JPH09153580A - 半導体装置の製造方法、半導体装置およびリードフレーム - Google Patents

半導体装置の製造方法、半導体装置およびリードフレーム

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JPH09153580A
JPH09153580A JP7312331A JP31233195A JPH09153580A JP H09153580 A JPH09153580 A JP H09153580A JP 7312331 A JP7312331 A JP 7312331A JP 31233195 A JP31233195 A JP 31233195A JP H09153580 A JPH09153580 A JP H09153580A
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JP
Japan
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dam bar
semiconductor device
lead
dross
lead frame
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JP7312331A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Sakurai
茂行 桜井
Naoki Mitsuyanagi
直毅 三柳
Takashi Shirai
隆 白井
Yoshiya Nagano
義也 長野
Yoshiaki Shimomura
義昭 下村
Shinya Okumura
信也 奥村
Yasushi Minomoto
泰 美野本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W74/00Encapsulations, e.g. protective coatings

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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置の製造方法において、ドロスの付着
の影響をなくしてリードの曲げ加工後におけるリード先
端部の平面精度及びリードピッチ精度を良好にし、ドロ
スの脱落による不具合を生じることがないようにする。 【解決手段】半導体チップを搭載する前のリードフレー
ム21の加工工程において、予めダムバー24の両面に
ハーフエッチング部25を形成しておく。このハーフエ
ッチング部25は、樹脂モールド部22よりも遠い側に
形成する。上記のようなダムバー24を、ノズル13よ
りアシストガスを放出しながらレーザ光11を照射して
切断する。ドロス27の量は従来よりも大幅に減少し、
また、ハーフエッチング部25内部にドロス27が収容
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームに
半導体チップを搭載し樹脂モールドで一体に封止した半
導体装置の製造方法に係わり、特に、リードフレームに
おける樹脂モールド堰止め用のダムバーをレーザ光によ
って切断する半導体装置の製造方法、およびその製造方
法によって製造された半導体装置、並びにその半導体装
置用のリードフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームに半導体チップを搭載
し、樹脂モールドで一体に封止した半導体装置(以下、
適宜、モールド封止型半導体装置、または単に半導体装
置という)において、ダムバーはリードフレームのリー
ド間をつなぐものであり、樹脂モールドでリードフレー
ムと半導体チップを一体に封止する時に樹脂モールドが
リードの間に流れ出て来るのを堰止める役割を果たすも
のである。また、このダムバーは各リードを補強する役
割も有する。そして、樹脂モールドにより封止が終了す
ると、このダムバーは切断除去され、リードフレームの
各リード(アウターリード)が個々に切り離される。
【0003】従来は、上記のようなダムバーを打ち抜き
により切断することが多かったが、最近では、特開平2
−301160号公報に記載されているように、レーザ
加工装置を使用した方式が開発されている。この方法に
おいては、レーザ発振器から出力されるレーザ光を集光
レンズにより集光し、このレーザ光をノズルの先端より
ダムバーに照射して溶断を行う。また、アシストガスは
アシストガス供給部より上記ノズル内に供給され、レー
ザ光と共にダムバーに放出され、レーザ光照射による燃
