JPH09149251A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH09149251A
JPH09149251A JP7328101A JP32810195A JPH09149251A JP H09149251 A JPH09149251 A JP H09149251A JP 7328101 A JP7328101 A JP 7328101A JP 32810195 A JP32810195 A JP 32810195A JP H09149251 A JPH09149251 A JP H09149251A
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Takashi Ogamichi
隆司 小河路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は原稿読取前にシェーディング補正精度
及び画像品質を判定できる画像読取装置を提供する。 【解決手段】読取指示があると、各種設定を行い(ステ
ップS1〜S4)、白基準板を読み取って白基準データ
を採取した後、再度、白基準板を読み取ってその画像デ
ータをシェーディング補正する。そのシェーディング補
正精度を算出して原稿読取モードに対応した補正精度判
定レベルLVを越えているか判定し、補正精度が補正精
度判定レベルLVを越えていないと、再度白基準データ
の採取と白基準板を読み取った画像データのシェーディ
ング補正を行って、シェーディング補正精度を判定する
(ステップS6〜S11)。上記処理を所定回数行って
も、補正精度が補正精度判定レベルLVを越えないと、
光学系の劣化や汚れ等があると判断して警告を発し(ス
テップS12)、補正精度が補正精度判定レベルLVを
越えると、原稿の読取処理を行う(ステップS13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、詳細には、シェーディング補正精度及び画像品質を
適切に判定することのできる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置においては、光源の発光光
量の経時変動、温度上昇に伴なう変動等、また、光電変
換部の画素毎の感度の変動等による読取濃度の変動があ
り、これらに伴う画質の低下を防止するために、従来か
ら、原稿の画像の読取前に白基準板を走査して、白基準
データを取得し、この白基準データに基づいて原稿の画
像のシェーディング補正を行うことが行われている。
【0003】このようなシェーディング補正を行うもの
としては、例えば、光検出器アレイを複数回走査して得
られる画像信号をA/D変換して、各画素毎に累積して
記憶する回路と、この累積した値からシェーディング補
正係数を算出して記憶する回路と、を備えることによ
り、シェーディング補正係数を低ノイズかつ高速に求め
る画像入力装置(特開昭61−71764号公報参照)
や白基準板を複数ライン走査して得た画信号の最大値
を、予め設定した閾値と比較することにより、光源ある
いは白基準板の寿命を判断する画像読取装置(特開昭6
3−1249号公報参照)等が提案されており、また、
基準板上の輝度情報を読み取る際に、イメージセンサに
光が当たっているときに同時にイメージセンサ及び光源
等を乗せたキャリッジを移動させることにより、基準板
上の部分的な反射率の変化の影響を抑制するシェーディ
ング補正装置(特開平1−132275号公報参照)が
提案されている。
【0004】このように従来の画像読取装置において
は、シェーディング係数を如何に低ノイズのものとする
か、白基準板を読み取った白基準データから光源や白基
準板の寿命を判別するか、あるいは、白基準板を読み取
る際の部分的な反射率の影響を如何に低減させるか等に
よりシェーディング補正を適切に行うことを目的として
いる。
【0005】そして、従来のシェーディング補正は、一
般に、図24にファクシミリ装置1の場合について図示
するように、原稿2を読み取る前に、光源3から白基準
板4に光を照射して、白基準データを取得し、この白基
準データに基づいてシェーディング補正を行う。
【0006】すなわち、ファクシミリ装置1において
は、原稿2を読み取る前に、光源3から白基準板4に照
射して、その反射光をミラー5及びレンズ6を介してイ
メージセンサ7に導入し、イメージセンサ7で光電変換
して、アンプ8を介してA/D変換器9に転送する。こ
のA/D変換器9に入力される1ライン分の画信号の最
大値をピークホールド回路10で検出・保持し、A/D
変換器9は、このピークホールド回路10の検出・保持
したピーク値を基準にしてアンプ8で増幅されて入力さ
れる画信号を量子化して、シェーディング補正回路11
を介してラインバッファ13に白基準データとして格納
する。
【0007】そして、原稿2の読取時には、ガイド14
上を搬送されてくる原稿2に光源3からの光を照射し、
その反射光を上記同様に、ミラー5及びレンズ6を介し
てイメージセンサ7に導入して、イメージセンサ7で光
電変換した画信号をアンプ8を介してA/D変換器9に
転送する。このとき、1ライン分の画信号の最大値をピ
ークホールド回路10で検出して、この最大値(ピーク
値)を基準としてA/D変換器9で量子化し、シェーデ
ィング補正回路12に出力する。
【0008】システム制御部1は、上記白基準板4を読
み取った際にラインバッファ13に格納した白基準デー
タを、A/D変換器9から入力される画信号に対応させ
て順次画素毎に読み出して、シェーディング補正回路1
2に渡し、シェーディング補正回路12に当該白基準デ
ータに基づいてA/D変換器9から入力される画信号を
所定のシェーディング補正演算して、ディジタル画像処
理回路16に出力させる。
【0009】ディジタル画像処理回路16は、この歪み
補正の行われた画信号に種々の画像処理を行う。
【0010】そして、従来のファクシミリ装置1等の画
像読取装置は、上記白基準板4の読み取りを原稿2を読
み取る前に1回行って白基準データを取得すると、引き
続いて原稿2の読み取りを行い、原稿2を読み取った画
信号に対して、上記白基準データに基づいてシェーディ
ング補正を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置にあっては、原稿を読み取る前
に1回白基準板を走査して得た白基準データに基づいて
シェーディング補正を行うのみで、シェーディング補正
の精度を評価することが行われていなかったため、光学
系に紙粉やごみ等が付着している場合や経時変化により
光源やイメージセンサ等の光電変換部の劣化による読取
感度の低下が発生して、シェーディング補正精度が悪化
していることが分からず、このような場合にも、同じ画
像処理が行われ、画像品質が低下するという問題があっ
た。
【0012】そこで、従来の上記各公報に記載されたも
のにあっては、シェーディング係数を如何に低ノイズの
ものとするか、白基準板を読み取った白基準データから
光源や白基準板の寿命を判別するか、あるいは、白基準
板を読み取る際の部分的な反射率の影響を如何に低減さ
せるか等によりシェーディング補正を適切に行うことを
目的としていたため、シェーディング補正の精度自体を
判別して、光学系の汚れや経時変化による読取系の劣化
を適切に判断することができず、画像品質が低下すると
いう問題があった。
【0013】特に、ファクシミリ装置の送信時に原稿を
読み取る場合には、読取結果の画像品質を送信側のオペ
レータが認識することができず、メンテナンスが適切に
行われずに、画像品質が低下した状態で使用を続ける結
果となる。
【0014】そこで、請求項1記載の発明は、原稿を走
査する前に、シェーディング補正の補正精度を判定する
ことにより、光学系の劣化やゴミ・キズ等による品質の
劣化を未然に防止して、画質を向上させることのできる
画像読取装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項2記載の発明は、2値化画像データ
に基づいてシェーディング補正精度の判定を行うことに
より、通常の画像読取装置の画像処理工程を利用して、
シェーディング補正精度の判定を行うことのできる画像
読取装置を提供することを目的としている。
【0016】請求項3記載の発明は、白基準部材の画像
データを2値化閾値を変化させて所定回数2値化して得
た2値化画像データに基づいてシェーディング補正精度
を判定することにより、より緻密なシェーディング補正
精度の判定を行うことのできる画像読取装置を提供する
ことを目的としている。
【0017】請求項4記載の発明は、2値化閾値を低い
値から上昇させることによりシェーディング補正精度を
判定することのできる画像読取装置を提供することを目
的としている。
【0018】請求項5記載の発明は、2値化閾値を高い
値から下降させることによりシェーディング補正精度を
判定することのできる画像読取装置を提供することを目
的としている。
【0019】請求項6記載の発明は、2値化閾値を変化
させて2値化したときの黒画像データの出現性に基づい
てシェーディング補正精度を判定することのできる画像
読取装置を提供することを目的としている。
【0020】請求項7記載の発明は、シェーディング補
正判定処理を複数回行い、かつ、その結果所定の精度を
得られなかった場合には、警告を出力することにより、
ノイズ等の一過性外乱の影響を回避しつつ、シェーディ
ング補正精度の判定を行うとともに、光学系に異常があ
ることを認識させて、光学系の異常をより一層適切に管
理して、修復を促すことのできる画像読取装置を提供す
ることを目的としている。
【0021】請求項8記載の発明は、原稿読取モードに
応じたシェーディング補正精度の監視を行うことのでき
る画像読取装置を提供することを目的としている。
【0022】請求項9記載の発明は、白基準部材を走査
しシェーディング補正した画像データを2値化した結果
に基づいて、原稿を走査した場合の画像品質を事前に予
測・判定することのできる画像読取装置を提供すること
を目的としている。
【0023】請求項10記載の発明は、2値化閾値を変
化させて2値化したときの黒画像データの出現性に基づ
いて、画像品質を判定することのできる画像読取装置を
提供することを目的としている。
【0024】請求項11記載の発明は、画像品質の判定
処理を複数回行い、かつ、その結果所定の精度を得られ
なかった場合には、警告を出力することにより、ノイズ
等の一過性外乱の影響を回避しつつ、画像品質の判定を
行うとともに、光学系に異常があることを認識させて、
画像品質を向上させることのできる画像読取装置を提供
することを目的としている。
【0025】請求項12記載の発明は、光学系に異常が
ある場合に、光学系の劣化によるものであるのか、キズ
やゴミ等によるものであるのかを判定することのできる
画像読取装置を提供することを目的としている。
【0026】請求項13記載の発明は、原稿読取モード
に応じた画像品質の判定を行うことのできる画像読取装
置を提供することを目的としている。
【0027】請求項14記載の発明は、実際に原稿を単
純2値化した画像に黒筋や地肌汚れ等の発生を未然に防
止・低減することのできる画像読取装置を提供すること
を目的としている。
【0028】請求項15記載の発明は、実際に原稿を中
間調処理した画像に地肌汚れ等が発生するのを未然に防
止・低減することのできる画像読取装置を提供すること
を目的としている。
【0029】請求項16記載の発明は、黒画像データの
発生の有無や発生割合等の判定処理をハードウェアによ
り高速処理することのできる画像読取装置を提供するこ
とを目的としている。
【0030】請求項17記載の発明は、黒画像データの
発生の有無や発生割合等の判定処理をソフトウェアによ
り安価に処理する画像読取装置を提供することを目的と
している。
【0031】請求項18記載の発明は、画像品質の判定
結果に応じて画像処理を行うことのできる画像読取装置
を提供することを目的としている。
【0032】請求項19記載の発明は、所定期間毎に、
シェーディング補正精度あるいは画像品質の判定処理を
行う画像読取装置を提供することを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、光学系を用いて白基準部材及び原稿を走
査する走査手段と、前記走査手段が前記白基準部材を走
査して得た画素単位の白基準データを記憶する白基準デ
ータ記憶手段と、前記白基準データに基づいて前記走査
手段が走査して得た画像データに前記光学系によるシェ
ーディング歪みをシェーディング補正するシェーディン
グ補正手段と、前記シェーディング補正手段によりシェ
ーディング補正された画像データに種々の画像処理を施
す画像処理手段と、を備えた画像読取装置において、前
記走査手段により前記白基準部材を走査させて前記白基
準データを前記白基準データ記憶手段に記憶させた後、
前記走査手段に、前記原稿を走査させる前に、再度、前
記白基準部材を走査させて、当該白基準部材を走査して
得た画像データを前記白基準データに基づいて前記シェ
ーディング補正手段によりシェーディング補正させる制
御手段と、前記シェーディング補正手段によりシェーデ
ィング補正した前記白基準部材の前記画像データに基づ
いて、当該シェーディング補正精度を判定する判定手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0034】ここで、走査手段は、光源、ミラー、レン
ズ及び光電変換手段等の光学系を用いて原稿を走査し
て、原稿の画像を電気信号に変換するとともに、原稿を
走査する前に所定の白基準部材を走査する。
【0035】白基準データ記憶手段は、白基準部材を走
査したときの画像データを画素毎に1ライン分記憶し、
この白基準データは、シェーディング補正手段によるシ
ェーディング補正の基準として、また、画像処理手段に
よる画像処理の参考として使用される。
【0036】シェーディング補正手段は、光学系による
シェーディング歪みを補正するために走査手段の読み取
った画像データにシェーディング補正を行う。
【0037】画像処理手段は、シェーディング補正手段
でシェーディング補正された画像データの2値化処理、
符号化処理、あるいは、中間調処理等の各種画像処理を
行う。
【0038】制御手段は、原稿を走査する前に、シェー
ディング補正用の白基準データを採取するために、ま
ず、白基準部材を走査手段に走査させて、採取した白基
準データを白基準データ記憶手段に記憶させ、次に、再
度、白基準部材を走査させて、シェーディング補正手段
により当該白基準部材の画像データをシェーディング補
正させる。
【0039】判定手段は、この白基準部材の画像データ
をシェーディング補正したときの画像データに基づい
て、シェーディング補正精度を判定する。
【0040】上記構成によれば、原稿を走査する前に、
シェーディング補正の補正精度を判定することができ、
光学系の劣化やゴミ・キズ等による品質の劣化を未然に
防止して、画質を向上させることができる。
【0041】請求項2記載の発明は、光学系を用いて白
基準部材及び原稿を走査する走査手段と、前記走査手段
が前記白基準部材を走査して得た画素単位の白基準デー
タを記憶する白基準データ記憶手段と、前記白基準デー
タに基づいて前記走査手段が走査して得た画像データに
前記光学系によるシェーディング歪みをシェーディング
補正するシェーディング補正手段と、前記シェーディン
グ補正手段によりシェーディング補正された画像データ
に種々の画像処理を施す画像処理手段と、を備えた画像
読取装置において、前記走査手段により前記白基準部材
を走査させて前記白基準データを前記白基準データ記憶
手段に記憶させた後、前記走査手段に、前記原稿を走査
させる前に、再度、前記白基準部材を走査させて、当該
白基準部材を走査して得た画像データを前記白基準デー
タに基づいて前記シェーディング補正手段によりシェー
ディング補正させた後、前記画像処理手段に所定の2値
化閾値で2値化させる制御手段と、前記シェーディング
補正手段によりシェーディング補正した前記白基準部材
の前記画像データを前記画像処理手段が所定の2値化閾
値で2値化した前記2値化画像データに基づいて、当該
シェーディング補正精度を判定する判定手段と、を備え
ることにより、上記目的を達成している。
【0042】上記構成によれば、2値化画像データに基
づいてシェーディング補正精度の判定を行うことがで
き、通常の画像読取装置の画像処理工程を利用して、シ
