JPH09150437A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH09150437A
JPH09150437A JP31312895A JP31312895A JPH09150437A JP H09150437 A JPH09150437 A JP H09150437A JP 31312895 A JP31312895 A JP 31312895A JP 31312895 A JP31312895 A JP 31312895A JP H09150437 A JPH09150437 A JP H09150437A
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JP
Japan
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fixed
mold
movable
cavity
side mold
Prior art date
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Application number
JP31312895A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Machida
哲雄 町田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定側型の一部を可動側型に追従させ、可動
側型の位置に応じてキャビティ空間を複数段階に形成で
きる構成とすることにより、単純な構成でありながら二
色或いは異材質からなる成形品を生産性よく成形するこ
とができる射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 固定側型のキャビティブロックは、固定
側型側の部材に移動可能に支持される可動メンバと、固
定側型側の部材に固定支持される固定メンバとを有す
る。可動メンバを固定側型側の部材に固定した状態でキ
ャビティブロックにコアブロックを密着させて成形品の
ための1段目のキャビティ空間を形成し、可動メンバを
固定側型側の部材から離反させた状態でキャビティブロ
ックにコアブロックを密着させて成形品のための2段目
のキャビティ空間を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱溶融して可塑
化状態とされた成形材料を、予め閉じられた金型キャビ
ティに圧力を加えて充填し、冷却(熱可塑性樹脂の場
合)又は加熱(熱硬化性樹脂の場合)固化して成形品を
得るための射出成形用金型に関し、特に、二色或いは異
材質からなる成形品を成形するための射出成形用金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、二色或いは異材質からなる成形
品、例えば、ビデオ用テープカセットやオーディオ用テ
ープカセット或いはディスクカートリッジ等のシェル
(又はハーフともいう。)を成形する方法には、二色成
形法がある。この二色成形法としては、金型反転装置を
用いてコア型を回転させることにより一次用キャビティ
型及び二次用キャビティ型に交互に対向させて二段階の
成形を順次行うようにしたロータリー方式と、コア型及
びキャビティ型を進退させることにより一次用キャビテ
ィ空間及び二次用キャビティ空間を順次形成して二段階
の成形を順次行うようにしたコアバック方式とが知られ
ている。
【0003】このうち、ロータリー方式においては、一
次用と二次用の二種類の金型が必要であると共に、一次
側での成形が終了した後に、一旦型を開いて回転により
一次成形品を二次側に移す必要があるため、成形サイク
ルが長くかかり、生産性が低いという問題点がある。こ
れに対して、コアバック方式においては、金型構造が複
雑になるが、コア型及びキャビティ型を進退動作させる
ことによって一次用キャビティ空間及び二次用キャビテ
ィ空間を順次形成することができると共に、これらの進
退動作が型を開かずに行われるため、成形サイクルを短
くして、生産性の向上を図ることができるという利点が
ある。
【0004】このようなコアバック方式の、従来の射出
成形用金型としては、例えば、特開昭63−29302
3号公報に掲載されているようなものがある。この公開
特許公報に掲載されている射出成形用金型の要部を示す
図1を、この明細書に添付した図面の図11として再掲
する。図11において、重ね合わされた3枚の固定受板
1a,1b,1cの前面に固定型板2が取り付けられて
いて、この固定型板2には、可動受板3の前面に取り付
けられた可動型板4が開閉可能に型締めされている。そ
して、これら固定型板2及び可動型板4のパーティング
面5には、成形品を形成するキャビティ空間6としての
凹部がそれぞれ設けられている。
【0005】また、キャビティ空間6には一次用ランナ
ー7aと二次用ランナー7bとが連通されており、これ
ら一次用ランナー7a及び二次用ランナー7bには、固
定型板2側に組み込まれた一次用ホットランナー8a及
び二次用ホットランナー8bの各ゲート部が個別に臨ん
でいる。更に、キャビティ空間6には第1可動型体9a
及び第2可動型体9bが臨んでおり、これら可動型体9
a,9bは固定型板2及び第1固定受板1aを貫通し
て、第2固定受板1bの開口部内に収容された第1受体
10a及び第2受体10bに個別に固定されている。そ
して、第1受体10aは、第3固定受板1c内に設けら
