JPH09144884A - ピストン - Google Patents
ピストンInfo
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- JPH09144884A JPH09144884A JP32794395A JP32794395A JPH09144884A JP H09144884 A JPH09144884 A JP H09144884A JP 32794395 A JP32794395 A JP 32794395A JP 32794395 A JP32794395 A JP 32794395A JP H09144884 A JPH09144884 A JP H09144884A
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Landscapes
- Actuator (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールリップ122の密封面における面圧極
大部が高圧空間側に偏在した面圧分布とすることによっ
て、密封性の向上を図る。 【解決手段】 合成樹脂で成形されたピストン本体11
の外周面にPTFEからなるピストン軸受12が一体的
に設けられ、このピストン軸受12は、複数の環状溝1
11を有するピストン本体11の外周面に圧着された円
筒状の軸受本体121及びその軸方向一端からテーパ状
に拡開したシールリップ122からなる。ピストン本体
11の外周における軸方向一端には、テーパ状であって
弾性変形可能なスカート部112が形成され、シールリ
ップ122はこのスカート部112によって内周側から
バックアップされている。スカート部112は、軸方向
に延びるスリット112aで円周方向に分割されてい
る。
大部が高圧空間側に偏在した面圧分布とすることによっ
て、密封性の向上を図る。 【解決手段】 合成樹脂で成形されたピストン本体11
の外周面にPTFEからなるピストン軸受12が一体的
に設けられ、このピストン軸受12は、複数の環状溝1
11を有するピストン本体11の外周面に圧着された円
筒状の軸受本体121及びその軸方向一端からテーパ状
に拡開したシールリップ122からなる。ピストン本体
11の外周における軸方向一端には、テーパ状であって
弾性変形可能なスカート部112が形成され、シールリ
ップ122はこのスカート部112によって内周側から
バックアップされている。スカート部112は、軸方向
に延びるスリット112aで円周方向に分割されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復動シリンダ装
置のシリンダ内に配置されるピストンに関するものであ
る。
置のシリンダ内に配置されるピストンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のピストンの典型的な従来例とし
ては、例えば図5に示すように、合成樹脂で成形された
ピストン本体1の外周面にPTFE(ポリテトラフルオ
ロエチレン)等の摺動抵抗の少ないフッ素樹脂からなる
ピストン軸受2が一体的に設けられたものがある。ピス
トン軸受2は、複数条の環状溝1aを有するピストン本
体1の外周面に圧着された円筒状の軸受本体2aと、そ
の軸方向一端からテーパ状に延在されたシールリップ2
bとを備える。
ては、例えば図5に示すように、合成樹脂で成形された
ピストン本体1の外周面にPTFE(ポリテトラフルオ
ロエチレン)等の摺動抵抗の少ないフッ素樹脂からなる
ピストン軸受2が一体的に設けられたものがある。ピス
トン軸受2は、複数条の環状溝1aを有するピストン本
体1の外周面に圧着された円筒状の軸受本体2aと、そ
の軸方向一端からテーパ状に延在されたシールリップ2
bとを備える。
【0003】軸受本体2aはシリンダ4の内周における
ピストンの軸方向往復移動を円滑ならしめるものであ
り、シールリップ2bの先端外周面がシリンダ4の内周
面と気密摺動することによって、当該ピストンの軸方向
両側の高圧空間と大気圧空間との間をシールするもので
ある。したがって、この種のピストンは、シールリップ
2bが高圧空間側を向くようにシリンダ4内に配置され
る。また、シールリップ2bは、ピストン本体1の外周
面に装着したエラストマからなるOリング3によって内
周側からバックアップされており、これによってシリン
ダ4の内周面に対するシールリップ2bの弾性的な密接
力が付与されている。
ピストンの軸方向往復移動を円滑ならしめるものであ
り、シールリップ2bの先端外周面がシリンダ4の内周
