JPH09316930A - 建設機械用旋回装置 - Google Patents
建設機械用旋回装置Info
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- JPH09316930A JPH09316930A JP15496196A JP15496196A JPH09316930A JP H09316930 A JPH09316930 A JP H09316930A JP 15496196 A JP15496196 A JP 15496196A JP 15496196 A JP15496196 A JP 15496196A JP H09316930 A JPH09316930 A JP H09316930A
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- grease
- pinion
- wheel
- inner ring
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Links
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Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部等に対す
る潤滑を常時適正に行うことにより、安定した作動を長
期に亘って補償できるようにする。 【解決手段】 旋回モータのハウジング31下端側に、
内輪4の上面近傍まで垂下して延在し、内歯4Aとピニ
オン29との噛合部から押出されたグリースが内輪4の
径方向外側に流れるのを阻止するグリース受突起33
と、グリースバス30の底面30B近傍まで垂下して延
在し、ピニオン29とグリースバス30の内周面30A
との間に滞留したグリースを掻出すグリース掻出し突起
37とを設ける構成とする。グリースバス30内に保持
されたグリースを、無駄なく内輪4の内歯4Aとピニオ
ン29との噛合部等に供給でき、適正に潤滑することが
できる。
る潤滑を常時適正に行うことにより、安定した作動を長
期に亘って補償できるようにする。 【解決手段】 旋回モータのハウジング31下端側に、
内輪4の上面近傍まで垂下して延在し、内歯4Aとピニ
オン29との噛合部から押出されたグリースが内輪4の
径方向外側に流れるのを阻止するグリース受突起33
と、グリースバス30の底面30B近傍まで垂下して延
在し、ピニオン29とグリースバス30の内周面30A
との間に滞留したグリースを掻出すグリース掻出し突起
37とを設ける構成とする。グリースバス30内に保持
されたグリースを、無駄なく内輪4の内歯4Aとピニオ
ン29との噛合部等に供給でき、適正に潤滑することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル,油圧クレーン等の建設機械に設けられ、該建設機械
の下部走行体上で上部旋回体を旋回させるのに用いて好
適な旋回装置に関する。
ル,油圧クレーン等の建設機械に設けられ、該建設機械
の下部走行体上で上部旋回体を旋回させるのに用いて好
適な旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル,油圧クレーン等の建設機
械は、通常、路面を走行するための下部走行体と作業装
置等が設けられた上部旋回体とから大略構成され、該上
部旋回体は下部走行体との間に設けられた旋回装置を作
動させることにより、下部走行体上で旋回動作を行うよ
うになっている。
械は、通常、路面を走行するための下部走行体と作業装
置等が設けられた上部旋回体とから大略構成され、該上
部旋回体は下部走行体との間に設けられた旋回装置を作
動させることにより、下部走行体上で旋回動作を行うよ
うになっている。
【0003】そこで、この種の従来技術による旋回装置
を図5を参照して述べる。
を図5を参照して述べる。
【0004】図中、1は下部走行体の上端部に設けられ
該下部走行体の一部をなす丸胴、2は上部旋回体の底部
をなす旋回フレームをそれぞれ示し、これら下部走行体
と上部旋回体とによって建設機械を構成している。
該下部走行体の一部をなす丸胴、2は上部旋回体の底部
をなす旋回フレームをそれぞれ示し、これら下部走行体
と上部旋回体とによって建設機械を構成している。
【0005】3は丸胴1と旋回フレーム2との間に設け
られた旋回輪で、該旋回輪3は丸胴1上に固着された内
輪4と、旋回フレーム2の下面側に固着された外輪5
と、内輪4と外輪5との間に配設され、内輪4と外輪5
とを円滑に相対回転(旋回)させる多数の鋼球6(1個
のみ図示)とから構成され、内輪4の内周側には、後述
するピニオン29と噛合する内歯4Aが全周に亘って形
成されている。
られた旋回輪で、該旋回輪3は丸胴1上に固着された内
輪4と、旋回フレーム2の下面側に固着された外輪5
と、内輪4と外輪5との間に配設され、内輪4と外輪5
とを円滑に相対回転(旋回)させる多数の鋼球6(1個
のみ図示)とから構成され、内輪4の内周側には、後述
するピニオン29と噛合する内歯4Aが全周に亘って形
成されている。
【0006】7は旋回フレーム2上に設けられた旋回モ
ータを示し、該旋回モータ7は、後述するハウジング9
と、該ハウジング9内に設けられた回転源としての油圧
モータ8とからなり、該油圧モータ8は外部から圧油が
供給されることにより出力軸8Aを回転駆動する。そし
て、旋回モータ7は、油圧モータ8の回転を旋回輪3に
伝達し、該旋回輪3を介して旋回フレーム2を丸胴1に
対して旋回させることにより、下部走行体上で上部旋回
体を旋回させるものである。
ータを示し、該旋回モータ7は、後述するハウジング9
と、該ハウジング9内に設けられた回転源としての油圧
モータ8とからなり、該油圧モータ8は外部から圧油が
供給されることにより出力軸8Aを回転駆動する。そし
て、旋回モータ7は、油圧モータ8の回転を旋回輪3に
伝達し、該旋回輪3を介して旋回フレーム2を丸胴1に
対して旋回させることにより、下部走行体上で上部旋回
体を旋回させるものである。
【0007】9は旋回モータ7の外殻を構成するハウジ
ングを示し、該ハウジング9は、上端側に小径フランジ
部10Aが形成されると共に下端側に大径フランジ部1
0Bが形成され、大径フランジ部10Bが旋回フレーム
2に固着された段付き円筒状の筒体10と、該筒体10
の小径フランジ部10A上に設けられ、内周側に内歯車
11Aが形成されたリングギヤ11と、該リングギヤ1
1の上側に設けられ、上端側に油圧モータ8が取付けら
れたカバー12とから構成されている。
ングを示し、該ハウジング9は、上端側に小径フランジ
部10Aが形成されると共に下端側に大径フランジ部1
0Bが形成され、大径フランジ部10Bが旋回フレーム
2に固着された段付き円筒状の筒体10と、該筒体10
の小径フランジ部10A上に設けられ、内周側に内歯車
11Aが形成されたリングギヤ11と、該リングギヤ1
1の上側に設けられ、上端側に油圧モータ8が取付けら
れたカバー12とから構成されている。
【0008】ここで、筒体10は、その内周上側に後述
の上側軸受25が取付けられる取付段部10Cが形成さ
れ、内周下側に下側軸受27が取付けられる取付段部1
0Dが形成され、さらに、該各取付段部10Cと10D
との間には、オイルシール28が取付けられる取付段部
10Eが形成されている。
の上側軸受25が取付けられる取付段部10Cが形成さ
れ、内周下側に下側軸受27が取付けられる取付段部1
0Dが形成され、さらに、該各取付段部10Cと10D
との間には、オイルシール28が取付けられる取付段部
10Eが形成されている。
【0009】13はカバー12の下側に位置してハウジ
ング9内に配設され、リングギヤ11と共に減速機構を
構成する減速歯車機構を示し、該減速歯車機構13は、
後述する1段目の遊星歯車機構14と2段目の遊星歯車
機構19とからなり、該各遊星歯車機構14,19によ
って2段減速を行うようになっている。
ング9内に配設され、リングギヤ11と共に減速機構を
構成する減速歯車機構を示し、該減速歯車機構13は、
