JPH09144874A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH09144874A
JPH09144874A JP7301352A JP30135295A JPH09144874A JP H09144874 A JPH09144874 A JP H09144874A JP 7301352 A JP7301352 A JP 7301352A JP 30135295 A JP30135295 A JP 30135295A JP H09144874 A JPH09144874 A JP H09144874A
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gear position
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accelerator
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Koichi Kuroda
浩一 黒田
Hiroshi Takahashi
高橋  宏
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセル釈放操作によるアップシフト変速で
空走感が生ずるのを、ギヤ位置の保持で防止すると、登
坂路で車両の減速感を伴い、運転性が悪い。 【解決手段】 変速制御部2は、センサ3,4で検出し
たスロットル開度TVOおよび車速VSPから判断され
る好適ギヤ位置へ自動変速機1を自動変速させる。指令
部5は、演算部7で求めたアクセル戻し速度ΔTVOが
急戻しで、スロットル開度TVOを全閉にし、且つ車速
VSPが設定値未満である時、ギヤ位置を保持してアク
セル戻し操作に伴うアップシフト変速を行わせず、空走
感を防止する。ところで検知部8が登坂路を検知する
と、指令部5は、上記ギヤ位置保持作用を禁止してアク
セル戻し操作に伴うアップシフト変速を行わせる。よっ
て、登坂路でアクセル釈放操作をしても、車両の減速感
を生ずることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載した自
動変速機の変速制御装置、特にアクセルペダルの戻し操
作を行うときの変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、エンジンの運転負荷や、
車速などの走行条件に応じて決定した好適変速段へ自動
的に変速され、エンジンの運転負荷に関しては、これが
小さくなるほど高速側のギヤ位置へアップシフト変速さ
れる傾向にある。
【0003】従って、前方に他の車両が割り込んだ時
や、障害物を回避するなどのために、エンジンの出力を
加減するアクセルペダルを急に戻す操作を行った場合、
自動変速機は高速側のギヤ位置へアップシフト変速され
る。この場合、エンジンブレーキが小さいことから、運
転者は車両の空走感を感じて一瞬不安になることがあ
る。
【0004】この問題を解消するために従来、例えば特
開昭61−249841号公報に記載のごとく、アクセ
ルペダルの戻し速度が設定速度を越えるような操作があ
った時は、該操作の直前におけるギヤ位置を保持して高
速側ギヤ位置へのアップシフト変速を禁じるようにした
自動変速機の変速制御装置が提案された。かかる従来技
術によれば、アクセルペダルの戻し速度が設定速度を越
える時、自動変速機が、該アクセル戻し操作の直前にお
けるギヤ位置に保持されることから、エンジンブレーキ
が小さくなることがなく、従って運転者が空走感を感じ
て不安になるといった弊害を解消することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両が登坂路
を走行中であるにもかかわらず、上記従来技術のよう
に、アクセルペダルの戻し速度が設定速度を越えたこと
に呼応して、自動変速機を、該アクセル戻し操作の直前
におけるギヤ位置に保持する制御を実行すると、以下の
問題が生ずることを確かめた。
【0006】つまり、かかるギヤ位置保持制御によれば
当然に、アクセル戻し操作時のエンジンブレーキが比較
的大きくなり、登坂路走行中の車両を一瞬減速させる傾
向となり、登坂路走行車両の運転性を大きく損なう。
【0007】本発明は、アクセルペダルの戻し速度が設
定速度を越えた時に、自動変速機を、当該アクセル戻し
操作の直前におけるギヤ位置に保持するという制御を、
登坂路走行中は行わせないようにする構成にすること
で、上述の問題を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため、請求項
1に記載した第1発明による自動変速機の変速制御装置
は、自動変速機を介して原動機の回転を車輪に伝達する
車両において、前記原動機の出力を加減するアクセルペ
ダルの設定速度以上の急な戻し操作を検出するアクセル
急減操作検出手段と、該手段によりアクセルペダルの急
な戻し操作が検出されるとき、自動変速機のギヤ位置を
保持するギヤ位置保持手段と、車両が登坂路走行中であ
るのを検知する登坂路走行検知手段と、該手段により登
坂路走行中が検知される間、前記ギヤ位置保持手段によ
るギヤ位置保持作用を禁止して、自動変速機の自動変速
を許可するギヤ位置保持禁止手段とを具備する構成を特
徴とするものである。
【0009】かかる構成の第1発明によれば、アクセル
急減操作検出手段によりアクセルペダルの急な戻し操作
が検出されるとき、ギヤ位置保持手段は自動変速機のギ
ヤ位置を保持する。よって当該アクセル急減操作時は、
自動変速機が、この急なアクセル戻し操作直前における
ギヤ位置に保持されることとなり、アクセル戻し操作に
呼応して自動変速機が高速側のギヤ位置にアップシフト
変速されることがない。従って、急なアクセル戻し操作
がなされた時も、自動変速機のアップシフト変速によっ
てエンジンブレーキが小さくなることがなく、運転者が
空走感を感じて不安になるといった弊害を解消すること
