JPH09148200A - 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用電極箔の製造方法Info
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- JPH09148200A JPH09148200A JP7323929A JP32392995A JPH09148200A JP H09148200 A JPH09148200 A JP H09148200A JP 7323929 A JP7323929 A JP 7323929A JP 32392995 A JP32392995 A JP 32392995A JP H09148200 A JPH09148200 A JP H09148200A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電容量が大きく且つ機械的強度の高い電解
コンデンサ用電極箔を製造する方法を提供する。 【解決手段】 アルミニウム純度99.9%以上で厚さ
が130〜250μmのアルミニウム箔を用い、直流電
解エッチング及び化学エッチングを行う。この場合、エ
ッチングの結果、20〜30μmの厚さの地金が中芯と
して残るようにする。
コンデンサ用電極箔を製造する方法を提供する。 【解決手段】 アルミニウム純度99.9%以上で厚さ
が130〜250μmのアルミニウム箔を用い、直流電
解エッチング及び化学エッチングを行う。この場合、エ
ッチングの結果、20〜30μmの厚さの地金が中芯と
して残るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電解コンデンサに係
り、特に、アルミニウム箔に電気化学的エッチングによ
る粗面化処理を施すことにより、その表面積を拡大し
て、電解コンデンサ用の電極箔を製造する方法に関す
る。
り、特に、アルミニウム箔に電気化学的エッチングによ
る粗面化処理を施すことにより、その表面積を拡大し
て、電解コンデンサ用の電極箔を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品一般に対し、小型・高性
能化が要求されている。これに従い、電解コンデンサに
おいても、小型化と静電容量の増大とが求められてい
る。
能化が要求されている。これに従い、電解コンデンサに
おいても、小型化と静電容量の増大とが求められてい
る。
【0003】一般に、電解コンデンサの電極箔として
は、アルミニウム箔が使用されている。このようなアル
ミニウム箔を使用した電解コンデンサ用電極箔の静電容
量は、アルミニウム箔の表面積にほぼ比例する。従っ
て、アルミニウム箔自体の大きさを大型化することな
く、アルミニウム箔の表面積、すなわち拡面倍率を増大
することにより、静電容量を増大することができる。こ
れにより、電解コンデンサの小形化と静電容量の増大と
を実現することが可能となる。
は、アルミニウム箔が使用されている。このようなアル
ミニウム箔を使用した電解コンデンサ用電極箔の静電容
量は、アルミニウム箔の表面積にほぼ比例する。従っ
て、アルミニウム箔自体の大きさを大型化することな
く、アルミニウム箔の表面積、すなわち拡面倍率を増大
することにより、静電容量を増大することができる。こ
れにより、電解コンデンサの小形化と静電容量の増大と
を実現することが可能となる。
【0004】以上のことから、従来より、アルミニウム
箔を使用して電極箔を製造する場合には、アルミニウム
箔の拡面倍率を高めるために、その表面を腐食するエッ
チング処理を行っている。すなわち、エッチングによっ
てアルミニウム箔の表面にエッチングピットが発生する
ことにより、その表面積が拡大する。具体的には、従来
のエッチング処理では、塩酸及び硫酸を含む水溶液をエ
ッチング液として高温に保ち、このエッチング液中にア
ルミニウム箔を浸漬した状態で一定の直流電流を与え、
直流電解エッチングを行っている。この場合、アルミニ
ウム箔として、例えばアルミニウム純度が99.9%以
上で厚さが100μmであるものを使用している。
箔を使用して電極箔を製造する場合には、アルミニウム
箔の拡面倍率を高めるために、その表面を腐食するエッ
チング処理を行っている。すなわち、エッチングによっ
てアルミニウム箔の表面にエッチングピットが発生する
ことにより、その表面積が拡大する。具体的には、従来
のエッチング処理では、塩酸及び硫酸を含む水溶液をエ
ッチング液として高温に保ち、このエッチング液中にア
ルミニウム箔を浸漬した状態で一定の直流電流を与え、
直流電解エッチングを行っている。この場合、アルミニ
ウム箔として、例えばアルミニウム純度が99.9%以
