JPH09151085A - リモコン方式電動巻上機 - Google Patents

リモコン方式電動巻上機

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JPH09151085A
JPH09151085A JP33998295A JP33998295A JPH09151085A JP H09151085 A JPH09151085 A JP H09151085A JP 33998295 A JP33998295 A JP 33998295A JP 33998295 A JP33998295 A JP 33998295A JP H09151085 A JPH09151085 A JP H09151085A
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JP
Japan
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button
speed
hoisting
transmitter
lowering
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JP33998295A
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English (en)
Inventor
Yuichi Yuasa
祐一 湯浅
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動巻上機の巻上、巻下速度を送信機の釦操
作により適正値に設定可能として、荷崩れ等の発生防
止、作業効率のアップを図る。 【解決手段】 電動巻上機を遠隔操作する送信機2に
は、巻上釦20、巻下釦21、増速釦22及び減速釦2
3が設けられており、巻上釦20と巻下釦21の操作に
より電動巻上機本体内のマグネットモータの回転方向を
制御することができ、増速釦22と減速釦23の操作に
よりマグネットモータの回転速度を連続的に可変するこ
とができる。これら各種釦操作は、設定時間内に同じ釦
を2度連続して押下しなければ、釦操作が有効とはなら
ない。また、増速釦22または減速釦23を押下するこ
とにより設定された巻上速度及び巻下速度は記憶保持さ
れ、次回の作業では記憶されている速度で巻上又は巻下
が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信機からの遠隔操作
により電動巻上機本体の運転を制御するリモコン式電動
巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平4−51495号公報及び実開平
4−44278号公報には、赤外線若しくは電波を利用
して巻上、巻下の切り替え制御を行うようにしたリモコ
ン式電動巻上機についての開示がある。これらリモコン
式電動巻上機では、リモコン上の操作釦を押下すること
により電動巻上機を制御して荷物の巻上、巻下をするこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
電動巻上機では、吊るす荷物の重量、種類、形状等にか
かわらず、巻上、巻下の速度は単速か2速にしか設定で
きない。このため、適正速度よりも速い速度で巻上若し
くは巻下が行われれば、荷崩れが発生する危険がある。
逆に適正速度よりも遅ければ作業効率が悪い。また、巻
上、巻下の速度調整ができないため、インチング(位置
決め)作業が難しく、荷崩れの発生、荷物の振れが発生
し、荷物が液体の場合にはこぼれたり、また荷物の衝突
による損傷、破壊を招来するおそれがある。更に、頻繁
なインチングによるブレーキ抵抗の焼損を生じる可能性
がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、荷崩れ等の発生防止、作
業効率のアップ、ブレーキ抵抗の焼損防止をはかること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるリモコン方式電動巻上機は、送信機
(2)と、送信機(2)からの信号を受信する受信部
(12)を有する電動巻上機本体(1)とからなり、送
信機(2)の遠隔操作により電動巻上機本体(1)の運
