JPH09148177A - コンデンサー被覆用ポリエステル系熱収縮性チューブ - Google Patents

コンデンサー被覆用ポリエステル系熱収縮性チューブ

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JPH09148177A
JPH09148177A JP7307223A JP30722395A JPH09148177A JP H09148177 A JPH09148177 A JP H09148177A JP 7307223 A JP7307223 A JP 7307223A JP 30722395 A JP30722395 A JP 30722395A JP H09148177 A JPH09148177 A JP H09148177A
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JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
heat
shrinkable tube
polyethylene terephthalate
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP7307223A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ueno
誠 上野
Nobuhisa Kamimura
宣尚 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP7307223A priority Critical patent/JPH09148177A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサーを被覆、収縮した後の乾熱処理
においてもコンデンサーの溝部に完全に密着し、コンデ
ンサーの保護や電気絶縁性に優れたポリエステル系熱収
縮性チューブを提供する。 【解決手段】 グリコール成分としてネオペンチルグリ
コールを9〜15モル%含有するポリエチレンテレフタ
レートからなり、肉厚が50〜100μm 、沸水収縮率
が直径方向40〜60%、長さ方向5〜15%の熱収縮
性チューブであって、コンデンサーに被覆収縮させた後
170℃で3分間乾熱処理した際にコンデンサーの溝部
に空間が発生しないコンデンサー被覆用ポリエステル系
熱収縮性チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンデンサー被覆用
ポリエステル系熱収縮性チューブに関する。更に詳しく
は、コンデンサーの保護や電気絶縁性に優れたポリエス
テル系熱収縮性チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンデンサーの保護や電気絶縁の
ために合成樹脂製の熱収縮性チューブで被覆することが
行われており、熱収縮性チューブでコンデンサーを被覆
するには、通常熱収縮性チューブでコンデンサーを被覆
し、加熱収縮させた後水洗し、乾燥や耐熱試験を兼ねて
160℃で3分程度の乾熱処理を施している。また、被
覆膜のテストとしてピンホールテストや落下テスト等が
行われている。コンデンサーの被覆用途にはポリ塩化ビ
ニル樹脂製の熱収縮性チューブが一般に用いられてい
る。しかしながら、ポリ塩化ビニル樹脂は耐熱性や強度
に劣るため、ピンホールテスト後乾熱処理を施すと割れ
が発生し易く、製品歩留まりが悪い。また、落下テスト
での合格率も低い。このため、耐熱性や強度に優れた樹
脂でコンデンサーを被覆することが要求されている。
【0003】一方、ポリ塩化ビニル樹脂よりも耐熱性や
強度に優れた熱収縮性チューブとして、蛍光灯等の被覆
に用いられているネオペンチルグリコールを3〜12モ
ル%共重合したポリエチレンテレフタレート系熱収縮性
チューブが知られている(特公昭55−49969号公
報)。しかしながら、かかるポリエステル系熱収縮性チ
ューブでコンデンサーを被覆すると、水洗後の乾熱処理
の段階でコンデンサーの溝部に空間が発生し、この空間
に水が残留して絶縁不良を生じ易い問題を有していた。
このため、この熱収縮性チューブの長さ方向の収縮率を
小さくする等の検討がなされたが、コンデンサーを被覆
するに満足するポリエステル系熱収縮性チューブはまだ
提供されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、コン
デンサーを被覆、収縮した後の乾熱処理においてもコン
デンサーの溝部に完全に密着し、コンデンサーの保護や
電気絶縁性に優れたポリエステル系熱収縮性チューブを
提供するにある。
【0005】本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究
を重ねた結果、特定の高割合のネオペンチルグリコール
を共重合したポリエチレンテレフタレートからなり、特
定の肉厚で且つ特定の収縮率を有する熱収縮性チューブ
によりコンデンサーを被覆すれば、上記課題を解決し得
ることを見出し、本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、グリコール成
分としてネオペンチルグリコールを9〜15モル%含有
するポリエチレンテレフタレートからなり、肉厚が50
〜100μm 、沸水収縮率が直径方向40〜60%、長
さ方向5〜15%の熱収縮性チューブであって、コンデ
ンサーに被覆収縮させた後170℃で3分間乾熱処理し
た際にコンデンサーの溝部に実質的に空間が発生しない
コンデンサー被覆用ポリエステル系熱収縮性チューブに
係るものである。
【0007】本発明でいうネオペンチルグリコールをグ
