JPH09155140A - 塩化水素とペンタフルオロエタンとの分離方法 - Google Patents
塩化水素とペンタフルオロエタンとの分離方法Info
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- JPH09155140A JPH09155140A JP7316954A JP31695495A JPH09155140A JP H09155140 A JPH09155140 A JP H09155140A JP 7316954 A JP7316954 A JP 7316954A JP 31695495 A JP31695495 A JP 31695495A JP H09155140 A JPH09155140 A JP H09155140A
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Abstract
料混合物から、効率よく塩化水素を分離して、実質的に
ペンタフルオロエタンを含まない塩酸として回収するこ
とができる塩化水素とペンタフルオロエタンとの分離方
法を得る。 【解決手段】 塩化水素とペンタフルオロエタンとを含
む原料混合物(1)を水(2)と接触させて塩化水素に
富む水相(4)とペンタフルオロエタンに富む気相
(3)とに分離し、水相(4)中に含まれるペンタフル
オロエタンを空気(5)で曝気して水相から放散し、実
質的にペンタフルオロエタンを含まない塩酸(7)を回
収する。
Description
フルオロエタン(以下、「HFC−125」と記す)と
を含む原料混合物から塩化水素を分離して、実質的にH
FC−125を含まない塩酸として回収する塩化水素と
HFC−125との分離方法に関する。
類による成層圏のオゾン層破壊が深刻な問題として提起
され、その使用が国際的に禁止されるに至った。更に、
クロロジフルオロメタンなどのハイドロクロロフルオロ
カーボン類も、クロロフルオロカーボン類に比べればオ
ゾン破壊係数はきわめて小さいものの、使用量が増大す
ればオゾン層を破壊する可能性も高まることから、その
生産および使用が問題視されてきている。
ボンであって分子中に塩素を含まず、従ってオゾン層を
破壊する可能性がないことから規制の対象外であり、特
に空調機器や大型冷蔵庫などの冷媒として従来用いられ
ているクロロジフルオロメタンの代替品の一候補として
注目されている。
化炭化水素類の塩素原子を触媒下にフッ素置換したり、
塩化フッ化炭素類の塩素を水素で置換するなどの方法に
より製造されるが、これらのいずれの製法によっても、
副生物の一つとして塩化水素が発生する。ここに発生し
た塩化水素は、そのまま廃棄することができないので、
普通、水に吸収させ、副生塩酸(主に35%塩酸)とし
て出荷することが多い。
する塩化水素には、HFC−125やその他の副生フッ
化物が含まれているので、これを水に吸収させて得られ
る副生塩酸にもこれらの不純物が含まれていて、用途が
限られてしまう。そこで、この副生塩酸を一般に市販可
能な品質とするためには、これらの不純物を低いコスト
で除去する必要がある。また、この副生塩酸に含まれる
HFC−125などのフッ化物は比較的高価な物質であ
るから、可能な限り回収して再利用することが望まれ
る。そこで、HFC−125の製造工程で副生する塩化
水素とこれらのフッ化物とを分離して回収する技術が求
められた。
分離には蒸留法が有利に用いられる。そこで、塩化水素
とHFC−125との分離にも、まず蒸留法が検討され
た。塩化水素の標準沸点は−85℃、25℃における飽
和蒸気圧は47kgf/cm2 Gであり、HFC−12
5の標準沸点は−48.5℃、25℃における飽和蒸気
圧は13kgf/cm2 Gであるので、塩化水素とHF
C−125とは蒸留法によって比較的容易に分離できる
と考えられた。
特願平6−297083号に記載されているように、最
低共沸混合物を生成することがわかった。すなわち、例
えば7kgf/cm2 Gにおいて、塩化水素/HFC−
125のモル%比が、98.8/1.2の最低共沸混合
物が生成する。このことは、例えば1000kg/時の
塩化水素が発生する場合、理想的な蒸留が行われたとし
ても最低40kg/時のHFC−125が塩化水素に随
伴して溜出することになり、実際上、塔頂からはHFC
−125を含まない塩化水素が得られないことになる。
97083号は、塩化水素とHFC−125とを含む原
料混合物を蒸留し、塔頂より共沸混合物を溜出させ、塔
底より高純度の塩化水素を流出させる方法を提案してい
る。この方法によれば、蒸留によって高純度の塩化水素
が得られるものの、蒸留に供給する原料混合物中の塩化
水素濃度が常に最低共沸混合物中のそれを上回っていな
ければならないので、大量の塩化水素を原料混合物に加
えなければならないという問題がある。
