JPH0914974A - 角速度測定装置 - Google Patents
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- G—PHYSICS
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- G01C19/00—Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
- G01C19/56—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
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Abstract
測定装置を提供する。 【解決手段】 装置(1)は、従来のように、その変換
器(2)の第1の振動を励起する手段(3から6,1
5)と、この変換器(2)の第2の振動の検出信号(S
D)を発生する手段(7から10)と、前記第2の振動
に応答して変換器(2)の角速度の測定信号(SM)を
発生する手段(18)とを具備する。前記第2の振動の
寄生成分の妨害効果を回避するために、装置(1)は、
この寄生成分とは逆の位相関係で変換器(2)の第3の
振動を励起し且つこの第3の振動の振幅が寄生成分の振
幅と等しくなるように、第3の振動の振幅を従属させる
手段(11から14,19から21)を具備する。
Description
転する圧電変換器と;一定の周波数で第1の方向へ変換
器の第1の振動を起こさせる第1の励振手段と、第1の
振動によって引き起こされ、前記の一定の周波数を有し
且つ第1の方向に対し垂直な第2の方向であると共に、
角速度を表わす振幅を有する有効成分と、角速度とは無
関係である振幅を有する寄生成分とを含む変換器の第2
の振動に応答して、角速度の測定信号を発生する測定手
段とを具備する角速度測定装置に関する。
の第1の振動の励振手段は、周知のように、この変換器
に配置される励振電極と、それらの電極に接続し且つこ
の第1の振動の励振信号を電極に印加するように配置さ
れる電子回路とを具備する。
換器の第2の振動に応答して検出信号を発生するように
変換器に配置される検出電極を具備する。測定手段は、
その検出信号に応答して、変換器の角速度を表わす測定
信号を発生する電子回路をさらに具備する。
この変換器の角速度を表わす振幅を有する有効成分と、
変換器の角速度によって左右されない振幅を有する寄生
成分とを含むことは良く知られている。
成分の振幅を表わす有効成分と、寄生成分の振幅を表す
寄生成分とを含むことになる。
れているような周知の装置においては、検出信号を減結
合増幅器により増幅した後に、検出信号を電子ミクサに
印加する。変換器の励振信号も、減結合増幅器による増
幅の後に、この混合回路に印加される。
低域フィルタに印加される。低域フィルタの出力端子
は、変換器の角速度の測定信号である連続信号を発生す
る。ところが、この信号は、変換器により供給される検
出信号の有効成分を表わし、従って、変換器の角速度を
表わす第1の成分を含むのに加えて、この検出信号の寄
生成分を表わす第2の成分をさらに含む。
場合に、角速度測定装置の変換器の第2の振動の有効成
分の振幅は非常に小さくなると考えられ、そのような場
合、この第2の振動の寄生成分の振幅は有効成分の振幅
よりはるかに大きいことは良く知られている。
される検出信号の有効成分と寄生成分についても全く同
じことが当てはまるのは自明である。
種の多くの装置の場合と同様に水晶音叉により構成され
ているとき、検出信号の有効成分はほぼ0.1ミリボル
ト、多くとも十分の数ミリボルトである振幅を有し、音
叉の角速度が毎秒約数度である場合には、この検出信号
の寄生成分は十分の数ミリボルト、さらには数百ミリボ
ルトにもなる。
1,112号に記載されているような装置のフィルタに
より供給される信号の第1の成分の値は非常に小さくな
り、この信号の第2の成分の値は、変換器の角速度が低
いときには、第1の成分の値よりはるかに大きい。従っ
て、そのような測定装置の感度は低い。