ができる。
【0010】ところで、登坂路走行検知手段により車両
の登坂路走行中が検知される間は、ギヤ位置保持禁止手
段が上記ギヤ位置保持手段によるギヤ位置保持作用を禁
止して、自動変速機に通常通りの自動変速を行わせるよ
うにする。よって、登坂路走行中においては、上記の急
なアクセル戻し操作がなされても、自動変速機をこのア
クセル戻し操作直前におけるギヤ位置に保持する制御が
なされず、自動変速機はアクセル戻し操作に呼応して高
速側のギヤ位置にアップシフト変速される。
【0011】これがため、登坂路走行中のアクセル急減
操作時に上記のギヤ位置保持制御がなされて大きなエン
ジンブレーキが作用し、登坂路走行中の車両を一瞬減速
させるといったようなことがなくなり、登坂路走行車両
の運転性が大きく損われるといった問題の発生を回避す
ることができる。
【0012】また、請求項2に記載した第2発明による
自動変速機の変速制御装置は、上記の第1発明におい
て、前記登坂路走行検知手段に路面勾配を検出する路面
勾配検出手段を設け、該登坂路走行検知手段は、これに
より検出した路面勾配が設定勾配以上であるときに登坂
路走行であることを検知するよう構成する。
【0013】かかる構成の第2発明によれば、登坂路走
行検知手段は、路面勾配検出手段により検出した路面勾
配が設定勾配以上であるときに登坂路走行であることを
検知する。
【0014】この場合、路面勾配を周知のように傾斜角
センサで検出したり、ナビゲーションシステムから路面
傾斜情報を読み出して、直接的に得ることができるた
め、従って演算に頼る必要がないため、登坂路走行の検
出を確実で、且つ安価に行うことができる。
【0015】また、請求項3に記載した第3発明による
自動変速機の変速制御装置は、上記の第2発明におい
て、前記ギヤ位置保持手段によるギヤ位置保持作用が行
われているのを検知するギヤ位置保持作用検知手段と、
前記アクセルペダルの踏み込みを検知するアクセル踏み
込み検知手段と、前記車輪を制動するブレーキペダルの
踏み込みを検知するブレーキ操作検知手段とを付加して
設け、更に、これら手段からの信号に応答し、前記アク
セル急減操作検出手段がアクセルペダルの設定速度以上
の急な戻し操作を検出した場合において、前記ギヤ位置
保持作用検知手段によりギヤ位置保持作用中が検知さ
れ、且つ、アクセル踏み込み検知手段によりアクセルペ
ダルの踏み込みが検知される時、前記設定勾配を減少さ
せ、ギヤ位置保持作用検知手段によりギヤ位置保持作用
中が検知されず、且つ、ブレーキ操作検知手段によりブ
レーキペダルの踏み込みが検知される時、前記設定勾配
を増大させる設定勾配修正手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0016】かかる構成の第3発明によれば、アクセル
急減操作検出手段がアクセルペダルの設定速度以上の急
な戻し操作を検出した場合において、設定勾配修正手段
は以下のごとくに前記の設定勾配を修正する。
【0017】つまり、ギヤ位置保持作用検知手段により
ギヤ位置保持作用中が検知され、且つ、アクセル踏み込
み検知手段によりアクセルペダルの踏み込みが検知され
る時、換言すれば、ギヤ位置保持作用が過大なエンジン
ブレーキをもたらし、アクセルペダルを踏み込まざるを
得なかった場合、設定勾配修正手段は前記の設定勾配を
減少させる。かかる設定勾配の減少は、一層小さな路面
勾配からギヤ位置保持作用を禁止することとなり、ギヤ
位置保持作用が上記過大なエンジンブレーキをもたらす
ような路面勾配のもとでは、当該ギヤ位置保持作用を確
実に禁止して、アクセルペダルを踏み込まざるを得なく
なるような事態の発生を回避することができる。
【0018】また、ギヤ位置保持作用検知手段によりギ
ヤ位置保持作用中が検知されず、且つ、ブレーキ操作検
知手段によりブレーキペダルの踏み込みが検知される
時、換言すれば、ギヤ位置保持作用が生起されないこと
によってエンジンブレーキが得られず、ブレーキペダル
を踏み込まざるを得なかった場合、設定勾配修正手段は
前記の設定勾配を増大させる。かかる設定勾配の増大
は、路面勾配が一層大きくならないとギヤ位置保持作用
を禁止しないこととなり、ギヤ位置保持作用の生起によ
りエンジンブレーキを発生させないと、ブレーキペダル
を踏み込まざるを得なくなるような路面勾配のもとで
は、当該ギヤ位置保持作用を確実に生起させて、ブレー
キペダルを踏み込まざるを得なくなるような事態の発生
を回避することができる。
【0019】請求項4に記載した第4発明による自動変
速機の変速制御装置は、上記の第2発明において、アク
セルペダルの戻し操作を検知するアクセル戻し操作検知
手段と、前記ギヤ位置保持手段によるギヤ位置保持作用
が行われているのを検知するギヤ位置保持作用検知手段
と、前記車両の加速度を検出する車両加速度検出手段と
を付加して設け、更に、これら手段からの信号に応答
し、アクセル戻し操作検知手段がアクセルペダルの戻し
操作を検知した場合において、ギヤ位置保持作用検知手
段によりギヤ位置保持作用中が検知され、且つ、車両加
速度検出手段により検出した加速度が第1の設定加速度
未満のエンジンブレーキ過大時、前記設定勾配を減少さ
せ、ギヤ位置保持作用検知手段によりギヤ位置保持作用
中が検知されず、且つ、車両加速度検出手段により検出
した加速度が第2の設定加速度以上のエンジンブレーキ
不足時、前記設定勾配を増大させる設定勾配修正手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0020】かかる構成の第4発明によれば、アクセル
戻し操作検知手段がアクセルペダルの戻し操作を検知し
た場合において、設定勾配修正手段は以下のごとくに前
記の設定勾配を修正する。
【0021】つまり、ギヤ位置保持作用検知手段により
ギヤ位置保持作用中が検知され、且つ、車両加速度検出
手段により検出した加速度が第1の設定加速度未満であ
る時、換言すれば、ギヤ位置保持作用が過大なエンジン
ブレーキをもたらし、第1の設定加速度に対応した値よ