後述する1段目の遊星歯車機構14と2段目の遊星歯車
機構19とからなり、該各遊星歯車機構14,19によ
って2段減速を行うようになっている。
【0010】14は1段目の遊星歯車機構で、該遊星歯
車機構14は、油圧モータ8の出力軸8Aにスプライン
結合された太陽歯車15と、該太陽歯車15とリングギ
ヤ11の内歯車11Aとに噛合し、太陽歯車15の周囲
を自転しつつ公転する複数の遊星歯車16,16,…
(1個のみ図示)と、該各遊星歯車16をピン17を介
して回転自在に支持し、該各遊星歯車16の公転を後述
する太陽歯車20に伝達するキャリア18とから構成さ
れている。
車機構14は、油圧モータ8の出力軸8Aにスプライン
結合された太陽歯車15と、該太陽歯車15とリングギ
ヤ11の内歯車11Aとに噛合し、太陽歯車15の周囲
を自転しつつ公転する複数の遊星歯車16,16,…
(1個のみ図示)と、該各遊星歯車16をピン17を介
して回転自在に支持し、該各遊星歯車16の公転を後述
する太陽歯車20に伝達するキャリア18とから構成さ
れている。
【0011】19は1段目の遊星歯車機構14の下側に
位置する2段目の遊星歯車機構で、該遊星歯車機構19
は、前記キャリア18の内歯車に噛合する太陽歯車20
と、該太陽歯車20とリングギヤ11の内歯車11Aと
に噛合し、太陽歯車20の周囲を自転しつつ公転する複
数の遊星歯車21,21,…(1個のみ図示)と、該各
遊星歯車21をピン22を介して回転自在に支持し、該
各遊星歯車21の公転を後述するピニオンシャフト24
に伝達するキャリア23とから構成されている。
位置する2段目の遊星歯車機構で、該遊星歯車機構19
は、前記キャリア18の内歯車に噛合する太陽歯車20
と、該太陽歯車20とリングギヤ11の内歯車11Aと
に噛合し、太陽歯車20の周囲を自転しつつ公転する複
数の遊星歯車21,21,…(1個のみ図示)と、該各
遊星歯車21をピン22を介して回転自在に支持し、該
各遊星歯車21の公転を後述するピニオンシャフト24
に伝達するキャリア23とから構成されている。
【0012】24は筒体10内に上側軸受25および下
側軸受27を介して回転可能に支持された出力軸として
のピニオンシャフトを示し、該ピニオンシャフト24は
上側が小径部24Aとなり、下側が大径部24Bとなる
段付円柱状に形成されている。また、ピニオンシャフト
24の上端側外周にはスプライン24Cが形成され、該
スプライン24Cはキャリア23とスプライン結合して
いる。
側軸受27を介して回転可能に支持された出力軸として
のピニオンシャフトを示し、該ピニオンシャフト24は
上側が小径部24Aとなり、下側が大径部24Bとなる
段付円柱状に形成されている。また、ピニオンシャフト
24の上端側外周にはスプライン24Cが形成され、該
スプライン24Cはキャリア23とスプライン結合して
いる。
【0013】25は筒体10とピニオンシャフト24の
小径部24Aとの間に設けられた上側軸受を示し、該上
側軸受25は、筒体10の取付段部10Cに嵌合した外
輪と、ピニオンシャフト24の小径部24Aに嵌合した
内輪と、該内輪と外輪との間に配設された複数の円すい
ころとからなっている。そして、上側軸受25はピニオ
ンシャフト24の小径部24Aに嵌合した環状の抜止め
リング26によって、ピニオンシャフト24の軸方向に
位置決めされている。
小径部24Aとの間に設けられた上側軸受を示し、該上
側軸受25は、筒体10の取付段部10Cに嵌合した外
輪と、ピニオンシャフト24の小径部24Aに嵌合した
内輪と、該内輪と外輪との間に配設された複数の円すい
ころとからなっている。そして、上側軸受25はピニオ
ンシャフト24の小径部24Aに嵌合した環状の抜止め
リング26によって、ピニオンシャフト24の軸方向に
位置決めされている。
【0014】27は上側軸受25の下側に位置して筒体
10とピニオンシャフト24の大径部24Bとの間に設
けられた下側軸受を示し、該下側軸受27は、筒体10
の取付段部10Dに嵌合した外輪と、ピニオンシャフト
24の大径部24Bに嵌合した内輪と、該内輪と外輪と
の間に配設された複数の円すいころとからなっている。
10とピニオンシャフト24の大径部24Bとの間に設
けられた下側軸受を示し、該下側軸受27は、筒体10
の取付段部10Dに嵌合した外輪と、ピニオンシャフト
24の大径部24Bに嵌合した内輪と、該内輪と外輪と
の間に配設された複数の円すいころとからなっている。
【0015】28は筒体10内で上側軸受25と下側軸
受27との間に配設されたオイルシールで、該オイルシ
ール28の外周側は取付段部10Eに固着され、内周側
がピニオンシャフト24の大径部24Bに適度な弾性を
もって液密に摺接するようになっている。そして、該オ
イルシール28は、上述の各遊星歯車機構14,19お
よび上側軸受25を潤滑する潤滑油と、下側軸受27を
潤滑する後述のグリースとをハウジング9内で隔絶する
ものである。
受27との間に配設されたオイルシールで、該オイルシ
ール28の外周側は取付段部10Eに固着され、内周側
がピニオンシャフト24の大径部24Bに適度な弾性を
もって液密に摺接するようになっている。そして、該オ
イルシール28は、上述の各遊星歯車機構14,19お
よび上側軸受25を潤滑する潤滑油と、下側軸受27を
潤滑する後述のグリースとをハウジング9内で隔絶する
ものである。
【0016】29はピニオンシャフト24の下端側に設
けられたピニオンを示し、該ピニオン29は筒体10内
から旋回フレーム2の下面側に突出し、旋回輪3を構成
する内輪4の内歯4Aと噛合するようになっている。
けられたピニオンを示し、該ピニオン29は筒体10内
から旋回フレーム2の下面側に突出し、旋回輪3を構成
する内輪4の内歯4Aと噛合するようになっている。
【0017】30は旋回輪3の内周側に設けられたグリ
ースバスを示し、該グリースバス30は丸胴1の内周面
に全周に亘って凹環状に配設されている。そして、該グ
リースバス30内には潤滑剤となるグリースが充填さ
れ、このグリースによりピニオン29と内輪4の内歯4
Aとの噛合部が常時潤滑される。
ースバスを示し、該グリースバス30は丸胴1の内周面
に全周に亘って凹環状に配設されている。そして、該グ
リースバス30内には潤滑剤となるグリースが充填さ
れ、このグリースによりピニオン29と内輪4の内歯4
Aとの噛合部が常時潤滑される。
【0018】従来技術による旋回装置は上述の如き構成
を有するもので、旋回モータ7の油圧モータ8に外部か
ら圧油が供給されると出力軸8Aが回転し、この回転は
1段目の遊星歯車機構14の太陽歯車15から各遊星歯
車16に伝えられ、該各遊星歯車16はリングギヤ11
の内周を自転しつつ公転し、この公転はキャリア18を
介して2段目の遊星歯車機構19の太陽歯車20に伝達
される。そして、太陽歯車20の回転により各遊星歯車
21がリングギヤ11の内周を自転しつつ公転し、この
公転がキャリア23からスプライン24Cを介してピニ
オンシャフト24に伝わる。このように、油圧モータ8
の回転は遊星歯車機構14,19からなる減速歯車機構
13で2段減速され、高トルクの回転となってピニオン
シャフト24に伝達される。
を有するもので、旋回モータ7の油圧モータ8に外部か
ら圧油が供給されると出力軸8Aが回転し、この回転は
1段目の遊星歯車機構14の太陽歯車15から各遊星歯
車16に伝えられ、該各遊星歯車16はリングギヤ11
の内周を自転しつつ公転し、この公転はキャリア18を
介して2段目の遊星歯車機構19の太陽歯車20に伝達
される。そして、太陽歯車20の回転により各遊星歯車
21がリングギヤ11の内周を自転しつつ公転し、この
公転がキャリア23からスプライン24Cを介してピニ
オンシャフト24に伝わる。このように、油圧モータ8
の回転は遊星歯車機構14,19からなる減速歯車機構
13で2段減速され、高トルクの回転となってピニオン
シャフト24に伝達される。
【0019】そして、ピニオンシャフト24が回転する
ことにより、ピニオン29は旋回輪3の内周を自転しつ
つ公転し、この公転がピニオンシャフト24から筒体1
0を介して旋回フレーム2に伝達され、上部旋回体が下
