JPH09144854A - 減速装置 - Google Patents

減速装置

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JPH09144854A
JPH09144854A JP7328001A JP32800195A JPH09144854A JP H09144854 A JPH09144854 A JP H09144854A JP 7328001 A JP7328001 A JP 7328001A JP 32800195 A JP32800195 A JP 32800195A JP H09144854 A JPH09144854 A JP H09144854A
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JP
Japan
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housing
bearing
peripheral side
output shaft
outer peripheral
Prior art date
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Application number
JP7328001A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kurihara
猛 栗原
Nobuo Uzawa
信夫 鵜沢
Shinobu Yamamoto
忍 山本
Yuji Igawa
裕二 井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication of JPH09144854A publication Critical patent/JPH09144854A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0469Bearings or seals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/546Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
    • F16C19/547Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
    • F16C19/548Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑油中に混入した摩耗粉等の異物が軸受内
に侵入するのを防止し、出力軸の円滑な回転を長期に亘
って補償する。 【解決手段】 上側軸受16と下側軸受17とを予圧す
るナット部材33が弛むのを防止する回止め部材47
を、出力軸18およびナット部材33に係合する係合蓋
部48と、この係合蓋部48の外周側に一体的に設けた
スカート部49とから形成し、このスカート部49によ
って上側軸受16の外周側をその全周に亘って覆うよう
に構成する。これにより、潤滑油中に混入した摩耗粉等
の異物Gが、上側軸受16や下側軸受17内に侵入する
のを防止でき、出力軸18の円滑な回転を長期に亘って
補償することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の旋回装置等に用いて好適な減速装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル,油圧クレーン等の旋回装
置等には、一般に、回転源としてのモータの出力を増大
するための減速装置が搭載されている。
【0003】そこで、この種の従来技術による減速装置
を、図5および図6に示す油圧ショベルの旋回装置に適
用した場合を例に挙げて説明する。
【0004】図中、1は油圧ショベルの下部走行体と上
部旋回体(いずれも図示せず)との間に配設された旋回
装置を示し、該旋回装置1は、外部から圧油が給排され
ることにより出力軸2Aを回転駆動する回転源としての
油圧モータ2と、該油圧モータ2の出力軸2Aの回転を
減速して旋回輪3に伝達する減速装置4とから大略構成
されている。
【0005】ここで、旋回輪3は、下部走行体側に配設
