JPH09158809A - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
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- JPH09158809A JPH09158809A JP31832195A JP31832195A JPH09158809A JP H09158809 A JPH09158809 A JP H09158809A JP 31832195 A JP31832195 A JP 31832195A JP 31832195 A JP31832195 A JP 31832195A JP H09158809 A JPH09158809 A JP H09158809A
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- fuel
- valve
- cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】分配ロータの円滑なる回転動作を維持する。
【解決手段】燃料噴射ポンプ10において、シリンダ1
2には、エンジンと同期して回転する分配ロータ13が
支持されている。ポンプハウジング4のねじ孔4aに
は、スピル通路を断続させるための電磁スピル弁40が
締め付け固定されている。電磁スピル弁40において、
ニードルボディ58は略円筒状をなし、シリンダ12に
形成された貫通孔12aに嵌挿配置されている。なお、
ニードルボディ58と貫通孔12aとの間には数μm程
度の微小クリアランスが設けられている。ニードルボデ
ィ58の摺動孔60には、ソレノイド部41の通電ON
/OFFに応じて移動するニードル弁59が摺動可能に
保持されている。また、ニードルボディ58は、圧縮コ
イルばね64により常に図の上方に付勢されており、同
ニードルボディ58の上端はリフトストッパ56に当接
している。
2には、エンジンと同期して回転する分配ロータ13が
支持されている。ポンプハウジング4のねじ孔4aに
は、スピル通路を断続させるための電磁スピル弁40が
締め付け固定されている。電磁スピル弁40において、
ニードルボディ58は略円筒状をなし、シリンダ12に
形成された貫通孔12aに嵌挿配置されている。なお、
ニードルボディ58と貫通孔12aとの間には数μm程
度の微小クリアランスが設けられている。ニードルボデ
ィ58の摺動孔60には、ソレノイド部41の通電ON
/OFFに応じて移動するニードル弁59が摺動可能に
保持されている。また、ニードルボディ58は、圧縮コ
イルばね64により常に図の上方に付勢されており、同
ニードルボディ58の上端はリフトストッパ56に当接
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディーゼル
エンジンに適用される分配型燃料噴射ポンプに関するも
のである。
エンジンに適用される分配型燃料噴射ポンプに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年の分配型燃料噴射ポンプでは、無駄
な圧送容積を極力小さくし、ポンプの圧送効率を向上さ
せる様々な手法が考えられている。その一つとして、分
配ロータを回転可能に支持するシリンダに対し、電磁ス
ピル弁の弁体を直接配設する技術がある。かかる技術で
は、弁体によるスピル通路の開閉部(シート部)と分配
ロータとを近づけることができ、スピル通路の短縮化を
図ることができる。
な圧送容積を極力小さくし、ポンプの圧送効率を向上さ
せる様々な手法が考えられている。その一つとして、分
配ロータを回転可能に支持するシリンダに対し、電磁ス
ピル弁の弁体を直接配設する技術がある。かかる技術で
は、弁体によるスピル通路の開閉部(シート部)と分配
ロータとを近づけることができ、スピル通路の短縮化を
図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にシリンダに電磁弁(弁体)を直接配設する場合には、
当該電磁弁の締め付け固定時にシリンダに歪みが生じ易
く、シリンダに歪みが生じると、シリンダと分配ロータ
とのクリアランスがなくなり、回転不良を招くおそれが
あった。
にシリンダに電磁弁(弁体)を直接配設する場合には、
当該電磁弁の締め付け固定時にシリンダに歪みが生じ易
く、シリンダに歪みが生じると、シリンダと分配ロータ
とのクリアランスがなくなり、回転不良を招くおそれが
あった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、分配ロータの円滑なる回転動作を
維持することができる分配型燃料噴射ポンプを提供する
ことを目的とする。
なされたものであり、分配ロータの円滑なる回転動作を
維持することができる分配型燃料噴射ポンプを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の分配型燃料噴射ポンプでは、分配
ロータはシリンダに支持され、エンジンと同期して回転
する。そして、電磁弁の開閉動作に伴い、シリンダに形
成されたスピル通路が断続される。電磁弁の開弁時に
は、燃料加圧室の高圧燃料がスピル(溢流)される。
に、請求項1に記載の分配型燃料噴射ポンプでは、分配
ロータはシリンダに支持され、エンジンと同期して回転
する。そして、電磁弁の開閉動作に伴い、シリンダに形
成されたスピル通路が断続される。電磁弁の開弁時に
は、燃料加圧室の高圧燃料がスピル(溢流)される。
【0006】また、本発明では、シリンダにおいて分配
ロータの回転軸方向に略直交する方向に延びる孔部を形
成し、同孔部に前記弁体を摺動可能に支持するための筒
体を嵌挿配置している。この場合、請求項2に記載した
ように、前記孔部の内壁と前記筒体の外壁との間には所
定の微小クリアランスが設けられている。なお、微小ク
リアランスとは、孔部と筒体との間にて高圧シールが確
保できる程度が望ましい。
ロータの回転軸方向に略直交する方向に延びる孔部を形
成し、同孔部に前記弁体を摺動可能に支持するための筒