焼補助、及び生じた溶融物の除去などを行う。切断すべ
きダムバーの位置は予め制御部等に登録されており、そ
の制御部の制御のもとに上記ノズルや、レーザ光を集光
させる光学系を取り付けたXYテーブル等を移動させる
ことにより順次ダムバーが切断されていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
によりダムバー切断を行った場合には、例えば図13
(a)および(b)に示すように、入熱によって生じた
溶融物に起因するドロス102がリードフレームのリー
ド101の切断端面の裏面側に付着する。特に、レーザ
光と共にアシストガスを供給した場合には、樹脂モール
ド103が壁のような作用をするためアシストガスが樹
脂モールド103より遠ざかる方向に流れ、その影響を
受けてドロス102は図13のように樹脂モールド10
3よりも遠い側の裏面側に多く付着する。
【0005】ダムバー切断後には、図14に断面図で示
すように押さえ治具105によりリード101のダムバ
ー付近が押えられ、図中矢印106の方向にリード10
1が曲げ加工されて図15に示すようなガルウィング状
の形状となるが、図13のようにリード101の切断端
面裏面側にドロス102が不規則に付着していると、各
リード101毎に変形の仕方(曲がる条件)が異なり、
曲げ加工後のリード101の先端部は同一平面上に載ら
なくなる。すなわち、図15のIV方向から見た場合、本
来は図16(a)のように曲げ加工後のリード101の
先端部が同一平面上に載らなければならないが、上記の
ようにドロス102が不規則に付着している場合には図
16(b)に示すようにリード101の先端部が同一平
面上に載らずに千鳥配置となってしまい、リード101
の平面精度が低下する。このリード101の先端部は、
半導体装置の基板上への表面実装時に配線パターン上に
ハンダ付けされる部分であるが、図16(b)のように
平面精度が悪くなると基板上の配線パターンとの確実な
接続ができなくなる。
【0006】また、半導体装置の基板上への表面実装
時、若しくは実装後に、上記のように付着したドロス1
02が脱落して基板上あるいはその他の電子部品等に付
着すると、配線パターンの電気的短絡や誤動作等の不具
合の原因となる。
【0007】本発明の目的は、ドロスの付着の影響をな
くしてリードの曲げ加工後におけるリード先端部の平面
精度及びリードピッチ精度を良好にすることができ、ド
ロスの脱落による不具合を生じることがない半導体装置
の製造方法、およびその製造方法によって製造された半
導体装置、並びにその半導体装置用のリードフレームを
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、リードフレームに半導体チップを
搭載後に樹脂モールドで一体に封止し、前記リードフレ
ームにおける樹脂モールド堰止め用のダムバーをノズル
よりアシストガスを放出しながらレーザ光を照射して切
断する半導体装置の製造方法において、前記リードフレ
ームへの半導体チップ搭載前に、前記ダムバーの少なく
ともレーザ光を照射する面とは反対の面における半導体
チップ搭載部分よりも遠い側に、ハーフエッチングを施
しておくことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供
される。
【0009】本発明の場合にも、レーザ光照射によって
必然的に生じた溶融物がリードの切断端面裏面側に付着
し冷え固まってドロスとなる。しかし、リードフレーム
のダムバー形状を上記のような形状とすることで、その
ドロス付着による影響をなくすことができる。
【0010】即ち、リードフレームへの半導体チップ搭
載前に、予めダムバーにハーフエッチングを施してお
く。このハーフエッチングを施す箇所は、ダムバーの少
なくともレーザ光を照射する面とは反対の面であって、
リードフレームの半導体チップの搭載部分よりも遠い
側、従って樹脂モールドが封止される部分よりも遠い側
とする。但し、ハーフエッチングを施す面は、必ずしも
レーザ光を照射する面とは反対の面のみである必要はな
く、両面であってもよい。このようにダムバーにハーフ
エッチングを施すことにより、従来のレーザ光照射によ
るダムバー切断の場合に発生していたドロス量よりも本
発明ではドロスの量が大幅に少なくなる。従って、付着
したドロスが後で脱落することが回避され、配線パター
ンの電気的短絡や誤動作等の不具合を防止することが可
能となる。
【0011】また、ダムバーは、通常、リードの痩せを
避けるためリードの側壁ぎりぎりまで切断されることは
ないから、ハーフエッチングされた凹部の一部は必ず残
