JPH1050893A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH1050893A JPH1050893A JP8201514A JP20151496A JPH1050893A JP H1050893 A JPH1050893 A JP H1050893A JP 8201514 A JP8201514 A JP 8201514A JP 20151496 A JP20151496 A JP 20151496A JP H1050893 A JPH1050893 A JP H1050893A
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- resin mold
- dam bar
- side wall
- resin
- mold portion
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- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】樹脂封止型の半導体装置におけるダムバーをレ
ーザ光照射により溶断するに際して、樹脂モールド部の
側壁に焼損を与えることのない半導体装置を提供する。 【解決手段】少なくともレーザ光100の反入射側にお
ける樹脂モールド部5の側壁5aを、アシストガス24
aの円錐状の流れに干渉しない形状とする。即ち、レー
ザ光100の反入射側における樹脂モールド部5の厚み
T、側壁5aの鉛直線に対する角度θ、リードフレーム
1a上の樹脂モールド部5の端面からダムバー2の端面
までの距離Sが次式、 S+T・tanθ>T・tan15° を満たすような形状とする。
ーザ光照射により溶断するに際して、樹脂モールド部の
側壁に焼損を与えることのない半導体装置を提供する。 【解決手段】少なくともレーザ光100の反入射側にお
ける樹脂モールド部5の側壁5aを、アシストガス24
aの円錐状の流れに干渉しない形状とする。即ち、レー
ザ光100の反入射側における樹脂モールド部5の厚み
T、側壁5aの鉛直線に対する角度θ、リードフレーム
1a上の樹脂モールド部5の端面からダムバー2の端面
までの距離Sが次式、 S+T・tanθ>T・tan15° を満たすような形状とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームに
半導体チップを搭載し樹脂で一体に封止した半導体装置
に係わり、特に、樹脂の流出を防止するダムバーがレー
ザ光照射により溶断される半導体装置に関する。
半導体チップを搭載し樹脂で一体に封止した半導体装置
に係わり、特に、樹脂の流出を防止するダムバーがレー
ザ光照射により溶断される半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームに半導体チップを搭載し
て樹脂モールドで一体に封止した樹脂封止型の半導体装
置において、ダムバーはリードフレームのリード間を連
結するものであり、樹脂モールドでリードフレームと半
導体チップを一体に封止する時に樹脂モールドがリード
の間に流れ出てくるのを堰止める役割を果たすものであ
る。また、このダムバーは各リードを補強する役割も有
する。そして、樹脂モールドによる封止が終了するとダ
ムバーは切断除去され、リードフレームの各リード(ア
ウターリード)が個々に切り離される。
て樹脂モールドで一体に封止した樹脂封止型の半導体装
置において、ダムバーはリードフレームのリード間を連
結するものであり、樹脂モールドでリードフレームと半
導体チップを一体に封止する時に樹脂モールドがリード
の間に流れ出てくるのを堰止める役割を果たすものであ
る。また、このダムバーは各リードを補強する役割も有
する。そして、樹脂モールドによる封止が終了するとダ
ムバーは切断除去され、リードフレームの各リード(ア
ウターリード)が個々に切り離される。
【0003】このダムバーの切断は、従来では、打ち抜
きにより切断することが多かったが、最近では半導体装
置の高密度化、高集積化に伴って微細な加工が要求され
てきているため、例えば特開平2−155259号公報
や特開平6−142968号公報に記載のように、ビー
ムを集光することにより微細な加工が行えるレーザ加工
装置を利用してダムバーを切断することが提案されてい
る。
きにより切断することが多かったが、最近では半導体装
置の高密度化、高集積化に伴って微細な加工が要求され