体を嵌挿配置している。この場合、請求項2に記載した
ように、前記孔部の内壁と前記筒体の外壁との間には所
定の微小クリアランスが設けられている。なお、微小ク
リアランスとは、孔部と筒体との間にて高圧シールが確
保できる程度が望ましい。
【0007】つまり、前記筒体とシリンダとを一体構造
にした場合、弁体によるスピル通路の開閉部(シート
部)と分配ロータとを近づけることができ、スピル通路
の短縮化を図ることができる。また、かかる構成におい
ては、筒体をシリンダに固定させる一つの手法として、
例えばシリンダの孔部に筒体を圧入させたり、筒体をか
しめ固定させたりすることが考えられるが、これでは電
磁弁の締め付け固定時においてシリンダに歪みを生じ易
い。これに対して、本発明では筒体を(微小クリアラン
スにて)嵌挿配置するため、上記のような歪み生じるこ
とはない。その結果、分配ロータの円滑なる回転動作を
維持することができる。
にした場合、弁体によるスピル通路の開閉部(シート
部)と分配ロータとを近づけることができ、スピル通路
の短縮化を図ることができる。また、かかる構成におい
ては、筒体をシリンダに固定させる一つの手法として、
例えばシリンダの孔部に筒体を圧入させたり、筒体をか
しめ固定させたりすることが考えられるが、これでは電
磁弁の締め付け固定時においてシリンダに歪みを生じ易
い。これに対して、本発明では筒体を(微小クリアラン
スにて)嵌挿配置するため、上記のような歪み生じるこ
とはない。その結果、分配ロータの円滑なる回転動作を
維持することができる。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
電磁弁の締め付け固定時に前記筒体を押し付ける押付部
材と、前記電磁弁の締付方向に抗する方向に前記筒体を
付勢する付勢手段とを備えている。この場合、ポンプハ
ウジングの材質(例えばアルミ)とシリンダの材質(例
えば鉄)との温度特性の違い、即ち熱膨張係数の違いか
らポンプハウジング及びシリンダ間の距離が変化して
も、筒体は付勢手段の付勢力によって常に前記押付部材
に当接した状態で保持される。つまり、筒体は常に電磁
弁の一体構造として変位し、この際にシリンダに歪みを
招くこともない。そのため、弁体リフト量が変化する等
の調整誤差を生じることはなく、常に最適な噴射量制御
が実現できる。
電磁弁の締め付け固定時に前記筒体を押し付ける押付部
材と、前記電磁弁の締付方向に抗する方向に前記筒体を
付勢する付勢手段とを備えている。この場合、ポンプハ
ウジングの材質(例えばアルミ)とシリンダの材質(例
えば鉄)との温度特性の違い、即ち熱膨張係数の違いか
らポンプハウジング及びシリンダ間の距離が変化して
も、筒体は付勢手段の付勢力によって常に前記押付部材
に当接した状態で保持される。つまり、筒体は常に電磁
弁の一体構造として変位し、この際にシリンダに歪みを
招くこともない。そのため、弁体リフト量が変化する等
の調整誤差を生じることはなく、常に最適な噴射量制御
が実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態におけ
る分配型燃料噴射ポンプの構成を図1〜図3に示す。
に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態におけ
る分配型燃料噴射ポンプの構成を図1〜図3に示す。
【0010】図3に示すように、図示しないエンジンに
より駆動される燃料噴射ポンプ10の駆動軸1はベアリ
ング2及びジャーナル3を介してポンプハウジング4に
回転可能に支持されている。べーン式フィードポンプ5
は駆動軸1と共に回転し、燃料タンク(図示しない)、
燃料インレット6、吸入口7を介して燃料を吸入加圧す
ると共に、燃料ギャラリ14に燃料を送出する。べーン
式フィードポンプ5の吸入口7と吐出口8とは、吐出圧
力が調節されるように図示しない圧力調整弁を介して接
統されている。
より駆動される燃料噴射ポンプ10の駆動軸1はベアリ
ング2及びジャーナル3を介してポンプハウジング4に
回転可能に支持されている。べーン式フィードポンプ5
は駆動軸1と共に回転し、燃料タンク(図示しない)、
燃料インレット6、吸入口7を介して燃料を吸入加圧す
ると共に、燃料ギャラリ14に燃料を送出する。べーン
式フィードポンプ5の吸入口7と吐出口8とは、吐出圧
力が調節されるように図示しない圧力調整弁を介して接
統されている。
【0011】分配ヘッド11の内壁にはシリンダ12が
固定され、このシリンダ12の内壁には分配ロータ13
が回転可能に支持されている。分配ロータ13は駆動軸
1に対して一体回転可能に連結されている。シリンダ1
2の周囲には、ポンプハウジング4及び分配ヘッド11
により画成された環状の燃料ギャラリ14が設けられて
いる。
固定され、このシリンダ12の内壁には分配ロータ13
が回転可能に支持されている。分配ロータ13は駆動軸
1に対して一体回転可能に連結されている。シリンダ1
2の周囲には、ポンプハウジング4及び分配ヘッド11
により画成された環状の燃料ギャラリ14が設けられて
いる。
【0012】また、ポンプハウジング4にはカム室28
が形成されており、同カム室28は絞り通路29を介し
て燃料ギャラリ14に連通されている。従って、後述す
る電磁スピル弁40の燃料スピル時において燃料ギャラ
リ14に圧力脈動が生じたとしても、カム室28内は低
圧で且つ圧力変動の少ない状態で保持される。
が形成されており、同カム室28は絞り通路29を介し
て燃料ギャラリ14に連通されている。従って、後述す
る電磁スピル弁40の燃料スピル時において燃料ギャラ
リ14に圧力脈動が生じたとしても、カム室28内は低
圧で且つ圧力変動の少ない状態で保持される。
【0013】前記分配ロータ13には互いに直交する一
対の摺動孔13aが形成され、各摺動孔13aにはそれ
ぞれ一対のプランジャ20が油密状態で摺動可能に支持
されている。各プランジャ20の内端面と各摺動孔13
aを形成する分配ロータ13の内壁とにより燃料加圧室
21が画成されている。
対の摺動孔13aが形成され、各摺動孔13aにはそれ
