JPH09156749A - スチールベルト洗浄装置及びスチールベルト洗浄方法 - Google Patents

スチールベルト洗浄装置及びスチールベルト洗浄方法

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JPH09156749A
JPH09156749A JP32698095A JP32698095A JPH09156749A JP H09156749 A JPH09156749 A JP H09156749A JP 32698095 A JP32698095 A JP 32698095A JP 32698095 A JP32698095 A JP 32698095A JP H09156749 A JPH09156749 A JP H09156749A
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steel belt
cleaning
solvent
steel
rotating member
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JP32698095A
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Makoto Sugano
誠 菅野
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Santrade Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を低下させることなくスチールベルト
クーラーのスチールベルトを有効に洗浄することがで
き、製品の品質を高めることができる手段を得る。 【解決手段】 スチールベルトクーラーPに対してスチ
ールベルト洗浄装置Wが設けられ、このスチールベルト
洗浄装置Wは、スチールベルトクーラー運転中にケーシ
ング9内に保持された溶剤10を蒸気配管11で加熱し
て気化させ、これをスチールベルト5の第1曲面部のト
レーリング側半部の外側表面に連続的に供給して凝縮さ
せ、スチールベルト5の外側表面に付着している被処理
物を凝縮した溶剤で洗浄する。そして、Y1、Y2方向に
回転する洗浄ブラシ12a、12bでスチールベルト5
の外側表面をこすることによって、溶剤による被処理物
の洗浄・除去を促進ないしは助勢する。かくして、生産
性を低下させることなくスチールベルトを有効に洗浄す
ることができ、製品の品質を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチールベルトク
ーラーのスチールベルトを洗浄するためのスチールベル
ト洗浄装置及びスチールベルト洗浄方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、低融点物である界面活性剤、ワ
ックス、高級アルコール、食品添加物あるいは蜜ろう
(以下、これらを「被処理物」と総称する。)等の冷却
固化プロセスには主としてスチールベルトクーラーが用
いられるが、スチールベルトクーラーは不純物の混入が
ほとんど生じないといった利点を有している。かかる従
来のスチールベルトクーラーにおいては、普通、ドライ
ブプーリー及びテンションプーリーの2つのプーリーに
わたって環状のスチールベルトが巻きかけられ、該スチ
ールベルトはドライブプーリーにより駆動されて両プー
リー間を循環走行するようになっている。そして、被処
理物受入部で、溶融状態にある被処理物がスチールベル
ト上に、冷却固化の態様に応じた形態で供給され、この
液がスチールベルト上で冷却固化させられ、被処理物離
脱位置でスチールベルトから取り出されるようになって
いる。
【0003】ところで、このようなスチールベルトクー
ラーを用いた従来の冷却固化プロセスでは、固体状の被
処理物の破片等がスチールベルト上に付着・残留するこ
とがある。このため、従来のスチールベルトクーラーで
は、運転終了後に、適当な溶剤を用いて人手でスチール
ベルトを洗浄し、かかる付着物(ないしは残留物)を除
去するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗浄手法では、運転中にスチールベルト上の
付着物を除去することができないので、該付着物がスチ
ールベルトから脱落して製品中に混入し、製品の品質を
低下させるといった問題が生じる。これに対して、運転
中に適宜運転を中断してスチールベルトの洗浄を行うと
