JPH0915432A - 光センサー用プラスチック光ファイバ - Google Patents

光センサー用プラスチック光ファイバ

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JPH0915432A
JPH0915432A JP7180538A JP18053895A JPH0915432A JP H0915432 A JPH0915432 A JP H0915432A JP 7180538 A JP7180538 A JP 7180538A JP 18053895 A JP18053895 A JP 18053895A JP H0915432 A JPH0915432 A JP H0915432A
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JP
Japan
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optical fiber
core
resin
plastic optical
cores
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Withdrawn
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JP7180538A
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Inventor
Shinichi Toyoshima
真一 豊島
Hajime Munekuni
肇 宗國
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 個々の芯の直径が50μm以上200μm以
下であり、該芯繊維の7個以上が別個に仕切られ、芯の
樹脂の屈折率より0.005以上0.25以下低い屈折
率の鞘の樹脂を充満してひとまとめにして、断面の芯の
面積と鞘の面積の比率が40対60乃至98対2である
光センサ用多芯プラスチック光ファイバ及びそのケーブ
ル。 【効果】 本発明により、伝送損失が小さく耐環境特性
もよく、しかも光ファイバを曲げても伝送損失の増加が
少ない即ち曲げロスが小さい、光センサ用多芯プラスチ
ック光ファイバが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ式光電セン
サ用に使用される、伝送損失が小さく耐環境性が良く、
しかも光ファイバを曲げても伝送損失の増加が少ない即
ち曲げロスが小さいプラスチック光ファイバ及びそのケ
ーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバセンサに使用されたプ
ラスチック光ファイバは、芯の周りに同心円状に鞘を被
覆した光ファイバであり、芯の直径は通常0.5〜1.
5mmで、特別な場合でも0.25mm程度である。こ
のようなプラスチック光ファイバは単芯でありしかも1
本ずつ使用されるのが一般的で、場合によっては複数本
の束にして使用することもある。また特開平5−401
80号公報によれば、芯の直径が5μm〜50μmであ
り、少なくとも500個以上の多数の芯樹脂の島からな
る多芯光ファイバセンサユニットが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来実用化されている
単芯のプラスチック光ファイバの場合には、小さな曲げ
半径で曲げると曲げロスが大きいという問題を有する。
また、前述の多芯光ファイバセンサユニットでは、芯の
直径が50μm以下と小さいため、高温で長期使用する
ときなどの信頼性の点で問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決するため、種々検討した結果、個々の芯の直
径を特定範囲の大きさにし、断面の芯の面積と鞘の面積
の特定範囲の比率にすることにより、曲げたときの光ロ
スも小さくしかも信頼性も高い優れた特徴を有するプラ
スチック光ファイバを提供できることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は; 個々の芯の直径が50μm以上200μm以下であ
り、該芯繊維の7個以上が別個に仕切られ、芯の樹脂の
屈折率より0.005以上0.25以下低い屈折率の鞘
の樹脂を充満してひとまとめにして、断面の芯の面積と
鞘の面積の比率が40対60乃至98対2である光セン
サ用多芯プラスチック光ファイバを提供する。また、 芯の面積と鞘の面積の比率が90対10乃至98対
2である点にも特徴を有する。また、 鞘の樹脂の屈折率が芯の樹脂の屈折率より0.04