転を制御するようにしたものであって、送信機(2)に
は巻上のための巻上釦(20)、巻下のための巻下釦
(21)、巻上速度と巻下速度を増加するための増速釦
(22)、及び巻上速度と巻下速度を減少するための減
速釦(23)とが設けられており、増速釦(22)と減
速釦(23)を押下することにより巻上速度と巻下速度
をそれぞれ連続的に可変し得るように構成されている。
【0006】また、本発明によるリモコン方式電動巻上
機は、設定時間内に送信機(2)に設けられた各種釦の
うちの同じ釦を2度押下することにより、当該釦による
遠隔操作が可能となるように構成されている。
【0007】更に、送信機(2)の増速釦(22)と減
速釦(23)を押下することにより設定された巻上速度
及び巻下速度は、次にまた増速釦(22)と減速釦(2
3)が押下されて巻上速度及び巻下速度が変更されるま
で記憶され、巻上速度設定及び巻下速度設定はそのまま
保持される構成となっている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態によるリモコ
ン方式電動巻上機について添付図面を参照しながら説明
する。
【0009】図1は吊下タイプの電動巻上機の斜視図で
ある。図に示すように、巻上機本体1は上フック10、
下フック11、受信部12、電源コード13等を備えて
いる。巻上機本体1は、上フック10によりバー16に
吊り下げられた状態で使用に供される。受信部12は受
信アンテナ14と受信機15を備えている。
【0010】図2は巻上機本体1を電波若しくは赤外線
等の光通信により制御するための送信機2を示したもの
である。送信機2の表面には巻上のための巻上釦20、
巻下のための巻下釦21、巻上と巻下の速度を増加する
ための増速釦22、及び巻上と巻下の速度を減少するた
めの減速釦23、更に送信機2表面の右側上部には電池
電圧低下警報表示24が設けられている。送信機2の背
面には電池収納部26が形成されており、その中に送信
機2の電源となる電池27が装着される。電池27の電
圧が低下すると電池電圧低下警報表示24が点灯し、電
池27の交換を促す。
【0011】図2に示すように、巻上釦20には「U
P」の、巻下釦21には「DOWN」の、増速釦22に
は「高速」の、そして減速釦23には「低速」の文字が
付されている。また、方向を制御するための巻上釦20
と巻下釦21の形状は円形で、巻上釦20を左側上部
に、巻下釦21を左側下部に配置してある。速度を制御
するための増速釦22と減速釦23の形状は三角形で、
増速釦22は三角形の頂角を上向きにして送信機表面の
右側上部に、減速釦23は三角形の頂角を下向きにして
右側下部に配置してある。このように釦の誤操作を防止
するために、機能別に釦の形状を変え、かつ釦の位置決
めをしてある。
【0012】更に、誤動作を確実に防止するため、送信
機2に設けられたそれぞれの釦は、設定時間内に同じ釦
を連続して2度押下しない限り送信機2からは釦操作に
応じた巻上、巻下、増速及び減速信号を発しないように
構成されている。
【0013】送信機2には、紐25が取り付けられてお
り、この紐25を首にかけて上記操作を行うようにす
る。このため、送信機2を使用していない時には両手が
あき、荷作り作業や下フック11への荷物の取り付け、
取りはずしを両手で行え、その後一方の手で荷物を支
え、もう一方の手で送信機2の操作を容易に行なうこと
ができる。
【0014】送信機2より送信された巻上、巻下、増速
及び減速指令は、電動巻上機本体1に設けられた受信ア
ンテナ14で受信して受信機15に送られ、巻上機体内
のマグネットモータ33(図3参照)を制御して巻上、
巻下、増速及び減速が行われる。
【0015】次に、巻上機本体の電気的構成を図3乃至
図5を参照しながら説明する。
【0016】図3は巻上機本体1の主回路を示したもの
である。この主回路は、送信機2の釦操作に応じてマグ
ネットモータ33の回転方向及び回転速度を制御するた
めのものである。交流電源30には全波整流器31が接
続されており、全波整流器31の直流出力は、UP用リ
レーRが有する2つのa接点(平常開端子)ar1、a
r2又はDOWN用リレーFが有する2つのa接点af
1、af2を介してマグネットモータ33へ印加可能と
なっている。又、UP用リレーRとDOWN用リレーF