された内輪5と、上部旋回体の旋回フレーム6に固着さ
れた外輪7と、該外輪7と内輪5との間に配設され内輪
5に対して外輪7を円滑に回転させる複数の鋼球8(1
個のみ図示)とからなっている。そして、外輪7が内輪
5の周囲を各鋼球8を介して回転し、該外輪7と共に旋
回フレーム6が回転することにより、上部旋回体が下部
走行体に対して旋回するようになっている。
【0006】9は減速装置4の外殻をなし、旋回フレー
ム6上に上下方向に配置されたハウジングを示し、該ハ
ウジング9は、内周側が減速機構収容部10となった上
側ハウジング11と、内周側に軸支持部12が設けられ
た下側ハウジング13とから構成され、上側ハウジング
11の上端側には油圧モータ2の取付フランジ2Bが固
着されている。
【0007】そして、上側ハウジング11と下側ハウジ
ング13とは複数のボルト14を介して固着され、下側
ハウジング13は複数のボルト15を介して旋回フレー
ム6上に固着されている。ここで、上側ハウジング11
の内周側には、後述する遊星歯車機構23の一部を構成
する小径内歯11Aと、該小径内歯11Aの下方に位置
し遊星歯車機構28の一部を構成する大径内歯11Bと
が全周に亘って形成されている。
【0008】16は下側ハウジング13に設けられた軸
支持部12の上部中央に取付けられた上側軸受、17は
軸支持部12の下部中央に取付けられた下側軸受をそれ
ぞれ示し、該上側軸受16および下側軸受17には、円
すいころ軸受が適用されている。
【0009】18は下側ハウジング13の軸支持部12
に挿通され、上側軸受16、下側軸受17を介して回転
可能に支持された出力軸を示し、該出力軸18の上端側
外周には、後述するキャリア32の内歯32Aとスプラ
イン結合する歯部18Aが形成され、該歯部18Aの下
側には後述するナット部材33が螺合するねじ部18B
が螺設されている。また、該出力軸18の下端側は旋回
フレーム6の下側に突出してピニオン19となり、該ピ
ニオン19は旋回輪3の内輪5に形成された内歯5Aと
噛合している。これにより、出力軸18はピニオン19
と共に内輪5の内歯5Aを介して自転しつつ公転し、こ
の公転力によりハウジング9を介して旋回フレーム6を
旋回させるようになっている。
【0010】20は下側ハウジング13の下端側に嵌合
した環状の大径リテーナで、該大径リテーナ20は、下
側ハウジング13の軸支持部12との間で下側軸受17
の外輪を保持している。21は出力軸18に挿嵌された
環状の小径リテーナで、該小径リテーナ21は、出力軸
18のピニオン19と下側軸受17との間に位置して該
下側軸受17の内輪を保持している。
【0011】22は大径リテーナ20と小径リテーナ2
1との間に設けられた環状のオイルシールを示し、該オ
イルシール22は、旋回輪3をなす内輪5の内歯5Aと
出力軸18のピニオン19とを潤滑するグリースが、該
内歯5Aとピニオン19との噛合によるポンプ作用によ
って噴出し、ハウジング9内に侵入するのを防止するも
のである。
【0012】23は油圧モータ2の下方に位置して上側
ハウジング11の減速機構収容部10内に配設された1
段目の遊星歯車機構を示し、該遊星歯車機構23は、油
圧モータ2の出力軸9Aにスプライン結合された太陽歯
車24と、該太陽歯車24と上側ハウジング11の小径
内歯11Aとに噛合し、該太陽歯車24の周囲を自転し
つつ公転する例えば3個の遊星歯車25(1個のみ図
示)と、該各遊星歯車25を回転可能に支持する複数の
ピン26(1個のみ図示)と、該各ピン26を介して各
遊星歯車25を支持するキャリア27とから大略構成さ
れている。
【0013】28は遊星歯車機構23の下方に位置して
上側ハウジング11の減速機構収容部10内に配設され
た2段目の遊星歯車機構を示し、該遊星歯車機構28
は、1段目の遊星歯車機構23を構成するキャリア27
に設けられた内歯27Aにスプライン結合する太陽歯車
29と、該太陽歯車29と上側ハウジング11の大径内
歯11Bとに噛合し、該太陽歯車29の周囲を自転しつ
つ公転する例えば3個の遊星歯車30(1個のみ図示)
と、該各遊星歯車30を回転可能に支持する複数のピン
31(1個のみ図示)と、該各ピン31を介して各遊星
歯車30を支持するキャリア32とから大略構成されて