面と気密摺動することによって、当該ピストンの軸方向
両側の高圧空間と大気圧空間との間をシールするもので
ある。したがって、この種のピストンは、シールリップ
2bが高圧空間側を向くようにシリンダ4内に配置され
る。また、シールリップ2bは、ピストン本体1の外周
面に装着したエラストマからなるOリング3によって内
周側からバックアップされており、これによってシリン
ダ4の内周面に対するシールリップ2bの弾性的な密接
力が付与されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6は、シールリップ
等を相手材に密接させることによって密封を行う場合の
密封面の理想的な面圧分布を示すものである。一般に、
このような密封面での密封性は、前記シールリップ等の
接触面圧の極大部Aが密封対象である高圧空間側に偏在
した面圧分布を有する場合に良好となり、言い換えれ
ば、高圧空間側での面圧Pの変化率が大きいほど良好で
ある。すなわち、前記密封面のうち面圧極大部Aよりも
高圧空間側で軸方向(図5の左右方向)の単位長さに対
する面圧変化の割合を[dp/dx]max P、前記面圧
極大部Aよりも大気圧空間側で軸方向の単位長さに対す
る面圧変化の割合を[dp/dx]max Mとすると、
[dp/dx]max P<[dp/dx]max Mの場合は
高圧空間から大気圧空間側への漏れが発生し、[dp/
dx]max P>[dp/dx]max Mの場合に良好な密
封性が発揮され、[dp/dx]max Pが大きいほど、
かつ[dp/dx]max Mが小さいほど密封性が向上す
る。
等を相手材に密接させることによって密封を行う場合の
密封面の理想的な面圧分布を示すものである。一般に、
このような密封面での密封性は、前記シールリップ等の
接触面圧の極大部Aが密封対象である高圧空間側に偏在
した面圧分布を有する場合に良好となり、言い換えれ
ば、高圧空間側での面圧Pの変化率が大きいほど良好で
ある。すなわち、前記密封面のうち面圧極大部Aよりも
高圧空間側で軸方向(図5の左右方向)の単位長さに対
する面圧変化の割合を[dp/dx]max P、前記面圧
極大部Aよりも大気圧空間側で軸方向の単位長さに対す
る面圧変化の割合を[dp/dx]max Mとすると、
[dp/dx]max P<[dp/dx]max Mの場合は
高圧空間から大気圧空間側への漏れが発生し、[dp/
dx]max P>[dp/dx]max Mの場合に良好な密
封性が発揮され、[dp/dx]max Pが大きいほど、
かつ[dp/dx]max Mが小さいほど密封性が向上す
る。
【0005】しかるに、図5に示す従来構造のピストン
によれば、シリンダ4の内周面に対するシールリップ2
bの密接力が、円形断面のOリング3の弾性によって付
与されているものであることから、密封面Sにおける面
圧極大部が高圧空間側に偏在して[dp/dx]max P
>[dp/dx]max Mとなる図6のような理想的な面
圧分布は形成されない。
によれば、シリンダ4の内周面に対するシールリップ2
bの密接力が、円形断面のOリング3の弾性によって付
与されているものであることから、密封面Sにおける面
圧極大部が高圧空間側に偏在して[dp/dx]max P
>[dp/dx]max Mとなる図6のような理想的な面
圧分布は形成されない。
【0006】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その主な技術的課題とするところは、シー
ルリップの密封面における面圧極大部が高圧空間側に偏
在した面圧分布とすることによって、密封性の向上を図
ることにある。
れたもので、その主な技術的課題とするところは、シー
ルリップの密封面における面圧極大部が高圧空間側に偏
在した面圧分布とすることによって、密封性の向上を図
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るピストンは、合成樹脂製のピストン本体
と、このピストン本体の外周に一体的に設けられたフッ
素樹脂からなるピストン軸受とを備え、前記ピストン軸
受が、前記ピストン本体の外周面に圧着された軸受本体
及びこの軸受本体の軸方向端部から延在されたシールリ
ップからなり、前記ピストン本体に、前記シールリップ
をその内周側からバックアップする弾性変形可能なスカ
ート部が形成されたものである。
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るピストンは、合成樹脂製のピストン本体
と、このピストン本体の外周に一体的に設けられたフッ
