JPH09150355A - 研削盤 - Google Patents
研削盤Info
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- JPH09150355A JPH09150355A JP31266295A JP31266295A JPH09150355A JP H09150355 A JPH09150355 A JP H09150355A JP 31266295 A JP31266295 A JP 31266295A JP 31266295 A JP31266295 A JP 31266295A JP H09150355 A JPH09150355 A JP H09150355A
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Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ワークを砥石に対して直線的に移動させながら
加工を行う所謂スルーフィード方式によってワークの研
削加工を行う場合であっても、被研削面の平坦度を十分
に高めることが可能な研削盤を提供する。 【解決手段】ワーク1の被研削面に対して垂直に配設さ
れると共に砥石3が装着されたスピンドル4と、所定の
切り込み量に基づいてこのスピンドル4をワーク1に向
けて下降させるスピンドル送り手段8と、上記スピンド
ル4の主軸4aと直交するXY平面内でワーク1を回転
及び/又は直線運動させるワーク送りテーブル2とから
構成される研削盤において、更に上記砥石3によるワー
ク1の被研削面の加工の進行中にスピンドル4と当該被
研削面とがなす角度及び被研削面に対する砥石3の切り
込み量を逐次調整する加工姿勢補正手段22,31を設
けた。
加工を行う所謂スルーフィード方式によってワークの研
削加工を行う場合であっても、被研削面の平坦度を十分
に高めることが可能な研削盤を提供する。 【解決手段】ワーク1の被研削面に対して垂直に配設さ
れると共に砥石3が装着されたスピンドル4と、所定の
切り込み量に基づいてこのスピンドル4をワーク1に向
けて下降させるスピンドル送り手段8と、上記スピンド
ル4の主軸4aと直交するXY平面内でワーク1を回転
及び/又は直線運動させるワーク送りテーブル2とから
構成される研削盤において、更に上記砥石3によるワー
ク1の被研削面の加工の進行中にスピンドル4と当該被
研削面とがなす角度及び被研削面に対する砥石3の切り
込み量を逐次調整する加工姿勢補正手段22,31を設
けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ形砥石を用
いて平板等のワークを平面研削する研削盤に関する。
いて平板等のワークを平面研削する研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平板等のワークを平面研削する装
置としては、ワークの被研削面に対してスピンドル主軸
が垂直に設けられた立型正面研削盤が知られている。こ
の立型正面研削盤ではスピンドル主軸にカップ形砥石等
の砥石が装着される一方、ワークはスピンドル主軸に対
して直交する平面(以下、この平面をXY平面と記す)
内を移動可能な送りテーブルに固定されるようになって
おり、ワークを砥石に対して移動させながら被研削面の
研削加工を行うように構成されている。
置としては、ワークの被研削面に対してスピンドル主軸
が垂直に設けられた立型正面研削盤が知られている。こ
の立型正面研削盤ではスピンドル主軸にカップ形砥石等
の砥石が装着される一方、ワークはスピンドル主軸に対
して直交する平面(以下、この平面をXY平面と記す)
内を移動可能な送りテーブルに固定されるようになって
おり、ワークを砥石に対して移動させながら被研削面の
研削加工を行うように構成されている。
【0003】ここで、ワークを固定する送りテーブルと
しては、互いに直交するX方向及びY方向の二方向へ移
動可能なXYテーブルが一般的であるが、集積回路の基
板であるシリコンウエハ等のように円形のワークを研削
する場合には、X方向へ移動可能な一軸テーブルの上に
ロータリテーブルを積み重ねたテーブル(以下、このテ
ーブルをXθテーブルと記す)が使用されている。図1
1(a)はXYテーブルを用いた場合の砥石101に対
するワーク100の動きを示す一方、図11(b)はX
θテーブルを用いた場合の砥石101に対するワーク1
00の動きを示している。また、Xθテーブルを用いた
場合にはワークが回転していることから、図11(c)
に示すように一軸テーブルをワーク100の半径分移動
させるだけでも、ワークの被研削面の加工を終了するこ
とができる。
しては、互いに直交するX方向及びY方向の二方向へ移
動可能なXYテーブルが一般的であるが、集積回路の基
板であるシリコンウエハ等のように円形のワークを研削
する場合には、X方向へ移動可能な一軸テーブルの上に
ロータリテーブルを積み重ねたテーブル(以下、このテ
ーブルをXθテーブルと記す)が使用されている。図1
1(a)はXYテーブルを用いた場合の砥石101に対
するワーク100の動きを示す一方、図11(b)はX
θテーブルを用いた場合の砥石101に対するワーク1
00の動きを示している。また、Xθテーブルを用いた
場合にはワークが回転していることから、図11(c)
に示すように一軸テーブルをワーク100の半径分移動
させるだけでも、ワークの被研削面の加工を終了するこ
とができる。
【0004】図12はこの正面研削盤における具体的な
研削加工の進行の様子を示すものである。すなわち、ワ
ーク100が砥石101と干渉しない位置に送りテーブ
ル102を設定した状態でスピンドル103を降下さ
せ、ワーク100に対する所望の切り込み量tを砥石1
01に対して与えた後(分図(a)参照)、送りテーブ
ル102をXY平面内で移動させながら被研削面104
の研削加工を行う(分図(b)参照)。これにより、ワ
ーク100が砥石101を通過すると、理論的には被研
削面104が設定した切り込み量だけ研削されることに
なる(分図(c)参照)。
研削加工の進行の様子を示すものである。すなわち、ワ
ーク100が砥石101と干渉しない位置に送りテーブ
ル102を設定した状態でスピンドル103を降下さ
せ、ワーク100に対する所望の切り込み量tを砥石1
01に対して与えた後(分図(a)参照)、送りテーブ