それぞれのb接点(平常閉端子)brとbfを介してブ
レキー抵抗34とマグネットモータ33が直列に接続さ
れている。
【0017】UP用リレーRとDOWN用リレーFの励
磁、非励磁は後述するリレーX1とリレーX2により制
御される。UP用リレーRのコイルへの電流供給路とD
OWN用リレーFのコイルへの電流供給路は交流電源3
0に対して並列に接続されている。UP用電流供給路
は、UP用リレーRのコイル、リレーX2のb接点及び
リレーX1のa接点が直列接続されたものであり、DO
WN用電流供給路は、DOWN用リレーFのコイル、リ
レーX2のa接点及びリレーX1のb接点が直列接続さ
れたものである。
【0018】全波整流器31の交流出力側とトライアッ
ク(双方向性制御器)32は交流電源30に直列に接続
されており、交流電源30には更に位相制御回路35が
接続されている。位相制御回路35の入力側にはフォト
カプラ36が接続されており、出力側はトライアック3
2のゲートに接続されている。フォトカプラ36はフォ
トダイオード361とフォトトランジスタ362からな
る。フォトダイオード361は後述する速度設定制御部
40(図5参照)の出力に接続されている。
【0019】交流電源30からの分岐P1、P2は図示
しない制御電源部へ接続され、制御電源部は制御電源
(+B電源)の電圧を供給している。
【0020】図4は受信部12の電気的構成を示したも
のである。図に示されるように、受信部12は+B電源
に接続されたリモコン受信機15を有し、リモコン受信
機15の入力側には受信アンテナ14が接続されてい
る。リモコン受信機15の出力側端子にはリレーX1、
X2、X3及びX4それぞれのコイルの一方の端子が接
続されており、他方の端子は+B電源に接続されてい
る。
【0021】リモコン受信機15は、送信機2から送ら
れてきた各種信号を受信アンテナ14で受信し、受信信
号に応じて各リレーを制御するよう構成されている。送
信機2の巻上釦20が正規に2度押下された場合にはリ
レーX1が、巻下釦21が正規に2度押下された場合に
はリレーX2が、増速釦22が正規に2度押下された場
合にはリレーX3が、そして減速釦23が正規に2度押
下された場合にはリレーX4が励磁されるようになって
いる。
【0022】巻上釦20若しくは巻下釦21を押下しな
がら増速釦22若しくは減速釦23を押下し、巻上若し
くは巻下操作中に巻上速度若しくは巻下速度を増速若し
くは減速することも可能である。この場合にはリレーX
1とリレーX2のいずれか一方とリレーX3とリレーX
4のいずれか一方の合計2つのリレーが同時に励磁され
ることになる。また、巻上若しくは巻下操作を行う前に
巻上若しくは巻下の速度を設定することも可能であり、
この場合には増速釦22若しくは減速釦23が単独で押
下される。増速釦22若しくは減速釦23が正規に押下
されると、対応するリレーX3若しくはリレーX4が励
磁される。
【0023】図5は速度設定制御部40の電気的構成を
示したものある。速度設定制御部40は+B電源に接続
された速度設定制御回路41を有し、速度設定制御回路
41の2入力端子とアース間にはそれぞれリレーX3と
リレーX4のa端子が接続されている。速度設定制御回
路41の出力には同じく+B電源に接続された電圧・電
流変換器42が接続されており、速度設定制御回路41
からの出力電圧V0を電圧電流変換して電流I0を出力す
る。電圧・電流変換器42の出力端とアース間にはフォ
トカプラ36のフォトダイオード361が接続されてい
る。
【0024】次に、上記のように構成された電動巻上機
の動作を説明する。荷物を吊り上げる場合には、巻上速
度を低速値(v)に初期設定した上で下フック11に吊
り下げられた荷物の吊上を開始し、次いである程度の高
さまで荷物が吊り上げられたところで巻上速度を上げ、
吊上位置へ近づいたところで巻上速度をほぼvに等しい
速度まで下げ、荷物が最終吊上位置に到達したところで
吊上を停止するのが普通である。以下、上記手順に従い
荷物を吊り上げる場合の送信器2の釦操作と、当該釦操
作に伴う巻上機本体1の電気系統の動作を説明する。
【0025】(1)巻上速度の初期設定 速度設定制御回路31には前回行った操作の最終段階で
設定された巻上若しくは巻下の速度が記憶保持されてい
るため、同じ作業を繰り返す場合には巻上速度の初期設