には、塩化水素とHFC−125とを抽出蒸留により分
離する方法が記載されている。この方法では、抽出剤と
して第三物質を加えて塩化水素を抽出分離しているが、
抽出後の油相からHFC−125を分離するためには追
加の蒸留塔が必要となり、また、抽出効果を高めるため
には大量の抽出剤が必要となるため、設備・コスト上の
問題がある。
塩化水素からHFC−125を分離する方法について
は、上記以外にも例えば吸着法、抽出法などが考えられ
たが、吸着材や抽出液の消耗や後処理などの問題があ
り、安価な副生塩酸を回収するための経済的に有効な方
法は提案されていない。
れたものであり、従ってその目的は、塩化水素とHFC
−125とを含む原料混合物から効率よく塩化水素を分
離して、実質的にHFC−125を含まない塩酸として
回収することができる塩化水素とHFC−125との分
離方法を提供することにある。
とペンタフルオロエタンとを含む原料混合物を水と接触
させて、塩化水素に富む水相とペンタフルオロエタンに
富む気相とに分離し、得られた水相を曝気して水相中に
含まれるペンタフルオロエタンを放散除去し、実質的に
ペンタフルオロエタンを含まない塩酸として塩化水素を
回収する塩化水素とHFC−125との分離方法を提供
することによって解決できる。
HFC−125との共沸混合物であることが好ましい。
上記のHFC−125に富む気相の少なくとも一部は、
原料混合物と合流させることが好ましい。上記の曝気
は、空気または窒素ガスを用いて行うことが好ましい。
実施例により図面を用いて説明する。図1は、本発明の
塩化水素とHFC−125との分離方法を実施するのに
好適な分離工程の一例を示している。この分離工程は、
概略、吸収塔21,22,および23を含む吸収工程2
0と、曝気塔31を含む曝気工程30とからなってい
る。
C−125とを含む原料混合物(1)は、まず吸収工程
20に導入されて水(2)と接触され、塩化水素に富む
水相(4)とHFC−125に富む気相(3)とに分離
される。次にこの水相(4)は、曝気工程30に導入さ
れ、空気(5)を用いた曝気により、HFC−125を
含む揮発成分が曝気排ガス(6)として水相(4)から
放散除去され、実質的にHFC−125を含まない塩酸
(7)が回収される。
125に富む気相(3)は、その少なくとも一部分が循
環ガス(8)として原料混合物(1)と合流され、吸収
工程20に循環される。気相(3)の残部は、回収HF
C−125(9)として系外に取り出され、有効利用さ
れる。
(1)が水(2)と接触すると、それに含まれた塩化水
素は水に吸収されて塩酸となる。HFC−125は水ま
たは塩酸に対する溶解度が小さいから、大部分が気相
(3)として塩酸、すなわち水相(4)から分離される
のであるが、微量のHFC−125は水相(4)中に溶
解する。HFC−125の塩酸に対する溶解度は、塩酸
濃度と温度とによって変化するが、例えばHFC−12
5の分圧が1atmとなる条件下での溶解度の実測値は
表1に示す通りである。
十〜数百ppmのオーダーでHFC−125が溶解して
いる。この水相(4)に溶解しているHFC−125
は、曝気により数ppm以下のオーダーにまで放散除去
できることがわかった。HFC−125含有量が数pp
m以下程度であれば、一般向けの塩酸として出荷が可能
となる。
なくとも一部を循環ガス(8)として原料混合物(1)
と合流させれば、原料混合物(1)中の塩化水素が水
(2)に吸収されることによって吸収工程20の気相系
に生じた減圧が補充され、工程を円滑に運転することが
可能となる。
離方法によれば、上記のように、簡単な水との接触およ
び曝気の組合せによって、抽出剤や吸着材を用いず、ま
た蒸留のための熱エネルギーや大規模設備を要せずに、
原料混合物から市販可能な純度の塩酸を効率よく生産す
ることができ、かつ分離されたHFC−125も有効に
利用することができる。
説明する。この分離工程に供給する原料は、塩化水素と
HFC−125とを含む混合物であれば、その混合割合
は特に限定されない。例えばHFC−125の製造工程
で発生する塩化水素とHFC−125との共沸混合物は
塩化水素/HFC−125の組成比が重量で1000/
40であり、蒸留によっては分離できないが、このよう
な共沸混合物も、この分離工程の原料混合物(1)とし
て有利に使用することができる。
合物(1)は、ライン1からこの分離工程に導入され、
ライン8から供給される循環ガス(8)と合流され、供
給ガス(10)としてライン10を経て第一の吸収塔2
1の塔頂部に導入される。
ン製または特殊ガラス製のチューブが垂直に並設された
シェル・アンド・チューブ型の濡壁塔である。この第一
吸収塔21の塔頂部にはまた、低濃度塩酸(11)がラ
イン11から供給され、シャワー状に散布されるように
なっている。この低濃度塩酸(11)は、ライン2から