ぞれ一対のプランジャ20が油密状態で摺動可能に支持
されている。各プランジャ20の内端面と各摺動孔13
aを形成する分配ロータ13の内壁とにより燃料加圧室
21が画成されている。
【0014】各プランジャ20の外側端部にはシュー2
2が配設され、各シュー22にはローラ23が回転自在
に保持されている。ローラ23の外側には、インナカム
リング24が配設されており、同インナカムリング24
の内周面にはエンジン気筒数に応じた複数のカム山を有
するカム面が形成されている。従って、分配ロータ13
の回転に基づいてローラ23がインナカムリング24内
周面のカム面に摺動することにより、ローラ23はカム
面に沿ってインナカムリング24の径方向に往復動し、
この往復動がシュー22を介してプランジャ20に伝達
される。この場合、プランジャ20が分配ロータ13の
径方向外側に移動すると燃料加圧室21の容積が増加
し、同加圧室21に燃料が吸入される。また、プランジ
ャ20が分配ロータ13の径方向内側に移動すると燃料
加圧室21の容積が減少し、同加圧室21の燃料が加圧
されることとなる。インナカムリング24は、ポンプハ
ウジング4の内壁に回動可能に支持されており、タイマ
装置30により回転角が調節可能となっている。
2が配設され、各シュー22にはローラ23が回転自在
に保持されている。ローラ23の外側には、インナカム
リング24が配設されており、同インナカムリング24
の内周面にはエンジン気筒数に応じた複数のカム山を有
するカム面が形成されている。従って、分配ロータ13
の回転に基づいてローラ23がインナカムリング24内
周面のカム面に摺動することにより、ローラ23はカム
面に沿ってインナカムリング24の径方向に往復動し、
この往復動がシュー22を介してプランジャ20に伝達
される。この場合、プランジャ20が分配ロータ13の
径方向外側に移動すると燃料加圧室21の容積が増加
し、同加圧室21に燃料が吸入される。また、プランジ
ャ20が分配ロータ13の径方向内側に移動すると燃料
加圧室21の容積が減少し、同加圧室21の燃料が加圧
されることとなる。インナカムリング24は、ポンプハ
ウジング4の内壁に回動可能に支持されており、タイマ
装置30により回転角が調節可能となっている。
【0015】分配ロータ13には、前記燃料加圧室21
に連通する連通路17が形成されると共に、同連通路1
7の一端より分岐する燃料通路15及び分配通路16が
形成されている。また、シリンダ12には、エンジンの
気筒数分だけ燃料圧送通路25が設けられており、各々
の燃料圧送通路25は分配ロータ13の回転に伴い前記
分配通路16に選択的に連通される。燃料圧送通路25
は分配ヘッド11に設けられた燃料圧送通路26と常に
連通しており、前記燃料加圧室21にて加圧された高圧
燃料は燃料圧送通路26からデリバリバルブ27を通っ
て図示しないインジェクタに供給される。
に連通する連通路17が形成されると共に、同連通路1
7の一端より分岐する燃料通路15及び分配通路16が
形成されている。また、シリンダ12には、エンジンの
気筒数分だけ燃料圧送通路25が設けられており、各々
の燃料圧送通路25は分配ロータ13の回転に伴い前記
分配通路16に選択的に連通される。燃料圧送通路25
は分配ヘッド11に設けられた燃料圧送通路26と常に
連通しており、前記燃料加圧室21にて加圧された高圧
燃料は燃料圧送通路26からデリバリバルブ27を通っ
て図示しないインジェクタに供給される。
【0016】駆動軸1の外周壁には、所定間隔毎に多数
の突起31aを有するパルサ31が取り付けられてお
り、インナカムリング24には突起31aの近接又は離
間をパルス信号に変換し出力する回転角センサ32が固
定されている。つまり、回転角センサ32が出力するパ
ルス数を計数することにより、インナカムリング24に
対する駆動軸1の回転角、即ちインナカムリング24に
対する分配ロータ13の回転角を検出することができる
ようになっている。
の突起31aを有するパルサ31が取り付けられてお
り、インナカムリング24には突起31aの近接又は離
間をパルス信号に変換し出力する回転角センサ32が固
定されている。つまり、回転角センサ32が出力するパ
ルス数を計数することにより、インナカムリング24に
対する駆動軸1の回転角、即ちインナカムリング24に
対する分配ロータ13の回転角を検出することができる
ようになっている。
【0017】さらに、分配ヘッド11にはオーバーフロ
ーバルブ35が配設されており、同オーバーフローバル
ブ35は通路36を介して燃料ギャラリ14に連通して
いる。かかる場合、電磁スピル弁40の開弁時におい
て、スピル燃料の一部が通路36及びオーバーフローバ
ルブ35を介して燃料タンクに還流され、燃料ギャラリ
圧が減圧されるようになっている。
ーバルブ35が配設されており、同オーバーフローバル
ブ35は通路36を介して燃料ギャラリ14に連通して
いる。かかる場合、電磁スピル弁40の開弁時におい
て、スピル燃料の一部が通路36及びオーバーフローバ
ルブ35を介して燃料タンクに還流され、燃料ギャラリ
圧が減圧されるようになっている。
【0018】次に、電磁スピル弁40の詳細な構成につ
いて図1及び図2を用いて説明する。なお、図1は図3
のI−I線断面図であり、図2は図1のII−II線断面図
である。
いて図1及び図2を用いて説明する。なお、図1は図3
のI−I線断面図であり、図2は図1のII−II線断面図
である。
【0019】さて、本実施の形態の電磁スピル弁40
は、常開弁(ノーマルオープン弁)として機能するもの
であって、そのソレノイド部41はポンプハウジング4
に固定配置され、流量調整部42はシリンダ12を貫通
するようにして配置されている。即ち、ソレノイド部4
1において、ソレノイドハウジング43は略円筒状をな
し、ポンプハウジング4のねじ孔4aに螺着されてい
る。また、当該ねじ孔4aの底面にはストップリング5
5が載置され、このストップリング55にてソレノイド
ハウジング43の下方縁部が受け止められている。ソレ
ノイドハウジング43の最下部には、リフトストッパ5