いった対応が考えられるが、このようにすると生産性が
低下する。
【0005】また、かかる従来の洗浄手法においては、
容器に保持された溶剤をふりかけながら回転ブラシ等を
用いてスチールベルトを洗浄するようにしているが、こ
の溶剤は容器に戻される。このため、洗浄初期は溶剤は
清浄であるものの、洗浄を繰り返すと溶剤が汚染される
のでスチールベルトが十分に洗浄されなくなり、ひいて
は製品が汚染されることになる。したがって、該溶剤を
適宜蒸留操作等により精製しなければならず、作業工数
が多くなるといった問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、生産性を低下させることな
く、スチールベルトクーラーのスチールベルトを少ない
作業工数で有効に洗浄することができ、もって製品の品
質を高めることができる手段を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達すべくな
された本発明の第1の態様は、第1の回転部材と第2の
回転部材とに巻きかけられ少なくとも一方の回転部材に
より駆動されて両回転部材間を循環走行する環状のスチ
ールベルトを有し、所定の被処理物受入位置で溶融状態
にある被処理物を上記スチールベルトに受け入れ、該被
処理物を冷却固化させた上で所定の被処理物離脱位置で
上記スチールベルトから離脱させるようになっているス
チールベルトクーラーに対して設けられるスチールベル
ト洗浄装置において、揮発性の溶剤を気化させる溶剤気
化手段と、気化した上記溶剤を、スチールベルト走行方
向にみて、上記被処理物離脱位置から上記被処理物受入
位置までの間の所定の位置で上記スチールベルトの表面
に供給する溶剤供給手段とが設けられていることを特徴
とするものである。
【0008】本発明の第2の態様は、本発明の第1の態
様にかかるスチールベルト洗浄装置において、上記被処
理物が、低融点性の、界面活性剤、ワックス、高級アル
コール、食品添加物又は蜜ろうであることを特徴とする
ものである。
【0009】本発明の第3の態様は、本発明の第1又は
第2の態様にかかるスチールベルト洗浄装置において、
気化した上記溶剤が供給される位置付近で、上記スチー
ルベルトの表面をこする洗浄ブラシが設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0010】本発明の第4の態様は、本発明の第3の態
様にかかるスチールベルト洗浄装置において、スチール
ベルト走行方向にみて上記洗浄ブラシの前側に、上記ス
チールベルトの表面に摺接するブレードが設けられてい
ることを特徴とするものである。
【0011】本発明の第5の態様は、第1の回転部材と
第2の回転部材とに巻きかけられ少なくとも一方の回転
部材により駆動されて両回転部材間を循環走行する環状
のスチールベルトを有し、所定の被処理物受入位置で溶
融状態にある被処理物を上記スチールベルトに受け入
れ、該被処理物を冷却固化させた上で所定の被処理物離
脱位置で上記スチールベルトから離脱させるようになっ
ているスチールベルトクーラーに対するスチールベルト
洗浄方法において、揮発性の溶剤を気化させ、気化した
上記溶剤を、スチールベルト走行方向にみて、上記被処
理物離脱位置から上記被処理物受入位置までの間の所定
の位置で上記スチールベルトの表面に供給して凝縮さ
せ、該スチールベルトの表面に付着している上記被処理
物を凝縮した上記溶剤で洗浄するようにしたことを特徴
とするものである。
【0012】本発明の第6の態様は、本発明の第5の態
様にかかるスチールベルト洗浄方法において、上記被処
理物が、低融点性の、界面活性剤、ワックス、高級アル
コール、食品添加物又は蜜ろうであることを特徴とする
ものである。
【0013】本発明の第7の態様は、本発明の第5又は
第6の態様にかかるスチールベルト洗浄方法において、
気化した上記溶剤が供給される位置付近で上記スチール
ベルトの表面を洗浄ブラシでこすることによって、上記
スチールベルトの表面に付着している上記被処理物の洗
浄を助勢するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】本発明の第8の態様は、本発明の第7の態
様にかかるスチールベルト洗浄方法において、スチール
ベルト走行方向にみて上記洗浄ブラシの前側で上記スチ
ールベルトの表面にブレードを摺接させることによっ
て、上記スチールベルトの表面に残留している溶剤を除
去するようにしたことを特徴とするものである。
