JPH09154399A - ヤシ殻培養土マット及び同培養土マットセット - Google Patents

ヤシ殻培養土マット及び同培養土マットセット

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JPH09154399A
JPH09154399A JP7335649A JP33564995A JPH09154399A JP H09154399 A JPH09154399 A JP H09154399A JP 7335649 A JP7335649 A JP 7335649A JP 33564995 A JP33564995 A JP 33564995A JP H09154399 A JPH09154399 A JP H09154399A
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JP
Japan
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mat
culture soil
coconut shell
soil mat
fertilizer
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JP7335649A
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Ichiro Sugimoto
一郎 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 草花等による広域の緑化作業を効率よく行
い、かつ野鳥による種子の被害を防止し、苗成長後は生
分解する自然還元形ヤシ殻培養土マット及び同マットセ
ットを提供する。 【解決手段】 種子入り肥料混合ヤシ殻培養土マット、
肥料混合ヤシ殻培養土マットを、それぞれ2対1ないし
3対1に体積を圧縮する一次加圧を施し、さらにその両
者を重ねて、体積を3分の1から5分の1に圧縮し、か
つ出来上がりの含水率を約7%以下とする二次加工によ
って一体的に成形した後、その最上段に野鳥防止用のヤ
シ殻粉末層を設けた複合マットを、生分解性材料によっ
て形成され、複数の枠体が四方に係合可能なケ−スに収
納するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ココナツの外皮中
に含まれる繊維質の乾燥粉末を圧縮して得られる培養土
マット(以下、単にヤシ殻培養土マットと呼ぶ)、特に
高速道路両側の法面等の広範囲を緑化するのに便利、か
つ生分解可能な培養土マットセットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
高速道路の傾斜法面を緑化する場合、地面に種子や肥料
を蒔く作業を個別に行っているが、効率が悪く、まして
野鳥による被害を防止することは困難であった。
【0003】本発明は、上記従来の作業の欠点を改め
て、播種や育苗作業を改善して効率化するとともに、野
鳥による被害防止を図るため、ヤシ殻の有効利用によっ
て生分解性機能をもった培養土マットセットを提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、ヤシ
殻粉末を培養土としてそれに肥料を混合し、原料を体積
比で1/2ないし1/3に圧縮して、水分保有率7%以
下とした肥料混合ヤシ殻培養土マットと、このマットに
所要の種子を配合して前記培養土マットと同様割合に圧
縮成形した種子入り肥料混合ヤシ殻培養土マットとを重
ねた二層のマットを、さらに体積比で1/3ないし1/
5に圧縮して一体化したマットに成形し、最上段には、
肥料及び種子をともに含まず、かつ加圧しないヤシ殻粉
末を撒布し、それを生分解性材料をもって形成されると
共に、上方が開放され、かつ底部に受桟を備えたケ−ス
に収納したものである。ここで複合マットを収納したケ
−スを一面に敷き詰め、四方の隣接者どうしを係合する
ようにすることが望ましい。さらに受桟を備えたケ−ス
の底部に予め吸水材より成るマットを備えると、本培養
土マットセットを使用したとき地面の凹凸による給水不
足を補うことが出来る。
【0005】本発明の培養土マットは、ヤシ殻粉末を加
圧する際の発生熱によってヤシ殻粉末の樹脂分を溶解し
て、二層のヤシ殻培養土マットを相互に接着一体化する
が、加工時の発生熱により種子が変質あるいは枯死する
のを防ぐために、加圧を二次に分けて一度の発生熱量を
低く抑えると共に、施工前の種子発芽の恐れを無くすた
め水分含有率を7%以下になるよう加圧力を選んでい
る。実施後は加水によるヤシ殻粉末の膨張とともに相互
の接着作用は解除され、種子の発芽作用を妨げることな
く、経時的にヤシ殻及びケ−スは生分解して土に還元す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヤシ殻培養土
マットセットを図1、図2および図3により説明する。
図1(A)は、その側断面図、(B)はケ−スの斜視