6が配設されている。
は、常開弁(ノーマルオープン弁)として機能するもの
であって、そのソレノイド部41はポンプハウジング4
に固定配置され、流量調整部42はシリンダ12を貫通
するようにして配置されている。即ち、ソレノイド部4
1において、ソレノイドハウジング43は略円筒状をな
し、ポンプハウジング4のねじ孔4aに螺着されてい
る。また、当該ねじ孔4aの底面にはストップリング5
5が載置され、このストップリング55にてソレノイド
ハウジング43の下方縁部が受け止められている。ソレ
ノイドハウジング43の最下部には、リフトストッパ5
6が配設されている。
【0020】ソレノイドハウジング43内部にはステー
タ44が配設されており、同ステータ44に形成された
環状のコイル挿入溝45にはコイル46が配設されてい
る。ステータ44の中央に形成された貫通孔47には、
高硬度のブッシュ48が圧入固定されており、そのブッ
シュ48内にはアーマチュア49に連結されたロッド5
0が図の上下方向に摺動可能に配設されている。
タ44が配設されており、同ステータ44に形成された
環状のコイル挿入溝45にはコイル46が配設されてい
る。ステータ44の中央に形成された貫通孔47には、
高硬度のブッシュ48が圧入固定されており、そのブッ
シュ48内にはアーマチュア49に連結されたロッド5
0が図の上下方向に摺動可能に配設されている。
【0021】アーマチュア49の上方には、前記ソレノ
イドハウジング43の内周面に密着するカバー51が配
設されており、同カバー51の下面にはアーマチュア室
52が形成されている。カバー51の下面中央には、ア
ーマチュア49の可動域を規制するためのストッパ53
が設けられている。前記アーマチュア49及びカバー5
1には、外部からの電気信号を入力するための信号入力
端子54が貫通状態で配設されており、同信号入力端子
54はリード線を介して前記コイル46に電気的に接続
されている。図2に示すように、アーマチュア室52と
前記カム室28とは連通路70を介して常に連通されて
いる。
イドハウジング43の内周面に密着するカバー51が配
設されており、同カバー51の下面にはアーマチュア室
52が形成されている。カバー51の下面中央には、ア
ーマチュア49の可動域を規制するためのストッパ53
が設けられている。前記アーマチュア49及びカバー5
1には、外部からの電気信号を入力するための信号入力
端子54が貫通状態で配設されており、同信号入力端子
54はリード線を介して前記コイル46に電気的に接続
されている。図2に示すように、アーマチュア室52と
前記カム室28とは連通路70を介して常に連通されて
いる。
【0022】一方、流量調整部42において、略円筒状
をなす筒体としてのニードルボディ58は、シリンダ1
2に形成された貫通孔12aに嵌挿されており、ニード
ルボディ58と貫通孔12aとの間は数μm程度の微小
クリアランスを有する。ここで、貫通孔12aは分配ロ
ータ13の回転軸方向に略直交する方向に延設されてい
る。ニードルボディ58の上端は押付け部材としてのリ
フトストッパ56に当接している。ニードルボディ58
には、弁体としてのニードル弁59を摺動可能に保持す
るための摺動孔60が形成されており、同摺動孔60は
環状に形成された高圧燃料室61に連通している。ま
た、ニードルボディ58には、前記高圧燃料室61に連
通する燃料通路62a,62bが形成されている。ニー
ドル弁59は、前記ロッド50の下端に連結されると共
に、圧縮コイルばね63により常に開弁方向(図の上方
向)に付勢されている。
をなす筒体としてのニードルボディ58は、シリンダ1
2に形成された貫通孔12aに嵌挿されており、ニード
ルボディ58と貫通孔12aとの間は数μm程度の微小
クリアランスを有する。ここで、貫通孔12aは分配ロ
ータ13の回転軸方向に略直交する方向に延設されてい
る。ニードルボディ58の上端は押付け部材としてのリ
フトストッパ56に当接している。ニードルボディ58
には、弁体としてのニードル弁59を摺動可能に保持す
るための摺動孔60が形成されており、同摺動孔60は
環状に形成された高圧燃料室61に連通している。ま
た、ニードルボディ58には、前記高圧燃料室61に連
通する燃料通路62a,62bが形成されている。ニー
ドル弁59は、前記ロッド50の下端に連結されると共
に、圧縮コイルばね63により常に開弁方向(図の上方
向)に付勢されている。
【0023】ここで、前記リフトストッパ56には、複
数の切欠部56aが設けられており、この切欠部56a
を介してニードル弁59の上部空間(以下、ニードル弁
上部室77という)には燃料ギャラリ圧が作用する。ま
た、ニードル弁59の一部には小径部59aが設けられ
ており、その小径部59aによりニードル弁59の下部
空間(以下、ニードル弁下部室78という)が形成され
ている。この場合、ニードル弁下部室78は燃料通路6
2bを介して燃料ギャラリ14に常に連通しており、前
記ニードル弁上部室77と同様に、ニードル弁下部室7
8にも燃料ギャラリ圧が作用するようになっている。な
お、図示の状態(非励磁状態)では、ニードル弁59が
ニードルボディ58の弁座58aに対して離座してお
り、電磁スピル弁40は開弁状態を維持する。
数の切欠部56aが設けられており、この切欠部56a
を介してニードル弁59の上部空間(以下、ニードル弁
上部室77という)には燃料ギャラリ圧が作用する。ま
た、ニードル弁59の一部には小径部59aが設けられ
ており、その小径部59aによりニードル弁59の下部
空間(以下、ニードル弁下部室78という)が形成され
ている。この場合、ニードル弁下部室78は燃料通路6
2bを介して燃料ギャラリ14に常に連通しており、前
記ニードル弁上部室77と同様に、ニードル弁下部室7
8にも燃料ギャラリ圧が作用するようになっている。な
お、図示の状態(非励磁状態)では、ニードル弁59が
ニードルボディ58の弁座58aに対して離座してお
り、電磁スピル弁40は開弁状態を維持する。
【0024】図1に示すように、ニードル弁59の軸中
心は分配ロータ13の軸中心と垂直な仮想平面上に存在