部走行体上で旋回動作を行うようになる。
ことにより、ピニオン29は旋回輪3の内周を自転しつ
つ公転し、この公転がピニオンシャフト24から筒体1
0を介して旋回フレーム2に伝達され、上部旋回体が下
部走行体上で旋回動作を行うようになる。
【0020】そして、旋回モータ7の作動時において、
オイルシール28によって筒体10内に封止された潤滑
油により、減速歯車機構13を構成する各歯車の噛合部
と上側軸受25とに対する潤滑が行われ、ピニオン29
と内輪4の内歯4Aとの噛合部に対する潤滑はグリース
バス30内に保持されたグリースによって行われる。こ
のとき、ピニオン29と内輪4の内歯4Aとの噛合によ
ってグリースバス30から上方に押出されたグリース
が、下側軸受27に対する潤滑を行う構成となってい
る。
オイルシール28によって筒体10内に封止された潤滑
油により、減速歯車機構13を構成する各歯車の噛合部
と上側軸受25とに対する潤滑が行われ、ピニオン29
と内輪4の内歯4Aとの噛合部に対する潤滑はグリース
バス30内に保持されたグリースによって行われる。こ
のとき、ピニオン29と内輪4の内歯4Aとの噛合によ
ってグリースバス30から上方に押出されたグリース
が、下側軸受27に対する潤滑を行う構成となってい
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如き旋
回装置では、内輪4の上面とハウジング9の下面との間
には隙間Fが形成されている。このため、ピニオン29
と内輪4の内歯4Aとの噛合部から押出されたグリース
の一部は、内輪4の径方向外側に流れ出て隙間F内に侵
入し、内輪4の上端縁に付着してしまう。
回装置では、内輪4の上面とハウジング9の下面との間
には隙間Fが形成されている。このため、ピニオン29
と内輪4の内歯4Aとの噛合部から押出されたグリース
の一部は、内輪4の径方向外側に流れ出て隙間F内に侵
入し、内輪4の上端縁に付着してしまう。
【0022】この場合、旋回モータ7はその作動時に内
輪4の周囲を公転するから、ピニオン29と内輪4の内
歯4Aとの噛合部から押出されたグリースの一部は、内
輪4の上端縁に全周に亘って付着し、グリースバス30
内に保持されるグリースの量が不足してしまう。この結
果、ピニオン29と内輪4の内歯4Aとの噛合部、およ
び下側軸受27に対する適正な潤滑が行われなくなり、
ピニオンシャフト24の円滑な回転が阻害される結果、
旋回モータ7の安定した作動を長期に亘って補償できな
くなるという問題が生じる。
輪4の周囲を公転するから、ピニオン29と内輪4の内
歯4Aとの噛合部から押出されたグリースの一部は、内
輪4の上端縁に全周に亘って付着し、グリースバス30
内に保持されるグリースの量が不足してしまう。この結
果、ピニオン29と内輪4の内歯4Aとの噛合部、およ
び下側軸受27に対する適正な潤滑が行われなくなり、
ピニオンシャフト24の円滑な回転が阻害される結果、
旋回モータ7の安定した作動を長期に亘って補償できな
くなるという問題が生じる。
【0023】また、ピニオン29が内輪4の内歯4Aに
噛合しつつ内輪4の周囲を公転するとき、グリースバス
30の内周面30Aとピニオン29との間には一定の隙
間が形成されるが、一般に、グリースは比較的粘性が大
きいから、グリースバス30の内周面30Aの近傍に
は、その全周に亘ってグリースが滞留する円環状のグリ
ース溜りGが形成されてしまう。
噛合しつつ内輪4の周囲を公転するとき、グリースバス
30の内周面30Aとピニオン29との間には一定の隙
間が形成されるが、一般に、グリースは比較的粘性が大
きいから、グリースバス30の内周面30Aの近傍に
は、その全周に亘ってグリースが滞留する円環状のグリ
ース溜りGが形成されてしまう。
【0024】この結果、グリースバス30内に保持され
たグリースのうち、ピニオン29と内輪4の内歯4Aと
の噛合部、および下側軸受27に供給できるグリースの
量が不足してしまい、ピニオン29と内輪4の内歯4A
および下側軸受27等を適正に潤滑するに必要な量のグ
リースを確保することができなくなるという問題があ
る。
たグリースのうち、ピニオン29と内輪4の内歯4Aと
の噛合部、および下側軸受27に供給できるグリースの
量が不足してしまい、ピニオン29と内輪4の内歯4A
および下側軸受27等を適正に潤滑するに必要な量のグ
リースを確保することができなくなるという問題があ
る。
【0025】本発明は上述の如き従来技術の問題に鑑み
なされたもので、ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部お
よび下側軸受等に対する潤滑を常時適正に行うことによ
り、安定した作動を長期に亘って補償できる建設機械用
旋回装置を提供することを目的とする。
なされたもので、ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部お
よび下側軸受等に対する潤滑を常時適正に行うことによ
り、安定した作動を長期に亘って補償できる建設機械用
旋回装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、下部走行体に上部旋回体を旋回可能に
支持するため、該下部走行体側に設けられた内輪に対し
て上部旋回体側に設けられた外輪を旋回自在に連結して
なる旋回輪と、該旋回輪を介して上部旋回体を旋回駆動
するために上部旋回体に取付けられ、ハウジング内に設
けられた回転源の回転を減速して出力軸から外部に出力
する旋回モータと、該旋回モータの出力軸に設けられ、
前記旋回輪の内輪に設けられた内歯と噛合するピニオン
と、該ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部に供給される
グリースを保持するため、該旋回輪の内周側に設けられ
た環状のグリースバスとからなる建設機械用旋回装置に
適用される。
ために本発明は、下部走行体に上部旋回体を旋回可能に
支持するため、該下部走行体側に設けられた内輪に対し
て上部旋回体側に設けられた外輪を旋回自在に連結して
なる旋回輪と、該旋回輪を介して上部旋回体を旋回駆動
するために上部旋回体に取付けられ、ハウジング内に設
けられた回転源の回転を減速して出力軸から外部に出力
する旋回モータと、該旋回モータの出力軸に設けられ、
前記旋回輪の内輪に設けられた内歯と噛合するピニオン
と、該ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部に供給される
グリースを保持するため、該旋回輪の内周側に設けられ
た環状のグリースバスとからなる建設機械用旋回装置に
適用される。
【0027】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記旋回モータのハウジング下端側には、前記
旋回輪の内輪上面近傍まで垂下して延在し、前記ピニオ
ンと旋回輪の内輪との噛合部から押出されたグリースが
前記グリースバス外に流れるのを阻止するグリース受部
を設けたことにある。
特徴は、前記旋回モータのハウジング下端側には、前記
旋回輪の内輪上面近傍まで垂下して延在し、前記ピニオ
ンと旋回輪の内輪との噛合部から押出されたグリースが
前記グリースバス外に流れるのを阻止するグリース受部
を設けたことにある。
【0028】上記構成によれば、旋回モータが作動して
ピニオンが旋回輪の内輪に設けられた内歯に噛合すると
き、グリースバス内でピニオンと旋回輪の内輪との噛合
部を潤滑するグリースの一部が該噛合部から上方に押出
される。このとき、ハウジングの下端側に設けたグリー
ス受部がグリースバス外に流れ出ようとするグリースを
阻止することにより、グリースが内輪の上面等に付着し
てしまうのを防止できる。
ピニオンが旋回輪の内輪に設けられた内歯に噛合すると
き、グリースバス内でピニオンと旋回輪の内輪との噛合
部を潤滑するグリースの一部が該噛合部から上方に押出
される。このとき、ハウジングの下端側に設けたグリー
ス受部がグリースバス外に流れ出ようとするグリースを
阻止することにより、グリースが内輪の上面等に付着し