れたシリンダ装置11のピストンロッド12と一体に設
けられている一方、第2受体10bは連結ピン13を介
して所定距離だけ離反可能に構成されている。
【0006】かくして、型締開始と同時にシリンダ装置
11のピストンロッド12を前進させて第1及び第2受
体10a,10bを一体化した状態で移動させ、第1可
動型体9aの先端面を可動型板4の彫刻面に密接させる
と共に、第2可動型体9bの先端面と可動型板4の彫刻
面との間に所定の隙間をあけることにより、一次用キャ
ビティ空間が形成される。そこで、一次用ホットランナ
ー8aから一次用成形材料を注入し、一次用ランナー7
aを介して一次用キャビティ空間内に一次用成形材料を
充填することにより、成形品の第1段階の枠体14が成
形される。
【0007】次に、シリンダ装置11のピストンロッド
12を後退させることにより、これと一体の第1受体1
0a及び第1可動型体9aが同様に後退する一方、第2
受体10b及び第2可動型体9bは連結ピン13で制限
された範囲で後退する。その結果、第1及び第2可動型
体9a,9bの先端面が略同一平面となり、これらの先
端面と可動型板4の彫刻面との間に二次用キャビティ空
間が形成される。そこで、二次用ホットランナー8bか
ら二次用成形材料を注入し、二次用ランナー7bを介し
て二次用キャビティ空間内に二次用成形材料を充填する
ことにより、成形品の第2段階の窓部が成形され、これ
により最終形態のカセットハーフが二色成形される。
【0008】尚、一般に、射出成形用金型の可動側型に
は、成形品を金型から取り出すための成形品を突き出す
複数本のエジェクタピンを有する突出機構が設けられて
おり、そのエジェクタピンが可動型体等を貫通してキャ
ビティ空間6に臨むように構成されている。そして、第
1及び第2可動型体9a,9b等には冷却用の水路が設
けられるのが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のコアバック方式の射出成形用金型におい
ては、固定型板2等の内部に第2可動型体9bが摺動可
能に挿通され、この第2可動型体9bの内側に第1可動
型体9aが摺動可能に挿通されていて、二重に摺動する
構成となっていた。そのため、金型構造が非常に複雑な
ものになると共に、十分な冷却効果を得ることができる
冷却回路を組み込むことが困難であった。そのため、成
形サイクルが長くなって生産性が低いばかりでなく、金
型の故障原因ともなって故障の発生が多くなり、金型に
対する信頼性が低いという課題があった。
【0010】また、このような課題を解決するために対
策を施すと、金型の制作費や製作期間が大幅に増加する
一方、その対策による十分な効果を望むことができず、
なお生産効率が低い状態にある。しかも、金型に対する
信頼性が低いために、形状に対する制約が多くあり、成
形品の斬新なデザインへの対応が困難であった。
【0011】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、固定側型の一部を可動側型に追従
させ、可動側型の位置に応じてキャビティ空間を複数段
階に形成できる構成とすることにより、単純な構成であ
りながら二色或いは異材質からなる成形品を生産性よく
成形することができる射出成形用金型を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形用金型
は、上述したような課題等を解決し、上記目的を達成す
るために、固定側型のキャビティブロックは、固定側型
側の部材に移動可能に支持される可動メンバと、固定側
型側の部材に固定支持される固定メンバとを有し、可動
メンバを固定側型側の部材に固定した状態でキャビティ
ブロックにコアブロックを密着させて成形品のための1
段目のキャビティ空間を形成し、可動メンバを固定側型
側の部材から離反させた状態でキャビティブロックにコ
アブロックを密着させて成形品のための2段目のキャビ
ティ空間を形成することを特徴としている。
【0013】本発明は、上述のように構成したことによ
り、まず、可動メンバを固定側型側の部材に固定した状
態でキャビティブロックにコアブロックを密着させ、こ
れにより形成された1段目のキャビティ空間に第1色目
の成形材料を充填することによって第1段階の成形品が
得られ、次に、可動メンバを固定側型側の部材から離反
させた状態でキャビティブロックにコアブロックを密着
させ、これにより形成された2段目のキャビティ空間に
第2色目の成形材料を充填することにより、第2段階の
成形品と第1段階の成形品とが一体となった最終形態の
成形品が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実施例を示す
もので、図1は本発明の射出成形用金型が使用される射
出成形機を示す説明図、図2は本発明の射出成形用金型
の一実施例を断面して示す説明図、図3は図2の射出成
形用金型の可動側型のコア組立体を移動した状態を断面
して示す説明図、図4は図3の射出成形用金型の可動側
型の全体を後退した状態を断面して示す説明図、図5は
図4の射出成形用金型の可動側型に設けた突出機構を作
動させてエジェクタピンで成形品を突き出した状態を断
面して示す説明図、図6は図2等に示す射出成形用金型
のキャビティブロックの平面図である。また、図7及び
図8は、射出成形用金型のキャビティブロックの他の実
施例を示すそれぞれ平面図、図9及び図10は、本発明
の射出成形用金型を用いて成形された成形品としてのオ