し、ニードル弁59の軸中心及び分配ロータ13の軸中
心の延長は交差していない。また、分配ロータ13を回
転可能に支持するシリンダ12の内壁には環状の溝12
bが設けられ、溝12bと分配ロータ13の外周壁とに
より環状ギャラリ68が形成されている。さらに、シリ
ンダ12には、前記環状ギャラリ68と前記ニードルボ
ディ58の燃料通路62aとを連通させるための連通路
69が形成されている。つまり、高圧燃料室61と燃料
加圧室21とは、燃料通路62a、連通路69、環状ギ
ャラリ68、燃料通路15及び連通路17を介して常に
連通している。
心は分配ロータ13の軸中心と垂直な仮想平面上に存在
し、ニードル弁59の軸中心及び分配ロータ13の軸中
心の延長は交差していない。また、分配ロータ13を回
転可能に支持するシリンダ12の内壁には環状の溝12
bが設けられ、溝12bと分配ロータ13の外周壁とに
より環状ギャラリ68が形成されている。さらに、シリ
ンダ12には、前記環状ギャラリ68と前記ニードルボ
ディ58の燃料通路62aとを連通させるための連通路
69が形成されている。つまり、高圧燃料室61と燃料
加圧室21とは、燃料通路62a、連通路69、環状ギ
ャラリ68、燃料通路15及び連通路17を介して常に
連通している。
【0025】電磁スピル弁40の動作を詳述すれば、前
記コイル46の消磁状態(図示の状態)では、ステータ
44の上面とアーマチュア49の下面との間には所定量
のエアギャップが保持され、ロッド50下部に連結され
たニードル弁59は開弁位置に保持される。即ち、ニー
ドル弁59はニードルボディ58の弁座58aに対して
離座している。このとき、図1,図3に示すように、燃
料ギャラリ14は、燃料通路62a,62b、高圧燃料
室61、連通路69、環状ギャラリ68、燃料通路15
及び連通路17を介して燃料加圧室21に連通してい
る。
記コイル46の消磁状態(図示の状態)では、ステータ
44の上面とアーマチュア49の下面との間には所定量
のエアギャップが保持され、ロッド50下部に連結され
たニードル弁59は開弁位置に保持される。即ち、ニー
ドル弁59はニードルボディ58の弁座58aに対して
離座している。このとき、図1,図3に示すように、燃
料ギャラリ14は、燃料通路62a,62b、高圧燃料
室61、連通路69、環状ギャラリ68、燃料通路15
及び連通路17を介して燃料加圧室21に連通してい
る。
【0026】一方、コイル46が励磁されると、アーマ
チュア49がステータ44に吸引され、前記エアギャッ
プが減少する。そして、ニードル弁59は閉弁位置に移
動する。即ち、ニードル弁59はニードルボディ58の
弁座58aに対して着座する。このとき、燃料ギャラリ
14と燃料加圧室21とは遮断される。
チュア49がステータ44に吸引され、前記エアギャッ
プが減少する。そして、ニードル弁59は閉弁位置に移
動する。即ち、ニードル弁59はニードルボディ58の
弁座58aに対して着座する。このとき、燃料ギャラリ
14と燃料加圧室21とは遮断される。
【0027】また、前記ニードルボディ58の下方に
は、ポンプハウジング4に固着されたばね受け65が配
設され、同ばね受け65とニードルボディ58の下端と
の間には、付勢手段としての圧縮コイルばね64が配設
されている。この圧縮コイルばね64は、前記コイル4
6の励磁時における磁力と前記ニードル弁59を開弁位
置に付勢するための圧縮コイルばね63のばね力との総
和よりも大きいばね力を有する。なお、前記圧縮コイル
ばね63のばね室66と燃料ギャラリ14とは通路67
を介して連通されている。
は、ポンプハウジング4に固着されたばね受け65が配
設され、同ばね受け65とニードルボディ58の下端と
の間には、付勢手段としての圧縮コイルばね64が配設
されている。この圧縮コイルばね64は、前記コイル4
6の励磁時における磁力と前記ニードル弁59を開弁位
置に付勢するための圧縮コイルばね63のばね力との総
和よりも大きいばね力を有する。なお、前記圧縮コイル
ばね63のばね室66と燃料ギャラリ14とは通路67
を介して連通されている。
【0028】さらに、ポンプハウジング4には燃料スピ
ル時に発生する圧力脈動を減衰させるためのアキュムレ
ータ71が配設されている。このアキュムレータ71
は、ポンプハウジング4の一部に形成されたハウジング
部72、燃料ギャラリ14に面するピストン73、ハウ
ジング部72の上端に固着された蓋体74、及び両端部
がそれぞれ蓋体74とピストン73とに当接する圧縮コ
イルばね75から構成されている。ピストン73は、ハ
ウジング部72の内壁に対し図の上下方向に往復移動可
能に支持されている。
ル時に発生する圧力脈動を減衰させるためのアキュムレ
ータ71が配設されている。このアキュムレータ71
は、ポンプハウジング4の一部に形成されたハウジング
部72、燃料ギャラリ14に面するピストン73、ハウ
ジング部72の上端に固着された蓋体74、及び両端部
がそれぞれ蓋体74とピストン73とに当接する圧縮コ
イルばね75から構成されている。ピストン73は、ハ
ウジング部72の内壁に対し図の上下方向に往復移動可
能に支持されている。
【0029】以下、燃料噴射ポンプ10の作動について
図4のタイムチャートを参照しながら説明する。 (1)吸入行程 電磁スピル弁40のソレンイド部41に対する通電(S
PV通電)がオフされている場合、圧縮コイルばね63
の付勢力によりニードル弁59がニードルボディ58の
弁座58aから離座している。即ち、電磁スピル弁40
は閉弁位置にあり、燃料ギャラリ14と高圧燃料室61
とは連通している。このとき、分配ロータ13の回転に
伴いプランジャ20が分配ロータ13の径方向外側に移
動することにより燃料加圧室21の容積が増大し、それ
により燃料加圧室21の圧力が低下する。すると、燃料
ギャラリ14に充填されていた燃料がニードル弁59と
弁座58aとの間隙を通り、さらに所定の吸入通路を経
て燃料加圧室21に吸入される。なお、燃料圧送通路2
5は分配ロータ13の外周壁により閉塞されている。こ
の場合、燃料通路62a、連通路69、環状ギャラリ6
