JPH09156347A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH09156347A JPH09156347A JP32491095A JP32491095A JPH09156347A JP H09156347 A JPH09156347 A JP H09156347A JP 32491095 A JP32491095 A JP 32491095A JP 32491095 A JP32491095 A JP 32491095A JP H09156347 A JPH09156347 A JP H09156347A
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- Japan
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- pulley
- winding
- film
- drive shaft
- rotation
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Abstract
止して、常に一定の張力が膜状部材に作用するようにす
る。 【解決手段】 ステップモータによる巻取駆動軸11の
回転に伴い回転する第1のプーリー18と、この第1の
プーリー18の回転に略同期するように回転してテンシ
ョンスプリングを介して巻取従動軸12を回転させる第
2のプーリー19との間にケーブル20を備える。ま
た、このケーブル20の第1のプーリーと第2のプーリ
ーとの間は、一端がダクトの一側面に配設されたガイド
溝28に嵌挿されたプレート27の他端部に巻取り可能
に固定されている。そして、このプレート27はケーブ
ル20の張力が増大すると、この張力を減少させる方向
にガイド溝28に沿って移動し、第1のプーリー18と
第2のプーリー19との間に存在するケーブル20の長
さを可変にする。
Description
って、特に膜状部材によって通風状態を変更する、いわ
ゆるフィルムダンパシステムを採用した車両用空調装置
に関するものである。
るために、板状の切換ドアを切り換えて通風状態を変更
することに代えて、膜状部材を移動させることで通風状
態を変更する、いわゆるフィルムダンパシステムを採用
するようになった。
5(a)(b)(c)に示すように、膜状部材100を
空調ユニットの吹出開口部101に対向するように配置
し、膜状部材100に形成された開口部102と吹出開
口部101との重なり度合いによって、吹出開口部10
1の開口面積を調節するようにしたものである。この膜
状部材100の一端側は、空調ユニットに回転自在に支
持された巻取駆動軸103に固定されており、膜状部材
100の他端側は、巻取駆動軸103の回転に応じて回
転する巻取従動軸104に固定されている。
示しないステップモータを連結して設け、このステップ
モータの駆動により巻取駆動軸103を回転させて、膜
状部材100を巻取ったり送り出したりして巻取状態を
変更させ、膜状部材100の開口部102の位置を移動
させて通風状態を変更するものである。
端部には、第1のプーリー105が設けてある。一方、
巻取従動軸104の軸方向先端部には、テンションスプ
リング106を介して第2のプーリー107がこの巻取
従動軸104と相対回転可能に設けてある。第1のプー
リー105と第2のプーリー107とはケーブル108
にて連結しており、このケーブル108によって第1の
プーリー105の回転に同期して第2のプーリー107
が回転するように構成している。
状部材100が巻取従動軸104に最大に巻取られた状
態において最大に正方向にねじられた状態となり、膜状
部材100が巻取駆動動軸103に最大に巻取られた状
態において最大に負方向にねじられた状態となるように
設定されている。また、ケーブル108は、膜状部材1
00が巻取従動軸104に最大に巻取られた状態におい
て第1のプーリー105に最大に巻き込まれた状態とな
り、膜状部材100が巻取駆動軸103に最大に巻取ら
れた状態において第2のプーリー107に最大に巻き込
まれた状態となるように設定されている。さらに、ケー
ブル108が第1のプーリー105あるいは第2のプー
リー107に最大に巻き込まれた状態にあっても第1の
プーリー105および第2のプーリー107の各巻取径
が等しくなるように第1のプーリー105および第2の
プーリー107の各巻取面は広く形成されている。
0の巻取動作および送り出し動作について説明する。ま
ず、図5(a)に示すように、巻取駆動軸103には膜
状部材100は最小に巻取られた状態にあり、巻取従動
軸104には膜状部材100は最大に巻取られた状態に
あって、このときのテンションスプリング106は最大
に正方向にねじられた状態にあって、この状態から巻取
駆動軸103が巻取り動作を開始するものとする。した
がって、この状態においてはテンションスプリング10
6は最大に正方向にねじられた状態となっているため、
巻取駆動軸103が膜状部材100を巻取る操作力は最
大になっている。
軸103の見かけ上の軸径をd、膜状部材100を含む
巻取従動軸104の見かけ上の軸径をd+tMAXとする
と、ステップモータを駆動させて巻取駆動軸103を正
方向(図の実線矢印方向)に回転(以下、正回転とい
う)させて膜状部材100を巻取ると、この巻取り動作
に伴い第1のプーリー105も正回転して第1のプーリ
ー105に巻き込まれたケーブル108(なお、図5
(a)の状態の場合にはケーブル108は第1のプーリ
ー105に最大に巻き込まれている)を送り出す。する
と、巻取駆動軸103の巻取動作に伴い巻取従動軸10
4は正回転して、巻取従動軸104から膜状部材100
が巻取駆動軸103に送り出されるとともに、第2のプ
ーリー107も正回転して、第1のプーリー105から
送り出されたケーブル108を巻取る。
と、巻取駆動軸103は約2πdの膜状部材100を巻
取る。これに伴って、第2のプーリー107は第1のプ
ーリー105と同期して回転するため、第2のプーリー
107も1回転する。一方、巻取駆動軸103の約2π
