
ある。
【0044】次に、コントロールユニット11で実行さ
れる初期リフト量の補正内容を図11のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0045】S31、32ではエンジン回転数Ne、ア
クセル開度Acc等の各種の運転条件とともに実噴射期
間Tを読み込み、S33、S34において基本初期リフ
ト量L1Nと目標噴射期間TNをマップ検索により求め
る。エンジンの発生するトルクとエンジン回転数に対し
て図12に示した基本初期リフト量の最適な特性が得ら
れるように、またトルクとエンジン回転数に対して図1
3に示した目標噴射期間の最適な特性が得られるよう
に、アクセル開度Accとエンジン回転数Neをパラメ
ータとするマップ(図示せず)を設定しており、これら
のマップを検索して求めるわけである。
【0046】ここで、基本初期リフト量L1Nは、図12
のようにエンジン回転数とトルクが高くなるほどその値
が大きくなるように設定している。これは、高回転域や
高負荷域でも初期リフト量を小さくしていると、噴射期
間が長くなり、その結果、燃焼期間が長引いて等容度が
悪化し、熱効率が悪くなる(燃費の悪化とともにスモー
ク排出特性も悪くなる)ので、これを避けるためであ
る。
【0047】図11のS35では、実噴射期間Tと目標
噴射期間TNとの比較を行い、両者が同等であれば、図
11のフローを終了する。両者が同等でないときには、
S36、37で ΔTN=T−TN の式により噴射期間補正量ΔTNを算出し、この噴射期
間補正量ΔTNと目標噴射期間TNとからテーブル検索に
より初期リフト補正量ΔL1を求める。初期リフト補正
量ΔL1は、図14の特性に設定してあり、TNが一定の
条件ではΔTNが大きくなるほど大きく、またΔTNが一
定の条件ではTNが大きくなるほど大きくなる値であ
る。
【0048】この補正量ΔL1をS38において基本初
期リフト量L1Nに加えた値を目標初期リフト量L1とし
て算出し、これらを所定のアドレスに格納する。ΔTN
が正(つまり実噴射期間が目標噴射期間より長い)のと
きには初期リフト量をΔL1だけ増大側に、この逆にΔ
Nが負(実噴射期間が目標噴射期間より短い)になる
と、初期リフト量をΔL1だけ減少側に補正するわけで
ある。
【0049】たとえば、実噴射期間が目標噴射期間より
長くなっているときには、初期リフト量を増大側に補正
すると、図15に示したように噴射率特性が変化して噴
射期間が短くなり、これによって実噴射期間と目標噴射
期間を一致させることができるのである。この逆に、実
噴射期間が目標噴射期間より短いときには、初期リフト
量を減少側に補正することによって、実噴射期間を目標
噴射期間に一致させることができる。
【0050】このようにして、実噴射期間が目標噴射期
間と一致するように噴射ノズル3の初期リフト量を補正
することで、特に高EGR率状態である低回転域での中
高負荷域において噴射期間のずれが生じることに伴うN
Oxやスモークの排出量の増大を防止できる。
【0051】図16は第2実施形態で、図示の燃料噴射
ポンプ81は、いわゆるプレストローク量の調整手段を
備えた送油率制御型の燃料噴射ポンプ(特開昭61−2
18769号公報参照)である。なお、EGR率の制
御、スワール比の制御、噴射時期の遅角制御を行ってい
る点は、第1実施形態と同じである。
【0052】プレストローク量の調整手段は、図17に
示すようにプランジャ84にガイドされた制御スリーブ
86によるもので、回動可能なコントロールロッド89
に取り付けたピン90の移動に合わせて、制御スリーブ
86がプランジャ84の軸方向に上下運動を行い、これ
によって噴射ポンプのプレストローク量を変えることが
できる。なお、91はコントロールロッド89を駆動す
るためのアクチュエータ(ロータリソレノイド)、83
はバレルである。
【0053】噴射ポンプ81の詳細は次の通りである。
図16において、プランジャ84の周囲に制御スリーブ
86が装着され、この制御スリーブ86の位置により燃
料圧送の開始時期が決まる。スリーブ85は燃料が送り
込まれる燃料室87と加圧室85との間を連通する、プ
ランジャ84軸心に設けた通路84aの燃料室側への開
