JPH09156970A - 水硬性組成物、及びこれを用いた高強度無機質材料 - Google Patents

水硬性組成物、及びこれを用いた高強度無機質材料

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JPH09156970A
JPH09156970A JP8281585A JP28158596A JPH09156970A JP H09156970 A JPH09156970 A JP H09156970A JP 8281585 A JP8281585 A JP 8281585A JP 28158596 A JP28158596 A JP 28158596A JP H09156970 A JPH09156970 A JP H09156970A
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curing
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Kazuyuki Murata
和幸 村田
Hitoshi Saito
仁 斎藤
Takako Ichimura
高子 市村
Takenori Yamazaki
武教 山崎
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04B18/021Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates agglomerated by a mineral binder, e.g. cement

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高強度無機質材料を提供すること。 【解決手段】高炉水砕スラグ、超微粉状物質(a1)、
水溶性高分子(a2)、硬化刺激剤(a3)、及び水を
含有する組成物(A)を混合、混練後に養生硬化させて
なる硬化体を粉砕して得られた粉砕物と硬化刺激剤(b
3)を含有する水硬性組成物及びこれを養生硬化させて
得られる高強度無機質材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用材料や土木用
材料として有用な水硬性組成物、及びこれを用いた高強
度無機質材料に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉水砕スラグは、銑鉄生産時に大量に
副生する物質であり、その量は年間数千万トンにも達し
ており、これの有効利用が種々検討されている。そのう
ち高炉水砕スラグの持つ潜在水硬性を利用してセメント
の数%〜数10%添加して高炉スラグセメントとして利
用する方法があるが、これは高炉水砕スラグを添加材的
に利用する方法である。また、近年、高炉水砕スラグを
主成分として使用した無機質材料として高炉水砕スラ
グ、水溶性高分子、アルカリ性物質を含有する水硬性組
成物を養生硬化してなる高強度複合材料(特開平3−2
37050号公報等)が知られており、このような高炉
水砕スラグの積極的な利用が試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高炉水砕
スラグを主成分とする高強度複合材料は、使用後不必要
になった場合、後処理の問題が生ずる。施工後の廃材
は、セメント系の硬化体と同様に分別し再利用あるいは
埋め立て処理する方法が考えられる。しかし、予め分別
の必要があるという問題がある。一方、工場で予め加工
する内外装材用途等のPC(プレキャスト)板について
は、製造工程で端材及び規格外のものが発生したり、表
面や端面を研削する際に研削粉が生じ、結果として廃材
が生じるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。即ち本発明は(1)高炉水砕スラグ、超微
粉状物質(a1)、水溶性高分子(a2)、硬化刺激剤
(a3)、及び水を含有する組成物(A)を混合、混練
後に養生硬化させてなる硬化体を粉砕して得られた粉砕
物または硬化体を研削して得られた研削粉と、硬化刺激
剤(b3)を含有する水硬性組成物、(2)更に超微粉
状物質(b1)を含有する上記(1)記載の水硬性組成
物、(3)更に水溶性高分子(b2)を含有する上記
(2)記載の水硬性組成物、(4)超微粉状物質(a
1)及び/または(b1)がシリカフュームである上記
(1)〜(3)のいずれか1項に記載の水硬性組成物、
(5)水溶性高分子(a2)及び/または(b2)がポ