ル102をXY平面内で移動させながら被研削面104
の研削加工を行う(分図(b)参照)。これにより、ワ
ーク100が砥石101を通過すると、理論的には被研
削面104が設定した切り込み量だけ研削されることに
なる(分図(c)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにワ
ークを砥石に対して直線的に移動させながら被研削面の
加工を行う所謂スルーフィード方式の研削加工では、X
Y平面内における送りテーブルの位置座標の変化に伴っ
て砥石とワークとの接触面積が刻一刻変化するので、砥
石がワークから受ける加工反力も刻一刻変化することと
なり、例えば、砥石の一部のみがワークに接している図
12(b)あるいは(d)の状態と砥石の全面がワーク
の被研削面に接している図12(c)の状態とでは、砥
石のワークに対する切り込み量に数μmの誤差が生じて
しまう。尚、このような加工反力の変化は砥石とワーク
との接触面積の変化だけに起因するものではなく、加工
前におけるワークの被研削面の形状の違いや、砥石の経
時的な状態の変化によっても生じる。
ークを砥石に対して直線的に移動させながら被研削面の
加工を行う所謂スルーフィード方式の研削加工では、X
Y平面内における送りテーブルの位置座標の変化に伴っ
て砥石とワークとの接触面積が刻一刻変化するので、砥
石がワークから受ける加工反力も刻一刻変化することと
なり、例えば、砥石の一部のみがワークに接している図
12(b)あるいは(d)の状態と砥石の全面がワーク
の被研削面に接している図12(c)の状態とでは、砥
石のワークに対する切り込み量に数μmの誤差が生じて
しまう。尚、このような加工反力の変化は砥石とワーク
との接触面積の変化だけに起因するものではなく、加工
前におけるワークの被研削面の形状の違いや、砥石の経
時的な状態の変化によっても生じる。
【0006】また、砥石に対してワークを移動させなが
ら研削加工を行っていることから、砥石を装着している
スピンドル主軸に対して曲げモーメントが作用し、ま
た、加工反力が砥石に対する偏荷重として作用してもス
ピンドル主軸に曲げモーメントが作用するので、スピン
ドルに十分な剛性が確保されていない場合には、送りテ
ーブルの位置座標の変化に伴ってワークの被研削面に対
する砥石の姿勢が刻一刻変化してしまう。
ら研削加工を行っていることから、砥石を装着している
スピンドル主軸に対して曲げモーメントが作用し、ま
た、加工反力が砥石に対する偏荷重として作用してもス
ピンドル主軸に曲げモーメントが作用するので、スピン
ドルに十分な剛性が確保されていない場合には、送りテ
ーブルの位置座標の変化に伴ってワークの被研削面に対
する砥石の姿勢が刻一刻変化してしまう。
【0007】従って、図11に示すスルーフィード方式
の研削加工では、かかる理由からワークの被研削面の中
央が僅かに膨らんだり、また、被研削面が一方向に傾い
て研削される等の不都合が生じ、被研削面の平坦度を高
めることが難しかった。特に、前述した集積回路のシリ
コンウエハにはその電気的特性等の理由から0.5μm
程度の平坦度が要求されるが、これを従来の正面研削盤
で実現するのは著しく困難であった。
の研削加工では、かかる理由からワークの被研削面の中
央が僅かに膨らんだり、また、被研削面が一方向に傾い
て研削される等の不都合が生じ、被研削面の平坦度を高
めることが難しかった。特に、前述した集積回路のシリ
コンウエハにはその電気的特性等の理由から0.5μm
程度の平坦度が要求されるが、これを従来の正面研削盤
で実現するのは著しく困難であった。
【0008】一方、このような問題点に鑑みた対策とし
て、砥石とワークとの位置関係を変えることなく被研削
面の加工を行う所謂インフィード方式の正面研削盤が提
案されている。このインフィード方式は、図13に示す
ように、ワーク100の直径よりも大きな直径を有する
砥石101を用い、回転するワーク100の半径rに砥
石101の半径Rを重ねるようにして被研削面104を
加工するものであり、XY平面内ではワークと砥石が常
に同じ位置関係を保持することから、砥石に作用する加
工反力の変動が少なく、その分だけ被研削面に高い平坦
度を期待することができる。
て、砥石とワークとの位置関係を変えることなく被研削
面の加工を行う所謂インフィード方式の正面研削盤が提
案されている。このインフィード方式は、図13に示す
ように、ワーク100の直径よりも大きな直径を有する
砥石101を用い、回転するワーク100の半径rに砥
石101の半径Rを重ねるようにして被研削面104を
加工するものであり、XY平面内ではワークと砥石が常
に同じ位置関係を保持することから、砥石に作用する加
工反力の変動が少なく、その分だけ被研削面に高い平坦
度を期待することができる。
【0009】しかし、このインフィード方式では、ワー
ク直径と同程度以上の直径を有する砥石が必要とされる
ことから、スピンドル主軸に作用するモーメント荷重も
大きなものとならざるを得ず、被研削面の平坦度を高め
るためにはスピンドル自体の剛性を高める必要が生じて
しまう。また、砥石が大径化することから砥石の成形作
業が困難なものとなる他、正面研削盤そのものも大型化
せざるを得ない。
ク直径と同程度以上の直径を有する砥石が必要とされる
ことから、スピンドル主軸に作用するモーメント荷重も
大きなものとならざるを得ず、被研削面の平坦度を高め
るためにはスピンドル自体の剛性を高める必要が生じて
しまう。また、砥石が大径化することから砥石の成形作
業が困難なものとなる他、正面研削盤そのものも大型化
せざるを得ない。
【0010】更に、近年ではシリコンウエハの大径化が
著しく、現在では8インチのものが主流となりつつある
が、将来的には12インチのものへの対応が望まれてい
る。従って、このインフィード方式の正面研削盤で平坦
度の高い被研削面を形成することは益々困難になること
が予想される。
著しく、現在では8インチのものが主流となりつつある
が、将来的には12インチのものへの対応が望まれてい
る。従って、このインフィード方式の正面研削盤で平坦
度の高い被研削面を形成することは益々困難になること
が予想される。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、スルーフィード
方式によってワークの研削加工を行う場合であっても、
被研削面の平坦度を十分に高めることが可能な研削盤を