ーディオ用テープカセットを示す斜視図である。
【0015】図1に示す射出成形機は、型締シリンダに
よる直圧方式の型締機構を有する型締装置20と、スク
リューインライン式の射出ユニットを有する複数の射出
装置30とから構成されている。そして、射出成形用金
型は、従来のものと同様に型締装置20に装着されて型
の開閉動作が行われ、型締め時、射出装置30から射出
成形用金型のキャビティ空間内に溶融樹脂を射出するこ
とによって射出成形が実行される。
【0016】型締装置20は、型締シリンダ21と、こ
の型締シリンダ21に摺動可能に保持された型締ラム2
2と、この型締ラム22の一端に固定された可動盤23
と、この可動盤23を摺動可能に貫通する複数本の互い
に平行に配置されたタイバー24と、これらタイバー2
4の一端が固定された固定盤25とを備えており、各タ
イバー24の他端は型締シリンダ21のフランジ部21
aを貫通してタイバーナット26で締付固定されてい
る。そして、可動盤23には射出成形用金型の可動側型
60が取り付けられ、この可動側型60に対向するよう
固定側型40が固定盤25に取り付けられて、固定側型
40に対して可動側型60が進退可能に構成されてい
る。
【0017】更に、型締シリンダ21にはブースターラ
ム27が挿通されていて、このブースターラム27の先
部が型締ラム22に摺動可能に挿入されているととも
に、その基部には油圧装置28が接続されている。この
油圧装置28は、モータ28aと油圧ポンプ28bとア
キュムレータ28cとサーボ弁28dとを有し、モータ
28aによって駆動される油圧ポンプ28bから吐出さ
れる油圧又はアキュムレータ28cに蓄積された油圧
が、サーボ弁28dからブースターラム27を経て型締
ラム22に導入される。尚、型締シリンダ21のシリン
ダ室21bには、油路21cを介してオイルタンク29
が接続されている。
【0018】また、射出装置30は、油圧モータ31と
スクリュー32と射出シリンダ33と加熱筒34とホッ
パ35等を有し、加熱筒34の先端部に設けられた射出
ノズル36が射出成形用金型の固定側型40に臨むよう
に配設されている。射出装置30のスクリュー32は、
油圧モータ31の回転軸に連結されて一体的に回転可能
とされており、加熱された加熱筒34内におけるスクリ
ュー32の回転により、ホッパ35から供給される成形
材料の合成樹脂を溶融させるとともに、射出シリンダ3
3の駆動により軸方向へ移動してプランジャの作用も行
い、溶融した合成樹脂を射出成形用金型のキャビティ空
間内に押し出す。
【0019】このため、射出シリンダ33には、油圧装
置37が接続されている。この油圧装置37は、モータ
37aと油圧ポンプ37bとアキュムレータ37cとサ
ーボ弁37dとを有し、モータ37aによって駆動され
る油圧ポンプ37bから吐出される油圧又はアキュムレ
ータ37cに蓄積された油圧が、サーボ弁37dから射
出シリンダ33に導入される。尚、油圧装置37は、本
実施例のように型締装置20の油圧装置28と別個独立
に構成してもよく、また、一方の油圧装置28(又は3
7)によって他方の油圧装置37(又は28)を兼用す
るように構成することもできる。
【0020】次に、上述したような構成を有する射出成
形機に適用される本実施例の射出成形用金型について説
明する。この射出成形用金型は、複数個の成形品を1度
に成形することができる、いわゆる複数個取りの金型に
適用したものである。
【0021】また、本実施例の射出成形の対象とされる
成形品としては、ビデオ用テープカセットやオーディオ
用テープカセット或いはディスクカートリッジ等のよう
に上下に重ね合わされる一対の上シェル及び下シェルか
らなる各種の筐体を挙げることができるが、これに限定
されるものではなく、単独で筐体を構成できる場合は勿
論のこと、筐体以外の各種の物品の成形に適用すること
ができる。更に、一般に、テープカセット等のカセット
シェルは、主としてスチレン系樹脂(例えば、ABS樹
脂、高衝撃性ポリスチレン等)を成形材料として射出成
形によって大量生産されており、従って、これらの樹脂
を成形材料として適用できることは勿論のこと、射出成
形が可能なその他の合成樹脂や、合成樹脂以外の射出成
形が可能な金属、合金等を成形材料として適宜に用いる
ことができる。
【0022】図2において、本実施例の射出成形用金型
は、射出成形機の固定盤25に取り付けられる固定側型
40と、可動盤23に取り付けられる可動側型60とか
ら構成されている。固定側型40は、固定側取付板41
とマニホールド42と固定側受け板43と固定側押え板
44とキャビティブロック45とを備えており、固定側
受け板43の前面に固定側型側の部材としての固定側押
え板44が配置され、更に、固定側押え板44の前面に
キャビティブロック45が配置されている。そして、固
定側受け板43の背面には1度に成形できる成形品の数
と同数の凹部が設けられており、各凹部内にはマニホー
ルド42がそれぞれ収容されていて、これらの背面側に
固定側取付板41が配置され、図示しない取付ねじによ
って固定側取付板41と固定側受け板43とが着脱可能
に締付固定されている。
【0023】更に、マニホールド42の背面には、第1
段目の成形材料を注入する第1注入装置50と、第2段
目の成形材料を注入する第2注入装置51とが設けられ
ており、これら第1及び第2注入装置50,51は固定
側取付板41に設けられた孔に挿入されて背面側に露出
されている。従って、本射出成形用金型を上述したよう