素樹脂からなるピストン軸受とを備え、前記ピストン軸
受が、前記ピストン本体の外周面に圧着された軸受本体
及びこの軸受本体の軸方向端部から延在されたシールリ
ップからなり、前記ピストン本体に、前記シールリップ
をその内周側からバックアップする弾性変形可能なスカ
ート部が形成されたものである。
【0008】典型的には、ピストン本体は例えばフェノ
ール樹脂等の合成樹脂で成形され、ピストン軸受は、こ
のピストン本体の外周面にPTFE等のフッ素樹脂を塑
性変形させながら圧着することによって一体的に形成さ
れる。通常、ピストン本体の外周面には複数の環状溝が
形成され、ピストン軸受における円筒状の軸受本体は、
前記各環状溝に食い込んだ状態に圧着されることによっ
てピストン本体と確実に一体化される。ピストン本体
は、軸心部が往復動ロッドに連結され、往復動シリンダ
装置等のシリンダ内に、ピストン軸受におけるシールリ
ップが高圧空間側を向くように配置され、このシールリ
ップの先端部外周面が、ピストン本体に形成されたスカ
ート部の弾性によってシリンダの内周面に密接される。
ール樹脂等の合成樹脂で成形され、ピストン軸受は、こ
のピストン本体の外周面にPTFE等のフッ素樹脂を塑
性変形させながら圧着することによって一体的に形成さ
れる。通常、ピストン本体の外周面には複数の環状溝が
形成され、ピストン軸受における円筒状の軸受本体は、
前記各環状溝に食い込んだ状態に圧着されることによっ
てピストン本体と確実に一体化される。ピストン本体
は、軸心部が往復動ロッドに連結され、往復動シリンダ
装置等のシリンダ内に、ピストン軸受におけるシールリ
ップが高圧空間側を向くように配置され、このシールリ
ップの先端部外周面が、ピストン本体に形成されたスカ
ート部の弾性によってシリンダの内周面に密接される。
【0009】上記構成のピストンは、シリンダ内に、ピ
ストン軸受におけるシールリップの先端を高圧空間側へ
向けて、軸方向移動自在に配置される。前記シールリッ
プはピストン本体に形成されたスカート部によって内周
側から拡張力を付与され、シリンダの内周面に弾性的に
密接する。また、シリンダ内へのピストンの挿入によっ
て前記スカート部が受ける縮径変形量は先端側ほど大き
くなるから、その反力として発生する拡張力によるシー
ルリップの面圧は先端側ほど大きくなり、面圧のピーク
が高圧空間側に偏在した密封機能上理想的な面圧分布が
得られる。
ストン軸受におけるシールリップの先端を高圧空間側へ
向けて、軸方向移動自在に配置される。前記シールリッ
プはピストン本体に形成されたスカート部によって内周
側から拡張力を付与され、シリンダの内周面に弾性的に
密接する。また、シリンダ内へのピストンの挿入によっ
て前記スカート部が受ける縮径変形量は先端側ほど大き
くなるから、その反力として発生する拡張力によるシー
ルリップの面圧は先端側ほど大きくなり、面圧のピーク
が高圧空間側に偏在した密封機能上理想的な面圧分布が
得られる。
【0010】スカート部が円周方向に連続したものであ
る場合は、ピストンをシリンダ内に挿入した時に前記ス
カート部に円周方向の圧縮力が加わって拡張力が大きく
なるため、シリンダ内周面に対するシールリップの摺動
抵抗が大きくなる。したがって、好ましくはスカート部
には軸方向に延びるスリットを円周方向所定間隔で形成
することによって、円周方向の応力を解消し、シールリ
ップの摺動抵抗を低減でき、圧力切替わり時の作動応答
性を向上させることができる。しかも高圧空間側の圧力
がシールリップの内周面に直接作用することによる自己
密封性が得られる。
る場合は、ピストンをシリンダ内に挿入した時に前記ス
カート部に円周方向の圧縮力が加わって拡張力が大きく
なるため、シリンダ内周面に対するシールリップの摺動
抵抗が大きくなる。したがって、好ましくはスカート部
には軸方向に延びるスリットを円周方向所定間隔で形成
することによって、円周方向の応力を解消し、シールリ
ップの摺動抵抗を低減でき、圧力切替わり時の作動応答
性を向上させることができる。しかも高圧空間側の圧力
がシールリップの内周面に直接作用することによる自己
密封性が得られる。
【0011】この自己シール作用は、シールリップをス
カート部の先端から突出させることによって一層有効と
なる。これは、スカート部の先端から突出したシールリ
ップの先端部の全周が高圧空間側の圧力を内周側から直
接受けて、シリンダの内周面に良好に密接するからであ
る。この場合、シールリップの先端をスカート部の先端
に回り込むように圧着した形状とすれば、高圧空間の圧
力によってシールリップが大気圧空間側へ押し出される