口(給油孔)84bを開閉し、プランジャ84が上昇す
る過程で、スリーブ86の下端より開口84bが閉じら
れると、燃料室87との連通が遮断され、加圧室85の
圧力が高まり始める。その後、プランジャ84の上昇に
より加圧室85の圧力が吐出弁88の開弁圧を超える
と、燃料噴射ノズルに向け燃料が圧送される。
【0054】また、プランジャ84の上昇により、通路
84aから分岐するポート84cがスリーブ86の途中
に設けたスピルホート86aに連通すると、加圧室85
が再び燃料室87と連通して、燃料の圧送が終了する。
【0055】そして、図16の紙面と直角な方向に軸線
を有しその軸線回りに回動可能なコントロールロッド8
9と、このコントロールロッド89に固定され制御スリ
ーブ86の外周面に設けた切欠溝84c(図17参照)
にはまり込むピン90とからなるスリーブ位置調整機構
により、スリーブ86の位置を上下させることにより、
燃料の圧送開始時期を進めたり、遅らせたりすることが
できる。
【0056】また、分岐ポート84cはプランジャ84
周囲に傾斜溝として開口しているので、プランジャ84
の軸線回りの回転位置を、スリーブ92上に固着された
ボール93に係合するラック(プランジャ回転調整機
構)94を図16の紙面と直角な方向に変位させること
により、スピルホート86aに対する連通時期が変化
し、燃料の圧送終了時期、すなわち燃料噴射量を変化さ
せることができる。
【0057】次に、図18、図19には、前記燃料噴射
ポンプ81のカム位相を進角、遅角させる位相調整機構
100である(特開昭58−48719号公報参照)。
【0058】これは燃料噴射ポンプ81のポンプ軸(カ
ム軸)81aと、エンジン回転が伝達される回転体10
1との連結部分に介装され、エンジン回転のポンプ軸8
1aに対する伝達位相を可変的に調整する。
【0059】ポンプ軸80aに同軸結合される回転盤1
03の軸部102に、回転自由に回転体101が支持さ
れる。
【0060】そして、回転体101から回転盤103に
伝達される回転に必要に応じて位相差を付与するため、
回転盤103と回転体101とを回転(円周)方向に相
対変位可能に連結する機構として、まず回転盤103に
はその回転中心から等距離位置に一対の円形孔103a
が明けられ、ここに第1の偏心カム105が挿入され
る。また、この偏心カム105に設けた円形孔105a
には第2の偏心カム106が挿入される。
【0061】第2の偏心カム106の偏心ピン106b
は、前記回転体101に側面から貫入し、また、第1の
偏心カム105の偏心ピン105bは、シリンダ107
に収装したピストン107aに連結する。
【0062】シリンダ107は軸部102の放射方向に
回転盤103に一体に取り付けられ、その油室107b
には、軸部102の内周通路102aを介して供給され
る圧油が導かれる。ピストン107aはこの供給圧力
と、リターンスプリング107cとがバランスする位置
へと移動する。
【0063】したがって、ピストン107aの位置に応
じて偏心ピン105bにより第1の偏心カム105が回
動し、これにより第2の偏心カム106が回転盤103
に対して円周方向に変位し、その偏心ピン106bを介
して連結する回転体101と回転盤103との回転方向
の位相を変化させる。
【0064】これにより、エンジン回転に対して、燃料
噴射ポンプ80のポンプ軸80a、つまりカム81の回
転位相が変化し、燃料の送油率が変わる。
【0065】シリンダ107の油室107bへ導かれる
オイルポンプ109からの油圧は、制御弁108の開度
に応じて変化し、制御弁開度が増加すると油圧は低下す
る。
【0066】さて、第1実施形態では、実噴射期間と目
標噴射期間の差に応じて、図10に示した2スプリング
ノズルの初期リフト量を補正するように構成したが、第
2実施形態では、実噴射期間と目標噴射期間の差に応じ
て送油率制御型の燃料噴射ポンプ81の送油率を補正す
るように構成する。第2実施形態では2スプリングノズ
ルは必要ない。
【0067】これを図20のフローチャートにより説明
する。図20は図11に対応するもので、S41、S4
2、S43、S44、S45、S46が図11と異な
る。図11と同じ部分の説明は省略する。