じように増幅してしまうので、混合回路に印加される前
に検出信号を増幅する前述の減結合増幅器の利得を増加
させても、この感度を向上できないことに注意すべきで
ある。
得はその出力端子が飽和させる利得より劣っていなけれ
ばならない。先に示した通り、検出信号の寄生成分の増
幅は相対的に大きいので、この利得が相対的に低くなる
以外のことはありえない。そのため、変換器の角速度が
低いときには、増幅器によって増幅した後でも、検出信
号の有効成分の振幅は小さい。
幅は変換器の温度の関数として変化するが、第2の振動
の有効成分の振幅は実際には温度とは無関係であること
も良く知られている。従って、米国特許第4,671,
112号に記載されているような装置により供給される
信号も温度の関数として変化する。
は変換器の第1の振動と同じ位相であるが、第2の振動
の有効成分は第1の振動に対してほぼ直角位相の関係に
あることも良く知られている。
も、変換器の第1の振動の励振信号に対して、それぞ
れ、同一位相と直角位相の関係にある。そこで、米国特
許第4,671,112号に記載されているような装置
において、混合回路の代わりに、入力端子に印加され
る、基準信号に対して直角位相の関係にある信号の成分
を表わす信号を供給する出力端子をもつ周知の回路であ
る直角位相復調回路を使用することも可能であろう。こ
のような装置の変形によって、装置が供給する信号は検
出信号の有効成分のみを表わすことになるであろう。
度が低いとき、この有効成分はごく小さい振幅を有す
る。そのような変形を加えた装置により供給される信号
についても同じことが当てはまり、装置により低い角速
度を測定すべき場合には、この信号を強力に増幅するこ
とが必要になるであろう。そのような場合に必要である
増幅器は製造が難しく、そのため、かなり高価になると
考えられる。これは、増幅しなければならない信号が値
の小さい連続信号であるので、この増幅器が温度変化に
対しても非常に安定した仕様を有していなければならな
いためであろう。
定さにより課される上記の問題を解決するために、いく
つかの方法が提案されている。たとえば、米国特許第
5,287,745号に記載されている角速度測定装置
においては、装置の出力信号は、変換器の第1の振動の
励振信号と、変換器の第2の振動の検出信号との位相ず
れを測定することによって得られる。さらに、この特許
の具体例の1つにおいては、変換器の角速度がゼロであ
るときに、先に述べた位相ずれの値を記憶するメモリを
具備しているために、この装置の感度は向上する。この
位相ずれの値が検出信号の寄生成分の振幅を表わすこと
は自明である。この装置は、記憶されている値を測定値
から永久的に減算する回路をさらに具備し、そのため、
この回路により供給される信号は検出信号の有効成分の
振幅によってのみ左右される。
にきわめて安定したタイムベースを使用しなければなら
ないので、相対的に複雑である。さらに、装置はデジタ
ル信号である測定信号を発生する。しかしながら、角速
度の測定信号を供給すべき装置は、アナログの性質をも
つ装置である場合が多い。そのような場合には、先に挙
げた米国特許第5,287,745号により説明されて
いる装置は、相対的に複雑な回路であるデジタル/アナ
ログ変換器によって完成されなければならず、それをさ
らに複雑にしない限り、変換器の温度安定性を保証する
ことは不可能である。
によって互いに接合された2本のアームを有する音叉の
形状をとる変換器を含む角速度測定装置を説明してい
る。この変換器は、互いに絶縁され且つ音叉の第1のア
ームに配置され、それにより、第1の振動を励振する2
つの別個の励振電極群を形成する6個の電極を具備す
る。
変換器の第2の振動に応答して変換器の角速度を表わす
検出信号を発生するように配置されている。さらに、1
群の電極、いわゆる帰還電極も音叉の第2のアームに、
変換器の第1の振動に応答して帰還信号を発生するよう
に配置されている。この米国特許第5,329,816
号により説明されている装置の電子回路は、検出信号及
び上記の帰還信号に応答して変換器の角速度の測定信号