リコール成分として含有するポリエチレンテレフタレー
トとは、所定量のネオペンチルグリコールを共重合した
ポリエチレンテレフタレート共重合体、又は所定量より
も多いネオペンチルグリコールを共重合したポリエチレ
ンテレフタレート共重合体とポリエチレンテレフタレー
ト樹脂とを混合し、その混合物のグリコール成分として
ネオペンチルグリコールを9〜15モル%含有した混合
物である。ネオペンチルグリコール成分の量は9〜15
モル%であり、得られるポリエチレンテレフタレート共
重合体が非結晶性になる量である。ネオペンチルグリコ
ール成分の量が9モル%未満では、コンデンサーに被覆
収縮した後の乾熱処理の段階でコンデンサーの溝部に空
間が発生するようになり、15モル%を越えると、得ら
れるポリエステル系熱収縮性チューブの強度の低下が大
きくなるので適当でない。
【0008】ネオペンチルグリコールを共重合したポリ
エチレンテレフタレート共重合体は、通常のポリエチレ
ンテレフタレート樹脂の製造法に準じて容易に製造され
る。即ち、テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体
及びエチレングリコール又はそのエステル形成性誘導体
を反応させてポリエステルを製造する際に、エチレング
リコール成分の9〜15モル%をネオペンチルグリコー
ル又はそのエステル形成性誘導体で置換えればよい。ポ
リエチレンテレフタレート共重合体やポリエチレンテレ
フタレート樹脂の分子量は、固有粘度で表して0.5以
上が良好な機械特性を示すので好ましい。またポリエチ
レンテレフタレート共重合体やポリエチレンテレフタレ
ート樹脂には必要に応じて例えば安定剤、顔料、染料、
粘土類、滑剤、難燃剤等の添加剤を配合して熱収縮性チ
ューブの製造に供することができる。
【0009】ネオペンチルグリコールを共重合したポリ
エチレンテレフタレート、又はかかる共重合体とポリエ
チレンテレフタレート樹脂との混合物から熱収縮性チュ
ーブを製造するには、チューブ方式やインフレーション
方式等の成形法によって溶融押出して管状体を成形した
後、二軸延伸させて製造される。例えば上記共重合体又
は共重合体混合物をエクストルーダーの環状ダイスから
押出して未延伸の管状体を得、この管状体を冷却槽で急
冷した後、共重合体又は共重合体混合物の二次転移点温
度以上流動点以下の温度に加熱しながら空気や窒素等の
圧縮気体を挿入して膨張させて管状体の直径方向に延伸
すると同時に、長さ方向にもディファレンシャルスピー
ドロール等によって延伸することによって熱収縮性チュ
ーブが得られる。この二軸延伸は、管状体の押出成形に
引き続き連続的に実施しても、又は一旦未延伸状態でロ
ールに巻き取った後改めて実施してもよい。
【0010】未延伸の管状体を製造するに当っては、二
軸延伸後の熱収縮性チューブの肉厚が50〜100μm
の範囲になるように、二軸延伸倍率を勘案して未延伸の
管状体の肉厚を決定する必要がある。二軸延伸後の熱収
縮性チューブの肉厚が50μm より薄いと、コンデンサ
ー被覆用としての強度に不足するようになり、100μ
m より厚くなると、コンデンサーに被覆する際に収縮斑
が生じ易く、外観不良が発生するようになる。
【0011】未延伸の管状体を二軸延伸するに当って
は、二軸延伸後の熱収縮性チューブの沸水収縮率が、直
径方向に40〜60%で長さ方向に5〜15%になるよ
うに各方向の延伸倍率を配慮する必要がある。直径方向
と長さ方向の両方が同時に上記範囲を満足しないと、コ
ンデンサーに被覆収縮した後の乾熱処理の段階でコンデ
ンサーの溝部に空間が発生するようになる。直径方向と
長さ方向の両方が同時に上記範囲を満足させるには、直
径方向の延伸倍率を1.7〜2.5倍、長さ方向の延伸
倍率を1〜1.5倍の範囲から適宜選択することによっ
て達成される。
【0012】以上詳述したように本発明のポリエチレン
テレフタレート系熱収縮性チューブは、ネオペンチルグ
リコールの共重合量を9〜15モル%とし、肉厚を50
〜100μm 、直径方向の沸水収縮率を40〜60%、
長さ方向の沸水収縮率を5〜15%にすることによっ
て、コンデンサー(長さ24mm、外径12.5mmのコン
デンサーであって、下部より2〜5mmの位置に曲面を有
した凹状の溝があり、その溝の最深部は直径11mmで下
部より4mmの位置にある。)に内径13.3mm、厚さ7
5μm 熱収縮性チューブを被覆収縮した時に、その被覆
収縮後の乾熱処理(170℃×3分)の段階でコンデン
サーの溝部に実質的に空間が発生しなくなるのであっ
て、これらの一つを欠いてもコンデンサーの溝部おける
空間の発生を防ぐことは困難である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に実施例を示して本発明を更
に説明する。なお、本発明でいう沸水収縮率は98℃の
沸水中に30秒間浸漬して収縮率を測定した。
【0014】[実施例1]ネオペンチルグリコールを1
2モル%共重合したポリエチレンテレフタレート共重合
体(固有粘度0.74)を170℃で4時間熱風循環式
乾燥機で乾燥した後、環状ダイスを設けたエクストルー
ダーからシリンダー温度300〜270℃、ダイス温度
260℃で外径7mm、肉厚150μm の管状体を押出
し、水槽で冷却してロールに巻き取った。得られた管状
体の端部より0.7kg/cm2 の圧縮空気を注入し、90
℃の温水で加熱して膨張させると同時にディファレンシ
ャルスピードロールにより長さ方向に張力を加えて長さ
方向の延伸倍率1.05、直径方向の延伸倍率2.0、
延伸速度10 m/分で二軸同時延伸した。得られた熱収
縮性チューブは極めて透明で、内径13.3mm、厚さ7
5μm 、直径方向の収縮率48%、長さ方向の収縮率8