ェーディング補正精度の判定を行うことができる。その
結果、シェーディング補正精度の判定処理を簡単、か
つ、容易なものとすることができる。
【0043】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前記画像処理手段は、前記シェーディング補正手
段がシェーディング補正した前記白基準部材の前記画像
データを、前記2値化閾値を順次変化させて所定回数2
値化し、前記判定手段は、前記画像処理手段が前記2値
化閾値を変化させて2値化した2値化画像データに基づ
いて前記シェーディング補正精度の判定を行うものであ
ってもよい。
【0044】上記構成によれば、シェーディング補正し
た白基準部材の画像データを、2値化閾値を変化させ
て、所定回数2値化することにより得た2値化画像デー
タに基づいて、シェーディング補正精度を判定すること
ができ、より緻密なシェーディング補正精度の判定を行
うことができる。
【0045】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記画像処理手段は、前記2値化閾値を所定の低い
値から順次所定間隔で上昇させて前記2値化を行い、前
記判定手段は、前記画像処理手段が前記2値化閾値を順
次上昇させて2値化した2値化画像データにはじめて黒
画像データが出現したときの前記2値化閾値に基づいて
前記シェーディング補正精度の判定を行うものであって
もよい。
【0046】上記構成によれば、2値化閾値を低い値か
ら上昇させていったときの2値化画像データに黒画像デ
ータが出現するのを監視して、そのときの2値化閾値に
基づいてシェーディング補正精度を判定することがで
き、より精度良く、かつ、簡単にシェーディング補正精
度を判定することができる。
【0047】さらに、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記画像処理手段は、前記2値化閾値を所定の高い
値から順次所定間隔で下降させて前記2値化を行い、前
記判定手段は、前記画像処理手段が2値化閾値を順次下
降させて2値化した2値化画像データがはじめて全て白
画像データとなったときの前記2値化閾値に基づいて前
記シェーディング補正精度の判定を行うものであっても
よい。
【0048】上記構成によれば、2値化閾値を高い値か
ら下降させていったときの2値化画像データを監視し
て、全て白画像データになったときの2値化閾値に基づ
いてシェーディング補正精度を判定することができ、光
学系の劣化等が少ない場合に、より速やかに、かつ、高
精度で、簡単にシェーディング補正精度を判定すること
ができる。
【0049】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記画像処理手段は、前記2値化閾値を、所定の高
い値から順次所定間隔で下降させて、あるいは、所定の
低い値から順次所定間隔で上昇させて前記2値化を行
い、前記判定手段は、前記画像処理手段が前記2値化閾
値を順次下降あるいは上昇させて前記2値化を行った際
の黒画像データの出現性に基づいて前記シェーディング
補正精度の判定を行うものであってもよい。
【0050】上記構成によれば、2値化閾値を変化させ
て2値化したときの黒画像データの出現性、例えば、黒
画像データの増加割合や減少割合とうに基づいてシェー
ディング補正精度を判定することができ、より一層精度
良く、かつ、簡単にシェーディング補正精度を判定する
ことができる。
【0051】さらに、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記制御手段は、前記判定手段の判定した前記シェ
ーディング補正精度が所定の基準補正精度以下である
と、前記走査手段による前記白基準データの採取のため
の走査から前記シェーディング補正判定処理を行わせ、
当該シェーディング補正判定処理を所定回数行った判定
結果のシェーディング補正精度がいずれも前記基準補正
精度以下であると、前記光学系に異常がある旨の警告を
出力するものであってもよい。
【0052】ここで、基準補正精度としては、例えば、
原稿を走査したときのノイズ等の影響が許容される限度
の最低の補正精度が設定される。
【0053】上記構成によれば、シェーディング補正判
定処理を複数回行って、ノイズ等の一過性外乱の影響を
回避しつつ、シェーディング判定を行うことができると
ともに、ノイズ等を低減させたにもかかわらず、基準補
正精度を得ることができなかった場合に、警告を出力す
ることができ、光学系に異常があることを認識させるこ
とができる。その結果、光学系の異常をより一層適切に
管理して、修復を促すことができ、画質を向上させるこ
とができる。
【0054】また、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記判定手段は、前記基準補正精度を中間調読取モ
ードあるいは単純2値化読取モード等の原稿読取モード
に応じて変化させるものであってもよい。
【0055】上記構成によれば、原稿読取モードに応じ
たシェーディング補正精度の監視を行うことができ、原
稿読取時の画質を向上させつつ、適切な光学系の管理を
行うことができる。
【0056】請求項9記載の発明の画像読取装置は、光
学系を用いて白基準部材及び原稿を走査する走査手段
と、前記走査手段が前記白基準部材を走査して得た画素
単位の白基準データを記憶する白基準データ記憶手段
と、前記白基準データに基づいて前記走査手段が走査し
て得た画像データに前記光学系によるシェーディング歪
みをシェーディング補正するシェーディング補正手段
と、前記シェーディング補正手段によりシェーディング
補正された画像データに種々の画像処理を施す画像処理
手段と、を備えた画像読取装置において、前記走査手段
により前記白基準部材を走査させて前記白基準データを
前記白基準データ記憶手段に記憶させた後、前記走査手
段に、前記原稿を走査させる前に、再度、前記白基準部
材を所定回数走査させて、当該白基準部材を走査して得
た画像データを前記シェーディング補正手段によりシェ
ーディング補正させた後、前記画像処理手段に、前記走
査手段が前記白基準部材を走査する毎に、2値化閾値
を、所定の高い値から順次所定間隔で上昇させて、ある
いは、所定の低い値から順次所定間隔で下降させて2値
化させる制御手段と、前記画像処理手段が前記2値化閾
値を、順次上昇あるいは下降させて2値化した画像デー
タが、はじめて全て白画像データとなるときの前記2値
化閾値、あるいは、はじめて黒画像データが出現すると
きの前記2値化閾値に基づいて前記走査手段が前記原稿
を走査するときの画像品質の判定を行う判定手段と、を
備えることにより、上記目的を達成している。
【0057】上記構成によれば、白基準部材を走査しシ
ェーディング補正した画像データを2値化した結果に基
づいて、原稿を走査する前に、原稿を走査した場合の画
像品質を事前に予測・判定することができ、画質を向上
させることができる。
【0058】この場合、例えば、請求項10に記載する
ように、前記判定手段は、前記画像処理手段が前記2値
化閾値を前記上昇あるいは下降させて2値化した2値化
画像データのうちの黒画像データの出現性に基づいて、
前記画像品質の判定を行うものであってもよい。
【0059】上記構成によれば、2値化閾値を変化させ
て2値化したときの黒画像データの出現性、例えば、黒
画像データの増加割合や減少割合とうに基づいて画像品
質を判定することができ、より一層精度良く、かつ、簡
単に画像品質を判定することができる。
【0060】また、例えば、請求項11に記載するよう
に、前記制御手段は、前記2値化閾値が所定の基準閾値
以下であると、前記走査手段による前記白基準データの
採取のための走査から前記画像品質判定処理を行わせ、
当該画像品質判定処理を所定回数行った判定結果がいず
れも前記基準閾値以下であると、前記光学系に異常があ
る旨の警告を出力するものであってもよい。
【0061】上記構成によれば、画像品質の判定処理を
複数回行って、ノイズ等の一過性外乱の影響を回避しつ
つ、画像品質の判定処理を行うことができるとともに、
ノイズ等を低減させたにもかかわらず、適切な画像品質
を得ることができなかった場合に、警告を出力すること
ができ、光学系に異常があることを認識させることがで
きる。その結果、光学系の異常をより一層適切に管理し
て、修復を促すことができ、画像品質を向上させること
ができる。
【0062】さらに、例えば、請求項12に記載するよ
うに、前記画像読取装置は、前記2値化閾値を前記上昇
あるいは前記下降させた際の前記黒画像データの出現位
置を記憶する黒画素出現位置記憶手段をさらに備え、前
記判定手段は、前記黒画素出現位置記憶手段の記憶する
前記黒画像データの出現位置が所定の局所領域に連続し
ていると、前記光学系にキズやゴミ等の異常があると判
定するものであってもよい。
【0063】上記構成よれば、光学系に異常がある場合
に、光学系の劣化によるものであるのか、キズやゴミ等
によるものであるのかを分類して判定することができ、
光学系の異常をより適切に判定することができる。その
結果、光学系の修復をより一層適切に行うことができ
る。
【0064】また、例えば、請求項13に記載するよう
に、前記判定手段は、前記画像品質を判定する際の判定
基準を、中間調読取モードあるいは単純2値化読取モー
ド等の原稿の読取モードに応じて、変化させるものであ
ってもよい。
【0065】上記構成によれば、原稿読取モードに応じ
た画像品質の判定を行うことができ、より一層適切な画
像品質の判定を行うことができる。
【0066】さらに、例えば、請求項14に記載するよ
うに、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果に基づ
いて、前記原稿を走査した画像データを前記画像処理手
段で2値化する際の2値化閾値を変化させるものであっ
てもよい。
【0067】上記構成によれば、実際に原稿を走査した
画像データを2値化する際の2値化閾値を、画像品質の
判定結果、すなわち、シェーディング補正精度に応じて
変化させることができ、2値化画像に黒筋や地肌汚れ等
の発生を未然に防止・低減して、画像品質を向上させる
ことができる。
【0068】また、例えば、請求項15に記載するよう
に、前記画像処理手段は、前記原稿を読み取った画像デ
ータを所定階調に階調処理し、前記制御手段は、前記判
定手段の前記画像品質の判定結果に基づいて、前記画像
処理手段による前記階調処理時の階調数を変化させるも
のであってもよい。
【0069】上記構成によれば、実際に原稿を走査した
画像データを階調処理する際の階調数を画像品質の判定
結果、すなわち、シェーディング補正精度に応じて変化
させることができ、中間調画像に地肌汚れ等が発生する
のを未然に防止・低減して、画像品質を向上させること
ができる。
【0070】さらに、例えば、請求項16に記載するよ
うに、前記判定手段は、前記2値化された前記白基準部
材の画像データが黒画像データであるか否かを判別する
判別回路と、前記判別回路の判別した黒画像データをカ
ウントするカウンタと、を備え、前記黒画像データの発
生の有無、あるいは、発生割合の判定処理をハードウェ
アにより処理するものであってもよい。
【0071】上記構成によれば、黒画像データの発生の
有無や発生割合等の判定処理を高速に、かつ、ソフトウ
ェアの負担を軽減させつつ、処理することができ、画像
読取装置の処理速度を向上させることができる。
【0072】また、例えば、請求項17に記載するよう
に、前記判定手段は、前記白基準部材の2値化された画
像データに前記黒画素が含まれているか、あるいは、前
記黒画像データの発生割合の判定処理をソフトウェアに
より処理するものであってもよい。
【0073】上記構成によれば、黒画像データの発生の
有無や発生割合等の判定処理を行うために別に回路を追
加する必要がなく、画像読取装置を安価なものとするこ
とができる。
【0074】請求項18記載の発明の画像読取装置は、
光学系を用いて白基準部材及び原稿を走査する走査手段
と、前記走査手段が前記白基準部材を走査して得た画素
単位の白基準データを記憶する白基準データ記憶手段
と、前記白基準データに基づいて前記走査手段が走査し
て得た画像データに前記光学系によるシェーディング歪
みをシェーディング補正するシェーディング補正手段
と、前記シェーディング補正手段によりシェーディング
補正された画像データに種々の処理パラメータに基づい
て種々の画像処理を施す画像処理手段と、を備えた画像
読取装置において、前記走査手段により前記白基準部材
を走査させて前記白基準データを前記白基準データ記憶
手段に記憶させた後、前記走査手段に前記原稿を走査さ
せる前に、前記白基準部材を走査させて、当該白基準部
材を走査して得た画像データを前記白基準データに基づ
いて前記シェーディング補正手段によりシェーディング
補正させる制御手段と、前記白基準部材の前記画像デー
タを前記シェーディング補正手段によりシェーディング
補正したときの補正結果に基づいて、前記原稿を走査す
る際の画像品質を判定する判定手段と、を備え、前記制
御手段が、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記原
稿を走査して得た画像データを画像処理する際の前記画
像処理手段の前記処理パラメータを変化させることによ
り、上記目的を達成している。
【0075】上記構成によれば、画像品質の判定結果、
すなわち、シェーディング補正精度に応じて、画像処理
を行うことができ、シェーディング補正精度が低下して
いる場合にも、適切な画像処理を行って、画像品質を向
上させることができる。
【0076】上記各場合において、例えば、請求項19
に記載するように、前記制御手段は、前記シェーディン
グ補正精度の判定処理、あるいは、前記画像品質の判定
処理を所定期間毎に実行するものであってもよい。
【0077】上記構成によれば、画像読取装置の処理速
度を向上させつつ、シェーディング補正精度あるいは画
像品質を管理することができる。
【0078】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0079】尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の
好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明に
おいて特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これ
らの態様に限られるものではない。
【0080】図1〜図3は、本発明の画像読取装置の第
1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、ファ
クシミリ装置に適用したものである。
【0081】図1において、ファクシミリ装置20は、
システム制御部21、システムメモリ22、パラメータ
メモリ23、スキャナ24、プロッタ25、網制御部2
6、モデム27、画像メモリ28、符号化・復号化部2
9及び操作パネル30等を備えており、上記各部は、バ
ス31に接続されている。
【0082】システム制御部(制御手段、判定手段)2
1は、CPU(Central ProcessingUnit )、ROM(R
ead Only Memory)等を備え、ROM内には、ファクシ
ミリ装置20としての基本処理プログラム及びシェーデ
ィング補正精度判定処理プログラムや画像品質判定所プ
ログラム等の各種プログラムを格納するとともに、上記
各処理を実行するのに必要なシステムデータを記憶して
いる。システム制御部21は、ROM内のプログラムに
基づいてCPUが、システムメモリ22をワークメモリ
として使用して、ファクシミリ装置20の各部を制御し
て、ファクシミリ装置20としての基本処理を実行する
とともに、後述するシェーディング補正精度判定処理及
び画像品質判定処理を実行する。
【0083】パラメータメモリ23は、ファクシミリ通
信に必要な各種パラメータ情報を記憶する。
【0084】スキャナ24は、図2に示すように、図示
しない搬送ローラにより搬送される原稿41を案内する
ガイド部材42、ガイド部材42に取り付けられ当該原
稿41を案内するとともに光学系への埃や塵等の混入を
防止するターゲットガラス43、光学系に起因するシェ
ーディング歪みを補正するための白基準板44、搬送さ
れる原稿41や白基準板44に光を照射する光源45、