を供給するために、従来通りの復調回路と、従来通りの
低域フィルタとを具備する。この装置は、同様に検出信
号と帰還信号を受信して、変換器の励振電極群の一方に
それぞれ接続する2つの出力端子を有する被制御発振器
に制御信号を供給する第2の復調回路をさらに具備す
る。
の中には記載されておらず、励振電極を別個の電極群に
分割したことと、帰還電極を設けたこととによって得ら
れるべき所望の効果に関して、いくつかの具体的な説明
が簡潔に述べられているのみである。ただし、専門家で
あれば、それらの説明から、発振器が変換器の2つの励
振電極群に異なる励振信号に供給するべきであり、それ
らの信号の差は帰還信号によって決まり、それにより、
変換器の第1の振動を変換器の第2の振動の寄生成分を
相殺する成分を含むように修正しようとしていることを
推論できるであろう。ところが、発振器に作用する帰還
信号は変換器の第1の振動に応答して発生され、従っ
て、変換器の第2の振動とは無関係であるので、この第
1の振動の修正という目的をどのようにして達成しうる
かはわからない。
被制御発振器は、少なくとも一方が可変である2つの異
なる信号を供給しなければならないので、製造するのが
相対的に複雑であり、従って、相対的に高価である。さ
らに、この装置で使用される変換器はその第1の振動を
励振する2つの励振電極群を具備していなければならな
いために、これも相対的に複雑であり、従って、相対的
に高価である。
の装置の感度よりはるかに高い感度を有することができ
且つ温度とは実質的に無関係である測定信号を供給し、
それにより、相対的に単純で、低コストである変換器と
電子回路を使用する角速度測定装置を提案することであ
る。
って回転する圧電変換器と;一定の周波数で第1の方向
へ変換器の第1の振動を起こさせる第1の励振手段と;
第1の振動によって引き起こされ且つ前記の一定の周波
数を有し、第1の方向に対し垂直である第2の方向であ
り、角速度を表わす振幅を有する有効成分と、その角速
度とは無関係である振幅を有する寄生成分とを含む変換
器の第2の振動に応答して、角速度の測定信号を発生す
る測定手段とを具備する角速度測定装置であり、且つ前
記の一定の周波数で第2の方向へ、第2の振動の寄生成
分に対して逆位相の関係にある変換器の第3の振動を起
こさせる第2の励振手段と;第3の振動の振幅を第2の
振動の寄生成分の振幅に従属させる従属手段とをさらに
具備することを特徴とする本発明による装置によって達
成される。
らの特徴をもつ結果として、この装置の変換器の検出電
極により発生される検出信号は有効成分によってのみ形
成され、寄生成分を全く含まないということになる。従
って、検出信号を復調回路に印加する減結合増幅器の利
得を単純に増加させることにより、この装置の感度を向
上させることが可能である。さらに、検出信号は変換器
の温度には左右されず、これは装置により供給される測
定信号についても当てはまる。本発明のその他の目的及
び利点は、添付の図面を参照してなされる以下の一実施
形態の説明から明白になるであろう。
図1に表わされている実施形態においては、全体を図中
符号1により指示された本発明による角速度測定速度
は、共通の基部2c(図2を参照)により一体に接合さ
れた2本のアーム2a及び2bを有する音叉2から形成
されている変換器を具備する。
に、水晶板から切出されており、その両面は水晶の光軸
Zに対しほぼ垂直であり、また、そのアーム2a及び2
bの長さの方向は水晶の機械的軸Yとほぼ平行である。
水晶板の面と、水晶板の光軸Zとが成す角度及びアーム
2a及び2bの長さの方向と、水晶板の軸Yとが成す角
度は、周知のように、音叉2が有しているべきである特
徴によってそれぞれ確定される。
2bの第1の振動を発生させる励振電極を具備する。励
振電極はアーム2aの2つの主面に互いに対向するよう
に配置された2つの電極3及び4と、同様に、同じアー
ム2aのそれぞれの側面に互いに対抗するように配置さ
れた2つの電極5及び6とにより形成されている。導通
経路(図示せず)は電極3及び4を互いに接続すると共
に、音叉2の基部2cに配置された接続端子に接続する