上で厚さが100μmであるものを使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のエッチング方法を適用して電極箔を製造
する場合、アルミニウム箔の拡面倍率はエッチング量に
比例して増加するが、ある限度を越えると増加率が鈍化
し、やがて逆に減少の傾向を示す。
たような従来のエッチング方法を適用して電極箔を製造
する場合、アルミニウム箔の拡面倍率はエッチング量に
比例して増加するが、ある限度を越えると増加率が鈍化
し、やがて逆に減少の傾向を示す。
【0006】一方、エッチング量の増大に応じて、アル
ミニウム箔の引張強度、折曲強度などの機械的強度は逆
に低下するため、過度のエッチング量の増大はそのエッ
チング化成時や後続の組み立てなどの製造工程で切断な
どの問題を引き起こすことになる。
ミニウム箔の引張強度、折曲強度などの機械的強度は逆
に低下するため、過度のエッチング量の増大はそのエッ
チング化成時や後続の組み立てなどの製造工程で切断な
どの問題を引き起こすことになる。
【0007】より具体的には、アルミニウム箔としてア
ルミニウム純度99.9%以上で厚さが100μmのも
のを使用し、エッチング時の電気量が50C/cm2を
越える場合には、エッチングピットの発生よりも表面溶
解が過多となるため、アルミニウム箔の拡面倍率が減少
の傾向を示す。また、エッチング量が過度に増大した場
合には、アルミニウム箔の引張強度、折曲強度などの機
械的強度が著しく低下するため、特にコンデンサ素子を
自動巻取装置により巻き取る場合においては、巻き取り
に伴う機械力に対してアルミニウム箔が強度的に耐えき
れず、端子の取り付け部や巻芯部などで切断してしまう
可能性がある。
ルミニウム純度99.9%以上で厚さが100μmのも
のを使用し、エッチング時の電気量が50C/cm2を
越える場合には、エッチングピットの発生よりも表面溶
解が過多となるため、アルミニウム箔の拡面倍率が減少
の傾向を示す。また、エッチング量が過度に増大した場
合には、アルミニウム箔の引張強度、折曲強度などの機
械的強度が著しく低下するため、特にコンデンサ素子を
自動巻取装置により巻き取る場合においては、巻き取り
に伴う機械力に対してアルミニウム箔が強度的に耐えき
れず、端子の取り付け部や巻芯部などで切断してしまう
可能性がある。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
静電容量が大きく且つ機械的強度の高い電解コンデンサ
用電極箔を製造するための優れた方法を提供することで
ある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
静電容量が大きく且つ機械的強度の高い電解コンデンサ
用電極箔を製造するための優れた方法を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明による電解コンデンサ用電極箔
の製造方法は、アルミニウム箔の表面積を電気化学的エ
ッチングによる粗面化処理によって拡大して電解コンデ
ンサ用の電極箔を製造する方法において、前記アルミニ
ウム箔として、厚さが130〜250μmのアルミニウ
ム箔を用い、20〜30μmの厚さの地金が中芯として
残るように前記エッチングを行うことを特徴としてい
る。
に、請求項1記載の発明による電解コンデンサ用電極箔
の製造方法は、アルミニウム箔の表面積を電気化学的エ
ッチングによる粗面化処理によって拡大して電解コンデ
ンサ用の電極箔を製造する方法において、前記アルミニ
ウム箔として、厚さが130〜250μmのアルミニウ
ム箔を用い、20〜30μmの厚さの地金が中芯として
残るように前記エッチングを行うことを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項2記載の発明による電解コン
デンサ用電極箔の製造方法は、前記アルミニウム箔とし
て、アルミニウム純度99.9%以上のアルミニウム箔
を用いることを特徴としている。
デンサ用電極箔の製造方法は、前記アルミニウム箔とし
て、アルミニウム純度99.9%以上のアルミニウム箔
を用いることを特徴としている。
【0011】以上のような構成を有する本発明の製造方
法によれば、以下のような作用が得られる。
法によれば、以下のような作用が得られる。
【0012】例えば、アルミニウム箔を所定の濃度の塩
酸と硫酸とを含む水溶液中に浸漬させ、その状態で、ア
ルミニウム箔に直流電流を与える直流電解エッチングを
行う。そして、所定の濃度の硫酸を含む水溶液中に、上
記アルミニウム箔を浸漬させる化学エッチングを行う。
このとき、これら直流電解エッチング及び化学エッチン
グに使用する溶液の化学組成及び液温を変化させること
により、エッチングピットのピット長がコントロールさ