いる。
【0014】そして、キャリア32の内歯32Aは出力
軸18の歯部18Aにスプライン結合し、各遊星歯車3
0の公転を出力軸18に伝達するようになっている。こ
れにより、油圧モータ2の出力軸2Aの回転は、遊星歯
車機構23,28によって2段階に減速され、出力軸1
8を大きなトルクをもって回転させる。
【0015】33は出力軸18の外周側に位置して上側
軸受16の上方に配設されたナット部材を示し、該ナッ
ト部材33は、出力軸18のねじ部18Bに螺合するこ
とにより該出力軸18の軸方向に移動する。そして、該
ナット部材33は、その締付量に応じて下側ハウジング
13の軸支持部12との間で上側軸受16および下側軸
受17を適度に予圧し、トルク管理を行うようになって
いる。
【0016】34は出力軸18に挿嵌されてナット部材
33の上側に配設された弛み止め部材としての回止め板
34で、該回止め板34は全体として中空の円板状に形
成され、図6中に示すように、出力軸18に設けられた
キー溝18Cに係合する突起部34Aと、ナット部材3
3に形成されたピン穴33Aに対応する位置に穿設され
たピン挿通穴34Bとを有している。そして、該ピン挿
通穴34Bを介してナット部材33のピン穴33Aに固
定ピン35を圧入することにより、ナット部材33が出
力軸18に対して回止めされる。これにより、ナット部
材33が弛んで軸方向に変位するのが禁止され、ナット
部材33による上側軸受16および下側軸受17に対す
る予圧状態が保たれる。
【0017】36は油圧モータ2の取付フランジ2Bに
設けられた給油口で、該給油口36に取付けられた給油
パイプ37を通じてハウジング9内に供給された潤滑油
は、オイルシール22に封止されてハウジング9内に貯
えられ、遊星歯車機構23,28、上側軸受16、下側
軸受17等を潤滑するようになっている。
【0018】38は上側軸受16の近傍に位置して下側
ハウジング13に設けられた排油口を示し、ハウジング
9内に貯えられた潤滑油は、定期交換に際して排油口3
8に取付けられた排油パイプ39からハウジング9の外
部に排出されるようになっている。
【0019】このように構成される減速装置4を備えた
油圧ショベルでは、下部走行体上で上部旋回体を旋回さ
せる場合に、油圧モータ2に外部から圧油を給排すると
出力軸2Aが回転し、この回転は減速装置4のハウジン
グ9内で遊星歯車機構23,28により2段階に減速さ
れ、出力軸18に高トルクの回転力が伝達される。
【0020】そして、該出力軸18のピニオン19は旋
回輪3の内歯5Aに噛合し、該旋回輪3は内輪5が下部
走行体に取付けられ、外輪7が上部旋回体の旋回フレー
ム6に固着されているから、ピニオン19は内輪5の内
歯5Aを介して自転しつつ公転し、この公転が出力軸1
8からハウジング9を介して旋回フレーム6に伝達さ
れ、上部旋回体が下部走行体上で旋回するようになる。
【0021】ところで、上述した従来技術による減速装
置4では、ハウジング9内に貯えられた潤滑油によって
遊星歯車機構23,28等が常時潤滑されるようになっ
ているが、該遊星歯車機構23,28を構成する各歯車
が噛合することにより生じた摩耗粉等の異物Gは、潤滑
油中を沈降して下側ハウジング13の軸支持部12に到
達し、やがて該軸支持部12に取付けられた上側軸受1
6の内輪と外輪との間に侵入したり、上側軸受16を通
過して下側軸受17の内輪と外輪との間に侵入するよう
になる。この結果、上側軸受16および下側軸受17の
転動体が異物Gによって損傷して出力軸18の円滑な回
転が妨げられ、旋回装置1の安定した動作を長期に亘っ
て補償できなくなるという問題がある。
【0022】このような問題に対し、例えば実開平3−
93854号公報には、ハウジング内で出力軸を回転可
能に支持する上側軸受と下側軸受との間に円錐状のケー
ジを配設し、該ケージによって下側軸受を覆うことによ
り、潤滑油中に混入した異物が下側軸受内に侵入するの
を防止できるようにした遊星歯車減速装置が記載されて
いる。
【0023】また、例えば実開平5−73367号公報
には、遊星歯車機構を構成するキャリアの下面側に下向
突起を設けると共に、ハウジングにおける上側軸受の周
囲に該下向突起に対向する断面凹状の上向突起を設け、