な射出成形機に取り付けることにより、射出成形機に設
けられた複数の射出装置の各射出ノズル36が第1及び
第2注入装置50,51の背面側にそれぞれ設置され、
これによって2種類の成形材料の注入を可能としてい
る。
【0024】このような2種類の成形材料によって成形
される成形品の一実施例を、図9に示す。この図9は、
上下に重ね合わされる一対のカセットシェル15a,1
5bからなるカセット筐体15内に磁気テープTが収納
されたオーディオ用テープカセットを示すものである。
一対のカセットシェル15a,15bは略同一の形状及
び構造をなしており、カセット筐体15内に形成された
テープ収納部には一対のテープリールに両端が巻かれた
磁気テープTが回転自在に収納されている。そして、一
方のテープリールから出た磁気テープTは、一方の開口
部に設けたテープガイドにガイドされてカセット筐体1
5の前面に設けたマウス部16を横断し、他方の開口部
に設けたテープガイドにガイドされて他方のテープリー
ルに巻き取られている。
【0025】この一対のカセットシェル15a,15b
は、図9に示すように、カセットプレーヤへの装着時に
リール駆動軸が挿通される一対の貫通孔17が開口され
た平面部18aと、この平面部18aの四辺を囲うよう
に連続して設けられた四面の側面部18bと、1つの側
面部18bから平面部18aにかけて形成されたマウス
部16とを有している。更に、これらカセットシェル1
5a,15bは、平面部18a及び側面部18bの大部
分を占める第1段目の成形材料としての透明な合成樹脂
によって形成された透明部19aと、マウス部16の大
部分と平面部18aの一部を占める第2段目の成形材料
としての不透明な合成樹脂によって形成された不透明部
19b,19cとから構成されている。そして、マウス
部16を囲む前不透明部19b及び所定幅の後不透明部
19cは、透明部19aの前後を板状に凹ませた部分に
不透明な合成樹脂を重ね合せることによって2層に成形
されている。
【0026】従って、平面部18aの前後方向中途部及
び側面部18bは透明であり、この部分からは内蔵され
た磁気テープTの巻取り状態を透かして見ることができ
る。一方、マウス部16と平面部18aの前後は不透明
であり、この部分からは内部の状態を透かして見ること
ができない。尚、従来のコアバック方式の射出成形用金
型を用いた二色成形では、本実施例における後不透明部
19c及びこれに対応した側面部18bが不透明な合成
樹脂にて単層に成形され、後不透明部19cを除く平面
部18aが透明な合成樹脂にて成形されることになる
が、本実施例では前後の不透明部19b,19cの一部
が2層に成形されることになり、この点にも本実施例の
特徴がある。
【0027】かかる構成を有するカセットシェル15
a,15bを成形するために、キャビティブロック45
は可動枠体46と可動キャビティ47と2個の固定キャ
ビティ48,49とから構成されている。可動枠体46
は、カセットシェル15a,15bの側面部18bの外
面を形成するもので、カセットシェル15a,15bの
外形に対応した四角形の開口部52が設けられており、
この開口部52内に可動キャビティ47と2個の固定キ
ャビティ48,49が配置されている。そして、可動枠
体46は、図示しない取付ねじで固定側受け板43に固
定された固定側押え板44に対して、常時は弾性体の弾
力によって所定の隙間をあけるように浮動状態で弾性支
持されている。
【0028】即ち、図3に示すように、可動枠体46に
は、これを前後方向に貫通する複数の貫通孔53が設け
られていると共に、各貫通孔53には支持ロッド54が
それぞれ摺動可能に挿通されている。貫通孔53は、前
面側に設けた座ぐり孔53aと、背面側に設けた軸方向
孔53bとを有し、座ぐり孔53aには支持ロッド54
の頭部が挿入されている。この貫通孔53に挿通された
支持ロッド54の先端にはねじ軸部が設けられており、
このねじ軸部を固定側押え板44のねじ孔に螺合するこ
とによって支持ロッド54が、前方へ突き出るように固
定側押え板44に固定されている。
【0029】この支持ロッド54の軸部には弾性体の一
具体例を示すリターンばね55が緩く外嵌されており、
このリターンばね55の一端が固定側押え板44に着座
され、他端が軸方向孔53bの底面に着座されている。
このリターンばね55のばね力によって可動枠体46が
前面側に付勢されていると共に、その前面側への移動を
支持ロッド54の頭部によって制限し、これにより可動
枠体46と固定側押え板44との間に所定の隙間sを設
定している。
【0030】この可動枠体46の開口部52には、可動
キャビティ47を2つの固定キャビティ48,49で両
側から挟むように配置した3つのキャビティ47〜49
が摺動可能に嵌合されている。これら3つのキャビティ
47〜49のうち、可動キャビティ47は図示しない固
定手段によって可動枠体46に固定されており、従っ
て、可動キャビティ47は可動枠体46と一体的に移動
することができる。一方、2つの固定キャビティ48,
49は、固定側押え板44に背面側から嵌合固定されて
一体的に構成されている。これら可動キャビティ47及
び固定キャビティ48,49の前面が成形品の外面、即
ち、本実施例においてはカセットシェル15a,15b
の平面部18aの外面を形成している。そして、可動枠
体46と可動キャビティ47とがキャビティブロック4
5の可動メンバを構成し、2つの固定キャビティ48,
49が固定メンバを構成している。