リアクリル酸塩である上記(1)〜(4)のいずれか1
項に記載の水硬性組成物、(6)硬化刺激剤(a3)及
び/または(b3)がアルカリ金属の水酸化物である上
記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の水硬性組成
物、(7)上記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の
水硬性組成物と水とを混合、混練し、必要により成形し
た後、養生硬化させて得られる高強度無機質材料、
(8)更に水を含有する上記(1)〜(6)のいずれか
1項に記載の水硬性組成物、(9)上記(8)記載の水
硬性組成物を混練し、必要により成形した後、養生硬化
させて得られる高強度無機質材料に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる高炉水砕スラグは、比表面積が2,00
0cm2 /g以上、好ましくは3,000cm2 /g以
上、更に好ましくは4,000cm2 /g以上のものが
用いられる。
【0006】以下、本発明で用いる粉砕物または研削粉
を得るための組成物(A)につき説明する。組成物
(A)が含有する超微粉状物質(a1)としては、その
平均粒径が高炉水砕スラグの平均粒径より1オーダー以
上小さいもの、好ましくは2オーダー以上小さいものを
用いる。超微粉状物質(a)の平均粒径は通常1μm以
下であり、好ましくは0.05〜1μmである。
【0007】使用しうる超微粉状物質(a1)の具体例
としては、シリカフューム、フライアッシュ、珪石粉、
クレー、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、陶磁器粉
砕物、チタニア、アルミナ、ジルコニア、アエロジル、
等が挙げられるが、混練後の水硬性組成物の粘性、及び
最終的に得られる材料の力学的物性を考慮すると、シリ
カフュームが好ましい。
【0008】超微粉状物質(a1)の使用量は、使用す
る高炉水砕スラグの比表面積や必要に応じて添加する細
骨材、及び/又は骨材の種類と量によって異なるが、概
ね高炉水砕スラグと超微粉状物質(a1)の合計量10
0重量部のうち通常3〜90重量部、好ましくは5〜5
0重量部、より好ましくは7〜30重量部を占める量を
使用する。
【0009】組成物(A)を得る際に用いる水として
は、通常の工業用水が使用でき、上水、井戸水、イオン
交換水等でも良く、特に限定されない。水の使用量は、
高炉水砕スラグの粒径、超微粉状物質(a1)の種類と
量、必要により添加する細骨材や骨材の種類と量、及び
所望する混合、混練状態によって異なるが、概ね高炉水
砕スラグと超微粉状物質(a1)合計量100重量部に
対して、通常10〜500重量部、好ましくは12〜1
00重量部、より好ましくは13〜50重量部である。
【0010】用いうる水溶性高分子(a2)の具体例と
してはヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の
セルロース誘導体、ポリアクリルアマイド、ポリ(メ
タ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸のアルカリ金
属塩、アクリルアミドとポリ(メタ)アクリル酸の金属
塩との共重合体、アクリル酸とマレイン酸の共重合体の
金属塩等が挙げられるがこれらに特に限定されない。
【0011】これら水溶性高分子(a2)のうち、ポリ
(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(メタ)アクリル
酸カリウム、ポリ(メタ)アクリル酸リチウム等のポリ
(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩やカルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等
のセルロース誘導体が好ましく、特にポリアクリル酸ナ
トリウムが好ましい。また、これらの水溶性高分子は単
独使用だけではなく、2種以上を併用することもでき
る。
【0012】これら水溶性高分子(a2)は特に限定さ
れるものではないが、組成物(A)の成形方法により分
子量を選定するのが好ましく、ポリアクリル酸ナトリウ
ムを例にとると、押出成形を行う場合は分子量としては
100,000以上、好ましくは500,000以上の
ものを用いる。また、流込み成形を行う場合は分子量
1,000〜100,000、好ましくは5,000〜
5,0000のものが好ましく用いられる。分子量分布