一方で、電極5及び6を互いに接続すると共に、同様に
基部2cに配置された別の接続端子に接続する。それら
2つの接続端子も図示されていない。
の、主面の平面と平行な第1の方向への、実質的にその
寸法によって決まる周波数のたわみ振動を起こさせるこ
とは当業者には容易に理解されるであろう。音叉2の第
1の振動を形成するのは、それらのアーム2a及び2b
のこのたわみ振動である。音叉2のこの第1の振動が音
叉の第2の振動を発生させることは良く知られている。
第2の振動もアーム2a及び2bのたわみ振動である
が、その方向は主面の平面に対し垂直な方向、すなわ
ち、第1の振動の方向に対し垂直な方向であり、第2の
振動の周波数は第1の振動と等しい。
先に定義した第1の振動に従って振動するとき及び音叉
2が図2に図中符号Sにより指示されている感度軸を中
心として回転するときにアーム2a及び2bに作用する
コリオリのカによって発生する第1の成分を含む。従っ
て、この第1の成分の振副は、感度軸Sを中心とする音
叉2の角速度を表わしており、この第1の成分はこの音
叉2の第2の振動の有効成分である。
含み、この第2の成分は水晶の機械的な特徴の異方性に
よってのみ起こり、その振幅は音叉2の角速度とは無関
係であるが、その代わりに温度の関数として変化するこ
とも良く知られている。一般に、この第2の成分を第2
の振動の寄生成分と呼ぶ。
に、以下に説明する態様で励振される第3の振動に従っ
て振動する。ここでは、単に、この第3の振動も同様に
主面の平面に対し垂直である方向への音叉2のアーム2
a及び2bのたわみ振動であり、従って、先に述べた第
2の振動と同じ方向の振動である。さらに、この第3の
振動は第1の振動及び第2の振動と同じ振動数を有す
る。
に互いに隣接して配置され且つこのアームの長さの約半
分を占める2つの電極7及び8と、アーム2bの他方の
主面に電極7及び8とそれぞれ対向するように配置され
た2つの電極9及び10とをさらに具備する。導通経路
(図示せず)は電極7及び10を互いに接続すると共
に、音叉2の基部2cに配置された接続端子に接続す
る。同様に、電極8及び9を互いに接続すると共に、基
部2cに配置された別の接続端子に接続する。それら2
つの接続端子も図示されていない。
主面の平面に対し垂直な方向へのアーム2bのたわみに
応答して信号を発生するための検出電極であることは、
当業者には容易に理解されるであろう。この場合、これ
らの電極7〜10は、先に説明した音叉2の第2の振動
と第3の振動の重ね合わせに応答して、検出信号SDと
呼ばれる信号を発生するものである。
4つの電極11,12,13及び14をさらに具備し、
これらの電極は検出電極7,8,9及び10の延長方向
に沿ってそれぞれ延びており、このアーム2bの長さの
残る半分をほぼ占めている。導通経路(図示せず)は電
極11及び14を互いに接続すると共に、音叉2の基部
2cに配置された接続端子に接続する一方で、電極12
及び13を互いに接続すると共に、同様に基部2cに配
置された別の接続端子に接続する。それら2つの接続端
子も図示されていない。これらの電極11〜14は、以
下にさらに詳細に説明するように、先に述べた音叉2の
第3の振動を励振しようとする。
は、図2の平面A−Aに沿ったアーム2a及び電極3〜
6の概略切断面と、図2の平面B−Bに沿ったアーム2
b及び電極7〜10の概略切断面と、図2の平面C−C
に沿ったアーム2b及び電極11〜14の概略切断面と
をそれぞれ表わす。図1は、本発明による角速度測定装
置1が、従来と同様に、音叉2の第1の振動を維持する
回路(図中符号15により示されている)を具備するこ
とを示している。この回路の入力端子と出力端子は電極
5及び6と、電極3及び4とにそれぞれ接続している。
ているいくつかの方式で実現できるので、この回路につ
いては詳細には説明しない。維持回路15の出力端子に
より電極3及び4に印加される信号SEを、音叉2の第
1の振動の励振信号と呼ぶ。この信号SEが音叉2の第
1の振動と同じ周波数を有することは自明である。
説明した検出電極の一部を形成し且つ装置1の接地点、