【0068】なお、先にS41、S43、S45を説明
し、S42、S44、S46はまとめて後述する。
【0069】図20のS41では基本カム位相DQN
マップ検索により求める。基本カム位相DQNは、エン
ジン回転数Neとアクセル開度Accに基づいて図21
の特性に設定してあるが、これは送油率を制御するもの
で、図25にも示すように、燃料噴射ポンプのカムの位
相によってカム速度(リフト速度)が異なるため、この
カム位相を変えることにより燃料送油率を変化させるこ
とができる。燃料噴射ポンプからの燃料圧送期間(スリ
ーブ86により加圧室85と燃料室87の連通が遮断さ
れてから、連通が再開するまでの期間)が同じでも、カ
ム位相を進角させればカム速度の速い領域を利用できる
ので送油率は高まり、逆に遅角させれば送油率が低くな
る。基本的な送油率は、アクセル開度が小さいときほど
大きくなるように設定してあり、したがって低アクセル
開度域でカム位相の進角値を大きくしている。
【0070】S43では、噴射期間補正量ΔTNからテ
ーブル検索によりカム位相補正量ΔDQを求め、このカ
ム位相補正量ΔITをS45において基本カム位相DQ
Nに加えることによってカム位相を補正し、補正後の値
を目標カム位相DQとして所定のアドレスに格納する。
【0071】カム位相補正量ΔDQは、図22に示した
ように、ΔTNが大きくなるほど大きくなる値である。
たとえば、ΔTNが正(実噴射期間が目標噴射期間より
長い)のときにはカム位相をΔDQだけ進角側に補正
(つまり圧送開始時期を一定のままカムを図25におい
て図中の左側に変化させる)することで、送油率が大き
くなり、これによって噴射期間が短くなることから、実
噴射期間と目標噴射期間を一致させることができるので
ある。この逆にΔTNが負(実噴射期間が目標噴射期間
より短い)になると、カム位相の遅角補正により送油率
を低下させる(噴射期間を長くする)ことによって、実
噴射期間を目標噴射期間に一致させることができる。
【0072】ただし、この噴射ポンプ81では、図26
に示すように、プレストローク量を大きくしていくと、
噴射量は一定のまま、噴射時期が遅角するとともに、送
油率が上昇していく特性であるため、実噴射期間を目標
噴射期間に一致させるためとはいえ、上記のようにたと
えばカム位相の進角補正により送油率を上昇させたとき
には、同時に噴射時期が遅角してしまうので、S42、
S44、S46を設けて、そのための補正を行ってい
る。
【0073】具体的には、S42で基本プレストローク
量PSNをマップ検索により求める。エンジンの発生する
トルクとエンジン回転数に対して図23に示した基本プ
レストローク量の最適な特性が得られるようにアクセル
開度Accとエンジン回転数Neをパラメータとするマ
ップ(図示せず)を設定しており、これらのマップを検
索して求めるわけである。プレストローク量は、通常、
圧送を開始するタイミングでのカムリフト量で定義して
いるため、プレストローク量を大きくすると、噴射時期
が遅角側に移動するので、高回転域や高負荷域では噴射
時期を進めるため、図23のように回転数とトルクが大
きくなるほどプレストローク量を小さくしている。
【0074】S44では、噴射期間補正量ΔTNと目標
噴射期間TNとからマップ検索によりプレストローク補
正量ΔPSを求め、このプレストローク補正量ΔPSをS
46において基本プレストローク量PSNに加えることに
よってプレストローク量を補正し、補正後の値を目標プ
レストローク量PSとして所定のアドレスに格納する。
【0075】プレストローク補正量ΔPSは、図24の
特性に設定してあり、TNが一定の条件ではΔTNが大き
くなるほど負の値で大きく、またΔTNが一定の条件で
はTNが大きくなるほど負の値で大きくなる値である。
【0076】このようにして、実噴射期間と目標噴射期
間との差に応じて送油率を補正する場合に、実噴射期間
が目標噴射期間より長いときにはプレストローク量をΔ
Sだけ小さくして圧送開始タイミングを早め、また実
噴射期間が目標噴射期間より短くなると、プレストロー
ク量をΔPSだけ大きくして圧送開始タイミングを遅ら
せることで、実噴射期間と目標噴射期間とが一致するよ
うに送油率を補正する場合にも、圧送開始タイミングが