ミラー47、レンズ46、イメージセンサ48、アンプ
49、A/D変換器50、ピークホールド回路51、シ
ェーディング補正回路52、ラインバッファ53及びデ
ィジタル画像処理回路54等を備えており、上記シェー
ディング補正回路52及びディジタル画像処理回路54
は、上記システム制御部21にバス31を介して接続さ
れている。
【0085】白基準板(白基準部材)44を走査する場
合には、光源45からの光は、ターゲットガラス43を
透して、白基準板44に照射され、白基準板44で反射
された光は、ミラー46及びレンズ47を介して所定の
縮小率でイメージセンサ48に結像される。また、原稿
41を走査する場合には、光源45からの光は、ターゲ
ットガラス43を通してターゲットガラス43上を搬送
される原稿41に照射され、原稿41で反射された光
は、ミラー47及びレンズ46を介して所定の縮小率で
イメージセンサ48に結像される。
【0086】イメージセンサ48は、結像された光情報
を電気信号に変換してアンプ48に出力し、アンプ48
は、例えば、演算増幅器(オペアンプ)が用いられて、
イメージセンサ48から入力されるアナログの画信号を
所定の倍率で増幅して、A/D変換器50及びピークホ
ールド回路51に出力する。
【0087】したがって、上記光源45、ミラー46、
レンズ47及びイメージセンサ48は、全体として走査
手段として機能する。
【0088】ピークホールド回路51は、アンプ48か
ら入力される1ライン分の画信号の最大値(ピーク値)
を検出して、ホールドする。
【0089】A/D(Analog to Digita)変換器50
は、ピークホールド回路51のホールドしたピーク値を
基準にアンプ49から入力される画信号を量子化して、
シェーディング補正回路52に出力する。
【0090】ラインバッファ(白基準データ記憶手段)
53は、白基準板44を走査したときのA/D変換器5
0の出力する1ライン分の画像データを白基準データと
して記憶し、シェーディング補正回路52によるシェー
ディング補正やディジタル画像処理回路54における画
像処理において参照される。
【0091】シェーディング補正回路(シェーディング
補正手段)52は、システム制御部21の制御下で、A
/D変換器50から入力される画像データに光学系の特
性に起因するシェーディング歪みを、ラインバッファ5
3の記憶する画像データを参照しつつ補正するシェーデ
ィング補正処理を行って、ディジタル画像処理回路54
に出力する。
【0092】ディジタル画像処理回路(画像処理手段)
54は、システム制御部21の制御下で動作して、ライ
ンバッファ53の記憶する画像データを参照しつつ、あ
るいは、ラインバッファ53を利用して、シェーディン
グ補正回路52から入力される画像データを2値化した
り、中間調処理するとともに、種々の画像処理を行い、
ラインバッファ22aに格納する。
【0093】ラインバッファ22aは、ディジタル画像
処理回路54で2値化あるいは中間調処理された画像デ
ータを一時記憶するためのものであり、上記図1のシス
テムメモリ22の一部が利用されている。
【0094】したがって、スキャナ24は、シェーディ
ング補正用の白基準データを取得するために白基準板4
4を走査するときには、イメージセンサ48で電気信号
に変換された画信号をアンプ49で増幅して、ピークホ
ールド回路51のホールドしたピーク値を基準としてA
/D変換器50でディジタル変換した後、シェーディン
グ補正回路52を介してラインバッファ53に白基準デ
ータとして格納する。そして、後述するように、シェー
ディング補正精度を判定するために、再度、白基準板4
4を走査するときには、同様にイメージセンサ48で電
気信号に変換して、A/D変換器50でディジタル変換
し、シェーディング補正回路52でラインバッファ53
の白基準データに基づいてシェーディング補正した後、
ディジタル画像処理回路54で2値化して、ラインバッ
ファ22aに一旦記憶する。このラインバッファ22a
の2値化画像データに基づいてシステム制御部21がシ
ェーディング補正精度を判定する。
【0095】その後、原稿41を走査するときには、イ
メージセンサ48で電気信号に変換された画信号をアン
プ49で増幅して、A/D変換器50でディジタル変換
した後、ラインバッファ53の白基準データを参照し
て、シェーディング補正回路52でシェーディング補正
し、ディジタル画像処理回路54で種々の画像処理を施
した後、ラインバッファ22aに転送する。
【0096】なお、スキャナ24を利用したシェーディ
ング補正精度の判定処理については、後で詳述する。
【0097】なお、スキャナ24は、図示しないが、通
常、ADF(自動原稿送り装置)を備えており、ADF
は、セットされた複数枚の原稿41を1枚ずつ上記ター
ゲットガラス43、すなわち、読取部に送給する。
【0098】再び、図1において、プロッタ25として
は、例えば、サーマル素子を利用したサーマル記録装置
や電子写真式記録装置等が使用され、プロッタ25は、
サーマル記録装置が使用されているときには、感熱記録
紙に直接、あるいは、普通記録紙にインクシートを介し
て間接的に画像を記録する。
【0099】網制御部26は、モデム27と接続されて
おり、網制御部26には、回線(例えば、電話回線)が
接続されている。網制御部26は、システム制御部21
の制御下で動作して、回線からの発呼に対して自動着呼
し、また、回線への自動発呼処理を行うとともに、相手
ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号の交換
を行って、通信機能の設定や各種制御情報の交換を行う
ことにより、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0100】モデム27は、システム制御部21の制御
下で動作して、送信信号の変調を行い、また、受信信号
の復調を行う。
【0101】画像メモリ28は、例えば、大容量のRA
M(Random Access Memory)あるいはハードディスク装
置等で構成され、主に画像データを蓄積する。すなわ
ち、画像メモリ28には、上記スキャナ24で読み取っ
た送信用の画像データや受信した画像データが蓄積さ
れ、システム制御部21の制御下で、所定時期に読み出
されて送信処理や記録処理等に供される。
【0102】符号化・復号化部29は、画像データの電
送時間の短縮化と画像メモリ28への蓄積の効率化を図
るものであり、送信時には画像データを圧縮(符号化)
し、また、受信時には符号化された画像データを原画像
データに再生(復号化)する。
【0103】操作パネル30は、テンキー、スタートキ
ー、ストップキー及びファンクションキー等の各種操作
キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶デ
ィスプレイ)を備え、上記各操作キーからは、送信操作
等の各種命令が入力される。また、操作パネル30のデ
ィスプレイには、操作キーから入力された命令内容やフ
ァクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が
表示されるとともに、後述するシェーディング補正精度
や画像品質の判定結果及び異常の通知等が表示出力され
る。
【0104】次に、作用を説明する。
【0105】本実施の形態は、白基準板44を白基準デ
ータを取得するために走査した後、原稿41を読み取る
前に、予め設定された回数再度白基準板44を走査し
て、シェーディング補正精度及び画像品質を判定すると
ころにその特徴がある。
【0106】以下、このシェーディング補正精度処理及
び画像品質判定処理について、図3のフローチャートに
基づいて説明する。
【0107】操作パネル30から原稿41の読取指示が
入力されると、システム制御部21は、原稿41の読み
取りに必要な各種パラメータ及びシェーディング補正精
度判定処理に必要な各種パラメータ、特に、シェーディ
ング補正精度判定のために白基準板44を走査する走査
回数(白基準データ採取回数)をカウントするカウンタ
Nのカウント値を初期化(N=0)し(ステップS
1)、白基準データ採取回数の上限THを設定する(ス
テップS2)。この白基準データ採取回数上限THは、
予めシステム制御部21内のROMに初期値が設定され
ており、ステップS2では、この初期値を上限THとし
て設定するが、操作パネル30から上限THを入力する
ことにより、変更して設定することもできる。
【0108】次に、システム制御部21は、操作パネル
30で指定された原稿読取モード、すなわち、単純2値
読取モードか、あるいは、写真等を読み取るための中間
調読取モードか等の原稿読取モードを判定し(ステップ
S3)、この判定した原稿読取モードに対応した補正精
度判定レベルLV、すなわち、シェーディング補正の補
正精度の判定レベルを設定する(ステップS4)。
【0109】この補正精度判定レベルLVH、各読取モ
ード毎に予めROM等に格納されており、各読取モード
において、画像品質に影響を与えない程度の最低レベル
のシェーディング補正精度が設定される。
【0110】このシステム制御部21は、例えば、原稿
読取モードが、中間調読取モードであるときには、補正
精度として高い補正が要求されるので、補正精度判定レ
ベルLVとして高い値をセットし、単純2値読取モード
であるときには、2値画像を保証することのできる低い
値にセットする。
【0111】その後、システム制御部21は、光源45
を点灯(LAMP ON)し(ステップS5)、まず、
白基準データを取得するために、白基準板44を走査し
て、上述の手順により、A/D変換器50でディジタル
変換した画像データを白基準データとしてラインバッフ
ァ53に格納(採取)する(ステップS6)。
【0112】次に、システム制御部21は、再度、白基
準板44を走査させ(ステップS7)、この白基準板4
4を走査したときの画像データに基づいてシェーディン
グ補正精度を算出して(ステップS8)、このシェーデ
ィング補正精度が上記ステップS4で設定した補正精度
判定レベルLVを越えているかチェックする(ステップ
S9)。
【0113】すなわち、システム制御部21は、再度白
基準板44を走査させた画信号がA/D変換器50でデ
ィジタル変換されると、シェーディング補正回路52に
ラインバッファ53に記憶されている白基準データに基
づいてシェーディング補正を行わせ、シェーディング補
正した画像データをディジタル画像処理回路54によ
り、所定の閾値(シュレッショルドレベル)により2値
化させてラインバッファ22aに転送する。システム制
御部21は、この2値化処理した画像データにどの程度
黒画素が含まれているか等により補正精度を算出し、こ
の補正精度がステップS4で設定した補正精度判定レベ
ルLVを越えているかをステップS9で判別している。
なお、シェーディング補正精度の算出方法は、上記の方
法に限るものではない。
【0114】ステップS9で、上記算出した補正精度が
補正精度判定レベルLVを越えていないときには、シス
テム制御部21は、白基準データ採取回数をカウントす
るカウンタNをインクリメントして(ステップS1
0)、このインクリメントしたカウンタNが、上記ステ
ップS2で設定された白基準データ採取回数の上限TH
を越えたか、すなわち、予め設定された白基準データ採
取回数の上限THまで白基準データの採取を行ったかチ
ェックする(ステップS11)。
【0115】ステップS11で、カウンタNのカウント
数が白基準データ採取回数の上限THを越えていないと
きには、システム制御部21は、予め設定された白基準
採取回数まで白基準データの採取を行っていないと判断
して、ステップS6に戻って、白基準データの採取から
上記同様の処理を行い、白基準データを採取すると、再
度、白基準板44を走査して(ステップS7)、シェー
ディング補正精度を算出する(ステップS8)。
【0116】そして、上述のようにして、算出した補正
精度が補正精度判定レベルLVに達していないときに
は、システム制御部21は、上記同様に、カウンタNを
インクリメントして(ステップS10)、カウンタNの
カウント値が白基準データ採取回数の上限THを越えた
かチェックする(ステップS11)。
【0117】上記処理を白基準データの採取及びシェー
ディング補正処理を所定回数行うことにより、ノイズ等
の影響を除外することができるが、ノイズ等の影響を除
外したにもかかわらず、ステップS11において、上限
THを越えているときには、システム制御部21は、光
源45や白基準板44、あるいは、ミラー46やレンズ
47及びイメージセンサ48等の光学系の劣化や汚れ等
があり、適切なシェーディング補正精度を得ることがで
きないと判断して、その旨を操作パネル30のディスプ
レイに表示出力し、また、必要なときには、警告音を発
生させて、警告を行って、シェーディング補正精度判定
処理を終了する(ステップS12)。
【0118】上記ステップS9で、演算した補正精度が
補正精度判定レベルLVを越えているときには、システ
ム制御部21は、適切なシェーディング補正精度が得ら
れたと判断して、通常の原稿41の読取処理に移行し
て、シェーディング補正判定処理を終了する(ステップ
S13)。
【0119】このように、本実施の形態においては、白
基準データの採取を行った後、再度、白基準板44を読
み取って、シェーディング補正を行い、そのときのシェ
ーディング補正精度を算出して、当該算出したシェーデ
ィング補正精度が原稿読取モードに対応して設定した補
正精度判定レベルLVを越えているか判定し、シェーデ
ィング補正精度が補正精度判定レベルLVを越えていな
いときには、再度白基準データの採取と白基準板44を
読み取った画像データのシェーディング補正を行って、
シェーディング補正精度が補正精度判定レベルLVを越
えたか判定する。上記処理を予め設定された所定回数行
っても、シェーディング補正精度が補正精度判定レベル
LVを越えないときには、光学系の劣化や汚れ等がある
と判断して、警告を発することができ、シェーディング
補正精度に基づいて光学系の劣化や汚れを事前に判別し
て、適切な処理をオペレータに促すことができる。その
結果、オペレータが気がつかない状態で、画質の劣化し
た原稿41の画像を送信することを未然に防止すること
ができ、画質を向上させることができる。
【0120】図4〜図7は、本発明の画像読取装置の第
2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、白基
準データを採取した後に白基準板を走査した画像データ
を2値化する閾値を順次上昇させて補正精度の判定を行
うものである。
【0121】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の実施の形態に適用したものであり、本実施の形態
の説明においては、第1の実施の形態で用いた符号をそ
のまま用いて、以下、説明する。
【0122】本実施の形態においては、図4に示すよう
に、システム制御部21は、操作パネル30から読取指
示が行われると、各種初期設定を行うとともに、特に、
白基準データ採取回数をカウントするカウンタN及び1
ライン中の画素をカウントする画素カウンタIのカウン
ト値を初期化(N=0、I=0)し(ステップP1)、
白基準データ採取回数の上限THを設定する(ステップ
P2)。なお、本実施の形態においては、1ライン分の
画素数が2048画素であるとして、以下説明する。
【0123】次に、システム制御部21は、初期2値化
閾値UPTH及び閾値を上昇させるステップ幅(上昇ス
テップ)αを設定し(ステップP3)、操作パネル30
で指定された原稿読取モードを判定して(ステップP
4)、この判定した原稿読取モードに対応した補正精度
判定レベルLVを設定する(ステップP5)。
【0124】その後、システム制御部21は、光源45
を点灯し(ステップP6)、まず、白基準データを取得
するために、白基準板44を走査して、上述の手順によ
り、A/D変換器50でディジタル変換した画像データ
を白基準データとしてラインバッファ53に格納する
(ステップP7)。
【0125】次に、システム制御部21は、図5に示す
ように、仮の2値化閾値Thとして上記ステップP3で
設定した初期2値化閾値UPTHを設定し(ステップP
8)、再度、白基準板44を走査させて、この白基準板
44を走査したときの画像データを多値画像データVI
D(I)としてラインバッファ22aに格納する(ステ
ップP9)。
【0126】システム制御部21は、補正精度判定のた