てきているため、例えば特開平2−155259号公報
や特開平6−142968号公報に記載のように、ビー
ムを集光することにより微細な加工が行えるレーザ加工
装置を利用してダムバーを切断することが提案されてい
る。
【0004】ダムバーの切断に利用される一般的なレー
ザ加工装置の一例を図7により説明する。図7におい
て、レーザ発振器110から出力されるレーザ光111
は加工ヘッド120内のベンディングミラー121で反
射し、加工ヘッド120下部のノズル122内に取り付
けられた集光レンズ123により集光され、ノズル12
2先端よりワーク(半導体装置)101に照射され、ダ
ムバーの切断が行われる。ワーク101はXYテーブル
112に固定治具113により固定されている。
ザ加工装置の一例を図7により説明する。図7におい
て、レーザ発振器110から出力されるレーザ光111
は加工ヘッド120内のベンディングミラー121で反
射し、加工ヘッド120下部のノズル122内に取り付
けられた集光レンズ123により集光され、ノズル12
2先端よりワーク(半導体装置)101に照射され、ダ
ムバーの切断が行われる。ワーク101はXYテーブル
112に固定治具113により固定されている。
【0005】また、通常、アシストガス供給部125よ
りアシストガス126がノズル122内に供給され、レ
ーザ光111と共にノズル122先端からワーク101
に放出される。このアシストガス126は、レーザ光1
11照射による燃焼補助、及び生じた溶融物の吹き飛ば
し(除去)等を行うために使用される。ワーク101上
の加工位置は、予め制御部130に登録されており、こ
の制御部130の制御のもとにノズル122、加工ヘッ
ド120やノズル122、ワーク101を載置するXY
テーブル112等を相対的に移動させることにより順次
加工が行われる。
りアシストガス126がノズル122内に供給され、レ
ーザ光111と共にノズル122先端からワーク101
に放出される。このアシストガス126は、レーザ光1
11照射による燃焼補助、及び生じた溶融物の吹き飛ば
し(除去)等を行うために使用される。ワーク101上
の加工位置は、予め制御部130に登録されており、こ
の制御部130の制御のもとにノズル122、加工ヘッ
ド120やノズル122、ワーク101を載置するXY
テーブル112等を相対的に移動させることにより順次
加工が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなレーザ加
工装置によりダムバーの切断を行った場合、ダムバーに
当たった後のアシストガスが下方に向かって円錐状に広
がり、レーザ光照射に伴う入熱で生じた溶融物がそのア
シストガスと共に円錐状に飛散する(図4参照)。この
時飛散するのは金属(リードフレーム材料)の溶融物で
かなりの高温であるため、この溶融物がダムバーに近接
する樹脂モールド部の側壁、特にレーザ光の反入射側に
おける側壁に干渉すると、その樹脂モールド部の側壁の
一部を焼損してしまう。上記のようにして発生した焼損
部分は、その後の洗浄工程等の工程を経ても除去されず
に残るため、最終的な製品の外観を損なうことになる。
工装置によりダムバーの切断を行った場合、ダムバーに
当たった後のアシストガスが下方に向かって円錐状に広
がり、レーザ光照射に伴う入熱で生じた溶融物がそのア
シストガスと共に円錐状に飛散する(図4参照)。この
時飛散するのは金属(リードフレーム材料)の溶融物で
かなりの高温であるため、この溶融物がダムバーに近接
する樹脂モールド部の側壁、特にレーザ光の反入射側に
おける側壁に干渉すると、その樹脂モールド部の側壁の
一部を焼損してしまう。上記のようにして発生した焼損
部分は、その後の洗浄工程等の工程を経ても除去されず
に残るため、最終的な製品の外観を損なうことになる。
【0007】本発明の目的は、樹脂封止型の半導体装置
におけるダムバーをレーザ光照射により溶断するに際し
て、樹脂モールド部の側壁に焼損を与えることのない半
導体装置を提供することである。
におけるダムバーをレーザ光照射により溶断するに際し
て、樹脂モールド部の側壁に焼損を与えることのない半
導体装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、多数のリードを有するリードフレ
ームと、そのリードフレームと半導体チップとを樹脂で
一体封止することにより形成された樹脂モールド部と、
前記リード間を連結し前記樹脂による封止時にその樹脂
を堰止めて流出を防止するダムバーとを有し、前記樹脂