は単一分子量のものでも、低分子のものから高分子のも
のまで幅広い分布を持つものでも良い。
【0013】これらの水溶性高分子(a2)は、組成物
(A)を混練するときに速やかに組成物(A)中に混練
されることが好ましく、細かく粉砕したパウダー状、ビ
ーズ状のものを用いることが好ましい。これらの水溶性
高分子(a2)の使用量は、材料の要求特性や成形方法
によって異なるが高炉水砕スラグと超微粉状物質(a
1)の合計量100重量部に対して、通常0.3〜20
重量部、好ましくは0.5〜7重量部、より好ましくは
1.0〜5重量部である。
【0014】組成物(A)を得る際の硬化刺激剤(a
3)としては、種々のアルカリ性物質が使用できる。用
いうる硬化刺激剤(a3)の具体例としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカ
リ金属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属の炭酸塩、水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、(メタ)珪
酸ナトリウム、(メタ)珪酸カリウム、(オルソ)珪酸
ナトリウム、水ガラス等の珪酸塩が挙げられる。これら
の硬化刺激剤(a3)は1種または2種以上を混合して
使用しても良い。これらの硬化刺激剤(a3)のうちア
ルカリ金属の水酸化物が好ましく、水酸化ナトリウムが
特に好ましい。
【0015】これら硬化刺激剤(a3)の使用量は、高
炉水砕スラグの粒径、超微粉状物質(a3)の種類と
量、必要により用いる細骨材や骨材の種類と量、及びこ
れらを混合、混練するのに必要な水量によって異なる
が、概ね高炉水砕スラグと超微粉状物質(a1)の合計
量100重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好
ましくは0.5〜5重量部である。硬化刺激剤(a3)
は、そのまま組成物(A)に添加混合しても良いが、水
溶液として添加するほうが好ましい。
【0016】組成物(A)には、更に必要に応じて種々
の混和材を使用することができる。例えば、粉砕された
徐冷スラグ、フェロクロムスラグ、ワラストナイト、シ
リカ、アルミナ、フライアッシュ、パーライト、タル
ク、珪砂、珪石粉、クレー、カオリン、炭酸カルシウ
ム、陶磁器粉砕物、チタニア、ジルコニア、マイカ、砂
利等の無機充填材、パルプ、カーボン繊維、ガラス繊
維、ナイロン、ビニロン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、アクリル等の繊維材、発泡スチロール等の軽量化
材、砂糖、グルコース等の硬化遅延剤、(高性能)減水
剤、シランカップリング剤、表面処理剤、顔料等が挙げ
られる。
【0017】これらの混和材を用いる場合、その使用量
は、無機充填材の場合には高炉水砕スラグ100重量部
に対して通常10〜300重量部、又繊維材、(高性
能)減水剤、軽量化材、硬化遅延剤、表面処理剤、顔料
等の場合には高炉水砕スラグ100重量部に対して通常
0.1〜20重量部である。
【0018】また、組成物(A)は更に必要により細骨
材や骨材を含有する。これら細骨材や骨材はセメント・
モルタルやコンクリートで使用されているものがそのま
ま使用できる。細骨材及び/または骨材の使用量は、概
ね高炉水砕スラグと超微粉状物質(a1)の合計重量1
00重量部に対して通常50〜500重量部である。
【0019】次に、組成物(A)の製造方法に関して述
べる。 (イ)まず、高炉水砕スラグと超微粉状物質(a1)及
び水溶性高分子等をミキサーに入れ、粉体混合する。 (ロ)次に、所定量の硬化刺激剤(a3)及び水をミキ
サーに添加し混合、混練する。この際の硬化刺激剤は、
水溶液であるのが好ましい。 このようにして組成物(A)を得ることができる。通常
このようにして組成物(A)が得られるが必要に応じて
混和材、細骨材及び/または骨材等を添加、混合する場
合には、工程(イ)においてそれらを添加する。
【0020】こうして得られた組成物(A)を必要によ
り流込み成形あるいは押出成形法等を用いて任意の形状
に成形した後に、養生硬化させることにより、硬化体を
得ることができる。養生硬化の方法については、室温か
ら200℃までいずれの温度でも良いが、湿潤状態を保
った状態がより好ましい。特に養生硬化の初期において
は、組成物(A)を飽和水蒸気下におく、あるいは水を
通さないフィルム等で覆う等の手段によって乾燥しない