【0015】本発明の第1の態様にかかるスチールベル
ト洗浄装置においては、気化した溶剤が、スチールベル
トクーラーの運転中に所定の位置でスチールベルト表面
に供給されてここで凝縮する。そして、凝縮した溶剤に
よってスチールベルト表面に付着している被処理物が洗
浄・除去される。ここで、気化・凝縮した溶剤には、蒸
留された場合と同様に非揮発性の不純物が含まれないの
で、スチールベルト表面には常に清浄な(汚れのない)
溶剤が供給され、スチールベルト表面が清浄な溶剤で効
果的に洗浄される。
【0016】本発明の第2の態様にかかるスチールベル
ト洗浄装置においては、スチールベルトクーラーが、低
融点性の、界面活性剤、ワックス、高級アルコール、食
品添加物又は蜜ろうを冷却固化する場合において、本発
明の第1の態様にかかるスチールベルト洗浄装置の場合
と同様の作用が生じる。
【0017】本発明の第3の態様にかかるスチールベル
ト洗浄装置においては、基本的には本発明の第1又は第
2の態様にかかるスチールベルト洗浄装置の場合と同様
の作用が生じる。さらに、溶剤によるスチールベルト表
面の洗浄時に、該スチールベルト表面が洗浄ブラシによ
ってこすられ被処理物の洗浄が促進される。
【0018】本発明の第4の態様にかかるスチールベル
ト洗浄装置においては、基本的には本発明の第3の態様
にかかるスチールベルト洗浄装置の場合と同様の作用が
生じる。さらに、スチールベルト走行方向にみて洗浄ブ
ラシの前側でブレードによってスチールベルト表面に残
留している溶剤が除去される(掻き取られる)。
【0019】本発明の第5の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法においては、気化した溶剤が、スチールベル
トクーラーの運転中に所定の位置でスチールベルト表面
に供給されてここで凝縮する。そして、凝縮した溶剤に
よってスチールベルト表面に付着している被処理物が洗
浄・除去される。ここで、気化・凝縮した溶剤には、蒸
留された場合と同様に非揮発性の不純物が含まれないの
で、スチールベルト表面には常に清浄な溶剤が供給さ
れ、スチールベルト表面が清浄な溶剤で効果的に洗浄さ
れる。
【0020】本発明の第6の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法においては、スチールベルトクーラーが、低
融点性の、界面活性剤、ワックス、高級アルコール、食
品添加物又は蜜ろうを冷却固化する場合において、本発
明の第5の態様にかかるスチールベルト洗浄方法の場合
と同様の作用が生じる。
【0021】本発明の第7の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法においては、基本的には本発明の第5又は第
6の態様にかかるスチールベルト洗浄方法の場合と同様
の作用が生じる。さらに、溶剤によるスチールベルト表
面の洗浄時に、該スチールベルト表面が洗浄ブラシによ
ってこすられ、該洗浄が促進される。
【0022】本発明の第8の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法においては、基本的には本発明の第7の態様
にかかるスチールベルト洗浄方法の場合と同様の作用が
生じる。さらに、スチールベルト走行方向にみて洗浄ブ
ラシの前側でブレードによってスチールベルト表面に残
留している溶剤が除去される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。図1に示すように、本発明にかかるスチ
ールベルト洗浄装置Wを備えたスチールベルトクーラー
Pにおいては、第1回転軸1に取り付けられたテンショ
ンプーリー2(第1の回転部材)と、第2回転軸3に取
り付けられたドライブプーリー4(第2の回転部材)と
にわたって環状のスチールベルト5が巻きかけられてい
る。なお、以下では便宜上、スチールベルト5の、両プ
ーリー2、4とは当接(接触)しない方の表面を「外側
表面」といい、当接する方の表面を「内側表面」という
ことにする。また、スチールベルト5の、両プーリー
2、4と当接して曲面状となっている部分をそれぞれ
「第1、第2曲面部」といい、上側で水平面状となって
いる部分を「上側水平部」といい、下側で水平面状とな
っている部分を「下側水平部」ということにする。
【0024】第2回転軸3はベルト駆動用モーター(図
示せず)によってX3方向に回転駆動され、これに伴っ
てドライブプーリー4もX3方向に回転するようになっ