れる。
酸と硫酸とを含む水溶液中に浸漬させ、その状態で、ア
ルミニウム箔に直流電流を与える直流電解エッチングを
行う。そして、所定の濃度の硫酸を含む水溶液中に、上
記アルミニウム箔を浸漬させる化学エッチングを行う。
このとき、これら直流電解エッチング及び化学エッチン
グに使用する溶液の化学組成及び液温を変化させること
により、エッチングピットのピット長がコントロールさ
れる。
【0013】この場合、使用するアルミニウム箔の厚さ
を130〜250μmとすることにより、ピット長を十
分に確保することができ、拡面倍率を増大させることが
できる。また、上記のようにピット長を適度にコントロ
ールして、アルミニウム箔の地金として20〜30μm
の厚さの中芯を均一に残すことにより、機械的強度を確
保することができる。
を130〜250μmとすることにより、ピット長を十
分に確保することができ、拡面倍率を増大させることが
できる。また、上記のようにピット長を適度にコントロ
ールして、アルミニウム箔の地金として20〜30μm
の厚さの中芯を均一に残すことにより、機械的強度を確
保することができる。
【0014】使用するアルミニウム箔の厚さが本発明の
定義する範囲外である場合、例えば120μmと薄くし
た場合は、十分なピット長が確保できないため、拡面倍
率は小となる。また、270μmと厚くした場合は、本
発明の250μmと同じ拡面倍率となる。このことは換
言すれば、本発明で定義する範囲よりアルミニウム箔を
厚くしても拡面倍率は増加しないということである。従
って、本発明で定義している範囲、すなわち130〜2
50μmとすることが望ましいことは明らかである。
定義する範囲外である場合、例えば120μmと薄くし
た場合は、十分なピット長が確保できないため、拡面倍
率は小となる。また、270μmと厚くした場合は、本
発明の250μmと同じ拡面倍率となる。このことは換
言すれば、本発明で定義する範囲よりアルミニウム箔を
厚くしても拡面倍率は増加しないということである。従
って、本発明で定義している範囲、すなわち130〜2
50μmとすることが望ましいことは明らかである。
【0015】エッチング後のアルミニウム地金の厚さが
本発明の定義する範囲外である場合、例えば20μm未
満の場合は機械的強度が小となり、30μmを越える場
合は必要以上の強度となるが、その反面、拡面倍率が小
となるため不適当である。
本発明の定義する範囲外である場合、例えば20μm未
満の場合は機械的強度が小となり、30μmを越える場
合は必要以上の強度となるが、その反面、拡面倍率が小
となるため不適当である。
【0016】
【実施例】図1に、本発明による製造方法によってエッ
チングされたアルミニウム箔の概略正断面図を示す。同
図に示すように、本発明では130〜250μmのアル
ミニウム箔を用いてエッチングを行い、20〜30μm
の厚さの地金を残して、エッチングピットEPが形成さ
れるようにする。
チングされたアルミニウム箔の概略正断面図を示す。同
図に示すように、本発明では130〜250μmのアル
ミニウム箔を用いてエッチングを行い、20〜30μm
の厚さの地金を残して、エッチングピットEPが形成さ
れるようにする。
【0017】以下、本発明による電解コンデンサ用電極
箔の製造方法の具体的な構成とその作用とを明確化する
観点から、実際にアルミニウム箔をエッチングした結果
を示す。すなわち、本発明によるエッチング条件(2
例:本発明1、2)と、従来方法によるエッチング条件
(1例:従来例1)、及び本発明のエッチング条件と比
較するための比較用のエッチング条件(4例:比較例1
〜4)を設定した。なお、アルミニウム箔としては、い
ずれもアルミニウム純度99.9%以上の同じ材質のも
のを使用した。
箔の製造方法の具体的な構成とその作用とを明確化する
観点から、実際にアルミニウム箔をエッチングした結果
を示す。すなわち、本発明によるエッチング条件(2
例:本発明1、2)と、従来方法によるエッチング条件
(1例:従来例1)、及び本発明のエッチング条件と比
較するための比較用のエッチング条件(4例:比較例1
〜4)を設定した。なお、アルミニウム箔としては、い
ずれもアルミニウム純度99.9%以上の同じ材質のも
のを使用した。
【0018】次の表1は、このような各エッチング条件
の詳細と製造品の試験結果を比較的に示している。
の詳細と製造品の試験結果を比較的に示している。
【0019】
【表1】 <エッチング条件>まず、各比較例1〜4のエッチング
条件について、表1を参照して説明する。
条件について、表1を参照して説明する。
【0020】比較例1、2は、原箔として使用するアル
ミニウム箔の厚さを、本発明で定義している範囲130
〜250μmの外側(比較例1:120μm、比較例