ようにするのが好ましい。養生硬化の時間については、
養生温度が高いほど十分に硬化するまでの養生時間は短
くてすむ傾向があり、特に制限されないが、通常4時間
〜28日程度である。また、水中養生、蒸気養生あるい
は加圧下でのオートクレーブ養生でも良いが簡便さを保
ったまま短時間に高強度を得るには60℃〜90℃で6
〜24時間の蒸気養生で十分である。このようにして得
られた硬化体の粉砕物または研削粉は、潜在水硬性があ
り、そのままアルカリ性物質及び水と混練し、上記と同
様に養生硬化させることができる。
【0021】以下に本発明の水硬性組成物について説明
する。本発明の水硬性組成物は、上記で得られた硬化体
の粉砕物または研削粉を含有する。硬化体は組成物
(A)の硬化体である限り、使用した後の廃材でも良
く、工場でPC板等を製造する際に生じる規格不合格品
等の廃材でも良い。こうした廃棄用の硬化体をハンマー
ミル、ボールミル等の粉砕機を使用して粉砕した粉砕物
が使用可能である。また、製品に至るまでに行う後加工
工程で生じる研削粉あるいは研磨屑等(以下研削粉で代
表する)も使用できる。
【0022】粉砕物の粒径は、本発明の高強度無機質材
料を得る際の成形法及び該材料の要求物性によって異な
り特に限定されないが、通常平均粒径20mm以下のも
のを使用する。成形法が押出成形である場合は、使用す
る成形機の大きさ、押出成形体の大きさにもよるが、通
常平均粒径が10mm以下、好ましくは2mm以下、よ
り好ましくは0.5mm以下の粉砕物を用いる。研削粉
の場合は0.1mm以下が好ましい。成形法が流し込み
成形である場合は、10mm以下の粉砕物または研削粉
を用いるのが好ましい。また、粉砕物または研削粉の粒
径分布は狭くても、幅広くても良い。粉砕物または研削
粉は、1種あるいは2種以上を混合して使用してもよ
い。
【0023】本発明の水硬性組成物が前記粉砕物または
研削粉の他に必須成分として含有する硬化刺激剤(b
3)及び必要に応じて含有する超微粉状物質(b1)、
水溶性高分子(b2)は、組成物(A)における超微粉
状物質(a1)、水溶性高分子(a2)、硬化刺激剤
(a3)と同様のもの使用できる。また、本発明の水硬
性組成物は、組成物(A)におけるのと同様に細骨材及
び/または骨材、混和材を必要により添加させることが
でる。本発明の水硬性組成物において水溶性高分子(b
2)の使用量は、材料の要求特性や成形方法によって異
なるが粉砕物または研削粉100重量部に対して、通常
0.3〜20重量部、好ましくは0.5〜7重量部、よ
り好ましくは1.0〜5重量部である。
【0024】また、細骨材及び/又は骨材の使用量は、
概ね粉砕物または研削粉100重量部に対して通常50
〜500重量部である。混和材の使用量は、無機充填材
の場合には粉砕物または研削粉100重量部に対して通
常10〜300重量部、又繊維材、(高性能)減水剤、
軽量化材、硬化遅延剤、表面処理剤、顔料等の場合には
粉砕物または研削粉100重量部に対して通常0.1〜
20重量部である。
【0025】超微粉状物質(b1)の使用量は、使用す
る粉砕物または研削粉の比表面積や必要に応じて添加す
る細骨材、及び/又は骨材の種類と量によって異なる
が、概ね粉砕物または研削粉と超微粉状物質(b1)の
合計量100重量部のうち通常3〜90重量部、好まし
くは5〜50重量部、より好ましくは7〜30重量部を
占める量を使用する。また、硬化刺激剤(b3)の使用
量は、粉砕物または研削粉100重量部に対して通常
0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部であ
る。
【0026】次に本発明の水硬性組成物の製法につき説
明する。水を含有しない本発明の水硬性組成物は、上記
粉砕物または研削粉、及び硬化刺激剤(b3)、必要に
より超微粉状物質(b1)、水溶性高分子(b2)、細
骨材及び/または骨材並びに混和材をミキサー等で粉体
混合することにより得ることができる。水を含有する本
発明の水硬性組成物は、組成物(A)を得る工程(イ)
において更に粉砕物または研削粉を使用するほかは、組
成物(A)を得る工程と同様にして得ることができる。
この際の水の使用量は、超微粉状物質(b1)の種類と
量、粉砕物または研削粉の種類、粒度、使用量、必要に
より添加する細骨材や骨材の種類と量、及び所望する混
合、混練状態によって異なるが、概ね粉砕物または研削
粉と超微粉状物質(b1)(任意成分)の合計量100
重量部に対して、通常10〜500重量部、好ましくは
12〜100重量部、より好ましくは13〜50重量部
である。