変化することがない。
【0077】第1実施形態では、分配型燃料噴射ポンプ
と2スプリングノズルで説明したが、これに限られるも
のでなく、列型、カムシャフトレス型の各燃料噴射ポン
プおよびユニットインジェクタについても適用すること
ができる(これら3種類の燃料噴射ポンプはユニットイ
ンジェクタを含めてジャーク式燃料噴射ポンプと総称さ
れる)。また、第2実施形態では、送油率制御型が列型
燃料噴射ポンプに適用された場合で説明したが、これに
限らず、送油率制御型であれば、他の燃料噴射ポンプに
も適用することができる。
【0078】
【発明の効果】第1の発明では、実噴射期間が目標噴射
期間と一致するようにノズルの初期リフト量を決定する
ことで、特に高EGR率状態において噴射期間のずれが
生じることに伴うNOxやスモークの排出量の増大を防
止できる。
【0079】第3の発明では、実噴射期間が目標噴射期
間と一致するようにカム位相を決定することで、特に高
EGR率状態において噴射期間のずれが生じることに伴
うNOxやスモークの排出量の増大を防止できる。
【0080】第5の発明では、プレストローク量を大き
くしていくと、噴射量は一定のまま、噴射時期が遅角す
るとともに、送油率が上昇していく特性の燃料噴射ポン
プを用いて、実噴射期間と目標噴射期間とが一致するよ
うにカム位相を決定する場合にも、噴射時期が変化する
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す全体的な概略構成
図である。
【図2】排気還流率の制御特性図である。
【図3】スワール生成手段の説明図である。
【図4】同じくその作動状態を示す説明図である。
【図5】スワール比の制御特性図である。
【図6】分配型燃料噴射ポンプの断面図である。
【図7】同じくその一部の断面図である。
【図8】燃料噴射時期の制御特性図である。
【図9】燃料噴射時期の制御ブロック図である。
【図10】2スプリングノズルの断面図である。
【図11】初期リフト量の補正を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】基本初期リフト量L1Nの制御特性図である。
【図13】目標噴射期間TNの制御特性図である。
【図14】初期リフト補正量ΔL1の制御特性図であ
る。
【図15】噴射率の特性図である。
【図16】第2実施形態の送油率制御型の燃料噴射ポン
プの断面図である。
【図17】プレストロークの可変機構を説明するための
斜視図である。
【図18】カム位相調整機構の要部断面図である。
【図19】カム位相調整機構の正面図である。
【図20】送油率の補正を説明するためのフローチャー
トである。
【図21】基本カム位相DQの制御特性図である。
【図22】カム位相補正量ΔDQの制御特性図である。
【図23】基本プレストローク量PSNの制御特性図であ
る。
【図24】プレストローク補正量ΔPSの制御特性図で
ある。
【図25】カム速度特性図である。
【図26】送油率特性図である。
【図27】第1の発明のクレーム対応図である。
【図28】第3の発明のクレーム対応図である。
【図29】第5の発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】 1 分配型燃料噴射ポンプ 3 2スプリングノズル 11 コントロールユニット 77 圧電素子(初期リフト量調整手段) 78 圧電素子(実噴射期間検出手段) 81 送油率制御型の燃料噴射ポンプ 100 カム位相調整機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プランジャにより燃料を圧送するジャーク
    式燃料噴射ポンプを備えたディーゼルエンジンの燃料噴
    射制御装置において、 前記圧送燃料の圧力に応じて段階的にニードルがリフト
    して燃料を多段噴射するノズルの初期リフト量を制御量
    に応じて調整可能な手段と、 目標噴射期間をエンジンの回転数と負荷に基づいて算出
    する手段と、 実噴射期間を検出する手段と、 この実噴射期間と目標噴射期間との比較を行い、両者が
    一致するように前記初期リフト量調整手段への制御量を
