JPH09145679A - 微小欠陥検出装置 - Google Patents
微小欠陥検出装置Info
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- JPH09145679A JPH09145679A JP30006595A JP30006595A JPH09145679A JP H09145679 A JPH09145679 A JP H09145679A JP 30006595 A JP30006595 A JP 30006595A JP 30006595 A JP30006595 A JP 30006595A JP H09145679 A JPH09145679 A JP H09145679A
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Abstract
小欠陥を、被検査材の走行速度にかかわらず高いS/N
比で効率よく検出可能とする。 【解決手段】 磁化器7により、走行する被検査体3を
走行方向に磁化する。被検査体3の内部に存在する微小
介在物に起因する漏洩磁束がE型磁気センサ1の直下を
通過すると、これに対応した電気信号がE型磁気センサ
1から出力される。E型磁気センサ1からの出力を、増
幅器9により電気的に増幅し、フィルタ10を介してノ
イズを抑制してS/Nを改善し、これを整流器11によ
り整流した後、判定回路12で欠陥を判定してその結果
を出力する。自動カットオフ周波数設定器13は、E型
磁気センサの磁極中心間の距離P、リフトオフL、被検
査体の走行速度Vを読み込んで、カットオフ周波数を計
算してハイパスフィルタ10に設定する。
Description
検出体中に混入する微小介在物のような微小欠陥を、漏
洩磁束法により検出する微小欠陥検出装置に関し、特に
高感度な磁気センサを使用した微小欠陥検出装置に関す
る。
方法として、漏洩磁束法が広く使用されている。図9に
その原理図を示す。図9において、21は磁気センサ、
22は磁化器、23は鋼帯等の被検査体、24は欠陥、
25は磁束を示す。磁化器22により被検査体22を磁
化する。磁化器22により発生する磁束の大部分は磁気
抵抗の少ない被検査体23の中を通過するが、被検査体
中23中に欠陥24が存在すると、その欠陥24により
磁束の通過が妨げられ、一部の磁束が空中に漏洩する。
この漏洩した磁束を、磁気センサ21で検出することに
より欠陥24の存在を検出する。
気抵抗素子、磁気半導体素子等が使用される他、特開昭
59ー160750号公報に開示されているような、円
筒鉄心にコイルを巻いた磁気探傷コイル、特開平2ー1
62276号公報に開示されているような、強磁性体コ
アにコイルを巻き、これに交流電流を供給し、このコイ
ルの両端に発生する電圧の正側電圧と負側電圧との差を
検出するものが使用されている。
出すべき薄鋼帯中の欠陥は、ガウジと呼ばれるような比
較的大きな欠陥が対象であった。近年、産業分野におけ
る薄鋼帯の適用範囲拡大に伴い、より微小な内部介在物
を検出することが必要となり、例えば、10-3(mm3 )
以下の体積の微小な内部介在物が検出対象となってき
た。このような微小欠陥を検出するためには、従来技術
には以下のような問題点がある。
欠陥を検出するためには、鋼帯と磁気センサとの距離
(リフトオフ)を小さくする必要がある。この対策とし
て、実開昭61ー119759号公報に開示されている
ように、磁気センサをエアフロートさせることによりリ
フトオフを0.1 (mm)程度の微小値に保つ方法が用いら
れている。しかしながら、この方法には、磁気センサと
鋼帯との接触事故が増加するなどの操業上の問題があ
る。
下させると、鋼帯の振動などの外乱の影響を受けやすく
なり、また鋼帯の磁気的なむらから生ずる地合ノイズを
拾い易くなるので、十分なS/Nを得ることが困難であ
る。
ズの周波数成分とが重なり合う部分が多く、フィルタな
どによるS/N向上が十分に行えない。
になされたもので、リフトオフをあまり小さくすること
なく、被検査体の微小欠陥から生じる微弱で局所的な漏
洩磁束を、被検査体の走行速度によらず、高いS/N比
で効率よく検出可能な微小欠陥検出装置を提供すること
を目的とする。
磁化するための磁化器と、被検査体の欠陥から発生する
漏洩磁束を検出するための磁気センサとを有してなる欠
陥検出装置にであって、磁気センサは、強磁性体で作ら
れたE型コアの中央磁極にサーチコイルが設けられたE
型磁気センサであり、このE型コアの3個の磁極の列が
被検査体の走行方向に沿うように配置されており、磁気