供給された水(2)が、他の吸収塔23,22を順次経
由する過程で塩化水素を吸収した結果として得られたも
のである。
ガス(10)は、シャワー状に散布された低濃度塩酸
(11)がチューブの内壁を濡らして降下する間に、こ
れと並流接触し、この間に大部分の塩化水素と溶解量の
HFC−125とが低濃度塩酸(11)に吸収される。
この吸収は発熱を伴うので、チューブの外壁は、ライン
12からシェル内に導入された冷却水(12)によって
冷却される。
との分離が行われ、未吸収の塩化水素と大部分のHFC
−125とからなる第一排ガス(13)がライン13を
経て第二の吸収塔22の塔頂部に供給される。第一吸収
塔21の塔底部で分離された液相は、高濃度の塩化水素
と溶解量のHFC−125とを含むものであって、水相
(4)として曝気工程30に送られる。
のシェル・アンド・チューブ型濡壁塔である。第二吸収
塔22の塔頂部にはまた、希薄塩酸(14)がライン1
4から供給され、シャワー状に散布されるようになって
いる。この希薄塩酸(14)は、ライン2から供給され
た水(2)が、吸収塔23を経由する過程で塩化水素を
吸収した結果として得られたものである。
排ガス(13)は、シャワー状に散布された希薄塩酸
(14)がチューブの内壁を濡らして降下する間に、こ
れと並流接触し、この間に大部分の塩化水素と溶解量の
HFC−125とが希薄塩酸(14)に吸収される。こ
の吸収は発熱を伴うので、チューブの外壁は、ライン1
2からシェル内に導入された冷却水(12)によって冷
却される。
との分離が行われ、なお残存するかも知れない未吸収の
塩化水素と大部分のHFC−125とからなる第二排ガ
ス(15)がライン15を経て第三の吸収塔23の塔底
部に供給される。第二吸収塔22の塔底部で分離された
水相は、比較的低濃度の塩化水素と溶解量のHFC−1
25とを含むものであって、低濃度塩酸(11)として
第一吸収塔21の塔頂部に供給される。
ッヒリングを充填した充填塔である。この第三吸収塔2
3の塔頂部には、水(2)がライン2から供給され、シ
ャワー状に散布されるようになっている。第三吸収塔2
3の塔頂部に散布された水は、塔底部に供給された第二
排ガス(15)と、ラシッヒリング帯で向流接触し、第
二排ガスに塩化水素がなお残存している場合にはこれを
吸収して塔底部から希薄塩酸(14)として抜き出さ
れ、ライン14を経て第二吸収塔22の塔頂部に供給さ
れる。
相(3)は、塔頂部から排出され、ライン3から、その
少なくとも一部がライン8を経由して第一吸収塔21に
循環供給され、残部は回収HFC−125(9)として
ライン9から系外に取り出される。
する。第一吸収塔21の塔底部から抜き出された水相
(4)は、ライン4を経由して曝気工程30の曝気塔3
1の塔頂部に供給される。この曝気塔31は、第三吸収
塔23と同型のラシッヒリング充填塔であり、その塔頂
部から、上記の水相(4)がシャワー状に散布されるよ
うになっている。また、塔底部からはライン5を経由し
て、空気(または窒素)(5)が供給されるようになっ
ている。
ヒリング帯を下降する間に、上昇する空気流と向流接触
し、この間に水相中に含まれていたHFC−125の大
部分が曝気によって気流中に放散され、曝気排ガス
(6)としてライン6から排出される。この曝気排ガス
(6)は、HFC−125と共に揮散した少量の塩化水
素を含むので、図示しない廃水処理工程に送られる。曝
気塔31の塔底からは、実質的にHFC−125を含ま
ない塩酸(7)がライン7から回収される。
適な実施例ではあるが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、上記の吸収工程20では3基の吸収
塔21,22,23を用いたが、1基でもよいし、更に
3基以上を多段に連結して用いてもよい。また吸収塔の
形式はシェル・アンド・チューブ型濡壁塔やラシッヒリ
ング充填塔に限定されるものではなく、棚段式やスクラ
バー型の吸収塔(吸収缶)などであってもよい。曝気塔
31の形式も同様に、上記のラシッヒリング充填塔に限
定されるものではなく、棚段式や噴霧式、またはそれら
を組合せたものであってもよい。
塔21および第二吸収塔22としてシェル・アンド・チ
ューブ型濡壁塔を用いたが、これは供給ガス中の塩化水
素濃度が高い場合に発生する吸収熱を、水冷により効果
的に除去し得るからであり、第三吸収塔23において
は、供給ガス中の塩化水素濃度がすでに希薄となってい
て外部冷却を必要としないから、構造が簡単で安価な充
填塔を用いたものである。
吸収塔21,22,23における塩化水素吸収に伴う気
相の減圧を補充するために、ライン3で得られた気相
(3)の少なくとも一部を循環ガス(8)として循環使
用した。分離工程における減圧の補充は、他の不活性ガ
ス、例えば空気などによることも可能であるが、この場