ている。そして、スチールベルト5はドライブプーリー
4によって回転駆動されX1、X2、X3、X4方向に循環
走行するようになっている。なお、以下では便宜上、ス
チールベルト5の走行方向すなわちX1、X2、X3、X4
方向にみて前側を「リーディング側」といい、後側を
「トレーリング側」ということにする。
【0025】テンションプーリー2の上方には、溶融状
態にある被処理物、例えば低融点性の界面活性剤、ワッ
クス、高級アルコール、食品添加物又は蜜ろう等を所定
の大きさの多数の液滴にしてスチールベルト5の上側水
平部の外側表面上に供給する溶融液供給器6が設けられ
ている。ここで、被処理物の供給位置(被処理物受入位
置)は、スチールベルト5の上側水平部のトレーリング
側端部よりも若干リーディング側の位置とするのが好ま
しい。そして、スチールベルト5の外側表面の上に滴下
された各被処理物粒子7は、スチールベルト5によって
2方向に移送されてゆく途中で冷却されて固化(凝
固)する。図示していないが、スチールベルト5の上側
水平部の内側表面は冷媒(例えば、冷却水)によって冷
却され、これにより被処理物粒子7の冷却固化が促進さ
れ、該被処理物粒子7はスチールベルト5の上側水平部
のリーディング側端部(すなわち、第2曲面部のトレー
リング側端部)に達するまでに確実に固化するようにな
っている。なお、この実施の形態では、造粒プロセスを
例にとって説明しているが、本発明はかかる造粒プロセ
スに限定されるものではなく、他の冷却固化プロセス、
例えばシート状(平板状)あるいストランド状(紐状)
の固化物を製造するプロセスにも適用しうるものである
のはもちろんである。
【0026】そして、スチールベルト5の外側表面上で
固化された被処理物粒子7は、第2曲面部の上端からお
よそ1/4だけリーディング側の位置(被処理物離脱位
置)、すなわち水平方向に対しておよそ45°の位置
で、スクレーパ30によって掻き取られてスチールベル
ト5から離脱させられるようになっている。ここで、ス
クレーパ30は、スチールベルト5から被処理物粒子7
を容易に離脱させることができるような適切な姿勢で、
例えば水平方向に対しておよそ45°の角度をなすよう
にして配置されている。なお、スチールベルトクーラー
Pは、床面14の上に構築されたフレーム構造8によっ
て支持されている(図2参照)。
【0027】スチールベルトクーラーPに対しては、テ
ンションプーリー2に隣接して、スチールベルト5の外
側表面を溶剤で常時連続的に洗浄するスチールベルト洗
浄装置Wが設けられている。このスチールベルト洗浄装
置Wは、基本的には、ケーシング9内に保持された揮発
性の高い溶剤10を蒸気配管11で加熱して気化させ、
気化した溶剤を、スチールベルト5の第1曲面部のトレ
ーリング側半部の外側表面に連続的に供給して凝縮さ
せ、スチールベルト5の外側表面に付着している被処理
物を凝縮した溶剤で洗浄・除去するようになっている。
そして、Y1、Y2方向に回転する洗浄ブラシ12a、1
2bでスチールベルト5の外側表面をこすることによっ
て、溶剤による被処理物の洗浄・除去を促進ないしは助
勢するようになっている。さらに、スチールベルト5の
外側表面に残留している溶剤をブレード13a、13b
で掻き取って除去するようになっている。なお、上記洗
浄操作をスチールベルトクーラー運転中に連続的に行う
のではなく、間欠的ないしはバッチ式で行うようにして
もよい。
【0028】かかる洗浄用の溶剤としては、例えばトル
エン、メタノール、アセトン等の種々の有機溶剤、ある
いは無機溶剤を用いることができるが、溶剤加熱用の熱
媒体としてスチームを用いる場合は、正常沸点が100
℃以下のものを用いるのが好ましい。
【0029】以下、スチールベルト洗浄装置Wのより具
体的な構造ないしはその機能を説明する。図1〜図4に
示すように、スチールベルト洗浄装置Wは、床面14上
を移動(走行)することができる台車15に搭載され、
スチールベルトクーラーPに対して容易に取り付けるこ
とができ、又は取り外すことができるようになってい
る。そして、スチールベルト洗浄装着Wがスチールベル
トクーラーPに取り付けられた状態においては、ケーシ
ング9は、スチールベルト5の第1曲面部のトレーリン
グ側半部の外側表面に対して開口し、ケーシング9とス
チールベルト5の外側表面との間のクリアランス部はシ
ール部材16によってシールされている。かくして、ケ
ーシング9の内部空間(ケーシング内空間部)は、基本