る。一方、アシストガスの流れる方向は樹脂モールドの
影響を受けてその樹脂モールドより遠ざかる方向となる
ため、ドロスは樹脂モールドより遠い側の裏面側に多く
付着しようとする。従って、ハーフエッチングされた凹
部の(一部の)内部にドロスが収容されることになり、
そのため、リード裏面からドロスが突出することがなく
なり、その後の曲げ加工時の変形の仕方が各リードでほ
ぼ等しくなって曲げ加工後のリード先端部の平坦精度が
向上する。
【0012】さらに、ハーフエッチングするのはダムバ
ーの樹脂モールドよりも遠い側であるため、ダムバーの
樹脂モールド側は元々のリードフレームの厚みが保たれ
ており、樹脂モールドによる封止時にその樹脂モールド
のリード間への流出を防ぎ、かつ各リードを補強すると
いうダムバー本来の役割には遜色ない。
【0013】また、本発明において好ましくは、ダムバ
ーに照射するレーザ光として、細長い断面形状を有する
レーザ光を使用する。これにより、レーザ光のスポット
における長手方向をダムバーの幅方向(リード長手方
向)に一致させれば、1パルスもしくは数パルスのレー
ザ光照射により容易にダムバーを切断することが可能と
なる。
【0014】また、本発明によれば、上記のような半導
体装置の製造方法により製造された半導体装置が提供さ
れる。
【0015】さらに、本発明によれば、半導体チップが
搭載された後、樹脂モールドで一体に封止される半導体
装置用のリードフレームにおいて、前記樹脂モールド堰
止め用のダムバーの少なくとも片面における半導体チッ
プの搭載部分よりも遠い側にハーフエッチングを施した
ことを特徴とするリードフレームが提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
1から図8を参照しながら説明する。
【0017】まず、本実施形態で使用するダムバーの切
断装置の全体構成について説明する。図1に示すダムバ
ーの切断装置は、半導体装置1aを複数個まとめたフレ
ーム1を収容しておくマガジン2、フレーム1の搬入及
び搬出を行う搬送装置3、フレーム1を搭載及び固定す
る治具4、治具4に固定されたフレーム1を水平面内で
移動される加工テーブル(以下XYテーブルという)
5、レーザ光を発振させるレーザ発振ユニット6、レー
ザ発振ユニット6からのレーザ光の進路をフレーム1
(ダムバー)の方向に変えるレーザ加工ヘッド7、半導
体装置のダムバー切断位置を検出する位置検出用カメラ
8、レーザ発振ユニット6の発振動作の制御、XYテー
ブル5の移動制御、位置検出用カメラ8からのダムバー
切断位置のデータ処理を行う制御部9、この制御部9を
介してレーザ発振ユニット6に電力を供給する電源10
を備えている。本実施形態では、上記のように、半導体
装置1aを複数個まとめたフレーム1を一つの単位とし
て取り扱う。なお、厳密に言うと、ダムバー切断前の状
態では半導体装置は製品として完成したものでなく、い
わば中間製品であるが、以下の説明では、簡単のために
このようなダムバー切断前のものもモールド封止型の半
導体装置または半導体装置という。
【0018】図2は、レーザ発振ユニット6及びレーザ
加工ヘッド7を詳細に示す図である。図2に示すよう
に、レーザ発振ユニット6にはレーザ発振器6a及びビ
ームフォーマ6bが備えられており、レーザ発振器6a
から出力されたレーザ光11aがビームフォーマ6bに
よって細長い楕円形断面を有するレーザ光11bに変換
される。ビームフォーマ6bは凹型及び凸型の2枚のシ
リンドリカルレンズが備えられている。レーザ加工ヘッ
ド7内部には、レーザ光11bの進路をフレーム1(半
導体装置1a)方向に変えてレーザ光11とするベンデ
ィングミラー12が取り付けられており、レーザ加工ヘ
ッド7の下部にはXYテーブル5に対向するようにノズ
ル13が設けられており、ノズル13の内部にはレーザ
光11を集光する集光レンズ14が取り付けられてい
る。また、ノズル13にはアシストガスをノズル13の
内部に供給するアシストガス供給部15が取り付けられ
ている。
【0019】次に、上記のようなダムバーの切断装置の
動作について説明する。まず、図1において、マガジン
2内部のプッシャー2aによってフレーム1が矢印Aの
方向に押し上げられ、搬送装置3に吸着される。搬送装
置3は矢印B及びCのように動くことが可能で、予めマ
ガジン2側に移動させていたXYテーブル5にフレーム
1を搬送する。そして、フレーム1は治具4により固定
され位置決めされる。XYテーブル5上のフレーム1は
矢印Dのように移動可能であって、治具4により固定さ
れたフレーム1はXYテーブル5の移動によりレーザ加