合は、後工程でHFC−125と不活性ガスとの分離工
程が必要となるので、実際的ではない。
中にHFC−125以外の不純物、特に高沸点不純物が
含まれている場合は、少なくともその一部が除去されず
に製品の塩酸に混入する惧れがあるので、そのような原
料を用いる場合は、予め蒸留などによってこれらの不純
物を除去し、塩化水素とHFC−125とからなる2成
分系の原料混合物(1)を調製しておくことが好まし
い。
質的にHFC−125からなるものであるが、このHF
C−125は飽和水蒸気圧に相当する水分を含んでい
る。従って、ここに得られたHFC−125を他の工程
に使用するに際しては、場合により脱水操作を行う必要
がある。この脱水操作は、要求される脱水度に応じて、
従来公知の方法で適宜に行うことができる。
または塩酸に難溶性の不活性ガスであればいずれでもよ
い。しかし、HFC−125より更に水または塩酸に難
溶性であり、製品中に溶解してもそれが製品塩酸の品質
に悪影響を及ぼさず、しかも安価なものという観点から
選べば、空気または窒素ガスが好適である。
離方法は、操作温度および操作圧力に特別な制限はない
が、吸収塔や曝気塔に用いられる耐酸素材の強度や、製
品として一般的な35%塩酸の沸点などを考慮すると、
圧力は0kgf/cm2 G〜1kgf/cm2 Gの範囲
内、温度は5℃〜85℃の範囲内で実施することが好ま
しい。
FC−125との分離を行った。その実施例を以下に示
す。 (実施例1)この実施例では、原料混合物(1)とし
て、塩化水素/HFC−125の重量比が1000/4
0の共沸混合物を用いた。この原料混合物(1)を10
40kg/時の流速でライン1から吸収工程20に導入
し、またライン8から200kg/時の循環ガス(8)
をこれに合流し、合計1240kg/時の供給ガス(1
0)として第一吸収塔21に供給した。供給圧力は0k
gf/cm2 G、温度は25℃とした。
ては、内径22mm、管長3mの不浸透カーボン製チュ
ーブを42本並設したシェル・アンド・チューブ型濡壁
塔を用い、シェル内に冷却水(12)を流通して、チュ
ーブ内の温度が常に25℃に維持されるようにした。ま
た、第三吸収塔23としては、内径400mmの塔に、
充填高が2mとなるようにカーボン製1インチ・ラシッ
ヒリングを充填したものを用いた。
kg/時の水(2)を供給した。吸収工程20の運転に
より、240kg/時のHFC−125に富む気相
(3)が第三吸収塔23の塔頂からライン3を経由して
排出された。この一部(200kg/時)はライン8を
経由して、原料混合物(1)と合流して第一吸収塔21
に循環供給し、残部(40kg/時)は、回収HFC−
125(9)としてライン9から系外に回収した。
は、36.4重量%の塩酸(2750kg/時)がライ
ン4を経由して水相(4)として回収された。この水相
(4)には、0.2kg/時のHFC−125が溶解し
ていた。この水相(4)は、HFC−125を除去する
ために、曝気工程30の曝気塔31に供給した。
に、充填高が3mとなるようにカーボン製2インチ・ラ
シッヒリングを充填したものを用いた。曝気塔31に
は、上記の水相(4)とともに、ライン5から90kg
/時の空気(5)を供給し、向流接触により曝気した。
からライン7を経由して流出した塩酸(2720kg/
時)は、分析の結果、塩化水素濃度が35.8重量%で
あり、HFC−125含有量は0.003kg/時(1
重量ppm)であった。このHFC−125含有量は、
副生塩酸としての品質規格を満足するものであった。曝
気塔31の塔頂からの曝気排ガス(6)には、塩化水素
とHFC−125とが含まれているので、中和などの廃
ガス処理をしたうえで排出した。
同様の装置を用い、原料混合物(1)として、塩化水素
/HFC−125の重量比が1000/400の非共沸
混合物を用いた。この原料混合物(1)を1400kg
/時の流速でライン1から吸収工程20に導入し、これ
にライン8から200kg/時の循環ガス(8)を合流
し、合計1600kg/時の供給ガス(10)として第
一吸収塔21に供給した。
ン2から1750kg/時の水を供給したところ、ライ
ン3から気相(3)として600kg/時が排出された
ので、この内の200kg/時は循環ガス(8)として
循環し、400kg/時はライン9から回収HFC−1
25(9)として系外に回収した。ライン4からは、3
6.4重量%の塩酸(2750kg/時)がライン4を
経由して水相(4)として取り出された。この水相
(4)には、0.21kg/時のHFC−125が溶解
していた。
イン5から供給した90kg/時の空気(5)と向流接
触させ、曝気した。これにより、曝気塔31の塔底から
ライン7を経由して流出した塩酸(2720kg/時)
は、分析の結果、塩化水素濃度が35.8重量%であ