すなわち、この装置1に給電する電圧供給源(図示せ
ず)の端子の中の接地端子に接続していることがわか
る。この電圧源の電圧は基準電圧として任意に選択され
る。従って、先に述べた検出信号SDは、他の2つの検
出電極7及び10により供給される信号である。
2の第2の振動と第3の振動の重ね合わせに応答して発
生されるので、それらの振動と同じ周波数を有する。信
号SDは、第2の振動の有効成分と、第2の振動の寄生
成分と、第3の振動とをそれぞれ表わす3つの成分をさ
らに含む。信号SDのこれら3つの成分は信号SDと同
じ、従って、信号SEと同じ周波数を有するが、それら
の成分をアナログ方式でこの信号SDの有効成分、寄生
成分及び第3の成分と呼ぶ。
分と逆位相の関係にあることをさらに詳細に示す。これ
と同じことが信号SDの寄生成分と第3の成分について
もいえる。以下の説明を簡単にするために、信号SDの
寄生成分と第3の成分の組合わせを信号SDの組合わせ
成分と呼ぶ。
振信号SEに対してほぼ直角位相関係にある、すなわ
ち、この有効成分とこの信号SEとの差はほぼ±90°
に等しいことは良く知られており、この位相差のシグナ
ムは電極3〜6及び7〜10の配置と接続によって決ま
り、所定の位置と接続に対しては、音叉2の感度軸Sを
中心とする音叉2の回転の方向によって決まる。さら
に、検出信号SDの寄生成分が同様に電極3〜6及び7
〜10の配置と接続に従って、励振信号SEに対してほ
ぼ同じ位相又は逆位相の関係にあることも良く知られて
いる。
6及び7〜10は、信号SDの寄生成分が信号SEと同
じ位相になるように配置、接続されているものと想定す
る。この結果、先に定義した信号SDの組合わせ成分
は、この信号SDの寄生成分の振幅が信号SDの第3の
成分の振幅より大きい場合は信号SEと同じ位相にあ
り、逆の場合には、この信号SEと逆の位相にあるとい
うことになる。回路15により電極3及び4に印加され
る音叉の第1の振動の励振信号SEは、減結合増幅器1
6の入力端子にも印加され、この減結合増幅器16の出
力端子は、この励振信号SEに比例し且つ信号SEと同
じ位相にある信号SE′を供給する。
印加され、減結合増幅器17の出力端子は、この検出信
号SDに比例し且つ検出信号SDと同じ位相にある信号
SD′を供給する。この信号SD′は、信号SDの有効
成分と、組合わせ成分とにそれぞれ比例し且つそれら2
つの成分とそれぞれ同じ位相にある有効成分及び組合わ
せ成分を含むことは自明である。
は直角位相復調回路18の入力端子に印加され、この回
路18の出力端子は装置1の出力端子を形成し、音叉2
の角速度の測定信号SMを供給する。回路18は当業者
には良く知られているいくつかの方法で得られるので、
ここでは回路18について詳細には説明しない。単に、
直角位相復調回路は、基準信号に対して直角位相の関係
にある入力信号の成分の振幅を表わす値を有する連続信
号を供給する出力端子を有する回路であり、この連続信
号のシグナムはこれら2つの信号の位相差のシグナムに
よって決まるということを述べておく。
り、入力信号は信号SD′であり、基準信号に対して直
角位相の関係であるこの入力信号の成分はこの信号S
D′の有効成分である。従って、回路18により供給さ
れる信号SMとそのシグナムは、信号SD′のこの有効
成分の振幅と、この有効成分と信号SE′の位相差のシ
グナムとをそれぞれ表わしている。すなわち、この信号
SMは音叉2の感度軸Sを中心とする音叉2の角速度
と、この角速度の方向をも表わしている。
の入力端子にも印加され、この回路19の出力端子は信
号SPを供給する。この回路19も当業者には良く知ら
れている回路であるので、ここでは回路19についてさ
らに詳細には説明しない。ここでは、単に、位相復調回
路は、出力端子が基準信号に対して同じ位相又は、逆位
相の関係にある入力信号の成分の振幅を表わす値を有す
る連続信号を供給するような回路であり、この連続信号
は、たとえば、この成分がこの基準信号に対して同じ位
相にあるか又は逆位相の関係にあるかに従って正又は負
であるということを述べておく。この例においては、基