dの膜状部材100の巻取り動作に伴って、巻取従動軸
104から約2πdの膜状部材100が巻取駆動軸10
3に送り出されることとなるが、巻取従動軸104の見
かけ上の軸径は巻取駆動軸103の見かけ上の軸径より
tMAXだけ大きいため、巻取従動軸104は1回転弱だ
け回転することとなる。つまり、第2のプーリー107
は1回転し、この第2のプーリー107と連結された巻
取従動軸104は1回転弱だけ回転するため、第2のプ
ーリー107の回転と巻取従動軸104の回転との間に
回転差が生じ、巻取従動軸104は第2のプーリー10
7に対して相対的に図5(a)の時計方向に回転するこ
ととなる。
動軸104の回転との間の回転差は、テンションスプリ
ング106(なお、テンションスプリング106は図5
(a)の状態において最大に正方向にねじられた状態と
なっている)が緩むことにより吸収される。換言する
と、テンションスプリング106は、膜状部材100の
テンション(張力)が小さくなるように作用する。この
結果、ステップモータが巻取駆動軸103を正回転させ
て膜状部材100を巻取操作する際に、テンションスプ
リング106が緩む方向に巻取駆動軸103を正回転駆
動するため、テンションスプリング106は膜状部材1
00の操作力を減少させ、ステップモータの負荷を減少
させる。
回転駆動して膜状部材100を巻取操作すれば、図5
(b)に示すように、膜状部材100を含む巻取駆動軸
103の見かけ上の軸径はd+t1、膜状部材100を
含む巻取従動軸104の見かけ上の軸径はd+t2(t2
>t1)となり、t1が徐々に大きくなりt2が徐々に小
さくなるにつれてテンションスプリング106が緩む方
向に巻取駆動軸103は回転駆動して、テンションスプ
リング106は膜状部材100を撓ませるとなく膜状部
材100の操作力を徐々に減少させるが、巻取駆動軸1
03の見かけ上の軸径と巻取従動軸104の見かけ上の
軸径が等しくなるにつれて、見かけ上の軸径差(t2−
t1)が徐々に小さくなるため、第2のプーリー107
の回転と巻取従動軸104の回転との間の回転差は徐々
に小さくなり、膜状部材100を含む巻取駆動軸103
の見かけ上の軸径と膜状部材100を含む巻取従動軸1
04の見かけ上の軸径が等しく(t1=t2)なるとテン
ションスプリング106は最大に緩んだ状態となる。
回転駆動して膜状部材100を巻取操作すると、今度は
膜状部材100を含む巻取駆動軸103の見かけ上の軸
径は、膜状部材100を含む巻取従動軸104の見かけ
上の軸径より大きく(t1>t2)なる。このとき、巻取
駆動軸103が1回転すると、巻取駆動軸103は約2
π(d+t1)の膜状部材100を巻取る。これに伴っ
て、第2のプーリー107は第1のプーリー105と同
期して回転するため、第2のプーリー107も1回転す
る。
1)の膜状部材100の巻取り動作に伴って、巻取従動
軸104から約2π(d+t1)の膜状部材100が巻
取駆動軸103に送り出されることとなるが、巻取従動
軸104の軸径は巻取駆動軸103の軸径より(t1−
t2)だけ小さいため、巻取従動軸104は1回転強だ
け回転することとなる。つまり、第2のプーリー107
は1回転し、この第2のプーリー107と連結された巻
取従動軸104は1回転強だけ回転するため、第2のプ
ーリー107の回転と巻取従動軸104の回転との間に
回転差が生じ、巻取従動軸104は第2のプーリー10
7に対して相対的に図5(b)の反時計方向に回転する
こととなる。
動軸104の回転との間の回転差は、テンションスプリ
ング106が負方向にねじられることにより吸収され
る。換言すると、テンションスプリング106は、膜状
部材100のテンション(張力)が大きくなるように作
用する。この結果、ステップモータが巻取駆動軸103
を回転駆動して膜状部材100を巻取操作する際に、テ
ンションスプリング106を負方向にねじるように巻取
駆動軸103を回転駆動するため、テンションスプリン
グ106は膜状部材100の操作力を徐々に増大させ、
ステップモータの負荷を徐々に増加させる。
3をさらに正回転駆動して、図5(c)に示すように膜
状部材100を巻取駆動軸103に最大に巻取ると、テ
ンションスプリング106が負方向にねじられる作用に
より膜状部材100の操作力は最大となり、ステップモ
ータの負荷は最大になる。
03の最大の巻取り状態から巻取従動軸104へ膜状部
材100を送り出し、図5(c)の状態から図5(b)
の状態をへて図5(a)の状態へ巻取従動軸104が膜
状部材100を巻取る場合、まず、ステップモータを今
までとは逆方向(図の点線矢印方向)に駆動させて巻取
駆動軸103を逆方向に回転(以下、逆回転という)さ
せて、第1のプーリー105を逆回転させると、第2の
プーリー107に最大に巻取られたケーブル108を第
1のプーリー105は巻取る。すると、巻取駆動軸10
3に最大に巻取られた膜状部材100は巻取従動軸10
4へ送り出され、巻取従動軸104は膜状部材100を
巻取る。
8の巻取動作に伴い第2のプーリー107も第1のプー
リー105と同期して逆回転する。このとき、巻取従動
軸104が1回転すると、巻取駆動軸103は約2πd
の膜状部材100を送り出し、この巻取駆動軸103か
らの約2πdの膜状部材100の送り出し動作に伴っ
て、巻取従動軸104は約2πdの膜状部材100を巻
取ることとなるが、巻取駆動軸103の見かけ上の軸径
は巻取従動軸104の見かけ上の軸径よりtMAXだけ大
きいため、巻取従動軸104は1回転弱だけ回転するこ
ととなる。つまり、第2のプーリー107は1回転し、
この第2のプーリー107と連結された巻取従動軸10
4は1回転弱だけ回転するため、第2のプーリー107
の回転と巻取従動軸104の回転との間に回転差が生
じ、巻取従動軸104は第2のプーリー107に対して
相対的に図5(c)の反時計方向に回転することとな
る。
動軸104の回転との間の回転差は、テンションスプリ
ング106(なお、テンションスプリング106は図5
(c)の状態において最大に負方向にねじられた状態と
なっている)が緩むことにより吸収される。換言する
と、テンションスプリング106は、膜状部材100の