による封止後のダムバーがアシストガスの噴出及びレー
ザ光の照射により溶断される半導体装置において、少な
くとも前記レーザ光の反入射側における前記樹脂モール
ド部の側壁が、前記ダムバー溶断後の溶融物を含むアシ
ストガスの円錐状の流れに干渉しない形状を有すること
を特徴とする半導体装置が提供される。
め、本発明によれば、多数のリードを有するリードフレ
ームと、そのリードフレームと半導体チップとを樹脂で
一体封止することにより形成された樹脂モールド部と、
前記リード間を連結し前記樹脂による封止時にその樹脂
を堰止めて流出を防止するダムバーとを有し、前記樹脂
による封止後のダムバーがアシストガスの噴出及びレー
ザ光の照射により溶断される半導体装置において、少な
くとも前記レーザ光の反入射側における前記樹脂モール
ド部の側壁が、前記ダムバー溶断後の溶融物を含むアシ
ストガスの円錐状の流れに干渉しない形状を有すること
を特徴とする半導体装置が提供される。
【0009】前述したように、レーザ光照射で生じた溶
融物をアシストガスの吹き付けによって飛散させ、除去
する方式では、アシストガスと共に円錐状に飛散する溶
融物が樹脂モールド部の側壁の一部に焼損等のダメージ
を与える可能性があるが、上記のように構成した本発明
においては、樹脂モールド部の側壁を、ダムバー溶断後
の溶融物を含むアシストガスの円錐状の流れに干渉しな
い形状とする。
融物をアシストガスの吹き付けによって飛散させ、除去
する方式では、アシストガスと共に円錐状に飛散する溶
融物が樹脂モールド部の側壁の一部に焼損等のダメージ
を与える可能性があるが、上記のように構成した本発明
においては、樹脂モールド部の側壁を、ダムバー溶断後
の溶融物を含むアシストガスの円錐状の流れに干渉しな
い形状とする。
【0010】このような樹脂モールド部の側壁の形状を
実現するためには、レーザ光の反入射側における樹脂モ
ールド部の厚みをT、レーザ光の反入射側における樹脂
モールド部の側壁が鉛直線となす角度をθ、リードフレ
ーム上における樹脂モールド部の端面からダムバーの端
面までの距離をSとして、 S+T・tanθ>T・tan15° の関係が成り立つようにすることが好ましい。具体的に
は、例えば樹脂モールド部の側壁位置をダムバーから離
すとか、または樹脂モールド部の側壁の角度をアシスト
ガスの円錐状の流れに干渉しない角度とすることが考え
られる。
実現するためには、レーザ光の反入射側における樹脂モ
ールド部の厚みをT、レーザ光の反入射側における樹脂
モールド部の側壁が鉛直線となす角度をθ、リードフレ
ーム上における樹脂モールド部の端面からダムバーの端
面までの距離をSとして、 S+T・tanθ>T・tan15° の関係が成り立つようにすることが好ましい。具体的に
は、例えば樹脂モールド部の側壁位置をダムバーから離
すとか、または樹脂モールド部の側壁の角度をアシスト
ガスの円錐状の流れに干渉しない角度とすることが考え
られる。
【0011】これにより、ダムバー溶断後の溶融物によ
って樹脂モールド部の側壁の一部を焼損することがな
い。従って、最終的な外観のきれいな製品を製造するこ
とが可能となる。
って樹脂モールド部の側壁の一部を焼損することがな
い。従って、最終的な外観のきれいな製品を製造するこ
とが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
1から図6を参照しながら説明する。まず、半導体装置
及び切断されるダムバーについて説明する。図1に示す
半導体装置1は4方向からリード4が延びるQFP型の
半導体装置であり、リードフレーム1a上には、半導体
チップ(図示せず)の搭載後に樹脂モールドによる封止
が行われ、樹脂モールド部5が形成されている。但し、
樹脂モールドによる封止は半導体チップの各端子と各リ
ード4との電気的接続の後に行われる。樹脂モールド部
5からはリード4が4方向に延びており、各リード4の
間はスリット3となっており、そのスリット部3がダム
バー2により連結されている。ダムバー2は、樹脂モー
ルドでの封止の際に、樹脂モールドがリード4の隙間か
ら流れ出さないよう堰き止めると共に、各リード4の相
互の位置ずれが生じないよう各リード4の間を連結する
ためのものである。
1から図6を参照しながら説明する。まず、半導体装置
及び切断されるダムバーについて説明する。図1に示す
半導体装置1は4方向からリード4が延びるQFP型の
半導体装置であり、リードフレーム1a上には、半導体