準信号は信号SE′であり、入力信号は信号SD′であ
り、この基準信号に対して同じ位相又は逆位相の関係に
ある入力信号の成分は信号SD′の組合わせ成分であ
る。従って、この信号SPの値はこの組合わせ成分の振
幅を表わしており、そのシグナムは、組合わせ成分が信
号SE′に対して同じ位相であるか又は逆位相であるか
に従って、正又は負である。
路20の第1の入力端子に印加される。この調整回路2
0の第2の入力端子は接地点に接続し、出力端子は、信
号SPがゼロの値を有するときは一定の値を有し、信号
SPが正であるときは増加し、信号SPが負であるとき
には減少する信号SGを供給する。回路20は当業者に
は良く知られているいくつかの方法で得られるので、こ
こでは回路20についてさらに詳細には説明しない。こ
こでは、単に、そのような調整回路は、一般に、入力端
子に印加される2つの信号を比較する比較回路と、その
比較回路により発生される信号の積分回路と、所望の特
徴を提供し且つその機能の安定性を確保するためのいく
つかの素子とを具備するということを述べておく。
器21の入力端子は増幅器16により供給される信号S
E′を受信し、出力端子は音叉2のアーム2bに配置さ
れた電極11及び14に接続している。増幅器の利得は
制御入力端子に印加される信号SGの値の関数として可
変である。電極12及び13も音叉2のアーム2bに配
置され、装置1の接地点に接続している。
音叉2の第1の振動と同じ周波数を有する交番信号であ
ることは自明である。従って、電極11及び14に印加
される信号SCも交番信号であり、その周波数も音叉2
の第1の振動の周波数と等しい。
Cは音叉2のアーム2bを励振し、アーム2aをも励振
する。その結果、電極11〜14は、この信号が音叉2
の主面の平面に対し垂直な方向への音叉のアーム2a及
び2bのたわみ振動であるような配置となっている。
第3の振動が音叉2の第2の振動に対して逆位相となる
ように配置された増幅器21に接続している。従って、
先に述べた音叉2の第3の振動となるのは、増幅器21
により印加される信号SCに応答して発生するこの振動
である。装置1が機能すると、維持回路15は音叉2の
第1の振動を励振し、それにより、この音叉の第2の振
動を間接的に励振する。そこで、復調回路18は、周知
のように、信号SE′及びSD′に応答して音叉2の角
速度の測定信号SMを発生する。
信号SGは、信号SCの振幅を音叉2の第3の振動が音
叉の第2の振動の寄生成分の振幅と等しい振幅を有する
ようにさせる値を厳密に有すると仮定することにより、
装置1の残る部分の機能を説明する。この第3の振動
と、先に説明したように逆位相にあるこの寄生成分、信
号SDの組合わせ成分及び信号SD′の組み合わせ成分
は、ゼロに等しい振幅を有する。従って、信号SPはゼ
ロの値を有するので、信号SGは変化せず、先に述べた
その値を維持する。
幅器17と、復調器19と、調整回路20と、増幅器2
1と、電極11〜14とにより形成されるループは安定
状態にある。そこで、音叉2の第2の振動の寄生成分の
振幅が何らかの理由により、たとえば、この音叉2の温
度の変化に続いて増加した場合、ゼロであった信号SD
及びSD′の組合わせ成分の振幅は少なくとも第1の瞬
間については増加する。さらに、それらの組合わせ成分
は信号SE及びSE′と同じ位相ということになる。こ
の結果、ゼロであった信号SPの値は正になる。従っ
て、信号SGの値は、信号SCの振幅、ひいては音叉2
の第3の振動の振幅の場合と同様に増加し始める。
号SD及びSD′の組合わせ成分の振幅は減少し、その
ため、信号SPの値も減少する。信号SPが正のままで
ある間は、信号SGの値は増加し続け、信号SCと音叉
2の第3の振動の振幅も増加し続ける。
2の振動の寄生成分の振幅と等しくなると、信号SD及
びSD′の組合わせ成分の振幅は再びゼロになり、信号
SPの値も同様である。信号SGは増加を停止し、先に
規定したループは再び新たな安定状態に入ることがわか
る。
らかの理由により減少した場合、類似するプロセスが起
こることは容易にわかるであろう。そのような場合に