以上低い点にも特徴を有する。また、 記載の光センサ用多芯プラスチック光ファイバに
保護被覆層を設けた多芯プラスチック光ファイバケーブ
ルを提供する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、芯の材料としては各種の透明樹脂が使用でき
る。特に好ましい樹脂としてメチルメタクリレート系の
公知の樹脂が使用できる。例えば、メチルメタクリレー
ト単独重合体や;メチルメタクリレートを50重量%以
上含んだ共重合体で、共重合可能な成分として、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、n−アクリル酸ブチル
などのアクリル酸エステル類、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸シクロヘキシルなど
のメタクリル酸エステル類、マレイミド類、アクリル
酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、スチレンなどがあ
り、この中から一種類以上適宜選択してメチルメタクリ
レートと共重合させた共重合体を挙げることができる。
メチルメタクリレート系樹脂は透明性が高いので長距離
の伝送をすることができる。
【0007】その他の好ましい樹脂としてスチレン系樹
脂が使用できる。例えば、スチレン単独重合体や、アク
リロニトリル−スチレン共重合体、スチレン−メチルメ
タクリレート共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重
合体、スチレン−六員環酸無水物共重合体等のようにス
チレンと一種類以上の他の成分を共重合させた共重合体
を挙げることができる。スチレン系樹脂は吸湿性が小さ
いので、水の影響をうけにくい。
【0008】その他の好ましい樹脂として、ポリカーボ
ネート系樹脂が使用できる。例えば、脂肪族ポリカーボ
ネートや芳香族ポリカーボネートなどや、またこれらと
4,4−ジオキシフェニルエーテル、エチレングルコー
ル、p−キシレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ルなどのジオキシ化合物との共重合体や、カーボネート
結合の他にエステル結合をも有するヘテロ結合共重合体
なども挙げられる。ポリカーボネート系樹脂は耐熱性が
高いことおよび吸湿性が少ない特長を有する。
【0009】その他の好ましい樹脂をして、アモルファ
スのポリオレフィン樹脂が使用できる。例えば、日本合
成ゴム(株)製の「アートン」、三井石油(株)製「A
PO」、日本ゼオン(株)製「ZEONEX」などのよ
うな樹脂がある。アモルファスのポリオレフィン樹脂は
耐熱性に優れている。
【0010】また、鞘樹脂としては芯の樹脂の屈折率よ
り0.005以上0.25以下低い屈折率、好ましくは
0.04以上小さい屈折率の樹脂を使用する。鞘樹脂は
この条件を満たしていれば特に限定されない。鞘樹脂と
しては、メタクリル系樹脂および/又はアクリレート系
樹脂および/又はフッ化ビニリデン系樹脂などがある。
【0011】例えば、フッ化メタクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタク
リレート、ブチルメタクリレートなどのメタクリレート
系モノマーやフッ化アクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチ
ルアクリレートなどのアクリレート系モノマーを主原料
モノマーとした共重合体や、フッ化ビニリデン系共重合
体、フッ化ビニリデン系共重合体とメチルメタクリレー
ト系樹脂とのブレンドなどが挙げられる。その中鞘樹脂
の屈折率が芯材の屈折率よりも0.005以上0.25
以下低い屈折率、好ましくは0.04以上低く調節でき
る樹脂が挙げられる。
【0012】例えば、フッ化メタクリレートモノマーと
しては、トリフルオロエチルメタクリレート、テトラフ
ルオロプロピルメタクリレート、ペンタフルオロプロピ
ルメタクリレート、ヘプタデカフルオロデシルメタクリ
レート、オクタフルオロプロペンチルメタクリレートな
どがあり、フッ化アクリレートモノマーとしては、トリ
フルオロエチルアクリレート、テトラフルオロプロピル
アクリレート、オクタフルオロペンチルアクリレートな
どがある。
【0013】さらに、所望に応じ、この共重合体組成1
00重量部当たり、5重量部を越えない範囲で、メタク
リル酸、o−メチルフェニルマレイミド、マレイミド、
無水マレイン酸、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸
六員環化物などの成分を導入することもできる。具体的
