JPH09154514A - 溝付き押出成形麺 - Google Patents

溝付き押出成形麺

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JPH09154514A
JPH09154514A JP7320070A JP32007095A JPH09154514A JP H09154514 A JPH09154514 A JP H09154514A JP 7320070 A JP7320070 A JP 7320070A JP 32007095 A JP32007095 A JP 32007095A JP H09154514 A JPH09154514 A JP H09154514A
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恵子 山形
Yoko Fujikake
陽子 藤掛
Hiroshi Saito
宏 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 茹で処理時に於ける麺線相互の結着を防止
し、しかも加熱調理時間を短縮し得ると共に、該加熱調
理後に麺溝が外見上ほぼ閉塞される溝付き押出成形麺の
提供。 【解決手段】 麺線の縦方向に沿った1本の溝を有して
おり、その溝の断面は中心方向に刻まれた楔形であっ
て、楔形の角度は20〜55度、溝の深さは麺の太さの
1/2〜3/4、そして溝部分の占める面積は麺線の仮
想横断面の面積に対して2〜35%である、仮想横断面
が円形の麺線からなる押出成形麺に於て、当該溝両岸部
に、溝間口巾の75%より長い巾を有する水平切除端面
部を形成した溝付き押出成形麺。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麺線に縦方向の溝
を有する押出成形麺に関する。
【0002】
【従来の技術】溝付き麺としては種々の形態のものが既
に報告されており、就中加熱調理時間の短縮を可能なら
しめると共に、茹で上げ等の加熱調理後に麺溝の外見上
の閉塞を可能ならしめたものとしては、麺線の縦方向に
沿った1本の溝を有しており、その溝の断面は中心方向
に刻まれた楔形であって、楔形の角度は20〜50度、
溝の深さは麺の太さの1/2〜2/3、そして溝部分の
占める面積は麺線の仮想横断面の面積に対して2〜25
%である、仮想横断面が円形の麺線からなる押出成形麺
が挙げられる(特公平4−69984号公報)。
【0003】然しながら、上記の如き溝付き押出成形麺
は図4に示す如く、その溝両岸頂部13、16が尖端状
となっているため、茹で処理の際、一方の麺線の溝2に
他の麺線の当該頂部13、16が奥部まで入り込み嵌合
し、麺線が相互に結着し易いと云う問題があり、斯かる
欠点はショートスパゲッティのようなショートタイプの
押出成形麺に於て特に顕著であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は斯
かる麺線相互の結着を防止し、しかも加熱調理時間を短
縮し得ると共に、該加熱調理後に麺溝が外見上ほぼ閉塞
される溝付き押出成形麺を提供することを目的として種
々研究を重ねた結果、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は麺線
の縦方向に沿った1本の溝を有しており、その溝の断面
は中心方向に刻まれた楔形であって、楔形の角度は20
〜55度、溝の深さは麺の太さの1/2〜3/4、そし
て溝部分の占める面積は麺線の仮想横断面の面積に対し
て2〜35%である、仮想横断面が円形の麺線からなる
押出成形麺に於て、当該溝両岸部に、溝間口巾の75%
より長い巾を有する水平切除端面部を形成したことを特
徴とする溝付き押出成形麺である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に於て、溝の形状は楔形で
あって、溝を付する位置は麺線の横断面すなわち麺線の
縦方向に対する垂直切断面(以下単に「横断面」と云
う)が円形の半径方向に刻まれている。尚、ここに「楔
形」には内底面が鋭角なもののみならず、図3に示す如
く、溝傾斜面の仮想延長線に於て楔形となるものであれ
ば、内底面が丸味を呈した曲面状のものをも包含する。
【0007】溝の大きさは、麺線の仮想横断面の面積に
対して2〜35%、好ましくは10〜30%とする。溝
の大きさがこの範囲よりも小さいと茹で上げ等の加熱調
理時間の短縮の効果が得られず、他方上記範囲よりも大
きいと茹で上げ等の加熱調理後に麺の溝が外見上閉塞せ
ず通常の麺線と異なった形状になり、食感的にも好まし
くない。因に、本発明に於ては溝両岸部の頂部が切除さ
れた状態となっているため、従来に比し、より大きな溝
面積としても加熱調理後当該溝が外見上閉塞したものを
得ることができる。
【0008】ここで、「麺線の仮想横断面」とは、溝を
設ける前の麺線、すなわち円形の横断面をいう。
【0009】溝の深さは溝の最深部から外周の欠落部分
への垂線の長さを指称し、図2ではCDの長さであり、
該溝の深さを麺線の太さの1/2〜3/4とする。溝の
深さが1/2より浅いと茹で上げ等の加熱調理時間の短
縮効果が得られず、他方、3/4より深いと麺線が割れ
やすくなり好ましくない。
【0010】また、溝の角度は適宜麺の太さ等により選
択されるが、麺の食味等の質を低下させないために、当
該楔形溝の角度は20〜55度の範囲とする必要があ
る。因に、本発明に於ては前述の如く、溝両岸部の頂部
が切除された状態となっているため、割れにくく強度に
優れる結果、従来に比し、溝の深さと角度をより大きく
することができる。