り大きな車両減速度が発生した場合、設定勾配修正手段
は前記の設定勾配を減少させる。かかる設定勾配の減少
は、一層小さな路面勾配からギヤ位置保持作用を禁止す
ることとなり、ギヤ位置保持作用を行うと第1の設定加
速度に対応した値より大きな車両減速度が発生して、運
転者がアクセルペダルを踏み込まざるを得なくなるよう
な路面勾配のもとでは、当該ギヤ位置保持作用を確実に
禁止して、アクセルペダルを踏み込まざるを得なくなる
ような事態の発生を回避することができる。
【0022】また、ギヤ位置保持作用検知手段によりギ
ヤ位置保持作用中が検知されず、且つ、車両加速度検出
手段により検出した加速度が第2の設定加速度以上であ
る時、換言すれば、ギヤ位置保持作用が生起されないこ
とによってエンジンブレーキが得られず、第2の設定加
速度に対応した値より大きな車両加速度が発生した場
合、設定勾配修正手段は前記の設定勾配を増大させる。
かかる設定勾配の増大は、路面勾配が一層大きくならな
いとギヤ位置保持作用を禁止しないこととなり、ギヤ位
置保持作用の生起によりエンジンブレーキを発生させな
いと、第2の設定加速度に対応した値より大きな車両加
速度が発生して、運転者がブレーキペダルを踏み込まざ
るを得なくなるような路面勾配のもとでは、当該ギヤ位
置保持作用を確実に生起させて、ブレーキペダルを踏み
込まざるを得なくなるような事態の発生を回避すること
ができる。
【0023】請求項5に記載した第5発明による自動変
速機の変速制御装置によれば、上記の第4発明におい
て、前記設定勾配修正手段は、前記アクセル戻し操作検
知手段がアクセルペダルの戻し操作を検知してから所定
時間経過時における前記車両加速度検出手段の加速度検
出値を前記第1および第2の設定加速度と比較するよう
な構成とする。
【0024】かかる構成の第5発明によれば、アクセル
ペダルの戻し操作があってから所定時間中に懸念される
イナーシャに原因した影響を排除して第4発明の作用を
生起させることができ、第4発明の作用効果を一層確実
に達成することが可能となる。
【0025】請求項6に記載した第6発明による自動変
速機の変速制御装置は、上記の第1乃至第5発明のいず
れかにおいて、道路が渋滞中であるか否かを検知する渋
滞検知手段を付加して設け、該手段により渋滞中が検知
される時、登坂路走行中が検知されても、前記ギヤ位置
保持手段によるギヤ位置保持作用が実行されるよう構成
したものである。
【0026】かかる構成の第6発明によれば、渋滞検知
手段により道路の渋滞中が検知される時は、登坂路走行
中であっても、前記ギヤ位置保持手段によるギヤ位置保
持作用が実行される。
【0027】よって、道路が渋滞中である時は、登坂路
走行中であっても、アクセルペダルの急な戻し操作を行
った場合、ギヤ位置保持作用がなされて、エンジンブレ
ーキを発生させ得ることとなり、当該渋滞中においてブ
レーキペダル操作を頻繁に行う必要がなくなって、操作
性が高まると共に、ブレーキの耐久性も向上させること
ができる。
【0028】請求項7に記載した第7発明による自動変
速機の変速制御装置は、上記の第1乃至第6発明のいず
れかにおいて、車両前方の車間距離を検出する車間距離
検出手段を付加して設け、該手段により検出された前方
車間距離が安全車間距離未満である間、登坂路走行中が
検知されても、前記ギヤ位置保持手段によるギヤ位置保
持作用が実行されるよう構成したものである。
【0029】かかる構成の第7発明によれば、車間距離
検出手段により検出された前方車間距離が安全車間距離
未満である間、登坂路走行中であっても、前記ギヤ位置
保持手段によるギヤ位置保持作用が実行される。
【0030】よって、前方車間距離が安全車間距離未満
である間は、アクセルペダルの戻し操作を行った場合、
登坂路走行中であっても、ギヤ位置保持作用がなされ
て、エンジンブレーキを発生させ得ることとなり、当該
短い車間距離のもとでの走行中にブレーキペダル操作を
頻繁に行う必要がなくて、操作性および安全性が高まる
と共に、ブレーキの耐久性も向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1乃至図3は、本発明一実
施の形態になる自動変速機の変速制御装置を示し、先
ず、図1をもとに変速制御装置の構成を説明する。この
図1において、1は自動変速機を示し、この自動変速機
1は有段変速機とし、図示せざる車載エンジン(原動
機)からの回転を選択ギヤ位置に応じ変速して、同じく
図示せざる車輪に伝達するものとする。
【0032】なお、自動変速機1の選択ギヤ位置は、周
知の変速制御部2によりこれを決定し、この際自動変速
機1は、変速制御部2からのギヤ位置指令を受けて、変
速機内の変速油圧回路を介し選択ギヤ位置を、当該指令
に対応したギヤ位置に向け切り換える自動変速を行うも
のとする。
【0033】ここで変速制御部2は、エンジンのスロッ
トル開度TVOを検出するスロットル開度センサ3から
の信号、および車速VSPを検出する車速センサ4から
の信号をそれぞれ入力され、以下のごとくに自動変速機
1のギヤ位置を決定するものとする。つまり変速制御部
2は、センサ3,4で検出したスロットル開度TVOお
よび車速VSPから、予め設定してある変速マップを基
に、車両運転状態にマッチした好適なギヤ位置を検索
し、これをギヤ位置指令として自動変速機1に発する。
【0034】本実施の形態においては、変速制御部2に
接続してギヤ位置保持指令部5を設け、このギヤ位置保
持指令部5は、上記エンジンの出力を加減すべく運転者
が操作するアクセルペダルの急戻し時に、詳しくは後述
するごとく、条件が満たされていれば、ギヤ位置保持指
令を変速制御部2に発するためのもので、この指令を入
力されるとき変速制御部2は、前記通常の変速制御に優
先して当該指令を実行し、ギヤ位置を保持するものとす
る。
【0035】ギヤ位置保持指令を発するべきか否かを決
定するために、ギヤ位置保持指令部5には、前記スロッ
トル開度センサ3および車速センサ4からの信号を入力