提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、スルーフィード
方式によってワークの研削加工を行う場合であっても、
被研削面の平坦度を十分に高めることが可能な研削盤を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の研削盤は、ワークの被研削面に対して垂直
に配設されると共に砥石が装着されたスピンドルと、所
定の切り込み量に基づいてこのスピンドルをワークに向
けて下降させるスピンドル送り手段と、上記スピンドル
の主軸と直交するXY平面内でワークを回転及び/又は
直線運動させるワーク送りテーブルとから構成される研
削盤において、上記砥石によるワークの被研削面の加工
の進行中にスピンドルと被研削面とがなす角度及び被研
削面に対する砥石の切り込み量を逐次調整する加工姿勢
補正手段を設けたことを特徴とするものである。
に、本発明の研削盤は、ワークの被研削面に対して垂直
に配設されると共に砥石が装着されたスピンドルと、所
定の切り込み量に基づいてこのスピンドルをワークに向
けて下降させるスピンドル送り手段と、上記スピンドル
の主軸と直交するXY平面内でワークを回転及び/又は
直線運動させるワーク送りテーブルとから構成される研
削盤において、上記砥石によるワークの被研削面の加工
の進行中にスピンドルと被研削面とがなす角度及び被研
削面に対する砥石の切り込み量を逐次調整する加工姿勢
補正手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】このような技術的手段によれば、スピンド
ルに装着された砥石がワークの被研削面を加工している
最中に、上記加工姿勢補正手段がスピンドルと被研削面
とがなす角度及び被研削面に対する砥石の切り込み量を
逐次調整するので、ワークからスピンドルに作用する加
工反力の変化に伴って被研削面に対する砥石の切り込み
量が変化した場合や、スピンドルに作用する曲げモーメ
ントの変化に伴ってスピンドルの被研削面に対する傾き
が変化した場合であっても、これを補正しつつ加工を行
うことができ、被研削面の平坦度を向上させることがで
きる。
ルに装着された砥石がワークの被研削面を加工している
最中に、上記加工姿勢補正手段がスピンドルと被研削面
とがなす角度及び被研削面に対する砥石の切り込み量を
逐次調整するので、ワークからスピンドルに作用する加
工反力の変化に伴って被研削面に対する砥石の切り込み
量が変化した場合や、スピンドルに作用する曲げモーメ
ントの変化に伴ってスピンドルの被研削面に対する傾き
が変化した場合であっても、これを補正しつつ加工を行
うことができ、被研削面の平坦度を向上させることがで
きる。
【0014】上記加工姿勢補正手段を制御する具体的方
法としては、実際にワークの被研削面を加工している最
中に、複数の変位センサや軸力センサ等を備えた加工姿
勢検出手段を用いてスピンドルの被研削面に対する傾き
及び高さの変化を検出し、かかる検出値に基づいて加工
姿勢補正手段を制御する方法が上げられる。すなわち、
この制御方法は所謂クローズドループ制御であり、加工
姿勢検出手段によって得られた検出信号を用いて加工姿
勢補正手段を制御すると、その制御結果が加工姿勢検出
手段によって検出され、その検出信号を用いて再度加工
姿勢補正手段が制御される。これにより、常に被研削面
に対するスピンドルの傾き及び砥石の切り込み量の変化
を修正しながら被研削面の加工を実行することができ
る。
法としては、実際にワークの被研削面を加工している最
中に、複数の変位センサや軸力センサ等を備えた加工姿
勢検出手段を用いてスピンドルの被研削面に対する傾き
及び高さの変化を検出し、かかる検出値に基づいて加工
姿勢補正手段を制御する方法が上げられる。すなわち、
この制御方法は所謂クローズドループ制御であり、加工
姿勢検出手段によって得られた検出信号を用いて加工姿
勢補正手段を制御すると、その制御結果が加工姿勢検出
手段によって検出され、その検出信号を用いて再度加工
姿勢補正手段が制御される。これにより、常に被研削面
に対するスピンドルの傾き及び砥石の切り込み量の変化
を修正しながら被研削面の加工を実行することができ
る。
【0015】また、加工姿勢補正手段の他の制御方法と
しては、試験的に研削加工を行ったワークの被研削面の
形状を測定すると共に、かかる測定結果からXY平面内
におけるワークの座標位置毎の補正データを作成し、こ
の補正データに基づいて所謂オープンループ制御で上記
加工姿勢補正手段を制御する方法もある。実際に加工が
なされた被研削面の形状は、当該加工中におけるスピン
ドルの傾き及び砥石の切り込み量の変化を表しており、
同一のワークを同一の研削条件で繰り返し研削する限り
においては、ワークの被研削面の形状に再現性があるか
らである。
しては、試験的に研削加工を行ったワークの被研削面の
形状を測定すると共に、かかる測定結果からXY平面内
におけるワークの座標位置毎の補正データを作成し、こ
の補正データに基づいて所謂オープンループ制御で上記
加工姿勢補正手段を制御する方法もある。実際に加工が
なされた被研削面の形状は、当該加工中におけるスピン
ドルの傾き及び砥石の切り込み量の変化を表しており、
同一のワークを同一の研削条件で繰り返し研削する限り
においては、ワークの被研削面の形状に再現性があるか
らである。
【0016】更に、この後者の制御方法では、ワークの
試験加工を行う際に砥石からワークに作用する荷重を測
定し、かかる測定結果からXY平面内におけるワークの
座標位置毎の補正データを作成するようにしても良い。
既に説明したように、スピンドルの傾き及び砥石の切り
込み量はワークから砥石に作用する加工反力の変化に伴
って変動するので、実際の加工時に砥石からワークに作
用する荷重すなわち加工力を予め測定しておくことで、
スピンドルやワーク送りテーブルの剛性に基づき、スピ
ンドルの傾き及び砥石の切り込み量の変化をある程度予
測することが可能だからである。
試験加工を行う際に砥石からワークに作用する荷重を測
定し、かかる測定結果からXY平面内におけるワークの
座標位置毎の補正データを作成するようにしても良い。
既に説明したように、スピンドルの傾き及び砥石の切り
込み量はワークから砥石に作用する加工反力の変化に伴
って変動するので、実際の加工時に砥石からワークに作