図、図2は、ヤシ殻培養土マットセットの製造工程を示
すブロック図、図3はケ−スの他の実施例の斜視図であ
る。図1(A)に示すように複合マット9は、肥料混合
ヤシ殻培養土マット3に種子入り肥料混合ヤシ殻培養土
マット2を重ねた上、後に記す一体化加工をし、その上
に野鳥防止用のヤシ殻粉末層1を形成したものである。
この複合マット9は底部に受桟4′を備えた矩形状の側
壁4より成るケ−ス10の中に収納されて培養土マット
セット11を形成している。
【0007】ここでケ−ス10は、土中で微生物により
水と炭酸ガスと化して土に還元する生分解性プラスチッ
クと、その分解速度を促進するヤシ殻粉末を加えた材料
を用いる。その壁厚は、自立可能の厚さで製作し、その
中一杯に複合マット9を収納する。また、ケ−ス10に
は、同図(B)に示すように対向する側壁の一方が内側
に他方が外側に突出する一対の係合部5、5′を二組設
けて、培養土マットセット11を敷き詰めるとき、隣接
するケ−ス同志が係合して、使用後に容易に位置がずれ
ることがない。図3に示す他の実施例のように、ケ−ス
10′の係合部5、5′を側壁4と同じ高さにしてもよ
い。
【0008】培養土マット2と3には、化成肥料8を混
合するが、その肥料8は、例えば速効性のものを種子入
り肥料混合ヤシ殻培養土マット2に、遅効性のものを肥
料混合ヤシ殻培養土マット3に混合するなど適宜に肥料
設計を施す。
【0009】図1と図2に示すように、肥料混合ヤシ殻
培養土マット3はヤシ殻粉末7にNPKその他適宜の肥
料8を混合し、体積比で1/2ないし1/3に圧縮する
一次加工を施したものであり、また種子入り肥料混合ヤ
シ殻培養土マット2は、肥料混合ヤシ殻培養土マット3
の原料に予め所要の種子6を埋め込んだ後、肥料混合ヤ
シ殻培養土マット3トと同様の一次加工を施したもので
ある。
【0010】そして図2に示すように複合マット9は、
一次加工した培養土マット2、3を重ねて、さらに体積
比で1/3ないし1/5とする二次の圧縮加工を行って
両者を一体化成形し、その上に肥料と種子をともに含ま
ず、かつ圧縮加工を加えないヤシ殻粉末7を培養土マッ
ト2の中の種子を覆う程度に撒布してヤシ殻粉末層1を
形成する。このように培養土マット2、3にヤシ殻粉末
層1を加えて複合マット9を形成し、これを生分解性材
料より成るケ−ス10に収納してヤシ殻培養土マットセ
ット11を得る。なお、複合マット9をケ−ス10に収
納するに当たっては、本培養土マットセット11の使用
時に現地地面の凹凸によって生じる空間のため、それ以
下の地面への給水が不足することを補うため、予め吸水
材料より成るマット9′をケ−ス10底部の受桟4′の
上に挿入することが望ましい。
【0011】
【実施例】本発明のヤシ殻培養土マットセット11の実
施例を示すと、ケ−ス10は、材料に例えば脂肪族ポリ
エステルにヤシ殻粉末を4:6の重量比で混合して用
い、収納するヤシ殻培養土マット9のサイズとしては野
鳥防止用のヤシ殻粉末層1が3ないし15mm厚、種子
入り肥料混合ヤシ殻培養土マット2が3ないし20mm
厚および肥料混合ヤシ殻培養土マット3が10ないし8
0mm厚となることが好適である。そしてケ−ス10、
10′の側壁4の厚さが0.8ないし13mm、外形
は、一辺の長さが10ないし35cmの正方形とし、高
さは16ないし115mmとするのが好適である。
【0012】以上のように構成した培養土マットセット
11は、利用前の乾燥状態の複合マット9に充分な撒水
を行うと吸湿が始まり、ヤシ殻培養土マット2及び3の
水分含有量が増えて体積が数倍に達し、種子6の発芽が
始まる。この種子及び発芽は上側に配置した野鳥防止用
ヤシ殻粉末層1に被覆されて野鳥の被害から保護され
る。そして時間の経過と共に複合ヤシ殻培養土マット9
の土中における分解、還元作用によって培養土化が進行
する。すなわち複合マット9は、自然界が持つ湿分平衡
作用によって、ヤシ殻粉末7の粒子を膨潤し、雨露など
を受けるにつれ土壌細菌、微生物等の働きによって変質
していく。また、ヤシ殻粉末7の変質、風化と同様にケ
−ス10も土中分解を始め、例えば脂肪族ポリエステル
から成る生分解性プラスチックを素材に用いた場合に
は、10週以内に80%以上が分解することは本出願人
による実願平6−16548号明細書に示すとおりであ
る。
【0013】以上のように構成され作用する本発明の培
養土マットセット11は、少数品種による広域の緑化、
特に人手の掛け難い高速道路両側法面の緑化に利用する
のが好適であり、また肥料を混合し、あるいは混合しな
いヤシ殻培養土マットは、それぞれ土壌改良材として単
独に別途苗床に敷設する等、用途に応じた個別の使用法
も期待することが出来る。
【0014】
【発明の効果】本発明のヤシ殻培養土マットは、使用前
は固形化したマット状をしているので扱い易く、これを
ケ−スに入れて培養土マットセットで扱うと広い区域の
草花等の緑化事業が能率的に施工できる。損傷しない加
工方法によって保護された種子を、撒水した実施後も被