めに白基準板44を再走査すると、画素カウンタIを1
だけインクリメントして、当該画素カウンタIの示して
いる画素の多値画像データVID(I)がステップP8
で設定した2値化閾値Thよりも小さいか、すなわち、
当該画素の多値画像データVID(I)が2値化閾値T
hよりも小さく黒画像データであるかどうかチェックし
(ステップP11)、当該画素の多値画像データVID
(I)が2値化閾値Thを越えているときには、当該画
素は白画像データであると判断して、画素カウンタIが
1ライン分(2048画素)カウントしたかどうかチェ
ックする(ステップP12)。
【0127】ステップP12で、画素カウンタIが1ラ
イン分カウントしていないときには、ステップP10に
戻って、上記同様に、画素カウンタIをインクリメント
して、次の画素について、同様に、当該画素の多値画像
データVID(I)が2値化閾値Thよりも小さいかチ
ェックする。
【0128】上記処理を順次行って、1ラインの全ての
画素の多値画像データVID(I)が白画像データであ
ると(ステップP11、P12)、2値化閾値Thを上
記上昇ステップαだけ上昇させて、画素カウンタIを
「0」にクリアした後(ステップP13)、ステップP
10に戻って、ラインバッファ22aに格納されている
多値画像データVID(I)を、上記同様に、順次上昇
ステップαだけ上昇させた2値化閾値Thと比較する
(ステップP11)。
【0129】上記同様の処理を行って、全ての多値画像
データVID(I)が2値化閾値Thよりも大きく白画
像データであると(ステップP12)、再度、2値化閾
値Thを上昇ステップαだけ上昇させるとともに、画素
カウンタIをクリアし(ステップP13)、上記同様の
処理を行う(ステップP10〜ステップP13)。
【0130】上記処理を行って、ステップP11におい
て、2値化閾値Thよりも小さい多値画像データVID
(I)、すなわち、黒画像データが出現すると、ステッ
プP14に移行して、その時のシェーディング補正精度
を算出し(ステップP14)、当該算出したシェーディ
ング補正精度が上記ステップP5で設定した補正精度判
定レベルLVを越えているかチェックする(ステップP
15)。
【0131】ステップP15で、算出したシェーディン
グ補正精度が補正精度判定レベルLVを越えていないと
きには、システム制御部21は、白基準データ採取回数
をカウントするカウンタNをインクリメントして(ステ
ップP16)、このインクリメントしたカウンタNが、
上記ステップP2で設定された白基準データ採取回数の
上限THを越えたか、すなわち、予め設定された白基準
データ採取回数の上限THまで白基準データの採取を行
ったかチェックする(ステップP17)。
【0132】ステップP17で、カウンタNのカウント
数が白基準データ採取回数の上限THを越えていないと
きには、システム制御部21は、予め設定された白基準
採取回数まで白基準データの採取を行っていないと判断
して、図5のステップP7に戻って、白基準データの採
取から上記同様の処理を行い、白基準データを採取する
と、再度、図5に示すように、初期2値化閾値UPTH
を2値化閾値Thとしてセットした後(ステップP
8)、白基準板44を再度走査して(ステップP9)、
上記同様に、各多値画像データVID(I)について2
値化閾値Thよりも小さいかどうか、すなわち、黒画像
データが含まれているかどうかチェックする(ステップ
P11)。
【0133】上記処理を1ライン分の多値画像データV
ID(I)について行って、1ライン中に黒画像データ
が含まれていないときには(ステップP10〜P1
2)、システム制御部21は、2値化閾値Thを上昇ス
テップαだけ2値化閾値Thを上げて(ステップP1
3)、上記同様に、多値画像データVID(I)に黒画
像データが含まれるかチェックし(ステップP10〜P
12)、ステップP11で、黒画像データが出現する
と、補正精度を算出して(ステップP14)、当該算出
した補正精度が補正精度判定レベルLVよりも高いかど
うかチェックする(ステップP15)。
【0134】ステップP15で、算出した補正精度が補
正精度判定レベルLVよりも低い場合には、システム制
御部21は、上記同様に、カウンタNをインクリメント
して、白基準データの採取回数の上限THを越えていな
いかチェックし(ステップP17)、越えていないとき
には、ステップP7に戻って上記同様の処理を行う(ス
テップP7〜ステップP17)。
【0135】白基準データの採取のやり直しやシェーデ
ィング補正処理を行ってノイズ等の影響を除外したにも
かかわらず、2値化閾値Thを徐々に上げていって、シ
ェーディング補正精度をチェックしたところ、ステップ
P15において、補正精度判定レベルLVを得ることが
できないまま、白基準データの採取回数の上限THを越
えたときには、システム制御部21は、光源45や白基
準板44、あるいは、ミラー46やレンズ47及びイメ
ージセンサ48等の光学系の劣化や汚れ等があり、適切
なシェーディング補正精度を得ることができないと判断
して、その旨を操作パネル30のディスプレイに表示出
力し、また、必要なときには、警告音を発生させて、警
告を行って、シェーディング補正精度判定処理を終了す
る(ステップP18)。
【0136】上記ステップP15で、演算した補正精度
が補正精度判定レベルLVを越えているときには、シス
テム制御部21は、適切なシェーディング補正精度が得
られたと判断して、通常の原稿41の読取処理に移行し
て、シェーディング補正判定処理を終了する(ステップ
P19)。
【0137】このように、本実施の形態においては、白
基準データの採取を行った後、再度、白基準板44を読
み取って、図6及び図7に示すように、シェーディング
補正を行った各多値画像データVID(I)毎に、初期
2値化閾値UPTHを設定した2値化閾値Thと比較し
て、白画像データか黒画像データかを判定し、1ライン
全ての多値画像データVID(I)が白画像データであ
ると、上昇ステップαだけ2値化閾値Thを上げて、1
ラインの多値画像データVID(I)中に黒画像データ
が含まれるかチェックする。全ての多値画像データVI
D(I)が白画像データであると、さらに、再度、上昇
ステップαだけ2値化閾値Thを上げで同様にチェック
する。
【0138】この場合、シェーディング補正精度が高い
場合には、白基準板44を読み込んだ多値画像データV
ID(I)には、黒画像データは含まれないはずである
ので、図6に示すように、例えば、2値化閾値Thとし
て初期2値化閾値UPTH+8αの上限近くまで黒画像
データは検出されないが、シェーディング補正精度が低
い場合には、例えば、図7に示すように、初期2値化閾
値UPTH+4α程度で黒画像データが出現する。
【0139】この黒画像データの出現した時点のシェー
ディング補正精度を算出して、補正精度判定レベルLV
と比較することにより、シェーディング補正精度を判定
し、警告を発生するか、原稿41の読取処理を行うかを
決定している。
【0140】したがって、シェーディング補正精度の判
定をより適切に、かつ、精度良く行うことができる。
【0141】図8〜図11は、本発明の画像読取装置の
第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、白
基準データを採取した後に白基準板を走査した画像デー
タを2値化する閾値を順次下げて補正精度の判定を行う
ものである。
【0142】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の実施の形態に適用したものであり、本実施の形態
の説明においては、第1の実施の形態で用いた符号をそ
のまま用いて、以下、説明する。
【0143】本実施の形態においては、図8に示すよう
に、システム制御部21は、操作パネル30から読取指
示が行われると、各種初期設定を行うとともに、特に、
白基準データ採取回数をカウントするカウンタN及び1
ライン中の画素をカウントする画素カウンタIのカウン
ト値を初期化(N=0、I=0)し(ステップQ1)、
白基準データ採取回数の上限THを設定する(ステップ
Q2)。また、本実施の形態においても、1ライン分の
画素数が2048画素であるとして、以下説明する。
【0144】次に、システム制御部21は、順次2値化
閾値を下降させていく最上位の初期2値化閾値DWNT
H及び2値化閾値を下降させるステップ幅(下降ステッ
プ)αを設定し(ステップQ3)、操作パネル30で指
定された原稿読取モードを判定して(ステップQ4)、
この判定した原稿読取モードに対応した補正精度判定レ
ベルLVを設定する(ステップQ5)。
【0145】その後、システム制御部21は、光源45
を点灯し(ステップQ6)、まず、白基準データを取得
するために、白基準板44を走査して、白基準データを
ラインバッファ53に格納する(ステップQ7)。
【0146】次に、システム制御部21は、図9に示す
ように、仮の2値化閾値Thとして上記ステップQ3で
設定した初期2値化閾値DWNTHを設定し(ステップ
Q8)、再度、白基準板44を走査させて、この白基準
板44を走査したときの画像データを多値画像データV
ID(I)としてラインバッファ22aに格納する(ス
テップQ9)。
【0147】システム制御部21は、シェーディング補
正精度判定のために白基準板44を再走査すると、画素
カウンタIを1だけインクリメントして、当該画素カウ
ンタIの示している画素の多値画像データVID(I)
がステップQ8で設定した2値化閾値Thよりも小さい
か、すなわち、当該画素の多値画像データVID(I)
が2値化閾値Thよりも小さく黒画像データであるかど
うかチェックし(ステップQ11)、当該画素の多値画
像データVID(I)が2値化閾値Thを越えていると
きには、当該画素は白画像データであると判断して、画
素カウンタIが1ライン分(2048画素)カウントし
たかどうかチェックする(ステップQ12)。
【0148】ステップQ12で、画素カウンタIが1ラ
イン分カウントしていないときには、ステップQ10に
戻って、上記同様に、画素カウンタIをインクリメント
して、次の画素について、同様に、当該画素の多値画像
データVID(I)が2値化閾値Thよりも小さいかチ
ェックする(ステップQ11)。
【0149】上記処理を順次行って、1ラインの全ての
画素の多値画像データVID(I)が黒画像データであ
ると(ステップQ11、Q12)、2値化閾値Thを上
記下降ステップαだけ下げて(Th=Th−α)、画素
カウンタIを「0」にクリアした後(ステップQ1
3)、ステップP10に戻って、ラインバッファ22a
に格納されている多値画像データVID(I)を、上記
同様に、順次下降ステップαだけ下降させた2値化閾値
Thと比較する(ステップQ11)。
【0150】上記同様の処理を行って、途中に黒画像デ
ータが出現すると(ステップQ10〜Q12)、再度、
2値化閾値Thを下降ステップαだけ下降させるととも
に、画素カウンタIをクリアし(ステップQ13)、上
記と同様の処理を行う(ステップQ10〜ステップQ1
3)。
【0151】上記処理を行って、1ライン中全ての多値
画像データVID(I)が白画像データであると、ステ
ップQ14に移行して、その時のシェーディング補正精
度を算出し(ステップQ14)、当該算出したシェーデ
ィング補正精度が上記ステップQ5で設定した補正精度
判定レベルLVを越えているかチェックする(ステップ
Q15)。
【0152】ステップQ15で、算出したシェーディン
グ補正精度が補正精度判定レベルLVを越えていないと
きには、システム制御部21は、白基準データ採取回数
をカウントするカウンタNをインクリメントして(ステ
ップQ16)、このインクリメントしたカウンタNが、
上記ステップQ2で設定された白基準データ採取回数の
上限THを越えたかチェックする(ステップQ17)。
【0153】ステップQ17で、カウンタNのカウント
数が白基準データ採取回数の上限THを越えていないと
きには、システム制御部21は、予め設定された白基準
採取回数まで白基準データの採取を行っていないと判断
して、図8のステップQ7に戻って、白基準データの採
取から上記同様の処理を行い、白基準データを採取する
と、再度、図9に示すように、初期2値化閾値DWNT
Hを2値化閾値Thとしてセットした後(ステップQ
8)、白基準板44を再度走査して(ステップQ9)、
上記同様に、各多値画像データVID(I)について2
値化閾値Thよりも小さいかどうか、すなわち、黒画像
データが含まれているかどうかチェックする(ステップ
Q11)。
【0154】上記処理を1ライン分の多値画像データV
ID(I)について行って、1ライン中に黒画像データ
が含まれているときには(ステップQ10〜Q12)、
システム制御部21は、2値化閾値Thを下降ステップ
αだけ2値化閾値Thを下げて(ステップQ13)、上
記同様に、多値画像データVID(I)に黒画像データ
が含まれるかチェックし(ステップQ10〜Q12)、
1ライン中に黒画像データが出現しないときには、補正
精度を算出して(ステップQ14)、当該算出した補正
精度が補正精度判定レベルLVよりも高いかどうかチェ
ックする(ステップQ15)。
【0155】ステップQ15で、算出した補正精度が補
正精度判定レベルLVよりも低い場合には、システム制
御部21は、上記同様に、カウンタNをインクリメント
して、白基準データの採取回数の上限THを越えていな
いかチェックし(ステップQ17)、越えていないとき
には、ステップQ7に戻って上記同様の処理を行う(ス
テップQ7〜ステップQ17)。
【0156】白基準データの採取のやり直しやシェーデ
ィング補正処理を行ってノイズ等の影響を除外したにも
かかわらず、2値化閾値Thを徐々に下げていって、シ
ェーディング補正精度をチェックしたところ、ステップ
Q15において、補正精度判定レベルLVを得ることが
できないまま、白基準データの採取回数の上限THを越
えたときには、システム制御部21は、光源45や白基
準板44、あるいは、ミラー46やレンズ47及びイメ
ージセンサ48等の光学系の劣化や汚れ等があり、適切
なシェーディング補正精度を得ることができないと判断
して、その旨を操作パネル30のディスプレイに表示出
力し、また、必要なときには、警告音を発生させて、警
告を行って、シェーディング補正精度判定処理を終了す
る(ステップQ18)。
【0157】上記ステップQ15で、演算した補正精度
が補正精度判定レベルLVを越えているときには、シス
テム制御部21は、適切なシェーディング補正精度が得
られたと判断して、通常の原稿41の読取処理に移行し
て、シェーディング補正判定処理を終了する(ステップ
Q19)。
【0158】このように、本実施の形態においては、白
基準データの採取を行った後、再度、白基準板44を読
み取って、図10及び図11に示すように、シェーディ
ング補正を行った各多値画像データVID(I)毎に、
初期2値化閾値DWNTHを設定した2値化閾値Thと
比較して、白画像データか黒画像データかを判定し、1
ラインの中の多値画像データVID(I)に黒画像デー
タが含まれていると、下降ステップαだけ2値化閾値T
hを下げて、1ラインの多値画像データVID(I)中
に黒画像データが含まれるかチェックする。1ラインの
多値画像データVID(I)の中に黒画像データが含ま
れると、さらに、再度、下降ステップαだけ2値化閾値
Thを下げて同様にチェックする。
【0159】この場合、シェーディング補正精度が高い
場合には、白基準板44を読み込んだ多値画像データV
ID(I)には、黒画像データは含まれないはずである
ので、図10に示すように、例えば、2値化閾値Thと
して初期2値化閾値DWNTH−2αまで下げた時点で
黒画像データは検出されなくなるが、シェーディング補
正精度が低い場合には、例えば、図11に示すように、
初期2値化閾値DWNTH−6α程度まで2値化閾値T
hを下げてはじめて黒画像データが検出されなくなる。
【0160】この黒画像データの検出されなくなった時
点のシェーディング補正精度を算出して、補正精度判定
レベルLVと比較することにより、シェーディング補正
精度を判定し、警告を発生するか、原稿41の読取処理
を行うかを決定している。
【0161】したがって、シェーディング補正精度の判
定をより適切に、かつ、2値化閾値Thを上昇させてい
く場合に比較して、光学系の劣化が進んでいないときに
は、シェーディング補正精度の判定をより速やかに行う
ことができる。