工ヘッド7の真下に移動する。
【0020】図3はフレーム5の一例を示す平面図であ
る。図3に示すように、フレーム1は2個の半導体装置
1aが1枚のリードフレーム21によってまとめられた
形状をしている。リードフレーム21の枠部には位置決
め用の穴が設けられている。各半導体装置1aの樹脂モ
ールド部22には図示しない半導体チップが封止されて
おり、樹脂モールド部22からは多数のリード(アウタ
ーリード)23が放射状に延びている。ダムバー24
は、リード23の間をつないでおり、樹脂モールド22
でリードフレーム21と半導体チップを一体に封止する
時に樹脂モールド22がリード23の間に流れ出て来る
のを堰止める役割と、リード23を補強する役割を果た
す。そして、ダムバー24は以下で説明するように切断
され、その後はリードフレーム21の枠部が全て切断除
去され、リード(アウターリード)23がガルウィング
状に曲げ加工される。なお、図3では2個の半導体装置
1aを一組としてフレーム1を構成したが、3個以上の
半導体装置を一組としてもよい。
【0021】フレーム1(半導体装置1a)におけるダ
ムバー切断位置はレーザ加工ヘッド7上部の位置検出用
カメラ8で検出され、このデータがパルス列として制御
部9に伝達され、制御部9でそのパルス列に基づきレー
ザ光発振のトリガが発せられ、そのトリガに基づく電力
供給によりレーザ発振ユニット6がレーザ光を発振す
る。このダムバー切断位置の検出からレーザ光の発振ま
での信号処理に関しては、例えば特開平6−14296
8号公報に記載されている。レーザ発振ユニット6から
発振したレーザ光11aは、ビームフォーマー6bを通
過して細長い楕円形断面に変換され、レーザ加工ヘッド
7内のベンディングミラー12により進路を曲げられて
レーザ光11となり、ノズル13内部の集光レンズ14
により集光され、半導体装置1aのダムバー24に照射
される。なお、ビームフォーマー6bを前述のようなシ
リンドリカルレンズで構成するのではなく、例えば矩形
マスク等を用いてもよく、さらにレーザ発振器自体を矩
形断面のレーザ光を発振させるスラブレーザ発振器とし
てもよい。
【0022】また、アシストガス供給部15より供給さ
れたアシストガスは、ノズル13の先端よりレーザ光1
1の光軸に沿って噴出される。このアシストガスは、レ
ーザ光11の照射による燃焼の補助や、生じた溶融物の
除去の役割を果たす。
【0023】以上のような動作を順次行って全てのダム
バー24の切断が完了し、搬送装置3によりフレーム1
が搬出される。
【0024】本実施形態では、半導体チップを搭載する
前のリードフレーム21の加工工程において、予めダム
バー24両面に図4に示すようなハーフエッチングによ
る凹部(以下、ハーフエッチング部という)25を形成
しておく。このハーフエッチング部25は、樹脂モール
ド部22よりも遠い側(半導体チップの搭載部分よりも
遠い側)に形成する。
【0025】上記のようなハーフエッチング部25は図
5のようにして形成することが可能である。即ち、リー
ドフレーム21の加工時において、図5(a)のような
形状のレジスト膜26を両面に被覆しておく。図中開口
部26aに対応する部分はエッチングによって貫通しリ
ード23を分離する間隙となる部分であって、開口部2
6bがハーフエッチング部25となる部分である。ま
た、図5(a)のB-B方向およびC-C方向から見た断
面図を、それぞれ図5(b)および(c)に示す。この
ようなレジスト膜26を形成後にエッチングを施すと、
幅の広い開口部26aに対応する部分は板厚方向に完全
に貫通して間隙となり、幅の狭い開口部26bに対応す
る部分は板厚方向に完全に貫通しきれずに凹状のハーフ
エッチング部25となる。図5(d)にエッチングおよ
びレジスト膜除去後の断面図を示す。但し、図5(d)
は図5(b)と同位置の断面図である。このように、ダ
ムバー24の両面側に同形状のレジスト膜を被覆する場
合には、露光用のマスクが一種類でよいため、製造コス
トを低減できる。また、リードフレーム21全体の形状
をエッチングで形成する場合には、そのエッチング工程
の時に一緒にハーフエッチ部25も形成することができ
る。なお、ハーフエッチ部25は、ダムバー24の少な
くともレーザ光11を照射する面とは反対の面(裏面
側)に形成すれば十分であり、必ずしも両面に形成する
必要はない。
【0026】また、本実施形態では、ビームフォーマ6
bによってレーザ光11aを細長い楕円断面に変換する
ため、図6に示すように、レーザ光11のスポット11
cが細長い楕円断面となり、スポット11cの長手方向
をダムバー24の幅方向、即ちリード23の長手方向に
