JPH09145203A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH09145203A JPH09145203A JP32783695A JP32783695A JPH09145203A JP H09145203 A JPH09145203 A JP H09145203A JP 32783695 A JP32783695 A JP 32783695A JP 32783695 A JP32783695 A JP 32783695A JP H09145203 A JPH09145203 A JP H09145203A
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Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 HFC系冷媒あるいはHFC系冷媒を主体と
する冷媒とエステル系潤滑油などを用いた場合でもキャ
ピラリチューブの入口サイドにスラッジが推積するのを
なくし、冷凍能力の低下を防止すると共に、長期に亘り
安定して運転することを可能にした冷凍装置を開発す
る。 【解決手段】 凝縮器、冷凍回路中の水分を除去するた
めに乾燥剤を充填したドライヤ、キャピラリーチュー
ブ、蒸発器および圧縮機などを備えた冷凍装置におい
て、前記ドライヤとキャピラリーチューブを連結する管
路に、冷媒が接触する表面に金属加工油の被膜を形成し
たスラッジキャッチャを設ける。
する冷媒とエステル系潤滑油などを用いた場合でもキャ
ピラリチューブの入口サイドにスラッジが推積するのを
なくし、冷凍能力の低下を防止すると共に、長期に亘り
安定して運転することを可能にした冷凍装置を開発す
る。 【解決手段】 凝縮器、冷凍回路中の水分を除去するた
めに乾燥剤を充填したドライヤ、キャピラリーチュー
ブ、蒸発器および圧縮機などを備えた冷凍装置におい
て、前記ドライヤとキャピラリーチューブを連結する管
路に、冷媒が接触する表面に金属加工油の被膜を形成し
たスラッジキャッチャを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍装置に関するも
のであり、さらに詳しくはオゾン層を破壊する危険がな
いHFC系冷媒などを使用した冷凍装置において、スラ
ッジによるキャピラリーチューブの詰まりを防止し長期
に亘り安定して運転することを可能にした冷凍装置に関
するものである。
のであり、さらに詳しくはオゾン層を破壊する危険がな
いHFC系冷媒などを使用した冷凍装置において、スラ
ッジによるキャピラリーチューブの詰まりを防止し長期
に亘り安定して運転することを可能にした冷凍装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍機の冷媒として用いられてい
るものはジクロロジフルオロメタン(R−12)や共沸
混合冷媒のR−22と1,1−クロロペンタフルオロエ
タン(R−115)とからなるR−502が通常の冷凍
装置に好適であり、鉱物油やアルキルベンゼン系油等の
冷凍機油を使用した冷凍サイクルは、信頼性、耐久性な
どの高い品質レベルに至っている。
るものはジクロロジフルオロメタン(R−12)や共沸
混合冷媒のR−22と1,1−クロロペンタフルオロエ
タン(R−115)とからなるR−502が通常の冷凍
装置に好適であり、鉱物油やアルキルベンゼン系油等の
冷凍機油を使用した冷凍サイクルは、信頼性、耐久性な
どの高い品質レベルに至っている。
【0003】しかしながら上記の各冷媒は、その高いオ
ゾン破壊の潜在性により、大気中に放出されて地球上空
のオゾン層に到達すると、このオゾン層を破壊する。こ
のオゾン層の破壊は冷媒中の塩素基(Cl)により引き
起こされる。そこで、この塩素基の含有量の少ない冷
媒、例えはクロロジフルオロメタン(HCFC−22、
R−22)、塩素基を含まない冷媒、例えはジフルオロ
メタン(HFC−32、R−32)、ペンタフルオロエ
タン(HFC−125、R−125)や1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(HFC−134a、R−13