【0162】図12及び図13は、本発明の画像読取装
置の第4の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、再度白基準板を走査した画像データの1ライン中に
黒画像データが含まれるか、また、黒画像データがいく
つ含まれるかをハードウェアで検出するものである。
【0163】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施
の形態の説明においては、上記図1に用いた符号をその
まま用いて、以下、説明する。
【0164】図12において、本実施の形態のファクシ
ミリ装置1は、そのスキャナ24に黒画素検出・計数回
路60が組み込まれており、黒画素検出・計数回路60
は、アンド回路61、カウンタ62及びホストインター
フェイス(HOST I/F)63等を備えている。
【0165】アンド回路61には、上記図2のディジタ
ル画像処理回路54により2値化された2値化データB
IDATが入力され、この2値化データBIDATは、
ホストインターフェイス63及びバス63を介してシス
テムメモリ22aに転送される。
【0166】アンド回路(判別回路)61には、さら
に、画素データの転送同期クロックである画素同期クロ
ックELCKが入力され、この画素同期クロックELC
Kに同期してディジタル画像処理回路54から2値化デ
ータBIDATがアンド回路61及びホストインターフ
ェイス63に転送される。
【0167】そして、この画素同期クロックELCK
は、図13に示すように、画素データの転送タイミング
でハイレベル「1」となる信号であり、また、2値化デ
ータBIDATは、白画像データのとき「0」で、黒画
像データのとき「1」となるデータである。
【0168】アンド回路61は、画素同期クロックEL
CKのタイミングで転送されてくる2値化データBID
ATが黒画像データ、すなわち、「1」のとき、その立
ち上がりエッジで、「1」となる黒信号をカウンタ62
に出力する。
【0169】カウンタ62は、アンド回路61から入力
される「1」の黒信号をカウントして、そのカウント結
果をホストインターフェイス63を介してシステム制御
部21に出力する。
【0170】このカウンタ62には、図13に示すライ
ン同期信号LNSYCがそのリセット端子Rに入力され
ており、カウンタ62は、このライン同期信号LNSY
Cによりそのカウント値がクリアされる。
【0171】したがって、黒画素検出・計数回路60
は、1ライン中の黒画像データの有無を検出するととも
に、1ライン中の黒画像データを計数して、その検出結
果及び係数結果をシステム制御部21に出力する。
【0172】すなわち、黒画素検出・計数回路60は、
図13に示すように、画素同期クロックELCKに同期
してディジタル画像処理回路54から転送されるディジ
タル画像処理回路54の2値化した2値化データBID
ATに黒画像データがあると、この黒画像データをアン
ド回路61で検出し、ライン同期信号LNSYCが入力
されてから次にライン同期信号LNSYCが入力される
までの1ラインの間のアンド回路61の検出した黒画像
データを、順次カウンタ62がカウントしてホストイン
ターフェイス63を介してシステム制御部21に出力す
る。
【0173】したがって、システム制御部21は、上記
各実施の形態と同様に、白基準データを採取するために
白基準板44を読み取った後、再度、白基準板44を読
み取って、最初に白基準板44を読み取ったときの白基
準データに基づいて、再度白基準板44を読み取ったと
きの画像データをシェーディング補正を行った後、ディ
ジタル画像処理回路54に所定の2値化閾値で2値化さ
せ、このディジタル画像処理回路54の2値化した2値
化データBIDATを黒画素検出・計数回路60により
検出・計数することにより、システム制御部21がシェ
ーディング補正精度の判定を行う。
【0174】その結果、システム制御部21の負担を軽
減しつつ、高速にシェーディング補正精度の判定を行う
ことができる。
【0175】図14〜図15は、本発明の画像読取装置
の第5の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
再度白基準板を走査した画像データを2値化閾値を順次
上げながら2値化して、この2値化した画像データの1
ライン中に黒画像データがあるかどうかをソフトフェア
で検出するものである。
【0176】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の実施の形態に適用したものであり、本実施の形態
の説明においては、上記第1の実施の形態で用いた符号
をそのまま用いて説明する。
【0177】本実施の形態においては、図14に示すよ
うに、システム制御部21は、操作パネル30から読取
指示が行われると、各種初期設定を行うとともに、特
に、カウンタN及び画素カウンタIのカウント値を初期
化(N=0、I=0)し(ステップR1)、白基準デー
タ採取回数上限THの設定及び初期2値化閾値UPTH
と上昇ステップαを設定する(ステップR2)。また、
本実施の形態においても、1ライン分の画素数が204
8画素であるとして、以下説明する。
【0178】次に、システム制御部21は、操作パネル
30で指定された原稿読取モードの判定及びこの判定し
た原稿読取モードに対応した補正精度判定レベルLVの
設定を行い(ステップR3)、光源45を点灯して(ス
テップR4)、白基準板44を走査して、走査して得た
画像データを白基準データとしてラインバッファ53に
格納する(ステップR5)。
【0179】次に、システム制御部21は、図15に示
すように、仮の2値化閾値Thとして上記ステップR2
で設定した初期2値化閾値UPTHを設定し(ステップ
R6)、再度、白基準板44を走査させて(ステップR
7)、この白基準板44を走査したときの画像データを
シェーディング補正回路52によりシェーディング補正
を行わせた後、2値化させてラインバッファ22aに2
値化画像データBID(I)として格納する(ステップ
R8)。
【0180】すなわち、システム制御部21は、再度、
白基準板44を走査させて、この白基準板44を走査し
たときの画像データをラインバッファ53内の白基準デ
ータに基づいてシェーディング補正回路52によりシェ
ーディング補正を行わせた後、ディジタル画像処理回路
54により上記2値化閾値Thで2値化させて、ライン
バッファ22aに2値化画像データBID(I)として
格納する。
【0181】2値化画像データBID(I)のラインバ
ッファ22aへの転送が完了すると、システム制御部2
1は、画素カウンタIを1だけインクリメントして(ス
テップR9)、当該画素カウンタIの示している画素の
2値化画像データBID(I)が「1」であるかどう
か、すなわち、黒画像データであるかどうかチェックし
(ステップR10)、黒画像データでないときには、画
素カウンタIが1ライン分(2048画素)カウントし
たかどうかチェックする(ステップR11)。
【0182】ステップR11で、システム制御部21
は、画素カウンタIが1ライン分カウントしていないと
きには、ステップR9に戻って、上記同様に、画素カウ
ンタIをインクリメントして(ステップR9)、次の2
値化画像データBID(I)について、同様に、黒画像
データかどうか(「1」かどうか)チェックする(ステ
ップR10)。
【0183】上記処理を順次行って、1ラインの全ての
画素の2値化画像データBID(I)が白画像データで
あると(ステップR9〜R11)、2値化閾値Thを上
記上昇ステップαだけ上げて、画素カウンタIを「0」
にクリアした後(ステップR12)、ステップR7に戻
って、白基準板44を再度走査して、シェーディング補
正及び2値化を行って、2値化画像データBID(I)
をラインバッファ22aに格納し(ステップR7〜ステ
ップR8)、ラインバッファ22aに格納した2値化画
像データBID(I)を、上記同様に、順次黒画像デー
タかどうかチェックする(ステップR9〜R11)。
【0184】上記同様の処理を行って、全ての2値化画
像データBID(I)が白画像データであると(ステッ
プR9〜ステップR11)、再度、2値化閾値Thを上
昇ステップαだけ上昇させるとともに、画素カウンタI
をクリアし(ステップR12)、上記同様の処理を行う
(ステップR9〜ステップR11)。
【0185】上記処理を行って、ステップR10におい
て、黒画像データが出現すると、ステップR13に移行
して、その時のシェーディング補正精度を算出し(ステ
ップR13)、当該算出したシェーディング補正精度が
上記ステップR3で設定した補正精度判定レベルLVを
越えているかチェックする(ステップR14)。
【0186】ステップR14で、算出したシェーディン
グ補正精度が補正精度判定レベルLVを越えていないと
きには、システム制御部21は、白基準データ採取回数
をカウントするカウンタNをインクリメントして(ステ
ップR15)、このインクリメントしたカウンタNが、
上記ステップR2で設定された白基準データ採取回数の
上限THを越えたか、すなわち、予め設定された白基準
データ採取回数の上限THまで白基準データの採取を行
ったかチェックする(ステップR16)。
【0187】ステップR16で、カウンタNのカウント
数が白基準データ採取回数の上限THを越えていないと
きには、システム制御部21は、図14のステップR5
に戻って、白基準データの採取から上記同様の処理を行
い、白基準データを採取すると、再度、図15に示すよ
うに、初期2値化閾値UPTHを2値化閾値Thとして
セットした後(ステップR6)、白基準板44を再度走
査して(ステップR7)、上記同様に、シェーディング
補正及び2値化して2値化画像データBID(I)とし
てラインバッファ22aに格納した後(ステップR
8)、1ライン分の2値化画像データBID(I)に黒
画像データが含まれているかどうかチェックする(ステ
ップR9〜ステップR11)。
【0188】1ライン分の2値化画像データBID
(I)に黒画像データが含まれていないときには(ステ
ップR9〜R11)、システム制御部21は、2値化閾
値Thを上昇ステップαだけ2値化閾値Thを上げて
(ステップR12)、上記同様に、白基準板44を走査
して、シェーディング補正及び2値化した2値化画像デ
ータBID(I)に黒画像データが含まれるかチェック
し(ステップR7〜R11)、ステップP11で、黒画
像データが出現すると、システム制御部21は、補正精
度を算出して(ステップR13)、当該算出した補正精
度が補正精度判定レベルLVよりも高いかどうかチェッ
クする(ステップR14)。
【0189】ステップR14で、算出した補正精度が補
正精度判定レベルLVよりも低い場合には、システム制
御部21は、上記同様に、カウンタNをインクリメント
して、白基準データの採取回数の上限THを越えていな
いかチェックし(ステップR16)、越えていないとき
には、ステップR5に戻って上記同様の処理を行う(ス
テップR5〜ステップR16)。
【0190】白基準データの採取のやり直しやシェーデ
ィング補正処理を行ってノイズ等の影響を除外したにも
かかわらず、2値化閾値Thを徐々に上げていって、シ
ェーディング補正精度をチェックしたところ、ステップ
R14において、補正精度判定レベルLVを得ることが
できないまま、白基準データの採取回数の上限THを越
えたときには、システム制御部21は、光学系の劣化や
汚れ等があり、適切なシェーディング補正精度を得るこ
とができないと判断して、その旨を操作パネル30のデ
ィスプレイに表示出力し、また、必要なときには、警告
音を発生させて、警告を行って、シェーディング補正精
度判定処理を終了する(ステップR17)。
【0191】上記ステップR14で、演算した補正精度
が補正精度判定レベルLVを越えているときには、シス
テム制御部21は、適切なシェーディング補正精度が得
られたと判断して、通常の原稿41の読取処理に移行し
て、シェーディング補正判定処理を終了する(ステップ
R18)。
【0192】このように、本実施の形態においては、白
基準データの採取を行った後、再度、白基準板44を読
み取って、シェーディング補正及び2値化した2値化画
像データBID(I)毎に、白画像データか黒画像デー
タかを判定し、1ライン全ての2値化画像データBID
(I)が白画像データであると、上昇ステップαだけ2
値化閾値Thを上げて、再度白基準板44を走査して、
シェーディング補正及び2値化した1ラインの2値化画
像データBID(I)中に黒画像データが含まれるかチ
ェックする。全ての2値化画像データBID(I)が白
画像データであると、さらに、再度、上昇ステップαだ
け2値化閾値Thを上げで同様にチェックする。
【0193】したがって、大がかりなハードウェアの変
更を行うことなく、ソフトウェア処理によりシェーディ
ング補正精度の判定をより適切に、かつ、精度良く行う
ことができ、シェーディング補正精度の判定を行うこと
のできるファクシミリ装置1を安価に提供することがで
きる。特に、本実施の形態でシェーディング補正精度の
判定処理に使用しているスキャナ24内の各回路及びラ
インバッファ22aは、通常のファクシミリ装置が予め
備えているものであり、特に、新たなハードウェアの追
加を行うことなく、シェーディング補正精度の判定を行
うことができる。
【0194】図16〜図18は、本発明の画像読取装置
の第6の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
再度白基準板を走査した画像データを閾値を順次上げな
がら2値化して、この2値化した画像データの1ライン
中に黒画像データがあるかどうかにより、光学系のゴミ
やキズと光学系の劣化とを区別して判断するものであ
る。
【0195】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の実施の形態に適用したものであり、本実施の形態
の説明においては、上記第1の実施の形態で用いた符号
をそのまま用いて説明する。
【0196】本実施の形態においては、図16に示すよ
うに、システム制御部21は、操作パネル30から読取
指示が行われると、各種初期設定を行うとともに、特
に、カウンタN、画素カウンタIのカウント値、黒画素
数をカウントするカウンタMのカウント値及びライン数
(局所領域で黒画像データが検出されたライン数)をカ
ウントするカウンタLを初期化(N=0、I=0、M=
0、L=0)し(ステップT1)、白基準データ採取回
数上限TH1の設定、光学系ゴミ・キズ判定回数TH
2、初期2値化閾値UPTH及び上昇ステップαを設定
する(ステップT2)。また、本実施の形態において
も、1ライン分の画素数が2048画素であるとして、
以下説明する。
【0197】次に、システム制御部21は、操作パネル
30で指定された原稿読取モードの判定及びこの判定し
た原稿読取モードに対応した補正精度判定レベルLVの
設定を行い(ステップT3)、光源45を点灯して(ス
テップT4)、白基準板44を走査して、走査して得た
画像データを白基準データとしてラインバッファ53に
格納する(ステップT5)。
【0198】次に、システム制御部21は、図17に示
すように、仮の2値化閾値Thとして上記ステップT2
で設定した初期2値化閾値UPTHを設定し(ステップ
T6)、再度、白基準板44を走査させて、この白基準
板44を走査したときの画像データをシェーディング補
正回路52によりシェーディング補正を行わせた後、デ
ィジタル画像処理回路54で2値化させてラインバッフ
ァ22aに2値化画像データBID(I)として格納す
る(ステップT8)。
【0199】2値化画像データBID(I)のラインバ
ッファ22aへの転送が完了すると、システム制御部2
1は、画素カウンタIを1だけインクリメントして(ス
テップT9)、当該画素カウンタIの示している画素の
2値化画像データBID(I)が「1」であるかどう
か、すなわち、黒画像データであるかどうかチェックし
(ステップT10)、黒画像データであるときには、当
該黒画像データの出現位置を示す画素カウンタIの値を
保持して、カウンタMをインクリメントして(ステップ
T11)、画素カウンタIが1ライン分(2048画
素)カウントしたかどうかチェックする(ステップT1
2)。この画素カウンタIの値は、例えば、システムメ
モリ22に保持される。
【0200】ステップT10で、画素カウンタIの示し
ている画素の2値化画像データBID(I)が「1」で