潤滑油が下向突起と上向突起との間に形成されたラビリ
ンス部を介して上側軸受側に流入することにより、潤滑
油中に混入した異物をラビリンス部で阻止し、上側軸受
内に侵入するのを防止できるようにした遊星歯車減速装
置が記載されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の実開平
3−93854号公報に記載された遊星歯車減速装置で
は、潤滑油中に混入した異物が下側軸受内に侵入するの
を防止するためのケージを別個の部品として設けている
ため、部品点数および組付工数が増大してしまうという
問題がある。また、該ケージは専ら下側軸受を覆う構成
となっているから、上側軸受への異物の侵入が防止でき
ないという不具合がある。
【0025】また、実開平5−73367号公報に記載
された遊星歯車減速装置では、キャリアの下面側に付設
した下向突起とハウジングに付設した上向突起とでラビ
リンス部を形成しているため、キャリアおよびハウジン
グの重量増加を招く問題がある。特にキャリアの重量が
増加して慣性が増大した場合には、遊星歯車機構の円滑
な始動、停止が妨げられるという不具合がある。
【0026】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、部品点数の増大や重量の増加等を招くこ
となく、摩耗粉等の異物が軸受内に侵入するのを確実に
防止し、出力軸の円滑な回転を長期に亘って補償するこ
とができる減速装置を提供することを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、上部側が減速機構収容部と
なり下部側が軸支持部となって上下方向に配置されるハ
ウジングと、該ハウジングの減速機構収容部内に設けら
れ回転源の回転を減速する減速機構と、前記ハウジング
の軸支持部を挿通して設けられ該減速機構によって減速
された回転を出力する出力軸と、前記ハウジングの軸支
持部に設けられ該出力軸を回転可能に支持する軸受と、
前記出力軸の外周側に設けられ前記ハウジングの軸支持
部との間で該軸受に予圧を与えるナット部材と、該ナッ
ト部材が弛んで軸方向に変位するのを防止する弛み止め
部材とからなる減速装置に適用される。
【0028】そして、請求項1の発明の特徴は、前記弛
み止め部材は、軸方向の上部側に位置して前記出力軸と
前記ナット部材とに係合する係合蓋部と、前記ハウジン
グ内で前記減速機構を潤滑する潤滑油中に混入した異物
が前記軸受内に侵入するのを防止するため、該係合蓋部
から下方に垂下して一体的に設けられ前記軸受の外周側
を覆うスカート部とから構成したことにある。
【0029】上記構成によれば、弛み止め部材の係合蓋
部を出力軸とナット部材とに係合させることにより、ナ
ット部材が出力軸に対して回り止めされ、軸受がナット
部材によって予圧された状態を保持する。このとき、弛
み止め部材の係合蓋部から垂下したスカート部が軸受の
外周側を覆う。これにより、ハウジング内で減速機構を
潤滑する潤滑油に摩耗粉等の異物が混入しても、弛み止
め部材のスカート部によって該異物が軸受内に侵入する
のを防止できる。
【0030】また、請求項2の発明は、前記ハウジング
の軸支持部には前記軸受の外周側に位置して環状の段差
部を形成し、前記弛み止め部材の先端と該段差部との間
でラビリンス部を構成したことにある。
【0031】上記構成によれば、ハウジング内の潤滑油
は、軸支持部に形成された段差部と弛み止め部材のスカ
ート部先端との間に形成されたラビリンス部を通じて軸
受側に流れ込むが、潤滑油中に混入した摩耗粉等の異物
はラビリンス部によって軸受側への侵入を阻止され、当
該異物が軸受内に侵入するのを防止できる。
【0032】さらに、請求項3の発明は、前記ハウジン
グの軸支持部には内周側から外周側に向けて傾斜した環
状溝を形成し、該環状溝のうちの外周側に前記ハウジン
グ内の潤滑油を外部に排出するための排油口を開口させ
る構成としたことにある。
【0033】上記構成によれば、潤滑油中に混入した摩
耗粉等の異物は、自重によってハウジング内を沈降しつ
つ環状溝内に堆積する。これにより、異物が軸受内に侵
入するのを防止できるだけでなく、環状溝の外周側に開
口した排油口からハウジング内の潤滑油を抜くことによ
り、排油と共にハウジング外に異物を排出することがで