には、例えば、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレー
トとメチルメタクリレートとの共重合体、テトラフルオ
ロプロピルメタクリレートとメチルメタクリレートとの
共重合体、トリフルオロエチルメタクリレートとメチル
メタクリレートとの共重合体、ペンタフルオロプロピル
メタクリレートとメチルメタクリレートとの共重合体、
ヘプタデカフルオロデシルメタクリレートとテトラフル
オロプロピルメタクリレートとメチルメタクリレートと
の共重合体、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート
とトリフルオロエチルメタクリレートとメチルメタクリ
レートとの共重合体、ヘプタデカフルオロデシルメタク
リレートとトリフルオロエチルメタクリレートとテトラ
フルオロプロピルメタクリレートとメチルメタクリレー
トとの共重合体などが挙げられる。
【0014】各モノマーの組成比率などは、鞘樹脂の屈
折率が芯材の屈折率よりも0.005以上低低くなるよ
うに適宜調整して決めればよい。この中でも、耐熱性、
透明性、機械的特性などのバランスから考えて、ヘプタ
デカフルオロデシルメタクリレートとトリフルオロエチ
ルメタクリレートとテトラフルオロプロピルメタクリレ
ートとメチルメタクリレートとの共重合体を使用するの
が好ましい。
【0015】フッ化ビニリデン系樹脂としては、フッ化
ビニリデン樹脂や、フッ化ビニリデンと他の成分、例え
ばテトラフロロエチレン、トリフロロエチレン、ヘキサ
フロロプロピレン、ヘキサフロロアセトンその他の少な
くも1つの成分との共重合体がある。尚、鞘樹脂は必ず
しもフッ素を含んだ成分を含む必要はない。ただし、鞘
樹脂の屈折率は、芯材の屈折率よりも0.005以上
0.25以下低いことが必要である。好ましくは0.0
4以上0.25以下低いことが望ましい。
【0016】芯材との屈折率差が0.005未満である
と、芯材の屈折率と近すぎるため、プラスチック光ファ
イバの中に取り込む光の量が小さくなりすぎてしまい、
光センサの検出感度が悪くなる。また、芯材との屈折率
差が0.25を越えると鞘樹脂の結晶性が高くなり伝送
損失が悪くなる。屈折率は、アッベ屈折計を用いて23
℃の恒温室内で、ナトリウムD線を光源として測定した
ときの値を用いる。
【0017】また、芯材のメルトインデックスは0.5
g/10分以上10g/10分以下が好ましい。鞘材の
メルトインデックスは、芯材のメルトインデックスより
大きい値であり、かつ5g/10分以上60g/10分
以下であることが好ましい。このメルトインデックス
は、ASTM−1238に従い、試験温度230℃、荷
重3.8kg、ダイスの内径2.0955mmの条件で
測定したものである。
【0018】鞘樹脂のメルトインデックスが小さすぎる
と、ダイス壁面との大きな摩擦抵抗のために線径変動が
極めて大きく、ファイバ状に成型できない。逆に大きす
ぎると、鞘だけ先に流れてしまい、これも線径一定のフ
ァイバ状に成型できない。
【0019】本発明の多芯プラスチック光ファイバは、
その断面が一般にはほぼ円状になっており、その直径は
0.1mm〜3mm程度であり、通常は、0.5mm〜
1.0mm程度である。ここで個々の芯の直径は50μ
m以上200μm以下である。個々の芯の直径が200
μmより大きいと、光ファイバの曲げによる光ロスが大
きくなってしまう。個々の芯の直径が50μmより小さ
くなると、伝送損失が大きくなること、およびレーザー
を光源とする時、ノイズが発生することがある。
【0020】また、できるだけ断面の均一化をはかる必
要から、芯の数は芯の配置が安定する7個以上にする。
好ましくは500個以下が望ましい。このような構造か
らなる多芯プラスチック光ファイバは、多数の芯とそれ
を取り巻く鞘樹脂はしっかりと一体化されているので、
断面の直径が1mm程度のこの多芯プラスチック光ファ
イバを小さく折り曲げても光ロスは従来市販されている
プラスチック光ファイバよりはるかに優れる特徴があ
る。
【0021】本発明の多芯プラスチック光ファイバの製
造方法は、ごみ、ほこりの殆どない清浄な環境下で、特
殊ノズルと二台の押出機を使用して、溶融状態にある芯
材と鞘材とを、海−島の構造を持つ多芯プラスチック光
ファイバに成形する複合紡糸方式で行うのが好ましい。
すなわち、芯材と鞘材とを溶融状態で複合紡糸ダイに供
給し、まず、芯材をほぼ均等に7個以上の孔をあけたダ
イプレートに供給し、引き続き、細管のガイドで芯材を
流下させる。次に、溶融した鞘材を芯材の流れているす
べての細管の周りに供給し、芯を島とし、鞘を海とする
構造に紡糸する。そして、延伸をかけて1.3倍〜3.