チップ(図示せず)の搭載後に樹脂モールドによる封止
が行われ、樹脂モールド部5が形成されている。但し、
樹脂モールドによる封止は半導体チップの各端子と各リ
ード4との電気的接続の後に行われる。樹脂モールド部
5からはリード4が4方向に延びており、各リード4の
間はスリット3となっており、そのスリット部3がダム
バー2により連結されている。ダムバー2は、樹脂モー
ルドでの封止の際に、樹脂モールドがリード4の隙間か
ら流れ出さないよう堰き止めると共に、各リード4の相
互の位置ずれが生じないよう各リード4の間を連結する
ためのものである。
【0013】次に、ダムバーを切断するレーザ加工装置
の構成について図2及び図3により説明する。図2に示
すように、本実施形態のレーザ加工装置は、レーザ光を
出力するレーザヘッド10、レーザ光を半導体装置1の
ダムバー2の方向に誘導する加工ヘッド20、半導体装
置1のダムバー2の切断位置を検出する位置検出用カメ
ラ21、半導体装置1を水平面内で移動させるXYテー
ブル11、レーザヘッド10の発振動作の制御、XYテ
ーブル11の移動制御、位置検出用カメラ21からの切
断位置データの信号処理等を行う制御部30、レーザヘ
ッド10におけるレーザ光発振のための電力を供給する
電源31、半導体装置1を複数個搭載したフレーム6を
蓄積しておくマガジン40、フレーム6の搬入及び搬出
を行う搬送装置41を備えている。なお、半導体装置1
を複数個搭載したフレーム6はXYテーブル11に固定
治具42により固定される。
の構成について図2及び図3により説明する。図2に示
すように、本実施形態のレーザ加工装置は、レーザ光を
出力するレーザヘッド10、レーザ光を半導体装置1の
ダムバー2の方向に誘導する加工ヘッド20、半導体装
置1のダムバー2の切断位置を検出する位置検出用カメ
ラ21、半導体装置1を水平面内で移動させるXYテー
ブル11、レーザヘッド10の発振動作の制御、XYテ
ーブル11の移動制御、位置検出用カメラ21からの切
断位置データの信号処理等を行う制御部30、レーザヘ
ッド10におけるレーザ光発振のための電力を供給する
電源31、半導体装置1を複数個搭載したフレーム6を
蓄積しておくマガジン40、フレーム6の搬入及び搬出
を行う搬送装置41を備えている。なお、半導体装置1
を複数個搭載したフレーム6はXYテーブル11に固定
治具42により固定される。
【0014】図3はレーザヘッド10及び加工ヘッド2
0の内部を示す図である。図3に示すように、加工ヘッ
ド20内部にはレーザ光100を反射させてその光路を
半導体装置1の方向に曲げるベンディングミラー21が
取り付けられており、加工ヘッド20の下部にはノズル
22が設けられている。また、ノズル22内部にはレー
ザ光100を集光するための集光レンズ23が取り付け
られており、さらにノズル22にはアシストガス24a
をノズル22内部に供給するアシストガス供給部24が
設けられている。前述の位置検出用カメラ21は加工ヘ
ッド20上部に取り付けられている。さらに、レーザヘ
ッド10内部にはレーザ光100を発振するレーザ発振
器10a、及びレーザ光100の断面形状をダムバー2
の形状に合わせて細長い形状、例えば長円形や矩形に変
形するビームフォーマ50が備えられている。
0の内部を示す図である。図3に示すように、加工ヘッ
ド20内部にはレーザ光100を反射させてその光路を
半導体装置1の方向に曲げるベンディングミラー21が
取り付けられており、加工ヘッド20の下部にはノズル
22が設けられている。また、ノズル22内部にはレー
ザ光100を集光するための集光レンズ23が取り付け
られており、さらにノズル22にはアシストガス24a
をノズル22内部に供給するアシストガス供給部24が
設けられている。前述の位置検出用カメラ21は加工ヘ
ッド20上部に取り付けられている。さらに、レーザヘ
ッド10内部にはレーザ光100を発振するレーザ発振
器10a、及びレーザ光100の断面形状をダムバー2
の形状に合わせて細長い形状、例えば長円形や矩形に変
形するビームフォーマ50が備えられている。
【0015】次に、ダムバー2を切断する動作について
説明する。まず、図2のフレーム6がマガジン40内部
のプッシャー4aにより、図中の矢印Aの方向に押し上
げられ、搬送装置41に吸着される。一方、XYテーブ
ル11はマガジン40の方に移動させておく。搬送装置
41は矢印B及びCに示すように移動し、マガジン40
側に移動してきているXYテーブル11上にフレーム6