【0027】このようにして得られた本発明の水硬性組
成物を、水を含有しない場合、水とミキサー中で混練し
た後、必要により押し出し成形、流し込み成形等の成形
法で成形した後、養生硬化することにより本発明の高強
度無機質材料を得ることができる。養生硬化は、組成物
(A)を養生硬化させる工程において、組成物(A)の
代わりに本発明の水硬性組成物を用いて行うことができ
る。尚、このようにして得られた本発明の高強度無機質
材料を粉砕または研削して粉砕物または研削粉として上
記と同様にして、再利用することも可能である。
【0028】本発明によれば、不要の廃材を厳密に分別
することなしに再利用でき、経済性を向上させながらも
従来のセメントモルタルやコンクリートをはるかに凌ぐ
高強度な無機質材料を簡単に得ることができる。また、
本発明の水硬性組成物は成形材料に限らず、補修剤、接
着剤等の用途にも応用可能である。
【0029】
【実施例】次に、本発明を更に詳細に参考例及び実施例
で説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0030】参考例1 ブレーン比表面積4,000cm2 /gの高炉水砕スラ
グ90重量部、シリカフューム10重量部、重量平均分
子量200万のポリアクリル酸のナトリウム塩3重量部
を仕込みミキサーにて混合した後、水14重量部に水酸
化ナトリウム1重量部を溶解させた水溶液を添加し更に
混合した。混合物をニーダールーダー型混練機に移し、
約5分間混練した。
【0031】得られた混練物を真空押出機によって約2
0mmHgの減圧下で厚み4mm、幅100mm、長さ
600mmの板状および直径20mmの円柱状に押出成
形した後、90℃98%RH下で12時間養生硬化させ
た。得られた硬化体をハンマーで砕き、更にボールミル
によって微粉砕し粉砕物(1)を得た。(平均粒径1m
m、粒度計による測定、以下同様)
【0032】実施例1 参考例1で得られた粉砕物(1)100重量部、水酸化
ナトリウム2重量部を仕込みミキサーにて混合し本発明
の水硬性組成物を得た。
【0033】実施例2 実施例1で得られた水硬性組成物と水58重量部とをニ
ーダールーダー型混練機に入れ、約5分間混練した。得
られた混練物を真空押出機によって約20mmHgの減
圧下で厚み4mm、幅100mm、長さ600mmの板
状物および直径20mmの円柱物を成形した後、90℃
98%RH下で12時間養生硬化させ本発明の高強度無
機質材料を得た。こうして得られた無機質材料の比重は
2.2であった。また、板状の無機質材料を押出方向に
長く幅15mm、長さ80mmに切り出して試験片を作
成し、万能引張試験機(テンシロン:(株)オリエンテ
ック製)を用いて2点支持一点載荷曲げ強度試験をスパ
ン間60mm、載荷速度0.5mm/分で行ったとこ
ろ、250kgf/cm2 の曲げ強度を有していた。ま
た、円柱状の無機質材料を長さ4cmに切り出し、載荷
速度0.2mm/分で圧縮強度試験を行ったところ11
20kgf/cm2 であった。
【0034】実施例3 シリカフューム10重量部、及び粉砕物(2)(粉砕物
(1)を更に粉砕したもの、平均粒径0.1mm)を1
00重量部、重量平均分子量100万のポリアクリル酸
ナトリウム2重量部を仕込みミキサーにて混合した後、
水50重量部に水酸化ナトリウム2重量部を溶解させた
水溶液を添加し混合した後、混合物をニーダールーダー
型混練機に移し、約5分間混練した。得られた混練物を
真空押出機によって約20mmHgの減圧下で厚み4m
m、幅100mm、長さ600mmの板状物および直径
20mmの円柱物を成形した後、90℃98%RH下で
12時間養生硬化させ本発明の高強度無機質材料を得
た。得られた無機質材料の曲げ強度は270kgf/c
2 (板状の無機質材料)、圧縮強度は1200kgf
/cm2 (円柱状の無機質材料)であった。
【0035】実施例4 シリカフューム10重量部、粉砕物(3)(粉砕物
(1)を更に粉砕したもの、平均粒径0.2mm)20
0重量部と、重量平均分子量25000のアクリル酸と
マレイン酸の共重合体(8:2)のナトリウム塩2重量
部、水28重量部に硬化遅延剤として砂糖0.2重量
部、水酸化ナトリウム2重量部を溶解させた水溶液を添
加しプレネタリーミキサーで5分間混練しペースト状の
本発明の水硬性組成物を得た。このものの、フロー値
(JIS R5201)は240mmであった。このペ
ースト状組成物を圧縮試験用の型枠(直径5cm、高さ
10cm)に充填し上部を密閉後、60℃で1間養生し