0倍に分子を配向させ、機械的特性を向上させて、本発
明の多芯プラスチック光ファイバを得る。
【0022】芯の配置は細密充填構造にするのが好まし
いが、芯の数が比較的少ない場合には、後で行う被覆を
施すときの影響を均一化させるため、最外周に配置する
芯は同一円周上にするのが好ましい。例えば、1本の芯
線の周りを6本の芯線で均等に円状に囲んだ7芯のプラ
スチック光ファイバ、さらにその外側を12本の芯線で
円状に囲んだ19芯のプラスチック光ファイバ、更に外
側に順次円状に囲んだ37芯、61芯、91芯……等の
プラスチック光ファイバが好ましい。
【0023】本発明の多芯プラスチック光ファイバは、
光電センサ用途が主目的であるので、イメージファイバ
としての解像度などは問わないが、多芯プラスチック光
ファイバ断面における芯の面積と鞘の面積の比率は、4
0対60乃至98対2である。40対60より芯の比率
が小さくなると伝送光量が小さくなる。98対2より鞘
の比率が小さくなると伝送損失が維持できなくなる。
【0024】伝送光量を大きくしたいときは、伝送損失
値が維持される範囲で、鞘の量は少ないほうがよく、多
芯プラスチック光ファイバ断面における芯の面積と鞘の
面積の比率は、90対10乃至98対2が好ましい。
【0025】このようにして製造した多芯プラスチック
光ファイバの外側に被覆用の樹脂組成物を被覆して、耐
熱性や機械的特性をさらに向上させて、多芯プラスチッ
ク光ファイバケーブルとして実際に使用するのが好まし
い。保護被覆用の樹脂組成物としては、公知の樹脂組成
物が使用できる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ゴム、各種
の熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、架橋ポリオ
レフィン、架橋ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレンコ
ンパウンド、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、熱硬化性
樹脂、紫外線硬化性樹脂などや、これらの樹脂の混合物
などである。
【0026】また、補強繊維として、アラミド繊維、ポ
リアセタール繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、金属
繊維などを介在させても良い。被覆層の厚みは、実際に
使用する状況に合わせて適宜決定すればよい。また、何
層か被覆層を重ねることも可能である。
【0027】これらの保護被覆用樹脂組成物をプラスチ
ック光ファイバに被覆する方法としては、プラスチック
光ファイバを複合紡糸法で作製した後、その外側に熱溶
融させた被覆材を被覆させる方法等を採用するのが好ま
しい。例えば、被覆の仕方は、プラスチック光ファイバ
を、電線被覆を行うようにクロスヘッドダイを使用して
溶融樹脂を被覆する。
【0028】本発明の光センサ用多芯プラスチック光フ
ァイバ及びそのケーブルは、上述の通りの構成とするこ
とにより、ファイバを小さく曲げても光量の損失が少な
くしかも伝送損失が小さい特徴を有する。従来からある
細い光ファイバを束ねたバンドルファイバでも、曲げた
ときの光ロスを小さくすることはできるが、バンドルフ
ァイバでは細い個々の光ファイバがバラバラであるの
で、端末での固定に難点がある。
【0029】しかし、本発明の多芯プラスチック光ファ
イバは鞘樹脂により芯線は固定されているので、バンド
ルファイバと違って、外見上はあたかも1本の芯の光フ
ァイバのように取り扱え、コネクタなどへの端末固定方
法は、被覆のかしめや接着剤による接着などで固定で
き、構成する芯がバラバラに引っ込んだり、跳び出した
りすることはない。
【0030】
【実施例】以下、本発明を一層明確にするために実施例
を挙げて説明するが、本発明の範囲がこれらの実施例に
限定されるものではない。 〔測定方法〕 メルトインデックス:東洋精機製メルトインデクサ
ーを使用し、ASTM−1238に準じ、試験温度23
0℃、荷重3.8kg、ダイス内径2.0955mmの
条件で測定した。 屈折率:アタゴアッベ屈折計1型を使用し、ナトリ
ウムD線を用いて23℃の恒温室内で測定した。 伝送損失: 52m−2mのカットバック法で測