2:270μm)に設定した例である。また、比較例2
は、エッチング後の地金の厚さを本発明で定義している
範囲20〜30μmの外側である50μmに設定してい
る。
ミニウム箔の厚さを、本発明で定義している範囲130
〜250μmの外側(比較例1:120μm、比較例
2:270μm)に設定した例である。また、比較例2
は、エッチング後の地金の厚さを本発明で定義している
範囲20〜30μmの外側である50μmに設定してい
る。
【0021】比較例3、4は、エッチング後の地金の厚
さを本発明で定義している範囲の外側(比較例3:15
μm、比較例4:35μm)に設定し、それ以外の項目
については、本発明の実施例(本発明1)と全く同様に
設定した例である。
さを本発明で定義している範囲の外側(比較例3:15
μm、比較例4:35μm)に設定し、それ以外の項目
については、本発明の実施例(本発明1)と全く同様に
設定した例である。
【0022】まず、前段の直流電解エッチングにおい
て、使用する塩酸の濃度は一律に5wt%とする。ま
た、硫酸の濃度は、比較例1、3、及び4は、従来例1
と本発明の実施例(本発明1)と同値の30wt%と
し、比較例2は、本発明の実施例(本発明2)と同値の
25wt%とする。
て、使用する塩酸の濃度は一律に5wt%とする。ま
た、硫酸の濃度は、比較例1、3、及び4は、従来例1
と本発明の実施例(本発明1)と同値の30wt%と
し、比較例2は、本発明の実施例(本発明2)と同値の
25wt%とする。
【0023】また、前段の直流電解エッチングにおいて
与える直流電流の電流密度は、一律に0.2A/cm2
とし、電気量は、比較例1、3、及び4は、従来例1と
本発明1と同値の40C/cm2とし、比較例2は、本
発明2と同値の80C/cm2とする。更に、溶液の液
温は、比較例1は従来例1及び本発明1とほぼ同値の8
2℃とし、比較例2は本発明2と同値の70℃とし、比
較例3及び4は本発明1と同値の80℃とする。
与える直流電流の電流密度は、一律に0.2A/cm2
とし、電気量は、比較例1、3、及び4は、従来例1と
本発明1と同値の40C/cm2とし、比較例2は、本
発明2と同値の80C/cm2とする。更に、溶液の液
温は、比較例1は従来例1及び本発明1とほぼ同値の8
2℃とし、比較例2は本発明2と同値の70℃とし、比
較例3及び4は本発明1と同値の80℃とする。
【0024】更に、直流電解エッチング後にピット径拡
大を目的に、一律に液温100℃、硫酸濃度20wt%
の水溶液中に処理時間10minの浸漬処理による化学
エッチングを行う。 <試験結果>以上のようにエッチングした後のアルミニ
ウム箔に、同じ条件で350V化成を行って電極箔を製
造し、個々の製造品の静電容量及び折曲強度を試験し
た。上記表1に、製造品の試験結果を比較的に示してい
る。ここで、折曲強度は、破損に至るまでの折曲回数を
示している。
大を目的に、一律に液温100℃、硫酸濃度20wt%
の水溶液中に処理時間10minの浸漬処理による化学
エッチングを行う。 <試験結果>以上のようにエッチングした後のアルミニ
ウム箔に、同じ条件で350V化成を行って電極箔を製
造し、個々の製造品の静電容量及び折曲強度を試験し
た。上記表1に、製造品の試験結果を比較的に示してい
る。ここで、折曲強度は、破損に至るまでの折曲回数を
示している。
【0025】上記表1から明らかなように、本発明の2
つの実施例(本発明1、本発明2)は、従来例(静電容
量:1.00μF/cm2、折曲強度:37回)に比較
して、静電容量(本発明1:1.30μF/cm2、本
発明2:2.31μF/cm2)、折曲強度(本発明
1:45回、本発明2:45回)ともに優れた値を示し
ている。また、比較例1〜4に対しても、大きな静電容
量と高い折曲強度の両方を実現している点で優れてい
る。以下には、各比較例1〜4と本発明1、2の試験結
果を簡単に比較する。
つの実施例(本発明1、本発明2)は、従来例(静電容
量:1.00μF/cm2、折曲強度:37回)に比較
して、静電容量(本発明1:1.30μF/cm2、本
発明2:2.31μF/cm2)、折曲強度(本発明
1:45回、本発明2:45回)ともに優れた値を示し
ている。また、比較例1〜4に対しても、大きな静電容
量と高い折曲強度の両方を実現している点で優れてい
る。以下には、各比較例1〜4と本発明1、2の試験結
果を簡単に比較する。
【0026】使用するアルミニウム箔の厚さを120μ
mと薄く設定した比較例1は、本発明の実施例とほぼ同
程度の折曲強度:43回を示している反面、静電容量は
1.18μF/cm2と低くなっている。また、アルミ
ニウム箔の厚さを270μmと厚く設定した比較例2
は、折曲強度:80回を示している反面、静電容量:
2.31μF/cm2と本実施例と同値となっている。