覆した野鳥防止用のヤシ殻粉末層によって、発芽をも保
護すると共に、培養土マットに混合した肥料が種子の段
階的育苗に効果を発揮し、その上、ヤシ殻成分の培養土
化に並行してケ−スの自然還元化も同時に進行すること
により全てが生分解して土壌化する特徴を有する。ま
た、実施後のアフタ−ケアに人手がかからないことも、
極めて有効かつ、経済的な都市緑化手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明のヤシ殻培養土マットセット
の側断面図、(B)はケ−スの斜視図である。
【図2】本発明のヤシ殻培養土マットセットの製造工程
を示すブロック図である。
【図3】ケ−スの他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 野鳥防止用ヤシ殻粉末層 2 種子入り肥料混合ヤシ殻培養土マット 3 肥料混合ヤシ殻培養土マット 4 側壁 4′ 受桟 5、5′ 係合部 6 種子 7 ヤシ殻粉末 8 化成肥料 9 複合マット 10、10′ ケ−ス 11 培養土マットセット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図1と図2に示すように、肥料混合ヤシ殻
培養土マット3はヤシ殻粉末7にNPKその他適宜の肥
料8を混合し、また、必要に応じ木の皮やチップ、活性
炭等を配合して体積比で1/2ないし1/3に圧縮する
一次加工を施したものであり、また種子入り肥料混合ヤ
シ殼培養土マット2は、肥料混合ヤシ殼培養土マット3
の原料に予め所要の種子6を埋め込んだ後、肥料混合ヤ
シ殼培養土マット3と同様の一次加工を施したものであ
る。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】ここでケース10は、土中で微生物により
水と炭酸ガスと化して土に還元する生分解性プラスチッ
クと、その分解速度を促進するヤシ殻粉末を加えた材料
を用いる。その壁厚は、自立可能の厚さで製作し、その
中一杯に複合マット9を収納する。また、ケース10に
は、同図(B)に示すように対向する側壁の一方が内側
に他方が外側に突出する一対の係合部5、5′を二組設
けて、培養土マットセット11を敷き詰めるとき、隣接
するケース10′の係合部5、5′を側壁4と同じ高さ
にしでもよい。なお、ここでケース10をヤシ殻外皮中
の繊維を圧縮乾燥したもののみを似て同じく構成しても
よい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヤシ殻粉末(ココナツの外皮中に含まれ
    る繊維質の乾燥粉末)(7)に化成肥料(8)を混合し
    た上、若しくは混合せずに体積比で1/2ないし1/3
    に圧縮して水分保有率を7%以下としたヤシ殻培養土マ
    ット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヤシ殻培養土マット
    (3)を最下層とし、その上に、化成肥料(8)を施し
    たヤシ殻粉末(7)に適宜の種子(6)を埋め込んだ
    上、前記培養土マット(3)と同様な圧縮加工を施した
    種子入り肥料混合ヤシ殻培養土マット(2)を重ねた二
    層のマットを、さらに体積比で1/3ないし1/5に圧
    縮して一体化したマットに成形し、最上段には、加圧し
    ないヤシ殻粉末のみを撒布して三層の複合マット(9)
    を形成し、それを生分解性材料をもって形成されると共
    に、上方が開放された、かつ底部に受桟(4′)を備え
    たケ−ス(10)に収納したヤシ殻培養土マットセッ
    ト。
  3. 【請求項3】 矩形状のケ−ス(10)の側枠(4)の
    対向辺ごとに雌雄いずれかの係合部(5)、(5′)を
    設けて、四方に隣接したケ−スを順次係合し得るように
    した請求項2記載のヤシ殻培養土マットセット。
  4. 【請求項4】 ケ−ス(10)底部の受桟(4′)と複
    合マット(9)との間に吸水材より成るマット(9′)
    を挿入した請求項2又は3記載のヤシ殻培養土マットセ
    ット。
JP7335649A 1995-12-01 1995-12-01 ヤシ殻培養土マット及び同培養土マットセット Pending JPH09154399A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100717545B1 (ko) * 2005-09-23 2007-05-11 홍현기 무토잔디용 생육포
EP2772131A1 (de) * 2013-08-16 2014-09-03 COMPO GmbH & Co.KG Rasen-Pad
KR101432545B1 (ko) * 2012-09-12 2014-09-23 서울시립대학교 산학협력단 종자팩 및 종자팩을 이용한 식물재배장치

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