定。光源に波長650nmまたは670nmの単色光を
使用し入射開き角0.15ラジアン。
【0031】(実施例1)芯樹脂として、メルトフロー
インデックスが2g/10分、屈折率が1.492のメ
チルメタクリレート樹脂、鞘樹脂としてメルトフローイ
ンデックスが30g/10分、屈折率が1.405のフ
ッ化ビニリデン系樹脂を用いた。屈折率の差は0.08
7であった。芯材用押出機で芯材であるメチルメタクリ
レート樹脂を溶融し、217個の孔をあけたダイプレー
トに供給した。次に、鞘樹脂が芯材の周りに充満される
ように、217個の孔をあけたダイプレートに供給し
て、全部の芯線が充満密着するようにしぼりこんだキャ
ップをつけて収束し、一本のほぼ円状断面をした多芯プ
ラスチック光ファイバを得た。
【0032】この時の芯樹脂と鞘樹脂の体積比は80対
20になるようにした。この多芯プラスチック光ファイ
バの一個の芯の平均的な直径は約60μmであり、全体
の直径は1.0mmであった。この多芯プラスチック光
ファイバの伝送損失は、52m−2mカットバック法で
測定して、波長650nmにおいて0.24dB/mで
あった。さらにこの多芯プラスチック光ファイバに低密
度ポリエチレンの被覆を施し、外径2.2mmの多芯プ
ラスチック光ファイバケーブルを得た。この多芯プラス
チック光ファイバケーブルの伝送損失は、52m−2m
カットバック法で測定して、波長650nmにおいて
0.24dB/mであり、被覆前と変化なかった。
【0033】次に、この多芯プラスチック光ファイバケ
ーブルの曲げ特性を測定した。中心波長657nmのL
EDを光源として使用した。この多芯プラスチック光フ
ァイバケーブルを3mの長さに切り、中央部を半径10
mmの円柱に一回り巻き付けたときの透過光量を測定し
たところ、曲げないときの99%以上を保持しており、
曲げロスはほとんどなかった。この多芯プラスチック光
ファイバケーブルに、湿熱60℃95%RHの耐熱性試
験を行ったところ、1000時間経過後、0.1dB/
m程度のロス増しか見られず、安定性は高かった。
【0034】(実施例2)芯の樹脂と鞘の樹脂と保護被
覆材は実施例1と同じものを使用した。また実施例1と
同じ217個の孔をあけたダイプレートを使用した。実
施例1と異なる点は、芯樹脂と鞘樹脂の体積比は95対
5になるようにした点である。この多芯プラスチック光
ファイバの一個の芯の平均的な直径は約66μmであ
り、全体の直径は1.0mmであった。鞘の比率が小さ
いので、個々の芯の形状はほぼ正六角形になっていた。
この多芯プラスチック光ファイバの伝送損失は、52m
−2mカットバック法で測定して、波長650nmにお
いて0.18dB/mであった。
【0035】さらにこの多芯プラスチック光ファイバに
低密度ポリエチレンの被覆を施し、外径2.2mmの多
芯プラスチック光ファイバケーブルを得た。この多芯プ
ラスチック光ファイバケーブルの伝送損失は、52m−
2mカットバック法で測定して、波長650nmにおい
て0.18dB/mであり、被覆前と変化なかった。
【0036】次に、この多芯プラスチック光ファイバケ
ーブルの曲げ特性を測定した。中心波長657nmのL
EDを光源として使用した。この多芯プラスチック光フ
ァイバケーブルを3mの長さに切り、中央部を半径10
mmの円柱に一回り巻き付けたときの透過光量を測定し
たところ、曲げないときの99%を保持しており、曲げ
ロスはほとんどなかった。この多芯プラスチック光ファ
イバケーブルに、湿熱60℃95%RHの耐熱性試験を
行ったところ、1000時間経過後、0.1dB/m程
度のロス増しか見られず、安定性は高かった。
【0037】(実施例3)芯の樹脂と鞘の樹脂と保護被
覆材は実施例1と同じものを使用した。芯材用押出機で
芯材であるメチルメタクリレート樹脂を溶融し、37個
の孔をあけたダイプレートに供給した。次に、鞘樹脂が
芯材の周りに充満されるように、37個の孔をあけたダ
イプレートに供給して、全部の芯線が充満密着するよう
にしぼりこんだキャップをつけて収束し、一本のほぼ円
状断面をした多芯プラスチック光ファイバを得た。
【0038】この時の芯樹脂と鞘樹脂の体積比は91対
9になるようにした。この多芯プラスチック光ファイバ
の一個の芯の平均的な直径は約160μmであり、全体
の直径は1.0mmであった。この多芯プラスチック光