テンション(張力)が小さくなるように作用する。この
結果、ステップモータが巻取駆動軸103を逆回転駆動
してケーブル108を巻取操作する際に、テンションス
プリング106が緩む方向に巻取駆動軸103を逆回転
駆動するため、テンションスプリング106は膜状部材
100の操作力を減少させ、ステップモータの負荷を減
少させる。
逆回転駆動してケーブル108を巻取操作すれば、図5
(b)に示すように、膜状部材100を含む巻取駆動軸
103の見かけ上の軸径はd+t1、膜状部材100を
含む巻取従動軸104の見かけ上の軸径はd+t2(t1
>t2)となり、t2が徐々に大きくなりt1が徐々に小
さくなるにつれてテンションスプリング106が緩む方
向に巻取駆動軸103は回転駆動して、テンションスプ
リング106は膜状部材100を撓ませるとなく膜状部
材100の操作力を徐々に減少させるが、巻取駆動軸1
03の軸径と巻取従動軸104の見かけ上の軸径が等し
くなるにつれて、見かけ上の軸径差(t1−t2)が徐々
に小さくなるため、第2のプーリー107の回転と巻取
従動軸104の回転との間の回転差は徐々に小さくな
り、膜状部材100を含む巻取駆動軸103の見かけ上
の軸径と膜状部材100を含む巻取従動軸104の見か
け上の軸径が等しく(t1=t2)なるとテンションスプ
リング106は最大に緩んだ状態となる。
回転駆動してケーブル108を巻取操作すれば、図5
(b)に示すように、膜状部材100を含む巻取駆動軸
103の見かけ上の軸径はd+t1、膜状部材100を
含む巻取従動軸104の見かけ上の軸径はd+t2(t2
>t1)となり、巻取駆動軸103を逆回転させてケー
ブル108を巻取ると、巻取駆動軸103から送り出さ
れれる膜状部材100が巻取従動軸104に巻取られる このとき、巻取駆動軸103が1回転すると、巻取従動
軸104は約2π(d+t1)の膜状部材100を巻取
る。これに伴って、第2のプーリー107は第1のプー
リー105と同期して回転するため、第2のプーリー1
07も1回転する。一方、巻取従動軸104の約2π
(d+t1)の膜状部材100の巻取り動作に伴って、
巻取駆動軸103から約2π(d+t1)の膜状部材1
00が巻取従動軸104に送り出されることとなるが、
巻取従動軸104の見かけ上の軸径は巻取駆動軸103
の見かけ上の軸径よりt2−t1だけ大きいため、巻取従
動軸104は1回転弱だけ回転することとなる。つま
り、第2のプーリー107は1回転し、この第2のプー
リー107と連結された巻取従動軸104は1回転弱だ
け回転するため、第2のプーリー107の回転と巻取従
動軸104の回転との間に回転差が生じ、巻取従動軸1
04は第2のプーリー107に対して相対的に図5
(b)の反時計方向に回転することとなる。
動軸104の回転との間の回転差は、テンションスプリ
ング106が正方向にねじられることにより吸収され
る。換言すると、テンションスプリング106は、膜状
部材100のテンション(張力)が大きくなるように作
用する。この結果、ステップモータが巻取駆動軸103
を逆回転駆動してケーブル108を巻取操作する際に、
テンションスプリング106を正方向にねじるように巻
取駆動軸103を逆回転駆動するため、テンションスプ
リング106は膜状部材100の操作力を徐々に増大さ
せ、ステップモータの負荷を徐々に増加させる。
3を逆回転駆動して、図5(a)に示すようにケーブル
108を巻取駆動軸103に最大に巻取ると、テンショ
ンスプリング106が正方向にねじられる作用により膜
状部材100の操作力は最大となり、ステップモータの
負荷は最大になる。
巻取従動軸104と間にテンションスプリング106を
設けるようにすると、常に膜状部材100にある程度の
張力を与えるようになる。そのため、必要以上に膜状部
材100が撓むことがなくなって、膜状部材100が吹
出開口部101の開口縁と圧接して吹出開口部101の
シール性が確保されるようになり、膜状部材100が撓
むことに起因して生じた、騒音、風漏れ、車室内温度の
乱れ等の発生を防止できるようになる。
たようにテンションスプリング106を設けると、テン
ションスプリング106を設けなかった場合に生じた問
題点が解決できるようになるが、膜状部材100を移動
させる操作力に変動が生じる。
を含む巻取駆動軸103の見かけ上の軸径と膜状部材1
00を含む巻取従動軸104の見かけ上の軸径とが等し
い(t1=t2)場合の巻取駆動軸103が膜状部材10
0を巻取る操作力および巻取駆動軸103から送り出さ
れた膜状部材100を巻取従動軸104が巻取る操作力
を各々F0とすると、各見かけ上の軸径が等しい状態か
ら巻取駆動軸103が膜状部材100を巻取る操作力は
F0からFMAXまで増大する。一方、各見かけ上の軸径が
等しい状態から巻取駆動軸103から送り出された膜状
部材100を巻取従動軸104が巻取る操作力もF0か
らFMAXまで増大する。
態から巻取駆動軸103に最大に膜状部材100を巻取
るにつれてテンションスプリング106は負方向にねじ
られるように作用するため、最大に巻取駆動軸103が
膜状部材100を巻取る状態において最大の操作力F
MAXが必要となる。一方、各見かけ上の軸径が等しい状
態から巻取駆動軸103から送り出された膜状部材10
0を巻取従動軸104が最大に巻取るにつれてテンショ
ンスプリング106は正方向にねじられるように作用す
るため、最大に巻取従動軸104が膜状部材100を巻
取る状態において最大の操作力(この場合は、巻取駆動
軸103がケーブル108を巻取る操作力)FMAXが必
要となる。
従動軸104が膜状部材100を巻取って膜状部材10
0を移動できるようにするためには、最大の操作力F
MAXを有するステップモータを用いる必要がある。ここ
で、例えば操作力がFMAXのステップモータは操作力が
F0のステップモータに比べて大型になるとともに高価
になるという問題を生じる。また、ステップモータが大
型になると、この種の車両用空調装置も大型になるとい
う問題を生じる。そこで、本発明は上記問題点に鑑みて
なされたものであり、テンションスプリングの張力の状
態変化を防止して、常に一定の張力が膜状部材に作用す