ないとき、すなわち、白画像データであるときには、当
該画素カウンタIの値の保持及びカウンタMのインクリ
メントを行うことなく、ステップT12に移行して、画
素カウンタIが1ライン分カウントしたかどうかチェッ
クする(ステップT12)。
【0201】ステップT12で、画素カウンタIが1ラ
イン分カウントしていないときには、ステップT9に戻
って、画素カウンタIをインクリメントして(ステップ
T9)、次の2値化画像データBID(I)について、
同様に、黒画像データかどうか(「1」かどうか)チェ
ックする(ステップT10)。
【0202】システム制御部21は、上記処理を順次行
って、1ラインの全ての画素の2値化画像データBID
(I)について黒画像データか白画像データかを判定し
て、黒画像データについては、その黒画像データの画素
カウンタIの値及びカウンタMのインクリメントを行い
(ステップT11)、白画像データについては、画素カ
ウンタIの値及びカウンタMのインクリメントを行うこ
となく、ステップT12に移行して、1ライン分の処理
が終了したかチェックし(ステップT12)、ステップ
T12で、1ライン分の処理を終了すると、カウンタM
のカウント値が正(M>0)かどうか、すなわち、1ラ
イン中の2値化画像データBID(I)に黒画像データ
が存在したかどうかチェックする(ステップT13)。
【0203】ステップT13で、1ライン中の2値化画
像データBID(I)に黒画像データが存在しなかった
場合には、2値化閾値Thを上記上昇ステップαだけ上
げて、画素カウンタIを「0」にクリアした後(ステッ
プT14)、ステップT7に戻って、白基準板44を再
度走査して、シェーディング補正及び2値化を行って、
2値化画像データBID(I)をラインバッファ22a
に格納し(ステップT7、T8)、ラインバッファ22
aに格納した2値化画像データBID(I)を、上記同
様に、順次黒画像データかどうかチェックして、黒画像
データであるときには、当該黒画像データの発生した画
素カウンタIの値を保持するとともに、カウンタMをイ
ンクリメントし、また、黒画像データでないときには、
そのままステップT12に移行して、1ライン分の処理
を行ったかチェックする(ステップT9〜T12)。
【0204】上記同様の処理を行って、全ての2値化画
像データBID(I)が白画像データで、ステップT1
3でMが正でないときには、再度、2値化閾値Thを上
昇ステップαだけ上昇させるとともに、画素カウンタI
をクリアし(ステップT14)、上記と同様の処理を行
う(ステップT7〜ステップT13)。
【0205】上記処理を行って、ステップT13におい
て、1ライン分の2値化画像データBID(I)中に黒
画像データが出現してカウンタMが正であると、ステッ
プT15に移行して、その時のシェーディング補正精度
を算出し(ステップT15)、図18に示すように、当
該算出したシェーディング補正精度が上記図16のステ
ップT3で設定した補正精度判定レベルLVを越えてい
るかチェックする(ステップT16)。
【0206】ステップT16で、算出したシェーディン
グ補正精度が補正精度判定レベルLVを越えていないと
きには、システム制御部21は、局所領域で黒画像デー
タが再検出されたかどうかチェックする(ステップT1
7)。
【0207】すなわち、システム制御部21は、上記ス
テップT11で保持した画素カウンタIの値が所定数連
続しているかどうかにより、局所領域で黒画像データが
再検出されたかどうか判別している。
【0208】ステップT17で、黒画像データが局所領
域で再検出されていないときには、白基準データ採取回
数をカウントするカウンタNをインクリメントして(ス
テップT18)、このインクリメントしたカウンタN
が、上記図16のステップT2で設定された白基準デー
タ採取回数の上限TH1を越えたか、すなわち、予め設
定された白基準データ採取回数の上限TH1まで白基準
データの採取を行ったかチェックする(ステップT1
9)。
【0209】ステップT19で、カウンタNのカウント
数が白基準データ採取回数の上限TH1を越えていない
ときには、システム制御部21は、予め設定された白基
準採取回数まで白基準データの採取を行っていないと判
断して、図16のステップT5に戻って、白基準データ
の採取から上記同様の処理を行い、白基準データを採取
すると、再度、図17に示すように、初期2値化閾値U
PTHを2値化閾値Thとしてセットした後(ステップ
T6)、白基準板44を再度走査して(ステップT
7)、上記同様に、シェーディング補正及び2値化して
2値化画像データBID(I)としてラインバッファ2
2aに格納した後(ステップT8)、1ライン分の2値
化画像データBID(I)に黒画像データデータが含ま
れているかどうか、含まれている場合には、当該黒画像
データの存在した画素カウンタIの値を保持するととも
に、出現回数をカウントするカウンタMをインクリメン
トして、1ライン分の処理を行ったかチェックする(ス
テップT9〜ステップT12)。
【0210】1ライン分の処理を行って、当該1ライン
中の2値化画像データBID(I)に黒画像データが含
まれていないときには、システム制御部21は、2値化
閾値Thを上昇ステップαだけ2値化閾値Thを上げ
て、画素カウンタIをリセットした後(ステップT1
4)、上記同様に、白基準板44を走査して、シェーデ
ィング補正及び2値化した2値化画像データBID
(I)に黒画像データが含まれるかチェックし、含まれ
ているときには、その画素カウンタIの値の保持とカウ
ンタMのインクリメントを行う(ステップT9〜ステッ
プT12)。
【0211】1ライン分の処理を行って、ステップT1
3で黒画像データが含まれていてカウンタMの値が正の
ときには、補正精度を算出して(ステップT15)、当
該算出した補正精度が補正精度判定レベルLVよりも高
いかどうかチェックする(ステップT16)。
【0212】ステップT16で、算出した補正精度が補
正精度判定レベルLVよりも低い場合には、システム制
御部21は、上記同様に、局所領域で黒画像データが再
検出されたかチェックし(ステップT17)、局所領域
で黒画像データが再検出されていないときには、カウン
タNをインクリメントして(ステップT18)、白基準
データの採取回数の上限TH1を越えていないかチェッ
クし(ステップT19)、越えていないときには、図1
6のステップT5に戻って上記同様の処理を行う(ステ
ップT5〜ステップステップT19)。
【0213】白基準データの採取のやり直しやシェーデ
ィング補正処理を行ってノイズ等の影響を除外したにも
かかわらず、2値化閾値Thを徐々に上げていって、シ
ェーディング補正精度をチェックしたところ、ステップ
T16において、補正精度判定レベルLVを得ることが
できないまま、局所領域で黒画像データの再検出が行わ
れないで、白基準データの採取回数の上限TH1を越え
たときには、システム制御部21は、光学系の劣化によ
るS/N比の低下であると判断して、その旨を操作パネ
ル30のディスプレイに表示出力する警告表示を行う
(ステップP20)。
【0214】また、ステップT17で、局所領域で黒画
像データが再検出されたときには、システム制御部21
は、局所領域で黒画像データが検出されたライン数をカ
ウントするカウンタLをインクリメントして(ステップ
T21)、当該カウンタLのカウント数が上記図16の
ステップT2で設定した光学系ゴミ・キズ判定回数TH
2を越えているかチェックし(ステップT22)、カウ
ンタLのカウント数が光学系ゴミ・キズ判定回数TH2
を越えていないときには、ステップT18に移行して、
カウンタNをインクリメントした後(ステップT1
8)、白基準データの採取回数の上限TH1を越えてい
ないかチェックする(ステップT19)。ステップT1
9で、カウンタNの値が白基準データの採取回数の上限
TH1を越えていないときには、システム制御部21
は、図16のステップT5に戻って上記同様の処理を行
う(ステップT5〜ステップステップT19、ステップ
T21、T22)。
【0215】ステップT22で、カウンタLのカウント
数が光学系ゴミ・キズ判定回数TH2を越えているとき
には、システム制御部21は、光学系にゴミやキズがあ
ると判断して、その旨の表示を操作パネル30ディスプ
レイに行う警告表示を行い、また、必要なときには、警
告音を発生させることにより、警告を行って、シェーデ
ィング補正精度判定処理を終了する(ステップT2
3)。
【0216】また、上記ステップT16で、演算した補
正精度が補正精度判定レベルLVを越えているときに
は、システム制御部21は、適切なシェーディング補正
精度が得られたと判断して、通常の原稿41の読取処理
に移行して、シェーディング補正判定処理を終了する
(ステップT24)。
【0217】このように、本実施の形態においては、白
基準データの採取を行った後、再度、白基準板44を読
み取って、シェーディング補正及び2値化した2値化画
像データBID(I)毎に、白画像データか黒画像デー
タかを判定し、1ライン全ての2値化画像データBID
(I)が白画像データであると、上昇ステップαだけ2
値化閾値Thを上げて、再度白基準板44を走査して、
シェーディング補正及び2値化した1ラインの2値化画
像データBID(I)中に黒画像データが含まれるかチ
ェックする。全ての2値化画像データBID(I)が白
画像データであると、さらに、再度、上昇ステップαだ
け2値化閾値Thを上げで同様にチェックする。
【0218】そして、1ライン中の2値化画像データB
ID(I)に黒画像データが含まれており、補正精度が
補正精度判定レベルLVに達していないときには、所定
回数1ライン中の2値化画像データBID(I)に黒画
像データが含まれて、局所領域で黒画像データが再検出
されたかチェックし、局所領域で黒画像データが再検出
されなかったときには、光学系の劣化によるS/N比の
低下であると判断して、その旨の表示を行い、局所領域
で黒画像データが所定ライン連続して再検出されると、
光学系にゴミが付着しているか、キズが付いていると判
断して、その旨の警告表示を行う。
【0219】すなわち、均一レベルで、かつ、ランダム
に発生する黒画像データは、もともと読取系(光学系)
に重畳しているノイズ成分(ホワイトノイズ)であると
考えられ、このホワイトノイズが大きくなると、光学系
のS/N比が低下して、読取モードによっては、画像品
質の劣化を発生させる可能性がある。また、ある特定領
域で、連続して黒画像データが検出される場合には、光
学系にゴミが付着しているか、キズが付いている場合等
の局所的な異常と考えられ、読取系(光学系)自体の劣
化ではないが、読取モードによっては、画像品質の劣化
をきたす可能性がある。
【0220】そこで、本実施の形態においては、シェー
ディング補正を何度か行い、また、2値化閾値Thを変
化させて、白基準板44を読み取ったときの画像データ
に黒画像データが含まれる場合には、当該黒画像データ
が局所領域で連続して検出されるかどうかにより、光学
系(読取系)の劣化によるS/N比の低下であるか、光
学系のキズやゴミによるものであるかを判別して、その
旨の表示を行っている。
【0221】したがって、光学系の劣化が発生している
のか、キズやゴミ等が付いているのかを、簡単、かつ、
容易に知ることができ、適切なメンテナンス処理を行う
ことができる。
【0222】その結果、ファクシミリ装置1の利用性を
向上させることができるとともに、画質を良好なものと
することができる。
【0223】図19〜図21は、本発明の画像読取装置
の第7の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
白基準板を走査した画像データを2値化閾値を順次上げ
ながら2値化して、この2値化した画像データの1ライ
ン中の黒画像データの発生割合に基づいて、原稿を読み
取る場合の2値化閾値を設定するものである。
【0224】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の実施の形態に適用したものであり、本実施の形態
の説明においては、図1、図2で用いた符号をそのまま
用いて説明する。
【0225】本実施の形態においては、図19に示すよ
うに、システム制御部21は、操作パネル30から読取
指示が行われると、各種初期設定を行い(ステップV
1)、黒画素検出数判定閾値THの設定、初期2値化閾
値UPTH及び上昇ステップαを設定する(ステップV
2)。また、本実施の形態においても、1ライン分の画
素数が2048画素であるとして、以下説明する。
【0226】次に、システム制御部21は、光源45を
点灯して(ステップV3)、白基準板44を走査して、
走査して得た画像データを白基準データとしてラインバ
ッファ53に格納する(ステップV4)。
【0227】次に、システム制御部21は、図20に示
すように、仮の2値化閾値Thとして上記ステップV2
で設定した初期2値化閾値UPTHを設定し(ステップ
V5)、画素カウンタIのカウント値及び黒画像データ
の発生回数(1ライン中に検出された黒画像データの画
素数)をカウントするカウンタLをリセット(「0」に
セット)した後(ステップV6)、再度、白基準板44
を走査させて(ステップV7)、この白基準板44を走
査したときの画像データをシェーディング補正回路52
によりシェーディング補正を行わせた後、2値化させて
ラインバッファ22aに2値化画像データBID(I)
として格納する(ステップV8)。
【0228】すなわち、システム制御部21は、再度、
白基準板44を走査させて、この白基準板44を走査し
たときの画像データをラインバッファ53内の白基準デ
ータに基づいてシェーディング補正回路52によりシェ
ーディング補正を行わせた後、ディジタル画像処理回路
54により上記2値化閾値Thで2値化させて、ライン
バッファ22aに2値化画像データBID(I)として
格納する。
【0229】2値化画像データBID(I)のラインバ
ッファ22aへの転送が完了すると、システム制御部2
1は、画素カウンタIを1だけインクリメントして(ス
テップV9)、当該画素カウンタIの示している画素の
2値化画像データBID(I)が「1」であるかどう
か、すなわち、黒画像データであるかどうかチェックし
(ステップV10)、黒画像データであるときには、カ
ウンタLをインクリメントして(ステップV11)、カ
ウンタLの値が上記黒画素検出数判定閾値THを越えた
かチェックする(ステップV12)。
【0230】ステップV12で、カウンタLの値が黒画
素検出数判定閾値THを越えていないときには、画素カ
ウンタIが1ライン分(2048画素)カウントしたか
どうかチェックし(ステップV13)、画素カウンタI
が1ライン分カウントしていないときには、ステップV
9に戻って、画素カウンタIをインクリメントして(ス
テップV9)、次の2値化画像データBID(I)につ
いて、同様に、黒画像データかどうか(「1」かどう
か)チェックする(ステップV10)。
【0231】システム制御部21は、上記処理を順次行
って、1ラインの全ての画素の2値化画像データBID
(I)について黒画像データか白画像データかを判定し
て、黒画像データについては、カウンタLのインクリメ
ントを行って(ステップV11)、カウンタLの値が黒
画素検出数判定閾値THを越えたかチェックし(ステッ
プV12)、黒画像データの出現回数が設定した黒画素
検出数判定閾値THに到達していないときには、上記処
理を繰り返し行う。
【0232】ステップV13で、黒画像データの出現回
数が設定した黒画素検出数判定閾値THに到達すること
なく、1ライン分の処理を終了すると、2値化閾値Th
を上記上昇ステップαだけ上げ(ステップV14)、ス
テップV6に戻って、上記同様の処理を行う。
【0233】上記処理を新たに読み込んだ白基準板44
の画像データについて行い、ステップV12で、カウン
タLのカウント値である黒画像データの出現回数が黒画
素検出数判定閾値THを越えると、当該黒画像データの
出現回数に基づいて予め設定されている2値化閾値を原
稿41を読み取るための2値化閾値として設定し(ステ
ップV15)、当該設定した2値化閾値による原稿41
の読取処理を行う(ステップV16)。
【0234】この原稿41の読取時の2値化閾値として
は、例えば、シェーディング補正が完全に良好な状態で
行われた場合の原稿41の読取時の2値化閾値を画像デ
ータの最大レベルの値の50%値に設定されているもの
とすると、黒画像データの出現数に応じて、50%値よ