【0031】かくして、図2に示すように、可動枠体4
6及び可動キャビティ47を固定側押え板44に当接さ
せた状態では、2つの固定キャビティ48,49の先端
部は可動キャビティ47の前面から前方へ突出してお
り、これにより後述するコアブロック68との間で成形
品Xのための1段目のキャビティ空間Aが形成される。
また、図3に示すように、可動枠体46及び可動キャビ
ティ47を固定側押え板44から離反させた状態では、
2つの固定キャビティ48,49の先端面は可動キャビ
ティ47の前面と同一平面上にあり、これによりコアブ
ロック68及び1段目のキャビティ空間Aによって形成
される第1段階の成形品X1との間で成形品Xのための
2段目のキャビティ空間Bが形成される。そして、2段
目のキャビティ空間Bによって形成される第2段階の成
形品X2と第1段階の成形品X1とが一体となって、最
終段階の成形品Xが成形される。
【0032】また、図2等に示すように、マニホールド
42には、第1注入装置50に関連して第1ノズル56
が設けられていると共に、第2注入装置51に関連して
第2ノズル57が設けられており、これら第1及び第2
ノズル56,57は、それぞれ固定側受け板43及び固
定側押え板44を貫通して、キャビティブロック45の
可動枠体46に摺動可能に挿入されている。そして、第
1ノズル56の射出口56aは、可動枠体46のパーテ
ィング面38に設けた第1ランナー39aに連通され、
この第1ランナー39aを介して1段目のキャビティ空
間Aに連通されている。更に、第2ノズル57の射出口
57aは、可動枠体46のパーティング面38に設けた
第2ランナー39bに連通され、この第2ランナー39
bを介して2段目のキャビティ空間Bに連通されてい
る。
【0033】更に又、固定側押え板44には、前面側に
突出する連結ロッド58の基端が固定されており、この
連結ロッド58の先端は可動枠体46を摺動可能に貫通
してパーティング面38から可動側型60側に突出され
ている。この連結ロッド58の先端部は、型締めの際に
可動側型60の位置決め孔に係合され、これにより、固
定側型40と可動側型60とが所定の状態に位置決めさ
れて型締めされる。
【0034】また、可動側型60は、可動側取付板61
と、この可動側取付板61に支持ロッド62を介して摺
動可能に支持されるコア組立体63とからなり、コア組
立体63は、可動側押え板64とスペーサ65と可動側
受け板66と可動側型板67とコアブロック68とを有
している。可動側押え板64の前面にはスペーサ65を
介して可動側受け板66が配置され、可動側受け板66
の前面には可動側型板67が配置されている。この可動
側型板67には背面側からコアブロック68が嵌合され
ていて、背面側に位置する可動側受け板66によってコ
アブロック68の抜け出しが防止されている。そして、
図示しない取付ねじによって可動側型板67が可動側受
け板66に締付固定されている。
【0035】可動側型板67に固定されたコアブロック
68は成形品Xの内面を形成するものであり、キャビテ
ィブロック45と所定の位置関係で嵌まり合うように構
成されている。そして、コアブロック68をキャビティ
ブロック45に嵌合させてパーティング面38で密着さ
せることにより、コアブロック68の凸部が開口部52
内に入り込んでキャビティブロック45との間に、上述
した1段目及び2段目のキャビティ空間A,Bが逐次的
に形成される。
【0036】また、可動側押え板64とスペーサ65と
は、これらを背面側から貫通してねじ部が可動側受け板
66に螺合される取付ねじ69によって着脱可能に締付
固定されている。このように一体化されたコア組立体6
3には前面から背面まで貫通する貫通孔70が設けられ
ており、この貫通孔70に支持ロッド62が挿通されて
いる。支持ロッド62は、その基端を可動側取付板61
に固定することによって前方へ突出するように立設され
ており、その先端は貫通孔70のパーティング面38近
傍まで達している。この貫通孔70は、固定側型40と
の間の位置決めのための孔を兼ねており、型締め時には
連結ロッド58の先端部が貫通孔70に嵌合され、これ
により固定側型40と可動側型60とが位置決めされ
る。
【0037】更に、可動側受け板66及びコアブロック
68には、これらを前後方向に貫通する複数の貫通孔7
1が設けられ、また、可動側受け板66及び可動側型板
67には、これらを前後方向に貫通する複数の貫通孔7
2が設けられている。そして、一方の複数の貫通孔71
にはエジェクタピン73がそれぞれ摺動可能に挿通さ
れ、他方の複数の貫通孔72にはガイドピン74がそれ
ぞれ摺動可能に挿通されている。これらエジェクタピン
73及びガイドピン74の基端は可動側受け板66の背
面側に配置された突出板75に固定されていると共に、
エジェクタピン73の先端面はコアブロック68の前面
に臨み、また、ガイドピン74の先端面は可動側型板6
7のパーティング面38に臨んでいる。
【0038】このエジェクタピン73を突出動作させる
ために、突出板75の背面側には、射出成形機に設けら
れた進退動作が可能な突出ロッド76の先端が臨んでい
る。この突出ロッド76を突出板75の背面に臨ませる
ため、可動側取付板61と可動側押え板64には突出ロ
ッド76が挿通される透孔が設けられている。上記エジ
ェクタピン73と突出板75と突出ロッド76とによっ
て突出機構が構成されている。
【0039】かくして、型開け時に突出板75を前進さ
せてエジェクタピン73の先端をコアブロック68の表