るようにすることにある。
するために、請求項1に記載の発明においては、駆動手
段21による巻取駆動軸11の回転に伴い回転する第1
のプーリー18と、この第1のプーリー18の回転に略
同期するように回転して張力付与手段26を介して巻取
従動軸12を回転させる第2のプーリー19との間に回
転伝達手段20を備えるとともに、この回転伝達手段2
0の第1のプーリー18と第2のプーリー19との間の
距離を可変にする軸間距離可変手段27、28を備えて
いる。
軸11に膜状部材200を巻取るように回転させると、
第1のプーリー18が回転するとともに、巻取駆動軸1
1の巻取り動作に伴い巻取従動軸12が回転して膜状部
材200を送り出す。また、第1のプーリー18の回転
に略同期するように第2のプーリー19も回転する。こ
のとき、膜状部材200を含む巻取駆動軸の見かけ上の
軸径と膜状部材200を含む巻取従動軸の見かけ上の軸
径が相違すると、第2のプーリー19の回転と巻取従動
軸12の回転とに回転差を生じることとなるが、軸間距
離可変手段27、28により回転伝達手段20の第1の
プーリー18と第2のプーリー19との間の距離が変化
するため、この距離変化により回転差は吸収されて、巻
取従動軸12は第2のプーリー19と一体的に回転する
こととなり、巻取り動作に伴う膜状部材200の張力は
常に一定となる。
一定にすることが可能となって、駆動手段21による膜
状部材200の巻取り動作に伴う操作力は常に一定とな
るため、適正の操作力を有する駆動手段21を用いるこ
とができるようになり、この種の車両用空調装置を小
型、安価に製造できるようになる。また、請求項2に記
載の発明においては、プレート27のガイド溝28に嵌
挿されない一端部に回転伝達手段20の中間部を巻取り
可能に固定するとともに、プレート27は回転伝達手段
20の張力が増大しようとするとこの張力を減少させる
ようにガイド溝28に沿って移動するように配設してい
るので、巻取駆動軸11あるいは巻取従動軸12の巻取
り動作時に、膜状部材200を含む巻取駆動軸11の見
かけ上の軸径と膜状部材200を含む巻取従動軸12の
見かけ上の軸径が相違しても、回転伝達手段20の張力
が増大しようとするとプレート27は張力を減少させる
ようにガイド溝28に沿って移動するので、第2のプー
リー19の回転と巻取従動軸12の回転とに回転差を生
じることがなくなる。
をダクトの一側面に配設したガイド溝28と、当該ガイ
ド溝28に沿って移動可能に嵌挿されたプレート27に
より構成し、プレート27のガイド溝28に嵌挿されな
い一端部に回転伝達手段20の中間部を巻取り可能に固
定するだけの簡単な構成により膜状部材200の張力は
常に一定にすることが可能となって、駆動手段21によ
る膜状部材200の巻取り動作に伴う操作力は常に一定
となるため、適正の操作力を有する駆動手段21を用い
ることができるようになり、この種の車両用空調装置を
小型、安価に製造できるようになる。
実施の形態を説明する。図1は本発明の車両用空調装置
の全体構成を示す概略図である。図1において、車両用
空調装置は車室内に空気を導くための空気通路をなすダ
クト1を有している。このダクト1は、ポリプロピレン
等の樹脂材にて形成されている。ダクト1の空気上流側
部位には、ダクト1内に車室内に向かった空気流を発生
させる送風機2が配設されている。なお、送風機2の空
気上流側部位には、ダクト1内に取り入れられる空気を
車室内の空気(内気)とするか、車室外の空気(外気)
とするかを決定する内外気切換手段(図示しない)が配
設されている。
側部位には、通過する空気を冷却するエバポレータ3が
配設されている。このエバポレータ3は、車両に搭載さ
れた冷凍サイクル(図示しない)の冷媒蒸発器をなすも
のである。なお、この冷凍サイクルは、エンジンの駆動
力により冷媒を圧縮することで高温高圧の気相冷媒とす
るコンプレッサーと、この気相冷媒を凝縮液化させるコ
ンデンサと、この液化した冷媒を減圧膨張させる膨張弁
と、この減圧させられた冷媒を蒸発させる上記エバポレ
ータ3とを有する周知のものである。
空気下流側部位には、エバポレータ3にて冷却された空
気を所定量加熱するヒータコア4が配設されている。こ
のヒータコア4は、エンジン冷却水を熱源とした加熱用
熱交換器である。また、ダクト1内には、エバポレータ
3を通過した空気が上記ヒータコア4をバイパスするバ
イパス通路5が設けられている。
流側、かつバイパス通路5中には、エバポレータ3を通
過した空気のうちバイパス通路5に送られる空気量と、
ヒータコア4に送られる空気量との割合を調節する加熱
量調節手段6が配設されている。つまり、この加熱量調
節手段6にて決定される空気量割合によって、ヒータコ
ア4及びバイパス通路5の下流側部位にて所望の空調吹
出温度となるようにエアミックスされる。
手段6によって温度調節された空調風を、車室内に吹き
出させるための各開口部7、8、9が配設されている。
具体的には、開口部には、乗員の上半身に向けて空調風
を吹き出させるためのフェイス用開口部7と、乗員の下
半身に向かって空調風を吹き出させるためのフット用開
口部8と、車両のガラスの内面に向かって空気を吹き出
させるためのデフロスタ用開口部9とから構成されてい
る。
換装置10によってその開口面積を調節される。以下、
この吹出口切換装置10を図2ないし図4に基づき説明
する。図2は図1のA矢視図を示す。図3は吹出口切換
装置10の概略斜視図を示す。図4は巻取状態を示す概
略図である。この吹出口切換装置10は、巻取駆動軸1
1と、巻取従動軸12と、膜状部材200とから構成さ
れている。
左側に配置されている。巻取駆動軸11は、その軸方向
が図1中紙面上方と紙面裏側に向き、両端部がダクト1
に支持され、回転自在となっている。巻取従動軸12
は、フット用開口部8の右側に配置されている。巻取従
動軸12は、その軸方向が図1中紙面上方と紙面裏側に
向き、両端部がダクト1に支持され、回転自在となって
いる。
て形成されており、その外形が略長方形状を呈してい
る。膜状部材200は、図1に示すようにフェイス用開
口部7、デフロスタ用開口部9およびフット用開口部8