4a)、あるいはこれらの混合物がこれらの代替冷媒と
して考えられている。
ゾン破壊の潜在性により、大気中に放出されて地球上空
のオゾン層に到達すると、このオゾン層を破壊する。こ
のオゾン層の破壊は冷媒中の塩素基(Cl)により引き
起こされる。そこで、この塩素基の含有量の少ない冷
媒、例えはクロロジフルオロメタン(HCFC−22、
R−22)、塩素基を含まない冷媒、例えはジフルオロ
メタン(HFC−32、R−32)、ペンタフルオロエ
タン(HFC−125、R−125)や1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(HFC−134a、R−13
4a)、あるいはこれらの混合物がこれらの代替冷媒と
して考えられている。
【0004】これらのHFC系冷媒に対して使用される
冷凍機油は、HFC系冷媒と相溶性の少ない鉱物油やア
ルキルベンゼン系油等、あるいはHFC系冷媒と相溶性
のあるエステル系潤滑油、エーテル系潤滑油、それらの
混合油などがある。しかし、HFC系冷媒とエステル系
潤滑油などを用いた冷凍装置の場合はエステル系潤滑油
などが運転中に加水分解して劣化するなどのために、キ
ャピラリチューブの主に入口サイドに流量抵抗の変動を
発生させる程度の推積物(スラッジ)が発生し、冷媒の
流れが悪くなり、冷凍能力が低下すると共に長期に亘り
安定して運転できない欠点があった。
冷凍機油は、HFC系冷媒と相溶性の少ない鉱物油やア
ルキルベンゼン系油等、あるいはHFC系冷媒と相溶性
のあるエステル系潤滑油、エーテル系潤滑油、それらの
混合油などがある。しかし、HFC系冷媒とエステル系
潤滑油などを用いた冷凍装置の場合はエステル系潤滑油
などが運転中に加水分解して劣化するなどのために、キ
ャピラリチューブの主に入口サイドに流量抵抗の変動を
発生させる程度の推積物(スラッジ)が発生し、冷媒の
流れが悪くなり、冷凍能力が低下すると共に長期に亘り
安定して運転できない欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冷媒
中の水分を乾燥するために用いる乾燥剤の微粉、有機酸
化物、金属石鹸、ゴミなどのスラッジに起因するキャピ
ラリーチューブの詰まりや圧縮機の摺動部の摩耗などを
なくし、しかもエステル系潤滑油などを用いた場合でも
キャピラリチューブの入口サイドにスラッジが推積する
のをなくし、冷凍能力の低下を防止すると共に長期に亘
り安定して運転することを可能にした冷凍装置を提供す
ることである。
中の水分を乾燥するために用いる乾燥剤の微粉、有機酸
化物、金属石鹸、ゴミなどのスラッジに起因するキャピ
ラリーチューブの詰まりや圧縮機の摺動部の摩耗などを
なくし、しかもエステル系潤滑油などを用いた場合でも
キャピラリチューブの入口サイドにスラッジが推積する
のをなくし、冷凍能力の低下を防止すると共に長期に亘
り安定して運転することを可能にした冷凍装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題
を解決すべく研究を重ねた結果、冷凍サイクル中の管路
の内表面に金属加工油の被膜が形成された箇所にスラッ
ジが推積し易いことを見いだし、そこでドライヤとキャ
ピラリーチューブを連結する管路に、表面に金属加工油
の被膜を形成したスラッジキャッチャを配設すればそこ
にスラッジを選択的に堆積できるので、キャピラリーチ
ューブにスラッジが推積するのを抑制できることを見い
だし、本発明を完成するに至った。
を解決すべく研究を重ねた結果、冷凍サイクル中の管路
の内表面に金属加工油の被膜が形成された箇所にスラッ
ジが推積し易いことを見いだし、そこでドライヤとキャ
ピラリーチューブを連結する管路に、表面に金属加工油
の被膜を形成したスラッジキャッチャを配設すればそこ
にスラッジを選択的に堆積できるので、キャピラリーチ
ューブにスラッジが推積するのを抑制できることを見い
だし、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の請求項1の発明は、HFC系冷媒
あるいはHFC系冷媒を主体とする冷媒を凝縮液化する
凝縮器、冷凍回路中の水分を除去するために乾燥剤を充