てしまうのを防止できる。
【0029】また、請求項2の発明が採用する構成の特
徴は、前記旋回モータのハウジング下端側には、前記グ
リースバスの内周面とピニオンとの間に位置して該グリ
ースバスの底面近傍まで垂下して延在し、該グリースバ
スの内周面とピニオンとの間に滞留したグリースを掻出
すグリース掻出し部を設けたことにある。
徴は、前記旋回モータのハウジング下端側には、前記グ
リースバスの内周面とピニオンとの間に位置して該グリ
ースバスの底面近傍まで垂下して延在し、該グリースバ
スの内周面とピニオンとの間に滞留したグリースを掻出
すグリース掻出し部を設けたことにある。
【0030】上記構成によれば、ピニオンが内輪の内歯
に噛合しつつ該旋内輪の周囲を公転するとき、ハウジン
グの下端側に設けたグリース掻出し部がグリースバスの
内周面に沿って該グリースバス内を移動することによ
り、このグリース掻出し部によってグリースバスの内周
面とピニオンとの間に滞留したグリースをピニオン側に
掻出すことができる。
に噛合しつつ該旋内輪の周囲を公転するとき、ハウジン
グの下端側に設けたグリース掻出し部がグリースバスの
内周面に沿って該グリースバス内を移動することによ
り、このグリース掻出し部によってグリースバスの内周
面とピニオンとの間に滞留したグリースをピニオン側に
掻出すことができる。
【0031】さらに、請求項3の発明は、前記旋回モー
タのハウジング下端側には、前記旋回輪の内輪上面近傍
まで垂下して延在し、前記ピニオンと旋回輪の内輪との
噛合部から押出されたグリースが前記グリースバス外に
流れるのを阻止するグリース受部と、前記グリースバス
の内周面とピニオンとの間に位置して該グリースバスの
底面近傍まで垂下して延在し、該グリースバスの内周面
とピニオンとの間に滞留したグリースを掻出すグリース
掻出し部とを設けたことにある。
タのハウジング下端側には、前記旋回輪の内輪上面近傍
まで垂下して延在し、前記ピニオンと旋回輪の内輪との
噛合部から押出されたグリースが前記グリースバス外に
流れるのを阻止するグリース受部と、前記グリースバス
の内周面とピニオンとの間に位置して該グリースバスの
底面近傍まで垂下して延在し、該グリースバスの内周面
とピニオンとの間に滞留したグリースを掻出すグリース
掻出し部とを設けたことにある。
【0032】上記構成によれば、ピニオンが内輪の内歯
に噛合しつつ該内輪の周囲を公転するとき、グリース受
部によってピニオンと内輪との噛合部から上方に押出さ
れたグリースがグリースバス外に流れ出るのを阻止する
ことができる。また、グリースバスの内周面に沿って該
グリースバス内を移動するグリース掻出し部によって、
グリースバスの内周面とピニオンとの間に滞留したグリ
ースを掻出すことにより、グリースバス内でグリースが
滞留してしまうのを防止できる。
に噛合しつつ該内輪の周囲を公転するとき、グリース受
部によってピニオンと内輪との噛合部から上方に押出さ
れたグリースがグリースバス外に流れ出るのを阻止する
ことができる。また、グリースバスの内周面に沿って該
グリースバス内を移動するグリース掻出し部によって、
グリースバスの内周面とピニオンとの間に滞留したグリ
ースを掻出すことにより、グリースバス内でグリースが
滞留してしまうのを防止できる。
【0033】そして、請求項4の発明は、前記グリース
受部は前記ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部よりも外
周側に位置して前記旋回モータのハウジング下端側に前
記出力軸を軸心として円弧状に形成し、かつ、前記グリ
ース受部の下端側は、周方向の両端部を前記内輪に設け
られた内歯の歯先近傍まで延在させる構成としたことに
ある。
受部は前記ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部よりも外
周側に位置して前記旋回モータのハウジング下端側に前
記出力軸を軸心として円弧状に形成し、かつ、前記グリ
ース受部の下端側は、周方向の両端部を前記内輪に設け
られた内歯の歯先近傍まで延在させる構成としたことに
ある。
【0034】上記構成によれば、円弧状に設けたグリー
ス受部の周方向の両端部を、内輪に設けられた内歯の歯
先近傍まで延在させることにより、ハウジングが内輪の
周囲を旋回するとき、グリース受部の周方向両端部によ
って内輪の内歯上面に付着したグリースを掻取ることが
できる。
ス受部の周方向の両端部を、内輪に設けられた内歯の歯
先近傍まで延在させることにより、ハウジングが内輪の
周囲を旋回するとき、グリース受部の周方向両端部によ
って内輪の内歯上面に付着したグリースを掻取ることが
できる。
【0035】また、請求項5の発明は、前記グリース掻
出し部は、前記グリースバスの内周面に沿って湾曲する
円弧面と、前記ピニオンの外周面に沿って湾曲する円弧
面と、これら各円弧面間を結び前記ピニオンに向けてグ
リースを案内するグリース案内面とから構成したことに
ある。
出し部は、前記グリースバスの内周面に沿って湾曲する
円弧面と、前記ピニオンの外周面に沿って湾曲する円弧
面と、これら各円弧面間を結び前記ピニオンに向けてグ
リースを案内するグリース案内面とから構成したことに
ある。
【0036】上記構成によれば、ピニオンが内輪の内歯
に噛合しつつ該内輪の周囲を公転し、グリース掻出し部
がグリースバスの内周面に沿って移動するとき、該グリ
ース掻出し部はグリースバスの内周面近傍に滞留したグ
リースを掻出し、掻出したグリースをグリース案内面に
沿ってピニオン側に導く。
に噛合しつつ該内輪の周囲を公転し、グリース掻出し部
がグリースバスの内周面に沿って移動するとき、該グリ
ース掻出し部はグリースバスの内周面近傍に滞留したグ
リースを掻出し、掻出したグリースをグリース案内面に
沿ってピニオン側に導く。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1ないし図4を参照して説明する。なお、実施の形
態では上述した従来技術と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略する。
て図1ないし図4を参照して説明する。なお、実施の形
態では上述した従来技術と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略する。
【0038】図中、31は従来技術によるハウジング9
に代えて本実施例に適用されるハウジングを示し、該ハ
ウジング31は従来技術によるハウジング9と同様に、
後述する筒体32と、リングギヤ11と、カバー12と
から構成されているものの、筒体32の構成が従来技術
による筒体10とは異なっている。
に代えて本実施例に適用されるハウジングを示し、該ハ
ウジング31は従来技術によるハウジング9と同様に、
後述する筒体32と、リングギヤ11と、カバー12と
から構成されているものの、筒体32の構成が従来技術
による筒体10とは異なっている。
【0039】32はハウジング31を構成する段付き円
筒状の筒体で、該筒体32は従来技術による筒体10と
ほぼ同様に、上,下両端側にそれぞれ形成された小径フ
ランジ部32A,大径フランジ部32Bと、上側軸受2
5の外輪が嵌合する取付段部32Cと、下側軸受27の
外輪が嵌合する取付段部32Dと、オイルシール28の
外周側が固着された取付段部32Eとから大略構成され
ている。しかし、該筒体32は、その下端側に後述する
グリース受突起33とグリース掻出し突起37とが設け
られている。
筒状の筒体で、該筒体32は従来技術による筒体10と
ほぼ同様に、上,下両端側にそれぞれ形成された小径フ
ランジ部32A,大径フランジ部32Bと、上側軸受2
5の外輪が嵌合する取付段部32Cと、下側軸受27の
外輪が嵌合する取付段部32Dと、オイルシール28の
外周側が固着された取付段部32Eとから大略構成され
ている。しかし、該筒体32は、その下端側に後述する
グリース受突起33とグリース掻出し突起37とが設け
られている。
【0040】33は筒体32の下端側に一体形成された
グリース受部としてのグリース受突起を示し、該グリー