は、信号SD及びSD′の組合わせ成分の振幅も増加す
るが、その組合わせ成分は信号SE及びSE′に対して
逆位相の関係にある。従って、信号SPの値は負になる
ので、信号SGの値は減少し、その結果、信号SCの振
幅は減少し、そのため、音叉2の第3の振動の振幅も減
少する。この第3の振動の振幅が音叉2の第2の振動の
寄生成分の振幅と等しくなったとき、先に規定したルー
プは再び安定状態に到達する。
第2の振動の寄生成分の振幅や、その変動又はそのよう
な変動の原因とは無関係に、第3の振動の振幅を第2の
振動の寄生成分の振幅に従属させることがわかる。さら
に、この従属させる動作は、先に説明したプロセスが起
こることが必要である時間中を除いて、信号SD及びS
D′の組合わせ成分が常にゼロの振幅を有するという効
果をもつことがわかる。
様々な回路の特徴、特に調整回路20の特徴を当業者の
能力の範囲内で慎重に選択すれば、音叉2の第2の振動
の寄生成分の振幅の変化は決してごく速くはならないの
で、先に説明したプロセスの発生が必要になる時間を非
常に短くできるであろう。信号SD及びSD′の組合わ
せ成分の振幅は実際には常にゼロであり、従って、これ
らの信号は実際にはその有効成分によってのみ形成され
ることがわかる。従って、これら2つの信号は実際には
音叉2の第2の振動の寄生成分の振幅及びこの寄生成分
の変動とは無関係であり、これは、周知の装置と比較し
た場合の本発明による装置の非常に重要な利点である。
い角速度を測定すべきときに、測定装置の感度を高める
のは簡単であることが容易にわかるであろう。そのよう
な場合には、実質的には信号SD′の唯一の成分である
この信号の有効成分に、それ自体が実現に際して相当の
困難を伴う直流増幅器による増幅を要求せずに測定信号
SMを直接に使用することを可能にするような振幅をも
たせるのに十分な高さの利得をもつ増幅器17を設ける
だけで十分である。
先の述べたフィードバックループを形成している様々な
回路の特徴のいかなる変動とも無関係であることもわか
るであろう。従って、このような装置の機能は周知の装
置の機能よりはるかに安定している。
の回路は良く知られており、相対的に単純である。ま
た、このような装置の変換器は製造するのが非常に簡単
であり、この装置が第1の振動の励振電極を1組しか具
備していないため、米国特許第5,329,816号に
記載されている装置と比べて、はるかに安価である。
いて使用される音叉2の製造は、電極8及び12と、電
極9及び13とを単一の部材から製造することにより、
この実施形態では、それら4つの電極が装置1の接地点
に接続しているので、さらに簡略化されうることを述べ
ておく。この簡略化によって、この実施形態においてそ
れらの電極に接続している2つの接続端子の一方を取り
除くこともできる。
に説明したこの装置にいくつかの変形を適用できる。た
とえば、音叉2の第1の振動の方向がその主面の平面に
対し垂直であり且つその第2の振動及び第3の振動の方
向はそれらの平面と平行になるように、音叉2のいくつ
かの電極を配置しても良い。
a及び2bに、先に説明したのとは異なる配列で配置し
ても良い。たとえば、第1の振動の励振電極と第3の振
動の励振電極をそれらのアームの一方に配置し、第2の
振動及び第3の振動の検出電極を他方のアームに配置し
ても良い。さらに、1例として、先に説明した装置1に
おいて変換器として使用されている音叉2の代わりに、
そのような装置で使用可能な別の変換器を使用してもさ
しつかえない。
図。
5,6…電極、7,8,9,10…検出電極、11,1
2,13,14…電極、15…維持回路、16,17…
減結合増幅器、18…直角位相復調回路、19…位相変
調回路、20…調整回路、21…増幅器。
Claims (3)
- 【請求項1】 角速度をもって回転する圧電変換器
(2)と;一定の周波数で第1の方向へ前記変換器
(2)の第1の振動を起こさせる第1の励振手段(3か
ら6、15)と;前記第1の振動によって引き起こさ
れ、前記一定の周波数を有し且つ前記第1の方向に対し
垂直な第2の方向であると共に、前記角速度を表わす振