mと薄く設定した比較例1は、本発明の実施例とほぼ同
程度の折曲強度:43回を示している反面、静電容量は
1.18μF/cm2と低くなっている。また、アルミ
ニウム箔の厚さを270μmと厚く設定した比較例2
は、折曲強度:80回を示している反面、静電容量:
2.31μF/cm2と本実施例と同値となっている。
【0027】また、アルミニウム箔の厚さは本発明の実
施例(本発明1)と同値であるが、エッチング後地金の
厚さを15μmと薄く設定した比較例3は、本発明の実
施例とほぼ同程度の静電容量:1.34μF/cm2を
示している反面、折曲強度は18回と低くなっている。
更に、アルミニウム箔の厚さは本発明の実施例(本発明
1)と同値であるが、エッチング後地金の厚さを35μ
mと厚く設定した比較例4は、折曲強度:52を示して
いる反面、静電容量は1.22μF/cm2と比較的低
くなっている。
施例(本発明1)と同値であるが、エッチング後地金の
厚さを15μmと薄く設定した比較例3は、本発明の実
施例とほぼ同程度の静電容量:1.34μF/cm2を
示している反面、折曲強度は18回と低くなっている。
更に、アルミニウム箔の厚さは本発明の実施例(本発明
1)と同値であるが、エッチング後地金の厚さを35μ
mと厚く設定した比較例4は、折曲強度:52を示して
いる反面、静電容量は1.22μF/cm2と比較的低
くなっている。
【0028】以上のような試験結果から、本発明の2つ
の実施例は、比較例1、3、及び4に比べて、静電容量
の増大と折曲強度の確保との両方を実現できることがわ
かる。すなわち、アルミニウム箔の厚さは130μm以
上であり、エッチング後地金の厚さは20〜30μmで
あることが望ましいことがわかる。
の実施例は、比較例1、3、及び4に比べて、静電容量
の増大と折曲強度の確保との両方を実現できることがわ
かる。すなわち、アルミニウム箔の厚さは130μm以
上であり、エッチング後地金の厚さは20〜30μmで
あることが望ましいことがわかる。
【0029】また、比較例2については、本発明よりも
アルミニウム箔が厚いにも関わらず、得られる静電容量
は本発明の実施例と同程度である。このことは、換言す
れば、本発明で定義する範囲よりアルミニウム箔を厚く
しても静電容量を向上することはできないということで
ある。すなわち、電解コンデンサを小形化するために
は、アルミニウム箔の厚さはできる限り薄いことが要求
されることから、比較例2に示すようにアルミニウム箔
を厚くすることによる効果は少ないということになる。
従って、アルミニウム箔の厚さは、250μm以下であ
ることが望ましいことがわかる。
アルミニウム箔が厚いにも関わらず、得られる静電容量
は本発明の実施例と同程度である。このことは、換言す
れば、本発明で定義する範囲よりアルミニウム箔を厚く
しても静電容量を向上することはできないということで
ある。すなわち、電解コンデンサを小形化するために
は、アルミニウム箔の厚さはできる限り薄いことが要求
されることから、比較例2に示すようにアルミニウム箔
を厚くすることによる効果は少ないということになる。
従って、アルミニウム箔の厚さは、250μm以下であ
ることが望ましいことがわかる。
【0030】なお、本発明のエッチング条件は、上述し
た2つの実施の態様に限られるものではなく、各項目の
数値は、定義された上記範囲内で適宜変更可能である。
また、アルミニウム箔としては、純度99.9%以上の
ものを使用することが望ましいが、純度99.9%未満
のものを使用することも可能である。
た2つの実施の態様に限られるものではなく、各項目の
数値は、定義された上記範囲内で適宜変更可能である。
また、アルミニウム箔としては、純度99.9%以上の
ものを使用することが望ましいが、純度99.9%未満
のものを使用することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の電解コンデンサ用
電極箔の製造方法によれば、従来の方式に比べて静電容
量が大きく、且つ機械的強度の高い電解コンデンサ用電
極箔を製造することができる。
電極箔の製造方法によれば、従来の方式に比べて静電容
量が大きく、且つ機械的強度の高い電解コンデンサ用電
極箔を製造することができる。
【図1】 本発明による電解コンデンサ用電極箔の製造
方法によってエッチングされたアルミニウム箔の正断面
図。
方法によってエッチングされたアルミニウム箔の正断面
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 アルミニウム箔の表面積を電気化学的エ
ッチングによる粗面化処理によって拡大して電解コンデ
ンサ用の電極箔を製造する方法において、 前記アルミニウム箔として、厚さが130〜250μm