する外に、自動変速機1の選択ギヤ位置iを検出するギ
ヤ位置センサ6からの信号、スロットル開度変化速度演
算部7からの信号、および登坂路走行検知部8からの信
号をそれぞれ入力する。
【0036】スロットル開度変化速度演算部7は、セン
サ3で検出したスロットル開度TVOの微小単位時間毎
のスロットル開度変化量ΔTVOを求め、これをスロッ
トル開度変化速度としてギヤ位置保持指令部5に入力す
るものとする。但し本例においては、アクセルペダルの
戻し方向への操作にともなうスロットル開度変化量ΔT
VOを正とする。従って、スロットル開度変化量ΔTV
Oはアクセル戻し速度を表すものとする。
【0037】また登坂路走行検知部8は、車両に設置し
た周知の傾斜角センサで構成したり、或いはナビゲーシ
ョンシステムの道路勾配情報を読み込むもの等、種々の
ものが考えられる。なお、勾配抵抗を次式、つまり勾配
抵抗=駆動力−加速抵抗−空力抵抗−転がり抵抗の演算
により求め、これから路面勾配を算出することも考えら
れる。ここで、上式における駆動力は、エンジンの性能
線図をもとにスロットル開度TVOおよびエンジン回転
数から容易に求めることができ、加速抵抗も、車速VS
Pの変化量および車両重量から計算により容易に求める
ことができ、空力抵抗および転がり抵抗はそれぞれ、車
速VSPに応じた0%ロード・ロード線から容易に求め
ることができる。
【0038】ギヤ位置保持指令部5は、上記入力情報を
基に図2および図3のプログラムを実行して適宜、変速
制御部2へギヤ位置保持指令を発するものとする。図2
は、メインルーチンで、先ず、本発明における登坂路走
行検知手段に対応したステップ11において、登坂路走
行検知部8からの信号をもとに、登坂路走行中か否かを
判別する。登坂路走行中でなければステップ12におい
て、詳しくは図3の制御プログラムを実行することによ
りギヤ位置保持制御を行い、登坂路走行中であれば、本
発明におけるギヤ位置保持禁止手段に相当するステップ
13において、ステップ12におけるギヤ位置保持制御
を禁止する。
【0039】次に、図3に示すギヤ位置保持制御を説明
するに、先ずステップ21において、車速VSPを読み
込み、次のステップ22において、車速VSPが設定車
速VSPS 以上か否かを判別する。ここで設定車速VS
S は、アクセルペダルの急戻しに伴うアップシフト変
速によっても空走感を生ずることのない高車速域の下限
値とし、例えば70km/hに定める。車速VSPが設定車
速VSPS 未満で、アクセルペダルの急戻しを行うと、
これに伴うアップシフト変速によって空走感を生ずる場
合においては、制御を本発明におけるアクセル急減操作
検出手段に対応したステップ23に進め、ここで、上記
の空走感を生ずるようなアクセルペダルの急戻しを行っ
たか否かを、アクセル戻し速度ΔTVOが設定速度ΔT
VOS 以上か否かにより判別する。
【0040】アクセルペダルの急戻しを行ったと判別す
る場合、ステップ24において、選択中のギヤ位置iが
最高速段か否かをチェックする。最高速段であれば、そ
れ以上のアップシフト変速が存在しないから、アップシ
フト変速を行わせないようにして上記の空走感を防止す
るギヤ位置保持制御は意味がない。従って、ステップ2
4でギヤ位置iが最高速段でないと判別する場合に、制
御をステップ25に進め、ここでスロットル開度TVO
が0(アクセルペダル釈放)と判別する時に、本発明に
おけるギヤ位置保持手段に対応したステップ26で、ギ
ヤ位置保持指令を変速制御部2に出力すると共に、この
ことを表すようにフラグFLAGを1にセットする。
【0041】ギヤ位置保持指令を受けると変速制御部2
は、前記した通常の変速制御に関係なく、現在の自動変
速機1のギヤ位置を保持する。以上により、車速VSP
が設定車速VSPS 未満であるときにアクセルペダルの
急戻し(ΔTVO≧ΔTVO S )を行ってスロットル開
度TVOを全閉にした時は、自動変速機1がアクセル戻
し操作直前におけるギヤ位置に保持されることとなり、
上記アクセルペダルの戻しに呼応したアップシフト変速
を行うことがない。従って、当該アクセルペダルの戻し
操作に呼応したアップシフト変速で、運転者が空走感を
感じて不安になるといった弊害を解消することができ
る。
【0042】ステップ23で、前記アクセルペダルの急
戻しを検出しなくなった場合や、またステップ24にお
いて、ギヤ位置iが最高速段であると判別した場合や、
更にステップ25で、スロットル開度TVOが0(アク
セルペダル釈放)でないと判別した場合は、ステップ2
7で、車速VSPが0以外の走行中であると判別し、且
つ、ステップ28で、スロットル開度TVOが減速意思
を示す設定値TVOS未満であると判別する時、制御を
ステップ29,30に進めて、以下のごとくにギヤ位置
保持制御を実行する。つまりステップ29において、フ
ラグFLAGから前回はギヤ位置保持状態だったか否か
を判別し、ギヤ位置保持状態だった場合はステップ30
で、引き続きギヤ位置保持指令を出力し、ギヤ位置保持
状態でなかった場合は、制御をそのまま終了する。従っ
て、ギヤ位置保持制御を前回の状態のままに保つ。
【0043】ステップ22で、車速VSPが設定車速V
SPS 以上であると判別する場合や、ステップ28で、
スロットル開度TVOが減速意思を示す設定値TVOS
未満でないと判別する場合は、制御をステップ31,3
2に進める。ステップ31でフラグFLAGが1のある
と判別する場合、つまり前回がギヤ位置保持状態であっ
たと判別する場合、ステップ32において、変速制御部
2へのギヤ位置保持指令を解除すると共に、このことを
表すようにフラグFLAGを0にリセットする。ステッ
プ31でフラグFLAGが0のあると判別する場合、制
御をそのまま終了し、いずれにしても、ギヤ位置保持作
用を終了させる。
【0044】ところで図2に示すように、ステップ11
で登坂路走行中であると判別する場合は、ステップ13
において、ステップ12における上記のギヤ位置保持制
御を禁止したから、自動変速機1のギヤ位置を変速制御