ファイバの伝送損失は、52m−2mカットバック法で
測定して、波長650nmにおいて0.17dB/mで
あった。
【0039】さらにこの多芯プラスチック光ファイバに
低密度ポリエチレンの被覆を施し、外径2.2mmの多
芯プラスチック光ファイバケーブルを得た。この多芯プ
ラスチック光ファイバケーブルの伝送損失は、52m−
2mカットバック法で測定して、波長650nmにおい
て0.17dB/mであり、被覆前と変化なかった。次
に、この多芯プラスチック光ファイバケーブルの曲げ特
性を測定した。中心波長657nmのLEDを光源とし
て使用した。この多芯プラスチック光ファイバケーブル
を3mの長さに切り、中央部を半径10mmの円柱に一
回り巻き付けたときの透過光量を測定したところ、曲げ
ないときの97%を保持しており、曲げロスはほとんど
なかった。この多芯プラスチック光ファイバケーブル
に、湿熱60℃95%RHの耐熱性試験を行ったとこ
ろ、1000時間経過後、0.1dB/m程度のロス増
しか見られず、安定性は高かった。
【0040】(実施例4)芯樹脂として、メルトインデ
ックスが4.5、屈折率が1.586ポリカーボネート
樹脂を用い、鞘樹脂としてメルトインデックスが30、
屈折率が1.392のフッ化ビニリデン系樹脂を用い
た。屈折率の差は0.194であった。芯材用押出機で
芯材であるポリカーボネート樹脂を溶融し、217個の
孔をあけたダイプレートに供給した。次に、鞘樹脂が芯
材の周りに充満されるように、217個の孔をあけたダ
イプレートに供給して、全部の芯線が充満密着するよう
にしぼりこんだキャップをつけて収束し、一本のほぼ円
状断面をした多芯プラスチック光ファイバを得た。
【0041】この時の芯樹脂と鞘樹脂の体積比は91対
9になるようにした。この多芯プラスチック光ファイバ
の一個の芯の平均的な直径は約64μmであり、全体の
直径は1.0mmであった。この多芯プラスチック光フ
ァイバの伝送損失は、52m−2mカットバック法で測
定して、波長670nmにおいて0.8dB/mであっ
た。
【0042】さらにこの多芯プラスチック光ファイバに
低密度ポリエチレンの被覆を施し、外径2.2mmの多
芯プラスチック光ファイバケーブルを得た。この多芯プ
ラスチック光ファイバケーブルの伝送損失は、52m−
2mカットバック法で測定して、波長670nmにおい
て0.8dB/mであり、被覆前と変化なかった。実施
例1に比べて伝送損失は大きいが、屈折率差が大きいの
で、LED光源の場合だと、受光量が大きく、2m長さ
における光パワーは実施例1より約1.5dB大きかっ
た。
【0043】次に、この多芯プラスチック光ファイバケ
ーブルの曲げ特性を測定した。中心波長657nmのL
EDを光源として使用した。この多芯プラスチック光フ
ァイバケーブルを3mの長さに切り、中央部を半径10
mmの円柱に一回り巻き付けたときの透過光量を測定し
たところ、曲げないときの99%以上を保持しており、
曲げロスはほとんどなかった。この多芯プラスチック光
ファイバケーブルに、湿熱60℃95%RHの耐熱性試
験を行ったところ、1000時間経過後、0.1dB/
m程度のロス増しか見られず、安定性は高かった。
【0044】(比較例1)芯の樹脂と鞘の樹脂と保護被
覆材は実施例1と同じものを使用した。芯がメチルメタ
クリレート樹脂であり、鞘が上記の樹脂である、芯の直
径0.98mm、外径1.0mmの単芯のプラスチック
光ファイバを紡糸し、次にこのプラスチック光ファイバ
に低密度ポリエチレンの被覆を施し、外径2.2mmの
プラスチック光ファイバケーブルを得た。
【0045】次に、このプラスチック光ファイバケーブ
ルの曲げ特性を測定した。中心波長657nmのLED
を光源として使用した。この単芯プラスチック光ファイ
バケーブルを3mの長さに切り、中央部を半径5mmの
円柱に一回り巻き付けたときの透過光量を測定したとこ
ろ、曲げないときの61%しか保持されていなかった。
【0046】(比較例2)芯の樹脂と鞘の樹脂と保護被
覆材は実施例1と同じものを使用した。芯材用押出機で
芯材であるメチルメタクリレート樹脂を溶融し、350
0個の孔をあけたダイプレートに供給した。次に、鞘樹
脂が芯材の周りに充満されるように、3500個の孔を
あけたダイプレートに供給して、全部の芯線が充満密着