定は不要である。しかし、前回と異なる作業を行う場合
には、巻上速度の初期設定が必要となる。初期設定を行
うには、設定時間内に減速釦23を2回連続して押下し
て減速釦23の釦操作を有効なものとした上で、減速釦
23を継続して押下し初期速度を所望の低速値に設定す
る。減速釦23の操作により設定される速度は、釦操作
が有効になった後に減速釦23を継続して押下する時間
に依存する。即ち、押下を継続する時間に応じて速度を
無段階に変更することができる。
【0026】図6は、釦の2度押し操作と送信機2から
の信号発信の関係を説明するためのタイミング図であ
る。の時点で釦を押下し、の時点で押下した釦を離
すまでの時間間隔がT1以上であると第1回目の押下が
されたと判断される。釦押下の継続時間がT1よりも短
い場合には押下したとは認識されない。第1回目の押下
が認識された後、設定時間T2以内に同じ釦が押下され
(の時点)、押下継続時間がT1以上であると第2回
目の押下がされたと判断される(の時点)。
【0027】このようなタイミングで減速釦23の2度
押しがされ、当該釦の操作が有効になると、送信機2か
らは減速釦23に対応した減速信号が発信される。信号
の発信は減速釦23の押下が継続している間継続し、釦
を離すのと同時に信号の発信も停止する。リモコン受信
機15は受信アンテナ14で送信器2から送られてきた
減速信号を受信して解読し、減速釦23に対応するリレ
ーX4のコイルが接続されている出力端子をアースに接
続してリレーX4を励磁する。この結果、リレーX4の
a端子がオンとなり、速度設定制御回路31からは減速
釦23の押下継続時間に対応する電圧V0が出力され、
この電圧V0が電圧・電流変換器42で電圧電流変換さ
れて、変換された電流I0がフォトカプラ36のフォト
ダイオード361に流れる。フォトダイオード361は
流れた電流に応じた発光をする。フォトダイオード36
1からの発光はフォトトランジスタ362で受光され、
受光量に応じてフォトトランジスタ362の端子間電圧
が変化する。
【0028】図3に示した位相制御回路35からはフォ
トトランジスタ362の端子間電圧に対応したトリガー
信号がトライアック32のゲートに印加される。トライ
アック32はトリガー信号が印加されたタイミングで導
通し、この時の位相角に応じて全波整流器31の直流端
子間電圧が決定する。即ち、全波整流器31の直流端子
間電圧は送信器2の減速釦23を押下して設定した初期
速度に対応した電圧に設定される。この時、リレーX
1、リレーX2は励磁されていないため、UP用リレー
Rへの電流供給路及びDOWNN用リレーFへの電流供
給路はいずれも開放状態にあり、UP用リレーRとDO
WN用リレーFはいずれも励磁されず、全波整流器31
の直流出力がマグネットモータ33に印加されることは
ない。
【0029】(2)吊上開始 初期巻上速度の設定完了後、送信器2の巻上釦20を設
定時間T2内に連続して2回押下し釦操作を有効にした
上で、巻上を行う間巻上釦20を継続して押下する。す
ると、送信機2からは巻上釦20に対応した巻上信号が
発信される。リモコン受信機15は受信アンテナ14で
送信器2から送られてきた巻上信号を受信して解読し、
巻上釦20に対応するリレーX1のコイルが接続されて
いる出力端子をアースに接続してリレーX1を励磁す
る。この結果、リレーX1のa端子がオンとなりb端子
がオフとなる。リレーX2は非励磁であるので、そのa
端子はオフでありb端子はオンである。従って、UP用
リレーRへの電流供給路が閉となりとなりUP用リレー
Rが励磁される。UP用リレーRが励磁されてそのa端
子ar1とar2がオンとなりb端子brがオフとなる
と、マグネットモータ33には初期設定された巻上速度
に対応する全波整流器31の直流出力がマグネットモー
タ33に印加して、マグネットモータ33の端子T1か
ら端子T2に向かって電流が流れ、マグネットモータ3
3は設定した初期速度で下フック11に吊り下げた荷物
の吊上を開始する。
【0030】(3)巻上速度の増速 吊上が開始した直後に巻上速度を増速させるには、巻上
釦20を押しながら同時に増速釦22を押す。増速釦2
2の操作を有効にするために、増速釦22の2度押しを
実行し、以後増速釦22を継続して押下する。増速釦2
2が有効に押下されても、巻上釦20を継続して押下し