部2による通常の変速制御に任せることとなる。よって
登坂路走行中においては、上記の急なアクセル戻し操作
がなされても、自動変速機1をこのアクセル戻し操作直
前におけるギヤ位置に保持する制御がなされず、自動変
速機はアクセル戻し操作に呼応して高速側のギヤ位置に
アップシフト変速され得る。
【0045】これがため、登坂路走行中のアクセル急減
操作時に前記のギヤ位置保持制御がなされて大きなエン
ジンブレーキが作用し、登坂路走行中の車両を一瞬減速
させるといったようなことがなくなり、登坂路走行車両
の運転性が大きく損われるという問題の発生を回避する
ことができる。
【0046】図4は、本発明による変速制御装置の他の
実施の形態を示し、本実施の形態においては、登坂路走
行検知部8が、図1につき前述したもののうち、特に路
面勾配θを検出してギヤ位置保持指令部5に入力するも
のとする。従って、登坂路走行検知部8は本発明におけ
る路面勾配検出手段に相当する。またギヤ位置保持指令
部5には、図1における入力情報に付加して、ブレーキ
スイッチ91からの信号を入力するものとし、このブレ
ーキスイッチ91は、ブレーキペダルを踏み込む車両制
動時にONとなるようなものでよい。
【0047】本実施の形態においては、ギヤ位置保持指
令部5は図5のプログラムを実行してギヤ位置保持制御
を行う。図5の制御プログラムは、図2のステップ11
をステップ14に置換したもので、先ずステップ14に
おいて、路面勾配θが設定勾配θS 以上か否かにより、
登坂路走行中か否かを判別する。登坂路走行中でない場
合、ステップ12において、図2におけると同様にし
て、即ち、詳しくは図3に示す処理によりギヤ位置保持
制御を行う。
【0048】しかし、ステップ14において登坂路走行
中であると判別する場合、ステップ13において、図2
におけると同様に上記のギヤ位置保持制御を禁止し、自
動変速機の通常通りの自動変速を許可する。
【0049】よって、本実施の形態においても、登坂路
走行中でなければ図3に示すように、車速VSPが設定
車速VSPS 未満であるときにアクセルペダルの急戻し
(ΔTVO≧ΔTVOS )を行ってスロットル開度TV
Oを全閉にした時は、自動変速機1がアクセル戻し操作
直前におけるギヤ位置に保持されることとなり、上記ア
クセルペダルの戻しに呼応したアップシフト変速が生起
されることがない。従って、当該アクセルペダルの戻し
操作に呼応したアップシフト変速で、運転者が空走感を
感じて不安になるといった弊害を解消することができ
る。これに対し登坂路走行中である場合は、上記のギヤ
位置保持制御を禁止し、自動変速機1のギヤ位置を変速
制御部2による通常の変速制御に任せることから、上記
の急なアクセル戻し操作がなされても、自動変速機1を
このアクセル戻し操作直前におけるギヤ位置に保持する
制御がなされず、自動変速機はアクセル戻し操作に呼応
して高速側のギヤ位置にアップシフト変速される。これ
がため、登坂路走行中のアクセル急減操作時に前記のギ
ヤ位置保持制御がなされて大きなエンジンブレーキが作
用し、登坂路走行中の車両を一瞬減速させるといったよ
うなことがなくなり、登坂路走行車両の運転性が大きく
損われるという問題の発生を回避することができる。
【0050】ところで、本実施の形態においては更に、
ギヤ位置保持指令部5が上記の設定勾配θS を、図6の
プログラムにより学習制御するようになす。図6におい
ては、先ずステップ41で、路面勾配θが設定勾配θS
以上か否かにより、登坂路走行中か否かを判別し、ステ
ップ42で、アクセル戻し速度ΔTVOが、図3につき
前記した設定速度ΔTVOS 以上か否かにより、アクセ
ルペダルの急戻しを行ったか否かを判別する。
【0051】これらステップ41,42において、登坂
路走行中で、且つ、アクセルペダルの急戻しを行ったと
判別する場合、ステップ43において、当該判別からの
経過時間を測定するためにタイマTMを起動し、このタ
イマTMが例えば3秒の設定時間TMS を計測するまで
の間に、制御をステップ45に進める。ステップ45で
は、図4のギヤ位置保持指令部5から変速制御部2へギ
ヤ位置保持指令が出力されているか否かにより、ギヤ位
置保持作用中か否かを判別する。よってステップ45
は、本発明におけるギヤ位置保持作用検知手段に相当す
る。
【0052】かかるステップ45の判別結果に応じ、設
定勾配θS の学習制御による修正が以下のごとくに行わ
れる。つまり、ステップ45でギヤ位置保持作用中であ
ると判別し、且つ、本発明におけるアクセル踏み込み検
知手段を成すステップ46で、スロットル開度TVOの
検出値から、アクセルペダルが踏み込まれた加速中であ
ると判別する場合、換言すれば、上記のギヤ位置保持作
用が過大なエンジンブレーキをもたらし、アクセルペダ
ルを踏み込まざるを得なかった場合、本発明における設
定勾配修正手段に相当するステップ47において、設定
勾配θS を所定値ΔθS だけ減少させた後、ステップ4
8においてタイマTMを0にリセットする。
【0053】かかる設定勾配の減少は、一層小さな路面
勾配θからギヤ位置保持作用を禁止することとなり、よ
ってギヤ位置保持作用が上記過大なエンジンブレーキを
もたらして、運転者がアクセルペダルを踏み込まざるを
得なくなるような路面勾配のもとでは、当該ギヤ位置保
持作用を確実に禁止して、アクセルペダルを踏み込まざ
るを得なくなるような事態の発生を回避することができ
る。
【0054】勿論、ステップ46でアクセルペダルが踏
み込まれていないと判別する場合は、設定勾配θS が適
切なものであることから、その修正を行わずに、制御を
そのまま終了する。
【0055】また、ステップ45でギヤ位置保持作用中
でないと判別し、且つ、本発明におけるブレーキ操作検
知手段を成すステップ49で、図4におけるブレーキス
イッチ91のONが検出される車両制動中である場合、
換言すれば、ギヤ位置保持作用が生起されないことによ
ってエンジンブレーキが得られず、ブレーキペダルを踏