のアルミニウム箔を用い、20〜30μmの厚さの地金
が中芯として残るように前記エッチングを行うことを特
徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方法。 - 【請求項2】 前記アルミニウム箔として、アルミニウ
ム純度99.9%以上のアルミニウム箔を用いることを
特徴とする請求項1記載の電解コンデンサ用電極箔の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323929A JPH09148200A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323929A JPH09148200A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09148200A true JPH09148200A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18160213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7323929A Pending JPH09148200A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09148200A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002097834A1 (fr) * | 2001-05-31 | 2002-12-05 | Nippon Chemi-Con Corporation | Condensateur electrolytique et feuille d'electrode a utiliser dans un tel condensateur |
| US7099144B2 (en) | 2001-05-31 | 2006-08-29 | Nippon Chemi-Con Corporation | Solid electrolytic capacitor |
| WO2018062319A1 (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 日本ケミコン株式会社 | 電極箔及び電解コンデンサ |
| WO2019194092A1 (ja) | 2018-04-02 | 2019-10-10 | 日本ケミコン株式会社 | 電解コンデンサ |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP7323929A patent/JPH09148200A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002097834A1 (fr) * | 2001-05-31 | 2002-12-05 | Nippon Chemi-Con Corporation | Condensateur electrolytique et feuille d'electrode a utiliser dans un tel condensateur |
| US7054140B2 (en) | 2001-05-31 | 2006-05-30 | Nippon Chemi-Con Corp. | Electrolytic capacitor and electrode foil used for electrolytic capacitor |
| US7099144B2 (en) | 2001-05-31 | 2006-08-29 | Nippon Chemi-Con Corporation | Solid electrolytic capacitor |
| US7149075B2 (en) | 2001-05-31 | 2006-12-12 | Nippon Chemi-Con Corp. | Solid electrolytic capacitor |
| WO2018062319A1 (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 日本ケミコン株式会社 | 電極箔及び電解コンデンサ |
| KR20190057279A (ko) | 2016-09-30 | 2019-05-28 | 니폰 케미콘 가부시키가이샤 | 전극박 및 전해 콘덴서 |
| WO2019194092A1 (ja) | 2018-04-02 | 2019-10-10 | 日本ケミコン株式会社 | 電解コンデンサ |
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