ている間マグネットモータ33は吊上を継続している。
【0031】増速釦22の操作が有効になると同時に、
送信機2からは増速信号が発信される。増速信号の発信
は増速釦22の押下が継続している間継続し、釦を離す
のと同時に増速信号の発信も停止する。リモコン受信機
15は受信アンテナ14で送信器2から送られてきた増
速信号を受信して解読し、増速釦22に対応するリレー
X3のコイルが接続されている出力端子をアースに接続
してリレーX3を励磁する。この結果、リレーX3のa
端子がオンとなり、速度設定制御回路31からは増速釦
22の押下継続時間に対応する電圧が出力され、この電
圧が電圧・電流変換器32で電圧電流変換されて、変換
された電流がフォトカプラ36のフォトダイオード36
1に流れ、フォトダイオード361は流れた電流に応じ
た発光をする。フォトダイオード361からの発光はフ
ォトトランジスタ362で受光され、受光量に応じてフ
ォトトランジスタ362の端子間電圧が変化する。
【0032】図3に示した位相制御回路35からはフォ
トトランジスタ362の端子間電圧の変化に対応したト
リガー信号がトライアック32のゲートに印加され、位
相角が小さくなり、全波整流器31の直流端子間電圧が
増加する。その結果、マグネットモータ33に流れる電
流が増加し、マグネットモータ33の回転速度が上昇す
る。回転速度の上昇は増速釦22の押下を解除すると停
止し、その後は上昇した回転速度でマグネットモータ3
3は回転を続ける。
【0033】(4)巻上速度の減速 荷物が最終吊上位置に近づいたところで、巻上釦20を
押しながら同時に減速釦23を押す。減速釦23の操作
を有効にするために、減速釦23の2度押しを実行し、
以後減速釦23を継続して押下する。同時に減速釦23
が押下されても、巻上釦20を継続して押下している間
マグネットモータ33は吊上を継続している。
【0034】上記説明の通り、減速釦23の押下継続時
間に応じてトライアック32の位相角が増加し、全波整
流器31の直流端子間電圧が減少する。その結果、マグ
ネットモータ33に流れる電流が減少し、マグネットモ
ータ33の回転速度が低下する。回転速度の低下は減速
釦23の押下を解除すると停止し、その後は低下した回
転速度でマグネットモータ33は回転を続ける。
【0035】(5)吊上の停止 荷物が最終吊上位置に到達すると、巻上釦20の押下を
解除する。すると、UP用リレーRのコイルには電流が
流れなくなり、UP用リレーRの2つのa接点ar1,
ar2はオフとなり、b接点brはオンとなる。この
時、DOWN用リレーFのコイルに電流は流れていない
ので、そのa接点af1.af2はオフであり、b接点
bfはオンである。従って、ブレーキ抵抗34とマグネ
ットモータ33により閉回路が構成され、マグネットモ
ータ33に発電制御を行わせブレーキがかけられ、マグ
ネットモータ33の回転は停止する。
【0036】図7は速度設定制御回路41の出力電圧V
0と電圧・電流変換器42の出力電流I0、更にマグネッ
トモータ33に印加される直流電圧VMの関係を示した
図である。増速釦22を押下してリレーX3を励磁する
と、速度設定制御回路41からの出力電圧V0が上昇
し、これに伴って電圧・電流変換器42からの出力電流
0が上昇する。フォトダイオード361に流れる電流
0が増加すると、フォトダイオード361からの発光
強度が増大し、フォトトランジスタ362の端子間電圧
が小さくなる。フォトトランジスタ362の端子間電圧
が小さくなると、位相制御回路35はトライアック32
のゲートに位相角を小さくするタイミングでトリガ信号
を印加する。その結果、マグネットモータ33に印加さ
れる直流電圧VMは増加する。逆に、減速釦23を押下
してリレーX4を励磁すると、速度設定制御回路41か
らの出力電圧V0と電圧・電流変換器42からの出力電
流I0は共に減少し、マグネットモータ33に印加され
る直流電圧VMは減少する。
【0037】以上、荷物を吊り上げる場合を例に説明し
たが、吊下の場合も同様である。吊下の場合には、DO
WN用リレーFが励磁され、DOWN用リレーFの2つ
のa端子であるaf1とaf2はオンとなり、b端子で
あるbfはオフとなる。逆に、UP用リレーRのコイル
には電流は流れず、そのa端子はオフ状態を維持し、b
端子はオン状態を維持する。マグネットモータ33には