み込まざるを得なかった場合、本発明における設定勾配
修正手段に相当するステップ50において、設定勾配θ
S を所定値ΔθS だけ増大させた後、ステップ48にお
いてタイマTMを0にリセットする。
【0056】かかる設定勾配の増大は、路面勾配が一層
大きくならないとギヤ位置保持作用を禁止しないことと
なり、ギヤ位置保持作用の生起によりエンジンブレーキ
を発生させないと、ブレーキペダルを踏み込まざるを得
なくなるような路面勾配のもとでは、当該ギヤ位置保持
作用を確実に生起させて、ブレーキペダルを踏み込まざ
るを得なくなるような事態の発生を回避することができ
る。
【0057】勿論、ステップ49でブレーキペダルが踏
み込まれていないと判別する場合は、設定勾配θS が適
切なものであることから、その修正を行わずに、制御を
そのまま終了する。
【0058】以上のような設定勾配θS の学習制御は、
ステップ44でタイマTMが設定時間TMS 以上を示す
ようになったと判別する時に、つまり、ステップ41,
42において、登坂路走行中で、且つ、アクセルペダル
の急戻しがあったと判別してから、設定時間TMS が経
過した後は、学習制御の正確を期するために終了させ
る。
【0059】また、ステップ41で登坂路走行中でない
と判別した場合や、ステップ42でアクセルペダルの急
な戻し操作が検出されない場合は、当然、設定勾配θS
の学習制御は行う必要がないから、制御をそのまま終了
することとする。
【0060】図7は、本発明による変速制御装置の更に
他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、登坂
路走行検知部8が、図4につき前述したと同様に、路面
勾配θを検出してギヤ位置保持指令部5に入力するもの
とする。また、ギヤ位置保持指令部5には、図4におけ
るブレーキスイッチ91に代えて、車両の加速度Gを検
出する加速度センサ92からの信号を入力するものとす
る。
【0061】本実施の形態においても、ギヤ位置保持指
令部5は図4の場合と同様に、図5および図3のプログ
ラムを実行してギヤ位置保持制御を行う。つまり、図5
のステップ14において、路面勾配θが設定勾配θS
満で、登坂路走行中でないと判別した場合は、ステップ
12において、詳しくは図3に示す処理によりギヤ位置
保持制御を行い、車速VSPが設定車速VSPS 未満で
あるときにアクセルペダルの急戻し(ΔTVO≧ΔTV
S )を行ってスロットル開度TVOを全閉にした時、
自動変速機1をアクセル戻し操作直前におけるギヤ位置
に保持して、アクセルペダルの戻しに呼応したアップシ
フト変速を禁じることで、運転者が空走感を感じて不安
になるといった弊害を解消する。これに対し図5のステ
ップ14において、登坂路走行中であると判別する場合
は、ステップ13において上記のギヤ位置保持制御を禁
止し、自動変速機1のギヤ位置を変速制御部2による通
常の変速制御に任せることから、自動変速機はアクセル
戻し操作に呼応して高速側のギヤ位置にアップシフト変
速されることとなり、登坂路走行中のアクセル急減操作
時に前記のギヤ位置保持制御がなされて大きなエンジン
ブレーキが作用し、車両を一瞬減速させるといったよう
なことがなくなる。
【0062】ところで、本実施の形態においては、ギヤ
位置保持指令部5が上記の設定勾配θS を学習制御する
に際し、図6に代えて図8のプログラムによりこれを行
うようになす。図8においては、先ず本発明におけるア
クセル戻し操作検知手段に相当するステップ61で、前
記のΔTVOをもとにアクセルペダルの戻し操作があっ
たか否かをチェックする。アクセルペダルの戻し操作が
なければ、設定勾配θ S の学習制御は不要であるから、
制御をそのまま終了するが、アクセルペダルの戻し操作
があった場合、設定勾配θS の学習制御を以下のごとく
に行う。
【0063】つまり先ず、本発明における車両加速度検
出手段に相当するステップ62において、アクセルペダ
ルの戻し操作があってから、イナーシャによる影響がな
くなる、例えば1秒のような設定時間Δtが経過した時
の車両加速度Gを、図7のセンサ92から読み込む。そ
して、本発明におけるギヤ位置保持作用検知手段に相当
するステップ63で、図7のギヤ位置保持指令部5から
変速制御部2へギヤ位置保持指令が出力されているか否
かにより、ギヤ位置保持作用中か否かを判別する。
【0064】ステップ63でギヤ位置保持作用中である
と判別し、且つ、ステップ64で車両加速度Gが第1の
設定加速度G1 未満であると判別する場合、換言すれ
ば、上記のギヤ位置保持作用が過大なエンジンブレーキ
をもたらし、第1の設定加速度G1 に対応した値よりも
大きな車両減速度が発生した場合、本発明における設定
勾配修正手段に対応したステップ65において、設定勾
配θS を所定値ΔθS だけ減少させる。
【0065】かかる設定勾配の減少は、一層小さな路面
勾配θからギヤ位置保持作用を禁止することとなり、ギ
ヤ位置保持作用が上記第1の設定加速度G1 に対応した
値より大きな車両減速度を発生させて、運転者がアクセ
ルペダルを踏み込まざるを得なくなるような路面勾配の
もとでは、当該ギヤ位置保持作用を確実に禁止して、ア
クセルペダルを踏み込まざるを得なくなるような事態の
発生を回避することができる。
【0066】勿論、ステップ64で車両加速度Gが第1
の設定加速度G1 未満ではないと判別する場合は、設定
勾配θS が適切なものであることから、その修正を行わ
ずに、制御をそのまま終了する。
【0067】また、ステップ63でギヤ位置保持作用中
でないと判別し、且つ、ステップ66で車両加速度Gが
第2の設定加速度G2 以上であると判別する場合、換言
すれば、ギヤ位置保持作用が生起されないことによって
エンジンブレーキが不足して、第2の設定加速度G2
対応した値より大きな車両加速度が発生した場合、本発
明における設定勾配修正手段に相当するステップ67に
おいて、設定勾配θSを所定値ΔθS だけ増大させる。
【0068】かかる設定勾配の増大は、路面勾配が一層