8、燃料通路15及び連通路17が燃料の吸入通路に相
当する。
図4のタイムチャートを参照しながら説明する。 (1)吸入行程 電磁スピル弁40のソレンイド部41に対する通電(S
PV通電)がオフされている場合、圧縮コイルばね63
の付勢力によりニードル弁59がニードルボディ58の
弁座58aから離座している。即ち、電磁スピル弁40
は閉弁位置にあり、燃料ギャラリ14と高圧燃料室61
とは連通している。このとき、分配ロータ13の回転に
伴いプランジャ20が分配ロータ13の径方向外側に移
動することにより燃料加圧室21の容積が増大し、それ
により燃料加圧室21の圧力が低下する。すると、燃料
ギャラリ14に充填されていた燃料がニードル弁59と
弁座58aとの間隙を通り、さらに所定の吸入通路を経
て燃料加圧室21に吸入される。なお、燃料圧送通路2
5は分配ロータ13の外周壁により閉塞されている。こ
の場合、燃料通路62a、連通路69、環状ギャラリ6
8、燃料通路15及び連通路17が燃料の吸入通路に相
当する。
【0030】(2)圧送行程 分配ロータ13がさらに回転し、所定のタイミングで電
磁スピル弁40のソレノイド部41への通電がオンされ
ると、ソレノイド部41で発生する磁力により、ニード
ル弁59は圧縮コイルばね63の付勢力に抗して閉弁位
置に移動する。即ち、ニードル弁59がニードルボディ
58の弁座58aに着座し、燃料ギャラリ14と高圧燃
料室61との連通が遮断される。また、分配ロータ13
がさらに回転し、ローラ23がインナカムリング24の
カム山に乗り上げ、プランジャ20が径方向内側に移動
し始めると、燃料加圧室21内の燃料が加圧される。燃
料加圧室21で加圧された燃料が一定圧以上になり、分
配通路16と燃料圧送通路25とが連通すると、燃料加
圧室21内の高圧燃料が連通路17、分配通路16及び
燃料圧送通路25,26を経てデリバリバルブ27から
インジェクタに供給される。かかる場合、噴射圧力及び
噴射率は図示の如く推移する。
磁スピル弁40のソレノイド部41への通電がオンされ
ると、ソレノイド部41で発生する磁力により、ニード
ル弁59は圧縮コイルばね63の付勢力に抗して閉弁位
置に移動する。即ち、ニードル弁59がニードルボディ
58の弁座58aに着座し、燃料ギャラリ14と高圧燃
料室61との連通が遮断される。また、分配ロータ13
がさらに回転し、ローラ23がインナカムリング24の
カム山に乗り上げ、プランジャ20が径方向内側に移動
し始めると、燃料加圧室21内の燃料が加圧される。燃
料加圧室21で加圧された燃料が一定圧以上になり、分
配通路16と燃料圧送通路25とが連通すると、燃料加
圧室21内の高圧燃料が連通路17、分配通路16及び
燃料圧送通路25,26を経てデリバリバルブ27から
インジェクタに供給される。かかる場合、噴射圧力及び
噴射率は図示の如く推移する。
【0031】(3)スピル行程 圧送行程中に電磁スピル弁40のソレノイド部41への
通電がオフされると、圧縮コイルばね63の付勢力によ
りニードル弁59がニードルボディ58の弁座58aか
ら離れ、燃料ギャラリ14と高圧燃料室61とが連通す
る。すると、燃料加圧室21内の高圧燃料がニードル弁
59と弁座58aとの間隙を通り、さらに所定のスピル
通路を経て燃料ギャラリ14にスピルされる。この場
合、連通路17、燃料通路15、環状ギャラリ68、連
通路69及び燃料通路62aが燃料のスピル通路に相当
する。つまり、本スピル通路は、前記吸入行程で述べた
吸入通路と兼用していることとなる。
通電がオフされると、圧縮コイルばね63の付勢力によ
りニードル弁59がニードルボディ58の弁座58aか
ら離れ、燃料ギャラリ14と高圧燃料室61とが連通す
る。すると、燃料加圧室21内の高圧燃料がニードル弁
59と弁座58aとの間隙を通り、さらに所定のスピル
通路を経て燃料ギャラリ14にスピルされる。この場
合、連通路17、燃料通路15、環状ギャラリ68、連
通路69及び燃料通路62aが燃料のスピル通路に相当
する。つまり、本スピル通路は、前記吸入行程で述べた
吸入通路と兼用していることとなる。
【0032】燃料がスピルされると、燃料加圧室21及
び燃料圧送通路26の燃料圧力が低下してデリバリバル
ブ27が閉弁し、それによりインジェクタへの燃料供給
が終了する。即ち、燃料噴射が終了する。前記、(1)
吸入行程、(2)圧送行程、(3)スピル行程を繰り返
すことにより、燃料噴射量及び燃料噴射時期を精度良く
制御することができる。
び燃料圧送通路26の燃料圧力が低下してデリバリバル
ブ27が閉弁し、それによりインジェクタへの燃料供給
が終了する。即ち、燃料噴射が終了する。前記、(1)
吸入行程、(2)圧送行程、(3)スピル行程を繰り返
すことにより、燃料噴射量及び燃料噴射時期を精度良く
制御することができる。
【0033】以下、本実施の形態における燃料噴射ポン
プ10の効果を説明する。 (a)本実施の形態では、ニードルボディ58をシリン
ダ12の貫通孔12aに嵌挿配置させるようにしたた
め、例えばニードルボディ58を圧入したり又はかしめ
固定したりする場合とは異なり、ニードルボディ締め付
け固定時におけるシリンダ12の歪みを解消することが
できる。その結果、分配ロータ13の円滑なる回転動作
を実現することができる。
プ10の効果を説明する。 (a)本実施の形態では、ニードルボディ58をシリン
ダ12の貫通孔12aに嵌挿配置させるようにしたた
め、例えばニードルボディ58を圧入したり又はかしめ
固定したりする場合とは異なり、ニードルボディ締め付
け固定時におけるシリンダ12の歪みを解消することが
できる。その結果、分配ロータ13の円滑なる回転動作
を実現することができる。
【0034】併せて、本実施の形態によれば、燃料加圧
室21から電磁スピル弁40までの燃料通路長が短縮さ
れる。このため、燃料加圧容積が減少するのでプランジ
ャ20による燃料加圧効率が向上する。さらに、前記燃
料通路長が短縮されることによりスピル時の圧力損失が
低減するので、燃料が素早くスピルされ燃料の噴射切れ
が向上する。
室21から電磁スピル弁40までの燃料通路長が短縮さ