面から突出させることにより、キャビティ空間内に成形
された成形品Xを突き出してコアブロック68から剥離
させることができる。尚、エジェクタピン73は、成形
品の大きさや剥離抵抗の大小等を考慮して、成形品の全
体で突出力がほぼ一定となるよう複数箇所にほぼ均等に
配置されている。
【0040】また、可動側取付板61には、コア組立体
63を進退動作させるためのシリンダ装置80が設けら
れている。このシリンダ装置80は、可動側取付板61
に設けられたシリンダ81と、このシリンダ81に摺動
可能に挿入されたピストン82とを有し、シリンダ81
の背面側はキャップ83によって液密に閉じられてい
る。このシリンダ81の前面側は透孔によって開口され
ており、その透孔にはピストン82のロッド部82aが
摺動可能且つ液密に嵌合されている。そして、ピストン
82の軸心部分に設けた軸方向孔を貫通する取付ねじ8
4によってピストン82が可動側押え板64の背面側に
締付固定されている。
【0041】このピストン82の外周面にはオイルシー
ル等のシール部材85が嵌合されており、このシール部
材85によってシリンダ81が2つの液圧室80a,8
0bに液密に仕切られている。そして、前後の液圧室8
0a,80bは、それぞれの液路86a,86bを介し
て、外部に設けられた油圧装置に接続されている。この
油圧装置で前後の液圧室80a,80bの圧力を制御す
ることにより、可動側取付板61と可動側押え板64と
の間に設定された隙間tだけコア組立体63が進退移動
することになる。この隙間tの大きさは、上述したキャ
ビティブロック45と固定側押え板44との間に設定さ
れた隙間sの大きさと同一又は狭小である。
【0042】尚、図示しないが、キャビティブロック4
5及びコアブロック68等には、冷却水が流通される冷
却路が設けられており、これらの冷却路は固定側受け板
43及び可動側受け板66に設けた通路から外部の冷却
装置に接続されている。従って、冷却装置から供給され
る冷却水によって固定側型40及び可動側型60は、そ
れぞれ強制的に冷却される。
【0043】このような構成を有する射出成形用金型
は、例えば、次のようにして射出成形機に取り付けら
れ、所定の形状を有する成形品Xの射出成形に供され
る。この場合、射出成形用金型の一方を構成する固定側
型40は、その固定側取付板41によって射出成形機の
固定盤25に取り付けられ、他方を構成する可動側型6
0は、その可動側取付板61によって射出成形機の可動
盤23に取り付けられる。
【0044】まず、射出成形機の型締装置20を作動さ
せて可動側型60を固定側型40に押しつけ、射出成形
用金型を型合わせして型締めを行う。その結果、図2に
示すように、支持ロッド62を介して可動側取付板61
に支持されたコア組立体63の貫通孔70に固定側型4
0の連結ロッド58が嵌合され、これにより、可動側型
60が固定側型40に位置決めされる。
【0045】このとき、可動側型60では、シリンダ装
置80は、液路86aを通じて後液圧室80aに液圧が
加えられてピストン82が前進した状態にあり、従っ
て、コア組立体63もリターンばね55の付勢力に抗し
て前進した状態にある。これに対して、固定側型40で
は、キャビティブロック45がコア組立体63の押圧力
で押されて後退した位置にあり、その背面が固定側押え
板44に当接されている。その結果、コア組立体63に
嵌合されたキャビティブロック45では、固定キャビテ
ィ48,49の先端部が可動キャビティ47の前面より
も突き出した状態にあり、これによって1段目のキャビ
ティ空間Aが形成されている。
【0046】次に、射出装置30を作動させて、第1注
入装置50からマニホールド42を通じて第1ノズル5
6の射出口56aより第1の成形材料、例えば、第1色
目の透明の合成樹脂を第1ランナー39aに注入し、こ
の第1ランナー39aのゲート部を通じて1段目のキャ
ビティ空間Aに第1色目の透明の合成樹脂を充填し、冷
却する。これにより、1段目のキャビティ空間A内に第
1段階の成形品X1が成形される。
【0047】次いで、図3に示すように、シリンダ装置
80の作動方向を切り換え、液路86bを通じて前液圧
室80bに液圧を加えてピストン82を後退させる。こ
れにより、可動側型60では、取付ねじ84でピストン
82と一体化されたコア組立体63が、二層目の厚み分
である隙間tだけ後退して、可動側取付板61に当接す
る。このコア組立体63の移動に連動して、固定側型4
0では、リターンばね55の付勢力によってキャビティ
ブロック45の可動枠体46及び可動キャビティ47
が、パーティング面38で可動側型板67との接触状態
を保持して可動側型60側に移動する。その結果、キャ
ビティブロック45の固定キャビティ48,49が相対
的に後退することになり、両固定キャビティ48,49
の先端面が可動キャビティ47の前面と同一平面になっ
て、2段目のキャビティ空間Bが形成されている。
【0048】次に、射出装置30を作動させて、第2注
入装置51からマニホールド42を通じて第2ノズル5
7の射出口57aより第2の成形材料、例えば、第2色
目の不透明の合成樹脂を第2ランナー39bに注入し、
この第2ランナー39bのゲート部を通じて2段目のキ
ャビティ空間Bに第2色目の不透明の合成樹脂を充填
し、冷却する。これにより、2段目のキャビティ空間B
内に第2段階の成形品X2が成形される。その結果、第
1段階の成形品X1と第2段階の成形品X2とが一体と
なった最終段階の成形品Xが成形される。