に対向するように配置されている。膜状部材200の長
手方向の両端部は、それぞれ巻取駆動軸11および巻取
従動軸12に固定されている。
る長さは、巻取駆動軸11と巻取従動軸12との距離よ
り長くなっており、膜状部材200は、常時所定量巻取
駆動軸11または巻取従動軸12の少なくとも一方に巻
き付けられた状態となる。そして、膜状部材200は、
巻取駆動軸11および巻取従動軸12が連動回転し、開
口部15が移動する。具体的には、巻取駆動軸11が膜
状部材200を巻取る場合は、巻取従動軸12が膜状部
材200を送り出し、開口部15が図1中左方向に移動
する。一方、巻取従動軸12が膜状部材200を巻取る
場合は、巻取駆動軸11が膜状部材200を送り出し、
開口部15が図1中右方向に移動する。なお、本実施の
形態においては、膜状部材200をほぼ全域(一端側か
ら他端側)にわたって使用することで吹出口モードの切
換が可能となっている。
軸12との間には、フェイス用開口部7、フット用開口
部8およびデフロスタ用開口部9の配列に沿って、膜状
部材100をくの字状に配置するために、中間シャフト
13が設置されており、このシャフト13は巻取駆動軸
11および巻取従動軸12に連動することになる。
口部7の開口面積を膜状部材200にて調節するものに
置き換えて説明する。図2、図3および図4はこれに対
応し、図2は巻取駆動軸11に最大限膜状部材200が
巻きつけられた状態を表す。膜状部材200には、図1
および図2に示すように吹出口モードを切り換えるため
の開口部15が形成されており、この開口部15を介し
て空調風がフェイス用開口部7に送風される。そして、
膜状部材200には、所定パターンとなるように長手方
向に沿って同様な開口部が形成されている。
よび巻取従動軸12が連動回転すると、膜状部材200
に形成された開口部15の位置が移動し、所望の吹出モ
ードが選択される。たとえば、フェイスモード(フェイ
ス用開口部7だけに空調風を送る吹出モード)において
は、開口部15がフェイス用開口部7とラップするよう
に配置される。一方、フット用開口部8およびデフロス
タ用開口部9は、膜状部材200の開口部15が形成さ
れていない部分にて塞がれる。
膜状部材200の開口部15を対向配置し、閉塞したい
吹出用開口部に、膜状部材100の開口部が形成されて
いない部分を対向配置するだけでは、シール性を確保す
る事ができない。そこで、膜状部材200は、風圧によ
って撓むように構成されており、風圧によって膜状部材
200が図1中上方に膨らみ、フェイス用開口部7の開
口縁と圧接することでシール性が確保される。
軸12には、膜状部材200を移動させるための駆動装
置17が連結されており、以下にこの駆動装置の説明を
する。駆動装置17は、巻取駆動軸11および巻取従動
軸12の軸方向一端側(図2および図3参照)に連結さ
れており、第1、第2のプーリー18、19と、これら
第1、第2のプーリー18、19を連結するケーブル2
0と、第1のプーリー18を駆動する駆動手段21(図
2参照)とからなる。
に、リール状を呈しており、軸方向の一端側には嵌合部
22が一体的に形成されている。第1のプーリー18と
巻取駆動軸11とはこの嵌合部22が巻取駆動軸11の
一端側に形成された嵌合穴23に嵌合される。そして、
嵌合部22の形状が嵌合穴23に対して回り止め形状を
呈していることから、第1のプーリー18と巻取駆動軸
11とは一体的に回転する。
8とほぼ同様にリール状を呈しているが、軸方向の一端
側には嵌合部24を有する図示しない結合シャフトとテ
ンションスプリング26を介して接続されている。結合
シャフトと巻取従動軸12とはこの嵌合部24が巻取従
動軸12の一端側に形成された嵌合穴25に嵌合され
る。そして、嵌合部24の形状が嵌合穴25に対して回
り止め形状を呈していることから、第2のプーリー19
と巻取従動軸12とは連動的に回転する。
リー18と異なる点は、図2に示すように、第2のプー
リー19と巻取従動軸12の間には、ばね部材であるテ
ンションスプリング26が介在されている。このテンシ
ョンスプリング26は、膜状部材200に張力を付与す
るためのものであり、一端側が第2のプーリー19に固
定され、他端側が巻取従動軸12に固定されている。こ
れにより、膜状部材200がどのような巻取り状態にお
いてもテンションスプリング26によって膜状部材20
0に張力が与えられることとなる。
第2のプーリー18、19に固定され、膜状部材200
の移動範囲に対応して第1、第2のプーリー18、19
に所定量巻き付けられている。そして、このケーブル2
0によって、第2のプーリー19は第1のプーリー18
の回転にほぼ同期して回転するようになっている。な
お、ケーブル20が第1のプーリー18あるいは第2の
プーリー19に最大に巻き込まれた状態にあっても第1
のプーリー18および第2のプーリー19の各巻取り径
が等しくなるように第1のプーリー18および第2のプ
ーリー19の各リール状の巻取面は広く形成されてい
る。
の中間部はプレート27の一端部に巻取り可能に固定さ
れている。また、このプレート27の他端部はダクト1
の側壁に配設された略円弧状のガイド溝28に移動可能
に嵌挿されている。そして、このプレート27はケーブ
ル20の張力が増大しようとするとこの張力を減少させ
るようにガイド溝28に沿って移動するため、膜状部材
200が巻取駆動軸11および巻取従動軸12に最大に
巻取られた状態において、ガイド溝28の両端部に位置
するように配設している。
1にて構成されている。このステップモータ21は、第
1のプーリー18の嵌合部23とは反対側の端面に連結
されている。そして、ステップモータ21が所定のステ
ップ駆動することで、第1のプーリー18が回転し、こ
れに伴ってケーブル20を介して第2のプーリー19が
第1のプーリー18の回転に同期して回転することとな
る。
上述の吹出口切換装置10とほぼ同様な構成をしてお
り、詳しい説明は省略するが、簡単に説明すると、膜状
部材300に形成された開口部の開口面積によってヒー
タコア4に送られる空気量とバイパス通路5に送られる
空気量とが調節されることで、所望の空調風温度が得ら
れる。