%であった。この熱収縮性チューブを直径12.5mmの
前記コンデンサーに被覆し、120℃で3分間熱処理し
収縮させて、その溝部にチューブが完全に密着したコン
デンサーを得た。このコンデンサーを更に170℃で3
分間乾熱処理したところ、その溝部にチューブが完全に
密着しており、またチューブの端部の長さは乾熱処理前
から1mm収縮しているが、コンデンサーからのずれは見
られなかった。
【0015】[実施例2]ネオペンチルグリコールを1
2モル%共重合したポリエチレンテレフタレート系共重
合体(固有粘度0.74)80重量部とポリエチレンテ
レフタレート樹脂樹脂(固有粘度0.65)20重量部
とをV型ブレンダーによりチップ状態で混合し、以下実
施例1と同様の方法により外径8mm、肉厚180μm の
未延伸管状体を得た。この管状体の端末より0.6kg/
cm2 の圧縮空気注入し、90℃の温水で膨張させて長さ
方向に1.05倍、直径方向に2.0倍、延伸速度10
m/分で延伸した。得られた熱収縮性チューブは極めて
透明で、内径16mm、肉厚90μm 、直径方向の収縮率
48%、長さ方向の収縮率8%であった。この熱収縮性
チューブを直径14.5mmのコンデンサーに被覆し12
0℃3分間熱処理し収縮させて、その溝部にチューブが
完全に密着したコンデンサーを得た。このコンデンサー
を更に170℃で3分間乾熱処理したところ、その溝部
にチューブが完全に密着しており、またチューブの端部
の長さは乾熱処理前から2mm収縮しているが、コンデン
サーからのずれは見られなかった。
【0016】[比較例1]ネオペンチルグリコールを1
2モル%共重合したポリエチレンテレフタレート系共重
合体(固有粘度0.74)70重量部とポリエチレンテ
レフタレート樹脂(固有粘度0.65)30重量部とを
V型ブレンダーを用いてチップ状態で混合し、以下実施
例1と同様の方法で外径7mm、肉厚150μm の未延伸
管状体を得た。この管状体の端末より0.7kg/cm2 の
圧縮空気を注入し、90℃の温水で膨張させて長さ方向
に1.05倍、直径方向に2.0倍、延伸速度10 m/
分で同時二軸延伸して熱収縮性チューブを得た。得れれ
た熱収縮性チューブは内径14mm、肉厚75μm 、直径
方向の収縮率48%、長さ方向の収縮率8%であった。
この熱収縮性チューブを前記の直径12.5mmのコンデ
ンサーに被覆し120℃、3分間熱処理し収縮させて、
その溝部にチューブが完全に密着したコンデンサーを得
た。このコンデンサーを更に170℃で3分間乾熱処理
したところ、その溝部のチューブはほぼ平坦になり、溝
部は空間になっていた。また熱収縮性チューブの端部は
コンデンサーの端部よりずれていた。
【0017】
【発明の効果】本発明のポリエステル系熱収縮性チュー
ブは、コンデンサーを被覆、収縮した後の乾熱処理にお
いてもコンデンサーの溝部に完全に密着し、コンデンサ
ーの形状に一致し密着性が良好なので仕上がりが美し
く、コンデンサーの保護や電気絶縁性に優れる等、コン
デンサーの被覆用として極めて適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:02 B29L 23:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリコール成分としてネオペンチルグリ
    コールを9〜15モル%含有するポリエチレンテレフタ
    レートからなり、肉厚が50〜100μm 、沸水収縮率
    が直径方向40〜60%、長さ方向5〜15%の熱収縮
    性チューブであって、コンデンサーに被覆収縮させた後
    170℃で3分間乾熱処理した際にコンデンサーの溝部
    に実質的に空間が発生しないコンデンサー被覆用ポリエ
    ステル系熱収縮性チューブ。
JP7307223A 1995-11-27 1995-11-27 コンデンサー被覆用ポリエステル系熱収縮性チューブ Pending JPH09148177A (ja)

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ID=17966533

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JP7307223A Pending JPH09148177A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 コンデンサー被覆用ポリエステル系熱収縮性チューブ

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JP (1) JPH09148177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500834B1 (ko) * 2000-01-20 2005-07-12 주식회사 코오롱 전해 콘덴서 피복용 폴리에스테르계 열수축성 튜브
KR100537100B1 (ko) * 2000-10-24 2005-12-16 주식회사 코오롱 콘덴서 피복용 폴리에스테르계 열수축성 튜브

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500834B1 (ko) * 2000-01-20 2005-07-12 주식회사 코오롱 전해 콘덴서 피복용 폴리에스테르계 열수축성 튜브
KR100537100B1 (ko) * 2000-10-24 2005-12-16 주식회사 코오롱 콘덴서 피복용 폴리에스테르계 열수축성 튜브

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