    決定する手段とを設けたことを特徴とするディーゼルエ
    ンジンの燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御量決定手段は、運転条件に応じて
    基本初期リフト量を算出する手段と、実噴射期間と目標
    噴射期間の差に応じて初期リフト補正量を算出する手段
    と、この初期リフト補正量で前記基本初期リフト量を補
    正した値を前記制御量として決定する手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの
    燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】プランジャにより燃料を圧送する燃料噴射
    ポンプを備えたディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置
    において、 前記燃料噴射ポンプのカム位相を制御量に応じて調整可
    能な手段と、 目標噴射期間をエンジンの回転数と負荷に基づいて算出
    する手段と、 実噴射期間を検出する手段と、 この実噴射期間と目標噴射期間との比較を行い、両者が
    一致するように前記カム位相調整手段への制御量を決定
    する手段とを設けたことを特徴とするディーゼルエンジ
    ンの燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】前記制御量決定手段は、運転条件に応じて
    基本カム位相を算出する手段と、前記実噴射期間と目標
    噴射期間の差に応じてカム位相補正量を算出する手段
    と、このカム位相補正量で前記基本カム位相を補正した
    値を前記制御量として決定する手段とからなることを特
    徴とする請求項3に記載のディーゼルエンジンの燃料噴
    射制御装置。
  5. 【請求項5】前記燃料噴射ポンプのプレストローク量を
    制御量に応じて調整可能な手段と、前記実噴射期間と目
    標噴射期間との比較を行い、両者が一致するように前記
    プレストローク量調整手段への制御量を決定する手段と
    を設けたことを特徴とする請求項3または4に記載のデ
    ィーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
  6. 【請求項6】前記前記制御量決定手段は、運転条件に応
    じて基本プレストローク量を算出する手段と、前記実噴
    射期間と目標噴射期間の差に応じてプレストローク量補
    正量を算出する手段と、このプレストローク量補正量で
    前記基本プレストローク量を補正した値を前記制御量と
    して決定する手段とからなることを特徴とする請求項5
    に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
  7. 【請求項7】排気還流率を調整可能な手段と、 スワール比を調整可能な手段と、 燃料の噴射時期を調整可能な手段と、 中回転・中負荷域と低回転の全負荷域で前記排気還流率
    が高くかつ低回転になるほど前記スワール比が大きく、
    さらに高排気還流率の状態で前記燃料の噴射時期が圧縮
    上死点後まで遅れるように、前記3つの調整手段への各
    制御量を決定する手段とを設けたことを特徴とする請求
    項1から6までのいずれか一つに記載のディーゼルエン
    ジンの燃料噴射制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000145523A (ja) * 1998-11-11 2000-05-26 Toyota Motor Corp 内燃機関
CN110318913A (zh) * 2019-07-19 2019-10-11 潍柴动力股份有限公司 燃气喷射控制方法和装置
CN115628146A (zh) * 2022-09-30 2023-01-20 东风汽车集团股份有限公司 直喷发动机油压控制方法、装置、设备及存储介质

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