【0049】次に、成形品Xの突き出し動作について説
明する。この突き出し動作は、射出成形された成形品X
が固化してから金型が開かれた後に行われる。まず、図
4に示すように、射出成形機の可動盤23を作動して可
動側型60を後退させることにより、固定側型40から
可動側型60を離反させる。
【0050】次いで、射出成形機に設けられている突出
ロッド76を前進させる。その結果、突出ロッド76が
突出板75に当接してこれを押圧し、この突出板23を
図示しないリターンばねの付勢力に抗して前進させる。
その結果、図5に示すように、突出板75に固定された
複数のエジェクタピン73が前進し、コアブロック68
に付着されていた成形品Xがエジェクタピン73で突き
出されてコアブロック68の表面から剥離される。これ
により、成形品Xの取出し作業が完了する。
【0051】しかる後、突出ロッド76を後退させる
と、リターンばねの付勢力によって突出板75が後退
し、エジェクタピン73がコアブロック68側に引き戻
される。これにより、再度の型締めが可能となり、上述
したようにして可動側型60を固定側型40側に移動
し、両型40,60を重ね合わせて型締めすることによ
り、次の射出成形の準備が完了する。
【0052】図7及び図8には、本発明に係るキャビテ
ィブロックの他の実施例を示す。図7に示すキャビティ
ブロック45Aは、上記実施例における2つの固定キャ
ビティ48,49を1つの枠体として構成し、この枠形
の固定キャビティ48Aを可動枠体46の開口部52内
に摺動可能に収容すると共に、固定キャビティ48Aに
設けられた四角形の開口部88A内に、この開口部88
Aと同一の外形形状を有する可動キャビティ47Aを摺
動可能に嵌合したものである。
【0053】この実施例の場合、第2段階の成形品X2
は、その一部が第1段階の成形品X1の上に重ね合わさ
れて一体になり、図中に交差ハッチングで示したよう
に、カセットシェルの周囲を細い幅の枠で囲うような形
状に成形されることになる。従って、カセットシェルの
平面部の大部分が透明の窓部となって現れ、その窓部か
ら内蔵された磁気テープやテープリール等のほぼ全体が
透かして見えるようになる。
【0054】また、図8に示すキャビティブロック45
Bは、上記実施例における2つの固定キャビティ48,
49を同じく1つの枠体として構成し、この枠形の固定
キャビティ48Bに設けられた開口部88B内に、この
開口部88Bと同一の外形形状を有する可動キャビティ
47Bを摺動可能に嵌合したものである。
【0055】この実施例の場合、第2段階の成形品X2
は、同じく一部が第1段階の成形品X1の上に重ね合わ
されて一体になり、図中に交差ハッチングで示したよう
に、カセットシェルの周囲を太い幅の枠で囲うような形
状に成形されることになる。従って、カセットシェルの
平面部は、リール駆動軸が挿通される2つの貫通孔17
の近傍部分が透明の窓部となって現れ、その窓部から内
蔵された磁気テープやテープリール等の一部分が透かし
て見えるようになる。
【0056】更に、図10は、上述した第1実施例に示
したカセットシェル15a,15bの第2段階の成形品
X2の幅を広くした実施例を示すものである。この場
合、カセットシェル15a,15bの平面部には、2つ
の貫通孔17を中心とした所定幅の透明の窓部が形成さ
れることになる。
【0057】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、射出成形機の構造とし
て、スクリューインライン式以外のプランジャー式やス
クリュープリプラ式の射出成形機を用いることができ、
また、キャビティブロック45やコアブロック68等の
形状、大きさ等は図示のものに限定されるものではな
い。そして、上記実施例では、成形材料として熱可塑性
樹脂を適用した例について説明したが、熱硬化性樹脂を
用いることもできる。更に、上記実施例においては、射
出成形機の金型駆動手段として油圧装置を用いた例につ
いて説明したが、空気圧装置やその他の駆動装置を用い
ることもできる。
【0058】また、上記実施例では、キャビティブロッ
ク45を可動側型60側に付勢する弾性体55の一具体
例としてコイルばねからなるリターンばね55を適用し
た例について説明したが、これ以外にも板ばねその他の
ばね部材は勿論のこと、ゴムやプラスチック等のゴム状
弾性体を用いることもできる。更に、コア組立体63を
駆動するシリンダ装置80の駆動源としてオイル等の液
圧を用いた例について説明したが、空気圧装置による空
気圧を用いることもできる。
【0059】更に又、成形品としてコンパクトカセット
やビデオカセット等のテープカセットに適用した例につ
いて説明したが、本発明はテープカセットのための金型
に限られるものではなく、コンパクトディスクのカート
リッジやフロッピーディスクのカートリッジ等の各種の
筐体は勿論のこと、筐体以外の各種の成形品を製造する
ための射出成形用金型として用いることができる。そし
て、成形品の形態としては、異なる色が重ね合わされた
二層2色であってもよく、また、異なる色が隣りあった
単層2色であってもよい。このように、本発明は、その
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動メンバを固定側型側の部材に固定した状態でキャビ
ティブロックにコアブロックを密着させて成形品のため
の1段目のキャビティ空間を形成し、可動メンバを固定
側型側の部材から離反させた状態でキャビティブロック