【0011】斯かる溝付き押出成形麺の製造方法は特に
限定されないが、目的とする麺の横断面形状に相当する
ダイ穴を通して押出成形するか、又は溝のない麺線を押
出成形により製造してからそれに溝を設ける等の方法に
より製造することができる。押出された麺線は、その直
後ないしは時間が経つと多少変形が起こることがあるの
で麺の仮想横断面は略円形であればよい。したがって、
本発明において円形というのは多少変形した円形も含め
た意味である。
【0012】而して、本発明に係る溝付き押出成形麺は
上記の如き溝を有する押出成形麺の溝両岸部の頂部を更
に適宜手段により切除して、溝間口巾(図2に於けるa
2−b2間)の75%より長い巾(図2に於けるa1−
a2間及びb1−b2間)を有する水平切除端面部を当
該溝両岸部に形成せしめることによって得られる。因
に、水平切除端面部の巾が溝間口巾より短寸であって
も、溝間口巾の75%より長ければ、仮に溝に当該端面
部が侵入しても、奥部まで入り込めないので、容易に離
脱し、麺線相互が結着することはない。尚、ここに水平
切除端面部の水平とは、麺線に多少変形が生じることも
あるので、斯かる変形等を生じた略水平のものも含む。
【0013】
【実施例】以下本発明を実施例を示す図面並びに製造例
を挙げて更に説明する。
【0014】図1及び図2は第1の実施例を示すもの
で、麺線1の縦方向に沿って、鋭角内底部を有する楔形
の溝2が1本中心方向に刻み込み形設せられていると共
に、その溝2両岸部11、14にそれぞれ水平切除端面
部12、15が形設され、該端面部巾a1−a2、b1
−b2は溝間口巾a2−b2より長い巾となっている。
因に、この実施例に於ける麺線1の仮想横断面に於ける
直径C−Eは2.5mm、溝の拡開角度ADBは48度、
溝の深さC−Dは1.7mm、溝両岸部頂部13、16切
除前に於ける溝部分ADBの面積は仮想横断面の面積の
23%である。
【0015】図3は第2の実施例を示すもので、麺線1
に溝傾斜面21、22の仮想延長線(図3中破線表示)
が楔形となる丸味を呈した曲面状内底部を有する溝20
が形設されているものである。尚、この溝20以外の構
成は第1の実施例と同一である。
【0016】製造例1 デューラム小麦のセモリナ100重量部と水30重量部
とを混合した後、この混合物を後述の溝形態に対応した
楔形突起を1個有する円形状のダイを装着した押出成形
機に供給して、図2の斜線部分の如き形状を有する溝付
き生スパゲッティを製造し、この生スパゲッティを調湿
乾燥して乾燥スパゲッティを得た。この乾燥スパゲッテ
ィの形状は麺線の仮想横断面に於ける直径が2.0mm、
溝の拡開角度が48度、溝の深さが1.45mm、溝部分
の面積が仮想横断面の面積の30%、水平切除端面部の
巾が間口巾の113%であった。この乾燥スパゲッティ
を茹でたところ、麺線相互の結着は全く生じず、4分で
可食状態となったと共に、食した際に溝の存在は全く無
視し得た。
【0017】製造例2 ダイを代えた以外は製造例1と同様にして、麺線の仮想
横断面に於ける直径が1.81mm、溝の拡開角度が48
度、溝の深さが1.34mm、溝部分の面積が仮想横断面
の面積の31%、水平切除端面部の巾が間口巾の78%
の本発明溝付き乾燥スパゲッティを得た。この乾燥スパ
ゲッティを茹でたところ、麺線相互の結着は全く生じ
ず、3分で可食状態となったと共に、食した際に溝の存
在は全く無視し得た。
【0018】
【発明の効果】本発明溝付き押出成形麺を用いれば、溝
の存在及び溝両岸部頂部の欠落により茹で処理時間を短
縮できると共に、水平切除端面の巾が溝間口巾の75%
以上の長さであれば、茹で処理の際、一方の麺線の溝に
他の麺線の溝両岸部が奥部まで入り込み嵌合することが
ないので麺線の相互結着を防止することができる。
【0019】しかも茹で処理後に於ては外見上溝がほぼ
閉塞されるので良好な食感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明溝付き押出成形麺の第1の実施例を示す
斜視説明図。
【図2】図1の実施例に係る本発明溝付き押出成形麺の
拡大横断面説明図。
【図3】本発明溝付き押出成形麺の第2の実施例を示す
斜視説明図。
【図4】従来溝付き押出成形麺の相互付着状態を示す端
面説明図。
【符号の説明】
1・・・麺線 11:14・・・溝両岸部 12:15・・・水平切除端面部 13:16・・・溝両岸部頂部 2:溝 20:溝
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】本発明溝付き押出成形麺の第2の実施例を示す
拡大横断面説明図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺線の縦方向に沿った1本の溝を有して
    おり、その溝の断面は中心方向に刻まれた楔形であっ
    て、楔形の角度は20〜55度、溝の深さは麺の太さの
    1/2〜3/4、そして溝部分の占める面積は麺線の仮
    想横断面の面積に対して2〜35%である、仮想横断面
    が円形の麺線からなる押出成形麺に於て、当該溝両岸部
    に、溝間口巾の75%より長い巾を有する水平切除端面
    部を形成したことを特徴とする溝付き押出成形麺。
JP32007095A 1995-12-08 1995-12-08 溝付き押出成形麺 Expired - Lifetime JP3484280B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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