的には外部に対して遮断されている。しかしながら、後
で説明するように、ケーシング内空間部はガス抜き口2
0等を介して大気と連通し、該ケーシング内空間部が加
圧状態にならないようにしている。
【0030】そして、ケーシング9内には、溶剤10を
加熱して連続的に気化させる蒸気配管11が配置されて
いる。なお、溶剤10は、図4中のL3で示すように、
蒸気配管11よりもやや上側のレベルまで入れられる。
この蒸気配管11へは、ボイラー等のスチーム供給源
(図示せず)からスチーム入口18を介してスチームが
供給され、該スチームのドレンはスチームトラップ19
から排出されるようになっている。
【0031】かくして、蒸気配管11(スチーム)によ
って加熱されて気化した溶剤すなわち溶剤蒸気はケーシ
ング9内に充満ないしは飽和するが、該溶剤蒸気はスチ
ールベルト5の外側表面に接触するとこれによって冷却
されて凝縮(液化)する。かくして、スチールベルト5
の外側表面に付着ないしは残留している被処理物は、基
本的には、このようにして連続的に供給される凝縮した
溶剤によって洗浄されてスチールベルト5の外側表面か
ら除去される。この凝縮した溶剤は、要するに蒸留され
た溶剤であり、これには不純物ないしは異物が全く含ま
れないので、スチールベルト5は、常に完全に清浄な溶
剤で洗浄されることになる。なお、ケーシング9と蒸気
配管11とからなる組立体は、特許請求の範囲に記載さ
れた「溶剤気化手段」及び「溶剤供給手段」に相当す
る。
【0032】ケーシング9の上部にはガス抜き口20が
設けられ、このガス抜き口20の先端部には水冷式のコ
ンデンサ21(凝縮器)が接続されている。また、コン
デンサ21は開放通路22を介して大気と連通してい
る。つまり、ケーシング内空間部は、ガス抜き口20と
コンデンサ21と開放通路22とを介して大気に開放さ
れ、加圧状態にならないようになっている。ここで、ケ
ーシング内空間部からガス抜き口20を介してコンデン
サ21に入った溶剤蒸気はコンデンサ21内で冷却され
て凝縮し、図示していない容器に収容される。したがっ
て、溶剤蒸気は大気中には放出されない。なお、ケーシ
ング9には、洗浄状態を目視できるように、2つのガラ
ス窓17a、17bが設けられている。
【0033】さらに、ケーシング9内には、それぞれ外
周部をスチールベルト5の外側表面に摺接させてY1
2方向に回転し該外側表面をこする第1、第2洗浄ブ
ラシ12a、12bが配置されている。第1、第2洗浄
ブラシ12a、12bは、50〜200r.p.m.程度で回
転させるのが好ましい。第1、第2洗浄ブラシ12a、
12bは、スチールベルト5を傷つけない適当な材料例
えばナイロン等でつくられている。ここで、第1、第2
ブラシ12a、12bの配置位置は、第1テンションプ
ーリー2の周方向については、図4に示すような位置関
係において、例えばθ1=30°、θ2=20°、θ3
40°となるように設定される。図4において、L1
水平方向を示し、L2は鉛直方向を示している。第1、
第2洗浄ブラシ12a、12bは、それぞれ、洗浄ブラ
シ駆動用モーター23によってチェーン25を介して回
転駆動される第1、第2回転体24a、24bに取り付
けられている。チェーン25はチェーンカバー26で覆
われている。なお、スチールベルト5の汚れが落ちにく
い場合は、洗浄ブラシの数をさらに多くすればよい(例
えば、3つ)。また、隣合う洗浄ブラシの間に、スチー
ルベルト表面と摺接するブレードを設けてもよい。
【0034】かくして、溶剤によりスチールベルト5の
外側表面を洗浄する際に、該外側表面が第1、第2洗浄
ブラシ12a、12bによってこすられ、該洗浄が促進
ないしは助勢されるので、スチールベルト5に付着して
いる被処理物等が極めて有効に洗浄・除去される。な
お、スチールベルト表面に供給される溶剤が完全に清浄
であるのは前記したとおりである。
【0035】また、第2洗浄ブラシ12bよりリーディ
ング側において、ケーシング9内には、スチールベルト
5の外側表面に摺接する第1、第2ブレード13a、1
3bが設けられている。これらのブレード13a、13
bは、ある程度弾性を有する材料、例えばゴムでつくら
れている。
【0036】かくして、第1、第2ブレード13a、1
3bによって、スチールベルト5の外側表面に残留して
いる溶剤が掻き取られて除去される。このため、スチー
ルベルト5の外側表面を被処理物受入位置に達する前に
確実に清浄化することができ、溶剤の製品への混入を防