一致させれば、1パルスもしくは数パルスのレーザ光照
射により容易にダムバー24を切断することが可能とな
る。
【0027】図7はダムバー24を切断する際のアシス
トガスの流れを示す図、図8は、ダムバー24の切断後
の断面図である。ダムバー24をレーザ光11の照射に
より切断する際には前述のようにリード23の切断端面
の裏面側にドロス27が生じるが、ダムバー24にハー
フエッチング部25を形成しておくことにより、本実施
形態では従来よりもドロス27の発生量が大幅に少なく
なる。これにより、付着したドロス27が後で脱落する
ことが回避され、配線パターンの電気的短絡や誤動作等
の不具合を防止することができる。
【0028】また、ダムバー24切断時には、通常、リ
ード23の痩せを避けるためリード23側壁ぎりぎりま
で切断されることはなく、リード23側壁から少し突出
するように切り残される。従って、ハーフエッチング部
(凹部)25の一部は必ず残ることになる。一方、図7
に示すように、アシストガスの流れる方向(図中矢印E
で示す)は、樹脂モールド22の影響を受けてその樹脂
モールド22より遠ざかる方向となるため、ドロス27
は樹脂モールド22より遠い側の裏面側に多く付着しよ
うとする。従って、ダムバー24の切断後には、図8に
示すように残ったハーフエッチング部25の内部にドロ
ス27が収容されて隠れるようになり、そのため、リー
ド23裏面からドロス27が突出することがなく、その
後の曲げ加工時の変形の仕方が各リード23でほぼ等し
くなる。その結果、曲げ加工後のリード23先端部の平
坦精度が向上する。
【0029】さらに、ハーフエッチング部25はダムバ
ー24の樹脂モールド22よりも遠い側に形成されるた
め、ダムバー24の樹脂モールド22に対面する側は元
々のリードフレーム21の厚みが保たれており、リード
23間への樹脂モールドの流出を防ぎ、かつ各リード2
3を補強するというダムバー24本来の役割には遜色な
い。
【0030】以上のような本実施形態によれば、ダムバ
ー24にハーフエッチング部25を形成するので、従来
よりもドロス27の量を大幅に減少することができ、そ
の結果、ドロス27の脱落、配線パターンの電気的短
絡、誤動作等の不具合を防止することができる。また、
ハーフエッチング部25内部にドロス27が収容される
ため、リード23裏面からドロス27が突出することが
なくなり、曲げ加工後のリード23先端部の平坦精度を
向上することができる。さらに、ダムバー24の樹脂モ
ールド22側は元々のリードフレーム21の厚みが保た
れるので、ダムバー24本来の役割に遜色ない。
【0031】本発明による他のいくつかの実施形態につ
いて、図9から図12を参照しながら説明する。
【0032】図9は、前述の実施形態よりもさらに細長
いスポット31となるようにレーザ光を変換し、1つの
ダムバー24を2箇所で切断する実施形態を示す図であ
る。このような複数のパルスにより切断する場合におい
ても、ドロスの付着状況は図1〜図8で説明した実施形
態とほぼ同様となり、同様の効果が得られる。
【0033】図10および図11は、細長い楕円断面の
レーザ光を用いずに円形断面のレーザ光を用い、そのレ
ーザ光による円形のスポットをスキャンさせる実施形態
を示す図である。図10では円形のスポット32をリー
ド23の長手方向に同一直線上でスキャンさせており、
図11では円形のスポット33をリード23の長手方向
に往復させている。このようにスポットをスキャンさせ
る場合でも、やはりドロスの付着状況は図1〜図8で説
明した実施形態とほぼ同様となり、同様の効果が得られ
る。
【0034】図12は、ハーフエッチング部25aの幅
を図4の場合よりも狭くし、1つのダムバーにつき2箇
所のハーフエッチング部25aをリード23側壁付近に
形成する実施形態を示す図である。この場合にも、ドロ
スの付着状況は図1〜図8で説明した実施形態とほぼ同
様となり、同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ダムバーの少なくとも
レーザ光を照射する面とは反対の面における半導体チッ
プの搭載部分よりも遠い側にハーフエッチングを施すの
で、ドロス量を大幅に減少することができ、その結果、
ドロスの脱落、配線パターンの電気的短絡、誤動作等の
不具合を防止することができる。また、ハーフエッチン
グされた部分の内部にドロスが収容されるため、リード
裏面からドロスが突出することがなくなり、曲げ加工後
のリード先端部の平坦精度を向上することができる。さ
らに、ダムバーの樹脂モールド側は元々のリードフレー