端子T2から端子T1に向かって電流が流れ、マグネッ
トモータ33は下フック11を下降させる方向に回転す
る。吊下の場合の増速、減速操作は上記した吊上操作の
場合と同様である。
【0038】尚、リレーX1とX2がたとえ同時にオン
となってもUP用リレーRとDOWN用リレーFが同時
にクローズすることなく、全波整流器31の出力がUP
用リレーRとDOWN用リレーFのa接点で短絡される
ことはない。
【0039】本発明によるリモコン方式電動巻上機は上
述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載
された技術的事項の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施の態様として吊下タイプのリモコン式
電動巻上機を例に説明したが、本発明は据置タイプの電
動巻上機に対しても適用可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の電動巻上機では、吊る
す荷物の重量、種類、形状等により適宜適切な巻上、巻
下の速度を設定することができるため、安全で高能率の
作業が可能となる。
【0041】請求項2に記載の電動巻上機では、送信機
の各釦を設定時間内に2度押してはじめて釦操作が有効
となるようにしたので、誤操作を未然に防止することが
できる。
【0042】請求項3に記載の電動巻上機では、増速
釦、減速釦による速度の設定はそのまま保持されるの
で、巻上、巻下作業を直前作業と同じ速度で行なうこと
ができ、安全でかつ効率的に作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態の電動巻上機の斜視
図。
【図2】本発明の実施の形態の送信機の正面図と背面
図。
【図3】本発明の実施の形態の電動巻上機の主回路。
【図4】本発明の実施の形態の受信部の電気的構成を示
した図。
【図5】本発明の実施の形態の速度設定制御部の電気的
構成を示した図。
【図6】本発明の実施の形態の送信機に設けられている
各種釦の2度押し操作を説明するためのタイミング図。
【図7】本発明の実施の形態による速度設定制御回路と
電圧・電流変換器からの出力及びマグネットモータへの
供給電圧の関係をリレーX3とリレーX4の励磁との関
係で説明した図。
【符号の説明】
1 電動巻上機本体 12 受信部 14 受信アンテナ 2 送信機 20 巻上釦 21 巻下釦 22 増速釦 23 減速釦 31 全波整流器 32 トライアック 33 マグネットモータ 41 速度設定制御回路 42 電圧・電流交換器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66D 1/46 B66D 1/46 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機と、前記送信機からの信号を受信
    する受信部を有する電動巻上機本体とからなり、前記送
    信機の遠隔操作により前記電動巻上機本体の運転を制御
    するリモコン方式電動巻上機において、 前記送信機には巻上のための巻上釦、巻下のための巻下
    釦、巻上速度と巻下速度を増加するための増速釦、及び
    巻上速度と巻下速度を減少するための減速釦とが設けら
    れており、前記増速釦と前記減速釦を押下することによ
    り巻上速度と巻下速度をそれぞれ連続的に可変し得るよ
    うにしたことを特徴とするリモコン方式電動巻上機。
  2. 【請求項2】 設定時間内に前記送信機に設けられた各
    種釦のうちの同じ釦を2度押下することにより、当該釦
    による遠隔操作が可能となるようにしたことを特徴とす
    るリモコン方式電動巻上機。
  3. 【請求項3】 前記送信機の増速釦と減速釦を押下する
    ことにより設定された巻上速度及び巻下速度は、次にま
    た増速釦と減速釦が押下されて巻上速度及び巻下速度が
    変更されるまで記憶され、巻上速度設定及び巻下速度設
    定をそのまま保持するようにしたことを特徴とする請求
    項1若しくは請求項2記載のリモコン方式電動巻上機。
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