填したドライヤ、キャピラリーチューブ、液化冷媒を蒸
発させる蒸発器および蒸発気化した冷媒を圧縮して凝縮
器に吐出する圧縮機などを備えた冷凍装置において、前
記ドライヤとキャピラリーチューブを連結する管路に、
冷媒が接触する表面に金属加工油の被膜を形成したスラ
ッジキャッチャを設けたことを特徴とする冷凍装置であ
る。
あるいはHFC系冷媒を主体とする冷媒を凝縮液化する
凝縮器、冷凍回路中の水分を除去するために乾燥剤を充
填したドライヤ、キャピラリーチューブ、液化冷媒を蒸
発させる蒸発器および蒸発気化した冷媒を圧縮して凝縮
器に吐出する圧縮機などを備えた冷凍装置において、前
記ドライヤとキャピラリーチューブを連結する管路に、
冷媒が接触する表面に金属加工油の被膜を形成したスラ
ッジキャッチャを設けたことを特徴とする冷凍装置であ
る。
【0008】本発明の請求項2の発明は、請求項1記載
の冷凍装置において、前記スラッジキャッチャとして、
表面が平滑なパイプ、ストレート状あるいは螺旋状の多
数の溝を設けたパイプから選ばれるパイプを用いること
を特徴とする。
の冷凍装置において、前記スラッジキャッチャとして、
表面が平滑なパイプ、ストレート状あるいは螺旋状の多
数の溝を設けたパイプから選ばれるパイプを用いること
を特徴とする。
【0009】本発明の請求項3の発明は、請求項1記載
の冷凍装置において、前記スラッジキャッチャとして、
表面が平滑なパイプ、ストレート状あるいは螺旋状の多
数の溝を設けたパイプから選ばれるパイプを内部に多
数、冷媒の流れ方向に平行に充填したスラッジキャッチ
ャを用いることを特徴とする。
の冷凍装置において、前記スラッジキャッチャとして、
表面が平滑なパイプ、ストレート状あるいは螺旋状の多
数の溝を設けたパイプから選ばれるパイプを内部に多
数、冷媒の流れ方向に平行に充填したスラッジキャッチ
ャを用いることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の冷凍装置において、冷凍
機油がエステル系潤滑油、エーテル系潤滑油あるいはこ
れらの混合物であることを特徴とする。
し請求項3のいずれかに記載の冷凍装置において、冷凍
機油がエステル系潤滑油、エーテル系潤滑油あるいはこ
れらの混合物であることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5の発明は、請求項1ない
し請求項4のいずれかに記載の冷凍装置において、前記
乾燥剤がモレキュラーシーブ粒状乾燥剤であることを特
徴とする。
し請求項4のいずれかに記載の冷凍装置において、前記
乾燥剤がモレキュラーシーブ粒状乾燥剤であることを特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明者等の研究によると、スラッジは冷媒中
の水分を乾燥するために用いる乾燥剤の微粉や冷凍機油
が劣化して生成する酸化物、金属石鹸、重縮合物やゴミ
などの混合物であり、エステル系潤滑油などの冷凍機油
の劣化の主な原因はモレキュラーシーブ粒状乾燥剤など
の乾燥剤が微粉化して、それが触媒的に作用するためで
あることが判った。また本発明者等の研究によると、キ
ャピラリーチューブなどの管路の内表面にそのキャピラ
リーチューブなどを製造する際に金属加工油の被膜が形
成された箇所にスラッジが推積し易いことを見いだし
た。この金属加工油の具体例としてはキャピラリーチュ
ーブなどを製造する時に使用されるエステル系潤滑油な
どから成る抽伸油などを挙げることができる。冷凍回路
を形成する管路の表面に金属加工油の被膜が形成された
箇所にスラッジが推積し易い原因は明らかでないが、こ
の被膜は上記のようなスラッジとの相性や接着性などが
よいためであろうと考えられる。勿論、この考え方に限
定されるものではない。
の水分を乾燥するために用いる乾燥剤の微粉や冷凍機油
が劣化して生成する酸化物、金属石鹸、重縮合物やゴミ
などの混合物であり、エステル系潤滑油などの冷凍機油
の劣化の主な原因はモレキュラーシーブ粒状乾燥剤など
の乾燥剤が微粉化して、それが触媒的に作用するためで
あることが判った。また本発明者等の研究によると、キ
ャピラリーチューブなどの管路の内表面にそのキャピラ