のを防止することができる。
カート部の先端から突出させることによって一層有効と
なる。これは、スカート部の先端から突出したシールリ
ップの先端部の全周が高圧空間側の圧力を内周側から直
接受けて、シリンダの内周面に良好に密接するからであ
る。この場合、シールリップの先端をスカート部の先端
に回り込むように圧着した形状とすれば、高圧空間の圧
力によってシールリップが大気圧空間側へ押し出される
のを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るピストンの
第一の実施形態を示すものである。このピストン10
は、例えばフェノール樹脂等の合成樹脂で成形されたピ
ストン本体11の外周面に、PTFEからなるピストン
軸受12が一体的に設けられたものである。ピストン軸
受12は、複数の環状溝111を有するピストン本体1
1の外周面に圧着された円筒状の軸受本体121と、そ
の軸方向一端からテーパ状に拡開したシールリップ12
2とからなる。ピストン本体11の外周における軸方向
一端には、テーパ状であって弾性変形可能なスカート部
112が形成され、シールリップ122はこのスカート
部112によって内周側からバックアップされている。
第一の実施形態を示すものである。このピストン10
は、例えばフェノール樹脂等の合成樹脂で成形されたピ
ストン本体11の外周面に、PTFEからなるピストン
軸受12が一体的に設けられたものである。ピストン軸
受12は、複数の環状溝111を有するピストン本体1
1の外周面に圧着された円筒状の軸受本体121と、そ
の軸方向一端からテーパ状に拡開したシールリップ12
2とからなる。ピストン本体11の外周における軸方向
一端には、テーパ状であって弾性変形可能なスカート部
112が形成され、シールリップ122はこのスカート
部112によって内周側からバックアップされている。
【0013】このピストン10は、シリンダ20内に、
シールリップ122が高圧空間側を向くように配置さ
れ、軸心部が、シリンダ20に軸方向に挿通された往復
動ロッド(図示省略)に連結される。スカート部112
はシールリップ122を介して内径側へ適宜変形された
状態にあり、その反力である拡張力によってシールリッ
プ122の先端をシリンダ20の内周面に弾性的に押し
付け、高圧空間に対する密封力を与えている。シリンダ
20の内周面に対するシールリップ122の面圧は、ス
カート部112によって先端側ほど大きくなり、このた
め面圧のピークが高圧空間側に偏在した図6のような面
圧分布が得られ、これによって優れた密封性能が実現さ
れる。
シールリップ122が高圧空間側を向くように配置さ
れ、軸心部が、シリンダ20に軸方向に挿通された往復
動ロッド(図示省略)に連結される。スカート部112
はシールリップ122を介して内径側へ適宜変形された
状態にあり、その反力である拡張力によってシールリッ
プ122の先端をシリンダ20の内周面に弾性的に押し
付け、高圧空間に対する密封力を与えている。シリンダ
20の内周面に対するシールリップ122の面圧は、ス
カート部112によって先端側ほど大きくなり、このた
め面圧のピークが高圧空間側に偏在した図6のような面
圧分布が得られ、これによって優れた密封性能が実現さ
れる。
【0014】次に、図2に示す第二の実施形態は、上記
第一の実施形態におけるスカート部112に、軸方向に
延びるスリット112aを円周方向所定間隔で形成し、
すなわち前記スカート部112をスリット112aで円
周方向に分割することによって、その半径方向の可撓性
を向上させたものである。
第一の実施形態におけるスカート部112に、軸方向に
延びるスリット112aを円周方向所定間隔で形成し、
すなわち前記スカート部112をスリット112aで円
周方向に分割することによって、その半径方向の可撓性
を向上させたものである。
【0015】したがってこの第二の実施形態によれば、
スカート部112の剛性の低下によって、第一の実施形
態に比較してシールリップ122の摺動抵抗を少なくす
ると共に締め代を大きくすることができ、しかも高圧空
間側の圧力がスリット112aを介してシールリップ1
22の内周面に直接作用してシリンダ内周面に押し付け
る自己シール作用が得られるので、密封性が向上する。
また、シールリップ122はスカート部112の外周に
圧着されるが、この圧着の際に、PTFEからなるシー
ルリップ122が塑性変形して各スリット112aに食
い込んだ状態となるので、ピストン本体11とピストン
軸受12との相対回転及びこれによる圧着面の摩耗が有
効に防止される。