ス受突起33は、ピニオン29と内輪4の内歯4Aとの
噛合部よりも外周側に位置して内輪4に向かって垂下す
るように設けられ、内輪4の上面近傍まで延在した下端
面が、該内輪4の上面との間に僅かな隙間をもって対面
している。
グリース受部としてのグリース受突起を示し、該グリー
ス受突起33は、ピニオン29と内輪4の内歯4Aとの
噛合部よりも外周側に位置して内輪4に向かって垂下す
るように設けられ、内輪4の上面近傍まで延在した下端
面が、該内輪4の上面との間に僅かな隙間をもって対面
している。
【0041】ここで、グリース受突起33は図3および
図4に示すように、ピニオン29を軸心とする円弧状に
形成され、内輪4の内歯4Aとピニオン29との噛合部
を外周側から囲む内周面33Aを有している。そして、
グリース受突起33の周方向における両端部33Bは、
内輪4に形成された内歯4Aの歯先円H(図4中に一点
鎖線で示す)まで延在している。
図4に示すように、ピニオン29を軸心とする円弧状に
形成され、内輪4の内歯4Aとピニオン29との噛合部
を外周側から囲む内周面33Aを有している。そして、
グリース受突起33の周方向における両端部33Bは、
内輪4に形成された内歯4Aの歯先円H(図4中に一点
鎖線で示す)まで延在している。
【0042】また、該グリース受突起33の内周面33
A、内輪4およびピニオン29の上面、および下側軸受
27とで囲まれる空間が下側グリース溜部34となり、
グリース受突起33は、内輪4の内歯4Aとピニオン2
9との噛合部から押出されたグリースを内周面33Aに
よって受止め、該グリースが内輪4の径方向外側(グリ
ースバス30の外部)に流れ出るのを阻止し、下側グリ
ース溜部34内に保持するものである。
A、内輪4およびピニオン29の上面、および下側軸受
27とで囲まれる空間が下側グリース溜部34となり、
グリース受突起33は、内輪4の内歯4Aとピニオン2
9との噛合部から押出されたグリースを内周面33Aに
よって受止め、該グリースが内輪4の径方向外側(グリ
ースバス30の外部)に流れ出るのを阻止し、下側グリ
ース溜部34内に保持するものである。
【0043】35はグリース受突起33と共に筒体32
の下端側に設けられたグリース導入通路で、該グリース
導入通路35は、グリース受突起33の周方向中央部に
位置して内輪4の内歯4Aとピニオン29との噛合部の
ほぼ真上に形成されている。ここで、グリース導入通路
35の下端側は下側グリース溜部34に開口し、上端側
は下側軸受27とオイルシール28との間に画成された
上側グリース溜部36に開口している。
の下端側に設けられたグリース導入通路で、該グリース
導入通路35は、グリース受突起33の周方向中央部に
位置して内輪4の内歯4Aとピニオン29との噛合部の
ほぼ真上に形成されている。ここで、グリース導入通路
35の下端側は下側グリース溜部34に開口し、上端側
は下側軸受27とオイルシール28との間に画成された
上側グリース溜部36に開口している。
【0044】従って、下側グリース溜部34と上側グリ
ース溜部36とはグリース導入通路35を介して常時連
通し、内輪4の内歯4Aとピニオン29との噛合部から
押出されて下側グリース溜部34内に保持されたグリー
スは、グリース導入通路35を介して上側グリース溜部
36内に導入される。
ース溜部36とはグリース導入通路35を介して常時連
通し、内輪4の内歯4Aとピニオン29との噛合部から
押出されて下側グリース溜部34内に保持されたグリー
スは、グリース導入通路35を介して上側グリース溜部
36内に導入される。
【0045】37は筒体32の下端側に一体形成された
グリース掻出し部としてのグリース掻出し突起を示し、
該グリース掻出し突起37は、グリースバス30の内周
面30Aとピニオン29との間に位置して該グリースバ
ス30に向かって垂下するように設けられ、その下端部
がグリースバス30の底面30B近傍まで延在してい
る。そして、グリース掻出し突起37は、ピニオン29
の径方向においてグリース受突起33とは反対側に設け
られている。
グリース掻出し部としてのグリース掻出し突起を示し、
該グリース掻出し突起37は、グリースバス30の内周
面30Aとピニオン29との間に位置して該グリースバ
ス30に向かって垂下するように設けられ、その下端部
がグリースバス30の底面30B近傍まで延在してい
る。そして、グリース掻出し突起37は、ピニオン29
の径方向においてグリース受突起33とは反対側に設け
られている。
【0046】ここで、グリース掻出し突起37は図3お
よび図4に示すように、グリースバス30の内周面30
Aに沿って湾曲し該内周面30Aに微小な隙間をもって
対面する円弧面37Aと、ピニオン29とほぼ同心の円
弧状に形成され該ピニオン29に対面する円弧面37B
と、円弧面37Aと円弧面37Bの周方向両端部を結ぶ
平面状のグリース案内面37C,37Cとを有してい
る。また、円弧面37Aと各グリース案内面37Cとの
間には鋭角な楔部38,38が形成されている。
よび図4に示すように、グリースバス30の内周面30
Aに沿って湾曲し該内周面30Aに微小な隙間をもって
対面する円弧面37Aと、ピニオン29とほぼ同心の円
弧状に形成され該ピニオン29に対面する円弧面37B
と、円弧面37Aと円弧面37Bの周方向両端部を結ぶ
平面状のグリース案内面37C,37Cとを有してい
る。また、円弧面37Aと各グリース案内面37Cとの
間には鋭角な楔部38,38が形成されている。
【0047】そして、該グリース掻出し突起37は、ピ
ニオン29がハウジング31を伴って内輪4の内周を自
転しつつ公転するとき、グリースバス30の内周面30
Aに沿って移動し、このとき、グリースバス30の内周
面30Aとピニオン29との間に滞留したグリースを楔
部38によって掻出し、掻出されたグリースをグリース
案内面37Cに沿ってピニオン29側に導くものであ
る。
ニオン29がハウジング31を伴って内輪4の内周を自
転しつつ公転するとき、グリースバス30の内周面30
Aに沿って移動し、このとき、グリースバス30の内周
面30Aとピニオン29との間に滞留したグリースを楔
部38によって掻出し、掻出されたグリースをグリース
案内面37Cに沿ってピニオン29側に導くものであ
る。
【0048】本実施例による旋回装置は上述の如き構成
を有するもので、油圧モータ8に外部から圧油が供給さ
れると出力軸8Aが回転し、この回転が1段目の遊星歯
車機構14および2段目の遊星歯車機構19によって2
段減速され、高トルクの回転となってピニオンシャフト
24に伝達される。
を有するもので、油圧モータ8に外部から圧油が供給さ
れると出力軸8Aが回転し、この回転が1段目の遊星歯
車機構14および2段目の遊星歯車機構19によって2
段減速され、高トルクの回転となってピニオンシャフト
24に伝達される。
【0049】そして、ピニオンシャフト24が回転する
ことにより、内輪4の内歯4Aに噛合するピニオン29
が、例えば矢印J方向に自転しつつ内輪4の内周に沿っ
て矢印K方向に公転する。これにより、ピニオンシャフ
ト24を支持するハウジング31が、グリース受突起3
3およびグリース掻出し突起37を伴って矢印K方向に
旋回する。この結果、ハウジング31が固着された旋回
フレーム2が丸胴1上で旋回し、上部旋回体が下部走行
体上で旋回動作を行う。
ことにより、内輪4の内歯4Aに噛合するピニオン29
が、例えば矢印J方向に自転しつつ内輪4の内周に沿っ
て矢印K方向に公転する。これにより、ピニオンシャフ
ト24を支持するハウジング31が、グリース受突起3
3およびグリース掻出し突起37を伴って矢印K方向に
旋回する。この結果、ハウジング31が固着された旋回
フレーム2が丸胴1上で旋回し、上部旋回体が下部走行
体上で旋回動作を行う。
【0050】この旋回装置の作動時に、グリースバス3
0内に保持されたグリースは、グリースバス30内を移
動するピニオン29と内輪4の内歯4Aとの噛合部を潤
滑するが、該噛合部から上方に押出されたグリースは、
下側グリース溜部34内に保持された後、矢印Lで示す
ようにグリース導入通路35を介して上側グリース溜部