するようにしぼりこんだキャップをつけて収束し、一本
のほぼ円状断面をした多芯プラスチック光ファイバを得
た。
【0047】この時の芯樹脂と鞘樹脂の体積比は80対
20になるようにした。この多芯プラスチック光ファイ
バの一個の芯の平均的な直径は約15μmであり、全体
の直径は1.0mmであった。この多芯プラスチック光
ファイバの伝送損失は、52m−2mカットバック法で
測定して、波長650nmにおいて1.0dB/mであ
った。
【0048】さらにこの多芯プラスチック光ファイバに
低密度ポリエチレンの被覆を施し、外径2.2mmの多
芯プラスチック光ファイバケーブルを得た。この多芯プ
ラスチック光ファイバケーブルの伝送損失は、52m−
2mカットバック法で測定して、波長650nmにおい
て1.0dB/mであり、被覆前と変化なかった。次
に、この多芯プラスチック光ファイバケーブルの曲げ特
性を測定した。中心波長657nmのLEDを光源とし
て使用した。この多芯プラスチック光ファイバケーブル
を3mの長さに切り、中央部を半径10mmの円柱に一
回り巻き付けたときの透過光量を測定したところ、曲げ
ないときの99%以上を保持しており、曲げロスはほと
んどなかった。この多芯プラスチック光ファイバケーブ
ルに、湿熱60℃95%RHの耐熱性試験を行ったとこ
ろ、1000時間経過後、0.4dB/mの劣化が見ら
れた。
【0049】
【発明の効果】本発明により、伝送損失が小さく耐環境
特性もよく、しかも光ファイバを曲げても伝送損失の増
加が少ない即ち曲げロスが小さい、光センサー用多芯プ
ラスチック光ファイバが得られる。本発明により得られ
た光センサー用多芯プラスチック光ファイバは、伝送損
失が52m−2mのカットバック法、光源に波長650
nmまたは670nmの単色光を使用し入射開き角0.
15ラジアンで測定したとき、1.0dB/m未満であ
る。
【0050】更に、この多芯プラスチック光ファイバケ
ーブルに、湿熱60℃95%RHの耐熱性試験を行った
ところ、1,000時間経過後、0.4dB/m未満の
変化しか見られず、耐環境特性がよい。また、曲げロス
は、中心波長657nmのLEDを光源として使用し、
この多芯プラスチック光ファイバを3mの長さに切り、
中央部を半径10mmの円柱に一回り巻き付けたときの
透過光線を測定したところ、曲げないときの90%以上
を保持しており、極めて良好な値を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多芯プラスチック光ファイバの断面を
示す模式図である。
【図2】本発明の多芯プラスチック光ファイバケーブル
の断面を示す模式図である。
【符号の説明】
1 芯 2 鞘 3 保護被覆層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の芯の直径が50μm以上200μ
    m以下であり、該芯繊維の7個以上が別個に仕切られ、
    芯の樹脂の屈折率より0.005以上0.25以下低い
    屈折率の鞘の樹脂を充満してひとまとめにして、断面の
    芯の面積と鞘の面積の比率が40対60乃至98対2で
    ある光センサ用多芯プラスチック光ファイバ。
  2. 【請求項2】 芯の面積と鞘の面積の比率が90対10
    乃至98対2である請求項1記載の光センサ用多芯プラ
    スチック光ファイバ。
  3. 【請求項3】 鞘の樹脂の屈折率が芯の樹脂の屈折率よ
    り0.04以上低い請求項1記載の光センサ用多芯プラ
    スチック光ファイバ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光センサ用多芯プラスチ
    ック光ファイバに保護被覆層を設けた多芯プラスチック
    光ファイバケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014163084A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 三菱レイヨン株式会社 マルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバケーブル

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