を載置する。この時、固定治具42によりフレーム6は
XYテーブル11に位置決めされ、固定される。その
後、XYテーブル11は矢印Dに示すように移動し、フ
レーム6の半導体装置1は、加工ヘッド20直下にセッ
トされる。
説明する。まず、図2のフレーム6がマガジン40内部
のプッシャー4aにより、図中の矢印Aの方向に押し上
げられ、搬送装置41に吸着される。一方、XYテーブ
ル11はマガジン40の方に移動させておく。搬送装置
41は矢印B及びCに示すように移動し、マガジン40
側に移動してきているXYテーブル11上にフレーム6
を載置する。この時、固定治具42によりフレーム6は
XYテーブル11に位置決めされ、固定される。その
後、XYテーブル11は矢印Dに示すように移動し、フ
レーム6の半導体装置1は、加工ヘッド20直下にセッ
トされる。
【0016】半導体装置1のダムバー2の切断位置は、
加工ヘッド20上部に設けられた位置検出用カメラ21
により検出され、この切断位置データがパルス列として
制御部30に伝達され、このパルス列に基づきレーザ光
100の発振のためのトリガ信号が制御部30より出力
され、このトリガ信号のタイミングと電源19からの電
力供給によりレーザ発振器10aがレーザ光100を発
振する。
加工ヘッド20上部に設けられた位置検出用カメラ21
により検出され、この切断位置データがパルス列として
制御部30に伝達され、このパルス列に基づきレーザ光
100の発振のためのトリガ信号が制御部30より出力
され、このトリガ信号のタイミングと電源19からの電
力供給によりレーザ発振器10aがレーザ光100を発
振する。
【0017】レーザ発振器10aから発振したレーザ光
100は、ビームフォーマー50によってその断面形状
が変形され、加工ヘッド20内のベンディングミラー2
1に入射する。ベンディングミラー21で反射したレー
ザ光100は、ノズル22内部の集光レンズ23により
集光され、ダムバー2の切断位置に照射され切断され
る。通常は1パルス(1ショット)のレーザ光100の
照射によりダムバー2の切断が完了する。レーザ光10
0の照射と同時に、アシストガス供給部24より供給さ
れたアシストガス24aはノズル22の先端より噴出
し、レーザ光100の照射による燃焼補助、及び生じた
溶融物の除去等を行う。上記のような動作を順次行うこ
とにより全てのダムバー2の切断が完了すると、フレー
ム6は搬送装置41により搬出される。
100は、ビームフォーマー50によってその断面形状
が変形され、加工ヘッド20内のベンディングミラー2
1に入射する。ベンディングミラー21で反射したレー
ザ光100は、ノズル22内部の集光レンズ23により
集光され、ダムバー2の切断位置に照射され切断され
る。通常は1パルス(1ショット)のレーザ光100の
照射によりダムバー2の切断が完了する。レーザ光10
0の照射と同時に、アシストガス供給部24より供給さ
れたアシストガス24aはノズル22の先端より噴出
し、レーザ光100の照射による燃焼補助、及び生じた
溶融物の除去等を行う。上記のような動作を順次行うこ
とにより全てのダムバー2の切断が完了すると、フレー
ム6は搬送装置41により搬出される。
【0018】上記のようなレーザ加工装置によりダムバ
ー2の切断を行った場合、図4に示すように、ダムバー
2に当たった後のアシストガス24aが下方に向かって
円錐状に広がり、レーザ光100の照射に伴う入熱で生
じたダムバー2の溶融物がアシストガス24aと共に円
錐状に飛散する。この時飛散するのは金属(リードフレ
ーム1aの材料)の溶融物でかなりの高温である。ここ
で、樹脂モールド部5の側壁が、円錐状に飛散するアシ
ストガス24aと干渉するような形状、例えば樹脂モー
ルド部5の側壁がダムバー2に近接しているような場合
には、上記溶融物が樹脂モールド部5の側壁、特にレー
ザ光100の反入射側における側壁5aに図5に示すよ
うな焼損を与えてしまう。但し、図5は半導体装置1の
側面図であって側壁5aのダメージを受けた部分を焼損
部5bとして示した。このようにして発生した焼損部5
bは、その後の洗浄工程等の工程を経ても除去されずに
残るため、最終的な製品の外観を損なうことになる。
ー2の切断を行った場合、図4に示すように、ダムバー
2に当たった後のアシストガス24aが下方に向かって
円錐状に広がり、レーザ光100の照射に伴う入熱で生
じたダムバー2の溶融物がアシストガス24aと共に円
錐状に飛散する。この時飛散するのは金属(リードフレ