リーチューブなどを製造する際に金属加工油の被膜が形
成された箇所にスラッジが推積し易いことを見いだし
た。この金属加工油の具体例としてはキャピラリーチュ
ーブなどを製造する時に使用されるエステル系潤滑油な
どから成る抽伸油などを挙げることができる。冷凍回路
を形成する管路の表面に金属加工油の被膜が形成された
箇所にスラッジが推積し易い原因は明らかでないが、こ
の被膜は上記のようなスラッジとの相性や接着性などが
よいためであろうと考えられる。勿論、この考え方に限
定されるものではない。
【0013】本発明は請求項1のように構成することに
より、スラッジキャッチャ内にスラッジを堆積できるの
で、キャピラリーチューブにスラッジが推積するのを抑
制できる。スラッジキャッチャ内に堆積した微粉化した
乾燥剤はエステル系潤滑油などの冷凍機油と高温部で接
触する機会が少ないのでエステル系潤滑油などの劣化が
抑制される。
より、スラッジキャッチャ内にスラッジを堆積できるの
で、キャピラリーチューブにスラッジが推積するのを抑
制できる。スラッジキャッチャ内に堆積した微粉化した
乾燥剤はエステル系潤滑油などの冷凍機油と高温部で接
触する機会が少ないのでエステル系潤滑油などの劣化が
抑制される。
【0014】本発明は請求項2のように構成することに
より、冷媒の封入量をあまり増加させずにスラッジをパ
イプ内に蓄積させることができる。ストレート状あるい
は螺旋状の多数の溝を設けたパイプを用いれば内表面積
を増大することができる上、スラッジは管内の溝に捕捉
され易くなる。
より、冷媒の封入量をあまり増加させずにスラッジをパ
イプ内に蓄積させることができる。ストレート状あるい
は螺旋状の多数の溝を設けたパイプを用いれば内表面積
を増大することができる上、スラッジは管内の溝に捕捉
され易くなる。
【0015】本発明は請求項3のように構成することに
より、内部に充填したパイプの内外表面を有効に使える
のでスラッジキャッチャの有効表面積を一層増大するこ
とができる上、スラッジが堆積しても圧力の上昇を少な
く保てる、スラッジが堆積した時に交換し易いなどの利
点がある。
より、内部に充填したパイプの内外表面を有効に使える
のでスラッジキャッチャの有効表面積を一層増大するこ
とができる上、スラッジが堆積しても圧力の上昇を少な
く保てる、スラッジが堆積した時に交換し易いなどの利
点がある。
【0016】本発明において、パイプの表面に金属加工
油の被膜を形成する方法は特に限定されない。具体的に
は、例えば金属加工油をパイプ表面に付着する、塗付す
る、接着する、焼き付けるなどの公知の方法で被膜を形
成できる他に、上記のようにパイプ自体を製造する際に
金属加工油の被膜を形成してもよい。
油の被膜を形成する方法は特に限定されない。具体的に
は、例えば金属加工油をパイプ表面に付着する、塗付す
る、接着する、焼き付けるなどの公知の方法で被膜を形
成できる他に、上記のようにパイプ自体を製造する際に
金属加工油の被膜を形成してもよい。
【0017】本発明においては、パイプの内径は特に限
定されず、また、溝の付け方はストレート、螺旋状など
いずれでもよく特に限定されない。中でも螺旋状の溝の
場合は曲げ加工、拡管加工などが従来の平滑管と同様に
行えるので好ましく用いられる。溝の形状、深さ、溝同
志の間隔、管軸に対する溝角度なども特に限定されず、
スラッジを付着させて捕捉できるように適宜選定して決
めることができる。
定されず、また、溝の付け方はストレート、螺旋状など
いずれでもよく特に限定されない。中でも螺旋状の溝の
場合は曲げ加工、拡管加工などが従来の平滑管と同様に
行えるので好ましく用いられる。溝の形状、深さ、溝同
志の間隔、管軸に対する溝角度なども特に限定されず、
スラッジを付着させて捕捉できるように適宜選定して決
めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】モレキュラーシーブ粒状乾燥剤を
10g充填したドライヤを備えた市販の冷凍装置を用
い、冷媒としてR−134a、冷凍機油としてエステル
系潤滑油(オイル)を使用して、キャピラリチューブの
内表面に金属加工油の被膜を設けた場合(実験No.