きる。
【0034】また、請求項4の発明は、前記環状溝は径
方向に沿って溝深さが徐々に大きくなるように形成し、
前記排油口は溝深さがほぼ最大となる位置で前記環状溝
の外周側に開口させる構成としたことにある。
【0035】上記構成によれば、潤滑油中に混入した摩
耗粉等の異物は、減速機構の作動に伴ってハウジング内
を旋回しつつ沈降し、環状溝のうちの溝深さが大きい部
分に集中的に堆積するから、溝深さがほぼ最大となる位
置で環状溝の外周側に開口した排油口からハウジング内
の潤滑油を抜くことにより、排油と共にハウジング外に
多くの異物を排出することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図4に基づき説明する。なお、実施例では上述した図
5および図6に示す従来技術と同一の構成要素には同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0037】図中、41は本実施例による減速装置を示
し、該減速装置41のハウジング42は従来技術による
ハウジング9と同様に、内周側が減速機構収容部10と
なった上側ハウジング11と、後述する下側ハウジング
43とから構成されているものの、該下側ハウジング4
3の内周側に設けられた軸支持部44の構成が従来技術
とは異なっている。
【0038】43は上側ハウジング11と共にハウジン
グ42を構成する下側ハウジングで、該下側ハウジング
43は、その上端側が複数のボルト14を介して上側ハ
ウジング11に固着され、その下端側が複数のボルト1
5を介して旋回フレーム6上に固着されている。そし
て、該下側ハウジング43の内周側には、その全周に亘
って径方向内側に突出する軸支持部44が設けられ、該
軸支持部44の上部中央には上側軸受16が取付けら
れ、下部中央には下側軸受17が取付けられている。
【0039】45は軸支持部44の上面側に位置して上
側軸受16の外周側に全周に亘って凹設された環状溝を
示し、該環状溝45は図2に示すように、内周側面45
Aから外周側面45Bに向けて傾斜する断面形状を有
し、その底面45Cの高さ位置が上側軸受16の上面よ
りも低くなるように形成されている。
【0040】また、該環状溝45は、その溝深さが径方
向に沿って徐々に大きくなるように形成され、例えば図
2に示すように、径方向の一側(図中左側)での溝深さ
t1が最小となり、径方向の他側(図中右側)での溝深
さt2が最大(t2>t1)なるように形成されてい
る。そして、本実施例では、ハウジング42内の潤滑油
を外部に排出するための排油口38が、環状溝45の溝
深さがほぼ最大となる位置で該環状溝45の外周側面4
5Bに開口する構成となっている。
【0041】46は環状溝45の内周側面45A上端部
に位置して軸支持部44に形成された環状の段差部を示
し、該段差部46は軸支持部44に取付けられた上側軸
受16の外周側を取り囲むように形成され、後述する回
止め部材47のスカート部49先端縁との間でラビリン
ス部50を形成するようになっている。
【0042】47は従来技術による回止め板34に代え
て用いられる、本実施例による弛み止め部材としての回
止め部材で、該回止め部材47は図2および図3に示す
ように全体として伏椀形状を有し、中空円板状の係合蓋
部48と該係合蓋部48の外周側から拡径しつつ下向き
に垂下するスカート部49とが一体形成されている。ま
た、係合蓋部48には出力軸18のキー溝18Cに係合
する突起部48Aと、固定ピン35が挿通されるピン挿
通穴48Bとが形成されている。
【0043】そして、該回止め部材47は、係合蓋部4
8の突起部48Aを出力軸18のキー溝18Cに係合さ
せると共に、ピン挿通穴48Bを介してナット部材33
のピン穴33Aに固定ピン35を圧入することにより、
上側軸受16と下側軸受17とを予圧したナット部材3
3に対する回止めを行い、該ナット部材33が弛んで軸
方向に変位するのを禁止している。
【0044】このとき、回止め部材47に設けられたス
カート部49が上側軸受16を全周に亘って覆い、該ス
カート部49の先端縁は図4に示すように、下側ハウジ
ング43の軸支持部44に形成された段差部46との間
で、微小な隙間をもったラビリンス部50を形成してい