止して製品の品質を高めることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の第1の態様にかかるスチールベ
ルト洗浄装置によれば、スチールベルト表面に付着して
いる被処理物が、常に清浄な溶剤によって洗浄され除去
されるので、溶剤を精製する必要がない。かくして、生
産性を低下させることなくスチールベルトを清浄な溶剤
で有効に洗浄することができ、製品の品質を高めること
ができるとともに、作業工数を低減することができる。
【0038】本発明の第2の態様にかかるスチールベル
ト洗浄装置によれば、スチールベルトクーラーが、低融
点性の、界面活性剤、ワックス、高級アルコール、食品
添加物又は蜜ろうを冷却固化する場合において、本発明
の第1の態様にかかるスチールベルト洗浄装置の場合と
同様の効果が得られる。
【0039】本発明の第3の態様にかかるスチールベル
ト洗浄装置によれば、基本的には本発明の第1又は第2
の態様にかかるスチールベルト洗浄装置の場合と同様の
効果が得られる。さらに、スチールベルト表面が洗浄ブ
ラシによってこすられ被処理物の洗浄が促進されるの
で、スチールベルトに付着している被処理物を一層有効
に洗浄することができ、製品の品質を一層高めることが
できる。
【0040】本発明の第4の態様にかかるスチールベル
ト洗浄装置によれば、基本的には本発明の第3の態様に
かかるスチールベルト洗浄装置の場合と同様の効果が得
られる。さらに、ブレードによってスチールベルト表面
に残留している溶剤が除去されるので、被処理物受入位
置に達する前にスチールベルト表面を確実に清浄化する
ことができ、溶剤の製品への混入を防止して製品の品質
をさらに高めることができる。
【0041】本発明の第5の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法によれば、スチールベルト表面に付着してい
る被処理物が、常に清浄な溶剤によって洗浄され除去さ
れるので、溶剤を精製する必要がない。かくして、生産
性を低下させることなくスチールベルトを清浄な溶剤で
有効に洗浄することができ、製品の品質を高めることが
できるとともに、作業工数を低減することができる。
【0042】本発明の第6の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法によれば、スチールベルトクーラーが、低融
点性の、界面活性剤、ワックス、高級アルコール、食品
添加物又は蜜ろうを冷却固化する場合において、本発明
の第5の態様にかかるスチールベルト洗浄方法の場合と
同様の効果が得られる。
【0043】本発明の第7の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法によれば、基本的には本発明の第5又は第6
の態様にかかるスチールベルト洗浄方法の場合と同様の
効果が得られる。さらに、スチールベルト表面が洗浄ブ
ラシによってこすられ、該洗浄が促進されるので、スチ
ールベルトに付着している被処理物を一層有効に洗浄す
ることができ、製品の品質を一層高めることができる。
【0044】本発明の第8の態様にかかるスチールベル
ト洗浄方法によれば、基本的には本発明の第7の態様に
かかるスチールベルト洗浄方法の場合と同様の効果が得
られる。さらに、ブレードによってスチールベルト表面
に残留している溶剤が除去されるので、被処理物受入位
置に達する前にスチールベルト表面を確実に清浄化する
ことができ、溶剤の製品への混入を防止して製品の品質
をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるスチールベルト洗浄装置を備
えたスチールベルトクーラーの模式図である。
【図2】 本発明にかかるスチールベルト洗浄装置の正
面図である。
【図3】 図2に示すスチールベルト洗浄装置の側面図
である。
【図4】 図2に示すスチールベルト洗浄装置の一部断
面側面図である。
【符号の説明】
1 第1回転軸、2 テンションプーリー、3 第2回
転軸、4 ドライブプーリー、5 スチールベルト、6
溶融液供給器、8 フレーム構造、9 ケーシング、
10 溶剤、11 蒸気配管、12a 第1洗浄ブラ
シ、12b 第2洗浄ブラシ、13a 第1ブレード、
13b 第2ブレード、14 床面、15台車、16
シール部材、18 スチーム入口、19 スチームトラ
ップ、20 ガス抜き口、21 コンデンサ、22 開
放通路、23 洗浄ブラシ駆動用モーター、24a 第
1回転体、24b 第2回転体、25 チェーン、26