用する荷重すなわち加工力を予め測定しておくことで、
スピンドルやワーク送りテーブルの剛性に基づき、スピ
ンドルの傾き及び砥石の切り込み量の変化をある程度予
測することが可能だからである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の研削盤を詳細に説明する。図1は本発明の第一実施例
に係る正面研削盤を示すものである。同図において、符
号1は研削加工が施されるワーク、符号2はこのワーク
1が固定されるワーク送りテーブルとしてのXYテーブ
ル、符号3はワーク1の被研削面を加工するカップ砥
石、符号4はこのカップ砥石3が装着されるスピンド
ル、符号5はスピンドル4の主軸4aを所定の回転数で
回転させるモータ、符号6は上記スピンドル4を保持す
ると共に装置コラム7に対して昇降自在に配置されたス
ピンドルヘッド、符号8はこのスピンドルヘッド6を装
置コラム7に対して昇降させるスピンドル送り手段であ
る。
の研削盤を詳細に説明する。図1は本発明の第一実施例
に係る正面研削盤を示すものである。同図において、符
号1は研削加工が施されるワーク、符号2はこのワーク
1が固定されるワーク送りテーブルとしてのXYテーブ
ル、符号3はワーク1の被研削面を加工するカップ砥
石、符号4はこのカップ砥石3が装着されるスピンド
ル、符号5はスピンドル4の主軸4aを所定の回転数で
回転させるモータ、符号6は上記スピンドル4を保持す
ると共に装置コラム7に対して昇降自在に配置されたス
ピンドルヘッド、符号8はこのスピンドルヘッド6を装
置コラム7に対して昇降させるスピンドル送り手段であ
る。
【0018】先ず、上記XYテーブル2は、X方向(紙
面垂直方向)に沿って移動可能な下部テーブル11及び
Y方向(紙面左右方向)に沿って移動可能な上部テーブ
ル12を相互に積み重ねたものであり、各テーブル1
1,12は2列に配列されたリニアベアリング13によ
ってX方向あるいはY方向へ案内されると共に、これら
リニアベアリング13の間に配されたボールねじ14に
よって所定量の送りを与えられるようになっている。
面垂直方向)に沿って移動可能な下部テーブル11及び
Y方向(紙面左右方向)に沿って移動可能な上部テーブ
ル12を相互に積み重ねたものであり、各テーブル1
1,12は2列に配列されたリニアベアリング13によ
ってX方向あるいはY方向へ案内されると共に、これら
リニアベアリング13の間に配されたボールねじ14に
よって所定量の送りを与えられるようになっている。
【0019】図2は上記リニアベアリングの詳細を示す
ものである。このリニアベアリング13はベッド10若
しくは下部テーブル11の上に固定される軌道台15及
びこれに沿って運動する摺動台16から構成され、図示
はしないが、一本の軌道台15には互いに間隔をおいて
2基の摺動台16,16が組み付けられている。また、
上記摺動台16のテーブル取付面にはテーブル姿勢補正
部17が固定されており、テーブル11,12はこのテ
ーブル姿勢補正部17を介して各摺動台16に固定され
ている。
ものである。このリニアベアリング13はベッド10若
しくは下部テーブル11の上に固定される軌道台15及
びこれに沿って運動する摺動台16から構成され、図示
はしないが、一本の軌道台15には互いに間隔をおいて
2基の摺動台16,16が組み付けられている。また、
上記摺動台16のテーブル取付面にはテーブル姿勢補正
部17が固定されており、テーブル11,12はこのテ
ーブル姿勢補正部17を介して各摺動台16に固定され
ている。
【0020】上記テーブル姿勢補正部17は、摺動台1
6に固定される固定プレート18と各テーブル11,1
2に固定される可動プレート19とを薄肉部20で連結
すると共に、これら固定プレート18と可動プレート1
9との間に圧電素子21を挟み込んだピエゾアクチュエ
ータであり、上記圧電素子21への印加電圧に応じて薄
肉部20が弾性変形し、可動プレート19が固定プレー
ト18に対して僅かではあるが上下に変位するようにな
っている。また、上記薄肉部20には当該薄肉部20の
弾性変形量を検出する歪みゲージが張り付けられてお
り、かかる歪みゲージの検出信号に基づいて固定プレー
ト18に対する可動プレート19の変位量を検出し得る
ようになっている。尚、図2の分図(a)は圧電素子が
縮んでおり薄肉部が弾性変形していない状態を、分図
(b)は圧電素子が伸びており薄肉部が弾性変形してい
る状態を夫々示している。
6に固定される固定プレート18と各テーブル11,1
2に固定される可動プレート19とを薄肉部20で連結
すると共に、これら固定プレート18と可動プレート1
9との間に圧電素子21を挟み込んだピエゾアクチュエ
ータであり、上記圧電素子21への印加電圧に応じて薄
肉部20が弾性変形し、可動プレート19が固定プレー
ト18に対して僅かではあるが上下に変位するようにな
っている。また、上記薄肉部20には当該薄肉部20の
弾性変形量を検出する歪みゲージが張り付けられてお
り、かかる歪みゲージの検出信号に基づいて固定プレー
ト18に対する可動プレート19の変位量を検出し得る
ようになっている。尚、図2の分図(a)は圧電素子が
縮んでおり薄肉部が弾性変形していない状態を、分図
(b)は圧電素子が伸びており薄肉部が弾性変形してい
る状態を夫々示している。
【0021】そして、上記摺動台16は各テーブル1
1,12の四隅に配されていることから、各摺動台16
に取り付けられたテーブル姿勢補正部17の圧電素子2
1へ適宜制御電圧を印加することで、ベッド10に対す
る各テーブル11,12の高さを圧電素子21の伸縮量
の範囲内で自在に調節することができ、且つ、スピンド
ル主軸4aに対して各テーブル11,12を自在に傾け
ることができるようになっている。圧電素子21の伸縮
量や薄肉部の変形量等によっても異なるが、このような
テーブル姿勢補正部17を設けることにより、上部テー
ブル12上にチャッキングされたワークの高さを数μm
程度、スピンドル軸4aに対するワークの傾きを数秒程
度まで変更することが可能である。
1,12の四隅に配されていることから、各摺動台16
に取り付けられたテーブル姿勢補正部17の圧電素子2
1へ適宜制御電圧を印加することで、ベッド10に対す
る各テーブル11,12の高さを圧電素子21の伸縮量
の範囲内で自在に調節することができ、且つ、スピンド
ル主軸4aに対して各テーブル11,12を自在に傾け