図3、図4に基づいて説明する。まず、巻取駆動軸11
には膜状部材200は最小に巻取られた状態にあり、巻
取従動軸12には膜状部材200は最大に巻取られた状
態にあって、このときのプレート27は図4(a)に示
すように、ガイド溝28の左端部に位置しており、この
状態から巻取駆動軸11が巻取り動作を開始するものと
する。なお、この状態の膜状部材200を含む巻取駆動
軸11の見かけ上の軸径はd、膜状部材200を含む巻
取従動軸12の見かけ上の軸径はd+tMAXとする。
取駆動軸11を正方向(図の実線矢印方向)に回転(以
下、正回転という)させて膜状部材200を巻取ると、
この巻取り動作に伴い第1のプーリー18も正回転して
第1のプーリー18に巻き込まれたケーブル20(な
お、図4(a)の状態の場合にはケーブル20は第1の
プーリー18に最大に巻き込まれている)を送り出す。
すると、巻取駆動軸11の巻取動作に伴い巻取従動軸1
2は正回転して、巻取従動軸12から膜状部材200が
巻取駆動軸11に送り出されるとともに、第2のプーリ
ー19も正回転して、第1のプーリー18から送り出さ
れたケーブル20を巻取る。
と、巻取駆動軸11は約2πdの膜状部材200を巻取
る。これに伴って、第2のプーリー19は第1のプーリ
ー18と同期して回転するため、第2のプーリー19も
1回転しようとする。一方、巻取駆動軸11の約2πd
の膜状部材200の巻取り動作に伴って、巻取従動軸1
2から約2πdの膜状部材200が巻取駆動軸11に送
り出されることとなるが、巻取従動軸12の見かけ上の
軸径は巻取駆動軸11の見かけ上の軸径よりtMAXだけ
大きいため、巻取従動軸12は1回転弱だけ回転するこ
ととなる。つまり、第2のプーリー19が1回転し、こ
の第2のプーリー19と連結された巻取従動軸12が1
回転弱だけ回転すると、第2のプーリー19の回転と巻
取従動軸12の回転との間に回転差が生じることとな
る。
8に沿って移動可能に嵌挿されたプレート27に固定さ
れているため、ケーブル20の移動に伴い、プレート2
7が右下方に移動してケーブル20の見かけ上の長さが
長くなることによりこの回転差が吸収される。即ち、第
2のプーリー19も1回転弱だけ回転することとなる。
このように、プレート27はケーブル20の見かけ上の
長さを長くするように作用するため、テンションスプリ
ング26による膜状部材200のテンション(張力)は
常に一定になるように作用し、ステップモータ21が巻
取駆動軸11を正回転させて膜状部材200を巻取操作
してもステップモータ21の負荷は一定となる。
転駆動して膜状部材200を巻取操作すれば、図4
(b)に示すように、膜状部材200を含む巻取駆動軸
11の見かけ上の軸径はd+t1、膜状部材200を含
む巻取従動軸12の見かけ上の軸径はd+t2(t2>t
1)となり、t1が徐々に大きくなりt2が徐々に小さく
なるにつれて、プレート27はさらに右下方に移動して
ケーブル20の見かけ上の長さをさらに長くするように
作用するため、テンションスプリング26は膜状部材2
00を撓ませるとなく膜状部材200の操作力は常に一
定となる。
と巻取従動軸12の見かけ上の軸径が等しくなるにつれ
て、見かけ上の軸径差(t2−t1)が徐々に小さくなる
ため、第2のプーリー19の回転と巻取従動軸12の回
転との間の回転差は徐々に小さくなり、膜状部材200
を含む巻取駆動軸11の見かけ上の軸径と膜状部材20
0を含む巻取従動軸12の見かけ上の軸径が等しく(t
1=t2)なるとプレート27はさらに最下方に移動して
ケーブル20の見かけ上の長さは最大となる。
転駆動して膜状部材200を巻取操作すると、今度は膜
状部材200を含む巻取駆動軸11の見かけ上の軸径
は、膜状部材200を含む巻取従動軸12の見かけ上の
軸径より大きく(t1>t2)なる。このとき、巻取駆動
軸11が1回転すると、巻取駆動軸11は約2π(d+
t1)の膜状部材200を巻取る。これに伴って、第2
のプーリー19は第1のプーリー18と同期して回転す
るため、第2のプーリー19も1回転しようとする。
t1)の膜状部材200の巻取り動作に伴って、巻取従
動軸12から約2π(d+t1)の膜状部材200が巻
取駆動軸11に送り出されることとなるが、巻取従動軸
12の軸径は巻取駆動軸11の軸径より(t1−t2)だ
け小さいため、巻取従動軸12は1回転強だけ回転する
こととなる。つまり、第2のプーリー19が1回転し、
この第2のプーリー19と連結された巻取従動軸12は
1回転強だけ回転すると、第2のプーリー19の回転と
巻取従動軸12の回転との間に回転差が生じることとな
る。
20はガイド溝28に沿って移動可能に嵌挿されたプレ
ート27に巻取り可能に巻き付けられているため、この
第2のプーリー19の回転と巻取従動軸12の回転との
間に回転差が生じると、ケーブル20の張力が大きくな
るので、この張力の増大に伴いケーブル20はプレート
27を上方に引っ張るように作用する。これにより、今
度はプレート27は右上方に移動してケーブル20の見
かけ上の長さが短くなることによりこの回転差が吸収さ
れる。即ち、第2のプーリー19も1回転強だけ回転す
ることとなる。このように、プレート27はケーブル2
0の見かけ上の長さを短くなるように作用するため、テ
ンションスプリング26による膜状部材200のテンシ
ョン(張力)は常に一定になるように作用し、ステップ
モータ21が巻取駆動軸11を回転駆動して膜状部材2
00を巻取操作しても、テンションスプリング26は負
方向にねじることなく、ステップモータ21の負荷は常
に一定となる。
11をさらに正回転駆動して、図4(c)に示すように
膜状部材200を巻取駆動軸11に最大に巻取ると、プ
レート27はケーブル20の見かけ上の長さをさらに短
くなるように作用して、プレート27はガイド溝28の
右端部に位置するように移動するが、テンションスプリ
ング26による膜状部材200の張力は常に一定になる
ように作用するため、ステップモータ21が巻取駆動軸
11を回転駆動して膜状部材200を巻取操作しても、
テンションスプリング26は負方向にねじることなく、
ステップモータ21の負荷は常に一定となる。
1の最大の巻取り状態から巻取従動軸12へ膜状部材2