スカート部112の剛性の低下によって、第一の実施形
態に比較してシールリップ122の摺動抵抗を少なくす
ると共に締め代を大きくすることができ、しかも高圧空
間側の圧力がスリット112aを介してシールリップ1
22の内周面に直接作用してシリンダ内周面に押し付け
る自己シール作用が得られるので、密封性が向上する。
また、シールリップ122はスカート部112の外周に
圧着されるが、この圧着の際に、PTFEからなるシー
ルリップ122が塑性変形して各スリット112aに食
い込んだ状態となるので、ピストン本体11とピストン
軸受12との相対回転及びこれによる圧着面の摩耗が有
効に防止される。
【0016】次に、図3に示す第三の実施形態は、第一
の実施形態におけるシールリップ122をスカート部1
12よりも長くし、前記シールリップ122の先端12
2aをスカート部112の先端に回り込むように圧着し
たものである。このようにすることによって、シールリ
ップ122が高圧空間の圧力によって大気圧空間側へ押
し出されるのを防止すると共に、スカート部112の先
端から延びるシールリップ122の先端122aにおけ
る自己シール作用によって密封性の向上を図ることがで
きる。
の実施形態におけるシールリップ122をスカート部1
12よりも長くし、前記シールリップ122の先端12
2aをスカート部112の先端に回り込むように圧着し
たものである。このようにすることによって、シールリ
ップ122が高圧空間の圧力によって大気圧空間側へ押
し出されるのを防止すると共に、スカート部112の先
端から延びるシールリップ122の先端122aにおけ
る自己シール作用によって密封性の向上を図ることがで
きる。
【0017】上記各実施形態において、シールリップ1
22は、その形状による密封機能の方向性があり、シー
ルリップ122の正面側(図中右側)が高圧空間である
場合は優れた密封性を発揮するが、圧力関係が逆転する
ような場合、すなわち図中左側の大気圧空間と記した側
が高圧になるような場合は、この方向の圧力はシールリ
ップ122を縮径する方向に作用することから、良好な
密封性を期待することができない。図4に示す第四の実
施形態は、このような使用条件に対処し、いずれの方向
からの圧力に対しても優れた密封性を得るために、シー
ルリップ122及びこれを内周側からバックアップする
スカート部112を軸方向両端に設けたものである。す
なわちピストン軸受12は、ピストン本体11の外周面
に圧着された軸受本体121の軸方向両端からそれぞれ
互いに背反する方向にテーパ状に拡開した一対のシール
リップ122を有し、ピストン本体11は、その軸方向
両端外周に、前記各シールリップ122をバックアップ
して拡張力を与えるための一対のスカート部112が形
成されている。
22は、その形状による密封機能の方向性があり、シー
ルリップ122の正面側(図中右側)が高圧空間である
場合は優れた密封性を発揮するが、圧力関係が逆転する
ような場合、すなわち図中左側の大気圧空間と記した側
が高圧になるような場合は、この方向の圧力はシールリ
ップ122を縮径する方向に作用することから、良好な
密封性を期待することができない。図4に示す第四の実
施形態は、このような使用条件に対処し、いずれの方向
からの圧力に対しても優れた密封性を得るために、シー
ルリップ122及びこれを内周側からバックアップする
スカート部112を軸方向両端に設けたものである。す
なわちピストン軸受12は、ピストン本体11の外周面
に圧着された軸受本体121の軸方向両端からそれぞれ
互いに背反する方向にテーパ状に拡開した一対のシール
リップ122を有し、ピストン本体11は、その軸方向
両端外周に、前記各シールリップ122をバックアップ
して拡張力を与えるための一対のスカート部112が形
成されている。
【0018】なお、上記第三及び第四の実施形態におい
ても、第二の実施形態と同様、スカート部112を、軸
方向に延びるスリット112aで円周方向に分割した構
成とすることが一層好ましい。
ても、第二の実施形態と同様、スカート部112を、軸
方向に延びるスリット112aで円周方向に分割した構
成とすることが一層好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るピストンによると、次のよ
うな効果が実現される。 (1) シリンダ内周面に対するシールリップの面圧のピー
クが高圧空間側に偏在した密封機能上理想的な面圧分布
が得られるので、密封性が向上する。 (2) ピストン本体の外周に、シールリップをバックアッ