ることができるようになっている。圧電素子21の伸縮
量や薄肉部の変形量等によっても異なるが、このような
テーブル姿勢補正部17を設けることにより、上部テー
ブル12上にチャッキングされたワークの高さを数μm
程度、スピンドル軸4aに対するワークの傾きを数秒程
度まで変更することが可能である。
【0022】一方、上記スピンドル4は空気静圧によっ
て主軸4aの回転を支承するエアースピンドルであり、
モータ5と共にスピンドル姿勢補正部22を介して上記
スピンドルヘッド6に固定されている。図3及び図4に
示すように、このスピンドル姿勢補正部22は薄肉部2
3を介して連結された可動リング24と固定リング25
との間に圧電素子26を挟み込んだピエゾアクチュエー
タであり、上記可動リング24がスピンドル4に固定さ
れる一方、固定リング25がスピンドルヘッド6に固定
されている。また、上記圧電素子26は可動リング24
の円周上の4か所に等配されている。
て主軸4aの回転を支承するエアースピンドルであり、
モータ5と共にスピンドル姿勢補正部22を介して上記
スピンドルヘッド6に固定されている。図3及び図4に
示すように、このスピンドル姿勢補正部22は薄肉部2
3を介して連結された可動リング24と固定リング25
との間に圧電素子26を挟み込んだピエゾアクチュエー
タであり、上記可動リング24がスピンドル4に固定さ
れる一方、固定リング25がスピンドルヘッド6に固定
されている。また、上記圧電素子26は可動リング24
の円周上の4か所に等配されている。
【0023】従って、このスピンドル姿勢補正部22で
は、スピンドル4の周囲の4か所に配された各圧電素子
26に対して適宜制御電圧を印加することにより、スピ
ンドル主軸4aの傾きを任意に変更することができ、且
つ、スピンドルヘッド6に対してスピンドル4を僅かに
下降させることができるようになっている。その際に変
更可能なスピンドル主軸4aの傾きは数秒程度、スピン
ドル4の下降量は数μm程度である。
は、スピンドル4の周囲の4か所に配された各圧電素子
26に対して適宜制御電圧を印加することにより、スピ
ンドル主軸4aの傾きを任意に変更することができ、且
つ、スピンドルヘッド6に対してスピンドル4を僅かに
下降させることができるようになっている。その際に変
更可能なスピンドル主軸4aの傾きは数秒程度、スピン
ドル4の下降量は数μm程度である。
【0024】また、上記スピンドル送り手段8としては
ボールねじが用いられており、装置コラム7に固定され
たモータ27でねじ軸28を回転させると、このねじ軸
28に螺合するボールナット29が上記スピンドルヘッ
ド6と共に装置コラム7に対して昇降するようになって
いる。尚、スピンドルヘッド6の昇降はリニアベアリン
グ30によって案内されている。
ボールねじが用いられており、装置コラム7に固定され
たモータ27でねじ軸28を回転させると、このねじ軸
28に螺合するボールナット29が上記スピンドルヘッ
ド6と共に装置コラム7に対して昇降するようになって
いる。尚、スピンドルヘッド6の昇降はリニアベアリン
グ30によって案内されている。
【0025】このため、スピンドル4に対しては上記モ
ータ27の回転量に応じた昇降量が与えられるが、この
実施例ではスピンドルの昇降量を微細に制御する目的か
ら、後述するボールねじの送り量補正部31を介して上
記ボールナット29をスピンドルヘッドに固定してい
る。
ータ27の回転量に応じた昇降量が与えられるが、この
実施例ではスピンドルの昇降量を微細に制御する目的か
ら、後述するボールねじの送り量補正部31を介して上
記ボールナット29をスピンドルヘッドに固定してい
る。
【0026】この送り量補正部31は、図5に示すよう
に、上記ボールナットに固定される固定リング32とス
ピンドルヘッド6に固定される可動リング33とを薄肉
部34で連結すると共に、これら固定リング32と可動
リング33との間に圧電素子35を挟み込んだピエゾア
クチュエータであり、上記圧電素子35への印加電圧に
応じて可動リング33が固定リング32に対して僅かで
はあるが上下に変位するようになっている。尚、図5の
分図(a)は圧電素子35が縮んでおり可動リング33
が変位していない状態を、分図(b)は圧電素子35が
伸びており可動リング33が変位している状態を夫々示
している。
に、上記ボールナットに固定される固定リング32とス
ピンドルヘッド6に固定される可動リング33とを薄肉
部34で連結すると共に、これら固定リング32と可動
リング33との間に圧電素子35を挟み込んだピエゾア
クチュエータであり、上記圧電素子35への印加電圧に
応じて可動リング33が固定リング32に対して僅かで
はあるが上下に変位するようになっている。尚、図5の
分図(a)は圧電素子35が縮んでおり可動リング33
が変位していない状態を、分図(b)は圧電素子35が
伸びており可動リング33が変位している状態を夫々示
している。
【0027】従って、送り量補正部31の圧電素子35
に対する印加電圧を適宜調整することで、モータ27の
回転によってスピンドルに与えた送り量を圧電素子35
の伸縮量分だけ補正することができ、モータの分解能が
低い場合でも数μm程度の微細な送り量の調整を行うこ
とができる。
に対する印加電圧を適宜調整することで、モータ27の
回転によってスピンドルに与えた送り量を圧電素子35
の伸縮量分だけ補正することができ、モータの分解能が
低い場合でも数μm程度の微細な送り量の調整を行うこ
とができる。
【0028】一方、ワーク1はXYテーブル2上に設け
られたチャック36に固定され、XY平面内を移動しな
がらカップ砥石3によって研削される。XYテーブルの
上方で且つカップ砥石の側方には形状測定器としてのレ
ーザ変位計37が設けられており、研削加工のなされた
ワークの被研削面の形状はこのレーザ変位計37で測定
できるようになっている。
られたチャック36に固定され、XY平面内を移動しな
がらカップ砥石3によって研削される。XYテーブルの
上方で且つカップ砥石の側方には形状測定器としてのレ
ーザ変位計37が設けられており、研削加工のなされた
ワークの被研削面の形状はこのレーザ変位計37で測定
できるようになっている。
【0029】そして、以上のように構成された本実施例
の正面研削盤では、本格的な研削加工を開始する前にワ
ーク1の試験加工を行い、かかる試験加工によって得ら