ーム1aの材料)の溶融物でかなりの高温である。ここ
で、樹脂モールド部5の側壁が、円錐状に飛散するアシ
ストガス24aと干渉するような形状、例えば樹脂モー
ルド部5の側壁がダムバー2に近接しているような場合
には、上記溶融物が樹脂モールド部5の側壁、特にレー
ザ光100の反入射側における側壁5aに図5に示すよ
うな焼損を与えてしまう。但し、図5は半導体装置1の
側面図であって側壁5aのダメージを受けた部分を焼損
部5bとして示した。このようにして発生した焼損部5
bは、その後の洗浄工程等の工程を経ても除去されずに
残るため、最終的な製品の外観を損なうことになる。
【0019】これに対し、本実施形態の半導体装置で
は、樹脂モールド部5の側壁5aの形状を、アシストガ
ス24aの円錐状の流れに干渉しないような形状として
いる。この側壁5aの形状について図6により説明す
る。図6において溶融物を含んだアシストガス24aの
流れ25を円錐と仮定した時、その頂角の半分(以下、
飛散角という)をφとし、さらにレーザ光100の反入
射側における樹脂モールド部5の厚みをT、側壁5aの
鉛直線に対する角度(以下、側壁角という)をθ、リー
ドフレーム1a上の樹脂モールド部5の端面からダムバ
ー2の端面までの距離(以下、側壁−ダムバー距離とい
う)をSとすると、側壁5aに円錐状のアシストガス2
4aの流れ25が当たらない条件、即ち側壁5aに焼損
部5bを生じさせない条件は、 S+T・tanθ>T・tanφ … (1) となる。
は、樹脂モールド部5の側壁5aの形状を、アシストガ
ス24aの円錐状の流れに干渉しないような形状として
いる。この側壁5aの形状について図6により説明す
る。図6において溶融物を含んだアシストガス24aの
流れ25を円錐と仮定した時、その頂角の半分(以下、
飛散角という)をφとし、さらにレーザ光100の反入
射側における樹脂モールド部5の厚みをT、側壁5aの
鉛直線に対する角度(以下、側壁角という)をθ、リー
ドフレーム1a上の樹脂モールド部5の端面からダムバ
ー2の端面までの距離(以下、側壁−ダムバー距離とい
う)をSとすると、側壁5aに円錐状のアシストガス2
4aの流れ25が当たらない条件、即ち側壁5aに焼損
部5bを生じさせない条件は、 S+T・tanθ>T・tanφ … (1) となる。
【0020】アシストガスを噴出しながらダムバー2を
レーザ光照射により切断する場合、円錐状のアシストガ
ス24aの流れ25の飛散角φは、一般に約15度程度
である。従って、側壁角θ、側壁−ダムバー距離S、及
び樹脂モールド部厚みTが、次式、 S+T・tanθ>T・tan15° … (2) を満たすことが、側壁5aに焼損部5bを生じさせない
具体的な条件となる。実際の半導体装置では、例えば樹
脂モールド部厚みTを一定にして、側壁角θ及び側壁−
ダムバー距離Sを式(2)を満たす条件の範囲での最適
値に設定することになる。
レーザ光照射により切断する場合、円錐状のアシストガ
ス24aの流れ25の飛散角φは、一般に約15度程度
である。従って、側壁角θ、側壁−ダムバー距離S、及
び樹脂モールド部厚みTが、次式、 S+T・tanθ>T・tan15° … (2) を満たすことが、側壁5aに焼損部5bを生じさせない
具体的な条件となる。実際の半導体装置では、例えば樹
脂モールド部厚みTを一定にして、側壁角θ及び側壁−
ダムバー距離Sを式(2)を満たす条件の範囲での最適
値に設定することになる。
【0021】なお、上記では、レーザ光100の反入射
側における樹脂モールド部5の側壁5aが、式(2)の
条件を満たすべきであると説明したが、レーザ光100
の入射側における樹脂モールド部5の側壁5cを、側壁
5aと同様の形状にしてもよい。
側における樹脂モールド部5の側壁5aが、式(2)の
条件を満たすべきであると説明したが、レーザ光100
の入射側における樹脂モールド部5の側壁5cを、側壁
5aと同様の形状にしてもよい。
【0022】以上のような本実施形態によれば、少なく
ともレーザ光100の反入射側における樹脂モールド部
5の側壁5aを、アシストガス24aの円錐状の流れに
干渉しない形状、即ちレーザ光100の反入射側におけ
る樹脂モールド部5の厚み、側壁5aの鉛直線に対する
角度、リードフレーム1a上の樹脂モールド部5の端面
からダムバー2の端面までの距離が式(2)を満たすよ
うな形状とするので、ダムバー2の溶断後の溶融物によ
って樹脂モールド部5の側壁5aに焼損部5bを生じさ
せることがない。従って、最終的な外観のきれいな製品