れる。このため、燃料加圧容積が減少するのでプランジ
ャ20による燃料加圧効率が向上する。さらに、前記燃
料通路長が短縮されることによりスピル時の圧力損失が
低減するので、燃料が素早くスピルされ燃料の噴射切れ
が向上する。
【0035】(b)また、ニードルボディ58の下端に
圧縮コイルばね64を配設し、この圧縮コイルばね64
の付勢力によりニードルボディ58をリフトストッパ5
6に押し付けるようにした。そのため、ポンプハウジン
グ4の材質(例えばアルミ)とシリンダ12の材質(例
えば鉄)との温度特性の違い、即ち熱膨張係数の違いか
らポンプハウジング4及びシリンダ12間の距離が変化
しても、ニードルボディ58は常にリフトストッパ56
に当接した状態で保持される。つまり、温度特性等に起
因してポンプハウジング4又はシリンダ12の寸法が変
化しても、ニードルボディ58は電磁スピル弁40の一
体構造として変位し、この際にシリンダ12に歪みを生
じることもない。そのため、ニードル弁リフト量が変動
して調整誤差を生じるといった不具合を招くことがな
く、常に最適な噴射量制御が実現できる。
圧縮コイルばね64を配設し、この圧縮コイルばね64
の付勢力によりニードルボディ58をリフトストッパ5
6に押し付けるようにした。そのため、ポンプハウジン
グ4の材質(例えばアルミ)とシリンダ12の材質(例
えば鉄)との温度特性の違い、即ち熱膨張係数の違いか
らポンプハウジング4及びシリンダ12間の距離が変化
しても、ニードルボディ58は常にリフトストッパ56
に当接した状態で保持される。つまり、温度特性等に起
因してポンプハウジング4又はシリンダ12の寸法が変
化しても、ニードルボディ58は電磁スピル弁40の一
体構造として変位し、この際にシリンダ12に歪みを生
じることもない。そのため、ニードル弁リフト量が変動
して調整誤差を生じるといった不具合を招くことがな
く、常に最適な噴射量制御が実現できる。
【0036】(c)本実施の形態では、ニードルボディ
58及びニードル弁59を燃料ギャラリ14内に浸漬状
態で配置し、それと共にニードル弁上部室77及びニー
ドル弁下部室78に燃料ギャラリ14内の燃料圧が同等
に作用する構成とした。従って、燃料スピル時において
燃料の圧力脈動が発生しても、その圧力脈動がニードル
弁上部室77及びニードル弁下部室78に殆ど遅れなく
作用し、適切なるニードル弁59の開閉動作が保持でき
る。即ち、ニードル弁59の上下方向の圧力バランスを
安定状態で保つことができる。また、ニードル弁59の
開閉動作に伴うバウンスが早期に減衰させることができ
る。その結果、電磁スピル弁40による燃料切れを向上
させることができ、ひいてはエンジン高回転域において
も精度の高い燃料噴射動作を実現することができる。
58及びニードル弁59を燃料ギャラリ14内に浸漬状
態で配置し、それと共にニードル弁上部室77及びニー
ドル弁下部室78に燃料ギャラリ14内の燃料圧が同等
に作用する構成とした。従って、燃料スピル時において
燃料の圧力脈動が発生しても、その圧力脈動がニードル
弁上部室77及びニードル弁下部室78に殆ど遅れなく
作用し、適切なるニードル弁59の開閉動作が保持でき
る。即ち、ニードル弁59の上下方向の圧力バランスを
安定状態で保つことができる。また、ニードル弁59の
開閉動作に伴うバウンスが早期に減衰させることができ
る。その結果、電磁スピル弁40による燃料切れを向上
させることができ、ひいてはエンジン高回転域において
も精度の高い燃料噴射動作を実現することができる。
【0037】(d)本実施の形態では、アーマチュア室
52とカム室28とを連通路70を介して連通させるよ
うにした。そのため、アーマチュア室52は低圧になる
と共にその圧力脈動が低減でき、アーマチュア室52の
圧力脈動に起因する閉弁バウンスの発生が早期に減衰で
きる。
52とカム室28とを連通路70を介して連通させるよ
うにした。そのため、アーマチュア室52は低圧になる
と共にその圧力脈動が低減でき、アーマチュア室52の
圧力脈動に起因する閉弁バウンスの発生が早期に減衰で
きる。
【0038】(e)シリンダ12の内壁に溝12bを形
成して環状ギャラリ18を設けているため、分配ロータ
13に溝を形成して環状ギャラリを設ける場合に比べ、
分配ロータ13の回転運動に伴うスピル燃料流れの方向
性か少なくなる。このため、分配ロータ13の回転位置
にかかわらず燃料が安定してスピルされる。
成して環状ギャラリ18を設けているため、分配ロータ
13に溝を形成して環状ギャラリを設ける場合に比べ、
分配ロータ13の回転運動に伴うスピル燃料流れの方向
性か少なくなる。このため、分配ロータ13の回転位置
にかかわらず燃料が安定してスピルされる。
【0039】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について図5を用いて説明する。但し、本
実施の形態の構成において、上述した第1の実施の形態
と同等であるものについてはその説明を省略する。そし
て、以下には第1の実施の形態との相違点を中心に説明
する。
の実施の形態について図5を用いて説明する。但し、本
実施の形態の構成において、上述した第1の実施の形態
と同等であるものについてはその説明を省略する。そし
て、以下には第1の実施の形態との相違点を中心に説明
する。
【0040】つまり、本実施の形態では、前記図1の圧
縮コイルばね64を廃止し、ニードルボディ58の下端
面をポンプハウジング4に形成された平坦部81に載置
させている。この場合、ソレノイドハウジング43とリ
フトストッパ56の締め付け力がニードルボディ58を
介してポンプハウジング4にて受け止められる。従っ
て、例えば温度特性に起因してポンプハウジング4及び
シリンダ12間の距離が変化したとしても、ニードルボ
ディ58は常に電磁スピル弁40の一体構造として変位
し、この際にシリンダ12に歪みを生じることもない。
そのため、ニードル弁リフト量が変化する等の調整誤差
を生じることはなく、常に最適な噴射量制御が実現でき
る。
縮コイルばね64を廃止し、ニードルボディ58の下端