れた被研削面の形状に基づいて上記テーブル姿勢補正部
17、スピンドル姿勢補正部22及びボールねじ送り量
補正部31を制御するための補正データが作成される。
そして、この補正データに基づき、ワーク1の被研削面
をカップ砥石3で研削している最中に、上記テーブル姿
勢補正部17、スピンドル姿勢補正部22及びボールね
じ送り量補正部31の各圧電素子に対する印加電圧が適
宜調整され、ワーク1に対するカップ砥石3の切り込み
量や当接角度が細かく調整されるようになっている。
の正面研削盤では、本格的な研削加工を開始する前にワ
ーク1の試験加工を行い、かかる試験加工によって得ら
れた被研削面の形状に基づいて上記テーブル姿勢補正部
17、スピンドル姿勢補正部22及びボールねじ送り量
補正部31を制御するための補正データが作成される。
そして、この補正データに基づき、ワーク1の被研削面
をカップ砥石3で研削している最中に、上記テーブル姿
勢補正部17、スピンドル姿勢補正部22及びボールね
じ送り量補正部31の各圧電素子に対する印加電圧が適
宜調整され、ワーク1に対するカップ砥石3の切り込み
量や当接角度が細かく調整されるようになっている。
【0030】図6はこのような制御を実現するための制
御系を示すブロック図であり、破線矢印はワーク1の試
験加工における信号経路を、実線矢印は作成された補正
データに基づいてワーク1の加工を行う際の信号経路を
表している。
御系を示すブロック図であり、破線矢印はワーク1の試
験加工における信号経路を、実線矢印は作成された補正
データに基づいてワーク1の加工を行う際の信号経路を
表している。
【0031】ワーク1の試験加工を行っている最中にお
いては、カップ砥石3によって研削された被研削面の形
状が上記レーザ変位計37によって測定され、その形状
測定信号はマイクロコンピュータからなる演算部39に
入力される。また、XYテーブル2にはその移動位置を
検出するテーブル位置検出センサ38が設けられてお
り、その位置検出信号も上記形状測定信号と共に演算部
39に入力される。演算部39は形状測定信号を位置検
出信号と関連づけながら、XY平面内におけるワーク1
の座標位置毎の補正データを作成し、この補正データを
補正データ記憶部40に格納する。
いては、カップ砥石3によって研削された被研削面の形
状が上記レーザ変位計37によって測定され、その形状
測定信号はマイクロコンピュータからなる演算部39に
入力される。また、XYテーブル2にはその移動位置を
検出するテーブル位置検出センサ38が設けられてお
り、その位置検出信号も上記形状測定信号と共に演算部
39に入力される。演算部39は形状測定信号を位置検
出信号と関連づけながら、XY平面内におけるワーク1
の座標位置毎の補正データを作成し、この補正データを
補正データ記憶部40に格納する。
【0032】そして、ワーク1の本加工が開始される
と、上記演算部39はテーブル位置検出センサ38の出
力信号に基づいてワーク1の座標位置に対応した補正デ
ータを補正データ記憶部40から読み出し、かかる補正
データに従って上記テーブル姿勢補正部17、スピンド
ル姿勢補正部22及びボールねじ送り量補正部31の各
圧電素子21,26,35に対して制御電圧を印加し、
これによって上記テーブル姿勢補正部17はXYテーブ
ル2の高さ及び傾きを、スピンドル姿勢補正部22はス
ピンドル4の傾きを、ボールねじ送り量補正部31はス
ピンドルヘッドの送り量を補正する。
と、上記演算部39はテーブル位置検出センサ38の出
力信号に基づいてワーク1の座標位置に対応した補正デ
ータを補正データ記憶部40から読み出し、かかる補正
データに従って上記テーブル姿勢補正部17、スピンド
ル姿勢補正部22及びボールねじ送り量補正部31の各
圧電素子21,26,35に対して制御電圧を印加し、
これによって上記テーブル姿勢補正部17はXYテーブ
ル2の高さ及び傾きを、スピンドル姿勢補正部22はス
ピンドル4の傾きを、ボールねじ送り量補正部31はス
ピンドルヘッドの送り量を補正する。
【0033】その結果、本実施例の正面研削盤では、過
去の研削加工で得られた補正データに基づき、XY平面
内におけるワーク1の座標位置毎にカップ砥石のワーク
に対する切り込み量及び傾きが補正されるので、ワーク
1の被研削面の平坦度を著しく向上させることができる
ものである。
去の研削加工で得られた補正データに基づき、XY平面
内におけるワーク1の座標位置毎にカップ砥石のワーク
に対する切り込み量及び傾きが補正されるので、ワーク
1の被研削面の平坦度を著しく向上させることができる
ものである。
【0034】次に、本発明の第二実施例について説明す
る。前述の第一実施例では試験加工で得られたワーク1
の被研削面の形状から補正データを作成したが、カップ
砥石3の切り込み量及び傾きはワーク1からカップ砥石
3に作用する加工反力に応じて変化するので、研削加工
時にワーク1に作用する荷重を測定し、かかる測定値に
基づいて補正データを作成するようにしても、第一実施
例と同様にテーブル姿勢補正部17、スピンドル姿勢補
正部22及びボールねじ送り量補正部31の制御を行う
ことが可能である。
る。前述の第一実施例では試験加工で得られたワーク1
の被研削面の形状から補正データを作成したが、カップ
砥石3の切り込み量及び傾きはワーク1からカップ砥石
3に作用する加工反力に応じて変化するので、研削加工
時にワーク1に作用する荷重を測定し、かかる測定値に
基づいて補正データを作成するようにしても、第一実施
例と同様にテーブル姿勢補正部17、スピンドル姿勢補
正部22及びボールねじ送り量補正部31の制御を行う
ことが可能である。
【0035】従って、この第二実施例では、ワークを固
定するチャック36とXYテーブルとの間に多軸力セン
サを設け、試験加工時にワークに作用するX方向、Y方
向及びXY平面に垂直な方向の荷重をこの多軸力センサ
で測定するようにした。図7はこの実施例における制御
系を示すブロック図であり、第一実施例の形状測定器3
7に変えて上記多軸力センサ41を用いるようにしたも
のである。尚、その他の構成については第一実施例と何
ら異なるところがないので、ここではその説明を省略す
る。
定するチャック36とXYテーブルとの間に多軸力セン
サを設け、試験加工時にワークに作用するX方向、Y方
向及びXY平面に垂直な方向の荷重をこの多軸力センサ
で測定するようにした。図7はこの実施例における制御