る。
【0045】本実施例による減速装置41は上述の如き
構成を有するもので、油圧モータ2に外部から圧油を給
排すると出力軸2Aが回転し、この回転は減速装置41
のハウジング42内で遊星歯車機構23,28によって
2段階に減速され、出力軸18に高トルクの回転力が伝
達され、ピニオン19が内輪5の内歯5Aを介して自転
しつつ公転することにより、上部旋回体が下部走行体上
で旋回動作を行う。
【0046】このとき、油圧モータ2の出力軸2Aの回
転を減速すべく作動する遊星歯車機構23,28は、ハ
ウジング42内に貯えられた潤滑油によって常時潤滑さ
れ、該遊星歯車機構23,28を構成する各歯車の噛合
によって生じた摩耗粉等の異物Gは、下側ハウジング4
3の軸支持部44に向かって潤滑油中を沈降する。しか
し、該軸支持部44に取付けられた上側軸受16は、出
力軸18と共に回転する回止め部材47のスカート部4
9によって常時覆われているから、潤滑油中を沈降する
異物Gが上側軸受16内に侵入するのを防止でき、か
つ、該上側軸受16の下方に配設された下側軸受17へ
の異物Gの侵入をも防止できる。
【0047】また、ハウジング42内の潤滑油は遊星歯
車機構23,28の作動によって攪拌され、図4中に矢
印Fで示すようにラビリンス部50を通じて上側軸受1
6側に流れ込むが、該潤滑油と共に攪拌された異物Gは
ラビリンス部50によって上側軸受16側への流入を阻
止されるから、潤滑油中に混入した異物が上側軸受16
および下側軸受17内に侵入するのを確実に防止でき
る。
【0048】そして、上側軸受16内への侵入が阻止さ
れた異物Gは、自重によってハウジング42内を沈降
し、上側軸受16の上面よりも低い位置にある環状溝4
5内に堆積するから、当該異物Gが上側軸受16や下側
軸受17内に侵入するのを防止することができる。
【0049】しかも、該環状溝45は、その溝深さが径
方向に沿って徐々に大きくなるように形成されているか
ら、遊星歯車機構23,28の作動によって潤滑油と共
に攪拌された異物Gは、図2に示すようにやがて環状溝
45のうちの溝深さがほぼ最大となる位置、即ち、排油
口38の開口位置の近傍に集中的に堆積するようにな
る。この状態で、排油口38からハウジング42内の潤
滑油を外部に排出することにより、堆積した異物Gの多
くを排油と共にハウジング42の外部に排出することが
できる。
【0050】上述の如く、本実施例によれば、上側軸受
16と下側軸受17とを予圧するナット部材33の弛み
止めを行う回止め部材47を、出力軸18およびナット
部材33に係合する係合蓋部48と、該係合蓋部48の
外周側に一体的に設けたスカート部49とから形成し、
該スカート部49によって上側軸受16をその全周に亘
って覆うように構成したから、ハウジング42内で遊星
歯車機構23,28等を潤滑する潤滑油中に混入した摩
耗粉等の異物Gが、上側軸受16や該上側軸受16の下
方に配設された下側軸受17内に侵入するのを防止でき
る。この結果、異物Gの侵入による上側軸受16や下側
軸受17の損傷を防止することができ、出力軸18の円
滑な回転および減速装置41の安定した動作を長期に亘
って補償することができる。
【0051】しかも、上述の如き優れた作用効果を奏す
るスカート部49を回止め部材47の係合蓋部48に一
体的に設けることにより、上述した従来技術の如き、潤
滑油中に混入した異物が軸受内に侵入するのを防止する
ための別部品を設ける場合に比して、部品点数や組付工
数の増加を防止できる。
【0052】また、下側ハウジング43に設けられた軸
支持部44に、上側軸受16の外周側に位置して環状の
段差部46を形成し、該段差部46と回止め部材47の
スカート部49先端縁との間でラビリンス部50を形成
することにより、遊星歯車機構23,28の作動によっ
て攪拌された潤滑油と異物Gのうち、潤滑油のみがラビ
リンス部50を介して上側軸受16側に流入できる構成
としたから、潤滑油中に混入した異物Gが上側軸受16
や下側軸受17内に侵入するのを確実に防止できる。
【0053】しかも、回止め部材47のスカート部49
先端縁と軸支持部44に設けた段差部46との間でラビ
リンス部50を形成したから、上述した従来技術の如
き、遊星歯車機構を構成するキャリアの下面側に設けた