り、HFC−125含有量は0.003kg/時(1重
量ppm)であり、副生塩酸としての品質規格を満足す
るものであった。曝気塔31の塔頂からの曝気排ガス
(6)には、塩化水素とHFC−125とが含まれてい
たので、中和などの廃ガス処理をしたうえで排出した。
分離方法は、塩化水素とHFC−125とを含む原料混
合物を水と接触させて、塩化水素に富む水相とHFC−
125に富む気相とに分離し、得られた水相を曝気して
水相中に含まれるHFC−125を放散除去し、実質的
にHFC−125を含まない塩酸として塩化水素を回収
するものであるので、特別な抽出剤や吸着材などを要せ
ずに、たとえ蒸留分離ができない共沸混合物であって
も、効率よく塩化水素とHFC−125とを分離して、
塩化水素を、実質的にHFC−125を含まない塩酸と
して回収することができる。
とも一部を原料混合物と合流させれば、原料混合物中の
塩化水素が水に吸収されることにより生じる減圧を、外
部からの不活性ガスの補給なしに補充することができ、
工程を円滑に進行させることができる。曝気を空気また
は窒素ガスを用いて行えば、曝気のコストが低減できる
ばかりでなく、回収された塩酸を汚染せず、曝気排ガス
の後処理も簡単になる。
Claims (4)
- 【請求項1】 塩化水素とペンタフルオロエタンとを含
む原料混合物を水と接触させて、塩化水素に富む水相と
ペンタフルオロエタンに富む気相とに分離し、 得られ
た水相を曝気して水相中に含まれるペンタフルオロエタ
ンを放散除去し、実質的にペンタフルオロエタンを含ま
ない塩酸として塩化水素を回収することを特徴とする塩
化水素とペンタフルオロエタンとの分離方法。 - 【請求項2】 上記の原料混合物が、塩化水素とペンタ
フルオロエタンとの共沸混合物であることを特徴とする
請求項1に記載の塩化水素とペンタフルオロエタンとの
分離方法。 - 【請求項3】 上記のペンタフルオロエタンに富む気相
の少なくとも一部を、原料混合物と合流させることを特
徴とする請求項1に記載の塩化水素とペンタフルオロエ
タンとの分離方法。 - 【請求項4】 上記の曝気を、空気または窒素ガスを用
いて行うことを特徴とする請求項1に記載の塩化水素と
ペンタフルオロエタンとの分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31695495A JP3703894B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 塩化水素とペンタフルオロエタンとの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP31695495A JP3703894B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 塩化水素とペンタフルオロエタンとの分離方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155140A true JPH09155140A (ja) | 1997-06-17 |
| JP3703894B2 JP3703894B2 (ja) | 2005-10-05 |
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ID=18082793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31695495A Expired - Lifetime JP3703894B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 塩化水素とペンタフルオロエタンとの分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP3703894B2 (ja) |
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| CN107854969A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-03-30 | 山东赫达股份有限公司 | 石墨制多管吸收塔及利用石墨制多管吸收塔提取氯化氢中微量氯苯的系统和工艺 |
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- 1995-12-05 JP JP31695495A patent/JP3703894B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP3703894B2 (ja) | 2005-10-05 |
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