系を示すブロック図であり、第一実施例の形状測定器3
7に変えて上記多軸力センサ41を用いるようにしたも
のである。尚、その他の構成については第一実施例と何
ら異なるところがないので、ここではその説明を省略す
る。
【0036】次に、図8に示す本発明の第三実施例につ
いて説明する。この実施例ではスピンドル主軸4aの周
囲に加工姿勢検出センサ42を設け、ワーク1の研削加
工中におけるスピンドル主軸4aの傾きや高さの変化を
計測すると共に、かかる計測値に基づいて直ちにテーブ
ル姿勢補正部17、スピンドル姿勢補正部22及びボー
ルねじ送り量補正部31の制御を行うようにした。
いて説明する。この実施例ではスピンドル主軸4aの周
囲に加工姿勢検出センサ42を設け、ワーク1の研削加
工中におけるスピンドル主軸4aの傾きや高さの変化を
計測すると共に、かかる計測値に基づいて直ちにテーブ
ル姿勢補正部17、スピンドル姿勢補正部22及びボー
ルねじ送り量補正部31の制御を行うようにした。
【0037】上記加工姿勢検出センサ42としては静電
容量型の変位計を用い、スピンドル主軸4aの傾きを正
確に検出するために、当該スピンドル主軸4aの周囲の
少なくとも3か所にこの加工姿勢検出センサ42を取り
付けた。
容量型の変位計を用い、スピンドル主軸4aの傾きを正
確に検出するために、当該スピンドル主軸4aの周囲の
少なくとも3か所にこの加工姿勢検出センサ42を取り
付けた。
【0038】また、図9はこの実施例における制御系を
示すブロック図である。この実施例では、前述の第一あ
るいは第二実施例のようにワーク1の研削加工の開始に
先だって予め補正データを作成することはせず、上記加
工姿勢検出センサ42の検出信号を演算部43で処理し
ながら即座にテーブル姿勢補正部17、スピンドル姿勢
補正部22及びボールねじ送り量補正部31の各圧電素
子21,26,35に対し制御電圧を印加するようにし
ている。すなわち、この実施例ではワーク1の研削加工
中においてスピンドル主軸4aの高さや傾きか僅かにで
も変化すると、例えばスピンドル姿勢補正部22の圧電
素子26に対して制御電圧が印加され、スピンドル4自
体のスピンドルヘッド6に対する固定姿勢が当該変化を
打ち消すように変更される。
示すブロック図である。この実施例では、前述の第一あ
るいは第二実施例のようにワーク1の研削加工の開始に
先だって予め補正データを作成することはせず、上記加
工姿勢検出センサ42の検出信号を演算部43で処理し
ながら即座にテーブル姿勢補正部17、スピンドル姿勢
補正部22及びボールねじ送り量補正部31の各圧電素
子21,26,35に対し制御電圧を印加するようにし
ている。すなわち、この実施例ではワーク1の研削加工
中においてスピンドル主軸4aの高さや傾きか僅かにで
も変化すると、例えばスピンドル姿勢補正部22の圧電
素子26に対して制御電圧が印加され、スピンドル4自
体のスピンドルヘッド6に対する固定姿勢が当該変化を
打ち消すように変更される。
【0039】その結果、本実施例の正面研削盤では、研
削加工中におけるスピンドル主軸4aの実際の姿勢変化
に基づき、即座にカップ砥石のワークに対する切り込み
量及び傾きが補正されるので、やはり前述の第一実施例
と同様にワーク1の被研削面の平坦度を著しく向上させ
ることができるものである。
削加工中におけるスピンドル主軸4aの実際の姿勢変化
に基づき、即座にカップ砥石のワークに対する切り込み
量及び傾きが補正されるので、やはり前述の第一実施例
と同様にワーク1の被研削面の平坦度を著しく向上させ
ることができるものである。
【0040】尚、前述の各実施例ではワーク1の送りテ
ーブルとしてXYテーブル2を用いたが、図10に示す
ように、X方向へ移動可能なテーブル44にロータリテ
ーブル45を登載したXθテーブル46を用いても各実
施例と同様にワークの研削加工を行うことができる。
ーブルとしてXYテーブル2を用いたが、図10に示す
ように、X方向へ移動可能なテーブル44にロータリテ
ーブル45を登載したXθテーブル46を用いても各実
施例と同様にワークの研削加工を行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の研削
盤によれば、研削加工中における砥石とワークとの位置
関係の変化に伴い、砥石の被研削面に対する切り込み量
や傾きが刻一刻と変化する場合であっても、かかる変化
を加工姿勢補正手段によって補正しつつ研削加工を実行
することができるので、スルーフィード方式によってワ
ークの研削加工を行う場合であっても、被研削面の平坦
度を十分に高めることが可能となる。
盤によれば、研削加工中における砥石とワークとの位置
関係の変化に伴い、砥石の被研削面に対する切り込み量
や傾きが刻一刻と変化する場合であっても、かかる変化
を加工姿勢補正手段によって補正しつつ研削加工を実行
することができるので、スルーフィード方式によってワ
ークの研削加工を行う場合であっても、被研削面の平坦
度を十分に高めることが可能となる。
【図1】 本発明の第一実施例に係る正面研削盤を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】 第一実施例に係るリニアベアリング及びテー
ブル姿勢補正部を示す正面図及び側面図である。
ブル姿勢補正部を示す正面図及び側面図である。
【図3】 第一実施例に係るスピンドル姿勢補正部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】 図3のA矢視図である。
【図5】 第一実施例に係るボールねじ送り量補正部を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】 第一実施例の研削盤の制御系を示すブロック
図である。
図である。
【図7】 第二実施例の研削盤の制御系を示すブロック
図である。
図である。
【図8】 本発明の研削盤の第三実施例を示す概略構成
図である。
図である。
【図9】 第三実施例の研削盤の制御系を示すブロック
図である。
図である。
【図10】 ワーク送りテーブルとしてXθテーブルを
用いた本発明の研削盤を示す概略構成図である。
用いた本発明の研削盤を示す概略構成図である。
【図11】 正面研削盤におけるスルーフィード方式の
研削方法を示す概略図である。
研削方法を示す概略図である。
【図12】 正面研削盤におけるワークの加工手順を示