1)と被膜を設けなかった場合(実験No.2)につい
て表1に示す条件で3か月の耐久試験を行い、耐久試験
の前後のキャピラリーチューブの抵抗変化率、冷凍能力
変化率、オイル色相などを求めた結果を表1に示す。
10g充填したドライヤを備えた市販の冷凍装置を用
い、冷媒としてR−134a、冷凍機油としてエステル
系潤滑油(オイル)を使用して、キャピラリチューブの
内表面に金属加工油の被膜を設けた場合(実験No.
1)と被膜を設けなかった場合(実験No.2)につい
て表1に示す条件で3か月の耐久試験を行い、耐久試験
の前後のキャピラリーチューブの抵抗変化率、冷凍能力
変化率、オイル色相などを求めた結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1から、キャピラリチューブの内表面に
金属加工油の被膜を設けた場合(実験No.1)はキャ
ピラリーチューブの抵抗変化率が少なくスラッジの付着
・堆積が少なく、冷凍能力変化率も少なく、オイルの色
相変化も少なかったのに対して、キャピラリチューブの
内表面に金属加工油の被膜を設けなかった場合(実験N
o.2)はキャピラリーチューブの抵抗変化率が大きく
スラッジの付着・堆積が多く、冷凍能力変化率も大き
く、オイルの色相変化も大きかった。
金属加工油の被膜を設けた場合(実験No.1)はキャ
ピラリーチューブの抵抗変化率が少なくスラッジの付着
・堆積が少なく、冷凍能力変化率も少なく、オイルの色
相変化も少なかったのに対して、キャピラリチューブの
内表面に金属加工油の被膜を設けなかった場合(実験N
o.2)はキャピラリーチューブの抵抗変化率が大きく
スラッジの付着・堆積が多く、冷凍能力変化率も大き
く、オイルの色相変化も大きかった。
【0021】以下、図1〜図3により本発明の内容をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら
限定されるものではない。図1は本発明の冷凍装置の冷
凍回路の例を示す。1は圧縮機、2は凝縮器、3はドラ
イヤ、4はキャピラリーチューブ、5は蒸発器、6はア
キュムレーター、7はスラッジキャッチャである。矢印
は冷媒の流れ方向を示す。
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら
限定されるものではない。図1は本発明の冷凍装置の冷
凍回路の例を示す。1は圧縮機、2は凝縮器、3はドラ
イヤ、4はキャピラリーチューブ、5は蒸発器、6はア
キュムレーター、7はスラッジキャッチャである。矢印
は冷媒の流れ方向を示す。
【0022】図2の(A)は、スラッジキャッチャの断
面説明図であり、(B)は(A)のA−A断面説明図で
ある。矢印は冷媒の流れ方向を示す。ドライヤ3とほぼ
同じ内径の金属製の容器8の中に内面に螺旋状の多数の
溝を設けた金属製の小パイプ9,9・・が冷媒の流れ方
向に平行に多数充填されている。この容器8の内面およ
び小パイプ9,9・・の内外表面にはエステル系潤滑油
からなる金属加工油の薄い被膜を形成してある。ドライ
ヤ3から流れてきた冷媒はこのスラッジキャッチャ7へ
流入し、冷媒中のスラッジは容器8の内面上および小パ
イプ9,9・・の内表面上や外表面上に堆積する。スラ
ッジを含まない冷媒がスラッジキャッチャ7から流出す
るのでキャピラリーチューブ4にスラッジが推積するの
を抑制できる。
面説明図であり、(B)は(A)のA−A断面説明図で
ある。矢印は冷媒の流れ方向を示す。ドライヤ3とほぼ
同じ内径の金属製の容器8の中に内面に螺旋状の多数の
溝を設けた金属製の小パイプ9,9・・が冷媒の流れ方
向に平行に多数充填されている。この容器8の内面およ
び小パイプ9,9・・の内外表面にはエステル系潤滑油
からなる金属加工油の薄い被膜を形成してある。ドライ
ヤ3から流れてきた冷媒はこのスラッジキャッチャ7へ
流入し、冷媒中のスラッジは容器8の内面上および小パ
イプ9,9・・の内表面上や外表面上に堆積する。スラ
ッジを含まない冷媒がスラッジキャッチャ7から流出す
るのでキャピラリーチューブ4にスラッジが推積するの