00を送り出し、図4(c)の状態から図4(b)の状
態をへて図4(a)の状態へ巻取従動軸12が膜状部材
200を巻取る場合、まず、ステップモータ21を今ま
でとは逆方向(図の点線矢印方向)に駆動させて巻取駆
動軸11を逆方向に回転(以下、逆回転という)させ
て、第1のプーリー18を逆回転させると、第2のプー
リー19に最大に巻取られたケーブル20を第1のプー
リー18は巻取る。すると、巻取駆動軸11に最大に巻
取られた膜状部材200は巻取従動軸12へ送り出さ
れ、巻取従動軸12は膜状部材200を巻取る。
巻取動作に伴い第2のプーリー19も第1のプーリー1
8と同期して逆回転する。このとき、巻取従動軸12が
1回転すると、巻取駆動軸11は約2πdの膜状部材2
00を送り出し、この巻取駆動軸11からの約2πdの
膜状部材200の送り出し動作に伴って、巻取従動軸1
2は約2πdの膜状部材200を巻取ることとなるが、
巻取駆動軸11の見かけ上の軸径は巻取従動軸12の見
かけ上の軸径よりtMAXだけ大きいため、巻取駆動軸1
1は1回転弱だけ回転することとなる。つまり、第1の
プーリー18が1回転弱だけ回転し、この第1のプーリ
ー18と連結された第2のプーリー19が1回転弱だけ
回転すると、第2のプーリー19の回転と巻取従動軸1
2の回転との間に回転差が生じることとなる。
20はガイド溝28に沿って移動可能に嵌挿されたプレ
ート27に巻取り可能に固定されているため、この第2
のプーリー19の回転と巻取従動軸12の回転との間の
回転差が生じると、ケーブル20の張力が大きくなるの
で、この張力の増大に伴ないケーブル20はプレート2
7を下方に引っ張るように作用する。これにより、プレ
ート27は左下方に移動してケーブル20の見かけ上の
長さを長くすることによりこの回転差が吸収される。即
ち、第2のプーリーも1回転だけ回転することとなる。
このように、プレート27はケーブル20の見かけ上の
長さを長くするように作用するため、テンションスプリ
ング26による膜状部材200の張力は常に一定になる
ように作用し、ステップモータ21が巻取駆動軸11を
逆回転駆動してケーブル20を巻取操作してもステップ
モータ21の負荷は一定となる。
回転駆動してケーブル20を巻取操作すれば、図4
(b)に示すように、膜状部材200を含む巻取駆動軸
11の見かけ上の軸径はd+t1、膜状部材200を含
む巻取従動軸12の見かけ上の軸径はd+t2(t1>t
2)となり、t2が徐々に大きくなりt1が徐々に小さく
なるにつれて、プレート27はさらに左下方に移動して
ケーブル20の見かけ上の長さをさらに長くするように
作用するため、テンションスプリング26は膜状部材2
00を撓ませるとなく膜状部材200の操作力は常に一
定となる。
軸12の見かけ上の軸径が等しくなるにつれて、見かけ
上の軸径差(t1−t2)が徐々に小さくなるため、第2
のプーリー19の回転と巻取従動軸12の回転との間の
回転差は徐々に小さくなり、膜状部材200を含む巻取
駆動軸11の見かけ上の軸径と膜状部材200を含む巻
取従動軸12の見かけ上の軸径が等しく(t1=t2)な
るとプレート27はさらに下方に移動してケーブル20
の長さは最大となる。
転駆動してケーブル20を巻取操作すると、今度は、膜
状部材200を含む巻取駆動軸11の見かけ上の軸径は
d+t1、膜状部材200を含む巻取従動軸12の見か
け上の軸径はd+t2(t2>t1)となる。このとき、
巻取駆動軸11が1回転すると、巻取従動軸12は約2
π(d+t1)の膜状部材200を巻取る。これに伴っ
て、第2のプーリー19は第1のプーリー18と同期し
て回転するため、第2のプーリー19も1回転しようと
する。
t1)の膜状部材200の巻取り動作に伴って、巻取駆
動軸11から約2π(d+t1)の膜状部材200が巻
取従動軸12に送り出されることとなるが、巻取従動軸
12の見かけ上の軸径は巻取駆動軸11の見かけ上の軸
径よりt2−t1だけ大きいため、巻取従動軸12は1回
転弱だけ回転することとなる。つまり、第2のプーリー
19が1回転し、この第2のプーリー19と連結された
巻取従動軸12が1回転弱だけ回転すると、第2のプー
リー19の回転と巻取従動軸12の回転との間に回転差
が生じこととなる。
20はガイド溝28に沿って移動可能に嵌挿されたプレ
ート27に巻取り可能に固定されているため、この第2
のプーリー19の回転と巻取従動軸12の回転との間の
回転差が生じると、ケーブル20の張力が大きくなるの
で、この張力の増大に伴いケーブル20はプレート27
を上方に引っ張るように作用する。これにより、今度
は、プレート27は左上方に移動してケーブル20の見
かけ上の長さが短くなるように作用するため、テンショ
ンスプリング26による膜状部材200の張力は常に一
定になるように作用し、ステップモータ21が巻取駆動
軸11を逆回転駆動してケーブル20を巻取操作して
も、テンションスプリング26は正方向にねじられるこ
となく、ステップモータ21の負荷は常に一定となる。
11を逆回転駆動して、図4(a)に示すようにケーブ
ル20を巻取駆動軸11に最大に巻取ると、プレート2
7はケーブル20の見かけ上の長さをさらに短くなるよ
うに作用して、プレート27はガイド溝28の左端部に
位置するように移動するが、テンションスプリング26
による膜状部材200の張力は常に一定になるように作
用するため、ステップモータ21の負荷は常に一定にな
る。
いては、駆動手段21による巻取駆動軸11の回転に伴
い回転する第1のプーリー18と、この第1のプーリー
18の回転に略同期するように回転してテンションスプ
リング26を介して巻取従動軸12を回転させる第2の
プーリー19との間にケーブル20を備えている。ま
た、第1のプーリー18と第2のプーリー19との間の
ケーブル20の中間部をプレート27のガイド溝28に
嵌挿されない一端部に巻取り可能に固定するとともに、
プレート27はケーブル20の張力が増大しようとする
とこの張力を減少させるようにガイド溝28に沿って移
動するように配設している。
従動軸12の巻取り動作時に、膜状部材200を含む巻
取駆動軸11の見かけ上の軸径と膜状部材200を含む