す概略図である。
す概略図である。
【図13】 正面研削盤におけるインフィード方式の研
削方法を示す概略図である。
削方法を示す概略図である。
1…ワーク、2…XYテーブル(ワーク送りテーブ
ル)、3…カップ砥石、4…スピンドル、8…スピンド
ル送り手段、22…スピンドル姿勢補正部(加工姿勢補
正手段)
ル)、3…カップ砥石、4…スピンドル、8…スピンド
ル送り手段、22…スピンドル姿勢補正部(加工姿勢補
正手段)
Claims (7)
- 【請求項1】 ワークの被研削面に対して垂直に配設さ
れると共に砥石が装着されたスピンドルと、所定の切り
込み量に基づいてこのスピンドルをワークに向けて下降
させるスピンドル送り手段と、上記スピンドルの主軸と
直交するXY平面内でワークを回転及び/又は直線運動
させるワーク送りテーブルとから構成される研削盤にお
いて、 上記砥石によるワークの被研削面の加工の進行中にスピ
ンドルと被研削面とがなす角度及び被研削面に対する砥
石の切り込み量を逐次調整する加工姿勢補正手段を設け
たことを特徴とする研削盤。 - 【請求項2】 上記砥石によるワークの被研削面の加工
中にスピンドルの被研削面に対する傾き及び高さの変化
を検出する加工姿勢検出手段を設け、この加工姿勢検出
手段からの出力信号に基づいて上記加工姿勢補正手段を
制御することを特徴とする請求項1記載の研削盤。 - 【請求項3】 試験的に研削加工のなされたワークの被
研削面の形状を測定する形状測定手段を設けると共に、
この形状測定手段の出力信号からXY平面内におけるワ
ークの座標位置毎の補正データを作成しこれを格納する
補正データ作成手段を設け、この補正データ作成手段か
らの出力信号に基づいて上記加工姿勢補正手段を制御す
ることを特徴とする請求項1記載の研削盤。 - 【請求項4】 ワークの被研削面の加工中に砥石から当
該ワークに作用する荷重を測定する加工力検出手段を設
けると共に、この加工力検出手段の出力信号からXY平
面内におけるワークの座標位置毎の補正データを作成し
これを格納する補正データ作成手段を設け、この補正デ
ータ作成手段からの出力信号に基づいて上記加工姿勢補
正手段を制御することを特徴とする請求項1記載の研削
盤。 - 【請求項5】 上記加工姿勢補正手段は、上記ワーク送
りテーブルとこれをXY平面内で直線案内するリニアベ
アリングとの間に配設されたピエゾアクチュエータであ
ることを特徴とする請求項1記載の研削盤。 - 【請求項6】 上記加工姿勢補正手段は、上記スピンド
ルとこれを保持するスピンドルヘッドとの間に配設され
たピエゾアクチュエータであることを特徴とする請求項
1記載の研削盤。 - 【請求項7】 上記加工姿勢補正手段は、上記スピンド
ルを保持するスピンドルヘッドと上記スピンドル送り手
段との間に配設されたピエゾアクチュエータであること
を特徴とする請求項1記載の研削盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31266295A JPH09150355A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31266295A JPH09150355A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 研削盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150355A true JPH09150355A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18031920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31266295A Withdrawn JPH09150355A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 研削盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09150355A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000202754A (ja) * | 1999-01-15 | 2000-07-25 | Reischauer Ag | グラインディングウォ―ムの加工方法および加工装置 |
| JP2008258554A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-10-23 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウェーハの研削加工装置 |
| JP2016002598A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 株式会社ディスコ | 研削方法 |
| JP2020015118A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 株式会社ディスコ | クリープフィード研削方法 |
| JP2020015117A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 株式会社ディスコ | クリープフィード研削方法 |
| JP2021070126A (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | 株式会社ディスコ | クリープフィード研削方法及び研削装置 |
| JP2023008492A (ja) * | 2021-07-06 | 2023-01-19 | 株式会社ディスコ | 研削装置 |
| CN115945981A (zh) * | 2022-12-27 | 2023-04-11 | 华海清科股份有限公司 | 一种基板磨削方法 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31266295A patent/JPH09150355A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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