ムの厚みが保たれるので、ダムバー本来の役割に遜色な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で使用するダムバーの切断
装置の全体構成図である。
【図2】図1のダムバーの切断装置におけるレーザ発振
ユニット及びレーザ加工ヘッドを詳細に示す図である。
【図3】半導体装置を複数個まとめたフレームの一例を
示す平面図である。
【図4】半導体装置のダムバー付近の拡大平面図であ
る。
【図5】ダムバーにハーフエッチング部を形成する方法
を説明する図であって、(a)はレジスト膜をリードフ
レームの材料に被覆した状態を示す平面図、(b)は
(a)のB-B方向から見た断面図、(c)は(a)の
C-C方向から見た断面図である。
【図6】細長い楕円断面のレーザ光によるスポットとダ
ムバーとの位置関係を示す図である。
【図7】ダムバーを切断する際のアシストガスの流れと
ダムバーとの関係を示す断面図である。
【図8】ダムバー切断後の断面図である。
【図9】本発明による他の実施形態を説明する図であ
る。
【図10】本発明によるさらに他の実施形態を説明する
図である。
【図11】本発明によるさらに他の実施形態を説明する
図である。
【図12】本発明によるさらに他の実施形態を説明する
図である。
【図13】従来技術によりダムバー切断を行った場合の
ドロスの付着状況を説明する図であって、(a)はその
平面図、(b)は(a)のB-B方向の断面図である。
【図14】図13のようなダムバー切断後に、押さえ治
具でによりダムバー付近が押えられ、リードの曲げ加工
が行われる様子を説明する図である。
【図15】図14のリードの曲げ加工後の状態を示す図
である。
【図16】図15のIV方向から見た図であって、(a)
は曲げ加工後のリードの先端部が同一平面上に載ってい
る状態を示す図、(b)はドロス付着の影響でリードの
先端部が同一平面上に載らずに千鳥配置となってしまっ
た状態を示す図である。
【符号の説明】 1 フレーム 1a 半導体装置 5 加工テーブル 6 レーザ発振ユニット 6a レーザ発振器 6b ビームフォーマ 7 レーザ加工ヘッド 8 位置検出用カメラ 9 制御部 10 電源 11,11a,11b レーザ光 11c スポット 12 ベンディングミラー 13 ノズル 14 集光レンズ 15 アシストガス供給部 21 リードフレーム 22 樹脂モールド部 23 リード 24 ダムバー 25 ハーフエッチング部 25a ハーフエッチング部 26 レジスト膜 27 ドロス 31,32,33 スポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 義也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 下村 義昭 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 奥村 信也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 美野本 泰 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームに半導体チップを搭載後
    に樹脂モールドで一体に封止し、前記リードフレームに
    おける前記樹脂モールド堰止め用のダムバーをノズルよ
    りアシストガスを放出しながらレーザ光を照射して切断
    する半導体装置の製造方法において、 前記リードフレームへの前記半導体チップ搭載前に、前
    記ダムバーの少なくとも前記レーザ光を照射する面とは
    反対の面における前記半導体チップ搭載部分よりも遠い
    側に、ハーフエッチングを施しておくことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、前記ダムバーに照射するレーザ光として、細長
    い断面形状を有するレーザ光を使用することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体装置の製
    造方法により製造された半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体チップが搭載された後、樹脂モー
    ルドで一体に封止される半導体装置用のリードフレーム
    において、前記樹脂モールド堰止め用のダムバーの少な
    くとも片面における前記半導体チップの搭載部分よりも
    遠い側にハーフエッチングを施したことを特徴とするリ
    ードフレーム。
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