を製造することができる。
ともレーザ光100の反入射側における樹脂モールド部
5の側壁5aを、アシストガス24aの円錐状の流れに
干渉しない形状、即ちレーザ光100の反入射側におけ
る樹脂モールド部5の厚み、側壁5aの鉛直線に対する
角度、リードフレーム1a上の樹脂モールド部5の端面
からダムバー2の端面までの距離が式(2)を満たすよ
うな形状とするので、ダムバー2の溶断後の溶融物によ
って樹脂モールド部5の側壁5aに焼損部5bを生じさ
せることがない。従って、最終的な外観のきれいな製品
を製造することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、少なくともレーザ光の
反入射側における樹脂モールド部の側壁を、ダムバー溶
断後の溶融物を含むアシストガスの円錐状の流れに干渉
しない形状とするので、溶融物によって樹脂モールド部
の側壁の一部を焼損することがない。従って、最終的な
外観のきれいな製品を製造することができる。
反入射側における樹脂モールド部の側壁を、ダムバー溶
断後の溶融物を含むアシストガスの円錐状の流れに干渉
しない形状とするので、溶融物によって樹脂モールド部
の側壁の一部を焼損することがない。従って、最終的な
外観のきれいな製品を製造することができる。
【図1】本発明の一実施形態による半導体装置の外観図
である。
である。
【図2】図1の半導体装置のダムバーを切断するレーザ
加工装置の構成図である。
加工装置の構成図である。
【図3】図2のレーザ加工装置におけるレーザヘッド及
び加工ヘッドの内部を示す図である。
び加工ヘッドの内部を示す図である。
【図4】ダムバー溶断後の溶融物を含むアシストガスが
下方に向かって円錐状に広がる状況を示す図であり、半
導体装置の側面方向から見た図である。
下方に向かって円錐状に広がる状況を示す図であり、半
導体装置の側面方向から見た図である。
【図5】樹脂モールド部の側壁が図4のアシストガスの
流れと干渉するような形状の場合に、レーザ光の反入射
側における側壁に溶融物が焼損を与えた状況を示す図で
あり、半導体装置の側面方向から見た図である。
流れと干渉するような形状の場合に、レーザ光の反入射
側における側壁に溶融物が焼損を与えた状況を示す図で
あり、半導体装置の側面方向から見た図である。
【図6】本実施形態の半導体装置における樹脂モールド
部の側壁の形状を示す図である。
部の側壁の形状を示す図である。
【図7】ダムバーの切断に利用される従来の一般的なレ
ーザ加工装置の構成を示す図である。
ーザ加工装置の構成を示す図である。
1 半導体装置 1a リードフレーム 2 ダムバー 3 スリット 4 リード 5 樹脂モールド部 5a (レーザ光の反入射側における樹脂モールド部5
の)側壁 5b 焼損部 5c (レーザ光の入射側における樹脂モールド部5
の)側壁 6 フレーム 10 レーザヘッド 10a レーザ発振器 11 XYテーブル 20 加工ヘッド 21 位置検出用カメラ 22 ノズル 23 集光レンズ 24 アシストガス供給部 24a アシストガス 25 円錐状のアシストガスの流れ 30 制御部 31 電源 40 マガジン 41 搬送装置 42 固定治具 50 ビームフォーマ θ 側壁角 S 側壁−ダムバー距離 T 樹脂モールド部厚み
の)側壁 5b 焼損部 5c (レーザ光の入射側における樹脂モールド部5
の)側壁 6 フレーム 10 レーザヘッド 10a レーザ発振器 11 XYテーブル 20 加工ヘッド 21 位置検出用カメラ 22 ノズル 23 集光レンズ 24 アシストガス供給部 24a アシストガス 25 円錐状のアシストガスの流れ 30 制御部 31 電源 40 マガジン 41 搬送装置 42 固定治具 50 ビームフォーマ θ 側壁角 S 側壁−ダムバー距離 T 樹脂モールド部厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 義昭 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 奥村 信也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 西垣 剛 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 美野本 泰 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 多数のリードを有するリードフレーム