巻取従動軸12の見かけ上の軸径が相違しても、ケーブ
ル20の張力が増大しようとするとプレート27は張力
を減少させるようにガイド溝28に沿って移動するの
で、第2のプーリー19の回転と巻取従動軸12の回転
とに回転差を生じることがなくなる。
ガイド溝28と、当該ガイド溝28に沿って移動可能に
嵌挿されたプレート27を設け、プレート27のガイド
溝28に嵌挿されない一端部にケーブル20の中間部を
巻取り可能に固定するだけの簡単な構成により膜状部材
200の張力は常に一定にすることが可能となって、駆
動手段による膜状部材200の巻取り動作に伴う操作力
は常に一定となるため、適正の操作力を有する駆動手段
を用いることができるようになり、この種の車両用空調
装置を小型、安価に製造できるようになる。
略図である。
である。
状態を示す図である。
態を示す図である。
ある。
…巻取駆動軸、12…巻取従動軸、18…第1のプーリ
ー、19…第2のプーリー、20…ケーブル(回転伝達
手段)、21…ステップモータ(駆動手段)、24…テ
ンションスプリング(張力付与手段)、27…プレート
(軸間距離可変手段)、28…ガイド溝(軸間距離可変
手段)、200、300…膜状部材
Claims (4)
- 【請求項1】 空気通路をなすダクトに形成された吹出
用開口部と、前記ダクト内で前記吹出用開口部に対向す
るように配置された膜状部材とを備え、 前記膜状部材が前記ダクト内を移動することで前記吹出
用開口部の開口面積を調節するとともに、前記吹出用開
口部の開口縁と摺動可能に構成した車両用空調装置であ
って、 前記ダクトに回転自在に支持され、前記膜状部材の一端
部を固定するとともに前記膜状部材を巻取ったり送り出
す巻取駆動軸と、 前記巻取駆動軸を正逆転駆動する駆動手段と、 前記巻取駆動軸に設けられた第1のプーリーと、 前記ダクトに回転自在に支持され、前記膜状部材の他端
部を固定するとともに前記巻取駆動軸の前記膜状部材の
送り出しに応じて前記膜状部材を巻取るとともに前記巻
取駆動軸の前記膜状部材の巻取りに応じて前記膜状部材
を送り出す巻取従動軸と、 前記巻取従動軸に設けられた第2のプーリーと、 前記巻取従動軸と前記第2のプーリーとの間に介在さ
れ、常時前記膜状部材に張力を付与する張力付与手段
と、 前記駆動手段による前記巻取駆動軸の回転に伴い回転す
る前記第1のプーリーの回転に略同期するように前記第
2のプーリーを回転させ、前記張力付与手段を介して前
記巻取従動軸を回転させる回転伝達手段と、 前記回転伝達手段の前記第1のプーリーと前記第2のプ
ーリーとの間の距離を可変にする軸間距離可変手段とを
備えたことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記軸間距離可変手段は、前記ダクトの
一側面に配設したガイド溝と、当該ガイド溝に沿って移
動可能に嵌挿されたプレートとよりなり、 前記プレートの前記ガイド溝に嵌挿されない一端部に前
記回転伝達手段の中間部を巻取り可能に固定するととも
に、前記プレートは前記回転伝達手段の張力が増大しよ
うとするとこの張力を減少させるように前記ガイド溝に
沿って移動するように設置したことを特徴とする請求項
1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記張力付与手段はばね部材にて構成
し、当該ばね部材は一端側を前記巻取従動軸に固定し、
他端側を前記第1のプーリーに固定していることを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装
置。 - 【請求項4】 前記回転伝達手段はケーブル部材にて構
成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
かに記載の車両用空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32491095A JP3653834B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32491095A JP3653834B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 車両用空調装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09156347A true JPH09156347A (ja) | 1997-06-17 |
| JP3653834B2 JP3653834B2 (ja) | 2005-06-02 |
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ID=18170993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32491095A Expired - Fee Related JP3653834B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3653834B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100355594C (zh) * | 2003-12-19 | 2007-12-19 | 株式会社电装 | 空气通道打开/闭合装置 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP32491095A patent/JP3653834B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100355594C (zh) * | 2003-12-19 | 2007-12-19 | 株式会社电装 | 空气通道打开/闭合装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3653834B2 (ja) | 2005-06-02 |
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