面をポンプハウジング4に形成された平坦部81に載置
させている。この場合、ソレノイドハウジング43とリ
フトストッパ56の締め付け力がニードルボディ58を
介してポンプハウジング4にて受け止められる。従っ
て、例えば温度特性に起因してポンプハウジング4及び
シリンダ12間の距離が変化したとしても、ニードルボ
ディ58は常に電磁スピル弁40の一体構造として変位
し、この際にシリンダ12に歪みを生じることもない。
そのため、ニードル弁リフト量が変化する等の調整誤差
を生じることはなく、常に最適な噴射量制御が実現でき
る。
【0041】なお、本発明は、上記実施の形態の他に以
下の形態にて具体化できる。 (1)上記実施の形態では、燃料の吸入通路とスピル通
路とを共通化して構成したが、これら両通路を別個に設
けるようにしてもよく、かかる構成においても本発明の
目的が達成させる。
下の形態にて具体化できる。 (1)上記実施の形態では、燃料の吸入通路とスピル通
路とを共通化して構成したが、これら両通路を別個に設
けるようにしてもよく、かかる構成においても本発明の
目的が達成させる。
【0042】(2)上記実施の形態では、プランジャ2
0のリフト開始前にソレノイド部41への通電を開始す
る通常の噴射量制御を行ったが、プレストローク期間を
設定し、プランジャ20のリフト開始後に通電を開始す
るように制御内容を変更してもよい。かかる場合、ニー
ドル弁59の開閉いずれの動作時にもその挙動が安定す
ることにより、噴射立ち上がり及び噴射切れが鋭くな
り、燃料噴射量の制御精度をより一層高めることができ
る。
0のリフト開始前にソレノイド部41への通電を開始す
る通常の噴射量制御を行ったが、プレストローク期間を
設定し、プランジャ20のリフト開始後に通電を開始す
るように制御内容を変更してもよい。かかる場合、ニー
ドル弁59の開閉いずれの動作時にもその挙動が安定す
ることにより、噴射立ち上がり及び噴射切れが鋭くな
り、燃料噴射量の制御精度をより一層高めることができ
る。
【図1】発明の実施の形態における分配型燃料噴射ポン
プを示す断面図(図3のI−I線断面図)。
プを示す断面図(図3のI−I線断面図)。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】分配型燃料噴射ポンプの全体を示す断面図。
【図4】燃料噴射ポンプの動作を説明するためのタイム
チャート。
チャート。
【図5】第2の実施の形態における分配型燃料噴射ポン
プを示す断面図。
プを示す断面図。
4…ポンプハウジング、10…燃料噴射ポンプ(分配型
燃料噴射ポンプ)、12…シリンダ、12a…孔部とし
ての貫通孔、13…分配ロータ、21…燃料加圧室、4
0…電磁スピル弁、56…押付部材としてのリフトスト
ッパ、58…筒体としてのニードルボディ、59…弁体
としてのニードル弁、64…付勢手段としての圧縮コイ
ルばね。
燃料噴射ポンプ)、12…シリンダ、12a…孔部とし
ての貫通孔、13…分配ロータ、21…燃料加圧室、4
0…電磁スピル弁、56…押付部材としてのリフトスト
ッパ、58…筒体としてのニードルボディ、59…弁体
としてのニードル弁、64…付勢手段としての圧縮コイ
ルばね。
Claims (3)
- 【請求項1】エンジンと同期して回転する分配ロータ
と、 前記分配ロータを回転可能に支持すると共に、前記燃料
加圧室の高圧燃料をスピルさせるためのスピル通路の一
部を形成するシリンダと、 ポンプハウジングに締付固定され、前記スピル通路を断
続するための弁体を有する電磁弁とを備える分配型燃料
噴射ポンプであって、 前記シリンダには、前記分配ロータの回転軸方向に略直
交する方向に延びる孔部を形成し、同孔部には前記弁体
を摺動可能に支持するための筒体を嵌挿配置したことを
特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】前記孔部の内壁と前記筒体の外壁との間に
所定の微小クリアランスを設けた請求項1に記載の分配
型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項3】前記電磁弁の締め付け固定時に前記筒体を
押し付ける押付部材と、前記電磁弁の締付方向に抗する
方向に前記筒体を付勢する付勢手段とを備えた請求項1
又は2に記載の分配型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31832195A JPH09158809A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 分配型燃料噴射ポンプ |
| GB9606121A GB2311336B (en) | 1995-03-22 | 1996-03-22 | Distributor type fuel injection pump |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31832195A JPH09158809A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09158809A true JPH09158809A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18097887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31832195A Pending JPH09158809A (ja) | 1995-03-22 | 1995-12-06 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09158809A (ja) |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP31832195A patent/JPH09158809A/ja active Pending
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