大きくならないとギヤ位置保持作用を禁止しないことと
なり、ギヤ位置保持作用の生起によりエンジンブレーキ
を発生させないと、第2の設定加速度G2 に対応した値
より大きな車両加速度が発生して、運転者がブレーキペ
ダルを踏み込まざるを得なくなるような路面勾配のもと
では、当該ギヤ位置保持作用を確実に生起させて、ブレ
ーキペダルを踏み込まざるを得なくなるような事態の発
生を回避することができる。
【0069】勿論、ステップ66で車両加速度Gが第2
の設定加速度G2 以上でないと判別する場合は、設定勾
配θS が適切なものであることから、その修正を行わず
に、制御をそのまま終了する。
【0070】以上のような図8に示す設定勾配θS の学
習制御によっても、図6につき前述した設定勾配θS
学習制御によると同様の作用効果を達成することができ
る。
【0071】図9は、本発明による変速制御装置の更に
他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、図1
に付加して渋滞検知部93を設け、これによる検知結果
をもギヤ位置保持指令部5に入力するものとする。なお
渋滞検知部93としては、ナビゲーションシステムや、
FM多重放送からの渋滞情報を判定し、判定結果をギヤ
位置保持指令部5に入力するものが考えられる。
【0072】本実施の形態においてギヤ位置保持指令部
5は、図2に対応した図10のプログラムを実行してギ
ヤ位置保持制御を行うものとする。つまり、本発明にお
ける渋滞検知手段を成す図10のステップ15におい
て、渋滞検知部93からの信号をもとに走行中の道路が
渋滞中であるか否かを判別し、渋滞中でなければ制御を
ステップ11に進めて、図2につき前述したと同様にギ
ヤ位置保持制御の実行(ステップ12)、および当該ギ
ヤ位置保持制御の禁止(ステップ13)を行うものとす
る。
【0073】ところで、ステップ15において走行道路
が渋滞中であると判別する場合は、ステップ11の判別
結果に関係なく、つまり登坂路走行中であっても、制御
をステップ12に進めることにより、ギヤ位置保持制御
を禁止せずに実行させることとする。
【0074】ここで渋滞時においては、アクセルペダル
を釈放すると同時に、ブレーキペダルの踏み込みにより
車両を制動する頻度が高いが、この時前記したギヤ位置
保持作用により、アクセルペダルの戻し操作に呼応した
アップシフトがなされないようにすることで、エンジン
ブレーキを有効に活用して、ブレーキペダルの踏み込み
頻度を減ずることができ、運転性を向上させ得るのみな
らず、ブレーキ装置の耐久性をも向上させることができ
る。
【0075】図11は、本発明による変速制御装置の更
に他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、図
1に付加して車間距離検出部94を設け、これにより検
出した車間距離Lに係わる信号をもギヤ位置保持指令部
5に入力するものとする。なお車間距離検出部94とし
ては、レーダ波や超音波を発射し、反射波を受信するま
での時間から車間距離Lを計測したり、カメラで撮影し
た画像を用いて前方走行車両までの車間距離Lを算出す
る型式のものでよい。
【0076】本実施の形態においてギヤ位置保持指令部
5は、図2に対応した図12のプログラムを実行してギ
ヤ位置保持制御を行うものとする。つまり、本発明にお
ける車間距離検出手段を成す図12のステップ16にお
いて、車間距離検出部94からの信号をもとに車間距離
Lが、図13のように車速VSPごとに予め設定してあ
る安全車間距離LS 未満であるか、以上であるかを判別
し、安全車間距離LS以上であれば制御をステップ11
に進めて、図2につき前述したと同様にギヤ位置保持制
御の実行(ステップ12)、および当該ギヤ位置保持制
御の禁止(ステップ13)を行うものとする。
【0077】ところで、ステップ16において車間距離
Lが安全車間距離LS 未満であると判別する場合は、ス
テップ11の判別結果に関係なく、つまり登坂路走行中
であっても、制御をステップ12に進めることにより、
ギヤ位置保持制御を禁止せずに実行させることとする。
【0078】ここで車間距離Lが安全車間距離LS 未満
である場合においては、アクセルペダルを釈放して、ブ
レーキペダルの踏み込みにより車両を制動する時に、十
分な制動力が要求されるが、この時前記したギヤ位置保
持作用により、アクセルペダルの戻し操作に呼応したア
ップシフトがなされないようにすることで、エンジンブ
レーキを有効に活用して、十分な制動力を要求通りに発
生させることができ、運転性および安全性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施の形態になる自動変速機の変速制
御装置を示す機能別ブロック線図である。
【図2】同変速制御装置による変速制御のメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図3】同メインルーチンにおけるギヤ位置保持制御に
関したサブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】本発明による他の実施の形態になる自動変速機
の変速制御装置を示す機能別ブロック線図である。
【図5】同変速制御装置による変速制御のメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図6】同変速制御において登坂路走行か否かを判定す
るに用いた設定路面勾配の学習制御プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明による更に他の実施の形態になる自動変
速機の変速制御装置を示す機能別ブロック線図である。
【図8】同変速制御装置において登坂路走行か否かを判
定するに用いた設定路面勾配の学習制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図9】本発明による更に他の実施の形態になる自動変