にコアブロックを密着させて成形品のための2段目のキ
ャビティ空間を形成する構成としたため、固定側型の一
部を可動側型に追従させ、可動側型の位置に応じてキャ
ビティ空間を複数段階に形成することができる。
【0061】そのため、単純な金型構造でありながら十
分な冷却効果を得ることができると共に、故障の発生が
少なくて金型に対する信頼性が高く、二色或いは異材質
からなる成形品を生産性よく成形できる射出成形用金型
を提供することができる。しかも、金型の制作費が少な
くて、短期間で金型を製作できると共に、形状に対する
制約が少ないために、成形品の斬新なデザインへの対応
が容易な射出成形用金型が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型が使用される射出成形
機の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の射出成形用金型の一実施例を断面して
示す説明図である。
【図3】図2に示す射出成形用金型の可動側型のコア組
立体を移動した状態を断面して示す説明図である。
【図4】本発明の射出成形用金型の可動側型の全体を後
退した状態を断面して示す説明図である。
【図5】本発明の射出成形用金型の可動側型に設けた突
出機構を作動させてエジェクタピンで成形品を突き出し
た状態を断面して示す説明図である。
【図6】本発明の射出成形用金型のキャビティブロック
の平面図である。
【図7】本発明の射出成形用金型のキャビティブロック
の第2の実施例を示す平面図である。
【図8】本発明の射出成形用金型のキャビティブロック
の第3の実施例を示す平面図である。
【図9】本発明の射出成形用金型で成形された成形品の
一実施例を示す外観斜視図である。
【図10】本発明の射出成形用金型で成形された成形品
の第2の実施例を示す外観斜視図である。
【図11】従来のコアバック方式の射出成形用金型の要
部を断面して示す説明図である。
【符号の説明】
15a,15b カセットシェル 18a 平面部 18b 側面部 19a 透明部 19b,19c 不透明部 20 型締装置 30 射出装置 38 パーティング面 40 固定側型 41 固定側取付板 44 固定側押え板(固定側型側の部材) 45,45A,45B キャビティブロック 46 可動枠体(可動メンバ) 47,47A,47B 可動キャビティ(可動メンバ) 48,48A,48B,49 固定キャビティ(固定メ
ンバ) 50,51 注入装置 52 開口部 55 リターンばね(弾性体) 56,57 ノズル 58 連結ロッド 60 可動側型 61 可動側取付板 62 支持ロッド 63 コア組立体 64 可動側押え板 68 コアブロック 73 エジェクタピン 75 突出板 76 突出ロッド 80 シリンダ装置 A 1段目のキャビティ空間 B 2段目のキャビティ空間 X 成形品 X1 第1段階の成形品 X2 第2段階の成形品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品の内面を形成するコアブロックを
    有する可動側型と、 上記成形品の外面を形成するキャビティブロックを有す
    る固定側型とを備え、 型締された上記可動側型と上記固定側型とで形成される
    キャビティ空間に溶融材料を充填して上記成形品を成形
    する射出成形用金型において、 上記キャビティブロックは、固定側型側の部材に移動可
    能に支持される可動メンバと、上記固定側型側の部材に
    固定支持される固定メンバとを有し、 上記可動メンバを上記固定側型側の部材に固定した状態
    で上記キャビティブロックに上記コアブロックを密着さ
    せて上記成形品のための1段目のキャビティ空間を形成
    し、可動メンバを固定側型側の部材から離反させた状態
    でキャビティブロックにコアブロックを密着させて成形
    品のための2段目のキャビティ空間を形成することを特
    徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形用金型におい
    て、 上記キャビティブロックの上記可動メンバは、弾性体を
    介して上記固定側型側の部材に弾性支持して設け、上記
    弾性体のばね力に抗して上記可動メンバを後退させて上
    記1段目のキャビティ空間を形成するとともに、弾性体
    のばね力で可動メンバを前進させて2段目のキャビティ
    空間を形成することを特徴とする射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の射出成形用金型におい
    て、 上記可動側型は、上記コアブロックを移動可能に支持し
    且つ射出成形機の可動盤に取り付けられる可動側取付板
    と、上記可動側取付板に設けられ且つ上記コアブロック
    を進退動作可能に連結されたシリンダ装置とを有するこ
    とを特徴とする射出成形用金型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001347548A (ja) * 2000-06-08 2001-12-18 Pascal Kk 射出成形機用金型の連動駆動装置
CN108973013A (zh) * 2018-06-14 2018-12-11 上海珂明注塑系统科技有限公司 一种双色注塑系统及注塑方法
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