36内に導入される。そして、上側グリース溜部36内
に導入されたグリースは、ピニオンシャフト24の周囲
を自転しつつ公転する下側軸受27の各円すいころに沿
って下方に流れる間に下側軸受27に対する潤滑を行
う。
0内に保持されたグリースは、グリースバス30内を移
動するピニオン29と内輪4の内歯4Aとの噛合部を潤
滑するが、該噛合部から上方に押出されたグリースは、
下側グリース溜部34内に保持された後、矢印Lで示す
ようにグリース導入通路35を介して上側グリース溜部
36内に導入される。そして、上側グリース溜部36内
に導入されたグリースは、ピニオンシャフト24の周囲
を自転しつつ公転する下側軸受27の各円すいころに沿
って下方に流れる間に下側軸受27に対する潤滑を行
う。
【0051】このとき、内歯4Aとピニオン29との噛
合部から上方に押出されたグリースの一部は、下側グリ
ース溜部34から内輪4の径方向外側に流れ出ようとす
るが、ハウジング31の下端側に設けたグリース受突起
33の内周面33Aによって該グリースを堰止めること
により、該グリースが内輪4の径方向外側(グリースバ
ス30の外部)に流れ出るのを確実に阻止することがで
きる。
合部から上方に押出されたグリースの一部は、下側グリ
ース溜部34から内輪4の径方向外側に流れ出ようとす
るが、ハウジング31の下端側に設けたグリース受突起
33の内周面33Aによって該グリースを堰止めること
により、該グリースが内輪4の径方向外側(グリースバ
ス30の外部)に流れ出るのを確実に阻止することがで
きる。
【0052】従って、グリースが内輪4の上面4Bに全
周に亘って付着するのを確実に防止することができ、グ
リースの不足を回避できる。この結果、内輪4の内歯4
Aとピニオン29との噛合部および下側軸受27等をグ
リースによって常時適正に潤滑することができ、旋回装
置の安定した作動を長期に亘って補償することができ
る。
周に亘って付着するのを確実に防止することができ、グ
リースの不足を回避できる。この結果、内輪4の内歯4
Aとピニオン29との噛合部および下側軸受27等をグ
リースによって常時適正に潤滑することができ、旋回装
置の安定した作動を長期に亘って補償することができ
る。
【0053】しかも、円弧形状をなすグリース受突起3
3の両端部33Bを内歯4Aの歯先円Hまで延在させた
から、グリース受突起33がハウジング31と共に内輪
4に沿って移動するときに、グリース受突起33の両端
部33Bは内歯4Aの真上を僅かな隙間をもって移動す
ることになる。このため、下側グリース溜部34内に保
持されたグリースのうち、上側グリース溜部36内に導
入されずに内歯4Aの上面に残存したグリースも、グリ
ース受突起33の両端部33Bによってグリースバス3
0内に掻落とすことができ、グリースの無駄を可及的に
低減することができる。
3の両端部33Bを内歯4Aの歯先円Hまで延在させた
から、グリース受突起33がハウジング31と共に内輪
4に沿って移動するときに、グリース受突起33の両端
部33Bは内歯4Aの真上を僅かな隙間をもって移動す
ることになる。このため、下側グリース溜部34内に保
持されたグリースのうち、上側グリース溜部36内に導
入されずに内歯4Aの上面に残存したグリースも、グリ
ース受突起33の両端部33Bによってグリースバス3
0内に掻落とすことができ、グリースの無駄を可及的に
低減することができる。
【0054】一方、グリース掻出し突起37は、円弧面
37Aがグリースバス30の内周面30Aとの間に微小
な隙間を保ちつつ、ハウジング31に伴ってグリースバ
ス30内を矢印K方向に移動する。このとき、グリース
掻出し突起37は、その円弧面37Aとグリース案内面
37Cとの間に形成された鋭角な楔部38によって、グ
リースバス30の内周面30Aとピニオン29との間に
滞留したグリースを掻出し、さらに、掻出したグリース
をグリース案内面37Cに沿って矢印Mで示すようにピ
ニオン29側に導く。
37Aがグリースバス30の内周面30Aとの間に微小
な隙間を保ちつつ、ハウジング31に伴ってグリースバ
ス30内を矢印K方向に移動する。このとき、グリース
掻出し突起37は、その円弧面37Aとグリース案内面
37Cとの間に形成された鋭角な楔部38によって、グ
リースバス30の内周面30Aとピニオン29との間に
滞留したグリースを掻出し、さらに、掻出したグリース
をグリース案内面37Cに沿って矢印Mで示すようにピ
ニオン29側に導く。
【0055】これにより、グリースバス30の内周面3
0Aとピニオン29との間に、従来技術で述べた如くの
グリース溜りGが生じてしまう不具合を確実に回避で
き、グリースバス30内に保持したグリースを、内歯4
Aとピニオン29との噛合部および下側軸受27等に無
駄なく供給することができる。この結果、内輪4の内歯
4Aとピニオン29との噛合部および下側軸受27等を
常時適正に潤滑することができ、旋回装置の安定した作
動を長期に亘って補償することができる。
0Aとピニオン29との間に、従来技術で述べた如くの
グリース溜りGが生じてしまう不具合を確実に回避で
き、グリースバス30内に保持したグリースを、内歯4
Aとピニオン29との噛合部および下側軸受27等に無
駄なく供給することができる。この結果、内輪4の内歯
4Aとピニオン29との噛合部および下側軸受27等を
常時適正に潤滑することができ、旋回装置の安定した作
動を長期に亘って補償することができる。
【0056】上述した如く本実施例によれば、ハウジン
グ31の下端側に、旋回輪3をなす内輪4の内歯4Aと
ピニオン29との噛合部を外周側から囲む円弧状のグリ
ース受突起33を設けることにより、内歯4Aとピニオ
ン29との噛合部から押出されたグリースが内輪4の径
方向外側に流れ出るのをグリース受突起33によって阻
止する構成としたから、グリースが内輪4の上面に付着
してしまうのを確実に防止でき、内輪4の内歯4Aとピ
ニオン29との噛合部および下側軸受27等を適正に潤
滑するのに必要な量のグリースを確保することができ
る。
グ31の下端側に、旋回輪3をなす内輪4の内歯4Aと
ピニオン29との噛合部を外周側から囲む円弧状のグリ
ース受突起33を設けることにより、内歯4Aとピニオ
ン29との噛合部から押出されたグリースが内輪4の径
方向外側に流れ出るのをグリース受突起33によって阻
止する構成としたから、グリースが内輪4の上面に付着
してしまうのを確実に防止でき、内輪4の内歯4Aとピ
ニオン29との噛合部および下側軸受27等を適正に潤
滑するのに必要な量のグリースを確保することができ
る。
【0057】しかも、グリース受突起33の周方向の両
端部33Bを、内歯4Aの歯先円Hまで延在させたか
ら、グリース受突起33がハウジング31と共に内輪4
に沿って移動するときに、内歯4Aの真上を移動してい
くグリース受突起33の両端部33Bによって、内歯4
Aの上面に残存したグリースをもグリースバス30内に
掻落とすことができ、内歯4Aを含めた内輪4の上面に
無駄なグリースが付着するのを確実に防止することがで
きる。
端部33Bを、内歯4Aの歯先円Hまで延在させたか
ら、グリース受突起33がハウジング31と共に内輪4
に沿って移動するときに、内歯4Aの真上を移動してい
くグリース受突起33の両端部33Bによって、内歯4
Aの上面に残存したグリースをもグリースバス30内に
掻落とすことができ、内歯4Aを含めた内輪4の上面に
無駄なグリースが付着するのを確実に防止することがで
きる。
【0058】また、ハウジング31の下端側に、グリー
スバス30の内周面30Aに沿って移動するグリース掻
出し突起37を設け、該グリース掻出し突起37によっ
て、グリースバス30の内周面30Aとピニオン29と
の間に滞留したグリースをピニオン29側に掻出す構成
としたから、グリースバス30の内周面30Aとピニオ
ン29との間に無駄なグリースが滞留してしまう不具合
を確実に回避することができる。
スバス30の内周面30Aに沿って移動するグリース掻
出し突起37を設け、該グリース掻出し突起37によっ
て、グリースバス30の内周面30Aとピニオン29と