本発明の高強度無機質材料を得た。得られた無機質材料
の圧縮強度(載荷速度0.2mm/min)は1100
kgf/cm2 であった。
【0036】実施例5 実施例3において粉砕物(2)の代わりに、参考例1で
得られた板状硬化体の表面及び端面を研削して得られた
研削粉(平均粒径0.02mm)を100重量部、用い
て、水を50重量部から52重量部に変えた以外は実施
例3と同様な操作によって本発明の高強度無機質材料を
得た。得られた無機質材料の曲げ強度は280kgf/
cm2 (板状の無機質材料)、圧縮強度は1080kg
f/cm2 (円柱状の無機質材料)であった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、特定な組成の硬化物か
ら得られた不要の廃材を厳密に分別することなしに再利
用でき、作業性・経済性を向上させながらも従来のセメ
ントモルタルやコンクリートをはるかに凌ぐ高強度な無
機質材料を簡単に得ることができる。また、本発明によ
り得られる高強度無機質材料は、床材、壁材等の建築用
材料として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 18:14 18:16 24:26 22:06)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高炉水砕スラグ、超微粉状物質(a1)、
    水溶性高分子(a2)、硬化刺激剤(a3)、及び水を
    含有する組成物(A)を混合、混練後に養生硬化させて
    なる硬化体を粉砕して得られた粉砕物または硬化体を研
    削して得られた研削粉と、硬化刺激剤(b3)を含有す
    る水硬性組成物。
  2. 【請求項2】更に超微粉状物質(b1)を含有する請求
    項1記載の水硬性組成物。
  3. 【請求項3】更に水溶性高分子(b2)を含有する請求
    項2記載の水硬性組成物。
  4. 【請求項4】超微粉状物質(a1)及び/または(b
    1)がシリカフュームである請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の水硬性組成物。
  5. 【請求項5】水溶性高分子(a2)及び/または(b
    2)がポリアクリル酸塩である請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の水硬性組成物。
  6. 【請求項6】硬化刺激剤(a3)及び/または(b3)
    がアルカリ金属の水酸化物である請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の水硬性組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の水硬
    性組成物と水とを混合、混練し、必要により成形した
    後、養生硬化させて得られる高強度無機質材料。
  8. 【請求項8】更に水を含有する請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の水硬性組成物。
  9. 【請求項9】請求項8記載の水硬性組成物を混練し、必
    要により成形した後、養生硬化させて得られる高強度無
    機質材料。
JP8281585A 1995-10-06 1996-10-04 水硬性組成物、及びこれを用いた高強度無機質材料 Pending JPH09156970A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006193367A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Denki Kagaku Kogyo Kk 水硬性材料
CN111960709A (zh) * 2020-09-01 2020-11-20 绵阳市安州区荣盛建材有限公司 一种早强剂及其在混凝土材料中的应用
JP2023059539A (ja) * 2021-10-15 2023-04-27 株式会社日本触媒 ポゾラン反応性物質または潜在水硬性物質を含む組成物用の分散剤

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CN111960709A (zh) * 2020-09-01 2020-11-20 绵阳市安州区荣盛建材有限公司 一种早强剂及其在混凝土材料中的应用
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