幅を有する有効成分と、前記角速度とは無関係である振
幅を有する寄生成分とを含む前記変換器(2)の第2の
振動に応答して、前記角速度の測定信号(SM)を発生
する測定手段(7から10,16から18)とを具備す
る角速度測定装置において、 前記一定の周波数で前記第2の方向へ、前記第2の振動
の前記寄生成分に対して逆の位相関係をもって前記変換
器(2)の第3の振動を起こさせる第2の励振手段(1
1から14,21)と;前記第3の振動の振幅を前記第
2の振動の前記寄生成分の振幅に従属させる従属手段
(19,20)とを具備することを特徴とする角速度測
定装置。 - 【請求項2】 前記第1の励振手段(3から6,15)
は、前記変換器(2)に配置された第1の励振電極(3
から6)と、前記第1の励振電極に結合し、第1の励振
信号(SE)を供給する維持回路(15)とを有し;前
記測定手段(7から10,16から18)は、前記変換
器(2)に配置され、前記第2の振動及び前記第3の振
動に応答して、前記第2の振動の前記有効成分を表わす
有効成分と、前記第3の振動と前記第2の振動の前記寄
生成分との組合わせを表わす組合わせ成分とを有する検
出信号(SD)を発生する検出電極(7から10)と、
前記検出信号(SD)の前記有効成分及び前記励振信号
(SE)に応答して、前記測定信号(SM)を発生する
手段(16から18)とを有し;前記第2の励振手段
(11から14,21)は、第2の励振電極(11から
14)と、前記第1の励振信号(SE)及び制御信号
(SG)に応答して、前記第2の励振電極(11から1
4)に第2の励振信号(SC)を供給する可変利得増幅
器回路(21)とを有し;前記従属手段(19,20)
は、前記第1の励振信号(SE)及び前記検出信号(S
D)に応答して、前記検出信号(SD)の前記組合わせ
成分の測定信号(SP)を発生する手段(19)と、前
記組合わせ成分の前記測定信号(SP)に応答して、前
記第3の振動が前記第2の振動の前記寄生成分の振幅と
等しい振幅を有し、且つ前記組合わせ成分の前記測定信
号(SP)はゼロに等しい値を有する値をもつ前記制御
信号(SG)を発生する調整手段(20)とを有するこ
とを特徴とする請求項1記載の角速度測定装置。 - 【請求項3】 前記変換器は、基部(2c)により一体
に結合された第1のアーム及び第2のアーム(2a,2
b)を有する水晶音叉(2)によって形成され、前記音
叉(2)の主面は前記水晶の光軸に対しほぼ垂直であり
且つ前記アーム(2a,2b)の長さはほぼ前記水晶の
機械的軸の方向に延びていて;前記第1の励振電極(3
から6)は、前記第1のアーム(2a)の前記主面の各
々に互いに対向するように配置され且つ互いに電気的に
接続する2つの電極(3,4)と、前記第1のアーム
(2a)の各々の側面に互いに対向するように配置され
且つ互いに電気的に接続する2つの電極(5,6)とを
含み;前記検出電極(7から10)は、前記第2のアー
ム(2b)の主面の一方に互いに隣接して配置され且つ
ほぼ前記第2のアーム(2b)の長さの半分に沿って延
びる第1の電極及び第2の電極(7,8)と、前記第2
のアーム(2b)の他方の主面に前記第1の電極及び第
2の電極(7,8)とそれぞれ対向するように配置され
た第3の電極及び第4の電極(9,10)とを含み、前
記第1の電極及び第4の電極(7,10)は互いに電気
的に接続し且つ前記第2の電極及び第3の電極(8,
9)は互いに電気的に接続し;前記第2の励振電極(1
1から14)は、前記第1の電極(7)、前記第2の電
極(8)、前記第3の電極(9)及び前記第4の電極
(10)にそれぞれ配置され且つ前記第2のアーム(2
b)の前記長さの残る半分にほぼ沿って延びる第5の電
極(11)、第6の電極(12)、第7の電極(13)
及び第8の電極(14)を含み、前記第5の電極及び第
8の電極(11,14)は互いに電気的に接続し、且つ
前記第6の電極及び第7の電極(2,13)は互いに電
気的に接続していることを特徴とする請求項2記載の角
速度測定装置。
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