センサからの出力信号がハイパスフィルタを通して処理
され、当該ハイパスフィルタは、E型磁気センサの磁極
中心間の距離、リフトオフ、鋼帯の走行速度から決定さ
れるカットオフ周波数を持つことを特徴とする微小欠陥
検出装置により解決される。
ンサの磁極中心間の距離は予め定められているので、被
検査体の走行速度V(mm/s )及びリフトオフL(mm)
を入力とする最適カットオフ周波数設定器により、ハイ
パスフィルタの最適なカットオフ周波数Fを自動的に設
定する構成とすることが好ましい。もし、リフトオフL
(mm)が一定と仮定してよい場合には、走行体の走行速
度V(mm/s )のみを入力とするようにしてもよい。
をP(mm)、リフトオフをL(mm)、被検査体の走行速
度をV(mm/s )とするとき、 F =V×(3188 −675 L) ×(850+2000/P) /(1.4×107) …… (1) を満たす周波数F(Hz)±20%の範囲のカットオフ周
波数を持つハイパスフィルタを用いれば、最大に近いS
/Nで欠陥の検出を行うことが出来る。
1にE型磁気センサを使用した本発明の原理図を示す。
図1において、1は強磁性体で作られたE型コアからな
るE型磁気センサ、1a〜1cはその磁極、2はサーチ
コイル、3は被検査体、4は欠陥、5は磁束を示す。E
型磁気センサ1は、図1に示すように3個の磁極1a〜
1cの列が被検査体の走行方向に沿うように配置されて
いる。欠陥4が図1(a) で示す位置にあるとき、漏洩磁
束は磁極1aから磁極1cを通過し、サーチコイル2を
下向きに通過する。被検査体3が走行して欠陥4が図1
(b) で示す位置に来ると、漏洩磁束は磁極1cから磁極
1bを通過し、サーチコイル2を上向きに通過する。よ
って、欠陥4の通過に伴ってサーチコイル2を通過する
磁束が変化し、サーチコイル2には磁束の変化量に比例
した電圧が発生する。
下を通過するときのサーチコイル2を通る磁束Φの変化
を、図2(b) はそのときにサーチコイル2に発生する電
圧Eを示す。この電圧を検出することにより、欠陥の存
在を検出することができる。
は、鋼帯近傍の浮遊磁束、E型磁気センサの外側から到
来する地合ノイズなどは、磁極1aから磁極1bへ直接
通過するので、サーチコイル2への影響はなく、ノイズ
を低減できる。また、鋼帯の振動、センサの振動に起因
する磁場変化も、磁極1aと磁極1cで構成される磁気
回路と磁極1bと磁極1cで構成される磁気回路とで打
ち消され、サーチコイル2の信号内にノイズとして混入
することを防ぐことができる。
くても、欠陥をS/Nよく検出することができ、浮遊磁
束により磁気センサ出力が飽和することもない。
号中における欠陥信号と地合ノイズの周波数成分の強度
を図3に示す。地合ノイズの周波数は低周波成分が多
く、欠陥信号の周波数成分はある周波数にピークを持っ
ている。よって、ハイパスフィルタにより低周波成分を
除去することにより、S/N比を改善することができ
る。
化させた場合の、S/N比の変化の例を図4に示す。こ
れによれば、S/N比を最大にするカットオフ周波数が
あり、カットオフ周波数がこの周波数から±20%離れ
るとS/N比が20%低下する。よって、最大S/Nの
20%までのS/N比の低減を許容するとすれば、最適
なカットオフ周波数の±20%までの範囲のカットオフ
周波数が使用できる。
トオフL(mm)を変化させたときの、S/Nを最大とす
るハイパスフィルタの最適なカットオフ周波数F(Hz)
を図5に示す。
ンサの磁極中心間隔P=1(mm)のとき、F=3188−67
5 Lであった。
極中心の距離P(mm)を変化させたときの、S/Nを最
大とするハイパスフィルタの最適なカットオフ周波数F
(Hz)を図6に示す。
度V=5000(mm/s )のとき、F=(850 +2000/P)
であった。
適なカットオフ周波数F(Hz)は、鋼板の走行速度Vに
対しては、比例すると考えられる。
数Fは F=V×(3188 −675 L) ×(850+2000/P) /(1.4×107) …… (1) となる。また、Fの最適値に対する許容値は、前述のよ
うに±20%と考えられる。
説明する。図7は、本発明の一実施形態の例の構成を示
す図である。図7において、図1の同じ部位には同じ符
号を付し、説明を省略する。6は磁気シールド板、7は
磁化器、8は非磁性ロール、9は増幅器、10はハイパ
スフィルタ、11は整流器、12は判定回路、13は自
動カットオフ周波数設定器である。非磁性ロール8内に
電磁石を有する磁化器7を配置し、非磁性ロール8を介
して、その上を走行する被検査体(薄鋼帯)3を走行方