りも低い2値化閾値を設定する。
【0235】したがって、読取系の劣化によるノイズレ
ベルの大きさを、白基準板44を読み取ったとき画像デ
ータをシェーディング補正した後、2値化閾値Thを変
化させて、そのときの黒画像データの発生数により判定
して、当該ノイズレベルに対応させて、原稿41の読取
時の2値化閾値を下げて2値化することができ、ノイズ
による地肌汚れを防止して、画質を向上させることがで
きる。
【0236】すなわち、図21(a)に示すように、白
基準板33を再走査したときの画像データの走査波形
に、地肌汚れ等によるレベルの低下があると、本実施の
形態による原稿読取時の2値化閾値の設定処理を行わな
いで、2値化閾値THで高濃度原稿読取を行ったとする
と、図21(b)に示すように、2値化閾値THで2値
化した画像データに地肌汚れによる黒画像データが出現
することとなる。ところが、本実施の形態の原稿読取時
の2値化閾値の設定処理を行うと、図21(c)に示す
ように、白基準板44を再走査したときの黒画像データ
の発生数に基づいて原稿読取時の2値化閾値を2値化閾
値THから2値化閾値TH’に下げて2値化することが
でき、ノイズによる地肌汚れが原稿41を読み取ったと
きの2値化画像データに含まれることを防止して、画質
を向上させることができる。
【0237】図22〜図23は、本発明の画像読取装置
の第8の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
白基準板を走査した画像データを2値化閾値を順次上げ
ながら2値化して、この2値化した画像データの1ライ
ン中に黒画像データの発生割合に基づいて、原稿を読み
取った画像データを中間調処理する場合の階調数を設定
するものである。
【0238】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の実施の形態に適用したものであり、本実施の形態
の説明においては、図1、図2で用いた符号をそのまま
用いて説明する。
【0239】本実施の形態においては、図22に示すよ
うに、システム制御部21は、操作パネル30から読取
指示が行われると、各種初期設定を行い(ステップW
1)、黒画素検出数判定閾値THの設定、初期2値化閾
値UPTH及び上昇ステップαを設定する(ステップV
2)。また、本実施の形態においても、1ライン分の画
素数が2048画素であるとして、以下説明する。
【0240】次に、システム制御部21は、階調数判定
閾値TH1、TH2を設定し(ステップW3)、光源4
5を点灯して(ステップW4)、白基準板44を走査し
て、走査して得た画像データを白基準データとしてライ
ンバッファ53に格納する(ステップW5)。なお、階
調数判定閾値TH1と階調数判定閾値TH2とは、TH
1>TH2の関係にある。
【0241】次に、システム制御部21は、図23に示
すように、仮の2値化閾値Thとして上記ステップW2
で設定した初期2値化閾値UPTHを設定し(ステップ
W6)、画素カウンタIのカウント値及び黒画像データ
の発生回数(1ライン中に検出された黒画像データの画
素数)をカウントするカウンタLをリセット(「0」に
セット)した後(ステップW7)、再度、白基準板44
を走査させて(ステップW7)、この白基準板44を走
査したときの画像データをシェーディング補正回路52
によりシェーディング補正を行わせた後、ディジタル画
像処理回路54により2値化させてラインバッファ22
aに2値化画像データBID(I)として格納する(ス
テップW9)。
【0242】2値化画像データBID(I)のラインバ
ッファ22aへの転送が完了すると、システム制御部2
1は、画素カウンタIを1だけインクリメントして(ス
テップW10)、当該画素カウンタIの示している画素
の2値化画像データBID(I)が「1」であるかどう
か、すなわち、黒画像データであるかどうかチェックし
(ステップW11)、黒画像データであるときには、カ
ウンタLをインクリメントして(ステップW12)、カ
ウンタLの値が上記黒画素検出数判定閾値THを越えた
かチェックする(ステップW13)。
【0243】ステップW13で、カウンタLの値が黒画
素検出数判定閾値THを越えていないときには、画素カ
ウンタIが1ライン分(2048画素)カウントしたか
どうかチェックし(ステップW14)、画素カウンタI
が1ライン分カウントしていないときには、ステップW
10に戻って、画素カウンタIをインクリメントして
(ステップW10)、次の2値化画像データBID
(I)について、同様に、黒画像データかどうか
(「1」かどうか)チェックする(ステップW11)。
【0244】システム制御部21は、上記処理を順次行
って、1ラインの全ての画素の2値化画像データBID
(I)について黒画像データか白画像データかを判定し
て、黒画像データについては、カウンタLのインクリメ
ントを行って、カウンタLの値が黒画素検出数判定閾値
THを越えたかチェックし、黒画像データの出現回数が
設定した黒画素検出数判定閾値THに到達していないと
きには、上記処理を繰り返し行う(ステップW10〜ス
テップW14)。
【0245】ステップW14で、黒画像データの出現回
数が設定した黒画素検出数判定閾値THに到達すること
なく、1ライン分の処理を終了すると、2値化閾値Th
を上記上昇ステップαだけ上げ(ステップW15)、ス
テップW7に戻って、上記同様の処理を行う。
【0246】システム制御部21は、上記処理を新たに
読み込んだ白基準板44の画像データについて行い、ス
テップW13で、カウンタLのカウント値である黒画像
データの出現回数が黒画素検出数判定閾値THを越える
と、当該黒画素検出数判定閾値THを越える黒画像デー
タが出現した2値化閾値Thが上記図22のステップW
3で設定した高い階調数判定閾値TH1よりも高いか
(Th>TH1)をチェックし(ステップW16)、2
値化閾値Thが階調数判定閾値TH1よりも高い値であ
るときには、光学系が劣化しておらずシェーディング補
正が良好に行われていると判断して、原稿41を読み取
った画像データの中間調処理の階調数として最高の64
階調を設定する(ステップW17)。
【0247】また、ステップW16で、2値化閾値Th
が階調数判定閾値TH1よりも低い値のときには、シス
テム制御部21は、図22のステップW3で設定した低
い階調数判定閾値TH2よりも高いか(Th>TH2)
をチェックし(ステップW18)、2値化閾値Thが階
調数判定閾値TH2よりも高い値であるときには、光学
系は劣化してきているが、劣化の度合は低いと判断し
て、原稿41を読み取った画像データの中間調処理の階
調数として32階調を設定する(ステップW19)。
【0248】さらに、ステップW18で、2値化閾値T
hが階調数判定閾値TH2よりも低い値のときには、シ
ステム制御部21は、光学系の劣化が激しいと判断し
て、原稿41を読み取った画像データの中間調処理の階
調数として、16階調を設定する(ステップW20)。
【0249】上記階調数の設定が完了すると、システム
制御部21は、原稿41の読取処理を行い、原稿41を
読み取った画像データの中間調処理を上記ディジタル画
像処理回路54で上記設定した階調数により中間調処理
を行わせ、シェーディング補正精度判定処理を終了する
(ステップW21)。
【0250】したがって、白基準板44を読み取ったと
き画像データをシェーディング補正した後、2値化閾値
Thを変化させて、そのときの黒画像データの発生数に
より読取系の劣化によるノイズレベルの大きさを判定し
て、当該ノイズレベルに対応させて、原稿41を読み取
ったときの中間調処理の階調数を設定することができ、
光学系の劣化程度に応じた適切な中間調処理を行うこと
ができる。その結果、中間調処理する場合の画質を向上
させることができる。
【0251】すなわち、原稿41を読み取った画像を中
間調処理する場合に、読取系が劣化して、大きいノイズ
成分があるにもかかわらず、高階調処理を行うと、ノイ
ズ成分まで階調され、地肌汚れが発生するおそれがあ
る。
【0252】ところが、本実施の形態においては、読取
系の劣化程度に応じて、階調数を変化させているので、
階調数の低下による画像品質の低下はあるものの、ノイ
ズ成分を除去することができ、かえって画像品質を向上
させることができる。
【0253】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0254】例えば、上記各実施の形態においては、フ
ァクシミリ装置20に適用した場合について説明した
が、ファクシミリ装置に限るものではなく、シェーディ
ング補正を行う画像読取装置一般に適用することができ
る。
【0255】また、上記第7及び第8の実施の形態にお
いては、シェーディング補正精度が悪い場合に、警告処
理を行うことなく、2値化閾値の変更や階調数の設定を
行っているが、警告処理を行うようにしてもよく、この
ようにすることにより、メンテナンス性を向上させるこ
とができるとともに、ファクシミリ装置20の利用性を
向上させることができる。
【0256】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、原稿を走査する前に、シェーディング補正の補正
精度を判定することができ、光学系の劣化やゴミ・キズ
等による品質の劣化を未然に防止して、画質を向上させ
ることができる。
【0257】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、2値化画像データに基づいてシェーディング補正精
度の判定を行うことができ、通常の画像読取装置の画像
処理工程を利用して、シェーディング補正精度の判定を
行うことができる。その結果、シェーディング補正精度
の判定処理を簡単、かつ、容易なものとすることができ
る。
【0258】請求項3記載の発明の画像読取装置によれ
ば、シェーディング補正した白基準部材の画像データ
を、2値化閾値を変化させて、所定回数2値化すること
により得た2値化画像データに基づいて、シェーディン
グ補正精度を判定することができ、より緻密なシェーデ
ィング補正精度の判定を行うことができる。
【0259】請求項4記載の発明の画像読取装置によれ
ば、2値化閾値を低い値から上昇させていったときの2
値化画像データに黒画像データが出現するのを監視し
て、そのときの2値化閾値に基づいてシェーディング補
正精度を判定することができ、より精度良く、かつ、簡
単にシェーディング補正精度を判定することができる。
【0260】請求項5記載の発明の画像読取装置によれ
ば、2値化閾値を高い値から下降させていったときの2
値化画像データを監視して、全て白画像データになった
ときの2値化閾値に基づいてシェーディング補正精度を
判定することができ、光学系の劣化等が少ない場合に、
より速やかに、かつ、高精度で、簡単にシェーディング
補正精度を判定することができる。
【0261】請求項6記載の発明の画像読取装置によれ
ば、2値化閾値を変化させて2値化したときの黒画像デ
ータの出現性、例えば、黒画像データの増加割合や減少
割合とうに基づいてシェーディング補正精度を判定する
ことができ、より一層精度良く、かつ、簡単にシェーデ
ィング補正精度を判定することができる。
【0262】請求項7記載の発明の画像読取装置によれ
ば、シェーディング補正判定処理を複数回行って、ノイ
ズ等の一過性外乱の影響を回避しつつ、シェーディング
判定を行うことができるとともに、ノイズ等を低減させ
たにもかかわらず、基準補正精度を得ることができなか
った場合に、警告を出力することができ、光学系に異常
があることを認識させることができる。その結果、光学
系の異常をより一層適切に管理して、修復を促すことが
でき、画質を向上させることができる。
【0263】請求項8記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿読取モードに応じたシェーディング補正精度の
監視を行うことができ、原稿読取時の画質を向上させつ
つ、適切な光学系の管理を行うことができる。
【0264】請求項9記載の発明の画像読取装置によれ
ば、白基準部材を走査しシェーディング補正した画像デ
ータを2値化した結果に基づいて、原稿を走査する前
に、原稿を走査した場合の画像品質を事前に予測・判定
することができ、画質を向上させることができる。
【0265】請求項10記載の発明の画像読取装置によ
れば、2値化閾値を変化させて2値化したときの黒画像
データの出現性、例えば、黒画像データの増加割合や減
少割合とうに基づいて画像品質を判定することができ、
より一層精度良く、かつ、簡単に画像品質を判定するこ
とができる。
【0266】請求項11記載の発明の画像読取装置によ
れば、画像品質の判定処理を複数回行って、ノイズ等の
一過性外乱の影響を回避しつつ、画像品質の判定処理を
行うことができるとともに、ノイズ等を低減させたにも
かかわらず、適切な画像品質を得ることができなかった
場合に、警告を出力することができ、光学系に異常があ
ることを認識させることができる。その結果、光学系の
異常をより一層適切に管理して、修復を促すことがで
き、画像品質を向上させることができる。
【0267】請求項12記載の発明の画像読取装置によ
れば、光学系に異常がある場合に、光学系の劣化による
ものであるのか、キズやゴミ等によるものであるのかを
分類して判定することができ、光学系の異常をより適切
に判定することができる。その結果、光学系の修復をよ
り一層適切に行うことができる。
【0268】請求項13記載の発明の画像読取装置によ
れば、原稿読取モードに応じた画像品質の判定を行うこ
とができ、より一層適切な画像品質の判定を行うことが
できる。
【0269】請求項14記載の発明の画像読取装置によ
れば、実際に原稿を走査した画像データを2値化する際
の2値化閾値を、画像品質の判定結果、すなわち、シェ
ーディング補正精度に応じて変化させることができ、2
値化画像に黒筋や地肌汚れ等の発生を未然に防止・低減
して、画像品質を向上させることができる。
【0270】請求項15記載の発明の画像読取装置によ
れば、実際に原稿を走査した画像データを階調処理する
際の階調数を画像品質の判定結果、すなわち、シェーデ
ィング補正精度に応じて変化させることができ、中間調
画像に地肌汚れ等が発生するのを未然に防止・低減し
て、画像品質を向上させることができる。
【0271】請求項16記載の発明の画像読取装置によ
れば、黒画像データの発生の有無や発生割合等の判定処
理を高速に、かつ、ソフトウェアの負担を軽減させつ
つ、処理することができ、画像読取装置の処理速度を向
上させることができる。
【0272】請求項17記載の発明の画像読取装置によ
れば、黒画像データの発生の有無や発生割合等の判定処
理を行うために別に回路を追加する必要がなく、画像読
取装置を安価なものとすることができる。
【0273】請求項18記載の発明の画像読取装置によ
れば、画像品質の判定結果、すなわち、シェーディング
補正精度に応じて、画像処理を行うことができ、シェー
ディング補正精度が低下している場合にも、適切な画像
処理を行って、画像品質を向上させることができる。
【0274】請求項19記載の発明の画像読取装置によ
れば、画像読取装置の処理速度を向上させつつ、シェー
ディング補正精度あるいは画像品質を管理することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の第1の実施の形態を適
用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のスキャナの要部構成図。
【図3】図1のファクシミリ装置によるシェーディング
補正精度判定処理及び画像品質判定処理を示すフローチ
ャート。
【図4】本発明の画像読取装置の第2の実施の形態によ
るシェーディング補正精度判定処理及び画像品質判定処
理を示すフローチャート。
【図5】図4のシェーディング補正精度判定処理及び画
像品質判定処理の続きの処理を示すフローチャート。
【図6】シェーディング補正精度が良好な場合の図4及
び図5のシェーディング補正精度判定処理及び画像品質
判定処理の動作を説明するための白基準板再走査時の波
形と2値化閾値を示す図。
【図7】シェーディング補正精度が悪い場合の図4及び
図5のシェーディング補正精度判定処理及び画像品質判
定処理の動作を説明するための白基準板再走査時の波形
と2値化閾値を示す図。
【図8】本発明の画像読取装置の第3の実施の形態によ
るシェーディング補正精度判定処理及び画像品質判定処