速機の変速制御装置を示す機能別ブロック線図である。
【図10】同変速制御装置による変速制御のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図11】本発明による更に他の実施の形態になる自動
変速機の変速制御装置を示す機能別ブロック線図であ
る。
【図12】同変速制御装置による変速制御のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図13】車速ごとの安全車間距離を示す線図である。
【符号の説明】
1 自動変速機 2 変速制御部 3 スロットル開度センサ 4 車速センサ 5 ギヤ位置保持指令部 6 ギヤ位置センサ 7 スロットル開度変化速度演算部 8 登坂路走行検知部 91 ブレーキスイッチ 92 加速度センサ 93 渋滞検知部 94 車間距離検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:60 59:66

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機を介して原動機の回転を車輪
    に伝達する車両において、 前記原動機の出力を加減するアクセルペダルの設定速度
    以上の急な戻し操作を検出するアクセル急減操作検出手
    段と、 該手段によりアクセルペダルの急な戻し操作が検出され
    るとき、自動変速機のギヤ位置を保持するギヤ位置保持
    手段と、 車両が登坂路走行中であるのを検知する登坂路走行検知
    手段と、 該手段により登坂路走行中が検知される間、前記ギヤ位
    置保持手段によるギヤ位置保持作用を禁止して、自動変
    速機の自動変速を許可するギヤ位置保持禁止手段とを具
    備してなることを特徴とする自動変速機の変速制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記登坂路走行検知
    手段は路面勾配を検出する路面勾配検出手段を具え、該
    検出した路面勾配が設定勾配以上であるときに登坂路走
    行であることを検知するよう構成したことを特徴とする
    自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ギヤ位置保持手
    段によるギヤ位置保持作用が行われているのを検知する
    ギヤ位置保持作用検知手段と、 前記アクセルペダルの踏み込みを検知するアクセル踏み
    込み検知手段と、 前記車輪を制動するブレーキペダルの踏み込みを検知す
    るブレーキ操作検知手段とを付加して設け、 更に、これら手段からの信号に応答し、前記アクセル急
    減操作検出手段がアクセルペダルの設定速度以上の急な
    戻し操作を検出した場合において、前記ギヤ位置保持作
    用検知手段によりギヤ位置保持作用中が検知され、且
    つ、アクセル踏み込み検知手段によりアクセルペダルの
    踏み込みが検知される時、前記設定勾配を減少させ、ギ
    ヤ位置保持作用検知手段によりギヤ位置保持作用中が検
    知されず、且つ、ブレーキ操作検知手段によりブレーキ
    ペダルの踏み込みが検知される時、前記設定勾配を増大
    させる設定勾配修正手段を設けたことを特徴とする自動
    変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記アクセルペダル
    の戻し操作を検知するアクセル戻し操作検知手段と、 前記ギヤ位置保持手段によるギヤ位置保持作用が行われ
    ているのを検知するギヤ位置保持作用検知手段と、 前記車両の加速度を検出する車両加速度検出手段とを付
    加して設け、 更に、これら手段からの信号に応答し、アクセル戻し操
    作検知手段がアクセルペダルの戻し操作を検知した場合
    において、ギヤ位置保持作用検知手段によりギヤ位置保
    持作用中が検知され、且つ、車両加速度検出手段により
    検出した加速度が第1の設定加速度未満のエンジンブレ
    ーキ過大時、前記設定勾配を減少させ、ギヤ位置保持作
    用検知手段によりギヤ位置保持作用中が検知されず、且
    つ、車両加速度検出手段により検出した加速度が第2の
    設定加速度以上のエンジンブレーキ不足時、前記設定勾
    配を増大させる設定勾配修正手段を設けたことを特徴と
    する自動変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記設定勾配修正手
    段は、前記アクセル戻し操作検知手段がアクセルペダル
    の戻し操作を検知してから所定時間経過時における前記
    車両加速度検出手段の加速度検出値を前記第1および第
    2の設定加速度と比較するよう構成したことを特徴とす
    る自動変速機の変速制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、道路が渋滞中であるか否かを検知する渋滞検知手段
    を付加して設け、 該手段により渋滞中が検知される時、登坂路走行中が検
    知されても、前記ギヤ位置保持手段によるギヤ位置保持
    作用が実行されるよう構成したことを特徴とする自動変
    速機の変速制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項におい
    て、車両前方の車間距離を検出する車間距離検出手段を
    付加して設け、 該手段により検出された前方車間距離が安全車間距離未
    満である間、登坂路走行中が検知されても、前記ギヤ位
    置保持手段によるギヤ位置保持作用が実行されるよう構
    成したことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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