の間に滞留したグリースをピニオン29側に掻出す構成
としたから、グリースバス30の内周面30Aとピニオ
ン29との間に無駄なグリースが滞留してしまう不具合
を確実に回避することができる。
【0059】この結果、グリースバス30内に保持した
グリースを、内歯4Aとピニオン29との噛合部および
下側軸受27等に無駄なく供給することができ、内輪4
の内歯4Aとピニオン29との噛合部および下側軸受2
7等を常時適正に潤滑することができる。
グリースを、内歯4Aとピニオン29との噛合部および
下側軸受27等に無駄なく供給することができ、内輪4
の内歯4Aとピニオン29との噛合部および下側軸受2
7等を常時適正に潤滑することができる。
【0060】なお、前記実施例では、ハウジング31を
構成する筒体32の下端側にグリース受突起33および
グリース掻出し突起37を設けた場合を例に挙げたが、
本発明はこれに限るものではなく、例えばグリース受突
起33およびグリース掻出し突起37のうちの一方のみ
を筒体32の下端側に設ける構成としてもよい。
構成する筒体32の下端側にグリース受突起33および
グリース掻出し突起37を設けた場合を例に挙げたが、
本発明はこれに限るものではなく、例えばグリース受突
起33およびグリース掻出し突起37のうちの一方のみ
を筒体32の下端側に設ける構成としてもよい。
【0061】また、前記実施例では、グリース受突起3
3およびグリース掻出し突起37を、それぞれ筒体32
の下端側に一体形成した場合を例に挙げたが、本発明は
これに限らず、筒体32の下端側に別体のグリース受突
起およびグリース掻出し突起を取付ける構成としてもよ
い。
3およびグリース掻出し突起37を、それぞれ筒体32
の下端側に一体形成した場合を例に挙げたが、本発明は
これに限らず、筒体32の下端側に別体のグリース受突
起およびグリース掻出し突起を取付ける構成としてもよ
い。
【0062】さらに、前記実施例では、筒体32の下端
側にグリース受突起33と共にグリース導入通路35を
設けた場合を例に挙げたが、グリース導入通路35は必
ずしも必要ではない。
側にグリース受突起33と共にグリース導入通路35を
設けた場合を例に挙げたが、グリース導入通路35は必
ずしも必要ではない。
【0063】また、前記実施例では、2段減速の減速歯
車機構13を有する旋回装置を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、1段減速または3段以上の多段
減速の減速歯車機構を有する旋回装置に用いてもよい。
車機構13を有する旋回装置を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、1段減速または3段以上の多段
減速の減速歯車機構を有する旋回装置に用いてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、旋回モータのハウジング下端側に、旋回輪をなす内
輪の上面近傍まで垂下して延在するグリース受部を設け
たから、旋回輪の内輪とピニオンとの噛合部から押出さ
れたグリースがグリースバス外に流れるのを該グリース
受部によって阻止することができる。この結果、ピニオ
ンと旋回輪の内輪との噛合部および下側軸受等を適正に
潤滑するのに必要な量のグリースを確保することができ
る。
ば、旋回モータのハウジング下端側に、旋回輪をなす内
輪の上面近傍まで垂下して延在するグリース受部を設け
たから、旋回輪の内輪とピニオンとの噛合部から押出さ
れたグリースがグリースバス外に流れるのを該グリース
受部によって阻止することができる。この結果、ピニオ
ンと旋回輪の内輪との噛合部および下側軸受等を適正に
潤滑するのに必要な量のグリースを確保することができ
る。
【0065】また、請求項2の発明によれば、旋回モー
タのハウジング下端側に、グリースバスの内周面とピニ
オンとの間に位置してグリースバスの底面近傍まで垂下
して延在するグリース掻出し部を設けたから、グリース
バスの内周面とピニオンとの間に滞留したグリースを該
グリース掻出し部によってピニオン側に掻出すことによ
り、グリースバスの内周面とピニオンとの間に無駄なグ
リースが滞留してしまう不具合を確実に回避できる。こ
の結果、グリースバス内に保持したグリースを、ピニオ
ンと旋回輪の内輪との噛合部および下側軸受等に無駄な
く供給することができる。
タのハウジング下端側に、グリースバスの内周面とピニ
オンとの間に位置してグリースバスの底面近傍まで垂下
して延在するグリース掻出し部を設けたから、グリース
バスの内周面とピニオンとの間に滞留したグリースを該
グリース掻出し部によってピニオン側に掻出すことによ
り、グリースバスの内周面とピニオンとの間に無駄なグ
リースが滞留してしまう不具合を確実に回避できる。こ
の結果、グリースバス内に保持したグリースを、ピニオ
ンと旋回輪の内輪との噛合部および下側軸受等に無駄な
く供給することができる。
【0066】さらに、請求項3の発明によれば、旋回モ
ータのハウジング下端側に、内輪の上面近傍まで垂下し
て延在するグリース受部と、グリースバスの内周面とピ
ニオンとの間に位置してグリースバスの底面近傍まで垂
下して延在するグリース掻出し部とを設けたから、グリ
ース受部によってピニオンと旋回輪の内輪との噛合部か
ら押出されたグリースがグリースバス外に流れてしまう
のを防止でき、かつ、グリースバスの内周面とピニオン
との間に無駄なグリースが滞留してしまうのを防止する
ことができる。この結果、ピニオンと旋回輪の内輪との
噛合部や下側軸受を適正に潤滑するに必要な量のグリー
スをグリースバス内に確保することができ、該グリース
による潤滑を常時適正に行うことにより、安定した作動
を長期に亘って補償できる。
ータのハウジング下端側に、内輪の上面近傍まで垂下し
て延在するグリース受部と、グリースバスの内周面とピ
ニオンとの間に位置してグリースバスの底面近傍まで垂
下して延在するグリース掻出し部とを設けたから、グリ
ース受部によってピニオンと旋回輪の内輪との噛合部か
ら押出されたグリースがグリースバス外に流れてしまう
のを防止でき、かつ、グリースバスの内周面とピニオン
との間に無駄なグリースが滞留してしまうのを防止する
ことができる。この結果、ピニオンと旋回輪の内輪との
噛合部や下側軸受を適正に潤滑するに必要な量のグリー
スをグリースバス内に確保することができ、該グリース
による潤滑を常時適正に行うことにより、安定した作動
を長期に亘って補償できる。
【0067】そして、請求項4の発明によれば、グリー
ス受部を、ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部よりも外
周側に位置して円弧状に形成し、かつ、その周方向両端
部を内輪に設けられた内歯の歯先近傍まで延在させる構
成としたから、ハウジングが内輪の周囲を旋回すると
き、グリース受部の周方向両端部によって内輪の内歯上
面に付着したグリースをも掻取ることができ、グリース
の無駄を可及的に低減できる。
ス受部を、ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部よりも外
周側に位置して円弧状に形成し、かつ、その周方向両端
部を内輪に設けられた内歯の歯先近傍まで延在させる構
成としたから、ハウジングが内輪の周囲を旋回すると
き、グリース受部の周方向両端部によって内輪の内歯上
面に付着したグリースをも掻取ることができ、グリース
の無駄を可及的に低減できる。
【0068】また、請求項5の発明によれば、グリース
掻出し部を、グリースバスの内周面に沿って湾曲する円
弧面と、ピニオンの外周面に沿って湾曲する円弧面と、
これら各円弧面間を結びピニオンに向けてグリースを案
内するグリース案内面とから構成したから、グリース掻
出し部がグリースバスの内周面に沿って移動するとき、
グリースバスの内周面とピニオンとの間に滞留したグリ
ースを掻出し、かつ、掻出したグリースをグリース案内
面に沿ってピニオン側に導くことができる。この結果、
グリースバス内に保持されたグリースのほぼ全量を、ピ
ニオンと旋回輪の内輪との噛合部等に無駄なく供給する