理を示すフローチャート。
【図9】図8のシェーディング補正精度判定処理及び画
像品質判定処理の続きの処理を示すフローチャート。
【図10】シェーディング補正精度が良好な場合の図8
及び図9のシェーディング補正精度判定処理及び画像品
質判定処理の動作を説明するための白基準板再走査時の
波形と2値化閾値を示す図。
【図11】シェーディング補正精度が悪い場合の図8及
び図9のシェーディング補正精度判定処理及び画像品質
判定処理の動作を説明するための白基準板再走査時の波
形と2値化閾値を示す図。
【図12】本発明の画像読取装置の第4の実施の形態に
よるスキャナの黒画素検出・計数回路の回路構成図。
【図13】図8の黒画素検出・計数回路の各部の信号の
タイミングチャート。
【図14】本発明の画像読取装置の第5の実施の形態に
よるシェーディング補正精度判定処理及び画像品質判定
処理を示すフローチャート。
【図15】図14のシェーディング補正精度判定処理及
び画像品質判定処理の続きの処理を示すフローチャー
ト。
【図16】本発明の画像読取装置の第6の実施の形態に
よるシェーディング補正精度判定処理及び画像品質判定
処理を示すフローチャート。
【図17】図16のシェーディング補正精度判定処理及
び画像品質判定処理の続きの処理を示すフローチャー
ト。
【図18】図17のシェーディング補正精度判定処理及
び画像品質判定処理のさらに続きの処理を示すフローチ
ャート。
【図19】本発明の画像読取装置の第7の実施の形態に
よる原稿読取時の2値化閾値を設定するシェーディング
補正精度判定処理及び画像品質判定処理を示すフローチ
ャート。
【図20】図19のシェーディング補正精度判定処理及
び画像品質判定処理の続きの処理を示すフローチャー
ト。
【図21】図19及び図20のシェーディング補正精度
判定処理及び画像品質判定処理により読み取られた白基
準板の画像データの波形(a)と、原稿読取時の画像デ
ータの波形とシェーディング補正精度判定処理及び画像
品質判定処理により設定される前の2値化閾値(b)と
シェーディング補正精度判定処理及び画像品質判定処理
により設定された2値化閾値(c)とを比較して示す
図。
【図22】本発明の画像読取装置の第8の実施の形態に
よる中間調処理の階調数を設定するシェーディング補正
精度判定処理及び画像品質判定処理を示すフローチャー
ト。
【図23】図22のシェーディング補正精度判定処理及
び画像品質判定処理の続きの処理を示すフローチャー
ト。
【図24】従来の画像読取装置の要部構成図。
【符号の説明】
20 ファクシミリ装置 21 システム制御部 22 システムメモリ 22a ラインバッファ 23 パラメータメモリ 24 スキャナ 25 プロッタ 26 網制御部 27 モデム 28 画像メモリ 29 符号化・復号化部 30 操作パネル 31 バス 41 原稿 42 ガイド部材 43 ターゲットガラス 44 白基準板 45 光源 46 ミラー 47 レンズ 48 イメージセンサ 49 アンプ 50 A/D変換器 51 ピークホールド回路 52 シェーディング補正回路 53 ラインバッファ 54 ディジタル画像処理回路 60 黒画素検出・計数回路 61 アンド回路 62 カウンタ 63 ホストインターフェイス

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系を用いて白基準部材及び原稿を走査
    する走査手段と、 前記走査手段が前記白基準部材を走査して得た画素単位
    の白基準データを記憶する白基準データ記憶手段と、 前記白基準データに基づいて前記走査手段が走査して得
    た画像データに前記光学系によるシェーディング歪みを
    シェーディング補正するシェーディング補正手段と、 前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正
    された画像データに種々の画像処理を施す画像処理手段
    と、 を備えた画像読取装置において、 前記走査手段により前記白基準部材を走査させて前記白
    基準データを前記白基準データ記憶手段に記憶させた
    後、前記走査手段に、前記原稿を走査させる前に、再
    度、前記白基準部材を走査させて、当該白基準部材を走
    査して得た画像データを前記白基準データに基づいて前
    記シェーディング補正手段によりシェーディング補正さ
    せる制御手段と、 前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正
    した前記白基準部材の前記画像データに基づいて、当該
    シェーディング補正精度を判定する判定手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】光学系を用いて白基準部材及び原稿を走査
    する走査手段と、 前記走査手段が前記白基準部材を走査して得た画素単位
    の白基準データを記憶する白基準データ記憶手段と、 前記白基準データに基づいて前記走査手段が走査して得
    た画像データに前記光学系によるシェーディング歪みを
    シェーディング補正するシェーディング補正手段と、 前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正
    された画像データに種々の画像処理を施す画像処理手段
    と、 を備えた画像読取装置において、 前記走査手段により前記白基準部材を走査させて前記白
    基準データを前記白基準データ記憶手段に記憶させた
    後、前記走査手段に、前記原稿を走査させる前に、再
    度、前記白基準部材を走査させて、当該白基準部材を走
    査して得た画像データを前記白基準データに基づいて前
    記シェーディング補正手段によりシェーディング補正さ
    せた後、前記画像処理手段に所定の2値化閾値で2値化
    させる制御手段と、 前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正
    した前記白基準部材の前記画像データを前記画像処理手
    段が所定の2値化閾値で2値化した前記2値化画像デー
    タに基づいて、当該シェーディング補正精度を判定する
    判定手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記画像処理手段は、 前記シェーディング補正手段がシェーディング補正した
    前記白基準部材の前記画像データを、前記2値化閾値を
    順次変化させて所定回数2値化し、 前記判定手段は、 前記画像処理手段が前記2値化閾値を変化させて2値化
    した2値化画像データに基づいて前記シェーディング補
    正精度の判定を行うことを特徴とする請求項2記載の画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】前記画像処理手段は、 前記2値化閾値を所定の低い値から順次所定間隔で上昇
    させて前記2値化を行い、 前記判定手段は、 前記画像処理手段が前記2値化閾値を順次上昇させて2
    値化した2値化画像データにはじめて黒画像データが出
    現したときの前記2値化閾値に基づいて前記シェーディ
    ング補正精度の判定を行うことを特徴とする請求項2記
    載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記画像処理手段は、 前記2値化閾値を所定の高い値から順次所定間隔で下降
    させて前記2値化を行い、 前記判定手段は、 前記画像処理手段が2値化閾値を順次下降させて2値化
    した2値化画像データがはじめて全て白画像データとな
    ったときの前記2値化閾値に基づいて前記シェーディン
    グ補正精度の判定を行うことを特徴とする請求項2記載
    の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記画像処理手段は、 前記2値化閾値を、所定の高い値から順次所定間隔で下
    降させて、あるいは、所定の低い値から順次所定間隔で
    上昇させて前記2値化を行い、 前記判定手段は、 前記画像処理手段が前記2値化閾値を順次下降あるいは
    上昇させて前記2値化を行った際の黒画像データの出現
    性に基づいて前記シェーディング補正精度の判定を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、 前記判定手段の判定した前記シェーディング補正精度が
    所定の基準補正精度以下であると、前記走査手段による
    前記白基準データの採取のための走査から前記シェーデ
    ィング補正判定処理を行わせ、当該シェーディング補正
    判定処理を所定回数行った判定結果のシェーディング補
    正精度がいずれも前記基準補正精度以下であると、前記
    光学系に異常がある旨の警告を出力することを特徴とす
    る請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】前記判定手段は、 前記基準補正精度を中間調読取モードあるいは単純2値
    化読取モード等の原稿読取モードに応じて変化させるこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】光学系を用いて白基準部材及び原稿を走査
    する走査手段と、 前記走査手段が前記白基準部材を走査して得た画素単位
    の白基準データを記憶する白基準データ記憶手段と、 前記白基準データに基づいて前記走査手段が走査して得
    た画像データに前記光学系によるシェーディング歪みを
    シェーディング補正するシェーディング補正手段と、 前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正
    された画像データに種々の画像処理を施す画像処理手段
    と、 を備えた画像読取装置において、 前記走査手段により前記白基準部材を走査させて前記白
    基準データを前記白基準データ記憶手段に記憶させた
    後、前記走査手段に、前記原稿を走査させる前に、再
    度、前記白基準部材を所定回数走査させて、当該白基準
    部材を走査して得た画像データを前記シェーディング補
    正手段によりシェーディング補正させた後、前記画像処
    理手段に、前記走査手段が前記白基準部材を走査する毎
    に、2値化閾値を、所定の高い値から順次所定間隔で上
    昇させて、あるいは、所定の低い値から順次所定間隔で
    下降させて2値化させる制御手段と、 前記画像処理手段が前記2値化閾値を、順次上昇あるい
    は下降させて2値化した画像データが、はじめて全て白
    画像データとなるときの前記2値化閾値、あるいは、は
    じめて黒画像データが出現するときの前記2値化閾値に
    基づいて前記走査手段が前記原稿を走査するときの画像
    品質の判定を行う判定手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  10. 【請求項10】前記判定手段は、 前記画像処理手段が前記2値化閾値を前記上昇あるいは
    下降させて2値化した2値化画像データのうちの黒画像
    データの出現性に基づいて、前記画像品質の判定を行う
    ことを特徴とする請求項9記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】前記制御手段は、 前記2値化閾値が所定の基準閾値以下であると、前記走
    査手段による前記白基準データの採取のための走査から
    前記画像品質判定処理を行わせ、当該画像品質判定処理
    を所定回数行った判定結果がいずれも前記基準閾値以下
    であると、前記光学系に異常がある旨の警告を出力する
    ことを特徴とする請求項10記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】前記画像読取装置は、 前記2値化閾値を前記上昇あるいは前記下降させた際の
    前記黒画像データの出現位置を記憶する黒画素出現位置
    記憶手段をさらに備え、 前記判定手段は、 前記黒画素出現位置記憶手段の記憶する前記黒画像デー
    タの出現位置が所定の局所領域に連続していると、前記
    光学系にキズやゴミ等の異常があると判定することを特
    徴とする請求項2から請求項11のいずれかに記載の画
    像読取装置。
  13. 【請求項13】前記判定手段は、 前記画像品質を判定する際の判定基準を、中間調読取モ
    ードあるいは単純2値化読取モード等の原稿の読取モー
    ドに応じて、変化させることを特徴とする請求項9から
    請求項12のいずれかに記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】前記制御手段は、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記原稿を走査し
    た画像データを前記画像処理手段で2値化する際の2値
    化閾値を変化させることを特徴とする請求項9から請求
    項13のいずれかに記載の画像読取装置。
  15. 【請求項15】前記画像処理手段は、 前記原稿を読み取った画像データを所定階調に階調処理
    し、 前記制御手段は、 前記判定手段の前記画像品質の判定結果に基づいて、前
    記画像処理手段による前記階調処理時の階調数を変化さ
    せることを特徴とする請求項9から請求項13のいずれ
    かに記載の画像読取装置。
  16. 【請求項16】前記判定手段は、 前記2値化された前記白基準部材の画像データが黒画像
    データであるか否かを判別する判別回路と、 前記判別回路の判別した黒画像データをカウントするカ
    ウンタと、 を備え、前記黒画像データの発生の有無、あるいは、発
    生割合の判定処理をハードウェアにより処理することを
    特徴とする請求項4から請求項15のいずれかに記載の
    画像読取装置。
  17. 【請求項17】前記判定手段は、 前記白基準部材の2値化された画像データに前記黒画素
    が含まれているか、あるいは、前記黒画像データの発生
    割合の判定処理をソフトウェアにより処理することを特
    徴とする請求項2から請求項15のいずれかに記載の画
    像読取装置。
  18. 【請求項18】光学系を用いて白基準部材及び原稿を走
    査する走査手段と、 前記走査手段が前記白基準部材を走査して得た画素単位
    の白基準データを記憶する白基準データ記憶手段と、 前記白基準データに基づいて前記走査手段が走査して得
    た画像データに前記光学系によるシェーディング歪みを
    シェーディング補正するシェーディング補正手段と、 前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正
    された画像データに種々の処理パラメータに基づいて種
    々の画像処理を施す画像処理手段と、 を備えた画像読取装置において、 前記走査手段により前記白基準部材を走査させて前記白
    基準データを前記白基準データ記憶手段に記憶させた
    後、前記走査手段に前記原稿を走査させる前に、前記白
    基準部材を走査させて、当該白基準部材を走査して得た
    画像データを前記白基準データに基づいて前記シェーデ
    ィング補正手段によりシェーディング補正させる制御手
    段と、 前記白基準部材の前記画像データを前記シェーディング
    補正手段によりシェーディング補正したときの補正結果
    に基づいて、前記原稿を走査する際の画像品質を判定す
    る判定手段と、 を備え、前記制御手段が、前記判定手段の判定結果に基
    づいて、前記原稿を走査して得た画像データを画像処理
    する際の前記画像処理手段の前記処理パラメータを変化
    させることを特徴とする画像読取装置。
  19. 【請求項19】前記制御手段は、 前記シェーディング補正精度の判定処理、あるいは、前
    記画像品質の判定処理を所定期間毎に実行することを特
    徴とする請求項1から請求項18のいずれかに記載の画
    像読取装置。
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