と、前記リードフレームと半導体チップとを樹脂で一体
封止することにより形成された樹脂モールド部と、前記
リード間を連結し前記樹脂による封止時にその樹脂を堰
止めて流出を防止するダムバーとを有し、前記樹脂によ
る封止後の前記ダムバーがアシストガスの噴出及びレー
ザ光の照射により溶断される半導体装置において、少な
くとも前記レーザ光の反入射側における前記樹脂モール
ド部の側壁が、前記ダムバー溶断後の溶融物を含むアシ
ストガスの円錐状の流れに干渉しない形状を有すること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、前
記レーザ光の反入射側における前記樹脂モールド部の厚
みをT、前記レーザ光の反入射側における前記樹脂モー
ルド部の側壁が鉛直線となす角度をθ、前記リードフレ
ーム上における前記樹脂モールド部の端面から前記ダム
バーの端面までの距離をSとして、 S+T・tanθ>T・tan15° の関係が成り立つことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8201514A JPH1050893A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8201514A JPH1050893A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1050893A true JPH1050893A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16442315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8201514A Pending JPH1050893A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1050893A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019141909A (ja) * | 2012-03-09 | 2019-08-29 | 株式会社トヨコー | 付着物除去方法及び付着物除去装置 |
| US20240402091A1 (en) * | 2023-05-31 | 2024-12-05 | The Boeing Company | Colormetric methods to predict coating and bond performance properties |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP8201514A patent/JPH1050893A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019141909A (ja) * | 2012-03-09 | 2019-08-29 | 株式会社トヨコー | 付着物除去方法及び付着物除去装置 |
| JP2021045790A (ja) * | 2012-03-09 | 2021-03-25 | 株式会社トヨコー | 付着物除去方法及び付着物除去装置 |
| US11135681B2 (en) | 2012-03-09 | 2021-10-05 | TOYOKOH, Co., Ltd. | Laser irradiation device, laser irradiation system, and method for removing coating or adhering matter |
| US12365050B2 (en) | 2012-03-09 | 2025-07-22 | Toyokoh Co., Ltd. | Laser irradiation device, laser irradiation system, and method for removing coating or adhering matter |
| US20240402091A1 (en) * | 2023-05-31 | 2024-12-05 | The Boeing Company | Colormetric methods to predict coating and bond performance properties |
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