ことができる。
掻出し部を、グリースバスの内周面に沿って湾曲する円
弧面と、ピニオンの外周面に沿って湾曲する円弧面と、
これら各円弧面間を結びピニオンに向けてグリースを案
内するグリース案内面とから構成したから、グリース掻
出し部がグリースバスの内周面に沿って移動するとき、
グリースバスの内周面とピニオンとの間に滞留したグリ
ースを掻出し、かつ、掻出したグリースをグリース案内
面に沿ってピニオン側に導くことができる。この結果、
グリースバス内に保持されたグリースのほぼ全量を、ピ
ニオンと旋回輪の内輪との噛合部等に無駄なく供給する
ことができる。
【図1】本発明の実施例による旋回装置を示す縦断面図
である。
である。
【図2】図1中のグリースバス、グリース受突起、グリ
ース掻出し突起等を拡大して示す拡大縦断面図である。
ース掻出し突起等を拡大して示す拡大縦断面図である。
【図3】図1中の矢示III −III 方向からみた横断面図
である。
である。
【図4】図3中のピニオン、グリース受突起、グリース
掻出し突起等を拡大して示す拡大横断面図である。
掻出し突起等を拡大して示す拡大横断面図である。
【図5】従来技術による旋回装置を示す縦断面図であ
る。
る。
3 旋回輪 4 内輪 4A 内歯 5 外輪 7 旋回モータ 8 油圧モータ 24 ピニオンシャフト(出力軸) 29 ピニオン 30 グリースバス 31 ハウジング 33 グリース受突起(グリース受部) 33B 両端部 37 グリース掻出し突起(グリース掻出し部) 37A,37B 円弧面 37C グリース案内面
フロントページの続き (72)発明者 井川 裕二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 下部走行体に上部旋回体を旋回可能に支
持するため、該下部走行体側に設けられた内輪に対して
上部旋回体側に設けられた外輪を旋回自在に連結してな
る旋回輪と、該旋回輪を介して上部旋回体を旋回駆動す
るために上部旋回体に取付けられ、ハウジング内に設け
られた回転源の回転を減速して出力軸から外部に出力す
る旋回モータと、該旋回モータの出力軸に設けられ、前
記旋回輪の内輪に設けられた内歯と噛合するピニオン
と、該ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部に供給される
グリースを保持するため、該旋回輪の内周側に設けられ
た環状のグリースバスとからなる建設機械用旋回装置に
おいて、 前記旋回モータのハウジング下端側には、前記旋回輪の
内輪上面近傍まで垂下して延在し、前記ピニオンと旋回
輪の内輪との噛合部から押出されたグリースが前記グリ
ースバス外に流れるのを阻止するグリース受部を設けた
ことを特徴とする建設機械用旋回装置。 - 【請求項2】 下部走行体に上部旋回体を旋回可能に支
持するため、該下部走行体側に設けられた内輪に対して
上部旋回体側に設けられた外輪を旋回自在に連結してな
る旋回輪と、該旋回輪を介して上部旋回体を旋回駆動す
るために上部旋回体に取付けられ、ハウジング内に設け
られた回転源の回転を減速して出力軸から外部に出力す
る旋回モータと、該旋回モータの出力軸に設けられ、前
記旋回輪の内輪に設けられた内歯と噛合するピニオン
と、該ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部に供給される
グリースを保持するため、該旋回輪の内周側に設けられ
た環状のグリースバスとからなる建設機械用旋回装置に
おいて、 前記旋回モータのハウジング下端側には、前記グリース
バスの内周面とピニオンとの間に位置して該グリースバ
スの底面近傍まで垂下して延在し、該グリースバスの内
周面とピニオンとの間に滞留したグリースを掻出すグリ
ース掻出し部を設けたことを特徴とする建設機械用旋回
装置。 - 【請求項3】 下部走行体に上部旋回体を旋回可能に支
持するため、該下部走行体側に設けられた内輪に対して
上部旋回体側に設けられた外輪を旋回自在に連結してな
る旋回輪と、該旋回輪を介して上部旋回体を旋回駆動す
るために上部旋回体に取付けられ、ハウジング内に設け
られた回転源の回転を減速して出力軸から外部に出力す
る旋回モータと、該旋回モータの出力軸に設けられ、前
記旋回輪の内輪に設けられた内歯と噛合するピニオン
と、該ピニオンと旋回輪の内輪との噛合部に供給される
グリースを保持するため、該旋回輪の内周側に設けられ
た環状のグリースバスとからなる建設機械用旋回装置に
おいて、 前記旋回モータのハウジング下端側には、前記旋回輪の
内輪上面近傍まで垂下して延在し、前記ピニオンと旋回
輪の内輪との噛合部から押出されたグリースが前記グリ
ースバス外に流れるのを阻止するグリース受部と、前記
グリースバスの内周面とピニオンとの間に位置して該グ
リースバスの底面近傍まで垂下して延在し、該グリース
バスの内周面とピニオンとの間に滞留したグリースを掻
出すグリース掻出し部とを設けたことを特徴とする建設
機械用旋回装置。 - 【請求項4】 前記グリース受部は前記ピニオンと旋回
輪の内輪との噛合部よりも外周側に位置して前記旋回モ
ータのハウジング下端側に前記出力軸を軸心として円弧
状に形成し、かつ、前記グリース受部の下端側は、周方
向の両端部を前記内輪に設けられた内歯の歯先近傍まで
延在させる構成としてなる請求項1または3に記載の建
設機械用旋回装置。 - 【請求項5】 前記グリース掻出し部は、前記グリース
バスの内周面に沿って湾曲する円弧面と、前記ピニオン
の外周面に沿って湾曲する円弧面と、これら各円弧面間
を結び前記ピニオンに向けてグリースを案内するグリー
ス案内面とから構成してなる請求項2または3に記載の
建設機械用旋回装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15496196A JPH09316930A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 建設機械用旋回装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15496196A JPH09316930A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 建設機械用旋回装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09316930A true JPH09316930A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15595696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15496196A Pending JPH09316930A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 建設機械用旋回装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09316930A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115259023A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-11-01 | 湖南图南机械科技有限公司 | 一种用于叉装设备的回转式抓具 |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP15496196A patent/JPH09316930A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115259023A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-11-01 | 湖南图南机械科技有限公司 | 一种用于叉装设备的回转式抓具 |
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