向に磁化する。非磁性ロール8の上方に、前述のE型磁
気センサ1を設置する。被検査体3が走行し、その内部
に微小介在物が存在すると、そこから微小な漏洩磁束が
局部的に発生する。この漏洩磁束が、E型磁気センサ1
の直下を通過すると、これに対応した電気信号がE型磁
気センサ1から出力される。E型磁気センサ1からの出
力を、増幅器9により電気的に増幅し、フィルタ10を
介してノイズを抑制してS/Nを改善し、これを整流器
11により整流した後、判定回路12で欠陥を判定して
その結果を出力する。自動カットオフ周波数設定器13
は、E型磁気センサの磁極中心間の距離P、リフトオフ
L、被検査体の走行速度Vを読み込んで前記(1) 式の計
算を行い、カットオフ周波数を計算してハイパスフィル
タ10に設定する。式の計算は、自動カットオフ周波数
設定器13にマイクロコンピュータを使用すれば容易に
実現することができる。E型磁気センサの磁極中心間の
距離P又はこれに加えてリフトオフLが固定値と見做さ
れる場合は、固定値を自動カットオフ周波数設定器13
に組み込んでおき、外部からの入力としないこともでき
る。
に、強磁性体からなる磁気シールド板6によりE型セン
サ1を囲って磁気シールドを行うことが好ましい。
とE型磁気センサ1との間のリフトオフL=0.5 mm、E
型磁気センサ1の磁極間隔A=0.5 mm、磁極厚さB=0.
4mm、センサ幅W=3.5 mmとした。また、E型磁気セン
サ1の外側には、厚さS=2mmのパーマロイ製の磁気シ
ールド板6をE型磁気センサ1との間隙Gs=0.5mmで
設けた。
し、その中の磁化器7の磁化力は3000ATとした。
薄鋼帯の走行速度V=5000(mm/s )である。
数は、(1) 式に従って、F=3000(Hz)とした。
フィルタのカットオフ周波数が自動的に最適値となるよ
うに、L、V、Pを入力として、(1) 式に従った演算を
実施し、ハイパスフィルタのカットオフ周波数Fを設定
するための、自動カットオフ周波数設定器13を設け
た。
た自然欠陥の波形を示す。後で、この欠陥部を切り出
し、これを研磨しながら顕微鏡で大きさを確認したとこ
ろ、5*10-4(mm3) 程度の大きさの内部介在物であっ
た。
ため、浮遊磁場、地合ノイズ、鋼板の振動の影響を低減
でき、リフトオフを比較的大きく設定できるので、鋼帯
の走行速度を落とさないで安定した操業で検査を行うこ
とができる。
で、低周波成分の多い地合ノイズとの分離がハイパスフ
ィルタで容易に行えるようになり、S/Nの向上が実現
できる。
離、リフトオフ、鋼帯の走行速度から決定されるカット
オフ周波数を持つハイパスフィルタにより地合ノイズ成
分の低減を行っているので、最適なS/N比で欠陥を検
出できる。
鋼帯の走行速度に応じて、自動的にカットオフ周波数を
変更することにより、常に最適なS/N比で欠陥を検出
できる。
部介在物の検出が可能な実用的な検出装置が実現でき
る。
イル通る磁束Φとサーチコイルに発生する電圧Eの変化
を示す図である。
中における欠陥信号と地合ノイズの周波数成分の強度を
示す図である。
させた場合の、S/N比の変化の例を示す図である。
トオフ周波数の変化を示す図である。
きの、最適なカットオフ周波数の変化を示す図である。
る。
然欠陥の波形を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 被検査体を磁化するための磁化器と、被
検査体の欠陥から発生する漏洩磁束を検出するための磁
気センサとを有してなる欠陥検出装置において、磁気セ
ンサは、強磁性体で作られたE型コアの中央磁極にサー
チコイルが設けられたE型磁気センサであり、このE型
コアの3個の磁極の列が被検査体の走行方向に沿うよう
に配置されており、磁気センサからの出力信号がハイパ
スフィルタを通して処理され、当該ハイパスフィルタ
は、E型磁気センサの磁極中心間の距離、リフトオフ、
鋼帯の走行速度から決定されるカットオフ周波数を持つ
ことを特徴とする微小欠陥検出装置。 - 【請求項2】 被検査体の走行速度V(mm/s )又はこ
れに加えてリフトオフL(mm)を入力とし、ハイパスフ
ィルタの最適なカットオフ周波数Fを自動的に設定する
ための、最適カットオフ周波数設定器を有することを特
徴とする請求項1に記載の微小欠陥検出装置。 - 【請求項3】 E型磁気センサの磁極中心間の距離をP
(mm)、リフトオフをL(mm)、被検査体の走行速度を
V(mm/s )とするとき、次の(1) 式を満たす周波数F
(Hz)±20%の範囲のカットオフ周波数を持つハイパ