を抑制できる。
【0023】図3は、他のスラッジキャッチャ7aの断
面説明図である。7aは、全長約300mm、管外径D
o3±0.05(mm)、底肉厚t0.27±0.03
(mm)、溝深さH0.17±0.03(mm)、山数
26、内面に螺旋状の多数の溝を設けたパイプからなる
スラッジキャッチャである。図3(a)にリード角β(
o )、図3(b)に管外径Do(mm)、管内径di
(mm)、底肉厚t(mm)、溝深さH(mm)の関係
を示す。スラッジキャッチャ7aの内表面にはエステル
系潤滑油からなる金属加工油の薄い被膜を形成してあ
る。ドライヤ3から流れてきた冷媒はこのスラッジキャ
ッチャ7aへ流入し、冷媒中のスラッジは7aの内面上
に堆積する。スラッジを含まない冷媒がスラッジキャッ
チャ7aから流出するのでキャピラリーチューブ4にス
ラッジが推積するのを抑制できる。内面に螺旋状の多数
の溝を設けた溝付きパイプの具体例としては、古河マル
チグルーブドチューブ(商品名:FMGT、古河電気工
業株式会社製)を挙げることができる。
面説明図である。7aは、全長約300mm、管外径D
o3±0.05(mm)、底肉厚t0.27±0.03
(mm)、溝深さH0.17±0.03(mm)、山数
26、内面に螺旋状の多数の溝を設けたパイプからなる
スラッジキャッチャである。図3(a)にリード角β(
o )、図3(b)に管外径Do(mm)、管内径di
(mm)、底肉厚t(mm)、溝深さH(mm)の関係
を示す。スラッジキャッチャ7aの内表面にはエステル
系潤滑油からなる金属加工油の薄い被膜を形成してあ
る。ドライヤ3から流れてきた冷媒はこのスラッジキャ
ッチャ7aへ流入し、冷媒中のスラッジは7aの内面上
に堆積する。スラッジを含まない冷媒がスラッジキャッ
チャ7aから流出するのでキャピラリーチューブ4にス
ラッジが推積するのを抑制できる。内面に螺旋状の多数
の溝を設けた溝付きパイプの具体例としては、古河マル
チグルーブドチューブ(商品名:FMGT、古河電気工
業株式会社製)を挙げることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の冷凍装置は、ドライヤとキャピ
ラリチューブを連結する管路に、冷媒が接触する表面に
金属加工油の被膜を形成したスラッジキャッチャを設け
たことを特徴とする。スラッジキャッチャ内にスラッジ
を選択的に堆積できるので、キャピラリーチューブにス
ラッジが推積するのを抑制できる。スラッジキャッチャ
内に堆積した微粉化した乾燥剤はエステル系潤滑油など
の冷凍機油と高温度で接触する機会が少ないのでエステ
ル系潤滑油などの劣化が抑制される。キャピラリーチュ
ーブの詰まりや圧縮機の摺動部の摩耗などが抑制される
ので、冷凍能力の低下を防止すると共に長期に亘り安定
して運転できる。
ラリチューブを連結する管路に、冷媒が接触する表面に
金属加工油の被膜を形成したスラッジキャッチャを設け
たことを特徴とする。スラッジキャッチャ内にスラッジ
を選択的に堆積できるので、キャピラリーチューブにス
ラッジが推積するのを抑制できる。スラッジキャッチャ
内に堆積した微粉化した乾燥剤はエステル系潤滑油など
の冷凍機油と高温度で接触する機会が少ないのでエステ
ル系潤滑油などの劣化が抑制される。キャピラリーチュ
ーブの詰まりや圧縮機の摺動部の摩耗などが抑制される
ので、冷凍能力の低下を防止すると共に長期に亘り安定
して運転できる。
【0025】本発明の請求項2の冷凍装置は、冷媒の封
入量をあまり増加させずにスラッジキャッチャ内にスラ
ッジを蓄積させることができる。ストレート状あるいは
螺旋状の多数の溝を設けたパイプを用いれば内表面積を
増大することができる上、スラッジは管内の溝に捕捉さ
れ易くなる。
入量をあまり増加させずにスラッジキャッチャ内にスラ
ッジを蓄積させることができる。ストレート状あるいは
螺旋状の多数の溝を設けたパイプを用いれば内表面積を
増大することができる上、スラッジは管内の溝に捕捉さ
れ易くなる。
【0026】本発明の請求項3の冷凍装置は、内部に充
填したパイプの内外表面を有効に使えるのでスラッジキ