プするためのOリング等の装着が不要となるので、従来
より安価に製作できる。 (3) スカート部にスリットを形成することによって、シ
ールリップの摺動抵抗が少なくなると共に、締め代の増
大によって追随性が向上し、ピストンの偏心においても
優れた密封性を発揮する。
うな効果が実現される。 (1) シリンダ内周面に対するシールリップの面圧のピー
クが高圧空間側に偏在した密封機能上理想的な面圧分布
が得られるので、密封性が向上する。 (2) ピストン本体の外周に、シールリップをバックアッ
プするためのOリング等の装着が不要となるので、従来
より安価に製作できる。 (3) スカート部にスリットを形成することによって、シ
ールリップの摺動抵抗が少なくなると共に、締め代の増
大によって追随性が向上し、ピストンの偏心においても
優れた密封性を発揮する。
【図1】本発明に係るピストンの第一の実施形態をその
軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図2】本発明に係るピストンの第二の実施形態をピス
トン軸受のみ断面を示す半側面図である。
トン軸受のみ断面を示す半側面図である。
【図3】本発明に係るピストンの第三の実施形態をその
軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図4】本発明に係るピストンの第四の実施形態をその
軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図5】従来例に係るピストンをその軸心を通る平面で
切断して示す半断面図である。
切断して示す半断面図である。
【図6】シールリップの密封機能上の理想的な面圧分布
を示す説明図である。
を示す説明図である。
10 ピストン 11 ピストン本体 111 環状溝 112 スカート部 112a スリット 12 ピストン軸受 121 軸受本体 122 シールリップ 122a 先端 20 シリンダ
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂製のピストン本体(11)と、 このピストン本体(11)の外周に一体的に設けられた
フッ素樹脂からなるピストン軸受(12)とを備え、 前記ピストン軸受(12)が、前記ピストン本体(1
1)の外周面に圧着された軸受本体(121)及びこの
軸受本体(121)の軸方向端部から延在されたシール
リップ(122)からなり、 前記ピストン本体(11)に、前記シールリップ(12
2)をその内周側からバックアップする弾性変形可能な
スカート部(112)が形成されたことを特徴とするピ
ストン。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 スカート部(112)には軸方向に延びるスリット(1
12a)が円周方向所定間隔で形成されたことを特徴と
するピストン。 - 【請求項3】 請求項1又は2の記載において、 シールリップ(122)の先端がスカート部(112)
の先端に回り込むように圧着されていることを特徴とす
るピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32794395A JPH09144884A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32794395A JPH09144884A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | ピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09144884A true JPH09144884A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18204750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32794395A Withdrawn JPH09144884A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09144884A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
- 1995-11-24 JP JP32794395A patent/JPH09144884A/ja not_active Withdrawn
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