スフィルタを用いることを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載に記載の微小欠陥検出装置。 F =V×(3188 −675 L) ×(850+2000/P) /(1.4×107) …… (1)
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30006595A JP3584453B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 微小欠陥検出装置 |
| US08/860,122 US6057684A (en) | 1995-10-31 | 1996-10-31 | Magnetic flaw detection apparatus using an E-shaped magnetic sensor and high-pass filter |
| PCT/JP1996/003193 WO1997016722A1 (fr) | 1995-10-31 | 1996-10-31 | Capteur magnetique, procede et equipement de detection de defauts magnetiques utilisant ce capteur |
| CNB961913177A CN1146729C (zh) | 1995-10-31 | 1996-10-31 | 磁传感器、使用磁传感器进行磁缺陷检测的方法及装置 |
| EP96935511A EP0801304B1 (en) | 1995-10-31 | 1996-10-31 | Magnetic flaw detection apparatus |
| DE69615815T DE69615815T2 (de) | 1995-10-31 | 1996-10-31 | Vorrichtung zur magnetischen fehlerdetektion |
| KR1019970703651A KR100246244B1 (ko) | 1995-10-31 | 1996-10-31 | 자기탐상장치 |
| TW085113328A TW340905B (en) | 1995-10-31 | 1996-11-01 | Magnetic sensor, and magnetic flaw detection method and apparatus using the magnetic sensor |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6479992B2 (en) | 2000-07-12 | 2002-11-12 | Nkk Corporation | Leakage flux flaw detecting method and method for manufacturing hot rolled steel sheet using the same |
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| WO2020218301A1 (ja) | 2019-04-24 | 2020-10-29 | Jfeスチール株式会社 | 漏洩磁束探傷装置 |
| JP2024136182A (ja) * | 2023-03-23 | 2024-10-04 | フジテック株式会社 | 信号処理装置および信号処理方法 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP30006595A patent/JP3584453B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| KR20210141597A (ko) | 2019-04-24 | 2021-11-23 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 누설 자속 탐상 장치 |
| US11692970B2 (en) | 2019-04-24 | 2023-07-04 | Jfe Steel Corporation | Leakage-flux flaw detection device |
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| JP3584453B2 (ja) | 2004-11-04 |
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