下向突起とハウジングに設けた上向突起とでラビリンス
部を形成する場合に比して、キャリアおよびハウジング
の重量増加を防止することができる。
【0054】さらに、軸支持部44の上面部に、径方向
に沿って溝深さが徐々に大きくなる環状溝45を凹設
し、該環状溝45のうちの溝深さがほぼ最大となる位置
に排油口38を開口させることにより、ハウジング42
内の潤滑油中に混入した異物Gを、環状溝45のうちの
溝深さがほぼ最大となる位置、即ち、排油口38の開口
位置の近傍に集中的に堆積させることができる。この結
果、潤滑油の定期交換毎に潤滑油中に混入した異物Gの
多くを除去できるから、上側軸受16や下側軸受17の
寿命を延ばすことができ、出力軸18の円滑な回転およ
び減速装置41の安定した動作を一層長期に亘って補償
することができる。
【0055】なお、上述の実施例では、回止め部材47
に設けられたスカート部49の先端縁と下側ハウジング
43の軸支持部44に形成した段差部46との間でラビ
リンス部50を形成し、潤滑油中に混入した異物が上側
軸受16側に流入するのを該ラビリンス部50によって
阻止する構成としたが、本発明はこれに限るものではな
く、例えばスカート部49の先端縁にゴム等の可撓性材
料からなる摺動板を固着し、この摺動板を軸支持部44
に常時摺接させることにより、潤滑油中の異物が上側軸
受16側に流入するのを阻止するように構成してもよ
い。
【0056】また、上述の実施例では、回止め部材47
を構成する係合蓋部48とスカート部49とを一体形成
した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るものでは
なく、例えば係合蓋部48とスカート部49とを個別に
形成した後、溶接等によって一体化するようにしてもよ
い。
【0057】さらに、上述の実施例では、2段の遊星歯
車機構を備えた減速装置を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、1段の遊星歯車機構または3段以上
の遊星歯車機構を備えた減速装置に適用してもよく、さ
らに、例えば遊星歯車を用いない型式の減速機構を備え
た減速装置に適用してもよい。
【0058】また、上述の実施例では、出力軸18を支
持する軸受として上側軸受16と下側軸受17とを用い
た場合を例に挙げたが、1個の軸受、あるいは3個以上
の軸受によって出力軸を支持する構成としてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、ナット部材の弛み止めを行う弛み止め部材を、出
力軸とナット部材とに係合する係合蓋部と、該係合蓋部
から垂下して軸受の外周側を覆うスカート部とから構成
し、ハウジング内で減速機構等を潤滑する潤滑油中に混
入した異物が軸受内に侵入するのを該スカート部によっ
て防止するようにしたから、潤滑油中に混入した異物の
侵入によって軸受が損傷するのを防止することができ、
出力軸の円滑な回転を長期に亘って補償することができ
る。また、前記スカート部を弛み止め部材の係合蓋部に
一体的に設けることにより、潤滑油中に混入した異物が
軸受内に侵入するのを防止するための別部品を設ける場
合に比して、部品点数や組付工数の増加を防止できる。
【0060】そして、請求項2の発明によれば、ハウジ
ングの軸支持部には軸受の外周側に位置して環状の段差
部を形成し、弛み止め部材のスカート部先端と該段差部
との間でラビリンス部を形成することにより、減速機構
の作動によって攪拌された潤滑油と異物のうち、潤滑油
のみが該ラビリンス部を介して軸受側に流入できる構成
としたから、潤滑油中に混入した異物が軸受内に侵入す
るのを確実に防止できる。また、前記弛み止め部材のス
カート部先端とハウジングの軸支持部に形成した段差部
との間でラビリンス部を形成したから、該ラビリンス部
を形成するための格別の構造体を付設する場合に比し
て、装置全体の重量が増加してしまう不具合を回避する
ことができる。
【0061】さらに、請求項3の発明によれば、ハウジ
ングの軸支持部に内周側から外周側に向けて傾斜した環
状溝を形成し、該環状溝のうちの外周側に前記ハウジン
グ内の潤滑油を外部に排出するための排油口を開口させ
る構成としたから、潤滑油中に混入した異物が環状溝内