ャッチャの有効表面積を一層増大することができる上、
スラッジが堆積しても圧力の上昇を少なく保てる、スラ
ッジが堆積した時に交換し易いなどの利点がある。
填したパイプの内外表面を有効に使えるのでスラッジキ
ャッチャの有効表面積を一層増大することができる上、
スラッジが堆積しても圧力の上昇を少なく保てる、スラ
ッジが堆積した時に交換し易いなどの利点がある。
【0027】本発明の冷凍装置は簡単な構成からなるの
で経済的である上、効果が大きいので産業上の利用価値
が高い。
で経済的である上、効果が大きいので産業上の利用価値
が高い。
【図1】 本発明の冷凍装置の冷凍回路の例を示す。
【図2】 (A)はスラッジキャッチャの断面説明図で
あり、(B)はA−A断面説明図である。
あり、(B)はA−A断面説明図である。
【図3】 (a)は他のスラッジキャッチャの断面説明
図であり、(b)は縦断面を拡大して示す断面説明図で
ある。
図であり、(b)は縦断面を拡大して示す断面説明図で
ある。
1 圧縮機 2 凝縮器 3 ドライヤ 4 キャピラリーチューブ 5 蒸発器 6 アキュムレータ 7、7a スラッジキャッチャ 8 容器 9 溝付パイプ
Claims (5)
- 【請求項1】 HFC系冷媒あるいはHFC系冷媒を主
体とする冷媒を凝縮液化する凝縮器、冷凍回路中の水分
を除去するために乾燥剤を充填したドライヤ、キャピラ
リーチューブ、液化冷媒を蒸発させる蒸発器および蒸発
気化した冷媒を圧縮して凝縮器に吐出する圧縮機などを
備えた冷凍装置において、前記ドライヤとキャピラリー
チューブを連結する管路に、冷媒が接触する表面に金属
加工油の被膜を形成したスラッジキャッチャを設けたこ
とを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項2】 前記スラッジキャッチャとして、表面が
平滑なパイプ、ストレート状あるいは螺旋状の多数の溝
を設けたパイプから選ばれるパイプを用いることを特徴
とする請求項1記載の冷凍装置。 - 【請求項3】 前記スラッジキャッチャとして、表面が
平滑なパイプ、ストレート状あるいは螺旋状の多数の溝
を設けたパイプから選ばれるパイプを内部に多数、冷媒
の流れ方向に平行に充填したスラッジキャッチャを用い
ることを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。 - 【請求項4】 冷凍機油がエステル系潤滑油、エーテル
系潤滑油あるいはこれらの混合物である請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の冷凍装置。 - 【請求項5】 前記乾燥剤がモレキュラーシーブ粒状乾
燥剤である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32783695A JPH09145203A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32783695A JPH09145203A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145203A true JPH09145203A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18203533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32783695A Pending JPH09145203A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145203A (ja) |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP32783695A patent/JPH09145203A/ja active Pending
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