チェーンカバー、30 スクレーパ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転部材と第2の回転部材とに巻
    きかけられ少なくとも一方の回転部材により駆動されて
    両回転部材間を循環走行する環状のスチールベルトを有
    し、所定の被処理物受入位置で溶融状態にある被処理物
    を上記スチールベルトに受け入れ、該被処理物を冷却固
    化させた上で所定の被処理物離脱位置で上記スチールベ
    ルトから離脱させるようになっているスチールベルトク
    ーラーに対して設けられるスチールベルト洗浄装置であ
    って、 揮発性の溶剤を気化させる溶剤気化手段と、 気化した上記溶剤を、スチールベルト走行方向にみて、
    上記被処理物離脱位置から上記被処理物受入位置までの
    間の所定の位置で上記スチールベルトの表面に供給する
    溶剤供給手段とが設けられていることを特徴とするスチ
    ールベルト洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたスチールベルト洗
    浄装置において、 上記被処理物が、低融点性の、界面活性剤、ワックス、
    高級アルコール、食品添加物又は蜜ろうであることを特
    徴とするスチールベルト洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載されたスチ
    ールベルト洗浄装置において、 気化した上記溶剤が供給される位置付近で、上記スチー
    ルベルトの表面をこする洗浄ブラシが設けられているこ
    とを特徴とするスチールベルト洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたスチールベルト洗
    浄装置において、 スチールベルト走行方向にみて上記洗浄ブラシの前側
    に、上記スチールベルトの表面に摺接するブレードが設
    けられていることを特徴とするスチールベルト洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 第1の回転部材と第2の回転部材とに巻
    きかけられ少なくとも一方の回転部材により駆動されて
    両回転部材間を循環走行する環状のスチールベルトを有
    し、所定の被処理物受入位置で溶融状態にある被処理物
    を上記スチールベルトに受け入れ、該被処理物を冷却固
    化させた上で所定の被処理物離脱位置で上記スチールベ
    ルトから離脱させるようになっているスチールベルトク
    ーラーに対するスチールベルト洗浄方法であって、 揮発性の溶剤を気化させ、 気化した上記溶剤を、スチールベルト走行方向にみて、
    上記被処理物離脱位置から上記被処理物受入位置までの
    間の所定の位置で上記スチールベルトの表面に供給して
    凝縮させ、該スチールベルトの表面に付着している上記
    被処理物を凝縮した上記溶剤で洗浄するようにしたこと
    を特徴とするスチールベルト洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたスチールベルト洗
    浄方法において、 上記被処理物が、低融点性の、界面活性剤、ワックス、
    高級アルコール、食品添加物又は蜜ろうであることを特
    徴とするスチールベルト洗浄方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載されたスチ
    ールベルト洗浄方法において、 気化した上記溶剤が供給される位置付近で上記スチール
    ベルトの表面を洗浄ブラシでこすることによって、上記
    スチールベルトの表面に付着している上記被処理物の洗
    浄を促進するようにしたことを特徴とするスチールベル
    ト洗浄方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載されたスチールベルト洗
    浄方法において、 スチールベルト走行方向にみて上記洗浄ブラシの前側で
    上記スチールベルトの表面にブレードを摺接させること
    によって、上記スチールベルトの表面に残留している溶
    剤を除去するようにしたことを特徴とするスチールベル
    ト洗浄方法。
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