に堆積した状態で排油口からハウジング内の潤滑油を抜
くことにより、排油と共にハウジング外に異物を排出す
ることができる。
【0062】また、請求項4の発明によれば、環状溝を
径方向に沿って溝深さが徐々に大きくなるように形成
し、排油口を溝深さがほぼ最大となる位置で環状溝の外
周側に開口させる構成としたから、潤滑油中に混入した
異物を環状溝のうちの排油口が開口した位置に集中的に
堆積させることができ、排油口からハウジング内の潤滑
油を抜くことにより、排油と共にハウジング外に多くの
異物を排出することができる。この結果、潤滑油の定期
交換毎に潤滑中に混入した異物の多くを除去できるか
ら、軸受の寿命を延ばすことができ、出力軸の円滑な回
転を一層長期に亘って補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による減速装置を示す縦断面図
である。
【図2】図1に示す減速装置の要部を示す拡大断面図で
ある。
【図3】図1中に示す回止め板を拡大して示す斜視図で
ある。
【図4】図2中に示す回止め板のスカート部等を示す拡
大断面図である。
【図5】従来技術による減速装置を示す縦断面図であ
る。
【図6】図5に示す減速装置の回止め板等を示す図2と
同様位置の拡大断面図である。
【符号の説明】
2 油圧モータ(回転源) 10 減速機構収容部 16 上側軸受 17 下側軸受 18 出力軸 23,28 遊星歯車機構(減速機構) 33 ナット部材 38 排油口 42 ハウジング 44 軸支持部 45 環状溝 46 段差部 47 回止め部材(弛み止め部材) 48 係合蓋部 49 スカート部 50 ラビリンス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井川 裕二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部側が減速機構収容部となり下部側が
    軸支持部となって上下方向に配置されるハウジングと、
    該ハウジングの減速機構収容部内に設けられ回転源の回
    転を減速する減速機構と、前記ハウジングの軸支持部を
    挿通して設けられ該減速機構によって減速された回転を
    出力する出力軸と、前記ハウジングの軸支持部に設けら
    れ該出力軸を回転可能に支持する軸受と、前記出力軸の
    外周側に設けられ前記ハウジングの軸支持部との間で該
    軸受に予圧を与えるナット部材と、該ナット部材が弛ん
    で軸方向に変位するのを防止する弛み止め部材とからな
    る減速装置において、 前記弛み止め部材は、軸方向の上部側に位置して前記出
    力軸と前記ナット部材とに係合する係合蓋部と、前記ハ
    ウジング内で前記減速機構を潤滑する潤滑油中に混入し
    た異物が前記軸受内に侵入するのを防止するため、該係
    合蓋部から下方に垂下して一体的に設けられ前記軸受の
    外周側を覆うスカート部とから構成したことを特徴とす
    る減速装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの軸支持部には前記軸受
    の外周側に位置して環状の段差部を形成し、前記弛み止
    め部材のスカート部先端と該段差部との間でラビリンス
    部を構成してなる請求項1に記載の減速装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの軸支持部には内周側か
    ら外周側に向けて傾斜した環状溝を形成し、該環状溝の
    うちの外周側に前記ハウジング内の潤滑油を外部に排出
    するための排油口を開口させる構成としてなる請求項1
    または2に記載の減速装置。
  4. 【請求項4】 前記環状溝は径方向に沿って溝深さが徐
    々に大きくなるように形成し、前記排油口は溝深さがほ
    ぼ最大となる位置で前記環状溝の外周側に開口させる構
    成としてなる請求項3に記載の減速装置。
JP7328001A 1995-11-22 1995-11-22 減速装置 Pending JPH09144854A (ja)

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